JP6756234B2 - スキャナ - Google Patents

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Description

本明細書では、スキャンデータを用いて得られるファイルを外部装置に送信するスキャナを開示する。
下記の特許文献1に開示されている多機能機は、仲介サーバからアップロード開始指示を受信する場合に、スキャン処理を実行し、スキャンデータファイルをサービス提供サーバに送信する。
特開2014−167768号公報 特開2015―139160号公報
上記の技術では、スキャンデータファイルを1個のデータ送信先(即ちサービス提供サーバ)のみに送信することしか想定されていない。本明細書では、サーバから受信されるスキャンコマンドに応じて、スキャンデータを用いて得られるファイルを複数個の通信プロトコルに従った複数個のデータ送信先に送信することができる技術を開示する。
本明細書によって開示されるスキャナは、スキャンエンジンと、通信インターフェースと、前記通信インターフェースを介して、サーバからスキャンコマンドを受信する受信部であって、前記スキャンコマンドは、第1の通信プロトコルに従ったデータ送信先を示す第1の送信先情報と、前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルに従ったデータ送信先を示す第2の送信先情報と、を含む、前記受信部と、前記スキャンコマンドが受信される場合に、原稿のスキャンを前記スキャンエンジンに実行させて、前記スキャンエンジンからスキャンデータを取得するエンジン制御部と、前記スキャンコマンドから前記第1の送信先情報を抽出する第1の抽出部と、前記スキャンデータを用いて得られる第1のファイルを、前記通信インターフェースを介して、前記第1の通信プロトコルに従って、抽出済みの前記第1の送信先情報によって示される第1の外部装置に送信する第1のファイル送信部と、前記スキャンコマンドから前記第2の送信先情報を抽出する第2の抽出部と、前記スキャンデータを用いて得られる第2のファイルを、前記通信インターフェースを介して、前記第2の通信プロトコルに従って、抽出済みの前記第2の送信先情報によって示される第2の外部装置に送信する第2のファイル送信部と、を備えていてもよい。
上記の技術では、スキャナは、サーバから、複数個の通信プロトコルに従った複数個のデータ送信先を示す複数個の送信先情報を含むスキャンコマンドを受信する。この場合、スキャナは、第1の通信プロトコルに従って、スキャンデータを用いて得られる第1のファイルを第1の外部装置に送信し、第2の通信プロトコルに従って、同じスキャンデータを用いて得られる第2のファイルを第2の外部装置に送信する。このように、スキャナは、サーバから受信されるスキャンコマンドに応じて、スキャンデータを用いて得られるファイルを複数個の通信プロトコルに従った複数個のデータ送信先に送信することができる。
上記のスキャナを実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も新規で有用である。
通信システムの構成を模式的に示す。 スキャンコマンドの一例を示す。 スキャナによって実行される処理のフローチャートを示す。 生成送信処理のフローチャートを示す。 スキャナ及び各サーバによって実行される各処理のシーケンス図を示す。
(通信システム2の構成;図1)
通信システム2は、スキャナ10と、管理サーバ50と、複数個の保存サーバ100,110,120と、を備える。各デバイス10,50,100〜120は、同じLAN4(Local Area Networkの略)に接続されており、相互に通信可能である。変形例では、各サーバ50,100〜120のうちの少なくとも1個のサーバは、スキャナ10と同じLAN4に接続されていなくてもよく、インターネット上に設置されていてもよい。
(スキャナ10の構成)
スキャナ10は、スキャン機能を実行可能な周辺装置(即ち図示省略のPC(Personal Computerの略)等の周辺装置)である。スキャナ10は、スキャン機能のみならず、印刷機能、FAX機能、電話機能等を実行可能な多機能機であってもよい。
スキャナ10は、操作部12と、表示部14と、ネットワークインターフェース16と、スキャンエンジン18と、制御部30と、を備える。操作部12は、複数個のボタンを含む。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をスキャナ10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部14は、タッチパネルとしても機能する。即ち、表示部14は、操作部としても機能する。ネットワークインターフェース16は、LAN4に接続されている。スキャンエンジン18は、CCD(Charge Coupled Deviceの略)イメージセンサ、CIS(Contact Image Sensorの略)等のスキャン機構を備える。
制御部30は、CPU32とメモリ34とを備える。メモリ34は、ROM(Read Only Memoryの略)、RAM(Random Access Memoryの略)等によって構成される。CPU32は、メモリ34に格納されているプログラム40に従って、様々な処理(例えば後述の図3及び図4の処理)を実行するプロセッサである。
メモリ34は、さらに、文字列情報42を格納する。文字列情報42は、スキャナ10がスキャンデータを用いて得られるスキャンファイルを保存サーバ100等に送信するために利用可能な複数個の通信プロトコルに対応する複数個の文字列を含む。本実施例では、スキャナ10は、FTP(File Transfer Protocolの略)、CIFS(Common Internet File Systemの略)に応じたプロトコル、及び、HTTP(Hyper Text Transfer Protocolの略)を利用可能である。従って、文字列情報42は、「FTP」、「CIFS」、及び、「HTTP」の3個の文字列を含む。
(他のデバイス50,100〜120の構成)
管理サーバ50は、スキャンコマンド60を格納する。スキャンコマンド60は、スキャナ10にスキャンを実行させるためのコマンドであり、通信システム2の管理者によって管理サーバ50に予め格納される。このように管理サーバ50がスキャンコマンド60を格納しているので、1個のスキャナ10のみならず、複数個のスキャナがLAN4に接続されている状況において、管理サーバ50は、同じコマンド60を複数個のスキャナに送信することができる。本実施例では、特に、スキャンコマンド60は、複数個の通信プロトコルに従った複数個のデータ送信先に同じ原稿画像を表わすスキャンファイルを保存させるためのコマンドである。
FTPサーバ100、CIFSサーバ110、HTTPサーバ120は、それぞれ、FTP、CIFSに応じたプロトコル、HTTPに従ったデータ通信をスキャナ10と実行して、スキャナ10からスキャンファイルを受信する場合に、スキャンファイルを保存する。なお、変形例では、管理サーバ50が保存サーバを兼用していてもよい。即ち、管理サーバ50は、スキャンコマンド60をスキャナに送信することに応じて、FTP、CIFS、及び、HTTPのいずれかに従って、スキャナ10からスキャンファイルを受信して保存してもよい。
(スキャンコマンド60の一例;図2)
続いて、図2を参照して、管理サーバ50に格納されるスキャンコマンド60について説明する。スキャンコマンド60は、保存設定を記述するための保存設定領域70と、スキャン設定を記述するためのスキャン設定領域90と、を含む。保存設定領域70は、「FTP」を示す文字列81A,82Aによって画定(即ち定義)される送信情報領域80Aと、「HTTP」を示す文字列81B,82Bによって画定される送信情報領域80Bと、を含む。
送信情報領域80Aでは、複数個の情報83A〜87Aが関連付けられている。情報83Aは、FTPサーバ100のサーバアドレス83Aである。情報84A,85Aは、FTPサーバ100にログインするためのユーザ名及びパスワードである。情報86Aは、スキャンファイルが保存されるべきFTPサーバ100内のフォルダを示すフォルダ名である。情報87Aは、スキャンファイルに付されるべきファイル名である。
送信情報領域80Bでは、HTTPサーバ120に関する情報が記述されている点を除くと、送信情報領域80A内の情報83A〜87Aと同様の情報83B〜87Bが関連付けられている。なお、スキャンコマンド60は、上記の2個の領域80A,80Bのうちの少なくとも一方に代えて、又は、それらに加えて、CIFSサーバ110に関する情報が記述されている送信情報領域を含んでいてもよい。
スキャン設定領域90には、スキャン解像度を示す解像度情報91と、ファイル形式を示す形式情報92と、が記述されている。この例では、解像度情報91が「600dpi」を示し、かつ、形式情報92が「PDF」を示すので、スキャナ10は、通常、スキャンコマンド60に応じて、600dpiのスキャン解像度に従って原稿のスキャンを実行し、PDF形式を有するスキャンファイルを生成する。なお、変形例では、形式情報92は、「PDF」に代えて、「JPEG(Joint Photographic Experts Groupの略)」、「TIFF(Tagged Image File Formatの略)」等の他のファイル形式を示していてもよい。なお、変形例では、スキャンコマンド60は、テキスト形式ではなく、バイナリ形式で記述されていてもよい。
(スキャナ10によって実行される処理;図3)
続いて、図3を参照して、スキャナ10のCPU32がプログラム40に従って実行する処理の内容を説明する。ユーザは、複数個の保存サーバに同じ原稿画像を表わすスキャンファイルを保存することを望む場合に、スキャナ10の表示部14に表示されるメニュー画面において、文字列「スキャンtoマルチ」を示すボタンを操作する。この場合、CPU32は、図3の処理を開始する。なお、上記のメニュー画面は、スキャナ10に保存されていてもよいし、管理サーバ50に保存されていてもよい。後者の場合、CPU32は、管理サーバ50からメニュー画面を表わすデータを受信して、当該データを利用してメニュー画面を表示部14に表示させる。また、以下のいずれの通信もネットワークインターフェース16を介して実行されるので、以下では、「ネットワークインターフェース16を介して」という説明を省略する。
S10では、CPU32は、操作情報を管理サーバ50に送信する。操作情報は、文字列「スキャンtoマルチ」を示すボタンが操作されたことを示す情報である。CPU32は、操作情報を管理サーバ50に送信することに応じて、S12において、管理サーバ50からスキャンコマンド60を受信する。
S20では、CPU32は、受信済みのスキャンコマンド60から、メモリ34内の文字列情報42に含まれる1個の文字列(例えば「FTP」)によって画定される1個の送信情報領域(例えば図2の80A)を特定する。そして、S22では、CPU32は、特定済みの送信情報領域から、サーバアドレス、ユーザ名、及び、パスワード(例えば図2の83A〜85A)を抽出する。以下では、ここで抽出される情報のことを「送信先情報」と呼ぶ。本実施例では、メモリ34が文字列情報42を格納しているので、CPU32は、文字列情報42に含まれる文字列によって画定される送信情報領域を適切に特定することができ、この結果、特定済みの送信情報領域から送信先情報を適切に抽出することができる。
S24では、CPU32は、抽出済みの送信先情報に含まれるサーバアドレスによって示される保存サーバ(例えばFTPサーバ100)にログイン要求を送信する。ログイン要求は、抽出済みの送信先情報に含まれるサーバアドレス、ユーザ名、及び、パスワードを含む。当該サーバアドレスによって示される保存サーバが存在し、かつ、当該ユーザ名及び当該パスワードが保存サーバに登録されている場合には、CPU32は、保存サーバからログイン成功通知を受信する。当該ユーザ名及び当該パスワードが保存サーバに登録されていない場合には、CPU32は、保存サーバからログイン失敗通知を送信する。また、当該サーバアドレスによって示される保存サーバが存在しない場合には、CPU32は、どちらの通知も受信せず、ログインが失敗したと判断する。
S26では、CPU32は、保存サーバへのログインが成功したのか否かを判断する。CPU32は、ログインが成功した場合(S26でYES)にはS30に進み、ログインが失敗した場合(S26でNO)にはS40に進む。
S30では、CPU32は、スキャンコマンド60に含まれる全ての送信情報領域をS20で特定済みであるのか否かを判断する。CPU32は、全ての送信情報領域を特定済みである場合(S30でYES)にはS50に進み、全ての送信情報領域を特定済みでない場合(S30でNO)には、S20に戻り、文字列情報42に含まれる他の文字列(例えば「HTTP」)によって画定される1個の送信情報領域(例えば図2の80B)を特定する。そして、S22〜S30の処理が繰り返される。
S40では、CPU32は、エラー画面を表示部14に表示させて、S50及びS60を実行することなく、図3の処理を終了する。このように、CPU32は、スキャンコマンド60によって指定されている複数個の保存サーバのうちの少なくとも1個の保存サーバへのログインを実行不可能である場合、即ち、スキャンファイルを当該少なくとも1個の保存サーバに送信不可能である場合には、スキャン処理(即ちS50)を実行することなく、処理を終了する。従って、スキャンコマンド60に応じて、「スキャンtoマルチ」という機能を適切に実行不可能である状況において、スキャン処理を実行せずに済む。
S50では、CPU32は、スキャン処理を実行する。具体的には、まず、CPU32は、スキャンコマンド60から、スキャン設定領域90に記述されている解像度情報91を抽出する。そして、CPU32は、抽出済みの解像度情報91によって示されるスキャン解像度を含むスキャン実行指示をスキャンエンジン18に供給する。この結果、スキャンエンジン18は、スキャン実行指示に含まれるスキャン解像度に従って原稿のスキャンを実行し、原稿画像を表わすスキャンデータを生成し、スキャンデータを制御部30に供給する。これにより、CPU32は、スキャンエンジン18からスキャンデータを取得することができる。スキャンデータは、多階調のRGB値によって表現されるビットマップデータである。
S60では、CPU32は、スキャンファイルを生成して送信するための生成送信処理(図4参照)を実行する。S60が終了すると、図3の処理が終了する。
(生成送信処理;図4)
続いて、図4を参照して、図3のS60で実行される生成送信処理の内容を説明する。S100では、CPU32は、図3のS20と同様に、スキャンコマンド60から1個の送信情報領域(例えば図2の80A)を特定する。そして、S102では、CPU32は、特定済みの送信情報領域からファイル名(例えば図2の87A)を抽出する。
S110では、CPU32は、特定済みの送信情報領域において指定されている保存サーバがHTTPサーバ120であるのか否かを判断する。具体的には、CPU32は、特定済みの送信情報領域が文字列「HTTP(即ち符号81B,82B)」を含む場合には、S110でYESと判断してS115に進み、特定済みの送信情報領域が文字列「HTTP」とは異なる文字列(例えば「FTP」(即ち符号81A,82A))を含む場合には、S110でNOと判断してS112に進む。
S112では、CPU32は、スキャンコマンド60から、スキャン設定領域90に記述されている形式情報92(即ち「PDF」)を抽出する。そして、S114では、CPU32は、図3のS50で取得済みのスキャンデータを利用して、S102で抽出済みのファイル名を有すると共に、S112で抽出済みの形式情報92によって示されるファイル形式を有するスキャンファイルを生成する。ここでの生成処理は、ファイル形式に応じた圧縮方法を利用してスキャンデータを圧縮すること、ファイル形式に応じたヘッダ情報及びフッタ情報を記述すること、S102で抽出済みのファイル名を付すこと等を含む。S114が終了すると、S120に進む。
S115では、CPU32は、形式要求をHTTPサーバ120に送信する。形式要求は、HTTPサーバ120が保存可能なファイル形式を示す特定情報を要求するためのコマンドである。そして、CPU32は、形式要求の送信に応じて、HTTPサーバ120からファイル形式を示す特定情報を受信する。本実施例では、特定情報は、JPEG形式を示す。ただし、変形例では、特定情報は、JPEG形式に代えて、HTTPサーバ120が保存可能な他のファイル形式(例えばTIFF等)であってもよい。
S116では、CPU32は、図3のS50で取得済みのスキャンデータを利用して、S102で抽出済みのファイル名を有すると共に、S115で受信済みの特定情報によって示されるファイル形式(即ちJPEG形式)を有するスキャンファイルを生成する。即ち、CPU32は、スキャンコマンド60に含まれる形式情報92が「PDF」を示すにも関わらず、PDFとは異なるJPEG形式を有するスキャンファイルを生成する。ここでの生成処理は、JPEG形式が利用される点を除くと、S114と同様である。HTTPサーバ120が、スキャンコマンドに記述されているファイル形式を有するファイルを保存することができない可能性がある。本実施例では、CPU32は、HTTPサーバ120にスキャンファイルを送信すべき状況(S110でYES)では、スキャンコマンド60に含まれる形式情報92に関わらず、HTTPサーバ120が保存可能なファイル形式であるJPEG形式を有するスキャンファイルを生成する。これにより、スキャンファイルをHTTPサーバ120に適切に保存させることができる。S116が終了すると、S120に進む。
S120では、CPU32は、特定済みの送信情報領域から、送信先情報(即ち、サーバアドレス、ユーザ名、及び、パスワード)と、フォルダ名(例えば図2のS86A)と、を抽出する。
S130では、CPU32は、S114又はS116で生成されたスキャンファイルを、特定済みの送信情報領域に対応する通信プロトコル(例えばFTP)に従って、特定済みの送信情報領域によって指定される保存サーバ(例えばFTPサーバ100)に送信する。具体的には、CPU32は、まず、図3のS24と同様に、ログイン要求を保存サーバに送信して、保存サーバにログインする。なお、図3のS24のログインが継続されている状況では、ここでのログインのための処理を省略可能である。そして、CPU32は、S120で抽出済みのフォルダ名が送信先として指定されている保存コマンドと、S114又はS116で生成されたスキャンファイルと、をログイン済みの保存サーバに送信する。これにより、保存サーバは、S120で抽出済みのフォルダ名を有するフォルダ内にスキャンファイルを保存する。なお、特定済みの送信情報領域にフォルダ名が記述されていない場合には、スキャンファイルは、保存サーバ内のルートディレクトリに保存されてもよい。
S140では、CPU32は、S130で実行されるスキャンファイルの送信に応じて、保存サーバから保存成功通知が受信されるのか否かを判断する。保存成功通知は、スキャンファイルが保存サーバに保存された場合に、保存サーバからスキャナ10に送信される通知である。例えば、S130で送信される保存コマンド内のフォルダ名を有するフォルダが保存サーバに存在しない場合には、スキャンファイルが保存されないので、保存サーバからスキャナ10に保存成功通知が送信されない。CPU32は、保存サーバから保存成功通知が受信される場合に、S140でYESと判断して、S142において、保存サーバを示す文字列(例えばFTP)と成功を示す文字列とを関連付けて結果情報に記述する。一方、CPU32は、S130でスキャンファイルを送信してから所定時間が経過しても保存サーバから保存成功通知が受信されない場合に、S140でNOと判断して、S144において、保存サーバを示す文字列(例えばFTP)と失敗を示す文字列とを関連付けて結果情報に記述する。
S150では、CPU32は、スキャンコマンド60に含まれる全ての送信情報領域をS100で特定済みであるのか否かを判断する。CPU32は、全ての送信情報領域を特定済みである場合(S150でYES)にはS160に進み、全ての送信情報領域を特定済みでない場合(S150でNO)には、S100に戻り、他の送信情報領域(例えば図2の80B)を特定する。そして、S102〜S144の処理が繰り返される。
S160では、CPU32は、S142又はS144で生成される結果情報を管理サーバ50に送信する。これにより、複数個の保存サーバのそれぞれについて、当該保存サーバへのスキャンファイルの保存が成功したのか否かを示す情報を、管理サーバ50に提供することができる。例えば、管理者は、管理サーバ50にアクセスして、当該情報を見ることができる。これにより、管理者は、失敗を示す情報を見て、保存サーバの設定(例えば新規フォルダの生成)を変更したり、スキャンコマンド60内のフォルダ名を変更したりすることができる。
なお、例えば、1個の保存サーバへのスキャンファイルの送信が実行される毎に(即ちS142又はS144が実行される毎に)、結果情報を管理サーバ50に送信する比較例の構成が考えられる。この構成によると、スキャナ10から管理サーバ50への結果情報の送信が複数回に亘って実行され、スキャナ10と管理サーバ50との間の通信負荷が高くなる。これに対し、本実施例では、複数個の保存サーバへのスキャンファイルの送信が実行された後に、全ての送信結果を含む結果情報が送信されるので、結果情報の送信が1回だけ実行される。このために、比較例の構成と比べると、スキャナ10と管理サーバ50との間の通信負荷を低減させることができる。なお、変形例では、当該比較例の構成が採用されてもよい。S160が終了すると、図4の処理が終了する。
(具体的なケース;図5)
続いて、図5を参照して、図3及び図4の処理によって実現される具体的なケースを説明する。
スキャナ10は、T10において、操作情報を管理サーバ50に送信することに応じて(図3のS10)、T12において、管理サーバ50からスキャンコマンド60を受信する(S12)。
スキャナ10は、スキャンコマンド60から、FTPサーバ100に対応する送信情報領域80Aを特定する(S20)。そして、スキャナ10は、T24Aにおいて、ユーザ名84A及びパスワード85Aを含むログイン要求をFTPサーバ100に送信して(S24)、T26Aにおいて、FTPサーバ100からログイン成功通知を受信する(S26でYES)。
次いで、スキャナ10は、スキャンコマンド60から、HTTPサーバ120に対応する送信情報領域80Bを特定する(S20)。そして、スキャナ10は、T24Bにおいて、ユーザ名84B及びパスワード85Bを含むログイン要求をHTTPサーバ120に送信して(S24)、T26Bにおいて、HTTPサーバ120からログイン成功通知を受信する(S26でYES)。
スキャナ10は、FTPサーバ100へのログインとHTTPサーバ120へのログインとの双方が完了した後に、T50において、スキャン処理を実行して、原稿画像を表わすスキャンデータを生成する(S50)。
スキャナ10は、スキャンコマンド60から、FTPサーバ100に対応する送信情報領域80Aを特定する(図4のS100)。T114では、スキャナ10は、T50で生成されたスキャンデータを利用して、ファイル名87A(即ち「scanfile」)を有すると共に、形式情報92によって示されるPDF形式を有するスキャンファイル(以下では「PDFファイル」と呼ぶ)を生成する(S110でNO、S114)。そして、スキャナ10は、T130Aにおいて、フォルダ名86A(即ち「/scandata」)が送信先として指定されている保存コマンドとPDFファイルとを、FTPに従ってFTPサーバ100に送信して、T140Aにおいて、FTPサーバ100から保存成功通知を受信する(S140でYES)。
次いで、スキャナ10は、スキャンコマンド60から、HTTPサーバ120に対応する送信情報領域80Bを特定する(S100)。T116では、スキャナ10は、スキャン処理を再び実行することなく、T50で生成されたスキャンデータ(即ちT114のPDFファイルの生成に利用されたスキャンデータ)を利用して、ファイル名87B(即ち「image」)を有すると共に、図示省略の通信でHTTPサーバ120から受信された特定情報によって示されるJPEG形式を有するスキャンファイル(以下では「JPEGファイル」と呼ぶ)を生成する(S110でYES、S115、S116)。ここで、スキャナ10は、スキャンコマンド60に応じて、PDFファイルのファイル名(即ち「scanfile」)とは異なるファイル名(即ち「image」)を有するJPEGファイルを生成することができる。このために、管理者によって指定される異なるファイル名を有する各ファイルを各サーバ100,120に保存させることができる。また、スキャナ10は、スキャンコマンド60に含まれる形式情報92に関わらず、JPEG形式を有するJPEGファイルを生成する。このために、スキャンファイル(即ちJPEGファイル)をHTTPサーバ120に適切に保存させることができる。そして、スキャナ10は、T130Bにおいて、フォルダ名86B(即ち「/storage」)が送信先として指定されている保存コマンドとJPEGファイルとを、HTTPに従ってHTTPサーバ120に送信して、T140Bにおいて、HTTPサーバ120から保存成功通知を受信する(S140でYES)。
最後に、T160において、スキャナ10は、文字列「FTP」と文字列「成功」とが関連付けられていると共に、文字列「HTTP」と文字列「成功」とが関連付けられている結果情報を管理サーバ50に送信する。
(実施例の効果)
本実施例によると、スキャナ10は、管理サーバ50から、複数個の通信プロトコルに従った複数個のデータ送信先を示す複数個の送信先情報83A,83B等を含むスキャンコマンド60を受信する(図5のT12)。この場合、スキャナ10は、FTPに従って、スキャンデータを用いて得られるPDFファイルをFTPサーバ100に送信し(T130A)、HTTPに従って、同じスキャンデータを用いて得られるJPEGファイルをHTTPサーバ120に送信する(T130B)。このように、スキャナ10は、管理サーバ50から受信されるスキャンコマンド60に応じて、スキャンデータを用いて得られる各ファイル(即ち同じ原稿画像を表わす各ファイル)を複数個の通信プロトコルに従った複数個のデータ送信先に送信することができる。
(対応関係)
管理サーバ50、FTPサーバ100、HTTPサーバ120が、それぞれ、「サーバ」、「第1の外部装置」、「第2の外部装置」の一例である。HTTPサーバ120が、「所定の外部装置」の一例である。FTP、HTTPが、それぞれ、「第1の通信プロトコル」、「第2の通信プロトコル」の一例である。文字列情報42が、「複数個の文字列」の一例である。図2の送信情報領域80A、送信情報領域80Bが、それぞれ、「第1の記述領域」、「第2の記述領域」の一例である。符号83A〜85Aの情報、符号83B〜85Bの情報が、それぞれ、「第1の送信先情報」、「第2の送信先情報」の一例である。符号87Aのファイル名「scanfile」、符号87Bのファイル名「image」が、それぞれ、「第1のファイル名」、「第2のファイル名」の一例である。PDF、JPEGが、それぞれ、「第1のファイル形式」、「第2のファイル形式」の一例である。PDFファイル、JPEGファイルが、それぞれ、「第1のファイル」、「第2のファイル」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)HTTPサーバ120に代えて、SharePointサーバ(以下では「SPサーバ」と呼ぶ)が設けられてもよい。この場合、図4のS110では、CPU32は、特定済みの送信情報領域に対応する保存サーバがSPサーバであるのか否かを判断する。CPU32は、S110でYESの場合に、S115を実行せず、S116において、所定のファイル形式を有するスキャンファイルを生成する。所定のファイル形式は、例えば、Microsoft(登録商標)から提供されるPowerPoint(登録商標)で採用されるPPT形式(即ち拡張子として「ppt」を含むファイル形式)であってもよい。ただし、変形例では、所定のファイル形式は、PPT形式に代えて、SPサーバが保存可能な他のファイル形式(例えばExcel(登録商標)で採用されるファイル形式)であってもよい。SPサーバが、例えば、PDF、JPEG等のファイル形式を有するファイルを保存することができない可能性がある。そして、SPサーバは、通常、PPT形式を有するファイルを保存することができる。本変形例によると、スキャンファイルをSPサーバに適切に保存させることができる。本変形例では、SPサーバが「所定の外部装置」の一例であり、「第2の受信部」を省略可能である。
(変形例2)例えば、HTTPサーバ120がPDFファイルを保存可能である環境では、図4のS110及びS116が省略されてもよい。本変形例では、「判断部」を省略可能である。即ち、本変形例では、FTPサーバ100に送信されるスキャンファイルと、HTTPサーバ120に送信されるスキャンファイルと、は同じPDF形式を有するファイルである。一般的に言うと、「第1のファイル」及び「第2のファイル」は、図5のケースのように、異なるファイル形式を有していてもよいし、本変形例のように、同じファイル形式を有していてもよい。
(変形例3)スキャンコマンド60において、ファイル名87A及びファイル名87Bは同じファイル名であってもよい。一般的に言うと、「第1のファイル」及び「第2のファイル」とは、図5のケースのように、異なるファイル名を有していてもよいし、本変形例のように、同じファイル名を有していてもよい。
(変形例4)スキャンコマンド60は、ファイル名87A及びファイル名87Bを含まなくてもよい。例えば、スキャナ10のメモリ34は、FTPサーバ100に送信されるべきスキャンファイルのファイル名と、HTTPサーバ120に送信されるべきスキャンファイルのファイル名と、を予め格納していてもよい。そして、CPU32は、メモリ34内のファイル名を有するスキャンファイルを生成してもよい。即ち、「スキャンコマンド」は、「第1のファイル名」及び「第2のファイル名」を含まなくてもよい。
(変形例5)CPU32は、複数個の保存サーバのうちの少なくとも1個の保存サーバについて、図3のS26でNOと判断する場合でも、S50のスキャン処理を実行してもよい。この場合、CPU32は、S26でYESと判断された保存サーバのみにスキャンファイルを送信する。即ち、「エンジン制御部」は、第1の外部装置及び第2の外部装置のうちの少なくとも一方との通信を実行可能でないと確認されても、原稿のスキャンをスキャンエンジンに実行させてもよい。また、CPU32は、1個の保存サーバについて、図3のS26でYESと判断する際に、他の保存サーバについて、図3のS24,S26を実行する前に、スキャン処理を実行して、当該1個の保存サーバにスキャンファイルを送信してもよい。この場合、CPU32は、当該他の保存サーバについて、図3のS26でYESと判断する際に、スキャン処理を再び実行することなく、先のスキャン処理で生成されたスキャンデータを利用して、当該他の保存サーバにスキャンファイルを送信してもよい。即ち、「エンジン制御部」は、第1の外部装置についての確認と、第2の外部装置についての確認と、の双方が完了する前に、原稿のスキャンをスキャンエンジンに実行させてもよい。
(変形例6)スキャナ10は、FTP、CIFSに応じたプロトコル、及び、HTTPに代えて、又は、それらのプロトコルに加えて、SFTP(SSH File Transfer Protocolの略)、及び/又は、HTTPS(Hyper Text Transfer Protocol Secureの略)、及び/又は、SharePointに応じたプロトコル、及び/又は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocolの略)に応じたプロトコル、及び/又は、USB(Universal Serial Busの略)に応じたプロトコルに従って、スキャンファイルを外部装置に送信してもよい。この場合、スキャンコマンド60では、文字列81A,82Aに対応する箇所に、HTTPS、SMTP、SharePoint、USB等が記述され得るので、文字列情報42は、これらの文字列を含んでいてもよい。即ち、「第1(又は第2)の通信プロトコル」は、HTTPS等であってもよい。なお、USBが採用される場合には、スキャナ10に装着されるUSBメモリが、「第1(又は第2)の外部装置」の一例であり、ネットワークインターフェース16とUSBインターフェースとの双方が、「通信インターフェース」の一例である。
(変形例7)上記の実施例では、スキャナ10のCPU32がプログラム40(即ちソフトウェア)を実行することによって、図3及び図4の各処理が実現される。これに代えて、図3及び図4の各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、10:スキャナ、12:操作部、14:表示部、16:ネットワークインターフェース、18:スキャンエンジン、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、40:プログラム、42:文字列情報、50:管理サーバ、60:スキャンコマンド、70:保存設定領域、80A,80B:送信情報領域、90:スキャン設定領域、91:解像度情報、92:形式情報、100:FTPサーバ、110:CIFSサーバ、120:HTTPサーバ

Claims (11)

  1. スキャナであって、
    スキャンエンジンと、
    通信インターフェースと、
    前記通信インターフェースを介して、サーバからスキャンコマンドを受信する第1の受信部であって、前記スキャンコマンドは、第1の通信プロトコルに従ったデータ送信先を示す第1の送信先情報と、前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルに従ったデータ送信先を示す第2の送信先情報と、を含む、前記第1の受信部と、
    前記スキャンコマンドが受信される場合に、原稿のスキャンを前記スキャンエンジンに実行させて、前記スキャンエンジンからスキャンデータを取得するエンジン制御部と、
    前記スキャンコマンドから前記第1の送信先情報を抽出する第1の抽出部と、
    前記スキャンデータを用いて得られる第1のファイルを、前記通信インターフェースを介して、前記第1の通信プロトコルに従って、抽出済みの前記第1の送信先情報によって示される第1の外部装置に送信する第1のファイル送信部と、
    前記スキャンコマンドから前記第2の送信先情報を抽出する第2の抽出部と、
    前記スキャンデータを用いて得られる第2のファイルを、前記通信インターフェースを介して、前記第2の通信プロトコルに従って、抽出済みの前記第2の送信先情報によって示される第2の外部装置に送信する第2のファイル送信部と、
    を備えるスキャナ。
  2. 前記スキャナは、さらに、
    複数個の通信プロトコルに対応する複数個の文字列を格納するメモリを備え、
    前記第1の抽出部は、前記スキャンコマンドから、前記複数個の文字列のうち、前記第1の通信プロトコルに対応する第1の文字列に関係する第1の記述領域を特定して、前記第1の記述領域に記述されている前記第1の送信先情報を抽出し、
    前記第2の抽出部は、前記スキャンコマンドから、前記複数個の文字列のうち、前記第2の通信プロトコルに対応する第2の文字列に関係する第2の記述領域を特定して、前記第2の記述領域に記述されている前記第2の送信先情報を抽出する、請求項1に記載のスキャナ。
  3. 前記スキャナは、さらに、
    前記スキャンコマンドが受信される場合に、前記第1の外部装置及び前記第2の外部装置のそれぞれについて、当該外部装置との通信を実行可能であるのか否かを確認する確認部を備え、
    前記エンジン制御部は、前記第1の外部装置についての前記確認と前記第2の外部装置についての前記確認との双方が完了した後に、前記原稿の前記スキャンを前記スキャンエンジンに実行させる、請求項1又は2に記載のスキャナ。
  4. 前記エンジン制御部は、
    前記第1の外部装置及び前記第2の外部装置の双方との通信を実行可能であると確認される場合に、前記原稿の前記スキャンを前記スキャンエンジンに実行させ、
    前記第1の外部装置及び前記第2の外部装置のうちの少なくとも一方との通信を実行可能でないと確認される場合に、前記原稿の前記スキャンを前記スキャンエンジンに実行させない、請求項3に記載のスキャナ。
  5. 前記スキャナは、さらに、
    前記スキャンデータを利用して、第1のファイル名を有する前記第1のファイルを生成する第1の生成部と、
    前記スキャンデータを利用して、前記第1のファイル名とは異なる第2のファイル名を有する前記第2のファイルを生成する第2の生成部と、
    を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のスキャナ。
  6. 前記スキャンコマンドは、さらに、前記第1の送信先情報に関連付けられている前記第1のファイル名と、前記第2の送信先情報に関連付けられている前記第2のファイル名と、を含み、
    前記第1の生成部は、前記スキャンコマンドに含まれる前記第1のファイル名を有する前記第1のファイルを生成し、
    前記第2の生成部は、前記スキャンコマンドに含まれる前記第2のファイル名を有する前記第2のファイルを生成する、請求項5に記載のスキャナ。
  7. 前記スキャンコマンドは、さらに、第1のファイル形式を示す形式情報を含み、
    前記スキャナは、さらに、
    前記第1の外部装置及び前記第2の外部装置のそれぞれについて、当該外部装置が所定の外部装置であるのか否かを判断する判断部と、
    前記第1の外部装置が前記所定の外部装置でないと判断される場合に、前記スキャンデータを利用して、前記スキャンコマンドに含まれる前記形式情報によって示される前記第1のファイル形式を有する前記第1のファイルを生成する第1の生成部と、
    前記第2の外部装置が前記所定の外部装置であると判断される場合に、前記スキャンデータを利用して、前記スキャンコマンドに含まれる前記形式情報が前記第1のファイル形式を示すにも関わらず、前記第1のファイル形式とは異なる第2のファイル形式を有する前記第2のファイルを生成する第2の生成部と、
    を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載のスキャナ。
  8. 前記スキャナは、さらに、
    前記第2の外部装置が前記所定の外部装置であると判断される場合に、前記所定の外部装置である前記第2の外部装置から、前記第2のファイル形式を示す特定情報を受信する第2の受信部を備え、
    前記第2の生成部は、受信済みの前記特定情報に従って、前記特定情報によって示される前記第2のファイル形式を有する前記第2のファイルを生成する、請求項7に記載のスキャナ。
  9. 前記スキャナは、さらに、
    前記第1の外部装置への前記第1のファイルの送信と前記第2の外部装置への前記第2のファイルの送信との双方が完了した後に、前記通信インターフェースを介して、前記第1のファイルの送信結果と前記第2のファイルの送信結果との双方を示す結果情報を前記サーバに送信する結果情報送信部を備える、請求項1から8のいずれか一項に記載のスキャナ。
  10. 前記第1の通信プロトコル及び前記第2の通信プロトコルのそれぞれは、FTP(File Transfer Protocolの略)、SFTP(SSH File Transfer Protocolの略)、HTTP(Hyper Text Transfer Protocolの略)、HTTPS(Hyper Text Transfer Protocol Secureの略)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocolの略)、CIFS(Common Internet File Systemの略)に応じたプロトコル、SharePointに応じたプロトコル、及び、USB(Universal Serial Busの略)に応じたプロトコルのいずれかである、請求項1から9のいずれか一項に記載のスキャナ。
  11. スキャナのためのコンピュータプログラムであって、
    前記スキャナに搭載されるコンピュータを、
    前記スキャナの通信インターフェースを介して、サーバからスキャンコマンドを受信する受信部であって、前記スキャンコマンドは、第1の通信プロトコルに従ったデータ送信先を示す第1の送信先情報と、前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルに従ったデータ送信先を示す第2の送信先情報と、を含む、前記受信部と、
    前記スキャンコマンドが受信される場合に、原稿のスキャンを前記スキャナのスキャンエンジンに実行させて、前記スキャンエンジンからスキャンデータを取得するエンジン制御部と、
    前記スキャンコマンドから前記第1の送信先情報を抽出する第1の抽出部と、
    前記スキャンデータを用いて得られる第1のファイルを、前記通信インターフェースを介して、前記第1の通信プロトコルに従って、抽出済みの前記第1の送信先情報によって示される第1の外部装置に送信する第1のファイル送信部と、
    前記スキャンコマンドから前記第2の送信先情報を抽出する第2の抽出部と、
    前記スキャンデータを用いて得られる第2のファイルを、前記通信インターフェースを介して、前記第2の通信プロトコルに従って、抽出済みの前記第2の送信先情報によって示される第2の外部装置に送信する第2のファイル送信部と、
    して機能させるコンピュータプログラム。
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