JP6746882B2 - レーダ装置およびレーダ装置の制御方法 - Google Patents

レーダ装置およびレーダ装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、レーダ装置およびレーダ装置の制御方法に関し、特に複数の空中線開口面により構成されるレーダ装置で空中線開口面毎にシンセサイザを有するレーダ装置に関する。
フェーズドアレイレーダのアンテナ装置は、複数のアンテナ素子を面上に所定の規則に従って配置し、各アンテナ素子毎に、所定の規則に従った電力と位相とで励振(受信の場合には、所定の位相で合成)する。これにより、当該面から任意の方向へのアンテナビームパターンを形成するようにしたものである。
近年のレーダ空中線装置の1例として、非回転フェーズドアレイ方式レーダ装置がある。例えば、空中線3面で全周を監視するアクティブフェーズドアレイレーダの場合、空中線ごとにこれに対応する受信系を有し、すなわち3つの受信系を有する。これらの受信系の出力信号をデジタル信号処理することにより、アンテナビームパターンが形成される。
特許文献1は、パルスレーダ装置に関するものであり、あらかじめ定めたパルス繰り返し周期毎にあらかじめ定めた周波数および初期位相の送信用局部発振信号を生成する固定初期位相周波数シンセサイザを有する。特許文献1では、この固定初期位相周波数シンセサイザで生成した送信用局部発振信号を用いて、送信機があらかじめ定めたパルス繰り返し周期およびパルス幅でパルス変調した送信信号を生成する。そして、この送信信号をパルス繰り返し周期のタイミングで送受信の信号を切り換える送受切換器を介して、アンテナが目標に送信波として放射し、目標、および背景で反射した前記送信波を受信波として受けている。
特開2001−272463号公報
しかしながら、上述したレーダ装置には以下のような課題がある。背景技術のレーダ装置では、空中線ごとにこれに対応する受信系を有する。全周を監視する空中線A面/B面/C面を有するレーダ装置の場合、それぞれ信号発生モジュールを有しているので、空中線開口面毎に覆域を分けて、覆域ごとに異なる周波数で動作することが可能である。
一方、空中線開口面毎にシンセサイザを有するレーダ空中線装置において、全てまたは複数の空中線開口面が同一周波数で動作した際には、周波数や位相の微妙なずれやゆらぎ等の影響が発生し、レーダ性能を低下させてしまう可能性がある。
したがって本発明の目的は、全てまたは複数の空中線開口面にて同一周波数で動作する際に発生する影響を抑制し、レーダ性能の低下を防ぐことができる、レーダ装置および、その制御方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係るレーダ装置は、複数の空中線装置と、上記複数の空中線装置ごとに設けられた複数の受信励振部とを有し、
上記受信励振部は、一つの空中線装置のための信号を発生する信号発生モジュールと、上記信号発生モジュールが発生した信号に基づいて上記一つの空中線装置に励振信号を出力する送信ユニットと、上記複数の受信励振部の上記信号発生モジュールと上記送信ユニット間に挿入され、上記信号発生モジュールと上記送信ユニット間の信号経路を切り替える信号切替モジュールとを含む。
本発明に係るレーダ装置の制御方法は、複数の空中線装置と、上記複数の空中線装置ごとに設けられ、複数の空中線装置のうち一つの空中線装置のための信号を発生する信号発生モジュール、および上記信号発生モジュールが発生した信号に基づいて上記一つの空中線装置に励振信号を出力する送信ユニットを含む、複数の受信励振部とを有するレーダ装置の制御方法であって、
上記複数の受信励振部の一つの受信励振部の送信ユニットに、一つの信号発生モジュールが発生した信号が供給されるように制御する。
本発明は、全てまたは複数の空中線開口面にて同一周波数で動作する際に発生していた影響を抑制し、レーダ性能の低下を防ぐことができる。
本発明の実施形態のレーダ装置の空中線と覆域との関係を示す概念図である。 背景技術のレーダ装置の主要部を示すブロック図である。 本発明の実施形態のレーダ装置の受信励振部101a近傍の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態のレーダ装置の受信励振部101b近傍の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態のレーダ装置の受信励振部101c近傍の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態のレーダ装置の受信励振部101a、101b、101c同士の接続を説明するためのブロック図である。 図3A〜図3Cの信号切替モジュールの切替制御を説明するためのテーブルである。
本発明の好ましい実施形態について具体的に説明する前に、背景技術のレーダ装置について説明する。図2に、背景技術のレーダ装置の主要部を示すブロック図を示す。レーダ装置は、空中線装置に対し励振信号を出力し、空中線装置から入力されるレーダ受信信号を受信する受信励振部401を有する。受信励振部401は、受信ユニット402と、送信ユニット403とを含む。受信ユニット402は、中間周波数(Lo)を出力する第1シンセサイザ405、中間周波数(2nd Lo)を出力する第2シンセサイザ406、同期信号(COHO)を出力する第3シンセサイザ407を有する。送信ユニット403は、受信ユニット402から入力された信号を元に空中線装置に励振信号を出力する。
複数の空中線開口面で全周を監視するアクティブフェーズドアレイレーダの場合、複数の空中線開口面毎に図2の受信励振部401を設ける。このような背景技術のレーダ装置では、空中線開口面毎に信号発生モジュール404を有するので、空中線開口面毎に覆域を分けて、覆域ごとに異なる周波数で動作することが可能である。その一方で、全てまたは複数の空中線開口面が同一周波数で動作した際は、各面毎のシンセサイザが出力する信号の周波数や位相の微妙なずれやゆらぎ等の影響により、レーダ性能を低下させてしまうことがある。
例えば、隣接する開口面から送信された信号が大地で反射して洩れ込んできた場合、周波数や位相のずれやゆらぎがMTI(移動目標表示)処理において消え残り、クラッタフォールスとなって目標検出に支障をきたす。以下、本発明の好ましい実施形態について具体的に説明する。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態によるレーダ装置およびレーダ装置の制御方法について、説明する。本実施形態によるレーダ装置は、複数の空中線装置と、前記複数の空中線装置ごとに設けられた受信励振部101a、101bおよび101cを有する。本実施形態によるレーダ装置は、非回転フェーズドアレイ方式レーダ装置である。図1には、空中線3面で全周を監視するアクティブフェーズドアレイレーダ装置を示す。このようなレーダ装置では、空中線装置のA面で覆域1を監視し、空中線装置のB面で覆域2を監視し、空中線装置のC面で覆域3を監視する。本実施形態によるレーダ装置の受信励振部101a、受信励振部101bおよび受信励振部101c同士は、図3Dに示すように配線で接続されている。図3Dの受信励振部101a、受信励振部101bおよび受信励振部101cの内部構成について、図3A〜図3Cを順番に参照して説明する。なお、図面中の矢印の向きは、一例を示すものであり、ブロック間の信号の向きを限定するものではない。
受信励振部101aは、空中線装置のA面のために励振信号を出力する。受信励振部101aは、受信ユニット102aと、送信ユニット103aとを含む。受信ユニット102aは、信号発生モジュール104aと、信号切替モジュール108aとを含む。信号発生モジュール104aは、中間周波数(Lo)を出力する第1周波数シンセサイザ105a、中間周波数(2nd Lo)を出力する第2周波数シンセサイザ106a、および同期信号(COHO)を出力する第3周波数シンセサイザ107aを有する。信号切替モジュール108aは、第1スイッチ109a、第2スイッチ110a、および第3スイッチ111aを有する。信号切替モジュール108aは、信号発生モジュール104aと送信ユニット103aとの間の配線経路に挿入され、入力されるスイッチ制御データ(空中線A面用)に応じて切替制御される。図3Aでは信号切替モジュール108aの各スイッチが(1)側に切り替えられた状態を示しているが、これはスイッチ切替制御の一例であり、この状態に限られない。
受信励振部101bは、空中線装置のB面のために励振信号を出力する。受信励振部101bは、受信ユニット102bと、送信ユニット103bとを含む。受信ユニット102bは、信号発生モジュール104bと、信号切替モジュール108bとを含む。信号発生モジュール104bは、中間周波数(Lo)を出力する第1周波数シンセサイザ105b、中間周波数(2nd Lo)を出力する第2周波数シンセサイザ106b、および同期信号(COHO)を出力する第3周波数シンセサイザ107bを有する。信号切替モジュール108bは、第1スイッチ109b、第2スイッチ110b、および第3スイッチ111bを有する。信号切替モジュール108bは、信号発生モジュール104bと送信ユニット103bとの間の配線経路に挿入され、入力されるスイッチ制御データに応じて切替制御される。図3Bでは信号切替モジュール108bの各スイッチが(3)側に切り替えられた状態を示しているが、これはスイッチ切替制御の一例であり、この状態に限られない。
受信励振部101cは、空中線装置のC面のために励振信号を出力する。受信励振部101cは、受信ユニット102cと、送信ユニット103cとを含む。受信ユニット102cは、信号発生モジュール104cと、信号切替モジュール108cとを含む。信号発生モジュール104cは、中間周波数(Lo)を出力する第1周波数シンセサイザ105c、中間周波数(2nd Lo)を出力する第2周波数シンセサイザ106c、および同期信号(COHO)を出力する第3周波数シンセサイザ107cを有する。信号切替モジュール108cは、第1スイッチ109c、第2スイッチ110c、および第3スイッチ111cを有する。信号切替モジュール108cは、信号発生モジュール104cと送信ユニット103cとの間の配線経路に挿入され、入力されるスイッチ制御データに応じて切替制御される。図3Cでは信号切替モジュール108cの各スイッチが(2)側に切り替えられた状態を示しているが、これはスイッチ切替制御の一例であり、この状態に限られない。
次に本実施形態のレーダ装置の動作およびレーダ装置の制御方法について、説明する。なお各ユニット間や各モジュール間の接続は位相ずれがなきように考慮して、配線されているものとする。覆域ごとに異なる周波数で動作する場合、信号切替モジュール108aの各スイッチは(1)側に、信号切替モジュール108bの各スイッチは(1)側に、信号切替モジュール108cの各スイッチは(1)側に切り替えられる。これにより、信号発生モジュール104aから中間周波数(Lo)、中間周波数(2nd Lo)、同期信号(COHO)の各信号[空中線A面用]が、送信ユニット103aに入力される。送信ユニット103aは各信号[空中線A面用]に基づき、レーダ空中線装置に励振信号を出力する。信号発生モジュール104bから中間周波数(Lo)、中間周波数(2nd Lo)、同期信号(COHO)の各信号[空中線B面用]が、送信ユニット103bに入力される。送信ユニット103bは各信号[空中線B面用]に基づき、レーダ空中線装置に励振信号を出力する。信号発生モジュール104cから中間周波数(Lo)、中間周波数(2nd Lo)、同期信号(COHO)の各信号[空中線C面用]が、送信ユニット103cに入力される。送信ユニット103cは各信号[空中線C面用]に基づき、レーダ空中線装置に励振信号を出力する。
次に、本実施形態の特徴である全ての空中線開口面にて同一周波数で動作する場合について、説明する。全ての空中線開口面にて同一周波数で動作する際、どの空中線用の信号発生モジュール104a、104b、104cの出力信号をマスタとして選択するかが決まり、スイッチ設定データにより制御される。
マスタが空中線A面と設定されたとき、図3Eに示すとおりスイッチ制御データ[空中線A面用]は(1)、スイッチ制御データ[空中線B面用]は(3)、スイッチ制御データ[空中線C面用]は(2)と設定される。
マスタが空中線B面と設定されたとき、図3Eに示すとおりスイッチ制御データ[空中線A面用]は(2)、スイッチ制御データ[空中線B面用]は(1)、スイッチ制御データ[空中線C面用]は(3)と設定される。
マスタが空中線C面と設定されたとき、図3Eに示すとおりスイッチ制御データ[空中線A面用]は(3)、スイッチ制御データ[空中線B面用]は(2)、スイッチ制御データ[空中線C面用]は(1)と設定される。
マスタが空中線A面と設定されたときの動作について、図3Aを用いて説明する。
スイッチ制御データ[空中線A面用]を(1)と制御された信号切換モジュール108aは第1スイッチ109a、第2スイッチ110a、第3スイッチ111aが(1)側に制御され、受信励振部[空中線A面用]101aの信号発生モジュール104aと接続する。これにより、信号発生モジュール104aから中間周波数(Lo)、中間周波数(2nd Lo)、同期信号(COHO)の各信号[空中線A面用]が、送信ユニット103aに入力される。送信ユニット103aは各信号[空中線A面用]に基づき、レーダ空中線装置に励振信号を出力する。
スイッチ制御データ[空中線B面用]を(3)と制御された信号切換モジュール108bは第1スイッチ109b、第2スイッチ110b、第3スイッチ111bが(3)側に制御され、受信励振部[空中線A面用]101aの信号発生モジュール104aと接続する。これにより、信号発生モジュール104aから、中間周波数(Lo)、中間周波数(2nd Lo)、同期信号(COHO)の各信号[空中線A面用]が送信ユニット103bに入力される。送信ユニット103bは各信号[空中線A面用]に基づき、レーダ空中線装置に励振信号を出力する。
スイッチ制御データ[空中線C面用]を(2)と制御された信号切換モジュール108cは第1スイッチ109c、第2スイッチ110c、第3スイッチ111cが(2)側に制御され、受信励振部[空中線A面用]101aの信号発生モジュール104aと接続する。これにより、信号発生モジュール104aから、中間周波数(Lo)、中間周波数(2nd Lo)、同期信号(COHO)の各信号[空中線A面用]が送信ユニット103cに入力される。送信ユニット103cは各信号[空中線A面用]に基づき、レーダ空中線装置に励振信号を出力する。
このような信号切替モジュール108a、108b、108cの切替制御により、全ての空中線開口面が[空中線A面用]信号により動作する。出力元が同じ信号であるので、周波数や位相の微妙なずれやゆらぎ等を抑制することが可能であり、全ての空中線開口面にて同一周波数で動作させた際のレーダ性能の低下を防ぐことができる。
マスタが空中線B面と設定されたときの動作も、同様である。以下、簡単に言及する。スイッチ制御データ[空中線B面用]を(1)と制御された信号切換モジュール108bは第1スイッチ109b、第2スイッチ110b、第3スイッチ111bが(1)側に制御され、受信励振部[空中線B面用]101bの信号発生モジュール104bと接続する。これにより、信号発生モジュール104bから、中間周波数(Lo)、中間周波数(2nd Lo)、同期信号(COHO)の各信号[空中線B面用]が送信ユニット103bに入力される。送信ユニット103bは各信号[空中線B面用]に基づき、レーダ空中線装置に励振信号を出力する。
このとき信号切換モジュール108aはスイッチ制御データ[空中線A面用]を(2)と制御され、信号切換モジュール108aは受信励振部[空中線B面用]101bの信号発生モジュール104bと接続する。またこのとき信号切換モジュール108cはスイッチ制御データ[空中線C面用]を(3)と制御され、信号切換モジュール108cは受信励振部[空中線B面用]101bの信号発生モジュール104bと接続する。
マスタが空中線C面と設定されたときの動作も同様である。スイッチ制御データ[空中線C面用]を(1)と制御された信号切換モジュール108cは第1スイッチ109c、第2スイッチ110c、第3スイッチ111cが(1)側に制御され、受信励振部[空中線C面用]101cの信号発生モジュール104cと接続する。これにより、信号発生モジュール104cから、中間周波数(Lo)、中間周波数(2nd Lo)、同期信号(COHO)の各信号[空中線C面用]が送信ユニット103cに入力される。送信ユニット103cは各信号[空中線C面用]に基づき、レーダ空中線装置に励振信号を出力する。
このとき信号切換モジュール108aはスイッチ制御データ[空中線A面用]を(3)と制御され、信号切換モジュール108aは受信励振部[空中線C面用]101cの信号発生モジュール104cと接続する。またこのとき信号切換モジュール108bはスイッチ制御データ[空中線B面用]を(2)と制御され、信号切換モジュール108bは受信励振部[空中線C面用]101cの信号発生モジュール104cと接続する。
本実施形態によれば、信号切替モジュール108a、108b、108cの切り替えにより、全ての空中線開口面を[空中線A面用]、[空中線B面用]、あるいは[空中線C面用]の信号発生モジュールによって、励振することができる。出力元が同じ信号であるため周波数や位相の微妙なずれやゆらぎ等を抑制することが可能であり、レーダ性能の低下を防ぐことができる。
〔第2実施形態〕
次に本発明の第2実施形態によるレーダ装置およびレーダ装置の制御方法について、説明する。本実施形態は第2実施形態によるレーダ装置と同一の構成を有するので、構成について具体的な説明は省略する。本実施形態と第1実施形態とは、その制御方法が異なる。
第1実施形態では全ての空中線開口面にて同一周波数で動作する場合について説明したが、本実施形態では複数の空中線開口面にて同一周波数で動作する場合の制御方法について説明する。
一例として、空中線開口3面のうち2つの面を同一周波数と設定されたときの動作について説明する。マスタが空中線A面で、同一周波数とする空中線はA面とB面となったとき、図3Eに示すようにスイッチ制御データ[空中線A面用]は(1)、スイッチ制御データ[空中線B面用]は(3)、スイッチ制御データ[空中線C面用]は(1)と設定される。
スイッチ制御データ[空中線A面用]を(1)と制御された信号切換モジュール108aは第1スイッチ109a、第2スイッチ110a、第3スイッチ111aが(1)側に制御され、受信励振部[空中線A面用]101aの信号発生モジュール104aと接続される。そして、信号発生モジュール104aから中間周波数(Lo)、中間周波数(2nd Lo)、同期信号(COHO)の各信号[空中線A面用]が送信ユニット103aに入力される。送信ユニット103aは各信号[空中線A面用]に基づき、レーダ空中線装置に励振信号を出力する。
スイッチ制御データ[空中線B用]を(3)と制御された信号切換モジュール108bは第1スイッチ109b、第2スイッチ110b、第3スイッチ111bが(3)側に制御され、受信励振部[空中線A面用]101aの信号発生モジュール104aと接続する。信号発生モジュール104aの中間周波数(Lo)、中間周波数(2nd Lo)、同期信号(COHO)の各信号[空中線A面用]が送信ユニット103bに入力される。送信ユニット103bは各信号[空中線A面用]に基づき、レーダ空中線装置に励振信号を出力する。
スイッチ制御データ[空中線C面用]を(1)と制御された信号切換モジュール108cは第1スイッチ109c、第2スイッチ110c、第3スイッチ111cが(1)側に制御され、受信励振部[空中線C面用]101cの信号発生モジュール104cと接続される。そして、信号発生モジュール104cから、中間周波数(Lo)、中間周波数(2nd Lo)、同期信号(COHO)の各信号[空中線C面用]が送信ユニット103cに入力される。送信ユニット103cは各信号[空中線C面用]に基づき、レーダ空中線装置に励振信号を出力する。
その他の組み合わせでも同様である。例えば、マスタが空中線B面で、同一周波数とする空中線はB面とC面となったとき、図3Eに示すようにスイッチ制御データ[空中線A面用]は(1)、スイッチ制御データ[空中線B面用]は(1)、スイッチ制御データ[空中線C面用]は(3)と設定される。
スイッチ制御データ[空中線A面用]を(1)と制御された信号切換モジュール108aは第1スイッチ109a、第2スイッチ110a、第3スイッチ111aが(1)側に制御され、受信励振部[空中線A面用]101aの信号発生モジュール104aと接続される。そして、信号発生モジュール104aから中間周波数(Lo)、中間周波数(2nd Lo)、同期信号(COHO)の各信号[空中線A面用]が送信ユニット103aに入力される。送信ユニット103aは各信号[空中線A面用]に基づき、レーダ空中線装置に励振信号を出力する。
スイッチ制御データ[空中線B用]を(1)と制御された信号切換モジュール108bは第1スイッチ109b、第2スイッチ110b、第3スイッチ111bが(1)側に制御され、受信励振部[空中線A面用]101bの信号発生モジュール104bと接続する。信号発生モジュール104bの中間周波数(Lo)、中間周波数(2nd Lo)、同期信号(COHO)の各信号[空中線B面用]が送信ユニット103bに入力される。送信ユニット103bは各信号[空中線B面用]に基づき、レーダ空中線装置に励振信号を出力する。
スイッチ制御データ[空中線C面用]を(3)と制御された信号切換モジュール108cは第1スイッチ109c、第2スイッチ110c、第3スイッチ111cが(3)側に制御され、受信励振部[空中線B面用]101bの信号発生モジュール104bと接続される。そして、信号発生モジュール104bから、中間周波数(Lo)、中間周波数(2nd Lo)、同期信号(COHO)の各信号[空中線B面用]が送信ユニット103cに入力される。送信ユニット103cは各信号[空中線B面用]に基づき、レーダ空中線装置に励振信号を出力する。
本実施形態ではこのような制御により、空中線A/B面が[空中線A面用]により動作し、空中線C面は別の周波数で動作する。これにより、全ての空中線開口面が同一周波数で動作するときと同様に、出力元が同じ信号であるためレーダ性能の低下を防ぐことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上述した実施形態では、空中線3面で全周を監視するアクティブフェーズドアレイレーダ装置について説明したが、空中線装置の面数は4以上であってもよく、空中線装置の面数は4以上であっても本発明を適用することができる。特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲に含まれることはいうまでもない。
101a、101b、101c 受信励振部
102a、102b、102c 受信ユニット
103a、103b、103c 送信ユニット
104a、104b、104c 信号発生モジュール
105a、105b、105c 第1周波数シンセサイザ
106a、106b、106c 第2周波数シンセサイザ
107a、107b、107c 第3周波数シンセサイザ
108a、108b、108c 信号切替モジュール
109a、109b、109c 第1スイッチ
110a、110b、110c 第2スイッチ
111a、111b、111c 第3スイッチ

Claims (7)

  1. 複数の空中線装置と、前記複数の空中線装置ごとに設けられた複数の受信励振部とを有し、
    前記受信励振部の夫々は、一つの空中線装置のための信号を発生する信号発生モジュールと、前記信号発生モジュールが発生した信号に基づいて前記一つの空中線装置に励振信号を出力する送信ユニットと、前記受信励振部の前記信号発生モジュールと前記送信ユニット間に挿入され、前記信号発生モジュールと前記送信ユニット間の信号経路を切り替える信号切替モジュールとを含む、レーダ装置。
  2. 前記信号切替モジュールは、前記複数の受信励振部の少なくとも一つの受信励振部の送信ユニットに、一つの信号発生モジュールが発生した信号が供給されるように、切替制御される、請求項1に記載のレーダ装置。
  3. 前記信号切替モジュールは、前記複数の受信励振部のうち少なくとも二つの受信励振部の送信ユニットに、一つの信号発生モジュールが発生した信号が供給されるように、切替制御される、請求項1又は請求項2に記載のレーダ装置。
  4. 前記信号切替モジュールは、前記複数の受信励振部の全ての受信励振部の送信ユニットに、一つの信号発生モジュールが発生した信号が供給されるように、切替制御される、請求項1又は請求項2に記載のレーダ装置。
  5. 複数の空中線装置と、前記複数の空中線装置ごとに設けられた複数の受信励振部とを有し、前記受信励振部の夫々は、一つの空中線装置のための信号を発生する信号発生モジュール、及び前記信号発生モジュールが発生した信号に基づいて前記一つの空中線装置に励振信号を出力する送信ユニットと、前記受信励振部の前記信号発生モジュールと前記送信ユニット間に挿入され、前記信号発生モジュールと前記送信ユニット間の信号経路を切り替える信号切替モジュールとを含む、レーダ装置の制御方法であって、
    前記複数の受信励振部の少なくとも一つの受信励振部の送信ユニットに、一つの信号発生モジュールが発生した信号が供給されるように制御するレーダ装置の制御方法。
  6. 前記複数の受信励振部のうち少なくとも二つの受信励振部の送信ユニットに、一つの信号発生モジュールが発生した信号が供給されるように制御する、請求項5に記載のレーダ装置の制御方法。
  7. 前記複数の受信励振部の全ての受信励振部の送信ユニットに、一つの信号発生モジュールが発生した信号が供給されるように制御する、請求項5に記載のレーダ装置の制御方法。
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