JP6745026B1 - 監視カメラ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温環境下での装置の安定的な撮影が可能な監視カメラ装置を提供すること。【解決手段】本発明は、高温環境下にある装置を監視するために用いられる監視カメラ装置Aであって、監視カメラ1と、監視カメラ1が内蔵されたハウジング部3と、ハウジング部3内にエアを導入するための冷却用エア管8と、を備え、ハウジング部3が、円筒状の本体部31と、該本体部31の後端に取り付けられた後蓋部7とを有し、後蓋部7に冷却用エア管8が取り付けられている監視カメラ装置Aである。【選択図】図1

Description

本発明は、監視カメラ装置に関し、更に詳しくは高温環境下であっても安定的に装置の撮影が可能な監視カメラ装置に関する。
様々な産業分野においては、装置の使用を継続することで当該装置に汚れが付着する場合がある。また、装置は高温環境下等の劣悪な環境で用いられる場合がある。
例えば、抄紙機のドライヤーパートにおいては、使用を継続することで、ドライヤーロール等の装置に、パルプ原料(古紙パルプ含む)由来のピッチ(汚染物)が付着する場合がある。
装置を監視するカメラ装置としては、湿紙汚染や断紙の発生箇所を監視する監視システムが知られている。
例えば、走行する紙を静止した二次元画像として取りこむビディオカメラと、同ビディオカメラの出力を受けるA/Dコンバータと、同A/Dコンバートの出力を受けるメモリと、同メモリに接続され、同メモリへ呼び出し指令を出してその情報を入力し、周波数分析や標準偏差処理による地合解析を行う第1の画像信号処理装置と、同第1の画像信号処理装置の呼び出し指令により上記メモリからディジタル情報を受けとり紙の欠陥の解析を行う第2の画像信号処理装置と、同じく上記メモリからディジタル情報を受けとり紙のストリークの解析を行う第3の画像信号処理装置と、上記第1ないし第3の画像信号処理装置の出力、ならびに抄紙機のジェット速度、ワイヤ速度、および原料濃度の信号を受け、同ジェット速度、ワイヤ速度および原料濃度と地合指標、およびストリークとの間の相関解析を行う演算装置と、同演算装置につながれその出力を表示する表示装置とを備えてなる紙の品質モニタリング装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特公平07−122616号公報
ところで、抄紙工程のドライヤーパートにおいては、ドライヤーロール、カンバス、カンバスロールが覆われたドライヤーフード内部で湿紙の乾燥が行われる。このとき、湿紙は高速で搬送されるため、汚染物が飛散し、湿紙のみならず、ドライヤーフード内部の装置にも付着する恐れがある。ちなみに、ドライヤーフード内部の装置に汚染物が付着すると、それが落下したり、湿紙に転移する等して、結果的に湿紙汚染を引き起こしたり、断紙の原因となったりすることになる。
しかしながら、ドライヤーフード内部は、高温となっているため、一般的な監視カメラで撮影することは困難である。
なお、上記特許文献1記載の品質モニタリング装置においては、完成品である紙がビディオカメラで撮影されるものであり、高温環境下にある抄紙機のドライヤーフード内部の監視には適さない。
仮に、上記ビディオカメラを、抄紙機のドライヤーフード内部の撮影に用いると、高温によりビディオカメラにエラーが発生し、監視のための撮影を継続することができなくなる場合がある。
ちなみに、抄紙機以外の産業分野において高温環境下で用いられる装置についても、同様のことが言える。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、高温環境下にある装置の撮影を可能とし、安定的な撮影が可能な監視カメラ装置を提供することを目的とする。
本発明者等は、監視カメラをハウジング部に内蔵すると共に、該ハウジング部に冷却用のエアを導入する構成とすることにより、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、(1)高温多湿環境下にある装置を監視するために用いられる監視カメラ装置であって、監視カメラと、監視カメラが内蔵された内側ハウジング部と、内側ハウジング部が内蔵されたハウジング部と、ハウジング部内に冷却用のエアを導入するための冷却用エア管と、を備え、内側ハウジング部が内開口部を有し、監視カメラが内開口部に挿入されて支持されており、ハウジング部が、円筒状の本体部と、本体部の後端に取り付けられた後蓋部と、本体部の前端に取り付けられた前蓋部と、を有し、前蓋部には開口部が設けられており、後蓋部に冷却用エア管が取り付けられ、ハウジング部及び内側ハウジング部の間には隙間部が設けられており、冷却用エア管によりハウジング部内に導入された冷却用のエアが隙間部を流通し、内開口部における監視カメラの前方に吹き付けられ、開口部から放出される監視カメラ装置に存する。
本発明は、(2)後蓋部が内側ハウジング部を支持している上記(1)記載の監視カメラ装置に存する。
本発明は、(3)監視カメラのレンズにレンズカバーが取り付けられており、内側ハウジング部が内開口部を有し、レンズカバーが内開口部に挿入されて支持されている上記(1)又は(2)記載の監視カメラ装置に存する。
本発明は、(4)内側ハウジング部には、ステージ部が設けられており、監視カメラが、内側ハウジング部の内壁に接しないように、ステージ部に載置されており、ステージ部の熱伝導率が0.3以上である上記(1)〜(3)いずれか1つに記載の監視カメラ装置に存する。
本発明は、(5)本体部には周方向に沿って断熱材が埋設されており、断熱材が、ガラスウール、発泡スチロール、発泡ウレタン及びエアロゲルからなる群より選ばれる少なくとも1つである上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の監視カメラ装置に存する。
本発明は、(6)後蓋部に取り付けられた吹付用エア管、及び、吹付用エア管の先端に取り付けられたノズル部、からなるエア吹付部を更に備え、監視カメラのレンズにレンズカバーが取り付けられており、吹付用エア管がハウジング部を回り込んでハウジング部の前方へ延出しており、ノズル部が、監視カメラの少なくとも前方にエアを吹き付け可能となっている上記(1)〜(5)いずれか1つに記載の監視カメラ装置に存する。
本発明は、(7)温度60℃かつ露点温度45℃以上の高温環境下にある抄紙機のドライヤーフード内部で用いられる上記(1)〜(6)のいずれか1つに記載の監視カメラ装置に存する。
本発明の監視カメラ装置においては、監視カメラが内蔵されたハウジング部を備えることにより、監視カメラに汚染物が付着すること、及び、監視カメラに熱が伝わることを極力防止することができる。
このとき、本発明の監視カメラ装置においては、ハウジング部に取り付けられた冷却用エア管からハウジング部内に冷却用のエアが導入されるので、ハウジング部内を冷却することができる。また、導入されるエアにより、汚染物がハウジング部内に侵入することを抑制することができる。
これらのことにより、本発明の監視カメラ装置によれば、高温環境下においても抄紙機のドライヤーフード内部に対して、安定的な撮影をすることが可能となる。
本発明の監視カメラ装置においては、ハウジング部の後蓋部に冷却用エア管が取り付けられていることにより、ハウジング部の内部全体に効率的に冷却用のエアを流通させることが可能となる。
本発明の監視カメラ装置においては、前蓋部に開口部を設けることにより、冷却用のエアは、後蓋部側から流入され、当該開口部から放出されることになる。すなわち、冷却用のエアは、循環することなく、一方向的に流通することになる。
このことにより、監視カメラ装置においては、新鮮な冷却用のエアによって監視カメラを常時冷却することが可能となる。また、冷却用のエアが監視カメラ装置の前方に放出されるため、汚染物がハウジング部の前方からハウジング部内に侵入することをより防止することができる。その結果、監視カメラの前側に位置するレンズ等に汚染物が付着することを防止することが可能となる。
本発明の監視カメラ装置においては、ハウジング部に内蔵された内側ハウジング部を更に備え、監視カメラを内側ハウジング部に内蔵させることにより、監視カメラの外側に、ハウジング部と内側ハウジング部との二重構造が存在することになる。
これにより、監視カメラに熱が伝わることをより効率的に防止することができる。また、監視カメラに汚染物が付着することをより効率的に防止することができる。
このとき、ハウジング部及び内側ハウジング部の間に隙間部を設けることにより、ハウジング部と内側ハウジング部との間には熱伝導率の低い空気層が形成されるので、ハウジング部の外部からの熱が監視カメラに伝わることを更に効率的に防止することができる。なお、隙間部を設けない場合は、ハウジング部に伝わった熱が、内側ハウジング部に伝わる場合がある。
本発明の監視カメラ装置においては、監視カメラを、内側ハウジングの内壁に接しないように、ステージ部に載置することにより、内側ハウジング部と監視カメラの接触面積を極力小さくすることができる。これにより、仮に内側ハウジング部に熱が伝わったとしても、その熱が監視カメラに伝わることを防止することができる。
本発明の監視カメラ装置においては、本体部の周方向に沿って断熱材を埋設することにより、ハウジング部自体が熱を帯びることを抑制することができる。これにより、外部からの熱がハウジング部に内蔵された監視カメラに伝わることをより防止することができる。
本発明の監視カメラ装置においては、エア吹付部が、監視カメラの少なくとも前方にエアを吹き付け可能となっているので、監視カメラの前側に位置するレンズ等に汚染物が付着することをより防止することができる。
本発明の監視カメラ装置においては、例えば、抄紙機のドライヤーフード内部のように、温度45℃以上の高温環境下で好適に用いられる。
図1は、本実施形態に係る監視カメラ装置を示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係る監視カメラ装置を分解して示す斜視図である。 図3は、本実施形態に係る監視カメラ装置を示す側面断面図である。 図4は、本実施形態に係る監視カメラ装置を示す正面図である。 図5は、監視カメラシステムにおいて、本実施形態に係る監視カメラ装置が取り付けられる抄紙機の装置を説明するための模式図である。 図6は、他の実施形態に係る監視カメラ装置を示す斜視図である。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
本発明の監視カメラ装置Aは高温環境下の装置の監視に用いられるものである。用いられる産業分野として、製紙、製鉄、食品製造等の各種製造分野があり得る。
監視カメラ装置Aは、温度60℃以上、更には80℃以上の環境下でも好適に用いられる。また、高温環境下に加え、露点温度45℃以上、更には露点温度60℃以上の多湿環境下でも好適に用いられる。
監視カメラ装置Aは、例えば、抄紙機のドライヤーフード内部に設置され、当該ドライヤーフード内部を監視するために用いられる。なお、ドライヤーフード内部の構成については、後述する。
ここで、抄紙機のドライヤーフード内部は、一般に、少なくとも、温度45℃以上の環境下となっている。ちなみに、一般的な監視カメラの耐久温度は45℃以下である。
監視カメラ装置Aは、このような環境下での安定的な撮影を可能とし、湿紙汚染や断紙の発生箇所を監視することを可能とするものである。
図1は、本実施形態に係る監視カメラ装置Aを示す斜視図である。
図1に示すように、監視カメラ装置Aは、図示しない監視カメラと、該監視カメラが内蔵されたハウジング部3と、該ハウジング部3内に冷却用のエアを導入するための冷却用エア管8と、該ハウジング部3に取り付けられたエア吹付部5と、ハウジング部3を固定するためのフレーム91と、ハウジング部3の下方に設けられた受け部92とを備える。
このように、監視カメラ装置Aにおいては、監視カメラ1がハウジング部3に内蔵されており、且つ、ハウジング部3内に冷却用エア管8により冷却用のエアを導入することが可能となっている。これにより、監視カメラ装置Aは、高温環境下での撮影が可能となる。
また、監視カメラ装置Aにおいては、エア吹付部5により、監視カメラ1の少なくとも前方にエアを吹き付けることが可能となっている。これにより、監視カメラ1の前側に位置するレンズ等に汚染物が付着することをより防止することができる。
なお、本明細書において、汚染物としては、空気中に浮遊するピッチや紙粉等が挙げられる。
図2は、本実施形態に係る監視カメラ装置Aを分解して示す斜視図であり、図3は、本実施形態に係る監視カメラ装置Aを示す側面断面図である。なお、図2において、点線は、それぞれの部材の接続関係を示す。また、本明細書において、監視カメラAの撮影方向を前方(図3の紙面左側)とし、その反対方向を後方(図3の紙面右側)とする。
図2及び図3に示すように、監視カメラ装置Aにおいては、ハウジング部3に内側ハウジング部4が内蔵されており、内側ハウジング部4に監視カメラ1が内蔵されている。すなわち、監視カメラ1は、その外側に、ハウジング部3と内側ハウジング部4との二重構造が存在することになる。
監視カメラ装置Aにおいて、監視カメラ1は、公知の物を適宜採用し得る。
また、監視カメラ1のレンズには、当該レンズを保護するためのレンズカバー1aが取り付けられている。なお、かかるレンズカバーは、ズーム機能、ブレ防止機能、シャインプルーフ機能等を備えていてもよい。
監視カメラ1は、図示しない通信手段を備えており、該通信手段により、撮影した映像を外部のコンピュータへ送信することが可能となっている。これにより、抄紙工程時の抄紙機の装置の状況を、外部のコンピュータで監視することが可能となる。
監視カメラ装置Aにおいて、ハウジング部3は、監視カメラ1及び後述する内側ハウジング部4を内蔵する。すなわち、ハウジング部3は、監視カメラ1を熱や汚染物から保護する機能を発揮する。
ハウジング部3は、円筒状の本体部31と、本体部31の前端に取り付けられる前蓋部6と、本体部31の後端にパッキンを介して取り付けられる後蓋部7とを有する。
本体部31は円筒状であり、その内径が後述する内側ハウジング部4を収容可能な大きさとなっている。
ここで、本体部31は、熱伝導率1.0以下、好ましくは、0.3以下の素材からなることが好ましい。この場合、外部の熱が、ハウジング部3内に伝わることを抑制することが可能となる。
本体部31を構成する素材としては、特に限定されないが、例えば、ニッケル、鉄、ステンレス等が挙げられる。これらの中でも、かかる素材は、ステンレスが好適に用いられる。
本体部31は、その周方向に添って断熱材32が埋設されている。これにより、本体部31自体が熱を帯びることを抑制することができる。また、外部からの熱が内側ハウジング部4及びこれに内蔵された監視カメラ1に伝わることをより防止することができる。
かかる断熱材32としては、特に限定されないが、例えば、ガラスウール、発泡スチロール、発泡ウレタン、エアロゲル等が挙げられる。
前蓋部6は、本体部31の前端の形状に合致する円盤状であり、その略中央に開口部61が設けられている。すなわち、前蓋部6は、ドーナツ状となっている。
開口部61は、監視カメラ1のレンズに対応する位置にある。よって、ハウジング部3に内蔵された監視カメラ1は、当該開口部61を通じて外部を撮影するようになっており、また、冷却用エア管8からハウジング部3内に導入された冷却用のエアは、当該開口部61から外部に放出されるようになっている。
なお、かかる開口部61には、撮影を妨げず、且つ、冷却用のエアを放出可能な通気孔を有していれば、ガラス、フィルム等の透明な部材が取り付けられていてもよい。
ここで、開口部61の口径は、5〜100mmであることが好ましい。この場合、開口部61から流出するエアの流速が高速となり、ハウジング部3内へ汚染物が入り込むことをより防止することができる。
前蓋部6を構成する素材は、上述した本体部31の素材と同じものを採用可能である。なお、前蓋部6の素材は、本体部31と同一であっても異なっていてもよい。
後蓋部7は、本体部31の後端の形状に合致する円盤状であり、前方に向けて延出する棒状の支持部71を有している。なお、かかる支持部71は、後述する内側ハウジング部4の内後蓋部4cを支持している。
また、後蓋部7には、貫通穴Hが設けられている。
当該貫通穴Hには、後述するボルテックスクーラーCの取り付け部C1が挿入される。これにより、後蓋部7の後側の面にボルテックスクーラーCが取り付けられる。なお、当該ボルテックスクーラーCには、冷却用エア管8及び吹付用エア管51が取り付けられている。すなわち、後蓋部7には、ボルテックスクーラーCを介して、冷却用エア管8及び吹付用エア管51が取り付けられている。
後蓋部7を構成する素材は、上述した本体部31の素材と同じものを採用可能である。なお、後蓋部7の素材は、本体部31又は前蓋部6と同一であっても異なっていてもよい。
監視カメラ装置Aにおいて、内側ハウジング部4は、ハウジング部3に内蔵され、監視カメラ1を内蔵する。すなわち、内側ハウジング部4は、監視カメラ1を、ハウジング部3を通過した熱や汚染物から保護する機能を発揮する。
内側ハウジング部4は、内本体部4aと、内本体部4aの前端に取り付けられる内前蓋部4bと、内本体部4aの後端に取り付けられる内後蓋部4cとを有する。
内本体部4aは、円筒状であり、内部に監視カメラ1を内蔵可能となっている。
ここで、内本体部4aは、熱伝導率0.3以上、好ましくは、1.0以上の素材からなることが好ましい。この場合、後述する冷却用エア管8から隙間部2へ導入される冷却用のエアによる冷却が、内本体部4a(内側ハウジング部4)内に伝わりやすく、効率的に内本体部4a内部を冷却することが可能となる。
かかる素材としては、特に限定されないが、例えば、銀、銅、金、アルミニウム等が挙げられる。これらの中でも、かかる素材は、アルミニウムが好適に用いられる。
内前蓋部4bは、内本体部4aの前端の形状に合致する円盤状であり、その略中央に内開口部41bが設けられている。すなわち、内前蓋部4bは、ドーナツ状となっている。
なお、内前蓋部4bは、前蓋部6よりも小さくなっているが、内開口部41bは、開口部61と略同一の大きさとなっている。
また、内開口部41bは、監視カメラ1のレンズ及び前蓋部6の開口部61に対応する位置にある。よって、内側ハウジング部4に内蔵された監視カメラ1は、内開口部41b及び開口部61を通じて外部を撮影するようになっている。
なお、かかる内開口部41bには、撮影を妨げないものであれば、空洞であっても、ガラス、フィルム等の透明な部材が取り付けられていてもよい。
ここで、内前蓋部4bは、上述した監視カメラ1のレンズカバー1aが内開口部41bに挿入されることにより、当該レンズカバー1aを支持している。これにより、監視カメラ1のレンズカバー1aの重量が大きい場合であっても、監視カメラ1を確実に固定することが可能となる。
内前蓋部4bを構成する素材は、上述した内本体部4aの素材と同じものを採用可能である。なお、内前蓋部4bの素材は、内本体部4aと同一であっても異なっていてもよい。
内後蓋部4cは、内本体部4aの後端の形状に合致する円盤状であり、前方に向けて延出するステージ部41を有している。
当該ステージ部41には、監視カメラ1が載置される。
したがって、監視カメラ1は、ステージ部41に載置され、且つ、上述した監視カメラ1に取り付けられたレンズカバー1aが内前蓋部4bに支持されることにより、内側ハウジング部4に取り付けられる。
このとき、監視カメラ1は、内本体部4a(内側ハウジング4の内壁)に接しないように、ステージ部41に載置されている。すなわち、監視カメラ1は、ステージ部41にのみ接しており、監視カメラ1と内本体部4aとの間が空間となっている。
これにより、監視カメラ1と内側ハウジング部4との接触面積を極力小さくすることができるので、仮に内本体部4aに熱が伝わったとしても、その熱が監視カメラ1に伝わることを防止することができる。
内後蓋部4cを構成する素材は、上述した内本体部4aの素材と同じものを採用可能である。なお、内後蓋部4cの素材は、内本体部4a又は内前蓋部4bと同一であっても異なっていてもよい。また、内後蓋部4cのうち、ステージ部41のみが別素材であってよい。
ステージ部41は、内本体部4aと同様に熱伝導率0.3以上、好ましくは、1.0以上の素材からなることが好ましい。この場合、後述する冷却用エア管8から隙間部2へ導入される冷却用のエアによる冷却が、内後蓋部4cからステージ部41を介し監視カメラ1へ伝わり、監視カメラ1を冷却することが可能となる。
内後蓋部4cの後側には後蓋部7の支持部71が取り付けられており、該支持部71により、内後蓋部4cが支持されている。すなわち、ハウジング部3は、支持部71により内側ハウジング部4を支持している。
このとき、内本体部4aの外壁と本体部31の内壁との間、内前蓋部4b及び前蓋部6の間、並びに、内後蓋部4c及び後蓋部7との間には、空間である隙間部2が形成される。
かかる隙間部2は、熱伝導率の低い空気層となっているので、仮にハウジング部3に熱が伝わったとしても、その熱が内側ハウジング部4、及びそれに内蔵された監視カメラ1に伝わることを更に効率的に防止することが可能となる。
監視カメラ装置Aにおいて、冷却用エア管8は、一端が図示しないエア供給源に接続されており、他端がボルテックスクーラーCを介して後蓋部7に取り付けられている。
そして、冷却用エア管8の内部は、ボルテックスクーラーCの内部を介してハウジング部3内の隙間部2と連通している。このため、エア供給源から供給される冷却用のエアは、冷却用エア管8から、ハウジング部3内に導入されると、隙間部2を一方向的に流通し、前蓋部6の開口部61から放出されるようになっている。
このように、監視カメラ装置Aにおいては、ハウジング部3内を新鮮な冷却用のエアが流通することになるため、ハウジング部3内に効率良く冷却用のエアを流通させてハウジング部3内を冷却することができると共に、放出されるエアにより、監視カメラ1の前方に汚染物が付着すること、及び、汚染物が開口部61からハウジング部3内に侵入することを抑制することができる。
監視カメラ装置Aにおいて、ボルテックスクーラーCは、取り付け部C1を有しており後蓋部7に設けられた貫通穴Hに当該取り付け部C1を挿入することにより、後蓋部7に取り付けられている。
また、ボルテックスクーラーCは、上述した冷却用エア管8及び吹付用エア管51が取り付けられている。
ボルテックスクーラーCは、流入されたエアを、冷却したエアと、それから排熱されたエアとに分離する機能を発揮する。このため、ボルテックスクーラーCには、エアを導入するための流入口、冷却したエアを流出するための冷却側流出口及び排熱したエアを流出するための排熱側流出口が形成されている。
なお、冷却側流出口は、ボルテックスクーラーCの取り付け部C1に形成されている。このため、取り付け部C1を貫通穴Hに嵌合されることで、冷却側流出口がハウジング部3内に配置されるようになっている。
監視カメラ装置Aにおいては、エア供給源から冷却用エア管8へ供給された冷却用のエアは、流入口を通ってボルテックスクーラーCに流入し、更に冷却されて冷却側流出口から放出されてハウジング部3へ導入される。
また、排熱されたエアは排熱側流出口から放出されてエア吹付部5に供給される。
このように、監視カメラ装置Aにおいては、ボルテックスクーラーCを用いることにより、冷却用エア管8と、吹付用エア管51とのエア供給源を共通とすることができ、ハウジング部3の冷却と、エア吹付部5によるエアの吹き付けを、エネルギー効率高く行うことが可能となる。また、冷却用エア管8と吹付用エア管51との後蓋部7への取り付け構造をシンプルなものとすることができる。
監視カメラ装置Aにおいて、エア吹付部5は、吹付用エア管51、及び、該吹付用エア管51の先端に取り付けられたノズル部52、からなる。なお、吹付用エア管51の後端は、上述したボルテックスクーラーCの排熱されたエアが放出される側に取り付けられる。
したがって、吹付用エア管51は、ボルテックスクーラーCを介して後蓋部7に取り付けられている。
図4は、本実施形態に係る監視カメラ装置Aを示す正面図である。
図4に示すように、吹付用エア管51は、後蓋部7からハウジング部3の上側を回り込んで前方へ延出する構造となっている。これにより、先端のノズル部52が、監視カメラ1の少なくとも前方へエアを吹き付け可能となる。
ノズル部52は、上面視で、先端が広がった扇状となっており、先端に設けられたノズル口52aから吹付用のエアを極力広範囲に吹き付けることが可能となっている。
また、ノズル口52aには、リブが設けられており、ノズル口52aから吹き付けられる吹付用のエアを横方向へ逸らさず前方へ誘導するようになっている。
エア吹付部5は、吹付用エア管51から供給された吹付用のエアを、ノズル部52から、監視カメラ1の前方へ吹き付けるようになっている。なお、監視カメラ1の前方に吹付用のエアを吹き付ける際に、吹付用のエアの一部が、監視カメラ1に直接吹き付けられていてもよい。これにより、監視カメラ1に汚染物が付着することを防止することができる。
本実施形態に係る監視カメラ装置Aは、ハウジング部3の本体部31の略中央を横断するように取り付けられた帯状のフレーム91により固定されている。これにより、抄紙工程において、監視カメラ装置Aに機械的な振動が伝わったとしても、監視カメラ装置Aが落下等することを防止することができる。
また、監視カメラ装置Aのハウジング部3の下方には箱状の受け部92が設けられている。これにより、監視カメラ装置Aの外壁に汚染物が付着した場合、その汚染物が蓄積して落下したとしてもこれを受け止めることができる。その結果、監視カメラ装置Aから汚染物が落下して、湿紙等を汚染させることを防止することができる。
本実施形態に係る監視カメラ装置Aは、抄紙機の監視カメラシステムに用いることができる。すなわち、監視カメラシステムは、抄紙機と、該抄紙機の装置をモニタリングするための監視カメラ装置Aと、該監視カメラ装置Aとネットワークを介して接続された制御装置とを有する。
監視カメラシステムによれば、装置を監視することにより、紙に欠点が発生することを予防することができる。
図5は、監視カメラシステムにおいて、本実施形態に係る監視カメラ装置Aが取り付けられる抄紙機の装置を説明するための模式図である。
図5に示すように、抄紙機は、一般に水中にパルプが分散された液を抄紙用のワイヤー(網)(図示しない)に載せ、余分な水を自然落下させることにより湿紙Xとするワイヤーパート(図示しない)と、湿紙Xを一対のプレスロール11間に通し、フェルト11aを介してプレスロール11で押圧することにより、湿紙X中の水分をフェルト11aに移行させ、これにより湿紙Xを脱水するプレスパートPと、プレスパートPを通過した湿紙Xを、ドライヤーフードDH内部で、カンバス12aを介して、加熱されたドライヤーロール12に接触させることで乾燥させ、紙とするドライヤーパートDと、ブレーカースタックロールにより紙の紙厚及び平滑性を調整し、カレンダーロールにより紙をカレンダー加工するするカレンダーパート(図示しない)と、紙をスプールと呼ばれる棒に巻き取るリールパート(図示しない)と、を有する。
なお、ドライヤーフードDHは、中空状の筐体であり、その内部に、ドライヤーロール12、カンバス12a、カンバス12aを案内するカンバスロール12bが収容されている。
監視カメラ装置Aは、ドライヤーフードDH内部を監視する。
例えば、ドライヤーロール12の表面、カンバス12aの表面、カンバスロール12bの表面を監視する。これらの装置においては、湿紙が直接又は間接的に接触するため、汚染物が付着すると、これが湿紙に転移して湿紙汚染を引き起こす原因となる。
また、ドライヤーフードDHの天井の内部側、付与装置13の表面、カンバス洗浄装置(図示しない)の表面を監視する。これらの装置においては、汚染物が付着すると、これが湿紙や、湿紙が直接又は間接的に接触する装置に落下することにより、同様に湿紙汚染を引き起こす原因となる。
したがって、監視カメラ装置Aによれば、汚染物の付着を早期に発見することができ、湿紙汚染及び断紙を防止し、仮にこれらが発生したとしても、早期に対応することが可能となる。
なお、ドライヤーフードDH内部において、湿紙自体の表面を監視することも当然可能である。
監視カメラシステムにおいて、抄紙機には、装置に薬液を付与するための付与装置13が取り付けられている。
かかる薬液としては、例えば、装置に対して汚染物が付着するのを防止するための汚染防止剤が挙げられる。
制御装置は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、外部記憶装置、入力部及び出力部を備え、通常のコンピュータと同様の構成を備えている。
監視カメラシステムにおいては、監視カメラ装置Aが撮影した映像を、ネットワークを介して受信し、受信した映像を基に、抄紙機の状態、汚染物の発生を検知する。かかる検知は、映像を介して人が目視により行うことも、プログラムにより行うことも可能である。
そして、汚染箇所の発生、またはその兆候が見られる場合、汚染物の種類や量に応じて抄紙機の稼働に対してフィードバック制御を行う。なお、かかるフィードバック制御は、手動によることも、プログラムによる自動制御とすることも可能である。
具体的には、制御装置が、監視対象である装置、あるいはその上流側に位置する付与装置13が付与する汚染防止剤の量を増減させたり、汚染防止剤の種類を変える、或いは新たな薬剤を付与する等の制御を行う。
監視カメラシステムによれば、監視カメラ装置Aを用いることにより、高温環境下で加工が行われる抄紙機のドライヤーフードDH内部に対しても、安定的な監視が可能となり、湿紙汚染や断紙の発生箇所を監視することができる。
また、監視カメラ装置Aを利用することにより、汚染物の種類や数、大きさを監視することができ、それに応じて、制御装置が、付与装置13による汚染防止剤の種類や付与量を調節することができる。その結果、抄紙機の稼働を止めることなく品質を維持することが可能となる。
なお、抄紙機の稼働を停止してメンテナンスを行う必要がある程度の汚染物が発生した場合でも、かかる事態の発生をいち早く発見して、早期の対応を行うことが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
本実施形態の監視カメラ装置Aにおいては、ハウジング部3内に監視カメラ1を1台設置しているが、ハウジング部3内に監視カメラ1を複数台設置し、複数の方向を撮影できるようにすることも可能である。この場合、それぞれの監視カメラ1の撮影方向に応じて、開口部61やエア吹付部5の位置、個数を調整できる。
本実施形態の監視カメラ装置Aにおいて、ハウジング部3の形状は、円筒状であるが、これに限られず、例えば、中空角柱状であってもよい。
本実施形態の監視カメラ装置Aにおいて、監視カメラ1をステージ部41に載置しているが、これに限定されず、例えば、内側ハウジング部4の内部に支持部を設け、これにより支持してもよい。
本実施形態の監視カメラ装置Aにおいて、冷却用エア管8及び吹付用エア管51が後蓋部7に取り付けられているが、これに限定されず、例えば、ハウジング部3の上方等に取り付けられていてもよい。
本実施形態の監視カメラ装置Aにおいて、ハウジング部3の本体部31には断熱材32が埋設されているが必ずしも必須ではない。
また、内側ハウジング部4の内本体部4aのみに断熱材が埋設されていてもよく、本体部31及び内本体部4aの両方に断熱材が埋設されていてもよい。
本実施形態の監視カメラ装置Aにおいては、冷却用エア管8と、吹付用エア管51とがボルテックスクーラーCを介して後蓋部7に取り付けられているが、これに限定されない。
例えば、冷却用エア管8と吹付用エア管51とが、独立して後蓋部7に取り付けられていてもよい。
図6は、他の実施形態に係る監視カメラ装置Aを示す斜視図である。
図6に示すように、冷却用エア管8は後蓋部7に取り付けられており、吹付用エア管51は、後蓋部7から後側へ向かって延出したアームを介して後蓋部7に取り付けられている。この場合、冷却用エア管8と吹付用エア管51とがそれぞれ独立したエア供給源に接続されている。
冷却用エア管8と吹付用エア管51とに独立したエア供給源を用いることにより、それぞれに供給されるエアの温度及び圧力を調整することが容易となる。
本実施形態の監視カメラ装置Aは、抄紙機の装置を監視する例で説明しているが、抄紙機以外の他の産業分野の装置の監視に用いてもよい。
また、本実施形態の監視カメラ装置Aにおいては、抄紙機のドライヤーフードDH内部を監視しているが、ワイヤー(図示しない)、フェルト11a、ブレーカースタックロール(図示しない)、カレンダロール(図示しない)等の監視に用いてもよい。
本発明の監視カメラ装置Aは、抄紙機における装置を監視するための撮影に好適に用いられる。
本発明の監視カメラ装置Aによれば、熱や汚染物から監視カメラ1を保護して、高温環境下での装置の安定的な撮影が可能である。
1・・・監視カメラ
1a・・・レンズカバー
2・・・隙間部
3・・・ハウジング部
31・・・本体部
32・・・断熱材
4・・・内側ハウジング部
41・・・ステージ
4a・・・内本体部
4b・・・内前蓋部
41b・・・内開口部
4c・・・内後蓋部
5・・・エア吹付部
51・・・・吹付用エア管
52・・・ノズル部
6・・・前蓋部
61・・・開口部
7・・・後蓋部
71・・・支持部
8・・・冷却用エア管
91・・・フレーム
92・・・受け部
11・・・プレスロール
11a・・・フェルト
12・・・ドライヤーロール
12a・・・カンバス
12b・・・カンバスロール
13・・・付与装置
A・・・監視カメラ装置
C・・・ボルテックスクーラー
C1・・・取り付け部
H・・・貫通穴
D・・・ドライヤーパート
DH・・・ドライヤーフード
P・・・プレスパート
X・・・湿紙

Claims (7)

  1. 高温多湿環境下にある装置を監視するために用いられる監視カメラ装置であって、
    監視カメラと、
    該監視カメラが内蔵された内側ハウジング部と、
    該内側ハウジング部が内蔵されたハウジング部と、
    該ハウジング部内に冷却用のエアを導入するための冷却用エア管と、
    を備え、
    前記内側ハウジング部が内開口部を有し、前記監視カメラが該内開口部に挿入されて支持されており、
    前記ハウジング部が、円筒状の本体部と、該本体部の後端に取り付けられた後蓋部と、前記本体部の前端に取り付けられた前蓋部と、を有し、
    該前蓋部には開口部が設けられており、
    前記後蓋部に前記冷却用エア管が取り付けられ、
    前記ハウジング部及び前記内側ハウジング部の間には隙間部が設けられており、
    前記冷却用エア管により前記ハウジング部内に導入された前記冷却用のエアが前記隙間部を流通し、前記内開口部における前記監視カメラの前方に吹き付けられ、前記開口部から放出される監視カメラ装置。
  2. 前記後蓋部が前記内側ハウジング部を支持している請求項1記載の監視カメラ装置。
  3. 前記監視カメラのレンズにレンズカバーが取り付けられており、
    前記内側ハウジング部が内開口部を有し、前記レンズカバーが該内開口部に挿入されて支持されている請求項1又は2記載の監視カメラ装置。
  4. 前記内側ハウジング部には、ステージ部が設けられており、
    前記監視カメラが、前記内側ハウジング部の内壁に接しないように、前記ステージ部に載置されており、
    前記ステージ部の熱伝導率が0.3以上である請求項1〜3いずれか1項に記載の監視カメラ装置。
  5. 前記本体部には周方向に沿って断熱材が埋設されており、
    前記断熱材が、ガラスウール、発泡スチロール、発泡ウレタン及びエアロゲルからなる群より選ばれる少なくとも1つである請求項1〜4のいずれか1項に記載の監視カメラ装置。
  6. 前記後蓋部に取り付けられた吹付用エア管、及び、該吹付用エア管の先端に取り付けられたノズル部、からなるエア吹付部を更に備え、
    前記監視カメラのレンズにレンズカバーが取り付けられており、
    前記吹付用エア管が前記ハウジング部を回り込んで前記ハウジング部の前方へ延出しており、前記ノズル部が、前記監視カメラの少なくとも前方にエアを吹き付け可能となっている請求項1〜5いずれか1項に記載の監視カメラ装置。
  7. 温度60℃かつ露点温度45℃以上の高温環境下にある抄紙機のドライヤーフード内部で用いられる請求項1〜6のいずれか1項に記載の監視カメラ装置。
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