JP6754574B2 - 移動体計測システム、及び計測対象の領域における人物の数を特定する方法 - Google Patents

移動体計測システム、及び計測対象の領域における人物の数を特定する方法 Download PDF

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Description

本願の特定の実施例は、移動体計測システム、及び計測対象の領域における人物の数を特定する方法に関し、例えば、屋内外における物体の移動を計測する技術に関するものである。
赤外レーザー光やカメラ等を用いた装置で、その装置の周囲をスキャンして、周囲にある物体の位置を計測する装置を用いた、人の検知技術が一般に用いられている。また、カメラの画像から顔の領域を抽出するなどして人を検知する技術も同様に用いられている。これらの装置を同時に用いることにより、レーザーによって人の存在を検知し、その位置を撮影するカメラの画像により得られた情報(たとえば、顔による個人識別結果)を付加することができる方法が開示されている(特許文献1)。
一方、人物検知の際のオクルージョン対策として、画像全体から人物を切り出した際に、その矩形比が異なる場合には、オクルージョンが発生していると判定し、部分的な検出(上半身、下半身、右半身、左半身)で人数をカウントする方法が開示されている(特許文献2)。
特開2013−156718号公報 特開2012−108785号公報
特許文献1で開示された技術によれば、レーザーを用いた高精度な位置にカメラの映像の情報を付加することができる。しかしながら、遮蔽物などによりレーザーによる計測ができなかった場合には、人の計測ができないという課題がある。
また、特許文献2で開示された技術によれば、計測機器単体内でのオクルージョンの影響を取り除くことができる。しかしながら、計測機器間に跨るオクルージョン対策は考慮していないという課題がある。
ところで、複数の計測機器を用いた場合には、各計測機器の計測結果を引き継いで人物の軌跡を抽出する(追跡機能)ため、引き継ぎ前の機器の計測結果が間違っている場合には、その影響を受け、引き継ぎ後の計測結果も間違ってしまうという課題がある。つまり、複数の計測機器を用いる場合には、計測機器間を跨ってオクルージョンが伝搬してしまう可能性が高く、これを解決しない限り正確に人数をカウントすることができない。
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、人物の数に関して信頼度の高い結果を出力し、誤検出を低下させるための技術を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明による移動体計測システムでは、複数の計測機器のうち少なくとも一部を用いて構成される、計測機器の複数の組み合わせが予め提供されており、当該複数の組み合わせの少なくとも一部のそれぞれからの計測データに基づいて、少なくとも一部の組み合わせのそれぞれに対応する人物の数である候補人数を算出し、当該候補人数に基づいて最終的な人物の数を特定し、当該最終的な人物の数を出力するようにしている。より具体的には、各組み合わせにおいて抽出した各人数において、組み合わせ毎に投票処理を行なって最も信頼度の高い人数を正しい人数として決定する。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、本発明の態様は、要素及び多様な要素の組み合わせ及び以降の詳細な記述と添付される特許請求の範囲の様態により達成され実現される。
本明細書の記述は典型的な例示に過ぎず、本発明の特許請求の範囲又は適用例を如何なる意味に於いても限定するものではないことを理解する必要がある。
本発明によれば、所定の領域における人物の数を信頼度の高くカウントすることができるようになる。
本発明の実施形態による情報管理システムの概略構成例を示す図である。 本実施形態による情報管理システムにおいて、経営者(US)が所定の施設にいる人物がどのくらい滞在しているかを確認するまでの処理を示すシーケンス図である。 本実施形態による、建物内部における基地局の配置例を示す図である。 本実施形態による有効エリア判定表(GSO102)の例を示す図である。 本実施形態による基地局設置リスト(GSO103)の例を示す図である。 本実施形態による軌跡抽出エリア対応表(GSO104)の例を示す図である。 本実施形態による計測条件リスト(GSO105)の例を示す図である。 図7の計測条件リスト(GSO105)の例による各計測条件の建物内部(図3の空間に対応)におけるカバーエリアを示す図である。 本実施形態における、設置された基地局が検知したセンサデータ(計測した物体の情報)の例を示す図である。 図9のセンサデータに基づいて生成された軌跡データの例を示す図である。 本実施形態による計測条件候補リスト(GSO108)の例を示す図である。 本実施形態による計測条件別計測人数リスト(GSO109)の例を示す図である。 本実施形態による信頼度別人数リスト(GSO110)の例を示す図である。 本実施形態による調整済み軌跡データ(GSO111)の例を示す図である。 人数・軌跡抽出システム(GSO)の信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)が実行する信頼人数・軌跡抽出処理を説明するためのフローチャートである。 本実施形態によるGateリスト(GSC401)の例を示す図である。 本実施形態による表示時刻指定リスト(GSC402)の例を示す図である。 本実施形態によるGate通過テーブル(GSC403)の例を示す図である。 本実施形態による基地局信頼度リスト(GSC404)の例を示す図である。 本実施形態による人数・軌跡表示システム(GSC)の表示部(GSC2)が実行する人数・軌跡表示処理を説明するためのフローチャートである。
従来は、対象の領域の全体を計測可能な基地局(センサ)群でのみ計測し、その計測データを用いて人物の数をカウントしていたため、得られる人数の信頼性が高くなかった。本実施形態では、当該対象の領域に配置される基地局群において、その全ての基地局を用いた場合の計測結果、及びその一部の基地局の複数の組み合わせを用いた場合のそれぞれの計測結果に基づいて当該領域に存在する人物の数をカウントする。これは、各組み合わせによってカウント数が異なることがありうるためであり、これらの組み合わせから得られる結果に対して投票処理を行えばより精度の高い結果が得られると考えたためである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。添付図面では、機能的に同じ要素は同じ番号で表示される場合もある。なお、添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施形態と実装例を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。
本実施形態では、当業者が本発明を実施するのに十分詳細にその説明がなされているが、他の実装・形態も可能で、本発明の技術的思想の範囲と精神を逸脱することなく構成・構造の変更や多様な要素の置き換えが可能であることを理解する必要がある。従って、以降の記述をこれに限定して解釈してはならない。
更に、本発明の実施形態は、後述されるように、汎用コンピュータ上で稼動するソフトウェアで実装しても良いし専用ハードウェア又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせで実装しても良い。
なお、以後の説明では「テーブル」形式によって本発明の各情報について説明するが、これら情報は必ずしもテーブルによるデータ構造で表現されていなくても良く、リスト、DB、キュー等のデータ構造やそれ以外で表現されていても良い。そのため、データ構造に依存しないことを示すために「テーブル」、「リスト」、「DB」、「キュー」等について単に「情報」と呼ぶことがある。
また、各情報の内容を説明する際に、「識別情報」、「識別子」、「名」、「名前」、「ID」という表現を用いることが可能であり、これらについてはお互いに置換が可能である。
以下ではプログラムとしての「各処理部(信頼人数・軌跡抽出部、及び表示部)」を主語(動作主体)として本発明の実施形態における各処理について説明を行うが、プログラムはプロセッサによって実行されることで定められた処理をメモリ及び通信ポート(通信制御装置)を用いながら行うため、プロセッサを主語とした説明としてもよい。また、プログラムを主語として開示された処理は管理サーバ等の計算機、情報処理装置が行う処理としてもよい。プログラムの一部または全ては専用ハードウェアで実現してもよく、また、モジュール化されていても良い。各種プログラムはプログラム配布サーバや記憶メディアによって各計算機にインストールされてもよい。
また、以下説明する実施形態では、建屋内外にいる人物を計測するためのシステムとして、施設内にいる人物がどのくらい滞在しているかを可視化する情報管理システムを例にする。
<情報管理システムの構成>
図1は、本発明の実施形態による情報管理システムの概略構成例を示す図である。当該情報管理システムは、経営者(US)が操作するクライアント装置(CL)と、複数の基地局(BS)と、移動体計測システム(GS)と、を備え、これらがネットワーク(NW)を介して接続されている。
経営者(US)は、例えば、施設のどのエリアにどのくらい人物が滞在しているかを確認する管理者である。ここでの経営者(US)とは、必ずしも現実の経営者に限定されるものではなく、例えばマネージャや施設管理者等の、施設を運営する人物であってもよい。その意味で、単に「管理者」と称することも可能である。
クライアント装置(CL)は、例えば通常のコンピュータで構成され、移動体計測システム(GS)とネットワーク(NW)経由で接続されており、経営者(US)が操作する端末である。
ネットワーク(NW)は、クライアント装置(CL)と移動体計測システム(GS)と基地局(BS)を繋げる。これらの装置やシステムは、ネットワーク(NW)を介して、データや情報を互いに送受信することができるように構成されている。なお、基地局(BS)は、施設内の人物を計測する計測機器であり、例えばセンサを備えている。
移動体計測システム(GS)は、施設における人物滞在の可視化を目指し、人物の検出の他に、人物検出における基地局(BS)の信頼度も自動抽出する軌跡抽出システムである。移動体計測システム(GS)は、人数・軌跡抽出システム(GSO)と、人数・軌跡表示システム(GSC)と、業務アプリ(GSA)と、を備えている。
人数・軌跡抽出システム(GSO)は、基地局(BS)から送信されるセンサデータ(例えば、信号を発してから人物に反射して戻ってくるまでに掛かる時間と反射波が戻ってくる方向に関する情報)から人物検出と人物検出における信頼度を抽出するシステムである。人数・軌跡抽出システム(GSO)は、通常のコンピュータで構成され、データベース(GSO1)と、計測処理部(GSO2)と、軌跡座標抽出部(GSO3)と、信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)と、入出力部(GSO5)と、を含む。計測処理部(GSO2)、軌跡座標抽出部(GSO3)、及び信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)は、例えばプログラムで構成され、図示しないCPU(プロセッサ)が図示しないメモリや記憶装置から当該プログラムを読み込み、実行することによってプログラムに対応する各機能が実現される。また、データベース(GSO1)は、記憶装置によって実現される。また、入出力部(GSO5)は、例えば、人数・軌跡表示システム(GSC)との間でコマンドやデータを通信するためのインタフェースである。
データベース(GSO1)は、人数・軌跡抽出システム(GSO)で用いるデータを一括管理するデータベースである。計測処理部(GSO2)は、基地局(BS)からのセンサデータ(計測データとも言う)を、計測条件リスト(GSO105:図7参照)に基づいて処理する。具体的には、計測処理部(GSO2)は、計測条件リスト(GSO105)に掲載されている条件に合致した基地局の計測データを抽出する。抽出された結果は、データベース(GSO1)に格納される。軌跡座標抽出部(GSO3)は、計測処理部(GSO2)で抽出された計測データから人物が滞在している座標を求める処理を行う。算出された座標値は、データベース(GSO1)に格納される。信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)は、複数の計測結果(計測データ)から信頼度を求め(後述する投票処理によって)、信頼度の高い計測結果を用いて、人物が滞在している座標を求める処理を行う。信頼性の高い座標値は、データベース(GSO1)に格納される。入出力部(GSO5)は、人数・軌跡抽出システム(GSO)の入出力を管理する。特に、入出力部(GSO5)は、人数・軌跡表示システム(GSC)から送られてくるコマンドに対して、データを出力する処理を行う。
人数・軌跡表示システム(GSC)は、通常のコンピュータで構成され、クライアント装置(CL)からの要求を人数・軌跡抽出システム(GSO)へ送り、その結果を表示するシステムであり、要求部(GSC1)と、表示部(GSC2)と、入出力部(GSC3)と、データベース(GSC4)と、を含む。要求部(GSC1)及び表示部(GSC2)は、例えばプログラムで構成され、図示しないCPU(プロセッサ)が図示しないメモリや記憶装置から当該プログラムを読み込み、実行することによりプログラムに対応する各機能が実現される。データベース(GSC4)は、記憶装置によって実現される。また、入出力部(GSC3)は、例えば、人数・軌跡抽出システム(GSO)との間でコマンドやデータを通信するためのインタフェースである。
要求部(GSC1)は、クライアント装置(CL)からの要求を受信し、人数・軌跡抽出システム(GSO)に送る。表示部(GSC2)は、人数・軌跡抽出システム(GSO)から送られてきた結果とデータベース(GSC4)に格納されている情報から、表示に必要な特徴量を抽出する処理と、表示画面を生成する処理を行う。入出力部(GSC3)では、人数・軌跡表示システム(GSC)の入出力を管理する。
人数・軌跡ビューアー(GSC5)は、入出力部(GSC3)によって出力された結果の1例を示すものである。人数・軌跡ビューアー(GSC5)は、例えば、人数をカウントする対象の領域(部屋や空間など)と、管理者(US)によって指定された日時と、管理者(US)によって指定された期間の累積通過人数(総人数)と、基地局信頼度(図19参照)と、を表示項目として含んでいる。ここで、基地局信頼度は、指定期間内の各基地局の信頼度を示す情報であり、例えば、全基地局(BS)のうち信頼度が高いと判断された基地局の割合を示している。その他、全ての基地局IDをリストアップし、どの基地局が信頼度が高いと判断されたかを示すようにしても良い。
業務アプリ(GSA)は、例えば運行システムやサイネージシステムなど他の業務アプリとの連携を行うための処理である。
なお、人数・軌跡抽出システム(GSO)及び人数・軌跡表示システム(GSC)は、1つのコンピュータによって実現しても良いし、別々のコンピュータで実現しても良い。
<処理シーケンス>
図2は、本実施形態による情報管理システムにおいて、経営者(US)が所定の施設にいる人物がどのくらい滞在しているかを確認するまでの処理を示すシーケンス図である。このシーケンス図は、基地局(BS)、人数・軌跡抽出システム(GSO)、人数・軌跡表示システム(GSC)、及びクライアント装置(CL)における処理のシーケンスを示している。
(i)シーケンス1:入力(CL1)
経営者(US)がクライアント装置(CL)を用いて、所定の施設内の人物(人数)を確認したい場所や、時刻・期間の指定を行う。クライアント装置(CL)は、指定した結果(入力された要求)を人数・軌跡表示システム(GSC)の要求部(GSC1)に送る。
(ii)シーケンス2:要求部(GSC1)
要求部(GSC1)は、クライアント装置(CL)から受信した指示(要求)を受信し、当該要求を表示に関する要求(コマンド)と、計測に関する要求(コマンドや条件)を切り分け、それぞれをデータベース(GSC4)及びデータベース(GSO1)に送信する。
(iii)シーケンス3:データベース(GSC4)
要求部(GSC1)からの表示に関する要求は、データベース(GSC4)に格納される(登録(GSC41))。これによりクライアント(CL)からどのような要求が出されていたかの情報(要求履歴)をデータベースに格納し、管理することが可能となる。
(iv)シーケンス4:データベース(GSO1)
要求部(GSC1)からの計測に関する要求は、データベース(GSO1)に格納される(登録(GSO11))。当該要求に含まれる条件は、例えば計測開始日時、スキャンスピード、スキャン頻度、計測範囲(スキャン範囲)等を特定するための情報である。
(v)シーケンス5:基地局(BS)
基地局(BS)は、登録(GSC11)によって登録された条件を移動体計測システム(GS)から取得し、それに基づいて空間をスキャンする(スキャン(BS1))。
(vi)シーケンス6:計測処理部(GSO2)
計測処理部(GSO2)は、基地局(BS)からのスキャン(BS1)によって得られたセンサデータから計測条件リスト(GSO105)に基づき、有効な基地局(BS)を特定し、どの基地局(BS)の計測データを用いるか決定する(基地局の抽出)。その結果は、データベース(GSO1)に登録される(登録(GSO12))。
(vii)シーケンス7:軌跡座標抽出部(GSO3)
軌跡座標抽出部(GSO3)は、計測処理部(GSO2)で特定された基地局(BS)の計測データから人物が滞在している座標を求める処理を行う。その結果は、データベース(GSO1)に登録される(登録(GSO12))。
(viii)シーケンス8:信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)
信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)は、複数の計測結果(後述する主キーの計測条件、及びその他の計測条件によって計測された計測データ)を用いて投票処理を実行し、計測データの信頼度を求める。また、信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)は、信頼度の高い計測結果を用いて、人物が滞在している座標を求める処理を行う。その結果は、データベース(GSO1)に登録される(登録(GSO12))。
(ix)シーケンス9:表示部(GSC2)
表示部(GSC2)は、人数・軌跡抽出システム(GSO)から送られてきた結果と表示に必要な特徴量が格納されているデータベース(GSC4)の登録内容(登録(GSC41))を用いて、表示画面を生成する処理し、当該表示画面のデータをクライアント(CL)及びデータベース(GSC4)に送信する。
(x)シーケンス10:データベース(GSC4)
生成された表示画面のデータは、データベース(GSC4)に登録される(登録(GSC42))。
(xi)シーケンス11:クライアント(CL)
クライアント装置(CL)は、移動体計測システム(GS)から表示部(GSC2)が生成した表示画面のデータを受信し、クライアント装置(CL)の表示画面に表示する(出力(CL2))。
<基地局配置>
図3は、本実施形態による、建物内部における基地局の配置例を示す図である。建物の内部構造の関係を明らかにするための1例が図3のマップ(GSO101)である。
マップ(GSO101)では、左上を原点(0,0)(GSO1011)とし、表現方法は(X座標、Y座標)である。右方向へ進む毎にX座標(GSO1012)の値が増加し、下方向へ進む毎にY軸(GSO1013)の値が増加する。
このマップ(GSO101)は、人物が移動できる空間と移動できない空間に分類することができ、それを凡例(GSO1014)で表示することができる。さらに、これらを色で表現することができ、人物が移動できる空間を移動可能(GSO10141)、移動できない空間を移動不可能(GSO10142)で示してもよい。
そして、当該マップ(GSO101)では、複数の基地局BS-ID01〜BS-ID07が建物内部の全ての移動可能(GSO10141)な空間の範囲をカバー(スキャン)できるように配置されている。例えば、BS-ID01は座標(2,4)に、BS-ID02は座標(2,9)に、BS-ID03は座標(5,8)に、BS-ID04は座標(8,10)に、BS-ID05は座標(12,12)に、BS-ID06は座標(12,8)に、BS-ID07は座標(12,3)に、それぞれ配置されている。また、BS-ID01は座標(1,0)(2,0)(1,7)(2,7)で囲まれる領域を、BS-ID02は座標(1,6)(2,6)(2,8)(6,8)(6,9)(2,9)(2,13)(1,13)で囲まれる領域を、BS-ID03は座標(1,8)(5,8)(5,6)(8,6)(8,11)(5,11)(5,9)(1,9)で囲まれる領域を、BS-ID04は座標(5,7)(12,7)(12,10)(8,10)(8,11)(5,11)で囲まれる領域を、BS-ID05は座標(9,8)(12,8)(12,12)(14,12)(14,13)(11,13)(11,10)(9,10)で囲まれる領域を、BS-ID06は座標(9,7)(11,7)(11,4)(12,4)(12,11)(11,11)(11,10)(9,10)で囲まれる領域を、BS-ID07は座標(11,0)(14,0)(14,3)(12,3)(12,7)(11,7)で囲まれる領域を、それぞれカバーする。
なお、マップ(GSO101)は、データベース(GSO1)に格納されている。また、このマップ(GSO101)を人数・軌跡ビューアー(GSC5)の背景画像として用いてもかまわない。
<有効エリア判定情報>
図4は、本実施形態による有効エリア判定表(GSO102)の例を示す図である。有効エリア判定表(GSO102)の情報は、図3に対応して生成されるものである。マップ(GSO101)(図3参照)は建物の内部構造を示したものであるが、実際に軌跡を求める際には、移動の有無を座標単位で求めることが必要である。それを対応表としてまとめたものの1例が有効エリア判定表(GSO102)の情報である。マップ(GSO101)と有効エリア判定表(GSO102)は、1対1で対応している。
有効エリア判定表(GSO102)は、X座標(GSO1021)と、Y座標(GSO1022)と、種別(GSO1023)と、有効フラグ(GSO1024)と、を構成情報として含んでいる。X座標(GSO1021)は、マップ(GSO101)のX座標を示している。Y座標(GSO1022)は、マップ(GSO101)のY座標を示している。種別(GSO1023)は、マップ(GSO101)における対応するエリアの種別であり、実際に設置されている物体を示している。例えば、棚や壁などの障害物や通路が記載される。有効フラグ(GSO1024)は、実際に移動できるかどうかを示しており、0は移動できない、1は移動できることを示している。
なお、有効エリア判定表(GSO102)のデータはデータベース(GSO1)に格納されている。また、マップ(GSO101)と座標との関係を示すのに必要なデータがあれば追加することができる。
<基地局設置リスト>
図5は、本実施形態による基地局設置リスト(GSO103)の例を示す図である。人物の移動や軌跡を計測するための基地局(BS)をマップ(GSO101)に表現するための情報が必要である。その情報をまとめたものの1例が図5の基地局設置リスト(GSO103)である。
基地局設置リスト(GSO103)は、複数の基地局に関し、基地局ID(GSO1031)と、種別(GSO1032)と、X座標(GSO1033)と、Y座標(GSO1034)と、X軸計測範囲(GSO1035)と、Y軸計測範囲(GSO1036)と、を構成情報として含んでいる。
基地局ID(GSO1031)は、基地局を一意に識別・特定するための識別情報である。種別(GSO1032)は、基地局に用いたセンサの種別である。例えば、レーザーレーダー、カメラ、ステレオカメラなどがある。X座標(GSO1033)は、対応する基地局を設置した位置のX座標を示す情報である。このX座標は、マップ(GSO101)の値と対応している。Y座標(GSO1034)は、対応する基地局を設置した位置のY座標を示す情報である。このY座標は、マップ(GSO101)の値と対応している。X軸計測範囲(GSO1035)は、対応する基地局が周囲に障害物がない状況で計測できるX軸の範囲を示している。当該範囲には、X座標(GSO1033)を中心とした半径の値を格納する。Y軸計測範囲(GSO1036)は、対応する基地局が周囲に障害物がない状況で計測できるY軸の範囲を示している。当該範囲には、Y座標(GSO1034)を中心とした半径の値を格納する。
なお、基地局設置リスト(GSO103)のデータはデータベース(GSO1)に格納されている。また、マップ(GSO101)と基地局情報との関係を示すのに必要なデータがあれば追加することができる。
<軌跡抽出エリア対応表>
図6は、本実施形態による軌跡抽出エリア対応表(GSO104)の例を示す図である。物体を検知した時の座標とその対象となる計測エリアとの対応表を用いることで、計測エリアの分解能を変更した時、対応表のみを修正すればよいので効率がよい。そのリストの1例が図6の軌跡抽出エリア対応表(GSO104)である。
軌跡抽出エリア対応表(GSO104)は、軌跡抽出エリアID(GSO1401)と、X座標始点(GSO1042)と、X座標終点(GSO1043)と、Y座標始点(GSO1044)と、Y座標終点(GSO1045)と、有効基地局ID(GSO1046)と、を構成情報として含んでいる。
軌跡抽出エリアID(GSO1041)は、物体を検知したエリアを一意に識別・特定するための識別情報を示している。計測エリアは4つの座標で表現することができ、軌跡抽出エリア対応表(GSO104)では、X座標始点(GSO1042)、X座標終点(GSO1043)、Y座標始点(GSO1044)とY座標終点(GSO1045)を用いる。有効基地局ID(GSO1046)は、軌跡抽出エリアを検知することができる基地局のIDが格納されている。
この軌跡抽出エリア対応表(GSO104)は、当該表で表される計測エリアに重複がないことが望ましい。
なお、軌跡抽出エリア対応表(GSO104)のデータはデータベース(GSO1)に格納されている。また、物体を検知した時の座標とその計測エリアとの関係を示すのに必要なデータがあれば追加することができる。
<計測条件リスト>
図7は、本実施形態による計測条件リスト(GSO105)の例を示す図である。1台以上の基地局を用いて計測できる条件をまとめておくと管理が容易になる。その計測条件をまとめたものの1例が図7の計測条件リスト(GSO105)である。
計測条件リスト(GSO105)は、計測条件ID(GSO1051)と、主キー(GSO1052)と、起動時刻(GSO1053)と、座標(GSO1054)と、軌跡抽出エリアID(GSO1058)と、有効基地局ID(GSO1059)と、を構成情報として含んでいる。
計測条件ID(GSO1051)は、計測条件を一意に識別・特定するための識別情報である。主キー(GSO1052)は、多く計測条件の中から主となる計測条件を識別するために用いるキーである。主キーの場合には1、それ以外の場合には0を格納する。主キー(GSO1052)は、例えば、計測対象の部屋や閉じた空間(図3で示される部屋や空間)に1つだけ設定されている。起動時刻(GSO1053)は、計測を起動した時の時刻を示す情報である。
座標(GSO1054)は、対応する計測条件で計測できる計測エリアの座標値を示す情報である。計測エリアは4つの座標で表現することができる。そこで、軌跡抽出エリア対応表(GSO104)では、計測エリアを表現するために、X座標始点(GSO1042)、X座標終点(GSO1043)、Y座標始点(GSO1044)とY座標終点(GSO1045)を用いる。
軌跡抽出エリアID(GSO1058)は、対応する計測条件IDの計測条件に従って検知することができる軌跡抽出エリアを一意に識別・特定するための識別情報を示している。有効基地局ID(GSO1059)は、軌跡抽出エリアID(GSO1058)で示されるエリアを検知することができる基地局IDを示している。
図8は、図7の計測条件リスト(GSO105)の例による各計測条件の建物内部(図3の空間に対応)におけるカバーエリアを示す図である。各キーで表現される領域は、計測条件リスト(GSO105)の座標(GSO1054)で示される領域に対応している。
ME-ID01は、主キーの計測条件であり、建物内部の全域をカバーしている。つまり、主キーの計測条件に含まれる有効基地局ID(GSO1059)で示される各基地局を用いれば当該建物内部の全域をスキャンすることができる。他のキーME-ID02〜ME-ID06は、当該建物内部の一部のみをカバーしている。
なお、計測条件リスト(GSO105)のデータはデータベース(GSO1)に格納されている。複数ある計測条件を識別するのに必要なデータがあれば追加することができる。
<センサデータの例>
図9は、本実施形態における、設置された基地局が検知したセンサデータ(計測した物体の情報)の例を示す図である。
センサデータ(GSO106)は、基地局ID(GSO1061)と、時刻(GSO1062)と、X座標(GSO1063)と、Y座標(GSO1064)と、を構成情報として含んでいる。基地局から取得されるセンサデータ(GSO106)は実際には当該基地局から物体までの距離と角度(方向)である。例えば、計測処理部(GSO2)がその距離と角度の情報から座標に変換する。
基地局ID(GSO1061)は、センサデータ(GSO106)を発信した基地局を一意に識別・特定するための識別情報である。時刻(GSO1062)は、対応する基地局からセンサデータを受信した時の時刻である。X座標(GSO1063)は、物体のX軸の座標値を示している。Y座標(GSO1064)は、物体のY軸の座標値を示している。
なお、センサデータ(GSO106)のデータはデータベース(GSO1)に格納されている。また、センサデータ(GSO106)には、物体とそれを検知する基地局との関係を示すのに必要なデータがあれば追加することができる。
<軌跡データの例>
図10は、図9のセンサデータに基づいて生成された軌跡データの例を示す図である。センサデータ(GSO106)から軌跡データ(GSO107)を生成する流れを簡単に説明すると、軌跡座標抽出部(GSO3)は、まず、計測条件リスト(GSO105)の計測条件ID(GSO1051)に記載されている有効基地局ID(GSO1059)の基地局からのセンサデータ(図9)から物体(人物)を抽出する(物体の中心座標と物体の大きさを求める)。そして、軌跡座標抽出部(GSO3)は、検出された物体の所定時間内における動きの変化から物体の軌跡を算出する(物体の中心座標、物体の大きさ、及び物体の速さを求める)。当該算出された物体の軌跡が軌跡データ(GSO107)に格納される。なお、図10の例では、それぞれの時刻(開始時刻が2014.08.21の19:45:00 000と同日の19:45:01 000)において、計測条件ME-ID02に関しては2つの物体軌跡が抽出され、その他の計測条件に関しては1つの物体軌跡が抽出されている。
軌跡データ(GSO107)は、計測条件ID(GSO1071)と、主キー(GSO1072)と、個体ID(GSO1073)と、始点時刻(GSO1074)と、始点X座標(GSO1075)と、始点Y座標(GSO1076)と、終点時刻(GSO1077)と、終点X座標(GSO1078)と、終点Y座標(GSO1079)と、速度(m/s)(GSO10710)と、大きさ(GSO10711)と、を構成情報として含んでいる。
計測条件ID(GSO1071)は、計測条件ID(GSO1051)で示した計測条件を一意に識別・特定するための識別情報である。主キー(GSO1072)は、主キー(GSO1052)で示した主となる計測条件を識別するための情報である。個体ID(GSO1073)は、物体を一意に識別・特定するための識別情報である。始点時刻(GSO1074)は、物体の検出が開始された時刻である。始点X座標(GSO1075)は、物体の検出が開始された時点での物体のX軸の座標値である。始点Y座標(GSO1076)は、物体の検出が開始された時点での物体のY軸の座標値である。終点時刻(GSO1077)は、物体の検出が終了した時刻である。終点X座標(GSO1078)は、物体の検出が終了した時点での物体のX軸の座標値である。終点Y座標(GSO1079)は、物体の検出が終了した時点での物体のY軸の座標値である。速度(m/s)(GSO10710)は、物体の属性データであり、物体の速度の値である。大きさ(m2)(GSO10711)は、物体の属性データであり、物体の大きさの値である。
このデータはデータベース(GSO1)に格納されている。軌跡データ(GSO107)は検知した物体に関係する情報を示すのに必要なデータがあれば追加することができる。
<計測条件候補リストの例>
図11は、本実施形態による計測条件候補リスト(GSO108)の例を示す図である。計測条件候補リスト(GSO108)は、軌跡データ(GSO107)の主キー(GSO1072)で抽出された物体の座標から軌跡抽出エリアID(GSO1041)を導き、その抽出エリアをサポートする複数の計測条件を抽出することによって得られる情報を格納する。計測条件候補リスト(GSO108)は、複数の計測条件を用いて検出物体の数を分析するために必要である。
計測条件候補リスト(GSO108)は、主計測条件ID(GSO1081)と、時刻(GSO1082)と、軌跡抽出エリアID(GSO1083)と、候補計測条件ID(GSO1084)と、を構成情報として含んでいる。
主計測条件ID(GSO1081)は、軌跡データ(GSO107)(図10参照)の中から主キー(GSO1072)の計測条件ID(GSO1071)を特定するための情報である。時刻(GSO1082)は、取得した軌跡データ(GSO107)の中から、主計測条件ID(GSO1081)として出力された物体の検出した時刻を示す情報である。
軌跡抽出エリアID(GSO1083)は、軌跡データ(GSO107)の中から主キー(GSO1072)の計測条件ID(GSO1071)の始点X座標(GSO1075)、始点Y座標(GSO1076)、終点X座標(GSO1078)、及び終点Y座標(GSO1079)の値を用いて特定される、軌跡抽出エリア対応表(GSO104)(図6参照)のX座標始点(GSO1042)、X座標終点(GSO1043)、Y座標始点(GSO1044)、及びY座標終点(GSO1045)の4つの座標に含まれる計測エリアの軌跡抽出エリアID(GSO1041)を示す情報である。
候補計測条件ID(GSO1084)は、軌跡抽出エリアID(GSO1083)で示される領域を計測することができる計測条件を識別・特定するための情報である。
なお、計測条件候補リスト(GSO108)のデータはデータベース(GSO1)に格納されている。また、計測条件候補リスト(GSO108)は、複数の計測条件の連携に関係する情報を示すのに必要なデータがあれば追加することができる。
<計測条件別計測人数リストの例>
図12は、本実施形態による計測条件別計測人数リスト(GSO109)の例を示す図である。計測条件別計測人数リスト(GSO109)は、計測条件候補リスト(GSO108)で求めた計測条件と計測エリアからそれぞれ人数を求めた結果を格納するためのリストである。
計測条件別計測人数リスト(GSO109)は、主計測条件(GSO1091)と、時刻(GSO1092)と、軌跡抽出エリアID(GSO1093)と、複数の候補計測条件(候補計測条件1(GSO1094)、候補計測条件2(GSO1095)、・・・・、候補計測条件k(GSO109k)、ここでk=1〜nの整数)と、を構成情報として含んでいる。
主計測条件(GSO1091)は、主キーの計測条件であり、その計測条件を識別するID(GSO10911)、及びその主キーの計測条件で求められた人数(GSO10912)を示している。時刻(GSO1092)は、物体を検出した時刻である。軌跡抽出エリアID(GSO1093)は、計測条件候補リスト(GSO108)で求めた軌跡抽出エリアID(GSO1083)である。
複数の候補計測条件は、各候補計測条件を識別するための情報、及びその計測条件で求められた人数を示す情報である。例えば、候補計測条件1(GSO1094)は、1番目の計測条件を示し、その計測条件IDがID(GSO10941)の欄に、計測条件1によって求められた人数が人数(GSO10942)の欄に格納される。候補計測条件2(GSO1095)、及び候補計測条件k(GSO109k)も同様である。候補計測条件の数は、候補計測条件ID(GSO1084)(図11参照)に格納されている計測条件の個数に等しくなっている。
なお、計測条件別計測人数リスト(GSO109)のデータは、データベース(GSO1)に格納されている。また、計測条件別計測人数リスト(GSO109)は、複数の計測条件の結果に関係する情報を示すのに必要なデータがあれば追加することができる。
<信頼度別人数リストの例>
図13は、本実施形態による信頼度別人数リスト(GSO110)の例を示す図である。計測条件別計測人数リスト(GSO109)では、計測条件毎に人数を求めたが、その人数から信頼度を求めることで、精度の高い抽出結果になる。そこで、本実施形態では、計測条件別計測人数リスト(GSO109)(図12)から信頼度別人数リスト(GSO110)を生成し、人数毎の信頼度をまとめることとしている。
信頼度別人数リスト(GSO110)は、時刻(GSO1101)と、軌跡抽出エリアID(GSO1102)と、信頼度順位(信頼度1位(GSO1103)、信頼度2位(GSO1104)、・・・)と、を構成情報として含んでいる。
信頼度は、計測条件別計測人数リスト(GSO109)(図12参照)において同じ人数の計測条件を投票することにより得られる。そして、一番投票数が多い「人数」が信頼度1位の人数情報となる。
時刻(GSO1101)は、物体を検出した時刻である。軌跡抽出エリアID(GSO1102)は、計測条件候補リスト(GSO108)で求めた軌跡抽出エリアID(GSO1083)である。
信頼度1位(GSO1103)は、一番目に投票の多かった人数の詳細情報である。ここで、人数(GSO11031)は人数を、信頼度(GSO11032)は全投票から信頼度1位の人数に投票した数の割合を、計測条件IDリスト(GSO11033)はその時に求めた計測条件IDを、それぞれ示している。信頼度2位(GSO1104)は二番目に投票の多かった人数の詳細情報である。
信頼度別人数リスト(GSO110)では、抽出された「人数」の数のカラムが生成される。
なお、信頼度別人数リスト(GSO110)のデータは、データベース(GSO1)に格納されている。また、信頼度別人数リスト(GSO110)は、信頼度別の人数に関係する情報を示すのに必要なデータがあれば追加することができる。
<調整済み軌跡データの例>
図14は、本実施形態による調整済み軌跡データ(GSO111)の例を示す図である。調整済み軌跡データ(GSO111)は、信頼度別人数リスト(GSO110)の中で、一番高い信頼度の結果を用いて求めた軌跡データを示している。
調整済み軌跡データ(GSO111)においては、一番高い信頼度の結果が1つの場合には、そのデータを調整済み軌跡データ(GSO111)として格納する。また、一番高い信頼度の結果が複数の場合(投票数が同一の場合)には、代表的なものを1つ選択して格納しても良いし、それらの平均値を格納しても良い。
個体ID(GSO1111)は、検出対象の物体を識別するための情報である。時刻(GSO1112)は、当該物体を検出した時刻を示している。
始点X座標(GSO1113)は、軌跡の始点における物体のX軸の座標値である。始点Y座標(GSO1114)は、軌跡の始点における物体のY軸の座標値である。終点X座標(GSO1116)は、軌跡の終点における物体のX軸の座標値である。終点Y座標(GSO1117)は、軌跡の終点における物体のY軸の座標値である。
速度(m/s)(GSO1118)は、物体の属性データであり、物体の速度の値である。大きさ(m2)(GSO1119)は、物体の属性データであり、物体の大きさの値である。
なお、調整済み軌跡データ(GSO111)のデータは、データベース(GSO1)に格納されている。また、調整済み軌跡データ(GSO111)は、検知した物体に関係する情報を示すのに必要なデータがあれば追加することができる。
<信頼人数・軌跡抽出処理>
図15は、人数・軌跡抽出システム(GSO)の信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)が実行する信頼人数・軌跡抽出処理を説明するためのフローチャートである。以下に説明する信頼人数・軌跡抽出処理においてはある1つの環境下で抽出した軌跡座標を複数の環境下で計測した結果と比較することで信頼度を求めることにより、精度の高い軌跡を求めることができる様になる。
(i)ステップGSO401:計測条件の絞り込み処理
信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)は、大量にある計測条件(図7参照)から軌跡データ(図10参照)に合わせて計測条件を選び出す。具体的には、信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)は、軌跡データ(GSO107)の主キー(GSO1072)の軌跡座標(始点X座標(GSO1075)、始点Y座標(GSO1076))と軌跡抽出エリア対応表(GSO104)から計測対象となる軌跡抽出エリアID(GSO1041)を求め、計測条件リスト(GSO105)の中から候補となる計測条件の絞り込みを行う。そして、信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)は、その結果を計測条件候補リスト(GSO108)(図11参照)に格納する。
(ii)ステップGSO402:人数抽出処理
信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)は、複数の候補計測条件からそれぞれの人数を算出する。具体的には、信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)は、軌跡データ(GSO107)の中から、計測条件候補リスト(GSO108)に該当するデータを抽出し、計測条件毎に人数を抽出する。そして、信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)は、その結果を計測条件別計測人数リスト(GSO109)に格納する。
(iii)ステップGSO403:人数毎の信頼度算出処理
信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)は、複数の候補計測条件から求めた人数(ステップGSO402で抽出された人数)の情報を用いて、人数別の信頼度を求める。具体的には、信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)は、計測条件別計測人数リスト(GSO109)で同じ人数を示す計測条件を投票することにより、人数別の信頼度を抽出する。つまり、検知された全体の「人数」情報の種類(例えば、1名、2名、3名、・・・)における各「人数」の占める割合(例えば、1名:70%、2名:20%、3名:10%)が算出される。そして、信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)は、その結果を信頼度別人数リスト(GSO110)(図13参照)に格納する。
(iv)ステップGSO404:調整済み軌跡データ生成処理
信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)は、信頼度別人数リスト(GSO110)(図13参照)の中から信頼度1位(GSO1103)の計測結果を用いて軌跡データを生成する。これにより、信頼度の高い情報が得られる。そして、信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)は、その結果を調整済み軌跡データ(GSO111)(図14参照)に格納する。
<Gateリストの例>
図16は、本実施形態によるGateリスト(GSC401)の例を示す図である。Gateリスト(GSC401)は、表示部(GSC2)での表示で必要なゲートの通過人数を求めるために用いられるゲートの位置を示す情報である。
Gateリスト(GSC401)は、GateID(GSC4011)と、名称(GSC4012)と、始点X座標(GSC4013)と、始点Y座標(GSC4014)と、終点X座標(GSC4015)と、終点Y座標(GSC4016)と、を構成情報として含んでいる。
GateID(GSC4011)は、ゲートを識別・特定するための識別情報である。名称(GSC4012)は、GateID(GSC4011)の名称である。
ゲートの位置は、4つの座標で表現することができる。このため、各Gateの位置を始点X座標(GSC4013)、終点X座標(GSC4015)、始点Y座標(GSC4014)と終点Y座標(GSC4016)で特定している。
Gateリスト(GSC401)のデータは、データベース(GSC4)に格納されている。また、ゲートに関する情報があればGateリスト(GSC401)に追加することができる。
<表示時刻指定リストの例>
図17は、本実施形態による表示時刻指定リスト(GSC402)の例を示す図である。表示時刻指定リスト(GSC402)は、表示部(GSC2)での表示で必要な可視化する時間を指定するために用いられる時刻を示す情報である。
表示時刻指定リスト(GSC402)は、表示時刻ID(GSC4021)と、時刻(GSC4022)と、期間(GSC4023)と、を構成情報として含んでいる。
表示時刻ID(GSC4021)は、対象の表示開始時刻及び表示期間を識別・特定するための識別情報である。時刻(GSC4022)は、対象の表示を開始した時刻を示す情報である。期間(GSC4023)は、表示を開始した時刻からの可視化の対象となる期間を示す情報である。
なお、表示時刻指定リスト(GSC402)のデータは、データベース(GSC4)に格納されている。また、時刻指定に関する情報があれば表示時刻指定リスト(GSC402)に追加することができる。
<Gate通過テーブルの例>
図18は、本実施形態によるGate通過テーブル(GSC403)の例を示す図である。Gate通過テーブル(GSC403)は、ゲート毎に通過した人数を表示するために用いられる、通過した時刻とゲートを示したデータを示す情報である。調整済み軌跡データ(GSO111)(図14参照)とGateリスト(GSC401)(図16参照)からゲート毎に通過した人数をカウントし、その通過時刻と通過人数がGate通過テーブル(GSC403)に格納される。
Gate通過テーブル(GSC403)は、時刻(GSC4031)と、Gate_A(GSC4032)と、Gate_B(GSC4033)と、を構成情報として含んでいる。
時刻(GSC4031)は、物体(人物)が対象のGateを通過した時刻を示している。Gate_A(GSC4032)は、時刻(GSC4031)にGate_Aを通過した人数を示している。Gate_B(GSC4033)は、時刻(GSC4031)にGate_Bを通過した人数を示している。
なお、Gate通過テーブル(GSC403)のデータは、データベース(GSC4)に格納されている。また、ゲート通過に関するデータがあればGate通過テーブル(GSC403)に追加することができる。
<基地局信頼度リストの例>
図19は、本実施形態による基地局信頼度リスト(GSC404)の例を示す図である。基地局(BS)でトラブルが生じているか否かは、信頼度の高い分析で用いた基地局をカウントすることにより把握することができる。当該基地局信頼度リスト(GSC404)は、信頼度が一番高い分析で用いた基地局(BS)と信頼度が一番低い分析で用いた基地局(BS)での使用有無をまとめたものである。
基地局信頼度リスト(GSC404)は、時刻(GSC4041)と、高信頼度基地局(GSC4042)と、低信頼度基地局(GSC4043)と、を構成情報として含んでいる。
時刻(GSC4041)は、時刻(GSO1101)(図13参照)で用いた時刻を示している。
高信頼度基地局(GSC4042)は、信頼度1位(GSO1103)で用いた基地局の情報を示している。高信頼度基地局(GSC4042)は、次のように求められる。つまり、まず計測条件IDリスト(GSO11033)(図13参照)から信頼度1位(GSO1103)で用いられた計測条件を特定する。次に、当該計測条件を計測条件リスト(GSO105)(図7参照)と照合して対応する有効基地局ID(GSO1059)の情報を取得する。そして、当該基地局IDの基地局に票を投票することにより高信頼度基地局を求めることができる。基地局信頼度リスト(GSC404)においては、高信頼度基地局(GSC4042)としてBS-ID01(GSC40421)、BS-ID02(GSC40422)、BS-ID03(GSC40423)・・・のそれぞれがリストアップされ、信頼度1位(GSO1103)を取得したときにそれぞれの基地局が出現した回数が示される。
低信頼度基地局(GSC4043)は、信頼度が一番低い順位で用いた基地局の情報を示している。低信頼度の基地局(GSC4043)も高信頼度基地局(GSC4042)と同様に求められる。基地局信頼度リスト(GSC404)においては、低信頼度基地局(GSC4043)としてBS-ID01(GSC40431)、BS-ID02(GSC40432)、BS-ID03(GSC40433)・・・のそれぞれがリストアップされ、信頼度が一番低い順位を取得したときにそれぞれの基地局毎に出現した回数が示される。
なお、基地局信頼度リスト(GSC404)のデータはデータベース(GSC4)に格納されている。また、基地局の信頼度に関するデータがあれば基地局信頼度リスト(GSC404)に追加することができる。
<人数・軌跡表示処理>
図20は、本実施形態による人数・軌跡表示システム(GSC)の表示部(GSC2)が実行する人数・軌跡表示処理を説明するためのフローチャートである。
(i)ステップGSC201:抽出処理
表示部(GSC2)は、データベース(GSC4)とデータベース(GSO1)から表示(GSC202)に必要なデータを抽出する処理を行う。当該抽出(GSC201)の処理では、特に、ゲート通過人数と基地局信頼度が求められる。
(i-1)ゲート通過人数(ゲート毎に通過した人数)
表示部(GSC2)は、調整済み軌跡データ(GSO111)(図14参照)及びGateリスト(GSC401)(図16参照)からゲート通過人数を求める。具体的には、調整済み軌跡データ(GSO111)の始点X座標(GSO1113)、始点Y座標(GSO1114)、終点X座標(GSO1116)、及び終点Y座標(GSO1117)で特定される軌跡と、Gateの始点X座標(GSC4013)、始点Y座標(GSC4014)、終点X座標(GSC4015)、及び終点Y座標(GSC4016)で特定されるGateの位置とを照合することにより、ゲート通過人数が求められる。ゲート通過人数の結果は、Gate通過テーブル(GSC403)に格納される。
(i-2)基地局信頼度(基地局毎の信頼度)
表示部(GSC2)は、信頼度別人数リスト(GSO110)(図13参照)及び計測条件リスト(GSO105)(図7参照)から基地局信頼度を求める。具体的には、計測条件IDリスト(GSO11033)(図13参照)から信頼度1位(GSO1103)及び最低信頼度順位で用いられたそれぞれ計測条件を特定する。次に、当該計測条件を計測条件リスト(GSO105)(図7参照)と照合してそれぞれの順位に対応する有効基地局ID(GSO1059)の情報を取得する。そして、当該基地局IDの基地局の数をそれぞれカウントする(投票する)ことにより、高信頼度基地局及び低信頼度基地局の情報を得ることができる。基地局信頼度の結果は、基地局信頼度リスト(GSC404)に格納される。
(ii)ステップGSC202:表示処理
表示部(GSC2)は、表示時刻指定リスト(GSC402)で指定した時間を基に、データを集計し表示を行う。特に、当該表示処理(GSC202)では、人物軌跡、ゲート通過人数、及び基地局信頼度が表示される。
(ii-1)人物軌跡の表示
表示部(GSC2)は、調整済み軌跡データ(GSO111)(図14参照)、及び表示時刻指定リスト(GSC402)(図17参照)を用いて人物軌跡を求め、描画する。具体的には、調整済み軌跡データ(GSO111)の始点時刻(GSO1112)及び終点時刻(GSO1115)と表示時刻指定リスト(GSO111)で特定される指定期間を照合し、当該指定期間に含まれる軌跡が抽出され、表示される。
(ii-2)Gate通過人数の表示
表示部(GSC2)は、表示時刻指定リスト(GSC402)(図17参照)及びGate通過テーブル(GSC403)(図18参照)を用いて該当ゲートの通過人数を求め、描画する。具体的には、表示時刻指定リスト(GSC402)で特定される指定時間とGate通過テーブル(GSC403)の時刻(GSC4031)とを照合し、当該指定期間に含まれる時刻(GSC4031)における各Gateの通過人数が算出され、表示される。
(iii-3)基地局信頼度の表示
表示部(GSC2)は、表示時刻指定リスト(GSC402)(図17参照)及び基地局信頼度リスト(GSC404)(図19参照)を用いて、該当期間での基地局信頼度をまとめ、描画する。より具体的には、表示時刻指定リスト(GSC402)で特定される指定期間と基地局信頼度リスト(GSC404)の時刻(GSC4041)とを照合し、当該指定期間に含まれる時刻(GSC4041)における基地局の信頼度の情報が求められる。この場合、基地局の信頼度は、例えば、当該指定期間に1回でも信頼度が高いと判断されれば(図19において1回でもカウントされれば)信頼度が高い基地局として出力(表示)されるようにしても良い。
なお、データベース(GSC4)及びデータベース(GSO1)から求めたデータを表示することができるため、この他のデータを抽出して表示しても良い。
<変形例>
上述の実施形態では、物理的に異なる基地局(BS)の様々な組み合わせ(含まれる有効基地局IDが計測条件で異なる)で構成される計測条件(各組み合わせによって計測できる領域が異なっている)を用いて各計測条件の少なくとも一部から得られる計測データに基づいて人物の数を決定している。本発明はこのような物理的に異なる組み合わせだけでなく、システム起動の時間が異なる基地局(BS)の組み合わせを用いても良い。
例えば、移動体計測システム(GS)の人数・軌跡抽出システム(GSO)内に計測処理部(GSO2)及び軌跡座標抽出部(GSO3)をそれぞれ複数個(N個)用意する。そして、各基地局(BS)が所定の時間差(例えば5秒)間隔で計測したデータのそれぞれ(N組のデータ)を移動体計測システム(GS)が受信し、当該N組のデータをN個の計測処理部(GSO2)及び軌跡座標抽出部(GSO3)で処理する。さらに、信頼人数・軌跡抽出部(GSO4)がN組のデータ(それぞれの組の計測データは他の組の計測データとは依存関係に無く独立している)から得られた人数について投票処理を行い、占有率が最も高い人数を最終的な人数(信頼度のある結果)として出力する。
このように、物理的な基地局の配置条件ではなく、時間的なずれによる計測結果を用いて最終的な人数を決定することにより、1回の計測結果を次の計測結果以降に引き継ぐこともないので、より精度高く人数をカウントすることができるようになる。
<まとめ>
(i)本実施形態では、複数の計測機器(基地局(BS))のうち少なくとも一部を用いて構成される、計測機器の複数の組み合わせ(計測条件)が予め決められている。そして、移動体計測システム(GS)では、複数の組み合わせの少なくとも一部(いくつかの計測条件)のそれぞれに従って計測されたデータに基づいて、該当する計測条件のそれぞれに対応する人物の数である候補人数が算出され、その候補人数に基づいて最終的な人物の数が特定される。具体的には、候補人数に対して投票処理を行い、最も占有率の高い候補人数が最終的な人物の数として決定される。さらに、当該決定された最終的な人物の数が出力される。このようにすることにより、精度よく所定の領域に存在する人物の数をカウントすることが可能となる。
候補人数を算出する際には、複数の計測機器からの計測データに基づいて物体の位置を算出し、当該位置を計測することが可能な計測機器の組み合わせを特定し、当該組み合わせにおける候補人数を算出する。通常、このような組み合わせは複数個特定される。また、この組み合わせは人物が移動するに従って変動する。このため、従来の固定的な基地局の配置パターンのみから得られる計測データから人物をカウントする場合とは異なり、1度発生したエラーが次の計測に伝搬することもなく、正確に人物の数を特定することができるようになる。
また、本実施形態による移動体計測システムは、管理者がクライアントを用いて入力する表示指示であって、人物の数をカウントすべき期間と場所の情報を含む指示に応答して、期間と場所の最終的な人物の数を画面上に表示する。このようにすることにより、管理者は、所望の場所の所望の期間における正確な人数を知ることができる。
さらに、当該移動体計測システムは、最も占有率の高い候補人数を提供する計測条件に含まれる基地局を信頼度が高い基地局と位置づけ、最終的な人物の数とともに、当該信頼度が高いと位置づけられた基地局に関する情報(基地局信頼度:例えば、信頼度の高い基地局の割合や各基地局の信頼度が高いか否かを示す情報)を画面上に表示する。このようにすることにより、表示された人数の情報がどの程度信頼性があるものかを基地局信頼度の情報から推し量ることができるようになる。
また、当該移動体計測システムは、基地局からの計測データに基づいて人物の軌跡(所定時間における始点座標及び終点座標)を算出し、当該軌跡を、人数カウント対象の領域を表すマップ上に表示する。このようにすることにより、当該領域における人数とともに各人の動きを知ることも可能となる。
(ii)本発明は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現されるようにしてもよい。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータ上のメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータのCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現されるようにしてもよい。
さらに、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することにより、それをシステム又は装置のハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD−RW、CD−R等の記憶媒体に格納し、使用時にそのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしても良い。
最後に、ここで述べたプロセス及び技術は本質的に如何なる特定の装置に関連することはなく、コンポーネントの如何なる相応しい組み合わせによってでも実装できることを理解する必要がある。更に、汎用目的の多様なタイプのデバイスがここで記述した手順に従って使用可能である。ここで述べた方法のステップを実行するのに、専用の装置を構築するのが有益であることが判るかもしれない。また、実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。本発明は、具体例に関連して記述したが、これらは、すべての観点に於いて限定の為ではなく説明の為である。本分野にスキルのある者には、本発明を実施するのに相応しいハードウェア、ソフトウェア、及びファームウエアの多数の組み合わせがあることが解るであろう。例えば、記述したソフトウェアは、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Java(登録商標)等の広範囲のプログラム又はスクリプト言語で実装できる。
さらに、上述の実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていても良い。
加えて、本技術分野の通常の知識を有する者には、本発明のその他の実装がここに開示された本発明の明細書及び実施形態の考察から明らかになる。記述された実施形態の多様な態様及び/又はコンポーネントは、データを管理する機能を有するコンピュータやストレージシステムに於いて、単独又は如何なる組み合わせでも使用することが出来る。明細書と具体例は典型的なものに過ぎず、本発明の範囲と精神は後続する請求範囲で示される。
US 経営者、NW ネットワーク、BS 基地局、GS 移動体計測システム、GSO 人数・軌跡抽出システム、GSC 人数・軌跡表示システム、GSA 業務アプリ

Claims (10)

  1. 計測対象の領域における人物の数を特定する移動体計測システムであって、
    前記人物の数を特定するための各種プログラムを格納する記憶装置と、
    前記領域に設置され、それぞれ計測機器を有する複数の基地局と、
    前記記憶装置から前記各種プログラムを読み込み、前記領域に設置された複数の計測機器から受信した計測データを処理して前記人物の数を特定するプロセッサと、を有し、
    前記領域は、複数の小領域に分割されており、
    前記複数の計測器はそれぞれ、前記人物の存在を検知し、前記人物までの距離と方向を計測し、
    前記記憶装置は、
    各小領域の座標と当該各小領域を計測可能な計測器との対応関係を示す軌跡抽出エリア対応データと、
    前記小領域の集合体について、1台以上の前記計測機器を用いて計測できる、複数の条件であって、前記計測対象の領域の全体をカバーする計測機器を示す主計測条件と、前記計測対象の領域の一部をカバーする計測機器を示す複数の副計測条件とを含む計測条件データと、を格納し、
    前記プロセッサは、
    前記主計測条件に従って前記人物が滞在する座標を算出し、前記計測条件データから、当該座標をカバーする副計測条件を候補計測条件として抽出する処理と、
    前記各小領域において、前記主計測条件に含まれる計測機器の計測データから前記人物の数と、前記候補計測条件に含まれる計測機器の計測データから前記人物の数を、候補人数としてそれぞれ算出する処理と、
    前記主計測条件に対応する前記人物の数と前記候補計測条件に対応する前記人物の数に対して投票処理を行い、最も占有率の高い候補人数を最終的な人物の数として特定する処理と、
    前記最終的な人物の数を出力する処理と、
    を実行する、移動体計測システム。
  2. 請求項1において、
    情報表示のためのプログラムに従って、前記最終的な人物の数の情報を表示装置の画面上に表示するプロセッサを含み、
    前記表示するプロセッサは、ユーザによって入力される指示であって、前記人物の数をカウントすべき期間と場所の情報を含む指示に応答して、前記期間と場所の前記最終的な人物の数を前記画面上に表示する、移動体計測システム。
  3. 請求項2において、
    前記人物の数を特定するプロセッサは、前記最も占有率の高い前記候補人数を提供する前記計測機器を有する基地局を信頼度が高い基地局として位置づけ、
    前記表示するプロセッサは、前記最終的な人物の数とともに、当該信頼度が高いと位置づけられた基地局に関する情報を前記画面上に表示する、移動体計測システム。
  4. 請求項2において、
    前記人物の数を特定するプロセッサは、前記計測条件データに含まれる各計測機器の前記計測データに含まれる前記人物までの距離と方向の情報に基づいて前記人物を抽出し、当該抽出した人物の所定時間内における前記小領域間の移動による座標の変化から前記人物の軌跡を算出し、
    前記表示するプロセッサは、前記領域を表すマップを前記画面上に表示すると共に、前記軌跡を前記マップの上に表示する、移動体計測システム。
  5. 請求項1において、
    前記プロセッサは、ユーザによって入力される指示であって、前記人物の数をカウントすべき期間と場所の情報を含む指示に応答して、前記期間と場所の前記最終的な人物の数を表示装置の画面上に表示する、移動体計測システム。
  6. 請求項5において、
    前記プロセッサは、さらに、
    前記最も占有率の高い前記候補人数を提供する前記少なくとも一部の組み合わせに含まれる前記計測機器を信頼度が高い計測機器として位置づける処理と、
    前記最終的な人物の数とともに、当該信頼度が高いと位置づけられた計測機器に関する情報を前記画面上に表示する処理と、
    を実行する移動体計測システム。
  7. 請求項5において、
    前記プロセッサは、
    前記計測条件データに含まれる各計測機器の前記計測データに基づいて前記人物を抽出し、当該抽出した人物の所定時間内における座標の変化から前記人物の軌跡を算出する処理と、
    前記領域を表すマップを前記画面上に表示すると共に、前記軌跡を前記マップの上に表示する処理と、
    を実行する、移動体計測システム。
  8. 計測対象の領域における人物の数を特定する方法であって、
    前記領域は、複数の小領域に分割されており、
    記憶装置が、各小領域の座標と当該各小領域を計測可能な計測器との対応関係を示す軌跡抽出エリア対応データと、前記小領域の集合体について、1台以上の計測機器を用いて計測できる、複数の条件であって、前記計測対象の領域の全体をカバーする計測機器を示す主計測条件と、前記計測対象の領域の一部をカバーする計測機器を示す複数の副計測条件とを含む計測条件データと、を格納し、
    前記1台以上の計測機器はそれぞれ、前記人物の存在を検知し、前記人物までの距離と方向を計測し、
    プロセッサが、前記記憶装置から、計測条件データを読み込むことと、
    複数の計測器がそれぞれ、前記人物までの距離と方向を計測することと、
    前記プロセッサが、前記主計測条件に従って前記人物が滞在する座標を算出し、前記計測条件データから、当該座標をカバーする副計測条件を候補計測条件として抽出することと、
    前記プロセッサが、前記各小領域において、前記主計測条件に含まれる計測機器の計測データから前記人物の数と、前記候補計測条件に含まれる計測機器の計測データから前記人物の数を、候補人数としてそれぞれ算出することと、
    前記プロセッサが、前記主計測条件に対応する前記人物の数と前記候補計測条件に対応する前記人物の数に対して投票処理を行い、最も占有率の高い候補人数を最終的な人物の数として特定することと、
    前記プロセッサが、前記最終的な人物の数を出力することと、
    を含む、方法。
  9. 請求項8において、さらに、
    前記プロセッサが、ユーザによって入力される指示であって、前記人物の数をカウントすべき期間と場所の情報を含む指示に応答して、前記期間と場所の前記最終的な人物の数を表示装置の画面上に表示することを含む、方法。
  10. 請求項9において、
    前記プロセッサが、前記計測条件データに含まれる各計測機器の前記計測データに含まれる前記人物までの距離と方向の情報に基づいて前記人物を抽出し、当該抽出した人物の所定時間内における前記小領域間の移動による座標の変化から前記人物の軌跡を算出することと、
    前記プロセッサが、前記領域を表すマップを前記画面上に表示すると共に、前記軌跡を前記マップの上に表示することと、
    を含む、方法。
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