以下、図面を参照して本発明を実施する為の形態について説明する。なお、本実施形態では一例として、本発明を適用した場合の移動通信システムの実施形態について説明する。
[1.実施形態]
[1.1.システム概要]
図1は、本実施形態における移動通信システムの概略を説明する為の図である。本図に示すように、移動通信システム1は、移動端末装置UE_A10とアクセスネットワークとコアネットワーク_A90とPDN(Packet Data Network)_A5により構成されている。ここで、UE_A10は無線接続可能な端末装置であればよく、UE(User Equipment)、ME(Mobile Equipment)、MS(Mobile Station)、又はCIoT(Cellular Internet of Things)端末(CIoT UE)等でもよい。なお、CIoT端末とはコアネットワーク_A90へ接続可能なIoT(Internet of Things)端末であり、IoT端末とは、スマートフォン等の携帯電話端末を含み、パソコンやセンサー装置等の様々なIT(Information Technology)機器でよい。
また、UE_A10は、アクセスネットワーク及び/又はコアネットワーク_A90と接続する事ができる。さらに、UE_A10は、アクセスネットワーク及び/又はコアネットワーク_A90を介してPDN_A5と接続する事ができ、さらにPDN_A5との間でユーザデータを送受信する。なお、ユーザデータとは、UE_A10とPDN_A5との間で送受信するデータでよい。さらに、ユーザデータの送受信(通信)はPDU(Protocol Data Unit、又はPacket Data Unit)セッションを用いて実施されてもよい。さらに、ユーザデータの通信は、IP(Internet Protocol)通信に限らず、non-IP通信でもよい。
ここで、PDUセッションは、UE_A10とPDN_A5との間のユーザデータの送受信等を行うPDU接続サービスを提供する為、UE_A10とPDN_A5との間で確立される接続性である。より具体的には、PDUセッションは、UE_A10と外部ゲートウェイとの間で確立する接続性でよい。ここで、外部ゲートウェイは、PGW(Packet Data Network Gateway)_A30やSCEF(ServiceCapability Exposure Function)_A46等のコアネットワーク_A90とPDN_A5を接続する装置でよい。
また、PDUセッションは、UE_A10と、コアネットワーク_A90及び/又はPDN_A5との間でユーザデータを送受信する為に確立される通信路でもよく、PDUを送受信する為の通信路でもよい。さらに、PDUセッションは、UE_A10と、コアネットワーク_A90及び/又はPDN_A5との間で確立されるセッションでもよく、移動通信システム1内の各装置間の1又は複数のベアラ等の転送路で構成される論理的な通信路でもよい。より具体的には、PDUセッションは、UE_A10が、コアネットワーク_A90と外部ゲートウェイとの間に確立するコネクションでもよく、UE_A10と、PGW_A30及び/又はSCEF_A46との間に確立するPDNコネクション(Packet Data Network Connection)等のコネクションでもよい。
なお、PDUセッションは、eNB(evolved NodeB)_A45及び/又はSGW(ServingGateway)_A35を介したUE_A10とPGW_A30との間の接続性及び/又はコネクションでもよいし、eNB_A45及び/又はMME_A40を介したUE_A10とSCEF_A46との間の接続性及び/又はコネクションでもよい。ここで、アクセスネットワーク内の装置及びSGW_A35を介して、UE_A10とPGW_A30との間で確立されるPDUセッションを第1のPDUセッションと定義し、アクセスネットワーク内の装置及びMME_A40を介して、UE_A10とSCEF_A46との間で確立されるPDUセッションを第2のPDUセッションと定義する。
なお、UE_A10は、PDN_A5に配置するアプリケーションサーバー等の装置と、PDUセッションを用いてユーザデータの送受信を実行する事ができる。言い換えると、PDUセッションは、UE_A10とPDN_A5に配置するアプリケーションサーバー等の装置とが送受信するユーザデータを転送する事ができる。さらに、各装置(UE_A10、アクセスネットワーク内の装置、及び/又はコアネットワーク_A90内の装置)は、PDUセッションに対して、1又は複数の識別情報を対応づけて管理してもよい。なお、これらの識別情報には、APN(AccessPoint Name)、TFT(Traffic Flow Template)、セッションタイプ、アプリケーション識別情報、PDN_A5の識別情報、NSI(Network Slice Instance)識別情報、及びアクセスネットワーク識別情報のうち、少なくとも1つが含まれてもよいし、その他の情報がさらに含まれてもよい。さらに、PDUセッションを複数確立する場合には、PDUセッションに対応づけられる各識別情報は、同じ内容でもよいし、異なる内容でもよい。
また、IP通信とは、IPを用いたデータの通信の事であり、IPヘッダが付与されたIPパケットの送受信によって実現されるデータ通信の事である。なお、IPパケットを構成するペイロード部にはUE_A10が送受信するユーザデータが含まれてよい。また、non-IP通信とは、IPを用いないデータの通信の事であり、IPヘッダが付与されていないデータの送受信によって実現されるデータ通信の事である。例えば、non-IP通信は、IPパケットが付与されていないアプリケーションデータの送受信によって実現されるデータ通信でもよいし、マックヘッダやEthernet(登録商標)フレームヘッダ等の別のヘッダを付与してUE_A10が送受信するユーザデータを送受信してもよい。
さらに、PDN_A5は、UE_A10に通信サービスを提供するDN(Data Network)である。なお、DNは、パケットデータサービス網として構成されてもよいし、サービス毎に構成されてもよい。さらに、PDN_A5は、接続された通信端末を含んでもよい。従って、PDN_A5と接続するという事は、PDN_A5に配置された通信端末やサーバ装置と接続するという事でもよい。さらに、PDN_A5との間でユーザデータを送受信するという事は、PDN_A5に配置された通信端末やサーバ装置とユーザデータを送受信するという事でもよい。
さらに、アクセスネットワークは、UE_A10及び/又はコアネットワーク_A90と接続した無線ネットワークの事である。アクセスネットワークは、3GPPアクセスネットワークでもよく、non-3GPPアクセスネットワークでもよい。なお、3GPPアクセスネットワークは、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)_A80、UTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)_A20、GERAN(GSM(登録商標) EDGE Radio AccessNetwork)_A25、NextGen RAN(Next Generation Radio AccessNetwork)_A120でもよく、non-3GPPアクセスネットワークは、WLAN ANb75、WLAN ANa70、WLAN ANc125でもよい。なお、UE_A10はコアネットワーク_A90に接続する為に、アクセスネットワークに接続してもよく、アクセスネットワークを介してコアネットワーク_A90に接続してもよい。
さらに、コアネットワーク_A90は、アクセスネットワーク及び/又はPDN_A5と接続した移動通信事業者(Mobile Operator)が運用するIP移動通信ネットワークの事である。コアネットワーク_A90は、移動通信システム1を運用、管理する移動通信事業者の為のコアネットワークでもよいし、MVNO(MobileVirtual Network Operator)等の仮想移動通信事業者の為のコアネットワークでもよい。また、コアネットワーク_A90はCIoT端末を収容する為のコアネットワークでもよい。なお、コアネットワーク_A90は、EPS(Evolved Packet System)を構成するEPC(Evolved Packet Core)でもよく、NextGenSystem(Next Generation System) を構成するNextGen Core(NextGeneration Core)でもよい。
次に、コアネットワーク_A90の構成例を説明する。本実施形態では2つのコアネットワーク_A90の構成例を説明する。なお、コアネットワーク_A90は、第1のコアネットワーク、第2のコアネットワーク、又はこれらの組み合わせでもよい。また、第1のコアネットワークはEPCでもよく、第2のコアネットワークはNextGen Coreでもよい。さらに、第1のコアネットワーク及び/又は第2のコアネットワークは、IoTの為に最適化されたシステムで構成されてよい。
ここで、コアネットワーク_A90は、1又は複数のNSIによって構成されてもよい。なお、NSIとは、NST(Network Slice Template)を用いて生成されるネットワークスライス(Network Slice)の実体である。また、NSTとは、要求される通信サービスやcapabilityを提供する為の1又は複数のNF(Network Function)と関連するリソース要求が含まれる、NSIを生成する為のテンプレートである。つまり、NSIとは、複数のNFにより構成されたコアネットワーク内の集合体でよい。また、NSIはサービス等によって配送されるユーザデータを分ける為に構成された論理的なネットワークでよい。
ここで、NFとは、ネットワーク内に構成される処理機能である。つまり、NFは、MMEやSGWやPGW等の機能装置でもよいし、MM(Mobility Management)やSM(Session Management)等の機能やcapability情報でもよい。
また、NFは、単一の機能を実現する為の機能装置でもよいし、複数の機能を実現する為の機能装置でもよい。例えば、MM機能を実現する為のNFと、SM機能を実現する為のNFとが別々に存在してもよいし、MM機能とSM機能との両方の機能を実現する為のNFが存在してもよい。
まず、図2にコアネットワーク_A90が第1のコアネットワークである場合のコアネットワーク_A90の構成の1例を示す。図2(a)のコアネットワーク_A90は、HSS(Home Subscriber Server)_A50、AAA(AuthenticationAuthorization Accounting)_A55、PCRF(Policy and ChargingRules Function)_A60、PGW_A30、ePDG(enhancedPacket Data Gateway)_A65、SGW_A35、MME(Mobility Management Entity)_A40、SGSN(ServingGPRS Support Node)_A42、SCEF_A46により構成される。また、コアネットワーク_A90は、複数の無線アクセスネットワーク(E-UTRAN_A80、WLAN ANb75、WLAN ANa70、UTRAN_A20、GERAN_A25)に接続する事ができる。
無線アクセスネットワークは、複数の異なるアクセスネットワークに接続した構成でもよいし、いずれか1つのアクセスネットワークに接続した構成でもよい。さらに、UE_A10は無線アクセスネットワークに無線接続する事ができる。さらに、WLANアクセスシステムで接続可能なアクセスネットワークは、ePDG_A65を介してコアネットワークへ接続するWLANアクセスネットワークb(WLAN ANb75)、又はPGW_A30とPCRF_A60とAAA_A55とに接続するWLANアクセスネットワークa(WLAN ANa70)とによって構成する事が可能である。なお、各装置はEPSを利用した移動通信システムにおける従来の装置と同様に構成される為、詳細な説明は省略する。以下、各装置の簡単な説明をする。
PGW_A30は、PDN_A5とSGW_A35とePDG_A65とWLANANa70とPCRF_A60とAAA_A55とに接続されており、PDN_A5及び/又はDNとコアネットワーク_A90とのゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置である。なお、PGW_A30は、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。さらに、PGW_A30は、IP通信を転送する機能を持っていてもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。なお、こうしたゲートウェイはコアネットワーク_A90に複数配置されてよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_A90と単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。さらに、PGW_A30は、User plane CIoT EPS optimization及び/又はControl plane CIoT EPS optimizationを用いて送受信されるユーザデータの為のゲートウェイとして機能してもよい。
ここで、User plane CIoT EPS optimizationとは、各装置が、U-Plane(User Plane)を用いてユーザデータを送受信する通信方法である。さらに、User plane CIoT EPS optimizationは、各装置が、サービスリクエスト手続き(Service Request Procedure)を用いる事なく、アイドルモード(ECM-IDLEmode(EMM-IDLE modeとも称する))からアクティブモード(ECM-CONNECTED mode(EMM-CONNECTED modeとも称する))に遷移する事ができる通信方法でもよいし、アイドルモードに遷移する際に、各装置が、コンテキストの一部を保持する事ができる通信方法でもよい。なお、U-Planeとは、制御メッセージを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。
また、Control plane CIoT EPS optimizationとは、各装置が、C-Plane(Control Plane)を用いてユーザデータを送受信する通信方法である。なお、C-Planeとは、制御メッセージを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。
さらに、PGW_A30は、PDN_A5との接点を持ったユーザデータの転送を行うUPファンクション(U-Plane Function 、又はU-Plane Network Function)でもよく、PDN_A5とコアネットワーク_A90との間でユーザデータを転送する為のゲートウェイであるUP GW(UserPlane Gateway)でもよい。さらに、PGW_A30は、ATSSS(Access Traffic Steering, Switching and Splitting)を実現する為のATSSSファンクションでもよい。より詳細には、PGW_A30は、UPファンクションとPolicyファンクションとに接続されてもよいし、U-Planeを介してUE_A10と接続されてもよい。
SGW_A35は、PGW_A30とMME_A40とE-UTRAN_A80とSGSN_A42とUTRAN_A20とに接続されており、コアネットワーク_A90と3GPPのアクセスネットワーク(UTRAN_A20、GERAN_A25、E-UTRAN_A80)とのゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置である。さらに、SGW_A35は、User plane CIoT EPS optimization、及び/又はControl plane CIoT EPS optimizationを用いて送受信されるユーザデータの為のゲートウェイとして機能してもよい。
さらに、SGW_A35は、アクセスネットワークとの接点を持ったユーザデータの転送を行うUPファンクションでもよく、アクセスネットワークとコアネットワーク_A90との間でユーザデータを転送する為のゲートウェイであるUP GW(User Plane Gateway)でもよい。
MME_A40は、SGW_A35とアクセスネットワークとHSS_A50とSCEF_A46とに接続されており、アクセスネットワークを経由してUE_A10のモビリティ管理を含む位置情報管理と、アクセス制御を行う制御装置である。さらに、MME_A40は、UE_A10が確立するセッションを管理するセッション管理装置としての機能を含んでもよい。また、コアネットワーク_A90には、こうした制御装置を複数配置してもよく、例えば、MME_A40とは異なる位置管理装置が構成されてもよい。MME_A40とは異なる位置管理装置は、MME_A40と同様に、SGW_A35とアクセスネットワークとSCEF_A46とHSS_A50と接続されてよい。
また、コアネットワーク_A90内に複数のMMEが含まれている場合、MME同士が接続されてもよい。これにより、MME間で、UE_A10のコンテキストの送受信が行われてもよい。このように、MME_A40は、UE_A10とモビリティ管理やセッション管理に関連する制御情報を送受信する管理装置であり、言い換えるとコントロールプレーン(Control Plane)の制御装置であればよい。
さらに、MME_A40はコアネットワーク_A90に含まれて構成される例を説明したが、MME_A40は1又は複数のコアネットワーク又はNSIに構成される管理装置でもよいし、1又は複数のコアネットワーク又はNSIに接続される管理装置でもよい。ここで、複数のNSIは単一の通信事業者によって運用されてもよいし、それぞれ異なる通信事業者によって運用されてもよい。
また、MME_A40は、コアネットワーク_A90とアクセスネットワークとの間のゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置でもよい。なお、MME_A40がゲートウェイとなって送受信されるユーザデータは、スモールデータでもよい。言い換えると、MME_A40は、Control plane CIoT EPS optimizationを用いて送受信されるユーザデータの為のゲートウェイとして機能してもよい。
さらに、MME_A40は、UE_A10等のモビリティ管理の役割を担うNFでもよく、PDUセッション等のセッション管理の役割を担うNFでもよく、1又は複数のNSIを管理するNFでもよい。また、MME_A40は、これらの1又は複数の役割を担うNFでよい。なお、NFは、コアネットワーク_A90内に1又は複数配置される装置でもよく、制御情報及び/又は制御メッセージの為のCPファンクション(Control Plane Function、又はControl PlaneNetwork Function)でもよく、複数のネットワークスライス間で共有される共有CPファンクションでもよい。
HSS_A50は、MME_A40とAAA_A55とSCEF_A46とに接続されており、加入者情報の管理を行う管理ノードである。HSS_A50の加入者情報は、例えばMME_A40のアクセス制御の際に参照される。さらに、HSS_A50は、MME_A40とは異なる位置管理装置と接続されていてもよい。
AAA_A55は、PGW_A30とHSS_A50とPCRF_A60とWLANANa70とに接続されており、WLAN ANa70を経由して接続するUE_A10のアクセス制御を行う。
PCRF_A60は、PGW_A30とWLAN ANa75とAAA_A55とPDN_A5とに接続されており、データ配送に対するQoS管理を行う。例えば、UE_A10とPDN_A5間の通信路のQoSの管理を行う。さらに、PCRF_A60は、各装置がユーザデータを送受信する際に用いるPCC(Policy and Charging Control)ルール、及び/又はルーティングルールを作成、及び/又は管理する装置でもよい。
また、PCRF_A60は、ポリシーを作成及び/又は管理するPolicyファンクションでもよい。より詳細には、PCRF_A60は、ATSSSファンクションとUPファンクションとに接続されていてもよいし、ATSSS機能の為のルール(ATSSS Function rules)を作成及び/又は管理する装置でもよい。
ePDG_A65は、PGW_A30とWLAN ANb75とに接続されており、コアネットワーク_A90とWLAN ANb75とのゲートウェイとしてユーザデータの配送を行う。
SGSN_A42は、UTRAN_A20とGERAN_A25とSGW_A35とに接続されており、3G/2Gのアクセスネットワーク(UTRAN/GERAN)とLTEのアクセスネットワーク(E-UTRAN)との間の位置管理の為の制御装置である。さらに、SGSN_A42は、PGW及びSGWの選択機能、UE_A10のタイムゾーンの管理機能、及びE-UTRANへのハンドオーバー時のMME_A40の選択機能を持つ。
SCEF_A46は、PDN_A5とMME_A40とHSS_A50とに接続されており、PDN_A5及び/又はDNとコアネットワーク_A90とを繋ぐゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置である。言い換えると、SCEF_A46は、Control plane CIoT EPS optimizationを用いて送受信されるユーザデータの為のゲートウェイとして機能してもよい。なお、SCEF_A46は、non-IP通信の為のゲートウェイでもよい。さらに、SCEF_A46は、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。また、こうしたゲートウェイはコアネットワーク_A90に複数配置されてよい。さらに、コアネットワーク_A90と単一のDNを接続するゲートウェイも複数配置されてよい。
また、図2(b)に示すように、各無線アクセスネットワークには、UE_A10が実際に接続される装置(例えば、基地局装置やアクセスポイント装置)等が含まれている。接続に用いられる装置は、無線アクセスネットワークに適応した装置が考えられる。
本実施形態においては、E-UTRAN_A80は、LTE(LongTerm Evolution)のアクセスネットワークであり、eNB_A45を含んで構成される。eNB_A45はE-UTRA(Evolved Universal TerrestrialRadio Access)でUE_A10が接続する無線基地局であり、E-UTRAN_A80には1又は複数のeNB_A45が含まれて構成されてよい。また、複数のeNBは互いに接続してよい。
UTRAN_A20は、3Gのアクセスネットワークであり、RNC(Radio Network Controller)_A24とNB(NodeB)_A22とを含んで構成される。NB_A22は、UTRA(UniversalTerrestrial Radio Access)でUE_A10が接続する無線基地局であり、UTRAN_A20には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。またRNC_A24は、コアネットワーク_A90とNB_A22とを接続する制御部であり、UTRAN_A20には1又は複数のRNCが含まれて構成されてよい。また、RNC_A24は1又は複数のNB_A22と接続されてよい。さらに、RNC_A24は、GERAN_A25に含まれる無線基地局(BSS(Base Station Subsystem)_A26)と接続されてよい。
GERAN_A25は、2Gのアクセスネットワークであり、BSS_A26を含んで構成される。BSS_A26は、GERA(GSM(登録商標)/EDGE Radio Access)でUE_A10が接続する無線基地局であり、GERAN_A25は1又は複数のBSS_A26で構成されてよい。また、複数のBSS_A26は互いに接続してよい。またBSS_A26はRNC_A24と接続してもよい。
WLAN ANa70は、無線LANアクセスネットワークであり、WLAN AP(Wireless Local Area Network Access Point)a72とTWAG(Trusted WLAN Access Gateway)_A74とが含まれて構成される。WLAN APa72は、コアネットワーク_A90を運営する事業者に対して信頼性のあるWLANアクセスシステムでUE_A10が接続する無線基地局であり、WLAN ANa70には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。TWAG_A74は、コアネットワーク_A90とWLAN ANa70のゲートウェイである。また、WLAN APa72とTWAG_A74とは、単一の装置で構成されてもよい。コアネットワーク_A90を運営する事業者とWLAN ANa70を運営する事業者が異なる場合でも、事業者間の契約や規約によりこのような構成での実現が可能となる。
WLAN ANb75は、無線LANアクセスネットワークであり、WLAN APb76を含んで構成される。WLAN APb76は、コアネットワーク_A90を運営する事業者に対して信頼関係が結ばれていない場合に、WLANアクセスシステムでUE_A10が接続する無線基地局であり、WLAN ANb75には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。このように、WLAN ANb75は、コアネットワーク_A90に含まれる装置であるePDG_A65をゲートウェイとしてコアネットワーク_A90に接続される。ePDG_A65は安全性を確保する為のセキュリティー機能を持つ。
次に、コアネットワーク_A90が第2のコアネットワークである場合のコアネットワーク_A90の構成の1例を説明する。図3にコアネットワーク_A90の構成の1例を示す。図3(a)のコアネットワーク_A90は、HSS_A50、PCRF_A60、PGW_A30、SGW_A35、MME_A40、SCEF_A46により構成される。
また、コアネットワーク_A90は、複数の無線アクセスネットワーク(E-UTRAN_A80、NextGen RAN_A120、WLAN ANc125)に接続する事ができる。無線アクセスネットワークは、複数の異なるアクセスネットワークに接続した構成でもよいし、いずれか1つのアクセスネットワークに接続した構成でもよい。さらに、UE_A10は無線アクセスネットワークに無線接続する事ができる。
さらに、3GPPアクセスシステムで接続可能なアクセスネットワークは、E-UTRAN_A80とNextGen RAN_A120とが構成可能である。さらに、WLANアクセスシステムで接続可能なアクセスネットワークは、MME_A40とSGW_A35とに接続するWLANアクセスネットワークc(WLAN ANc125)とが構成可能である。なお、各装置は第1のコアネットワークの装置と同様に構成される為、詳細な説明は省略する。以下、各装置の簡単な説明をする。
PGW_A30は、PDN_A5とSGW_A35とPCRF_A60とに接続される装置である。さらに、SGW_A35は、PGW_A30とMME_A40とE-UTRAN_A80とNextGen RAN_A120とWLAN ANc126とに接続される装置である。さらに、MME_A40は、SGW_A35とE-UTRAN_A80とNextGenRAN_A120とWLAN ANc126とHSS_A50とSCEF_A46に接続される装置である。なお、PGW_A30、SGW_A35、及びMME_A40の役割は、第1のコアネットワークで説明した各装置の役割と同じでよい。また、SCEF_A46、HSS_A50、PCRF_A60の構成及び役割は、第1のコアネットワークで説明した装置と同様の装置でよい。従って、ここでの説明は省略する。
また、図3(b)に示すように、各無線アクセスネットワークには、UE_A10が実際に接続される装置(例えば、基地局装置やアクセスポイント装置)等が含まれている。接続に用いられる装置は、無線アクセスネットワークに適応した装置が考えられる。
本実施形態においては、NextGen RAN_A120は、5Gのアクセスネットワークであり、NextGen BS(Next Generation Base Station)_A122を含んで構成される。NextGen BS_A122はNextGen RA(Next GenerationRadio Access)でUE_A10が接続する無線基地局であり、NextGen RAN_A120には1又は複数のNextGen BS_A122が含まれて構成されてよい。
さらに、NextGen RAN_A120は、E-UTRA及び/又はNextGen RAで構成されるアクセスネットワークでもよい。言い換えると、NextGen RAN_A120には、eNB_A45が含まれてもよいし、NextGen BS_A122が含まれてもよいし、その両方が含まれてもよい。
WLAN ANc125は、無線LANアクセスネットワークであり、WAG_A126が含まれて構成される。WAG(WLAN AccessGateway)_A126は、無線LANアクセスでUE_A10が接続する無線基地局であり、WLAN ANc125には1又は複数のWAG_A126が含まれて構成されてよい。さらに、WAG_A126はコアネットワーク_A90とWLAN ANc125のゲートウェイでもよい。また、WAG_A126は、無線基地局の機能部とゲートウェイの機能部とが別の装置で構成されてもよい。なお、WLAN ANc125は、WLAN ANa70及び/又はWLAN ANb75と同じ構成でもよいし、これらと異なる構成でもよい。
なお、本明細書において、UE_A10が各無線アクセスネットワークに接続されるという事は、各無線アクセスネットワークに含まれる基地局装置やアクセスポイント等に接続される事であり、送受信されるデータや信号等も、基地局装置やアクセスポイントを経由するという事である。
[1.2.装置の構成]
まず、各装置で記憶される識別情報について説明する。IMSI(International MobileSubscriber Identity)は、加入者(ユーザ)の永久的な識別情報であり、UEを使用するユーザに割り当てられる識別情報である。UE_A10及びMME_A40及びSGW_A35が記憶するIMSIは、HSS_A50が記憶するIMSIと等しくてよい。
EMM State/MM Stateは、UE_A10又はMME_A40の移動管理(Mobility management)状態を示す。例えば、EMM State/MM Stateは、UE_A10がネットワークに登録されているEMM-REGISTERED状態(登録状態)、及び/又はUE_A10がネットワークに登録されていないEMM-DEREGISTERD状態(非登録状態)でもよい。また、EMM State/MM Stateは、UE_A10とコアネットワーク_A90間の接続が維持されているECM-CONNECTED状態、及び/又は接続が解放されているECM-IDLE状態でもよい。
GUTI(Globally Unique Temporary Identity)は、UE_A10の一時的な識別情報である。GUTIは、MME_A40の識別情報(GUMMEI(Globally Unique MMEIdentifier))と特定MME_A40内でのUE_A10の識別情報(M-TMSI(M-Temporary Mobile Subscriber Identity))とにより構成される。ME Identityは、UE_A10又はMEのIDであり、例えば、IMEI(InternationalMobile Equipment Identity)やIMEISV(IMEI SoftwareVersion)でもよい。MSISDNは、UE_A10の基本的な電話番号を表す。MME_A40が記憶するMSISDNはHSS_A50の記憶部により示された情報でよい。
MME F-TEIDは、MME_A40を識別する情報である。MME F-TEIDには、MME_A40のIPアドレスが含まれてもよいし、MME_A40のTEID(Tunnel Endpoint Identifier)が含まれてもよいし、これらの両方が含まれてもよい。また、MME_A40のIPアドレスとMME_A40のTEIDは独立して記憶されてもよい。また、MME F-TEIDは、ユーザデータ用の識別情報でもよいし、制御情報用の識別情報でもよい。
SGW F-TEIDは、SGW_A35を識別する情報である。SGW F-TEIDには、SGW_A35のIPアドレスが含まれてもよいし、SGW_A35のTEIDが含まれてもよいし、これら両方が含まれてもよい。また、SGW_A35のIPアドレスとSGW_A35のTEIDとは、独立して記憶されてもよい。また、SGW F-TEIDは、ユーザデータ用の識別情報でもよいし、制御情報用の識別情報でもよい。
PGW F-TEIDは、PGW_A30を識別する情報である。PGW F-TEIDには、PGW_A30のIPアドレスが含まれてもよいし、PGW_A30のTEIDが含まれてもよいし、これらの両方が含まれてもよい。また、PGW_A30のIPアドレスとPGW_A30のTEIDは独立して記憶されてもよい。また、PGW F-TEIDは、ユーザデータ用の識別情報でもよいし、制御情報用の識別情報でもよい。
eNB F-TEIDはeNB_A45を識別する情報である。eNB F-TEIDには、eNB_A45のIPアドレスが含まれてもよいし、eNB_A45のTEIDが含まれてもよいし、これら両方が含まれてもよい。また、eNB_A45のIPアドレスとSGW_A35のTEIDとは、独立して記憶されてもよい。また、eNB F-TEIDは、ユーザデータ用の識別情報でもよいし、制御情報用の識別情報でもよい。
また、APNは、コアネットワーク_A90とDN等の外部ネットワークとを識別する識別情報でよい。さらに、APNは、コアネットワークA_90を接続するPGW_A30等のゲートウェイを選択する情報として用いる事もできる。
なお、APNは、こうしたゲートウェイを識別する識別情報でもよいし、DN等の外部ネットワークを識別する識別情報でもよい。なお、コアネットワーク_A90とDNとを接続するゲートウェイが複数配置される場合には、APNによって選択可能なゲートウェイは複数あってもよい。さらに、APN以外の識別情報を用いた別の手法によって、こうした複数のゲートウェイの中から1つのゲートウェイを選択してもよい。
UE Radio Access Capabilityは、UE_A10の無線アクセス能力を示す識別情報である。UE Network Capabilityは、UE_A10にサポートされるセキュリティーのアルゴリズムと鍵派生関数を含める。MS Network Capabilityは、GERAN_A25及び/又はUTRAN_A20機能をもつUE_A10に対して、SGSN_A42に必要な1又は複数の情報を含める情報である。Access Restrictionは、アクセス制限の登録情報である。eNB Addressは、eNB_A45のIPアドレスである。MMEUE S1AP IDは、MME_A40内でUE_A10を識別する情報である。eNB UE S1AP IDは、eNB_A45内でUE_A10を識別する情報である。
APN in Useは、最近使用されたAPNである。APN in UseはData Network Identifierでもよい。このAPNは、ネットワークの識別情報と、デフォルトのオペレータの識別情報とで構成されてよい。さらに、APN in Useは、PDUセッションの確立先のDNを識別する情報でもよい。
Assigned Session Typeは、PDUセッションのタイプを示す情報である。Assigned Session TypeはAssigned PDN Typeでもよい。PDUセッションのタイプは、IPでもよいし、non-IPでもよい。さらに、PDUセッションのタイプがIPである場合、ネットワークから割り当てられたPDNのタイプを示す情報をさらに含んでもよい。なお、Assigned Session Typeは、IPv4、IPv6、又はIPv4v6でよい。
また、特に記載がない場合には、IP Addressは、UEに割り当てられたIPアドレスである。IPアドレスは、IPv4アドレスでもよいし、IPv6アドレスでもよいし、IPv6プレフィックスでもよい。なお、Assigned Session Typeがnon-IPを示す場合、IP Addressの要素を含まなくてもよい。
SCEF IDは、PDUセッションで用いられているSCEF_A46のIPアドレスである。DefaultBearerは、PDUセッション確立時に取得及び/又は生成する情報であり、PDUセッションに対応づけられたデフォルトベアラ(default bearer)を識別する為のEPSベアラ識別情報である。
EPS Bearer IDは、EPSベアラの識別情報である。また、EPS Bearer IDは、SRB(Signalling Radio Bearer)及び/又はCRB(Control-plane Radio bearer)を識別する識別情報でもよいし、DRB(Data Radio Bearer)を識別する識別情報でもよい。TI(TransactionIdentifier)は、双方向のメッセージフロー(Transaction)を識別する識別情報である。なお、EPS Bearer IDは、デディケイテッドベアラ(dedicated bearer)を識別するEPSベアラ識別情報でよい。したがって、デフォルトベアラとは異なるEPSベアラを識別する識別情報でよい。TFTは、EPSベアラと関連づけられた全てのパケットフィルターを示す。TFTは送受信するユーザデータの一部を識別する情報であり、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連付けたEPSベアラを用いて送受信する。さらに言い換えると、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連づけたRB(Radio Bearer)を用いて送受信する。また、TFTは、送受信するアプリケーションデータ等のユーザデータを適切な転送路に対応づけるものでもよく、アプリケーションデータを識別する識別情報でもよい。また、UE_A10は、TFTで識別できないユーザデータを、デフォルトベアラを用いて送受信してもよい。また、UE_A10は、デフォルトベアラに関連付けられたTFTを予め記憶しておいてもよい。
Default Bearerは、PDUセッションに対応づけられたデフォルトベアラを識別するEPSベアラ識別情報である。なお、EPSベアラとは、UE_A10とPGW_A30との間で確立する論理的な通信路でもよい。さらに、EPSベアラは、デフォルトベアラでもよく、デディケイテッドベアラでもよい。さらに、EPSベアラは、UE_A10とアクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイントとの間で確立するRBを含んで構成されてよい。さらに、RBとEPSベアラとは1対1に対応づけられてよい。その為、RBの識別情報は、EPSベアラの識別情報と1対1に対応づけられてもよいし、同じ識別情報でもよい。なお、RBは、SRB及び/又はCRBでもよいし、DRBでもよい。また、DefaultBearerは、PDUセッション確立時にUE_A10及び/又はSGW_A35及び/又はPGW_A30がコアネットワーク_A90から取得する情報でよい。
User Identityは、加入者を識別する情報である。UserIdentityは、IMSIでもよいし、MSISDNでもよい。さらに、User Identityは、IMSI、MSISDN以外の識別情報でもよい。Serving Node Informationは、PDUセッションで用いられているMME_A40を識別する情報であり、MME_A40のIPアドレスでよい。
eNB Addressは、eNB_A45のIPアドレスである。eNB IDは、eNB_A45内でUEを識別する情報である。MME Addressは、MME_A40のIPアドレスである。MMEIDは、MME_A40内でUEを識別する情報である。NextGen BS Addressは、NextGen BS_A122のIPアドレスである。NextGen BS IDは、NextGen BS_A122内でUEを識別する情報である。WAG Addressは、WAG_A126のIPアドレスである。WAG IDは、WAG_A126内でのUEを識別する情報である。
モビリティタイプ(Mobility Type)は、モビリティの粒度を示す情報である。さらに、モビリティタイプはサービス継続(Service Continuity)の種類を示す情報でもよいし、サポートするモビリティの種類を示す情報でもよいし、ハンドオーバーに関する情報でもよい。例えば、モビリティタイプは、UE主導のハンドオーバーに対応するモビリティタイプでもよいし、UE主導のハンドオーバーの実行を許さない状態に対応するモビリティタイプであってもよく、ネットワーク主導のハンドオーバーの実行を許さない状態に対応するモビリティタイプでもよい。なお、モビリティタイプはモビリティクラス(Mobility Class)であってもよく、モビリティレベル(Mobilitylevel)でもよい。
Handover Informationは、UE_A10、及び/又はネットワーク(アクセスネットワーク、及び/又はコアネットワーク_A90)のハンドオーバーに関する情報である。Handover Informationは、サポートするハンドオーバーの種類を示す情報でもよいし、各状態におけるハンドオーバーの許可情報でもよい。
なお、サポートするハンドオーバーの種類は、3GPPアクセスネットワーク、又はnon-3GPPアクセスネットワーク内のハンドオーバーでもよいし、3GPPアクセスネットワークとnon-3GPPアクセスネットワークとの間のハンドオーバーでもよい。また、各状態におけるハンドオーバーの許可情報は、アクティブモード、及び/又はアイドルモード時のハンドオーバーを許可する事を示す情報であってよく、アクティブモード、及び/又はアイドルモード時のハンドオーバーを許可しない事を示す情報でもよい。
さらに、Handover Informationは、UEUE-initiated Handover Capability、及び/又はNW UE-initiated Handover Capability、及び/又はUE-initiated Handover allowed、及び/又はNW-initiated Handover allowedを含む情報でよい。
なお、UE UE-initiated Handover Capabilityは、UE_A10がUE主導のハンドオーバーをサポートするか否かを示す能力情報である。さらに、NW UE-initiated Handover Capabilityは、ネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置がUE主導のハンドオーバーをサポートするか否かを示す能力情報である。
また、UE-initiated Handover allowedは、UE主導のハンドオーバーを許可するか否かを示す情報である。UE-initiatedHandover allowedは、UE主導のハンドオーバーを、接続中のセル、及び/又はトラッキングエリア、及び/又はアクセスネットワークで許可するか否かを示す情報でもよいし、一時的に許可するか否かを示す情報でもよい。
さらに、NW-initiated Handover allowedは、ネットワーク主導のハンドオーバーを許可するか否かを示す情報である。NW-initiated Handover allowedは、ネットワーク主導のハンドオーバーを、接続中のセル、及び/又はトラッキングエリア、及び/又はアクセスネットワークで許可するか否かを示す情報でもよいし、一時的に許可するか否かを示す情報でもよい。
以下、各装置の構成について説明する。
[1.2.1.UEの構成]
図4にUE_A10の装置構成を示す。図に示すように、UE_A10は、送受信部_A420と制御部_A400と記憶部_A440とで構成されている。送受信部_A420と記憶部_A440は、制御部_A400とバスを介して接続されている。
制御部_A400はUE_A10を制御する為の機能部である。制御部_A400は、記憶部_A440に記憶されている各種プログラムを読みだして実行する事により各種処理を実現する。
送受信部_A420は、UE_A10がアクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイントに接続し、アクセスネットワークへ接続する為の機能部である。また、送受信部_A420には、外部アンテナ_A410が接続されている。言い換えると、送受信部_A420は、UE_A10がアクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイントと接続する為の機能部である。さらに、送受信部_A420は、UE_A10が、アクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイントから、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信機能部である。
記憶部_A440は、UE_A10の各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部である。記憶部_A440は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。記憶部_A440は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、及び/又は制御情報、及び/又はフラグ、及び/又はパラメータを記憶してもよい。記憶部_A440は、図に示すように、UEコンテキスト542を記憶する。以下、記憶部_A440で記憶される情報要素について説明する。
まず、図5(b)にUEごとに記憶されるUEコンテキストに含まれる情報要素を示す。図に示すように、UEごとに記憶されるUEコンテキストは、IMSI、EMMState、GUTI、ME Identityを含む。
さらに、UEごとに記憶されるUEコンテキストは、Mobility Type、及び/又はHandoverInformationを含んでもよい。
次に、図5(c)にPDUセッションごとに記憶されるPDUセッションごとのUEコンテキストを示す。図に示すように、PDUセッションごとのUEコンテキストは、APN in Use、Assigned Session Type、IP Address(es)、Default Bearerを含む。
さらに、PDUセッションごとに記憶されるUEコンテキストは、Mobility Type、及び/又はHandoverInformationを含んでもよい。
図5(d)は、UEの記憶部で記憶されるベアラごとのUEコンテキストを示す。図に示すように、ベアラごとのUEコンテキストは、EPS Bearer ID、TI、TFTを含む。
[1.2.2.eNB/NextGen BS/WAGの構成]
以下、eNB_A45、NextGen BS_A122、及びWAG_A126の構成について説明する。図6にeNB_A45、NextGen BS_A122、及びWAG_A126の装置構成を示す。図に示すように、eNB_A45、NextGen BS_A122、及びWAG_A126は、ネットワーク接続部_B620と送受信部_B630と制御部_B600と記憶部_B640で構成されている。ネットワーク接続部_B620と送受信部_B630と記憶部_B640は、制御部_B600とバスを介して接続されている。
制御部_B600はeNB_A45を制御する為の機能部である。制御部_B600は、記憶部_B640に記憶されている各種プログラムを読みだして実行する事により各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_B620は、eNB_A45、NextGen BS_A122、及びWAG_A126が、MME_A40及び/又はSGW_A35と接続する為の機能部である。さらに、ネットワーク接続部_B620は、eNB_A45、NextGenBS_A122、及びWAG_A126が、MME_A40及び/又はSGW_A35から、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信部である。
送受信部_B630は、eNB_A45、NextGen BS_A122、及びWAG_A126がUE_A10と接続する為の機能部である。さらに、送受信部_B630は、UE_A10からユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信機能部である。また、送受信部_B630には、外部アンテナ_B610が接続されている。
記憶部_B640は、eNB_A45、NextGen BS_A122、及びWAG_A126の各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部である。記憶部_B640は、例えば、半導体メモリや、HDD等により構成されている。記憶部_B640は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報及び/又は制御情報及び/又はフラグ及び/又はパラメータを記憶してもよい。記憶部_B640は、これらの情報をコンテキストとしてUE_A10毎に記憶してもよい。
さらに、記憶部_B640は、Mobility Type、及び/又はHandover Informationを含んでもよい。
[1.2.3.MMEの構成]
以下、MME_A40の構成について説明する。図7にMME_A40の装置構成を示す。図に示すように、MME_A40は、ネットワーク接続部_C720と制御部_C700と記憶部_C740で構成されている。ネットワーク接続部_C720と記憶部_C740は、制御部_C700とバスを介して接続されている。
制御部_C700はMME_A40を制御する為の機能部である。制御部_C700は、記憶部_C740に記憶されている各種プログラムを読みだして実行する事により各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_C720は、MME_A40が、アクセスネットワーク内の基地局、及び/又はアクセスネットワーク内のアクセスポイント、及び/又はSCEF_A46、及び/又はHSS_A50及び/又はSGW_A35と接続する為の機能部である。さらに、ネットワーク接続部_C720は、MME_A40が、アクセスネットワーク内の基地局、及び/又はアクセスネットワーク内のアクセスポイント、及び/又はSCEF_A46、及び/又はHSS_A50、及び/又はSGW_A35と、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信部である。
記憶部_C740は、MME_A40の各動作に必要なプログラムや、データ等を記憶する機能部である。記憶部_C740は、例えば、半導体メモリやHDD等により構成されている。記憶部_C740は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、及び/又は制御情報、及び/又はフラグ、及び/又はパラメータを記憶してもよい。
記憶部_C740は、図に示すように、MMEコンテキスト742を記憶する。以下、記憶部_C740で記憶される情報要素について説明する。まず、図8(b)にUEごとに記憶されるUEコンテキストに含まれる情報要素を示す。図に示すように、UEごとに記憶されるMMEコンテキストは、IMSI、MSISDN、MM State、GUTI、ME Identity、UERadio Access Capability、UE Network Capability、MS Network Capability、Access Restriction、MME F-TEID、SGW F-TEID、eNB Address、MME UE S1AP ID、eNB UE S1AP ID、NextGen BS Address、NextGen BSID、WAG Address、WAG IDのうち1又は複数を含む。
さらに、UEごとに記憶されるMMEコンテキストは、Mobility Type及び/又はHandoverInformationを含んでもよい。
次に、図9(c)にPDUセッションごとに記憶されるPDUセッションごとのMMEコンテキストを示す。図に示すように、PDUセッションごとのMMEコンテキストは、APN in Use、Assigned Session Type、IP Address(es)、PGW F-TEID、SCEF ID、Default bearerを含む。
さらに、PDUセッションごとのMMEコンテキストは、Mobility Type及び/又はHandoverInformationを含んでもよい。
図9(d)は、ベアラごとに記憶されるベアラごとのMMEコンテキストを示す。図が示すように、ベアラごとに記憶されるMMEコンテキストは、EPS Bearer ID、TI、TFT、SGW F-TEID、PGW F-TEID、MME F-TEID、eNB Address、NextGen BS Address、WAG Address、eNB ID、NextGenBS ID、WAG IDのうち1又は複数を含む。ここで、図8と図9に示すMMEコンテキストに含まれる情報要素は、MMコンテキスト又はEPSベアラコンテキストのいずれかに含まれ、記憶されてもよい。
[1.2.4.SGWの構成]
図10にSGW_A35の装置構成を示す。図に示すように、SGW_A35はネットワーク接続部_D1020と制御部_D1000と記憶部_D1040とで構成されている。ネットワーク接続部_D1020と記憶部_D1040は、制御部_D1000とバスを介して接続されている。
制御部_D1000はSGW_A35を制御する為の機能部である。制御部_D1000は、記憶部_D1040に記憶されている各種プログラムを読みだして実行する事により各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_D1020は、SGW_A35が、アクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイント、及び/又はMME_A40、及び/又はPGW_A30、及び/又はSGSN_A42と接続する為の機能部である。さらに、ネットワーク接続部_D1020は、SGW_A35が、アクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイント、及び/又はMME_A40、及び/又はPGW_A30、及び/又はSGSN_A42から、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信部である。
記憶部_D1040は、SGW_A35の各動作に必要なプログラムや、データ等を記憶する機能部である。記憶部_D1040は、例えば、半導体メモリやHDD等により構成されている。記憶部_D1040は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、及び/又は制御情報、及び/又はフラグ、及び/又はパラメータを記憶してもよい。
記憶部_D1040は、図に示すように、EPSベアラコンテキスト1042を記憶する。なお、EPSベアラコンテキスト1042の中には、UEごとに記憶されるものと、PDUセッションごとに記憶されるものと、ベアラごとに記憶されるものが含まれる。
まず、図11(b)にUEごとに記憶されるEPSベアラコンテキストの情報要素を示す。図に示すように、UEごとに記憶されるEPSベアラコンテキストは、IMSI、MEIdentity、MSISDN、MME F-TEID、SGW F-TEIDを含む。
さらに、EPSベアラコンテキストには、PDUセッションごとに記憶されるPDUセッションごとのEPSベアラコンテキストが含まれる。図11(c)に、PDUセッションごとのEPSベアラコンテキストを示す。図に示すように、PDUセッションごとのEPSベアラコンテキストは、APN in Use、Assigned Session Type、SGW F-TEID、PGW F-TEID、Default Bearer、IP Address(es)を含む。
さらに、EPSベアラコンテキストには、ベアラごとのEPSベアラコンテキストが含まれる。図11(d)は、ベアラごとのEPSベアラコンテキストを示す。図に示すように、ベアラごとのEPSベアラコンテキストは、EPS Bearer ID、TFT、PGW F-TEID、SGWF-TEID、eNB F-TEID、MME Address、NextGen BS Address、WAG Address、MME ID、NextGen BS ID、WAG IDのうち1又は複数を含む。
[1.2.5.PGWの構成]
図10にPGW_A30の装置構成を示す。図に示すように、PGW_A30はネットワーク接続部_D1020と制御部_D1000と記憶部_D1040とで構成されている。ネットワーク接続部_D1020と記憶部_D1040は、制御部_D1000とバスを介して接続されている。
制御部_D1000はPGW_A30を制御する為の機能部である。制御部_D1000は、記憶部_D1040に記憶されている各種プログラムを読みだして実行する事により各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_D1020は、PGW_A30が、SGW_A35、及び/又はPCRF_A60、及び/又はePDG_A65、及び/又はAAA_A55、及び/又はTWAG_A74、及び/又はPDN_A5と接続する為の機能部である。また、ネットワーク接続部_D1020は、PGW_A30が、SGW_A35、及び/又はPCRF_A60、及び/又はePDG_A65、及び/又はAAA_A55、及び/又はTWAG_A74、及び/又はPDN_A5から、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信部である。
記憶部_D1040は、PGW_A30の各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部である。記憶部_D1040は、例えば、半導体メモリやHDD等により構成されている。記憶部_D1040は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、及び/又は制御情報、及び/又はフラグ、及び/又はパラメータを記憶してもよい。
記憶部_D1040は、図に示すように、EPSベアラコンテキスト1042を記憶する。なお、EPSベアラコンテキスト1042の中には、UEごとに記憶されるものと、APNごとに記憶されるものと、PDUセッションごとに記憶されるものと、ベアラごとに記憶されるものとが分かれて記憶されてもよい。
図12(b)は、UEごとに記憶されるEPSベアラコンテキストに含まれる情報要素を示す。図に示すように、UEごとに記憶されるEPSベアラコンテキストは、IMSI、MEIdentity、MSISDN、RAT typeを含む。
次に、図12(c)にAPNごとに記憶されるEPSベアラコンテキストを示す。図に示すように、PGW記憶部のAPNごとに記憶されるEPSベアラコンテキストは、APN in useを含む。なお、APNごとに記憶されるEPSベアラコンテキストは、Data Network Identifierごとに記憶されてもよい。
また、図12(d)にPDUセッションごとに記憶されるPDUセッションごとのEPSベアラコンテキストを示す。図に示すように、PDUセッションごとのEPSベアラコンテキストは、Assigned Session Type、IP Address(es)、SGW F-TEID、PGW F-TEID、Default Bearerを含む。
さらに、図12(e)に、EPSベアラごとに記憶されるEPSベアラコンテキストを示す。図に示すように、EPSベアラコンテキストは、EPS Bearer ID、TFT、SGWF-TEID、PGW F-TEIDを含む。
[1.2.6.SCEFの構成]
図10にSCEF_A46の装置構成を示す。図に示すように、SCEF_A46は、ネットワーク接続部_D1020と制御部_D1000と記憶部_D1040で構成されている。ネットワーク接続部_D1020と記憶部_D1040は、制御部_D1000とバスを介して接続されている。
制御部_D1000はSCEF_A46を制御する為の機能部である。制御部_D1000は、記憶部_D1040に記憶されている各種プログラムを読みだして実行する事により各種処理を実現する。ネットワーク接続部_D1020は、SCEF_A46がコアネットワーク_A90へ接続する為の機能部である。言い換えると、ネットワーク接続部_D1020は、SCEF_A46がMME_A40と接続する為の機能部である。さらに、ネットワーク接続部_D1020は、SCEF_A46が、MME_A40からユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信部である。
記憶部_D1040は、SCEF_A46の各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部である。記憶部_D1040は、例えば、半導体メモリやHDD等により構成されている。記憶部_D1040は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、及び/又は制御情報、及び/又はフラグ、及び/又はパラメータを記憶してもよい。
記憶部_D1040は、図に示すように、EPSベアラコンテキスト1042を記憶する。以下、記憶部_D1040で記憶される情報要素について説明する。図13(b)にEPSベアラコンテキストに含まれる情報要素を示す。図に示すように、EPSベアラコンテキストは、User Identity、APN in Use、EPS Bearer ID、Serving Node Informationを含む。
[1.3.通信手続きの説明]
次に、本実施形態における通信手続きを、図15を用いて説明する。ここで、各手続きの詳細手順を説明する前に、重複説明を避ける為に本実施形態特有の用語や、各手続きに用いる主要な識別情報を予め説明する。
本実施形態におけるフローとは、5タプル、アプリケーションID等で識別されるデータユニット群である。なお、5タプルは、送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号、プロトコル番号で構成されてよい。
本実施形態における第1のアクセスとは、3GPPアクセスでよい。また、本実施形態における説明において、3GPPアクセスとは3GPPアクセスネットワークを指してもよいし、3GPPアクセスシステムを指してもよい。なお、3GPPアクセスシステムとは、各種の3GPPアクセスネットワークを構成する為の無線アクセスシステムでよい。
さらに、本実施形態における第2のアクセスとは、non-3GPPアクセスでよい。また、本実施形態における説明において、non-3GPPアクセスとはnon-3GPPアクセスネットワークを指してもよいし、non-3GPPアクセスシステムを指してもよい。なお、non-3GPPアクセスシステムとは、各種のnon-3GPPアクセスネットワークを構成する為の無線アクセスシステムでよい。
次に、Access Traffic Steeringとは、データフローの送受信の為に最適なアクセスネットワークを選択し、選択したアクセスネットワークを介してデータフローのトラフィックを送受信する手続きの事である。なお、最適なアクセスネットワークの選択は、ネットワークの負荷や、無線の信号品質、データフローに対応づけられたアプリケーション等に基づいて、行われてもよい。また、Access Traffic Steeringは、3GPPアクセスとnon-3GPPアクセスの間で適応可能でよい。
また、Access Traffic Switchingとは、データフローの継続性を維持しつつ、進行中の全データフローのトラフィックを他のアクセスネットワークに移す手続きである。なお、Access Traffic Switchingは、第1のアクセスと第2のアクセスとの間で適応可能でよい。
つまり、Access Traffic Switchingは、セッションに対応づけられたIPアドレスを用いて送受信する1又は複数のデータフローに対して、データフロー毎に第1のアクセスを介した通信路か第2のアクセスを介した通信路を選択してユーザデータを送受信する為の機能、又は通信手続きでよい。言い換えると、1つのIPアドレスを用いてユーザデータを送受信する複数のフローの通信を行う際、フロー毎に、第1のアクセスを介した通信路又は第2のアクセスを介した通信路を選択する事ができる。したがって、ある一時点において、第1のアクセスを介した通信路と第2のアクセスを介した通信路を同時に利用して複数のフローの送受信を実行する事ができる。なお、Access Traffic Switchingは、NBIFOM(IP FlowMobility based on network mobility protocols)で実現されてもよい。
また、Access Traffic Splittingとは、単一のアプリケーション又はサービスに対応づけられた通信のトラヒックを、複数のパス又はPDUセッションに分離する機能である。さらに、Access TrafficSplittingとはこうした機能を実現する手続きであってもよい。例えば、複数のパスとは、第1のアクセスを介したパスと、第2のアクセスを介したパスであってよい。また、複数のPDUセッションとは、第1のアクセスを介したPDUセッションと、第2のアクセスを介したPDUセッションであってよい。このように、Access Traffic Splittingによって、トラヒックは第1のアクセスと第2のアクセスに分散されて送受信されてよい。
ここで、第1のアクセスを介したパス又はPDUセッションには第1のIPアドレスが対応づけられてよい。さらに、第2のアクセスを介したパス又はPDUセッションには第2のIPアドレスが対応づけられてよい。UE_A10は、第1のIPアドレス及び第2のIPアドレスを有し、それらのアドレスを用いて通信を実行してもよい。
なお、UE_A10による各IPアドレスを用いた通信は、IPアドレスに対応づけられたパス又はPDUセッションを用いて通信を実行する。したがって、UE_A10は、IPアドレスを選択することによって、第1のアクセスを介したパス又はPDUセッションか、第2のアクセスを介したパス又はPDUセッションかを選択して各データユニットをUP GWに送信することができる。一方で、他方のピアとなるUP GWは、送信先のUE_A10に割り当てられた、第1のIPアドレス又は第2のIPアドレスを送信先アドレスとして選択することにより、第1のアクセスを介したパス又はPDUセッションか、第2のアクセスを介したパス又はPDUセッションかを選択して各データユニットをUE_A10に送信することができる。
なお、単一のアプリケーション又はサービスに対応づけられた通信において送受信されるトラヒックの各データユニットは、第1のアクセス又は第2のアクセスを介したいずれかの通信路を用いて配送される。言い換えると、ある1つのデータユニットが複製されて複数のパス又はPDUセッションに配送されることはない。
また、単一のアプリケーション又はサービスに対応づけられた通信トラヒックは、単一のデータフローとして管理されてもよい。さらに、パス又はPDUセッションに分離されたデータユニット群は、異なるデータフローとして新たに管理されてもよい。具体的には、単一のデータフローは、第1のデータフローと第2のデータフローに分離して管理してもよい。さらに、第1のデータフローは第1のアクセスを介したパス又はPDUセッションに対応づけて管理し、第2のデータフローは第2のアクセスを介したパス又はPDUセッションに対応づけて管理してもよい。
もしくは、単一のアプリケーション又はサービスに対応づけられた通信トラヒックは、単一のデータフローとして管理されてもよい。この場合、単一のデータフローをョンに分離されたデータユニット群は、引き続き同じデータフローとして管理され続けてもよい。この場合、単一のデータフローにおける各データユニットは、第1のアクセスを介したパス又はPDUセッションか、第2のアクセスを介したパス又はPDUセッションを用いて送受信されてよい。なお、各データユニットを送受信するためのパス又はPDUセッションは、ルーティングルールに基づいて選択されてよい。
なお、Access Traffic Splittingは、MPTCP(MultipathTCP(Transmission Control Protocol))で実現されてもよい。この場合、単一のデータフローとは、MPTCPにより確立するTCPコネクションを用いて通信を行うよう設定された送受信データユニット群であってよい。このように、データフローは、TCPの通信に対応づけられたデータユニット群であってよい。
また、MPTCPとは、複数のパスを同時に用いたピア間の通信を実現するための技術である。さらに、MPTCPは、既存のTCP(Transmission Control Protocol)の拡張で実現されてもよく、アプリケーションに、TCPと同様なサービス、及び/又は機能を提供してもよい。さらに、MPTCPは、独立した複数の通信路を確立する機能と、独立した複数の通信路を用いた通信を実現する機能とを提供してもよい。なお、ピアとは、ユーザデータを送受信する端点であってよい。さらに、ピアとは、MPTCPに基づいたコネクションの端点であってもよい。より具体的には、ピア間とは、UE_A10とUP GWとの間であってもよい。なお、UP GWは、コアネットワーク_A90内の装置であってよく、SGiインターフェースを、サポートしてもよいし、サポートしなくてもよい。また、パスは、ユーザデータの送受信に用いる通信路であってよく、PDUセッションであってもよい。さらに、MPTCPは、複数のTCPコネクションを束ねて1つのTCPコネクションのように見せる技術であってもよい。言い換えると、MPTCPは、送信元及び宛先の各IPアドレスと各ポート番号の対応づけを管理することで、複数のTCPコネクションを束ねてもよい。なお、ポート番号は、TCPのポート番号であってもよい。
つまり、各装置は、MPTCPを用いることで、同じポート番号に対応づけられた通信を、複数のTCPコネクションを用いて実施することができる。なお、ある一時点において、送受信される各データユニットは、マルチアクセスセッションを構成するいずれかのパス又はPDUセッションに対応づけられてよく、対応づけられたパス又はPDUセッションを用いて通信されてもよい。言い換えると、ある1つのデータユニットが複製されて複数のパスに配送されることはない。なお、各装置は、MPTCPを用いてAccess Traffic Splittingを実現してもよい。
また、ルーティングフィルターとは、ルーティングを目的として1又は複数のIPフローを識別する為に用いられる情報であり、詳細には、各フローの通信に用いるIPヘッダのパラメータ群やレンジ群でよい。
言い換えると、ルーティングフィルターは、各フローを識別可能な情報であり、各フローで送受信するIPヘッダのパラメータ群で構成されてよい。なお、IPヘッダのパラメータ群とは、送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号、プロトコル番号等の5タプルのうちの1つ以上を組み合わせた情報でよい。
また、ルーティングアクセスタイプとは、セッションに対応づけられて送受信可能な一又は複数のIPフローの送受信する際に経由するアクセスネットワークのタイプを示す情報でよい。なお、アクセスネットワークのタイプは、第1のアクセス又は第2のアクセスでよい。
また、ルーティングルールとは、ルーティングフィルターとルーティングアクセスタイプとのアソシエーションを可能にする情報であってよい。ルーティングルールは、ルーティングフィルターとルーティングアクセスタイプとを対応づける情報であり、セッションに対応づけられて送受信する一又は複数のフローの各フローに対して、送受信に用いるルーティングアクセスタイプを識別可能な情報であってよい。さらに、こうしたデータフローに対応する各データユニットの送受信に用いるルーティングアクセスタイプを識別可能な情報であってよい。なお、UE_A10及びコアネットワーク_A90は、ルーティングルールを基に、各フローを送受信する通信路を、第1のアクセスを介した通信路か第2のアクセスを介した通信路のいずれかを選択することができる。
又は、ルーティングルールは、ルーティングフィルターに対して複数のルーティングアクセスタイプを対応づけ、ある特定のフローの通信を、複数の通信路を用いて送受信することを示してもよい。この場合、ある特定のフローを送受信する通信路を、第1のアクセスを介した通信路と第2のアクセスを介した通信路を両方用いて通信することができる。言い換えると、ルーティングルールによって、各データフローを送受信する通信路を決定することができる。なお、ある1つのフローの通信において送受信される各データユニットは、第1のアクセス又は第2のアクセスのいずれかを用いて配送される。言い換えると、ある1つのデータユニットが複製されて複数の通信路に配送されることはない。さらに、アクセスネットワークの選択、又は通信路の選択は、ネットワークの負荷や、無線の信号品質、データフローに対応づけられたアプリケーション等に基づいて行われてもよいし、UEポリシー及び/又はオペレータポリシーに基づいて行われてもよい。
本実施形態におけるマルチアクセスセッションは、第1のアクセス又は第2のアクセス、又はその両方を同時に介してトラヒックを配送可能なセッションである。なお、マルチアクセスセッションには、第1のタイプのマルチアクセスセッションがあってもよいし、第2のタイプのマルチアクセスセッションがあってもよい。なお、ここでのセッションはPDUセッションでもよい。
本実施形態における第1のタイプのマルチアクセスセッションは、第1のアクセス又は第2のアクセス、又はその両方を同時に介してトラヒックを配送可能なセッションである。より詳細には、第1のタイプのマルチアクセスセッションは、一又は複数のアクセスを介した通信路を持つ単一のPDUセッションでもよい。この場合、PDUセッションは、複数のアクセスを経由してトラフィックを配送するPDUセッションでもよい。さらに、第1のタイプのマルチアクセスセッションは、各アクセスを介した通信路に対して同一のIPアドレスが対応づけられてもよい。この場合、UE_A10、及び/又はネットワークは、同一のIPアドレスに対応づけられたこれら複数の通信路を用いて、複数のフローの通信を実行してもよいし、1つのIPアドレスを用いて複数のフローの通信を実行してもよい。
なお、各フローは、第1のアクセス又は第2のアクセスのいずれかに対応づけられており、各フローの通信は、一時点において対応づけられたアクセスを介して実行される。さらに、どちらのアクセスを用いて各フローの送受信を行うかは、ルーティングルールを基に決定されてよい。なお、ルーティングルールは、オペレータポリシー及び/又はUEポリシーに基づいて決定されてよい。
さらに、第1のタイプのマルチアクセスセッションは、NBIFOMに基づいたセッションでよい。及び/又は、第1のタイプのマルチアクセスセッションは、Access Traffic Switchingの機能をサポートしたセッションでよい。また、第1のタイプのマルチアクセスセッションは、セッションに対応づけられる1つのIPアドレスを用いて複数のフローの通信を実行可能な単一のセッションでもよい。及び/又は本実施形態における第2のタイプのマルチアクセスセッションは、第1のアクセス又は第2のアクセス、又はその両方を同時に介してトラヒックを配送可能なセッションである。より詳細には、第2のタイプのマルチアクセスセッションは、一又は複数のPDUセッションで構成されるセッションであってもよい。この場合、各PDUセッションは、異なるアクセスを経由してトラヒックを配送するPDUセッションであってよい。さらに、各PDUセッションは、異なるIPアドレスが対応づけられてよい。この場合、UE_A10、及び/又はネットワークは、第2のタイプのマルチアクセスセッションを構成する一又は複数のPDUセッションを用いて、複数のフローの通信を実行してもよいし、一又は複数のIPアドレスを用いて複数のフローの通信を実行してもよい。
さらに、第2のタイプのマルチアクセスセッションは、単一のPDUセッションであってもよい。なお、このPDUセッションには、複数のIPアドレスが割り当てられていてもよい。さらに、これらの各IPアドレスは、それぞれ異なるUP GWから割り当てられてもよい。こうした、複数のUP GWは単一のDNに接続されるGWであってもよいし、それぞれ異なるDNに接続されるGWであってもよい。また、UE_A10とUP GWは、これらの各IPアドレスを用いた通信を異なるアクセスを介して実行してもよい。
なお、各フローの通信は、第1のアクセス又は第2のアクセスのいずれかを用いて通信を行うことも可能であり、さらに、一時点において複数のアクセスを同時に利用して通信することも可能である。さらに、各フローの通信において送受信される各データユニットは、第1のアクセス又は第2のアクセスのいずれかを用いて配送される。なお、どちらのアクセスを用いて各データユニットの送受信をするかは、ルーティングルールを基に決定されてよい。なお、ルーティングルールは、オペレータポリシー及び/又はUEポリシーに基づいて決定されて良い。
さらに、第2のタイプのマルチアクセスセッション は、MPTCPに基づいたセッションでよい。及び/又は、第2のタイプのマルチアクセスセッションは、Access Traffic Splittingの機能をサポートしたセッションでよい。また、第2のタイプのマルチアクセスセッションは、セッションに対応づけられる一又は複数のIPアドレスを用いて複数のフローの通信を実行可能な単一のセッションであってもよい。
なお、第2のタイプのマルチアクセスセッションは、これに限らず、第1のアクセスを介した通信路、及び/又は第2のアクセスを介した通信路から構成されたPDUセッションであってもよい。ここで、通信路はPDUセッションであってもよいし、複数のベアラで構成された論理的な接続であってもよい。
さらに、本実施形態における第1の状態は、UE_A10がコアネットワーク_A90に接続、及び登録され、各装置がPDUセッションを確立した状態である。なお、各装置は、UE_A10がコアネットワーク_A90に登録される為の手続きとPDUセッション確立の為の手続きは、同時に実行されてもよいし、別々に実行されてもよい。
さらに、本実施形態における第1の状態は、図14で示すように、各装置が、第1のアクセス、及び第2のアクセスを介してPDUセッションを確立している状態である。より詳細には、第1の状態は、各装置が、eNB_A45、及びSGW_A35を介して、UE_A10とPGW_A30との間で確立されるPDUセッションと、TWAG_A74、及び/又はePDG_A65を介してUE_A10とPGW_A30との間で確立されるPDUセッションとを確立している状態である。言い換えると、第1の状態は、各装置がマルチアクセスセッションを確立している状態でもよいし、第1のアクセスを介したPDUセッションと第2のアクセスを介したPDUセッションとを確立している状態でもよい。
さらに、本実施形態における第2の状態は、各装置が、第1のアクセス、及び第2のアクセスを介してマルチアクセスセッションを確立している状態である。より詳細には、第2の状態は、各装置が、eNB_A45、及びSGW_A35を介して、UE_A10とPGW_A30との間で確立されるPDUセッション、及び/又は通信路と、TWAG_A74、及び/又はePDG_A65を介してUE_A10とPGW_A30との間で確立されるPDUセッション、及び/又は通信路で構成されるマルチアクセスセッションを確立している状態でもよい。
さらに、第2の状態は、各装置が、Access TrafficSwitching、及び/又はAccess TrafficSplittingによるユーザデータの通信が可能な状態でもよい。言い換えると、第2の状態は、Access Traffic Switching機能、及び/又はAccess Traffic Splitting機能を用いたユーザデータの送受信を、開始した状態でもよいし、実行している状態でもよい。
さらに、本実施形態におけるSSC(Session and Service Continuity) modeは、NextGenシステムにおいて、システム、及び/又は各装置がサポートするサービスセッション継続(Session and Service Continuity)のモードを示すものである。より詳細には、UE_A10とTUPF(Terminating User-Plane Function)との間で確立されたPDUセッションがサポートするサービスセッション継続の種類を示すモードでもよい。なお、SSCmodeはPDUセッション毎に設定されるサービスセッション継続の種類を示すモードでもよい。さらに、SSC modeは、SSC mode 1、SSC mode 2、SSC mode 3の3つのモードから構成されていてもよい。
ここで、TUPFはU-Plane(User Plane)の為のNF(Network Function)でもよい。さらに、TUPFは、コアネットワーク_A90に配置されていてもよいし、アクセスネットワークに配置されていてもよい。
さらに、本実施形態におけるSSC mode 1は、UE_A10がネットワークに接続する際に用いるRAT(Radio Access Technology)やセル等のアクセステクノロジーに関わらず、同じTUPFが維持され続けるサービスセッション継続のモードである。より詳細には、SSCmode 1は、UE_A10のモビリティが発生しても、確立しているPDUセッションが用いるTUPFを変更せずに、サービスセッション継続を実現するモードでもよい。
さらに、本実施形態におけるSSC mode 2は、TUPFのサービングエリア内でのみ、同じTUPFが維持され続けるサービスセッション継続のモードである。より詳細には、SSCmode 2は、UE_A10がTUPFのサービングエリア内にいる限り、確立しているPDUセッションが用いるTUPFを変更せずに、サービスセッション継続を実現するモードでもよい。さらに、SSC mode 2は、TUPFのサービングエリアから出るような、UE_A10のモビリティが発生した場合に、確立しているPDUセッションが用いるTUPFを変更して、サービスセッション継続を実現するモードでもよい。
ここで、TUPFのサービングエリアとは、1つのTUPFがサービスセッション継続機能を提供する事ができるエリアでもよいし、UE_A10がネットワークに接続する際に用いるRATやセル等のアクセスネットワークのサブセットでもよい。さらに、アクセスネットワークのサブセットとは、一又複数のRAT、及び/又はセルから構成されるネットワークでもよい。
さらに、本実施形態におけるSSC mode 3は、UE_A10とTUPFとの間で確立されたPDUセッション、及び/又は通信路を切断する前に、同じDNに対して、新たなTUPFを介した新たなPDUセッション、及び/又は通信路を確立する事を許可するサービスセッション継続のモードである。さらに、SSCmode 3は、UE_A10がマルチホーミングになる事を許可するサービスセッション継続のモードでもよい。
及び/又は、SSC mode 3は、複数のPDUセッション、及び/又はPDUセッションに対応づけられたTUPFを用いたサービスセッション継続が許可されたモードでもよい。言い換えると、SSCmode 3の場合、各装置は、複数のPDUセッションを用いてサービスセッション継続を実現してもよいし、複数のTUPFを用いてサービスセッション継続を実現してもよい。
ここで、各装置が、新たなPDUセッション、及び/又は通信路を確立する場合、新たなTUPFの選択は、ネットワークによって実施されてもよいし、新たなTUPFは、UE_A10がネットワークに接続した場所に最適なTUPFでもよい。さらに、複数のPDUセッション、及び/又はPDUセッションが用いるTUPFが有効である場合、UE_A10は、アプリケーション、及び/又はフローの通信の新たに確立されたPDUセッションへの対応づけを、即座に実施してもよいし、通信の完了に基づいて実施してもよい。
さらに、本実施形態におけるDefault SSC modeは、特定のSSC modeが定まらない場合に、UE_A10及び/又はネットワークが用いるSSC modeである。具体的には、Default SSC modeは、アプリケーションからのSSC modeの要求がない場合、及び/又はアプリケーションに対してSSC modeを決める為のUE_A10のポリシーがない場合に、UE_A10が用いるSSC modeでもよい。及び/又は、UE_A10からのSSC modeの要求がない場合に、ネットワークが用いるSSC modeでもよい。
なお、Default SSC modeは、加入者情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はUE_A10のポリシーに基づいて、PDN_A5毎に設定されていてもよいし、UE_A10、及び/又は加入者毎に設定されていてもよい。さらに、Default SSC modeは、SSC mode 1、SSC mode 2又はSSC mode 3を示す情報でもよい。
さらに、本実施形態におけるマルチホーミング(Multihoming)は、UE_A10が同一又は異なる複数のPDN_A5に接続した状態のことである。より詳細には、マルチホーミングは、UE_A10が、異なる複数のPGW、及び/又はUP GW(User Plane Gateway)を介して、同一又は異なるPDN_A5に接続した状態であってもよい。言い換えると、マルチホーミングは、同一又は異なる複数のPDN_A5に対して、各装置が複数のPDUセッションを確立している状態であってもよい。より詳細には、マルチホーミングは、同一又は異なる複数のPDN_A5に対して、各装置が、異なる複数のPGW、及び/又はUP GWを介して複数のPDUセッションを確立している状態であってもよい。なお、各装置が確立している複数のPDUセッションは、全て同じアクセスを介して確立されていてもよいし、PDUセッション毎に異なるアクセスを介して確立されていてもよい。さらに、各PDUセッションは、それぞれ異なるIPアドレスに対応づけていてもよい。さらに、マルチホーミングをサポートPDUセッション、及び/又はマルチホーミング可能な環境で確立されるマルチアクセスセッションは、マルチホームPDUセッション(multi-homed PDU Session)であってもよい。
例えば、UE_A10が、第1のPDN_A5に対してPDUセッションAを確立していて、PDN_A5に対してPDUセッションBを確立している場合、PDUセッションAとPDUセッションBは同じアクセスを介して確立されていてもよいし、異なるアクセスを介して確立されていてもよい。さらに、PDUセッションA、及び/又はPDUセッションBは第1のアクセスを介して確立されていてもよいし、第2のアクセスを介して確立されていてもよい。
さらに、PDUセッションAに対応づけられているIPアドレスは、PDUセッションBに対応づけられているIPアドレスと異なるIPアドレスであってもよい。なお、第1のPDN_A5と第2のPDN_A5とは、同じPDN_A5であってもよいし、異なるPDN_A5であってもよい。
次に、本実施形態における識別情報について説明する。本実施形態における第1の識別情報は、UE_A10が、一又は複数のIPアドレスを用いて通信する事ができる、第1のアクセスを介した通信路と第2のアクセスを介した通信路を確立する事ができる機能を有する事を示す情報である。言い換えると、第1の識別情報は、UE_A10が、第1のタイプのマルチアクセスセッション及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションを確立する機能を有する事を示す情報でもよい。又は、第1の識別情報は、UE_A10が第1のタイプのマルチアクセスセッション及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信を行う為の機能を有する事を示す情報でもよい。又は、第1の識別情報は、UE_A10が、AccessTraffic Switching及び/又はAccessTraffic Splittingを実行する為の機能を有する事を示す情報でもよい。又は、第1の識別情報は、UE_A10が、Access Traffic Switching及び/又はAccess Traffic Splittingによる通信を実行する為の機能を有する事を示す情報でもよい。
本実施形態における第2の識別情報は、UE_A10が、第1のタイプのマルチアクセスセッションを確立する機能を有する事を示す情報である。及び/又は、第2の識別情報は、UE_A10が、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信を行う機能を有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第2の識別情報は、UE_A10が、Access Traffic Switchingを実行する為の機能を有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第2の識別情報は、UE_A10が、Access Traffic Switchingによる通信を実行する為の機能を有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第2の識別情報は、UE_A10が、NBIFOMを実行する為の機能を有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第2の識別情報は、UE_A10が、NBIFOMによる通信を実行する為の機能を有する事を示す情報でもよい。
本実施形態における第3の識別情報は、UE_A10が、第2のタイプのマルチアクセスセッションを確立する機能を有する事を示す情報である。及び/又は、第3の識別情報は、UE_A10が、複数のPDUセッションをまとめて第2のタイプのマルチアクセスセッションを確立する機能を有する事を示す情報である。及び/又は、第3の識別情報は、UE_A10が、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信を行う機能を有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第3の識別情報は、UE_A10が、Access Traffic Splittingを実行する為の機能を有する事を示す情報でもよいし、Access Traffic Splittingによる通信を実行する為の機能を有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第3の識別情報は、UE_A10が、MPTCPを実行する為の機能を有する事を示す情報でもよいし、MPTCPによる通信を実行する為の機能を有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第3の識別情報は、UE_A10が、Access Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCP機能をサポートする事を示す情報でもよい。
本実施形態における第4の識別情報は、ネットワークが、一又は複数のIPアドレスを用いて通信する事ができる、第1のアクセスを介した通信路と第2のアクセスを介した通信路を確立する事ができる機能を有する事を示す情報である。言い換えると、第4の識別情報は、ネットワークが、第1のタイプのマルチアクセスセッション及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションを確立する機能を有する事を示す情報でもよい。又は、第4の識別情報は、ネットワークが、第1のタイプのマルチアクセスセッション及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信を行う為の機能を有する事を示す情報でもよい。又は、第4の識別情報は、ネットワークが、Access Traffic Switching及び/又はAccess Traffic Splittingを実行する為の機能を有する事を示す情報でもよい。又は、第4の識別情報は、ネットワークが、Access Traffic Switching及び/又はAccess Traffic Splittingによる通信を実行する為の機能を有する事を示す情報でもよい。
なお、本実施形態において、ネットワークが機能を有するという意味は、コアネットワーク_A90及び/又は、MME_A40やPGW_A30等のコアネットワーク_A90に含まれる装置が機能を有する事を示してもよい。
本実施形態における第5の識別情報は、ネットワークが、第1のタイプのマルチアクセスセッションを確立する機能を有する事を示す情報である。及び/又は、第5の識別情報は、ネットワークが、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信を行う機能を有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第5の識別情報は、ネットワークが、Access Traffic Switchingを実行する為の機能を有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第5の識別情報は、ネットワークが、Access Traffic Switchingによる通信を実行する為の機能を有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第5の識別情報は、ネットワークが、NBIFOMを実行する為の機能を有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第5の識別情報は、ネットワークが、NBIFOMによる通信を実行する為の機能を有する事を示す情報でもよい。
本実施形態における第6の識別情報は、ネットワークが、第2のタイプのマルチアクセスセッションを確立する機能を有する事を示す情報である。及び/又は、第6の識別情報は、ネットワークが、複数のPDUセッションをまとめて第2のタイプのマルチアクセスセッションを確立する機能を有する事を示す情報であってもよい。及び/又は、第6の識別情報は、ネットワークが、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信を行う機能を有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第6の識別情報は、ネットワークが、Access Traffic Splittingを実行する為の機能を有する事を示す情報でもよいし、Access Traffic Splittingによる通信を実行する為の機能を有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第6の識別情報は、ネットワークが、MPTCPを実行する為の機能を有する事を示す情報でもよいし、MPTCPによる通信を実行する為の機能を有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第6の識別情報は、ネットワークが、Access Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCP機能をサポートする事を示す情報でもよい。
本実施形態における第7の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションの確立を要求する事を示す情報である。及び/又は、第7の識別情報は、AccessTraffic Switching機能、及び/又はNBIFOM機能をサポートするPDUセッションを確立する事を要求する情報でもよい。
本実施形態における第8の識別情報は、第2のタイプのマルチアクセスセッション、及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立を要求する事を示す情報である。及び/又は、第8の識別情報は、Access Traffic Splitting機能をサポートするPDUセッションを確立する事を要求する情報でもよい。
本実施形態における第9の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションの確立を許可する事を示す情報である。及び/又は、第9の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションを確立する要求が受諾された事を示すステータス情報でもよい。及び/又は、第9の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションを確立した事を示す情報でもよい。及び/又は、第9の識別情報は、確立したセッションが第1のタイプのマルチアクセスセッションである事を示す情報でもよい。及び/又は、第9の識別情報は、確立したセッションを識別するセッション識別情報でもよい。及び/又は、第9の識別情報は、確立するPDUセッションが、Access Traffic Switching機能、及び/又はNBIFOM機能をサポートする事を示す情報でもよい。
本実施形態における第10の識別情報は、第2のタイプのマルチアクセスセッション、及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立を許可する事を示す情報である。及び/又は、第10の識別情報は、第2のタイプのマルチアクセスセッション、及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションを確立する要求が受諾された事を示すステータス情報でもよい。及び/又は、第10の識別情報は、第2のタイプのマルチアクセスセッション、及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションを確立した事を示す情報でもよい。及び/又は、第10の識別情報は、確立したセッションが第2のタイプのマルチアクセスセッション、及び/又は第2のマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションである事を示す情報でもよいし、確立したPDUセッションが第2のタイプのマルチアクセスセッションを構成するPDUセッションである事を示す情報でもよい。及び/又は、第10の識別情報は、確立したPDUセッションを識別するセッション識別情報でもよい。及び/又は、第10の識別情報は、確立するPDUセッションが、Access Traffic Splitting機能をサポートする事を示す情報でもよい。
本実施形態における第11の識別情報は、ネットワークが、第1のタイプのマルチアクセスセッションの確立を許可しない事を示す情報である。及び/又は、第11の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションの確立を許可しない事を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。及び/又は、第11の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションをサポートしない事を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。及び/又は、第11の識別情報は、Access Traffic Switching機能、及び/又はNBIFOM機能をサポートしない事を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。
本実施形態における第12の識別情報は、ネットワークが、第2のタイプのマルチアクセスセッション、及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立を許可しない事を示す情報である。及び/又は、第12の識別情報は、第2のタイプのマルチアクセスセッション、及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立を許可しない事を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。及び/又は、第12の識別情報は、第2のタイプのマルチアクセスセッション、及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションをサポートしない事を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。及び/又は、第12の識別情報は、AccessTraffic Splitting機能、及び/又はMPTCP機能をサポートしない事を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。
本実施形態における第13の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に用いるアクセスを、変更又は設定する事を要求する情報である。及び/又は、第13の識別情報は、AccessTraffic Switchingの機能又はNBIFOMの機能を実行する事を要求する情報でもよい。及び/又は、第13の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスを変更又は設定する事を示す情報でもよい。なお、第13の識別情報には、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールが含まれてもよい。さらに、ルーティングルールは、UE_A10が変更を要求するルールであってよく、UEポリシーに基づいたルールでもよい。
本実施形態における第14の識別情報は、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事を、UE_A10が要求する事を示す情報である。さらに、第14の識別情報は、束ねられる各PDUセッションを識別する情報を含んでもよい。なお、PDUセッションを識別する情報は、セッションIDでもよいし、EPSベアラを識別するEPSベアラIDでもよい。例えば、PDUセッションAとPDUセッションBとを束ねる場合、第14の識別情報は、PDUセッションAを識別する情報とPDUセッションBを識別する情報とを含んでもよい。さらに、第14の識別情報は、束ねられる各PDUセッションに対応づけられた情報を含んでいてもよい。なお、PDUセッション対応づけられた情報とは、PDUセッション毎のtokenのような、各PDUセッションをマルチアクセスセッションとして束ねる事ができる事を示す情報でもよい。
また、第14の識別情報は、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対し、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行又は停止を要求する情報でもよい。さらに、第14の識別情報は、どのフローの通信がAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行するかを要求する情報でもよい。及び/又は、第14の識別情報は、複数のPDUセッション、及び/又は複数の通信路を用いたAccess Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を開始又は停止する事を、UE_A10が要求する事を示す情報でもよいし、Access TrafficSplitting機能、及び/又はMPTCPの機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する事を、UE_A10が要求する事を示す情報でもよい。なお、第14の識別情報には、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールが含まれてもよい。さらに、ルーティングルールは、UE_A10が変更を要求するルールであってよく、UEポリシーに基づいたルールでもよい。
本実施形態における第15の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に用いるアクセスの変更又は設定を許可する事を示す情報である。及び/又は、第15の識別情報は、AccessTraffic Switchingの機能又はNBIFOMの機能を実行した事を示す情報でもよい。及び/又は、第15の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスの変更又は設定を実行した事を示す情報でもよい。なお、第15の識別情報には、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールが含まれてもよい。ここで、ルーティングルールは実行を許可したルーティングルールでもよいし、実行したルーティングルールでもよい。さらに、ルーティングルールは、UE_A10が変更を要求し、ネットワークが実行を許可したルールでもよいし、オペレータポリシーに基づいて実行が許可されたルールでもよい。
本実施形態における第16の識別情報は、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事を、ネットワークが許可する事を示す情報である。さらに、第16の識別情報は、マルチアクセスセッションを識別する情報を含んでもよい。なお、マルチアクセスセッションを識別情報は、マルチアクセスセッションに割り当てられたセッションIDでもよいし、マルチアクセスセッションを構成する各PDUセッションを識別する情報でもよいし、各PDUセッションを構成するEPSベアラを識別する情報でもよい。
また、第16の識別情報は、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対し、UE_A10が要求するAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行又は停止を許可する事を示す情報でもよい。さらに、第16の識別情報は、どのフローの通信にAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行が許可されるかを示す情報でもよい。及び/又は、第16の識別情報は、複数のPDUセッション、及び/又は複数の通信路を用いたAccess Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を開始又は停止する事を、ネットワークが許可する事を示す情報でもよいし、Access Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する事を、ネットワークが許可する事を示す情報でもよい。及び/又は、第16の識別情報は、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対し、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行した事、又は停止した事を示す情報でもよい。なお、第16の識別情報には、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールが含まれてもよい。ここで、ルーティングルールは実行を許可したルーティングルールでもよいし、実行したルーティングルールでもよい。さらに、ルーティングルールは、UE_A10が変更を要求し、ネットワークが実行を許可したルールでもよいし、オペレータポリシーに基づいて実行が許可されたルールでもよい。
本実施形態における第17の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に用いるアクセスの変更又は設定を許可しない事を示す情報である。及び/又は、第17の識別情報は、AccessTraffic Switchingの機能又はNBIFOMの機能の実行に対する拒絶を示す情報でもよい。及び/又は、第17の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスの変更又は設定を実行しない事を示す情報でもよい。及び/又は、第17の識別情報は、一又は複数のフローの通信に用いるアクセスの変更又は設定を許可しない事を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。及び/又は、第17の識別情報はAccess Traffic Switchingの機能又はNBIFOMの機能の実行に対する拒絶を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。及び/又は、第17の識別情報は第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスの変更又は設定を実行しない事を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。
本実施形態における第18の識別情報は、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事を、ネットワークが許可しない事を示す情報である。さらに、第18の識別情報は、UE_A10の、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす要求に対する拒絶を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。
また、第18の識別情報は、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対し、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行又は停止を許可しない事を示す情報でもよい。さらに、第18の識別情報は、どのフローの通信がAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行を許可しないかを示す情報でもよい。及び/又は、第18の識別情報は、複数のPDUセッション、及び/又は複数の通信路を用いたAccess Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を開始又は停止する事を、ネットワークが許可しない事を示す情報でもよいし、Access Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する事を、ネットワークが許可しない事を示す情報でもよい。及び/又は、第18の識別情報は、UE_A10が要求するAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行に対して拒絶を示す情報でもよい。及び/又は、第18の識別情報は、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスの変更又は設定を実行しない事を示す情報でもよい。及び/又は、第18の識別情報は、一又は複数のフローの通信に用いるアクセスの変更又は設定を許可しない事を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。及び/又は、第18の識別情報はAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行に対する拒絶を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。及び/又は、第18の識別情報は第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のルーティングルールの変更又は設定を実行しない事を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。
本実施形態における第19の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に用いるアクセスを、変更又は設定する事を要求する情報である。及び/又は、第19の識別情報は、AccessTraffic Switchingの機能又はNBIFOMの機能を実行する事を要求する情報でもよい。及び/又は、第19の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスを変更又は設定する事を示す情報でもよい。なお、第19の識別情報には、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールが含まれてもよい。さらに、ルーティングルールは、ネットワークが変更を要求するルールであってよく、オペレータポリシーに基づいたルールでもよい。
なお、本実施形態において、ネットワークが変更を要求するという意味は、コアネットワーク_A90及び/又は、MME_A40やPGW_A30等のコアネットワーク_A90に含まれる装置が変更を要求する事を示してもよい。
本実施形態における第20の識別情報は、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事を、ネットワークが要求する事を示す情報である。さらに、第20の識別情報は、束ねられる各PDUセッションを識別する情報を含んでもよい。なお、PDUセッションを識別する情報は、セッションIDでもよいし、EPSベアラを識別するEPSベアラIDでもよい。例えば、PDUセッションAとPDUセッションBとを束ねる場合、第20の識別情報は、PDUセッションAを識別する情報とPDUセッションBを識別する情報とを含んでもよい。さらに、第20の識別情報は、束ねられる各PDUセッションに対応づけられた情報を含んでいてもよい。なお、PDUセッション対応づけられた情報とは、PDUセッション毎のtokenのような、各PDUセッションをマルチアクセスセッションとして束ねる事ができる事を示す情報でもよい。
また、第20の識別情報は、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対し、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行又は停止を要求する情報でもよい。さらに、第20の識別情報は、どのフローの通信がAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行するかを要求する情報でもよい。及び/又は、第20の識別情報は、複数のPDUセッション、及び/又は複数の通信路を用いたAccess Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を開始又は停止する事を、ネットワークが要求する事を示す情報でもよいし、Access Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する事を、ネットワークが要求する事を示す情報でもよい。なお、第20の識別情報には、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールが含まれてよい。さらに、ルーティングルールは、ネットワークが変更を要求するルールであってよく、オペレータポリシーに基づいたルールでよい。
本実施形態における第21の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に用いるアクセスの変更又は設定を許可する事を示す情報である。及び/又は、第21の識別情報は、AccessTraffic Switchingの機能又はNBIFOMの機能を実行した事を示す情報でもよい。及び/又は、第21の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスの変更又は設定を実行した事を示す情報でもよい。なお、第21の識別情報には、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールが含まれてもよい。ここで、ルーティングルールは実行を許可したルーティングルールでもよいし、実行したルーティングルールでもよい。さらに、ルーティングルールは、ネットワークが変更を要求し、UE_A10が実行を許可したルールでもよいし、UEポリシーに基づいて実行が許可されたルールでよい。
本実施形態における第22の識別情報は、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事を、UE_A10が許可する事を示す情報である。さらに、第22の識別情報は、マルチアクセスセッションを識別する情報を含んでもよい。なお、マルチアクセスセッションを識別情報は、マルチアクセスセッションに割り当てられたセッションIDでもよいし、マルチアクセスセッションを構成する各PDUセッションを識別する情報でもよいし、各PDUセッションを構成するEPSベアラを識別する情報でもよい。
また、第22の識別情報は、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対し、ネットワークが要求するAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行又は停止を許可する事を示す情報でもよい。さらに、第22の識別情報は、どのフローの通信にAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行が許可されるかを示す情報でもよい。及び/又は、第22の識別情報は、複数のPDUセッション、及び/又は複数の通信路を用いたAccess Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を開始又は停止する事を、UE_A10が許可する事を示す情報でもよいし、Access TrafficSplitting機能、及び/又はMPTCPの機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する事を、UE_A10が許可する事を示す情報でもよい。及び/又は、第22の識別情報は、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対し、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行した事、又は停止した事を示す情報でもよい。なお、第22の識別情報には、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールが含まれてもよい。ここで、ルーティングルールは実行を許可したルーティングルールでもよいし、実行したルーティングルールでもよい。さらに、ルーティングルールは、ネットワークが変更を要求し、UE_A10が実行を許可したルールでもよいし、UEポリシーに基づいて実行が許可されたルールでもよい。
本実施形態における第23の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に用いるアクセスの変更又は設定を許可しない事を示す情報である。及び/又は、第23の識別情報は、AccessTraffic Switchingの機能又はNBIFOMの機能の実行に対する拒絶を示す情報でもよい。及び/又は、第23の識別情報は、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスの変更又は設定を実行しない事を示す情報でもよい。及び/又は、第23の識別情報は、一又は複数のフローの通信に用いるアクセスの変更又は設定を許可しない事を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。及び/又は、第23の識別情報はAccess Traffic Switchingの機能又はNBIFOMの機能の実行に対する拒絶を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。及び/又は、第23の識別情報は第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスの変更又は設定を実行しない事を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。
本実施形態における第24の識別情報は、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事を、UE_A10が許可しない事を示す情報である。さらに、第24の識別情報は、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす、ネットワークの要求に対する拒絶を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。
また、第24の識別情報は、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対し、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行又は停止を許可しない事を示す情報でもよい。さらに、第24の識別情報は、どのフローの通信がAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行を許可しないかを示す情報でもよい。及び/又は、第24の識別情報は、複数のPDUセッション、及び/又は複数の通信路を用いたAccess Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を開始又は停止する事を、UE_A10が許可しない事を示す情報でもよいし、Access TrafficSplitting機能、及び/又はMPTCPの機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する事を、UE_A10が許可しない事を示す情報でもよい。及び/又は、第24の識別情報は、ネットワークが要求するAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行に対して拒絶を示す情報でもよい。及び/又は、第24の識別情報は、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスの変更又は設定を実行しない事を示す情報でもよい。及び/又は、第24の識別情報は、一又は複数のフローの通信に用いるアクセスの変更又は設定を許可しない事を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。及び/又は、第24の識別情報はAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行に対する拒絶を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。及び/又は、第24の識別情報は第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のルーティングルールの変更又は設定を実行しない事を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。
本実施形態における第25の識別情報は、SSC mode 3におけるサービスセッション継続を、UE_A10がサポートする事を示す情報である。及び/又は、第25の識別情報は、SSC mode 3をサポートするPDUセッションを確立する能力を、UE_A10が有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第25の識別情報は、マルチホーミングをUE_A10がサポートする事を示す情報でもよい。及び/又は、第25の識別情報は、マルチホーミングをサポートするPDUセッションを確立する能力をUE_A10が有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第25の識別情報は、マルチホーミング環境におけるユーザデータの送受信を、UE_A10がサポートする事を示す情報でもよい。
本実施形態における第26の識別情報は、IPv4を用いたマルチホーミングを、UE_A10がサポートする事を示す情報である。及び/又は、第26の識別情報は、IPv4を用いたマルチホーミングをサポートするPDUセッションを確立する能力を、UE_A10が有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第26の識別情報は、IPv4を用いたマルチホーミング環境におけるユーザデータの送受信を、UE_A10がサポートする事を示す情報でもよい。
本実施形態における第27の識別情報は、IPv6を用いたマルチホーミングを、UE_A10がサポートする事を示す情報である。及び/又は、第27の識別情報は、IPv6を用いたマルチホーミングをサポートするPDUセッションを確立する能力を、UE_A10が有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第27の識別情報は、IPv6を用いたマルチホーミング環境におけるユーザデータの送受信を、UE_A10がサポートする事を示す情報でもよい。
本実施形態における第28の識別情報は、UE_A10のDefault SSC modeを示す情報である。及び/又は、第28の識別情報は、UE_A10がDefaultSSC modeを有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第28の識別情報は、UE_A10が要求するDefault SSC modeでもよい。
本実施形態における第29の識別情報は、SSC mode 3におけるサービスセッション継続を、ネットワークがサポートする事を示す情報である。及び/又は、第29の識別情報は、SSCmode 3をサポートするPDUセッションを確立する能力を、ネットワークが有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第29の識別情報は、マルチホーミングをネットワークがサポートする事を示す情報でもよい。及び/又は、第29の識別情報は、マルチホーミングをサポートするPDUセッションを確立する能力をネットワークが有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第29の識別情報は、マルチホーミング環境におけるユーザデータの送受信を、ネットワークがサポートする事を示す情報でもよい。
本実施形態における第30の識別情報は、IPv4を用いたマルチホーミングを、ネットワークがサポートする事を示す情報である。及び/又は、第30の識別情報は、IPv4を用いたマルチホーミングをサポートするPDUセッションを確立する能力を、ネットワークが有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第30の識別情報は、IPv4を用いたマルチホーミング環境におけるユーザデータの送受信を、ネットワークがサポートする事を示す情報でもよい。
本実施形態における第31の識別情報は、IPv6を用いたマルチホーミングを、ネットワークがサポートする事を示す情報である。及び/又は、第31の識別情報は、IPv6を用いたマルチホーミングをサポートするPDUセッションを確立する能力を、ネットワークが有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第31の識別情報は、IPv6を用いたマルチホーミング環境におけるユーザデータの送受信を、ネットワークがサポートする事を示す情報でもよい。
本実施形態における第32の識別情報は、ネットワークのDefaultSSC modeを示す情報である。及び/又は、第32の識別情報は、ネットワークがDefault SSC modeを有する事を示す情報でもよい。及び/又は、第32の識別情報は、ネットワークが要求する、及び/又は許可したDefault SSC modeでもよい。なお、UE_A10のDefault SSC modeとネットワークのDefault SSC modeとは、同じSSC modeを示すDefault SSC modeでもよいし、異なるSSC modeを示すDefault SSC modeでもよい。
次に、本実施形態における通信手続きを、図15を用いて説明する。なお、各手続きの詳細は、後述する。各装置は、まず、アタッチ手続き(S2000)を実行し、UE_A10がネットワークに接続した状態に遷移する。次に、各装置は、PDUセッション確立手続き(S2002)を実行し、第1の状態に遷移する(S2004)。なお、各装置は、アタッチ手続き及び/又はPDUセッション確立手続きにおいて、各装置の各種能力情報及び/又は各種要求情報を交換してもよい。
また、各装置は、第1の状態に遷移する為に、第1のアクセスを介した初期手続き(アタッチ手続き、及び/又はPDUセッション確立手続き)とは別に、第2のアクセスを介した初期手続きも実行する。なお、各装置は、第1のアクセスを介した初期手続きの実行後に、第2のアクセスを介した初期手続きを実行してもよいし、第2のアクセスを介した初期手続きの実行後に第1のアクセスを介した初期手続きを実行してもよい。また、各装置は、各装置の各種能力情報、及び/又は各種要求情報の交換を、第1のアクセスを介した初期手続き、又は第2のアクセスを介した初期手続きで実行してもよいし、両方の初期手続きで実行してもよい。
なお、各装置は、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をアタッチ手続きで実施した場合、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をPDUセッション確立手続きで実施しなくてもよい。逆に、各装置は、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をアタッチ手続きで実施しなかった場合、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をPDUセッション確立手続きで実施してもよい。これに限らず、各装置は、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をアタッチ手続きで実施した場合でも、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をPDUセッション確立手続きで実施してもよい。
例えば、各装置は、アタッチ手続き、及びPDUセッション確立手続きにおいて、第1から18の識別情報のうち1つ以上の識別情報を交換してもよい。また、各装置は、第1から18の識別情報のうち1つ以上の識別情報をアタッチ手続きで交換し、PDUセッション確立手続きで交換しなくてもよい。逆に、各装置は、第1から18の識別情報のうち1つ以上の識別情報をアタッチ手続きで交換せずに、PDUセッション確立手続きで交換してもよい。また、各装置は、第1から18の識別情報のうち、アタッチ手続きで交換していない識別情報をPDUセッション確立手続きで交換してもよい。
さらに、各装置は、これらの識別情報をUE_A10と対応づけて管理する場合、アタッチ手続き中で交換してもよく、PDUセッション及び/又はEPSベアラと対応づけて管理する場合、PDUセッション確立手続き中で交換してもよい。
また、各装置は、PDUセッション確立手続きをアタッチ手続きの中で実行してもよく、アタッチ手続きの完了後に実行してもよい。なお、PDUセッション確立手続きがアタッチ手続きの中で実行された場合、各装置は、アタッチ手続きの完了に基づいてPDUセッションを確立してもよいし、第1の状態へ遷移してもよい。
次に、各装置は、ルーティングルール更新手続き(S2006)を実行する。なお、ルーティングルール更新手続きは、第1の状態への遷移後であれば任意のタイミングで実行可能でよい。また、各装置は、ルーティングルール更新手続きにおいて、各種要求情報を交換してもよい。例えば、各装置は、ルーティングルール更新手続きにおいて、第13から24の識別情報のうち1つ以上の識別情報を交換してもよい。
次に、各装置は、ルーティングルール更新手続きの完了に基づいて、第2の状態に遷移する(S2008)。なお、各装置は、ルーティングルール更新手続きの完了に限らず、2つ目のアクセスを介したPDUセッションを確立した時点で、第2の状態に遷移してもよい。言い換えると、各装置は、第1の状態へ遷移するタイミングで、確立した第1のアクセスを介したPDUセッションと第2のアクセスを介したPDUセッションとを束ねてマルチアクセスセッションと見なす事で、さらに、第2の状態に遷移してもよい。
また、各装置は、第2の状態に遷移する為に、第1のアクセス、及び第2のアクセスを介してPDUセッションを確立し、上記ルーティングルール更新手続きを実行する事でマルチアクセスセッションを確立してもよいし、2つ目のアクセスを介したPDUセッション確立の際に、既に確立している第1のアクセスを介したPDUセッションと第2のアクセスを介したPDUセッションを束ねてマルチアクセスセッションを確立してもよい。
以上の手続きにより、各装置は、本手続きを完了する。なお、本手続きに関わる各装置は、本手続きで説明する各制御メッセージを送受信する事により、各制御メッセージに含まれる1又は複数の識別情報を送受信し、送受信した各識別情報をコンテキストとして記憶してもよい。
[1.3.1.アタッチ手続きの概要]
まず、アタッチ手続きの概要について説明する。本手続きは、UE_A10が主導してネットワーク(アクセスネットワーク、及び/又はコアネットワーク_A90、及び/又はPDN_A5)へ接続する為の手続きである。UE_A10は、コアネットワーク_A90に接続していない状態であれば、端末電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行する事ができる。言い換えると、UE_A10は、登録されていない状態(EMM-DEREGISTERED)であれば任意のタイミングで本手続きを開始してもよい。また、各装置は、アタッチ手続き完了に基づいて、登録状態(EMM-REGISTERED)に遷移してもよい。
また、本手続きは、第1のアクセスを介した手続きと第2のアクセスを介した手続きとがあってよい。UE_A10は、第1のアクセスを介してコアネットワーク_A90に接続した状態で、第2のアクセスを介した本手続きを開始してもよいし、第2のアクセスを介してコアネットワーク_A90に接続した状態で、第1のアクセスを介した本手続きを開始してもよい。
なお、以下では、第1のアクセスを介した本手続きを、アタッチ手続き例として説明し、第2のアクセスを介した本手続きを、第2のアクセスを介したアタッチ手続き例として説明する。なお、各アタッチ手続き例の詳細は後述する。
[1.3.2.PDUセッション確立手続き例]
次に、PDUセッション確立手続きの例について説明する。本手続きは、各装置がPDUセッションを確立する為の手続きである。なお、各装置は、本手続きを、アタッチ手続きを完了した状態で実行してもよいし、アタッチ手続きの中で実行してもよい。また、各装置は、アタッチ手続き後の任意のタイミングで本手続きを開始してもよい。また、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッションを確立してもよい。さらに、各装置は、本手続きを複数回実行する事で、複数のPDUセッションを確立してもよい。
なお、本手続きによるPDUセッション確立の時点では、マルチアクセスセッションは確立されていてもよいし、されていなくてもよい。さらに、各装置は、本手続きを複数回実行する事で、1つのマルチアクセスセッションに複数のアクセスを介した通信路を加えてもよいし、新たなマルチアクセスセッションを確立してもよいし、マルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションを複数確立してもよい。なお、本手続きは、第1のアクセスを介した手続きと第2のアクセスを介した手続きとがあってよい。
また、本手続きはUE_A10が主導して実行してもよい。例えば、端末電源投入時等の初期接続時に、UE_A10が主導して本手続きを実行してもよい。さらに、UE_A10は、第1のアクセス、及び/又は第2のアクセスを介してコアネットワーク_A90に接続した状態で第1のアクセス、及び/又は第2のアクセスを介した本手続きを開始してもよい。
なお、各装置は、第1のアクセスを介したマルチアクセスセッションを確立した状態で、第2のアクセスを介した本手続きを実行する事で、マルチアクセスセッションに第2のアクセスを介した通信路を加えてもよいし、第1のアクセスを介した通信路と第2のアクセスを介した通信路を用いた通信が実行可能となってもよい。さらに、各装置は、この場合、第2のアクセスを介して、マルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションを確立してもよいし、確立した第2のアクセスを介したPDUセッションを、既に確立している第1のアクセスを介したPDUセッションと束ねる事で、マルチアクセスセッションと見なしてもよい。
さらに、各装置は、第2のアクセスを介したマルチアクセスセッションを確立した状態で、第1のアクセスを介した本手続きを実行する事で、マルチアクセスセッションに第1のアクセスを介した通信路を加えてもよいし、第1のアクセスを介した通信路と第2のアクセスを介した通信路を用いた通信が実行可能となってもよい。さらに、各装置は、この場合、第1のアクセスを介して、マルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションを確立してもよいし、確立した第1のアクセスを介したPDUセッションを、既に確立している第2のアクセスを介したPDUセッションと束ねる事で、マルチアクセスセッションと見なしてもよい。
また、各装置は、マルチアクセスセッションを確立していない状態で、第1のアクセス、及び/又は第2のアクセスを介した本手続きを実行する事で、新たなマルチアクセスセッションを確立してもよいし、マルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションを、第1のアクセス又は第2のアクセスを介して確立してもよい。
なお、マルチアクセスセッションに新たなアクセスを介した通信路が加えられる条件、及び/又は新たなマルチアクセスセッションが確立される条件はこれに限らない。また、以下では、第1のアクセスを介した本手続きを、UE主導のPDUセッション確立手続き例として説明し、第2のアクセスを介した本手続きを、UE主導の第2のアクセスを介したPDUセッション確立手続き例として説明する。
[1.3.2.1.UE主導のPDUセッション確立手続き例]
図17を用いて、UE_A10が主導してPDUセッション確立手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まず、UE_A10は、eNB_A45を介してMME_A40にPDUセッション確立要求(PDU Session EstablishmentRequest)メッセージを送信し(S2200)、UE主導のPDUセッション確立手続きを開始する。なお、PDUセッションがPDNコネクション(PDN connection)である場合、PDUセッション確立要求メッセージはPDN接続要求(PDN connectivity request)メッセージでよい。また、PDUセッション確立要求メッセージは、これに限らず、PDUセッションの確立を要求するメッセージであればよい。
なお、本手続きは、第1のアクセスを介したUE主導のPDUセッション確立手続き例でよい。ここで、UE_A10は、PDUセッション確立要求メッセージに、少なくとも第1の識別情報、第2の識別情報、第3の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、マルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションを確立する事を要求してもよい。
さらに、各装置は、第1の識別情報、及び/又は第2の識別情報、及び/又は第7の識別情報、及び/又は第13の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションの確立を要求してもよいし、AccessTraffic Switchingを用いた通信を行う事を要求してもよいし、NBIFOMを用いた通信を行う事を要求してもよい。
さらに、各装置は、第1の識別情報、及び/又は第2の識別情報、及び/又は第7の識別情報、及び/又は第13の識別情報を送受信する事で、UE_A10がAccess Traffic Switchingをサポートする事を示してもよいし、AccessTraffic SwitchingをサポートしたPDUセッションを確立する事を要求してもよい。
さらに、各装置は、第13の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスの設定、及び/又は第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールの設定を要求してもよい。
また、各装置は、第1の識別情報、及び/又は第3の識別情報、及び/又は第8の識別情報、及び/又は第14の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッション、及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立を要求してもよいし、Access Traffic Splitting、及び/又はMPTCPを用いた通信を行う事を要求してもよい。さらに、各装置は、第1の識別情報、及び/又は第3の識別情報、及び/又は第8の識別情報、及び/又は第14の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事を要求してもよい。
さらに、各装置は、第1の識別情報、及び/又は第3の識別情報、及び/又は第8の識別情報、及び/又は第14の識別情報を送受信する事で、UE_A10がAccess Traffic Splitting及び/又はMPTCPをサポートする事を示してもよいし、Access TrafficSplittingをサポートしたPDUセッションを確立する事を要求してもよい。
さらに、各装置は、第14の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事を要求してもよい。さらに、各装置は、第14の識別情報を送受信する事で、一又は複数の各フローに対して、AccessTraffic Splittingの機能を実行するか否かを要求してもよいし、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールの設定を要求してもよい。さらに、各装置は、第14の識別情報を送受信する事で、どのフローの通信がAccess TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行するかを要求する情報でもよい。
さらに、各装置は、第14の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いたAccess Traffic Splitting及び/又はMPTCP機能を開始又は停止する事を要求してもよいし、Access TrafficSplitting及び/又はMPTCP機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する事を要求してもよい。
さらに、UE_A10は、既にマルチアクセスセッションを確立している場合、PDUセッション確立要求メッセージに、初期要求(initial request)ではない事を示す情報、及び/又はマルチアクセスセッションで使用されているAPNを含める事で、既に確立しているマルチアクセスセッションに対して第1のアクセスを介した通信路を加える事を要求してもよい。なお、初期要求ではない事を示す情報は、ハンドオーバーである事を示す情報でもよい。
逆に、UE_A10は、PDUセッション確立要求メッセージに、初期要求(initial request)である事を示す情報を含めて送信してもよいし、これらの識別情報を含める事で、新たなマルチアクセスセッションを、第1のアクセスを介して確立する事を要求してもよい。
さらに、UE_A10は、要求するPDUセッションのタイプを示す情報を、PDUセッション確立要求メッセージに含めて送信してもよいし、要求するPDUセッションのタイプの示す情報を含める事で、確立されるPDUセッションに割り当てられるIPアドレスの種類を要求してもよい。なお、PDUセッションのタイプは、IPv4でもよいし、IPv6でもよいし、IPv4v6でもよいし、non-IPでもよい。
MME_A40は、PDUセッション確立要求メッセージを受信し、第1の条件判別を実行する。第1の条件判別において、MME_A40は第1の条件が真であるか偽であるかを判定する。MME_A40は、第1の条件が真の場合は本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の条件が偽の場合は本手続き中の(B)の手続きを開始する。なお、第1の条件が偽の場合のステップは後述する。
以下、第1の条件が真の場合のステップ、すなわち本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。MME_A40は、本手続き中の(C)の手続きを実行し、本手続き中の(A)の手続きを開始する。さらに、本手続き中の(C)の手続きの各ステップを説明する。MME_A40は、第2の条件判別を実行し、本手続き中の(C)の手続きを開始する。第2の条件判別において、MME_A40は第2の条件が真であるか偽であるかを判定する。第2の条件が真の場合には、MME_A40はSGW_A35にセッション生成要求メッセージを送信してもよい(S2202)。また、第2の条件が偽の場合には、MME_A40はSCEF_A46にセッション生成要求メッセージを送信してもよい(S2210)。
ここで、第1の条件判別は、MME_A40が、UE_A10の要求を受諾するか否かを判別する為のものである。第1の条件が真とは、UE_A10の要求を受諾する場合であり、UE_A10の要求が許可される場合でよい。また、第1の条件が偽とは、UE_A10の要求を拒絶する場合であり、第1の条件を真と判断しない場合でよい。
また、第2の条件判別は、MME_A40が、確立するPDUセッションの種類を決定する為のものである。第2の条件が真とは、確立するPDUセッションが第1のタイプのPDUセッションである場合であり、UE_A10が第1のタイプのPDUセッションの確立を要求し、MME_A40が要求を許可した場合、及び/又はMME_A40が第1のタイプのPDUセッションの確立を決定した場合でよい。また、第2の条件が偽とは、確立するPDUセッションが第2のタイプのPDUセッションである場合であり、UE_A10が第2のタイプのPDUセッションの確立を要求し、MME_A40が要求を許可した場合、及び/又はMME_A40が第2のタイプのPDUセッションの確立を決定した場合であってよく、第2の条件を真と判断しない場合でよい。
ここで、第1のタイプのPDUセッションとは、eNB_A45、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30を介したUE_A10とPDN_A5との間の接続性であり、第2のタイプのPDUセッションとは、eNB_A45、及び/又はMME_A40、及び/又はSCEF_A46を介したUE_A10とPDN_A5との間の接続性である。
なお、SGW_A35は、セッション生成要求メッセージを受信した場合には、PGW_A30にセッション生成要求メッセージを送信する(S2204)。さらに、PGW_A30は、セッション生成要求メッセージを受信し、第3の条件判別を実行する。
ここで、MME_A40、及び/又はSGW_A35は、セッション生成要求メッセージに第1の識別情報、第2の識別情報、第3の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、初期要求であるか否かを示す情報、及び/又はAPN、及び/又は要求するPDUセッションのタイプを含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求を伝達してもよい。
また、第3の条件判別は、PGW_A30ではなく、PCRF_A60が実施してもよい。その場合、PGW_A30は、PCRF_A60との間でIP-CANセッション確立手続きを実施する。より具体的には、PGW_A30は、PCRF_A60にIP-CANセッション確立手続き中の要求メッセージを送信する。さらに、PCRF_A60は、IP-CANセッション確立手続き中の要求メッセージを受信し、第3の条件を判別し、PGW_A30にIP-CANセッション確立手続き中の応答メッセージを送信する。さらに、PGW_A30はIP-CANセッション確立手続き中の応答メッセージを受信し、第3の条件判別の結果を認識する。
ここで、PGW_A30は、IP-CANセッション確立手続き中の要求メッセージに、少なくとも第1の識別情報、第2の識別情報、第3の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、初期要求であるか否かを示す情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求を伝達してもよい。
また、PCRF_A60は、IP-CANセッション確立手続き中の応答メッセージに、少なくとも第3の情報判別の結果を含めてもよいし、この結果を含める事で、第3の条件判別の結果をPGW_A30に通知してもよい。
さらに、PCRF_A60は、IP-CANセッション確立手続き中の応答メッセージに、第4の識別情報、第5の識別情報、第6の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が許可された事を示してしてもよい。
また、PCRF_A60は、IP-CANセッション確立手続き中の応答メッセージに、第11の識別情報、第12の識別情報、第17の識別情報、第18の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が拒絶された事を示してしてもよい。
第3の条件判別において、PGW_A30は第3の条件が真であるか偽であるかを判定する。第3の条件が真の場合には、PGW_A30はSGW_A35にセッション生成応答メッセージを送信する(S2206)。さらに、SGW_A35は、セッション生成応答メッセージを受信し、MME_A40にセッション生成応答メッセージを送信する(S2208)。さらに、MME_A40は、セッション生成応答メッセージを受信する。
また、PGW_A30、及び/又はSGW_A35は、セッション生成応答メッセージに、第4の識別情報、第5の識別情報、第6の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、APN、及び/又はIPアドレスを含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が許可された事を示してしてもよい。
また、第3の条件が偽の場合には、PGW_A30はSGW_A35にセッション生成拒絶メッセージを送信する(S2206)。さらに、SGW_A35は、セッション生成拒絶メッセージを受信し、MME_A40にセッション生成拒絶メッセージを送信する(S2208)。なお、セッション生成拒絶メッセージは、拒絶理由(Rejectcause)を含むセッション生成応答メッセージでもよい。
また、PGW_A30、及び/又はSGW_A35は、セッション生成拒絶メッセージに、第11の識別情報、第12の識別情報、第17の識別情報、第18の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が拒絶された事を示してしてもよい。
また、SCEF_A46は、セッション生成要求メッセージを受信した場合には、第3の条件判別を実行する。第3の条件判別において、SCEF_A46は第3の条件が真であるか偽であるかを判定する。第3の条件が真の場合には、SCEF_A46はMME_A40にセッション生成応答メッセージを送信する(S2212)。MME_A40は、セッション生成応答メッセージを受信する。また、第3の条件が偽の場合には、SCEF_A46はMME_A40にセッション生成拒絶メッセージを送信する(S2212)。各装置は、セッション生成応答メッセージ、及び/又はセッション生成拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続きの(C)の手続きを完了する。
なお、第3の条件判別は、PGW_A30及び/又はSCEF_A46が、UE_A10の要求を受諾するか否かを判別する為のものである。第3の条件が真とは、UE_A10の要求を受諾する場合であり、UE_A10の要求が許可される場合でよい。また、第3の条件が偽とは、UE_A10の要求を拒否する場合であり、第3の条件を真と判断しない場合でよい。
なお、PCRF_A60が第3の条件判別を実施した場合、PGW_A30は、PCRF_A60から受信した第3の条件判別の結果を基に、第3の条件判別を実施してもよい。例えば、PCRF_A60がUE_A10の要求を受諾する場合、PCRF_A60、及びPGW_A30は第3の条件を真としてもよく、UE_A10の要求を拒絶する場合、PCRF_A60、及びPGW_A30は第3の条件を偽としてもよい。
MME_A40は、セッション生成応答メッセージの受信に基づいて、eNB_A45にPDUセッション確立受諾(PDUsession establishment accept)メッセージを送信する(S2214)。なお、MME_A40は、セッション生成拒絶メッセージを受信した場合、本手続き中の(A)の手続きを続けず、本手続き中の(B)の手続きを開始してもよい。また、PDUセッションがPDNコネクションである場合、PDUセッション確立受諾メッセージは、PDN接続受諾(PDN Connectivity Accept)メッセージでもよいし、デフォルトEPSベアラコンテキストアクティブ化要求(Activate default EPSbearer context request)メッセージでもよい。また、PDUセッション確立受諾メッセージは、PDUセッション確立要求メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、PDUセッション確立の要求を受諾するメッセージであればよい。
eNB_A45は、PDUセッション確立受諾メッセージを受信し、UE_A10にRRCメッセージ(例えば、RRC Connection ReconfigurationメッセージやRRCConnection Setupメッセージや、RRC Direct Transferメッセージ等のRRCメッセージでもよい)、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージを送信する(S2216)。なお、PDUセッション確立受諾メッセージは、RRCメッセージに含まれて送受信されてもよい。
ここで、MME_A40は、PDUセッション確立受諾メッセージに、少なくとも第4の識別情報、第5の識別情報、第6の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、APN、及び/又はIPアドレス、及び/又はPDUセッションのタイプを含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が受諾された事を示してしてもよいし、マルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立を許可する事を示してもよい。
さらに、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第5の識別情報、及び/又は第9の識別情報、及び/又は第15の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションの確立の要求が受諾された事を示してしてもよいし、AccessTraffic Switchingを用いた通信を行う要求が受諾された事を示してもよいし、NBIFOMを用いた通信を行う要求が受諾された事を示してもよい。
また、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第5の識別情報、及び/又は第9の識別情報、及び/又は第15の識別情報を送受信する事で、ネットワークがAccess Traffic Switchingをサポートする事を示してしてもよいし、AccessTraffic SwitchingをサポートしたPDUセッションが確立された事を示してもよい。
さらに、各装置は、第15の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスが設定された事を示してもよいし、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールが設定された事を示してしてもよい。
また、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第6の識別情報、及び/又は第10の識別情報、及び/又は第16の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッション及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立の要求が受諾された事を示してもよいし、Access Traffic Splitting、及び/又はMPTCPを用いた通信を行う要求が受諾された事を示してもよい。さらに、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第6の識別情報、及び/又は第10の識別情報、及び/又は第16の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす要求が受諾された事を示してもよい。
また、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第6の識別情報、及び/又は第10の識別情報、及び/又は第16の識別情報を送受信する事で、ネットワークがAccess Traffic Splitting及び/又はMPTCPをサポートする事を示してしてもよいし、Access TrafficSplittingをサポートしたPDUセッションが確立された事を示してもよい。
さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事が許可されるか否かを示してもよい。さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信する事で、一又は複数の各フローに対して、AccessTraffic Splittingの機能が実行されるか否かを示してもよいし、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールが設定された事を示してしてもよい。さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信する事で、どのフローの通信にAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行が許可されるかを示してもよい。
さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いたAccess Traffic Splitting及び/又はMPTCP機能を開始又は停止する要求が許可された事を示してもよいし、AccessTraffic Splitting及び/又はMPTCP機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する要求が許可された事を示してもよい。
また、各装置は本手続きの開始前に既に確立しているマルチアクセスセッションと同じAPN、及び/又はIPアドレスを送受信する事で、前記マルチアクセスセッションに第1のアクセスを介した通信路が追加された事を示してしてもよい。逆に、各装置は、新たなAPN、及び/又はIPアドレスを送受信する事で、第1のアクセスを介した新たなマルチアクセスセッションが確立された事を示してしてもよいし、第1のアクセスを介した、マルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションが確立された事を示してもよい。
RRCメッセージを受信した場合、UE_A10はeNB_A45にRRCメッセージ(例えば、RRC Connection Reconfiguration CompleteメッセージやRRC Connection Setup Completeメッセージや、RRCDirect Transferメッセージ等のRRCメッセージでもよい)を送信する(S2218)。eNB_A45は、RRCメッセージを受信し、MME_A40にベアラ設定メッセージを送信する(S2220)。さらに、MME_A40は、ベアラ設定メッセージを受信する。
PDUセッション確立受諾メッセージを受信した場合、UE_A10はeNB_A45を介してMME_A40にPDUセッション確立完了(PDU session establishment complete)メッセージを送信する(S2222)(S2224)。さらに、MME_A40は、PDUセッション確立完了メッセージを受信し、本手続き中の(D)手続きを開始する。なお、PDUセッションがPDNコネクションである場合、PDUセッション確立完了メッセージは、PDN接続完了(PDN Connectivity complete)メッセージでもよいし、デフォルトEPSベアラコンテキストアクティブ化受諾(Activate default EPS bearer context accept)メッセージでもよい。また、PDUセッション確立完了メッセージは、PDUセッション確立受諾メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、PDUセッション確立手続きが完了する事を示すメッセージであればよい。
以下、本手続き中の(D)の手続きの各ステップを説明する。第2の条件が真の場合、MME_A40は、ベアラ変更要求メッセージをSGW_A35に送信し(S2226)、本手続き中の(D)の手続きを開始する。さらに、SGW_A35は、ベアラ変更要求メッセージを受信し、MME_A40にベアラ変更応答メッセージを送信する(S2228)。さらに、MME_A40は、ベアラ変更応答メッセージを受信し、本手続きの(D)の手続きを完了する。さらに、各装置は、PDUセッション確立完了メッセージの送受信、及び/又は本手続きの(D)の手続きの完了に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。MME_A40は、eNB_A45を介してUE_A10にPDUセッション確立拒絶(PDU session establishment reject)メッセージを送信し(S2230)、本手続き中の(B)の手続きを開始する。さらに、UE_A10はPDUセッション確立拒絶メッセージを受信し、UE_A10の要求が拒絶された事を認識する。各装置は、PDUセッション確立拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。PDUセッション確立拒絶メッセージには、適切な拒絶理由が含まれてもよい。なお、PDUセッションがPDNコネクションである場合、PDUセッション確立拒絶メッセージはPDN接続拒絶(PDN Connectivity reject)メッセージでよい。また、PDUセッション確立拒絶メッセージは、PDUセッション確立要求メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、PDUセッション確立の要求を拒絶するメッセージであればよい。
また、MME_A40は、PDUセッション確立拒絶メッセージに、第11の識別情報、第12の識別情報、第17の識別情報、第18の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が拒絶された事を示してしてもよいし、接続先のネットワークがマルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立をサポートしていない事を示してもよいし、マルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立を許可しない事を示してもよい。
さらに、各装置は、第11の識別情報、及び/又は第17の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションの確立の要求が拒絶された事を示してしてもよいし、Access Traffic Switchingを用いた通信を行う要求が拒絶された事を示してもよいし、NBIFOMを用いた通信を行う要求が拒絶された事を示してもよいし、各要求が拒絶された理由を通知してもよい。
さらに、各装置は、第17の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスの設定が許可されなかった事を示してもよいし、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールの設定が許可されなかった事を示してしてもよい。
また、各装置は、第12の識別情報、及び/又は第18の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッション、及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立の要求が拒絶された事を示してもよいし、Access TrafficSplitting、及び/又はMPTCPを用いた通信を行う要求が拒絶された事を示してもよい。さらに、各装置は、第12の識別情報、及び/又は第18の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす要求が拒絶された事を示してもよいし、各要求が拒絶された理由を通知してもよい。
さらに、各装置は、第18の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事が許可されない事を示してもよい。さらに、各装置は、第18の識別情報を送受信する事で、一又は複数の各フローに対して、AccessTraffic Splitting、及び/又はMPTCPの機能の実行が許可されない事を示してもよいし、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールの設定が許可されなかった事を示してしてもよい。さらに、各装置は、第18の識別情報を送受信する事で、どのフローの通信がAccess TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行を許可しないかを示してもよい。
さらに、各装置は、第18の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いたAccess Traffic Splitting及び/又はMPTCP機能を開始又は停止する要求が許可されなかった事を示してもよいし、AccessTraffic Splitting及び/又はMPTCP機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する要求が許可されなかった事を示してもよい。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。なお、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、PDUセッションが確立された状態に遷移してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きが拒絶された事を認識してもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、マルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションを確立してもよい。言い換えると、各装置は、マルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションを、第4の識別情報、第5の識別情報、第6の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送受信した場合は確立してもよく、第11の識別情報、第12の識別情報、第17の識別情報、第18の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送受信した場合は確立しなくてもよい。さらに、各装置は、マルチアクセスセッションを確立する事で、第1のアクセスを介した通信路と第2のアクセスを介した通信路を用いた通信が実行可能となってもよい。
さらに、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第5の識別情報、及び/又は第9の識別情報、及び/又は第15の識別情報を送受信した場合、第1のタイプのマルチアクセスセッションを確立してもよいし、Access TrafficSwitchingをサポートしたPDUセッションを確立してもよい。さらに、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第5の識別情報、及び/又は第9の識別情報、及び/又は第15の識別情報を送受信した場合、確立したPDUセッションが第1のタイプのマルチアクセスセッションである事を認識してもよいし、確立したPDUセッションにAccess Traffic Switching、及び/又はNBIFOMが適応された事を認識してもよい。
また、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第6の識別情報、及び/又は第10の識別情報、及び/又は第16の識別情報を送受信した場合、第2のタイプのマルチアクセスセッションを確立してもよいし、確立したPDUセッションが第2のタイプのマルチアクセスセッションである事を認識してもよい。
さらに、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第6の識別情報、及び/又は第10の識別情報、及び/又は第16の識別情報を送受信した場合、第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションを確立してもよいし、確立したPDUセッションが第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションである事を認識してもよい。
さらに、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第6の識別情報、及び/又は第10の識別情報、及び/又は第16の識別情報を送受信した場合、AccessTraffic SplittingをサポートしたPDUセッションを確立してもよいし、確立したPDUセッションにAccess Traffic Splitting、及び/又はMPTCPが適応された事を認識してもよい。
さらに、各装置は、第15の識別情報を送受信した場合、確立したPDUセッションで用いるアクセス、及び/又はルーティングルールを認識、記憶してもよい。さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信した場合、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事を許可する情報、及び/又は送受信するユーザデータの一又は複数の各フローに対してAccess TrafficSplitting、及び/又はMPTCPの機能を実行するか否かを示す情報、及び/又は確立したPDUセッションで用いるルーティングルールを認識、記憶してもよい。さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信した場合、どのフローの通信にAccess TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能が適応可能かを認識してもよい。
さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信した場合、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いたAccess Traffic Splitting及び/又はMPTCP機能を開始又は停止してもよいし、Access TrafficSplitting及び/又はMPTCP機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止してもよい。さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信した場合、Access Traffic Splitting及び/又はMPTCP機能が実行可能な状態へ遷移してもよい。
さらに、各装置は、第11の識別情報、及び/又は第17の識別情報を送受信した場合、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスの設定が許可されなかった事を認識してもよいし、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールの設定が許可されなかった事を認識してもよい。さらに、各装置は、第11の識別情報、及び/又は第17の識別情報を送受信した場合、Access Traffic Switching機能、及び/又はNBIFOM機能がサポートされていない事を認識してもよい。
さらに、各装置は、第12の識別情報、及び/又は第18の識別情報を送受信した場合、一又は複数の各フローに対して、AccessTraffic Splitting、及び/又はMPTCPの機能の実行が許可されない事を認識してもよいし、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールの設定が許可されなかった事を認識してしてもよい。さらに、各装置は、第18の識別情報を送受信する事で、どのフローの通信がAccess TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能をサポートしていない事を示してもよい。さらに、第12の識別情報、及び/又は第18の識別情報を送受信した場合、Access Traffic Splitting及び/又はMPTCPの機能がサポートされていない事を認証してもよい。
さらに、各装置は、第12の識別情報、及び/又は第18の識別情報を送受信した場合、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いたAccess Traffic Splitting及び/又はMPTCP機能を開始又は停止できなかった事を認識してもよいし、AccessTraffic Splitting及び/又はMPTCP機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する事ができなかった事を認識してもよい。
さらに、各装置は、第11の識別情報、第12の識別情報、第17の識別情報、第18の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送受信した場合、UE_A10の要求が拒絶された事を認識してもよいし、UE_A10の要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、各装置は、UE_A10の要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きの開始前に既に確立されているマルチアクセスセッションに第1のアクセスを介した通信路が追加されたのか、第1のアクセスを介した新たなマルチアクセスセッションが確立されたのか、マルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションが第1のアクセスを介して確立されたのかを判断してもよい。
例えば、各装置は、既に確立されているマルチアクセスセッションと同じAPN、及び/又はIPアドレスを送受信した場合、既に確立されているマルチアクセスセッションに第1のアクセスを介した通信路が追加された事を認識してもよい。また、各装置は、既に確立されているマルチアクセスセッションとは異なるAPN、及び/又はIPアドレスを送受信した場合、第1のアクセスを介した新たなマルチアクセスセッション、及び/又は第1のアクセスを介したマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションが確立された事を認識してもよい。
また、前述した第1から第3の条件判別は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて実行されてもよい。また、第1から第3の条件の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
例えば、第1の条件、及び/又は第3の条件は、UE_A10がマルチアクセスセッションの確立を要求し、ネットワークが要求を許可する場合、真でよい。また、第1の条件、及び/又は第3の条件は、UE_A10がマルチアクセスセッションの確立を要求し、ネットワークが要求を許可しない場合、偽でよい。さらに、第1の条件、及び/又は第3の条件は、UE_A10の接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置がマルチアクセスセッションの確立をサポートしていない場合、偽でもよい。
より詳細には、第1の条件、及び/又は第3の条件は、UE_A10が要求する、第1のタイプ、及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッション及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立の要求が、受け入れられる場合は真であってもよく、受け入れられない場合は偽でもよい。
さらに、第1の条件、及び/又は第3の条件は、UE_A10が要求する、マルチアクセスセッションで用いられるアクセスの種類、及び/又はルーティングルールが、受け入れられる場合は真であってもよく、受け入れられない場合は偽でもよい。
さらに、第1の条件、及び/又は第3の条件は、UE_A10が要求する、AccessTraffic Switchingの機能、及び/又はNBIFOMの機能、及び/又はAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPを有効にするか否かの要求が、受け入れられる場合は真であってもよく、受け入られない場合は偽でもよい。
さらに、第1の条件、及び/又は第3の条件は、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いたAccess Traffic Splitting及び/又はMPTCP機能を開始又は停止する要求が、受け入れられる場合は真であってもよく、受け入られない場合は偽でもよい。さらに、第1の条件、及び/又は第3の条件は、Access Traffic Splitting及び/又はMPTCP機能を用いたユーザデータの送受信の開始又は停止の要求が、受け入れられる場合は真であってもよく、受け入られない場合は偽でもよい。
[1.3.2.2.UE主導の第2のアクセスを介したPDUセッション確立手続き例]
図18を用いて、UE_A10が主導して第2のアクセスを介したPDUセッション確立手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まず、UE_A10は、アクセスネットワーク、及び/又はコアネットワーク_A90との間でセキュリティアソシエーションを確立する為の手続きを実行する(S2300)。なお、UE_A10は、ネットワークとの間のセキュリティアソシエーションが既に確立されている場合、セキュリティアソシエーション手続きを省略してもよい。
次に、UE_A10は、アクセスネットワークの装置に対して制御メッセージを送信する。具体的には、UE_A10は、接続先のアクセスネットワークが第2のアクセス、及び/又はWLAN ANa70の場合、TWAG_A74にPDUセッション確立要求メッセージを送信する(S2302)。また、UE_A10は、接続先のアクセスネットワークが第2のアクセス、及び/又はWLAN ANb75の場合、ePDG_A65にIKE_AUTH要求メッセージを送信する(S2302)。
なお、本手続きは、第2のアクセスを介したUE主導のPDUセッション確立手続き例でよい。ここで、UE_A10は、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はIKE_AUTH要求メッセージに、少なくとも第1の識別情報、第2の識別情報、第3の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、マルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションを確立する事を要求してもよい。
さらに、各装置は、第1の識別情報、第2の識別情報、第3の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送受信する事で、上述したUE主導のPDUセッション確立手続き例での各装置の動作と同様の動作を行ってもよい。
さらに、UE_A10は、既にマルチアクセスセッションを確立している場合、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はIKE_AUTH要求メッセージに、初期要求(initial request)ではない事を示す情報、及び/又はマルチアクセスセッションで使用されているAPNを含める事で、既に確立しているマルチアクセスセッションに対して第2のアクセスを介した通信路を加える事を要求してもよい。なお、初期要求ではない事を示す情報は、ハンドオーバーである事を示す情報でもよい。
逆に、UE_A10は、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はIKE_AUTH要求メッセージに、初期要求(initial request)である事を示す情報を含めて送信してもよいし、これらの識別情報を含める事で、新たなマルチアクセスセッションを、第2のアクセスを介して確立する事を要求してもよい。
さらに、UE_A10は、要求するPDUセッションのタイプを示す情報を、PDUセッション確立要求メッセージに含めて送信してもよいし、要求するPDUセッションのタイプの示す情報を含める事で、確立されるPDUセッションに割り当てられるIPアドレスの種類を要求してもよい。
UE_A10の接続先が第2のアクセス、及び/又はWLAN ANa70の場合、TWAG_A74は、PDUセッション確立要求メッセージを受信し、第1の条件を判別する。また、UE_A10の接続先が第2のアクセス、及び/又はWLAN ANb75の場合、ePDG_A65は、IKE_AUTH要求メッセージを受信し、第1の条件を判別する。TWAG_A74、及び/又はePDG_A65は、第1の条件が真の場合、本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の条件が偽の場合、本手続き中の(B)の手続きを開始する。
以下、本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。TWAG_A74、及び/又はePDG_A65は、セッション生成要求メッセージをPGW_A30に送信し、本手続き中の(A)の手続きを開始する(S2304)。さらに、PGW_A30は、セッション生成要求メッセージを受信し、第3の条件を判別する。
ここで、TWAG_A74、及び/又はePDG_A65は、セッション生成要求メッセージに第1の識別情報、第2の識別情報、第3の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、初期要求であるか否かを示す情報、及び/又はAPN、及び/又は要求するPDUセッションのタイプを含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求を伝達してもよい。
また、第3の条件判別は、上述したUE主導のPDUセッション確立手続き例と同様に、PGW_A30ではなく、PCRF_A60が実施してもよい。従って、ここでの説明は省略する。
第3の条件が真の場合には、PGW_A30は、セッション生成要求メッセージの送信元に対して、セッション生成応答メッセージを送信する(S2306)。さらに、セッション生成要求メッセージの送信元は、セッション生成応答メッセージを受信する。なお、セッション生成要求メッセージの送信元とは、TWAG_A74でもよいし、ePDG_A65でもよい。
また、PGW_A30は、セッション生成応答メッセージに、第4の識別情報、第5の識別情報、第6の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、APN、及び/又はIPアドレス、及び/又はPDUセッションのタイプを含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が許可された事を示してしてもよい。
第3の条件が偽の場合には、セッション生成要求メッセージの送信元に対して、セッション生成拒絶メッセージを送信する(S2306)。さらに、セッション生成要求メッセージの送信元は、セッション生成拒絶メッセージを受信する。なお、セッション生成拒絶メッセージは、拒絶理由を含むセッション生成応答メッセージでもよい。
また、PGW_A30は、セッション生成拒絶メッセージに、第11の識別情報、第12の識別情報、第17の識別情報、第18の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が拒絶された事を示してしてもよい。
なお、第3の条件判別は、PGW_A30、及び/又はPCRF_A60が、UE_A10の要求を受諾するか否かを判別する為のものである。第3の条件判別は、上述したUE主導のPDUセッション確立手続き例と同様でもよい。従って、ここでの説明は省略する。
次に、TWAG_A74は、セッション生成応答メッセージを受信した場合、UE_A10にPDUセッション確立受諾メッセージを送信する(S2308)。又は、ePDG_A65は、セッション生成応答メッセージを受信した場合、UE_A10にIKE_AUTH応答メッセージを送信する(S2308)。なお、TWAG_A74、及び/又はePDG_A65は、セッション生成拒絶メッセージを受信した場合、本手続き中の(A)の手続きを続けず、本手続き中の(B)の手続きを開始してもよい。
ここで、TWAG_A74は、PDUセッション確立受諾メッセージに、少なくとも第4の識別情報、第5の識別情報、第6の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、APN、及び/又はIPアドレス、及び/又はPDUセッションのタイプを含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が受諾された事を示してしてもよいし、接続先のネットワークがマルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立をサポートする事を示してもよいし、マルチアクセスセッションの確立、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立を許可する事を示してもよい。
また、ePDG_A65は、IKE_AUTH応答メッセージに、少なくとも第4の識別情報、第5の識別情報、第6の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、APN、及び/又はIPアドレス、及び/又はPDUセッションのタイプを含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が受諾された事を示してしてもよいし、接続先のネットワークがマルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立をサポートする事を示してもよいし、マルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立を許可する事を示してもよい。
さらに、各装置は、第4の識別情報、第5の識別情報、第6の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送受信する事で、上述したUE主導のPDUセッション確立手続き例での各装置の動作と同様の動作を行ってもよい。
また、各装置は本手続きの開始前に既に確立しているマルチアクセスセッションと同じAPN、及び/又はIPアドレスを送受信する事で、前記マルチアクセスセッションに第2のアクセスを介した通信路が追加された事を示してしてもよい。逆に、各装置は、新たなAPN、及び/又はIPアドレスを送受信する事で、第2のアクセスを介した新たなマルチアクセスセッションが確立された事を示してしてもよいし、第2のアクセスを介した、マルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションが確立された事を示してもよい。
UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はIKE_AUTH応答メッセージを受信し、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。TWAG_A74は、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はセッション生成拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10にPDUセッション確立拒絶メッセージを送信する(S2310)。又は、ePDG_A65は、IKE_AUTH要求メッセージ、及び/又はセッション生成拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10にIKE_AUTH応答メッセージを送信する(S2310)。
また、TWAG_A74は、PDUセッション確立拒絶メッセージに、第11の識別情報、第12の識別情報、第17の識別情報、第18の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が拒絶された事を示してしてもよいし、接続先のネットワークがマルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立をサポートしていない事を示してもよいし、マルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立を許可しない事を示してもよい。
また、ePDG_A65は、IKE_AUTH応答メッセージに、第11の識別情報、第12の識別情報、第17の識別情報、第18の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が拒絶された事を示してしてもよいし、接続先のネットワークがマルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立をサポートしていない事を示してもよいし、マルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立を許可しない事を示してもよい。
さらに、各装置は、第11の識別情報、第12の識別情報、第17の識別情報、第18の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送受信する事で、上述したUE主導のPDUセッション確立手続き例での各装置の動作と同様の動作を行ってもよい。
UE_A10は、PDUセッション確立拒絶メッセージ、及び/又はIKE_AUTH応答メッセージを受信し、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
各装置は、本手続き中の(A)、又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。なお、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、PDUセッションが確立された状態に遷移してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きが拒絶された事を認識してもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、上述したUE主導のPDUセッション確立手続き例での各装置の動作と同様の動作を行ってもよい。また、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きの開始前に既に確立されているマルチアクセスセッションに第2のアクセスを介した通信路が追加されたのか、第2のアクセスを介した新たなマルチアクセスセッションが確立されたのか、マルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションが第2のアクセスを介して確立されたのかを判断してもよい。
例えば、各装置は、既に確立されているマルチアクセスセッションと同じAPN、及び/又はIPアドレスを送受信した場合、既に確立されているマルチアクセスセッションに第2のアクセスを介した通信路が追加された事を認識してもよい。また、各装置は、既に確立されているマルチアクセスセッションとは異なるAPN、及び/又はIPアドレスを送受信した場合、第2のアクセスを介した新たなマルチアクセスセッション、及び/又は第2のアクセスを介したマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションが確立された事を認識してもよい。
また、第1の条件判別、及び/又は第3の条件判別は、上述したUE主導のPDUセッション確立手続き例と同様でよい。
[1.3.3.アタッチ手続き例]
図16を用いて、アタッチ手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まず、UE_A10は、eNB_A45を介してMME_A40にアタッチ要求(Attach request)メッセージを送信し(S2100)、アタッチ手続きを開始する。UE_A10は、アタッチ要求メッセージに、前述したPDUセッション確立要求メッセージを含めて送信してもよいし、PDUセッション確立要求メッセージを含める事で、アタッチ手続き中でPDUセッション確立手続きを実施する事を要求してもよい。
なお、本手続きは、第1のアクセスを介したアタッチ手続き例でよい。ここで、UE_A10は、アタッチ要求メッセージに、少なくとも第1の識別情報、第2の識別情報、第3の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、マルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立をUE_A10がサポートする事を示してもよい。
また、UE_A10は、アタッチ要求メッセージに、少なくとも第25の識別情報、第26の識別情報、第27の識別情報、第28の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、マルチホーミングをサポートする事を示してもよい。
さらに、各装置は、第1の識別情報、及び/又は第2の識別情報、及び/又は第7の識別情報、及び/又は第13の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションの確立をUE_A10がサポートする事を示してもよいし、Access Traffic Switchingを用いた通信をUE_A10がサポートする事を示してもよいし、NBIFOMを用いた通信をUE_A10がサポートする事を示してもよい。
さらに、各装置は、第1の識別情報、及び/又は第2の識別情報、及び/又は第7の識別情報、及び/又は第13の識別情報を送受信する事で、UE_A10がAccess Traffic Switchingをサポートする事を示してもよいし、AccessTraffic SwitchingをサポートしたPDUセッションの確立をUE_A10がサポートする事を示してもよい。
さらに、各装置は、第13の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信が可能なアクセス、及び/又はUE_A10が設定可能な第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールを示してもよい。
また、各装置は、第1の識別情報、及び/又は第3の識別情報、及び/又は第8の識別情報、及び/又は第14の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッション及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立をUE_A10がサポートする事を示してもよいし、Access TrafficSplitting、及び/又はMPTCPを用いた通信をUE_A10がサポートする事を示してもよい。さらに、各装置は、第1の識別情報、及び/又は第3の識別情報、及び/又は第8の識別情報、及び/又は第14の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事をサポートする事を示してもよい。
さらに、各装置は、第1の識別情報、及び/又は第3の識別情報、及び/又は第8の識別情報、及び/又は第14の識別情報を送受信する事で、UE_A10がAccess Traffic Splitting、及び/又はMPTCPをサポートする事を示してもよいし、Access TrafficSplittingをサポートしたPDUセッションの確立をUE_A10がサポートする事を示してもよい。
さらに、各装置は、第14の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事をサポートする事を示してもよい。さらに、各装置は、第14の識別情報を送受信する事で、一又は複数の各フローに対して、AccessTraffic Splitting、及び/又はMPTCPの機能を実行できる否かを示してもよいし、UE_A10が設定可能な第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールを示してもよい。さらに、各装置は、第14の識別情報を送受信する事で、どのフローの通信がAccess TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行するかを示してもよい。
さらに、各装置は、第14の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いたAccess Traffic Splitting及び/又はMPTCP機能の開始又は停止をUE_A10がサポートする事を示してもよいし、Access Traffic Splitting及び/又はMPTCP機能を用いたユーザデータの送受信の開始又は停止をUE_A10がサポートする事を示してもよい。
さらに、各装置は、第25の識別情報、及び/又は第26の識別情報、及び/又は第27の識別情報、及び/又は第28の識別情報を送受信する事で、UE_A10がマルチホーミングをサポートする事を示してもよいし、マルチホーミング環境におけるユーザデータの送受信をUE_A10がサポートする事を示してもよい。
さらに、各装置は、第25の識別情報を送受信する事で、SSCmode 3におけるサービスセッション継続をUE_A10がサポートする事を示してもよいし、SSC mode 3をサポートしたPDUセッションの確立をUE_A10がサポートする事を示してもよい。さらに、各装置は、第25の識別情報を送受信する事で、UE_A10がサポートするSSC modeを示してもよい。
さらに、各装置は、第26の識別情報、及び/又は第27の識別情報を送受信する事で、IPv4、及び/又はIPv6を用いたマルチホーミングをUE_A10がサポートする事を示してもよいし、IPv4、及び/又はIPv6を用いたマルチホーミングをサポートするPDUセッションの確立をUE_A10がサポートする事を示してもよい。さらに、各装置は、第26の識別情報、及び/又は第27の識別情報を送受信する事で、マルチホーミングを実施する上で、UE_A10がサポートするPDUセッションのタイプを示してもよい。
さらに、各装置は、第28の識別情報を送受信する事で、UE_A10が有するDefault SSC modeを示してもよいし、UE_A10が要求する、及び/又はサポートするDefault SSC modeを示してもよい。
なお、UE_A10は、これらの識別情報を、アタッチ要求メッセージとは異なる制御メッセージに含めて送信してもよい。例えば、UE_A10は、ESM(EPS Session Management)情報要求メッセージへの応答メッセージであるESM情報応答メッセージ(S2102)に、これらの識別情報を含めて送信してもよい。
MME_A40は、アタッチ要求メッセージ及び/又はESM情報応答メッセージを受信し、第1の条件判別を実行する。MME_A40は、第1の条件が真の場合、本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の条件が偽の場合、本手続き中の(B)の手続きを開始する。
以下、本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。MME_A40は、第4の条件判別を実行し、本手続き中の(A)の手続きを開始する。第4の条件判別において、MME_A40は第4の条件が真であるか偽であるかを判定する。MME_A40は、UE主導のPDUセッション確立手続き中の(C)の手続きを、第4の条件が真の場合には開始し、第4の条件が偽の場合には省略する(S2104)。さらに、MME_A40は、アタッチ要求メッセージ及び/又はセッション生成応答メッセージの受信に基づいて、eNB_A45にアタッチ受諾(Attach accept)メッセージを送信する(S2106)。なお、MME_A40は、セッション生成拒絶メッセージを受信した場合、本手続き中の(A)の手続きを続けず、本手続き中の(B)の手続きを開始してもよい。
eNB_A45は、アタッチ受諾メッセージを受信し、UE_A10にRRCメッセージ(例えば、RRCConnection ReconfigurationメッセージやRRC Connection Setupメッセージや、RRC Direct Transferメッセージ等のRRCメッセージでもよい)及び/又はアタッチ受諾メッセージを送信する(S2108)。なお、アタッチ受諾メッセージは、RRCメッセージに含まれて送受信されてもよい。さらに、第4の条件が真の場合、MME_A40は、アタッチ受諾メッセージに、前述したPDUセッション確立受諾メッセージを含めて送信してもよいし、PDUセッション確立受諾メッセージを含める事で、PDUセッション確立手続きが受諾された事を示してもよい。
ここで、MME_A40は、アタッチ受諾メッセージに、少なくとも第4の識別情報、第5の識別情報、第6の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が受諾された事を示してしてもよいし、接続先のネットワークがマルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立をサポートする事を示してもよいし、マルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立を許可する事を示してもよい。
また、MME_A40は、アタッチ受諾メッセージに、少なくとも第29の識別情報、第30の識別情報、第31の識別情報、第32の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が受諾された事を示してもよいし、ネットワークがマルチホーミングをサポートする事を示してもよい。
さらに、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第5の識別情報、及び/又は第9の識別情報、及び/又は第15の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションの確立をネットワークがサポートする事を示してしてもよいし、Access Traffic Switchingを用いた通信をネットワークがサポートする事を示してもよいし、NBIFOMを用いた通信をネットワークがサポートする事を示してもよい。
また、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第5の識別情報、及び/又は第9の識別情報、及び/又は第15の識別情報を送受信する事で、ネットワークがAccess Traffic Switchingをサポートする事を示してしてもよいし、AccessTraffic SwitchingをサポートしたPDUセッションの確立をネットワークがサポートする事を示してもよい。
さらに、各装置は、第15の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信が可能なアクセスを示してもよいし、ネットワークが設定可能な第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールを示してもよい。
また、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第6の識別情報、及び/又は第10の識別情報、及び/又は第16の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッション及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立をネットワークがサポートする事を示してもよいし、Access Traffic Splitting、及び/又はMPTCPを用いた通信をネットワークがサポートする事を示してもよい。さらに、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第6の識別情報、及び/又は第10の識別情報、及び/又は第16の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事をサポートする事を示してもよい。
また、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第6の識別情報、及び/又は第10の識別情報、及び/又は第16の識別情報を送受信する事で、ネットワークがAccess Traffic Splitting、及び/又はMPTCPをサポートする事を示してしてもよいし、Access TrafficSplittingをサポートしたPDUセッションの確立をネットワークがサポートする事を示してもよい。
さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信する事で、一又は複数の各フローに対して、Access Traffic Splittingの機能を実行する事ができるか否かを示してもよいし、ネットワークが設定可能な第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールを示してしてもよい。さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信する事で、どのフローの通信にAccess TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能がサポートされるかを示してもよい。
さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いたAccess Traffic Splitting及び/又はMPTCP機能の開始又は停止をサポートする事を示してもよいし、AccessTraffic Splitting及び/又はMPTCP機能を用いたユーザデータの送受信の開始又は停止をサポートする事を示してもよい。
さらに、各装置は、第29の識別情報、及び/又は第30の識別情報、及び/又は第31の識別情報、及び/又は第32に識別情報を送受信する事で、ネットワークがマルチホーミングをサポートする事を示してもよいし、マルチホーミング環境におけるユーザデータの送受信をネットワークがサポートする事を示してもよい。
さらに、各装置は、第29の識別情報を送受信する事で、SSCmode 3におけるサービスセッション継続をネットワークがサポートする事を示してもよいし、SSC mode 3をサポートしたPDUセッションの確立をネットワークがサポートする事を示してもよい。さらに、各装置は、第29の識別情報を送受信する事で、ネットワークがサポートするSSC modeを示してもよい。
さらに、各装置は、第30の識別情報、及び/又は第31の識別情報を送受信する事で、IPv4、及び/又はIPv6を用いたマルチホーミングをネットワークがサポートする事を示してもよいし、IPv4、及び/又はIPv6を用いたマルチホーミングをサポートするPDUセッションの確立をネットワークがサポートする事を示してもよい。さらに、各装置は、第30の識別情報、及び/又は第31の識別情報を送受信する事で、マルチホーミングを実施する上で、ネットワークがサポートするPDUセッションのタイプを示してもよい。
さらに、各装置は、第32の識別情報を送受信する事で、ネットワークが有するDefault SSC modeを示してもよいし、ネットワークが要求する、及び/又はサポートするするDefault SSC modeを示してもよい。さらに、各装置は、第32の識別情報を送受信する事で、ネットワークが許可するDefault SSC modeを示してもよい。
ここで、第1から第3の条件判別は、UE主導のPDUセッション確立手続き中の第1から第3の条件判別と同じでよい。また、第4の条件判別は、MME_A40が、PDUセッション確立手続きを実施するか否かを判別する為のものである。第4の条件が真とは、PDUセッション確立要求メッセージを受信した場合であり、本手続き中でUE主導のPDUセッション確立手続きも実行する場合でよい。また、第4の条件が偽とは、PDUセッション確立要求メッセージを受信しなかった場合であり、本手続き中でUE主導のPDUセッション確立手続きも実行しない場合でよいし、第4の条件を真と判断しない場合でよい。
UE_A10がeNB_A45からRRCメッセージを受信した場合、UE_A10は、eNB_A45にRRCコネクションメッセージ(例えば、RRC Connection Reconfiguration CompleteメッセージやRRC Connection Setup Completeメッセージや、RRCDirect Transferメッセージ等のRRCメッセージでもよい)を送信する(S2110)。eNB_A45は、RRCメッセージを受信し、MME_A40にベアラ設定メッセージを送信する(S2112)。さらに、MME_A40は、ベアラ設定メッセージを受信する。
UE_A10がMME_A40からeNB_A45を介してアタッチ受諾メッセージを受信した場合、UE_A10は、eNB_A45を介してMME_A40にアタッチ完了(Attach complete)メッセージを送信する(S2114)(S2116)。さらに、MME_A40は、アタッチ完了メッセージを受信する。さらに、第4の条件が真の場合、MME_A40は、UE主導のPDUセッション確立手続き中の(D)手続きを開始する(S2118)。各装置は、アタッチ完了メッセージの送受信、及び/又はUE主導のPDUセッション確立手続き中の(D)手続きの完了に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
なお、UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージを受信した場合、アタッチ完了メッセージに、前述したPDUセッション確立完了メッセージを含めて送信してもよいし、PDUセッション確立完了メッセージを含める事で、PDUセッション確立手続きを完了する事を示してもよい。
次に、本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。MME_A40は、eNB_A45を介してUE_A10にアタッチ拒絶(Attach reject)メッセージを送信し、本手続き中の(B)の手続きを開始する(S2120)。さらに、UE_A10は、アタッチ拒絶メッセージを受信し、UE_A10の要求が拒絶された事を認識する。各装置は、アタッチ拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。なお、第4の条件が真の場合、MME_A40は、アタッチ拒絶メッセージに、前述したPDUセッション確立拒絶メッセージを含めて送信してもよいし、PDUセッション確立拒絶メッセージを含める事で、PDUセッション確立手続きが拒絶された事を示してもよい。その場合、UE_A10は、さらに、PDUセッション確立拒絶メッセージを受信してもよいし、PDUセッション確立手続きが拒絶された事を認証してもよい。
また、MME_A40は、アタッチ拒絶メッセージに、第11の識別情報、第12の識別情報、第17の識別情報、第18の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が拒絶された事を示してしてもよいし、接続先のネットワークがマルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立をサポートしていない事を示してもよいし、マルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立を許可しない事を示してもよい。
さらに、各装置は、第11の識別情報、及び/又は第17の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションの確立をネットワークがサポートしない事を示してしてもよいし、Access Traffic Switchingを用いた通信をネットワークがサポートしない事を示してもよいし、NBIFOMを用いた通信をネットワークがサポートしない事を示してもよいし、各要求が拒絶された理由を通知してもよい。
また、各装置は、第12の識別情報、及び/又は第18の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッション及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立をネットワークがサポートしない事を示してもよいし、AccessTraffic Splitting、及び/又はMPTCPを用いた通信をネットワークがサポートしない事を示してもよい。さらに、各装置は、第12の識別情報、及び/又は第18の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事をネットワークがサポートしない事を示してもよいし、各要求が拒絶された理由を通知してもよい。
さらに、各装置は、第18の識別情報を送受信する事で、一又は複数の各フローに対して、Access Traffic Splitting、及び/又はMPTCPの機能の実行をネットワークがサポートしていない事を示してもよいし、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールの設定をネットワークがサポートしていない事を示してしてもよい。さらに、各装置は、第18の識別情報を送受信する事で、どのフローの通信がAccess TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能をサポートしていない事を示してもよい。
さらに、各装置は、第18の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いたAccess Traffic Splitting及び/又はMPTCP機能を開始又は停止をネットワークがサポートしない事を示してもよいし、AccessTraffic Splitting及び/又はMPTCP機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止をネットワークがサポートしない事を示してもよい。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。なお、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、UE_A10がネットワークに接続した状態及び/又は登録状態に遷移してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きが拒絶された事を認識してもよい。また、各装置の各状態への遷移は、本手続きの完了に基づいて行われてもよく、PDUセッションの確立に基づいて行われてもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、マルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立が可能であると判断してもよい。言い換えると、各装置は、マルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションを第4の識別情報、第5の識別情報、第6の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送受信した場合は確立が可能であると判断してもよく、第11の識別情報、第12の識別情報、第17の識別情報、第18の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送受信した場合は確立が可能ではないと判断してもよい。さらに、各装置は、マルチアクセスセッション、及び/又はマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立が可能であると判断する事で、第1のアクセスを介した通信路と第2のアクセスを介した通信路を用いた通信を実行可能にする事ができる判断してもよい。
さらに、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第5の識別情報、及び/又は第9の識別情報、及び/又は第15の識別情報を送受信した場合、第1のタイプのマルチアクセスセッションの確立が可能であると判断してもよいし、AccessTraffic SwitchingをサポートしたPDUセッションの確立が可能であると判断してもよい。さらに、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第5の識別情報、及び/又は第9の識別情報、及び/又は第15の識別情報を送受信した場合、Access Traffic Switching、及び/又はNBIFOMが適応可能であるPDUセッションを確立する事ができると認識してもよい。
また、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第6の識別情報、及び/又は第10の識別情報、及び/又は第16の識別情報を送受信した場合、第2のタイプのマルチアクセスセッション、及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションとして構成可能なPDUセッションの確立が可能であると判断してもよいし、Access Traffic SplittingをサポートしたPDUセッションの確立が可能であると判断してもよい。さらに、各装置は、第4の識別情報、及び/又は第6の識別情報、及び/又は第10の識別情報、及び/又は第16の識別情報を送受信した場合、Access Traffic Splitting、及び/又はMPTCPが適応可能であるPDUセッションを確立する事ができると認識してもよい。
さらに、各装置は、第15の識別情報を送受信した場合、第1のタイプのマルチアクセスセッションで利用可能なアクセス、及び/又はルーティングルールを認識、記憶してもよい。さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信した場合、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事を許可する情報、及び/又は送受信する一又は複数のユーザデータの各フローに対してAccess TrafficSplitting、及び/又はMPTCPの機能が実行可能か否かを示す情報、及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションで利用可能なルーティングルールを認識、記憶してもよい。さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信した場合、どのフローの通信にAccess TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能が適応可能かを認識してもよい。
さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信した場合、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いたAccess Traffic Splitting及び/又はMPTCP機能を開始又は停止してもよいし、Access TrafficSplitting及び/又はMPTCP機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止してもよい。さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信した場合、Access Traffic Splitting及び/又はMPTCP機能が実行可能な状態へ遷移してもよい。
さらに、各装置は、第11の識別情報、第12の識別情報、第17の識別情報、第18の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送受信した場合、UE_A10の要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、各装置は、UE_A10の要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよい。
さらに、各装置は、第25の識別情報、及び/又は第26の識別情報、及び/又は第27の識別情報を送受信した場合、UE_A10がマルチホーミングをサポートする事を認証してもよいし、UE_A10がサポートする、マルチホーミングにおけるPDUセッションのタイプを認証してもよい。さらに、各装置は、第25の識別情報、及び/又は第26の識別情報、及び/又は第27の識別情報を送受信した場合、UE_A10がSSC mode 3におけるサービスセッション継続をサポートする事を認証、記憶してもよいし、UE_A10がサポートするSSC modeを認証、記憶してもよい。
さらに、各装置は、第28の識別情報を送受信した場合、UE_A10がサポートするDefault SSC modeを認証、記憶してもよいし、ネットワークのDefaultSSC modeを第28の識別情報が示すモードに設定、及び/又は変更してもよい。
さらに、各装置は、第29の識別情報、及び/又は第30の識別情報、及び/又は第31の識別情報を送受信した場合、ネットワークがマルチホーミングをサポートする事を認証してもよいし、ネットワークがサポートする、マルチホーミングにおけるPDUセッションのタイプを認証してもよい。さらに、各装置は、第29の識別情報、及び/又は第30の識別情報、及び/又は第31の識別情報を送受信した場合、ネットワークがSSC mode 3におけるサービスセッション継続をサポートする事を認証、記憶してもよいし、ネットワークがサポートするSSC modeを認証、記憶してもよい。
さらに、各装置は、第32の識別情報を送受信した場合、ネットワークがサポートするDefault SSC modeを認証、記憶してもよいし、UE_A10のDefault SSC modeを第32の識別情報が示すモードに設定、及び/又は変更してもよい。
また、上述した第1から第4の条件判別は、アタッチ要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて実行されてもよい。また、第1から第4の条件の真偽が決まる条件は上述した条件に限らなくてもよい。
例えば、また、第1の条件判別、及び/又は第3の条件判別は、上述したUE主導のPDUセッション確立手続き例と同様でよい。さらに、第1の条件、及び/又は第3の条件は、ネットワークが、マルチホーミング、及び/又はSSC mode 3でのサービスセッション継続を、サポートする場合に真でもよいし、サポートしない場合、偽でもよい。さらに、第1の条件、及び/又は第3の条件は、ネットワークが、IPv4及び/又はIPv6を用いたマルチホーミングを、サポートする場合に真でもよいし、サポートしない場合、偽でもよい。さらに、第1の条件、及び/又は第3の条件は、UE_A10が要求するDefault SSC modeが、受諾される場合、真でもよいし、拒絶される場合、偽でもよい。なお、第1の条件、及び/又は第3の条件が決まる条件は、これに限らない。
[1.3.3.1. 第2のアクセスを介したアタッチ手続き例]
次に、第2のアクセスを介したアタッチ手続きの実行例について説明する。なお、本手続きは、上述した、UE主導の第2のアクセスを介したPDUセッション確立手続き例と同様でよい。従って、ここでの説明は省略する。
なお、UE_A10は、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はIKE_AUTH要求メッセージに、少なくとも第25の識別情報、第26の識別情報、第27の識別情報、第28の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10がマルチホーミングをサポートする事を示してもよい。
さらに、TWAG_A74は、PDUセッション確立受諾メッセージに、少なくとも第29の識別情報、第30の識別情報、第31の識別情報、第32の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が受諾された事を示してもよいし、ネットワークがマルチホーミングをサポートする事を示してもよい。
さらに、ePDG_A65は、IKE_AUTH応答メッセージに、少なくとも第29の識別情報、第30の識別情報、第31の識別情報、第32の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が受諾された事を示してもよいし、ネットワークがマルチホーミングをサポートする事を示してもよい。
さらに、各装置は、第25から第32の識別情報のうち、1つ以上の識別情報を送受信した場合、上述したアタッチ手続き例での各装置の動作と同様の動作を行ってもよい。従ってここでの詳細な説明は省略する。
[1.3.4.ルーティングルール更新手続き例]
次に、ルーティングルール更新手続きの例について説明する。本手続きは、マルチアクセスセッションの為のルーティングルールを更新する為の手続きである。各装置は、UE_A10が、複数のアクセスネットワークを介してコアネットワーク_A90に接続している状態、及び/又はマルチアクセスセッションを確立している状態であれば、任意のタイミングで本手続きを実行する事ができる。言い換えると、各装置は、第1の状態において、本手続きを開始する事ができる。さらに、本手続きの実行後に、第2の状態に遷移してもよい。なお、本手続きの完了により、各装置は、マルチアクセスセッションにおいてAccess Traffic Switching を許可する状態になってもよいし、AccessTraffic Splittingを許可する状態になってもよい。また、本手続きを実行する事で、各装置は、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なしてもよい。
また、本手続きはUE_A10が主導して実行してもよいし、ネットワークが主導して実行してもよい。例えば、ネットワークが加入者情報やオペレータポリシーの変更の検知に基づいて、ネットワーク主導の本手続きを実行してもよいし、UE_A10からの制御メッセージの受信に基づいて、ネットワーク主導の本手続きを実行してもよい。また、UE_A10が自身の設定、及び/又は状態変化、及び/又はUE_A10上で動くアプリケーションからの要求を検知して、UE_A10主導の本手続きを実行してもよい。
また、本手続きは、第1のアクセスを介した手続きでもよいし、第2のアクセスを介した手続きでもよい。例えば、各装置は、第1のアクセスに関連付けられたルーティングルール、及び/又は各種設定を変更する場合は、第1のアクセスを介して本手続きを実行すればよいし、第2のアクセスに関連付けられたルーティングルール、及び/又は各種設定を変更する場合は、第2のアクセスを介して本手続きを実行すればよい。
[1.3.4.1.ネットワーク主導のルーティングルール更新手続き例]
図19を用いて、ネットワークが主導してルーティングルール更新手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まず、PCRF_A60は、PGW_A30との間で、IP-CANセッション更新手続きを開始する(S2400)。より具体的には、PCRF_A60は、PGW_A30にIP-CANセッション更新手続き中の要求メッセージを送信する。さらに、PGW_A30は、IP-CANセッション更新手続き中の要求メッセージを受信する。
ここで、PCRF_A60は、IP-CANセッション確立手続き中の要求メッセージに、少なくとも第19の識別情報、及び/又は第20の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールを更新する事を要求してもよいし、ネットワークの要求を示してもよい。
次に、PGW_A30は、本手続き中の(C)の手続きを開始する。以下、本手続き中の(C)の手続きの各ステップを説明する。PGW_A30は、SGW_A35、及び/又はTWAG_A74、及び/又はePDG_A65にベアラ更新要求メッセージを送信し、本手続き中の(C)を開始する(S2402)。さらに、SGW_A35、及び/又はTWAG_A74、及び/又はePDG_A65は、ベアラ更新要求メッセージを受信する。なお、PGW_A30は、SGW_A35、及び/又はTWAG_A74、及び/又はePDG_A65の選択を、後述する受信したベアラリソースコマンドメッセージに基づいて実施してもよいし、PGW_A30が保持しているマルチアクセスセッションの為のコンテキストに基づいて実施してもよい。
ここで、PGW_A30、及び/又はSGW_A35は、ベアラ更新要求メッセージに、少なくとも第19の識別情報、及び/又は第20の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールを更新する事を要求してもよいし、ネットワークの要求を示してもよい。
次に、SGW_A35がベアラ更新要求メッセージを受信した場合、SGW_A35は、MME_A40にベアラ更新要求メッセージを送信する(S2402)。さらに、MME_A40は、ベアラ更新要求メッセージを受信し、UE_A10にEPSベアラコンテキスト変更要求メッセージを送信する(S2404)。また、TWAG_A74がベアラ更新要求メッセージを受信した場合、TWAG_A74は、UE_A10にPDN変更要求メッセージを送信する(S2404)。また、ePDG_A65がベアラ更新要求メッセージを受信した場合、UE_A10にINFORMATIONAL要求メッセージを送信する(S2404)。なお、EPSベアラコンテキスト変更要求メッセージ、及び/又はPDN変更要求メッセージ、及び/又はINFORMATIONAL要求メッセージは、ルーティングルール更新要求メッセージでもよい。
ここで、MME_A40は、EPSベアラコンテキスト変更要求メッセージに、少なくとも第19の識別情報、及び/又は第20の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールを更新する事を要求してもよいし、ネットワークの要求を示してもよい。
また、TWAG_A74は、PDN変更要求メッセージに、少なくとも第19の識別情報、及び/又は第20の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールを更新する事を要求してもよいし、ネットワークの要求を示してもよい。
また、ePDG_A65は、INFORMATIONAL要求メッセージに、少なくとも第19の識別情報、及び/又は第20の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールを更新する事を要求してもよいし、ネットワークの要求を示してもよい。
さらに、各装置は、第19の識別情報を送受信する事で、マルチアクセスセッションに対してAccess Traffic Switchingの機能、及び/又はNBIFOMの機能を実行する事を要求してもよい。
また、各装置は、第19の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスを設定又は変更する事を要求してもよいし、設定又は変更後のアクセスの種類を示してもよい。なお、設定又は変更されるアクセスは、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に用いられるアクセスでもよい。
また、各装置は、第19の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールの設定又は変更を要求してもよいし、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけるルーティングルールを示してもよい。
さらに、各装置は、第20の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションとみなす事を要求してもよい。さらに、各装置は、第20の識別情報を送受信する事で、束ねられる各PDUセッションを、示してもよいし、識別してもよい。
さらに、各装置は、第20の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対して、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行する事を要求してもよいし、Access TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を停止する事を要求してもよい。さらに、各装置は、第20の識別情報を送受信する事で、どのフローの通信がAccess TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行するかを示してもよい。及び/又は、各装置は、第20の識別情報を送受信する事で、複数のPDUセッション、及び/又は複数の通信路を用いたAccess Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を開始又は停止する事を要求してもよいし、Access TrafficSplitting機能、及び/又はMPTCPの機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する事を要求してもよい。
また、各装置は、第20の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールの設定又は変更を要求してもよいし、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけるルーティングルールを示してもよい。
次に、UE_A10は、EPSベアラコンテキスト変更要求メッセージ、及び/又はPDN変更要求メッセージ、及び/又はINFORMATIONAL要求メッセージを受信し、第5の条件を判別する。UE_A10は、第5の条件が真の場合、本手続き中の(A)の手続きを開始し、第5の条件が偽の場合、本手続き中の(B)の手続きを開始する。
ここで、第5の条件判別は、UE_A10が、ネットワークの要求を受諾するか否かを判別する為のものである。第5の条件が真とは、ネットワークの要求を受諾する場合であり、ネットワークの要求が許可される場合でよい。さらに、第5の条件が偽とは、ネットワークの要求を拒否する場合であり、第5の条件を真と判断しなかった場合でよい。
より具体的には、第5の条件判別は、UE_A10が、ルーティングルール更新手続きの要求を受諾するか否かを判別する為のものである。第5の条件が真とは、UE_A10がルーティングルールの更新を許可する場合であってもよく、第5の条件が偽とは、UE_A10がルーティングルールの更新を許可しない場合でもよい。
例えば、第5の条件は、ネットワークがルーティングルールの更新を要求し、UE_A10が要求を許可する場合、真でよい。また、第5の条件は、ネットワークがルーティングルールの更新を要求し、UE_A10が要求を許可しない場合、偽でよい。さらに、第5の条件は、UE_A10がルーティングルールの更新をサポートしていない場合、偽でもよい。
より詳細には、第5の条件は、ネットワークが要求する、第1のタイプ、及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションのルーティングルールの更新の要求が、受け入れられる場合は真であってもよく、受け入れられない場合は偽でもよい。
さらに、第5の条件は、ネットワークが要求する、マルチアクセスセッションで用いられるアクセスの種類、及び/又はルーティングルールが、受け入れられる場合は真であってもよく、受け入れられない場合は偽でもよい。
さらに、第5の条件は、ネットワークが要求する、AccessTraffic Switchingの機能、及び/又はNBIFOMの機能、及び/又はAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を有効にするか否かの要求が、受け入れられる場合は真であってもよく、受け入られない場合は偽でもよい。
さらに、第5の条件は、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションとみなす事要求が、受け入れられる場合は真であってもよく、受け入られない場合は偽でもよい。
ここで、以下で本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。UE_A10は、制御メッセージの受信元に対して、受諾の為の応答メッセージを送信し、本手続き中の(A)の手続きを開始する(S2406)。具体的には、UE_A10は、EPSベアラコンテキスト変更要求メッセージを受信した場合、MME_A40にEPSベアラコンテキスト変更受諾メッセージを送信する(S2406)。さらに、MME_A40は、EPSベアラコンテキスト変更受諾メッセージを受信する。また、UE_A10は、PDN変更要求メッセージを受信した場合、TWAG_A74にPDN変更受諾メッセージを送信する(S2406)。さらに、TWAG_A74は、PDN変更受諾メッセージを受信する。また、UE_A10は、INFORMATIONAL要求メッセージを受信した場合、ePDG_A65にINFORMATIONAL応答メッセージを送信する(S2406)。さらに、ePDG_A65は、INFORMATIONAL応答メッセージを受信する。なお、EPSベアラコンテキスト変更受諾メッセージ、及び/又はPDN変更受諾メッセージ、及び/又はINFORMATIONAL応答メッセージは、ルーティングルール更新要求メッセージでもよい。
ここで、UE_A10は、EPSベアラコンテキスト変更受諾メッセージ、及び/又はPDN変更受諾メッセージ、及び/又はINFORMATIONAL応答メッセージに、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールの更新、及び/又はネットワークの要求を許可する事を示してもよい。
さらに、各装置は、第21の識別情報を送受信する事で、マルチアクセスセッションに対してAccess Traffic Switchingの機能、及び/又はNBIFOMの機能を実行する事を示してもよい。
また、各装置は、第21の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスを設定又は変更する事が許可された事を示してもよいし、設定又は変更後のアクセスの種類を示してもよい。なお、設定又は変更されるアクセスは、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に用いられるアクセスでもよい。
また、各装置は、第21の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールの設定又は変更が許可された事を示してもよいし、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけられたルーティングルールを示してもよい。
さらに、各装置は、第22の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事が許可された事を示してもよい。さらに、各装置は、第22の識別情報を送受信する事で、マルチアクセスセッションを、示してもよいし、識別してもよい。
さらに、各装置は、第22の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対して、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行する事が許可された事を示してもよいし、Access TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を停止する事が許可された事を示してもよい。さらに、各装置は、第22の識別情報を送受信する事で、どのフローの通信にAccess TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能が実行されるかを示してもよい。及び/又は、各装置は、第22の識別情報を送受信する事で、複数のPDUセッション、及び/又は複数の通信路を用いたAccess Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を開始又は停止する事が許可された事を示してもよいし、AccessTraffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する事が許可された事を示してもよい。
また、各装置は、第22の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールの設定又は変更が許可された事を示してもよいし、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけられたルーティングルールを示してもよい。
次に、MME_A40は、EPSベアラコンテキスト変更受諾メッセージを受信した場合、SGW_A35にベアラ更新応答メッセージを送信する(S2408)。さらに、SGW_A35は、ベアラ更新応答メッセージを受信し、PGW_A30にベアラ更新応答メッセージを送信する(S2408)。また、TWAG_A74は、PDN変更受諾メッセージを受信した場合、PGW_A30にベアラ更新応答メッセージを送信する(S2408)。また、ePDG_A65は、INFORMATIONAL応答メッセージを受信した場合、PGW_A30にベアラ更新応答メッセージを送信する(S2408)。さらに、PGW_A30は、ベアラ更新応答メッセージを受信する。各装置は、ベアラ更新応答メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
ここで、MME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はTWAG_A74、及び/又はePDG_A65は、ベアラ更新応答メッセージに、少なくとも第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールの更新、及び/又はネットワークの要求が許可された事を示してもよい。
次に、以下で本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。UE_A10は、制御メッセージの受信元に対して、拒絶の為の応答メッセージを送信し、本手続き中の(B)の手続きを開始する(S2410)。具体的には、UE_A10は、EPSベアラコンテキスト変更要求メッセージを受信した場合、MME_A40にEPSベアラコンテキスト変更拒絶メッセージを送信する(S2410)。さらに、MME_A40は、EPSベアラコンテキスト変更拒絶メッセージを受信する。また、UE_A10は、PDN変更要求メッセージを受信した場合、TWAG_A74にPDN変更拒絶メッセージを送信する(S2410)。さらに、TWAG_A74は、PDN変更拒絶メッセージを受信する。また、UE_A10は、INFORMATIONAL要求メッセージを受信した場合、ePDG_A65にINFORMATIONAL応答メッセージを送信する(S2410)。さらに、ePDG_A65は、INFORMATIONAL応答メッセージを受信する。なお、EPSベアラコンテキスト変更拒絶メッセージ、及び/又はPDN変更拒絶メッセージ、及び/又はINFORMATIONAL要求メッセージは、ルーティングルール更新応答メッセージでもよい。
ここで、UE_A10は、EPSベアラコンテキスト変更拒絶メッセージ、及び/又はPDN変更拒絶メッセージ、及び/又はINFORMATIONAL応答メッセージに、第23の識別情報、及び/又は第24の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールの更新、及び/又はネットワークの要求を許可する事を示してもよい。
さらに、各装置は、第23の識別情報を送受信する事で、マルチアクセスセッションに対してAccess Traffic Switchingの機能、及び/又はNBIFOMの機能の実行を許可しない事を示してもよい。
また、各装置は、第23の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスを設定又は変更する要求が拒絶された事を示してもよいし、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に用いられるアクセスを設定又は変更する要求が拒絶された事を示してもよい。
また、各装置は、第23の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールの設定又は変更の要求が拒絶された事を示してもよいし、各要求が拒絶された理由を通知してもよい。
さらに、各装置は、第23の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスの設定又は変更が許可されなかった事を示してもよいし、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールの設定又は変更が許可されなかった事を示してしてもよい。
さらに、各装置は、第24の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす要求が拒絶された事を示してもよい。さらに、各装置は、第24の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす要求に対する拒絶の理由を通知してもよい。
さらに、各装置は、第24の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対して、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行する要求が拒絶された事を示してもよいし、AccessTraffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を停止する要求が拒絶された事を示してもよい。さらに、各装置は、第24の識別情報を送受信する事で、どのフローの通信がAccess TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行しないかを示してもよい。及び/又は、各装置は、第24の識別情報を送受信する事で、複数のPDUセッション、及び/又は複数の通信路を用いたAccess Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を開始又は停止する要求が拒絶された事を示してもよいし、AccessTraffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する要求が拒絶された事を示してもよい。
また、各装置は、第24の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールの設定又は変更の要求が拒絶された事を示してもよいし、各要求が拒絶された理由を通知してもよい。
さらに、各装置は、第24の識別情報を送受信する事で、各フローに対して、Access Traffic Splittingの機能の実行が許可されない事を示してもよいし、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールの設定又は変更が許可されなかった事を示してしてもよい。
次に、MME_A40は、EPSベアラコンテキスト変更拒絶メッセージを受信した場合、SGW_A35にベアラ更新拒絶メッセージを送信する(S2412)。さらに、SGW_A35は、ベアラ更新拒絶メッセージを受信し、PGW_A30にベアラ更新拒絶メッセージを送信する(S2412)。また、TWAG_A74は、PDN変更拒絶メッセージを受信した場合、PGW_A30にベアラ更新拒絶メッセージを送信する(S2412)。また、ePDG_A65は、INFORMATIONAL応答メッセージを受信した場合、PGW_A30にベアラ更新拒絶メッセージを送信する(S2412)。さらに、PGW_A30は、ベアラ更新拒絶メッセージを受信する。各装置は、ベアラ更新拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。なお、ベアラ更新拒絶メッセージは、拒絶理由を含むベアラ更新応答メッセージでもよい。
ここで、MME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はTWAG_A74、及び/又はePDG_A65は、ベアラ更新拒絶メッセージに、少なくとも第23の識別情報、及び/又は第24の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールの更新、及び/又はネットワークの要求が許可されなかった事を示してもよい。
各装置は、本手続き中の(A)、及び/又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続き中の(C)の手続きを完了する。PGW_A30は、本手続き中の(C)の手続きの完了に基づいて、IP-CANセッション更新手続きを終了する(S2414)。より具体的には、PGW_A30は、PCRF_A60にIP-CANセッション更新手続き中の応答メッセージを送信し、IP-CANセッション更新手続きを終了する。さらに、PCRF_A60は、IP-CANセッション更新手続き中の応答メッセージを受信する。
ここで、PGW_A30は、IP-CANセッション確立手続き中の応答メッセージに、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールの更新、及び/又はネットワークの要求が許可された事を示してもよい。
また、PGW_A30は、IP-CANセッション確立手続き中の応答メッセージに、第23の識別情報、及び/又は第24の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールの更新、及び/又はネットワークの要求が許可されなかった事を示してもよい。
なお、確立しているマルチアクセスセッション、及び/又はPGW_A30が、PCRF_A60を用いない場合、IP-CANセッション更新手続き(S2400)(S2414)は省略されてもよい。その場合、本手続きは、PCRF_A60主導の手続きではなく、PGW_A30主導の手続きであってよく、PCRF_A60が担う役割を、PGW_A30が担ってもよい。
各装置は、本手続き中の(C)の手続きの完了、及び/又はIP-CANセッション更新手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。なお、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、本手続きが受諾された事を認識してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きが拒絶された事を認識してもよい。
各装置は、本手続きの完了に基づいて、マルチアクセスセッションに対応するルーティングルールを更新してもよいし、更新しなくてもよい。言い換えると、各装置は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報を受信した場合、マルチアクセスセッションに対応するルーティングルールを更新してもよい。また、各装置は、第23の識別情報、及び/又は第24の識別情報を受信した場合、マルチアクセスセッションに対応するルーティングルールを更新してもよい。
さらに、各装置は、第21の識別情報を送受信した場合、マルチアクセスセッションに対してAccess Traffic Switchingの機能、及び/又はNBIFOMの機能を実行してもよい。また、各装置は、第21の識別情報を送受信した場合、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスが設定又は変更された事を認識してもよいし、設定又は変更後のアクセスを認識してもよい。
また、各装置は、第21の識別情報を送受信した場合、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールが設定又は変更された事を認識してもよいし、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけられたルーティングルールを認識、記憶してもよい。
さらに、各装置は、第22の識別情報を送受信した場合、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事が可能であることを認識してもよい。さらに、各装置は、第22の識別情報を送受信した場合、マルチアクセスセッションを識別してもよい。
さらに、各装置は、第22の識別情報を送受信した場合、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対して、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行してもよいし、停止してもよい。さらに、各装置は、第22の識別情報を送受信した場合、どのフローの通信にAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能が適応可能かを認識してもよい。及び/又は、各装置は、第22の識別情報を送受信した場合、複数のPDUセッション、及び/又は複数の通信路を用いたAccess Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を開始又は停止してもよいし、Access Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止してもよい。
また、各装置は、第22の識別情報を送受信した場合、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールが設定又は変更された事を認識してもよいし、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけられたルーティングルールを認識、記憶してもよい。
さらに、各装置は、第23の識別情報を送受信した場合、マルチアクセスセッションに対してAccess Traffic Switchingの機能、及び/又はNBIFOMの機能の実行が可能ではないと判断してもよいし、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスが設定又は変更されなかった事を認識してもよい。
また、各装置は、第23の識別情報を送受信した場合、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールが設定又は変更されなかった事を認識してもよい。
さらに、各装置は、第24の識別情報を送受信した場合、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事ができないと判断してもよい。
さらに、各装置は、第24の識別情報を送受信した場合、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対して、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行、又は停止ができないと判断してもよいし、どのフローの通信にAccessTraffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能が適応可能でないかを認識してもよい。及び/又は、各装置は、第24の識別情報を送受信した場合、複数のPDUセッション、及び/又は複数の通信路を用いたAccess Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を開始又は停止ができないと判断してもよいし、Access TrafficSplitting機能、及び/又はMPTCPの機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止ができないと判断してもよい。
また、各装置は、第24の識別情報を送受信した場合、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールが設定又は変更されなかった事を認識してもよい。
[1.3.4.2.UE主導のルーティングルール更新手続き例]
図20を用いて、UE_A10が主導してルーティングルール更新手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まず、UE_A10は、マルチアクセスセッションを確立しているアクセスネットワーク内の装置、及び/又はコアネットワーク_A90内の装置に対して制御メッセージを送信し、UE主導のルーティングルール更新手続きを開始する(S2500)。
具体的には、マルチアクセスセッションが第1のアクセスを介して確立されている場合、UE_A10は、MME_A40にベアラリソース変更要求メッセージを送信してもよい(S2500)。さらに、MME_A40は、ベアラリソース変更要求メッセージを受信してもよい。また、マルチアクセスセッションが第2のアクセス、及び/又はWLANANa70を介して確立されている場合、UE_A10は、TWAG_A74にPDN変更指示メッセージを送信してもよい。さらに、TWAG_A74は、PDN変更指示メッセージを受信してもよい。また、マルチアクセスセッションが第2のアクセス、及び/又はWLAN ANb65を介して確立されている場合、ePDG_A65にINFORMATIONAL要求メッセージを送信してもよい。さらに、ePDG_A65は、INFORMATIONAL要求メッセージを受信し、UE_A10にINFORMATIONAL応答メッセージを送信してもよい。なお、ベアラリソース変更要求メッセージ、及び/又はPDN変更指示メッセージ、及び/又はINFORMATIONAL要求メッセージは、ルーティングルール更新要求メッセージでもよい。
ここで、UE_A10は、ベアラリソース変更要求メッセージ、及び/又はPDN変更指示メッセージ、及び/又はINFORMATIONAL要求メッセージに、第13の識別情報、及び/又は第14の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールを更新する事を要求してもよいし、UE_A10の要求を示してもよい。
さらに、各装置は、第13の識別情報を送受信する事で、マルチアクセスセッションに対してAccess Traffic Switchingの機能、及び/又はNBIFOMの機能を実行する事を要求してもよい。
また、各装置は、第13の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスを設定又は変更する事を要求してもよいし、設定又は変更後のアクセスの種類を示してもよい。なお、設定又は変更されるアクセスは、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に用いられるアクセスでもよい。
また、各装置は、第13の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールの設定又は変更を要求してもよいし、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけるルーティングルールを示してもよい。
さらに、各装置は、第14の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事を要求してもよい。さらに、各装置は、第14の識別情報を送受信する事で、束ねられる各PDUセッションを、示してもよいし、識別してもよい。
さらに、各装置は、第14の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対して、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行する事を要求してもよいし、Access TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を停止する事を要求してもよい。さらに、各装置は、第14の識別情報を送受信する事で、どのフローの通信がAccess TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行するかを示してもよい。及び/又は、各装置は、第14の識別情報を送受信する事で、複数のPDUセッション、及び/又は複数の通信路を用いたAccess Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を開始又は停止する事を要求してもよいし、Access TrafficSplitting機能、及び/又はMPTCPの機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する事を要求してもよい。
また、各装置は、第14の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールの設定又は変更を要求してもよいし、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけるルーティングルールを示してもよい。
次に、MME_A40は、ベアラリソース変更要求メッセージを受信した場合、SGW_A35にベアラリソースコマンドメッセージを送信する(S2504)。さらに、SGW_A35は、ベアラリソースコマンドメッセージを受信し、PGW_A30にベアラリソースコマンドメッセージを送信する(S2504)。また、TWAG_A74は、PDN変更指示メッセージを受信した場合、PGW_A30にベアラリソースコマンドメッセージを送信する(S2504)。また、ePDG_A65は、INFORMATIONAL要求メッセージを受信した場合、PGW_A30にベアラリソースコマンドメッセージを送信する(S2504)。
ここで、MME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はTWAG_A74、及び/又はePDG_A65は、ベアラリソースコマンドメッセージに、第13の識別情報、及び/又は第14の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールを更新する事を要求してもよいし、UE_A10の要求を示してもよい。
PGW_A30は、ベアラリソースコマンドメッセージを受信し、PCRF_A60との間でIP-CANセッション更新手続きを実行する(S2506)。具体的には、PGW_A30は、PCRF_A60にIP-CANセッション更新手続き中の要求メッセージを送信する。さらに、PCRF_A60は、IP-CANセッション更新手続き中の要求メッセージを受信し、第6の条件を判別し、PGW_A30にIP-CANセッション更新手続き中の応答メッセージを送信する。さらに、PGW_A30はIP-CANセッション更新手続き中の応答メッセージを受信し、第6の条件判別の結果を認識する。
ここで、第6の条件判別は、ネットワークが、UE_A10の要求を受諾するか否かを判別する為のものである。第6の条件が真とは、UE_A10の要求を受諾する場合であり、UE_A10の要求が許可される場合でよい。さらに、第6の条件が偽とは、UE_A10の要求を拒否する場合であり、第6の条件を真と判断しなかった場合でよい。
例えば、第6の条件は、UE_A10がルーティングルールの更新を要求し、ネットワークが要求を許可する場合、真でよい。また、第6の条件は、UE_A10がルーティングルールの更新を要求し、ネットワークが要求を許可しない場合、偽でよい。さらに、第6の条件は、UE_A10の接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置がルーティングルールの更新をサポートしていない場合、偽でもよい。
より詳細には、第6の条件は、UE_A10が要求する、第1のタイプ、及び/又は第2のタイプのマルチアクセスセッションのルーティングルールの更新の要求が、受け入れられる場合は真であってもよく、受け入れられない場合は偽でもよい。
さらに、第6の条件は、UE_A10が要求する、マルチアクセスセッションで用いられるアクセスの種類、及び/又はルーティングルールが、受け入れられる場合は真であってもよく、受け入れられない場合は偽でもよい。
さらに、第6の条件は、UE_A10が要求する、Access Traffic Switchingの機能、及び/又はNBIFOMの機能、及び/又はAccessTraffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を有効にするか否かの要求が、受け入れられる場合は真であってもよく、受け入られない場合は偽でもよい。
さらに、第6の条件は、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションとみなす事要求が、受け入れられる場合は真であってもよく、受け入られない場合は偽でもよい。
ここで、PGW_A30は、IP-CANセッション更新手続き中の要求メッセージに、第13の識別情報、及び/又は第14の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールを更新する事を要求してもよいし、UE_A10の要求を示してもよい。
さらに、PCRF_A60は、IP-CANセッション更新手続き中の応答メッセージに、少なくとも第6の情報判別の結果を含めてもよいし、この結果を含める事で、第6の条件判別の結果をPGW_A30に通知してもよい。
さらに、PCRF_A60は、IP-CANセッション更新手続き中の応答メッセージに、第15の識別情報、及び/又は第16の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールの更新、及び/又はUE_A10の要求を許可する事を示してもよい。
また、PCRF_A60は、IP-CANセッション更新手続き中の応答メッセージに、第17の識別情報、及び/又は第18の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールの更新、及び/又はUE_A10の要求を許可しない事を示してもよい。
なお、確立しているマルチアクセスセッション、及び/又はPGW_A30がPCRF_A60を用いない場合、IP-CANセッション更新手続きは省略されてもよい。その場合、第6の条件判別は、PCRF_A60ではなく、PGW_A30が実施してもよい。
次に、PGW_A30は、第6の条件が真の場合、本手続き中の(A)の手続きを開始し、第6の条件が偽の場合本手続き中の(B)の手続きを開始する。ここで、本手続き中の(A)の手続きは、ネットワーク主導のルーティングルール更新手続きの(C)の手続きと同様でよい。
なお、本手続き中の(A)の手続きでは、PGW_A30、及び/又はSGW_A35は、ベアラ変更要求メッセージに、第15の識別情報、及び/又は第16の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールの更新、及び/又はUE_A10の要求が許可された事を示してもよい。
また、MME_A40は、EPSベアラコンテキスト変更要求メッセージに、第15の識別情報、及び/又は第16の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールの更新、及び/又はUE_A10の要求が許可された事を示してもよい。
また、TWAG_A74は、PDN変更要求メッセージに、第15の識別情報、及び/又は第16の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールの更新、及び/又はUE_A10の要求が許可された事を示してもよい。
また、ePDG_A65は、INFORMATIONAL要求メッセージに、第15の識別情報、及び/又は第16の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールの更新、及び/又はUE_A10の要求が許可された事を示してもよい。
さらに、各装置は、第15の識別情報を送受信する事で、マルチアクセスセッションに対してAccess Traffic Switchingの機能、及び/又はNBIFOMの機能を実行する事を示してもよい。
また、各装置は、第15の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスを設定又は変更する事が許可された事を示してもよいし、設定又は変更後のアクセスの種類を示してもよい。なお、設定又は変更されるアクセスは、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に用いられるアクセスでもよい。
また、各装置は、第15の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールの設定又は変更が許可された事を示してもよいし、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけられたルーティングルールを示してもよい。
さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事が許可された事を示してもよい。さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信する事で、マルチアクセスセッションを、示してもよいし、識別してもよい。
さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対して、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行する事が許可された事を示してもよいし、Access TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を停止する事が許可された事を示してもよい。さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信する事で、どのフローの通信にAccess TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能が実行されるかを示してもよい。及び/又は、各装置は、第16の識別情報を送受信する事で、複数のPDUセッション、及び/又は複数の通信路を用いたAccess Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を開始又は停止する事が許可された事を示してもよいし、AccessTraffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する事が許可された事を示してもよい。
また、各装置は、第16の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールの設定又は変更が許可された事を示してもよいし、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけられたルーティングルールを示してもよい。
なお、EPSベアラコンテキスト変更要求メッセージ、及び/又はPDN変更要求メッセージ、及び/又はINFORMATIONAL要求メッセージは、ルーティングルール更新応答メッセージでもよい。
次に、本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。PGW_A30は、ベアラリソースコマンドメッセージの送信元にベアラ更新拒絶メッセージを送信し、本手続き中の(B)の手続きを開始する(S2510)。より具体的には、PGW_A30は、SGW_A35、及び/又はTWAG_A74、及び/又はePDG_A65にベアラ更新拒絶メッセージを送信する(S2510)。さらに、SGW_A35、及び/又はTWAG_A74、及び/又はePDG_A65は、ベアラ更新拒絶メッセージを受信する。なお、ベアラ更新拒絶メッセージは、拒絶理由を含むベアラ更新要求メッセージ、又はベアラ更新応答メッセージでもよい。
ここで、PGW_A30、及び/又はSGW_A35は、ベアラ更新拒絶メッセージに第17の識別情報、及び/又は第18の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールの更新、及び/又はUE_A10の要求が許可されなかった事を示してもよい。
次に、SGW_A35がベアラ更新拒絶メッセージを受信した場合、SGW_A35は、MME_A40にベアラ更新拒絶メッセージを送信する(S2510)。さらに、MME_A40は、ベアラ更新拒絶メッセージを受信し、UE_A10にEPSベアラコンテキスト変更拒絶メッセージを送信する(S2512)。また、TWAG_A74がベアラ更新拒絶メッセージを受信した場合、TWAG_A74は、UE_A10にPDN変更拒絶メッセージを送信する(S2512)。また、ePDG_A65がベアラ更新拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10にINFORMATIONAL要求メッセージを送信する(S2512)。なお、EPSベアラコンテキスト変更拒絶メッセージ、及び/又はPDN変更拒絶メッセージ、及び/又はINFORMATIONAL要求メッセージは、ルーティングルール更新拒絶メッセージでもよい。
ここで、MME_A40は、EPSベアラコンテキスト変更拒絶メッセージに、第17の識別情報、及び/又は第18の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールの更新、及び/又はUE_A10の要求が許可されなかった事を示してもよい。
また、TWAG_A74は、PDN変更拒絶メッセージに、第17の識別情報、及び/又は第18の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールの更新、及び/又はUE_A10の要求が許可されなかった事を示してもよい。
また、ePDG_A65は、INFORMATIONAL要求メッセージに、第17の識別情報、及び/又は第18の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ルーティングルールの更新、及び/又はUE_A10の要求が許可されなかった事を示してもよい。
さらに、各装置は、第17の識別情報を送受信する事で、マルチアクセスセッションに対してAccess Traffic Switchingの機能、及び/又はNBIFOMの機能の実行を許可しない事を示してもよい。
また、各装置は、第17の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスを設定又は変更する要求が拒絶された事を示してもよいし、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に用いられるアクセスを設定又は変更する要求が拒絶された事を示してもよい。
また、各装置は、第17の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールの設定又は変更の要求が拒絶された事を示してもよいし、各要求が拒絶された理由を通知してもよい。
さらに、各装置は、第17の識別情報を送受信する事で、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスの設定又は変更が許可されなかった事を示してもよいし、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールの設定又は変更が許可されなかった事を示してしてもよい。
さらに、各装置は、第18の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす要求が拒絶された事を示してもよい。さらに、各装置は、第18の識別情報を送受信する事で、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす要求が拒絶された理由を示してもよい。
さらに、各装置は、第18の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対して、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行する要求が拒絶された事を示してもよいし、AccessTraffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を停止する要求が拒絶された事を示してもよい。さらに、各装置は、第18の識別情報を送受信する事で、どのフローの通信がAccess TrafficSplittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行しないかを示してもよい。及び/又は、各装置は、第18の識別情報を送受信する事で、複数のPDUセッション、及び/又は複数の通信路を用いたAccess Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を開始又は停止する要求が拒絶された事を示してもよいし、AccessTraffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する事が拒絶された事を示してもよい。
また、各装置は、第18の識別情報を送受信する事で、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールの設定又は変更の要求が拒絶された事を示してもよいし、各要求が拒絶された理由を通知してもよい。
さらに、各装置は、第18の識別情報を送受信する事で、各フローに対して、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能の実行が許可されない事を示してもよいし、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応するルーティングルールの設定又は変更が許可されなかった事を示してしてもよい。
UE_A10は、EPSベアラコンテキスト変更拒絶メッセージ、及び/又はPDN変更拒絶メッセージ、及び/又はINFORMATIONAL要求メッセージを受信する。さらに、UE_A10は、INFORMATIONAL要求メッセージを受信した場合、ePDG_A65にINFORMATIONAL応答メッセージを送信する(S2514)。各装置は、EPSベアラコンテキスト変更拒絶メッセージ、及び/又はPDN変更拒絶メッセージ、及び/又はINFORMATIONAL要求メッセージ、及び/又はINFORMATIONAL応答メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
各装置は、本手続き中の(A)、又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。なお、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、本手続きが受諾された事を認識してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きが拒絶された事を認識してもよい。
各装置は、本手続きの完了に基づいて、マルチアクセスセッションに対応するルーティングルールを更新してもよいし、更新しなくてもよい。言い換えると、各装置は、第15の識別情報、及び/又は第16の識別情報を受信した場合、マルチアクセスセッションに対応するルーティングルールを更新してもよい。また、各装置は、第17の識別情報、及び/又は第18の識別情報を受信した場合、マルチアクセスセッションに対応するルーティングルールを更新してもよい。
さらに、各装置は、第15の識別情報を送受信した場合、マルチアクセスセッションに対してAccess Traffic Switchingの機能、及び/又はNBIFOMの機能を実行してもよい。また、各装置は、第15の識別情報を送受信した場合、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスが設定又は変更された事を認識してもよいし、設定又は変更後のアクセスを認識してもよい。
また、各装置は、第15の識別情報を送受信した場合、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールが設定又は変更された事を認識してもよいし、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけられたルーティングルールを認識、記憶してもよい。
さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信した場合、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なしてもよい。さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信した場合、マルチアクセスセッションを識別してもよい。
さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信した場合、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対して、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行してもよいし、停止してもよい。さらに、各装置は、第16の識別情報を送受信した場合、どのフローの通信にAccess Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能が適応可能かを認識してもよい。及び/又は、各装置は、第16の識別情報を送受信した場合、複数のPDUセッション、及び/又は複数の通信路を用いたAccess Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を開始又は停止してもよいし、Access Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止してもよい。
また、各装置は、第16の識別情報を送受信した場合、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールが設定又は変更された事を認識してもよいし、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけられたルーティングルールを認識、及び/又は記憶してもよい。
さらに、各装置は、第17の識別情報を送受信した場合、マルチアクセスセッションに対してAccess Traffic Switchingの機能、及び/又はNBIFOMの機能の実行が可能ではないと判断してもよいし、第1のタイプのマルチアクセスセッションを用いた通信を行う為のアクセスが設定又は変更されなかった事を認識してもよい。
また、各装置は、第17の識別情報を送受信した場合、第1のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールが設定又は変更されなかった事を認識してもよい。
さらに、各装置は、第18の識別情報を送受信した場合、一又は複数のPDUセッションを束ねて第2のタイプのマルチアクセスセッションと見なす事ができないと判断してもよい。
さらに、各装置は、第18の識別情報を送受信した場合、第2のタイプのマルチアクセスセッションを用いて通信可能な、一又は複数のフローの通信に対して、Access Traffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能を実行、又は停止ができないと判断してもよいし、どのフローの通信にAccessTraffic Splittingの機能、及び/又はMPTCPの機能が適応可能でないかを認識してもよい。及び/又は、各装置は、第18の識別情報を送受信した場合、複数のPDUセッション、及び/又は複数の通信路を用いたAccess Traffic Splitting機能、及び/又はMPTCPの機能を開始又は停止ができないと判断してもよいし、Access TrafficSplitting機能、及び/又はMPTCPの機能を用いたユーザデータの送受信を開始又は停止する事ができないと判断してもよい。
また、各装置は、第18の識別情報を送受信した場合、第2のタイプのマルチアクセスセッションに対応づけたルーティングルールが設定又は変更されなかった事を認識してもよい。
[1.3.5.本実施形態の変形例]
本実施形態における各装置は、上記で説明した装置とは別の装置でもよい。例えば、MME_A40は、UE_A10等の各装置のモビリティの管理、及び/又は各装置間のセッションの管理の役割を担う装置であるが、本実施形態におけるコアネットワーク_A90では、モビリティの管理の役割とセッションの管理の役割とは、別の装置で担ってもよい。
具体的にいうと、SME(Session Management Entity)が、MME_A40のうち、セッション管理の機能を担ってもよい。その場合、本実施形態におけるMME_A40は、SME(Session Management Entity)に置き換える事ができる。さらに本実施形態における通信手続きで説明した、MME_A40が送受信する各メッセージは、SMEが送受信してもよいし、MME_A40が実施する各処理は、SMEが実施してもよい。
また、SGW_A35、及び/又はPGW_A30は、UPファンクションでもよい。さらに、SGW_A35、及び/又はPGW_A30は、単一の装置として構成されていてもよいし、異なる装置として構成されていてもよい。
本実施形態におけるeNB_A45は、E-UTRAN_A80の装置ではなく、他の3GPPアクセスネットワーク内の装置でもよい。例えば、eNB_A45は、NextGen BS_A122でもよいし、NB_A22でもよいし、BSS_A26でもよい。また、本実施形態におけるTWAG_A74は、他のnon-3GPPアクセスネットワーク内の装置であってもよく、WAG_A126でもよい。
[2.変形例]
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、CentralProcessing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現する為のプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する事によって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明の一又は複数の態様は当該技術による新たな集積回路を用いる事も可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の一例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器等の端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。