JP6751139B2 - 履物および中足衝撃部用の靴底 - Google Patents

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Description

本分野は、一般に履物に関し、より具体的には、中足衝撃部用に設計された履物に用いられる靴底に関する。
靴のような履物は、一般に、靴底と、靴底に固定され、靴底の上に載っている足を囲むアッパーを含む。ある既知の靴底は、ユーザの足に回転動作を提供するように設計され、不安定化効果を有する傾向があり、受動的歩行またはランニングと比較して、ユーザの筋肉および骨格システムからのより能動的なまたは「動的な」応答を必要とする。能動的な歩行は、受動的な歩行と比較して、受動的な歩行では通常は無視される筋肉トレーニング、姿勢および歩行パターンの改善、背中、臀部、脚および足の病気ならびに関節、筋肉、靭帯および腱の損傷を緩和することを含む、多くのメリットがある。
ある既知の靴底は、歩行中に回転動作を提供するように設計され、一般に、靴底の踵部に比較的柔らかい材料を含む。しかしながら、歩行のために設計された靴底は、ランニングのための最適な回転動作を提供するとはいえず、また、最適なクッションおよびランニングのサポートともいえない。
さらに、ランニング用に設計されたある既知の靴底は、靴底の踵部に位置する軟質要素を含む。例えば、2002年1月29日に発行されたMullerの米国特許第6,341,432号は、その全開示が参照することにより本明細書に組み込まれており、靴底の踵部における靴底の凹部に配置された軟質材料を有する靴底が記載されている。しかしながら、靴のアウターソールは、比較的平坦な外形を有し、したがって、靴底の踵に沿った衝撃部を促進する。その結果、靴底は、中足への打撃を有するランナーのために最適ではないクッション性および支持性を提供するかもしれない。
米国特許第6,341,432号公報
したがって、ランニング中に動的な回転動作を提供するように設計された靴底が必要とされている。
この背景技術のセクションは、以下に記載および/または請求される、本開示の様々な態様に関連する可能性がある技術の様々な態様に読者を導入することを意図している。この議論は、本開示の様々な態様のより良い理解を容易にするための背景情報を読者に提供するのに役立つと考えられる。したがって、これらの記述は、従来技術の承認としてではなく、この観点から読まれるべきであることを理解されたい。
一態様では、履物用の靴底が提供される。靴底は踵部から中足部を経て前足部まで長手方向に延びる。靴底は、ミッドソールとアウトソールを含む。ミッドソールは、インソールおよび靴のアッパーの少なくとも1つに取り付けるための上面と、上面に対向して配置される下面とを有する。ミッドソールは、前足クッション要素と、中足クッション要素と、踵クッション要素とを含む。アウトソールは、ミッドソールの下面に沿って配置され、靴底の接地面を画定する。靴底の衝撃部が中足部内に画定されるように、靴底は、上方に凸状の底部外形を有し、中足クッション要素が中足部内に、靴底の衝撃部の真上に配置される。
別の態様では、履物用の靴底が提供される。靴底は、踵部から中足部を経て前足部まで長手方向に延びる。靴底は、ミッドソールとアウトソールとを含む。ミッドソールは、インソールおよび靴のアッパーの少なくとも1つに取り付けるための上面と、前記上面に対向して配置された下面と、を有する。ミッドソールは、前足クッション要素と、中足クッション要素と、踵クッション要素とを含む。アウトソールは、ミッドソールの下面に沿って配置され、靴底の接地面を画定する。靴底は、靴底の衝撃部が中足部内に画定されるように上方に凸状の底部外形を有する。ミッドソールは、前足部に第1硬度を有し、踵部に第1硬度よりも小さい第2硬度を有し、衝撃部の上の中足部に第1硬度と第2硬度の両方よりも小さい第3硬度を有する。
さらに別の態様では、履物用の靴底が提供される。靴底は、踵部から中足部を経て前足部まで長手方向に延びる。靴底は、ミッドソールとアウトソールとを含む。ミッドソールは、インソールおよび靴のアッパーの少なくとも1つに取り付けるための上面と、上面に対向して配置された下面とを有する。アウトソールは、ミッドソールの下面に沿って配置され、靴底の接地面を画定する。靴底は、靴底の衝撃部が中足部内に画定されるように上方に凸状の底部外形を有する。アウトソールは、踵部および前足部が回転する中心となる衝撃部内に回転軸を形成するために、中足部に沿って比較的堅い構造を有する。踵部は、中足部から上方に湾曲し、390ミリメートルから約450ミリメートルの曲率半径を有する。前足部は、中足部から上方に延び、360ミリメートルから約420ミリメートルの曲率半径を有する。
上述した態様に関連して記載される特徴の様々な改善が存在する。さらなる特徴もまた、上述の態様に組み込むことができる。これらの改善および追加機能は、個別にまたは任意の組み合わせで存在してもよい。例えば、例示された実施形態のいずれかに関して以下に論じられる様々な特徴は、単独で、または任意の組み合わせで、上記の態様のいずれかに組み込まれてもよい。
靴底の例示的な実施形態を含む靴の外側面図である。 図1の靴底の内側面図である。 図1の靴底の底面図である。 図3の4−4線に沿った図1の靴底の断面図である。 図3の5−5線に沿った図1の靴底の断面図である。 図3の6−6線に沿った図1の靴底の断面図である。 図3の7−7線に沿った図1の靴底の断面図である。 図1から図8の靴底と共に使用するのに適した補強要素の一実施形態を示す図1の靴底の上面図である。 図1から図8の靴底と共に使用するのに適した補強要素の別の実施形態を示す別の靴底の上面図である。 図1から図8の靴底と共に使用するのに適した補強要素の別の実施形態を示す別の靴底の上面図である。 靴底の別の実施形態の外側面図である。 図11の靴底の底面図である。 図12の13−13線に沿った図11の靴底の断面図である。 靴底の別の実施形態の外側面図である。 図14の靴底の底面図である。 図15の16−16線に沿った図14の靴底の断面図である。
対応する参照符号は、図面のいくつかの図を通して対応する部分を示す。
(実施の形態)
図1を参照すると、ランニングシューズの形態で示される履物は、その全体が符号20で概略的に示されている。履物は、符号100で概略的に示されている靴底と、靴のアッパー22とを含む。靴底100は、履物20を形成するために接着剤などの適切な取り付け手段によって靴のアッパー22に固定される。靴のアッパー22は、適切な留め具を用いて履物20および靴底100を着用者の足に固定するために用いられ、適切な留め具は、例えば、限定されないが、靴ひも、バックル、ストラップ、面ファスナ、および、その他の機械的ファスナを含み、靴のアッパー22および靴底100を着用者の足に固定できるようにする。一実施形態では、靴のアッパー22は、メッシュ材のような比較的軽量で通気性の材料から構成される。他の実施形態では、靴のアッパー22は、軽量で通気性の材料以外の材料から構成されてもよい。
図2−図8をさらに参照すると、靴底100は、踵部110から中足骨部または中足部112を経て、母指球および先端または前足部114まで、歩行または長手方向102に延びる。踵部110、中足部112および前足部114はそれぞれ、靴底100の長さの約3分の1にわたって長手方向102に延びている。踵部110は、中足部112に隣接し、中足部112から靴底100の踵116まで長手方向102に後方に延びている。前足部114は、中足部112に隣接し、中足部112から靴底100の先端118まで長手方向102に前方に延びる。
図3および図5−図7に示すように、踵部110、中足部112および前足部114のそれぞれは、長手方向102に垂直に向いている横方向104で測定されたそれぞれの幅を有する。靴底100は、また、靴底100の横方向の両側に配置された外側部120および内側部122を含む。靴底100の外側部120は、一般に、着用者の足に着用したときに着用者から離れて外方を向く靴底100の外側を指し、内側部122は、一般に、着用者の足に着用したときに着用者の身体の方を向く靴底100の内側を指す。靴底100およびその構成要素の厚さは、長手方向102および横方向104の両方に垂直に向いている垂直方向106に沿って測定される。
図1−図4に示すように、靴底100は、一般に、ミッドソール124とアウトソール126とを含む。図4に示すように、ミッドソール124は、靴底100の踵116から靴底100の先端118まで延びている。ミッドソール124は、インソール(図示省略)および靴のアッパー22(図1)の少なくとも1つに取り付けるための上面128と、上面128に対向して配置された下面130とを含む。アウトソール126は、ミッドソール124の下面130に沿って配置され、踵部110から前足部114まで延びている。アウトソール126は、靴底100の接地面140を画定し、比較的硬質の耐磨耗性材料から構成されている。アウトソール126を構成するのに適した材料としては、例えば、限定するものではないが、硬質ゴムが挙げられる。いくつかの実施形態では、アウトソール126は、比較的軽量の構造を提供するため、および、摩耗と柔軟性とのバランスを提供するために、ミッドソール124の下面130と共に成形される。
例示的な実施形態では、ミッドソール124は、前足クッション要素132と、中足クッション要素134と、踵クッション要素136とを含む、3ピース構造を有する。
前足クッション要素132は、前足部114から中足部112を経て踵部110まで延び、ミッドソールの上面128を画定する。例示的な実施形態では、前足クッション要素132は、靴底100の全長を踵116から先端118まで延びる。前足クッション要素132は、靴底100の前足部114に沿ってアウトソール126に隣接し、中足部112および踵部110においてアウトソール126から離されている。
前足クッション要素132は、前足部114において、ミッドソール124の上面128からミッドソール124の下面まで、垂直方向106に厚みを延ばす。すなわち、前足クッション要素132は、前足部114におけるミッドソール124の全容積を充填する。前足クッション要素132は、また、前足部114から靴底100の踵116まで後方に延びる薄い部分またはセグメントを含む。
中足クッション要素134は、中足部112内に配置され、中足部112に沿ってアウトソール126に隣接する。中足クッション要素134は、前足クッション要素132(具体的には、後方に伸びる細い部分)とアウトソール126との間を垂直方向に配置され、前足クッション要素132と踵クッション要素136との間を水平方向に配置される。
踵クッション要素136は、靴底100の踵部110内に、前足クッション要素132とアウトソール126との間を垂直方向に配置される。さらに、踵クッション要素136は、中足クッション要素134とアウトソール126との間を垂直方向に配置される。踵クッション要素136は、靴底100の踵部110の前足クッション要素132およびアウトソール126のそれぞれに隣接している。
図4に示すように、前足クッション要素132と踵クッション要素136とは、靴底100の中足部112に凹部138を共同で画定する。中足クッション要素134は、凹部138内に配置され、前足クッション要素132と踵クッション要素136との間に垂直方向および水平方向に配置される。中足クッション要素134は、中足クッション要素134の上面に沿って前足クッション要素132に隣接し、中足クッション要素134の下面に沿って踵クッション要素136に隣接している。
ミッドソール124の各構成要素は、所望の減衰量を提供するために、アウトソール126と比較して比較的柔らかい可撓性材料から構成される。ミッドソール124の構成要素を構成するのに適した材料としては、例えば、限定するものではないが、ポリウレタンエラストマーフォーム、例えばオープンセルポリウレタンフォームのような連続気泡フォーム、エチレン酢酸ビニル(EVA)、およびそれらの組み合わせが挙げられる。例示的な実施形態では、前足クッション要素132および踵クッション要素136は、低レベルから適度なレベルの減衰および衝撃吸収を提供するために、中足クッション要素134と比較して比較的堅い材料から構成される。中足クッション要素134は、高い減衰量および衝撃吸収量を提供するために、前足クッション要素132および踵クッション要素136と比較して、比較的柔らかく弾性があり、変形性が高い材料から構成されている。中足クッション要素134を構成するのに適した材料には、例えば、限定するものではないが、例えば連続気泡ポリウレタンフォームなどの連続気泡フォームが含まれる。一般に、中足クッション要素134は、前足クッション要素132および踵クッション要素136のそれぞれよりも低い密度および低い硬度を有する。
別の実施形態では、踵クッション要素136は、前足クッション要素132および中足クッション要素134と比較して、比較的柔らかく、弾性を有し、変形性が高い材料から構成され、ミッドソール124の中で最も柔らかいクッション要素である。このような実施形態では、踵クッション要素136は、前足クッション要素132および中足クッション要素134のそれぞれよりも低い密度および低い硬度を有する。
例示的な実施形態では、前足クッション要素132、中足クッション要素134、および踵クッション要素136は、それぞれ別の材料から構成されているが、他の実施形態では、前足クッション要素132、中足クッション要素134、および踵クッション要素1136のうちの2つ以上が、モノリシックまたは一体構造を有してもよい。
図1、図2および図4に示すように、靴底100は、連続的に上方に出っ張った底部外形を有する。靴底100の底部外形は、靴底100の衝撃部142が靴底100の中足部112内に画定されるような大きさおよび形状である。「衝撃部」という用語は、一般に、ランニング中に地面に、最初に当たるかまたは接触する靴底100の接地面140に沿った点または領域を指す。
靴底100の底部外形は、一般に、中足部112から踵部110および前足部114のそれぞれに上方に湾曲する。
ある実施形態では、踵部110(具体的には、踵部110内のアウトソール126)は、約220ミリメートル(mm)から約460mmの第1曲率半径144で中足部112から上方に湾曲し、より好適には約240mmから約350mmの間である。前足部114(具体的には、前足部114内のアウトソール126)は、約220mmと約440mmとの間の第2曲率半径146で、中足部112から上方に湾曲し、より適切には、約240mmから約320mmの間である。中足部112は、約800mmから約1040mmの間、より適切には約840mmから約1000mmの間の第3曲率半径148を有する。踵部110、中足部112、および前足部114の曲率半径は、靴のサイズおよび靴の意図される用途に応じて変化し得る。ある実施形態では、踵部110、中足部112、および前足部114の曲率半径間の比は、約1.0:2.0:1.0と約1.1:3.5:1.0との間である。他の実施形態では、踵部110、中足部112、および前足部114は、靴底100が本明細書で説明されるように機能することを可能にする任意の適切な曲率半径を有してもよい。さらに他の実施形態では、靴底100の底部外径は、踵部110から中足部112を通って前足部114に延びる単一の連続した曲率半径を有してもよい。
靴底100が図4に符号150で示されている平らな基準接地面(すなわち、垂直方向106に垂直に向けられた面)上に無負荷状態(すなわち、静止状態)にあるとき、靴底100の底部外形は、靴底100上の垂直方向106で測定された最も低い点である衝撃部142をもたらす。図4に示される靴底100の状態は、本明細書では基準状態とも呼ばれる。
図4に示されるように、靴底100が基準状態にあるとき、靴底100の踵116は、衝撃部142の上方に垂直距離152だけ離間し、先端118は、衝撃部142よりも垂直距離154だけ離間している。ある実施形態では、踵116と衝撃部142との間の垂直距離152は、少なくとも約15mm、より適切には少なくとも約25mm、さらにより適切には少なくとも約35mmである。さらに、ある実施形態では、先端118と衝撃部142との間の垂直距離154は、少なくとも約25mm、より適切には少なくとも約45mm、さらにより適切には少なくとも約50mmである。
靴底100はまた、中足の衝撃部142を促進する厚み形状を有する。具体的には、ミッドソール124の上面128からアウトソール126まで垂直方向106に平行な垂直軸に沿って測定された靴底100の厚みは、踵部110から中足部112まで徐々に増加し、中足部112から前足部114まで徐々に減少する。さらに、ある実施形態(例えば、図13)では、靴底100の最も厚い部分が中足部112にあり、概して衝撃部142と並んでいる。すなわち、靴底100は、踵部110および前足部114における靴底100の厚さよりも大きい、中足部112の厚さを有する。靴底100の厚さは、ミッドソール124およびアウトソール126を含み、ミッドソール124の上面128から靴底100の接地面140まで、垂直方向106に沿って測定される(すなわち、靴底100の長手方向102に垂直な方向、および、基準状態(図4参照)にあるとき、地面または基準面150に垂直な方向)。
一実施形態では、踵部110(具体的には、靴底がユーザの足に装着されたときに足の踵骨の直下に位置する靴底100の部分)における靴底100の厚さは、約13mmから約23mmの間、より好適には約16mmから約20mmの間である。中足部112における靴底の最大厚さは、約20mmから約30mmの間であり、より好適には、約22mmから約26mmの間である。前足部114における靴底100の厚さは、約13mmから約23mmの間であり、より好適には、約16mmから約20mmの間である。
別の実施形態では、踵部110(具体的には、靴底がユーザの足に装着されたときに足の踵骨の直下に位置する靴底100の部分)における靴底100の厚さは、約27mmから約37mmであり、より好適には約30mmから約34mmである。中足部112における靴底の最大厚さは、約26mmから約36mmの間であり、より好適には約28mmから約32mmの間である。前足部114における靴底100の厚さは、約15mmから約25mmの間であり、より好適には、約17mmから約23mmの間である。
さらに別の実施形態では、踵部110(具体的には、靴底がユーザの足に装着されたときに足の踵骨の直下に位置する靴底100の部分)における靴底100の厚さは、約31mmから約42mmの間であり、より好適には約33mmから39mmの間である。中足部112における靴底の最大厚さは、約33mmから約44mmの間であり、より好適には、約36mmから約41mmの間である。前足部114における靴底100の厚さは、約22mmから約32mmの間であり、より好適には、約24mmから約30mmの間である。1つの特定の実施形態では、中足部112は、踵部110(具体的には、靴底がユーザの足に装着されるときに足の踵骨の直下に位置する靴底100の部分)よりも約1mmから約4mm厚い。
踵部110、中足部112および前足部114における靴底100の正確な厚さは、靴のサイズおよび靴の意図される用途に応じて変化し得る。ある実施形態では、踵部110、中足部112、および前足部114における靴底100の厚さの比は、約1.0:1.1:1.0および約1.0:1.7:1.0の間である。他の実施形態では、踵部110、中足部112、および前足部114における靴底100の厚さの比は、約1.3:1.3:1.0から約1.7:1.6:1.0の間である。さらに他の実施形態では、踵部110、中足部112、および前足部114における靴底100の厚さの比は、約1.2:1.25:1.0から約1.4:1.5:1.0の間である。
靴底100の底部外形、より具体的には、靴底100の曲率および厚さの外形は、中足の衝撃部を促進する。本明細書でより詳細に説明するように、靴底100の構成要素は、衝撃部142が靴底100の中足部112に位置することに基づいて、最適な緩衝および衝撃吸収を提供するとともに、走行中の動的な回転動作を促進するように設計されている。
アウトソール126は、使用中に踵部110および前足部114の回転中心となる回転軸156を形成するために、中足部112に沿って比較的堅い構造を有する。特に、靴底100の回転中心となる堅い領域を提供するために、回転軸156の前方および後方のアウトソール126の部分と比較して、アウトソール126は、回転軸156に沿って比較的剛性が高い。アウトソール126は、回転軸156に沿って剛性を増加するために、回転軸156に沿って、比較的堅い材料から構成されてもよく、および/または、繊維などの補強要素を含んでもよい。回転軸156は、横方向104に実質的に平行に、かつ、長手方向102に実質的に垂直に向けられている。
図4に示すように、回転軸156は、靴底100の衝撃部142内にあり、それによって最初の着地点から先端が離れるまでの連続歩行回転を容易にし、各ステップで回転を積極的に促進する。例示的な実施形態では、回転軸156は、長手方向102において靴底100の中央部の3分の1に沿って配置され、より具体的には、踵116から靴底100の長さの約40%から約60%の長手方向距離で配置される。
中足クッション要素134は、ユーザの体重が中足部112から前足部114に移動するときに、走行中に最適な衝撃吸収を提供し、エネルギーをユーザの足に戻すように構成される。特に、中足クッション要素134は、中足部112内に配置され、衝撃部142および回転軸156の直上(すなわち、隣接しておよび垂直上)に配置される。さらに、中足クッション要素134が、衝撃部142に沿って靴底100の初期衝撃からエネルギーを吸収し、回転軸156を中心に回転する靴底100上のユーザの足にエネルギーを伝達するように、中足クッション要素134は、靴底の衝撃部142に沿ってアウトソール126に隣接する。さらに、中足クッション要素134は、踵部110から中足部112の最大厚さまで徐々に増加する垂直方向106において測定される厚みを有する。したがって、中足クッション要素134は、中足部112および衝撃部142に沿って大部分の緩衝および衝撃吸収を提供し、踵部110にもいくらかの緩衝および衝撃吸収を提供する。さらに、図6および図7に示すように、中足クッション要素134は、靴底100の全幅にわたって緩衝および衝撃吸収を提供するために、外側部120から内側部122まで横方向104に延びる。
上述したように、例示された実施形態のミッドソール124は、前足クッション要素132、中足クッション要素134、および踵クッション要素136を含む3ピース構造を有する。ある実施形態では、前足クッション要素132、中足クッション要素134、および踵クッション要素136は、靴底100の長手方向102に沿って所望の硬度分布または外形を提供するために異なる硬度値を有する。例示的な実施形態では、靴底100は、靴底100の長手方向102に沿って3つの硬度構成を有し、ランニング中に積極的な回転動作を促進し、最適な衝撃吸収およびエネルギー伝達も促進する。具体的には、靴底100の前足部114は第1硬度を有し、踵部110は第1硬度よりも小さい第2硬度を有し、中足部112は第1硬度及び第2硬度よりも小さい第3硬度を有するように、前足クッション要素132、踵クッション要素136、および中足クッション要素134は、異なる硬度値を有する。別の適切な実施形態では、踵部110の硬度(すなわち、第2硬度)が、前足部114の硬度(すなわち、第1硬度)および中足部112の硬度(すなわち、第3硬度)よりも小さく、中足部112の硬度は、前足部114の硬度よりも小さいように、前足クッション要素132、踵クッション要素136、および中足クッション要素134は、異なる硬度値を有する。
ある実施形態では、前足クッション要素132は第1硬度を有し、踵クッション要素136は第2硬度を有し、中足クッション要素134は第3硬度を有する。他の実施形態では、前足部114、中足部112、および踵部110における硬度値の結果として生じる組み合わせが、それぞれ、第1硬度、第2硬度、第3硬度であるように、前足クッション要素132、踵クッション要素136、および中足クッション要素134は、異なる硬度値を有する。
ある実施形態では、前足部114の第1硬度値、踵部110の第2硬度値、および中足部112の第3硬度値の比は、約1.0:1.0:1.0と約2.0:1.75:1.0との間、より適切には、約1.2:1.1:1.0と約1.6:1.4:1.0との間である。ある特定の実施形態では、前足部114の第1硬度値、踵部110の第2硬度値、および中足部112の第3硬度値の比は約1.22:1.11:1.0である。別の特定の実施形態では、前足部114の第1硬度値、踵部110の第2硬度値、および中足部112の第3硬度値の比は約1.33:1.11:1.0である。
ある実施形態では、前足部114(具体的には前足クッション要素132)は、アスカーC型硬度計(以下、「アスカーC」)で測定して約50から70の硬度、より適切にはアスカーCで約50から65の硬度である。踵部110(具体的には、踵クッション要素136)は、アスカーCで約40から60、より適切にはアスカーCで約45から55の硬度を有する。中足部112(具体的には、中足クッション要素134)は、アスカーCで約35から55、より適切にはアスカーCで約40から50の硬度を有する。1つの特定の実施形態では、前足部114は、アスカーCで約55の硬度を有し、踵部110は、アスカーCで約50の硬度を有し、中足部112は、アスカーCで約45の硬度を有する。別の特定の実施形態では、前足部114はアスカーCで約60の硬度を有し、踵部110はアスカーCで約50の硬度を有し、中足部112はアスカーCで約45の硬度を有する。
図8に示されるように、例示の実施形態の靴底100は、ミッドソール124(具体的には、前足クッション要素132)内に埋め込まれた補強要素160も含む。補強要素160は、ミッドソール124内に可撓性と構造的支持(すなわち、剛性)の両方を提供する、適切に堅い弾性材料から構成されている。補強要素160を構成するのに適した材料としては、限定するものではないが、例えば、繊維強化エチレン−酢酸ビニル(EVA)、炭素繊維複合材、繊維強化ポリウレタンエラストマー(TPU)、ガラス強化複合材、ナイロン、およびそれらの組み合わせが挙げられる。補強要素160は、例えば、補強要素の周りにミッドソール124を成形することによって、ミッドソール124に埋め込まれてもよい。
図8に示す実施形態では、補強要素160は、全体的にU字形の断面を有し、靴底100の踵部110内で互いに接続される第1突起162および第2突起164を含む。第1突起162および第2突起164のそれぞれは、長手方向102に剛性を上げるために、踵部110から少なくとも中足部112まで長手方向102に延びる。図8に示す実施形態では、第1突起162および第2突起164のそれぞれは、踵部110から、中足部112を経て前足部114に長手方向102に延びる。
図9は、図1−8の靴底100に使用するのに適した補強要素902の別の実施形態を示す別の靴底900の平面図である。図9に示す補強要素902は、補強要素902が横方向104に剛性を上げるクロスメンバ904を含むことを除いて、図8に示す補強要素160と実質的に同様である。したがって、同様の要素には同様の符号が付されている。図9に示すように、補強要素902は、第1突起162と第2突起164との間に延在しそれらを相互接続するクロスメンバ904を含む。例示された補強要素902は、3つのクロスメンバ904を含むが、他の実施形態は、3つより多くのまたは3つより少ないクロスメンバ904を含むでもよい。クロスメンバ904の1つは、靴底900の踵部910に配置され、クロスメンバ904の1つは、靴底900の中足部912に配置され、クロスメンバ904の1つは、靴底900の前足部914に配置されている。踵部910および中足部912内に位置するクロスメンバ904は、それぞれ、横方向104に平行な方向に延び、踵部910および中足部912の横方向104にさらなる剛性を提供する。図9に示す補強要素902は、図1から図8に示す靴底100のような、比較的柔らかい踵および中足部を有する靴底における使用に特によく適している。
図10は、図1から図8の靴底100に使用するのに適した補強要素1002の別の実施形態を示す靴底1000の平面図である。図10に示す実施形態では、補強要素1002は、靴底1000の踵部1010にU字型コネクタ1008によって互いに接続された第1突起1004および第2突起1006を含む。第1突起1004および第2突起1006のそれぞれは、踵部1010から中足部1012まで長手方向102に延びているが、靴底1000の前足部1014には延びていない。
第1突起1004は、靴底1000の内側部1016と相補的な形状であり、第2突起1006は、靴底1000の外側部1018と相補的な形状である。第1突起1004および第2突起1006は、靴底1000のそれぞれの内側部1016および外側部1018と間隔を置いて横方向内側に配置されている。
補強要素1002はまた、第1突起1004と第2突起1006との間に延在し、それらを相互接続する複数のクロスメンバ1020を含む。図に示された実施形態は、4つのクロスメンバ1020を含むが、他の実施形態は、4つより多い、または4つより少ないクロスメンバ1020を含めてもよい。図10に示す実施形態では、クロスメンバ1020の2つが横方向104に対して斜めの角度で延び、第1突起1004と第2突起1006との間のほぼ中間で互いに交差する。
補強要素1002はまた、第1突起1004および第2突起1006の前部に位置するクロスメンバ1020から長手方向102の前方に延びる前方突出部材1022を含む。前方突出部材1022は、靴底1000の内側部1016および外側部1018それぞれから横方向内側に間隔を置いて配置され、また、第1突起1004および第2突起1006から横方向内側に間隔を置いて配置されている。したがって、前方突出部材1022は、前足部1014における靴底1000の横方向外側部分に沿って長手方向102に可撓性を提供する。
補強要素1002はまた、前足部1014内に位置する前足クロスメンバ1024を含む。前足クロスメンバ1024のそれぞれは、前方突出部材1022の両方を横切って、前方突出部材1022を越えて横方向104に延びる。これにより、前足クロスメンバ1024は、前足部1014における靴底1000の横方向外側部分に沿って横方向104に剛性を上げる。例示された実施形態は3つの前足クロスメンバ1024を含むが、他の実施形態は3つより多い、または少ない前足クロスメンバ1024を含めてもよい。
図11−図13は、中足衝撃部を有する靴底1100の他の適切な実施形態の様々な図である。靴底1100は、寸法のバリエーションを除いて、図1から図8に示される靴底100と実質的に同一である。したがって、同様の要素には同様の符号が付されている。
図11から図13に示される靴底1100は、図1から図8の靴底100と比較して、より顕著な中足部112を有する。例えば、靴底1100の踵部110(具体的には、踵部110内のアウトソール126)は、図1から図8の靴底100の第1曲率半径144より小さい第1曲率半径144で中足部112から上方に湾曲する。また、前足部114(具体的には、前足部114内のアウトソール126)は、図1から図8の靴底の第2曲率半径146より小さい第2曲率半径146で中足部112から上方に湾曲する。
さらに、図11から図13に示す実施形態では、踵部110における靴底1100の厚さは、約17mmから約27mm、より適切には、約20mmから約24mmである。中足部112における靴底1100の最大厚さは、約33mmから約44mmの間であり、より適切には約36mmから約41mmの間である。前足部114における靴底1100の厚さは、約10mmから約20mmの間、より適切には約13mmから約17mmの間である。踵部110、中足部112および前足部114における靴底1100の厚さの比は、約1.4:2.5:1.0から約1.5:2.6:1.0の間である。
図14から図16は、中足衝撃部を有する靴底1400の別の適切な実施形態の様々な図である。靴底1400は、踵部1410から中足部1412を経て前足部1414まで、歩行または長手方向1402に延びる。
図14から図16に示す靴底1400は、ミッドソール1416およびアウトソール1418を含む。図16に示すように、ミッドソール1416は、インソールおよび靴のアッパーの少なくとも1つに取り付けるための上面1420と、上面1420に対向して配置された下面1422とを含む。アウトソール1418は、ミッドソール1416の下面1422に沿って配置され、踵部1410から前足部1414まで延びている。
図14から図16に示す実施形態では、ミッドソール1416は一体構造を有する。すなわち、靴底1400のミッドソール1416は、別個の部品または構成要素から形成されていない。さらに、図14から図16に示す実施形態では、ミッドソール1416は別個のクッション要素を含まない。すなわち、ミッドソール1416はミッドソール1416の硬度に応じてクッション要素として作用することができるが、ミッドソール1416は別個のクッション要素がない。
図1から図8の靴底と同様に、靴底1400の衝撃部1424が靴底1400の中足部1412内に画定されるように、靴底1400は、連続的に上向きに凸状の底部外形を有する。
図14から図16に示す実施形態では、踵部1410(具体的には、踵部1410内のアウトソール1418)は、約390mmから約450mmの間の第1曲率半径1426で中足部1412から上方に湾曲し、前足部1414(具体的には、前足部1414内のアウトソール1418)は、約360mmから約420mmの間の第2曲率半径1428で中足部1412から上方に湾曲し、中足部1412は約970mmから約1030mmの間の第3曲率半径1430を有する。
さらに、アウトソール1418は、使用中に踵部1410および前足部1414が回転する回転軸1432を形成するために、中足部1412に沿って比較的堅い構造を有する。靴底1400が回転可能な堅い領域を提供するために、特に、アウトソール1418の、回転軸1432の前方および後方の部分と比較して、アウトソール1418は、回転軸1432に沿って比較的剛性が高い。回転軸1432に沿って増大した剛性を提供するために、アウトソール1418は、回転軸1432に沿って、比較的堅い材料から構成されてもよく、および/または繊維などの補強要素を含んでもよい。回転軸1432は、靴底1400(図15)の横方向1404に実質的に平行に、かつ長手方向1402に実質的に垂直に向けられている。図16に示すように、回転軸1432は、靴底1400の衝撃部1424内にあり、それにより、最初の着地点から先端が離れるまでの連続歩行回転を容易にし、各ステップで回転を積極的に促進する。
記載された靴底の実施形態は、ランニングに特によく適しており、既知のランニングシューズの靴底よりもいくつかの利点を提供する。例えば、本明細書に記載された靴底の実施形態は、踵部ではなく、靴底の中足部に沿って衝撃または打撃ポイントを促進するよう輪郭形成され、形状化された底部外形を有する。さらに、本明細書に記載された靴底は、概ね凸状であり、中足部から踵部および前足部のそれぞれまで上方に湾曲している。これにより、靴底は、使用者の体重が踵部から前足部に変化するときに、走行中に動的回転動作を促進する。さらに、本明細書に記載された靴底は、靴底の衝撃部に沿って配置された中足の回転軸を含み、それによって最初の着地点または衝撃点から先端が離れるまでの連続的な歩行回転を促進する。さらに、本明細書に記載の靴底は、靴底の衝撃部の真上にある靴底の中足部に配置された比較的厚いクッション要素を含む。したがって、靴底は、靴底の踵部に衝撃部またはクッション要素を有するランニングシューズと比較して、中足着地時の衝撃吸収が優れたクッション性およびソフトな着地を提供する。さらに、本明細書に記載の靴底は、3つの構造を有し、ランニング中の動的な回転動作を促進する3つの硬度構成を提供し、最適な衝撃吸収およびエネルギー伝達を容易にする。
本発明の要素またはその実施形態を導入する場合、冠詞「a」、「an」、「the」および「said」は、1つまたは複数の要素が存在することを意味することが意図される。「備える(comprising)」、「含む(including)」および「有する(having)」という用語は包括的であり、リストされた要素以外の追加の要素が存在し得ることを意味する。
本発明の範囲から逸脱することなく、上記の構成および方法に様々な変更を加えることができるので、上記の説明に含まれ、添付の図面に示されるすべての事項は、限定的な意味ではなく例示的なものとして解釈されることを意図している。

Claims (15)

  1. 履物用の靴底であって、
    前記靴底は踵部から中足部を経て前足部まで長手方向に延び、
    前記靴底は、
    インソールおよび靴のアッパーの少なくとも1つに取り付けるための上面と、前記上面に対向して配置される下面とを有するミッドソールと、
    前記ミッドソールの前記下面に沿って配置され、前記靴底の接地面を画定するアウトソールと、を備え、
    前記ミッドソールは、前足クッション要素と、中足クッション要素と、踵クッション要素とを含み、
    前記前足クッション要素と前記踵クッション要素とは共同で、前記靴底の前記中足部に凹部を画定し、
    前記靴底の衝撃部が前記中足部内に画定されるように、前記靴底は、上方に凸状の底部外形を有し、前記中足クッション要素が前記凹部内に配置され、前記前足クッション要素と前記踵クッション要素との間を垂直方向および水平方向に配置され、かつ、前記靴底の前記衝撃部の真上に配置され
    前記中足クッション要素は、第1硬度を有し、
    前記前足クッション要素は、前記第1硬度よりも大きい第2硬度を有し、
    前記踵クッション要素は、前記第1硬度および前記第2硬度よりも小さい第3硬度を有する、
    履物用の靴底。
  2. 前記アウトソールは、前記中足部に沿って比較的堅い構造を有し、それにより、前記踵部および前記前足部が回転する回転軸を前記衝撃部内に形成し、前記中足クッション要素は前記回転軸の真上に配置される、
    請求項1の靴底。
  3. 前記中足クッション要素は、前記靴底の前記衝撃部に沿って前記アウトソールに隣接し、
    前記中足クッション要素は、前記衝撃部に沿った前記靴底の最初の衝撃からエネルギーを吸収し、前記回転軸の周りの前記靴底の回転時にエネルギーをユーザの足に伝達するように構成されている、
    請求項2の靴底。
  4. 前記前足クッション要素は、前記ミッドソールの上面から前記ミッドソールの下面までの前記前足部の厚さまで延び、
    前記前足クッション要素は、前記靴底の前記前足部に沿って前記アウトソールに隣接し、前記前足部から前記踵部まで延びる、
    請求項1から3のいずれか1つの靴底。
  5. 前記踵クッション要素は、前記前足クッション要素と前記アウトソールとの間を垂直方向に配置され、
    前記踵クッション要素は、前記前足クッション要素および前記靴底の前記踵部のアウトソールのそれぞれと隣接している、
    請求項4の靴底。
  6. 前記靴底は、外側部および対向する内側部を含み、
    前記中足クッション要素は、前記外側部から前記内側部に延びている、
    請求項1から3のいずれか1つの靴底。
  7. 前記ミッドソールに埋め込まれた補強要素をさらに備え、
    前記補強要素は、断面が略U字形であり、前記靴底の前記踵部において互いに接続された第1突起および第2突起を含み、
    前記第1突起および前記第2突起のそれぞれは、長手方向に剛性を上げるために、前記踵部から少なくとも前記中足部まで長手方向に延びる、
    請求項1から3のいずれか1つの靴底。
  8. 請求項1から3のいずれか1つの前記靴底と、
    前記ミッドソールに固定されたアッパーと、
    を備える、履物。
  9. 履物用の靴底であって、
    前記靴底は、踵部から中足部を経て前足部まで長手方向に延び、
    前記靴底は、
    インソールおよび靴のアッパーの少なくとも1つに取り付けるための上面と、前記上面に対向して配置された下面と、を有するミッドソールと、
    前記ミッドソールの下面に沿って配置され、前記靴底の接地面を画定する、アウトソールと、を備え、
    前記ミッドソールは、前足クッション要素と、中足クッション要素と、踵クッション要素とを含み、
    前記靴底は、前記靴底の衝撃部が前記中足部内に画定されるように上方に凸状の底部外形を有し、
    前記ミッドソールは、前記前足部に第1硬度を有し、前記踵部に前記第1硬度よりも小さい第2硬度を有し、前記衝撃部の上の前記中足部に前記第1硬度と前記第2硬度の両方よりも小さい第3硬度を有する、
    履物用の靴底。
  10. 前記前足クッション要素は第1硬度を有し、
    前記踵クッション要素は第2硬度を有し、
    前記中足クッション要素は第3硬度を有する、
    請求項の靴底。
  11. 前記前足クッション要素と前記踵クッション要素とは共同で、前記中足クッション要素が配置される凹部を画定し、
    前記前足クッション要素は前記前足部から前記踵部に延びる、
    請求項10の靴底。
  12. 中足クッション要素は、アスカーCで約35からアスカーCで約55の硬度を有する、
    請求項10の靴底。
  13. 前記アウトソールは、前記踵部と前記前足部が回転する中心となる前記衝撃部内に回転軸を形成するために、前記中足部に沿って比較的堅い構造を有する、
    請求項から12のいずれか1つの靴底。
  14. 前記第1硬度、前記第2硬度、および前記第3硬度の間の比は、約1.0:1.0:1.0と約2.0:1.75:1.0との間である、
    請求項から12のいずれか1つの靴底。
  15. 前記第1硬度、前記第2硬度、および前記第3硬度の間の比は、約1.2:1.1:1.0と約1.6:1.4:1.0との間である、
    請求項14の靴底。
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