JP6745201B2 - リクライニング装置 - Google Patents

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本発明は、リクライニング装置に関する。
特許文献1に記載の車両用シートのリクライニング装置が知られている。特許文献1に記載のリクライニング装置は、第一部材と、ポールと、第二部材と、カムとを備えている。
第一部材は、内筒面に円周方向に沿って内歯が形成され、一方の面が開放面となった有底円筒状である。ポールは、第一部材の内歯と噛合可能な外歯を有している。第二部材は、第一部材の開放面側に積層され、第一部材に対して円周方向に相対回転可能に設けられている。第二部材には、外歯が内歯と噛合するロック位置と、外歯が内歯から離れたアンロック位置の間でポールを案内するポールガイドが形成されている。カムは、第一部材と第二部材との間で回転可能に設けられ、外歯が内歯に噛合する方向にポールを移動させる。ポールの外歯が第一部材の内歯に噛合することにより、第一部材と第二部材との相対回転が禁止される。
特開2010−022400号公報
特許文献1に記載のリクライニング装置は、第二カムを備えている。第二カムは、ロック位置にあるポールをポールガイドに押しつけ、ロック位置にあるポールとポールガイド間のガタをなくす。これにより、ロック位置にあるポールとポールガイド間のガタをなくし、シートバックのガタを防止している。
しかし、特許文献1に記載のリクライニング装置は、第2カムを備えており、リクライニング装置の部品点数が増え、リクライニング装置の質量が増加してしまう。また、第2カムは一般的にかなり小さい部品のため、加工が困難である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、ポールをポールガイドに押しつける第2カムが不要なリクライニング装置を提供することにある。
本発明によれば、
内筒面に円周方向に沿って内歯が形成され、一方の面が開放面となった有底円筒状の第一部材と、
前記内歯と噛合可能な外歯を有したポールと、
前記第一部材の開放面側に積層され、前記第一部材と前記円周方向に相対回転可能に設けられた第二部材と、
前記第一部材と前記第二部材との間で、回転可能に設けられ、前記外歯が前記内歯に噛合する方向に前記ポールを移動させるカムと、
前記カムを付勢し、前記外歯が前記内歯に噛合する方向に前記ポールを移動させるばねと、
を有するリクライニング装置であって、
前記ポールの前記外歯が前記第一部材の前記内歯に噛合することにより、前記第一部材と前記第二部材との相対回転が禁止されたロック状態となり、
前記第二部材には、前記外歯が前記内歯に噛合するロック状態となるロック位置と、前記外歯が前記内歯から離れたアンロック状態となるアンロック位置の間で前記ポールを少なくとも径方向に案内するポールガイドが形成されており、
前記ポールガイドは、第一ポールガイドと第二ポールガイドとを有し、
前記第一ポールガイドと前記第二ポールガイドとの間で前記ポールは移動し、
前記ポールと前記第一ポールガイドとの間に、前記ポールが案内される方向に沿って漸次減少するとともに、前記ばねの一方の端部が挿入されるくさび状の空間が設けられており、
前記ばねの一方の端部が直接前記くさび状の空間に食い込むことで前記ポールを前記第二ポールガイドに向かって押圧し、
当該リクライニング装置が取り付けられるシートバックが前方に倒れる回転方向を順方向と定義した場合に、前記第一ポールガイドは前記ポールの前記順方向側に位置し、前記第二ポールガイドは前記ポールの前記順方向と逆の逆方向側に位置している、リクライニング装置が提供される。
本発明に係るリクライニング装置によれば、ばねの一端が直接くさび状の空間に食い込むことでポールを第二ポールガイドに向かって押圧しているので、特許文献1に記載の第二カムが不要になる。
また、乗員がシートバックにもたれる際は、リクライニング装置にシートバックを後方に倒す回転方向(逆方向)に力が作用する。そこで、本発明に係るリクライニング装置においては、ばねの一方の端部は、ポールを、ポールの逆方向に位置する第二ポールガイドに向けて押圧する。これにより、ばねは、常にポールと第二ポールガイドとの間のガタが生じていない状態を保つことができる。乗員がシートバックにもたれる際に、ポールと第二ポールガイドとの間にガタが生じていないので、乗員がガタを感じることがない。
本実施形態のリクライニング装置の分解斜視図である。 図1の矢印II方向から見た分解斜視図である 図1のリクライニング装置の部品を組み付け、ポールガイド以外の第二部材を除いた状態で、矢印III方向から見たロック時の正面図である。 図3においてアンロック時の正面図である。 図3において、第二部材を組み付けた状態における切断線V−Vでの断面図である。 図3のVI部分の拡大図である。 本実施形態のリクライニング装置が設けられたシートの構成図である。
図面を用いて実施形態を説明する。
最初に、図7を用いて、本実施形態のリクライニング装置が設けられたシートの説明を行う。シート1は、着座者の臀部を支持するシートクッション2と、シートクッション2に対して前後方向に傾動可能に設けられ、着座者の背部を支持するシートバック3とからなっている。4はシートバック3の傾動の回転軸(O)上に設けられ、シートバック3の傾動を許可/禁止するリクライニング装置である。
また、このリクライニング装置4は、前傾れ状態から後ろ倒れ状態で傾動可能である。そして、初段ロック状態から後ろ倒れ状態までの間及び前傾れ状態では、シートバック3の傾動を許可/禁止可能となっているが、初段ロック状態から前傾れ状態までの間では、ロック解除保持機構(詳細は後述)により、ロック解除保持状態となり、操作レバーを操作しなくても、シートクッションの傾動が可能となっている。
本実施形態のリクライニング装置は、シートの左右に設けられ、構造は同じであるので、以下、一方の側のリクライニング装置4を説明する。なお、リクライニング装置4は、シートの左右のどちらか一方にだけ設けてもよい。
図1−図6を用いて、リクライニング装置4の説明を行う。図1は本実施形態のリクライニング装置の分解斜視図、図2は図1の矢印II方向から見た分解斜視図、図3は図1のリクライニング装置の部品を組み付け、ポールガイド以外の第二部材を除いた状態で、矢印II方向から見たロック時の正面図、図4は図3においてアンロック時の正面図、図5は図3において、第二部材を組み付けた状態における切断線V−Vでの断面図、図6は図3のVI部分の拡大図である。
最初に、図1、図2を用いて、全体構成を説明する。
シートバック3側に設けられるラチェット(第一部材)21は、円板状の板材をプレスにより半抜加工した有底円筒状で、円形凹部21aが形成されている。この円形凹部21aの内周面には、内歯23が円周方向に形成されている。また、円形凹部21aの中心には、シートバック3の傾動の回転軸(図1、図2において軸O)に沿って配置されるシャフト(図示せず)が遊挿される貫通した穴21bが形成されている。尚、本実施形態の図示しないシャフトの断面形状は、小判形とした。
シートクッション2側に設けられるベースプレート(第二部材)25も、ラチェット21と同様に円板状の板材をプレスにより半抜加工して形成され、円形凹部25aが形成されている。この円形凹部25aの径は、ラチェット21の外径より若干大きく設定されている。そして、円形凹部25aに、ラチェット21が嵌め込まれ、ベースプレート25とラチェット21とは相対回転可能となっている。また、ベースプレート25の中心には、図示しないシャフトが遊挿される貫通した穴25bが形成されている。
ラチェット21の外周部と、ベースプレート25の外周部とは、リング状の外周リング27により挟持され、ラチェット21とベースプレート25とは、相対回転の軸O方向に分離されることなく、相対回転可能に保持されている。
ラチェット21の円形凹部21aとベースプレート25の円形凹部25aとが形成する空間には、カム31が配置される。カム31の中心には、図示しないシャフトが嵌合する小判穴31aが形成されている。そして、図示しないシャフトとカム31とは一体となって回転する。このため、この図示しないシャフトは、シートの両側部に設けられたリクライニング装置のうちの一方のリクライニング装置のカム31の動きを他方のリクライニング装置のカムへ伝達する伝達部材となっている。又、カム31には、ラチェット21方向に突出する3つの突部31cが形成されている。更に、カム31の外周部には、周方向に沿って3つの第一突部31dと、3つの第二突部31eとが交互に形成されている。更に、カム31には、後述する3つの線細工ばね51が係合する3つの穴31fが形成されている。
カム31とラチェット21の円形凹部21aとの間には、レリーズプレート(レリーズカム)33が配置される。このレリーズプレート33には、カム31の3つの突部31cが係合する穴33aが形成されている。この突部31cと穴33aの係合により、カム31とレリーズプレート33とは一体となって回転する。又、レリーズプレート33の中心部には、穴33eが形成されている。穴33eは、図示しないシャフトが遊挿される円形穴部33fと、円形穴部33fの周部から径方向に延びる3つの突出穴33gとからなっている。突出穴33gは軸Oを中心とする円周方向において略120°ピッチで配置されている。また、突出穴33gの幅および径方向の長さは、後述するばねの径より大きく設定されている。
レリーズプレート33とベースプレート25の円形凹部25aとの間には、軸Oを中心とする円周方向に沿って3つのポール41が配置されている。尚、本実施形態では、ポール41は、軸Oを中心とする円周方向において略120°ピッチで配置されている。ポール41の内歯23と対向する面には、内歯23に噛合可能な外歯41aが形成されている。ポール41の外歯41aが設けられた面と反対側の面には、カム31の第一突部31dが当接可能な第一被当接部41bと、カム31の第二突部31eが当接可能な第二被当接部41cとが形成されている。
ベースプレート25の円形凹部25aには、相対回転の軸Oを中心とする円の周方向に沿って、120°ピッチで3つのポールガイド突部37(ポールガイド)が形成されている。隣接する2つのポールガイド突部37により、各ポール41は相対回転の軸Oを中心とする円の径方向にのみ移動可能となっている。即ち、ポールガイド突部37は、外歯41aがラチェット21の内歯23と噛合するロック状態となるロック位置,外歯41aがラチェット21の内歯23から離れたアンロック状態となるアンロック位置の間で、ポール41を案内する。
ポール41のレリーズプレート33と対向する面には、レリーズプレート33方向に突出する突部41dが形成されている。レリーズプレート33には、これらポール41の突部41dが係合するカム穴33bが形成されている。このカム穴33bには、ポール41の突部41dが当接する傾斜面が形成され、レリーズプレート33が図1、図2において矢印T方向と逆方向に回転すると、ポールガイド突部37に沿って、ポール41の外歯41aがラチェット21の内歯23より離れる方向(アンロック位置方向)にポール41を移動させる形状に設定されている。
レリーズプレート33とラチェット21の円形凹部21aとの間には、略C状に湾曲された3つの線細工ばね51が配置される。
ここで、本実施形態のポール41をアンロック位置に保持するロック解除保持機構の説明を行う。
図1に示すように、ラチェット(第一部材)21の内歯23より底面の内筒面には、相対回転の軸Oに向かって突出し、円周方向に沿った円弧状のガイド61が形成されている。ガイド61は、相対回転の軸Oに向かっての突出量が異なる2種類の円弧状突部からなっている。第一の円弧状突部は、中心角がリクライニング装置のロック解除保持状態の角度と同じ3つの小径部61aである。第二の突出部はこれら3つの小径部61aの間に、径方向の突出量が小径部61aより小さい3つの大径部61bである。
図2に示すように、ポール41には、ラチェット21の円弧状のガイド61(小径部61a,大径部61b)に当接可能な突部41eが形成されている。
そして、大径部61bの突出量は、ポール41の突部41eがラチェット21のガイド61の大径部61bに対向する状態で、ポール41の外歯41aがラチェット21の内歯23に噛合可能な突出量に設定されている。一方、小径部61aの突出量は、ポール41の突部41eがラチェット21のガイド61の小径部61aに対向する状態で、ポール41の外歯41aがラチェット21の内歯23に噛合不可能な突出量に設定されている。
よって、本実施形態では、ラチェット(第一部材)21のガイド61の小径部61aと、ポール41の突部41eとで、ポール41をアンロック位置に保持するロック解除保持機構が形成されている。
次に、本実施形態の発明部分を図1、図6を用いて説明する。
ポール41の側部を挟むように設けられた隣接する2つのポールガイド突部37には、それぞれ、ポール41の一方の側面と対向する第一ポールガイド37aと、ポール41の他方の側面と対向する第二ポールガイド37bとが形成されている。これら第一ポールガイド37aと第二ポールガイド37bは、ポール41を径方向に移動可能に支持している。
第一ポールガイド37aと対向するポール41のポール壁部41fと、ポール41と対向する第一ポールガイド37aのポールガイド壁部37cとの間に、両壁部の間隔がポール41が案内される方向(相対回転の軸Oを中心とする円の径方向)に沿って漸次減少するくさび状の空間Sが形成されている。
本実施形態では、第一ポールガイド37aに、ポールガイド壁部37c、ポール壁部41fに対して傾斜した底面を有し、相対回転の軸Oに向かうに従って相対回転の軸Oを中心とする円の周方向の幅が漸次狭くなる切り欠き37dを設けることで、くさび状の空間Sを形成した。
3つの線細工ばね51の一方の端部側には、ベースプレート25側に折曲された第一端部51aが形成され、他方の端部側には、ベースプレート25側に折曲された第二端部51bが形成されている。
そして、線細工ばね51は、弾性変形した状態で、その第一端部51aは、レリーズプレート33の穴33eの突出穴33gを通り、カム31に形成された穴31fに係合し、第二端部51bは、くさび状の空間Sに挿入されている。
図6に示すように、線細工ばね51の弾性反発力により、線細工ばね51の第一端部51aは、カム31の穴31fの内壁面を力Fで押圧し、カム31は、第一突部31d、第二突部31eが、それぞれポール41の第一被当接部41b、第二被当接部41cに当接する方向(一方の方向)に付勢されている。
又、くさび状の空間Sに挿入された第二端部51bは、ポール41のポール壁部41fを力F’で直接押圧する。F’の分力F1’は、ポール41と第二ポールガイド37bとのガタをなくす方向にポール壁部41fを押圧している。又、F’の分力F2’は、線細工ばね51の第二端部51bをポール41のアンロック位置方向であるくさび状の空間Sに食い込む方向に付勢している。
更に、本実施形態では、レリーズプレート33の周縁には、3つの凸部33hと3つの凹部33iとが、交互に形成されている。更に、ポール41の外歯41aがラチェット21の内歯23aに噛合するロック状態では、線細工ばね51の第二端部51bとレリーズプレート33の凹部33iとが対向するように、レリーズプレート33の凸部33hと凹部33iとは形成されている。
ここで、上記構成のリクライニング装置の作動を説明する。
通常、線細工ばね51の弾性反発力により、カム31を介して、ベースプレート25に設けられたポール41は、外歯41aが、ラチェット21の内歯23に噛合したロック位置にあり、ラチェット(第一部材)21とベースプレート(第二部材)25との相対回転は禁止され、シートバックはシートクッションに対して回転ができない状態(ロック状態)にある。
線細工ばね51の付勢力に抗して、カム31を操作して、他方の方向(矢印Tと逆の方向)に回転させると、カム31の突部31cとレリーズプレート33の穴33aの係合関係から、レリーズプレート33も共に回転する。最初に、線細工ばね51の第二端部51bと対向するレリーズプレート33の周縁が凹部33iから凸部33hに移行する。くさび状の空間Sに食い込む方向に付勢された線細工ばね51の第二端部51bはレリーズプレート33の凸部33hにより、くさび状の空間Sに食い込む方向と逆方向に引き抜かれ、線細工ばね51によるポール壁部41fへの押圧が弱くなる。
更に、レリーズプレート33が回転すると、ポール41の突部41dが係合するレリーズプレート33のカム穴33bの傾斜面により、ポール41は、外歯41aとラチェット21の内歯23との噛合が解除されたアンロック位置に移動し、ラチェット(第一部材)21とベースプレート(第二部材)25との相対回転が可能となり、シートバックはシートクッションに対して回転可能となる。
カム31への操作力を解除すると、線細工ばね51の付勢力により、カム31、レリーズプレート33は元位置に復帰し、線細工ばね51の第二端部51bと対向するレリーズプレート33の周縁が凸部33hから凹部33iに移行し、ポール41の外歯41aがラチェット21の内歯23に噛合し、ラチェット(第一部材)21とベースプレート(第二部材)25との相対回転は禁止され、再びロック状態となる。
本実施形態によれば、以下のような効果が得られる。
ポール41の第一ポールガイド37aと対向するポール壁部41fと、第一ポールガイド37aのポール41と対向するポールガイド壁部37cとの間、即ち、ポール41と第一ポールガイド37aとの間に、両壁部の間隔がポール41が案内される方向(相対回転の軸Oを中心とする円の径方向)に沿って漸次減少するくさび状の空間Sを設け、線細工ばね51の第二端部51bは、くさび状の空間Sに挿入され、ポール41のポール壁部41fを力F’で押圧する。そして、F’の分力F1’は、ポール41と第二ポールガイド37bとのガタをなくす方向にポール壁部41fを押圧している。よって、ポール41とポールガイド突部37(ポールガイド)とのガタがなくなり、シートバックのガタを防止でき、従来必要であったポールをポールガイドに押しつける第二カムが不要となる。
レリーズプレート33は、ポール41をアンロック位置方向へ移動させる前に、線細工ばね51の第二端部51bをくさび状の空間Sに食い込む方向と逆方向に引き抜くことにより、線細工ばね51によるポール壁部41fへの押圧が弱くなり、ポール41をスムーズにアンロック位置方向へ移動できる。
第一ポールガイド37aに、相対回転の軸Oに向かうに従って相対回転の軸Oを中心とする円の周方向の幅が漸次狭くなる切り欠き37dを設けることで、くさび状の空間Sを形成した。即ち、ポール41に切り欠きを形成しないので、ポール41の強度低下を防止できる。
図7に示すように、リクライニング装置4が取り付けられるシートバック3の上部が前方に倒れる回転方向を順方向と定義する。順方向とは逆の回転方向を逆方向と定義する。図6に示したように、第一ポールガイド37aはポール41の順方向側に位置している。第二ポールガイド37bはポール41の逆方向側に位置している。
本実施形態のリクライニング装置4によれば、線細工ばね51の第二端部51bが直接くさび状の空間Sに食い込むことでポール41を第二ポールガイド37bに向かって押圧しているので、特許文献1に記載の第二カムが不要になる。
また、乗員がシートバック3にもたれる際は、リクライニング装置4にシートバック3を後方に倒す回転方向(逆方向)に力が作用する。そこで、本実施形態に係るリクライニング装置4においては、線細工ばね51の第二端部51bは、ポール41を、ポール41の逆方向に位置する第二ポールガイド37bに向けて押圧する。これにより、線細工ばね51は、常にポール41と第二ポールガイド37bとの間のガタが生じていない状態を保つことができる。乗員がシートバック3にもたれる際に、ポール41と第二ポールガイド37bとの間にガタが生じていないので、乗員がガタを感じることがない。
21 ラチェット(第一部材)
25 ベースプレート(第二部材)
31 カム
37 ポールガイド突部(ポールガイド)
37a 第一ポールガイド
37b 第二ポールガイド
41 ポール
51 線細工ばね

Claims (1)

  1. 内筒面に円周方向に沿って内歯が形成され、一方の面が開放面となった有底円筒状の第一部材と、
    前記内歯と噛合可能な外歯を有したポールと、
    前記第一部材の開放面側に積層され、前記第一部材と前記円周方向に相対回転可能に設けられた第二部材と、
    前記第一部材と前記第二部材との間で、回転可能に設けられ、前記外歯が前記内歯に噛合する方向に前記ポールを移動させるカムと、
    前記カムを付勢し、前記外歯が前記内歯に噛合する方向に前記ポールを移動させるばねと、
    を有するリクライニング装置であって、
    前記ポールの前記外歯が前記第一部材の前記内歯に噛合することにより、前記第一部材と前記第二部材との相対回転が禁止されたロック状態となり、
    前記第二部材には、前記外歯が前記内歯に噛合するロック状態となるロック位置と、前記外歯が前記内歯から離れたアンロック状態となるアンロック位置の間で前記ポールを少なくとも径方向に案内するポールガイドが形成されており、
    前記ポールガイドは、第一ポールガイドと第二ポールガイドとを有し、
    前記第一ポールガイドと前記第二ポールガイドとの間で前記ポールは移動し、
    前記ポールと前記第一ポールガイドとの間に、前記ポールが案内される方向に沿って漸次減少するとともに、前記ばねの一方の端部が挿入されるくさび状の空間が設けられており、
    前記ばねの一方の端部が直接前記くさび状の空間に食い込むことで前記ポールを前記第二ポールガイドに向かって押圧し、
    当該リクライニング装置が取り付けられるシートバックが前方に倒れる回転方向を順方向と定義した場合に、前記第一ポールガイドは前記ポールの前記順方向側に位置し、前記第二ポールガイドは前記ポールの前記順方向と逆の逆方向側に位置している、リクライニング装置。
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