JP6747515B2 - 基地局、ゲートウェイ、装置、方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

基地局、ゲートウェイ、装置、方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、基地局、ゲートウェイ、装置、方法、プログラム及び記録媒体に関する。
現在、3GPP(Third Generation Partnership Project)では、eNB(evolved Node B)と無線ローカルエリアネットワークアクセスポイント(Wireless Local Area Network Access Point:WLAN−AP)との両方を利用したデータ伝送方式としてLWIP(LTE/WLAN Radio Level Integration with IPsec Tunnel)の検討が進められている。
3GPP Release−13及びRelease−14では、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)とEPC(Evolved Packet Core)との間のU−planeのインタフェースであるS1−UはeNBで終端し、eNBがLWIP−SeGW(Security Gateway)とデータを送受信する。S1−Uには、GTP−U(GPRS Tunneling Protocol for User Plane)が用いられる。また、eNBとLWIP−SeGWとの間でのデータの送受信には、GRE(Generic Routing Encapsulation)又はGTP−U(GPRS Tunneling Protocol for User Plane)等のフレームプロトコルが用いられる。
例えば、非特許文献1、2には、LWIPに関する技術が開示されている。具体的には、非特許文献1、2には、LWIPについてのプロトコルスタックが開示されている。
例えば、特許文献1、2には、WLAN−APに接続されるゲートウェイ又はWLAN−AP自身がGTP−Uプロトコルを用いてコアネットワークノードと通信することが開示されている。
例えば、非特許文献2に開示されているように、S1−Uの終端がeNBであり、eNBとLWIP−SeGWとの間でのデータの送受信にGRE又はGTP−Uが用いられる場合には、eNBは、データの転送の度にヘッダを付け替えることになる。具体的には、例えばダウンリンクでは、eNBは、コアネットワークから受信したパケットのヘッダ(GTP−Uのヘッダ)を、別のヘッダ(GRE又はGTP−Uのヘッダ)に付け替えることになる。また、例えばアップリンクでは、eNBは、LWIP−GWから受信したパケットのヘッダ(GRE又はGTP−Uのヘッダ)を、別のヘッダ(GTP−Uのヘッダ)に付け替えることになる。そのため、データ転送についてのeNBの処理負荷が大きくなり得る。また、eNBとLWIP−SeGWとがGTP−UのTEID(Tunnel Endpoint Identifier)又はGREのkeyを交換するので、このような交換についてのeNBの処理負荷も大きくなり得る。このように、eNBの処理負荷が大きくなることが懸念される。
また、例えば、特許文献1、2に開示されているように、WLAN−APに接続されるゲートウェイ又はWLAN−AP自身がGTP−Uプロトコルを用いてコアネットワークノードと通信する場合には、コアネットワークノードは、ゲートウェイ又はWLAN−APともTEIDを交換することになる。そのため、コアネットワークノードへの負荷が大きくなり得る。とりわけ、UE(User Equipment)が基地局(eNB又はNB)とWLAN−APの両方と通信する場合には、基地局とWLAN−APの両方についてTEIDの交換が行われ、コアネットワークノードの負荷が大きくなり得る。このように、コアネットワークに大きな影響が与えられ得る。
本発明の目的は、WLAN経由でのデータの送受信のケースにおいてコアネットワークへの影響を抑えつつ基地局の処理負荷を軽減することを可能にすることにある。
本発明の基地局は、上記基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子を取得する情報取得部と、無線ローカルエリアネットワーク経由での通信に用いられるゲートウェイに、上記トンネルエンドポイント識別子を通知する第1通信処理部と、を備える。
本発明のゲートウェイは、無線ローカルエリアネットワーク経由で端末装置と通信する第1通信処理部と、基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知し、且つ上記基地局が上記ゲートウェイに通知するトンネルエンドポイント識別子に基づいて、上記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信する第2通信処理部と、を備える。
本発明の第1の方法は、基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子を取得することと、無線ローカルエリアネットワーク経由での通信に用いられるゲートウェイに、上記トンネルエンドポイント識別子を通知することと、を含む。
本発明の第1のプログラムは、基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子を取得することと、無線ローカルエリアネットワーク経由での通信に用いられるゲートウェイに、上記トンネルエンドポイント識別子を通知することと、をプロセッサに実行させるためのプログラムである。
本発明の第1の記録媒体は、基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子を取得することと、無線ローカルエリアネットワーク経由での通信に用いられるゲートウェイに、上記トンネルエンドポイント識別子を通知することと、をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体である。
本発明の第1の装置は、基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子を取得する情報取得部と、無線ローカルエリアネットワーク経由での通信に用いられるゲートウェイに、上記トンネルエンドポイント識別子を通知する第1通信処理部と、を備える。
本発明の第2の装置は、プログラムを記憶するメモリと、上記プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサと、を備え、上記プログラムは、基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子を取得することと、無線ローカルエリアネットワーク経由での通信に用いられるゲートウェイに、上記トンネルエンドポイント識別子を通知することと、をプロセッサに実行させるためのプログラムである。
本発明の第3の装置は、メモリと、1つ以上のプロセッサと、を備え、上記1つ以上のプロセッサは、基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子を取得し、無線ローカルエリアネットワーク経由での通信に用いられるゲートウェイに、上記トンネルエンドポイント識別子を通知する。
本発明の第2の方法は、無線ローカルエリアネットワーク経由で端末装置と通信することと、基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知し、且つ上記基地局がゲートウェイに通知するトンネルエンドポイント識別子に基づいて、上記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信することと、を含む。
本発明の第2のプログラムは、無線ローカルエリアネットワーク経由で端末装置と通信することと、基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知し、且つ上記基地局がゲートウェイに通知するトンネルエンドポイント識別子に基づいて、上記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信することと、をプロセッサに実行させるためのプログラムである。
本発明の第2の記録媒体は、無線ローカルエリアネットワーク経由で端末装置と通信することと、基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知し、且つ上記基地局がゲートウェイに通知するトンネルエンドポイント識別子に基づいて、上記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信することと、をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体である。
本発明の第4の装置は、無線ローカルエリアネットワーク経由で端末装置と通信する第1通信処理部と、基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知し、且つ上記基地局がゲートウェイに通知するトンネルエンドポイント識別子に基づいて、上記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信する第2通信処理部と、を備える。
本発明の第5の装置は、プログラムを記憶するメモリと、上記プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサと、を備え、上記プログラムは、無線ローカルエリアネットワーク経由で端末装置と通信することと、基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知し、且つ上記基地局がゲートウェイに通知するトンネルエンドポイント識別子に基づいて、上記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信することと、をプロセッサに実行させるためのプログラムである。
本発明の第6の装置は、メモリと、1つ以上のプロセッサと、を備え、上記1つ以上のプロセッサは、無線ローカルエリアネットワーク経由で端末装置と通信し、基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知し、且つ上記基地局がゲートウェイに通知するトンネルエンドポイント識別子に基づいて、上記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信する。
本発明によれば、WLAN経由でのデータの送受信のケースにおいてコアネットワークへの影響を抑えつつ基地局の処理負荷を軽減することが可能になる。なお、本発明により、当該効果の代わりに、又は当該効果とともに、他の効果が奏されてもよい。
3GPPで想定されているLWIPのネットワーク構成の例を説明するための説明図である。 3GPP Release−13で想定されているLWIPのプロトコルスタックの例を説明するための説明図である。 3GPP Release−14で想定されているLWIPのプロトコルスタックの例を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る基地局の概略的な構成の例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るゲートウェイの概略的な構成の例を示すブロック図である。 第1の実施形態のプロトコルスタックの例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係る処理の概略的な流れの例を説明するためのシーケンス図である。 第1の実施形態の変形例のプロトコルスタックの第1の例を説明するための説明図である。 第1の実施形態の変形例のプロトコルスタックの第2の例を説明するための説明図である。 第2の実施形態に係る基地局の概略的な構成の例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るゲートウェイの概略的な構成の例を示すブロック図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
説明は、以下の順序で行われる。
1.関連技術
2.本発明の実施形態の概要
3.本発明の実施形態に係るシステムの構成
4.第1の実施形態
4.1.基地局の構成
4.2.ゲートウェイの構成
4.3.技術的特徴
4.4.変形例
5.第2の実施形態
5.1.基地局の構成
5.2.ゲートウェイの構成
5.3.技術的特徴
<<1.関連技術>>
図1〜図3を参照して、本実施形態に関連する技術としてLWIPを説明する。
現在、3GPPでは、eNBとWLAN−APとの両方を利用したデータ伝送方式としてLWIPの検討が進められている。
図1は、3GPPで想定されているLWIPのネットワーク構成の例を説明するための説明図である。図1を参照すると、eNB10、LWIP−SeGW20、WLAN−AP30、UE40、MME(Mobility Management Entity)51及びS−GW(Serving Gateway)52が示されている。LWIPでは、eNB10とUE40とは、Uuインタフェースにおいてデータを送受信できるとともに、LWIP−SeGW20及びWLAN−AP30経由でデータを送受信することができる。LWIP−SeGW20は、WLAN経由でのデータの送受信のためにIPsec(Security Architecture for Internet Protocol)トンネルを提供する。また、E−UTRANとEPC50との間のインタフェースであるS1(U−planeのS1−U及びC−planeのS1−C)はeNBで終端する。
図2は、3GPP Release−13で想定されているLWIPのプロトコルスタックの例を説明するための説明図である。LWIP−SeGW20とUE40の間では、ESP(Encapsulating Security Payload)を用いてデータが送受信される。また、eNB10とLWIP−SeGW20との間では、新たなプロトコル(New protocol)を用いてデータが送受信される。例えば、当該新たなプロトコルは、GRE又はGTP−U、及びUDP(User Datagram Protocol)である。さらに、アップリンクについては、eNB10とUE40との間で、LWIPEPを用いてアップリンクデータが送受信される。即ち、UE40は、WLAN経由で送信するアップリンクデータにLWIPEPヘッダを付与する。当該アップリンクデータを受信するeNB10は、当該LWIPEPヘッダから、上記アップリンクデータに対応するベアラを識別する。なお、例えば、LWIPEPもGRE又はGTP−Uにより実装され得る。
図3は、3GPP Release−14で想定されているLWIPのプロトコルスタックの例を説明するための説明図である。とりわけRelease−14では、LWIP−SeGW20とUE40との間で、LWIPEPを用いてアップリンクデータが送受信される。また、eNB10とLWIP−SeGW20との間では、新たなプロトコル(例えば、GRE又はGTP−U、及びUDP)を用いてデータが送受信される。
<<2.本発明の実施形態の概要>>
(1)技術的課題
例えば、3GPP TS 33.401 V13.3.0に開示されているように、S1−Uの終端がeNBであり、eNBとLWIP−SeGWとの間でのデータの送受信にGRE又はGTP−Uが用いられる場合には、eNBは、データの転送の度にヘッダを付け替えることになる。具体的には、例えばダウンリンクでは、eNBは、コアネットワークから受信したパケットのヘッダ(GTP−Uのヘッダ)を、別のヘッダ(GRE又はGTP−Uのヘッダ)に付け替えることになる。また、例えばアップリンクでは、eNBは、LWIP−GWから受信したパケットのヘッダ(GRE又はGTP−Uのヘッダ)を、別のヘッダ(GTP−Uのヘッダ)に付け替えることになる。そのため、データ転送についてのeNBの処理負荷が大きくなり得る。また、eNBとLWIP−SeGWとがGTP−UのTEID又はGREのkeyを交換するので、このような交換についてのeNBの処理負荷も大きくなり得る。このように、eNBの処理負荷が大きくなることが懸念される。
また、例えば、特表2016−507993号公報及び特表2005−529560号公報等に開示されているように、WLAN−APに接続されるゲートウェイ又はWLAN−AP自身がGTP−Uプロトコルを用いてコアネットワークノードと通信する場合には、コアネットワークノードは、ゲートウェイ又はWLAN−APともTEIDを交換することになる。そのため、コアネットワークノードへの負荷が大きくなり得る。とりわけ、UEが基地局(eNB又はNB)とWLAN−APの両方と通信する場合には、基地局とWLAN−APの両方についてTEIDの交換が行われ、コアネットワークノードの負荷が大きくなり得る。このように、コアネットワークに大きな影響が与えられる。
本発明の実施形態の目的は、WLAN経由でのデータの送受信のケースにおいてコアネットワークへの影響を抑えつつ基地局の処理負荷を軽減することを可能にすることにある。
(2)技術的特徴
本発明の実施形態によれば、例えば、基地局(eNB)は、基地局及びコアネットワークノード(MME)の一方が他方に通知するTEIDを、WLAN経由での通信に用いられるゲートウェイ(LWIP−SeGW)に通知する。
一方、上記ゲートウェイ(LWIP−SeGW)は、上記TEIDに基づいて、上記TEIDを含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信する。
これにより、例えば、WLAN経由でのデータの送受信のケースにおいてコアネットワーク(EPC)への影響を抑えつつ基地局(eNB)の処理負荷を軽減することが可能になる。
なお、上述した技術的特徴は本発明の実施形態の具体的な一例であり、当然ながら、本実施形態は上述した技術的特徴に限定されない。
<<3.本発明の実施形態に係るシステムの構成>>
図4を参照して、本実施形態に係るシステム1の構成の例を説明する。図4は、本発明の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図4を参照すると、システム1は、基地局100、ゲートウェイ200、WLAN−AP300、端末装置400及びコアネットワーク500を含む。
例えば、システム1は、3GPPの規格(standard)に準拠したシステムである。より具体的には、システム1は、LTE/LTE−Advanced及び/又はSAE(System Architecture Evolution)に準拠したシステムであってもよい。あるいは、システム1は、第5世代(5G)の規格に準拠したシステムであってもよい。当然ながら、システム1は、これらの例に限定されない。
(1)基地局100
基地局100は、端末装置との無線通信を行うノードであり、換言すると無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)のノードである。例えば、基地局100は、eNBであってもよく、又は、5GにおけるgNB(generation Node B)であってもよい。基地局100は、複数のユニット(又は複数のノード)を含んでもよい。当該複数のユニット(又は複数のノード)は、上位のプロトコルレイヤの処理を行う第1ユニット(又は第1ノード)と、下位のプロトコルレイヤの処理を行う第2ユニット(又は第2ノード)とを含んでもよい。一例として、上記第1ユニットは、中央ユニット(Center/Central Unit:CU)と呼ばれてもよく、上記第2のユニットは、分散ユニット(Distributed Unit:DU)又はアクセスユニット(Access Unit:AU)と呼ばれてもよい。別の例として、上記第1ユニットは、デジタルユニット(Digital Unit:DU)と呼ばれてもよく、上記第2ユニットは、無線ユニット(Radio Unit:RU)又はリモートユニット(Remote Unit:RU)と呼ばれてもよい。上記DU(Digital Unit)は、BBU(Base Band Unit)であってもよく、上記RUは、RRH(Remote Radio Head)又はRRU(Remote Radio Unit)であってもよい。当然ながら、上記第1ユニット(又は第1のノード)及び上記第2ユニット(又は第2のノード)の呼称は、この例に限定されない。あるいは、基地局100は、単一のユニット(又は単一のノード)であってもよい。この場合に、基地局100は、上記複数のユニットのうちの1つ(例えば、上記第1ユニット及び上記第2ユニットの一方)であってもよく、上記複数のユニットのうちの他のユニット(例えば、上記第1ユニット及び上記第2ユニットの他方)と接続されていてもよい。
とりわけ、本実施形態では、基地局100は、無線で(例えばUuインタフェースにおいて)端末装置400とデータを送受信することができるとともに、ゲートウェイ200及びWLAN−AP300経由で端末装置400とデータを送受信することができる。具体的には、例えば、基地局100は、LWIPの動作を行うことができる。
(2)ゲートウェイ200
ゲートウェイ200は、WLAN経由での通信に用いられるゲートウェイであり、基地局100とWLAN−AP300及び端末装置400との間に位置する。
例えば、ゲートウェイ200は、WLAN経由での通信のセキュリティを確保するためのセキュリティゲートウェイである。例えば、ゲートウェイ200は、WLAN経由での通信のためにセキュリティトンネル(例えば、IPsecトンネル)を提供する。より具体的には、例えば、ゲートウェイ200は、LWIP−SeGWである。
(3)WLAN−AP300
WLAN−AP300は、WLANのアクセスポイントであり、IEEE 802.11シリーズ(IEEE 802.11b/11a/11g/11n/11ac等)のうちの1つ以上に従って端末装置(例えば端末装置400)との無線通信を行う。
(4)端末装置400
端末装置400は、基地局との無線通信を行う。例えば、端末装置400は、基地局100のカバレッジエリア内に位置する場合に、基地局100との無線通信を行う。例えば、端末装置400は、UEである。
とりわけ、本実施形態では、端末装置400は、無線で(例えばUuインタフェースにおいて)基地局100とデータを送受信することができるとともに、WLAN−AP300及びゲートウェイ200経由で基地局100とデータを送受信することができる。具体的には、例えば、端末装置400は、LWIPの動作を行うことができる。
(5)コアネットワーク500
コアネットワーク500は、第1コアネットワークノード510及び第2コアネットワークノード520を含む。
第1コアネットワークノード510は、C−planeの処理を担うノードである。例えば、第1コアネットワークノード510は、基地局100へ制御メッセージを送信し、基地局100から制御メッセージを受信する。
第2コアネットワークノード520は、U−planeの処理を担うノードである。例えば、第2コアネットワークノード520は、データパケット(データを含むパケット)を基地局100へ送信し、データパケットを基地局100から受信する。
例えば、コアネットワーク500はEPCであり、第1コアネットワークノード510はMMEであり、第2コアネットワークノード520はS−GWである。
<<4.第1の実施形態>>
続いて、図5〜図10を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
<4.1.基地局の構成>
まず、図5を参照して、第1の実施形態に係る基地局100の構成の例を説明する。図5は、第1の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図5を参照すると、基地局100は、無線通信部110、ネットワーク通信部120、記憶部130及び処理部140を備える。
(1)無線通信部110
無線通信部110は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部110は、端末装置からの信号を受信し、端末装置への信号を送信する。
(2)ネットワーク通信部120
ネットワーク通信部120は、ネットワークから信号を受信し、ネットワークへ信号を送信する。
(3)記憶部130
記憶部130は、基地局100の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。
(4)処理部140
処理部140は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部140は、情報取得部141、第1通信処理部143、第2通信処理部145、第3通信処理部147及び制御部149を含む。なお、処理部140は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部140は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。情報取得部141、第1通信処理部143、第2通信処理部145、第3通信処理部147及び制御部149の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
例えば、処理部140(第1通信処理部143)は、ネットワーク通信部120を介してゲートウェイ200と通信する。例えば、処理部140(第2通信処理部145)は、ネットワーク通信部120を介してコアネットワークノード(例えば、第1コアネットワークノード510又は第2コアネットワークノード520)と通信する。例えば、処理部140(第3通信処理部147)は、無線通信部110を介して端末装置(例えば、端末装置400)と通信する。
(5)実装例
無線通信部110は、アンテナ及び高周波(Radio Frequency:RF)回路等により実装されてもよい。ネットワーク通信部120は、ネットワークアダプタ又はネットワークインタフェースカード等により実装されてもよい。記憶部130は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部140は、ベースバンド(Baseband:BB)プロセッサ及び/又は他のプロセッサ等により実装されてもよい。情報取得部141、第1通信処理部143、第2通信処理部145、第3通信処理部147及び制御部149は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部130)は、このようなプロセッサ(チップ)内に含まれてもよい。
基地局100は、プログラムを記憶するメモリと、当該プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよく、当該1つ以上のプロセッサは、処理部140の動作(情報取得部141、第1通信処理部143、第2通信処理部145、第3通信処理部147及び制御部149)を行ってもよい。上記プログラムは、処理部140の動作(情報取得部141、第1通信処理部143、第2通信処理部145、第3通信処理部147及び制御部149の動作)をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
<4.2.ゲートウェイの構成>
次に、図6を参照して、第1の実施形態に係るゲートウェイ200の構成の例を説明する。図6は、第1の実施形態に係るゲートウェイ200の概略的な構成の例を示すブロック図である。図6を参照すると、ゲートウェイ200は、ネットワーク通信部210、記憶部220及び処理部230を備える。
(1)ネットワーク通信部210
ネットワーク通信部210は、ネットワークから信号を受信し、ネットワークへ信号を送信する。
(2)記憶部220
記憶部220は、ゲートウェイ200の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。
(3)処理部230
処理部230は、ゲートウェイ200の様々な機能を提供する。処理部230は、第1通信処理部231及び第2通信処理部233を含む。なお、処理部230は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部230は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。第1通信処理部231及び第2通信処理部233の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
例えば、処理部230は、ネットワーク通信部210を介して他のノードと通信する。具体的には、例えば、処理部230(第1通信処理部231)は、ネットワーク通信部210を介して、WLAN(WLAN−AP300)経由で端末装置400と通信する。また、例えば、処理部230(第2通信処理部233)は、ネットワーク通信部210を介して基地局100(又はコアネットワークノード)と通信する。
(4)実装例
ネットワーク通信部210は、ネットワークアダプタ又はネットワークインタフェースカード等により実装されてもよい。記憶部220は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部230は、プロセッサ等により実装されてもよい。第1通信処理部231及び第2通信処理部233は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部220)は、このようなプロセッサ(チップ)内に含まれてもよい。
ゲートウェイ200は、プログラムを記憶するメモリと、当該プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよく、当該1つ以上のプロセッサは、処理部230の動作(第1通信処理部231及び第2通信処理部233の動作)を行ってもよい。上記プログラムは、処理部230の動作(第1通信処理部231及び第2通信処理部233の動作)をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
<4.3.技術的特徴>
次に、図7及び図8を参照して、第1の実施形態の技術的特徴を説明する。
第1の実施形態では、基地局100(情報取得部141)は、基地局100及び第1コアネットワークノード510の一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子(TEID)を取得する。そして、基地局100(第1通信処理部143)は、ゲートウェイ200に上記TEIDを通知する。
一方、ゲートウェイ200(第2通信処理部233)は、上記TEIDに基づいて、上記TEIDを含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信する。
例えば、上記TEIDは、GTP TEIDである。
(1)ダウンリンク
(1−1)トンネルエンドポイント識別子(TEID)
第1の例として、(基地局100がゲートウェイ200に通知する)上記TEIDは、基地局100が第1コアネットワークノード510に通知する基地局100側のTEIDである。即ち、基地局100は、第1コアネットワークノード510(例えばMME)に基地局100側のTEIDを通知するのに加えて、ゲートウェイ200にも基地局100側のTEIDを通知する。
基地局100側の上記TEIDは基地局100により割り当て(assign)られ、コアネットワーク500(第2コアネットワークノード520)から基地局100へ送信されるパケットに含められる。基地局100側のTEIDは、ダウンリンクのTEID(例えば、DL GTP TEID)とも言える。例えば、基地局100はeNBであり、基地局100側の上記TEIDは、eNB TEIDである。
これにより、例えば、ゲートウェイ200は、上記TEIDをヘッダに含むパケットを受信し、上記TEIDに対応するトンネル(例えばGTP−Uトンネル)を終端することが可能になる。そのため、後述するように、基地局100によるヘッダの付替えが省略され、基地局100の処理負荷が軽減され得る。
また、基地局100が、TEIDの割当て(assignment)、及び、第1コアネットワークノード510とのTEIDの交換を行うので、ゲートウェイ200は、これらの動作を行わなくてもよい。そのため、第1コアネットワークノード510は、新たな動作を行う必要はない。このように、コアネットワーク500への影響が抑えられ得る。
(1−2)データの送受信
基地局100(第2通信処理部145)は、基地局100側の上記TEIDを含むヘッダと端末装置400宛のデータとを含むパケットをコアネットワーク500(第2コアネットワークノード520)から受信する。例えば、当該ヘッダは、GTP−Uのヘッダであり、当該パケットは、GTP−Uパケット(又はUDPパケット)である。
−WLAN経由での送信
例えば、基地局100(第1通信処理部143)は、上記ヘッダと上記データとを含む上記パケットをゲートウェイ200へ送信する。即ち、基地局100は、ヘッダの付替え(上記ヘッダの除去と新たなヘッダの付与)を行うことなく、上記パケットをゲートウェイ200へ転送する。
例えば、ゲートウェイ200(第2通信処理部233)は、基地局100側の上記TEIDに基づいて、基地局100から上記パケットを受信する。その後、ゲートウェイ200(第1通信処理部231)は、上記パケットに含まれる上記データをWLAN(WLAN−AP300)経由で端末装置400へ送信する。
この場合には、上記TEIDに対応するトンネル(例えばGTP−Uトンネル)の終端がゲートウェイ200になる。即ち、当該トンネルの終端が基地局100からゲートウェイ200に延長される。
これにより、例えば、基地局100によるヘッダの付替えが省略され、基地局100の処理負荷が軽減される。
−直接的な送信
あるいは、基地局100(第3通信処理部147)は、上記データを端末装置400へ送信し得る。
この場合には、上記TEIDに対応するトンネル(例えばGTP−Uトンネル)の終端は基地局100になる。即ち、当該トンネルの終端は基地局100に維持される。
−基地局100による判定
例えば、基地局100(制御部149)は、端末装置400へ直接的に上記データを送信するか、又は、WLAN経由で端末装置400へ上記データを送信するかを判定する。例えば、端末装置400へ直接的に上記データを送信すると判定される場合には、基地局100(第3通信処理部147)は、上記データを端末装置400へ送信する。一方、例えば、WLAN(WLAN−AP300)経由で端末装置400へ上記データを送信すると判定される場合に、基地局100(第1通信処理部143)は、上記ヘッダと上記データとを含む上記パケットを上記ゲートウェイへ送信する。
これにより、例えば、同一のTEIDを用いて、基地局100から端末装置400への直接的な送信と、WLAN経由での端末装置400への送信とを行うことが可能になる。そのため、TEIDの割当て及び交換等の処理が抑えられ得る。
例えば、基地局100(制御部149)は、ユーザ単位又はサービス単位での要求品質、無線リソースの利用状況、及び/又はゲートウェイ200又はWLAN(WLAN−AP300)の負荷状況等に基づいて、上述したような判定を行う。これにより、例えば、安定したサービスをユーザ(端末装置400)に提供することが可能になる。
−プロトコルスタック
図7は、第1の実施形態のプロトコルスタックの例を説明するための説明図である。図7を参照すると、(図3の例と比べると)とりわけ、基地局100(eNB)は、ゲートウェイ200のみのためのGTP−Uをもたない。
WLAN経由でのダウンリンク送信のケースでは、基地局100は、コアネットワーク500(第2コアネットワークノード520)から受信したGTP−Uパケット(又はUDPパケット)を、ヘッダの付替えなしに(即ち透過的に)ゲートウェイ200へ送信する。そして、ゲートウェイ200は、基地局100がゲートウェイ200に予め通知したTEIDに基づいて、当該GTP−Uパケット(又は当該UDPパケット)を受信する。このように、GTP−Uは、ゲートウェイ200で終端する。
一方、基地局100からの直接的なダウンリンク送信のケースでは、基地局100は、受信したGTP−UパケットからGTP−Uヘッダを除去し、残りのデータを端末装置400へ送信する。このように、GTP−Uは、基地局100で終端する。
(1−3)マルチキャスト用のTEID
(基地局100がゲートウェイ200に通知する)上記TEIDは、基地局100側のTEIDの代わりに、マルチキャストのためのTEID(common TEID)であってもよい。第1コアネットワークノード510が当該マルチキャストのための当該TEIDを基地局100に通知してもよい。上記マルチキャストのための上記TEIDは、共通(Common)TEID(C−TEID)と呼ばれてもよい。上記マルチキャストは、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)であってもよい。
上記マルチキャストのための上記TEID(例えばC−TEID)は、基地局100側の上記TEIDと同様に、データの送受信において用いられてもよい。即ち、データの送受信についての上記説明において、基地局100側のTEIDがマルチキャストのためのTEIDに置きかえられてもよい。
(2)アップリンク
(2−1)トンネルエンドポイント識別子(TEID)
第2の例として、(基地局100がゲートウェイ200に通知する)上記TEIDは、第1コアネットワークノード510が基地局100に通知するコアネットワーク500側のTEIDである。即ち、基地局100(第1通信処理部143)は、第1コアネットワークノード510(例えばMME)が基地局100に通知したコアネットワーク500側のTEIDを、ゲートウェイ200に通知する。
コアネットワーク500側の上記TEIDはコアネットワーク500において割り当てられ、基地局100からコアネットワーク500(第2コアネットワークノード520)へ送信されるパケットに含められる。コアネットワーク500側のTEIDは、アップリンクのTEID(例えば、UL GTP TEID)とも言える。例えば、コアネットワーク500はEPCであり、コアネットワーク500側の上記TEIDは、EPC TEIDである。
これにより、例えば、ゲートウェイ200は、上記TEIDをヘッダに含むパケットを送信することが可能になる。そのため、後述するように、基地局100によるヘッダの付替えが省略され、基地局100の処理負荷が軽減され得る。
また、基地局100が、コアネットワーク500側のTEIDをゲートウェイ200に通知するので、第1コアネットワークノード510は、新たな動作(例えばゲートウェイ200へのTEIDの通知)を行う必要はない。また、コアネットワーク500へ送信されるパケット(例えばGTP−Uパケット)の内容は変わらないので、第2コアネットワークノード520は、ゲートウェイ200の存在に関係なく上記パケットを受信し得る。このように、コアネットワーク500への影響が抑えられ得る。
(2−2)データの送受信
ゲートウェイ200(第1通信処理部231)は、WLAN(WLAN−AP300)経由で端末装置400からのデータを受信する。そして、ゲートウェイ200(第2通信処理部233)は、コアネットワーク500側の上記TEIDを含むヘッダと上記データとを含むパケットを基地局100へ送信する。
基地局100(第1通信処理部143)は、上記パケットをゲートウェイ200から受信する。そして、基地局100(第2通信処理部145)は、上記ヘッダと上記データとを含む上記パケットをコアネットワーク500(第2コアネットワークノード520)へ送信する。即ち、基地局100は、ヘッダの付替え(上記ヘッダの除去と新たなヘッダの付与)を行うことなく、上記パケットをコアネットワーク500(第2コアネットワークノード520)へ転送する。
これにより、例えば、基地局100によるヘッダの付替えが省略され、基地局100の処理負荷が軽減される。
−プロトコルスタック
再び図7を参照すると、上述したように、(図3の例と比べると)とりわけ、基地局100(eNB)は、ゲートウェイ200のみのためのGTP−Uをもたない。ゲートウェイ200は、基地局100がゲートウェイ200に予め通知したTEIDを含むGTP−Uヘッダと端末装置400から受信したデータとを含むGTP−Uパケットを生成し、当該GTP−Uパケットを送信する。基地局100は、当該GTP−Uパケット(又はUDPパケット)を、ヘッダの付替えなしに(即ち透過的に)コアネットワーク500(第2コアネットワークノード520)へ送信する。
(3)通知
上述したように、基地局100(第1通信処理部143)は、ゲートウェイ200に上記TEIDを通知する。
例えば、基地局100(第1通信処理部143)は、上記TEIDを含むメッセージをゲートウェイ200へ送信する。基地局100(第1通信処理部143)は、例えばフレームプロトコル(GTP−U、GRE、SCTP(Stream Control Transmission Protocol)、TCP(Transmission Control Protocol)、GTPv1−C(GTP version 1 Control)、GTPv2−C(GTP version 1 Control)、RANAP(Radio Access Network Application Part)、又はS1−AP(S1 Application Protocol)等)を使用して、上記メッセージを送信し得る。
一例として、上記メッセージは、TEIDの設定のためのメッセージである。なお、基地局100(第1通信処理部143)は、TEIDの解放のためのメッセージをゲートウェイ200へさらに送信してもよい。
なお、基地局100(情報取得部141)は、基地局100側の上記TEID及びコアネットワーク500側の上記TEIDの一方ではなく両方を取得してもよい。そして、基地局100(第1通信処理部143)は、基地局100側の上記TEID及びコアネットワーク500側の上記TEIDの両方をゲートウェイ200に通知してもよい。
(4)サービス品質情報
例えば、基地局100(情報取得部141)は、上記TEIDと、上記TEIDに対応するサービス品質情報(Quality of Service Information)とを取得する。そして、基地局100(第1通信処理部143)は、上記TEIDと上記サービス品質情報とをゲートウェイ200に通知する。
例えば、上記サービス品質情報は、上記TEIDから識別されるベアラのサービス品質クラス識別子(Quality of Service Class Identifier:QCI)又はベアラ情報である。なお、上記サービス品質情報は、この例に限られず、他の情報(例えば、DSCP(DiffServ Code Point))又はIPフロー等)であってもよい。
ゲートウェイ200(第1通信処理部231)は、上記サービス品質情報に基づいて、データの送受信についての優先制御を行ってもよい。
これにより、安定したサービスをユーザ(端末装置400)に提供され得る。
(5)処理の流れ
図8を参照して、第1の実施形態に係る処理の例を説明する。図8は、第1の実施形態に係る処理の概略的な流れの例を説明するためのシーケンス図である。
基地局100は、eNB TEID(=“1005”)及びEPC TEID(=“2100”)と、これらのTEIDから識別されるベアラのQCIとを取得する(S601)。基地局100は、eNB TEIDを自ら割り当て、第1コアネットワークノード510によりEPC TEIDを通知される。
基地局100は、TEIDの設定(set)のためのメッセージをゲートウェイ200へ送信し、ゲートウェイ200は、当該メッセージを受信する(S603)。当該メッセージは、eNB TEID(=“1005”)及びEPC TEID(=“2100”)と上記QCIとを含む。
ゲートウェイ200は、eNB TEID(=“1005”)及びEPC TEID(=“2100”)と上記QCIとを設定する(S605)。
さらに、ゲートウェイ200は、ACK(Acknowledge)のメッセージを基地局100へ送信し、基地局100は、当該メッセージを受信する(S607)。
その結果、基地局100は、eNB TEID(=“1005”)をGTP−Uヘッダ内に含むGTP−Uパケットを、ヘッダの付替えなしに(即ち透過的に)ゲートウェイ200へ転送し、ゲートウェイ200は、当該GTP−Uパケットを受信するようになる。また、ゲートウェイ200は、EPC TEID(=“2100”)をGTP−Uヘッダ内に含むGTP−Uパケットを基地局100へ送信し、基地局100は、当該GTP−Uパケットをヘッダの付替えなしに(即ち透過的に)第2コアネットワークノード520へ転送するようになる。
その後、基地局100は、TEIDの解放(release)のためのメッセージをゲートウェイ200へ送信し、ゲートウェイ200は、当該メッセージを受信する(S611)。当該メッセージは、例えばeNB TEID(=“1005”)等を含む。
ゲートウェイ200は、eNB TEID(=“1005”)及びEPC TEID(=“2100”)と上記QCIとを解放する(S613)。
さらに、ゲートウェイ200は、ACKのメッセージを基地局100へ送信し、基地局100は、当該メッセージを受信する(S615)。
基地局100も、eNB TEID(=“1005”)及びEPC TEID(=“2100”)と上記QCIとを解放する(S617)。
<4.4.変形例>
次に、図9及び図10を参照して、第1の実施形態の変形例を説明する。
上述したように、ゲートウェイ200(第2通信処理部233)は、(基地局100がゲートウェイ200に通知する)上記TEIDに基づいて、上記TEIDを含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信する。
とりわけ第1の実施形態の変形例では、ゲートウェイ200(第2通信処理部233)は、基地局100を経由せずに、上記パケットをコアネットワーク500へ送信し、又は上記コアネットワーク500から受信する。
これにより、WLAN(WLAN−AP300)経由で送受信されるデータについては、基地局100は何の処理も行わなくてもよいので、基地局100の処理負荷がさらに軽減され得る。また、ネットワークトポロジがより柔軟になり得る。
(1)ダウンリンク
例えば、第2コアネットワークノード520は、基地局100側の上記TEIDと端末装置400宛のデータとを含むパケットを、基地局100を経由せずにゲートウェイ200へ送信する。そして、ゲートウェイ200(第2通信処理部233)は、基地局100側の上記TEIDに基づいて、上記パケットを受信する。
このように、第1の実施形態の変形例では、基地局100側の上記TEIDは、基地局100を経由せずにコアネットワーク500からゲートウェイ200へ送信されるパケットに含まれる識別子である。
図9は、第1の実施形態の変形例のプロトコルスタックの第1の例を説明するための説明図である。図9を参照すると、(図7の例と比べると)とりわけ、ゲートウェイ200は、S1−Uインタフェースを有し、基地局100側のTEIDをGTP−Uヘッダ内に含むパケットを、基地局100を経由せずに第2コアネットワークノード520から受信する。
なお、例えば、基地局100(情報取得部141)は、基地局100側の上記TEIDと、ゲートウェイ200のトランスポートレイヤアドレス(例えばIPアドレス)とを取得する。そして、基地局100(第2通信処理部145)は、基地局100側の上記TEIDと上記トランスポートレイヤアドレスとを第1コアネットワークノード510に通知する。例えば、基地局100は、基地局100のトランスポートレイヤアドレスの代わりに、ゲートウェイ200のトランスポートレイヤアドレスを第1コアネットワークノード510に通知する。これにより、例えば、第2コアネットワークノード520は、基地局100を経由せずに、ゲートウェイ200に直接的に上記パケットを送信することが可能になる。
(2)アップリンク
例えば、ゲートウェイ200(第2通信処理部233)は、コアネットワーク500側の上記TEIDと端末装置400からのデータとを含むパケットを、基地局100を経由せずに第2コアネットワークノード520へ送信する。
このように、第1の実施形態の変形例では、コアネットワーク500側の上記TEIDは、基地局100を経由せずにゲートウェイ200からコアネットワーク500へ送信されるパケットに含められる識別子である。
再び図9を参照すると、(図7の例と比べると)とりわけ、ゲートウェイ200は、S1−Uインタフェースを有し、コアネットワーク500側のTEIDをGTP−Uヘッダ内に含むパケットを、基地局100を経由せずに第2コアネットワークノード520へ送信する。
なお、例えば、基地局100(情報取得部141)は、コアネットワーク500側のトランスポートレイヤアドレス(例えばIPアドレス)を取得する。そして、基地局100(第1通信処理部143)は、上記トランスポートレイヤアドレスをゲートウェイ200に通知する。例えば、当該トランスポートレイヤアドレスは、第2コアネットワークノード520(例えばS−GW)のトランスポートレイヤアドレスである。これにより、例えば、ゲートウェイ200は、基地局100を経由せずに、コアネットワーク500(第2コアネットワークノード520)に直接的に上記パケットを送信することが可能になる。
(3)バックホール側のセキュリティゲートウェイの利用
ゲートウェイ200(第2通信処理部233)は、バックホール側のセキュリティゲートウェイ経由で、上記パケットをコアネットワーク500へ送信し、又は上記コアネットワーク500から受信してもよい。これにより、ゲートウェイ200とコアネットワーク500との間の通信のセキュリティが確保され得る。
図10は、第1の実施形態の変形例のプロトコルスタックの第2の例を説明するための説明図である。図10を参照すると、(図9の例と比べると)とりわけ、ゲートウェイ200は、バックホール側のセキュリティゲートウェイ(SeGW)経由で、パケットを第2コアネットワークノード520へ送信し、又は第2コアネットワークノード520から受信する。
なお、基地局100(情報取得部141)は、バックホール側の上記セキュリティゲートウェイとの接続のための接続情報を取得してもよい。そして、基地局100(第1通信処理部143)は、上記接続情報をゲートウェイ200に通知してもよい。ゲートウェイ200(第2通信処理部233)は、上記接続情報に基づいて、バックホール側の上記セキュリティゲートウェイとの接続を確立してもよい。バックホール側の上記セキュリティゲートウェイとの上記接続は、セキュリティトンネル(例えば、IPsecトンネル)であってもよい。上記接続情報は、バックホール側の上記セキュリティゲートウェイとの接続のための電子証明書を含んでもよい。これにより、例えば、バックホール側のセキュリティゲートウェイ経由でのパケットの送受信が可能になる。
以上、第1の実施形態を説明した。第1の実施形態によれば、例えば、WLAN経由でのデータの送受信のケースにおいてコアネットワーク500への影響を抑えつつ基地局100の処理負荷を軽減することを可能になる。
<<5.第2の実施形態>>
続いて、図11及び図12を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。上述した第1の実施形態は、具体的な実施形態であるが、第2の実施形態は、より一般化された実施形態である。
<5.1.基地局の構成>
まず、図11を参照して、第2の実施形態に係る基地局100の構成の例を説明する。図11は、第2の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図11を参照すると、基地局100は、情報取得部151及び第1通信処理部153を備える。
情報取得部151及び第1通信処理部153の具体的な動作は、後に説明する。
情報取得部151及び第1通信処理部153は、ベースバンド(BB)プロセッサ及び/又は他のプロセッサ等により実装されてもよい。情報取得部151及び第1通信処理部153は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。
基地局100は、プログラムを記憶するメモリと、当該プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよく、当該1つ以上のプロセッサは、情報取得部151及び第1通信処理部153の動作を行ってもよい。上記プログラムは、情報取得部151及び第1通信処理部153の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
<5.2.ゲートウェイの構成>
まず、図12を参照して、第2の実施形態に係るゲートウェイ200の構成の例を説明する。図12は、第2の実施形態に係るゲートウェイ200の概略的な構成の例を示すブロック図である。図12を参照すると、ゲートウェイ200は、第1通信処理部241及び第2通信処理部243を備える。
第1通信処理部241及び第2通信処理部243の具体的な動作は、後に説明する。
第1通信処理部241及び第2通信処理部243は、プロセッサ等により実装されてもよい。第1通信処理部241及び第2通信処理部243は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。
ゲートウェイ200は、プログラムを記憶するメモリと、当該プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよく、当該1つ以上のプロセッサは、第1通信処理部241及び第2通信処理部243の動作を行ってもよい。上記プログラムは、第1通信処理部241及び第2通信処理部243の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
<5.3.技術的特徴>
次に、第2の実施形態の技術的特徴を説明する。
第2の実施形態では、基地局100(情報取得部151)は、基地局100及び第1コアネットワークノード510の一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子(TEID)を取得する。そして、基地局100(第1通信処理部153)は、ゲートウェイ200に上記TEIDを通知する。
一方、ゲートウェイ200(第2通信処理部243)は、上記TEIDに基づいて、上記TEIDを含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信する。
ダウンリンク及びアップリンクの各々についてのTEID並びにデータの送受信、通知、サービス品質情報、並びに処理の流れについての説明は、例えば、一部の符号の相違を除き、第1の実施形態におけるこれらについての説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
以上、第2の実施形態を説明した。第2の実施形態によれば、例えば、WLAN経由でのデータの送受信のケースにおいてコアネットワーク500への影響を抑えつつ基地局100の処理負荷を軽減することを可能になる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎないということ、及び、本発明のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。
例えば、本明細書に記載されている処理におけるステップは、必ずしもシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理におけるステップは、シーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。また、処理におけるステップの一部が削除されてもよく、さらなるステップが処理に追加されてもよい。
また、本明細書において説明した基地局の構成要素(例えば、情報取得部、第1通信処理部、第2通信処理部、第3通信処理部及び/又は制御部)を備える装置(例えば、基地局を構成する複数の装置(又はユニット)のうちの1つ以上の装置(又はユニット)、又は上記複数の装置(又はユニット)のうちの1つのためのモジュール)が提供されてもよい。本明細書において説明したゲートウェイの構成要素(例えば、第1通信処理部及び/又は第2通信処理部)を備える装置(例えば、ゲートウェイのためのモジュール)が提供されてもよい。また、上記構成要素の処理を含む方法が提供されてもよく、上記構成要素の処理をプロセッサに実行させるためのプログラムが提供されてもよい。また、当該プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体(Non-transitory computer readable medium)が提供されてもよい。当然ながら、このような装置、方法、プログラム、及びコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体も本発明に含まれる。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
基地局であって、
前記基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子を取得する情報取得部と、
無線ローカルエリアネットワーク経由での通信に用いられるゲートウェイに、前記トンネルエンドポイント識別子を通知する第1通信処理部と、
を備える基地局。
(付記2)
前記トンネルエンドポイント識別子は、前記基地局が前記コアネットワークノードに通知する前記基地局側のトンネルエンドポイント識別子である、付記1に記載の基地局。
(付記3)
前記基地局は、eNB(evolved Node B)であり、
前記基地局側の前記トンネルエンドポイント識別子は、eNB TEID(Tunnel Endpoint Identifier)である、
付記2に記載の基地局。
(付記4)
前記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダと端末装置宛のデータとを含むパケットをコアネットワークから受信する第2通信処理部をさらに備え、
前記第1通信処理部は、前記ヘッダと前記データとを含む前記パケットを前記ゲートウェイへ送信する、
付記1〜3のいずれか1項に記載の基地局。
(付記5)
前記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダと端末装置宛のデータとを含むパケットをコアネットワークから受信する第2通信処理部と、
前記端末装置へ直接的に前記データを送信するか、又は、前記無線ローカルエリアネットワーク経由で前記端末装置へ前記データを送信するかを判定する制御部と、
をさらに備える、
付記1〜4のいずれか1項に記載の基地局。
(付記6)
前記端末装置へ直接的に前記データを送信すると判定される場合に、前記データを前記端末装置へ送信する第3通信処理部、をさらに備え、
前記第1通信処理部は、前記無線ローカルエリアネットワーク経由で前記端末装置へ前記データを送信すると判定される場合に、前記ヘッダと前記データとを含む前記パケットを前記ゲートウェイへ送信する、
付記5に記載の基地局。
(付記7)
前記トンネルエンドポイント識別子は、前記基地局を経由せずにコアネットワークから前記ゲートウェイへ送信されるパケットに含められる識別子である、付記1〜3のいずれか1項に記載の基地局。
(付記8)
前記情報取得部は、前記トンネルエンドポイント識別子と、前記ゲートウェイのトランスポートレイヤアドレスとを取得し、
前記基地局は、前記トンネルエンドポイント識別子と前記トランスポートレイヤアドレスとを前記コアネットワークノードに通知する第2通信処理部をさらに備える、
付記1、2、3又は7に記載の基地局。
(付記9)
前記トンネルエンドポイント識別子は、前記コアネットワークノードが前記基地局に通知するコアネットワーク側のトンネルエンドポイント識別子である、付記1に記載の基地局。
(付記10)
前記コアネットワークは、EPC(Evolved Packet Core)であり、
前記コアネットワーク側の前記トンネルエンドポイント識別子は、EPC TEIDである、
付記9に記載の基地局。
(付記11)
前記第1通信処理部は、前記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダと端末装置からのデータとを含むパケットを前記ゲートウェイから受信し、
前記基地局は、前記ヘッダと前記データとを含む前記パケットをコアネットワークへ送信する第2通信処理部をさらに備える、
付記1、9又は10に記載の基地局。
(付記12)
前記トンネルエンドポイント識別子は、前記基地局を経由せずに前記ゲートウェイからコアネットワークへ送信されるパケットに含められる識別子である、付記1、9又は10に記載の基地局。
(付記13)
前記情報取得部は、コアネットワーク側のトランスポートレイヤアドレスを取得し、
前記第1通信処理部は、前記トランスポートレイヤアドレスを前記ゲートウェイに通知する、
付記1、9、10又は12に記載の基地局。
(付記14)
前記コアネットワーク側の前記トランスポートレイヤアドレスは、前記コアネットワークに含まれるサービングゲートウェイのトランスポートレイヤアドレスである、付記13に記載の基地局。
(付記15)
前記情報取得部は、前記トンネルエンドポイント識別子と、前記トンネルエンドポイント識別子に対応するサービス品質情報とを取得し、
前記第1通信処理部は、前記トンネルエンドポイント識別子と、前記サービス品質情報とを前記ゲートウェイに通知する、
付記1〜14のいずれか1項に記載の基地局。
(付記16)
前記サービス品質情報は、前記トンネルエンドポイント識別子から識別されるベアラのサービス品質クラス識別子である、付記15に記載の基地局。
(付記17)
前記情報取得部は、バックホール側のセキュリティゲートウェイとの接続のための接続情報を取得し、
前記第1通信処理部は、前記接続情報を前記ゲートウェイに通知し、
バックホール側の前記セキュリティゲートウェイは、前記ゲートウェイ及びコアネットワークの一方から他方へデータが送信されるのに経由するゲートウェイである、
付記1〜16のいずれか1項に記載の基地局。
(付記18)
前記接続情報は、バックホール側の前記セキュリティゲートウェイとの接続のための電子証明書を含む、付記17に記載の基地局。
(付記19)
前記トンネルエンドポイント識別子は、GTP(GPRS Tunneling Protocol) TEIDである、付記1〜18のいずれか1項に記載の基地局。
(付記20)
前記基地局は、eNBであり、
前記コアネットワークノードは、MME(Mobility Management Entity)である、
付記1〜19のいずれか1項に記載の基地局。
(付記21)
前記ゲートウェイは、無線ローカルエリアネットワーク経由での通信のセキュリティを確保するためのセキュリティゲートウェイである、付記1〜20のいずれか1項に記載の基地局。
(付記22)
前記ゲートウェイは、LWIP−SeGW(LTE WLAN RAN Level Integration using IPSec Security Gateway)である、付記21に記載の基地局。
(付記23)
ゲートウェイであって、
無線ローカルエリアネットワーク経由で端末装置と通信する第1通信処理部と、
基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知し、且つ前記基地局が前記ゲートウェイに通知するトンネルエンドポイント識別子に基づいて、前記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信する第2通信処理部と、
を備えるゲートウェイ。
(付記24)
前記トンネルエンドポイント識別子は、前記基地局が前記コアネットワークノードに通知する前記基地局側のトンネルエンドポイント識別子であり、
前記第2通信処理部は、前記トンネルエンドポイント識別子に基づいて、前記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダと前記端末装置宛のデータとを含むパケットを受信する、
付記23に記載のゲートウェイ。
(付記25)
前記トンネルエンドポイント識別子は、前記コアネットワークノードが前記基地局に通知するコアネットワーク側のトンネルエンドポイント識別子であり、
前記第2通信処理部は、前記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダと前記端末装置からのデータとを含むパケットを送信する、
付記23に記載のゲートウェイ。
(付記26)
前記第2通信処理部は、前記パケットを前記基地局へ送信し、又は前記基地局から受信する、付記23〜25のいずれか1項に記載のゲートウェイ。
(付記27)
前記第2通信処理部は、前記基地局を経由せずに、前記パケットをコアネットワークへ送信し、又は前記コアネットワークから受信する、付記23〜25のいずれか1項に記載のゲートウェイ。
(付記28)
前記第2通信処理部は、バックホール側のセキュリティゲートウェイ経由で、前記パケットを前記コアネットワークへ送信し、又は前記コアネットワークから受信する、付記27に記載のゲートウェイ。
(付記29)
前記第2通信処理部は、バックホール側の前記セキュリティゲートウェイとの接続のための接続情報であって、前記基地局が前記ゲートウェイに通知する前記接続情報に基づいて、バックホール側のセキュリティゲートウェイとの接続を確立する、付記28に記載のゲートウェイ。
(付記30)
基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子を取得することと、
無線ローカルエリアネットワーク経由での通信に用いられるゲートウェイに、前記トンネルエンドポイント識別子を通知することと、
を含む方法。
(付記31)
基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子を取得することと、
無線ローカルエリアネットワーク経由での通信に用いられるゲートウェイに、前記トンネルエンドポイント識別子を通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(付記32)
基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子を取得することと、
無線ローカルエリアネットワーク経由での通信に用いられるゲートウェイに、前記トンネルエンドポイント識別子を通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
(付記33)
基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子を取得する情報取得部と、
無線ローカルエリアネットワーク経由での通信に用いられるゲートウェイに、前記トンネルエンドポイント識別子を通知する第1通信処理部と、
を備える装置。
(付記34)
プログラムを記憶するメモリと、
前記プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサと、
を備え、
前記プログラムは、
基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子を取得することと、
無線ローカルエリアネットワーク経由での通信に用いられるゲートウェイに、前記トンネルエンドポイント識別子を通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムである、
装置。
(付記35)
メモリと、
1つ以上のプロセッサと、
を備え、
前記1つ以上のプロセッサは、
基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子を取得し、
無線ローカルエリアネットワーク経由での通信に用いられるゲートウェイに、前記トンネルエンドポイント識別子を通知する、
装置。
(付記36)
前記装置は、前記基地局、前記基地局を構成する複数の装置のうちの1つ以上の装置、又は当該複数の装置のうちの1つのためのモジュールである、付記33〜35のいずれか1項に記載の装置。
(付記37)
無線ローカルエリアネットワーク経由で端末装置と通信することと、
基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知し、且つ前記基地局がゲートウェイに通知するトンネルエンドポイント識別子に基づいて、前記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信することと、
を含む方法。
(付記38)
無線ローカルエリアネットワーク経由で端末装置と通信することと、
基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知し、且つ前記基地局がゲートウェイに通知するトンネルエンドポイント識別子に基づいて、前記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(付記39)
無線ローカルエリアネットワーク経由で端末装置と通信することと、
基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知し、且つ前記基地局がゲートウェイに通知するトンネルエンドポイント識別子に基づいて、前記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
(付記40)
無線ローカルエリアネットワーク経由で端末装置と通信する第1通信処理部と、
基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知し、且つ前記基地局がゲートウェイに通知するトンネルエンドポイント識別子に基づいて、前記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信する第2通信処理部と、
を備える装置。
(付記41)
プログラムを記憶するメモリと、
前記プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサと、
を備え、
前記プログラムは、
無線ローカルエリアネットワーク経由で端末装置と通信することと、
基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知し、且つ前記基地局がゲートウェイに通知するトンネルエンドポイント識別子に基づいて、前記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムである、
装置。
(付記42)
メモリと、
1つ以上のプロセッサと、
を備え、
前記1つ以上のプロセッサは、
無線ローカルエリアネットワーク経由で端末装置と通信し、
基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知し、且つ前記基地局がゲートウェイに通知するトンネルエンドポイント識別子に基づいて、前記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信する、
装置。
(付記43)
前記装置は、前記ゲートウェイ、又は前記ゲートウェイのためのモジュールである、付記40〜42のいずれか1項に記載の装置。
この出願は、2016年11月2日に出願された日本出願特願2016−215218を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
移動体通信システムにおいて、コアネットワークへの影響を抑えつつ基地局の処理負荷を軽減することができる。
1 システム
100 基地局
141、151 情報取得部
143、153 第1通信処理部
145 第2通信処理部
147 第3通信処理部
149 制御部
200 ゲートウェイ
231、241 第1通信処理部
233、243 第2通信処理部
300 WLAN−AP(Wireless Local Area Network Access Point)
400 端末装置
500 コアネットワーク
510 第1コアネットワークノード
520 第2コアネットワークノード


Claims (10)

  1. 基地局であって、
    前記基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子を取得する情報取得部と、
    無線ローカルエリアネットワーク経由での通信に用いられるゲートウェイに、前記トンネルエンドポイント識別子を通知する第1通信処理部と、
    を備える基地局。
  2. 前記トンネルエンドポイント識別子は、前記基地局が前記コアネットワークノードに通知する前記基地局側のトンネルエンドポイント識別子である、請求項1に記載の基地局。
  3. 前記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダと端末装置宛のデータとを含むパケットをコアネットワークから受信する第2通信処理部をさらに備え、
    前記第1通信処理部は、前記ヘッダと前記データとを含む前記パケットを前記ゲートウェイへ送信する、
    請求項1又は2に記載の基地局。
  4. 前記トンネルエンドポイント識別子は、前記基地局を経由せずにコアネットワークから前記ゲートウェイへ送信されるパケットに含められる識別子である、請求項1又は2に記載の基地局。
  5. 前記トンネルエンドポイント識別子は、前記コアネットワークノードが前記基地局に通知するコアネットワーク側のトンネルエンドポイント識別子である、請求項1に記載の基地局。
  6. 前記第1通信処理部は、前記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダと端末装置からのデータとを含むパケットを前記ゲートウェイから受信し、
    前記基地局は、前記ヘッダと前記データとを含む前記パケットをコアネットワークへ送信する第2通信処理部をさらに備える、
    請求項1又は5に記載の基地局。
  7. 前記トンネルエンドポイント識別子は、前記基地局を経由せずに前記ゲートウェイからコアネットワークへ送信されるパケットに含められる識別子である、請求項1又は5に記載の基地局。
  8. ゲートウェイであって、
    無線ローカルエリアネットワーク経由で端末装置と通信する第1通信処理部と、
    基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知し、且つ前記基地局が前記ゲートウェイに通知するトンネルエンドポイント識別子に基づいて、前記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信する第2通信処理部と、
    を備えるゲートウェイ。
  9. 基地局において、
    前記基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知するトンネルエンドポイント識別子を取得することと、
    無線ローカルエリアネットワーク経由での通信に用いられるゲートウェイに、前記トンネルエンドポイント識別子を通知することと、
    を含む方法。
  10. ゲートウェイにおいて、
    無線ローカルエリアネットワーク経由で端末装置と通信することと、
    基地局及びコアネットワークノードの一方が他方に通知し、且つ前記基地局が前記ゲートウェイに通知するトンネルエンドポイント識別子に基づいて、前記トンネルエンドポイント識別子を含むヘッダを含むパケットを送信し又は受信することと、
    を含む方法。
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