JP6755435B1 - 回転子および回転電機 - Google Patents

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Abstract

界磁磁束に起因する始動時のトルク脈動を低減することを目的とする。径方向外側に突出する複数の突極(71)を有する回転子コア(7)と、複数の突極にそれぞれ設けられた誘起電圧を発生する複数の誘導コイル(72)および誘導コイルで発生した誘起電圧で界磁磁束を発生する複数の界磁コイル(73)と、誘導コイルが整流素子(78)を介して前記界磁コイルに対して並列に接続された整流回路(8)と、回転子コアを軸方向に貫通する複数の導体バー(75)と、回転子コアの軸方向の両端部にそれぞれ設けられ、複数の導体バー同士を短絡する2つの短絡リング(76)とを備えている。

Description

本願は、回転子および回転電機に関する。
工場における冷却水の循環ポンプ、空調機器の冷却ファンなどにおいて、商用の交流電源で直接駆動される誘導電動機が一般に用いられている。近年の省エネルギー意識の高まりから、誘導電動機にも更なる効率化が求められている。無効電力を削減して力率を向上させた誘導電動機として、永久磁石を埋め込んだ回転子の外周部に導体バーを設けた誘導電動機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−218399号公報
従来の誘導電動機は、永久磁石を埋め込んだ回転子の外周部に導体バーが設けられているので始動トルクが小さく始動し易いという特徴がある。しかしながら、従来の誘導電動機には、永久磁石による界磁磁束に起因して始動時のトルクが脈動するという問題がある。
本願は、上述のような課題を解決するためになされたもので、始動時のトルク脈動を低減することを目的とする。
本願の回転電機の回転子は、磁性体で構成され径方向外側に突出する複数の突極を有する回転子コアと、複数の突極にそれぞれ設けられた誘起電圧を発生する複数の誘導コイルおよび誘導コイルで発生した誘起電圧で界磁磁束を発生する複数の界磁コイルと、誘導コイルが整流素子を介して界磁コイルに対して並列に接続された整流回路と、回転子コアを軸方向に貫通する複数の第1導体バーと、回転子コアの軸方向の両端部にそれぞれ設けられ2つの短絡リングと、複数の突極の周方向の間に磁性体で構成された複数の補極とを備えた回転子であって、第1導体バーは、誘導コイルよりも外径側の突極に設けられており、複数の補極には、補極を軸方向に貫通する複数の第2導体バーが設けられており、突極に設けられた第1導体バーの1つと他の突極に設けられた第1導体バーの1つとが2つの短絡リングのうちの少なくとも一方の短絡リングで短絡されており、補極に設けられた第2導体バーの1つと他の補極に設けられた第2導体バーの1つとが一方の短絡リングで短絡されている
本願の回転電機の回転子においては、誘導コイルが整流素子を介して界磁コイルに対して並列に接続された整流回路と、回転子コアを軸方向に貫通する複数の第1導体バーと、回転子コアの軸方向の両端部にそれぞれ設けられ短絡リングと、複数の突極の周方向の間に磁性体で構成された複数の補極とを備えており、第1導体バーは、誘導コイルよりも外径側の突極に設けられており、複数の補極には、補極を軸方向に貫通する複数の第2導体バーが設けられており、突極に設けられた第1導体バーの1つと他の突極に設けられた第1導体バーの1つとが2つの短絡リングのうちの少なくとも一方の短絡リングで短絡されており、補極に設けられた第2導体バーの1つと他の補極に設けられた第2導体バーの1つとが一方の短絡リングで短絡されているので、始動時のトルク脈動を低減させることができる。
実施の形態1に係る回転電機の横断面図である。 実施の形態1に係る回転電機の縦断面図である。 実施の形態1に係る回転電機の整流回路の回路図である。 実施の形態1に係る回転電機の誘起電圧波形図である。 実施の形態1に係る比較例の回転電機の整流回路の回路図である。 実施の形態1に係る回転電機における基本波磁束の流れを示した図である。 実施の形態1に係る比較例の回転電機の横断面図である。 実施の形態1に係る比較例の回転電機の始動時のトルク波形を示す図である。 実施の形態1に係る回転電機の始動時のトルク波形を示す図である。 実施の形態2に係る回転電機の横断面図である。 実施の形態3に係る回転電機の横断面図である。 実施の形態3に係る回転電機の基本波磁束と導体バーに流れる電流とを示した図である。 実施の形態3に係る回転電機の基本波磁束と導体バーに流れる電流とを示した図である。 実施の形態3に係る回転電機の基本波磁束と導体バーに流れる電流とを示した図である。 実施の形態4に係る回転電機の導体バーの接続関係を示す図である。 実施の形態5に係る回転電機の横断面図である。 実施の形態6に係る回転電機の横断面図である。 実施の形態6に係る回転電機の整流回路の回路図である。
以下、本願を実施するための実施の形態に係る回転電機について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一符号は同一もしくは相当部分を示している。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る回転電機の横断面図である。図1は回転電機の径方向の断面図である。本実施の形態の回転電機1は、固定子2と回転子3とで構成されている。固定子2は回転子3を囲む筒状の形状を有しており、回転子3に対して径方向に隙間を介して配置される。回転子3は、固定子2に対して回転可能に支持されている。
固定子2は、固定子コイル4と電磁鋼板が積層されて構成された固定子コア5とで構成されている。固定子コア5は、筒状のコアバック51とこのコアバック51の内周側から径方向内側に向かって突出する複数のティース52とを有している。固定子コア5の複数のティース52の間には固定子コア5の径方向内側に向かって解放された空間である固定子スロット53が形成されている。固定子コイル4は、この固定子スロット53の空間を利用してティース52に巻かれている。固定子コイル4は、例えば複数のティース52のそれぞれに対して集中巻きで巻かれている。
回転子3は、シャフト6と回転子コア7とで構成されている。回転子コア7は電磁鋼板が積層されて構成されている。回転子コア7は焼き嵌めまたは圧入などでシャフト6に固定されている。回転子コア7は、径方向外側に突出する複数の突極71を有している。それぞれの突極71には、誘起電圧を得るための誘導コイル72と、誘起電圧を整流して得られる界磁電流を通電する界磁コイル73とが巻かれている。突極71の径方向端部は、周方向に広がる形状を有している。突極71の径方向端部には、複数の回転子スロット74が設けられており、この複数の回転子スロット74に導体バー75がそれぞれ挿入されている。
なお、図1に示すように本実施の形態の回転電機1においては、固定子スロット53の数を6、回転子3の回転子スロット74の数を20、回転子3の極数である突極71の数を4としているが、これに限るものではない。導体バー75の材質は、例えばアルミニウム、銅などの金属であることが望ましい。
図2は、本実施の形態に係る回転電機の縦断面図である。図2は回転電機の軸方向の断面図である。回転子コア7の軸方向の両端部において、複数の導体バー75同士を電気的に接続する短絡リング76が上下にそれぞれ設けられている。短絡リング76は導体バー75と一体で構成されていてもよい。また、誘導コイル72および界磁コイル73の軸方向の両端部には、結線板77が設けられている。この結線板77には、誘導コイル72の起電力を整流するための整流素子が設けられている。この整流素子と誘導コイル72と界磁コイル73とで整流回路が構成される。
図3は、本実施の形態の回転電機の整流回路の回路図である。本実施の形態の整流回路8は、誘導コイル72、界磁コイル73および整流素子78で構成されている。図3に示すように、誘導コイル72は、径方向に対向する位置のティースに巻かれた2つの誘導コイルがそれぞれ直列に接続された第1誘導コイル72aと第2誘導コイル72bとに分かれている。界磁コイル73は、4つの界磁コイルが直列に接続されている。第1誘導コイル72aと第2誘導コイル72bとは整流素子78を介して界磁コイル73に対して並列に接続されている。
第1誘導コイル72aおよび第2誘導コイル72bで誘起される電圧が整流素子78によって整流された後に界磁コイル73に通電されることで界磁磁束が得られる。なお、基本波磁束は、同期引入れ後は回転子3と同期するため第1誘導コイル72aおよび第2誘導コイル72bの誘起電圧に寄与しない。第1誘導コイル72aおよび第2誘導コイル72bに誘起される電圧は、同期引入れ後に回転子3と同期しない空間高調波によって発生する。本実施の形態の回転電機1では、回転子3の突極71の数を4、固定子スロット53の数を6としているので、空間2次成分の基本波成分が発生すると同時に空間4次の高調波も発生する。この空間4次の高調波は同期引入れ後は回転子と同期しないため、第1誘導コイル72aおよび第2誘導コイル72bに誘起電圧を発生させる。この誘起電圧が整流されて界磁コイル73に通電されることで界磁磁束が発生する。この界磁磁束で同期引入れ後の界磁トルクが得られる。
なお、同期引入れ後に界磁磁束の発生源となる空間高調波は基本波とは逆向きに進行する。したがって、同期に向かうにしたがって回転子座標における空間高調波の周波数が高くなり得られる誘起電圧も大きくなる。例えば、回転子の突極数が4で固定子スロット数が6の回転電機を50Hzの交流電力で始動する場合、界磁磁束の発生源となる空間2次の高調波の回転子座標における周波数は始動時では50Hzだが、回転子と同期したときの周波数は150Hzとなり始動時の3倍大きな界磁磁束が発生する。
図4は、本実施の形態における誘導コイルの誘起電圧波形図である。図4において、実線41は第1誘導コイル72aに誘起される電圧、破線42は第2誘導コイル72bに誘起される電圧である。第1誘導コイル72aに誘起される電圧の位相と第2誘導コイル72bに誘起される電圧の位相とは、180度位相が異なる。したがって、誘導コイル72で発生する誘起電圧は全波整流される。
図5は、誘導コイル72、整流素子78および界磁コイル73が直列に接続された比較例の回転電機における整流回路である。この比較例の回転電機においては、誘導コイル72で発生する誘起電圧は半波整流される。半波整流された誘起電圧が界磁コイル73に通電されて得られる界磁電流は脈動が大きくなるため、トルクの脈動も大きくなり始動が困難となる。なお、誘導コイルと界磁コイルとを一体とした1つのコイルに両者の機能を持たせた構成でもこの比較例と同様となる。本実施の形態の回転電機においては、第1誘導コイル72aと第2誘導コイル72bとが整流素子78を介して界磁コイル73に対して並列に接続されている。そのため、誘導コイル72の誘起電圧は全波整流されているので、界磁電流の脈動を小さくすることができ始動時のトルク脈動を抑えることができる。
図6は、本実施の形態の回転電機における基本波磁束の流れを示した図である。図6において、実線矢印は、始動時の基本波磁束の流れを示している。前述のとおり、基本波磁束は同期引入れ後であれば回転子と同期するため誘導コイルで発生する誘起電圧に寄与しない。しかし、基本波磁束は始動時においては回転子と同期しないため誘起電圧を発生させる。そのため、基本波磁束が誘導コイルに鎖交すると基本波磁束による誘起電圧が整流され界磁コイルに流れることで界磁磁束が発生し、この界磁磁束に起因してトルク脈動が発生して始動が困難となる。本実施の形態においては、導体バーが誘導コイルよりも外径側に配置されているので、基本波磁束が導体バーに鎖交することで導体バーに渦電流が発生する。この導体バーに発生する渦電流に起因して基本波磁束を打ち消す反磁界が発生するため、基本波磁束は誘導コイルに鎖交しない。その結果、誘導コイルに発生する基本波磁束による誘起電圧が抑制されるので、始動時のトルク脈動が抑制される。
図7は、本実施の形態に係る別の比較例の回転電機の横断面図である。図7に示す回転電機において、固定子2の構造は図1に示した回転電機と同じである。回転子3は、シャフト6と回転子コア7とで構成されている。回転子コア7は円柱状の形状であり、径方向端部には複数の回転子スロット74が全周方向に並んで設けられている。この複数の回転子スロット74に導体バー75がそれぞれ挿入されている。また、回転子コア7には4個の永久磁石79が軸方向に挿入されている。4個の永久磁石79は周方向に均等に配列されており、回転子の極数は4極となる。
図8は、図7に示した比較例の回転電機の始動時のトルク波形を示す図である。導体バーで得られる誘導トルク11を破線で、誘導トルクと界磁トルクとの合算トルク12を実線で、負荷トルク13を点線で示している。始動時は回転子が停止しているので、電気角が1周期進むうちに1周期の界磁トルクによるトルク脈動が発生する。合算トルク12が負荷トルク13を上回っているときには停止状態からの始動が可能である。しかしながら、図8に示すように、合算トルク12が負荷トルク13を下回っている時間帯14では回転子は減速されトルク脈動が大きくなる。また、界磁トルクおよび負荷トルクの大きさによっては停止状態から加速することができず始動が困難となる。図7に示す界磁磁束として永久磁石を用いる比較例の回転電機においては、同期引入れ後の効率を得るために磁力の大きな永久磁石を用いると界磁トルクによるトルク脈動がさらに大きくなり、始動ができなくなる場合もある。
図9は、本実施の形態の回転電機の始動時のトルク波形を示す図である。図8と同様に、導体バーで得られる誘導トルク11を破線で、誘導トルクと界磁トルクとの合算トルク12を実線で、負荷トルク13を点線で示している。前述のとおり、空間高調波によって誘導コイルに発生する誘起電圧は始動時においては小さく、同期に向かうにつれ増加する。したがって、本実施の形態の回転電機においては、始動時に発生する界磁トルクも小さくなり、合算トルクが負荷トルクを下回っている時間帯14が比較例の場合よりも短くなる。その結果、本実施の形態の回転電機は、永久磁石で界磁磁束を得る比較例の回転電機よりもトルク脈動が抑制され、始動が容易となる。
本実施の形態の回転電機は、磁性体で構成され径方向外側に突出する複数の突極を有する回転子コアと、複数の突極にそれぞれ設けられた誘起電圧を発生させる複数の誘導コイルおよび誘導コイルで発生した誘起電圧で界磁磁束を発生する複数の界磁コイルと、誘導コイルが整流素子を介して界磁コイルに対して並列に接続された整流回路と、回転子コアを軸方向に貫通する複数の導体バーと、回転子コアの軸方向の両端部にそれぞれ設けられ、複数の導体バー同士を短絡する2つの短絡リングとを備えているので、始動時のトルク脈動を低減することできる。
実施の形態2.
図10は、実施の形態2に係る回転電機の横断面図である。図10は回転電機の径方向の断面図である。本実施の形態の回転電機1は、実施の形態1の回転電機と同様な構成であるが、回転子スロット74と導体バー75との位置が異なっている。実施の形態1の回転電機の回転子スロット74と導体バー75とは、誘導コイル72よりも外径側に配置されていたが、本実施の形態の回転電機の回転子スロット74と導体バー75とは、誘導コイル72よりも内径側に配置されている。また、図10において、実線矢印は、同期引き入れ後の空間高調波の流れを示している。なお、図示していないが、短絡リングも内径側に配置されている。
実施の形態1で説明したとおり、同期引入れ後に回転子と同期しない空間高調波が誘導コイルに鎖交することで誘起電圧が発生し界磁磁束を得ている。このとき、空間高調波が導体バーに鎖交することで導体バーに渦電流が発生する。この渦電流で空間高調波を打ち消す反磁界が発生するため、誘導コイルに鎖交する空間高調波が減少し界磁磁束が減少する。本実施の形態の回転電機においては、導体バーが誘導コイルよりも内径側に配置されているので、空間高調波は導体バーに流れる渦電流で打ち消されることなく回転子コアの内部にまで侵入して効率的に誘導コイルに鎖交する。このため、大きな界磁トルクを得ることができ同期引入れ後の効率が向上する。なお、本実施の形態の回転電機においても、基本波磁束が導体バーに鎖交する効果は実施の形態1の回転電機よりも小さいが、始動時に界磁磁束が小さくなる効果は同じであるため、始動時のトルク脈動の抑制効果は得られる。
実施の形態3.
図11は、実施の形態3に係る回転電機の横断面図である。図11は回転電機の径方向の断面図である。本実施の形態の回転電機1は、実施の形態1の回転電機と同様な構成に加えて、4つの突極71の径方向端部の4箇所の間にそれぞれ補極80が設けられている。補極80は、電磁鋼板が積層されて構成されている。補極80には複数の回転子スロット74aが設けられており、この複数の回転子スロット74aに導体バー75aがそれぞれ挿入されている。補極80に設けられた導体バー75aは、突極71に設けられた導体バー75と短絡リングで電気的に接続されている。
このように構成された回転電機は、界磁磁束に起因する始動時のトルク脈動をさらに低減することできる。その理由を次に説明する。
図12は、補極を備えていない回転電機のある時刻における基本波磁束と導体バーに流れる電流とを示した図である。また、図13は、補極を備えていない回転電機の図12と異なる時刻における基本波磁束と導体バーに流れる電流とを示した図である。さらに、図14は、補極を備えている回転電機の図13と同じ時刻における基本波磁束と導体バーに流れる電流とを示した図である。なお、回転子の突極数は4、固定子の固定子スロット数は6とし、基本波磁束は反時計回りの方向に進行するものとする。図12、図13および図14において、実線矢印はその時刻における基本波磁束の流れを示しており、破線矢印はその時刻より電気角1/4周期前の時刻における基本波磁束の流れを示している。
図12の導体バーに示すように、電気角1/4周期前の破線矢印で示した基本波磁束の流れから現在時刻の実線矢印で示した基本波磁束の流れに移行するときに、導体バーには破線矢印で示した基本波磁束の流れを維持するように渦電流が流れる。この渦電流と実線矢印で示した基本波磁束とによって反時計方向にトルクが発生する。図13は、図12に示した時刻と異なる時刻における基本波磁束の流れを示している。図13において、電気角1/4周期前の破線矢印で示した基本波磁束の流れから現在時刻の実線矢印で示した基本波磁束の流れに移行するときに、実線矢印で示した基本波磁束の流れる経路に導体バーが存在しない。そのため、導体バーには破線矢印で示した基本波磁束の流れを維持するような渦電流は発生しない。その結果、図13に示す時刻においては、渦電流による反時計方向にトルクが発生しない。つまり、補極を備えていない回転電機においては、図12に示す時刻では突極の導体バーに流れる渦電流と基本波磁束とによって反時計方向にトルクが発生するが、図13に示す時刻では突極の導体バーに渦電流が流れないのでトルクが発生しない。その結果、始動時に導体バーで得られる誘導トルクにはトルク脈動がある。
これに対して、本実施の形態の回転電機は、図14に示すように、図13に示した時刻と同じ時刻において、実線矢印で示した基本波磁束の流れる経路に補極の導体バーが存在する。そのため、補極の導体バーに破線矢印で示した基本波磁束の流れを維持するように渦電流が流れる。その結果、この渦電流と実線矢印で示した基本波磁束とによって反時計方向にトルクが発生する。つまり、補極を備えている回転電機においては、図12に示す時刻では突極の導体バーに流れる渦電流と基本波磁束とによって反時計方向にトルクが発生し、図14に示す時刻では補極の導体バーに流れる渦電流と基本波磁束とによって反時計方向にトルクが発生する。その結果、始動時のトルク脈動をさらに低減することできる。
実施の形態4.
図15は、実施の形態4に係る回転電機における導体バーの接続関係を示す図である。図15は、回転子コア7および補極80のみを示している。実施の形態3で示した回転電機においては、補極80に設けられた導体バー75aの全てと突極71に設けられた導体バー75の全てとが短絡リングで電気的に接続されていた。本実施の形態の回転電機においては、図15に示すように、突極71に設けられた導体バー75の1つと他の突極71に設けられた導体バー75の1つとがそれぞれ短絡リングで接続されており、補極80に設けられた導体バー75aの1つと他の補極80に設けられた導体バー75aの1つとがそれぞれ短絡リングで電気的に接続されている。
仮に突極の導体バーと補極の導体バーとが短絡されている場合、空間高調波を打ち消すように突極の導体バーおよび補極の導体バーにそれぞれ渦電流が流れる。この渦電流によって誘導コイルに鎖交する空間高調波が減少し、同期引入れ後の界磁トルクが減少する。その結果、回転電機の効率が減少する。本実施の形態の回転電機においては、突極の導体バー同士と補極の導体バー同士とがそれぞれ接続されているため、空間高調波を打ち消すような突極の導体バーおよび補極の導体バーにそれぞれに流れる渦電流が発生しない。このため、誘導コイルに鎖交する空間高調波は減少しないので、大きな界磁トルクを得ることができ同期引入れ後の回転電機の効率の低下を防ぐことができる。
なお、上下の短絡リングのうち、少なくとも一方の短絡リングにおいて突極の導体バー同士、および補極の導体バー同士が短絡されていればよい。その理由について説明する。例えば、上側の短絡リングにおいて、図15に示す接続関係で突極の導体バー同士、および補極の導体バー同士が接続されており、下側の短絡リングで全ての導体バーが接続されているものとする。この場合、上側の短絡リングにおいて突極の導体バーと補極の導体バーとが短絡されていないため、突極の導体バーと補極の導体バーとを経由して閉じる電流経路は存在しない。このため、上述の空間高調波を打ち消すような渦電流は発生しないため、大きな界磁トルクを得ることができ同期引入れ後の回転電機の効率の低下を防ぐことができる。
実施の形態5.
図16は、実施の形態5に係る回転電機の横断面図である。図16は回転電機の径方向の断面図である。本実施の形態の回転電機1は、実施の形態3の回転電機と同様な構成に加えて、突極71の両側面、突極71の間の回転子コア7の外周面および補極80の内周面に軸方向に延びる溝81が設けられている。さらに、本実施の形態の回転電機1は、4つの溝81に挿入されたブリッジ部材82を備えている。このブリッジ部材82は、回転子コア7と誘導コイル72と界磁コイル73と補極80とを固定している。ブリッジ部材82は、非磁性の材質で構成されている。
このように構成された回転電機は、ブリッジ部材82で回転子コア7と誘導コイル72と界磁コイル73と補極80とが固定されているので、回転子の信頼性が向上する。なお、ブリッジ部材82を磁性を有する材質で構成した場合、突極で発生する界磁磁束がブリッジ部材を介して短絡し、回転子の内部で閉じることで界磁トルクが減少してしまう。本実施の形態のように、ブリッジ部材に非磁性の部材を用いることで短絡する界磁磁束を低減し、界磁トルクの減少を抑制することができる。
実施の形態6.
図17は、実施の形態6に係る回転電機の横断面図である。図17は回転電機の径方向の断面図である。本実施の形態の回転電機1は、実施の形態1の回転電機と同様な構成において、4つの突極71にそれぞれ巻かれた誘導コイル72および界磁コイル73が4つの独立したコイルに分かれている。図18は、本実施の形態の回転電機の整流回路の回路図である。誘導コイル72は、第1誘導コイル72aと第2誘導コイル72bと第3誘導コイル72cと第4誘導コイル72dとに分かれている。また、界磁コイル73は、第1界磁コイル73aと第2界磁コイル73bと第3界磁コイル73cと第4界磁コイル73dとに分かれている。図17において、第1誘導コイル72aをA、第2誘導コイル72bをB、第3誘導コイル72cをC、および第4誘導コイル72dをDで示している。同様に図17において、第1界磁コイル73aをE、第2界磁コイル73bをF、第3界磁コイル73cをG、および第4界磁コイル73dをHで示している。
図18に示すように、本実施の形態の回転電機は、整流回路8が2つ独立に設けられている。1つの整流回路8は、2つの整流素子78、第1誘導コイル72a、第2誘導コイル72b、第1界磁コイル73aおよび第2界磁コイル73bで構成されている。他の1つの整流回路8は、2つの整流素子78、第3誘導コイル72c、第4誘導コイル72d、第3界磁コイル73cおよび第4界磁コイル73dで構成されている。第1誘導コイル72aと第2誘導コイル72bとは、整流素子78を介して第1界磁コイル73aおよび第2界磁コイル73bに対して並列に接続されている。第3誘導コイル72cと第4誘導コイル72dとは、整流素子78を介して第3界磁コイル73cおよび第4界磁コイル73dに対して並列に接続されている。
このような構成された回転電機においては、1つの整流回路で構成された実施の形態1の回転電機に比べて、整流回路のインダクタンスが減少することで整流回路の時定数が減少する。回転子の整流回路の時定数が大きい場合、同期引入れ後の界磁電流の脈動が大きくなり、界磁電流の脈動に起因して界磁トルクに脈動が発生する。界磁トルクの脈動で回転速度にも脈動が発生するため界磁電流の脈動がさらに大きくなる。その結果、回転子側の整流回路の時定数が大きい場合、正帰還が要因となり回転速度の脈動が増大してしまう。本実施の形態の回転電機のように、整流回路を2つの独立した整流回路で構成することで、整流回路を1つで構成した場合よりもインダクタンスを抑えて時定数を小さくすることができる。その結果、同期引入れ後の回転速度の脈動を低減することができる。
本願は、様々な例示的な実施の形態が記載されているが、1つまたは複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
したがって、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 回転電機、2 固定子、3 回転子、4 固定子コイル、5 固定子コア、6 シャフト、7 回転子コア、8 整流回路、11 誘導トルク、12 合算トルク、13 負荷トルク、51 コアバック、52 ティース、53 固定子スロット、71 突極、72 誘導コイル、73 界磁コイル、74、74a 回転子スロット、75、75a 導体バー、76 短絡リング、77 結線板、78 整流素子、79 永久磁石、 80 補極、81 溝、82 ブリッジ部材。

Claims (7)

  1. 磁性体で構成され径方向外側に突出する複数の突極を有する回転子コアと、
    前記複数の突極にそれぞれ設けられた誘起電圧を発生する複数の誘導コイルおよび前記誘導コイルで発生した誘起電圧で界磁磁束を発生する複数の界磁コイルと、
    前記誘導コイルが整流素子を介して前記界磁コイルに対して並列に接続された整流回路と、
    前記回転子コアを軸方向に貫通する複数の第1導体バーと、
    前記回転子コアの軸方向の両端部にそれぞれ設けられ2つの短絡リングと
    複数の前記突極の周方向の間に磁性体で構成された複数の補極とを備えた回転子であって、
    前記第1導体バーは、前記誘導コイルよりも外径側の前記突極に設けられており、
    複数の前記補極には、前記補極を軸方向に貫通する複数の第2導体バーが設けられており、
    前記突極に設けられた前記第1導体バーの1つと他の前記突極に設けられた前記第1導体バーの1つとが2つの前記短絡リングのうちの少なくとも一方の短絡リングで短絡されており、前記補極に設けられた前記第2導体バーの1つと他の前記補極に設けられた前記第2導体バーの1つとが前記一方の短絡リングで短絡されていることを特徴とする回転子。
  2. 磁性体で構成され径方向外側に突出する複数の突極を有する回転子コアと、
    前記複数の突極にそれぞれ設けられた誘起電圧を発生する複数の誘導コイルおよび前記誘導コイルで発生した誘起電圧で界磁磁束を発生する複数の界磁コイルと、
    前記誘導コイルが整流素子を介して前記界磁コイルに対して並列に接続された整流回路と、
    前記回転子コアを軸方向に貫通する複数の導体バーと、
    前記回転子コアの軸方向の両端部にそれぞれ設けられ、複数の前記導体バー同士を短絡する2つの短絡リングとを備えた回転子であって、
    前記導体バーは、前記誘導コイルよりも内径側に設けられていることを特徴とする転子。
  3. 複数の前記補極を前記回転子コアに固定する非磁性のブリッジ部材をさらに備えたことを特徴とする請求項に記載の回転子。
  4. 前記整流回路が独立した複数の整流回路で構成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の回転子。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の回転子と、
    磁性体で構成され前記回転子の径方向外側に隙間を介して配置された固定子とを備えたことを特徴とする回転電機。
  6. 前記固定子は、筒状のコアバックおよび前記コアバックの内周側から径方向内側に突出する複数のティースを備えた固定子コアと、複数の前記ティースのそれぞれに集中巻きで巻き回された固定子コイルとを備えたことを特徴とする請求項に記載の回転電機。
  7. 前記回転子の前記突極の数が4、前記固定子の前記ティースの数が6であることを特徴とする請求項に記載の回転電機。
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