JP6758485B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の冷媒回路を含む冷凍サイクル装置に関するものである。
従来から、圧縮機、カスケード熱交換器、受液部、絞り装置、及び蒸発器を含む低元回路と、圧縮機、凝縮器、絞り装置、熱交換部及びカスケード熱交換器を含む高元回路とを備えた冷凍サイクル装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。低元回路の蒸発器が空調対象空間の冷却等に用いられる。また、カスケード熱交換器は、高元回路の冷媒が低元回路の冷媒を冷却する。更に、受液部には熱交換部が設けられている。このため、低元回路の冷媒は受液部の冷媒によって冷却される。
低元回路の圧縮機が例えば停電等により停止する場合がある。低元回路の圧縮機が停止すると、低元回路の冷媒が循環しなくなる。そうすると、低元回路のガス冷媒が低元回路の蒸発器で冷却されなくなり、その一方で、低元回路のガス冷媒は外気によって加熱される場合がある。その結果、低元回路のガス冷媒の圧力が上昇することがある。ガス冷媒の圧力の上昇は、例えば二酸化炭素冷媒のような高圧冷媒を採用するほど、顕著である。また、ガス冷媒の圧力の上昇は、例えば夏期のように外気温度が高いほど、顕著である。このような、ガス冷媒の圧力の上昇に備える手段としては、例えばガス冷媒が流れる配管の耐圧を向上させる手段がある。しかし、配管の耐圧を向上させる手段では、配管コストが増大してしまう。
特許文献1に記載の冷凍サイクル装置は、低元回路の圧縮機が停止した場合には、高元回路の圧縮機の運転を開始する。これにより、カスケードコンデンサ及び受液部では、高元回路の冷媒が低元回路の冷媒を冷却する。このように、特許文献1に記載の冷凍サイクル装置では、低元回路の冷媒を冷却し、低元回路の圧力の上昇を抑制している。
特許第5575191号公報
特許文献1の冷凍サイクル装置では、低元回路の圧縮機が停止した場合であっても、低元回路の冷媒が自然循環し、低元回路の冷媒が高元回路の冷媒により冷却される。ここで、低元回路の圧縮機が停止している状態では、冷媒が低元回路の圧縮機を通過しにくい場合がある。圧縮機が例えばスクロール圧縮機であれば、圧縮機の冷媒の吸入管に至った冷媒は、固定スクロールと揺動スクロールとの間を抜けなければ、圧縮機の吐出管に到達できない。低元回路の圧縮機を冷媒が通過しにくいと、冷媒を自然循環させるときの冷媒の流量が低下してしまう。この流量が低下してしまうと、高元回路の圧縮機の回転数を大幅に増大させないと、低元回路の冷媒の冷却が不十分になり、低元回路の圧力の上昇を抑制できなくなる可能性がある。つまり、特許文献1の冷凍サイクル装置では、低元回路の圧力の上昇を抑制するために、高元回路での消費電力が増大してしまう、という課題がある。
本発明は、従来技術における上記課題を解決するためになされたものであり、消費電力を抑制しながら、第1の冷媒回路(低元回路)の冷媒の圧力の上昇を抑制することができる冷凍サイクル装置を提供することを目的としている。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、第1の圧縮機、油分離器、凝縮器として機能する第1の熱交換器、第2の熱交換器の第1の冷媒流路、第1の絞り装置、及び蒸発器として機能する第3の熱交換器を含み、第1の冷媒が流れる第1の冷媒回路と、第2の圧縮機、凝縮器として機能する第4の熱交換器、第2の絞り装置、及び前記第2の熱交換器の第2の冷媒流路を含み、第2の冷媒が流れる第2の冷媒回路と、第1の開閉装置を含み、前記油分離器と前記第1の圧縮機とを接続し、前記油分離器に貯留されている冷凍機油を前記第1の圧縮機に戻す油戻し回路と、前記第1の圧縮機、前記第2の圧縮機、及び前記第1の開閉装置を制御する制御装置と、を備え、前記第1の冷媒回路は低元回路であり、前記第2の冷媒回路は高元回路であり、前記制御装置は、前記第1の圧縮機及び前記第2の圧縮機が停止しており、且つ、前記第1の冷媒回路の低圧部の圧力が基準値以上になった場合には、前記第2の圧縮機の運転を開始し、前記第1の開閉装置を開く第1の制御を実施するものである。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、上記構成を備えているので、消費電力を抑制しながら、第1の冷媒回路(低元回路)の冷媒の圧力の上昇を抑制することができる。
実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100の冷媒回路構成等を示している。 実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100が備える第1の圧縮機1の模式図である。 実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100の設置例を示している。 実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100の制御装置Cntの機能ブロック図である。 第2の熱交換器4と受液器6との位置関係の説明図である。 実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100の効果の説明図である。 実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100の変形例である。 実施の形態2に係る冷凍サイクル装置200の構成説明図である。 実施の形態2に係る冷凍サイクル装置200の制御装置Cntの機能ブロック図である。 実施の形態2に係る冷凍サイクル装置200の変形例1である。 実施の形態2に係る冷凍サイクル装置200の変形例2である。
本発明に係る冷凍サイクル装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下に示す図面の形態によって本発明が限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内において、適当な変更ならびに修正がなされうる。
実施の形態1.
図1Aは、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100の冷媒回路構成等を示している。
図1Bは、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100が備える第1の圧縮機1の模式図である。
図1Cは、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100の設置例を示している。
[全体構成説明]
冷凍サイクル装置100は、室内ユニット101と、室外ユニット102とを備えている。室内ユニット101は、図1Cに示すように、建物Bdに設けられている。室外ユニット102は、建物Bdの外側に設けられている。室内ユニット101と室外ユニット102とは、冷媒配管7C及び冷媒配管11を介して接続されている。冷媒配管7Cは気液二相の冷媒が流れる。冷媒配管11はガス冷媒が流れる。
図1A、図1B及び図1Cに示すように、冷凍サイクル装置100は、第1の冷媒回路C1と、第2の冷媒回路C2とを備えている。つまり、冷凍サイクル装置100は、2元冷凍サイクルを有している。第1の冷媒回路C1が、第1の冷凍サイクル(低元側冷凍サイクル)に対応し、第2の冷媒回路C2が、第2の冷凍サイクル(高元側冷凍サイクル)に対応する。第2の冷媒回路C2の冷却能力は第1の冷媒回路C1の冷却能力よりも低い。第1の冷媒回路C1と第2の冷媒回路C2とは、独立した冷媒回路になっている。第1の冷媒回路C1を循環する第1の冷媒と、第2の冷媒回路C2を循環する第2の冷媒とは、同じ種類のものでもよいし、別の種類のものでもよい。実施の形態1では、第1の冷媒は二酸化炭素冷媒である。二酸化炭素冷媒は、地球温暖化係数が低く、環境負荷が小さい冷媒である。一方、二酸化炭素冷媒は、動作圧力が高い。第2の冷媒にも二酸化炭素冷媒を採用することができる。冷凍サイクル装置100は、例えば、貯蔵品等を貯蔵する冷凍装置、及び、空調対象空間を冷却する空気調和装置等が該当する。実施の形態1では、冷凍サイクル装置100が冷凍装置であるものとして説明する。
冷凍サイクル装置100は、制御装置Cntを備えている。また、冷凍サイクル装置100は、第1の送風機3Aと、第2の送風機10Aと、送風機15Aとを備えている。また、冷凍サイクル装置100は、凝縮器温度センサーSE1と、蒸発器温度センサーSE2と、圧力センサーSE3とを備えている。
第1の冷媒回路C1は、第1の圧縮機1と、油分離器2と、第1の熱交換器3と、第2の熱交換器4の第1の冷媒流路と、第1の絞り装置5と、受液器6と、弁8と、絞り装置9と、第3の熱交換器10と、アキュムレータ12とを含む。また、第1の冷媒回路C1は、油戻し回路C3を含んでいる。油戻し回路C3は、油分離器2と第1の圧縮機1とを接続する配管Rp1と、この配管Rp1に設けられている開閉装置13とを備えている。更に、第1の冷媒回路C1は、冷媒配管7Aと、冷媒配管7Bと、冷媒配管7Cと、冷媒配管11とを含む。第1の冷媒回路C1には、第1の冷媒が流れる。第1の冷媒回路C1は、第1の圧縮機1、油分離器2、第1の熱交換器3、第2の熱交換器4の第1の冷媒流路、第1の絞り装置5、受液器6、弁8、絞り装置9、第3の熱交換器10、及びアキュムレータ12の順番に第1の冷媒が流れるように構成されている。冷媒配管7Aは第2の熱交換器4と第1の絞り装置5とを接続する。冷媒配管7Bは第1の絞り装置5と受液器6とを接続する。冷媒配管7Cは受液器6と弁8とを接続している。冷媒配管11は第3の熱交換器10とアキュムレータ12とを接続している。冷媒配管7C及び冷媒配管11は室内ユニット101と室外ユニット102とを接続する配管である。第1の冷媒回路C1は、冷凍サイクル装置100の冷却対象を冷却する機能を有する。実施の形態1では、室内ユニット101は、室内ユニット101が設けられている空間SPに冷気を供給する。これにより、空間SPに設けられている貯蔵品等が冷却される。ここで、空間SPは、貯蔵品を冷凍保存する例えば建物Bd内の空間である。
第2の冷媒回路C2は、第2の圧縮機14と、第4の熱交換器15と、第2の絞り装置16と、第2の熱交換器4の第2の冷媒流路とを含む。第2の冷媒回路C2には、第2の冷媒が流れる。第2の冷媒回路C2は、第2の圧縮機14、第4の熱交換器15、第2の絞り装置16及び第2の熱交換器4の第2の冷媒流路の順番に第2の冷媒が流れるように構成されている。第2の冷媒回路C2は、第1の冷媒回路C1の過冷却をつける機能、及び、第1の圧縮機1が停止してしまったときに第1の冷媒回路C1の第1の冷媒を冷却する機能を有する。
第1の圧縮機1は、第1の冷媒を圧縮し、高温及び高圧にする。第1の圧縮機1がスクロール圧縮機である場合を一例に説明する。第1の圧縮機1は密閉容器1Aと、圧縮機構部1Bと、ステーター1Cと、ローター1Dと、シャフト1Eと、吸入管1Fと、吐出管1Gとを備えている。圧縮機構部1Bは、固定スクロール及び揺動スクロールを含む。固定スクロールと揺動スクロールとの間には、第1の冷媒を圧縮する圧縮室が形成されている。ステーター1Cは密閉容器1A内に固定されている。密閉容器1Aの底部には、冷凍機油が貯留されている。密閉容器1Aの冷凍機油は、シャフト1Eが回転することで、シャフト1E内の流路(図示省略)に引き込まれる。シャフト1E内の流路に引き込まれた冷凍機油は、圧縮機構部1Bに供給される。密閉容器1Aには、吸入管1Fと、吐出管1Gと、油戻し回路C3の配管Rp1とが接続されている。第1の圧縮機1の吸入部は、吸入管1F又は吸入管1Fに接続されている冷媒配管に対応する。第1の圧縮機1の吐出部は、吐出管1G又は吐出管1Gに接続されている冷媒配管に対応する。油分離器2に貯留されている冷凍機油は、配管Rp1から密閉容器1A内に戻される。第2の圧縮機14は、第2の冷媒を圧縮し、高温及び高圧にする。油分離器2は、第1の圧縮機1から冷媒とともに吐出された冷凍機油を貯留する。油分離器2に貯留されている冷凍機油は、油戻し回路C3を介して、第1の圧縮機1に戻される。油戻し回路C3は、一端が油分離器2に接続され、他端が第1の圧縮機1に接続されている。油戻し回路C3は油分離器2と第1の圧縮機1とを接続し、油分離器2に貯留されている冷凍機油を第1の圧縮機1に戻す。
第1の熱交換器3は、一方が冷媒配管を介して油分離器2に接続され、他方が冷媒配管を介して第2の熱交換器4に接続されている。第1の熱交換器3には第1の送風機3Aが付設されている。第1の熱交換器3では、空気と第1の冷媒とが熱交換する。
第2の熱交換器4は、第1の冷媒流路及び第2の冷媒流路を含む。第2の熱交換器4はカスケード熱交換器である。第2の熱交換器4は、第1の冷媒流路を流れる第1の冷媒と、第2の冷媒流路を流れる第2の冷媒とが熱交換できるように構成されている。第2の熱交換器4の第1の冷媒流路は、一方が冷媒配管を介して第1の熱交換器3に接続され、他方が冷媒配管7Aを介して第1の絞り装置5に接続されている。第2の熱交換器4の第2の冷媒流路は、一方が冷媒配管を介して第2の絞り装置16に接続され、他方が冷媒配管を介して第2の圧縮機14の冷媒の吸入部に接続されている。
第1の絞り装置5及び絞り装置9は、開度を制御できる電磁弁で構成することができる。また、第1の絞り装置5及び絞り装置9には、毛細管を採用することもできる。受液器6は、液冷媒を貯留する機能を有している。受液器6は、凝縮器よりも下流側に設けられている。つまり、受液器6は、凝縮器として機能する第2の熱交換器の第1の冷媒流路よりも下流側に設けられている。弁8は、例えば開閉を制御することができる電磁弁で構成することができる。弁8は、室内ユニット101に設けられている。
第3の熱交換器10は、一方が冷媒配管を介して絞り装置9に接続され、他方が冷媒配管を介してアキュムレータ12に接続されている。第3の熱交換器10には第2の送風機10Aが付設されている。第3の熱交換器10では、空気と第1の冷媒とが熱交換する。第3の熱交換器10で冷却された空気は、空調対象空間に供給される。
第4の熱交換器15は、一方が冷媒配管を介して第2の圧縮機14に接続され、他方が冷媒配管を介して第2の絞り装置16に接続されている。第4の熱交換器15には送風機15Aが付設されている。第4の熱交換器15では、空気と第2の冷媒とが熱交換する。第2の絞り装置16は、開度を制御できる電磁弁で構成することができる。また、第2の絞り装置16には、毛細管を採用することもできる。
なお、第1の熱交換器3及び第4の熱交換器15は、冷媒(第1の冷媒及び第2の冷媒)と空気とが熱交換する態様を一例として説明したが、それに限定されるものではない。第1の熱交換器3及び第4の熱交換器15は、冷媒と空気以外の熱媒体とが熱交換する態様であってもよい。つまり、第1の熱交換器3及び第4の熱交換器15には、第1の冷媒回路C1及び第2の冷媒回路C2とは独立した熱媒体回路が接続されていてもよい。熱媒体には、例えば、水、ブライン、冷媒等を採用することができる。なお、熱媒体が水及びブラインである場合には、空気を供給する第1の送風機3A及び送風機15Aの代わりに、水及びブラインを搬送するポンプを採用することができる。また、熱媒体が冷媒である場合には、空気を供給する第1の送風機3A及び送風機15Aの代わりに、冷媒を圧縮する圧縮機を採用することができる。
[制御装置Cntの説明]
図1Dは、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100の制御装置Cntの機能ブロック図である。図1Dを参照して、冷凍サイクル装置100が実施する第1の制御、及び、制御装置Cntの構成等について説明する。
制御装置Cntは、凝縮器温度センサーSE1の検出温度の情報と、蒸発器温度センサーSE2の検出温度の情報と、圧力センサーSE3の検出圧力の情報とを取得する。凝縮器温度センサーSE1が本発明の第1の温度センサーに対応し、蒸発器温度センサーSE2が本発明の第2の温度センサーに対応している。
制御装置Cntは、第1の圧縮機1及び第2の圧縮機14が停止しており、且つ、第1の冷媒回路C1の低圧部の圧力が基準値以上になった場合には、第2の圧縮機14の運転を開始し、開閉装置13を開く第1の制御を実施する機能を有している。第1の圧縮機1及び第2の圧縮機14が停止する場合には、例えばユーザーが冷凍サイクル装置100の電源をOFFした場合がある。夏期等のように外気温度が高い季節では、ガス状態になっている第1の冷媒が封入されている冷媒配管11の温度が上昇しやすい。その結果、冷媒配管11の第1の冷媒の圧力が基準値以上に上昇し、冷媒配管11が破損等してしまう可能性が高まる。また、このような破損等を防止するために、冷媒配管11の耐圧を向上させたとしても、配管コストが増大してしまう。そこで、冷凍サイクル装置100は、第1の圧縮機1及び第2の圧縮機14が停止し、且つ、第1の冷媒回路C1の低圧部の圧力が基準値以上になった場合には、電源がOFFになっていても、第2の圧縮機14の運転を自動的に開始する。なお、制御装置Cntは、送風機15Aも運転し、第2の絞り装置16は予め定められた開度とする。これにより、第2の熱交換器では、第2の冷媒回路C2の第2の冷媒が第1の冷媒回路C1の第1の冷媒を冷却し、第1の冷媒の圧力の上昇が抑制される。第2の冷媒回路C2の第2の冷媒が第1の冷媒回路C1の第1の冷媒を冷却しているとき、第1の冷媒は第1の冷媒回路C1を自然循環している。つまり、このときの第1の冷媒の搬送能力は、第1の圧縮機1が運転しているときの第1の冷媒の搬送能力と比較すると、小さい。このため、第1の圧縮機1を第1の冷媒が通過しにくい場合には、第1の冷媒の流量が低下してしまう。第1の冷媒の流量が低下してしまうと、第2の冷媒回路C2の第2の圧縮機14の回転数を上げて、冷却能力を増大させなければ、第1の冷媒回路C1の圧力の上昇を抑制できなくなる可能性がある。そこで、冷凍サイクル装置100では、第2の圧縮機14の運転の開始に同期して、開閉装置13を開く。これにより、第1の冷媒が第1の圧縮機1を通過しやすくなり、第1の冷媒が自然循環しているときであっても、第1の冷媒の流量が低下してしまうことを抑制することができる。
また、第1の制御は、実施の条件と、構成とが次のような内容であってもよい。
制御装置Cntは、第1の熱交換器3の検出温度が第3の熱交換器10の検出温度以上である場合には、第1の送風機3A及び第2の送風機10Aを停止させた状態で、第1の制御を実施する。第1の熱交換器3の検出温度が第3の熱交換器10の検出温度以上であるという条件は、第1の送風機3Aを運転した状態で第1の熱交換器3に第1の冷媒を通過させても、第1の冷媒を液化させることができる見込みが低い条件である。例えば夏期のように外気温度が高いと、室外ユニット102に設けられている第1の熱交換器3の温度も高くなる。したがって、第1の送風機3Aを運転して第1の熱交換器3に空気を供給しても、第1の冷媒が液化しない。そこで、冷凍サイクル装置100は、消費電力を抑制するために、第1の送風機3Aを停止する。また、第2の送風機10Aも停止させた状態とする。第2の送風機10Aを運転してしまうと、第1の冷媒のガス化が促され、第1の冷媒の圧力が上昇してしまうためである。
更に、第1の制御は、実施の条件と、構成とが次のような内容であってもよい。
制御装置Cntは、第1の熱交換器3の検出温度が第3の熱交換器10の検出温度よりも低い場合には、第1の制御を実施せず、第2の圧縮機14を停止させた状態で第1の送風機3A及び第2の送風機を運転する第2の制御を実施する。第1の熱交換器3の検出温度が第3の熱交換器10の検出温度よりも低いという条件は、第1の送風機3Aを運転した状態で第1の熱交換器3に第1の冷媒を通過させることで、第1の冷媒を液化させることができる見込みがある条件である。例えば冬期及び夜間のように外気温度が低いと、室外ユニット102に設けられている第1の熱交換器3の温度も低くなる。したがって、第1の送風機3Aを運転して第1の熱交換器3に空気を供給すれば、第1の冷媒が液化され、第1の冷媒の圧力の上昇を抑制することができる。なお、第2の送風機10Aは停止させた状態とする。第2の送風機10Aを運転してしまうと、第1の冷媒のガス化が促され、第1の冷媒の圧力が上昇してしまうためである。
なお、第1の圧縮機1及び第2の圧縮機14が停止する場合には、停電の場合も想定される。停電の場合には、冷凍サイクル装置100は、別系統から電力の供給を受け、各種の動作をする。
制御装置Cntは、判定部90Aと、動作制御部90Bと、記憶部90Cとを備えている。
判定部90Aは、第1の冷媒回路C1の低圧部の圧力が基準値以上になった否かを判定する機能を有する。第1の冷媒回路C1の低圧部とは、例えば絞り装置9の下流側であって第1の圧縮機1の吸入部の上流側を指す。つまり、第1の冷媒回路C1の低圧部は、絞り装置で減圧された冷媒が流れる部分を指す。判定部90Aは、圧力センサーSE3の検出圧力に基づいて、第1の冷媒回路C1の低圧部の圧力が基準値以上になったか否かを判定する。なお、この判定では、圧力センサーSE3を用いるのではなく、外気温度等を用いてもよい。外気温度と第1の冷媒回路C1との間には相関があるためである。また、判定部90Aは、第1の熱交換器3の検出温度が第3の熱交換器10の検出温度以上であるか否かを判定する機能を有する。更に、判定部90Aは、第1の熱交換器3の検出温度が第3の熱交換器10の検出温度よりも低いか否かを判定する機能を有する。
動作制御部90Bは、第1の圧縮機1の回転数及び第2の圧縮機14の回転数を制御する。また、動作制御部90Bは、第1の絞り装置5、絞り装置9及び第2の絞り装置16が電磁弁である場合には、第1の絞り装置5の開度、絞り装置9の開度及び第2の絞り装置16の開度を制御する。また、動作制御部90Bは、第1の送風機3Aのファン回転数、第2の送風機10Aのファン回転数及び送風機15Aのファン回転数を制御する。また、動作制御部90Bは、弁8の開閉、及び開閉装置13の開閉を制御する。判定部90Aが第1の冷媒回路C1の低圧部の圧力が基準値以上になったと判定した場合には、動作制御部90Bは第1の制御を実行する。判定部90Aが第1の熱交換器3の検出温度が第3の熱交換器10の検出温度以上であると判定した場合には、動作制御部90Bは、第1の送風機3A及び第2の送風機10Aを停止させた状態で、第1の制御を実施する。判定部90Aが第1の熱交換器3の検出温度が第3の熱交換器10の検出温度よりも低いと判定した場合には、動作制御部90Bは、第1の制御を実施せず、第2の制御を実施する。
記憶部90Cには各種データが格納される。
制御装置Cntに含まれる各機能部は、専用のハードウェア、又は、メモリに格納されるプログラムを実行するMPU(Micro Processing Unit)で構成される。制御装置Cntが専用のハードウェアである場合、制御装置Cntは、例えば、単一回路、複合回路、ASIC(application specific integrated circuit)、FPGA(field-programmable gate array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。制御装置Cntが実現する各機能部のそれぞれを、個別のハードウェアで実現してもよいし、各機能部を一つのハードウェアで実現してもよい。制御装置CntがMPUの場合、制御装置Cntが実行する各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアはプログラムとして記述され、メモリに格納される。MPUは、メモリに格納されたプログラムを読み出して実行することにより、制御装置Cntの各機能を実現する。メモリは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリである。
[第2の熱交換器4と受液器6の位置関係]
図1Eは、第2の熱交換器4と受液器6との位置関係の説明図である。図1E中のZ方向は、重力方向である。受液器6は、第2の熱交換器4よりも下側に配置されている。これにより、第2の熱交換器4で液化された第1の冷媒は、受液器6に速やかに流れ込む。第1の制御を実施している場合には、第1の冷媒は自然循環をしている。このため、第1の冷媒の搬送能力は、第1の圧縮機1が運転しているときの第1の冷媒の搬送能力と比較すると、小さい。このため、冷凍サイクル装置100では、液化した第1の冷媒が受液器6に速やかに流入するように、受液器6は、第2の熱交換器4よりも下側に配置されている。また、冷媒配管7A及び冷媒配管7Bは第2の熱交換器4で液化された第1の冷媒が受液器6に流れ込みやすいように構成されている。つまり、冷媒配管7A及び冷媒配管7Bの構成は、第2の熱交換器4から受液器6へ第1の冷媒が流れるときに第1の冷媒が例えば下側から上側に流れるような構成ではない。
[実施の形態1の動作説明(通常運転)]
第1の冷媒回路C1の第1の冷媒は、第1の圧縮機1から吐出されると第1の熱交換器3に流入する。第1の熱交換器3に流入した第1の冷媒は、第1の送風機3Aから供給される空気に放熱する。第1の熱交換器3から流出した第1の冷媒は、第2の熱交換器4に流入する。第2の熱交換器4の第1の冷媒は、第2の冷媒に冷却される。第2の熱交換器4から流出した第1の冷媒は、第1の絞り装置5で減圧され、温度及び圧力が低下する。第1の絞り装置5から流出した第1の冷媒は、第3の熱交換器10に流入する。第3の熱交換器10に流入した第1の冷媒は、第2の送風機10Aから供給される空気から吸熱して、空気を冷却する。第3の熱交換器10から流出した第1の冷媒は、アキュムレータ12に流入する。アキュムレータ12から流出した第1の冷媒は、第1の圧縮機1に吸入される。
第2の冷媒回路C2の第2の冷媒は、第2の圧縮機14から吐出されると第4の熱交換器15に流入する。第4の熱交換器15に流入した第2の冷媒は、送風機15Aから供給される空気に放熱する。第4の熱交換器15から流出した第2の冷媒は、第2の絞り装置16で減圧され、温度及び圧力が低下する。第1の絞り装置5から流出した第2の冷媒は、第2の熱交換器4に流入して、第1の冷媒を冷却する。これにより、第1の冷媒に過冷却度をつけることができる。また、第1の圧縮機1が停止してしまった場合には、第1の冷媒の圧力の上昇を抑制することができる。第2の熱交換器4から流出した冷媒は、第2の圧縮機14に吸入される。
[実施の形態1の動作説明(第1の制御)]
第1の圧縮機1及び第2の圧縮機14が停止しており、且つ、第1の冷媒回路C1の低圧部の圧力が基準値以上になった場合には、制御装置Cntは、第2の圧縮機14の運転を開始する。また、制御装置Cntは開閉装置13を開く。第1の冷媒回路C1の低圧部の第1の冷媒は、圧力が上昇しているため、第1の冷媒回路C1の第1の冷媒は、自然循環する。第1の冷媒は第1の圧縮機1の吸入部から密閉容器1A内に流入する。そして、密閉容器1Aに流入した第1の冷媒は、配管Rp1及び開閉装置13を介して油分離器2に流入する。そして、油分離器2に流入した第1の冷媒は、第1の熱交換器3を介して、第2の熱交換器4に流入する。第2の熱交換器4に流入した第1の冷媒は、第2の冷媒回路の第2の冷媒に冷却されて、気液二相状態になる。気液二相状態になった第1の冷媒は、冷媒配管7A及び第1の絞り装置5を介して、受液器6に流入する。第1の冷媒のうちの液冷媒は受液器6に貯留され、第1の冷媒のうちのガス冷媒は冷媒配管7C、弁8及び絞り装置9を介して第3の熱交換器10に流入する。第1の冷媒が第1の冷媒回路C1を循環することで、第1の冷媒は第2の熱交換器4の第2の冷媒に冷却され、受液器6に貯留される液冷媒が増加していく。このようにして、第1の冷媒回路の第1の冷媒の圧力が上昇することが抑制される。
[実施の形態1の効果]
図1Fは、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100の効果の説明図である。
図1Fに示すグラフの横軸は冷凍サイクル装置の冷却能力を示し、縦軸は第1の冷媒回路の圧力を示している。図1Fに示すグラフの曲線L1は、従来の冷凍サイクル装置の冷却能力を示している。図1Fに示すグラフの曲線L2は、冷凍サイクル装置100の冷却能力を示している。図1Fに示すグラフの曲線L3は、上述した圧力の基準値を示している。
図1Fに示すように、従来の冷凍サイクル装置では、冷却能力を向上させる、つまり第2の冷媒回路の第2の圧縮機の回転数を大きくしていっても、第1の冷媒回路の圧力は、低圧部の基準値よりも下回らない。しかし、冷凍サイクル装置100では、第1の制御を実施すると、開閉装置13が開くので、第1の冷媒回路C1の第1の冷媒の循環量(流量)が増加する。したがって、効率的に第1の冷媒を第2の冷媒で冷却することができ、第2の圧縮機14の回転数を増大させることを抑制することができる。つまり、冷凍サイクル装置100は消費電力を抑制しながら、第1の冷媒回路(低元回路)の冷媒の圧力の上昇を抑制することができる。
[実施の形態1の変形例]
図1Gは、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100の変形例である。実施の形態1では停電が起こった場合には、冷凍サイクル装置100が別系統から電力の供給を受ける態様を一例に説明した。変形例は、別系統からではなく、蓄電部Btから、冷凍サイクル装置100に用いる電力の供給を受ける。蓄電部Btは電池である。
停電が起こると、冷凍サイクル装置100の運転ができなくなってしまう。例えば夏期において冷凍サイクル装置100の停止期間が長時間にわたると、その分、第1の冷媒回路C1の低圧部の圧力が上昇してしまう可能性が高まる。そこで、実施の形態1の変形例は蓄電部Btから電力の供給を受けることができるように構成されている。つまり、実施の形態1の変形例は、第2の圧縮機14に電力を供給する蓄電部Btを備えている。蓄電部Btは、室外ユニット102、室内ユニット101及び制御装置Cntに電力を供給する。
実施の形態2.
次に、実施の形態2について図を参照して説明するが、上記の実施の形態1と共通する部分については説明を省略し、相違する部分を中心に説明する。
図2Aは、実施の形態2に係る冷凍サイクル装置200の構成説明図である。
図2Bは、実施の形態2に係る冷凍サイクル装置200の制御装置Cntの機能ブロック図である。
実施の形態2に係る冷凍サイクル装置200は、油戻し回路C3に加えて、バイパス回路C4を備えている。バイパス回路C4は、第1の圧縮機1の第1の冷媒の吐出部及び第1の圧縮機1の第1の冷媒の吸入部を接続する配管Rp2と、この配管Rp2に設けられている開閉装置13Bとを備えている。バイパス回路C4の配管Rp2は、第1の圧縮機1をバイパスしている。バイパス回路C4の配管Rp2は、第1の圧縮機1の第1の冷媒の吸入部に接続されている一端と、第1の圧縮機1の第1の冷媒の吐出部に接続されている他端とを含む。制御装置Cntは、開閉装置13Bの開閉を制御する。制御装置Cntは、第1の制御を実行すると、開閉装置13に加えて開閉装置13Bも開とする。なお、制御装置Cntは、第1の制御を実行すると、開閉装置13を開とせず、開閉装置13Bを開としてもよい。開閉装置13が本発明の第1の開閉装置に対応し、開閉装置13Bが本発明の第2の開閉装置に対応する。
[実施の形態2の効果]
実施の形態2に係る冷凍サイクル装置200は、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100と同様の効果を有することに加えて次の効果を有する。
バイパス回路C4は、第1の圧縮機1をバイパスしている。このため、第1の冷媒は、バイパス回路C4の流路の方が、第1の圧縮機1の吸入部から油戻し回路C3の入口へ至る流路よりも、通過しやすい。つまり、実施の形態2に係る冷凍サイクル装置200はバイパス回路C4を備えているので、実施の形態2に係る冷凍サイクル装置200の第1の冷媒回路C1を第1の冷媒が自然循環しやすい。
実施の形態2では、油戻し回路C3に加えて、バイパス回路C4を更に備えている。制御装置Cntは、第1の制御を実行すると、開閉装置13に加えて開閉装置13Bも開とする。これにより、第1の冷媒回路C1の第1の冷媒の循環量(流量)をより増加させることができる。したがって、より効率的に第1の冷媒を第2の冷媒で冷却することができ、第2の圧縮機14の回転数を増大させることをより抑制することができる。つまり、冷凍サイクル装置200は消費電力をより抑制しながら、第1の冷媒回路(低元回路)の冷媒の圧力の上昇を抑制することができる。
[実施の形態2の変形例1]
図2Cは、実施の形態2に係る冷凍サイクル装置200の変形例1である。
バイパス回路C4は、第1の圧縮機1の第1の冷媒の吸入部に接続されている一端と、油分離器2と第1の熱交換器3との間に接続されている他端とを含む態様であってもよい。変形例1の冷凍サイクル装置200であっても、実施の形態1及び実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態2の変形例2]
図2Dは、実施の形態2に係る冷凍サイクル装置200の変形例2である。
更に、バイパス回路C4は、第1の圧縮機1の第1の冷媒の吸入部に接続されている一端と、第1の熱交換器3と第2の熱交換器4の第1の冷媒流路との間に接続されている他端とを含む態様であってもよい。変形例2の冷凍サイクル装置200であっても、実施の形態1及び実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
実施の形態1の変形例は、実施の形態2、実施の形態2の変形例1及び実施の形態2の変形例2に適用することができる。
1 第1の圧縮機、1A 密閉容器、1B 圧縮機構部、1C ステーター、1D ローター、1E シャフト、1F 吸入管、1G 吐出管、2 油分離器、3 第1の熱交換器、3A 第1の送風機、4 第2の熱交換器、5 第1の絞り装置、6 受液器、7A 冷媒配管、7B 冷媒配管、7C 冷媒配管、8 弁、9 絞り装置、10 第3の熱交換器、10A 第2の送風機、11 冷媒配管、12 アキュムレータ、13 開閉装置、13B 開閉装置、14 第2の圧縮機、15 第4の熱交換器、15A 送風機、16 第2の絞り装置、90A 判定部、90B 動作制御部、90C 記憶部、100 冷凍サイクル装置、101 室内ユニット、102 室外ユニット、200 冷凍サイクル装置、Bd 建物、Bt 蓄電部、C 第1の冷媒回路、C1 第1の冷媒回路、C2 第2の冷媒回路、C3 油戻し回路、C4 バイパス回路、Cnt 制御装置、SE1 凝縮器温度センサー、SE2 蒸発器温度センサー、SE3 圧力センサー、SP 空間、Rp1 配管、Rp2 配管。

Claims (12)

  1. 第1の圧縮機、油分離器、凝縮器として機能する第1の熱交換器、第2の熱交換器の第1の冷媒流路、第1の絞り装置、及び蒸発器として機能する第3の熱交換器を含み、第1の冷媒が流れる第1の冷媒回路と、
    第2の圧縮機、凝縮器として機能する第4の熱交換器、第2の絞り装置、及び前記第2の熱交換器の第2の冷媒流路を含み、第2の冷媒が流れる第2の冷媒回路と、
    第1の開閉装置を含み、前記油分離器と前記第1の圧縮機とを接続し、前記油分離器に貯留されている冷凍機油を前記第1の圧縮機に戻す油戻し回路と、
    前記第1の圧縮機、前記第2の圧縮機、及び前記第1の開閉装置を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記第1の冷媒回路は低元回路であり、前記第2の冷媒回路は高元回路であり、
    前記制御装置は、前記第1の圧縮機及び前記第2の圧縮機が停止しており、且つ、前記第1の冷媒回路の低圧部の圧力が基準値以上になった場合には、前記第2の圧縮機の運転を開始し、前記第1の開閉装置を開く第1の制御を実施する
    冷凍サイクル装置。
  2. 前記第1の熱交換器に空気を供給する第1の送風機と、
    前記第1の熱交換器に設けられている第1の温度センサーと、
    前記第3の熱交換器に空気を供給する第2の送風機と、
    前記第3の熱交換器に設けられている第2の温度センサーとを更に備え、
    前記制御装置は、前記第1の熱交換器の検出温度が前記第3の熱交換器の検出温度以上である場合には、前記第1の送風機及び前記第2の送風機を停止させた状態で、前記第1の制御を実施する
    請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記制御装置は、前記第1の熱交換器の検出温度が前記第3の熱交換器の検出温度よりも低い場合には、前記第1の制御を実施せず、前記第2の圧縮機及び前記第2の送風機を停止させた状態で前記第1の送風機を運転する第2の制御を実施する
    請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記第1の冷媒回路は、前記第2の熱交換器の第1の冷媒流路よりも前記第1の冷媒の流れ方向の下流側であり、前記第3の熱交換器よりも前記第1の冷媒の流れ方向の上流側に設けられている受液器を更に含み、
    前記受液器は、前記第2の熱交換器よりも重力方向における下側に配置されている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 第2の開閉装置を含み、前記第1の圧縮機をバイパスするバイパス回路を更に備え、
    前記第1の制御では、前記第2の開閉装置も開く
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記第2の圧縮機に電力を供給する蓄電部を更に備えている
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記第1の冷媒回路の前記低圧部の圧力を検出する圧力センサーを更に備え、
    前記制御装置は、前記第1の圧縮機及び前記第2の圧縮機が停止しており、且つ、前記第1の冷媒回路の前記低圧部の検出圧力が基準値以上になった場合には、前記第1の制御を実施する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記第1の冷媒流路の前記第1の冷媒は、前記第2の冷媒流路に前記第2の冷媒が流れているときに、前記第2の冷媒に冷却される
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  9. 第1の圧縮機、油分離器、凝縮器として機能する第1の熱交換器、第2の熱交換器の第1の冷媒流路、第1の絞り装置、及び蒸発器として機能する第3の熱交換器を含み、第1の冷媒が流れる第1の冷媒回路と、
    第2の圧縮機、凝縮器として機能する第4の熱交換器、第2の絞り装置、及び前記第2の熱交換器の第2の冷媒流路を含み、第2の冷媒が流れる第2の冷媒回路と、
    開閉装置を含み、前記第1の圧縮機をバイパスするバイパス回路と、
    前記第1の圧縮機、前記第2の圧縮機、及び前記開閉装置を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記第1の冷媒回路は低元回路であり、前記第2の冷媒回路は高元回路であり、
    前記制御装置は、前記第1の圧縮機及び前記第2の圧縮機が停止しており、且つ、前記第1の冷媒回路の低圧部の圧力が基準値以上になった場合には、前記第2の圧縮機の運転を開始し、前記開閉装置を開く第1の制御を実施する
    冷凍サイクル装置。
  10. 前記バイパス回路は、前記第1の圧縮機の前記第1の冷媒の吸入部に接続されている一端と、前記第1の圧縮機の前記第1の冷媒の吐出部に接続されている他端とを含む
    請求項9に記載の冷凍サイクル装置。
  11. 前記バイパス回路は、前記第1の圧縮機の前記第1の冷媒の吸入部に接続されている一端と、前記油分離器と前記第1の熱交換器との間に接続されている他端とを含む
    請求項9に記載の冷凍サイクル装置。
  12. 前記第1の冷媒回路は、前記第2の熱交換器の第1の冷媒流路よりも前記第1の冷媒の流れ方向の下流側であり、前記第3の熱交換器よりも前記第1の冷媒の流れ方向の上流側に設けられている受液器を更に含み、
    前記受液器は、前記第2の熱交換器よりも重力方向における下側に配置されている
    請求項9〜11のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
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