JP6742743B2 - 車止め、コイルユニット及びそれらを有する給電システム - Google Patents

車止め、コイルユニット及びそれらを有する給電システム Download PDF

Info

Publication number
JP6742743B2
JP6742743B2 JP2016019416A JP2016019416A JP6742743B2 JP 6742743 B2 JP6742743 B2 JP 6742743B2 JP 2016019416 A JP2016019416 A JP 2016019416A JP 2016019416 A JP2016019416 A JP 2016019416A JP 6742743 B2 JP6742743 B2 JP 6742743B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power feeding
unit
coil
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016019416A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017137701A (ja
Inventor
将夫 石阪
将夫 石阪
曜 ▲柳▼田
曜 ▲柳▼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2016019416A priority Critical patent/JP6742743B2/ja
Publication of JP2017137701A publication Critical patent/JP2017137701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6742743B2 publication Critical patent/JP6742743B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/14Plug-in electric vehicles

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

本発明は、車止め、コイルユニット及びそれらを有する給電システムに関する。
近年、例えば、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)や電気自動車(EV)等が備える二次電池(以下、単に「動力用バッテリ」という)の充電などにおいて、充電作業を容易にするために、プラグ接続等の物理的接続を必要としないワイヤレス(非接触)での電力伝送技術が用いられている。
例えば、特許文献1に開示されている給電システムでは、互いに電磁共鳴する一対のコイルの一方を給電設備の地面に設置し、他方を車両に搭載して、給電設備の地面に設置されたコイルから車両に搭載されたコイルに非接触で電力を供給している。
上記地面に設置されたコイルへの電力の供給は、電源ユニットを介して行われ、一般的に当該電源ユニットは、給電施設の駐車スペースの近傍に設置されている(特許文献1参照)。
特開2014−236540号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の給電システムでは、車両を駐車する際に電源ユニットが邪魔になるという問題がある。また、電源ユニットを設置するために、広いスペースを確保する必要がある。
そこで、本発明は、スペース効率に優れた給電システムを提供することを課題とする。
上記目的を解決するために本発明は以下の構成を備える。
即ち、発明に係る車止めは、非接触で電力を受電する受電コイルへ電力を供給する給
電コイルに高周波電力を供給する高周波電源を備える
上記車止めは、放熱フィンを備えるようにしても良い
本発明に係るコイルユニットは、上記車止めから前記高周波電力が供給される前記給電コイルを備え、マット状に形成され可撓性を有する
前記コイルユニットが、前記給電コイルの周囲を覆うモールド部材を備え、前記モールド部材には、前記給電コイルが露出しないように切欠き部が設けられているようにしても良い
本発明に係る給電システムは、地面に設けられた給電部と車両に設けられた受電部とを有し、前記受電部が前記給電部から供給された電力を非接触で受電する給電システムであって、前記車止めを備え、前記給電部が、前記コイルユニットを備える
前記車止めと、前記コイルユニットと、が、可撓性を有するフラットケーブルで接続されているようにしても良い
本明細書において、取付対象物に、当該取付対象物の表面から突出しないように埋設された第1ナットと、前記第1ナットに螺合される頭部を有さないボルトと、前記第1ナットに螺合された前記ボルトの軸部のうち、前記取付対象物の表面から突出した部分に螺合する第2ナットと、を備え、被取付対象物を、前記ボルトの軸部に挿通し、前記取付対象物の表面と前記第2ナットとの間に挟むことにより前記取付対象物に固定することを特徴とする固定構造の発明も開示する。
本発明の車止めは、非接触で電力を受電する受電コイルへ電力を供給する給電コイルに高周波電力を供給する高周波電源を備える。このような構成により、給電施設において高周波電源を供給するための装置を別途設ける必要がないため、スペース効率に優れた給電システムの提供が可能となる。
本発明の第1実施形態に係る給電システムの概略構成を示す図である。 図1の給電システムが備える給電ユニット及び受電ユニットの配置を説明する図である。 図2の給電ユニット及び車止めの概略構成を示す図である。 図3の車止めの拡大図である。 図3の給電ユニットの断面図である。 図3のフラットケーブルの概略分解斜視図である。 図3の給電ユニットと車止めとの位置を変えたときのフラットケーブルの状態を示す図である。 給電ユニットを固定する固定構造の概略構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る給電ユニットを示す図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る車止め、コイルユニット及び給電システムについて、図1から図5を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る車止め40及びコイルユニットとしての給電ユニット22を備えた給電システム1の概略構成を示す図である。図2は、図1の給電システム1が備える給電ユニット22及び受電ユニット32の配置を説明する図である。図3は、図2の給電ユニット22及び車止め40の概略構成を示す図である。図4は、図3の車止め40の拡大図である。図5は、図3の給電ユニット22の断面図である。
本実施形態の給電システム1は、磁界共鳴方式を用いて非接触で地面側から車両に電力を供給する。なお、給電側と受電側とを電磁的に結合させることにより電力を伝送するものであれば、磁界共鳴方式以外の方式を用いてもよい。
まず、給電システム1の一般的な構成について説明する。図1に示すように、給電システム1は、地面G(図2に示す)に配置される給電部としての給電装置20と、車両V(図2に示す)に配置される受電部としての受電装置30と、を備えている。この車両Vは、図2に示すように、エンジン及びモータを有するドライブユニットDRVと、モータに電力を供給する動力用バッテリBATTと、を備えている。
給電装置20は、図1に示すように、車止め40と、給電ユニット22と、図3に示す車止め40及び給電ユニット22間を電気的に接続するフラットケーブル50と、を備えている。
車止め40は、図2及び図3に示すように、地面Gに設置され、高周波電源41と、整合器42と、制御部43と、これらを収容する筐体44と、筐体44から引き出されて電源に接続される電線45と、フラットケーブル50との接続部(図示せず)と、通信部(図示せず)と、を備えている。
高周波電源41は、電線45を介して、例えば、商用電源から高周波電力を生成し、当該生成した高周波電力を、接続部に接続されたフラットケーブル50を介して給電ユニット22に供給している。この高周波電源41により生成される高周波電力は、給電ユニット22の共振周波数及び受電ユニット32の共振周波数と等しい周波数に設定されている。
整合器42は、高周波電源41と後述する給電コイル23及び給電コンデンサ体24からなる共振回路との間のインピーダンスを整合させるための回路である。
制御部43は、ROM、RAM、CPUを有する周知のマイクロコンピュータなどで構成され、給電装置20全体の制御を司る。制御部43は、例えば、電力伝送の要求に応じて、高周波電源41のオンオフ制御を行う。
筐体44には、内部に空間が形成されており、開口部(図示せず)を介して当該空間内に高周波電源41、整合器42及び制御部43が収容されている。当該開口部を塞ぐ蓋体(図示せず)や、筐体44の開口部には、例えばパッキン等が設けられ、蓋体と筐体44との間はシールされており、筐体44内に水等が浸入しにくい構造となっている。また、樹脂材料などで筐体44内を充填する構造としてもよい。
筐体44内において、高周波電源41、整合器42及び制御部43は、筐体44の内面に接するように収容されていることが好ましい。これにより、筐体44を介しての放熱性を高めることができる。また、筐体44には、電線45及びフラットケーブル50を導出するための開口部が形成されており、当該開口部と、電線45及びフラットケーブル50との隙間は、水等の侵入を防ぐために、例えばシーリング材などによりシールされている。
筐体44は、車両Vの荷重が加わっても変形や破損などが生じないよう、十分な肉厚を持って形成され、高い強度を有していることが好ましく、例えば金属等で形成されていることが好ましい。電磁波を遮蔽する観点から、また、放熱性の観点からも金属等で構成されていることが好ましい。また、筐体44は、強度向上のために補強リブ(図示せず)を備えている。
さらに筐体44の側面には、図4に示すように複数の放熱フィン46が筐体44と一体に設けられている。また、筐体44の側面には、車止め40を地面Gに設置するために、ボルト等を挿通させるための固定部47や、筐体44内の接続部にフラットケーブル50を接続するための開口部が設けられている。当該接続部及び開口部には、外力が掛からないようにカバーが設けられていることが好ましい。また、フラットケーブル50と筐体44の接続部は、踏まれた際にもフラットケーブル50が折れ曲がらないように、地面Gに近いところに設けられることが好ましい。
給電ユニット22は、図5に示すように、非接触で電力を給電する給電コイル23と、給電コンデンサ体24(図5において図示されていない)と、フェライト板25と、これらの周囲を覆うモールド部材26と、フラットケーブル50との接続部(図示せず)と、を備えている。給電ユニット22には、接続部に接続されたフラットケーブル50を介して、高周波電源41で生成された高周波電力が供給される。給電ユニット22は、図2に示すように、地面G上に設置されている。
給電コイル23と給電コンデンサ体24とは、直列接続されて所定の共振周波数で共振する共振回路を形成している。本実施形態では、給電コイル23と給電コンデンサ体24とは、直列接続されているが、並列接続されていてもよい。
受電装置30は、コイルユニットとしての受電ユニット32と、整流器38と、を備えている。
受電ユニット32は、コイルとしての受電コイル33(図1)と、受電コンデンサ体34と、これらを収容する箱型のケースとしての受電側ケース35(図2)と、を有している。受電ユニット32は、図2に示すように、車両Vの下面に取り付けられている。
受電コイル33と、受電コンデンサ体34とは、直列接続されて給電ユニット22と同一の共振周波数で共振する共振回路を形成している。本実施形態では、受電コイル33と受電コンデンサ体34とは、直列接続されているが、並列接続されていてもよい。
整流器38は、受電ユニット32が受電した高周波電力を直流電力に変換する。この整流器38には、例えば、車両Vに搭載された動力用バッテリBATTの充電に用いられる充電ユニットなどの負荷Lが接続される。
上述した給電システム1は、給電施設において、駐車した車両Vの動力用バッテリBATTの充電操作が入力されて車両Vへの電力伝送の要求が発生すると、車止め40の通信部がその要求を受信し、制御部43が、高周波電源41をオンして高周波電力を生成する。そして、この高周波電力が、フラットケーブル50を介して給電ユニット22に供給されると、給電ユニット22と受電ユニット32とが磁界共鳴して、給電ユニット22から高周波電力が伝送されて、当該高周波電力が受電ユニット32で受電される。受電ユニット32で受電された高周波電力は、整流器38で直流電力に変換されて、車両Vの充電ユニットに供給され、この充電ユニットにより動力用バッテリBATTが充電される。
次に、上述概略で説明した給電ユニット22の詳細な構成について、図3及び図5を用いて説明する。給電ユニット22は、上述したように、コイルとしての給電コイル23と、給電コンデンサ体24(図5においては図示されていない)と、矩形平板状のフェライト板25と、これらの周囲を覆うモールド部材26と、温度センサ(図示せず)と、異物検知センサ(図示せず)と、を備えている。
給電ユニット22は、マット状に形成され、可撓性を有している。ここで、マット状とは、厚みが薄く、面積の大きな平べったい形状を意味する。また、可撓性とは、柔軟で曲げることが可能な性質を意味する。給電ユニット22の形状・寸法は、特に限定されず、車両Vの給電に用いる場合、例えば30cm角〜40cm角程度の寸法を有する略矩形のマット状とすることができる。
給電コイル23は、例えば平面状に周回する銅線によって渦巻型に形成されている。本実施形態において給電コイル23は、フェライト板25上に渦巻型に配され、モールド部材26により、給電コンデンサ体24及びフェライト板25とともにその周囲が覆われている。
モールド部材26は、給電ユニット22の外形を形成しており、略矩形のマット状に形成されている。モールド部材26内における給電コイル23は、図3において破線で示されるようにモールド部材26の縁部近傍に位置付けられている。モールド部材26により、給電コイル23、給電コンデンサ体24及びフェライト板25を覆う構成であるため、給電ユニット22は防水性に優れる。
モールド部材26は、可撓性を有し、マット状に成形可能な非金属材料であれば特に限定されることはないが、例えば、樹脂やゴム等を用いることができ、中でも軟質樹脂であることが好ましい。モールド部材26として、軟質樹脂を用いた場合には、耐荷重性に優れたものとなり、給電ユニット22に車両Vが乗り上げた場合であっても、給電ユニット22の破損を抑制することができる。また、可撓性を有することにより、地面の歪みを吸収することができる。さらに、モールド部材26としては、耐候性及び熱伝導性に優れるものであることが好ましく、例えば、放熱性の高いシリコーン樹脂が挙げられる。
次に、フラットケーブル50の構成について、図6を用いて説明する。図6は、フラットケーブル50の概略分解斜視図である。
フラットケーブル50は、車止め40と給電ユニット22とを電気的に接続し、車止め40の高周波電源41で生成された高周波電力を給電ユニット22に供給する。フラットケーブル50と車止め40との接続部、及び、フラットケーブル50と給電ユニット22との接続部は、引張強度が高く、また、防水性に優れた構造となっていることが好ましい。
フラットケーブル50は、図6に示すように、複数の銅線51を平面状に束ねて、帯状に形成されたフラットケーブルであり、地面Gの垂直方向、水平方向に可撓性を有している。ここで、帯状とは、厚みが薄く、所定幅を有する細長い形状を意味する。フラットケーブル50は、例えば給電ユニット22よりも厚みが薄く、一定の幅を有する。
フラットケーブル50は、平面状に並べた複数の銅線51と、複数の銅線51を被覆して保護するシース52と、シース52の外側に配される金属製のシールド53と、シールド53の外側に配されるモールド樹脂54と、モールド樹脂54の外側に配されるツイストチューブ55と、を備えている。フラットケーブル50は、シールド53の外側にモールド樹脂54が配されて構成されているため、耐荷重性、耐候性及び防水性に優れる。
複数の銅線51のうち一部は信号線56を構成しており、当該信号線56は、給電ユニット22の温度センサや異物検知センサにより検知した信号を、車止め40の制御部43に送信する。
本実施形態に係る車止め40は、非接触で電力を受電する受電コイル33へ電力を供給する給電コイル23に高周波電力を供給する高周波電源41を備えるため、給電施設において高周波電源を供給するための装置を車止め40と別に設ける必要がない。そのため、スペース効率に優れた給電システム1の提供が可能となる。
また、本実施形態に係る車止め40は、設置面(地面G)に設置されているため、車止め40内部の熱を設置面に直接逃がすことができるため、放熱性に優れる。
また、本実施形態に係る車止め40には、複数の放熱フィン46が筐体44と一体に設けられているため、さらに放熱性に優れる。
また、本実施形態に係る給電ユニット22は、高周波電源41を備えておらず重量が軽いため、給電ユニット22の持ち運びが容易となる。このような構成により、給電ユニット22の設置作業や、移動が容易となる。
また、本実施形態に係る給電ユニット22は、マット状に形成されているため、給電システム1の設置場所のスペース効率を高めることができるとともに、持ち運びや収納が容易になる。また、大きな段差のない略平坦な路面を形成することができ、給電システム1の使用者の歩行の際の障害になりにくい。
また、本実施形態に係る給電ユニット22は、可撓性を有するため、持ち運びや収納が容易になる。さらに、設置面の歪みなどに追従することができるため、設置面の歪みなどによるがたつきが生じにくい。
また、本実施形態に係る給電ユニット22はマット状に形成され、可撓性を有することにより、より設置面の歪みに追従しやすいため、固定のためアンカー等を用いなくても設置箇所から位置ずれしにくい。また、アンカーを設置面(地面G)に埋める必要がないため、給電ユニット22の設置工事の施工が容易となる。さらに、設置面(地面G)に密着しているため、熱を地面Gに逃がしやすく放熱性に優れる。
また、本実施形態に係る給電システム1は、車止め40が高周波電源41を備える。このような構成により、給電施設において高周波電力を供給するための装置を車止め40と別に設ける必要がなく、スペース効率に優れる。また、高周波電源を別に設ける必要がないため、施工を簡素化することができ、美観にも優れる。さらに、高周波電源41を給電ユニット22に設ける必要がないため、給電ユニット22をマット状に形成することができる。また、給電ユニット22が可撓性を有する構成とすることができる。
また、本実施形態に係る給電システム1は、車止め40と給電ユニット22とを、フラットケーブル50で接続しているため、大きな段差のない略平坦な路面を形成することができ、給電システム1の使用者の歩行の際の障害になりにくい。
また、本実施形態に係る給電システム1は、車止め40と給電ユニット22とを、可撓性を有するフラットケーブル50で接続しているため、車止め40に対する給電ユニット22の位置を、フラットケーブル50の湾曲の角度を変えることにより調整することができる。言い換えれば、給電ユニット22の設置位置を、フラットケーブル50の湾曲の角度を変えることにより、車両Vの下面に取り付けられた受電ユニット32の位置にあわせて変えることが可能となる。これについて、図7を用いて説明する。
図7は、給電システム1において、車止め40の位置に対して給電ユニット22の位置を変えた場合のフラットケーブル50の配索の状態を示した図である。図7(a)は、車止め40と給電ユニット22とが、近い位置に配された状態を示した図であり、図7(b)は、車止め40と給電ユニット22とが、離れた位置に配された状態を示した図である。
例えば、受電ユニット32が車両Vにおいて、車止め40側に配されている場合には、図7(a)に示すように、給電ユニット22を車止め40寄りの位置に配することが好ましい。この時、フラットケーブル50は長さに余裕があるため、約90度に折れ曲げられて配索される。一方、受電ユニット32が車両Vにおいて、車止め40から遠い位置に配されている場合には、図7(b)に示すように、給電ユニット22を車止め40から離れた位置に配することが好ましい。この時、フラットケーブル50はほぼ直線的に、給電ユニット22から車止め40に接続される。このように、フラットケーブル50がその配索経路(湾曲の角度)を変えることで、給電ユニット22の設置位置を、車両Vの下面に取り付けられた受電ユニット32の位置にあわせて変えることが可能となる。
給電ユニット22は、上記構成のため、アンカー等の固定部材を用いなくても設置箇所から位置ずれしにくいが、固定部材を用いて設置面に固定してもよい。以下、給電ユニット22を設置面に固定する際の固定構造60について図8を用いて説明する。なお、給電ユニット22を固定構造60で固定する際には、あらかじめ、給電ユニット22にボルト貫通孔22bを設けておくことが好ましい。
図8は、給電ユニット22を固定するための固定構造60を示した図である。固定構造60は、給電ユニット22を取付対象物の表面としての地面Gに固定するための構造である。固定構造60は、第1ナット61と、第1ナット61に螺合するボルト62と、ボルト62に螺合する第2ナット63と、を備えている。
第1ナット61は、筒部64と、底部65と、を備えている。筒部64の内周面にはめねじが形成されており、当該内周面はねじ挿入孔64aを構成している。ねじ挿入孔64aはボルト62と螺合する。筒部64の下端部(下側)には略板状の底部65が配され、筒部64の上端部(上側)にはねじ挿入孔64aの開口部が形成されている。筒部64の上端部は、地面Gから突出しないように、地面Gの高さと同じか地面Gより低くなるように地面Gに埋設されている。
ボルト62は、頭部を有さない軸部から形成されており、その軸部の外周面にはおねじが形成されている。当該軸部が第1ナット61のねじ挿入孔64aと螺合し、ボルト62は筒部64に挿入される。なお、ボルト62は頭部を有していてもよく、その場合はボルト62と第2ナット63とが一体になっていると考えればよい。
第2ナット63の内周面には、めねじが形成され、当該内周面はねじ挿通孔63aを形成している。
次に、固定構造60を用いた被取付対象物としての給電ユニット22の地面Gへの固定を、図8を用いて説明する。まず、第1ナット61を上記のように地面Gに埋設する(図8(a))。次に、ボルト62の軸部がねじ挿入孔64aから突出し、ボルト62の軸部が地面Gから突出するように、ボルト62をねじ挿入孔64aに挿入させる(図8(b))。
次に、給電ユニット22のボルト貫通孔22bに地面Gから突出したボルト62の軸部を挿通させて、給電ユニット22を地面Gに置く(図8(c))。そして、ボルト62の軸部のうち、地面Gから突出した部分であって給電ユニット22の上側に位置する部分に、第2ナット63を螺合する。これにより、給電ユニット22が、地面Gと第2ナット63の下端部との間に挟まれ、地面Gに固定される(図8(c))。
固定された給電ユニット22を、例えば定期点検等のために取り外して持ち運ぶ場合には、固定構造60の第2ナット63をボルト62から取り外し、給電ユニット22をボルト62から取り外す。次に、ボルト62を第1ナット61から取り外し、第1ナット61のねじ挿入孔64aに、蓋(図示せず)をする。
上記固定構造60は、給電ユニット22を取り外した後、ボルト62を取り外すことができる。このような構成により、例えば、定期点検のため給電ユニット22を取り外した場合に、これが設置されていた箇所にアンカーが残ることがないため、当該箇所を歩行する際、障害になりにくい。また、給電施設において、アンカーを設置面(地面G)に埋める必要がないため、施工が容易となる。さらに、ボルト62を設置面(地面G)から取り外した後、第1ナット61のボルト貫通孔64aに蓋をすることにより、美観に優れる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態に係る車止め、コイルユニット及び給電システムについて、図9を用いて説明する。
本実施形態における給電システム1は、第1実施形態の給電ユニット22のモールド部材26の形状を、図9に示すように変形させたものである。図8において、前述した第1実施形態と同一構成部分には、同一符号を付した。なお、上記第1実施形態と同一の構成及び動作に関しては説明を省略する。
本実施形態に係る給電ユニット22は、モールド部材26Aを備えている。モールド部材26Aは、給電コイル23と、給電コンデンサ体24(図示せず)と、フェライト板25(図示せず)と、を覆っている。
モールド部材26Aは、マット状に略長方形状に形成されており、給電コイル23は、モールド部材26Aの縁部近傍に位置付けられている。モールド部材26Aの縁部(外周部)には、給電コイル23が露出しないように複数の切欠き部27が設けられている。切欠き部27は、円弧形状に形成されている。
本実施形態に係る給電ユニット22のモールド部材26Aには、上記のような構成により、モールド部材26の使用量を低減し、材料費を削減することができる。
以上、説明した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、当該実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の車止め、コイルユニット及び給電システムの構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、上記実施形態において車止め40は、放熱フィン46を備える構成としたが、これに限定されることはなく、放熱フィン46を備えない構成としてもよい。
また、上記実施形態において車止め40は、通信部を備え、当該通信部がその要求を受信し、制御部43が、高周波電源41をオンして高周波電力を生成する構成としたが、これに限定されることはない。例えば、通信部を備えていなくてもよく、高周波電源41は手動のスイッチなどにより高周波電源の生成を開始する構成としてもよい。
また、上記実施形態においては、給電ユニット22は、30cm角〜40cm角程度の寸法を有する四角形状のシート形状であるとしたが、これに限定されることはなく、丸型でもよく、その他の形状であってもよい。
また、上記実施形態において、給電ユニット22は、給電コンデンサ体24を備える構成としたが、これに限定されることはなく、例えば、給電コンデンサ体24を車止め40に備える構成としてもよい。また、上記実施形態において、給電ユニット22は、温度センサ(図示せず)、異物検知センサ(図示せず)などを備える構成としたが、これに限定されることはなく、温度センサや異物検知センサを備えない構成としてもよい。
また、上記実施形態において、給電ユニット22は、フェライト板25を備えた構成としたが、これに限定されることはなく、フェライト板25を設けることなく、フェライト粉を混ぜて成形したモールド部材26乃至モールド部材26Aを用いてもよいし、他の材料を用いてもよい。
また、上記第2実施形態において、切欠き部27は、モールド部材26Aの縁部(外周部)に、円弧形状に複数設けられる構成としたが、給電コイル23が露出しないように形成されていればこれに限定されることはなく、例えば、モールド部材26Aの中央部に形成されていてもよく、1つでもよく、四角形状、三角形状等いずれの形状でもよい。
1 給電システム
20 給電装置(給電部)
22 給電ユニット(コイルユニット)
23 給電コイル
26 モールド部材
27 切欠き部
30 受電装置(受電部)
33 受電コイル
40 車止め
41 高周波電源
46 放熱フィン
50 フラットケーブル
G 地面
V 車両

Claims (6)

  1. 筐体を備える車止めであって、
    非接触で電力を受電する受電コイルへ電力を供給する給電コイルに高周波電力を供給する高周波電源が前記筐体に収容されていることを特徴とする車止め。
  2. 放熱フィンを備えることを特徴とする請求項1に記載の車止め。
  3. 請求項1又は2に記載の車止めから前記高周波電力が供給される前記給電コイルを備え、マット状に形成され可撓性を有することを特徴とするコイルユニット。
  4. 前記コイルユニットが、前記給電コイルの周囲を覆うモールド部材を備え、
    前記モールド部材には、前記給電コイルが露出しないように切欠き部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のコイルユニット。
  5. 地面に設けられた給電部と車両に設けられた受電部とを有し、前記受電部が前記給電部から供給された電力を非接触で受電する給電システムであって、
    請求項1又は2に記載の車止めを備え、
    前記給電部が、請求項3又は4に記載のコイルユニットを備えることを特徴とする給電システム。
  6. 前記車止めと、前記コイルユニットと、が、可撓性を有するフラットケーブルで接続されていることを特徴とする請求項5に記載の給電システム。
JP2016019416A 2016-02-04 2016-02-04 車止め、コイルユニット及びそれらを有する給電システム Active JP6742743B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016019416A JP6742743B2 (ja) 2016-02-04 2016-02-04 車止め、コイルユニット及びそれらを有する給電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016019416A JP6742743B2 (ja) 2016-02-04 2016-02-04 車止め、コイルユニット及びそれらを有する給電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017137701A JP2017137701A (ja) 2017-08-10
JP6742743B2 true JP6742743B2 (ja) 2020-08-19

Family

ID=59564692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016019416A Active JP6742743B2 (ja) 2016-02-04 2016-02-04 車止め、コイルユニット及びそれらを有する給電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6742743B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005072366A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Riso Kagaku Corp 給電装置
TWI523368B (zh) * 2010-01-05 2016-02-21 通路實業集團國際公司 電動車之感應充電系統及其支撐結構
JP5895631B2 (ja) * 2012-03-16 2016-03-30 アイシン精機株式会社 車両給電装置
WO2014050778A1 (ja) * 2012-09-27 2014-04-03 Tdk株式会社 車両および移動体システム
JP5286445B1 (ja) * 2012-12-28 2013-09-11 株式会社日立パワーソリューションズ 電動式移動体の無線給電装置
JP6145318B2 (ja) * 2013-05-31 2017-06-07 小島プレス工業株式会社 非接触充電用送電装置
JP6149752B2 (ja) * 2014-02-12 2017-06-21 株式会社デンソー 非接触給電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017137701A (ja) 2017-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101750149B1 (ko) 차량
JP5740200B2 (ja) 共鳴式非接触給電システム、受電側装置及び送電側装置
JP6369493B2 (ja) 給電コイルユニット、ワイヤレス給電装置およびワイヤレス電力伝送装置
CN100592576C (zh) 连接器固定结构
JP6131915B2 (ja) 送電装置および受電装置
JP6091262B2 (ja) 給電部、受電部及び給電システム
JP5690642B2 (ja) 共鳴式非接触給電システム、共鳴式非接触給電システムの送電側装置及び車載充電装置
US10308124B2 (en) Power reception apparatus and power transmission apparatus
WO2015122248A1 (ja) 受電ユニット及びそれを有する給電システム
US20160352153A1 (en) Coil unit and power supply system including the same
KR20130137220A (ko) 공명식 비접촉 급전 시스템
CN104426249A (zh) 电力接收装置、电力发送装置和车辆
JP6742743B2 (ja) 車止め、コイルユニット及びそれらを有する給電システム
JP6249731B2 (ja) コイルユニット及び非接触電力伝送装置
JP2014114839A (ja) シール材の保持構造
JP6257924B2 (ja) 給電コイルユニット
US10737579B2 (en) Coil unit
JP5802120B2 (ja) 電気接続部の固定構造、コネクタ、コネクタの接続方法
JP2015002571A (ja) 給電装置及び給電システム
JP6280698B2 (ja) 給電コイルユニット
JP6587498B2 (ja) 充電スタンド
US9960577B2 (en) Wiring harness and routing structure of the same
JP2015164362A (ja) 受電ユニット及びそれを有する給電システム
JP6339524B2 (ja) 送電装置
JP2014093797A (ja) 電力伝送システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160323

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180213

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180815

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200721

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6742743

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250