JP6748726B2 - シーム溶接装置 - Google Patents

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Description

本発明は、第一電極輪と第二電極輪との間に積層した被溶接物を挟み込んだ状態で、第一電極輪と第二電極輪との間を通電させてシーム溶接を行うシーム溶接装置に関する。
特開2014−155950号公報には、ロボットのアームに取り付けられたシーム溶接装置が開示されている。特開2014−155950号公報に記載の技術では、被溶接物は予め定められた位置に固定され、シーム溶接装置がロボットにより被溶接物に対して移動されることによってシーム溶接を行う。
特開2014−155950号公報に開示されたシーム溶接装置は、電極輪(電極ローラ)と同軸上に電極輪を駆動するサーボモータが設けられている。被溶接物の形状はサーボモータと干渉しない形状としなければならないため、シーム溶接を行うことが可能な被溶接物の形状が限られるおそれがあった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、多様な形状の被溶接物をシーム溶接することができるシーム溶接装置を提供することを目的とする。
本発明は、ロボットのアームに取り付けられ、第一電極輪と第二電極輪との間に積層した被溶接物を挟み込んだ状態で、第一電極輪と第二電極輪との間を通電させ、前記ロボットにより前記被溶接物に対して移動されることによってシーム溶接を行うシーム溶接装置であって、第一電極輪を駆動する第一モータと、第二電極輪を駆動する第二モータと、第一電極輪と第一モータとの間に設けられ、第一モータの駆動力を第一電極輪に伝達する無端状の第一伝達部材と、を有し、第一電極輪及び第二電極輪の軸線を結ぶ方向を上下方向とし、第一電極輪から第二電極輪に向かう向きを上方とし、第二電極輪から第一電極輪に向かう向きを下方としたときに、第一モータは、第一電極輪と第二電極輪とが接している状態における接点よりも上方に配置されている。
この構成によれば、シーム溶接装置の第一電極輪周りの占有空間の大きさを低減することが可能となる。このため、シーム溶接装置と被溶接物との干渉を抑制することができ、多様な形状の被溶接物をシーム溶接することができる。
また、シーム溶接装置は、第一電極輪に電力を供給する電力供給線を有し、電力供給線は、第一伝達部材の内側空間を通過して配置されていてもよい。
さらに、第一モータは、第二電極輪の軸線よりも上方に配置され、第二モータは、第一モータよりも上方に配置され、第二電極輪と第二モータとの間に、第二モータの駆動力を第二電極輪に伝達する無端状の第二伝達部材を設けてもよい。これにより、シーム溶接装置の第二電極輪周りの占有空間の大きさを低減することが可能となる。
さらにまた、第一モータの駆動力は減速機を介して第一伝達部材に伝達されるようにしてもよい。これにより、比較的大きな体積を有する減速機を第一電極輪及び第二電極輪から離れた位置に配置することができる。これにより、シーム溶接装置の第一電極輪及び第二電極輪周辺の占有空間の大きさを低減することができる。
さらにまた、第二電極輪の上方に、第二電極輪を第一電極輪に対して接近する方向及び離間する方向に移動させるアクチュエータを有してもよい。アクチュエータが配置されていることにより、元々占有空間が比較的大きいシーム溶接装置の上方に、第一モータ及び第二モータを配置することにより、シーム溶接装置の上方は占有空間が増加することの影響の増大は抑えつつ、シーム溶接装置の第一電極輪周りのスペースを抑制することができる。
本発明によれば、シーム溶接装置と被溶接物との干渉を抑制することができ、多様な形状の被溶接物をシーム溶接することができる。
シーム溶接装置の概略正面図である。 図1に示すシーム溶接装置の概略左側面図である。 図1に示すシーム溶接装置の概略背面図である。 図1に示す第一電極輪の駆動系の構成を示す概略説明図である。 図1に示す第二電極輪の駆動系の構成を示す概略説明図である。 図1に示す第一電極輪、第二電極輪、第一モータ及び第二モータの位置関係を示す概略説明図である。
本発明に係るシーム溶接装置について、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
図1はシーム溶接装置10の概略正面図であり、図2はシーム溶接装置10の概略左側面図であり、さらに、図3はシーム溶接装置10の概略背面図である。なお、図1では、第一電極輪12及び第二電極輪14の背面の構造を見やすくするため、第一電極輪12及び第二電極輪14を仮想線(二点鎖線)で示し、第一電極輪12及び第二電極輪14の背面の構造を実線で示している。
[シーム溶接装置の全体構成]
シーム溶接装置10は、図示しない積層した金属薄板からなる被溶接物を、第一電極輪12と第二電極輪14との間に挟み込んだ状態で、第一電極輪12と第二電極輪14との間を通電させてシーム溶接を行う装置である。本発明のシーム溶接装置10は、自動車のドア枠部分等の部材の内周部分を溶接するものに好適である。シーム溶接装置10は、図示しないロボットのアーム20に取り付けられている。ロボットは、シーム溶接装置10を任意の位置、且つ、任意の姿勢に移動可能である。シーム溶接装置10は、被溶接物に対して相対移動しながら、シーム溶接装置と被溶接物との干渉を抑制することができ、多様な形状の被溶接物をシーム溶接することができる。
以下の説明のため、ここで図中の上下左右前後の記載について定義する。シーム溶接装置10を第一電極輪12の軸線A及び第二電極輪14の軸線Cの方向から見たとき(例えば、図1の状態で見たとき)に、第一電極輪12及び第二電極輪14の軸線を結ぶ方向を上下方向とする。また、上下方向において、第一電極輪12から第二電極輪14に向かう向きを上方とし、第二電極輪14から第一電極輪12に向かう向きを下方とする。第一電極輪12の軸線Aの方向を前後方向とする。また前後方向において、第一電極輪12から第一電極輪軸12aが延びる向きを後方とし、その反対向きを前方とする。上下方向及び前後方向に直交する方向を左右方向とする。また、後方から前方を見たときに、左側を左方、右側を右方とする。なお、上下方向、前後方向、左右方向、上方、下方、前方、後方、右方及び左方は、シーム溶接装置10の説明のため便宜上の表現であって、例えば下方を重力方向に制限するものではない。
シーム溶接装置10は、本体部22と電力供給部24とを有している。本体部22は、イコライザ26を介してベース28に支持されている。電力供給部24はベース28に支持されている。ベース28はオートツールチェンジャ30を介してロボットのアーム20に支持されている。イコライザ26は、本体部22をベース28に対して上下方向に相対移動可能に支持している。ロボットには予め被溶接物の溶接位置がプログラムされている。ロボットは、プログラムされた被溶接物の溶接位置に従ってシーム溶接装置10の位置及び姿勢を移動する。イコライザ26は本体部22をベース28に対して相対移動可能に支持しているため、ロボットにプログラムされた溶接位置と実際の溶接位置との間に存在する微小なずれに対して本体部22の動きを追従させることができる。ロボットは、製造工程に応じてアーム20が掴む装置を交換している。アーム20はロボットからの制御により、自動的にオートツールチェンジャ30を掴む又は放すことができる。
[本体部の構成]
本体部22は、第一電極輪12を有する第一電極機構32、第二電極輪14を有する第二電極機構34、第一電極輪12を駆動する第一モータ16、第二電極輪14を駆動する第二モータ18、第二電極輪14を第一電極輪12に対して接近及び離間するアクチュエータ40、第一電極機構32及び第一モータ16を支持する第一フレーム42、第二電極機構34及び第一モータ16を支持する第二フレーム52を有している。
第一モータ16及び第二モータ18はサーボモータである。第一モータ16及び第二モータ18は、第一電極輪12と第二電極輪14のそれぞれを予め設定された回転方向及び回転速度で回転駆動する。
アクチュエータ40は、内部に図示しないサーボモータ及びボールねじ機構を有し、ロッド40aを上下方向に進退させる。アクチュエータ40は、サーボモータ及びボールねじ機構を用いたものに限らず、例えばエアシリンダ、油圧シリンダ又はリニアモータ等であってもよい。ロッド40aの下端は後述する第二電極機構34を支持する第二フレーム52に固定されており、ロッド40aが上下方向に進退することにより第二電極機構34全体を上下方向に移動させることができる。これにより、第二電極輪14を第一電極輪12に対して接近及び離間させることができる。アクチュエータ40は、第一電極輪12と第二電極輪14とにより被溶接物を挟み込んだときの加圧力を調整することが可能となっている。
第一電極輪12及び第二電極輪14には後述する電力供給部24から電力が供給される。第一電極輪12と第二電極輪14との間に被溶接物を挟み込んだ状態で、第一電極輪12と第二電極輪14との間を通電することで、被溶接物の溶接が行われる。
第一電極機構32及び第一モータ16は、第一フレーム42に支持されている(図4参照)。第一電極機構32は、第一電極輪12と、第一電極輪12から後方に延びる第一電極輪軸12aと、第一電極輪軸12aを回転可能に支持する第一軸受ケース44とを有している。第一電極輪軸12aの軸線Aと、第一モータ16の回転軸である第一モータ回転軸16aの軸線Bとは、上下方向の位置が異なるように配置されており、第一モータ16は、第一電極輪軸12aの軸線Aよりも上方に配置されている。第一電極輪軸12aの後端部には、第一電極輪軸12aと一体に回転する第一従動プーリ12bが設けられている。第一モータ回転軸16aの前端部には、第一モータ回転軸16aと一体に回転する第一駆動プーリ16bが設けられている。第一従動プーリ12bと第一駆動プーリ16bとの間には第一ベルト(第一伝達部材)46が巻回されている。第一モータ16の駆動力は、第一ベルト46を介して第一電極輪12に伝達される。第一ベルト46は、略全体がベルトカバー48によって覆われている。第一モータ16は、第一減速機16cを有しており、第一減速機16cにより回転数が減速されて第一駆動プーリ16bに出力される。
第一フレーム42は、左右方向に離間して配置される二枚の板状部材である第一部材42a及び第二部材42bにより構成されている。第一部材42aは右側に配置され、第二部材42bは左側に配置されている。第一フレーム42を前後方向から見たとき(例えば、図1の状態で見たとき)、第一部材42a及び第二部材42bは、上方から下方に延びて形成されている。第一部材42a及び第二部材42bは、上下方向の中程よりも下方側において、第一部材42a及び第二部材42bが互いに接近する方向に屈曲して形成され、その後再び下方に延びて形成されている。第一部材42a及び第二部材42bは、屈曲して形成されている部分を境として、下方の板厚は上方の板厚よりも薄くなるように形成されている。第一部材42a及び第二部材42bは、屈曲して形成されている部分において、上方から下方に行くに従って、徐々に板厚が薄くなるように形成されている。
第一軸受ケース44は、第一フレーム42の下方の端部に、第一部材42a及び第二部材42bに挟まれた状態でボルト等により固定されている(図1参照)。第一モータ16は、第一フレーム42の上下方向の中程であって後方に固定されている(図4参照)。第一モータ16は、第一部材42aと第二部材42bとの間を跨いで設けたマウント50を介して、第一フレーム42にボルト等により固定されている(図2、図3参照)。
第二電極機構34及び第二モータ18は、第二フレーム52に支持されている(図5参照)。第二電極機構34は、第二電極輪14と、第二電極輪14から後方に延びる第二電極輪軸14aと、第二電極輪軸14aを回転可能に支持する第二軸受ケース54とを有している。第一電極輪軸12aの軸線Cと、第二モータ18の回転軸である第二モータ回転軸18aの軸線Dとは、上下方向の位置が異なるように配置されており、第二モータ18は、第二電極輪軸14aの軸線Cよりも上方に第二モータ18が配置されている。第二電極輪軸14aの後端部には、第二電極輪軸14aと一体に回転する第二従動プーリ14bが設けられている。第二モータ回転軸18aの前端部には、第二モータ回転軸18aと一体に回転する第二駆動プーリ18bが設けられている。第二従動プーリ14bと第二駆動プーリ18bとの間には第二ベルト(第二伝達部材)56が巻回されている。第二モータ18の駆動力は、第二ベルト56を介して第二電極輪14に伝達される。第二モータ18は、第二減速機18cを有しており、第二減速機18cにより回転数が減速されて第二駆動プーリ18bに出力される。
第二フレーム52は、前後方向に延びて形成される固定部52aと、上下方向に延びて形成される立設部52bとを有する(図5参照)。第二軸受ケース54は、固定部52aの下方の面にボルト等により固定されている。第二モータ18は、立設部52bの上下方向において中央部よりも若干上方向寄りであって後方の側面に固定されている。立設部52bの第二モータ18が取り付けられる位置には、立設部52bから後方に延びる延設部52cが形成されている。第二モータ18は、延設部52cにマウント64を介してボルト等により固定されている。
アクチュエータ40は、第一フレーム42の第一部材42a及び第二部材42bに挟まれた状態でボルト等により固定されている(図1参照)。第二フレーム52の立設部52bの前方の側面には、上下方向に延びるレール52dが形成されている。アクチュエータ40の後方の側面から延びるガイド40bがレール52dに係合されている。これにより第二フレーム52はアクチュエータ40に対して上下方向に移動可能に支持されている。
アクチュエータ40のロッド40aの下端は、第二フレーム52の固定部52aに形成されたロッド受け部52eに、第二フレーム52に対して上下方向に相対移動不能に取り付けられている。第二フレーム52は、アクチュエータ40を介して第一フレーム42に上下方向に相対移動可能に設けられている。第二フレーム52が第一フレーム42に組み付けられた状態で、第二電極輪14は第一電極輪12の上方に位置する。アクチュエータ40がロッド40aを上下方向に進退させると、第二フレーム52は第一フレーム42に対して上下方向に移動する。このとき、第二フレーム52に固定されている第二電極機構34及び第二モータ18も一体となって、第一フレーム42に対して上下方向に移動する。第一電極輪12を有する第一電極機構32は第一フレーム42に固定されているため、第二電極機構34の第二電極輪14は第一電極輪12に対して上下方向に進退可能(接近や離間が可能)である。
[電力供給部の構成]
電力供給部24は、第一電極輪12及び第二電極輪14に被溶接部を溶接する際の電力を供給する。電力供給部24は、トランス(変圧器)58、第一電力供給線(電力供給線)60、第二電力供給線62を有する。トランス58は、シーム溶接装置10の外部から入力した電圧を調整(変圧)して、第一電極輪12及び第二電極輪14に供給する。トランス58は交流電流を出力するが、トランス58の下流に整流器等を設け、第一電極輪12及び第二電極輪14に直流電流を供給するようにしてもよい。トランス58は第一トランス58aと第二トランス58bとからなり、第一トランス58aと第二トランス58bを前後方向に並べた状態でベース28に固定されている。これにより、比較的重量があるトランス58を、ベース28(特に、オートツールチェンジャ30)に近い位置にまとめて配置することができる。1つの大きなトランス58をベース28に固定した場合に比べて、ベース28に対して第一トランス58a及び第二トランス58bの重心位置をロボットのアーム20に近づけて配置できるため、シーム溶接装置10の慣性モーメントを抑えやすい。
第一電力供給線60は、トランス58から出力される電力を第一電極輪12に供給する電線である。第一電力供給線60のトランス58側の端部は、コンダクタ60aを介して、第一トランス58a及び第二トランス58bに接続されている(図2参照)。第一電力供給線60の第一電極輪12側の端部は、第一軸受ケース44の内部にて、第一電極輪軸12aと接続している。トランス58から出力された電流は、第一電力供給線60、第一軸受ケース44内の配線、及び第一電極輪軸12aを介して、第一電極輪12に供給される。
第二電力供給線62は、トランス58から出力される電力を第二電極輪14に供給する電線である。第二電力供給線62のトランス58側の端部は、コンダクタ62aを介して、第一トランス58a及び第二トランス58bに接続されている(図2参照)。第二電力供給線62の第二電極輪14側の端部は、第二軸受ケース54の内部にて、第二電極輪軸14aと接続している。トランス58から出力された電流は、第二電力供給線62、第二軸受ケース54内の配線、及び第二電極輪軸14aを介して、第二電極輪14に供給される。
第一電力供給線60及び第二電力供給線62はそれぞれ第一可撓部60bと第二可撓部62bを有している。第一電極機構32及び第二電極機構34がベース28に対して上下方向に移動した場合でも、第一可撓部60bと第二可撓部62bにより上下方向の変位を吸収することができる。
[本体部の配置の詳細]
図6を用いて本体部22の各部材の配置について説明する。第二電極輪14は第一電極輪12の上方に配置されている。第一モータ16及び第二モータ18は、第一電極輪12と第二電極輪14とが接している状態において、第一電極輪12と第二電極輪14との接点Eよりも上方に配置されている。さらに第一モータ16及び第二モータ18は、第二電極輪14の軸線Bよりも上方に配置されている。さらに第二モータ18は、第一モータ16よりも上方に配置されている。またアクチュエータ40は、第二電極輪14よりも上方に配置されている。
これにより、ベルトカバー48の後方の領域であって、軸線Bよりも下方の領域には、他の本体部22の部材は配置されておらず、空間を確保することができる。また、比較的重量がある第一モータ16、第二モータ18及びアクチュエータ40をアーム20に近いシーム溶接装置10の上方に固めて配置することができる。これにより、第一モータ16、第二モータ18及びアクチュエータ40をアーム20から遠い位置に設けた場合に比べて、シーム溶接装置10の慣性モーメントを抑えやすい。
[電力供給部の配置の詳細]
トランス58は、第二電極輪14よりも上方に配置されている。これにより、第一モータ16、第二モータ18及びアクチュエータ40とともに、比較的重量があるトランス58もアーム20に近いシーム溶接装置10の上方に固めて配置することができる。これによりトランス58をアーム20から遠い位置に設けた場合に比べて、シーム溶接装置10の慣性モーメントを抑えやすい。
ベルトカバー48の後方には、第二電極輪14の軸線Bよりも下方、且つ、第一電極輪12と第二電極輪14との接点Eよりも上方において、開口部48aが開口している。ベルトカバー48の前方には、第一電極輪12と第二電極輪14との接点Eよりも下方、且つ、第一軸受ケース44よりも上方において、開口部48bが開口している。
第一電力供給線60は、開口部48aからベルトカバー48の内部に入り、第一ベルト46の内側空間を通って、開口部48bからベルトカバー48の外部に出ている。第一電力供給線60は、第一軸受ケース44の上方の側面から第一電極輪軸12aに接続している(図1、図2、図6参照)。
第一モータ16及び第二モータ18を、第二電極輪14の軸線Bよりも上方に配置したことにより、軸線Bよりも下方であって、ベルトカバー48よりも後方に空間を確保することができる。この空間のうち、第一電極輪12と第二電極輪14との接点Eよりも上方の空間に第一電力供給線60を配置することが可能となる。
第一電極輪12と第二電極輪14との接点Eよりも下方まで延びている第一ベルト46であって、デットスペースとなっている第一ベルト46の内側空間に、第一電力供給線60を配置する。これにより、接点Eよりも下方の空間を新たに侵食することなく、第一電力供給線60を接点Eよりも下方に配置することができる。
第一電力供給線60は、すでに第二電極機構34によって空間が塞がれている第一軸受ケース44の上方の側面において第一軸受ケース44と接続している。これにより、第一軸受ケース44の他の部材により空間が塞がれていない空間(第一軸受ケース44の左右両側及び下方の空間)を侵食することなく、第一電力供給線60は第一軸受ケース44に接続することができる。
第一フレーム42の左側の部材である第二部材42bには、第二軸受ケース54が配置されている位置に開口部42cが開口している。第二電力供給線62は、開口部42cから第一フレーム42の内側に入る。第二電力供給線62は、第二軸受ケース54の右方の側面から第二電極輪軸14aに接続している(図2、図6参照)。
[作用効果]
本発明のシーム溶接装置10は、自動車のドア枠部分等の被溶接物の内周部分をシーム溶接することが可能である。またシーム溶接装置10は、被溶接物に対して相対移動しながら、任意の形状の被溶接物をシーム溶接する。
そこで、本実施の形態のシーム溶接装置10では、第一モータ16を第一電極輪12と第二電極輪14との接点Eよりも上方に配置する。これにより、第一モータ16を第一電極輪12と同軸上に設けた場合に比べて、接点Eよりも下方(つまり、第一電極輪12周り)のシーム溶接装置10の占有空間の大きさを小さくすることができる。よって、シーム溶接装置10と被溶接物との干渉を抑制することができ、多様な形状の被溶接物をシーム溶接することができる。
また、本実施の形態のシーム溶接装置10では、第二電極輪14よりも上方に配置されたトランス58から第一電極輪12に電力を供給する第一電力供給線60を、デッドスペースとなっている第一ベルト46の内側空間を通過して配置するようにした。また、シーム溶接装置10を前後方向から見たとき(例えば図1の状態で見たとき)に、第一電力供給線60が第一軸受ケース44に対して左右両側に張り出すことがない。これにより、第一電力供給線60を第一ベルト46の外周側に配置した場合に比べて、シーム溶接装置10の第一電極輪12の周辺の占有空間の大きさを低減することができる。よって、シーム溶接装置10と被溶接物との干渉を抑制することができ、多様な形状の被溶接物をシーム溶接することができる。
さらに、本実施の形態のシーム溶接装置10では、第一モータ16を第二電極輪14の軸線Bよりも上方に配置し、第二モータ18を第一モータ16よりも上方に配置する(図6参照)。これにより、シーム溶接装置10の軸線Bよりも下方の領域における占有空間の大きさを低減することができる。よって、シーム溶接装置10と被溶接物との干渉を抑制することができ、多様な形状の被溶接物をシーム溶接することができる。
さらにまた、本実施の形態のシーム溶接装置10では、第一モータ16、第二モータ18はそれぞれ第一減速機16c、第二減速機18cを有する。これにより、比較的大きな体積を有する第一減速機16c、第二減速機18cを第一電極輪12及び第二電極輪14から離れた位置に配置することができる。従って、シーム溶接装置10の第一電極輪12及び第二電極輪14周辺のスペースを有効活用することができる。これによって、シーム溶接装置10と被溶接物との干渉を抑制することができ、多様な形状の被溶接物をシーム溶接することができる。また、第一減速機16c及び第二減速機18cにより、第一駆動プーリ16b及び第二駆動プーリ18bの回転数を低下させることができるため、第一ベルト46、第二ベルト56が第一駆動プーリ16b、第二駆動プーリ18bから外れることを抑制することができる。
しかも、本実施の形態のシーム溶接装置10では、第二電極輪14の上方に、第二電極輪14を第一電極輪12に対して接近する方向及び離間する方向に移動させるアクチュエータ40を有する。第一モータ16及び第二モータ18が配置される第二電極輪14の上方は、アクチュエータ40が配置されている。元々占有空間が大きいシーム溶接装置10の上方に、第一モータ16及び第二モータ18を配置することにより、シーム溶接装置10の上方の占有空間が増加することの影響の増大は抑えつつ、シーム溶接装置10の下方(第一電極輪12周り)のスペースを抑制することができる。
[他の実施の形態]
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、各発明の具体的な構成は実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更等可能である。
例えば、本実施の形態では、第一モータ16及び第二モータ18をサーボモータにより構成した。第一モータ16及び第二モータ18を、パルスモータ又はロータリエンコーダを備えた通常のモータ等により構成してもよく、特に限定されるものではない。
また本実施の形態では、第一従動プーリ12bと第一駆動プーリ16bとの間に第一ベルト46を巻回し、第二従動プーリ14bと第二駆動プーリ18bとの間に第二ベルト56を巻回するようにした。第一ベルト46と第二ベルト56をそれぞれチェーンにより構成し、第一従動プーリ12b、第二従動プーリ14b、第一駆動プーリ16b、第二駆動プーリ18bをそれぞれギヤにより構成するようにしてもよいことは勿論である。

Claims (5)

  1. ロボットのアーム(20)に取り付けられ、第一電極輪(12)と第二電極輪(14)との間に積層した被溶接物を挟み込んだ状態で、前記第一電極輪(12)と前記第二電極輪(14)との間を通電させ、前記ロボットにより前記被溶接物に対して移動されることによってシーム溶接を行うシーム溶接装置(10)であって、
    前記第一電極輪(12)を駆動する第一モータ(16)と、
    前記第二電極輪(14)を駆動する第二モータ(18)と、
    前記第一電極輪(12)と前記第一モータ(16)との間に設けられ、前記第一モータ(16)の駆動力を前記第一電極輪(12)に伝達する無端状の第一伝達部材(46)と、
    を有し、
    前記第一電極輪(12)及び前記第二電極輪(14)の軸線を結ぶ方向を上下方向とし、前記第一電極輪(12)から前記第二電極輪(14)に向かう向きを上方とし、前記第二電極輪(14)から前記第一電極輪(12)に向かう向きを下方としたときに、
    前記第一モータ(16)は、前記第一電極輪(12)と前記第二電極輪(14)とが接している状態における接点よりも上方に配置されていることを特徴とするシーム溶接装置(10)。
  2. 請求項1に記載のシーム溶接装置(10)であって、
    前記第一電極輪(12)に電力を供給する電力供給線(60)を有し、
    前記電力供給線(60)は、前記第一伝達部材(46)の内側空間を通過して配置されていることを特徴とするシーム溶接装置(10)。
  3. 請求項1又は2に記載のシーム溶接装置(10)であって、
    前記第一モータ(16)は、前記第二電極輪(14)の軸線よりも上方に配置され、
    前記第二モータ(18)は、前記第一モータ(16)よりも上方に配置され、
    前記第二電極輪(14)と前記第二モータ(18)との間に、前記第二モータ(18)の駆動力を前記第二電極輪(14)に伝達する無端状の第二伝達部材(56)を設けたことを特徴とするシーム溶接装置(10)。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のシーム溶接装置(10)であって、
    前記第一モータ(16)の駆動力は減速機(16c)を介して前記第一伝達部材(46)に伝達されることを特徴とするシーム溶接装置(10)。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のシーム溶接装置(10)であって、
    前記第二電極輪(14)の上方に、前記第二電極輪(14)を前記第一電極輪(12)に対して接近する方向及び離間する方向に移動させるアクチュエータ(40)を有することを特徴とするシーム溶接装置(10)。
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