JP6749507B1 - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

室外熱交換器を清潔な状態にする空気調和機を提供する。空気調和機(100)は、圧縮機(11)、室内熱交換器16、膨張弁(15)、及び室外熱交換器12を有する冷媒回路(Q)と、少なくとも圧縮機(11)及び膨張弁(15)を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、室外熱交換器(12)の下部を凍結又は結露させる第1処理を行う。これによって、空気調和機(100)の室外熱交換器(12)が清潔な状態になる。

Description

本発明は、空気調和機に関する。
空気調和機の熱交換器を洗浄する技術として、例えば、特許文献1には、被洗浄熱交換器の目標蒸発温度及び実際の蒸発温度に応じて被洗浄熱交換器の蒸発温度を調節し、被洗浄熱交換器に着霜させることが記載されている。
国際公開第2018/086176号
ところで、海岸付近等の地域では潮風が吹くため、屋外に設けられた室外熱交換器に塩分が付着しやすい。このように塩分が付着した状態で室外熱交換器が長期間に亘って使用されると、塩分の影響で室外熱交換器が腐食する可能性がある。
例えば、特許文献1の技術に基づいて、室外熱交換器を着霜させた場合、霜の融解に伴う水が室外熱交換器のフィンを伝って流れ落ち、フィンに付着していた塩分が水に溶け込む。その結果、室外熱交換器の下端付近では高濃度の塩水がフィンを伝って流れるため、室外熱交換器の下端付近に塩分が残る可能性がある。このような特許文献1の技術に関して、室外熱交換器をさらに清潔な状態にすることが望まれている。
そこで、本発明は、室外熱交換器を清潔な状態にする空気調和機を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る空気調和機は、制御部が、室外熱交換器を蒸発器として機能させ、室外熱交換器の下部を凍結又は結露させる第1処理を行い、前記第1処理中、前記室外熱交換器の下部の少なくとも一部を凍結させつつ、前記室外熱交換器の上部の少なくとも一部を凍結させないこととした。なお、その他については実施形態で説明する。
本発明によれば、室外熱交換器を清潔な状態にする空気調和機を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る空気調和機の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る空気調和機が備える室外機の筐体の側板・天板を取り外した状態の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る空気調和機の室外熱交換器のパスを示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る空気調和機の機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る空気調和機の室外熱交換器の凍結洗浄に関する処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る空気調和機において、圧縮機、四方弁、膨張弁、室外ファン、及び室内ファンの状態を示すタイムチャートである。 本発明の第1実施形態に係る空気調和機の通常の暖房運転時、及び、室外熱交換器の凍結洗浄時のモリエル線図である。 本発明の第2実施形態に係る空気調和機の室外熱交換器の凍結洗浄に関する処理のフローチャートである。 本発明の変形例に係る空気調和機の室外熱交換器のパスを示す説明図である。
≪第1実施形態≫
<空気調和機の構成>
図1は、第1実施形態に係る空気調和機100の構成図である。
なお、図1の実線矢印は、暖房サイクル時の冷媒の流れを示している。
一方、図1の破線矢印は、冷房サイクル時の冷媒の流れを示している。
空気調和機100は、冷房運転や暖房運転等の空調を行う機器である。図1に示すように、空気調和機100は、圧縮機11と、室外熱交換器12と、室外熱交換器温度センサ13と、室外ファン14と、膨張弁15と、を備えている。また、空気調和機100は、前記した構成の他に、室内熱交換器16と、室内ファン17と、四方弁18と、を備えている。
圧縮機11は、低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒として吐出する機器であり、駆動源である圧縮機モータ11aを備えている。
室外熱交換器12は、その伝熱管g(図2参照)を通流する冷媒と、室外ファン14から送り込まれる外気と、の間で熱交換が行われる熱交換器である。
室外熱交換器温度センサ13は、室外熱交換器12の温度を直接又は間接に検出するセンサである。図1の例では、暖房サイクル(図1の実線矢印を参照)で冷媒が循環している場合において、室外熱交換器12の上流端付近(上下方向の下端付近:図3参照)の配管k1に室外熱交換器温度センサ13が設置されている。
室外ファン14は、室外熱交換器12に外気を送り込むファンである。室外ファン14は、駆動源である室外ファンモータ14aを備え、室外熱交換器12の付近に設置されている。このような室外ファン14として、例えば、プロペラファンを用いることができるが、これに限定されるものではない。
膨張弁15は、「凝縮器」(室外熱交換器12及び室内熱交換器16の一方)で凝縮した冷媒を減圧する弁である。なお、膨張弁15で減圧された冷媒は、「蒸発器」(室外熱交換器12及び室内熱交換器16の他方)に導かれる。
室内熱交換器16は、その伝熱管(図示せず)を通流する冷媒と、室内ファン17から送り込まれる室内空気(空調対象空間の空気)と、の間で熱交換が行われる熱交換器である。
室内ファン17は、室内熱交換器16に室内空気を送り込むファンである。室内ファン17は、駆動源である室内ファンモータ17a(図4参照)を備え、室内熱交換器16の付近に設置されている。
その他、室内機Uiから吹き出される空気の上下方向の風向きを調整する上下風向板rが、室内機Uiに設置されている。また、図1では省略しているが、室内機Uiから吹き出される空気の左右方向の風向きを調整する左右風向板も設置されている。
四方弁18は、空気調和機100の運転モードに応じて、冷媒の流路を切り替える弁である。例えば、冷房サイクル時(図1の破線矢印を参照)には、冷媒回路Qにおいて、圧縮機11、室外熱交換器12(凝縮器)、膨張弁15、及び室内熱交換器16(蒸発器)を順次に介して、冷媒が循環する。
一方、暖房サイクル時(図1の実線矢印を参照)には、冷媒回路Qにおいて、圧縮機11、室内熱交換器16(凝縮器)、膨張弁15、及び室外熱交換器12(蒸発器)を順次に介して、冷媒が循環する。
すなわち、圧縮機11、「凝縮器」、膨張弁15、及び「蒸発器」を順次に介して冷媒が循環する冷媒回路Qにおいて、前記した「凝縮器」及び「蒸発器」の一方は室外熱交換器12であり、他方は室内熱交換器16である。
なお、図1の例では、圧縮機11、室外熱交換器12、室外熱交換器温度センサ13、室外ファン14、膨張弁15、及び四方弁18が、室外機Uoに設置されている。一方、室内熱交換器16や室内ファン17の他、上下風向板rは、室内機Uiに設置されている。
図2は、室外機Uoの筐体の側板・天板を取り外した状態の斜視図である。
なお、図2では、膨張弁15(図1参照)や四方弁18(図1参照)の図示を省略している。
図2の例では、平面視でL字状を呈する室外熱交換器12が、室外機Uoの筐体の底板dに設置されている。室外熱交換器12は、所定間隔で配置される多数のフィンfと、これらのフィンfを貫通する複数の伝熱管gと、を備えている。そして、前記した伝熱管gを介して、冷媒が所定に蛇行しながら通流するようになっている。
アキュムレータ19(図1では図示を省略)は、圧縮機11に向かう冷媒を気液分離するための殻状部材であり、圧縮機11の吸入側に接続されている。
図2の例では、圧縮機11やアキュムレータ19が設置される空間と、室外ファン14が設置される空間と、が仕切壁eで仕切られている。図2に示す電装品ボックスhは、後記する室外制御回路32(図4参照)が実装された基板(図示せず)を収容する箱である。
前記したように、海岸付近等に室外機Uoが設けられる場合、塩分を含む空気が室外機Uoに取り込まれることが多い。そうすると、自然風や室外ファン14の駆動によって、室外熱交換器12に塩分が付着する。
そこで、第1実施形態では、後記する制御部30(図4参照)が、室外熱交換器12の下部を凍結させるようにしている。このような制御を、室外熱交換器12の「凍結洗浄」(登録商標)という。これによって、室外熱交換器12の下部を短時間で凍結させ、室外熱交換器12の下部に付着した塩分や塵埃を洗い流すことができる。以下では、塩分や塵埃を「塩分等」という。
図3は、空気調和機の室外熱交換器12のパスを示す説明図である。
なお、図3では、室外熱交換器12の凍結洗浄中(暖房サイクル)における冷媒の流れの向きを矢印で示している。
図3の例では、室外熱交換器12のフィンfとして、上下方向に細長い矩形状のフィンfa,fbが、左右方向に並んで配置されている。一方のフィンfaは、紙面の手前・奥行方向において所定間隔で多数設けられ、これらのフィンfaを伝熱管gが貫通している。なお、他方のフィンfbについても同様である。そして、伝熱管gを介して、室外熱交換器12の上部P1や下部P2を冷媒が所定に通流するようになっている。
ここで、室外熱交換器12の上部P1とは、例えば、室外熱交換器12の上下方向の高さの中間位置Rよりも高い部分である。一方、室外熱交換器12の下部P2とは、例えば、室外熱交換器12の上下方向の高さの中間位置Rよりも低い部分である。
図3の例では、膨張弁15(図1参照)で減圧された冷媒が配管k1を通流し、さらに、分配器w1において配管ka,kbに分流するようになっている。これらの配管ka,kbを通流する冷媒は、室外熱交換器12の下部P2の伝熱管gに導かれる。言い換えると、室外熱交換器12の凍結洗浄の処理(第1処理)において、膨張弁15(図1参照)で減圧された冷媒を室外熱交換器12に導く配管ka,kbの下流端vが、室外熱交換器12の下部P2に接続されている。
これによって、例えば、室外熱交換器12の凍結洗浄中、低温低圧の冷媒が室外熱交換器12の下部P2の伝熱管gに流れ込むため、室外熱交換器12の下部P2が凍結しやすくなる。したがって、その後に室外熱交換器12の下部P2の霜や氷が溶けることで、下部P2の塩分等が洗い流される。
また、図3の例では、配管kbを介して、室外熱交換器12の下部P2の伝熱管g及び配管khを順次に通流する冷媒は、分配器w2で配管ki,kjに分流する。一方の配管kiを通流する冷媒は、室外熱交換器12の上部P1の伝熱管gを介して、配管kmに導かれる。他方の配管kjを通流する冷媒は、室外熱交換器12の上部P1の伝熱管gを介して、配管knに導かれる。
また、図3の例では、配管kaを介して、室外熱交換器12の下部P2の伝熱管g及び配管kcを順次に通流する冷媒は、分配器w3で配管kd,keに分流する。一方の配管kdを通流する冷媒は、室外熱交換器12の上部P1の伝熱管gを介して、配管kfに導かれる。他方の配管keを通流する冷媒は、室外熱交換器12の下部P2の伝熱管gを介して、配管kgに導かれる。前記した配管kf,kg,km,knを通流する冷媒は、図示はしないが、所定に合流して、圧縮機11(図1参照)の吸入側に導かれる。
図4は、空気調和機100の機能ブロック図である。
図4に示す室内機Uiは、前記した室内ファンモータ17aの他に、リモコン送受信部21と、室内温度センサ22と、左右風向板用モータ23と、上下風向板用モータ24と、表示ランプ25と、室内制御回路31と、を備えている。
リモコン送受信部21は、赤外線通信等によって、リモコン40との間で所定の情報をやり取りする。
室内温度センサ22は、室内温度(空調対象空間の温度)を検出するセンサであり、室内機Uiの所定箇所に設置されている。
リモコン送受信部21を介してリモコン40から受信した信号や、室内温度センサ22の検出値等は、後記する室内制御回路31に出力される。
室内ファンモータ17aは、前記したように、室内ファン17(図1参照)の駆動源である。
左右風向板用モータ23は、左右風向板(図示せず)の左右方向の角度を調整するモータである。
上下風向板用モータ24は、上下風向板r(図1参照)の上下方向の角度を調整するモータである。
表示ランプ25は、所定の表示を行うランプであり、室内機Uiの所定箇所に設置されている。例えば、室外熱交換器12の凍結洗浄の処理中には、制御部30によって、表示ランプ25が所定に点灯(又は点滅)される。
室内制御回路31は、図示はしないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種インタフェース等の電子回路を含んで構成されている。そして、ROMに記憶されたプログラムを読み出してRAMに展開し、CPUが各種処理を実行するようになっている。
図4に示すように、室内制御回路31は、記憶部31aと、室内制御部31bと、を備えている。
記憶部31aには、所定のプログラムの他、リモコン送受信部21を介して受信したデータや、各センサの検出値等が記憶される。
室内制御部31bは、記憶部31aに記憶されたデータに基づいて、室内ファンモータ17a、左右風向板用モータ23、上下風向板用モータ24、表示ランプ25等を制御する。
室外機Uoは、前記した構成(図1参照)の他に、室外温度センサ26と、室外制御回路32と、を備えている。
室外温度センサ26は、室外温度を検出するセンサであり、室外機Uoの所定箇所に設置されている。
室外熱交換器温度センサ13(図1も参照)は、前記したように、室外熱交換器12の温度を検出するセンサである。
室外温度センサ26や室外熱交換器温度センサ13の検出値は、室外制御回路32に出力される。
室外制御回路32は、図示はしないが、CPU、ROM、RAM、各種インタフェース等の電子回路を含んで構成され、通信線を介して室内制御回路31に接続されている。図4に示すように、室外制御回路32は、記憶部32aと、室外制御部32bと、を備えている。
記憶部32aには、所定のプログラムや、室内制御回路31から通信線を介して受信したデータの他、各センサの検出値等が記憶される。室外制御部32bは、記憶部32aに記憶されたデータに基づいて、圧縮機モータ11a、室外ファンモータ14a、膨張弁15、四方弁18等を制御する。以下では、室内制御回路31及び室外制御回路32を一括して「制御部30」という。
次に、室外熱交換器12の凍結洗浄に関する制御部30の処理について、図5を用いて説明する。
<制御部の処理>
図5は、室外熱交換器12の凍結洗浄に関する処理のフローチャートである(適宜、図1、図4を参照)。
なお、図5の「START」時には、空気調和機100の空調運転が停止しているものとする。
図5のステップS101において制御部30は、室外熱交換器12の凍結洗浄の開始条件が満たされているか否かを判定する。その具体例を挙げると、前回の凍結洗浄の終了時から所定期間が経過している場合、制御部30は、室外熱交換器12の凍結洗浄の開始条件が満たされていると判定し(S101:Yes)、ステップS102の処理に進む。
一方、前回の凍結洗浄の終了時から所定期間が経過していない場合、制御部30は、室外熱交換器12の凍結洗浄の開始条件が満たされていないと判定し(S101:No)、凍結洗浄に関する処理を終了する(END)。
ステップS102において制御部30は、室外熱交換器12の凍結洗浄として、室外熱交換器12の下部P2(図3参照)を凍結させる(つまり、「第1処理」を行う)。具体的に説明すると、制御部30は、冷媒回路Qにおいて暖房サイクルで冷媒を循環させ、室外熱交換器12を蒸発器として機能させ、室外熱交換器12の下部P2を凍結させる。
なお、「室外熱交換器12の下部P2を凍結させる」という事項には、前記した下部2の全体を凍結させるという事項の他、下部P2の少なくとも一部を凍結させるという事項も含まれる。
また、室外熱交換器12の下部P2の凍結中(第1処理中)、制御部30が、室外熱交換器12の下部P2の少なくとも一部を凍結させつつ、室外熱交換器12の上部P1の少なくとも一部を凍結させないようにしてもよい。
また、室外熱交換器12の下部P2(図3参照)の凍結中(第1処理中)、制御部30が、通常の暖房運転時よりも膨張弁15の開度を小さくすることが望ましい。これによって、飽和温度(蒸発温度)が0℃よりも低い低圧の冷媒が、室外熱交換器12の下部P2に流入する。その結果、空気中の水分が室外熱交換器12の下部P2に着霜して凍結する。これによって、その後に室外熱交換器12の下部P2の霜や氷が溶けると、その水で、室外熱交換器12の下部P2の塩分等が洗い流される。したがって、塩分が特に残りやすい室外熱交換器12の下部P2が洗浄されるため、この下部P2の腐食を抑制できる。
図6は、圧縮機11、四方弁18、膨張弁15、室外ファン14、及び室内ファン17の状態を示すタイムチャートである(適宜、図1、図4を参照)。
なお、図6の横軸は時刻である。また、図6の縦軸は、圧縮機11や四方弁18等の状態を示している。
図6の例では、時刻t1まで空気調和機100が停止状態になっている。そして、四方弁18の状態に示すように、前記した停止状態の直前には、例えば、冷房運転が行われていたものとする。また、図6では、室外熱交換器12の下部P2(図3参照)の凍結後、制御部30が、室外熱交換器12の解凍・乾燥を順次に行う例を示している。なお、前記した図5のフローチャートでは、室外熱交換器12の解凍・乾燥の記載を省略している。
室外熱交換器12を凍結させる際、制御部30は、時刻t1において四方弁18を暖房サイクルに切り替え、膨張弁15を所定開度u1に絞って、圧縮機11を駆動させる。前記したように、所定開度u1は、通常の暖房運転時よりも小さい開度である。これによって、蒸発器である室外熱交換器12の下部P2に低温低圧の冷媒が通流し、この下部P2が凍結する。制御部30は、例えば、室外熱交換器温度センサ13(図1、図3参照)の検出値が氷点下である状態を所定時間(時刻t1〜t2)、継続させる。
室外熱交換器12の凍結中(時刻t1〜t2)、制御部30は、室外ファン14及び室内ファン17を駆動させることが好ましい。これによって、室外熱交換器12や室内熱交換器16での熱交換が促進される。
なお、室外熱交換器12の凍結洗浄の処理中、制御部30は、室外ファン14を通常の空調運転時よりも低速で回転させることが好ましい。これによって、外気の温度が比較的高い状況でも、室外熱交換器12の凍結時に霜や氷が成長しやすくなる。つまり、室外熱交換器12を蒸発器として機能させつつ、高温の外気が室外熱交換器12に多量に吹き込むことを抑制できる。
また、室外熱交換器12の凍結洗浄の処理中、制御部30は、室外温度が高いほど、室外ファン14の回転速度を小さくすることが好ましい。これによって、例えば、室外温度が高い夏季には、室外ファン14の風量が低減されるため、室外熱交換器12の凍結が進みやすくなる。なお、室外温度が高いほど室外ファン14の回転速度を小さくするという事項には、室外温度が比較的高い場合に室外ファン14を停止させるという事項も含まれる。
また、室外熱交換器12の凍結洗浄の処理中(第1処理中)、制御部30は、室内ファン17を通常の空調運転時の最低回転速度(回転速度の下限値)よりも高速で回転させることが好ましい。これによって、室外熱交換器12の凍結を進めることができる。但し、室内機Uiから温風が吹き出される際の風量を低減するため、室内ファン17を通常の空調運転時の回転速度の中央値よりも低い回転速度にすることが望ましい。前記した「回転速度の中央値」とは、通常の空調運転時の最低回転速度と最高回転速度との間の中央値を意味している。
また、図6では図示を省略しているが、室外熱交換器12の凍結洗浄の処理中(第1処理中)、制御部30は、上下風向板r(図1参照)を水平方向よりも上向きにすることが好ましい。つまり、室内機Uiから吹き出される温風の向きが水平方向よりも上向きになるように、制御部30が、上下風向板rの角度を調整することが好ましい。これによって、温風がユーザに直接あたることを防止できる。
図6の時刻t1〜t2において室外熱交換器12の下部P2を凍結させた後(第1処理後)、時刻t2〜t3において制御部30は、室外熱交換器12を解凍させる。図6の例では、制御部30は、圧縮機11を停止させるとともに、室外ファン14や室内ファン17を停止させる。また、制御部30は、室外熱交換器12の凍結時(第1処理時)よりも膨張弁15の開度を大きくして、室外熱交換器12を解凍させる。図6の例では、室外熱交換器12の解凍中、膨張弁15が全開になっている。
これによって、室外熱交換器12の凍結中に凝縮器として機能していた室内熱交換器16の高温の冷媒が、膨張弁15を介して、低圧側の室外熱交換器12に流れ込む。その結果、室外熱交換器12の下部P2の霜や氷が溶かされ、室外熱交換器12が洗い流される。ちなみに、解凍時に膨張弁15の開度を大きくせずとも、外気との熱交換によって室外熱交換器12の霜や氷は溶けるが、膨張弁15の開度を大きくすることで、前記したように、室外熱交換器12の解凍が促進される。
図6の時刻t2〜t3において室外熱交換器12を解凍した後、時刻t3〜t4において制御部30は、室外ファン14を駆動させ、室外熱交換器12を乾燥させる。例えば、制御部30は、室外熱交換器12の解凍後、室外ファン14を第1回転速度で駆動させ、室外熱交換器12を乾燥させる。
これによって、室外熱交換器12の表面の水分が蒸発して、室外熱交換器12が乾燥する。なお、時刻t3〜t4において制御部30が、冷房サイクルで圧縮機11を駆動させ、室外熱交換器12を乾燥させてもよい。ちなみに、室外ファン14を駆動させずとも、外気の自然対流によって室外熱交換器12の水分は蒸発するが、室外ファン14を駆動させることで、室外熱交換器12の水分が蒸発しやすくなる。このような水分の蒸発によって、仮に、室外熱交換器12に若干の塩分が残っていたとしても、水に溶けた塩分による室外熱交換器12の腐食を抑制できる。
なお、図6の例では、室外熱交換器12の乾燥中、圧縮機11や室内ファン17は停止状態になっている。また、四方弁18や膨張弁15は、室外熱交換器12の解凍時の状態で維持されている。
図7は、通常の暖房運転時、及び、室外熱交換器の凍結洗浄時のモリエル線図である(適宜、図1も参照)。
なお、図7の横軸は、冷媒の比エンタルピであり、図7の縦軸は、冷媒の圧力である。
図7に示す飽和蒸気線αは、冷媒の状態における気相と気液二相との間の境界線である。飽和液線βは、冷媒の状態における液相と気液二相との間の境界線である。また、飽和蒸気線α及び飽和液線βで囲まれている領域では、冷媒は気液二相の状態になっている。なお、飽和蒸気線αと飽和液線βとの間の境界点を臨界点γという。
図7に示す台形状の一点鎖線Mは、通常の暖房運転時のモリエル線図である。一方、図7に示す台形状の実線Nは、室外熱交換器12の凍結洗浄時のモリエル線図である。
図7に示すように、通常の暖房運転時には、圧縮(状態Ma→Mb)、凝縮(状態Mb→Mc)、膨張(状態Mc→Md)、蒸発(状態Md→Ma)という冷凍サイクルで冷媒が循環する。
一方、室外熱交換器12の凍結洗浄時には、前記したように、膨張弁15が開度u1まで絞られる(図6参照)。その結果、膨張弁15で膨張した冷媒(状態Nd)の圧力は、通常の暖房運転時(状態Md)よりも低くなり、それに伴って冷媒の温度も低くなる。これによって、室外熱交換器12の下部P2(図3参照)が凍結される。
また、室外熱交換器12の下部P2(図3参照)を通流する氷点下の冷媒と外気との間の温度差が大きいため、冷媒と外気との間の熱交換が進みやすくなる。さらに、膨張弁15が開度u1まで絞られることで(図6参照)、通常の暖房運転時に比べて、単位時間当たりの冷媒の循環量が少なくなる。その結果、室外熱交換器12の下部P2(特に下端付近)には、低温の気液二相の冷媒が流れ、例えば、配管kc(図3参照)や配管kh(同図参照)の付近で、冷媒の状態が気相に変わる(図7の状態Ne)。
このように、室外熱交換器12の凍結洗浄の処理中(第1処理中)、室外熱交換器12の下部P2(図3参照)の少なくとも一部は、冷媒の状態が気液二相であり、室外熱交換器12の上部P1(図3参照)の少なくとも一部は、冷媒の状態が気相になっている。
さらに、配管kc(図3参照)や配管kh(同図参照)の下流側に向かうにつれて、外気との熱交換で冷媒の過熱度が高くなる(図7の状態Na)。例えば、室外熱交換器12の下流端付近では、冷媒の温度が外気に略等しくなる。このように過熱度が比較的高い冷媒が圧縮機11に吸入されると、それに伴って、圧縮機11から吐出される冷媒(状態Nb)の過熱度が、通常の暖房運転時(状態Mb)よりも高くなる(比エンタルピ差ΔH1も参照)。
したがって、圧縮機11の信頼性を確保するために、以下の制御が行われることが好ましい。すなわち、室外熱交換器12の凍結洗浄の処理中(第1処理中)、制御部30は、圧縮機11の吐出側の温度が第2所定温度以上になった場合、室内ファン17の回転速度を、凍結洗浄の処理の開始時よりも上昇させることが好ましい。
なお、前記した「第2所定温度」とは、凍結洗浄中、室内ファン17の回転速度を上昇させるか否かの判定基準となる閾値であり、予め設定されている。このように室内ファン17の回転速度を上昇させることで、室内熱交換器16における熱交換が促進される。その結果、圧縮機11の吐出圧力・吐出温度が下がるため、圧縮機11の過度な温度上昇を抑制し、圧縮機11の信頼性を確保できる。
また、室外熱交換器12の凍結洗浄中、膨張弁15が開度u1(図6参照)まで絞られるため、室内熱交換器16における冷媒の流量も少なくなる。その結果、室内熱交換器16の下流端付近(図7の状態Nc)では、室温付近まで冷媒の温度が下がり、冷媒の状態が液相になることが多い。このようにして凝縮した冷媒は、膨張弁15で減圧される(状態Nd)。そして、膨張弁15で減圧された低温低圧の冷媒が室外熱交換器12に導かれることで、前記したように、室外熱交換器12の下部P2(図3参照)が凍結される。
<効果>
第1実施形態によれば、制御部30が、室外熱交換器12の下部P2(図3参照)を凍結させることで、この下部P2の塩分等が洗い流される。その結果、室外熱交換器12を清潔な状態にすることができる。特に、塩害が生じやすい海岸付近に室外機Uoが設置されている場合には、室外熱交換器12の下部P2で腐食することが多い。前記した凍結洗浄によって、室外熱交換器12の下部P2の腐食を抑制できる。
なお、仮に、室外熱交換器12の上部P1のみを凍結させた場合、その後の解凍に伴う水がフィンf(図3参照)を伝って流れ落ちる過程で高濃度の塩水になり、その結果として、下部P2に塩分が残る可能性がある。一方、第1実施形態のように、室外熱交換器12の下部P2を凍結させると、上部P1から高濃度の塩水が流れ落ちてこないため、下部P2の塩分を適切に洗い流すことができる。
また、第1実施形態によれば、室外熱交換器12の下部P2(図3参照)が凍結される一方、室外熱交換器12の上部P1(図3参照)は凍結させる必要がない。したがって、室外熱交換器12の上部P1・下部P2の両方を凍結させる場合に比べて、室内に温風が吹き出される時間を短縮し、ひいては、室内温度の上昇を抑制できる。
ちなみに、室外熱交換器12の凍結洗浄は、室内熱交換器16の凍結洗浄(第1実施形態等では特に説明していない。)とは、全く異質である。室外熱交換器12の凍結に伴い、室内熱交換器16が凝縮器として機能し、室内機Uiから温風が吹き出されるからである。室内熱交換器16の凍結洗浄では、室外機Uoから温風が吹き出されても特に問題はないが、室外熱交換器12の凍結洗浄では、室内機Uiから温風が吹き出されると、ユーザが不快に感じる可能性もある。
そこで、第1実施形態では、ユーザにとっての快適性を考慮し、室外熱交換器12の凍結洗浄が短時間ですむように下部P2を凍結させ、室内機Uiから温風が吹き出される時間が短くなるようにしている。このような観点は、室外熱交換器12の凍結洗浄に関して、発明者らが鋭意検討する中で初めて見出したものである。
また、室外熱交換器12の凍結後、制御部30は、膨張弁15の開度を大きくして、室外熱交換器12に高温の冷媒を流し込む。これによって、室外熱交換器12の下部P2(図3参照)の霜や氷の解凍が進みやすくなる。
また、室外熱交換器12の解凍後、制御部30は、室外ファン14を駆動させ、室外熱交換器12を乾燥させる。これによって、室外熱交換器12に若干の塩分が残っていた場合でも、水に溶けた塩分による室外熱交換器12の腐食を抑制できる。
また、制御部30は、室外熱交換器12の下部P2を凍結させる第1処理中、室内温度が第1所定温度(例えば、32℃)以上になった場合、又は、前記した第1処理の開始時から室内温度が所定温度(例えば、10℃)以上上昇した場合、第1処理を終了させるようにしてもよい。これによって、室内温度の上昇に伴うユーザの不快感を低減できる。なお、前記した「第1所定温度」等は、第1処理を終了(中止)させるか否かの判定基準となる閾値であり、予め設定されている。
≪第2実施形態≫
第2実施形態は、室内温度に基づいて、室外熱交換器12の凍結のさせ方を変更する点が第1実施形態とは異なっている。なお、その他(空気調和機100の構成等:図1〜図4参照)については、第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図8は、室外熱交換器12の凍結洗浄に関する処理のフローチャートである(適宜、図1、図4を参照)。
なお、ステップS201の処理については、第1実施形態(図5参照)のステップS101と同様であるから、説明を省略する。
ステップS201において室外熱交換器12の凍結洗浄の開始条件が満たされている場合(S201:Yes)、制御部30の処理はステップS202に進む。
ステップS202において制御部30は、室内温度センサ22(図4参照)によって検出される室内温度Tが第3所定温度T3以上であるか否かを判定する。前記した第3所定温度T3とは、室外熱交換器12の上部P1・下部P2の凍結(S204)を行うか否かの判定基準となる閾値であり、予め設定されている。
ステップS202において、室内温度Tが第3所定温度T3以上である場合(S202:Yes)、制御部30の処理はステップS203に進む。
ステップS203において制御部30は、室外熱交換器12の凍結洗浄の処理(第1処理)として、室外熱交換器12の下部P2(図3参照)を凍結させる。これによって、室外熱交換器12の上部P1・下部P2の凍結を行う場合(S204)に比べて、室外熱交換器12の凍結洗浄に要する時間を短縮できる。したがって、室外熱交換器12の凍結洗浄中、比較的高温の室内に温風が吹き出す時間を短縮できる。
なお、室外熱交換器12の上部P1・下部P2を凍結させる場合(S204)よりも、室外熱交換器12の下部P2を凍結させる場合(S203)のほうが、膨張弁15の開度が小さいことが好ましい。このように膨張弁15を十分に絞ることで、膨張弁15の下流側の配管k1(図1参照)を通流する冷媒の温度が非常に低くなり、また、冷媒の循環量が少なくなる。その結果、室外熱交換器12の下部P2(特に下端付近)が凍結する一方、上部P1(特に上端付近)には常温のガス冷媒が流れる。
また、室外熱交換器12の上部P1・下部P2を凍結させる場合(S204)よりも、凍結洗浄の処理(第1処理)として室外熱交換器12の下部P2を凍結させる場合(S203)のほうが、室外熱交換器12の温度を氷点下で保つ時間が短いことが好ましい。これによって、室外熱交換器12の下部P2の凍結中、室内に温風が吹き出す時間を短縮できる。
また、図8では省略しているが、ステップS203で室外熱交換器12の下部P2を凍結させた後、第1実施形態(図6参照)と同様に、制御部30が、室外熱交換器12の解凍・乾燥を順次に行うようにしてもよい。ステップS203の処理を行った後、制御部30は、室外熱交換器12の凍結洗浄に関する一連の処理を終了する(END)。
また、ステップS202において、室内温度Tが第3所定温度T3未満である場合(S202:No)、制御部30の処理はステップS204に進む。
ステップS204において制御部30は、室外熱交換器12の上部P1・下部P2の両方を凍結させる。前記したように、室外熱交換器12の下部P2を凍結させる場合(S203)に比べて、室外熱交換器12の上部P1・下部P2の両方を凍結させる場合(S204)のほうが膨張弁15の開度が大きいが、それ以外についてはステップS204の処理(図6の「凍結」も参照)と同様である。
なお、「室外熱交換器12の上部P1・下部P2の両方を凍結させる」という事項には、上部P1・下部2の全体を凍結させるという事項の他、上部P1の少なくとも一部、及び、下部P2の少なくとも一部を凍結させるという事項も含まれる。
次に、ステップS205において制御部30は、室外熱交換器12の上部P1・下部P2の両方を解凍する。例えば、制御部30は、図6の「解凍」と同様に、膨張弁15の開度を大きくすることで、室外熱交換器12に高温の冷媒を流し込む。これによって、室外熱交換器12の塩分等が洗い流され、室外熱交換器12の略全体が洗浄される。
なお、ステップS205の解凍時、制御部30が、圧縮機11や室外ファン14を停止させ、膨張弁15の開度を凍結時のままで維持してもよい。このような処理でも、外気との熱交換によって室外熱交換器12の霜や氷が自然に溶ける。
次に、ステップS206において制御部30は、室外熱交換器12の下部P2を凍結させる。なお、ステップS206の制御内容については、ステップS203(図6の「凍結」も参照)と同様であるから、説明を省略する。
このように、制御部30は、室内温度Tが第3所定温度T3未満である場合には(S202:No)、室外熱交換器12を蒸発器として機能させ、室外熱交換器12の上部P1・下部P2の両方を凍結させる(S204)。そして、室外熱交換器12の上部P1・下部P2の両方を凍結させた後(S204)、制御部30は、室外熱交換器12の上部P1・下部P2の両方を解凍させ(S205)、当該解凍の後に室外熱交換器12の下部P2を凍結させる第1処理を行う(S206)。これによって、室外熱交換器12の上部P1・下部P2の凍結等(S204、S205)の後に下部P2に塩分が多少残っていても、この塩分を洗い流すことができる。
なお、室内温度Tは第3所定温度T3未満であるため(S202:No)、室外熱交換器12の凍結洗浄(S204〜S206)に要する時間が比較的長くても、室内への温風の吹込みでユーザの不快感を生じるおそれはほとんどない。
また、図8では省略しているが、ステップS206で室外熱交換器12の下部P2を凍結させた後、制御部30が、室外熱交換器12の解凍・乾燥(図6参照)を順次に行うようにしてもよい。ステップS206の処理を行った後、制御部30は、室外熱交換器12の凍結洗浄に関する一連の処理を終了する(END)。
<効果>
第2実施形態によれば、室内温度Tが第3所定温度T3以上である場合(S202:Yes)、制御部30は、室外熱交換器12の下部P2を凍結させる(S203)。これによって、室外熱交換器12の下部P2に付着した塩分等を短時間で洗い流すことができる。また、比較的高温の室内に温風が吹き出される時間を短縮できる。
一方、室内温度Tが第3所定温度T3未満である場合(S202:No)、制御部30は、室外熱交換器12の上部P1・下部P2を凍結させた後に解凍させ(S204、S205)、さらに、室外熱交換器12の下部P2を凍結させる(S206)。これによって、室外熱交換器12を全体的に洗浄できる。また、室外熱交換器12の上部P1・下部P2の凍結洗浄に伴って、塩分濃度の高い水が室外熱交換器12に下部P2の表面を伝って流れ、この下部P2に塩分が残った場合でも、その塩分がステップS206の処理で洗い流される。その結果、室外熱交換器12の上部P1・下部P2の凍結洗浄を2回繰り返すよりも、凍結洗浄に要する時間を短縮できる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る空気調和機100について各実施形態で説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、各実施形態では、室外熱交換器12が、左右方向に並ぶフィンfa,fb(図3参照)を備える構成について説明したが、これに限らない。すなわち、図9のように室外熱交換器12Aが構成されていてもよい。
図9は、変形例に係る空気調和機の室外熱交換器12Aのパスを示す説明図である。
図9の例では、室外熱交換器12Aが、縦長矩形状のフィンfを備えている。そして、図9の紙面手前・奥方向において、所定間隔で複数のフィンfが配置されている。そして、室外熱交換器12Aの凍結中(暖房サイクル中)、配管k1を介して室外熱交換器12Aの下部P2に冷媒が流入するようになっている。これによって、室外熱交換器12Aの下部P2(特に下端付近)が凍結される。
室外熱交換器12Aの下部P2を通流する冷媒は、配管kp及び分配器w4を順次に介して、配管kq,krに分流する。一方の配管kqを通流する冷媒は、室外熱交換器12Aの上部P1を通流した後、配管ksを介して、圧縮機11(図1参照)の吸入側に導かれる。他方の配管krを通流する冷媒は、室外熱交換器12Aの中間位置Rを含む領域を通流した後、配管ktを介して、圧縮機11(図1参照)の吸入側に導かれる。なお、図示していないが、配管ktと配管ksを通流する冷媒は合流して、圧縮機11(図1参照)の吸入側に導かれる。このような構成でも、各実施形態と同様の効果が奏される。
なお、図3や図9で説明した室外熱交換器12,12Aのパスは一例であり、前記したパスを適宜に変更してもよい。また、左右方向に3列以上に並べたられたフィン(図示せず)を室外熱交換器が備える構成であってもよい。
また、第1実施形態では、室外熱交換器12の下部P2を凍結させる処理(図5のS102)について説明したが、これに限らない。すなわち、図5に示すステップS102の処理に代えて、室外熱交換器12の下部P2を結露させてもよい。このように室外熱交換器12の下部P2を結露させる場合、制御部30は、室外熱交換器12の温度が、外気の露点以下であり、かつ、所定の凍結温度よりも高くなるように、膨張弁15の開度等を調整し、その状態を所定時間継続させる。前記した「凍結温度」とは、室外熱交換器12の温度を徐々に低下させたとき、空気に含まれる水分が室外熱交換器12で凍結し始める温度である。このように室外熱交換器12の下部P2を結露させた後、制御部30が室外ファン14を駆動させ、室外熱交換器12を乾燥させるようにしてもよい。
なお、室外熱交換器12の下部P2を「凍結」させる場合よりも「結露」の方が膨張弁15の開度が大きい点以外は、「凍結」の場合の制御内容(図6参照)と同様である。また、第2実施形態(図8参照)のステップS203、S204、S206の処理についても同様のことがいえる。
また、第1実施形態では、室外熱交換器12の凍結中(第1処理中)、制御部30が、室外ファン14を通常の空調運転時よりも低速で回転させる処理について説明したが、これに限らない。例えば、室外熱交換器12の凍結中(第1処理中)、制御部30が、室外ファン14を停止状態で維持するようにしてもよい。このような処理を行うことで、高温環境下でも、室外熱交換器12の霜や氷が成長しやすくなる。なお、第2実施形態についても同様のことがいえる。
また、第1実施形態では、室外熱交換器12の下部P2の凍結中(第1処理中)、圧縮機11の吐出側の温度が第2所定温度以上になった場合、制御部30が、室内ファン17の回転速度を上昇させる処理について説明したが、これに限らない。例えば、室外熱交換器12の下部P2の凍結中(第1処理中)、室内熱交換器16(凝縮器)の温度が第2所定温度以上になった場合、制御部30が、室内ファン17の回転速度を上昇させるようにしてもよい。このような処理でも、圧縮機11の温度上昇を抑制できる。
また、前記した制御において、圧縮機11の吐出側の温度と、室内熱交換器16の温度と、が組み合わされてもよい。すなわち、室外熱交換器12の下部P2の凍結中(第1処理中)、圧縮機11の吐出側の温度、及び/又は、室内熱交換器16の温度が第2所定温度以上になった場合、制御部30が、室内ファン17の回転速度を上昇させるようにしてもよい。
また、第2実施形態では、制御部30が、室内温度に基づいて(図8のS202)、室外熱交換器12の凍結の仕方を変更する処理について説明したが、これに限らない。例えば、図8のステップS202に関して、室内温度に代えて、室外温度を用いてもよいし、また、室内温度・室外温度を組み合わせてもよい。すなわち、室内温度及び/又は室外温度が第3所定温度以上である場合には、制御部30が、室外熱交換器12の下部P2を凍結させる第1処理(図8のS203)を行うようにしてもよい。また、室内温度及び/又は室外温度が第3所定温度未満である場合には、制御部30が、室外熱交換器12の上部P1・下部P2の両方を凍結させるようにしてもよい(図8のS204)。
また、室内温度や室外温度に関わらず、制御部30が、室外熱交換器12の上部P1・下部P2の両方の凍結等を行うようにしてもよい。すなわち、制御部30が、室外熱交換器12を蒸発器として機能させ、室外熱交換器12の上部P1・下部P2の両方を凍結させた後、室外熱交換器12の上部P1・下部P2の両方を解凍させ、当該解凍の後に室外熱交換器12の下部P2を凍結させる処理を行うようにしてもよい。これによって、室外熱交換器12を全体的に洗浄し、さらに、室外熱交換器12の下部P2の塩分等を洗い流すことができる。
なお、前記した「解凍」を行う際、制御部30が、膨張弁15の開度を大きくしてもよいし、また、凍結時における膨張弁15の開度を保ったまま、圧縮機11等の機器を停止させてもよい。
その他にも、例えば、制御部30が、室外熱交換器12の下部P2のみを凍結させる一方、上部P1を凍結させないようにしてもよい。また、制御部30が、室外熱交換器12の下部P2の凍結及び解凍を複数回繰り返した後、室外熱交換器12を乾燥させるようにしてもよい。また、室内温度の上昇を考慮せず、制御部30が、室外熱交換器12の上部P1及び下部P2の凍結及び解凍を複数回繰り返した後、室外熱交換器12を乾燥させるようにしてもよい。前記した各処理でも、室外熱交換器12を清潔な状態にすることができる。
また、室内温度が第4所定温度以上である場合には、制御部30が、室外熱交換器12の下部P2の凍結や、この室外熱交換器12の上部P1・下部P2の凍結を行わないようにしてもよい。なお、前記した第4所定温度は、室外熱交換器12の凍結を行うか否かの判定基準となる閾値であり、前記した第3所定温度T3(図8のS202)よりも高い値として予め設定されている。これによって、室内温度がかなり高い状況で室内機Uiから温風が吹き出されることを防止できる。
なお、前記した処理において、室内温度に代えて室外温度を用いてもよいし、また、室内温度と室外温度の両方を用いてもよい。すなわち、制御部30は、室内温度及び/又は室外温度が第4所定温度以上である場合には、前記した第1処理を含む室外熱交換器12の凍結(又は結露)を行わないようにしてもよい。
また、室外熱交換器12の凍結(又は結露)の処理中にリモコン40の停止ボタン(図示せず)が押された場合、制御部30が、前記した処理を中止するようにしてもよい。例えば、室外熱交換器12の下部P2を凍結又は結露させる第1処理中にリモコン40の停止ボタン(図示せず)が押された場合、制御部30が、前記した第1処理を中止するようにしてもよい。これによって、室外熱交換器12の凍結洗浄を中止して、室内機Uiから温風が吹き出されないようにする、というユーザの意図を反映できる。
また、室外熱交換器12の凍結(又は結露)の処理中にリモコン40から所定の空調運転の開始指令を受信した場合、制御部30は、前記した処理を中止した後、所定の空調運転を開始するようにしてもよい。例えば、室外熱交換器12の下部P2を凍結又は結露させる第1処理中にリモコン40から所定の空調運転の開始指令を受信した場合、制御部30が、前記した第1処理を中止した後、所定の空調運転を開始するようにしてもよい。これによって、冷房運転や暖房運転といった所定の空調運転を開始させたいというユーザの意図を反映できる。
また、所定期間ごとに室外熱交換器12の凍結(又は結露)が行われる設定と、室外熱交換器12の凍結(又は結露)が行われない別の設定と、がリモコン40の操作で切替可能であるようにしてもよい。例えば、室外熱交換器12の下部P2を凍結又は結露させる第1処理が所定期間ごとに行われる設定と、前記した第1処理が行われない別の設定と、がリモコン40の操作で切替可能であるようにしてもよい。これによって、例えば、塩害が生じやすい海岸付近の地域に室外機Uoが設置される場合には、ユーザによるリモコン40の操作によって、定期的に室外熱交換器12の凍結洗浄が行われるように設定できる。一方、塩害が生じるおそれがほとんどない地域では、ユーザによるリモコン40の操作によって、室外熱交換器12の凍結洗浄を行わない設定にすることもできる。
また、室外熱交換器12の下部P2の凍結終了時から所定時間が経過しても、室外熱交換器12の下部P2付近の温度が氷点下である場合、制御部30が、室外熱交換器12を凝縮器として機能させるようにしてもよい。つまり、室外熱交換器12の霜や氷が溶けにくい場合には、制御部30が冷房サイクルで冷媒を循環させ、室外熱交換器12を積極的に解凍させるようにしてもよい。
また、室外熱交換器12の下部P2に排水を誘導する部品(図示せず)を設け、室外熱交換器12の下部P2に水分を保持しないようにしてもよい。
また、室外熱交換器12の下部P2に水分が保持された場合、圧縮機11又は室外ファン14又は両方の駆動に伴う振動によって、室外熱交換器12の下部P2に保持された水分を除去するようにしてもよい。
また、室外熱交換器12に所定の撥水処理を施し、室外熱交換器12の下部P2に水分を保持しないようにしてもよい。
また、制御部30が、室外熱交換器12を凍結させて洗浄する第1処理を行うとともに、通常の空調運転の停止中に室外ファン14を逆回転させる第2処理を行ってもよい。例えば、通常の空調運転終了後に第2処理を行う(通常の空調運転の終了を第2処理の開始条件とする)ようにしてもよい。
なお、通常の空調運転中には、室外ファン14が正回転し、室外熱交換器12から室外ファン14に吸い込まれるように空気が流れる。一方、第2処理中には、室外ファン14が逆回転し、室外ファン14から室外熱交換器12に空気が送り込まれる。これによって、室外熱交換器12に付着している比較的大きな塵埃が除去される。このように、空調運転によって室外熱交換器12に付着する比較的大きな塵埃は、室外ファン14を逆回転させる第2処理で除去し、小さな塵埃や塩分は室外熱交換器12を凍結させて洗浄することができる。
室外ファン14を逆回転させる第2処理は室内環境を変化させないので、通常の空調運転が終了するたびに実行するようにしてもよい。一方、室外熱交換器12を凍結させて洗浄する処理は室内温度を上昇させるため、通常の空調運転の開始・終了が複数回行われた場合、制御部30が、室外熱交換器12の下部P2を凍結させる第1処理を1回行うようにしてもよい。また、塩害による腐食は空調運転の有無にかかわらず時間の経過とともに進行するため、数週間又は数か月ごとに定期的に室外熱交換器12を凍結させて洗浄するように第1処理を実行することが望ましい。
また、各実施形態では、室外熱交換器12の下部P2させる第1処理中、室内温度が第1所定温度以上になった場合、又は、第1処理の開始時から室内温度が所定温度以上上昇した場合に、室外熱交換器12の凍結を終了させることについて説明したが、これに限らない。室外熱交換器12の上部P1と下部P2の両方を凍結させ、凍結中に、室内温度が第1所定温度以上になった場合、又は、室内温度が所定温度以上上昇した場合に、制御部30が、室外熱交換器12の凍結を終了させてもよい。
また、各実施形態では、室外熱交換器12の解凍後、制御部30が、室外ファン14を第1回転速度で駆動させ、室外熱交換器12を乾燥させる処理について説明したが、これに限らない。例えば、制御部30が、室外熱交換器12の解凍中、乾燥中又は乾燥後に、室外ファン14を一時的に第2回転速度で駆動させるようにしてもよい。前記した第2回転速度は第1回転速度よりも高速であり、予め設定されている。これによって、室外熱交換器12の解凍や乾燥が促進される。
また、各実施形態では、室外熱交換器12の凍結洗浄の開始条件(図5のS101)として、前回の凍結洗浄の終了時から所定期間が経過しているという例を挙げたが、これに限らない。例えば、リモコン40に室外熱交換器12の凍結洗浄の開始ボタン(図示せず)を設け、この開始ボタンが押された場合、制御部30が、凍結洗浄の開始するようにしてもよい。
また、各実施形態では、室外熱交換器12の凍結洗浄中、制御部30が表示ランプ25(図4参照)を所定に点灯又は点滅させる処理について説明したが、これに限らない。例えば、凍結洗浄中である旨がリモコン40や携帯端末(図示せず)に表示されるようにしてもよい。
また、各実施形態では、空気調和機100(図1参照)が、室外機Uoに一つの膨張弁15を備える構成について説明したが、これに限らない。例えば、前記した膨張弁15に加えて、配管k1における室内熱交換器16の付近に別の膨張弁(図示せず)が設けられてもよい。
また、各実施形態では、室内機Ui(図1参照)及び室外機Uo(図1参照)が一台ずつ設けられる構成について説明したが、これに限らない。すなわち、並列接続された複数台の室内機を設けてもよい。また、ルームエアコンの他、パッケージエアコンやビル用マルチエアコンといった様々な種類の空気調和機にも各実施形態を適用できる。
また、各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。
100 空気調和機
11 圧縮機
12,12A 室外熱交換器(蒸発器/凝縮器)
13 室外熱交換器温度センサ
14 室外ファン
15 膨張弁
16 室内熱交換器(凝縮器/蒸発器)
17 室内ファン
18 四方弁
19 アキュムレータ
21 リモコン送受信部
22 室内温度センサ
25 表示ランプ
26 室外温度センサ
30 制御部
40 リモコン
k1,ka,kb 配管
P1 上部(室外熱交換器の上部)
P2 下部(室外熱交換器の下部)
Q 冷媒回路
r 上下風向板
R 中間位置
Ui 室内機
Uo 室外機
v 下流端

Claims (20)

  1. 圧縮機、室内熱交換器、膨張弁、及び室外熱交換器を有する冷媒回路と、
    少なくとも前記圧縮機及び前記膨張弁を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記室外熱交換器の下部を凍結又は結露させる第1処理を行い、前記第1処理中、前記室外熱交換器の下部の少なくとも一部を凍結させつつ、前記室外熱交換器の上部の少なくとも一部を凍結させない空気調和機。
  2. 前記第1処理において前記膨張弁で減圧された冷媒を前記室外熱交換器に導く配管の下流端が、前記室外熱交換器の下部に接続されていること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記第1処理中、前記室外熱交換器の下部の少なくとも一部は、冷媒の状態が気液二相であり、前記室外熱交換器の上部の少なくとも一部は、冷媒の状態が気相であること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  4. 室外ファンを備え、
    通常の空調運転中には前記室外ファンが正回転し、前記室外熱交換器から前記室外ファンに吸い込まれるように空気が流れ、
    前記制御部は、前記室外ファンを逆回転させる第2処理を通常の空調運転の停止中に行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  5. 前記制御部は、前記第1処理を定期的に行い、前記第2処理を通常の空調運転終了後に行うこと
    を特徴とする請求項に記載の空気調和機。
  6. 室外ファンを備え、
    前記制御部は、前記第1処理中、前記室外ファンを通常の空調運転時よりも低速で回転させる、又は、前記室外ファンを停止状態で維持すること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  7. 室内ファンを備え、
    前記制御部は、前記第1処理中、前記室内ファンを通常の空調運転時の最低回転速度よりも高速で回転させること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  8. 室内機から吹き出される空気の上下方向の風向きを調整する上下風向板を備え、
    前記制御部は、前記第1処理中、前記上下風向板を水平方向よりも上向きにすること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  9. 室内ファンを備え、
    前記制御部は、前記第1処理中、前記圧縮機の吐出側の温度、及び/又は、前記室内熱交換器の温度が第2所定温度以上になった場合、前記室内ファンの回転速度を上昇させること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  10. 前記制御部は、前記第1処理として前記室外熱交換器の下部を凍結させた後、前記圧縮機を停止させ、さらに、前記第1処理時よりも前記膨張弁の開度を大きくして、前記室外熱交換器を解凍させること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  11. 室外ファンを備え、
    前記制御部は、前記室外熱交換器の解凍後、前記室外ファンを第1回転速度で駆動させ、前記室外熱交換器を乾燥させること
    を特徴とする請求項10に記載の空気調和機。
  12. 前記制御部は、前記室外熱交換器の解凍中、乾燥中又は乾燥後に、前記室外ファンを一時的に第2回転速度で駆動させ、
    前記第2回転速度は前記第1回転速度よりも高速であること
    を特徴とする請求項11に記載の空気調和機。
  13. 前記制御部は、前記室外熱交換器を蒸発器として機能させ、前記室外熱交換器の上部・下部の両方を凍結させた後、前記室外熱交換器の上部・下部の両方を解凍させ、当該解凍の後に前記第1処理を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  14. 室内温度を検出する室内温度センサと、
    室外温度を検出する室外温度センサと、を備え、
    前記制御部は、
    室内温度及び/又は室外温度が第3所定温度以上である場合には、前記第1処理を行い、
    室内温度及び/又は室外温度が前記第3所定温度未満である場合には、前記室外熱交換器を蒸発器として機能させ、前記室外熱交換器の上部・下部の両方を凍結させること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  15. 前記制御部は、室内温度及び/又は室外温度が第4所定温度以上である場合には、前記第1処理を含む前記室外熱交換器の凍結を行わず、
    前記第4所定温度は、前記第3所定温度よりも高いこと
    を特徴とする請求項14に記載の空気調和機。
  16. 前記制御部は、前記第1処理中にリモコンの停止ボタンが押された場合、前記第1処理を中止すること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  17. 前記制御部は、前記第1処理中にリモコンから所定の空調運転の開始指令を受信した場合、前記第1処理を中止した後、前記所定の空調運転を開始すること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  18. 所定期間ごとに前記第1処理が行われる設定と、前記第1処理が行われない別の設定と、がリモコンの操作で切替可能であること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  19. 圧縮機、室内熱交換器、膨張弁、及び室外熱交換器を有する冷媒回路と、
    室内温度を検出する室内温度センサと、
    少なくとも前記圧縮機及び前記膨張弁を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記室外熱交換器の下部を凍結又は結露させる第1処理を行い、前記第1処理中、前記室内温度が第1所定温度以上になった場合、又は、前記第1処理の開始時から前記室内温度が所定温度以上上昇した場合、前記第1処理を終了させる空気調和機。
  20. 圧縮機、室内熱交換器、膨張弁、及び室外熱交換器を有する冷媒回路と、
    前記室外熱交換器の温度を検出する室外熱交換器温度センサと、
    少なくとも前記圧縮機及び前記膨張弁を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記室外熱交換器の下部を凍結又は結露させる第1処理を行い、
    前記室外熱交換器の上部・下部の両方を凍結させる場合よりも、前記第1処理として前記室外熱交換器の下部を凍結させる場合のほうが、前記室外熱交換器の温度を氷点下で保つ時間が短い空気調和機。
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