JP6755394B2 - 撮像装置、撮像装置の制御方法、及び撮像装置の制御プログラム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法、及び撮像装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本開示の技術は、撮像装置、撮像装置の制御方法、及び撮像装置の制御プログラムに関する。
撮像素子により撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像装置において、ND(Neutral Density)フィルタを用いて撮像を行う技術が知られている。また、撮像光学系に対して物理的なNDフィルタを設けたことと同等の効果を得るための技術として、いわゆる、デジタルNDフィルタ処理(以下、単に「NDフィルタ処理」という)と呼ばれる技術が知られており、デジタルNDフィルタ(以下、単に「NDフィルタ」という)を用いることにより、撮像素子により撮像されて得られた画像を複数の領域毎に、露出を制御する技術が知られている。例えば、特許文献1〜特許文献3には、撮像素子により撮像された画像を複数の領域に分割し、分割した領域毎に露出を制御する技術が開示されている。
特開2016−187172号公報 特開2016−72896号公報 特開2015−136087号公報
しかしながら、上記特許文献1〜特許文献3では、撮像素子により撮像されて得られた画像を分割した領域毎に露出を制御する技術は開示されているものの、被写体に応じた領域に対して、被写体に応じた露出とするための制御ができない場合があった。
本開示は、上記事情を考慮して成されたものであり、被写体に応じた露出の制御を行うことができる撮像装置、撮像装置の制御方法、及び撮像装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の第1の態様の撮像装置は、撮像素子を含み、撮像光学系を通して被写体を撮像素子により撮像して得られた画像信号を出力する撮像部と、画像信号が表す画像を3以上の分割領域に分割し、かつ、画像を分割領域と異なる複数の区分領域に分割し、区分領域が分割領域の境界を跨ぐ場合、跨っている分割領域の少なくとも一つの分割領域の情報に応じて区分領域の露出を制御する制御部と、制御部により露出が制御された画像を表示する表示部と、を備える。
従って、第1の態様に係る撮像装置によれば、被写体に応じた露出の制御を行うことができる。
第2の態様の撮像装置は、第1の態様の撮像装置において、制御部は、露出を制御して得られた画像を表す画像信号を、予め定められた解像度で記録部に記録させる制御をさらに行い、区分領域の大きさは、表示部に表示される画像の画素数以下かつ記録部に記録された画像の画素数以下の大きさとされている。
の態様の撮像装置は、第1の態様または第2の態様の撮像装置において、区分領域の大きさは、制御部が露出を制御する場合の分解能に応じて定められた大きさとしてもよい。
の態様の撮像装置は、第1の態様から第の態様のいずれか1態様の撮像装置において、分割領域は、画像の輝度に基づいて分割された領域としてもよい。
の態様の撮像装置は、第1の態様から第の態様のいずれか1態様の撮像装置において、区分領域は、予め定められた形状としてもよい。
の態様の撮像装置は、第1の態様から第の態様のいずれか1態様の撮像装置において、分割領域の情報は、輝度の特徴量を表す情報としてもよい。
の態様の撮像装置は、第1の態様から第の態様のいずれか1態様の撮像装置において、分割領域の情報は、露出の度合いを表す情報としてもよい。
の態様の撮像装置は、第1の態様から第の態様のいずれか1態様の撮像装置において、分割領域の情報は、画素数を表す情報としてもよい。
の態様の撮像装置の制御方法は、撮像光学系を通して被写体を撮像素子により撮像した画像信号が表す画像を3以上の分割領域に分割し、画像を分割領域と異なる複数の区分領域にさらに分割し、区分領域が分割領域の境界を跨ぐ場合、跨っている分割領域の少なくとも一つの分割領域の情報に応じて露出を制御し、露出が制御された画像を表示部に表示させる、処理を含む。
従って、第10の態様に係る撮像装置によれば、被写体に応じた露出の制御を行うことができる。
第11の態様の撮像装置の制御プログラムは、コンピュータに、撮像光学系を通して被写体を撮像素子により撮像した画像信号が表す画像を3以上の分割領域に分割し、画像を分割領域と異なる複数の区分領域にさらに分割し、区分領域が分割領域の境界を跨ぐ場合、跨っている分割領域の少なくとも一つの分割領域の情報に応じて露出を制御し、露出が制御された画像を表示部に表示させる、処理を実行させる。
従って、第11の態様に係る撮像装置によれば、被写体に応じた露出の制御を行うことができる。
本開示によれば、被写体に応じた露出の制御を行うことができる。
第1〜第4実施形態の撮像装置の外観の一例を示す斜視図である。 第1〜第4実施形態の撮像装置の背面側の外観の一例を示す背面図である。 第1〜第4実施形態の撮像装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第1〜第3実施形態のNDフィルタ処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ライブビュー画像の一例を示す図である。 図5に示したライブビュー画像に対して指示された境界線(分割領域)の一例を説明するための図である。 図5に示したライブビュー画像を分割した区分領域の一例を説明するための図である。 第1実施形態の区分領域度合決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の区分領域度合決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第3実施形態の区分領域度合決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第4実施形態のNDフィルタ処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第4実施形態の露出制御分解能決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1〜第4実施形態のNDフィルタ処理プログラムが記憶された記憶媒体からNDフィルタ処理プログラムが撮像装置本体にインストールされる態様の一例を示す概念図である。
以下、図面を参照して本開示の技術を実施するための形態例を詳細に説明する。
[第1実施形態]
まず、図1〜図3を参照して、本実施形態の撮像装置10の構成の一例について説明する。一例として図1に示すように、本実施形態の撮像装置10は、レンズ交換式のデジタルカメラであり、撮像装置本体12及び撮像レンズ14を含む。
撮像レンズ14は、撮像装置本体12に対して交換可能に装着される。撮像レンズ14の鏡筒には、マニュアルフォーカスモード時に使用されるフォーカスリング16が設けられている。撮像レンズ14は、レンズユニット18を含む。本実施形態のレンズユニット18が、本開示の撮像光学系の一例である。
レンズユニット18は、フォーカスレンズ20を含む複数のレンズが組み合わされた組み合わせレンズである。フォーカスレンズ20は、フォーカスリング16の手動による回転操作に伴って撮像光学系の光軸L1方向に移動し、被写体距離に応じた合焦位置で後述の撮像素子22の受光面22A(図3参照)に、被写体を示す反射光である被写体光が結像される。
撮像装置本体12の上面には、ダイヤル24及びレリーズボタン26が設けられている。ダイヤル24は、撮像モードと再生モードとの切り替え等の各種設定の際に操作される。従って、撮像装置10では、ダイヤル24がユーザによって操作されることにより、動作モードとして撮像モードと再生モードとが選択的に設定される。
撮像装置10は、撮像系の動作モードとして、静止画撮像モードと動画撮像モードとを有する。静止画撮像モードは、撮像装置10により被写体が撮像されて得られた静止画像を記録する動作モードであり、動画撮像モードは、撮像装置10により被写体が撮像されて得られた動画像を記録する動作モードである。
レリーズボタン26は、撮像準備指示状態と撮像指示状態との2段階の押圧操作を検出可能に構成されている。撮像準備指示状態とは、例えば待機位置から中間位置(半押し位置)まで押下される状態を指し、撮像指示状態とは、中間位置を超えた最終押下位置(全押し位置)まで押下される状態を指す。なお、以下では、「待機位置から半押し位置まで押下される状態」を「半押し状態」といい、「待機位置から全押し位置まで押下される状態」及び「半押し位置から全押し位置まで押下される状態」を「全押し状態」という。
オートフォーカスモードでは、レリーズボタン26を半押し状態にすることにより撮像条件の調整が行われ、その後、引き続き全押し状態にすると本露光が行われる。つまり、レリーズボタン26を半押し状態にすることによりAE(Auto Exposure)機能が働いて露出状態が設定された後、AF(Auto Focus)機能が働いて合焦制御され、レリーズボタン26を全押し状態にすると撮像が行われる。
一例として図2に示すように、撮像装置本体12の背面には、ディスプレイ28、十字キー30、MENU/OKキー32、BACK/DISPボタン34、ファインダ36、及びタッチパネル38が設けられている。
ディスプレイ28は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)であり、撮像装置10により被写体が撮像されることで得られた画像及び文字等を表示する。本実施形態のディスプレイ28が、本開示の表示部の一例である。なお、本実施形態のディスプレイ28は、タッチパネル38と共に、タッチパネルディスプレイ29として構成されている。ディスプレイ28は、撮像モードにおけるライブビュー画像の表示に用いられる。ライブビュー画像は、スルー画像とも称され、撮像装置10の撮像素子22により被写体が連続フレームで撮像されて得られた連続フレーム画像である。ディスプレイ28は、静止画撮像の指示が与えられた場合に単一フレームで撮像されて得られた静止画像の表示にも用いられる。更に、ディスプレイ28は、再生モードにおける再生画像の表示及びメニュー画面等の表示にも用いられる。
ディスプレイ28の表示領域の表面には、透過型のタッチパネル38が重ねられている。タッチパネル38は、例えば、指またはスタイラスペン等の指示体による接触を検知する。タッチパネル38は、タッチパネル38に対する指示体による接触の有無等の検知結果を示す検知結果情報を予め定められた周期(例えば100ミリ秒)で既定の出力先(例えば、後述のCPU(Central Processing Unit)74、図3参照)に出力する。検知結果情報は、タッチパネル38が指示体による接触を検知した場合、タッチパネル38上の指示体による接触位置を特定可能な二次元座標(以下、「座標」という)を含み、タッチパネル38が指示体による接触を検知していない場合、座標を含まない。
十字キー30は、1つまたは複数のメニューの選択、及びズームやコマ送り等の各種の指示に応じた指示内容信号を出力するマルチファンクションのキーとして機能する。MENU/OKキー32は、ディスプレイ28の画面上に1つまたは複数のメニューを表示させる指示を行うためのメニュー(MENU)ボタンとしての機能と、選択内容の確定及び実行等を指示する許可(OK)ボタンとしての機能とを兼備した操作キーである。BACK/DISPボタン34は、選択項目等、所望の対象の消去や指定内容の取消し、あるいは1つ前の操作状態に戻す場合等に使用される。
図3は、第1実施形態の撮像装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように本実施形態の撮像装置本体12はマウント13を備えており(図1も参照)、撮像レンズ14は、マウント15を備えている。撮像レンズ14は、マウント13にマウント15が結合されることにより撮像装置本体12に交換可能に装着される。
撮像レンズ14は、上述したレンズユニット18、絞り19、及び制御装置40を含む。制御装置40は、マウント13にマウント15が接続されることで、撮像装置本体12の外部I/F(Interface)72を介してCPU74と電気的に接続され、CPU74の指示に従って、撮像レンズ14の全体を制御する。
絞り19は、レンズユニット18よりも撮像装置本体12側に設けられている。絞り19には、図示を省略した絞り駆動部及び絞り駆動用モータが接続されている。絞り駆動部が、後述する受付デバイス62によって受け付けられた指示に応じて、制御装置40の制御下で、絞り駆動用モータを作動させることで、絞り19の開口の大きさを調節することにより、レンズユニット18を透過した被写体光の光量を調節し、被写体光を撮像装置本体12内に導く。
図3に示すように本実施形態の撮像装置本体12は、撮像素子22、第1ミラー42、第2ミラー44、制御部46、ミラー駆動部48、撮像素子ドライバ50、画像信号処理回路52、画像メモリ54、画像処理部56、表示制御部58、NDフィルタ80、及びNDフィルタ駆動部82を含む。また、撮像装置本体12は、受付I/F60、受付デバイス62、メディアI/F64、及び外部I/F72を含む。
制御部46は、本開示の技術のコンピュータの一例であり、CPU74、一次記憶部76、及び二次記憶部78を備えている。CPU74は、撮像装置10の全体を制御する。一次記憶部76は、各種プログラムの実行におけるワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。一次記憶部76の一例としては、RAM(Random Access Memory)等が挙げられる。本実施形態の二次記憶部78は、詳細を後述するNDフィルタ処理プログラム79を含む各種プログラム、及び各種パラメータ等を予め記憶した不揮発性のメモリである。二次記憶部78の一例としては、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)またはフラッシュメモリ等が挙げられる。
CPU74、一次記憶部76、及び二次記憶部78は、バスライン81に接続されている。また、ミラー駆動部48、撮像素子ドライバ50、画像信号処理回路52、及びNDフィルタ駆動部82も、バスライン81に接続されている。また、画像メモリ54、画像処理部56、表示制御部58、受付I/F60、メディアI/F64、及び外部I/F72も、バスライン81に接続されている。
第1ミラー42は、撮像素子22の受光面22Aとレンズユニット18との間に介在しており、受光面被覆位置αと受光面開放位置βとに移動可能な可動ミラーである。
第1ミラー42は、ミラー駆動部48に接続されており、ミラー駆動部48は、CPU42の制御下で、第1ミラー42を駆動させ、第1ミラー42を受光面被覆位置αと受光面開放位置βとに選択的に配置する。すなわち、第1ミラー42は、受光面22Aに対して被写体光を受光させない場合にミラー駆動部48によって受光面被覆位置αに配置され、受光面22Aに対して被写体光を受光させる場合にミラー駆動部48によって受光面開放位置βに配置される。
受光面被覆位置αでは、第1ミラー42が受光面22Aを覆い、かつ、レンズユニット18から送り込まれた被写体光を反射して第2ミラー44に導く。第2ミラー44は、第1ミラー42から導かれた被写体光を反射することで光学系(図示省略)を介して、ファインダ36に導く。ファインダ36は、第2ミラー44によって導かれた被写体光を透過させる。
一方、受光面開放位置βでは、第1ミラー42によって受光面22Aが覆われた状態が解除され、被写体光が第1ミラー42で反射されることなく、受光面22Aによって受光される。
本実施形態のNDフィルタ80は、段階的な透過率を複数有するNDフィルタである。なお、NDフィルタ80が有する透過率は本実施形態に限定されず、例えば、NDフィルタ80は、連続的な透過率を複数有していてもよい。本実施形態のNDフィルタ80は、受光面被覆位置αにおける第1ミラー42と撮像素子22との間の、光軸L1上に配置されている。NDフィルタ80は、NDフィルタ駆動部82に接続されている。CPU74は、NDフィルタ駆動部82によりNDフィルタ80に印加する電圧を変化させることにより、予め定められた分解能に応じて、NDフィルタ80の透過率を制御する。CPU74は、このようにNDフィルタ80の透過率を制御することで、レンズユニット18から絞り19を介して撮像素子22へ結像する被写体像の露出を制御する。なお、透過率の制御方法は、領域毎に透過率が可変な物理フィルタを使用する制御方法に限定されず、撮像素子22の各領域に対応する画素毎に露光量または受光量を個別に制御する制御方法であってもよい。
なお、本実施形態の撮像装置10では、ディスプレイ28に表示されたメニューから十字キー30等を用いて、ユーザにより指示された場合に、CPU74が、詳細を後述するNDフィルタ処理を実行する形態としているが、ユーザがNDフィルタ処理の実行の指示をする方法は特に限定されない。例えば、ユーザがNDフィルタ処理を指示するための専用のボタン等を撮像装置本体12に設け、専用のボタンによりNDフィルタ処理の実行を指示する形態としてもよい。
撮像素子ドライバ50は、撮像素子22に接続されており、CPU74の制御下で、撮像素子22に駆動パルスを供給する。撮像素子22の各画素は、撮像素子ドライバ50によって供給された駆動パルスに従って駆動する。なお、本実施形態では、撮像素子22として、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサを用いているが、本開示の技術はこれに限定されず、例えば、CMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)イメージセンサ等の他のイメージセンサを用いてもよい。
画像信号処理回路52は、CPU74の制御下で、撮像素子22から1フレーム分の画像信号を画素毎に読み出す。画像信号処理回路52は、読み出した画像信号に対して、相関二重サンプリング処理、自動利得調整、及びA/D(Analog/Digital)変換等の各種処理を行う。画像信号処理回路52は、画像信号に対して各種処理を行うことでデジタル化した画像信号を、CPU74から供給されるクロック信号で規定される特定のフレームレート(例えば、数十フレーム/秒)で1フレーム毎に画像メモリ54に出力する。
本実施形態の撮像素子22、及び撮像素子ドライバ50が本開示の撮像部の一例である。
画像メモリ54は、画像信号処理回路52から入力された画像信号を一時的に保持する。
画像処理部56は、画像メモリ54から特定のフレームレートにより1フレーム毎に画像信号を取得し、取得した画像信号に対して、ガンマ補正、輝度変換、色差変換、及び圧縮処理等の各種処理を行う。また、画像処理部56は、各種処理を行って得た画像信号を特定のフレームレートにより1フレーム毎に表示制御部58に出力する。更に、画像処理部56は、各種処理を行って得た画像信号を、CPU74の要求に応じて、CPU74に出力する。
表示制御部58は、タッチパネルディスプレイ29のディスプレイ28に接続されており、CPU74の制御下で、ディスプレイ28を制御する。また、表示制御部58は、画像処理部56から入力された画像信号を1フレーム毎に特定のフレームレートによりディスプレイ28に出力する。
ディスプレイ28は、表示制御部58から特定のフレームレートにより入力された画像信号により示される画像をライブビュー画像として表示する。また、ディスプレイ28は、単一フレームで撮像されて得られた単一フレーム画像である静止画像も表示する。なお、ディスプレイ28には、ライブビュー画像の他に、再生画像及びメニュー画面等が表示される。
受付デバイス62は、ダイヤル24、レリーズボタン26、十字キー30、MENU/OKキー32、及びBACK/DISPボタン34等を有しており、ユーザによる各種指示を受け付ける。
タッチパネルディスプレイ29のタッチパネル38及び受付デバイス62は、受付I/F60に接続されており、受け付けた指示の内容を示す指示内容信号を受付I/F60に出力する。受付I/F60は、入力された指示内容信号をCPU74に出力する。CPU74は、受付I/F60から入力された指示内容信号に応じた処理を実行する。
メディアI/F64には、メモリカード66が着脱可能に接続されている。メディアI/F64は、CPU74の制御下で、メモリカード66に対する画像ファイルの記録及び読み出しを行う。本実施形態のメディアI/F64及びメモリカード66が、本開示の記録部の一例である。
メディアI/F64によってメモリカード66から読み出された画像ファイルは、CPU74の制御下で、画像処理部56によって伸長処理が施されてディスプレイ28に再生画像として表示される。
撮像装置10では、受付デバイス62で受け付けられた指示に応じて、動作モードが切り替えられる。例えば、撮像装置10では、撮像モード下において、受付デバイス62で受け付けられた指示に応じて、静止画撮像モードと動画撮像モードとが選択的に設定される。静止画撮像モード下では、静止画像ファイルがメモリカード66に記録可能になり、動画撮像モード下では、動画像ファイルがメモリカード66に記録可能になる。
CPU74は、静止画撮像モード下でレリーズボタン26によって静止画像の撮像の指示が受け付けられた場合、撮像素子ドライバ50を制御することで、撮像素子22に1フレーム分の本露光を行わせる。画像処理部56は、CPU74の制御下で、1フレーム分の露光が行われることによって得られた画像信号を取得し、取得した画像信号に対して圧縮処理を施して特定の静止画像用フォーマットの静止画像ファイルを生成する。なお、ここで、特定の静止画像用フォーマットとは、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式のフォーマットを指す。静止画像ファイルは、CPU74の制御下で、画像処理部56によって、メディアI/F64を介してメモリカード66に記録される。
画像処理部56は、動画撮像モード下でレリーズボタン26によって動画像の撮像の指示が受け付けられた場合、ライブビュー画像用の画像信号に対して圧縮処理を施して特定の動画像用フォーマットの動画像ファイルを生成する。なお、ここで、特定の動画像用フォーマットとは、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式のフォーマットを指す。動画像ファイルは、CPU74の制御下で、画像処理部56によって、メディアI/F64を介してメモリカード66に記録される。
次に、本実施形態の撮像装置10の作用として、本実施形態のNDフィルタ処理を実行する場合の撮像装置10の作用について説明する。
本実施形態の撮像装置10では、撮像モードにおいて、上述したように、タッチパネルディスプレイ29にライブビュー画像が表示される。そして、本実施形態の撮像装置10では、タッチパネルディスプレイ29に表示されたライブビュー画像に対して、ユーザが指定した境界線に応じて分割した領域(以下、「分割領域」という)毎に露出を制御するNDフィルタ処理が実行される。
具体的には、撮影モードにおいて、NDフィルタ処理の実行をユーザから指示されると、本実施形態の撮像装置10のCPU74は、二次記憶部78からNDフィルタ処理プログラム79を読み出して一次記憶部76に展開して実行することにより、図4に一例を示した、NDフィルタ処理を実行する。CPU74は、NDフィルタ処理プログラム79を実行することにより、本開示の制御部として機能する。
なお、以下では、説明の便宜上、タッチパネルディスプレイ29に表示された、図5に一例として示したライブビュー画像100に対してNDフィルタ処理を実行する場合について説明する。図5に示したライブビュー画像100は、被写体の一例として、「空」、「山」、及び「雲」を撮像して得られたライブビュー画像100であり、空を主として含む画像102と、山を主として含む画像104と、雲を主として含む画像106が含まれている。本実施形態の撮像装置10では、画像102、画像104、及び画像106の画像毎に露出を制御する。
図4のステップS100でCPU74は、ユーザによる境界線の指定が有ったか否かを判定する。本実施形態の撮像装置10では、上述したように、ライブビュー画像100を分割して分割領域とするための境界線がユーザにより指定される。ユーザによる境界線の指定方法は特に限定されないが、本実施形態では、一例として、タッチパネルディスプレイ29に表示されたライブビュー画像100における分割領域の境界線をユーザが指示体でなぞることにより、境界線の指定が行われる。
境界線の指定がユーザにより行われるまで、ステップS100の判定が否定判定となり、待機状態となる。一方、境界線の指定がユーザにより行われた場合、ステップS100の判定が肯定判定となり、ステップS102へ移行する。なお、境界線の指定がユーザにより行われた場合、タッチパネルディスプレイ29のタッチパネル38により、境界線の座標を含む検知結果情報がCPU74に出力される。
ステップS102でCPU74は、境界線が確定したか否かを判定する。本実施形態の撮像装置10では、一例として、CPU74は、タッチパネル38から入力される検知結果情報に、境界線の座標が含まれなくなった場合等に、境界線が確定したと判定する。
すなわち、ユーザがライブビュー画像100(タッチパネルディスプレイ29)をなぞっている間は、境界線の指定が継続中であるため、検知結果情報に境界線の座標が含まれる結果、ステップS102の判定が否定判定となり、待機状態となる。これに対し、ユーザがライブビュー画像100(タッチパネルディスプレイ29)をなぞるのをやめた場合、検知結果情報に境界線の座標が含まれなくなる結果、ステップS102の判定が肯定判定となり、ステップS104へ移行する。
ステップS104でCPU74は、境界線の指定が終了したか否かを判定する。分割領域の数が3以上である場合、ユーザは複数の境界線を指定する。例えば、図5に示すライブビュー画像100に対して、上述したようにユーザが露出を調整したい場合、一例として図6に示したように、ユーザは、境界線120及び境界線122を指示する。このように、撮像画像によっては、境界線を複数指定する場合があるため、ステップS104でCPU74は、全ての境界線の指定を終了したか否かを判定する。全ての境界線の指定が終了したか否かの判定方法は特に限定されないが、本実施形態のCPU74は、受付デバイス62が、ユーザからの境界線の指定の終了の指示を受け付けた場合に、全ての境界線の指定が終了したと判定する。
全ての境界線の指定を終了していない場合、例えば、図6に示した場合では、境界線120及び境界線122のいずれか一方のみの指定が確定している場合、ステップS104の判定が否定判定となり、ステップS100に戻り、他方の境界線の指定がユーザにより行われる。一方、全ての境界線の指定が終了した場合、ステップS104の判定が肯定判定となり、ステップS106へ移行する。
ステップS106でCPU74は、ユーザにより指定された境界線に基づいて、ライブビュー画像100を、複数の分割領域に分割する。図6に示した一例では、ライブビュー画像100が、2本の境界線、境界線120及び境界線122により、画像102を含む分割領域112、画像104を含む分割領域114、及び画像106を含む分割領域116の3つの分割領域に分割される。
次のステップS108でCPU74は、分割領域毎にNDフィルタ80の度合いを導出する。換言すると、ステップS108でCPU74は、NDフィルタ80のフィルタ係数を導出する。NDフィルタ80の度合いとは、露出を制御する度合いの一例である。本実施形態では、NDフィルタ80の度合いが高いほど、NDフィルタ処理の効果が強まり、NDフィルタ80の透過率が低くなるため、露出を制御する度合いが高くなる。この場合、いわゆる白飛びを防ぐ効果が高くなる。また、本実施形態では、NDフィルタ80の度合いが低いほど、NDフィルタ処理の効果が弱まり、NDフィルタ80の透過率が高くなるため、露出を制御する度合いが低くなる。この場合、いわゆる黒つぶれを防ぐ効果が高くなる。
CPU74がNDフィルタ80の度合いを導出する方法は特に限定されない。例えば、CPU74は、撮像画像の分割領域毎の輝度に基づいて、NDフィルタ80の度合いを導出してもよい。この場合の一例としては、輝度とNDフィルタ80の度合いとの対応関係を表す情報を二次記憶部78に予め記憶しておき、分割領域毎の輝度の平均値を算出し、二次記憶部78に記憶されている対応関係を表す情報から、算出した平均値に対応するNDフィルタ80の度合いを導出してもよい。また例えば、CPU74は、分割領域毎にユーザからNDフィルタ80の度合いを受付デバイス62により受け付けることによって、分割領域毎にNDフィルタ80の度合いを導出してもよい。
次のステップS110でCPU74は、NDフィルタ80における透過率の制御が可能な分解能、すなわちNDフィルタ80における露出の制御が可能な分解能に応じて予め定められた大きさに基づいて、ライブビュー画像100を複数の区分領域に分割する。図7には、ライブビュー画像100を区分領域に分割した一例を示す。図7に示した一例では、ライブビュー画像100を、70個の区分領域130に分割した状態を示している。この区分領域130が、CPU74が露出を制御する最小単位となる。また、区分領域130の形状は、NDフィルタ80や、CPU74が露出を制御する単位等に応じて、予め定められており、本実施形態では、図7に示すように、一例として区分領域130の形状を矩形状としている。
なお、本実施形態では、CPU74は、区分領域130毎に、区分領域130に含まれる分割領域を表す情報を対応付けておく。例えば、図7に示した一例では、区分領域130Aには、分割領域112を表す情報を対応付けておき、区分領域130Bには、分割領域112及び分割領域114を表す情報を対応付けておく。
次のステップS112でCPU74は、区分領域を1つ選択する。そして、次のステップS114でCPU74は、選択した区分領域が境界線を跨ぐか否かを判定する。なお、CPU74が、区分領域が境界線を跨ぐか否かを判定する方法は特に限定されない。例えば、CPU74は、選択した区分領域に対応付けられている分割領域の情報が複数有る場合、境界線を跨ぐと判定してもよい。また例えば、本実施形態と異なり、区分領域130に分割領域112を表す情報が対応付けられていない場合等は、CPU74は、選択した区分領域130の座標と、ステップS106の処理によって得られた分割領域の境界線の座標とに基づいて、区分領域130内に境界線の座標が含まれるか否かにより境界線を跨ぐか否かを判定してもよい。
選択した区分領域が境界線を跨がない場合、例えば、図7に示した一例では、選択した区分領域130が区分領域130Aの場合、ステップS114の判定が否定判定となり、ステップS118へ移行する。この場合、選択された区分領域130AのNDフィルタ80の度合いは、区分領域130Aに対応付けられている分割領域112に応じたNDフィルタ80の度合いとなる。
一方、選択した区分領域が境界線を跨ぐ場合、ステップS114の判定が肯定判定となり、ステップS116へ移行する。例えば、図7に示した一例では、区分領域130B及び区分領域130Cは、境界線120を跨ぎ、区分領域130Dは、境界線122を跨いでいるため、これらの区分領域130が選択された場合は、ステップS114の判定が肯定判定となる。
ステップS116でCPU74は、各区分領域130のNDフィルタ80の度合いを導出するために、図8に一例を示した区分領域度合決定処理を実行する。本実施形態では、区分領域度合決定処理において、選択領域が跨っている分割領域の少なくとも一つの分割領域の情報として、分割領域の輝度の特徴量を表す情報に応じて露出を制御する。
図8のステップS200でCPU74は、選択した区分領域130(以下、単に「選択領域」という)内の全画素の輝度値(以下、単に「輝度」という)の平均値を算出する。そして、次のステップS202でCPU74は、選択領域に対応付けられている複数の分割領域のうち、分割領域の輝度の平均値が最も選択領域の輝度の平均値に近い分割領域を特定する。
なお、選択領域に対応付けられている複数の分割領域の輝度の差が比較的小さい場合、選択領域内に含まれる分割領域の面積が大きい方の輝度に、平均値が近くなる傾向がある。例えば、分割領域112の輝度と分割領域114の輝度との差が比較的小さい場合、区分領域130Bの輝度の平均値は、分割領域112の輝度に近くなる傾向がある。そのため、CPU74は、選択領域が区分領域130Bの場合、輝度が平均値に最も近い分割領域として分割領域112を特定することになる。また例えば、区分領域130Cの輝度の平均値は、分割領域114の輝度に近くなる傾向がある。そのため、CPU74は、選択領域が区分領域130Cの場合、輝度が平均値に最も近い分割領域として分割領域114を特定することになる。
また、区分領域130に対応付けられている複数の分割領域の輝度の差が比較的大きい場合、区分領域130内に含まれる分割領域のうち、輝度が最も大きい分割領域に応じた輝度に、平均値が近くなる傾向がある。例えば、分割領域116の輝度が、分割領域114の輝度に比べて大きく、輝度の差が比較的大きい場合、区分領域130Dの輝度の平均値は、分割領域116の輝度に近くなる傾向がある。そのため、CPU74は、選択領域が区分領域130Dの場合、輝度が平均値に最も近い分割領域として分割領域116を特定することになる。
なお、本実施形態の区分領域度合決定処理では、選択領域の輝度の平均値を用いたが、平均値に限らず、その他の輝度の特徴値であってもよい。例えば、選択領域の輝度の最頻値や、中央値等であってもよい。また、本実施形態の区分領域度合決定処理では、分割領域全体の平均値を用いたが、分割領域全体に限らず、例えば、選択領域内に含まれる分割領域の部分について、分割領域毎に導出した平均値を用いてもよい。
次のステップS204でCPU74は、特定した分割領域のNDフィルタ80の度合いを、選択領域に対応するNDフィルタ80の度合いとして特定した後、区分領域度合決定処理を終了して、NDフィルタ処理(図4参照)のステップS118へ移行する。
ステップS118でCPU74は、全ての区分領域130を選択したか否かを判定する。まだ、選択していない区分領域130が有る場合、ステップS118の判定が否定判定となり、ステップS112に戻り、上記処理を繰り返す。一方、全ての区分領域130を選択した場合、ステップS118の判定が肯定判定となり、ステップS120へ移行する。
ステップS120でCPU74は、上記の処理により導出した区分領域130毎のNDフィルタ80の度合いに応じてNDフィルタ80を駆動させることにより、露出を制御する指示をNDフィルタ駆動部82に出力した後、本NDフィルタ処理を終了する。
このようにしてNDフィルタ処理が実行されることにより、タッチパネルディスプレイ29に表示されるライブビュー画像100が、CPU74によりNDフィルタ80の度合いが制御されて得られた画像となる。この後、ユーザによりレリーズボタン26によって撮像の指示が行われると、CPU74によって露出が制御された状態で撮像素子22により撮像されて得られた画像がメモリカード66に記録される。
以上説明したように、本実施形態の撮像装置10は、レンズユニット18を通して被写体を撮像素子22により撮像して得られた画像信号を出力する撮像素子ドライバ50と、画像信号が表す画像を3以上に分割した分割領域毎に露出を制御する場合で、かつ、画像を分割領域と異なる複数の区分領域130に分割し、区分領域130が分割領域の境界線を跨ぐ場合、跨っている分割領域の少なくとも一つの分割領域の情報に応じて区分領域130の露出を制御するCPU74と、CPU74により露出が制御された画像であるライブビュー画像100を表示するタッチパネルディスプレイ29と、を備える。
従って、本実施形態の撮像装置10によれば、上記のようにCPU74が区分領域130の露出を制御するため、被写体に応じた露出の制御を行うことができる。
また、本実施形態の撮像装置10では、CPU74が、上記分割領域の情報として、区分領域130内の分割領域の輝度の特徴量を表す情報に応じて露出を制御するため、選択領域のNDフィルタ80の度合いが、選択領域内の明るさに基づいたNDフィルタ80の度合いとなる。従って、本実施形態の撮像装置10によれば、被写体の明るさに応じて、より適切に露出の制御を行うことができる。
なお、本実施形態では、選択領域に対応付けられている複数の分割領域のうち、輝度が平均値に最も近い分割領域を特定し、選択領域のNDフィルタ80の度合いを、特定した分割領域のNDフィルタ80の度合いとする態様について説明したが、この態様に限定されない。例えば、選択領域に対応付けられている複数の分割領域各々の、輝度の比率に基づいて導出された輝度を選択領域の輝度とし、選択領域の輝度に応じたNDフィルタ80の度合いとする態様であってもよい。
また、本実施形態では、分割領域を跨ぐ区分領域130として、1つの区分領域130に2つの分割領域が対応付けられている場合を具体例として説明したが、3つの分割領域が対応付けられている場合、換言すると1つの区分領域130に2本以上の境界線が含まれる場合であっても、本実施形態の区分領域度合決定処理が適用できることはいうまでもない。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、NDフィルタ処理における区分領域度合決定処理において、選択領域が跨っている分割領域の少なくとも一つの分割領域の情報として、分割領域の輝度の特徴量を表す情報に応じて露出を制御する形態について説明した。本実施形態では、区分領域度合決定処理において、選択領域が跨っている分割領域の少なくとも一つの分割領域の情報として、分割領域の画素数を表す情報に応じて露出を制御する形態について説明する。なお、本実施形態では、上記第1実施形態で説明した構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
一例として図1〜図3に示すように、本実施形態の撮像装置10Aは、上記第1実施形態の撮像装置10に比べ、撮像装置本体12に代えて撮像装置本体12Aを有する点が異なる。
一例として図3に示すように、撮像装置本体12Aは、撮像装置本体12に比べ、制御部46に代えて制御部46Aを有する点が異なる。制御部46Aは、制御部46に比べ、二次記憶部78に代えて二次記憶部78Aを有する点が異なる。
一例として図3に示すように、二次記憶部78Aは、二次記憶部78に比べ、NDフィルタ処理プログラム79に代えてNDフィルタ処理プログラム79Aを記憶している点が異なる。CPU74は、二次記憶部78AからNDフィルタ処理プログラム79Aを読み出して一次記憶部76に展開し、展開したNDフィルタ処理プログラム79Aに従って図4に示すNDフィルタ処理を実行する。CPU74は、NDフィルタ処理プログラム79Aを実行することで本開示の制御部として動作する。
次に、本実施形態の撮像装置10Aの作用として、図4に示すNDフィルタ処理について説明する。なお、上記第1実施形態と同一の作用については説明を省略する。
本実施形態のNDフィルタ処理は、図4に示すように、上記第1実施形態のNDフィルタ処理に比べ、ステップS116に代えてステップS116Aを実行する点が異なる。具体的には、本実施形態のNDフィルタ処理のステップS116Aでは、上記第1実施形態のNDフィルタ処理のステップS116の区分領域度合決定処理(図8参照)に代えて、図9に一例を示した区分領域度合決定処理を実行する点で異なっている。
本実施形態では、図9のステップS210でCPU74が、選択領域に対応付けられている分割領域毎に、選択領域内の画素数を導出する。例えば、図7に示した一例では、選択領域が区分領域130Bの場合、CPU74は、区分領域130B内の分割領域112の画素数と、区分領域130B内の分割領域114の画素数とを各々導出する。なお、区分領域130内の各分割領域の画素数を導出することは、区分領域130内の各分割領域の面積を導出することと同義である。
次のステップS212でCPU74は、導出した画素数に基づいて、選択領域に対応付けられている分割領域のうち、画素数が最も多い分割領域を特定する。例えば、図7に示した一例では、選択領域が区分領域130Bの場合、CPU74は、画素数が最も多い分割領域として分割領域112を特定する。また例えば、図7に示した一例では、選択領域が区分領域130Cの場合、CPU74は、画素数が最も多い分割領域として分割領域114を特定する。
次のステップS214でCPU74は、第1実施形態の区分領域度合決定処理のステップS204(図8参照)と同様に、特定した分割領域のNDフィルタ80の度合いを、区分領域のNDフィルタ80の度合いとして決定した後、本実施形態の区分領域度合決定処理を終了して、NDフィルタ処理のステップS118(図4参照)へ移行する。ステップS214の処理により、例えば、区分領域130BのNDフィルタ80の度合いは、分割領域112のNDフィルタ80の度合いと同じになり、また例えば、区分領域130CのNDフィルタ80の度合いは、分割領域114のNDフィルタ80の度合いと同じになる。
以上説明したように、本実施形態の撮像装置10Aでは、CPU74が、区分領域度合決定処理において、選択領域内の分割領域の画素数に応じて、選択領域のNDフィルタ80の度合いを決定する。従って、第1実施形態の撮像装置10と同様に、被写体に応じた露出の制御を行うことができる。
また、本実施形態の撮像装置10Aでは、区分領域度合決定処理の処理速度を向上させることができ、例えば第1実施形態における区分領域度合決定処理(図8参照)よりも処理速度を速くすることができる。
なお、本実施形態では、選択領域に対応付けられている複数の分割領域のうち、画素数が最も多い分割領域を特定し、選択領域のNDフィルタ80の度合いを、特定した分割領域のNDフィルタ80の度合いとする態様について説明したが、この態様に限定されない。例えば、選択領域に対応付けられている複数の分割領域における画素数(面積)の比率と、複数の分割領域各々のNDフィルタ80の度合いとに基づいて導出したNDフィルタ80の度合いとする態様であってもよい。
[第3実施形態]
上記第1実施形態では、NDフィルタ処理における区分領域度合決定処理において、選択領域が跨っている分割領域の少なくとも一つの分割領域の情報として、分割領域の輝度の特徴量を表す情報に応じて露出を制御する形態について説明した。本実施形態では、区分領域度合決定処理において、選択領域が跨っている分割領域の少なくとも一つの分割領域の情報として、分割領域の露出の度合いの一例である分割領域のNDフィルタ80の度合いに応じて露出を制御する形態について説明する。なお、本実施形態では、上記第1実施形態で説明した構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
一例として図1〜図3に示すように、本実施形態の撮像装置10Bは、上記第1実施形態の撮像装置10に比べ、撮像装置本体12に代えて撮像装置本体12Bを有する点が異なる。
一例として図3に示すように、撮像装置本体12Bは、撮像装置本体12に比べ、制御部46に代えて制御部46Bを有する点が異なる。制御部46Bは、制御部46に比べ、二次記憶部78に代えて二次記憶部78Bを有する点が異なる。
一例として図3に示すように、二次記憶部78Bは、二次記憶部78に比べ、NDフィルタ処理プログラム79に代えてNDフィルタ処理プログラム79Bを記憶している点が異なる。CPU74は、二次記憶部78BからNDフィルタ処理プログラム79Bを読み出して一次記憶部76に展開し、展開したNDフィルタ処理プログラム79Bに従って図4に示すNDフィルタ処理を実行する。CPU74は、NDフィルタ処理プログラム79Bを実行することで本開示の技術の制御部として動作する。
次に、本実施形態の撮像装置10Bの作用として、図4に示すNDフィルタ処理について説明する。なお、上記第1実施形態と同一の作用については説明を省略する。
本実施形態のNDフィルタ処理は、図4に示すように、上記第1実施形態のNDフィルタ処理に比べ、ステップS116に代えてステップS116Bを実行する点が異なる。具体的には、本実施形態のNDフィルタ処理のステップS116Bでは、上記第1実施形態のNDフィルタ処理のステップS116の区分領域度合決定処理(図8参照)に代えて、図10に一例を示した区分領域度合決定処理を実行する点で異なっている。
本実施形態では、図10のステップS220でCPU74が、選択領域に対応付けられている分割領域のうち、NDフィルタ80の度合いが最も高い分割領域を特定する。
次のステップS222でCPU74は、第1実施形態の区分領域度合決定処理のステップS204(図8参照)と同様に、特定した分割領域のNDフィルタ80の度合いを、選択領域のNDフィルタ80の度合いとして導出した後、本実施形態の区分領域度合決定処理を終了して、NDフィルタ処理のステップS118へ移行する。
以上説明したように、本実施形態の撮像装置10Bでは、CPU74が、区分領域度合決定処理において、選択領域内の分割領域のNDフィルタ80の度合いに応じて、選択領域のNDフィルタ80の度合いを決定する。従って、第1実施形態の撮像装置10と同様に、被写体に応じた露出の制御を行うことができる。
また、本実施形態の撮像装置10Bでは、区分領域度合決定処理の処理速度をさらに向上させることができ、例えば第1実施形態における区分領域度合決定処理(図8参照)及び第2実施形態における区分領域度合決定処理(図9参照)よりも処理速度を速くすることができる。
なお、本実施形態では、選択領域に対応付けられている複数の分割領域のうち、NDフィルタ80の度合いが最も高い分割領域を特定し、選択領域のNDフィルタ80の度合いを、特定した分割領域のNDフィルタ80の度合いとする態様について説明したが、この態様に限定されない。例えば、NDフィルタ80の度合いが最も低い分割領域を特定し、選択領域のNDフィルタ80の度合いを、特定した分割領域のNDフィルタ80の度合いとしてもよい。この場合、黒つぶれを抑制する効果が高くなる。
[第4実施形態]
上記第1実施形態では、CPU74により露出を制御する分解能を一定とした形態について説明した。本実施形態では、CPU74により露出を制御する分解能を可変とした形態について説明する。なお、本実施形態では、上記第1実施形態で説明した構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
一例として図1〜図3に示すように、本実施形態の撮像装置10Cは、上記第1実施形態の撮像装置10に比べ、撮像装置本体12に代えて撮像装置本体12Cを有する点が異なる。
一例として図3に示すように、撮像装置本体12Cは、撮像装置本体12に比べ、制御部46に代えて制御部46Cを有する点が異なる。制御部46Cは、制御部46に比べ、二次記憶部78に代えて二次記憶部78Cを有する点が異なる。
一例として図3に示すように、二次記憶部78Cは、二次記憶部78に比べ、NDフィルタ処理プログラム79に代えてNDフィルタ処理プログラム79Cを記憶している点が異なる。CPU74は、二次記憶部78CからNDフィルタ処理プログラム79Cを読み出して一次記憶部76に展開し、展開したNDフィルタ処理プログラム79Cに従って図11に示すNDフィルタ処理を実行する。CPU74は、NDフィルタ処理プログラム79Cを実行することで本開示の技術の制御部として動作する。
次に、本実施形態の撮像装置10Cの作用として、図11に示すNDフィルタ処理について説明する。なお、上記第1実施形態と同一の作用については説明を省略する。
本実施形態のNDフィルタ処理は、図11に示すように、上記第1実施形態のNDフィルタ処理に比べ、ステップS108とステップS110との間に、ステップS109の処理を実行する点が異なる。
本実施形態の撮像装置10では、CPU74が露出を制御する分解能が可変であるため、図11に示すように、NDフィルタ処理のステップS109でCPU74は、図12に一例を示す露出制御分解能決定処理を実行する。
なお、本実施形態の撮像装置10では、メモリカード66に記録する画像の画素数(以下、「記録画素数」という)、及びタッチパネルディスプレイ29に表示するライブビュー画像100の画素数(以下、「表示画素数」という)を、ユーザの指定により可変としている。また、記録画素数及び表示画素数の初期値は予め定められており、また、CPU74が露出を制御する分解能の初期値として、記録画素数の初期値以下、かつ表示画素数の初期値以下の分解能が予め定められている。なお、CPU74が露出を制御する分解能は、NDフィルタ80の分解能以下である。
図12のステップS300でCPU74は、記録画素数がユーザの指定により変更されたか否かを判定する。記録画素数が変更されていない場合、即ち初期値のままの場合、ステップS300の判定が否定判定となり、ステップS306へ移行する。一方、記録画素数が変更された場合、ステップS300の判定が肯定判定となり、ステップS302へ移行する。
ステップS302でCPU74は、区分領域130の数が記録画素数よりも多いか否かを判定する。本実施形態では、上述したようにCPU74が露出を制御する分解能が可変であるため、区分領域130の数もCPU74が露出を制御する分解能に応じて可変とされている。CPU74が露出を制御する分解能が高いほど、区分領域130の数が多くなり、1つあたりの区分領域130の大きさは小さくなる。そのため、区分領域130の数が記録画素数よりも多い状態とは、CPU74が露出を制御する分解能が、メモリカード66に画像を記録する解像度よりも高い状態を示している。
区分領域130の数が記録画素数以下の場合、換言すると、CPU74が露出を制御する分解能が、メモリカード66に画像を記録する解像度以下の場合、ステップS302の判定が否定判定となり、ステップS306へ移行する。
一方、区分領域130の数が記録画素数よりも多い場合、換言すると、CPU74が露出を制御する分解能が、メモリカード66に画像を記録する解像度よりも高い場合、ステップS302の判定が肯定判定となり、ステップS304へ移行する。
ステップS304でCPU74は、区分領域130の大きさ(または数)を低下させる変更を行うことにより、CPU74が露出を制御する分解能を低くする変更を行う。本実施形態では、一例としてCPU74は、区分領域130の数を記録画素数以下に変更する。なお、区分領域130の数を低下させる具体的な量、換言するとCPU74が露出を制御する分解能を低くする具体的な程度は特に限定されず、予め定めておけばよい。例えば、区分領域130の数を記録画素数の9割以下等とすることを定めておいてもよい。
次のステップS306でCPU74は、表示画素数がユーザの指示により変更されたか否かを判定する。表示画素数が変更されていない場合、即ち初期値のままの場合、ステップS306の判定が否定判定となり、本露出制御分解能決定処理を終了する。一方、表示画素数が変更された場合、ステップS306の判定が肯定判定となり、ステップS308へ移行する。
ステップS308でCPU74は、区分領域130の数が表示画素数よりも多いか否かを判定する。区分領域130の数が表示画素数よりも多い状態とは、上述したようにCPU74が露出を制御する分解能が、タッチパネルディスプレイ29にライブビュー画像100を表示する解像度よりも高い状態に対応している。
区分領域130の数が表示画素数以下の場合、換言すると、CPU74が露出を制御する分解能が、タッチパネルディスプレイ29にライブビュー画像100を表示する解像度以下の場合、ステップS308の判定が否定判定となり、本露出制御分解能決定処理を終了する。
一方、区分領域130の数が表示画素数よりも多い場合、換言すると、CPU74が露出を制御する分解能が、タッチパネルディスプレイ29にライブビュー画像100を表示する解像度よりも高い場合、ステップS308の判定が肯定判定となり、ステップS310へ移行する。
ステップS310でCPU74は、区分領域130の大きさ(または数)を低下させる変更を行うことにより、CPU74が露出を制御する分解能を低くする変更を行った後、本露出制御分解能決定処理を終了し、図11に示したNDフィルタ処理のステップS110へ移行する。本実施形態では、一例としてCPU74は、区分領域130の数を表示画素数以下とする。なお、区分領域130の数を低下させる具体的な量、換言するとCPU74が露出を制御する分解能を低くする具体的な程度は特に限定されず、予め定めておけばよい。例えば、区分領域130の数を表示画素数の9割以下等とすることを定めておいてもよい。
本実施形態では、このように、NDフィルタ処理のステップS109で露出制御分解能決定処理を実行することにより、CPU74によって分割される区分領域130の数が、記録画素数以下、かつ表示画素数以下に決定される。これにより、CPU74が露出を制御する分解能が、メモリカード66に画像を記録する解像度以下、かつタッチパネルディスプレイ29にライブビュー画像100を表示する解像度以下となる。
NDフィルタ処理(図11参照)の次のステップS110でCPU74は、上記露出制御分解能決定処理により決定された区分領域130の大きさ(または数)に応じて、ライブビュー画像100を複数の区分領域130に分割する。
以上説明したように、本実施形態の撮像装置10Cでは、CPU74が、第1実施形態の撮像装置10と同様に、区分領域度合決定処理を実行するため、第1実施形態と同様に、被写体に応じた露出の制御を行うことができる。
また、本実施形態の撮像装置10Cでは、CPU74が、露出制御分解能決定処理により、区分領域130の数、すなわち露出を制御する分解能であるNDフィルタ80の度合いを決定している。これにより、区分領域130の数を、記録画素数以下、かつ表示画素数以下としているため、区分領域130の数(露出を制御する分解能)を適切とすることができるため、CPU74の処理負荷を軽減することができる。さらに、本実施形態の撮像装置10Cでは、記録画素数の1画素あたり、また、表示画素数の1画素あたりに、複数の区分領域が含まれないようにするため、余計な処理を削減することができる。
また、本実施形態の撮像装置10Cによれば、区分領域130の数を低下させる程度を適切とすることにより、表示画像及び記録画像の画質の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態では、区分領域130の数を、記録画素数以下、かつ表示画素数以下とする態様について説明したが、区分領域130の数は本実施形態に限定されない。例えば、区分領域130の数を記録画素数以下であればよいとする態様であってもよいし、また例えば、区分領域130の数を表示画素数以下であればよいとする態様であってもよい。
以下では、説明の便宜上、撮像装置10、10A、10B、及び10Cを区別して説明する必要がない場合、符号を付さずに「撮像装置」と称する。また、以下では、説明の便宜上、撮像装置本体12、12A、12B、及び12Cを区別して説明する必要がない場合、符号を付さずに「撮像装置本体」と称する。また、以下では、説明の便宜上、二次記憶部78、78A、78B、及び78Cを区別して説明する必要がない場合は、符号を付さずに「二次記憶部」と称する。また、以下では、説明の便宜上、NDフィルタ処理プログラム79、79A、79B、及び79Cを総称する場合、符号を付さずに「NDフィルタ処理プログラム」と称する。
なお、上記各実施形態では、NDフィルタ80及びNDフィルタ駆動部82を用いてCPU74がNDフィルタ80の度合い(透過率)の制御を行うことにより、露出の制御を行う形態について説明したが、NDフィルタ処理により露出の制御を行う形態はこれに限定されない。例えば、CPU74が画像信号処理回路52を制御することにより、撮像素子22により出力される画像信号のゲインを制御することでNDフィルタ処理を行うことにより、露出の制御を行う態様としてもよい。また、例えば、CPU74がシャッタースピードを制御することでNDフィルタ処理を行うことにより、露出の制御を行う態様としてもよい。
また、上記各実施形態では、ユーザが指定した境界線に基づいて、ライブビュー画像100を複数の分割領域に分割する形態について説明したが、ライブビュー画像100を複数の分割領域に分割する方法は特に限定されない。例えば、予め定められた輝度を閾値として用いて、ライブビュー画像100の輝度に基づいて、CPU74がライブビュー画像100を複数の分割領域に分割する形態であってもよい。
また、上記各実施形態では、選択領域に対応する全ての分割領域の情報に応じて、選択領域のNDフィルタ80の度合いを決定し、露出を制御する形態について説明したが、少なくとも1つの分割領域の情報に応じる形態であれば特に限定されない。
また、上記各実施形態では、区分領域130の形状が矩形状の場合について説明したが、上述したように区分領域130の形状はNDフィルタ80の分解能等に応じて予め定められた形状ならば、限定されない。例えば、六角形等の多角形状であってもよい。区分領域130の形状をNDフィルタ80の分解能等に応じて予め定められた形状にすることにより、CPU74の処理負荷を軽減することができる。
また、上記各実施形態では、NDフィルタ処理プログラムを二次記憶部78から読み出す場合を例示したが、必ずしも最初から二次記憶部78に記憶させておく必要はない。例えば、図13に示すように、SSD(Solid State Drive)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、またはCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の任意の可搬型の記憶媒体200に先ずはNDフィルタ処理プログラムを記憶させておいてもよい。この場合、記憶媒体200のNDフィルタ処理プログラムが撮像装置本体にインストールされ、インストールされたNDフィルタ処理プログラムがCPU74によって実行される。
また、通信網(図示省略)を介して撮像装置本体に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置等の記憶部にNDフィルタ処理プログラムを記憶させておき、NDフィルタ処理プログラムが撮像装置本体の要求に応じてダウンロードされるようにしてもよい。この場合、ダウンロードされたNDフィルタ処理プログラムはCPU74によって実行される。
また、上記各実施形態で説明したNDフィルタ処理はあくまでも一例である。従って、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施形態では、コンピュータを利用したソフトウェア構成によりNDフィルタ処理が実現される場合を例示したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、コンピュータを利用したソフトウェア構成に代えて、FPGA(Field-Programmable Gate Array)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア構成のみによって、NDフィルタ処理が実行されるようにしてもよい。また、NDフィルタ処理がソフトウェア構成とハードウェア構成とを組み合わせた構成によって実行されるようにしてもよい。
上記記載から、以下の付記項1に記載の撮像装置を把握することができる。
[付記項1]
撮像素子を含み、撮像光学系を通して被写体を撮像素子により撮像して得られた画像信号を出力する撮像部と、
前記画像信号が表す画像を3以上に分割した分割領域毎に露出を制御する場合で、かつ、前記画像を前記分割領域と異なる複数の区分領域に分割し、前記区分領域が前記分割領域の境界を跨ぐ場合、跨っている前記分割領域の少なくとも一つの前記分割領域の情報に応じて前記区分領域の露出を制御する制御プロセッサと、
前記制御部により露出が制御された画像を表示する表示部と、
を備えた撮像装置。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
10、10A、10B、10C 撮像装置
12、12A、12B、12C 撮像装置本体
13、15 マウント
14 撮像レンズ
16 フォーカスリング
18 レンズユニット
19 絞り
20 フォーカスレンズ
22 撮像素子
22A 受光面
24 ダイヤル
26 レリーズボタン
28 ディスプレイ
29 タッチパネルディスプレイ
30 十字キー
32 MENU/OKキー
34 BACK/DISPボタン
36 ファインダ
38 タッチパネル
40 制御装置
42 第1ミラー
44 第2ミラー
46、46A、46B、46C 制御部
48 ミラー駆動部
50 撮像素子ドライバ
52 画像信号処理回路
54 画像メモリ
56 画像処理部
58 表示制御部
60 受付I/F
62 受付デバイス
64 メディアI/F
66 メモリカード
72 外部I/F
74 CPU
76、 一次記憶部
78、78A、78B、78C 二次記憶部
79 NDフィルタ処理プログラム
80 NDフィルタ
81 バスライン
82 NDフィルタ駆動部
100 ライブビュー画像
102、104、106 画像
112、114、116 分割領域
120、122 境界線
130、130A、130B、130C 区分領域
200 記録媒体α 受光面被覆位置β 受光面開放位置
L1 光軸

Claims (10)

  1. 撮像素子を含み、撮像光学系を通して被写体を前記撮像素子により撮像して得られた画像信号を出力する撮像部と、
    前記画像信号が表す画像を3以上の分割領域に分割し、かつ、前記画像を前記分割領域と異なる複数の区分領域に分割し、前記区分領域が前記分割領域の境界を跨ぐ場合、跨っている前記分割領域の少なくとも一つの前記分割領域の情報に応じて前記区分領域の露出を制御する制御部と、
    前記制御部により露出が制御された画像を表示する表示部と、
    を備えた撮像装置。
  2. 前記制御部は、露出を制御して得られた画像を表す画像信号を、予め定められた解像度で記録部に記録させる制御をさらに行い、
    前記区分領域の大きさは、前記表示部に表示される画像の画素数以下かつ前記記録部に記録された画像の画素数以下の大きさである、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記区分領域の大きさは、前記制御部が露出を制御する場合の分解能に応じて定められた大きさである、
    請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記分割領域は、前記画像の輝度に基づいて分割された領域である、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記区分領域は、予め定められた形状である、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記分割領域の情報は、輝度の特徴量を表す情報である、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記分割領域の情報は、露出の度合いを表す情報である、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記分割領域の情報は、画素数を表す情報である、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 撮像光学系を通して被写体を撮像素子により撮像した画像信号が表す画像を3以上の分割領域に分割し、
    前記画像を前記分割領域と異なる複数の区分領域にさらに分割し、前記区分領域が前記分割領域の境界を跨ぐ場合、跨っている分割領域の少なくとも一つの分割領域の情報に応じて露出を制御し、
    露出が制御された画像を表示部に表示させる、
    処理を含む撮像装置の制御方法。
  10. コンピュータに、
    撮像光学系を通して被写体を撮像素子により撮像した画像信号が表す画像を3以上の分割領域に分割し、
    前記画像を前記分割領域と異なる複数の区分領域にさらに分割し、区分領域が前記分割領域の境界を跨ぐ場合、跨っている分割領域の少なくとも一つの分割領域の情報に応じて露出を制御し、
    露出が制御された画像を表示部に表示させる、
    処理を実行させるための撮像装置の制御プログラム。
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