JP6752534B2 - 射出成形機および射出成形機の型厚設定方法 - Google Patents

射出成形機および射出成形機の型厚設定方法 Download PDF

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本発明は、設定入力された型厚を用いて型厚設定を行う射出成形機および射出成形機の型厚設定方法に関するものである。
射出成形機においては金型が交換されるとその都度、型厚を設定する必要がある。この点について特許文献1には、操作者が、型厚設定欄b21に型厚を入力することによって型厚の設定を行うことが記載されている。また特許文献2には、金型厚さを測定し、金型厚さのデータとして入力すること、および許容値(基準値A)±0.3mmを与えることが記載されている。そして成形時には、金型の実測値が前回の測定値との誤差の比較を行い、その誤差が許容値内にあるときは次の動作に進むとともに誤差が許容値を超えるときは、金型厚さの設定時に与える許容値(基準値A)と比較し、基準値Aを超えるときは機械の動作を停止することが記載されている。
また特許文献3では、作動制御時に先立って測定記憶された型厚寸法を、成形時の型締完了後の型位置検出手段によって検出された可動型の位置に基づいて補正することが記載されている。従ってこれら特許文献2および特許文献3では成形時の金型の熱膨張に対応させて射出成形機を作動させることができる。
更に特許文献4においては、射出成形機には成形金型の型厚寸法の補正値(オフセット値)が前もって保存されており、測定された型厚寸法に対して補正を行うことが記載されている。従って特許文献4ではバネ金型等、それぞれの金型の実測された型厚寸法に対して自動的に補正を行うことができる。
特開2010−76431号公報(0061、図3) 実公平5−41864号公報(実用新案登録請求の範囲、第2頁第4欄) 特開平7−148740号公報(請求項1、0014ないし0018) 特開2017−87526号公報(請求項1、0020ないし0023)
しかしながら特許文献1についてはどのような根拠に基づいて操作者が型厚を入力するのか明示がされていない。従って取付けた金型を用いた成形に最適な型厚が設定入力されるとは限らない。また特許文献2については、「金型厚さを測定し、金型厚さのデータとして入力」することが記載されているが、操作者が設定入力するものかどうか不明である。また特許文献2ないし特許文献3には成形時に制御により型厚の補正を行うことが記載され、特許文献4には金型構造に応じて型厚の補正を行うことが記載されているが、金型構造や金型温度は多岐にわたり、全ての型厚の補正値を予め最適に設定することが困難な場合もある。
従って射出成形機では実測された型厚を参照して作業者が自在に型厚を設定入力できるようにしておくと、多岐にわたる金型構造や金型温度の場合に最適な対応ができ便利である。ところが作業者により自由に型厚を設定入力できるようにしておくと人為的な入力ミスが発生する畏れがある。そして型厚の設定入力値が人為的なミスにより大きく間違って入力されてしまうと、型開閉機構の型閉作動により金型同士が衝突したりして、金型や射出成形機を破損させる場合などがあった。
本発明では、上記の問題に鑑みて設定入力された型厚を用いて型厚設定を行う射出成形機において、型厚の設定入力に人為的なミスがあったとしても、金型や射出成形機を破損させることのない射出成形機および射出成形機の型厚設定方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の射出成形機は、設定入力された型厚を用いて型厚設定を行う射出成形機において、型厚を実測する測定手段と、型厚を設定入力する設定入力手段と、実測された型厚を記憶する制御装置と、実測された型厚と設定入力された型厚を比較して実測された型厚から設定入力された型厚置換可能か判定する判定手段とが設けられ、実測された型厚および設定入力された型厚を用いて型厚設定を行う際に、実測され制御装置に記憶されるとともに設定入力手段の設定表示画面に表示された型厚に対して設定入力手段から手動入力により設定入力された型厚の入力値がプラス側とマイナス側の双方において一定以上乖離しているときに異常値と判定して異常値に基づいて機械が作動されることを防止し、前記乖離していない場合は、実測された型厚が前記設定入力手段から設定入力された型厚により置換されることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の射出成形機の型厚設定方法は、設定入力された型厚を用いて型厚設定を行う射出成形機の型厚設定方法において、型閉時または型締時の型厚を実測し、実測された型厚を設定入力手段の設定表示画面に表示するとともに制御装置に記憶し、前記設定入力手段から手動により型厚を設定入力する際に、実測され制御装置に記憶された型厚に対して前記設定入力手段から手動により設定入力された型厚の入力値がプラス側とマイナス側の双方において一定以上乖離しているときに異常値と判定して実測された型厚が前記設定入力手段から設定入力された型厚により置換されず、前記乖離していない場合は、実測された型厚が前記設定入力手段から設定入力された型厚により置換されることを特徴とする。
本発明の射出成形機は、設定入力された型厚を用いて型厚設定を行う射出成形機において、型厚を実測する測定手段と、型厚を設定入力する設定入力手段と、実測された型厚を記憶する制御装置と、実測された型厚と設定入力された型厚を比較して実測された型厚から設定入力された型厚置換可能か判定する判定手段とが設けられ、実測された型厚および設定入力された型厚を用いて型厚設定を行う際に、実測され制御装置に記憶されるとともに設定入力手段の設定表示画面に表示された型厚に対して設定入力手段から手動入力により設定入力された型厚の入力値がプラス側とマイナス側の双方において一定以上乖離しているときに異常値と判定して異常値に基づいて機械が作動されることを防止し、前記乖離していない場合は、実測された型厚が前記設定入力手段から設定入力された型厚により置換されるので、設定入力にミスがあったとしても、金型や射出成形機を破損させることがない。
本実施形態の射出成形機とその金型交換を示す説明図である。 本実施形態の射出成形機の型厚設定方法を示すフローチャート図である。
最初に図1を参照して本発明の射出成形機11の概略構造について説明する。射出成形機11は、ベッド12上に射出装置13と型締装置14が備えられている。型締装置14は、固定金型15が取付けられる固定盤16に対して可動金型17が取付けられる可動盤18を型開閉機構19により移動させ、型締機構20により型締を行うものである。ベッド12上に固定される固定盤16の四隅近傍には型締機構20の型締シリンダ21が設けられ、型締シリンダ21のロッドであるタイバ22が可動盤18の四隅近傍のブッシュに挿通されている。型開閉機構19は、ベッド12と可動盤18との間に設けられている。なお図1では型開閉機構19、型締機構20、タイバ22ともに省略して1つしか記載されていないが、それぞれ必要数が設けられていることは言うまでもない。
固定盤16と可動盤18の金型取付面16a,18aの下部寄りには、固定金型15と可動金型17からなる成形金型23を水平方向に移動させるローラ24,25がそれぞれ取付けられている。また固定盤16と可動盤18を接続してリニアセンサ等の位置センサ26(型厚を実測する測定手段)が設けられ、固定盤16に対する可動盤18の位置が検出可能となっている。可動盤18の位置の検出(型厚を実測する測定手段)は、型開閉機構19がサーボモータ27を用いたものである場合、サーボモータ27のエンコーダによっても検出可能であり、その場合は可動盤18の位置を検出する位置センサ26が設けられないこともある。型締装置14の構造は上記したものに限定されず、可動盤18の背面側に型締機構が設けられたものでもよい。また型開閉機構19と型締機構20の機能をトグル機構により兼用して行うものでもよい。
これら型開閉機構19、型締機構20、位置センサ26等は図示しない制御装置29に接続されている。制御装置29については本発明の関連部分のみを簡単に機能的に記載する。制御装置29は、信号が入力される入出力部30、型厚等のデータが記憶される記憶部31、後述する設定型厚Bの判定等を行う判定部32(判定手段)等を備える。また固定盤16の操作側の面には設定表示画面33を備えた設定入力装置34(設定入力手段)が設けられており、設定入力装置34も制御装置29の入出力部30に信号線28を介して接続されている。
また本実施形態では成形金型23を射出成形機11に対して水平方向に搬入・搬出する金型交換機構35が設けられている。金型交換機構35は、図示しない金型載置棚近傍と射出成形機11近傍の間に設けられたレール36上を移動する金型交換台車37を備えている。金型交換台車37は、台車上を移動するローラ38付の移動台39を備えている。金型交換台車37の移動台39上に載置される成形金型23の移動は動力で行ってもよく人力で行ってもよい。金型交換台車37と射出成形機11には、金型交換台車37や成形金型23の位置や固定状態を確認する図示しない近接スイッチやリミットスイッチ等のインターロック機構が取付けられている。
次に射出成形機11の成形金型23の交換と型厚設定方法について図2のフローチャート図を参照して説明する。前回の成形が終了すると成形金型は射出成形機11から取り外されて金型交換台車37に載置され金型載置棚へ移動される。そして別の成形金型23を載置した金型交換台車37が射出成形機11の側方に停止・固定される。この際、図1に示されるように射出成形機11の可動盤18は、固定盤16と可動盤18の間の間隔Lが成形金型23の型厚Wよりも僅かに大きくなる位置に停止されている。そして成形金型23は、金型交換台車37の移動台39から射出成形機11の固定盤16のローラ24と可動盤18のローラ25の上に送り込まれる。
次に成形金型23の取付けを含めた型厚設定作業を行う。型厚設定作業において操作者は設定入力装置34を操作して型開閉機構19を作動させ、可動盤18を固定盤16に向けて前進させる。この際設定入力装置34の設定表示画面33の自動型厚設定モードのボタン操作により可動盤18を前進させるようにしてもよく、手動にて型閉ボタン(スイッチ)操作により可動盤18を前進させてもよい。そして成形金型23のうち固定金型15の取付面15aが固定盤16の金型取付面16aに完全に密着されるとともに可動金型17の取付面17aが可動盤18の金型取付面18aに完全に密着されると、射出成形機11への成形金型23の取付が行われる。本実施形態では成形金型23の取付は、図示しないクランプ装置によりそれぞれ固定金型15が固定盤16の金型取付面16aに固定され、可動金型17が可動盤18の金型取付面18aに固定される。なお成形金型23の固定盤16または可動盤18への取付方法は、磁石により成形金型23を取付ける方法や、操作者がボルトにより成形金型23を取付ける方法でもよい。また成形金型23の固定盤16または可動盤18への取付作業の少なくとも一部は、後述する型厚設定の後に行ってもよい。
自動型厚設定モードの際は、引き続き自動的に型締機構20が作動されて型締制御が開始される。また操作者が手動で操作を行う場合は、設定表示画面33の型締ボタン(スイッチ)を操作して型締機構20を作動させ型締制御を開始する(s1)。いずれの方式にせよ、型締機構20の作動により型締シリンダ21の油圧が所定の圧力まで昇圧させる(または所定の型締力が検出される)と型締完了(s2=Y)と判定され、その際(型締時)の型厚が位置センサ26等の測定手段により実測(サンプリング)される(s3)。そして実測(サンプリング)された実測型厚Aは、制御装置29の記憶部31に記憶される(s4)。また実測型厚Aは、設定入力装置34の設定表示画面33の型厚表示ウインドウに表示される(s5)。
次に操作者は、設定表示画面33に表示された実測型厚Aを参照しながら、設定表示画面33から手動により設定型厚Bの設定入力を行う(s6)。手動入力による設定型厚Bの設定は、成形金型23の金型構造、金型温度などを参酌して操作者が最適な値を設定入力することができる。具体的には金型の熱膨張を見越して実測型厚Aを補正した値の設定型厚Bを入力したり、バネ金型や圧縮成形金型等の特殊金型を使用する際に実測型厚Aでは最適な成形ができない場合に実測型厚Aを補正した値の設定型厚Bを入力する。
手動入力による設定型厚Bの数値は、設定入力手段の一部である図示しないテンキーからの入力または設定表示画面33への直接入力により、前記型厚表示ウインドウに表示された実測型厚Aの数値に上書される形で行われる。その際、手動入力された設定型厚Bは判定手段である制御装置29の判定部32に送られ、記憶されている実測型厚Aに対して一定以上乖離しているかどうかが比較・判定がなされる(s7)。(即ち実測型厚Aを設定型厚Bに置換可能かどうかの判定が行われる。)そして設定型厚Bが実測型厚Aに対して一定以上乖離していない場合(s7=Y)は、設定型厚Bは正常値であるとして、設定型厚Bを実測型厚Aと置換し(s8)、制御装置29の記憶部31に記憶させる(s9)。本実施形態では実測型厚Aに対して設定型厚Bの乖離判定は、プラス側とマイナス側での絶対値の乖離数量に基づいて判定される。そして以後の成形では手動入力した設定型厚Bを基本として型開閉制御(型締制御を含む)が行われる。
また手動入力による設定型厚Bが実測型厚Aに対して一定以上乖離している場合(s7=N)は、その設定型厚Bは異常値であるして設定表示画面33上にメッセージを表示したり警報音により警報を発する(s10)。そして警報に気づいた作業者は、実測型厚Aに対して一定以上乖離した異常な値を入力したことに気づき、修正された設定型厚Bの再入力が行われる(s11)。そして修正された設定型厚Bの再入力あり(s11=Y)の場合は、修正された型厚Bは再び制御装置29に送られ、実測型厚Aに対して一定以上乖離しているかどうかが比較・判定がなされる。また(s11)において修正された型厚Bの再入力がされないと(s11=N)型厚調整作業は異常のまま終了し、成形へ移行できない。
従って操作者の勘違いや押し間違いにより、手動入力による設定型厚Bとして著しい異常値が制御装置29に設定入力されてしまいそれに基づいて機械が作動され、成形金型23や射出成形機11に損傷を与えることがない。そして本発明は、成形金型23の実際の型厚Wを操作者がスケールで測定し、型厚設定の際には前記スケールで測定した寸法よりも僅かに大きな数値を入力して成形金型を移動・型閉しながら微調整していく旧来方式と比較しても早く確実に型厚が設定できる。
そして手動入力による設定型厚Bの設定入力が行われると、成形時には基本的には設定型厚Bを用いた型開閉制御(型締制御を含む)が行われる。そして連続成形が終了して金型交換モードとなると、制御装置29の記憶部31に保存されていた設定型厚Bはリセットされる。なお設定型厚Bのリセットは、成形金型23のクランプを解除するなどした際に行われるようにしてもよい。
本発明の上記の実施形態の変形例1としては、実測された型厚(実測型厚A)に対して設定入力された型厚(設定型厚B)が一定値を超えたことにより異常値と判定するものであってもよい。「一定値を超えたことにより異常値と判定する」と、「一定以上乖離したときに異常値と判定する」は目的から言って実質的に同じ目的の制御であるので、前者も本発明の権利範囲内である。また実測された型厚(実測型厚A)に対して設定入力された型厚(設定型厚B)が一定以内である場合に正常値と判定することも同様に本発明の権利範囲内である。
本発明の上記の実施形態の変形例2としては、成形金型の型厚を実測するタイミングは、型締完了時(型締時)に限らず油圧の値やモータトルク等を検出して感知される型閉時に型厚を実測するものでもよい。電動トグル型締装置では、型閉時のモータトルクを感知して型厚を実測するが、どの型締力の数値に対応するモータトルクの値にするかは任意に決定される。
本発明の上記の実施形態の変形例3としては、実測型厚とその後に行われる設定入力した型厚の比較は、上記の本実施形態のように絶対値(プラスマイナス)による差分で行われるものでなくてもよい。射出成形機11の構造によっては、設定型厚Bは小さすぎる寸法を設定入力すると金型同士の衝突が発生するが、大きすぎる寸法を入力した場合は、型閉完了せずに停止するだけに留まる場合もある。そこで実測型厚Aに対する設定型厚Bの異常と判定する閾値を、マイナス側のほうがプラス側よりも小さい閾値としてもよい。または設定型厚Bにプラス側の閾値は設けず、マイナス側の閾値を超えた際のみ異常と判定するようにしてもよい。
本発明の上記の実施形態の変形例4としては、金型交換した際に交換した成形金型の金型番号等の設定入力を行うことにより前回の金型取付時に測定した実測型厚が設定表示画面33に表示されるとともに、型厚の設定入力値と比較するために制御装置29の記憶部31に一旦記憶されるものでもよい。または金型交換とともに交換した成形金型の実測型厚等の情報が通信により射出成形機に送信されるものでもよい。これらにおいても射出成形機11の設定表示画面33には、成形金型23取付けとともに実測型厚Aが表示され、操作者は、手動入力により実測型厚Aを補正することが可能である。そして実測型厚Aから一定以上乖離した値が入力された際は異常と判定するなどしてもよい。
本発明の上記の実施形態の変形例5としては、設定型厚Bが正常値である場合の実測型厚Aから設定型厚Bへの置換は少なくとも一部のみが行われるものでもよい。具体的には置換後についても実測型厚Aは制御装置29の記憶部31に保存されている。そして成形時には設定型厚Bにより型開閉制御は行われるが、異常値との比較・監視等の目的で実測型厚Aを使用するものでもよい。また実測型厚Aは成形金型23のデータとしてや成形データ保存の目的でも保存される。また設定表示画面33への表示も、実測型厚Aの数値を消去しないで、設定型厚Bの数値と共に両方表示されるものでもよい。
本発明の上記の実施形態の変形例6としては、手動入力された設定型厚Bは、型開閉制御の初回サイクル(または初期段階)の制御値に用いるものであってもよい。即ち、型開閉制御の初回サイクル(または初期段階)では設定型厚Bにより型開閉制御を行うが、特許文献3に見られるように設定型厚Bに対して成形回数を重ねるたびにて金型の熱膨張による型厚の自動補正を継続して行い、補正した型厚値に基づき型開閉制御を行うものであってもよい。
本発明の上記の実施形態の変形例7としては、成形金型23の搬入は、射出成形機11の上部のタイバ22,22の間から、クレーンを使用して行うものでもよい。その場合、クレーンに成形金型23を吊り下げた状態で型厚設定を行ってもよいし、成形金型23を射出成形機11に取付け後、クレーンを除去して型厚調整を行ってもよい。
本発明については、一々列挙はしないが、上記した本実施形態のものに限定されず、当業者が本発明の趣旨を踏まえて変更を加えたもの上記の実施形態を組合わせたものについても、適用されることは言うまでもないことである。成形機については、樹脂成形用(樹脂以外に繊維等を含んでもよい)の射出成形機以外に、マグネシウム等の軽金属を含むダイカスト用の射出成形機であってもよい。また射出成形機は、水平方向に可動盤および可動金型が型開閉移動されるものに限定されず、可動盤および可動金型が垂直方向に型開閉移動されるものでもよい。
11 射出成形機
13 射出装置
14 型締装置
15 固定金型
16 固定盤
19 型開閉機構
20 型締機構
23 成形金型
26 位置センサ(測定手段)
29 制御装置(判定手段)
33 設定表示画面
34 設定表示装置(設定入力手段)
A 実測型厚(実測された型厚)
B 設定型厚(設定入力された型厚)
W 型厚

Claims (2)

  1. 設定入力された型厚を用いて型厚設定を行う射出成形機において、
    型厚を実測する測定手段と、
    型厚を設定入力する設定入力手段と、
    実測された型厚を記憶する制御装置と、
    実測された型厚と設定入力された型厚を比較して実測された型厚から設定入力された型厚置換可能か判定する判定手段とが設けられ、
    実測された型厚および設定入力された型厚を用いて型厚設定を行う際に、
    実測され制御装置に記憶されるとともに設定入力手段の設定表示画面に表示された型厚に対して設定入力手段から手動入力により設定入力された型厚の入力値がプラス側とマイナス側の双方において一定以上乖離しているときに異常値と判定して異常値に基づいて機械が作動されることを防止し、
    前記乖離していない場合は、実測された型厚が前記設定入力手段から設定入力された型厚により置換されることを特徴とする射出成形機。
  2. 設定入力された型厚を用いて型厚設定を行う射出成形機の型厚設定方法において、
    型閉時または型締時の型厚を実測し、
    実測された型厚を設定入力手段の設定表示画面に表示するとともに制御装置に記憶し、
    前記設定入力手段から手動により型厚を設定入力する際に、
    実測され制御装置に記憶された型厚に対して前記設定入力手段から手動により設定入力された型厚の入力値がプラス側とマイナス側の双方において一定以上乖離しているときに異常値と判定して実測された型厚が前記設定入力手段から設定入力された型厚により置換されず、
    前記乖離していない場合は、実測された型厚が前記設定入力手段から設定入力された型厚により置換されることを特徴とする射出成形機の型厚設定方法。
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