JP6752476B2 - 電極シートおよび電極シートモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電極シートに関する。
従来より、電極及び計測器が一体となった簡易型脳波計が知られている。この簡易型脳波計では、硬い電極を用いて長時間計測を行うことによる患者への負担を無視することができず、電極構成が固定されており、患者や医師の要望に合わせた生体信号の取得が困難であった。また、この簡易型脳波計では、頭部に固定するためのヘッドセット等の固定具が必要であった。
そこで、より容易に脳波を計測可能な装置として、額に貼付可能なフレキシブル樹脂シートに電極及び光学素子を構成する生体センサが提案されている(例えば、特許文献1参照)。提案された生体センサによれば、電極で脳波を取得するとともに、光学素子で他の信号を取得することができる。
米国特許公開第2016/0015281号公報
ところで、電極や光学素子で信号を得られる位置には個人差がある。そこで、電極及び光学素子は、生体信号を取得できるように、工夫されて設けられるのが理想である。提案された生体センサでは、額の中心位置に合わせて電極が接触されるが、他の電極及び光学素子が個人差に合わせて設けられていない。そのため、信号を取得するために、電極及び光学素子が生体に対して位置合わせを繰り返す必要がある。
本発明は、位置合わせが容易な電極シートを提供することを目的とする。
(1)本発明は、シート状のフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板上に配置され、生体の生体信号を取得する生体信号取得部と、を備え、前記生体信号取得部は、前記フレキシブル基板に配置された生体信号を電気的に取得可能な電気信号取得部と、前記フレキシブル基板に配置され、生体に対して光を照射することにより、照射した光に基づいて得られた生体信号を取得する複数の光信号取得部と、を備える電極シートに関する。
(2)前記電気信号取得部は、前記フレキシブル基板の一面を直線で2分割した一方の領域に配置され、前記光信号取得部は、他方の領域に配置されるのが好ましい。
(3)前記電気信号取得部は、前記フレキシブル基板の面に沿って所定の方向に並べられた複数の電極を備え、前記光信号取得部は、複数の電極の配列方向と略同方向に並べられた複数の光学素子を備えるのが好ましい。
(4)複数の電極は、フレキシブル基板の一面を2分割して2つの領域を形成する直線と略平行に並べられるのが好ましい。
(5)前記光信号取得部は、前記フレキシブル基板よりヤング率の高い材料により形成され、前記光学素子に接触しつつ、前記光学素子を囲う保護層を更に備えるのが好ましい。
(6)前記保護層は、前記光学素子に接触する硬質層と、前記硬質層よりもヤング率の低い材料で形成され、前記硬質層に隣接する軟質層と、を備えるのが好ましい。
(7)電極シートは、前記電気信号取得部及び前記光信号取得部を生体の計測位置に接触させるために、生体の所定の位置に位置合わせ可能な標示部を更に備えるのが好ましい。
(8)前記フレキシブル基板は、基準層によって形成され、前記基準層は、前記電気信号取得部が配置される第1基準層と、前記光信号取得部が配置される第2基準層と、を備え、前記第1基準層及び前記第2基準層は、一部が重ねて配置されるのが好ましい。
(9)前記第1基準層の一方の面上には、前記複数の電極と、前記光信号取得部に接続される光学素子用配線の一部と、が配置され、前記第2基準層には、厚さ方向に形成された挿通孔と、一方の面上に形成された前記光学素子用配線の他部と、が配置され、前記第1基準層及び前記第2基準層は、前記挿通孔に前記複数の電極が挿入された状態で重ね合わされるのが好ましい。
(10)前記光信号取得部は、前記第2基準層の一方の面に重ね合わされるのが好ましい。
(11)前記光学素子用配線は、前記第1基準層と前記第2基準層との間で厚さ方向に挟持されるのが好ましい。
(12)また、本発明は、(1)〜(11)のいずれかの電極シートと、前記フレキシブル基板に接続され、前記生体信号取得部で取得した生体信号を無線により送出可能な無線機器と、を備える電極シートモジュールに関する。
本発明によれば、位置合わせが容易な電極シートを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る電極シートを示す平面図である。 図1のA−A線断面図である。 第1実施形態の発光部を示す概略斜視図である。 第1実施形態の電極シートを生体に使用する際の概略斜視図である。 第2実施形態の電極シートの発光部を示す概略斜視図である。 第3実施形態の電極シートを示す平.面図である。 第4実施形態の電極シートの光信号取得部を形成する一過程を示す概略断面図である。 第4実施形態の電極シートの光信号取得部を形成する一過程を示す概略断面図である。 第4実施形態の電極シートの光信号取得部を形成する一過程を示す概略断面図である。 第4実施形態の電極シートを形成する一過程を示す概略断面図である。 第4実施形態の電極シートを形成する一過程を示す概略断面図である。 第4実施形態の電極シートを形成する一過程を示す概略断面図である。 第4実施形態の電極シートを形成する一過程を示す概略断面図である。 第4実施形態の電極シートを形成する一過程を示す概略断面図である。 第5実施形態の電極シートを形成する一過程を示す概略断面図である。 第5実施形態の電極シートを形成する一過程を示す概略断面図である。 第5実施形態の電極シートを形成する一過程を示す概略断面図である。 本発明の変形例における発光部及び受光部の配置を示す概略平面図である。 本発明の変形例における生体信号を解析する流れを示すフローチャートである。
以下、本発明に係る電極シートの各実施形態について、図1〜図17を参照して説明する。なお、以下に記載する各実施形態は例示であり、それぞれの実施形態の説明を他の実施形態に追加したり、それぞれの実施形態の説明を入れ替えた実施形態もまた、本発明の実施形態である。
各実施形態に係る電極シート1は、例えば、人体の額に取り付けられて、生体信号を取得するものである。生体信号としては、脳波や心拍等の自発的に発信される信号の他、照射した光の透過や反射により得られる信号が挙げられる。これらの生体信号を人体の額において効果的に取得するために、電極シート1は、全体として伸縮性及び柔軟性をもつことが好ましい。電極シート1は、額の曲面形状に追従して湾曲することが可能である。したがって、電極シート1は、例えば額に対して密着することができ、生体信号を継続的に取得することができる。
特に、各実施形態に係る電極シート1は、2種類の生体信号を同時に取得可能なものである。例えば、各実施形態に係る電極シート1は、生体信号のうち、脳波及び血中酸素飽和度を2種類の生体信号として同時に取得する。これにより、各実施形態に係る電極シート1は、血中酸素飽和度に基づく脳波の解析に与する生体信号を取得することが可能なものである。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態に係る電極シート1について、図1〜図4を参照して説明する。
本実施形態に係る電極シート1は、図1〜図4に示すように、フレキシブル基板10と、生体信号取得部11と、標示部12と、グランド電極13と、を備える。電極シート1は、全体として略矩形形状に形成される。電極シート1は、生体(人体)の額に合わせて貼付可能な大きさで形成されている。具体的には、電極シート1は、額のうち両目に近い位置において血中酸素飽和度のための信号を取得する。また、電極シート1は、その上方に位置する額において脳波を取得する。
フレキシブル基板10は、平面視矩形形状である。フレキシブル基板10の一辺は、面外方向に突出する形状をもつ。具体的には、フレキシブル基板10は、図1において直線Xの一方側で矩形形状に形成される生体信号取得領域101と、直線Xの他方側で面外方向に突出する領域によって矩形形状に形成される配線配置領域102と、をもつ。フレキシブル基板10は、配線配置領域102において、外部の解析装置2や、無線により解析装置2に生体信号を送出する無線機器(図示せず)に接続可能になっている。配線配置領域102には、複数の配線25,25,・・・が配置される。このようなフレキシブル基板10は、基準層103と、接触層104と、を備える。なお、フレキシブル基板10に接続した無線機器(図示せず)及び電極シート1によって、電極シートモジュールが構成される。
基準層103は、生体信号取得領域101と、配線配置領域102とを合わせたフレキシブル基板10の領域全体に配置される。基準層103は、シート状に形成される。基準層103は、柔軟性及び伸縮性をもつ材料を用いて形成される。基準層103は、電極シート1を額に取り付けた際に、露出する面を形成する。
接触層104は、電極シート1を額に取り付けた際に、額に接触する面を形成する。接触層104は、基準層103と同様に、シート状に形成される。接触層104は、基準層103と同様に、柔軟性及び伸縮性をもつ材料を用いて形成される。また、接触層104は、基準層103に重ね合わせて形成される。特に、接触層104は、基準層103の形状と同じ形状及び大きさによって、基準層103の一方の面全体を覆うように形成される。そして、接触層104は、生体信号取得領域101のうち、直線Yで区切られた他方の領域に貫通孔105をもつ。具体的には、接触層104は、生体信号取得領域101のうち、直線Yで区切られた両目に近い位置に接触する領域に貫通孔105をもつ。本実施形態において、接触層104は、直線Yに沿って所定の間隔を開けて形成される4つの貫通孔105をもつ。なお、直線Yは、仮想的な直線である。
生体信号取得部11は、フレキシブル基板10上に配置され、生体の生体信号を取得する。具体的には、生体信号取得部11は、2種類の生体信号を取得する。このような生体信号取得部11は、電気信号取得部14と、光信号取得部15と、を備える。
電気信号取得部14は、フレキシブル基板10の一面を直線Yで2分割した一方の領域(額の上方に接触する領域)に配置される。電気信号取得部14は、生体信号を電気的に取得可能となっている。このような電気信号取得部14は、複数の電極16,16,・・・と、複数の電極用配線17,17,・・・と、を備える。電気信号取得部14は、全体として、フレキシブル基板10の一面に印刷法を用いて形成される。本実施形態において、電気信号取得部14は、フレキシブル基板10の長辺に沿う直線Yで2分割された一方の領域に配置される。
複数の電極16,16,・・・は、フレキシブル基板10の面に沿って所定の方向に並べられる。本実施形態において、複数の電極16,16,・・・は、平面視矩形形状に形成された一辺(長辺)に沿って7つ並べられる。
また、複数の電極16,16,・・・は、フレキシブル基板10の一面を2分割して2つの領域を形成する直線Yと略平行に並べられる。そして、それぞれの電極16は、隣接する電極16に対して、並べられる方向に交差する方向に交互に位置をずらして配置される。これにより、直線状に複数の電極16,16,・・・を並べる場合に比べ、複数の電極16,16,・・・を電気信号取得部14の領域内の種々の位置に配置することができる。したがって、より精度の良い生体信号のデータの取得が可能となる。複数の電極16,16,・・・は、個人差のある生体信号の発信位置に関わらず、いずれかにおいて生体信号を取得することができる。
複数の電極用配線17,17,・・・は、複数の電極16の数に合わせて設けられる。複数の電極用配線17,17,・・・は、フレキシブル基板10の突出する辺からフレキシブル基板10上を伸びて、複数の電極16のそれぞれに接続されて設けられる。また、複数の電極用配線17,17,・・・は、配線配置領域102の配線25,25,・・・として、解析装置2へ接続可能になっている。
以上のような電気信号取得部14によれば、複数の電極16,16,・・・が生体信号の測定位置に貼り付けられることで、脳波等の自発的に発信される生体信号を電気信号として取得することができる。複数の電極16は、取得した電気信号を、複数の電極用配線17,17,・・・を介して解析装置2等に送信することができる。
光信号取得部15は、電気信号取得部14と同じように、フレキシブル基板10の一面に配置される。そして、光信号取得部15は、フレキシブル基板10の一面を直線Yで2分割した他方の領域(額のうち両目に近い位置)に配置される。光信号取得部15は、生体に対して光を照射することにより、照射した光に基づいて得られた信号を取得する。このような光信号取得部15は、複数の光学素子18,18,・・・と、保護層19と、を備える。本実施形態において、光信号取得部15は、それぞれの貫通孔105の内側面に囲われる領域に、1つの光学素子18と、1つの保護層19とを対として設けられている。また、本実施形態において、光信号取得部15は、フレキシブル基板10の長辺に沿う直線Yで2分割された他方の領域に配置される。
複数の光学素子18,18,・・・は、複数の電極16の配列方向と略同方向に並べられる。つまり、複数の光学素子18,18,・・・は、フレキシブル基板10の一面を2分割して2つの領域を形成する直線と略平行に並べられる。複数の光学素子18,18,・・・のそれぞれは、図1に示すように、発光部20と、受光部21と、を備える。複数の光学素子18,18,・・・のそれぞれは、フレキシブル基板10上に形成された配線(図示せず)に接続される。
発光部20は、例えばOLED(有機ELダイオード)、iOLED(逆有機ELダイオード)や一般的なLEDであり、生体に対して所定波長の光を照射するために設けられる。本実施形態において、発光部20は、OLEDである。発光部20は、複数の層を重ねて構成される。具体的には、発光部20は、図3に示すように、陽極201と、正孔注入層202と、正孔輸送層203と、発光層204と、電子注入層205と、陰極206と、を備える。そして、発光部20は、陽極201、正孔注入層202、正孔輸送層203、発光層204、電子注入層205、及び陰極206の順に積層される。発光部20は、陰極206から陽極201に向かう方向に沿って外部に光を照射する。
発光部20は、一例として、以下のように作製される。
[1]市販されている平均厚さ0.1mmのITO電極層付きPET(ポリエチレンテレフタラート)基板を用意した。この時、基板のITO電極(陽極201)は幅1mmにパターニングされているものを用いた。この基板をイソプロパノール中でそれぞれ10分間超音波洗浄した。この基板をイソプロパノール中から取り出し、窒素ブローにより乾燥させ、UVオゾン洗浄を20分間行った。
[2]この基板をスピンコーターにセットし、市販のポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン/スチレンスルホン酸)(PEDOT/PSS)の水分散液を滴下し、毎分1,800回転で60秒間回転させ、更に125℃のホットプレートで10分間乾燥させて、陽極上にPEDOT/PSSからなる正孔注入層202を形成した。正孔注入層202の平均厚さは60nmであった。正孔注入層202の平均厚さは、触針式段差計により測定した。
[3]正孔注入層202まで形成した基板を真空蒸着装置の基板ホルダーに固定した。4,4’−ビス[9−ジカルバゾリル]−2,2’−ビフェニル(CBP)、イリジウムトリス(1−フェニルイソキノリン)(Ir(piq)3)、N,N’−ジ(1−ナフチル)−N,N’−ジフェニル−1,1’−ビフェニル−4,4’−ジアミン(α−NPD)をそれぞれアルミナルツボに入れて蒸着源にセットした。真空蒸着装置内を約1×10−5Paまで減圧し、α−NPDを60nm蒸着し、正孔輸送層203を成膜した。次に、CBPをホスト、Ir(piq)3をドーパントとして35nm共蒸着し、発光層204を成膜した。この時、ドープ濃度はIr(piq)3が発光層204全体に対して6重量%となるようにした。
[4]市販の日本触媒社製ポリエチレンイミンSP−200とトリフェニルホスフィンオキシドの混合エタノール溶液を作製した。この時、トリフェニルホスフィンオキシドの濃度は0.5%、ポリエチレンイミンオキシドの濃度は1%とした。上記工程[4]で作製した基板をスピンコーターにセットした。上記工程[3]で形成した発光層204の上にポリエチレンイミン−トリフェニルホスフィンオキシド混合エタノール溶液を滴下し、毎分2,000回転で30秒間回転させ、発光層204の上に電子注入層205を形成した。電子注入層205の平均厚さは10nmであった。電子注入層205の平均厚さは、触針式段差計により測定した。
[5]上記工程[4]で作製した基板を真空蒸着装置の基板ホルダーに固定した。アルミニウムワイヤー(Al)をアルミナルツボに入れて蒸着源にセットした。真空蒸着装置内を約1×10−4Paまで減圧し、電子注入層205の上にAl(陰極206)を平均厚さが100nmとなるように蒸着し、有機電界発光素子(1)を作製した。陰極206の平均厚さは、水晶振動子膜厚計により成膜時に測定した。なお、陰極206を蒸着する時、ステンレス製の蒸着マスクを用いて蒸着面が幅1mmの帯状になるようにした。即ち、作製した有機電界発光素子の発光面積は1mmとした。
受光部21は、例えばPD(フォトダイオード)やOPD(有機フォトダイオード)である。受光部21は、発光部20と一対に設けられる。受光部21は、発光部20によって照射された光の反射光を受光可能に構成される。本実施形態において、受光部21は、複数の光学素子18,18,・・・の並べられている方向と交差する方向に、受光部21に隣接するように配置される。受光部21は、例えば、8.9% Single−Stack Inverted Polymer Solar Cells with Electron−Rich Polymer Nanolayer−Modified Inorganic Electron−Collecting Buffer Layers(ADVANCED ENERGY MATERIALS,2014年1月7日公開)に記載された構成や作製方法で作製することができる。
保護層19は、図1及び図2に示すように、基準層103上に積層される柔軟性をもつ層である。保護層19は、接触層104よりヤング率の高い材料により形成される。保護層19は、光学素子18に接触しつつ、光学素子18を囲う。保護層19は、フレキシブル基板10と同様に伸縮性をもつ。本実施形態において、保護層19は、光信号取得部15が形成されたフレキシブル基板10の領域に合わせた大きさで形成される。このような保護層19は、硬質層22と、軟質層23と、を備える。保護層19は、発光部20の発光により照射される光の波長及び受光部21で受光可能な光の波長を透過する性質の材料で形成される。
硬質層22は、接触層104よりもヤング率の高い材料により形成される。硬質層22は、貫通孔105の径よりも小さい径で形成される。硬質層22は、光学素子18に接触する。そして、硬質層22は、複数の光学素子18,18,・・・のそれぞれを封止するように基準層103上に積層される。即ち、硬質層22は、発光部20及び受光部21を基準層103との間に封止するように形成される。
軟質層23は、硬質層22よりもヤング率の低い材料で形成される。軟質層23は、硬質層22に隣接する。つまり、軟質層23は、硬質層22及び接触層104の間の部分を充填するように配置される。また、軟質層23の露出する表面は、硬質層22の露出する表面と面一になるように積層される。
以上のような光信号取得部15によれば、生体に取り付けられた際に、生体の湾曲に沿って保護層19が湾曲する。このとき、ヤング率の低い軟質層23がより湾曲しやすく、ヤング率の高い硬質層22が湾曲しにくい。したがって、軟質層23がより湾曲したとしても、硬質層22が軟質層23よりも湾曲しないので、湾曲によるひずみが光学素子18に伝わることを抑制することができる。これにより、湾曲により光学素子18がダメージを受けることを抑制することができる。
そして、以上のような電気信号取得部14及び光信号取得部15によれば、複数の電極16,16,・・・及び複数の光学素子18,18,・・・が、フレキシブル基板10の同じ面(一面)に設けられるので、複数の電極16,16,・・・及び複数の光学素子18,18,・・・を同時に生体に接触させることができる。これにより、電気的な生体信号と、光学的な生体信号との双方を同時に取得することができる。
標示部12は、電気信号取得部14及び光信号取得部15を生体の計測位置に接触させるために、生体の所定の位置に位置合わせ可能に設けられる。本実施形態において、標示部12は、図4に示すように、フレキシブル基板10の一面とは逆の面(生体に電極シート1を貼付したときに露出する面、以下、露出面という)に設けられる。つまり、標示部12は、基準層103上に設けられる。例えば、標示部12は、鼻の筋に沿う方向に沿って位置合わせ可能なように、直線状の線としてフレキシブル基板10の一面とは逆の面に印刷等により設けられる。
グランド電極13(図4では図示省略)は、配線24を介して、配線配置領域102の配線25に接続される。グランド電極13は、生体の耳等に接触して、生体の基準電位を取得するために設けられる。グランド電極13は、配線24及び配線25を介して、解析装置2へ接続可能になっている。
以上のような電極シート1は、以下のように用いられる。
まず、電極シート1が生体の測定位置に近づけられる。このとき、標示部12の設けられている面(基準層103の一方の面)は、露出する面とされる。そして、標示部12は、生体の所定の位置(例えば、鼻の筋に沿う位置)に、位置合わせされる。標示部12が位置合わせされた状態で、電極シート1は、生体に貼付される。
電極シート1が生体に貼付されることにより、フレキシブル基板10及び保護層19は、生体の湾曲に沿って湾曲する。例えば、電極シート1が生体の額に貼付されることにより、フレキシブル基板10及び保護層19は、額の形状に沿って湾曲する。これにより、複数の電極16,16,・・・は、生体に接触することにより、生体から生体信号(電気信号)を取得可能になる。また、複数の光学素子18,18,・・・は、生体に対して光を照射及び受光することが可能になり、生体から生体信号(光信号)を取得可能になる。
具体的には、発光部20は、1つの光又は波長の異なる複数の光を血管に照射する。これにより、血液中のヘモグロビンは、光を吸収する。吸収されなかった光は、受光部21によって集光される。ヘモグロビンの光の吸収量は、酸化状態と還元状態とで異なることが知られている。したがって、受光した反射波の大きさから酸化ヘモグロビンの割合を計算することができる。これは、血中酸素飽和度(SpO2)と呼ばれている。
ここで、グランド電極13は、生体の耳等に取り付けられて、生体の基準電位を取得可能になる。これにより、電極シート1は、基準電位に対する生体信号を取得することができる。
以上説明した第1実施形態の電極シート1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)電極シート1は、シート状のフレキシブル基板10と、フレキシブル基板10上に配置され、生体の生体信号を取得する生体信号取得部11と、を備える。そして、生体信号取得部11は、フレキシブル基板10に配置された生体信号を電気的に取得可能な電気信号取得部14と、フレキシブル基板10に配置され、生体に対して光を照射することにより、照射した光に基づいて得られた生体信号を取得する複数の光信号取得部15と、を備える。これにより、生体の凹凸に応じて湾曲する電極シート1を提供することができる。そして、電気信号取得部14により、脳波等を電気的な生体信号として取得しつつ、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)等を光学的な生体信号として取得できる。このように、複数の生体信号を同時に取得可能な電極シート1を簡易な構造で提供することができる。
(2)電気信号取得部14は、フレキシブル基板10の一面を直線Yで2分割した一方の領域に配置される。光信号取得部15は、他方の領域に配置される。これにより、電気信号取得部14及び光信号取得部15のそれぞれを、生体の測定位置に位置合わせしやすくすることができる。
(3)電気信号取得部14は、フレキシブル基板10の面に沿って所定の方向に並べられた複数の電極16,16,・・・を備える。また、光信号取得部15は、複数の電極16,16,・・・の配列方向と略同方向に並べられた複数の光学素子18,18,・・・を備える。これにより、生体の測定位置に、所定方向に並べられた複数の電極16,16,・・・及び光学素子18,18,・・・が接触するので、生体信号をより確実に取得することができる。
(4)複数の電極16,16,・・・は、フレキシブル基板10の一面を2分割して2つの領域を形成する直線Yと略平行に並べられる。これにより、電気信号取得部14及び光信号取得部15のそれぞれの領域の延びる方向が複数の電極16,16,・・・及び複数の光学素子18,18,・・・の並びに揃うので、生体に対する両者の位置決めを容易にすることができる。
(5)光信号取得部15は、フレキシブル基板10より硬い材料により形成され、光学素子18に接触しつつ光学素子18を囲う保護層19を更に備える。これにより、フレキシブル基板10の湾曲に起因して、光学素子18に加えられるひずみを保護層19により軽減することができる。したがって、光学素子18をひずみから保護することができる。
(6)保護層19は、光学素子18に接触する硬質層22と、硬質層22よりもヤング率の低い材料で形成され、硬質層22に隣接する軟質層23と、を備える。これにより、光学素子18に加えられるひずみを、硬質層22及び軟質層23によって軽減することができるので、光学素子18をよりひずみから保護することができる。
(7)電極シート1は、電気信号取得部14及び光信号取得部15を生体の測定位置に接触させるために、生体の所定の位置に位置合わせ可能な標示部12を更に備える。これにより、標示部12を生体の所定の位置に位置合わせすることで、電気信号取得部14及び光信号取得部15を生体の測定位置に接触させることができる。したがって、電極シート1の扱いをより容易にすることができる。また、生体信号を取得可能な位置により近い場所に電極16及び光学素子18を接触させることができるので、標示部12を設けない場合に比べ、電極16及び光学素子18の数を減らすことができ、電極シート1の製造コストを低下させることができる。
(8)電極シートモジュールは、電極シート1と、フレキシブル基板10に接続され、生体信号取得部11で取得した生体信号を無線により送出可能な無線機器と、を備える。これにより、有線機器を使用して生体信号を送出する場合に比べて、簡易で自由度の高い生体信号の測定が可能となる。また、S/N(生体信号対雑音比)が改善し得る。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る電極シート1について、図5を参照して説明する。第2実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第2実施形態に係る電極シート1は、発光部20Aが、OLEDに代えて、iOLED(逆有機ELダイオード)である点で第1実施形態と異なる。
発光部20Aは、発光部20と同様に、複数の層を備える。また、発光部20Aは、図5に示すように、発光部20と同様に、陰極206と、電子注入性金属酸化物層205A1と、電子注入性有機バッファ層205A2と、発光層204と、正孔輸送層203、正孔注入層202と、陽極201と、を備える。発光部20Aの各層は、発光部20とは逆の順に積層される。発光部20Aは、発光部20とは逆に、陽極201から陰極206に向かう方向に沿って外部に光を照射する。
次に、発光部20Aの作製方法が以下に説明される。なお、以下の作製方法において、バッファ層の平均厚さを触針式段差計(製品名「アルファステップIQ」、KLAテンコール社製)を用いて測定した。
[1]市販されている平均厚さ0.1mmのITO電極層付きPET基板を用意した。この時、基板のITO電極(陰極206)は幅1mmにパターニングされているものを用いた。この基板をイソプロパノール中でそれぞれ10分間超音波洗浄した。この基板をイソプロパノール中から取り出し、窒素ブローにより乾燥させ、UVオゾン洗浄を20分行った。
[2]この基板を、亜鉛金属ターゲットを持つミラトロンスパッタ装置の基板ホルダーに固定した。約1×10−4Paまで減圧した後、アルゴンと酸素を導入した状態でスパッタし、膜厚約2nmの酸化亜鉛層を作成した。この時にメタルマスクを併用して、電極取り出しのためITO電極の一部は酸化亜鉛が成膜されないようにした。
[3]酢酸マグネシウムの1%水−エタノール(体積比で1:3)混合溶液を作成した。工程[2]で作成した基板を、工程[1]と同様にして再度洗浄した。洗浄した酸化亜鉛薄膜付き基板をスピンコーターにセットした。この基板上に酢酸マグネシウム溶液を滴下し、毎分1300回転で60秒間回転させた。これを大気中、100℃にセットしたホットプレートで2時間焼成することにより、酸化亜鉛/酸化マグネシウム層(電子注入性金属酸化物層205A1)を形成した。
[4]市販の日本触媒社製ポリエチレンイミンSP−200のエタノール溶液を作製した。この時、ポリエチレンイミンの濃度は0.4%とした。上記工程[3]で作製した基板をスピンコーターにセットした。上記工程[3]で形成した層の上にポリエチレンイミンエタノール溶液を滴下し、毎分2,000回転で30秒間回転させ、電子注入性金属酸化物層205A1の上に電子注入性有機バッファ層205A2を形成した。電子注入性有機バッファ層205A2の平均厚さは10nmであった。電子注入性有機バッファ層205A2の平均厚さは、触針式段差計により測定した。
[5]工程[4]までで形成した基板を真空蒸着装置の基板ホルダーに固定した。4,4’−ビス[9−ジカルバゾリル]−2,2’−ビフェニル(CBP)、イリジウムトリス(1−フェニルイソキノリン)(Ir(piq)3)、N,N’−ジ(1−ナフチル)−N,N’−ジフェニル−1,1’−ビフェニル−4,4’−ジアミン(α−NPD)をそれぞれアルミナルツボに入れて蒸着源にセットした。真空蒸着装置内を約1×10−5Paまで減圧し、CBPをホスト、Ir(piq)3をドーパントとして35nm共蒸着し、発光層204を成膜した。この時、ドープ濃度はIr(piq)3が発光層204全体に対して6重量%となるようにした。次に、α−NPDを60nm蒸着し、正孔輸送層203を成膜した。次に、一度窒素パージした後、三酸化モリブデン、金をアルミナルツボに入れて蒸着源にセットした。真空蒸着装置内を約1×10−5Paまで減圧し、三酸化モリブデン(正孔注入層202)を膜厚10nmになるように蒸着した。次に、金(陽極201)を膜厚50nmになるように蒸着し、有機電界発光素子1を作製した。金を蒸着する時、ステンレス製の蒸着マスクを用いて蒸着面が幅1mmの帯状になるようにした。即ち、作製した有機電界発光素子の発光面積は、1mmとした。
以上説明した第2実施形態の電極シート1によれば、上記(1)〜(8)の効果に加え、以下のような効果を奏する。
(9)発光部20AはiOLEDで構成される。これにより、発光部20Aは、OLEDで構成されるよりも高い大気安定性をもつことができ、安定した測定が実現できる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る電極シート1について、図6を参照して説明する。第3実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第3実施形態に係る電極シート1は、図6に示すように、生体に貼付される側の面に粘着層40を備える点で第1実施形態及び第2実施形態と異なる。
粘着層40は、生体に貼付される側の面に露出して配置される。即ち、粘着層40は、生体信号を取得する生体に接触可能に構成される。粘着層40は、生体に接触することで、複数の電極16,16,・・・及び複数の光学素子18,18,・・・を生体に固定する。粘着層40は、第1粘着層41と、第2粘着層42と、を備える。
第1粘着層41は、複数の電極16,16,・・・のそれぞれの露出面に重ねて配置される。第1粘着層41は、生体と接触することで、生体信号を電極16へ伝達する。第1粘着層41は、例えば、アクリル系ゲル、ウレタン系ゲル、シリコーン系ゲル等のゲルを主剤とすることが好ましい。第1粘着層41には、生体信号を取得するために、塩化ナトリウム、塩化カリウム等の電解質塩を含む。具体的には、積水化成品株式会社製「テクノゲル HIT」「テクノゲル CR」「テクノゲル G」等が挙げられる。第1粘着層41を電極16上に配置する方法としては、ゲルを塗工、印刷する方法や、シート状のゲルを電極の形状に切り抜いたものを貼付する方法等が挙げられる。
第2粘着層42は、直線Yで区切られた他方の領域に配置される。具体的には、第2粘着層42は、直線Yで区切られた他方の領域の接触層104の露出面に重ねて配置される。第2粘着層42は、接触層104の露出面のみに配置され、光学素子18に重ならないことが好ましい。これにより、第2粘着層42が光学素子18から照射される光を遮らないので光信号を精度よく取得することが可能になる。また、より好適には、第2粘着層42は、接触層104の露出面の一部に配置される。これにより、第2粘着層42を生体に貼付することによる蒸れを抑制することができ、光学素子及び生体の間に汗等の異物が入り込むことを抑制できる。第2粘着層42には、例えばアクリル、ウレタン系、シリコーン系の生体貼付用両面テープ「No.9874」、「No.1522」、「No.1513」等を採用することができる。なお、第2粘着層42に加え、フレキシブル基板10の厚さ方向に貫かれた穴(図示せず)を設けることで、蒸れを抑制するようにしてもよい。また、第2粘着層42は、直線Yに沿って、間隔をあけて複数配置されてもよい。これにより、第2粘着層42が配置されていない部分を通気孔として、蒸れを抑制することができる。
以上説明した第3実施形態の電極シート1によれば、上記(1)〜(9)の効果に加え、以下のような効果を奏する。
(10)電極シート1は、複数の電極16,16,・・・及び複数の光学素子18,18,・・・を生体に固定する粘着層40を更に備える。これにより、生体に複数の電極16,16,・・・及び複数の光学素子18,18,・・・を固定することができ、生体信号を好適に取得できる。
(11)粘着層40は、第1粘着層41と、第2粘着層42と、を備える。第2粘着層42は、光学素子18に重ならないように配置される。これにより、第2粘着層42が光学素子18から照射される光を遮らないので、生体信号を好適に取得することができる。
(12)第2粘着層42は、接触層104の露出面の一部に配置される。第2粘着層42を生体に貼付することによる蒸れを抑制することができ、光学素子18及び生体の間に汗等の異物が入り込むことを抑制できる。従って、生体信号を好適に取得することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る電極シート1について、図7〜図14を参照して説明する。第4実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。なお、図13及び図14では、光信号取得部15について、簡便のため、受光部21が省略して示されている。
第4実施形態に係る電極シート1は、フレキシブル基板10が基準層103によって形成され、接触層104を備えない点で第1実施形態〜第3実施形態と異なる。また、第4実施形態に係る電極シート1は、基準層103が第1基準層131と、第2基準層132と、を備える点で第1〜第3実施形態と異なる。また、第4実施形態に係る電極シート1は、被覆層26Cを備える点で第1実施形態〜第3実施形態と異なる。また、第4実施形態に係る電極シート1は、光信号取得部15に光学素子用配線171が形成される点や、接触層104に代えて被覆層26Cを備える点等で第1実施形態〜第3実施形態と異なる。そして、第4実施形態に係る電極シート1は、光信号取得部15が、基準層103の露出面上に配置される点等で第1〜第3実施形態と異なる。
第1基準層131は、例えば、ポリウレタンで形成される。第1基準層131は、直線Yで区切られた一方の領域に配置される。即ち、第1基準層131は、電気信号取得部14が配置される領域に配置される。第1基準層131の一方の面上には、複数の電極16,16,・・・が配置される。複数の電極16,16,・・・の表面には、第1粘着層41が配置される。また、第1基準層131の一方の面上には、光学素子用配線171の一部が配置される。
第2基準層132は、光透過性をもつ材料で形成される。第2基準層132は、第1基準層131と同様に、例えば、ポリウレタンで形成される。第2基準層132は、生体信号取得領域101の全体に渡り配置される。即ち、第2基準層132は、電気信号取得部14及び光信号取得部15が配置される領域に配置される。換言すると、第2基準層132は、第1基準層131と重なって配置される。また、第2基準層132の面のうち、第1基準層131に重なる一方の面上には、光学素子用配線171の他部が配置される。具体的には、第2基準層132の一方の面上には、光学素子用配線171の他部に接続された光信号取得部15が配置される。また、第2基準層132には、厚さ方向に貫通する複数の挿通孔50が形成される。そして、第2基準層132の他方の面上には、第2粘着層42が配置される。第1基準層131及び第2基準層132は、一部が重ねて配置される。
挿通孔50は、第2基準層132の面内方向において複数の電極16,16,・・・の配置位置に合わせて形成され、配置される。挿通孔50のそれぞれは、一方の面側の開口に挿入された電極16を他方の面側の開口から露出する。
光信号取得部15は、フレキシブル基板10の露出面上に配置される。光信号取得部15は、保護層19Cを備える。保護層19Cは、硬質層22Cと、軟質層23Cと、を備える。
硬質層22Cは、ドーム状に形成される。硬質層22Cは、発光部20及び受光部21のそれぞれを被覆するように配置される。即ち、硬質層22Cは、発光部20及び受光部21のそれぞれに重ねて配置される。
軟質層23Cは、ドーム状に形成される。軟質層23Cは、硬質層22Cを被覆するように配置される。即ち、軟質層23Cは、硬質層22Cに重ねて配置される。
被覆層26Cは、発光部20及び受光部21を一体化するように、発光部20及び受光部21のそれぞれを被覆する軟質層23Cに跨って被覆するように配置される。被覆層26Cは、軟質層23Cよりも軟質であることが望ましい。被覆層26Cは、例えば、ウレタンアクリレートを用いて形成される。被覆層26Cは、例えば、シート状に形成される。
光信号取得部15等は、以下のように作製される。
図7に示すように、例えばガラス製の支持板31の一面上に犠牲層32が形成される。更に、犠牲層32の上には、PEN(ポリエチレンナフタレート)又はPET(ポリエチレンテレフタラート)の層33が形成される。PEN(又はPET)の層33の上には、発光部20及び受光部21が並べて形成される。なお、本実施形態において、発光部20及び受光部21は、10μmの厚さのPETで形成された密着層207により、外周面が被覆される。
次いで、図8に示すように、PEN(又はPET)層33のうち、発光部20及び受光部21とは重ならない部分がレーザにより剥離される。この際、図には示していないが、PEN(又はPET)層33上にある上部電極及び下部電極の取り出しを犠牲層32上にくるように印刷により形成しておく。次いで、図9に示すように、発光部20及び受光部21を覆うように、ドーム状の硬質層22Cが形成される。また、硬質層22Cを覆うようにドーム状の軟質層23Cが形成される。そして、軟質層23Cを覆うように被覆層26Cが形成される。その後、支持板31が除去されることで、光信号取得部15等が形成される。
次に、作製した光信号取得部15等を用いた電極シート1の作製方法が以下に説明される。
図10に示すように、第1基準層131の一方の面上に、光学素子用配線171の一部と、複数の電極16とが印刷により形成される。また、第2基準層132の一方の面に、光学素子用配線171の他部が形成される。そして、第2基準層132の他方の面に、第2粘着層42が形成される。
次いで、図11に示すように、第1基準層131が、第2基準層132に重ね合わされる。具体的には、第1基準層131の一面が、第2基準層132の一面に対向した状態で重ね合わされる。また、第1基準層131の一面上に形成された電極16が、第2基準層132に形成された挿通孔50に位置合わせして挿入される。これにより、第1基準層131の一面上に形成された光学素子用配線171の一部が、第2基準層132の一面上に形成された光学素子用配線171の他部に重ね合わされる。即ち、光学素子用配線171は、第1基準層131と第2基準層132との間で厚さ方向に挟持される。そして、第1基準層131は、第2基準層132と熱圧着される。これにより、第1基準層131は、図12に示すように、第2基準層132と一体化される。
次いで、光信号取得部15の発光部20及び受光部21が、図13に示すように、第2基準層132の一方の面上に形成される他方の光学素子用配線171の上に位置合わせされる。そして、光信号取得部15及び被覆層26Cは、一体化された第1基準層131及び第2基準層132に重ね合わされる。その上で、光信号取得部15は、第1基準層131及び第2基準層132と熱圧着される。これにより、光信号取得部15は、図14に示すように、第1基準層131及び第2基準層132と一体化される。
以上説明した第4実施形態の電極シート1によれば、上記(1)〜(12)の効果に加え、以下のような効果を奏する。
(13)光信号取得部15は、基準層103の露出する側の面上に配置される。これにより、光信号取得部15が生体の汗等に影響を受けることがない。従って、電極シート1の安定性を高めることができる。
(13)基準層103は、第1基準層131と、第2基準層132と、を備える。また、光学素子用配線171が、重ね合わされた第1基準層131及び第2基準層132の間に形成される。これにより、光学素子用配線171を容易に形成することができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係る電極シート1について、図15〜図17を参照して説明する。第5実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第5実施形態に係る電極シート1は、光信号取得部15の上に光学素子用配線171及び電極16が形成される点で第4実施形態と異なる。
光学素子用配線171及び電極16は、図15及び図16に示すように、被覆層26Cの一方の面上に印刷により形成される。具体的には、光学素子用配線171は、発光部20及び受光部21に接続されるように、被覆層26Cの一方の面上に印刷により形成される。次いで、第1粘着層41は、図17に示すように、電極16の露出面上に印刷により形成される。また、第2基準層132は、被覆層26Cの一方の面上及び光学素子用配線171の面上に亘り、重ねて配置される。即ち、第2基準層132は、電極16の位置を除いて、被覆層26C及び光学素子用配線171に重ねて配置される。そして、第2基準層132の一方の面上には、第2粘着層42が配置される。
以上説明した第5実施形態の電極シート1によれば、上記(14)の効果に加え、以下のような効果を奏する。
(15)光学素子用配線171及び電極16は、光信号取得部15の被覆層26C上に形成される。これにより、光学素子用配線171及び電極16を容易に形成することができる。
以上、本発明の電極シートの好ましい各実施形態につき説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、標示部12を鼻の筋に沿って形成される直線状の線としたが、これに限定されない。例えば、フレキシブル基板10の一面を2分割する直線Yを標示部12として含んでもよい。なお、フレキシブル基板10を透過性の高い材質とすることで電極16や光学素子18を標示部12とすることも考えられるが、フレキシブル基板10が伸縮性及び柔軟性をもつことから別途標示部12を設けることが好ましい。
また、上記実施形態において、複数の電極16,16,・・・及び複数の光学素子18,18,・・・は、所定の方向に揃えて並べられるとした。これに加え、複数の電極16,16,・・・のそれぞれと、複数の電極16,16,・・・のそれぞれとが、並べられる所定の方向に交差する方向に重なる位置に並べられてもよい。換言すると、複数の電極16,16,・・・のそれぞれと、複数の光学素子18,18,・・・のそれぞれとが、一対となるような配置に設けられていてもよい。これにより、電気的な生体信号と、光学的な生体信号をより近い位置で取得することができる可能性が高くなるので、生体信号の解析精度を高めることができる。なお、本実施形態では、7つの電極16に対して、対応する7つの光学素子18を設けることが考えられるが、これに限定されない。例えば、2つの電極16に対して対応する1つの光学素子18を設けることや、3つの電極16に対して1つの光学素子18を設けること、逆に、1つの電極16に対して2つ又は3つの光学素子18を設けることが考えられる。したがって、電極16の数と光学素子18の数との比については適宜選択されてよい。
また、電気信号取得部14は、フレキシブル基板10上に1つだけ配置され、光信号取得部15は、フレキシブル基板10上に複数配置されてもよい。この場合、一対の発光部20及び受光部21が、フレキシブル基板10上に複数は位置されることになるため、少なくとも、光学的に取得された生体信号の解析精度が高まる。また、光信号取得部15は、フレキシブル基板上に、3つ以上配置することが好ましく、5つ以上配置することがより好ましく、8つ以上配置することが特に好ましい。
また、電気信号取得部14は、フレキシブル基板10の一面を直線Yで2分割した一方の領域に配置されるとした。また、光信号取得部15は、他方の領域に配置されるとした。しかし、これに限定されない。光信号取得部15は、一方の領域及び他方の領域のいずれにも配置されることも可能である。
また、上記実施形態において、軟質層23は1つのヤング率をもつとして説明されたが、これに限定されない。例えば、軟質層23は、ヤング率の異なる複数の層を重ねて形成されてもよい。このような軟質層23は、貫通孔105の内壁から硬質層22に近づくにつれて、ヤング率が高くなるよう(硬質グラデーション構造)に形成されているのが好ましい。
また、上記実施形態に係る電極シート1は、複数の光学素子18,18,・・・を設けられてもよい。そして、解析装置2は、複数の光学素子18,18,・・・から最も強い生体信号を出力する光学素子18がスキャンすることにより、生体信号の取得に最適な光学素子18を選択してもよい。
また、上記実施形態に係る電極シート1の光信号取得部15は、1つの発光部20に対して1つの受光部21を備える。しかしながら、本発明は、上記実施形態に限定されない。具体的には、光信号取得部15は、図18に示すように、1つの発光部20に対して複数の受光部21を備えてもよい。例えば、光信号取得部15は、1つの発光部20に対して矩形に配置された4つの受光部21を備えてもよい。これにより、受光できる領域が広がるので、生体信号をより容易に取得することができる。
また、上記実施形態に係る電極シート1によって取得された生体信号は、解析装置2において、図19に示すような流れで解析される。
まず、電極シート1で取得された生体信号は、解析装置2に送信される。解析装置2には、生体信号が入力され、生体信号が表示される(ステップS1)。次いで、解析装置2は、パラメータチェックを実行する(ステップS2)。解析装置2は、パラメータチェックとして、例えば、入力時間範囲、振幅オプション選択、フィルタバンド幅選択等のパラメータチェックを実行する。
次いで、解析装置2は、生体信号からノイズを除去する(ステップS3)。解析装置2は、例えば、ソフトウェアベースの0.3〜5Hzバンドパスフィルタを用いて、光電脈波(PPG)信号をフィルタすることでノイズを除去する。次いで、解析装置2は、振幅のハイピーク及びローピークを検出する(ステップS4)。解析装置2は、検出したローピーク及びハイピークを表示する。
次いで、解析装置2は、平均振幅と心拍レートとを表示する(ステップS5)。次いで、解析装置2は、表示された生体信号の情報を記録する(ステップS6)。
1 電極シート
2 解析装置
10 フレキシブル基板
11 生体信号取得部
12 標示部
13 グランド電極
14 電気信号取得部
15 光信号取得部
16 電極
17,24 配線
18 光学素子
19 保護層
20 発光部
21 受光部
22 硬質層
23 軟質層
50 挿通孔
103 基準層
131 第1基準層
132 第2基準層
171 光学素子用配線
Y 直線

Claims (9)

  1. シート状のフレキシブル基板と、
    前記フレキシブル基板上に配置され、生体の生体信号を取得する生体信号取得部と、
    を備え、
    前記生体信号取得部は、
    前記フレキシブル基板の一面を直線で2分割した一方の領域に配置され、前記フレキシブル基板に配置された生体信号を電気的に取得可能な電気信号取得部であって、前記フレキシブル基板の面に沿って所定の方向に並べられた複数の電極を備える電気信号取得部と、
    他方の領域に配置され、前記フレキシブル基板に配置され、生体に対して光を照射することにより、照射した光に基づいて得られた生体信号を取得する複数の光信号取得部であって、複数の電極の配列方向と略同方向に並べられた複数の光学素子を備え、前記フレキシブル基板よりヤング率の高い材料により形成され、前記光学素子に接触しつつ、前記光学素子を囲う保護層を備える光信号取得部と、
    を備え、
    前記保護層は、
    前記光学素子に接触する硬質層と、
    前記硬質層よりもヤング率の低い材料で形成され、前記硬質層に隣接する軟質層と、
    を備える電極シート。
  2. 前記複数の電極は、前記フレキシブル基板の一面を2分割して2つの領域を形成する直線と略平行に並べられる請求項1に記載の電極シート。
  3. 前記電気信号取得部及び前記光信号取得部を生体の計測位置に接触させるために、生体の所定の位置に位置合わせ可能な標示部を更に備える請求項1又は2に記載の電極シート。
  4. 前記フレキシブル基板は、基準層によって形成され、
    前記基準層は、
    前記電気信号取得部が配置される第1基準層と、
    前記光信号取得部が配置される第2基準層と、
    を備え、
    前記第1基準層及び前記第2基準層は、一部が重ねて配置される請求項1〜のいずれかの請求項に記載の電極シート。
  5. 基準層によって形成されるシート状のフレキシブル基板と、
    前記フレキシブル基板上に配置され、生体の生体信号を取得する生体信号取得部と、
    を備え、
    前記生体信号取得部は、
    前記フレキシブル基板に配置された生体信号を電気的に取得可能な電気信号取得部と、
    前記フレキシブル基板に配置され、生体に対して光を照射することにより、照射した光に基づいて得られた生体信号を取得する複数の光信号取得部と、
    を備え、
    前記基準層は、
    前記電気信号取得部が配置される第1基準層と、
    前記光信号取得部が配置される第2基準層と、
    を備え、
    前記第1基準層及び前記第2基準層は、一部が重ねて配置される電極シート。
  6. 前記第1基準層の一方の面上には、前記複数の電極と、前記光信号取得部に接続される光学素子用配線の一部と、が配置され、
    前記第2基準層には、厚さ方向に形成された挿通孔と、一方の面上に形成された前記光学素子用配線の他部と、が配置され、
    前記第1基準層及び前記第2基準層は、前記挿通孔に前記複数の電極が挿入された状態で重ね合わされる請求項又はに記載の電極シート。
  7. 前記光信号取得部は、前記第2基準層の一方の面に重ね合わされる請求項に記載の電極シート。
  8. 前記光学素子用配線は、前記第1基準層と前記第2基準層との間で厚さ方向に挟持される請求項又はに記載された電極シート。
  9. 請求項1〜のいずれかの請求項に記載の電極シートと、
    前記フレキシブル基板に接続され、前記生体信号取得部で取得した生体信号を無線により送出可能な無線機器と、を備える電極シートモジュール。
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