JP6748729B2 - 揺動機構および把持具 - Google Patents

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Description

本発明は、揺動機構および把持具に関するものである。
揺動可能に連結された一対の把持片によって生体組織のような物体を把持する把持機構において、トグル機構を利用したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。トグル機構は、一対の把持片と共通の揺動軸線回りに揺動可能に連結された一対のリンクを備え、一対のリンクの開動作が一対の把持片の閉動作に変換されるようになっている。この構造において、一対のリンクの長さに応じて一対の把持片による把持力を増大させることができる。
特開2007−301692号公報
しかしながら、特許文献1の把持機構においては、一対の把持片の揺動角度が一対のリンクによって構造的に制限されるため、揺動角度を大きくすることができないという問題がある。
本発明は、ベース部材に対して揺動させられる揺動部材の揺動角度を大きく確保しつつ、少ない力で揺動部材を揺動させることができる揺動機構および把持具を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様は、ベース部材と、該ベース部材に対して第1揺動軸線回りに揺動可能に支持された第1揺動部材と、該第1揺動部材に、前記第1揺動軸線に直交する方向に間隔をあけて配置された第2揺動軸線回りに揺動可能に支持された第2揺動部材と、該第2揺動部材に、前記第2揺動軸線に直交する方向に間隔をあけて配置された回転軸線回りに回転可能に支持された牽引プーリと、前記第揺動軸線回りに回転可能に支持された固定プーリと、該固定プーリと前記牽引プーリとに巻き掛けられ、一端が前記第1揺動部材に固定され、他端に加えた牽引力によって前記回転軸線を挟んだ前記牽引プーリの両側に略同一の大きさの張力を発生させるワイヤとを備え、前記牽引プーリが、前記回転軸線に作用する前記ワイヤの張力の合力が、前記第2揺動部材を揺動させるモーメントを発生させる位置に配置されている揺動機構である。
本態様によれば、ワイヤの他端に牽引力を加えると、ワイヤが巻き掛けられた牽引プーリを介して、該牽引プーリを支持している第2揺動部材に牽引力が伝達され、牽引力のうち、第2揺動部材の第2揺動軸線回りの接線方向の成分が第2揺動部材を揺動させるモーメントとして作用することにより、第1揺動部材に対して第2揺動部材が第2揺動軸線回りに揺動させられる。
この場合に、先端が固定されているワイヤの基端に牽引力が与えられたときに、ワイヤには、牽引プーリの回転軸線を挟む両側において略同一方向の張力が発生し、該2つの張力の合力が牽引プーリに作用する。すなわち、ワイヤの基端に与えられた牽引力は、牽引プーリと固定プーリとの間の巻数×約2倍に増幅されて牽引プーリおよび第2揺動部材に作用する。これにより、少ない力で第2揺動部材を揺動させることができる。また、第1揺動部材に対する第2揺動部材の揺動角度は構造的に制限されないので、ベース部材に対する第2揺動部材の揺動角度を大きく確保することができる。
また、この場合において、固定プーリを第1揺動軸線に回転可能に設けたので、ベース部材に対して第1揺動部材を揺動させる関節と第2揺動軸線との間に設ける場合と比較して、関節よりも先端側に配置される硬質部分の長さを短縮し、狭い場所での操作性を向上することができる。
上記態様においては、前記第1揺動軸線と前記第2揺動軸線とが平行であってもよい。
このようにすることで、ワイヤの経路を同一平面上に概略配置することができ、関節部から先端部分の細径化を容易にすることができる。
また、上記態様においては、前記第1揺動軸線と前記第2揺動軸線とが、ねじれの位置関係に配置されていてもよい。
このようにすることで、ベース部材に対する第1揺動部材の第1揺動軸線回りの揺動と、第1揺動部材に対する第2揺動部材の第2揺動軸線回りの揺動とが同一平面上で行われないので、2つの揺動が冗長とならず、可動域を大きく確保することができる。
また、上記態様においては、前記牽引プーリの前記回転軸線が、前記第1揺動部材に設けられ前記牽引プーリと前記固定プーリとの間隔方向に延びる第1スリット、および、前記第2揺動部材に設けられ前記第1スリットに交差する方向に延びる第2スリット内を、前記第1スリットおよび前記第2スリットの長手方向に移動可能に配置されていてもよい。
このようにすることで、牽引プーリの回転軸線を第1スリット内において、牽引プーリと固定プーリとの間隔方向に移動させると、回転軸線が第1スリットに交差する第2スリット内でも移動する結果、カム機構が構成され、第2スリットが設けられている第2揺動部材が、第1スリットが設けられている第1揺動部材に対して第2揺動軸線回りに揺動させられる。第1スリットおよび第2スリットの位置および相対角度を調整することにより、第1揺動部材に対する第2揺動部材の一方向の揺動時にカム機構によってモーメントを増幅することができる。
また、本発明の他の態様は、上記いずれかの揺動機構を備え、前記第1揺動部材と前記第2揺動部材とが、前記第1揺動部材を前記第2揺動部材に対して揺動させることにより開閉させられる一対の把持部を構成している把持具である。
本態様によれば、ワイヤの他端に牽引力を加えると、牽引プーリと固定プーリとの間に巻き掛けられたワイヤによって牽引プーリを牽引する力が増幅され、第1揺動部材に対して第2揺動部材が揺動させられる。第1揺動部材と第2揺動部材とは相互に開閉する一対の把持部を構成しているので、小さい牽引力で一対の揺動部を閉じて把持対象を強い力で把持することができる。
本発明によれば、ベース部材に対して揺動させられる揺動部材の揺動角度を大きく確保しつつ、少ない力で揺動部材を揺動させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る把持具の全体構成図である。 図1の把持具に備えられた本発明の一実施形態に係る揺動機構を示す部分的に破断した側面図である。 図1の把持具の2つの把持片を胴部に対して揺動させた状態を示す側面図である。 図2の揺動機構により第1把持片に対して第2把持片を揺動させた状態を示す部分的に破断した側面図である。 図2の揺動機構の第1の変形例を示す部分的に破断した側面図である。 図5の揺動機構により第1把持片に対して第2把持片を揺動させた状態を示す部分的に破断した側面図である。 図5の揺動機構を揺動軸線に直交する方向から見た縦断面図である。 図2の揺動機構の第2の変形例を示す部分的に破断した側面図である。 図8の揺動機構により第1把持片に対して第2把持片を揺動させた状態を示す部分的に破断した側面図である。 図8の揺動機構の牽引プーリおよび固定プーリの配置例を示す斜視図である。 図2の揺動機構の第3の変形例を示す部分的に破断した側面図である。 図11の揺動機構により第1把持片および第2把持片の両方を揺動させた状態を示す部分的に破断した側面図である。 図2の揺動機構の第4の変形例を示す部分的に破断した側面図である。 図13の揺動機構により関節を揺動させた状態を示す部分的に破断した側面図である。 図2の揺動機構の第5の変形例を示す部分的に破断した側面図である。 図15の揺動機構を第2揺動軸線に直交する方向から見た側面図である。 図2の揺動機構の第6の変形例を示す部分的に破断した側面図である。 図17の揺動機構を第2揺動軸線に直交する方向から見た側面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る揺動機構3および把持具1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る把持具1は、把持鉗子のように生体組織を把持する機能を有する医療用器具である。把持具1は、図1に示されるように、体内に挿入可能な細長い胴部(ベース部材)2を備える本実施形態に係る揺動機構3と、胴部2の基端に接続された駆動部4とを備えている。
本実施形態に係る揺動機構3は、図2に示されるように、胴部2と、胴部2の長手軸に直交する第1揺動軸線A回りに揺動可能に取り付けられた第1把持片(第1揺動部材)5と、該第1把持片5に設けられ第1揺動軸線Aに平行な第2揺動軸線B回りに揺動可能に取り付けられた第2把持片(第2揺動部材)6と、第2把持片6に回転軸線C回りに回転可能に支持された牽引プーリ7と、第1揺動軸線A回りに回転可能に支持された固定プーリ8と、これら牽引プーリ7および固定プーリ8に巻き掛けられたワイヤ9とを備えている。第1把持片5と第2把持片6とが一対の把持部を構成している。
ワイヤ9の一端は、図2に示す例では、第1把持片5に固定され、ワイヤ9の他端は、胴部2の基端側まで延びて駆動部4に接続されている。
ワイヤ9は、第1把持片5に固定された一端から牽引プーリ7側に延びて牽引プーリ7に巻き掛けられ、次いで、固定プーリ8に巻き掛けられた後、再度牽引プーリ7に巻き掛けられてから胴部2の基端側の駆動部4に導かれている。
牽引プーリ7と固定プーリ8とは略同一の径寸法を有し、両者の間に配置されているワイヤ9は、牽引プーリ7の回転軸線Cと固定プーリ8の第1揺動軸線Aとの間隔方向に略平行に延びている。牽引プーリ7には2本のワイヤ9が巻き掛けられ、回転軸線Cを挟む牽引プーリ7の両側には、ワイヤ9が2本ずつ延びている。
駆動部4は、ワイヤ9の他端が接続されたモータ(図示略)を有し、該モータの作動によってワイヤ9を基端側へ牽引してワイヤ9に張力を発生させるようになっている。
第1把持片5は、図示しない駆動機構によって、図3に示されるように、胴部2に対して第1揺動軸線A回りに揺動させられることにより、第1把持片5および第2把持片6の方向を一体的に胴部2に対して変化させることができるようになっている。
第1把持片5および第2把持片6は、第1把持片5に対して第2把持片6を第2揺動軸線B回りに回転させることにより、先端部を相互に開閉することができるようになっている。これにより、図4に示す例では、第1把持片5と第2把持片6の先端によって構成される一対の把持部によって、把持対象である生体組織等を把持することができるようになっている。
牽引プーリ7を回転可能に支持する回転軸線Cは、図2に示されるように、第1把持片5と第2把持片6とが閉じられた状態でも、図4に示されるように、第1把持片5と第2把持片6とが開かれた状態でも、回転軸線Cと第1揺動軸線Aとを結ぶ直線が第2揺動軸線Bからいずれか一方向に離れるように配置されている。
本実施形態においては、後述するように、ワイヤ9に牽引力を加えることによりワイヤ9に発生する張力によって、牽引プーリ7の回転軸線Cに作用する牽引力が、第1把持片5に対して第2把持片6を閉じる方向のモーメントを発生させるような位置に、回転軸線Cが配置されている。
このように構成された本実施形態に係る揺動機構3および把持具1の作用について説明する。
本実施形態に係る揺動機構3によれば、駆動部4の作動によってワイヤ9が基端側へ牽引されると、ワイヤ9に張力が発生する。牽引プーリ7に巻き掛けられて回転軸線Cを挟んだ両側に2本ずつ合計4本延びているワイヤ9にそれぞれ略同一の大きさの張力が作用するので、回転軸線Cには、4本のワイヤ9に発生した張力の合力が作用する。すなわち、ワイヤ9の基端に掛けた牽引力の略4倍の合力が回転軸線Cに作用するので、第1把持片5に対して第2把持片6を小さい牽引力で揺動させることができるという利点がある。
また、第1把持片5に対する第2把持片6の揺動角度は構造的に制限されないので、胴部2に対する第2把持片6の揺動角度を大きく確保することができる。
また、この場合において、固定プーリ8を第1揺動軸線Aに回転可能に設けたので、胴部2に対して第1把持片5を揺動させる関節と第2揺動軸線Bとの間に固定プーリ8を設ける場合と比較して、関節よりも先端側に配置される硬質部分の長さを短縮し、狭い場所での操作性を向上することができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、固定プーリ8と牽引プーリ7との間でワイヤ9を2周巻き掛けることとしたが、これに代えて、3周以上巻き掛けてもよい。これにより、同じ牽引力で牽引しても、第1把持片5に対して第2把持片6を閉じる力を増大させることができる。
また、本実施形態においては、ワイヤ9の牽引により、第1把持片5に対して第2把持片6を閉じる方向に揺動させるモーメントを発生させるように、牽引プーリ7の位置を設定したが、これに代えて、ワイヤ9の牽引により、第1把持片5に対して第2把持片6を開く方向に揺動させるモーメントを発生させるように、牽引プーリ7の位置を設定してもよい。
また、本実施形態においては、ワイヤ9の先端を第1把持片5に固定したが、これに代えて、第2把持片6に固定してもよいし、胴部2に固定してもよい。
また、本実施形態においては、牽引プーリ7を第2把持片6に固定された回転軸線C回りに回転可能に取り付けたが、これに代えて、図5および図6に示されるように、第1把持片5および第2把持片6に設けた第1スリット11および第2スリット12の長手方向に移動可能に牽引プーリ7の回転軸線Cを収容してもよい。
この場合、第1把持片5には、第1揺動軸線Aと第2揺動軸線Bとを結ぶ直線に沿って第1スリット11を形成し、第2把持片6には、第1スリット11に対して傾斜した第2スリット12を形成すればよい。
ワイヤ9に牽引力をかけると、回転軸線Cが第1スリット11によって案内されて牽引プーリ7が固定プーリ8に近接する方向に移動し、第2把持片6が、第2スリット12内に回転軸線Cを収容状態に維持するように移動することで、第2把持片6が第1把持片5に対して第2揺動軸線B回りに揺動させられる。
また、このように構成する場合、図7に示されるように、胴部2、第1把持片5および第2把持片6を中空に形成して固定プーリ8および牽引プーリ7を中空部分10に配置することが好ましい。ワイヤ9による牽引力を第1把持片5および第2把持片6の中心に掛けることができ、捩れモーメントの発生を防止することができる。また、外径寸法の大きなプーリを径方向の中央に配置することで、把持具1の外径寸法を小さく抑えることができる。
また、本実施形態においては、第1揺動軸線Aと第2揺動軸線Bとが、略平行に配置されている場合を例示したが、これに代えて、図8および図9に示されるように、ねじれの位置関係に配置されていてもよい。すなわち、第1揺動軸線Aに対して先端側に間隔をあけた位置に配置された第2揺動軸線Bは、第1揺動軸線Aと第1把持片5の長手軸とを含む平面と、第2揺動軸線Bと第1把持片5の長手軸とを含む平面とが相互に直交するように配置されている。
これにより、胴部2に対する第1揺動軸線A回りの第1把持片5の揺動方向と、第1把持片5に対する第2揺動軸線B回りの第2把持片6の揺動方向とが相互に直交するようになっている。
第1揺動軸線Aと第2揺動軸線Bとが平行である場合には、胴部2に対する第1把持片5の揺動と、第1把持片5に対する第2把持片6の揺動とが冗長な関係となっているが、これらを直交させることにより、可動域を拡大し、把持具1先端の硬質部分を狭い領域で所望の位置にアプローチさせる動作をより容易に行うことができるという利点がある。
また、この場合に、図10に示されるように、回転軸線Cの長手方向に間隔をあけて2つの牽引プーリ7,22を設けるとともに、第1揺動軸線Aの長手方向に間隔をあけて2つの固定プーリ8,13を設け、2つの牽引プーリ7,22と一方の固定プーリ8との間で、ワイヤ9が2つの牽引プーリ7,22の同一側面に巻き掛けられ、2つの牽引プーリ7,22が逆回転するように構成することが好ましい。図における他方の固定プーリ13はワイヤ9をガイドするためのガイドプーリとして機能している。
このようにすることで、ワイヤ9どうしが密着しないようにルーティングすることができ、ワイヤ9どうしの絡まりや摩擦を防止することができるという利点がある。
また、図8および図9に示す例では、牽引プーリ7の外径に合わせて配置された2つの固定プーリ8,13の隙間を利用して、胴部2と第1把持片5との接続部14が配置されており、スペースを有効利用して細径化を図ることができる。
また、本実施形態においては、第1把持片5に対して第2把持片6を揺動させる方式を例示したが、これに代えて、図11および図12に示されるように、ベース部材2に揺動可能に連結された第1揺動部材15に対して、第1把持片5および第2把持片6の両方が揺動する機構を採用してもよい。このようにすることで2つの把持片5,6の開き角度を大きく確保することができるという利点がある。
また、上記各実施形態においては、本実施形態に係る揺動機構3を把持具1に利用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、2つの関節部を有する関節機構に適用してもよい。
例えば、図13および図14に示されるように、ベース部材16に対して第1揺動軸線A回りに揺動可能に取り付けられた第1揺動部材17と、該第1揺動部材17に対して第2揺動軸線B回りに揺動可能に取り付けられた第2揺動部材18とを備え、第2揺動部材18に取り付けられた固定プーリ19を経由して、2つの牽引プーリ20,21と、第1揺動軸線A回りに取り付けられた固定プーリ23との間で、一端が第1揺動部材17に固定されたワイヤ9を2回以上巻き掛けて基端側に導いている点で上記実施形態と同様である。図における固定プーリ19はワイヤ9をガイドするためのガイドプーリとして機能している。
図13および図14に示す例では、第1揺動軸線Aと第2揺動軸線Bとが平行である。
図中、第1揺動部材17に対する第2揺動部材18の揺動方向毎に牽引プーリ20,21が設けられており、対応するワイヤ9の基端を牽引することによって、第1揺動部材17に対して第2揺動部材18を両方向に揺動させることができる。
また、図15および図16に示されるように、第1揺動軸線Aと第2揺動軸線Bとがねじれの位置関係に配置されていても同様に構成することができる。これらの図では、牽引プーリ20,21の回転軸線Cと固定プーリ23の第1揺動軸線Aとが平行に配置されている。
これに代えて、図17および図18に示されるように、牽引プーリ20,21の回転軸線C1,C2と固定プーリ23の第1揺動軸線Aとがねじれの位置関係となるように配置することもできる。
1 把持具
2 胴部(ベース部材)
3 揺動機構
5 第1把持片(第1揺動部材)
6 第2把持片(第2揺動部材)
7,20,21,22 牽引プーリ
8,13,19,23 固定プーリ
9 ワイヤ
11 第1スリット
12 第2スリット
16 ベース部材
15,17 第1揺動部材
18 第2揺動部材
A 第1揺動軸線
B 第2揺動軸線
C,C1,C2 回転軸線

Claims (5)

  1. ベース部材と、
    該ベース部材に対して第1揺動軸線回りに揺動可能に支持された第1揺動部材と、
    該第1揺動部材に、前記第1揺動軸線に直交する方向に間隔をあけて配置された第2揺動軸線回りに揺動可能に支持された第2揺動部材と、
    該第2揺動部材に、前記第2揺動軸線に直交する方向に間隔をあけて配置された回転軸線回りに回転可能に支持された牽引プーリと、
    前記第揺動軸線回りに回転可能に支持された固定プーリと、
    該固定プーリと前記牽引プーリとに巻き掛けられ、一端が前記第1揺動部材に固定され、他端に加えた牽引力によって前記回転軸線を挟んだ前記牽引プーリの両側に略同一の大きさの張力を発生させるワイヤとを備え、
    前記牽引プーリが、前記回転軸線に作用する前記ワイヤの張力の合力が、前記第2揺動部材を揺動させるモーメントを発生させる位置に配置されている揺動機構。
  2. 前記第1揺動軸線と前記第2揺動軸線とが平行である請求項1に記載の揺動機構。
  3. 前記第1揺動軸線と前記第2揺動軸線とが、ねじれの位置関係に配置されている請求項1に記載の揺動機構。
  4. 前記牽引プーリの前記回転軸線が、前記第1揺動部材に設けられ前記牽引プーリと前記固定プーリとの間隔方向に延びる第1スリット、および、前記第2揺動部材に設けられ前記第1スリットに交差する方向に延びる第2スリット内を、前記第1スリットおよび前記第2スリットの長手方向に移動可能に配置されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の揺動機構。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の揺動機構を備え、
    前記第1揺動部材と前記第2揺動部材とが、前記第1揺動部材を前記第2揺動部材に対して揺動させることにより開閉させられる一対の把持部を構成している把持具。
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