JP6744475B2 - 画像化を行う装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、特徴部について複数の画像を時間の経過を伴って(over time、異なる時刻に、順次)異なる温度のもとに取得することを容易にする装置および方法に関する。
多くのデバイスが、互いに接続された複数の部品を有しており、それら部品は、互いに異なる複数の熱膨張係数を有する。この種の複数の部品が温度変化を受けると、前記複数の異なる部品が互いに異なる率で膨張または収縮する結果、ストレス(stress、応力、熱応力)が発生する。このことが原因となり、いくつかの部品に、亀裂、破断、または、他の種類の変形であってそれら部品が予定通りに機能する能力に悪影響を与えるように行われるものが発生する程度までに過大な歪み(excessively strained)が発生することがあり得る。
一例として、図1Aには、フリップ・チップ1が示されており、そのフリップ・チップ1は、破壊抑制チップ接続部(controlled collapse chip connection)またはそれの頭字語であるC4としても知られており、そのフリップ・チップ1により、ICダイ2(integrated circuit die、集積回路ダイ、集積回路用の半導体チップ)が、複数のはんだバンプ(solder bumps、はんだ隆起部)4により配線基板(interconnecting substrate)3に電気的に接続される。それらはんだバンプ4は、ICダイ2を配線基板3に複数の金属パッド5および6を通過するように電気的に接続する。複数のはんだバンプ4は、さらに、ICダイ2を配線基板3に機械的に接合することを支援する。シリコン製のICダイ2と配線基板3との間での過大な熱膨張率差のために、大きな熱ストレスが、当該パッケージ(the package)内に、特に、複数の小さいはんだバンプ4内に誘起されることになる。アンダーフィル(underfill、封止樹脂)7が、典型的に、前記複数の部品を互いに機械的に接合することを支援するという目的と、複数のはんだパンプ4内の熱ストレスを軽減するという目的とのために、ICダイ2と配線基板3との間の隙間を充填するために提供される。そのアンダーフィル7は、典型的には、ポリマー材料(例えば、充填エポキシ)である。
電気デバイスおよび機械デバイスの開発中、それらデバイスの電気的および/または機械的な完全性(integrity)が多くの想定された作動環境に亘って維持されることを確保するためにそれらデバイスについて試験を行うことが習慣化されている。例えば、フリップ・チップの開発中、複数のはんだバンプ4が、電気的相互接続をダイ2と配線基板3との間に信頼して提供できるほどに十分に当該バンプ4の構造を維持するか否かを判断することを目的として、当該デバイス(the device)の想定作動範囲に亘って当該デバイスが周期的な温度変化を受けるかもしれない。そのような試験は、広い技術の範囲に亘り、複数のデバイスにとって不可欠である。
一実施態様によれば、標本(specimen、試験片、被検体など)を画像化する(imaging、視覚化する、可視化する、撮像する)装置であって複数の要素を含むものが提供され、それら要素は:上面と、下面と、それら上面および下面の間を貫通するように延びる穴部とを含むサブストレートであって、前記上面は、少なくとも部分的に前記穴部の外周に位置するゾーンを有し、そのゾーンは、前記標本を支持するように構成されるものと;前記サブストレートの上面の上方において垂直方向に配置されるヒータであって、前記標本が前記サブストレート上に支持される状態で、前記標本を加熱するように構成されるものと;レンズを含む光学顕微鏡であって、前記サブストレートの下面の下方において垂直方向に配置され、前記レンズは、前記サブストレート内の穴部に至り、かつ、その穴部を貫通する非遮蔽視線を有するものと;上面と、下面と、それら上面および下面を貫通するように延びる貫通開口部とを含む断熱プラットフォームであって、前記サブストレートの下面は、当該断熱プラットフォームと前記サブストレートとの間にエアが流れることが許容されるように当該断熱プラットフォーム上に支持され、前記貫通開口部は、前記光学顕微鏡のレンズに前記非遮蔽視線を提供するものとである。
いくつかの実施態様によれば、当該装置が、前記サブストレートの上面の上方において垂直方向に配置されるハウジングを含み、前記ヒータは、前記ハウジングが前記サブストレートの上面の前記ゾーンを包囲する状態で前記ハウジングの内側に配置される。
いくつかの実施態様によれば、当該チャンバ(the chamber、前記ハウジング)がカバーを含み、そのカバーは、当該チャンバの上端部上に配置され、そのカバーは、前記チャンバの上端部を包囲する。前記カバーは、エアが前記チャンバから、当該装置の回りに位置する周辺環境に流出することを許容するエア・ベントを含んでもよい。一実施態様によれば、前記エア・ベントは、前記チャンバから流出するエアの流れを変更するように調整可能である。
いくつかの実施態様によれば、前記ゾーンが、前記サブストレートの上面内の凹部によって少なくとも部分的に包囲される。
いくつかの実施態様によれば、前記サブストレートの下面が、前記ヒータの発熱時に前記レンズと前記サブストレートの下面との間の平均エア温度が実質的に一定に維持されるように、エアが前記断熱プラットフォームと前記サブストレートとの間を自然に流れることが許容されるように、前記断熱プラットフォーム上に支持される。
いくつかの実施態様によれば、当該装置が、前記断熱プラットフォームの下面の下方において垂直方向に配置されたファンを含み、そのファンは、前記レンズと前記サブストレートの下面との間のエリア内に強制エア流を生起するように構成される。
いくつかの実施態様によれば、前記サブストレートが、低熱膨張係数を有する材料より成る。いくつかの実施態様によれば、前記材料が、2×10−6/℃以下の熱膨張係数を有する。
一実施態様によれば、標本内に位置する特徴部を画像化する方法であって複数の工程を含むものが提供され、それら工程は:前記標本をサブストレートの上面に載置する載置工程であって、前記サブストレートは、下面と、当該サブストレートの上面と下面との間を貫通するように延びる穴部とを有し、前記標本は、前記特徴部が前記穴部の上方を覆うように留置される(reside、載置される)ように、前記サブストレート上に位置決めされるものと:レンズを有する光学顕微鏡を前記サブストレートの下面の下方において垂直方向に、前記レンズと前記特徴部との間に非遮蔽視線が存在するように位置決めする位置決め工程と:前記標本を複数の異なる温度に加熱し、前記光学顕微鏡を用いて前記標本の画像を前記複数の異なる温度のもとに取得する加熱・取得工程とである。
一実施態様によれば、前記標本が、サイド・エッジ(a side edge、サイド部、側部、側面)を有し、その標本が前記サブストレートの上面上に配置されるときに、前記サイド・エッジ(the side edge、サイド部、側部、側面)が、前記サブストレートの上面内の凹部の上方を覆うように保持される。
一実施態様によれば、前記標本の加熱中に、前記光学顕微鏡のレンズと前記サブストレートの下面との間の平均エア温度が実質的に一定に維持される。
それら実施態様および他のいくつかの実施態様は、発明の詳細な説明の欄および複数枚の添付図面においてより完全に説明される。
図1Aは、フリップ・チップ・デバイスの側面断面図である。
図1Bは、図1Aに示すフリップ・チップ・デバイスの断面図であって図1AにおけるA−A線に沿って取られたものである。
図2は、標本を画像化する装置であって一実施態様に従うものを斜めから見た場合の側面断面図である。
図3Aは、一実施態様に従う低熱膨張サブストレートである。
図3Bは、図2Aの低熱膨張サブストレート上に位置決めされたフリップ・チップ・デバイスを示す。
図4Aは、別の実施態様に従う低熱膨張サブストレートである。
図4Bは、図4Aの低熱膨張サブストレート上に位置決めされたフリップ・チップ・デバイスを示す。
図5は、一実施態様に従い、断熱プラットフォーム上に支持された低熱膨張サブストレートを示す。
図6Aは、一実施態様に従う断熱プラットフォームを示す。
図6Bは、別の実施態様に従う断熱プラットフォームを示す。
図7は、特徴部を画像化する方法であって一実施態様に従うもののフローチャートである。
図2は、一実施態様に従い、標本(specimen、試験片、被検体)を画像化するための装置10を斜めから見た場合の側面断面図である。この装置10は、上面12aと下面12bとを有する低熱膨張型のサブストレート(substrate、基板)12を有する。そのサブストレート12は、上面12aと下面12bとの間を貫通して延びる貫通穴としての穴部13を有する。その穴部13を包囲するゾーン14が、画像化されるべき標本を支持することに適合するように構成される。イメージング・デバイス(imaging device、画像化デバイス、撮像デバイス)16が、サブストレート12内の穴部13に至り、かつ、その穴部13を貫通する非遮蔽(unobstructed、他のものによって遮られない)視線を有するように、サブストレート12の下面12bの下方において垂直方向に配置される。いくつかの実施態様によれば、イメージング・デバイス16は、レンズ17を有する光学顕微鏡であり、そのレンズ17は、サブストレート12内の穴部13に至り、かつ、その穴部13を貫通する非遮蔽(unobstructed、他のものによって遮られない)視線を当該レンズ17が有するように、サブストレート12の下面12bの下方において垂直方向に配置される。
ヒータ18が、サブストレート12の上面12aの上方において垂直方向に配置される。このヒータ18は、当該装置10の使用中、ゾーン14上に支持された標本を加熱するように、サブストレート12のゾーン14に熱を与えるように構成される。このヒータ18は、例えば、抵抗加熱ヒータまたは赤外線ヒータであってもよい。後に詳述するように、使用中、標本内に位置する注目特徴部(feature of interest、関心の対象となる特徴部)が穴部13の上方を覆うように位置決めされ、それにより、非遮蔽視線がレンズ17と前記特徴部との間に提供されるように、前記標本がサブストレート12の上面12a上に支持される。
一実施態様によれば、低熱膨張型のサブストレート12が、図2および図5に示すように、断熱(heat insulating)プラットフォーム(platform、基台)20上に支持される。その断熱プラットフォーム20は、ヒータ18から、レンズ17とサブストレート12の下面12bとの間の領域(region)への熱の移動を最小限にするために断熱材料から構成される。この断熱プラットフォーム20は、中央の貫通開口部21を有し、その貫通開口部21は、レンズ17に、サブストレート12内の穴部13に至り、かつ、その穴部13を貫通する前記非遮蔽視線を提供する。サブストレート12は、断熱プラットフォーム20とサブストレート12との間をエアが流れることが許容されるように、断熱プラットフォーム20上に支持される。図2,図5,図6Aおよび図6Bの実施態様においては、複数本の放射状(radially oriented、半径方向に延びる)貫通路22が、断熱プラットフォーム20の境界面に沿って(about the perimeter of the heat insulating platform 20、断熱プラットフォーム20の内部に)提供され、それにより、エアが貫通開口部21を上昇し、複数本の貫通路22に沿って外向きに流れるように循環することが可能となる。図6Aの実施態様においては、低熱膨張型のサブストレート12が、7本の放射状(radially oriented、半径方向に延びる)貫通路22が存在する状態で、断熱プラットフォーム20のうちの7個の支持部23上に載置される。図6Bの実施態様においては、低熱膨張型のサブストレート12が、3本の放射状貫通路22が存在する状態で、断熱プラットフォーム20のうちの3個の支持部23上に載置される。
いくつかの実施態様によれば、サブストレート12の下面12bが、サブストレート12の上面12a上に位置する標本を加熱するためにヒータ18が作動させられているときに、レンズ17とサブストレート12の下面12bとの間の平均エア温度が実質的に一定に維持されるように、エアが断熱プラットフォーム20とサブストレート12との間を自然に流れる自然エア流が許容されるように断熱プラットフォーム20上に支持される。別のいくつかの実施態様によれば、ヒータ18が前記標本を加熱するように作動させられている期間中、前記自然エア流が原因となり、レンズ17と下面12bとの間の平均エア温度が、前記周辺環境の平均エア温度に対して、最高で華氏10度の温度で上下にずれる範囲内の温度、望ましくは、最高で華氏5度の温度で上下にずれる範囲内の温度に維持される。
別のいくつかの実施態様によれば、当該装置10が、さらに、少なくとも1つのファン(図示しない)を有しており、そのファンは、断熱プラットフォーム20の下面20bの下方において垂直方向に配置される。作動においては、ヒータ18が前記標本を加熱するように作動させられるとき、レンズ17とサブストレート12の下面12bとの間のエリア内のエア温度を実質的に一定に維持することを支援するために、前記ファンが、レンズ17とサブストレート12の下面12bとの間の前記エリア内に強制的に流入させられる強制エア流を生起する。いくつかの実施態様によれば、前記周辺環境が部屋(a room)のような包囲体(an enclosure)であってその内部に当該装置10が配置される状態で、ヒータ18が前記標本を加熱するように作動させられる間、前記強制エア流が原因となり、レンズ17と下面12bとの間の平均エア温度が、前記周辺環境の平均エア温度に対して、最高で華氏10度の温度で上下にずれる範囲内の温度、望ましくは、最高で華氏5度の温度で上下にずれる範囲内の温度に維持される。このような事例においては、前記周囲環境が、そのような包囲体の内部の、容積を有する空間である。
一実施態様によれば、低熱膨張型のサブストレート12が、約6×10−7/°Cの熱膨張係数を有する石英(quartz)を含有する。このサブストレート12は、他の材料を含有してもよく、その材料は、例えば、セラミック(例えば、ZERODUR(登録商標))、ファイバーグラス化合物、溶融石英(fused silica、石英ガラス)および合金(metal alloy)であって所定の温度で低熱膨張係数を有するように調製されたものなどである。本書類において使用される「低熱膨張係数」という用語は、2×10−6/°C以下の熱膨張係数を意味する。
一実施態様によれば、低熱膨張型のサブストレート12が、約4.0インチの直径と、約0.5インチの厚さとを有し、穴部13は、約0.25インチの直径を有する。図3Aおよび図3Bに示すように、いくつかの実施態様によれば、標本を支持するゾーン(specimen support zone、標本支持ゾーン、標本のための支持ゾーン、標本支持領域)14が、サブストレート12の上面12a内に形成された凹部(recess、リセス、凹み、溝)11により少なくとも部分的に(at least partially、1周分の周長または1周分より短い周長で)包囲される。図3Aおよび図3Bに示す実施態様においては、凹部11が、円形状を成して穴部13の外周を全周的に(completely、1周分の周長で)包囲している。図3Bに示すように、標本30の下側エッジ(bottom edge、ボトム部、下部、底部、下面、底面)34のうちの少なくとも一部分が穴部13の上方を覆うように留置される(reside、配置される、保持される)状態で、標本30が支持ゾーン14上に配置されている。後に詳述するように、画像化されるべき特徴部は、穴部13を覆うように配置された標本30の下側エッジ34の前記一部分の上に露出する状態で配置される。図3Bに示すように、サブストレート12は、標本30の下側エッジ34のうちの複数の部分(portion、外側部分)34aおよび34bが凹部11を覆うように配置されるように構成される。
標本30の加熱中、いくつかの事例においては、下側エッジ34の外側部分34aおよび外側部分34bが下向きの歪み部や曲がり部を有するかもしれない。サブストレート12の上面12a内に凹部11が存在しないと、前記曲がり部が存在する結果、下側エッジ34のうちの中央部が穴部13から上方に離れる向きに隆起することになる。このことは、画像化されるべき特徴部と光学顕微鏡18のレンズ17との間の距離が標本30の温度が変化するにつれて変化するという理由で、高品質の画像を取得するという光学顕微鏡18の能力に悪影響を及ぼすことになる。凹部11により、標本30の下側エッジ34の下方に空間が、標本30が加熱される際に外側部分34aおよび34bを収容するために提供される。このことは、有利なことに、加熱工程中、外側部分34aおよび34bがサブストレート12の上面12aに接触することが防止される。図3Aおよび図3Bの実施態様においては、支持ゾーン14を完全に包囲する凹部の使用により、標本30をサブストレート12上に配置する作業の自由度が向上する。
理解されることは、前記凹部は、種々の形状のうちの任意のものを採用してもよいということである。さらに理解されることは、2以上の凹部が提供されてもよいということである。例えば、図4Aおよび図4Bの実施態様においては、各々、半径方向に延びる2つの長手状の凹部32aおよび32bがサブストレート12の上面12a内に形成される。この種の実施態様においては、図4Bに示すように、標本30の下側エッジ34の外側部分34aおよび34bが、それぞれ、凹部32aおよび32bを覆うように留置される。
支持ゾーン14および上述の1または2以上の凹部(the one or more recesses、凹部11または凹部32aおよび32b)であって少なくとも部分的に支持ゾーン14を包囲するもののそれぞれの相対的な(relative、標本に対して相対的な)サイズおよび形状は、サブストレート12上に支持されるべき標本のサイズおよび形状に応じて異なってもよい。いくつかの実施態様によれば、穴部13の外周と前記凹部の内側エッジ(inner edge、内側縁)との間の半径方向距離(radial distance)d1が、0.1インチから0.5インチまでの範囲内にある。さらに、いくつかの実施態様によれば、前記1または2以上の凹部が、それぞれ、約0.1インチから約0.2インチまでの範囲内の深さを有してもよい。
再び図2を参照するに、いくつかの実施態様によれば、当該装置10が、さらに、サブストレート12の上面12aの上方において垂直方向に配置されるハウジング40を有する。そのハウジング40は、サブストレート12の上面12aのうちの一部分であって、画像化されるべき標本30を支持するように設定される(designated、指定される、割り当てられる)ものを部分的にまたは完全に包囲してもよい。いくつかの実施態様によれば、ヒータ18が、ハウジング40によって形成されたチェンバ41内に配置される。図2の実施態様においては、ヒータ18が、抵抗加熱ヒータであって、ハウジング40の内壁により埋め込まれているか、または他の方法でハウジング40の内壁により支持されているものである。いくつかの実施態様によれば、ハウジング40の下側部43が、図2に示すように、サブストレート12の上面12a上に直かに支持されている。
いくつかの実施態様によれば、ハウジング40が、カバー50を有しており、そのカバー50は、ハウジング40のうち、チェンバ41を包囲する(enclose、閉塞する)上端部44上に配置されている。カバー50は、エア・ベント(air vent、エア抜き穴、換気口)52を有しており、そのエア・ベント52により、標本30の加熱中、高温エアがハウジング40から前記周辺環境へ流出することが許容される。いくつかの実施態様によれば、エア・ベント52が、ハウジング40から流出する高温エアの流れの変更を可能にするために調整可能である。
チャンバ41内の温度は、温度制御装置19の使用により制御される。チャンバ41内の温度は、チェンバ41内に配置される1または複数の温度センサ60であって温度コントローラ19と通信するものの使用により、目標温度に維持されるか、または、異なる複数の温度の間を周期的に変更されてもよい。
いくつかの実施態様によれば、光学顕微鏡16のうちの側方(lateral、半径方向)位置および軸方向位置のいずれかまたは両方が固定される。すなわち、光学顕微鏡16は、サブストレート12に対して左右に移動しないか、および/または、サブストレート12に対して軸方向に接近することも離間することもないのである。この理由のため、いくつかの実施態様によれば、サブストレート12、またはそのサブストレート12を支持する断熱プラットフォーム20が、x,yおよびz座標軸のうちの1つの軸または複数軸において調整可能のうちの1軸または複数軸において調整可能な調整台(adjustment stage、調整ステージ)70上に載置されるかまたは他の方法で調整台70に固定されてもよい。一実施態様によれば、図2に示すように、調整台70は、その調整台70の位置を高精度で正確に変化させることが可能なxyz軸マイクロメータ・システム72を備えている。
いくつかの実施態様によれば、光学顕微鏡16のうちの側方(lateral、半径方向)位置および軸方向位置のいずれか一方または両方が調整可能である(adjustable、移動可能である)。この種の実施態様においては、調整台70を省略してもよし、または、調整台70を、移動可能な(movable、調整台70に対して移動可能な)光学顕微鏡16と組み合わせて(in conjunction with、調整台70とは別物として)用い、それにより、光学顕微鏡16のレンズ17を、画像化されるべき特徴部がサブストレート12内の穴部13を覆うように配置されるように、その特徴部に対して適切に整列し(alignment、位置合わせし)てもよい。
標本内に位置する特徴部を画像化する方法が、前記特徴部が穴部13を覆うように留置されるように、その標本30を低熱膨張型のサブストレート12の上面12a上に載置することによって達成されてもよい(図7中、ステップ100)。上述のように、標本30は、図1Aに示されているものの如きフリップ・チップ・デバイス1を含んでもよく、このとき、画像化されるべき特徴部は、複数のはんだバンプ4のうちの1つまたは2以上のものである。実際には、前記フリップ・チップの切断後に複数のはんだバンプ4のうちの1つまたは2以上のもののそれぞれのうちの少なくとも一部分が標本30の下側エッジ34に留置されるように、前記フリップ・チップは、例えば、そのフリップ・チップの幅方向に沿って切断される。図1Bの例においては、前記特徴部が、2つのはんだバンプ4であって互いに隣接して留置されるものを含んでいる。前記フリップ・チップの切断後、下側エッジ34は、典型的には、平滑で平坦な表面(a smooth and flat surface、平滑で平坦な一表面)を取得するために研磨される。その後、標本30は、図1Bに示すように、前記複数のはんだバンプであって画像化の対象となるもの(the solder bumps of interest)がサブストレート12内の穴部13を覆うように留置されるように、サブストレート12の上面12a上に載置される。
標本30がサブストレート12に適切に位置決めされた状態で、当該装置10は、非遮蔽視線がレンズ17と複数のはんだバンプ4との間に存在するようにレンズ17をサブストレート12の下面12bの下方において垂直方向に配置するために、調整される(adjusted、較正される)(図7中、ステップ101)。上述のように、異なる複数の実施態様によれば、これ(this、このステップ、この調整工程)は、動き(movement、変位)をサブストレート12に付与すること(例えば、上述の如き調整台を使用することにより)、動き(movement、変位)を光学顕微鏡16に付与すること、または、動き(movement、変位)をサブストレート12と光学顕微鏡16との両方に付与することにより、達成可能である。光学顕微鏡16のレンズ17と複数のはんだバンプ4とが適切に整列されると、フリップ・チップ1が、ヒータ18を用いて、複数の異なる温度に加熱され、それと並行して、複数のはんだバンプ4の複数の画像が、光学顕微鏡16を用いて、複数の異なる温度のもとに取得される(図7中、ステップ102)。その後、デジタル画像相関法(digital image correlation、デジタル画像間の比較から画像化対象の各部位の変位を求めてその画像化対象の変形や歪みの分布を解析する方法)を実施するソフトウェアを用いることにより、複数のはんだバンプ4の歪み応答(strain response、温度変化に対する画像化対象の各部位の歪み応答)が、光学顕微鏡16により取得された複数の画像を用いて検出されてもよい(図7中、ステップ103)。
上述のように、いくつかの実施態様によれば、前記標本30の加熱中、光学顕微鏡16のレンズ17とサブストレート12の下面12bとの間の平均エア温度が実質的に一定に維持される。このことは、前述のように、エアの自然流または強制流により達成してもよい。
上述の種々の実施態様においては、サブストレート12の下面12bの下方に光学顕微鏡18を配置することにより、その光学顕微鏡18が、歪みなしで複数の画像を取得することが可能となり、そのような歪みは、仮に、光学顕微鏡18が、サブストレート12の上面12aの上方において、画像化されるべき特徴部を下方に見るように配置されていたら、レンズ17と画像化されるべき特徴部との間に存在するエア温度勾配が原因で発生することになるものである。
以上、本発明を複数の具体的な実施態様に関連して図面および文章で説明したが、本発明は、説明された複数の詳細事項に限定されることを意図されておらず、なぜなら、種々の変更を、本発明の主旨からいかなる点でも逸脱することなく行ってもよいからである。説明された複数の実施態様は、発明のいくつかの原理を最良に説明することを目的として選択されており、本発明の範囲を限定する意図は一切有しない。
本発明によれば、下記の複数の態様が得られる。
(態様1)
標本を画像化するために用いられる装置であって、
サブストレートを含み、そのサブストレートは、上面と、下面と、それら上面および下面の間を貫通するように延びる穴部とを含み、前記上面は、少なくとも部分的に前記穴部の外周に位置するゾーンを有し、そのゾーンは、前記穴部の上方を覆うように前記標本を支持するように構成され、そのゾーンは、当該サブストレートの上面内の凹部によって少なくとも部分的に包囲される装置。
(態様2)
さらに、断熱プラットフォームを含み、その断熱プラットフォームは、上面と、下面と、それら上面および下面を貫通するように延びる貫通開口部とを含み、前記サブストレートの下面のうちの少なくとも一部は、前記断熱プラットフォームと前記サブストレートとの間にエアが流れることが許容されるように前記断熱プラットフォーム上に支持され、前記貫通開口部は、前記サブストレート内の穴部に至り、かつ、その穴部を貫通する非遮蔽視線を提供する態様1に記載の装置。
(態様3)
さらに、ヒータを含み、そのヒータは、前記サブストレートの上面の上方において垂直方向に配置され、そのヒータは、前記標本が前記サブストレート上に支持される状態で、前記標本を加熱するように構成される態様1に記載の装置。
(態様4)
さらに、ヒータを含み、そのヒータは、前記サブストレートの上面の上方において垂直方向に配置され、そのヒータは、前記標本が前記サブストレート上に支持される状態で、前記標本を加熱するように構成される態様2に記載の装置。
(態様5)
さらに、イメージング・デバイスを含み、そのイメージング・デバイスは、前記サブストレートの下面の下方において垂直方向に配置され、前記イメージング・デバイスは、前記サブストレート内の穴部に至り、かつ、その穴部を貫通する非遮蔽視線を有する態様1に記載の装置。
(態様6)
さらに、イメージング・デバイスを含み、そのイメージング・デバイスは、前記サブストレートの下面の下方において垂直方向に配置され、前記イメージング・デバイスは、前記サブストレート内の穴部に至り、かつ、その穴部を貫通する非遮蔽視線を有する態様4に記載の装置。
(態様7)
さらに、ハウジングを含み、そのハウジングは、前記サブストレートの上面の上方において垂直方向に配置され、前記ヒータは、前記ハウジングが前記サブストレートの上面の前記ゾーンを包囲する状態で前記ハウジング内に配置される態様3に記載の装置。
(態様8)
前記ハウジングは、カバーを含み、そのカバーは、前記ハウジングの上端部上に配置され、そのカバーは、前記ハウジングの上端部を包囲する態様7に記載の装置。
(態様9)
前記カバーは、エアが前記ハウジングから周辺環境に流出することを許容するエア・ベントを含む態様8に記載の装置。
(態様10)
前記エア・ベントは、前記ハウジングから流出するエアの流れを変更するように調整可能である態様9に記載の装置。
(態様11)
前記ハウジングは、前記サブストレートの上面上に支持される下端部を有する態様7に記載の装置。
(態様12)
前記ゾーンは、実質的に平面状を成している態様1に記載の装置。
(態様13)
前記凹部は、前記ゾーンから半径方向外向きに延び出す長手状凹部である態様1に記載の装置。
(態様14)
前記サブストレートの下面は、前記ヒータの発熱時に、前記イメージング・デバイスと前記サブストレートの下面との間の平均エア温度が実質的に一定に維持されるように、エアが前記断熱プラットフォームと前記サブストレートとの間を自然に流れることが許容されるように、前記断熱プラットフォーム上に支持される態様6に記載の装置。
(態様15)
前記サブストレートは、低熱膨張係数を有する材料より成る態様1に記載の装置。
(態様16)
前記材料は、2×10 −6 /℃以下の熱膨張係数を有する態様15に記載の装置。
(態様17)
前記サブストレートは、石英を含有する態様1に記載の装置。
(態様18)
さらに、前記断熱プラットフォームの下面の下方において垂直方向に配置されるファンを含み、そのファンは、前記イメージング・デバイスと前記サブストレートの下面との間のエリア内に強制エア流を生起するように構成される態様5に記載の装置。
(態様19)
前記穴部の外周と前記凹部の内側エッジとの間の半径方向距離は、0.1インチと0.5インチとの間の範囲内にある態様1に記載の装置。
(態様20)
前記凹部は、0.1インチと0.2インチとの間の範囲内にある深さを有する態様1に記載の装置。
(態様21)
標本内に位置する特徴部を画像化する方法であって、
前記標本をサブストレートの上面上に載置する載置工程であって、前記サブストレートは、前記上面と、下面と、当該サブストレートの上面と下面との間を貫通するように延びる穴部とを有し、前記標本は、前記特徴部が前記穴部の上方を覆うように留置されるように、前記サブストレート上に位置決めされるものと、
イメージング・デバイスを、当該イメージング・デバイスと前記特徴部との間に非遮蔽視線が存在するように、前記サブストレートの下面の下方において垂直方向に位置決めする位置決め工程と、
前記標本を複数の異なる温度に加熱し、前記イメージング・デバイスを用いて前記標本の複数の画像を前記複数の異なる温度のもとに取得する加熱・取得工程と
を含む方法。
(態様22)
前記標本は、下側エッジ(bottom edge、ボトム部、下部、底部、下面、底面)を有し、その標本が前記サブストレートの上面上に配置されるときに、前記下側エッジのうちの少なくとも一部が、前記サブストレートの上面内の凹部の上方を覆うように浮遊状態で留置される態様21に記載の方法。
(態様23)
前記標本は、下側エッジ(bottom edge、ボトム部、下部、底部、下面、底面)を有し、その下側エッジは、中央部と、第1端部と、その第1端部とは反対側の第2端部とを有し、前記中央部は、前記第1端部と前記第2端部との間に位置し、前記標本が前記サブストレートの上面上に配置されるときに、前記下側エッジのうちの前記第1端部および前記第2端部の各々が、前記サブストレートの上面内の凹部の上方を覆うように留置される態様21に記載の方法。
(態様24)
さらに、前記標本の加熱中に、前記イメージング・デバイスと前記サブストレートの下面との間の平均エア温度を実質的に一定に維持する保温工程を含む態様21に記載の方法。
(態様25)
前記イメージング・デバイスと前記サブストレートの下面との間の前記平均エア温度は、前記イメージング・デバイスと前記サブストレートの下面との間のエリア内にエア流を強制的に生起することにより、実質的に一定に維持される態様24に記載の方法。
(態様26)
さらに、前記特徴部の複数の画像であって前記イメージング・デバイスを前記複数の異なる温度のもとに用いることによって取得されるものを用いることにより、前記特徴部のストレス応答を計算する計算工程を含む態様21に記載の方法。

Claims (26)

  1. 標本を画像化するために用いられる装置であって、
    サブストレートを含み、そのサブストレートは、上面と、下面と、それら上面および下面の間を貫通するように延びる穴部とを含み、前記上面は、少なくとも部分的に前記穴部の外周に位置するゾーンを有し、そのゾーンは、前記穴部の上方を覆うように前記標本を支持するように構成され、そのゾーンは、当該サブストレートの上面内の凹部によって少なくとも部分的に包囲され
    当該装置は、さらに、断熱プラットフォームを含み、その断熱プラットフォームは、上面と、下面と、それら上面および下面を貫通するように延びる貫通開口部とを含み、前記サブストレートの下面のうちの少なくとも一部は、前記断熱プラットフォームと前記サブストレートとの間にエアが流れることが許容されるように前記断熱プラットフォーム上に支持され、前記貫通開口部は、前記サブストレート内の穴部に至り、かつ、その穴部を貫通する非遮蔽視線を提供する装置。
  2. 前記断熱プラットフォームは、複数本の放射状の貫通路であって、当該断熱プラットフォームの表面に沿って延びるものを有する請求項1に記載の装置。
  3. さらに、ヒータを含み、そのヒータは、前記サブストレートの上面の上方において垂直方向に配置され、そのヒータは、前記標本が前記サブストレート上に支持される状態で、前記標本を加熱するように構成される請求項1に記載の装置。
  4. さらに、ヒータを含み、そのヒータは、前記サブストレートの上面の上方において垂直方向に配置され、そのヒータは、前記標本が前記サブストレート上に支持される状態で、前記標本を加熱するように構成される請求項1に記載の装置。
  5. さらに、イメージング・デバイスを含み、そのイメージング・デバイスは、前記サブストレートの下面の下方において垂直方向に配置され、前記イメージング・デバイスは、前記サブストレート内の穴部に至り、かつ、その穴部を貫通する非遮蔽視線を有する請求項1に記載の装置。
  6. さらに、イメージング・デバイスを含み、そのイメージング・デバイスは、前記サブストレートの下面の下方において垂直方向に配置され、前記イメージング・デバイスは、前記サブストレート内の穴部に至り、かつ、その穴部を貫通する非遮蔽視線を有する請求項4に記載の装置。
  7. さらに、ハウジングを含み、そのハウジングは、前記サブストレートの上面の上方において垂直方向に配置され、前記ヒータは、前記ハウジングが前記サブストレートの上面の前記ゾーンを包囲する状態で前記ハウジング内に配置される請求項3に記載の装置。
  8. 前記ハウジングは、カバーを含み、そのカバーは、前記ハウジングの上端部上に配置され、そのカバーは、前記ハウジングの上端部を包囲する請求項7に記載の装置。
  9. 前記カバーは、エアが前記ハウジングから周辺環境に流出することを許容するエア・ベントを含む請求項8に記載の装置。
  10. 前記エア・ベントは、前記ハウジングから流出するエアの流れを変更するように調整可能である請求項9に記載の装置。
  11. 前記ハウジングは、前記サブストレートの上面上に支持される下端部を有する請求項7に記載の装置。
  12. 前記ゾーンは、実質的に平面状を成している請求項1に記載の装置。
  13. 前記凹部は、前記ゾーンから半径方向外向きに延び出す長手状凹部である請求項1に記載の装置。
  14. 前記サブストレートの下面は、前記ヒータの発熱時に、前記イメージング・デバイスと前記サブストレートの下面との間の平均エア温度が実質的に一定に維持されるように、エアが前記断熱プラットフォームと前記サブストレートとの間を自然に流れることが許容されるように、前記断熱プラットフォーム上に支持される請求項6に記載の装置。
  15. 前記サブストレートは、低熱膨張係数を有する材料より成る請求項1に記載の装置。
  16. 前記材料は、2×10−6/℃以下の熱膨張係数を有する請求項15に記載の装置。
  17. 前記サブストレートは、石英を含有する請求項1に記載の装置。
  18. さらに、前記断熱プラットフォームの下面の下方において垂直方向に配置されるファンを含み、そのファンは、前記イメージング・デバイスと前記サブストレートの下面との間のエリア内に強制エア流を生起するように構成される請求項5に記載の装置。
  19. 前記穴部の外周と前記凹部の内側エッジとの間の半径方向距離は、0.1インチと0.5インチとの間の範囲内にある請求項1に記載の装置。
  20. 前記凹部は、0.1インチと0.2インチとの間の範囲内にある深さを有する請求項1に記載の装置。
  21. 請求項5に記載の装置を用いることにより、標本内に位置する特徴部を画像化する方法であって、
    前記標本を前記サブストレートの上面上に前記特徴部が前記穴部の上方を覆うように載置する載置工程
    前記イメージング・デバイスを、当該イメージング・デバイスと前記特徴部との間に非遮蔽視線が存在するように、前記サブストレートの下面の下方において垂直方向に位置決めする位置決め工程と、
    前記標本を複数の異なる温度に加熱し、前記イメージング・デバイスを用いて前記標本の複数の画像を前記複数の異なる温度のもとに取得する加熱・取得工程と
    を含む方法。
  22. 前記標本は、下側エッジ(bottom edge、ボトム部、下部、底部、下面、底面)を有し、その標本が前記サブストレートの上面上に配置されるときに、前記下側エッジのうちの少なくとも一部が、前記サブストレートの上面内の凹部の上方を覆うように浮遊状態で留置される請求項21に記載の方法。
  23. 前記標本は、下側エッジ(bottom edge、ボトム部、下部、底部、下面、底面)を有し、その下側エッジは、中央部と、第1端部と、その第1端部とは反対側の第2端部とを有し、前記中央部は、前記第1端部と前記第2端部との間に位置し、前記標本が前記サブストレートの上面上に配置されるときに、前記下側エッジのうちの前記第1端部および前記第2端部の各々が、前記サブストレートの上面内の凹部の上方を覆うように留置される請求項21に記載の方法。
  24. さらに、前記標本の加熱中に、前記イメージング・デバイスと前記サブストレートの下面との間の平均エア温度を実質的に一定に維持する保温工程を含む請求項21に記載の方法。
  25. 前記イメージング・デバイスと前記サブストレートの下面との間の前記平均エア温度は、前記イメージング・デバイスと前記サブストレートの下面との間のエリア内にエア流を強制的に生起することにより、実質的に一定に維持される請求項24に記載の方法。
  26. さらに、前記特徴部の複数の画像であって前記イメージング・デバイスを前記複数の異なる温度のもとに用いることによって取得されるものを用いることにより、前記特徴部のストレス応答を計算する計算工程を含む請求項21に記載の方法。
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