JP6748062B2 - チャネル使用指示のための方法および装置 - Google Patents

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Description

米国特許法第119条下での優先権の主張
本特許出願は、2015年1月14日に出願された米国特許出願第14/597,116号の優先権を主張し、同特許出願は、2014年7月14日に出願され、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれている、「METHODS AND APPARATUS FOR CHANNEL USAGE INDICATION」と題する米国仮出願第62/024,325号の利益を主張する。
本開示のいくつかの態様は一般には、ワイヤレス通信環境においてチャネル使用を指示するための方法および装置に関する。
音声、データなどの種々のタイプの通信コンテンツを提供するために、ワイヤレス通信システムが広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅および送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムとすることができる。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)システム、ロングタームエボリューションアドバンスト(LTE-A)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含む。
一般的に、ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のワイヤレス端末の通信を同時にサポートすることができる。各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンク上の送信を介して1つまたは複数の基地局と通信する。順方向リンク(またはダウンリンク)は、基地局から端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)は、端末から基地局への通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力、多入力単出力、または多入力多出力(MIMO)システムを介して確立することができる。
本開示のいくつかの態様は、装置によるワイヤレス通信のための方法を提供する。この方法は一般には、複数のセグメントを含む送信バーストのうちの1つのセグメントを監視することと、監視されたセグメントにおいて送信された制御情報に基づいて、進行中の送信の残存長を決定することとを含むことができる。
本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。その装置は一般には、複数のセグメントを含む進行中の送信バーストのうちの1つのセグメントを監視するための手段と、監視されたセグメントにおいて送信された制御情報に基づいて、進行中の送信バーストの残存長を決定するための手段とを含むことができる。
本開示のいくつかの態様は、複数のセグメントを含む進行中の送信バーストのうちの1つのセグメントを監視することと、監視されたセグメントにおいて送信された制御情報に基づいて、進行中の送信バーストの残存長を決定することとを行うために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能なコードを含むコンピュータ可読媒体を提供する。
本開示のいくつかの態様は、装置によるワイヤレス通信のための方法を提供する。この方法は一般には、複数のセグメントを含む送信バーストの残存長を決定することと、送信バーストのうちの少なくとも1つのセグメントにおいて、進行中の送信バーストの残存長を指示する制御情報を送信することとを含むことができる。
本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。その装置は一般には、複数のセグメントを含む進行中の送信バーストの残存長を決定するための手段と、送信バーストのうちの少なくとも1つのセグメントにおいて、進行中の送信バーストの残存長を指示する制御情報を送信するための手段とを含むことができる。
本開示のいくつかの態様は、複数のセグメントを含む進行中の送信バーストの残存長を決定することと、送信バーストのうちの少なくとも1つのセグメントにおいて、進行中の送信バーストの残存長を指示する制御情報を送信することとを行うために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能なコードを含む、ワイヤレス通信のためのコンピュータ可読媒体を提供する。
本開示の態様および実施形態は、同様の参照符号が全体を通して同様に識別する図面と併用されるときに、以下に示される詳細な説明からさらに明らかになるであろう。
本開示のいくつかの態様による、例示的な多元接続ワイヤレス通信システムを示す図である。 本開示のいくつかの態様による、アクセスポイントおよびユーザ端末のブロック図である。 本開示のいくつかの態様による、ワイヤレスデバイスにおいて利用することができる種々の構成要素を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、チャネル使用指示を受信し、処理するために、受信機によって実行することができる例示的な動作を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、チャネル使用指示を実行するために、送信機によって実行することができる例示的な動作を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、送信バーストにおけるチャネル使用指示信号の送信を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、デバイスによる高い優先順位のトラフィックの送信を可能にする、デバイスによるチャネル使用指示信号の例示的な送信を示す図である。
送信側デバイスからバースト状に送信する結果として、予測し、相殺することが難しい、送信側デバイス付近にある1つまたは複数の他のデバイス(たとえば、非対象受信機)に対する急速に変化する干渉が生じる場合があることがわかっている。本開示のいくつかの態様は、進行中の送信バーストの残存長、送信バーストの優先順位、または2つの送信バースト間の持続時間のうちの少なくとも1つの指示および有効利用のために1つまたは複数の近隣デバイスによって実施することができる、本明細書において説明されるような技法を提供する。たとえば、送信側デバイスは、進行中の送信バーストの残存長(たとえば、送信バーストの残りのバーストセグメント数)を決定し、送信バーストのうちの少なくとも1つのセグメントにおいて、進行中の送信バーストの残存長を指示する制御情報を送信するように構成することができる。近隣デバイスは、進行中の送信バーストの少なくとも1つのセグメントを監視し、監視されたセグメントにおいて受信された制御情報に基づいて、進行中の送信バーストの残存長を決定するように構成することができる。追加的に、送信側デバイスは、送信バースト間の持続時間を決定し、進行中の送信バーストが終了した後に、次の送信バーストの開始前に、たとえば、進行中の送信バーストの最後のセグメントにおいて、持続時間を指示する制御情報を送信するように構成することができる。
以下に、本開示の種々の態様が、添付の図面を参照しながらさらに十分に説明される。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化することができるので、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるために与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本開示の任意の他の態様とは独立して実施されるにしても、本開示の任意の他の態様と組み合わせて実施されるにしても、本明細書において開示される本開示のあらゆる態様を包含することを意図していることは、当業者は理解されたい。たとえば、本明細書において記載される任意の数の態様を用いて、装置を実現することができるか、または方法を実施することができる。加えて、本開示の範囲は、本明細書に記載される本開示の種々の態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を用いて実施されるそのような装置またはそのような方法を包含することを意図している。本明細書において開示される本開示のいずれの態様も、請求項の1つまたは複数の要素によって具体化できることを理解されたい。
「例示的」という単語は、本明細書において、「例、事例、または例示として機能する」ことを意味するために使用される。「例示的」として本明細書において説明されるいずれの態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいか、または有利であると解釈されるとは限らない。
特定の態様が本明細書において説明されるが、これらの態様の数多くの変形形態および置換形態が、本開示の範囲内に入る。好ましい態様のいくつかの利益および利点が述べられるが、本開示の範囲は、特定の利益、用途、または目的に限定されることは意図していない。むしろ、本開示の態様は、異なるワイヤレス技法、システム構成、ネットワーク、および送信プロトコルに広く適用可能であることを意図しており、それらのうちのいくつかが例として図および好ましい態様の以下の説明において示される。詳細な説明および図面は、限定的ではなく本開示の例示にすぎず、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって規定される。
例示的なワイヤレス通信システム
本明細書において説明される技法は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワークなどの種々のワイヤレス通信ネットワークに使用することができる。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、CDMA2000などの無線技術を実現することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W-CDMA)および低チップレート(LCR)を含む。CDMA2000は、IS-2000、IS-95およびIS-856の標準規格を含む。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実現することができる。OFDMAネットワークは、Evolved UTRA(E-UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash-OFDM(登録商標)などの無線技術を実現することができる。UTRA、E-UTRA、およびGSM(登録商標)は、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)の一部である。ロングタームエボリューション(LTE)は、E-UTRAを使用するUMTSの来るべきリリースである。UTRA、E-UTRA、GSM(登録商標)、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載される。CDMA2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織の文書に記載される。
シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)は、送信機側においてシングルキャリア変調を利用し、受信機側において周波数領域等化を利用する送信技法である。SC-FDMAは、OFDMAシステムのものと類似の性能、および本質的に同じ全体的な複雑さを有する。しかしながら、SC-FDMA信号は、その固有のシングルキャリア構造のために、より低いピーク対平均電力比(PAPR)を有する。SC-FDMAは、特に、より低いPAPRが送信電力効率に関してモバイル端末に大幅に利益を与えるアップリンク通信において、大きな注目を集めてきた。これは現在、3GPP LTEおよび進化型UTRAでのアップリンク多元接続方式の作業仮説である。
アクセスポイント(「AP」)は、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eノードB、基地局コントローラ(「BSC」)、ベーストランシーバ局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、基本サービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、無線基地局(「RBS」)、または何らかの他の用語を含むか、それらとして実現されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られている場合がある。
アクセス端末(「AT」)は、アクセス端末、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、ユーザ局、または何らかの他の用語を含むか、それらとして実現されるか、またはそれらとして知られている場合がある。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、局(「STA」)、またはワイヤレスモデムに接続される何らかの他の適切な処理デバイスを含むことができる。したがって、本明細書において教示される1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話またはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、娯楽デバイス(たとえば、音楽またはビデオデバイス、あるいは衛星ラジオ)、全地球測位システムデバイス、またはワイヤレスもしくは有線媒体を介して通信するように構成される他の適切なデバイスに組み込むことができる。いくつかの態様では、ノードはワイヤレスノードである。たとえば、そのようなワイヤレスノードは、有線通信リンクまたはワイヤレス通信リンクを介して、ネットワーク(たとえば、インターネットもしくはセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク)のための、またはネットワークへの接続を与えることができる。
図1を参照すると、一態様による多元接続ワイヤレス通信システムが示される。アクセスポイント100(AP)は複数のアンテナグループを含むことができ、1つのアンテナグループはアンテナ104および106を含み、別のアンテナグループはアンテナ108および110を含み、さらなるアンテナグループはアンテナ112および114を含む。図1では、アンテナグループごとに2つのアンテナしか示されていないが、アンテナグループごとにより多いまたはより少ないアンテナが利用される場合もある。アクセス端末116(AT)はアンテナ112および114と通信している場合があり、アンテナ112および114は、順方向リンク120を介してアクセス端末116に情報を送信し、逆方向リンク118を介してアクセス端末116から情報を受信する。アクセス端末122はアンテナ106および108と通信している場合があり、アンテナ106および108は、順方向リンク126を介してアクセス端末122に情報を送信し、逆方向リンク124を介してアクセス端末122から情報を受信する。FDD(Frequency Division Duplex)システムでは、通信リンク118、120、124および126は、通信のために異なる周波数を使用する場合がある。たとえば、順方向リンク120は、逆方向リンク118によって使用される周波数とは異なる周波数を使用する場合がある。
アンテナの各グループおよび/またはそれらが通信するように設計されているエリアは、しばしばアクセスポイントのセクタと呼ばれる。本開示の一態様では、各アンテナグループは、アクセスポイント100によってカバーされるエリアのセクタ内でアクセス端末に通信するように設計され得る。
アクセス端末130はアクセスポイント100と通信している場合があり、アクセスポイント100からのアンテナは、順方向リンク132を介してアクセス端末130に情報を送信し、逆方向リンク134を介してアクセス端末130から情報を受信する。
順方向リンク120および126を介しての通信では、アクセスポイント100の送信アンテナは、異なるアクセス端末116および122に対して順方向リンクの信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを利用することができる。また、アクセスポイントが、ビームフォーミングを使用して、そのカバレッジを通してランダムに分散しているアクセス端末に送信することにより、アクセスポイントが単一のアンテナを通してそのすべてのアクセス端末に送信するよりも、隣接セル内のアクセス端末への干渉が小さくなる。
先に言及されたように、送信機(たとえば、AP100のうちの1つまたはAT116、122または130のうちの1つ)からバースト状に送信する結果として、予測し、相殺することが難しい、非対象受信機(たとえば、別のAP、またはAT116、122または130のうちの他のAT)のリンクに対する急速に変化する干渉が生じる場合がある。したがって、本開示のいくつかの態様によれば、AP100およびアクセス端末(たとえば、116、122、130)のうちの1つまたは複数が、本明細書において説明されるような、チャネル使用指示の方法を実施することができ、それにより、非対象受信機が、進行中の送信バーストの残存長、進行中の送信バーストの優先順位、またはバースト間の時間間隔のうちの少なくとも1つを決定できるようにする。たとえば、いくつかの態様では、AT116は、進行中の送信バーストの少なくとも1つのセグメントにおいて、バーストの残存長(たとえば、残りのバーストセグメント数)を指示する制御情報を送信するように構成することができる。AT122(および/またはAT130)は、(AT116による)進行中の送信バーストの少なくとも1つのセグメントを監視し、送信バーストの残存長を決定するように構成することができる。進行中の送信バーストの残存長を決定するのに応答して、AT122(および/またはAT130)は、送信バーストの決定された残存長中に、1つまたは複数の無線構成要素の電源を切るように構成することができる。それに加えて、またはその代わりに、AT122(および/またはAT130)は、送信バーストの残存長中に、送信バースト間の通信のスペクトル効率に比べて減少したスペクトル効率において送信するように構成することができる。
いくつかの態様では、AT116は、送信バースト間の持続時間を決定し、たとえば、進行中の送信バーストの最後のセグメントにおいて送信するように構成することもできる。AT122(および/またはAT130)は、送信バースト間の1つまたは複数のセグメント中に、送信バースト中の通信のスペクトル効率に比べて増加したスペクトル効率において送信するように構成することができる。
図2は、多入力多出力(MIMO)システム200における送信機システム210(アクセスポイントとしても知られる)および受信機システム250(アクセス端末としても知られる)の一態様のブロック図を示す。送信機システム210において、いくつかのデータストリームのトラフィックデータが、データソース212から送信(TX)データプロセッサ214に与えられる。
本開示の一態様では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを介して送信することができる。TXデータプロセッサ214は、各データストリームのトラフィックデータを、そのデータストリームについて選択された特定のコーディング方式に基づいて、フォーマットし、コーディングし、インターリーブして、コーディングされたデータを与える。
各データストリームのコーディングされたデータが、OFDM技法を使用してパイロットデータと多重化することができる。パイロットデータは通常、既知の方法で処理される既知のデータパターンであり、チャネル応答を推定するために、受信機システムで使用される場合がある。その後、多重化されたパイロットおよび各データストリームのコーディングされたデータは、そのデータストリームについて選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M-PSK、またはM-QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)されて、変調シンボルを与える。各データストリームのデータレート、コーディング、および変調は、プロセッサ230によって実行される命令によって決定することができる。メモリ232は、送信機システム210のためのデータおよびソフトウェアを記憶することができる。
その後、すべてのデータストリームの変調シンボルは、TX MIMOプロセッサ220に与えられ、TX MIMOプロセッサ220は、(たとえば、OFDMのために)その変調シンボルをさらに処理することができる。その後、TX MIMOプロセッサ220は、NT個の変調シンボルストリームをNT個の送信機(TMTR)222a〜222tに与える。本開示のいくつかの態様では、TX MIMOプロセッサ220は、データストリームのシンボルと、シンボルの送信元のアンテナとにビームフォーミング重みを適用する。
各送信機222は、それぞれのシンボルストリームを受信し、処理して1つまたは複数のアナログ信号を与え、さらにこのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介して送信するのに適した被変調信号を与える。その後、送信機222a〜222tからのNT個の変調信号はそれぞれ、NT個のアンテナ224a〜224tから送信される。
受信機システム250において、送信された被変調信号は、NR個のアンテナ252a〜252rによって受信される場合があり、各アンテナ252からの受信信号は、それぞれの受信機(RCVR)254a〜254rに与えられる場合がある。各受信機254は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化して、サンプルを与え、さらにそれらのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを与えることができる。
その後、RXデータプロセッサ260が、NR個の受信機254からNR個の受信シンボルストリームを受信し、特定の受信機処理技法に基づいて処理して、NT個の「被検出」シンボルストリームを与える。その後、RXデータプロセッサ260は、各被検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、データストリームのトラフィックデータを再生する。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210においてTX MIMOプロセッサ220およびTXデータプロセッサ214によって実行される処理と相補的である場合がある。
プロセッサ270は、どのプリコーディング行列を使用すべきかを周期的に決定する。プロセッサ270は、行列インデックス部とランク値部とを備える逆方向リンクメッセージを編成する。メモリ272は、受信機システム250のためのデータおよびソフトウェアを記憶することができる。逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する種々のタイプの情報を含むことができる。その後、逆方向リンクメッセージは、データソース236からいくつかのデータストリームのトラフィックデータをも受信するTXデータプロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、送信機254a〜254rによって調整され、送信機システム210に返送される。
送信機システム210において、受信機システム250からの被変調信号は、アンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、RXデータプロセッサ242によって処理されて、受信機システム250によって送信された逆方向リンクメッセージを抽出する。その後、プロセッサ230が、ビームフォーミング重みを決定するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを決定し、その後、抽出されたメッセージを処理する。
いくつかの態様では、送信機システム210のプロセッサ230、TXデータプロセッサ214およびTX MIMOプロセッサ220のいずれか1つ、またはその組合せ、並びに受信機システム250のプロセッサ270およびTXデータプロセッサ238のいずれか1つ、またはその組合せを、本明細書において論じられるように、チャネル使用指示の方法の送信機側動作を実行するように構成することができる。さらに、送信機システム210のプロセッサ230およびRXデータプロセッサ242のいずれか1つ、またはその組合せ、並びに受信機システム250のプロセッサ270およびRXデータプロセッサ260のいずれか1つ、またはその組合せが、本明細書において論じられるような、チャネル使用指示の方法の受信機側動作を実施することができる。一態様では、送信機システム210の場合、プロセッサ230、TXデータプロセッサ214、TX MIMOプロセッサ、およびRXデータプロセッサ242のうちのいずれか1つを、本明細書において論じられるようなチャネル使用指示の方法を実行するためにメモリ232に記憶されるアルゴリズムを実行するように構成することができる。一態様では、受信機システム250の場合、プロセッサ270、RXデータプロセッサ260およびTXデータプロセッサ238のうちの少なくとも1つを、本明細書において論じられるようなチャネル使用指示の方法を実行するためにメモリ272に記憶されるアルゴリズムを実行するように構成することができる。
たとえば、送信機システム210におけるプロセッサ214、220および230のうちの1つまたは複数を、複数のセグメントを含む進行中の送信バーストの残存長を決定するように構成することができる。送信機システム210における送信機222は、送信バーストの少なくとも1つのセグメントにおいて、送信バーストの残存長を指示する制御情報を送信するように構成することができる。それに加えて、またはその代わりに、1つまたは複数のプロセッサ214、220および230を、進行中の送信バーストと、次の送信バーストの開始との間の持続時間を決定するように構成することもできる。送信機222は、たとえば、進行中の送信バーストの最後のセグメントにおいて、送信バースト間の決定された持続時間を含む制御情報を送信するように構成することができる。
受信機システム250における受信機254は、複数のセグメントを含む、進行中の送信バーストの1つのセグメントを監視するように構成することができる。プロセッサ260および270のうちの1つまたは複数を、監視されたセグメントにおいて送信された制御情報に基づいて、送信バーストの残存長を決定するように構成することができる。それに加えて、またはその代わりに、受信機254は、進行中の送信バーストの最後のセグメントを監視するように構成することができる。1つまたは複数のプロセッサ260および270は、最後のセグメントに含まれる制御情報に基づいて、進行中の送信バーストと次の送信バーストの開始との間の持続時間を決定するように構成することができる。
図3は、図1に示すワイヤレス通信システム内で利用することができるワイヤレスデバイス302において利用することができる種々の構成要素を示す。ワイヤレスデバイス302は、本明細書において説明される種々の方法を実施するように構成することができるデバイスの例である。ワイヤレスデバイス302は基地局100、またはユーザ端末116および122のいずれかとすることができる。
ワイヤレスデバイス302は、ワイヤレスデバイス302の動作を制御するプロセッサ304を含むことができる。プロセッサ304は、中央処理装置(CPU)と呼ばれることもある。メモリ306は、読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含むことができ、命令およびデータをプロセッサ304に与える。メモリ306の一部分は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含む場合もある。プロセッサ304は通常、メモリ306内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算および算術演算を実行する。メモリ306内の命令は、本明細書において説明される方法を実施するように実行可能とすることができる。
ワイヤレスデバイス302は、ワイヤレスデバイス302と遠隔地との間のデータの送信および受信を可能にする送信機310および受信機312を含むことができるハウジング308を含むこともできる。送信機310と受信機312とを組み合わせてトランシーバ314を形成することができる。単一または複数の送信アンテナ316を、ハウジング308に取り付け、トランシーバ314に電気的に結合することができる。ワイヤレスデバイス302は、複数の送信機、複数の受信機、および複数のトランシーバを含むこともできる(図示せず)。
ワイヤレスデバイス302は、トランシーバ314によって受信された信号のレベルを検出し、定量化するために使用することができる信号検出器318を含むこともできる。信号検出器318は、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当りのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号などの信号を検出することができる。ワイヤレスデバイス302は、信号を処理する際に使用するためのデジタルシグナルプロセッサ(DSP)320を含むこともできる。
ワイヤレスデバイス302の種々の構成要素は、バスシステム322によって互いに結合することができ、バスシステムは、データバスに加えて、電力バス、制御信号バスおよびステータス信号バスを含む場合がある。プロセッサ304は、本明細書において論じられるようなチャネル使用指示の方法、たとえば、図4の動作400および図5の動作500を実行するためにメモリ306に記憶される命令にアクセスするように構成することができる。
チャネル使用指示のための例示的な方法および装置
ワイヤレス通信のためのエアインターフェースを規定するのを助けるいくつかの標準規格が、これまで複数の世代にグループ分けされてきており、たとえば、3Gおよび4Gは第3世代および第4世代のエアインターフェースのための標準規格群を指している。
統合エアインターフェース(UAI-それは5Gエアインターフェースと見なすこともできる)と呼ばれるエアインターフェースのような、先進のエアインターフェースは、数多くの多様な要件を満たすことが必要な場合がある。これらの要件は、認可、免許不要および共用スペクトルにおける効率的な動作、低い(10GHz未満)および高い(mmW)周波数帯域のサポート、標準および超低レイテンシートラフィックのサポート、標準(屋外)および低(屋内)遅延スプレッドを含む異なるチャネル環境のサポート、大量の接続容量を伴うスループット集約およびエネルギー制約(低デューティサイクル)動作モードのサポートを含むことができる。
場合によっては、事前に通知されたスケジュールを用いることなく動的にオンおよびオフに切り替えることができる「素早い」波形(たとえば、バースト状波形)による通信が、先に言及された要件を満たす際に極めて有益な場合がある。これらのバースト状波形は、スペクトル共用(免許不要スペクトル)およびエネルギー節約(送信間で電源を切られる構成要素を用いる)の両方にとって有益な場合がある。
しかしながら、バースト状波形の結果、急激に変動する干渉が生じ、その干渉は、レート制御、および電力効率の良いTDMベースチャネル共用のために、他のリンクが予測するのが難しい場合がある。従来のWiFi送信(たとえば、802.11標準規格ファミリによって規定される)では、各MPDUの各PPDUおよびMACヘッダのプリアンブルが、現在のパケット/トランザクションの長さを指定する持続時間フィールドを含み、それにより、非対象デバイスが、どの程度延期する(干渉する可能性がある信号を送信するのを控える)かを知ることができるようになる。残念ながら、パケットの先頭を見逃した非対象受信機は、持続時間フィールドを見逃すので、媒体をどの程度の時間だけ控えるかがわからない。
しかしながら、本開示の態様は、バーストの送信の種々の時点において、送信の残りの長さ、すなわち、「残存長」についての情報を与えるシグナリング機構を与えることができる。
本開示のいくつかの態様の場合、セグメントのバーストにおいて送信を行うことができる。場合によっては、セグメントは、送信に関する(時間の)最小粒度を規定することができる。セグメントのバースト後に、送信機をオフに切り替えることができる。いくつかの態様では、各送信バーストは、整数のセグメント数を含むことができる。一態様では、バーストセグメントのタイミングはセグメントクロックを忠実に守り、各セグメントおよび/またはバーストは所定のクロック境界において開始することができる。ネットワークが、バーストおよび/またはバーストのセグメントのタイミングを含む構成情報を(たとえば、システム情報ブロックにおいて)ブロードキャストすることができる。
いくつかの態様では、バースト状波形内でチャネル使用指示信号を含む制御情報を送信(たとえば、ブロードキャスト)することによって、デバイスが干渉を予測するのを容易にすることができる。たとえば、バースト送信は、たとえば、バーストの残りのセグメント数を含む、残りのバースト長の周期的な指示を含むことができる。これにより、非対象受信機(たとえば、そのリンクがバースト状信号によって干渉を受けている被害受信機)が、進行中のパケット送信を短い持続時間だけ聴取し、現在のバーストの残存長を決定できるようになる場合がある。さらに、その指示は周期的に送信されるので、受信機は、信号を監視し、バーストの残りの持続時間を決定する複数の機会を有する。
図4は、本開示のいくつかの態様による、チャネル使用指示を受信し、処理するために、装置(たとえば、非対象受信機)によって実行される場合がある例示的な動作400を示す。
動作400は、402において、複数のセグメントを含む、進行中の送信バーストのセグメントを監視することによって開始することができる。404において、その装置は、監視されたセグメントにおいて送信された制御情報に基づいて、進行中の送信バーストの残存長を決定することができる。
図5は、本開示のいくつかの態様による、チャネル使用指示を実行するために、装置(たとえば、送信機)によって実行される場合がある例示的な動作500を示す。動作500は、動作400に対して相補的である送信機側動作と見なすことができる。
動作500は、502において、複数のセグメントを含む、進行中の送信バーストの残存長を決定することによって開始することができる。504において、その装置は、送信バーストの少なくとも1つのセグメントにおいて、進行中の送信バーストの残存長を指示する制御情報を送信することができる。
残存長情報は、任意の適切なフォーマットにおいて与えることができる。場合によっては、残存長情報は、送信の各セグメントにおいて与えることができる。他の場合には、残存長は、すべてではないが、複数のセグメント(たとえば、1つおきのセグメントまたは別の周期)において与えることができる。
たとえば、送信バーストの各セグメントが、「残存長ダウンカウンタ信号」を搬送することができ、その値は、そのセグメント後のバースト内の残りのセグメント数に等しく、カウンタは、送信バーストの連続するセグメントごとにデクリメントされる。したがって、いくつかの態様では、近隣の非対象受信機は、バースト信号がオンのままである時間間隔(たとえば、残りのセグメント数)を決定するために、多くても1つのセグメントに対してバースト信号を監視することができる。一態様では、非対象受信機(たとえば、被害ノード)は、電力を節約するために、現在のバーストの最後のセグメントまで、この時間間隔中に受信機の1つまたは複数の無線構成要素の電源を切ることができる。一態様では、非対象受信機は、送信バースト間の通信のスペクトル効率に比べて減少したスペクトル効率(たとえば、低いMCS/データレート)においてこの時間間隔にわたって自らのリンクを使用し、バーストの終了まで高いレートの送信を延期することができる。
いくつかの態様では、それに加えて、またはその代わりに、送信バーストは、たとえば、バーストの終了近くに、現在のバーストと次のバーストとの間の予想時間間隔を含むことができる。たとえば、バーストの最後のセグメントが「アイドル長信号」を含むことができ、その値は、送信がオフに切り替えられることになるセグメント数(たとえば、最小セグメント数)に等しい。一態様では、非対象受信機は、残存長ダウンカウンタ信号からバーストの最後のセグメントを決定し、その後、アイドル長信号を得るために最後のセグメントを監視することができる。アイドル長信号から、非対象受信機は、自らがチャネルをさらに自由に使用することができる干渉を受けない可能性がある(または干渉が制限された)持続時間を決定することができる。たとえば、非対象受信機は、送信バースト間のセグメントのうちの1つまたは複数のセグメント中に、送信バースト中の通信のスペクトル効率に比べて増加したスペクトル効率において通信することができる。
図6は、本開示のいくつかの態様による、チャネル使用指示信号の例示的な送信600を図式的に示す。送信600は、たとえば、上記の図5の動作500を実行する送信機によって、生成される場合がある。
図示される例示的な送信600では、送信バースト1 610が5セグメント長であり、セグメントSEG1〜SEG5を含み、送信バースト2 620は2セグメント長であり、セグメントSEG1〜SEG2を含み、送信バースト3 630は4セグメント長であり、セグメントSEG1〜SEG4を含む。
図6に示されるように、送信バースト1〜3の各々の各セグメントは、バーストの残存長をnセグメントとして指示する残存長ダウンカウンタ信号Lnを搬送する。図示されるように、カウンタは、連続するセグメントごとにデクリメントする。たとえば、バースト1 610の場合、セグメントSEG1〜SEG5はそれぞれカウンタ信号L4〜L0を搬送する。同様に、バースト2 620の場合、セグメントSEG1およびSEG2はそれぞれカウンタ信号L1およびL0を搬送し、バースト3 630の場合、セグメントSEG1〜SEG4はそれぞれカウンタ信号L3〜L0を搬送する。
同じく図6に示されるように、各バースト(たとえば、610、620および630)の最後のセグメントは、現在のバーストと、次のバーストとの間のアイドル期間がm個のセグメントとして指示するアイドル長信号lmを搬送する。たとえば、バースト1 610のセグメントSEG5は、バースト1 610とバースト2 620との間のアイドル期間が2セグメントであることを指示するl2を搬送する。同様に、バースト2 620のセグメントSEG2は、バースト2 620とバースト3 630との間のアイドル期間が3セグメントであることを指示するl3を搬送し、バースト3 630のセグメントSEG4は、バースト3 630と次のバースト(図示せず)との間のアイドル期間が5セグメントであることを指示するl5を搬送する。
いくつかの態様では、自らのリンクが攻撃ノードの送信(その送信が「被害ノード」の送信と干渉する場合がある)によって干渉を受けている被害ノードの高い優先順位のトラフィックを助長することを望む攻撃ノードは、被害ノードからの送信(たとえば、バースト状送信)を聴取し、残りのバースト持続時間を決定し、高い優先順位の送信バーストの終了まで、自らの低い優先順位のトラフィックを延期することができる。この場合、残存長制御情報を受信するノードは、攻撃ノードである。一態様では、攻撃ノードは、被害側の高い優先順位のバースト間のアイドル時間を監視し、決定することができ、アイドル時間中に自らの低い優先順位の送信をスケジューリングすることができる。
いくつかの態様では、ノードの優先順位および/またはノードごとのトラフィックのタイプは、ネットワークによって構成される場合がある。いくつかの態様では、各ノードは、バーストの残存長に加えて、バースト内の送信の優先順位レベルを周期的に広告することができる。一態様では、デバイスが、残存長情報とともに、送信バーストの各セグメント内の進行中の送信バーストの優先順位を指示する制御情報も含むことができる。
図7は、本開示のいくつかの態様による、デバイスによってより高い優先順位のトラフィックを送信できるようにする、デバイスによるチャネル使用指示信号の例示的な送信700を示す。図7の例では、デバイス1は、攻撃ノードデバイス2からの干渉を受ける被害ノードである。図7に示されるように、デバイス1は、デバイス1のバースト状送信の各セグメントにおいて、残存長ダウンカウンタ信号Lnを送信する。さらに、デバイス1は、各送信バースト(たとえば、バースト610、620および630)の最後のセグメントにおいて、バースト間のアイドル期間をセグメント数mとして指示するアイドル長信号lmも送信する。
いくつかの態様では、デバイス2は、デバイス1が高い優先順位のトラフィックを送信しているときに、自らの低い優先順位の送信を制限することによって、デバイス1による高い優先順位のトラフィックの送信を助長することができる。たとえば、デバイス2は、デバイス1による進行中の送信バーストの1つのセグメントを監視し、進行中の送信バーストの残存長を決定することができる。その後、デバイス2は、進行中の送信バーストの決定された残存長にわたって、自らの低い優先順位の送信を制限することができる。たとえば、デバイス2は、低い電力で送信する場合があるか、またはまったく送信しない場合がある。
いくつかの態様によれば、デバイス2は、進行中の送信バーストの最後のセグメントを監視し、デバイス1による進行中の送信バーストと次の送信バーストの開始との間のアイドル期間を決定し、決定されたアイドル期間中に自らの低い優先順位の送信を行うことができる。図7に示されるように、デバイス1が、たとえば、バースト610、620および630中に送信しているときに、デバイス2は、制限された送信(または無送信)を実行する。
一方、バースト1後のアイドル時間(長さ2)を学習すると、デバイス2は、バースト1とバースト2との間の2セグメント期間にわたってその低い優先順位のトラフィックを(642において)送信することができる。同様に、バースト2後のアイドル時間(長さ3)を学習すると、デバイス2は、バースト2とバースト3との間の3セグメント期間にわたって低い優先順位のデータを(644において)再び送信することができる。デバイス2による送信は、バースト状であっても、なくてもよい(そして、たとえば、残存長を指示することもできる)。
本開示の先に論じられた態様では、送信セグメントの概念が、バースト長が測定される単位の最小量に関する基礎を形成すること、さらには、残存長が指示される周期性を規定することを含む、2つの役割を果たす。これらの2つの役割は切り離すことができる。たとえば、バーストはセグメント単位で測定される場合があるが、残存バースト長は、1つのセグメントとは異なる粒度を有する場合がある何らかの指定された周期性で広告される場合がある。
上記で説明された方法の種々の動作は、対応する機能を実行することが可能な任意の適切な手段によって実行することができる。手段は、限定はしないが、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはプロセッサを含む、種々のハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素および/またはモジュールを含むことができる。一般に、図に示される動作がある場合、それらの動作は、同様の番号を付された対応する同等のミーンズプラスファンクション構成要素を有することができる。
本明細書において使用されるとき、「決定する」という用語は、多種多様な動作を包含する。たとえば、「決定する」ことは、計算すること(calculating、computing)、処理すること、導出すること、調査すること、探索すること(たとえば、テーブル、データベース、または別のデータ構造内を探索すること)、確認することなどを含むことができる。さらに、「決定する」ことは、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリ内のデータにアクセスすること)などを含むことができる。さらに、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立することなどを含むことができる。
本明細書において使用されるとき、項目のリストのうちの「少なくとも1つ」を指す語句は、単一の部材を含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、bまたはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-cを包含することを意図している。
上記の方法の種々の動作は、種々のハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素、回路、および/またはモジュールなどの、動作を実行することのできる任意の適切な手段によって実行することができる。一般に、それらの動作を実行することができる対応する機能的手段によって、図に示された任意の動作を実行することができる。
本開示に関連して説明された種々の例示的な論理ブロック、モジュールおよび回路は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートもしくはトランジスタロジック、個別ハードウェア構成要素、または本明細書において説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実現または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサとすることができるが、代替形態では、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械とすることができる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと一体となった1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実現することができる。
本開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアにおいて具現化することができるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて具現化することができるか、またはその2つの組合せにおいて具現化することができる。ソフトウェアモジュールは、当技術分野で知られている任意の形式の記憶媒体内に存在することができる。使用できる記憶媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROMなどを含む。ソフトウェアモジュールは、単一の命令、または多数の命令を含むことができ、いくつかの異なるコードセグメントにわたって、異なるプログラム間で、および複数の記憶媒体にわたって分散させることもできる。記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み取ることができ、その記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合することができる。代替形態では、記憶媒体はプロセッサと一体化することができる。
本明細書において開示される方法は、説明された方法を達成するための1つまたは複数のステップまたは動作を含む。方法ステップおよび/または動作は、特許請求の範囲を逸脱することなく互いに入れ替えることができる。言い換えると、ステップまたは動作の特定の順序が明記されていない限り、その順序および/または特定のステップおよび/または動作の使用は、特許請求の範囲を逸脱することなく修正することができる。
説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実現することができる。ソフトウェアにおいて実現される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令として記憶することができる。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスすることができる任意の入手可能な媒体とすることができる。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または命令もしくはデータ構造の形式の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用可能であり、コンピュータによってアクセス可能な任意の他の媒体を含むことができる。本明細書において使用されるとき、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスク、およびブルーレイ(登録商標)ディスクを含み、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザーで光学的にデータを再生する。
したがって、いくつかの態様は、本明細書において提示される動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を含むことができる。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、命令が記憶(および/または符号化)されているコンピュータ可読媒体を含む場合があり、命令は、本明細書において説明される動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を含むことができる。
ソフトウェアまたは命令はまた、送信媒体を介して送信することもできる。たとえば、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してソフトウェアが送信される場合には、上記の同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、送信媒体の定義に含まれる。
さらに、本明細書において説明される方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合に、ユーザ端末および/または基地局によってダウンロードすることができ、および/または別の方法で入手できることは理解されたい。たとえば、本明細書において説明される方法を実行するための手段の転送を容易にするために、そのようなデバイスをサーバに結合することができる。代替的には、本明細書において説明される種々の方法は、デバイスに記憶手段を結合するか、またはデバイスに記憶手段を設けると、ユーザ端末および/または基地局が種々の方法を入手することができるように、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など)を介して提供することができる。その上、本明細書において説明される方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の適切な技法を利用することができる。
特許請求の範囲は、上で説明された厳密な構成および構成要素に限定されないことは理解されたい。上で説明された方法および装置の配置、動作および細部に関して、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の修正、変更および変形を加えることができる。
前述のものは本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様およびさらなる態様を、それの基本的範囲から逸脱することなく考案することができ、その範囲は、以下の特許請求の範囲によって決定される。
100 アクセスポイント、基地局
104 アンテナ
106 アンテナ
108 アンテナ
110 アンテナ
112 アンテナ
114 アンテナ
116 アクセス端末、ユーザ端末
118 逆方向リンク
120 順方向リンク
122 アクセス端末、ユーザ端末
124 逆方向リンク
126 順方向リンク
130 アクセス端末
132 順方向リンク
134 逆方向リンク
200 多入力多出力(MIMO)システム
210 送信機システム
212 データソース
214 送信(TX)データプロセッサ
220 TX MIMOプロセッサ
222 送信機、受信機
222a 送信機(TMTR)
222t 送信機(TMTR)
224 アンテナ
224a アンテナ
224t アンテナ
230 プロセッサ
232 メモリ
236 データソース
238 TXデータプロセッサ
240 復調器
242 RXデータプロセッサ
250 受信機システム
252 アンテナ
252a アンテナ
252r アンテナ
254 受信機
254a 受信機(RCVR)、送信機
254r 受信機(RCVR)、送信機
260 RXデータプロセッサ
270 プロセッサ
272 メモリ
280 変調器
302 ワイヤレスデバイス
304 プロセッサ
306 メモリ
308 ハウジング
310 送信機
312 受信機
314 トランシーバ
316 送信アンテナ
318 信号検出器
320 デジタルシグナルプロセッサ(DSP)
322 バスシステム
600 送信
610 送信バースト
620 送信バースト
630 送信バースト
642 低い優先順位のトラフィックを送信する
644 低い優先順位のトラフィックを送信する
700 送信

Claims (19)

  1. 装置によるワイヤレス通信のための方法であって、
    複数のセグメントを含む進行中の送信バーストのセグメントを監視するステップであって、前記複数のセグメントは、前記送信バースト内に残るセグメント数として残存長を指示する制御情報を含む、ステップと、
    前記監視されたセグメントにおいて送信される制御情報に基づいて、前記進行中の送信バーストの残存長を決定するステップと、
    前記送信バーストの前記残存長中に、1つまたは複数の無線構成要素の電源を切るステップとを含む、方法。
  2. 前記制御情報が、各セグメンにおいてではなく周期的に送信され、前記セグメントを監視するステップは、前記制御情報が送信されるセグメントを監視するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. セグメントが、前記送信バーストの波形が送信される最小時間単位を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記監視されたセグメントに含まれる前記制御情報は、前記進行中の送信バーストの残りのセグメント数を指示するカウンタを含み、前記カウンタは、送信バーストの連続するセグメントごとにデクリメントされる、請求項1に記載の方法。
  5. 送信バーストの残存長中に、送信バースト間の通信のスペクトル効率に比べて減少したスペクトル効率において通信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 送信バーストにおいて1つのセグメントのみを監視するステップと、前記送信バーストの残りのセグメントに対して1つまたは複数の無線構成要素の電源を切るステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記監視されたセグメントにおいて送信される制御情報に基づいて、前記進行中の送信バーストの優先順位を決定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記送信バーストの最後のセグメントを監視するステップと、
    前記最後のセグメントに含まれる制御情報に基づいて、送信バースト間の持続時間を決定するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記最後のセグメントに含まれる前記制御情報は、送信バースト間の前記持続時間を、送信バースト間のセグメント数として指示する、請求項8に記載の方法。
  10. 送信バースト間の前記セグメントのうちの1つまたは複数の間に、送信バースト中の通信のスペクトル効率に比べて増加したスペクトル効率において通信するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  11. 装置によるワイヤレス通信のための方法であって、
    複数のセグメントを含む進行中の送信バーストの残存長を決定するステップと、
    前記送信バーストの複数のセグメントにおいて、前記進行中の送信バーストの前記残存長を指示する制御情報を送信するステップであって、前記制御情報は、前記残存長を前記送信バースト内に残るセグメント数として指示する、送信するステップと、
    前記進行中の送信バーストの前記少なくとも1つのセグメントにおいて、前記進行中の送信バーストの優先順位を送信するステップとを含む、方法。
  12. 前記制御情報が、各セグメントにおいてではなく、周期的に送信される、請求項11に記載の方法。
  13. セグメントが、前記送信バーストの波形が送信される最小時間単位を含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記送信バーストの前記残存長を指示する制御情報は、前記送信バーストの各セグメントにおいて送信される、請求項11に記載の方法。
  15. 前記送信バーストの前記残存長を指示する前記制御情報は、前記進行中の送信バーストの残りのセグメント数を指示するカウンタを含み、前記カウンタは、前記送信バーストの連続するセグメントごとにデクリメントされる、請求項14に記載の方法。
  16. 送信バースト間の持続時間を決定するステップと、
    前記送信バーストの最後のセグメントにおいて、次の送信バーストの開始前の持続時間を指示する制御情報を送信するステップとをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  17. 前記最後のセグメントにおいて送信される前記制御情報は、前記次の送信バーストの開始前の前記持続時間を、送信バースト間のセグメント数として指示する、請求項16に記載の方法。
  18. 請求項1から17のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される手段を備える、ワイヤレス通信のための装置。
  19. 請求項1から17のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、1つまたは複数のプロセッサによって実行可能なコードを含む、ワイヤレス通信のためのコンピュータ可読記録媒体。
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