JP6759112B2 - 回転塑性加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークを回転させて塑性加工を施す回転塑性加工装置に関する。
かかる回転塑性加工装置では、ワークが装置に保持された状態で、主軸機構により回転される。そしてワークに加工ローラが押し付けられて、塑性加工が施され、製品が製造される。例えば特許文献1の装置では、円板状の金属素材の中央部分を治具にクランプし、前記金属素材の外周部分を前記治具から突出した状態で前記金属素材を回転させるとともに、前記外周部分に成形型(ローラ)を押し付けて増肉加工を行う。
特開平09−066330号公報
ところで上述したような加工装置では、ワークを保持する部材(金型等)や加工ローラは、製造する製品に適合するものが用いられる。したがって製造する製品を変更する場合には、ワークを保持する部材や加工ローラを、以降製造する製品に適合するものへと交換する必要がある。この、いわゆる段取り換えの作業には、従来は1時間程度の時間を要していた。なぜなら、ワークを保持する部材や加工ローラは多数のボルトで強固に固定されている上に、装置の内部の作業スペースは小さいため、作業性が悪いからである。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転塑性加工装置の段取り換えに要する時間を短縮し、装置の稼働率を高めることにある。
上記目的を達成するための回転塑性加工装置の特徴構成は、
回転機構がワークを保持したワーク保持ユニットを回転させて、前記ワークにローラを当接させることによりワークの塑性加工を行う回転塑性加工装置であって、
バネクランプ機構と、第1ピストンと、第2ピストンとを有し、
前記バネクランプ機構は、バネの弾性力により前記ワーク保持ユニットを前記回転機構に固定し、前記第1ピストンから油圧が供給された際に前記ワーク保持ユニットと前記回転機構との固定を解除し、
前記第1ピストンは、前記第2ピストンに押された際に前記バネクランプ機構に油圧を供給し、
前記第2ピストンは、前記回転機構から離間して配置されている点にある。
回転塑性加工装置のワーク保持ユニットは、通常、主軸機構に対して多数のボルトを用いて固定され、それらボルトはワーク保持ユニットの外周にそって配置される。そうすると、ワーク保持ユニットを主軸機構に対して着脱するには、ワーク保持ユニットの前側だけでなく、側面や背面のボルトを着脱する必要があり、多大な時間を要する。その上、ワーク保持ユニットおよび主軸機構が配置されるべき回転塑性加工装置の内部空間は、装置の小型化の要請から、必要最小限の広さに設計される。そうすると、ワーク保持ユニットの着脱の作業性は更に悪いものとなる。上記の特徴構成によれば、バネクランプ機構がワーク保持ユニットを回転機構に着脱(固定・固定解除)するから、手作業で多数のボルトを着脱する必要がなく、作業性が大幅に向上する。すなわち回転塑性加工装置の段取り換えに要する時間を短縮し、装置の稼働率を高めることができる。そしてバネクランプ機構は第1ピストンからの油圧で作動し、第1ピストンを押す第2ピストンは回転機構から離間して配置されているから、バネクランプ機構を動作させる油圧回路を回転機構の固定側と回転側に渡って設ける必要がなく、油漏れの危険性を低減することができる。つまり回転塑性加工装置の段取り換えのための機構を、簡易な構成により実現することが可能となる。
本発明に係る回転塑性加工装置の別の特徴構成は、
前記ローラを移動させて前記ワークに当接させるローラ保持移動機構を有し、
前記第2ピストンが前記第1ピストンを押す力は、前記ローラ保持移動機構を前記回転機構に向けて移動させる力により生じる点にある。
上記の特徴構成によれば、ローラ保持移動機構が第2ピストンが第1ピストンを押す力を生じさせるから、回転塑性加工装置の段取り換えのための機構を、簡易な構成により実現することが可能となる。
本発明に係る回転塑性加工装置の別の特徴構成は、
主軸側バネクランプ機構と、心押側バネクランプ機構と、主軸側第1ピストンと、心押側第1ピストンと、主軸側第2ピストンと、心押側第2ピストンと、力分岐機構とを有し、
前記回転機構は、主軸機構と心押機構とを有し、
前記ワーク保持ユニットは、主軸側部材と心押側部材とを有し、
前記主軸側バネクランプ機構は、バネの弾性力により前記主軸側部材を前記主軸機構に固定し、前記主軸側第1ピストンから油圧が供給された際に前記主軸側部材と前記主軸機構との固定を解除し、
前記心押側バネクランプ機構は、バネの弾性力により前記心押側部材を前記心押機構に固定し、前記心押側第1ピストンから油圧が供給された際に前記心押側部材と前記心押機構との固定を解除し、
前記主軸側第1ピストンは、前記主軸側第2ピストンに押された際に前記主軸側バネクランプ機構に油圧を供給し、
前記心押側第1ピストンは、前記心押側第2ピストンに押された際に前記心押側バネクランプ機構に油圧を供給し、
前記力分岐機構は、前記ローラ保持移動機構を前記回転機構に向けて移動させる力を分岐して、前記主軸側第2ピストンと前記心押側第2ピストンとに伝達する点にある。
上記の特徴構成によれば、力分岐機構がローラ保持移動機構からの力を分岐して、主軸側第2ピストンと心押側第2ピストンとに伝達するから、主軸側と心押側の両方の固定解除を簡易な構成により実現することが可能となる。
本発明に係る回転塑性加工装置の別の特徴構成は、前記第2ピストンは、前記回転機構に対して移動可能な台車に載置されている点にある。
上記の特徴構成によれば、回転機構に対して移動可能な台車に第2ピストンが載置されているから、段取り換えが完了すれば台車を回転機構の近傍から退避させることができるので、回転塑性加工装置の段取り換えのための機構を、簡易な構成により実現することが可能となる。
回転塑性加工装置の概要を示す正面図 回転塑性加工システムの概要を示す上面図 交換作業位置と待機位置とを示す概略断面図 交換作業位置を示す正面図 バネクランプ機構の作動機構の概要を示す図 バネクランプ機構による心押側部材の固定動作の説明図 回転機構およびワーク保持ユニットの構造を示す部分断面図 主軸機構および心押機構へのワーク保持ユニットの固定動作の説明図 主軸機構および心押機構へのワーク保持ユニットの固定動作の説明図 主軸機構および心押機構へのワーク保持ユニットの固定動作の説明図 主軸機構および心押機構へのワーク保持ユニットの固定動作の説明図 主軸機構および心押機構へのワーク保持ユニットの固定動作の説明図
<回転塑性加工システムの概要>
以下、本実施形態に係る回転塑性加工システム1について図面に基づいて説明する。以下では、図中の矢印UP、矢印DW、矢印FR、矢印BK、矢印LH及び矢印RHで示した方向を、それぞれ上方向、下方向、前方向、後方向、左方向及び右方向と定義して説明を行う。
回転塑性加工システム1は、図2に示す通り、回転塑性加工装置2、ユニット搬送台車3および制御部4を有して構成される。図1に示す回転塑性加工装置2は、ワークWをワーク保持ユニットAに保持させた状態で、回転機構N(主軸機構10および心押機構20)により回転させ、加工ローラ支持ユニット60に支持された加工ローラ63を押し付けて、ワークWに塑性加工を施す装置である。図2に示す通り、ユニット搬送台車3は、回転塑性加工装置2の前側に配置されて、ワーク保持ユニットAおよび加工ローラ支持ユニット60を支持して、これらを回転塑性加工装置2の内部と外部との間で移動させる。回転塑性加工装置2の前側には複数のユニット搬送台車3が配置されて、ワーク保持ユニットAおよび加工ローラ支持ユニット60の回転塑性加工装置2からの取り外し、および回転塑性加工装置2への取り付けの作業が行われる。
制御部4は交換制御部4aを有して構成される。この交換制御部4aが、ワーク保持ユニットAおよび加工ローラ支持ユニット60の回転塑性加工装置2からの取り外し、および回転塑性加工装置2への取り付けの作業を制御する。
<回転塑性加工装置の概要>
図1に示す通り、回転塑性加工装置2は、主軸機構10、心押機構20、主軸側部材30、心押側部材40、ローラ保持移動機構50および加工ローラ支持ユニット60を有して構成される。主軸側部材30と心押側部材40との間に、ワークWが挟持される。すなわち、ワーク保持ユニットAが主軸側部材30と心押側部材40とを有して構成される。
回転塑性加工装置2で加工されるワークWは、円板または円柱状の素材である。ワークWの素材としては、回転塑性加工装置2で加工可能なものであれば好適に用いられるが、例えばステンレスや鉄合金、アルミ合金製の素材が用いられる。
主軸側部材30は、後述する主軸着脱機構B(主軸側バネクランプ機構12および主軸側部材30の挿入孔32)を介して主軸機構10に取り付けられる。
心押側部材40は、後述する心押着脱機構C(心押側バネクランプ機構22および心押側部材40の挿入孔42)を介して心押機構20に取り付けられる。そして主軸機構10がモータ(図示なし)により回転され、心押機構20とともにワーク保持ユニットAが回転し、ワークWが回転する。
加工ローラ支持ユニット60は、後述するローラ着脱機構Fを介してローラ保持移動機構50に取り付けられる。そしてローラ保持移動機構50がアクチュエータ(図示なし)により移動され、加工ローラ支持ユニット60に支持された加工ローラ63がワークWに押し付けられる。以上の様にしてワークWに対して塑性加工が施される。なお回転塑性加工装置2へのワーク保持ユニットAの着脱については、後に詳しく説明する。
<ユニット搬送台車>
ユニット搬送台車3は、図3および図4に示す通り、上台車80および下台車90を有して構成される。上台車80には、ワーク保持ユニットA(主軸側部材30および心押側部材40)と、加工ローラ支持ユニット60とが搭載される。そして上台車80は、下側に車輪88を有する。
下台車90は、図4に示す通り、下側に車輪92を有し、回転塑性加工装置2の前側にて左右および前後方向に移動可能である。下台車90は、上側にレール91を有する。そしてレール91の上側に、上台車80の車輪88が係合する状態で、上台車80が載置される。これにより上台車80は、レール91の上側を前後方向に移動することができる。そして上台車80は、図3に示すように、下台車90の上から後方向へ移動して、回転塑性加工装置2の内部へと進入することができる。
これによりユニット搬送台車3の上台車80は、図3に示すように、ワーク保持ユニットAを、回転塑性加工装置2の内部の交換作業位置P1と、回転塑性加工装置2の外部の待機位置P3との間で移動させることができる。ワーク保持ユニットAの交換作業位置P1は、主軸機構10と心押機構20との間である。そしてワーク保持ユニットAがユニット搬送台車3の上台車80によって交換作業位置P1に配置された際、ワーク保持ユニットAの中心軸と主軸機構10の回転軸Gとが一致する。
またユニット搬送台車3の上台車80は、図3に示すように、加工ローラ支持ユニット60を、回転塑性加工装置2の内部の交換作業位置P2と、回転塑性加工装置2の外部の待機位置P4との間で移動させることができる。加工ローラ支持ユニット60の交換作業位置P2は、図2に示される様に、主軸機構10の回転軸Gを間に挟んだ両側に位置し、ローラ保持移動機構50の近傍に位置する。
<ワーク保持ユニットAの着脱の機構>
次に図5および図6を参照して、回転機構N(主軸機構10および心押機構20)に対するワーク保持ユニットA(主軸側部材30および心押側部材40)の着脱の機構について説明する。
図5に示すように、本実施形態の回転塑性加工装置2では、主軸機構10のクランプ部材11に、複数のバネクランプ機構Q(主軸側バネクランプ機構12)が配置されている。また心押機構20のクランプ部材21に、複数のバネクランプ機構Q(心押側バネクランプ機構22)が配置されている。本実施形態では、クランプ部材11は円柱状の部材であり、複数の主軸側バネクランプ機構12は、クランプ部材11の外周に沿って等間隔に配置されている。同様に、クランプ部材21は円柱状の部材であり、複数の心押側バネクランプ機構22は、クランプ部材21の外周に沿って等間隔に配置されている。
バネクランプ機構Qは、供給される油圧と、内蔵されたバネにより動作する機構である。詳しくはバネクランプ機構Qは、図6に示すように、本体(22a)、シャフト(22b)および頭部(22c)を有して構成される。シャフト(22)は、本体(22a)に内蔵されたバネ(図示なし)により上方向に付勢されている。油圧回路(24)から油圧が供給されると、バネの弾性力に抗して、シャフト(22b)および頭部(22c)が下方に移動する。そして油圧回路(24)からの油圧の供給が停止すると、バネの弾性力によってシャフト(22b)および頭部(22c)が上方に移動する。
図5に示すように、主軸側部材30には複数の挿入孔32が形成されており、心押側部材40には複数の挿入孔42が形成されている。本実施形態では、主軸側部材30は円柱状の部材であり、複数の挿入孔32は、主軸側部材30の外周に沿って等間隔に配置されている。同様に、心押側部材40は円柱状の部材であり、複数の挿入孔42は、心押側部材40の外周に沿って等間隔に配置されている。
主軸側バネクランプ機構12の頭部12cが、主軸側部材30の挿入孔32に挿入されて、主軸機構10のクランプ部材11と主軸側部材30とが固定される。また心押側バネクランプ機構22の頭部22cが、心押側部材40の挿入孔42挿入されて、心押機構20のクランプ部材21と心押側部材40とが固定される。すなわちバネクランプ機構Qが、ワーク保持ユニットAを回転機構Nに固定する。
図6を参照して、バネクランプ機構Qによるワーク保持ユニットAの回転機構Nへの固定について詳しく説明する。図6には例として、心押側バネクランプ機構22と、心押側部材40の挿入孔42が示されている。
挿入孔42は、縦穴42a、横穴42bおよびU字溝42cを有して構成される。縦穴42aは、フランジ部位41の上側の面から垂直に下方向に形成された穴である。縦穴42aの直径は、心押側バネクランプ機構22の頭部22cの直径より若干大きい。横穴42bは、縦穴42aの底からフランジ部位41の周方向に沿って延びる穴である。横穴42bは、心押側バネクランプ機構22の頭部22cより若干大きく形成されており、頭部22cが内部を移動可能である。U字溝42cは、縦穴42aの側面からフランジ部位41の周方向に沿って形成されたU字状の溝であり、横穴42bと連通する。U字溝42cの幅は、軸部22bの直径より若干大きく、頭部22cの直径より小さい。
心押側バネクランプ機構22による心押機構20への心押側部材40の固定は、次の様にして行われる。心押機構20と心押側部材40とが接近して、心押側バネクランプ機構22の頭部22cが、心押側部材40の挿入孔42の縦穴42aに挿入される。心押機構20と心押側部材40とが当接すると、心押側油圧回路24から油圧が供給される。そうすると、心押側バネクランプ機構22が作動し、軸部22bおよび頭部22cが下方向に移動する。そうすると、頭部22cは、縦穴42aの底に達し、横穴42bの横に位置する。
その状態で、心押機構20と心押側部材40とが逆方向に相対回転する。そうすると、心押側バネクランプ機構22の頭部22cは、挿入孔42の横穴42bに進入し、軸部22bはU字溝42cに進入する(図6の矢印参照)。その状態で心押側油圧回路24からの油圧の供給が停止される。すると、心押側バネクランプ機構22に内蔵されたバネにより、軸部22bおよび頭部22cが上方向へ移動して、頭部22cの上面が横穴42bの上面42dに接触する。心押側油圧回路24からの油圧の供給が停止された後も、心押側バネクランプ機構22に内蔵されたバネにより、頭部22cは上方向に付勢されるから、頭部22cが心押側部材40を上方向、すなわち心押機構20の方向へ引くことになる。
以上のようにして、心押側バネクランプ機構22による心押機構20と心押側部材40との固定が行われる。なお主軸側バネクランプ機構12による主軸機構10と主軸側部材30との固定も、同様に行われる。
すなわち本実施形態では、主軸側バネクランプ機構12と挿入孔32とによって、主軸着脱機構Bが構成されている。主軸着脱機構Bは、主軸機構10と主軸側部材30との間に設けられ、主軸機構10と主軸側部材30とを着脱する。そして心押側バネクランプ機構22と挿入孔42とによって、心押着脱機構Cが構成されている。心押着脱機構Cは、心押機構20と心押側部材40との間に設けられ、心押機構20と心押側部材40とを着脱する。
図5を参照して、バネクランプ機構Qを作動させる機構について説明する。回転機構Nには第1ピストンRが配置されており、第1ピストンRから供給される油圧により、バネクランプ機構Qが作動する。
詳しくは、主軸機構10のクランプ部材11に、主軸側第1ピストン13および主軸側油圧回路14が配置されている。主軸側油圧回路14は、主軸側第1ピストン13と主軸側バネクランプ機構12とを接続している。主軸側第1ピストン13が外部から押圧されると、その力が油圧として主軸側油圧回路14を介して主軸側バネクランプ機構12に伝達され、主軸側バネクランプ機構12が作動する。
心押側も同様の構成をとる。すなわち、心押機構20のクランプ部材21に、心押側第1ピストン23および心押側油圧回路24が配置されている。心押側油圧回路24は、心押側第1ピストン23と心押側バネクランプ機構22とを接続している。心押側第1ピストン23が外部から押圧されると、その力が油圧として心押側油圧回路24を介して心押側バネクランプ機構22に伝達され、心押側バネクランプ機構22が作動する。
そして第1ピストンRに対向する位置に、第2ピストンSが配置される。第2ピストンSは、油圧が供給されると作動して、第1ピストンRを押す。
詳しくは、主軸側第1ピストン13に対向する位置に、主軸側第2ピストン101が配置される。心押側第1ピストン23に対向する位置に、心押側第2ピストン102が配置される。これら主軸側第2ピストン101および心押側第2ピストン102は、上述したユニット搬送台車3(台車)に配置されている。すなわち第2ピストンS(主軸側第2ピストン101および心押側第2ピストン102)は、回転機構N(主軸機構10および心押機構20)から離間して配置されている。
ユニット搬送台車3にはさらに、第3ピストン103および台車側油圧回路104が配置されている。台車側油圧回路104は、主軸側第2ピストン101と、心押側第2ピストン102と、第3ピストン103とを接続している。第3ピストン103が外部から押圧されると、その力が油圧として台車側油圧回路104を介して主軸側第2ピストン101および心押側第2ピストン102に伝達され、主軸側第2ピストン101および心押側第2ピストン102が作動する。すなわち、主軸側第2ピストン101および心押側第2ピストン102が、主軸側第1ピストン13および心押側第1ピストン23を押す。
本実施形態では、第3ピストン103は、上述したローラ保持移動機構50により押される。つまり、ローラ保持移動機構50が第3ピストン103を押すと、その力が台車側油圧回路104により分岐されて主軸側第2ピストン101および心押側第2ピストン102に伝達され、主軸側第2ピストン101および心押側第2ピストン102が、主軸側第1ピストン13および心押側第1ピストン23を押す。すなわち本実施形態では、台車側油圧回路104が、ローラ保持移動機構50を回転機構Nに向けて移動させる力を分岐して、主軸側第2ピストン101と心押側第2ピストン102とに伝達する、力分岐機構Tとして機能する。
次に図7を参照して、主軸機構10のクランプ部材11、主軸側部材30、心押機構20のクランプ部材21、心押側部材40の詳細な構造と、ワーク保持ユニットA(主軸側部材30および心押側部材40)のユニット搬送台車3への搭載に関する構造、およびユニット搬送台車3に搭載される第2ピストンS等の構造・配置について説明する。
<主軸側の構造>
主軸機構10のクランプ部材11は、円盤状の部材であって、中心軸が主軸機構10の回転軸Gに一致する姿勢にて、主軸機構10に取り付けられている。クランプ部材11には、上述した主軸側バネクランプ機構12、主軸側第1ピストン13および主軸側油圧回路14が配置されている。
主軸側バネクランプ機構12は、動作軸(軸部12bの中心軸)を鉛直方向と一致させた姿勢にて、軸部12bおよび頭部12cがクランプ部材11の上面に突出した状態で、クランプ部材11の上面に配置される。本実施形態では、6つの主軸側バネクランプ機構12が、クランプ部材11の外周部に、回転軸Gを中心とする円周上に等間隔に配置される(なお図7では、1つの主軸側バネクランプ機構12のみ図示されている)。
主軸側第1ピストン13は、動作軸を水平方向と一致させた姿勢にて、クランプ部材11の側面に配置される。本実施形態では、2つの主軸側第1ピストン13が、クランプ部材11の外周部の、回転軸Gを挟んで対向する位置に配置される(なお図7では、一方の主軸側第1ピストン13のみ図示されている)。主軸側第1ピストン13は、主軸側バネクランプ機構12の間に配置される。具体的には主軸側第1ピストン13は、図9に示すように、クランプ部材11の側面に形成されたシリンダ13aと、シリンダ13aに挿入されたピストン13bとを有して構成される。
本実施形態では主軸側油圧回路14は、回転軸Gを中心とする円形状にクランプ部材11の内部に形成された作動油の流路であって、主軸側バネクランプ機構12の本体、および主軸側第1ピストン13のシリンダ13aが接続されている。
主軸側部材30は、円柱状の部材であって、フランジ部位31、挿入孔32および保持溝32eを有して構成される。主軸側部材30の上側は、ワークWと係合する形状に形成されている。図7では、ダミーワークV(ワーク保持ユニットAの交換の際に主軸側部材30および心押側部材40を保護するための部材)が、主軸側部材30の上に載置されている。
フランジ部位31は、フランジ状の部位であって、主軸側部材30の下部に形成された部位である。
挿入孔32は、中心軸(上述した心押側部材40の挿入孔42の縦穴42aの中心軸に対応する軸)を鉛直方向と一致させる状態で、フランジ部位31の下面から上方向に向けて形成されている。挿入孔32は、主軸側バネクランプ機構12の頭部12cが挿入されるよう、主軸側バネクランプ機構12と対応する位置に形成されている。本実施形態では、6つの挿入孔32が、フランジ部位31の外周部に、回転軸Gを中心とする円周上に等間隔に配置される(なお図7では、1つの挿入孔32のみ図示されている)。
保持溝32eは、主軸側部材30の中央の外周面に形成された溝であって、ユニット搬送台車3の下支持板84と係合する溝である。主軸側部材30は図7に示すように、保持溝32eが下支持板84と係合する状態で、ユニット搬送台車3に支持される。
<心押側の構造>
心押機構20のクランプ部材21は、円盤状の部材であって、中心軸が心押機構20の回転軸Gに一致する姿勢にて、心押機構20に取り付けられている。クランプ部材21には、上述した心押側バネクランプ機構22、心押側第1ピストン23および心押側油圧回路24が配置されている。
心押側バネクランプ機構22は、動作軸(軸部22bの中心軸)を鉛直方向と一致させた姿勢にて、軸部22bおよび頭部22cがクランプ部材21の下面に突出した状態で、クランプ部材21の下面に配置される。本実施形態では、6つの心押側バネクランプ機構22が、クランプ部材21の外周部に、回転軸Gを中心とする円周上に等間隔に配置される(なお図7では、1つの心押側バネクランプ機構22のみ図示されている)。
心押側第1ピストン23は、動作軸を水平方向と一致させた姿勢にて、クランプ部材21の側面に配置される。本実施形態では、2つの心押側第1ピストン23が、クランプ部材21の外周部の、回転軸Gを挟んで対向する位置に配置される(なお図7では、一方の心押側第1ピストン23のみ図示されている)。心押側第1ピストン23は、心押側バネクランプ機構22の間に配置される。具体的には心押側第1ピストン23は、図9に示すように、クランプ部材21の側面に形成されたシリンダ23aと、シリンダ23aに挿入されたピストン23bとを有して構成される。
本実施形態では心押側油圧回路24は、回転軸Gを中心とする円形状にクランプ部材21の内部に形成された作動油の流路であって、心押側バネクランプ機構22の本体、および心押側第1ピストン23のシリンダ23aが接続されている。
心押側部材40は、円柱状の部材であって、フランジ部位41および挿入孔42を有して構成される。心押側部材40の下側は、ワークWと係合する形状に形成されている。
フランジ部位41は、フランジ状の部位であって、心押側部材40の上部に形成された部位である。
挿入孔42は、中心軸(縦穴42aの中心軸)を鉛直方向と一致させる状態で、フランジ部位41の上面から下方向に向けて形成されている。挿入孔42は、心押側バネクランプ機構22の頭部22cが挿入されるよう、心押側バネクランプ機構22と対応する位置に形成されている。本実施形態では、6つの挿入孔42が、フランジ部位41の外周部に、回転軸Gを中心とする円周上に等間隔に配置される(なお図7では、1つの挿入孔42のみ図示されている)。
心押側部材40は図7に示すように、フランジ部位41がユニット搬送台車3の上支持板82に載置される状態で、ユニット搬送台車3に支持される。
<ユニット搬送台車3に係る構造>
上述したユニット搬送台車3の上台車80は、載置台81、上支持板82、下支持板84、支柱85およびスプリング86を有して構成される。
載置台81は、水平に配置された板状の部材である。上述した主軸側第2ピストン101が、載置台81の上に配置される。主軸側第2ピストン101は、動作軸を水平方向および主軸側第1ピストン13の動作軸と一致させた姿勢にて、主軸側第1ピストン13に対向する位置に配置される。本実施形態では、2つの主軸側第2ピストン101が、回転軸Gを挟んで対向する位置に配置される。
載置台81の上には、上述した第3ピストン103(図示なし)が配置される。第3ピストン103は、動作軸が水平方向で、かつ主軸機構10に向いた状態、詳しくは主軸機構10の回転軸Gと交差する姿勢にて、載置台81に配置される。つまり第3ピストン103は、ローラ保持移動機構50を主軸機構10(回転機構N)に向けて移動させる力により押されることになる。
支柱85は、載置台81の上に立設される。本実施形態では、4本の支柱85が、主軸側部材30および心押側部材40の周囲に、上下方向に延びて立設される。上支持板82および下支持板84は、水平に配置された板状の部材である。下支持板84は、支柱85に支持されて、載置台81の上に配置される。上支持板82は、支柱85に支持されて、下支持板84の上に配置される。上支持板82および下支持板84は、支柱85に沿って上下方向に移動可能である。そして上支持板82と下支持板84との間、および下支持板84と載置台81との間にスプリング86が配置される。上支持板82および下支持板84は、スプリング86の弾性力によって支持されている。そして上述の通り、主軸側部材30が下支持板84に支持され、心押側部材40が上支持板82に支持される。したがって主軸側部材30および心押側部材40は、ユニット搬送台車3の上台車80に、上下方向に移動可能な状態で、支持される。
上述した心押側第2ピストン102が、上支持板82の上に配置される。心押側第2ピストン102は、動作軸が水平方向に一致し、かつ心押側第1ピストン23の動作軸と平行となる姿勢にて、上面視で心押側第1ピストン23に対向する位置に配置される。上支持板82に配置された心押側第2ピストン102は、心押側部材40とともに上下方向に移動する。そして、心押機構20が下降して主軸機構10のクランプ部材11、主軸側部材30、心押側部材40および心押機構20のクランプ部材21が当接した状態(図8に示す状態)では、心押側第2ピストン102の動作軸と心押側第1ピストン23の動作軸とが一致する状態となる。本実施形態では、2つの心押側第2ピストン102が、回転軸Gを挟んで対向する位置に配置される。
ここで図7を参照して、主軸側第2ピストン101、心押側第2ピストン102および台車側油圧回路104について説明する。主軸側第2ピストン101は、シリンダ101a、ピストン101bおよびピストンロッド101cを有して構成される。心押側第2ピストン102は、シリンダ102a、ピストン102bおよびピストンロッド102cを有して構成される。台車側油圧回路104は、ユニット搬送台車3の上台車80の上に配置され、主軸側第2ピストン101、心押側第2ピストン102および第3ピストン103(図示なし)を接続している。
なおユニット搬送台車3の上台車80には、ワーク保持ユニットAの交換作業の際に、主軸側部材30および心押側部材40を回転させるワーク保持ユニット回転機構(図示なし)が配置されている。ワーク保持ユニット回転機構は、例えばエアシリンダ等で構成され、交換制御部4aにより制御される。
<ワーク保持ユニットの交換作業>
以下、交換制御部4aにより実行されるワーク保持ユニットAの装着作業(段取り換え)について、図7〜図12を参照しながら説明する。
<図7の状態>
ワーク保持ユニットAをユニット搬送台車3へ載置して、回転塑性加工装置2の正面に配置する。そして上台車80を回転塑性加工装置2の内部に進入させて、ワーク保持ユニットAを交換作業位置P1に配置する。
<図8(図9)の状態>
次に交換制御部4aが、心押機構20を下降させて、主軸機構10のクランプ部材11、主軸側部材30、心押側部材40および心押機構20のクランプ部材21を当接させる。
以下の説明は、図9〜図12の概略図を用いて行う。図9は、図8と同じ状態を模式的に示した状態である。この状態では、上述の通り、主軸機構10のクランプ部材11、主軸側部材30、心押側部材40および心押機構20のクランプ部材21が当接している。これに伴い、主軸側バネクランプ機構12の頭部12cは、主軸側部材30の挿入孔32に挿入された状態となり、心押側バネクランプ機構22の頭部22cは、心押側部材40の挿入孔42に挿入された状態となっている。
またこのとき、主軸側第1ピストン13の動作軸と主軸側第2ピストン101の動作軸とは一致した状態となり、主軸側第2ピストン101のピストンロッド101cが、主軸側第1ピストン13のピストン13bと対向する位置に配置される。心押側第1ピストン23の動作軸と心押側第2ピストン102の動作軸とは一致した状態となり、心押側第2ピストン102のピストンロッド102cが、心押側第1ピストン23のピストン23bと対向する位置に配置される。
<図10の状態>
次に交換制御部4aが、ローラ保持移動機構50を移動させ、詳しくはローラ保持移動機構50を回転機構N(主軸機構10)に向けて移動させ、第3ピストン103を押す。そうすると、ローラ保持移動機構50からの力が、台車側油圧回路104を介して主軸側第2ピストン101および心押側第2ピストン102に伝達され、主軸側第2ピストン101および心押側第2ピストン102が作動する。詳しくは、主軸側第2ピストン101に台車側油圧回路104から油圧が供給されて、主軸側第2ピストン101からピストンロッド101cが突出して、ピストンロッド101cが主軸側第1ピストン13のピストン13bを押す。心押側第2ピストン102に台車側油圧回路104から油圧が供給されて、心押側第2ピストン102からピストンロッド102cが突出して、ピストンロッド102cが心押側第1ピストン23のピストン23bを押す(図10の状態)。
主軸側第1ピストン13が押されると、主軸側油圧回路14を介して油圧が主軸側バネクランプ機構12に供給される。そうすると、頭部12cが上方向へ移動し、頭部12cが挿入孔32の横穴に進入できる状態となる。心押側第1ピストン23が押されると、心押側油圧回路24を介して油圧が心押側バネクランプ機構22に供給される。そうすると、頭部22cが上方向へ移動し、頭部22cが挿入孔42の横穴(42c)に進入できる状態となる。
<図11の状態>
次に交換制御部4aが、ワーク保持ユニット回転機構を動作させて、主軸側部材30および心押側部材40を回転軸Gを中心に回転させる。そうすると、主軸側バネクランプ機構12の頭部12cが挿入孔32の横穴に進入し、心押側バネクランプ機構22の頭部22cが挿入孔42の横穴42bに進入する(図6参照)。
<図12の状態>
最後に交換制御部4aが、ローラ保持移動機構50を移動させ、ローラ保持移動機構50を第3ピストン103から離間させる。そうすると、ローラ保持移動機構50からの力が消失し、主軸側バネクランプ機構12および心押側バネクランプ機構22への油圧の供給が停止する。これにより、主軸側バネクランプ機構12の頭部12cが下方向へ移動して、主軸側部材30が主軸機構10に固定される。心押側バネクランプ機構22の頭部22cが上方向へ移動して、心押側部材40が心押機構20に固定される。以上のようにして、ワーク保持ユニットA(主軸側部材30および心押側部材40)が回転機構N(主軸機構10および心押機構20)に対して装着される。また、回転機構Nからのワーク保持ユニットAの取り外しは、上述の動作と逆の動作により実行される。
以上述べた本実施形態に係る回転塑性加工装置2は、以下の構成を有する。回転塑性加工装置2は、バネクランプ機構Qと、第1ピストンRと、第2ピストンSとを有し、バネクランプ機構Qは、バネの弾性力によりワーク保持ユニットAを回転機構Nに固定し、第1ピストンRから油圧が供給された際にワーク保持ユニットAと回転機構Nとの固定を解除し、第1ピストンRは、第2ピストンSに押された際にバネクランプ機構Qに油圧を供給し、第2ピストンSは、回転機構Nから離間して配置されている。
そして回転塑性加工装置2は、加工ローラ63を移動させてワークWに当接させるローラ保持移動機構50を有し、第2ピストンSが第1ピストンRを押す力は、ローラ保持移動機構50を回転機構Nに向けて移動させる力により生じる。
より詳しくいえば回転塑性加工装置2は、主軸側バネクランプ機構12と、心押側バネクランプ機構22と、主軸側第1ピストン13と、心押側第1ピストン23と、主軸側第2ピストン101と、心押側第2ピストン102と、力分岐機構Tとを有する。回転機構Nは、主軸機構10と心押機構20とを有する。ワーク保持ユニットAは、主軸側部材30と心押側部材40とを有する。
主軸側バネクランプ機構12は、バネの弾性力により主軸側部材30を主軸機構10に固定し、主軸側第1ピストン13から油圧が供給された際に主軸側部材30と主軸機構10との固定を解除する。心押側バネクランプ機構22は、バネの弾性力により心押側部材40を心押機構20に固定し、心押側第1ピストン23から油圧が供給された際に心押側部材40と心押機構20との固定を解除する。
主軸側第1ピストン13は、主軸側第2ピストン101に押された際に主軸側バネクランプ機構12に油圧を供給する。心押側第1ピストン23は、心押側第2ピストン102に押された際に心押側バネクランプ機構22に油圧を供給する。そして力分岐機構T(台車側油圧回路104)は、ローラ保持移動機構50を回転機構Nに向けて移動させる力を分岐して、主軸側第2ピストン101と心押側第2ピストン102とに伝達する。
そして第2ピストンS(主軸側第2ピストン101および心押側第2ピストン102)は、回転機構Nに対して移動可能な台車(ユニット搬送台車3、上台車80)に載置されている。
(他の実施形態)
(1)上述の実施形態では、主軸側と心押側との両方にバネクランプ機構Qを配置してワーク保持ユニットAを着脱する例を説明したが、主軸側と心押側の何れか一方にてバネクランプ機構Qによる着脱を行う構成も可能である。
(2)上述の実施形態では、回転塑性加工装置2におけるワーク保持ユニットAの着脱を例として説明したが、旋盤やマシニングセンタへの適用も可能である。
なお上述の実施形態(他の実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
1 :回転塑性加工システム
2 :回転塑性加工装置
3 :ユニット搬送台車
4 :制御部
4a :交換制御部
10 :主軸機構
11 :クランプ部材
12 :主軸側バネクランプ機構
12b :軸部
12c :頭部
13 :主軸側第1ピストン
13a :シリンダ
13b :ピストン
14 :主軸側油圧回路
20 :心押機構
21 :クランプ部材
22 :心押側バネクランプ機構
22b :軸部
22c :頭部
23 :心押側第1ピストン
23a :シリンダ
23b :ピストン
24 :心押側油圧回路
30 :主軸側部材
31 :フランジ部位
32 :挿入孔
32e :保持溝
40 :心押側部材
41 :フランジ部位
42 :挿入孔
42a :縦穴
42b :横穴
42c :U字溝
42d :上面
50 :ローラ保持移動機構
60 :加工ローラ支持ユニット
63 :加工ローラ
80 :上台車
81 :載置台
82 :上支持板
84 :下支持板
85 :支柱
86 :スプリング
88 :車輪
90 :下台車
91 :レール
92 :車輪
101 :主軸側第2ピストン
101a :シリンダ
101b :ピストン
101c :ピストンロッド
102 :心押側第2ピストン
102a :シリンダ
102b :ピストン
102c :ピストンロッド
103 :第3ピストン
104 :台車側油圧回路
A :ワーク保持ユニット
B :主軸着脱機構
C :心押着脱機構
F :ローラ着脱機構
G :回転軸
N :回転機構
P1 :交換作業位置
P2 :交換作業位置
P3 :待機位置
P4 :待機位置
Q :バネクランプ機構
R :第1ピストン
S :第2ピストン
T :力分岐機構
V :ダミーワーク
W :ワーク

Claims (4)

  1. 回転機構がワークを保持したワーク保持ユニットを回転させて、前記ワークにローラを当接させることによりワークの塑性加工を行う回転塑性加工装置であって、
    バネクランプ機構と、第1ピストンと、第2ピストンとを有し、
    前記バネクランプ機構は、バネの弾性力により前記ワーク保持ユニットを前記回転機構に固定し、前記第1ピストンから油圧が供給された際に前記ワーク保持ユニットと前記回転機構との固定を解除し、
    前記第1ピストンは、前記第2ピストンに押された際に前記バネクランプ機構に油圧を供給し、
    前記第2ピストンは、前記回転機構から離間して配置されている回転塑性加工装置。
  2. 前記ローラを移動させて前記ワークに当接させるローラ保持移動機構を有し、
    前記第2ピストンが前記第1ピストンを押す力は、前記ローラ保持移動機構を前記回転機構に向けて移動させる力により生じる請求項1に記載の回転塑性加工装置。
  3. 主軸側バネクランプ機構と、心押側バネクランプ機構と、主軸側第1ピストンと、心押側第1ピストンと、主軸側第2ピストンと、心押側第2ピストンと、力分岐機構とを有し、
    前記回転機構は、主軸機構と心押機構とを有し、
    前記ワーク保持ユニットは、主軸側部材と心押側部材とを有し、
    前記主軸側バネクランプ機構は、バネの弾性力により前記主軸側部材を前記主軸機構に固定し、前記主軸側第1ピストンから油圧が供給された際に前記主軸側部材と前記主軸機構との固定を解除し、
    前記心押側バネクランプ機構は、バネの弾性力により前記心押側部材を前記心押機構に固定し、前記心押側第1ピストンから油圧が供給された際に前記心押側部材と前記心押機構との固定を解除し、
    前記主軸側第1ピストンは、前記主軸側第2ピストンに押された際に前記主軸側バネクランプ機構に油圧を供給し、
    前記心押側第1ピストンは、前記心押側第2ピストンに押された際に前記心押側バネクランプ機構に油圧を供給し、
    前記力分岐機構は、前記ローラ保持移動機構を前記回転機構に向けて移動させる力を分岐して、前記主軸側第2ピストンと前記心押側第2ピストンとに伝達する請求項2に記載の回転塑性加工装置。
  4. 前記第2ピストンは、前記回転機構に対して移動可能な台車に載置されている請求項1または2に記載の回転塑性加工装置。
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