JP6758598B2 - ゴムストリップの切断装置と搬送装置、および空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

ゴムストリップの切断装置と搬送装置、および空気入りタイヤの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、搬送ベルト上を搬送される帯状のゴムストリップを切断するゴムストリップの切断装置と前記切断装置を備えたゴムストリップの搬送装置、および前記ゴムストリップの搬送装置を用いた空気入りタイヤの製造方法に関する。
近年、空気入りタイヤの生産性向上の観点から、帯状の未加硫のゴムストリップを成形ドラムに螺旋状に巻き付けてトレッドゴム、サイドウォールゴム等のゴム部材を形成する所謂ストリップワインド方式を用いた空気入りタイヤの製造方法が提案されている。
このストリップワインド方式では、成形ドラム上に所定の長さのゴムストリップを巻き回すために、搬送ベルト上を所定の長さ搬送されてきたゴムストリップを切断する必要があり、従来より、図3に示すような切断装置が搬送ベルトの上方に配置されている。なお、図3は従来のロータリー式のカッターを用いたゴムストリップの切断を説明する図である。図3に示す切断装置は、カッターホルダー(図示せず)にセットされたカッター刃12がローラー11に装着された切断部10を備えており、ローラー11を回転させることにより、図3(a)に示すように搬送ベルト上を搬送されてきたゴムストリップGを、図3(b)に示すように、カッター刃12で所定の位置で切断する。
しかしながら、このような切断装置を用いた場合、ゴムストリップは粘着性を有しているため、図3(c)に示すように、後続するゴムストリップGの始端部断面がカッター刃12に粘着して、その状態によっては搬送ベルト上から剥がされて捲り上がることがある。そして、捲り上がったゴムストリップがカッター刃12から剥がれると、図3(d)に示すように、ゴムストリップGの始端部で折れ曲がって重なりG1を生じる。このような重なりG1が発生したゴムストリップを用いてタイヤを製造すると、内観不良や外観不良が発生してスクラップとなる恐れがある。
そこで、このようなゴムストリップの重なりの発生を防止するため、図4に示すように、カッター刃12とカッターホルダー40の間にエア噴出用のスリット43を形成し、このスリット43からカッター刃12の先端に向けてエアを噴出させることにより、カッター刃に粘着したゴムストリップをカッター刃から強制的に適切な位置で剥がすことが提案されている(特許文献1)。なお、図4は、このような従来の切断装置の一例を説明する図である。
特開2014−217999号公報
しかしながら、上記したスリットからエアを噴出させてゴムストリップを剥がすような方法を用いた場合、設備導入に際してコストが大きく上昇する。また、連続的な使用の場合、スリットにゴム詰まりが発生することがあるため、さらなる改良が求められている。
そこで、本発明は、切断装置の導入時におけるコストの上昇を抑制することができ、ゴムストリップの切断に際してゴム詰まりの発生を招くことなく切断した後カッターに粘着したゴムストリップを適切に剥がすことができるタイヤ製造技術を提供することを課題とする。
本発明者は、鋭意検討を行い、以下に記載する発明により上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
請求項1に記載の発明は、
空気入りタイヤの製造に際して、搬送ベルト上を成形ドラムに向けて搬送されるゴムストリップを所定の長さで切断するゴムストリップの切断装置であって、
搬送ベルトの上方に設けられて、カッター刃の先端が前記搬送ベルト上を上流側から下流側に向けて回転することにより前記ゴムストリップを前記搬送ベルト上で切断するロータリー式のカッターを有する切断部と、
前記切断部の上流側の前記切断部から離れた位置に設けられて、前記カッター刃の先端と前記カッター刃の先端に粘着した切断された後の前記ゴムストリップの始端部に向けて風を送る送風機が設けられた送風部とを備えていることを特徴とするゴムストリップの切断装置である。
請求項2に記載の発明は、
前記搬送ベルトが、2本の搬送ローラー間に架け渡されており、
前記送風機が、前記2本の搬送ローラーの内、前記搬送ベルト上流側の搬送ローラーと連結されており、前記搬送ベルト上流側の搬送ローラーの回転により前記送風機が駆動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のゴムストリップの切断装置である。
請求項3に記載の発明は、
前記搬送ベルト上流側の搬送ローラーが、前記搬送ベルトを駆動させる駆動ローラーであることを特徴とする請求項2に記載のゴムストリップの切断装置である。
請求項4に記載の発明は、
前記送風機が、
前記切断部から3〜5cm離れて配置されており、2000〜2500L/分の風量で風を送るように設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のゴムストリップの切断装置である。
請求項5に記載の発明は、
前記送風機が扇風機であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のゴムストリップの切断装置である。
請求項6に記載の発明は、
請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のゴムストリップの切断装置が前記ゴムストリップを搬送する搬送ベルトの上方に配置されて、
搬送されてきた前記ゴムストリップを前記切断装置を用いて所定の長さで切断した後、切断された前記ゴムストリップを前記成形ドラムに向けて搬送するように構成されていることを特徴とするゴムストリップの搬送装置である。
請求項7に記載の発明は、
請求項6に記載のゴムストリップの搬送装置を用いて、前記ゴムストリップを所定の長さで切断した後、切断された前記ゴムストリップを前記成形ドラムに向けて搬送し、
前記ゴムストリップの搬送装置により搬送されたゴムストリップを前記成形ドラム上に巻き回すことにより、空気入りタイヤを製造することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法である。
本発明によれば、切断装置の導入時におけるコストの上昇を抑制することができ、ゴムストリップの切断に際してゴム詰まりの発生を招くことなく切断した後カッターに粘着したゴムストリップを適切に剥がすことができるタイヤ製造技術を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るゴムストリップの搬送装置におけるゴムストリップの切断を説明する模式図である。 本発明の一実施の形態に係るゴムストリップの切断装置を用いてゴムストリップが切断される様子を説明する模式図である。 従来のロータリー式のカッターを用いたゴムストリップの切断を説明する図である。 従来の切断装置の一例を説明する図である。
1.本発明に至る経緯
本発明の実施の形態について説明するに先立って、本発明に至る経緯を説明する。
(1)従来技術における問題点
最初に、上記した特許文献1に記載の従来の切断装置において発生していた問題点について詳細に説明する。
前記した通り、図4は従来の切断装置の一例を説明する図であり、カッター刃12のカッターホルダー40側の面に上下方向に延びるリブ41が設けられている。
このようなリブ41が設けられたカッター刃12をカッターホルダー40に装着することにより、カッター刃12とカッターホルダー40の間にエア噴出用のスリット43を形成することができる。そして、このスリット43からカッター刃12の刃先に向けてエアを噴出させることにより、カッター刃12に粘着したゴムストリップをカッター刃12から剥がすことができるため、ゴムストリップの重なりの発生を適切に防止することができる。
しかしながら、このような切断装置は、設備導入に際して、エア発生源であるエアタンクからカッターホルダーのスリットまでエアを誘導する新たなエア配管を設ける必要があるため、導入コストが大きく上昇する。また、エアを常時噴出させていると、エアやエネルギーのロスが発生する恐れがある。
また、エア発生源を成形ドラムなどの他の機器と共有させた場合、他の機器の稼動状況によっては切断装置に供給されるエア量が変化してエア圧が不安定になるため、ゴムストリップをカッター刃から適切に剥がすことができなくなる場合がある。
さらに、ゴムストリップの切断を連続して行った場合には、エアを噴出させるスリットにゴムが詰まる恐れがあり、このようなゴム詰まりが生じると、エアの噴出ができなくなるため、やはり、ゴムストリップをカッター刃から剥がすことができなくなる。
(2)本発明の概要
本発明者は、上記した問題点を解決するために、特許文献1に示されたエアを噴出させる技術から観点を変えて種々の実験と検討を行った。その結果、カッター刃に粘着したゴムストリップを剥がすためのエアは、必ずしもカッターホルダーからカッター刃の刃先に向けて噴出させなくてもよいことが分かった。
そして、ゴムストリップを搬送する搬送ベルトの上方には空間が形成されていることに着目し、さらに実験と検討を行った結果、カッター刃とカッターホルダーの間にエア噴出用のスリットを形成させるような複雑な構造とすることに代えて、切断装置の上流側からエアを送る送風機を設置するという簡素な構造であっても、カッター刃に粘着したゴムストリップを適切に剥がすことができることが分かり、本発明を完成するに至った。
そして、このような方法を採用した場合、切断装置の導入時におけるコストの上昇を抑制することができ、ゴムストリップの切断に際してゴム詰まりも発生しないことを実験により確認した。
2.本発明の実施の形態
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(1)本実施の形態に係るゴムストリップの搬送装置
図1は本実施の形態に係るゴムストリップの搬送装置におけるゴムストリップの切断を説明する模式図であり、図2は本実施の形態に係るゴムストリップの切断装置を用いてゴムストリップが切断される様子を説明する模式図である。
図1に示すように、本実施の形態に係るゴムストリップの搬送装置(以下、単に「搬送装置」ともいう)1は、ゴムストリップGを図示しない成形ドラムまで搬送する搬送コンベア20を備えている。そして、この搬送装置1は、搬送コンベア20の上方に配置された切断部10と、切断部10の上流側に配置された送風部30とを備えた切断装置を有していることを特徴としている。
搬送コンベア20は、従来と同様に、駆動ローラー21とフリーローラー22の2本のローラーの間に搬送ベルト23が架け渡されることにより構成されており、駆動ローラー21が矢印Y方向に回転することにより搬送ベルト23が矢印X方向に移動して、それに合わせてゴムストリップGが成形ドラムに向けて搬送されるように構成されている。なお、図1においては、駆動ローラー21を上流側、フリーローラー22を下流側に配置しているが、逆であってもよい。
切断部10は、搬送ベルト23の幅方向に延びるロータリー式のカッターであり、カッターホルダー(図示せず)にセットされたカッター刃12がローラー11に装着されている。ローラー11が矢印Z方向、即ち、搬送ベルト23上を搬送ベルト23の上流側から下流側に向けてカッター刃12が移動するように回転することにより、搬送ベルト23上のゴムストリップGをカッター刃12が切断するように構成されている。
そして、本実施の形態に係る切断装置においては、上記したように、切断部10の上流側に送風部30が配置されている。この送風部30は、送風機31と、送風機31を駆動させる駆動手段とを備えている。なお、送風機31としては、例えば、市販の小型扇風機を使用することができる。
このような構造の切断装置において、送風機31を駆動させて、切断部10のカッター刃12の先端とカッター刃12の先端に粘着した切断された後のゴムストリップGの始端部に向けて送風機31からピンポイントにエアAを送ることにより、カッター刃12に粘着したゴムストリップGを適切に剥がして搬送ベルト23上に落とすことができる。
このように、本実施の形態によれば、エア噴出用のスリットを形成させる特許文献1のような複雑な構造を用いなくとも、切断部10の上流側に送風機31を設けるという簡素な構造でゴムストリップGの重なりの発生を容易に防止することができる。
そして、特許文献1の技術のようにエア発生源からエアを誘導するためのエア配管を設けなくても、送風機31を駆動させるのみでゴムストリップGの重なりの発生を容易に防止することができるため、導入時におけるコストの上昇を抑制することができる。また、特許文献1の技術におけるエア発生源を他の機器と共有させた場合のように、他の機器の稼動状況によってエア圧が不安定になることもない。
また、特許文献1の技術と異なり、カッターとカッターホルダーとの間にエア噴出用のスリットやリブを設ける必要がなく、一般に使用されるロータリー式のカッターを切断部10として用いることができるため、切断装置の導入時におけるコストの上昇をさらに抑制することができる。また、スリットにゴムが詰まることによってエアの噴出ができなくなるようなこともない。
また、送風機31は電気などにより駆動させることが一般的であるが、本発明者は、この送風機31を駆動させる駆動手段として、2本の搬送ローラーの内の搬送ベルト上流側の搬送ローラー、即ち、図1においては駆動ローラー21を使用することが好ましいことに思い至った。具体的には、図1に示すように、動力伝達機構32を介して、駆動ローラー21と送風機31とを連結し、駆動ローラー21の回転を送風機31に伝達することにより送風機31を駆動させる。
これにより、既にある搬送コンベア用の駆動ローラー21を動力源として利用して送風部30を稼働させることができるため、送風機の駆動源を新たに設ける必要がなく、また、ゴムストリップGの搬送時におけるエネルギーのロスの発生を低減させることができる。
なお、上記したように、図1においては、駆動ローラー21を上流側、フリーローラー22を下流側に配置しているが、逆であってもよく、この場合には上流側に配置したフリーローラーと送風機31とを連結してもよい。
また、送風部30の送風機31は、切断部10から3〜5cm離れて配置されていることが好ましい。そして、送風機31からは、2000〜2500L/分の風量で送風するように設定されていることが好ましい。このような間隔を開けて、風量を制御することにより、より適切にカッターに粘着したゴムストリップを剥がすことができる。
また、カッター刃12の先端とカッター刃12の先端に粘着した切断された後のゴムストリップGの始端部に向けて風をよりピンポイントに誘導することができるように、送風機31に送風ノズルを取り付けてもよい。
(2)本実施の形態に係る空気入りタイヤの製造方法
次に、上記した図1に示すゴムストリップの搬送装置を用いた空気入りタイヤの製造方法について説明する。
本実施の形態において、搬送ベルト上のゴムストリップを切断して、成形ドラム上に所定の長さのゴムストリップを巻き回すことにより生タイヤを作製する点においては、従来と同様である。しかし、本実施の形態においては、カッターに粘着したゴムストリップを、上記したように送風部30からのエアにより強制的に剥がす点において、従来とは異なる。以下、図2を用いながら、具体的に説明する。
まず、図2(a)に示すように、押出成形されたゴムストリップGを搬送コンベアの搬送ベルト23上に配置する。このとき、搬送ベルト23は駆動ローラー21によって矢印X方向に移動するため、配置されたゴムストリップGも搬送ベルト23の下流側に向けて搬送される。この駆動ローラー21の駆動に合わせて、送風部30も自動的に送風を開始する。
そして、この搬送装置では、ゴムストリップGが所定の長さ搬送されて切断予定の終端部が近づいてくると、図2(b)に示すように、切断部10のローラー11が搬送ベルト23の上流側から下流側に向けて回転を始めるように制御されており、これにより、ローラー11と共に回転したカッター刃12がゴムストリップGを所定の終端部で切断する。
終端部が切断されたゴムストリップGは、搬送ベルト23上を下流側に向けて図示しない成形ドラムまで搬送された後、成形ドラム上に巻き回されることにより、生タイヤが作製される。
一方、後続するゴムストリップGでは、図2(c)に示すように、切断によりできた始端部の断面がカッター刃12に粘着する。
しかし、本実施の形態においては、この粘着部に向けて送風部30からエアが送られているため、その風の力によって粘着部が直ちに剥がされて、図2(d)に示すように、ゴムストリップGが搬送ベルト23上に落とされる。この結果、ゴムストリップGの重なりの発生が防止されて、内観不良や外観不良が発生したタイヤの製造を抑制して、スクラップの発生を低減させることができる。
なお、本実施の形態においては、駆動ローラー21と送風機31とを連結させ、駆動ローラー21の駆動により送風機31を駆動させているが、これに限定されず、送風機に電力を供給して送風を行ってもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、特許文献1のような複雑な構造を用いなくとも、ゴムストリップの重なりの発生を容易に防止することができるため、切断装置の導入時におけるコストの上昇を抑制することができる。さらに、ゴムストリップの切断に際してゴム詰まりの発生を招くこともないため、切断した後カッターに粘着したゴムストリップを適切に剥がすことができる。
以下、実施例に基づき、本発明をさらに具体的に説明する。
1.実施例および比較例
(1)実施例
実施例として上記した本実施の形態に係る切断機構が設けられたゴムストリップの搬送装置を用いて、タイヤ50本分のゴムストリップを切断、搬送した。なお、送風機から風をよりピンポイントに誘導することができるように送風機に送風ノズルを取り付けた。
(2)比較例
比較例1として、カッター刃とカッターホルダーとの間にスリットが設けられた切断装置を備えたゴムストリップの搬送装置を用いて、このスリットからエアを噴出させながらゴムストリップを切断、搬送した(タイヤ50本分)。
また、比較例2として、実施例1のような送風部や、比較例1のようなエア噴出可能な切断装置が設けられていないゴムストリップの搬送装置を用いてゴムストリップを切断、搬送した(タイヤ50本分)。
2.評価
ゴムストリップの切断、搬送において発生したゴムストリップの重なりをカット不良率として求めて評価した。
評価の結果、実施例と比較例1では比較例2よりもカット不良率が大きく低減していた。具体的には、比較例2ではカット不良率が1.0%であったが、実施例と比較例1のカット不良率は0.1%であった。
そして、実施例と比較例1とを比較すると、比較例1ではスリットへのゴム詰まりが発生していたが、実施例ではこのようなゴム詰まりが発生していなかった。
このように、本実施例によれば、複雑な構造を採用した比較例1と異なり、簡易な構造であってもゴムストリップの重なりを防止でき、さらに比較例1で生じるようなゴム詰まりが発生しないことが確認できた。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
1 ゴムストリップの搬送装置
10 切断部
11 ローラー
12 カッター刃
20 搬送コンベア
21 駆動ローラー
22 フリーローラー
23 搬送ベルト
30 送風部
31 送風機
32 動力伝達機構
40 カッターホルダー
41 リブ
43 スリット
A エア
G ゴムストリップ
G1 (ゴムストリップの)重なり
X 搬送ベルトの移動方向
Y 駆動ローラーの回転方向
Z 切断装置の回転方向

Claims (7)

  1. 空気入りタイヤの製造に際して、搬送ベルト上を成形ドラムに向けて搬送されるゴムストリップを所定の長さで切断するゴムストリップの切断装置であって、
    搬送ベルトの上方に設けられて、カッター刃の先端が前記搬送ベルト上を上流側から下流側に向けて回転することにより前記ゴムストリップを前記搬送ベルト上で切断するロータリー式のカッターを有する切断部と、
    前記切断部の上流側の前記切断部から離れた位置に設けられて、前記カッター刃の先端と前記カッター刃の先端に粘着した切断された後の前記ゴムストリップの始端部に向けて風を送る送風機が設けられた送風部とを備えていることを特徴とするゴムストリップの切断装置。
  2. 前記搬送ベルトが、2本の搬送ローラー間に架け渡されており、
    前記送風機が、前記2本の搬送ローラーの内、前記搬送ベルト上流側の搬送ローラーと連結されており、前記搬送ベルト上流側の搬送ローラーの回転により前記送風機が駆動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のゴムストリップの切断装置。
  3. 前記搬送ベルト上流側の搬送ローラーが、前記搬送ベルトを駆動させる駆動ローラーであることを特徴とする請求項2に記載のゴムストリップの切断装置。
  4. 前記送風機が、
    前記切断部から3〜5cm離れて配置されており、2000〜2500L/分の風量で風を送るように設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のゴムストリップの切断装置。
  5. 前記送風機が扇風機であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のゴムストリップの切断装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のゴムストリップの切断装置が前記ゴムストリップを搬送する搬送ベルトの上方に配置されて、
    搬送されてきた前記ゴムストリップを前記切断装置を用いて所定の長さで切断した後、切断された前記ゴムストリップを前記成形ドラムに向けて搬送するように構成されていることを特徴とするゴムストリップの搬送装置。
  7. 請求項6に記載のゴムストリップの搬送装置を用いて、前記ゴムストリップを所定の長さで切断した後、切断された前記ゴムストリップを前記成形ドラムに向けて搬送し、
    前記ゴムストリップの搬送装置により搬送されたゴムストリップを前記成形ドラム上に巻き回すことにより、空気入りタイヤを製造することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
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