JP2015006683A - 産業用ロボット - Google Patents

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高橋 誠
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Abstract

【課題】
エンドエフェクタに付設した作動装置が大型化すると、ロボットへの負荷が増大するとともに、作動装置がワーク干渉を起こす問題がある。
【解決手段】
マニピュレータMはトーチ支持腕17を揺動する軸線18を先端部に備えるアッパアーム14を備える。マニピュレータMはアッパアーム14を回転軸線16周りに回転自在に支持する傾動台15を含む。傾動台15に駆動モータ33を支持させ、駆動モータ33と、支持ブラケット45を溶接トーチ19の軸心の周りで旋回させるギヤ機構部との間をフレキシブルシャフト30にて連結する。溶接トーチに19に付設した作動装置の動力源である駆動モータ33を傾動台15へ移動し、その動力を作動装置へ伝達することにより、ロボットへの負荷を低減し、ワーク干渉領域をも低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、産業用ロボットに関するものである。
従来から、ロボットマニピュレータの先端に設けられたエンドエフェクタに、種々の装置を付設し、その装置の動力源であるモータを、前記ロボットマニピュレータのエンドエフェクタ自体に取り付けたものがある。
上記のような装置の例としては、図5に示すように溶接ロボットのエンドエフェクタに取り付けたフィラガイド旋回装置がある。同図に示すように、溶接ロボットの最も先端側に位置する図示しない手首部100には、取付ブラケット102を介して非消耗電極106を有する溶接トーチ104が設けられている。溶接トーチ104には、旋回装置108がフィラガイド110を溶接トーチ104の軸心Oの回りで旋回可能に支持している。図5に示すように、旋回装置108は、モータ112を備えており、モータ112の駆動によりフィラガイド110を軸心Oの回りで旋回させる。また、前記フィラガイド110には、図示しないワイヤ供給装置から送給されたフィラワイヤが通って溶接トーチ104の近傍まで供給される。
特許文献1では、ロボットマニピュレータの手首部にエンドエフェクタとして溶接トーチが支持され、前記溶接トーチにモータを有するワイヤ送給装置が設けられている。このワイヤ送給装置は前記モータにより駆動ロールを駆動することにより溶接ワイヤを送給するようにしている。
特開2009−178747号公報
ところで、エンドエフェクタに付設した作動装置の動力源であるモータを前記エンドエフェクタに取り付けると、ロボットへの負荷が増大するとともに、前記モータがワーク干渉を起こす問題がある。
本発明の目的は、マニピュレータの先端部に取り付ける作動装置を軽量化できてロボットへの負荷が増大することがないとともにワーク干渉領域を低減できる産業用ロボットを提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明は、複数のアーム及び手首部が連結されてなるマニピュレータと、前記手首部に設けられたエンドエフェクタと、前記エンドエフェクタに付設されて動力源により作動する作動装置を備えた産業用ロボットにおいて、前記マニピュレータのアームには、前記手首部を揺動する揺動軸を先端部に備えるアッパアームと、前記アッパアームを回転軸線周りに回転自在に支持する支持アームを少なくとも含み、前記支持アームまたは前記支持アームの基端側に連結されるアームのいずれか1つに前記動力源を支持させ、前記動力源と前記作動装置間をフレキシブルシャフトにて連結したものである。
前記フレキシブルシャフトは、前記動力源に対して減速機構を介して連結してもよい。
また、前記フレキシブルシャフトは、前記作動装置に対して減速機構を介して連結してもよい。
また、前記エンドエフェクタが溶接トーチであり、前記溶接トーチには、少なくとも電力及びシールドガスの供給を行うトーチケーブルが接続されており、前記フレキシブルシャフトが、前記トーチケーブルと併走して配置されていてもよい。
また、前記溶接トーチが非消耗電極を有する溶接トーチであり、前記作動装置がフィラワイヤをガイドするフィラガイドを、前記溶接トーチの軸心の周りで旋回する旋回装置としてもよい。
また、前記フィラガイドには前記フィラワイヤを挿通するコンジットケーブルが接続され、前記トーチケーブルと、前記コンジットケーブルと、前記フレキシブルシャフトが共通の吊り下げ装置にて吊り下げ支持されていてもよい。
本発明によれば、マニピュレータの先端部に取り付けるフィラガイド旋回装置等の作動装置を軽量化することができる。この結果、ロボットへの負荷を低減することができるとともにワーク干渉領域を低減できる効果を奏する。
本発明を具体化した第1実施形態の産業用ロボットの側面図。 第1実施形態の要部断面図。 第2実施形態の要部断面図。 第3実施形態の要部側面図。 従来のマニピュレータの手首部周辺の説明図。
(第1実施形態の構成)
以下、本発明の産業用ロボットを、TIG溶接ロボット(以下、単に溶接ロボットという)に具体化した一実施形態を図1及び図2を参照して説明する。
図1に示すように溶接ロボット10のマニピュレータMは、矢印A〜Fで示した動きをする6つの関節を備え、それぞれが回転または捻りを行って、アームを回転、旋回、揺動または傾動させる。
具体的には、基台11には第一軸11a周り(図1のA矢印方向)にアームとしての旋回ベース12が旋回自在に設けられている。旋回ベース12には、ロアアーム13が水平軸である第二軸12a周り(図1のB矢印方向)に揺動自在に軸支されている。ロアアーム13の上端には、アームとしての傾動台15が水平軸である第三軸13a周りに上下方向(C矢印方向)に揺動自在に軸支されている。
傾動台15には、アッパアーム14の基端部が自身の長手方向軸線としての回転軸線16の周り(すなわち、図1のD矢印方向)に回動自在に嵌入されて支持されている。回転軸線16は第四軸に相当する。
また、図1に示すように、傾動台15の上端部には電動モータからなる駆動モータ33及び減速機構34を収納するモータケース36が固定されている。駆動モータ33は動力源に相当する。
アッパアーム14の先端には、回転軸線16に直交する第五軸、すなわち揺動軸としての軸線18の周りにアームとしてのトーチ支持腕17が揺動可能(図1のE矢印方向)に支持されている。トーチ支持腕17は、アッパアーム14の先端部において揺動することにより、溶接トーチ19を俯仰させる。トーチ支持腕17は手首部に相当する。
図2に示すように、トーチ支持腕17には、第六軸20の周り(図1のF矢印方向)で旋回可能に装着され軸部22を有している。軸部22の先端には、取付ブラケット23が固定された取付ブロック24が固定されている。
前記第一軸11a〜第六軸20を有する各関節は、その軸には減速機を介したモータが装備され、図示しないロボットコントローラからの指令を受けて駆動される。
図2に示すように前記取付ブラケット23には、非消耗電極25を備える溶接トーチ19が取り付けられて支持されている。溶接トーチ19は、エンドエフェクタに相当する。
図1に示すように溶接トーチ19の基端には、トーチケーブル46が接続されている。トーチケーブル46は溶接電力とシールドガスの受給機構(図示しない)に接続されている。なお、受給機構は公知であるため、説明を省くが、受給機構には溶接のための電力を供給するパワーケーブルとシールドガスを供給するガスホースが接続される。トーチケーブル46は、電力及びシールドガスの供給を溶接トーチ19に同時に行うべく多重構造となっている。トーチケーブル46は、溶接ケーブルに相当する。
図2に示すように、溶接トーチ19には、ギヤケース39が固定されている。ギヤケース39内には、溶接トーチ19の周面の周りで図示しないベアリングを介して回転自在に取り付けられた平歯車42と前記平歯車42に噛合する平歯車43が配置されている。軸心が相互に平行に配置された平歯車42,43によりギヤ機構部40が設けられている。
図2に示すように、ギヤケース39にはフレキシブルシャフト30の出力端が図示しないベアリングを介して回動自在に支持されている。前記平歯車43はフレキシブルシャフト30の出力端に対して固定されている。前記フレキシブルシャフト30の入力端は、減速機構34の出力部に連結されている。
また、図2に示すようにフレキシブルシャフト30は、可撓性の被覆部材32に内挿されている。図1に示すように被覆部材32は、一端がモータケース36に固定されるとともに、他端が前記ギヤケース39に固定されている。
図2に示すように、平歯車42の側面にはギヤケース39から下方に突出する支持ブラケット45を介して、フィラガイド47が取付けられている。フィラガイド47の先端は非消耗電極25の先端から所定距離離間した点Pであって、溶接トーチ19の軸心Oを通過する点を指向するように配置されている。また、平歯車42が回転すると、フィラガイド47は、前記軸心Oの周りで旋回可能である。
本実施形態では、前記ギヤ機構部40及び支持ブラケット45はフィラガイド47を溶接トーチ19の軸心Oの周りで旋回させる作動装置、すなわち旋回装置に相当する。
フィラガイド47にはフィラワイヤ48を挿通するコンジットケーブル49が接続されている。図1に示すように前記フィラワイヤ48は、傾動台15の上端部に支持されたワイヤ供給装置50により送給されて、溶接トーチ19の非消耗電極25の近傍(前記点P)まで供給可能である。
図1に示すように、傾動台15の上端部には吊り下げ装置としての吊り下げ部材52が固定されている。前記吊り下げ部材52はスプリング等の弾性部材53を介して吊り下げられた筒部材54を吊り下げし、筒部材54に共に挿通して束ねた状態の被覆部材32、トーチケーブル46及びコンジットケーブル49を吊り下げ支持している。この吊り下げにより、図1に示すようにフレキシブルシャフト30は、トーチケーブル46と併走するように配置されている。また、併せて、本実施形態では、コンジットケーブル49もトーチケーブル46とフレキシブルシャフト30に併走するように配置している。
(第1実施形態の作用)
上記のように構成された溶接ロボットの作用を説明する。
図1に示す駆動モータ33が正転または逆転すると、減速機構34を介してフレキシブルシャフト30が図2に示す平歯車43を同方向に回転させる。
図2に示すように平歯車43が回転すると、平歯車43に噛み合う平歯車42が溶接トーチ19の周りを回転、すなわち旋回する。この平歯車42の回転により、フィラガイド47を溶接トーチ19の軸心Oの回りで旋回する。
また、溶接ロボット10のマニピュレータMが作動した場合、マニピュレータMのトーチ支持腕17(手首部)にはフィラガイド47を旋回させるための動力源である駆動モータ33が取り付けられていないため、マニピュレータMが作動時におけるエンドエフェクタでの負荷及び荷重を軽減する。また、駆動モータ33が傾動台15に設けられてエンドエフェクタに駆動モータが設けられていないため、マニピュレータMが作動したときにおいて、エンドエフェクタが動作する範囲の干渉領域を軽減できることになる。
本実施形態の、溶接ロボット10によれば、下記の特徴がある。
(1) 本実施形態の溶接ロボット10のマニピュレータMは、トーチ支持腕17(手首部)を揺動する軸線18(揺動軸)を先端部に備えるアッパアーム14を備える。また、マニピュレータMはアッパアーム14を回転軸線16周りに回転自在に支持する傾動台15(支持アーム)を含む。そして、傾動台15(支持アーム)に駆動モータ33(動力源)を支持させ、駆動モータ33とギヤ機構部40(作動装置)間をフレキシブルシャフト30にて連結した。
この結果、本実施形態によれば、マニピュレータの先端を軽量化できてロボットへの負荷が増大することがないとともにワーク干渉領域を低減できる効果を奏する。また、駆動モータがない分、スリム化でき、狭隘部の溶接を容易にすることができる。
(2) 本実施形態の溶接ロボット10では、フレキシブルシャフト30は、駆動モータ33(動力源)に対して減速機構34を介して連結した。
このように構成されていると、作動装置には減速機構がないため、この減速機構分の重量も軽減できるとともに、減速機構分の空間スペースもエンドエフェクタの周辺からなくすことができる。この結果、上記(1)の効果をマニピュレータの先端を軽量化できてロボットへの負荷が増大することがないとともにワーク干渉領域を低減できる効果をさらに高めることができる。
(3) 本実施形態の溶接ロボット10では、エンドエフェクタが溶接トーチ19としている。また、溶接トーチ19には、電力及びシールドガスの供給を行うトーチケーブル46が接続されている。また、フレキシブルシャフト30が、トーチケーブル46と併走して配置されている。
この結果、本実施形態によれば、溶接ケーブル、及びフレキシブルシャフトを併走するように配置したことにより、溶接ロボット10の周囲のケーブルの配置が複雑化することはなく、ロボットの作業に支障を来すことがない。
(4) 本実施形態の溶接ロボット10は、エンドエフェクタを、非消耗電極25を有する溶接トーチ19としている。また、作動装置を、フィラガイド47を、溶接トーチ19の軸心Oの周りで旋回する旋回装置とした。この結果、フィラガイド47を溶接トーチ19の周りで旋回させる旋回装置を有する溶接ロボットにおいて、上記(1)、(2)の効果を容易に実現することができる。
(5) 本実施形態の溶接ロボット10は、フィラガイド47にはフィラワイヤ48を挿通するコンジットケーブル49が接続されている。また、トーチケーブル46と、コンジットケーブル49と、フレキシブルシャフト30が共通の吊り下げ部材52(吊り下げ装置)にて吊り下げ支持されている。この結果、本実施形態によれば、トーチケーブル、コンジットケーブル、及びフレキシブルシャフトの吊り下げのための部材をそれぞれ設ける場合に比して、部品を少なくして簡単な構成とすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の溶接ロボットを、図3を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一構成または相当する構成については同一符号を付して、その説明を省略し、第1実施形態と異なる構成について説明する。
図1に示すように第1実施形態では、駆動モータ33とフレキシブルシャフト30とを減速機構34を介して連結するとともに、フレキシブルシャフト30の出力端に固定した平歯車43と、溶接トーチ19に設けられた平歯車42とを直接噛み合わせた。
図3に示すように、本実施形態では、駆動モータ33の出力軸とフレキシブルシャフト30を直接連結するとともに、フレキシブルシャフト30の出力端と平歯車43との間には減速機構60を介在させているところが、第1実施形態と異なっている。前記減速機構60は、例えば、波動歯車装置からなるが限定するものではない。減速機構60の入力部はフレキシブルシャフト30の出力端に接続されるとともに、減速機構60出力部は、平歯車43に連結されている。
また、減速機構60は、取付ブラケット23に固定されたギヤケース39内に収納されている。
本実施形態の、溶接ロボット10によれば、下記の特徴がある。
(1) 上記のように構成された、溶接ロボット10は、フレキシブルシャフト30は、作動装置に対して減速機構60を介して連結した。この結果、第1実施形態の(1)、(3)及び(4)の効果を奏する。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を、図4を参照して説明する。本実施形態では、MIG溶接ロボットに具体化したものである。なお、マニピュレータMの構成は、第1実施形態と同様であるので、第1実施形態で使用した符号をマニピュレータM等に付す。
図4に示すように、トーチ支持腕17の先端には、支持部17aを介して溶接トーチ70が取付けられている。図示しないワイヤリールに巻かれた溶接用のワイヤWは一線式パワーケーブル72に挿通されている。支持部17aには、ワイヤ送給装置74が設けられている。
本実施形のワイヤ送給方法は、図示はしないが、上流においてワイヤWを送給(プッシュ)する第1のワイヤ送給装置(図示しない)と、下流においてワイヤWを送給(プル)するワイヤ送給装置74を第2のワイヤ送給装置とするプッシュプル方式である。
ワイヤ送給装置74は、駆動ローラ76と、加圧ロール78を備え、加圧ロール78が図示しないバネにより駆動ローラ76側に常時加圧してワイヤWを挟み込み、その摩擦力によってワイヤWを挟んで送給する。
駆動ローラ76は、第1実施形態と同様に傾動台15に設けられた駆動モータ33及び減速機構34を介して連結されたフレキシブルシャフト30と図示しないギヤ機構部を介して連結されている。前記ギヤ機構部は、第1実施形態と同様に構成してもよく、或いは軸心が直交するように配置されたギヤ対(例えばカサ歯車同士)であってもよい。
このワイヤ送給装置74によって、ワイヤWは一線式パワーケーブル72によってガイドされて溶接トーチ70に送給される。また、図示しない溶接機から一線式パワーケーブル72を介して溶接トーチ70に電力が供給される。なお、シールドガスも前記一線式パワーケーブル72を介して、溶接トーチ70の先端から排出されてシールドガスを噴出するようにされている。
本実施形態では、ワイヤ送給装置74が、作動装置に相当する。
上記のように構成された溶接ロボットでは、駆動ローラ76を駆動する駆動モータが、支持部17aに設けられていないため、手首部であるトーチ支持腕17の先端の荷重が軽くなる。この結果、マニピュレータMの先端を軽量化できてロボットへの負荷が増大することがないとともにワーク干渉領域を低減できる効果を奏する。
なお、本実施形態においても、フレキシブルシャフト30と駆動ローラ76のギヤ機構部の間に減速機構34介在して配置してもよい。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、下記のように構成してもよい。
・ 第1実施形態では、ギヤ機構部40を、平歯車42,43により構成したが、ギヤ機構部40を、ハスバ歯車同士等の他の歯車機構としてもよい。
なお、ギヤの軸心同士を平行にする場合は、平歯車同士、ハスバ歯車同士が好ましい。また、ギヤの軸心同士を直交関係にする場合には、ウォームとウォームホイルでもよく、ギヤの軸心を斜めまたは直交する場合には、カサ歯車同士でもよい。また、他の歯車同士でもよいことは勿論のことである。
・ 前記実施形態では、動力源として電動モータからなる駆動モータ33としたが、駆動源として圧力モータにしてもよい。圧力モータは、例えば、油圧モータ、空圧モータ等がある。
・ 前記実施形態では、駆動モータ33を傾動台15にて支持したが、駆動モータ33を、ロアアーム13、旋回ベース12、或いは基台11のいずれかに支持させてもよい。
・ 第3実施形態の構成を、MAG溶接ロボット等の他の産業用ロボットに具体化してもよい。
M…マニピュレータ、O…軸心、11…基台、13…ロアアーム、
14…アッパアーム、15…傾動台(支持アーム)、
17…トーチ支持腕(手首部)、18…軸線(揺動軸)、
19…溶接トーチ(エンドエフェクタ)、回転軸線
25…非消耗電極、30…フレキシブルシャフト、34…減速機構、
40…ギヤ機構部(作動装置)、42、43…平歯車、
46…トーチケーブル、47…フィラガイド、
48…フィラワイヤ、49…コンジットケーブル、60…減速機構、
74…ワイヤ送給装置(作動装置)。

Claims (6)

  1. 複数のアーム及び手首部が連結されてなるマニピュレータと、前記手首部に設けられたエンドエフェクタと、前記エンドエフェクタに付設されて動力源により作動する作動装置を備えた産業用ロボットにおいて、
    前記マニピュレータのアームには、前記手首部を揺動する揺動軸を先端部に備えるアッパアームと、前記アッパアームを回転軸線周りに回転自在に支持する支持アームを少なくとも含み、
    前記支持アームまたは前記支持アームの基端側に連結されるアームのいずれか1つに前記動力源を支持させ、
    前記動力源と前記作動装置間をフレキシブルシャフトにて連結した産業用ロボット。
  2. 前記フレキシブルシャフトは、前記動力源に対して減速機構を介して連結した請求項1に記載の産業用ロボット。
  3. 前記フレキシブルシャフトは、前記作動装置に対して減速機構を介して連結した請求項1に記載の産業用ロボット。
  4. 前記エンドエフェクタが溶接トーチであり、
    前記溶接トーチには、少なくとも電力及びシールドガスの供給を行うトーチケーブルが接続されており、
    前記フレキシブルシャフトが、前記トーチケーブルと併走して配置されている請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の産業用ロボット。
  5. 前記溶接トーチが非消耗電極を有する溶接トーチであり、
    前記作動装置がフィラワイヤをガイドするフィラガイドを、前記溶接トーチの軸心の周りで旋回する旋回装置である請求項4に記載の産業用ロボット。
  6. 前記フィラガイドには前記フィラワイヤを挿通するコンジットケーブルが接続され、
    前記トーチケーブルと、前記コンジットケーブルと、前記フレキシブルシャフトが共通の吊り下げ装置にて吊り下げ支持されている請求項5に記載の産業用ロボット。
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