JP6742716B2 - 光学素子の製造方法、および光学機器の製造方法 - Google Patents

光学素子の製造方法、および光学機器の製造方法 Download PDF

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本発明は、レンズやプリズムなどの光学素子のフレアやゴーストの発生原因となる迷光を吸収するための遮光膜を有する光学素子の製造方法に関わるものである。
カメラや顕微鏡等の光学機器に使用されるレンズやプリズム等の光学素子は、光学素子への入射光が表面反射や内面反射を起こすと迷光が発生する。この迷光は、フレアやゴーストを発生させ、光学機器の光学性能を低下させる原因となる。表面反射や内面反射を防止するために、光学素子の端部や光学面の縁部に反射防止用の遮光塗料を塗布して、遮光膜を形成することが知られている。
従来、遮光塗料を光学素子に塗布する方法としては、遮光塗料を含浸させた筆や刷毛を作業者が手作業で光学素子の塗布したい部位に押しつけて塗布する方法が一般的であった。特許文献1は、筆や刷毛を用いた手作業による塗布を機械化する塗布方法として、芯出しをした光学素子を回転させ、光学素子の外周形状に沿って塗布具を移動させ、端部及び光学面の縁部に遮光塗料を自動塗布する方法が開示されている。
特開平5−80206号公報
しかしながら、特許文献1の塗布方法では、レンズ芯出し時のばらつきに伴う回転時の芯ぶれや、レンズ自体の外形形状ばらつきを伴うため、光学素子と塗布具の相対位置関係がばらついてしまう。そのため数百μmの幅で塗布が必要な光学面の縁部への塗布においては、塗布位置の調整や摩耗した塗布具の交換を行うことが必要であり、生産性が悪いという課題がある。
本発明は、生産性良く光学面の縁部に光学有効面に侵入しない所望の幅で遮光塗料を塗布し、表面反射や内面反射を防止した遮光膜を形成する光学素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の光学素子の製造方法は、光学面と端部との間に面取り面を有する光学素子の前記面取り面に遮光塗料を設ける光学素子の製造方法であって、前記遮光塗料を前記光学素子の前記面取り面に塗布する塗布工程と、前記光学素子を回転させながら前記塗布工程で前記面取り面に塗布された遮光塗料に線状の弾性体を接触させて、前記面取り面に塗布された前記遮光塗料を光学面に移動させる調整工程と、を有し、前記調整工程では、前記面取り面の幅lと、前記塗布工程で塗布された前記遮光塗料の膜厚t(μm)と、前記線状の弾性体の直径d(μm)と、前記面取り面と前記面取り面と対面する前記線状の弾性体の長手方向と平行な仮想線とのなす角α(°)が下記式(1)を満たして前記線状の弾性体と前記遮光塗料を接触させることを特徴とする。
あるいは、本発明の光学素子の製造方法は、光学面と端部との間に面取り面を有する光学素子の前記面取り面に遮光塗料を設ける光学素子の製造方法であって、前記遮光塗料を前記光学素子の前記面取り面に塗布する塗布工程と、前記光学素子を回転させながら前記塗布工程で前記面取り面に塗布された遮光塗料に、弾性ブレードの底面を接触させて、前記面取り面に塗布された前記遮光塗料を光学面に移動させる調整工程と、を有し、前記調整工程では、前記面取り面の幅lと、前記塗布工程で塗布された前記遮光塗料の膜厚t(μm)と、前記弾性ブレードの前記底面と垂直方向の長さである高さd´(μm)と、前記面取り面と前記面取り面と対面する前記弾性ブレードの底面とのなす角α(°)が下記式(2)を満たして前記弾性ブレードと前記遮光塗料を接触させることを特徴とする。
また、本発明の光学機器の製造方法は、上記光学素子の製造方法を用いて製造された光学素子を用いて製造されることを特徴とする。
本発明によれば、レンズと塗布具の相対位置関係に誤差がある場合においても、塗布位置の調整や塗布具の交換を行うことなく所望の幅で光学面の縁部に遮光膜を塗布した光学素子を提供することができる。
本発明の光学素子を示す概略図である。 本発明で用いる塗布装置の概略図である。 本発明に係る塗布方法の概略図である。 本発明の塗布方法におけるレンズと弾性部材の位置関係を示す概略図である。 レンズの光学面に塗布された遮光塗料の概略図である。 本実施例に関わる線状の弾性体の配置の概略図である。 本実施例に関わる弾性ブレードの配置の概略図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
[光学素子]
本発明の光学素子は、光学レンズ、プリズム等を用いることができる。光学素子の材料としては、例えば無アルカリガラス、アルミナケイ酸ガラス、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス、酸化バリウム含有ガラス、酸化ランタン含有ガラス、酸化チタン含有ガラスを用いることができる。本発明の光学素子は、カメラ、双眼鏡、顕微鏡、半導体露光装置等の光学機器に用いることができる。
以下、光学レンズを例に本発明を説明する。
(遮光膜)
図1(a)に示すように、本発明の光学素子100は、光学レンズ101に遮光膜102が設けられている。図1(b)は、図1(a)の点線で囲まれた部分の拡大図である。
図1(b)に示すように、光学レンズ101は、光学面101aと、切削加工された端面(コバ面)101bとを有しており、光学面101aと端面101bの間に、面取り加工させた面取り面101cが設けられている。遮光膜102は、迷光を防止するために、端面101bや面取り面101cに設けられるが、端面101bのエッジを外部から見えなくするために、光学面101aの一部にも遮光膜102を設ける必要がある。この光学面101aの一部に設けられた遮光膜102aは、数百μmの幅で設けられ、幅が均一であることが好ましい。
遮光膜102は、樹脂、無機粒子及び着色剤を有している。
遮光膜102に用いる樹脂は、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、およびアクリル樹脂から選ばれる熱硬化性樹脂を適宜選択して用いることができる。これらの中で、寸法安定性が良いのでエポキシ樹脂を用いることがより好ましい。
無機微粒子は、遮光膜102の屈折率を調整するために用いられる。無機微粒子は、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、酸化錫を用いることができる。これらの中で、屈折率が高い酸化チタンを用いることが好ましい。
着色剤は、染料または顔料を用いることができるが、遮光膜102に均一に分散できるので染料を用いることが好ましい。顔料は、カーボンブラック、銅鉄マンガン複合酸化物、チタンブラック、酸化銅、酸化鉄(ベンガラ)から選ばれる少なくとも1種以上の黒色顔料を用いることができる。染料は、アントラキノン染料、フタロシアニン染料、スチルベンゼン染料、ピラゾロン染料、チアゾール染料、カルボニウム染料、アジン染料を用いることができる。本発明の遮光膜中に含有される染料の含有量は、染料を単独で使用する場合には遮光膜に対して13.0質量%以上50.0質量%以下、好ましくは13.0質量%以上40.0質量%以下が好ましい。
[光学素子の製造方法]
本発明の光学素子の製造方法は、遮光塗料を光学素子に塗布する塗布工程と、弾性部材を用いて塗布した遮光塗料を光学面に移動させる調整工程と、を有する。
(遮光塗料の塗布装置)
図2は、本発明の光学素子の製造方法で用いる塗布装置を示す概略構成図である。図2で、吸着回転シャフト1は、塗布対象であるレンズ2の片側の光学面を先端で吸着して保持する。吸着回転シャフト1は、L字状の支持部材3の一方の部材3aを介してθ軸回転モータ4に取付けられている。吸着回転シャフト1及びθ軸回転モータ4の中心部には、θ軸線方向に孔5が貫設されている。孔5には、真空発生機6がパイプ7を介して連結され、真空発生機6の作動により吸着回転シャフト1の先端でレンズ2が吸着して保持されるようになっている。
支持部材3の他方の部材3bの裏側には、レンズ回転軸(θ軸)に直交する向きに、吸着回転シャフト1、レンズ2、θ軸回転モータ4及びL字状の指示部材3を一体で回転させるためのB軸回転モータ8が設けられている。B軸回転モータ8は、縦置きした定盤16に固設されている。
θ軸回転モータ4およびB軸回転モータ8の上部には、塗布ユニット14と膜厚調整ユニット15が、Z軸ガイド9に沿って移動可能なZステージ10に設けられている。また、Z軸ガイド9は、X軸ガイド11に沿って移動可能なXステージ12に設けられている。X軸ガイド11は、定盤16に固定されている。これにより、塗布ユニット14及び膜厚調整ユニット15は、X軸方向及びZ軸方向に移動させることができる。θ軸回転モータ4、B軸回転モータ8、Xステージ12、Zステージ10の4つの駆動ユニットは、シーケンサコントローラ13に接続されている。シーケンサコントローラ13は、4つの駆動ユニットの全ての動作を制御する。4つの駆動ユニットにより、レンズ2と塗布ユニット10及び膜厚調整ユニット15の相対位置と姿勢が自在に設定出来る。上記では4つの駆動ユニットを用いた塗布装置を記載したが、レンズと塗布ユニットと膜厚調整ユニットの相対位置と姿勢を制御できれば良く、これに限定されるものではない。
(遮光塗料)
本発明に関わる光学素子用の遮光塗料は、樹脂材料と無機微粒子と着色剤とを含有する樹脂組成物を含有する。樹脂材料は、光学素子の基材、例えば、ガラスとの密着性が良いものが好ましい。例えばエポキシ樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂が挙げられる。樹脂の含有量は遮光塗料に対して、10重量%以上60重量%以下が好ましい。
無機微粒子は、内面反射をより低減する効果をもたらすために屈折率(nd)が2.2以上であることが好ましい。例えば、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、酸化錫等の微粒子をナノ分散したものが挙げられる。無機微粒子の平均粒子径は、10nm以上100nm以下が望ましく、含有量は塗料全体を基準として、5重量%以上35重量%以下が好ましい。
遮光塗料に含まれる着色剤としては、波長400nmから700nmの可視光を吸収し、任意の溶媒に溶解可能な材料であればよく、染料あるいは顔料が好ましい。顔料としては、カーボンブラック、チタンブラック、酸化銅、酸化鉄(ベンガラ)等が挙げられ、染料は、アントラキノン染料、フタロシアニン染料、スチルベンゼン染料、ピラゾロン染料、チアゾール染料、カルボニウム染料、アジン染料等が挙げられる。尚、着色材は1種類でもよいし、黒色、赤色、黄色、青色等数種類の着色剤を混合しても構わない。着色剤の含有量は塗料全体を基準として、5重量%以上35重量%以下であることが好ましいまた、必要に応じて、硬化剤や、塗布性を改善するために二酸化珪素微粒子を添加することができる。硬化剤は、アミン系、酸無水物系、イミダゾール系等の硬化剤を用いることができる。
また、遮光膜の膜厚を均一にするため、遮光塗料の物性として粘度は10〜100mPa・sの範囲であることが好ましく、表面張力は20〜50mPa・sの範囲であることが好ましい。遮光塗料の光学特性等を損なわない範囲であれば、遮光塗料を溶媒で希釈して粘度と表面張力が上記範囲になるように調整することが好ましい。
(遮光塗料のレンズ光学面への塗布方法)
本発明の遮光塗料の塗布方法について、図2を用いて説明する。
図3(a)に示すように、上記の塗布装置の吸着回転シャフト1でレンズ101を吸着支持する。レンズ101は、光学面101aと端面101bとの間に面取り面101cを有している。面取り面101cは、面取り加工された面であり、平面又は曲面を有する。
図3(b)に示すように、レンズ101の面取り面101cに、塗布ユニット10を用いて遮光塗料18を定量塗布する。このとき塗布した遮光塗料18の膜厚分布がレンズの周方向で±10%以下であることが好ましい。塗布ユニット10による遮光塗料18の塗布方法は、上記周方向の膜厚ばらつきを満足することができれば特に限定されるものではない。例えば遮光塗料を含浸させたウレタンスポンジを接触させて塗布してもよいし、遮光塗料を吐出可能なインクジェットやディスペンサの様な非接触塗布装置でもよい。
(遮光塗料を光学面に移動させる調整工程)
遮光塗料18を面取り面101cに塗布した後、図3(c)に示すようにレンズ101を回転させながら面取り面101c上に塗布されている遮光塗料18に対して、膜厚調整ユニット15に設けられた弾性部材19を近づける。弾性部材19を遮光塗料18に接触させると、弾性部材19は、面取り面101cに塗布されている遮光塗料18を図2(c)で紙面手前に移動させるので、遮光塗料18が光学面101aに移動する。このときレンズ101の面取り面101cと弾性部材19は接触していることが好ましい。レンズ101の面取り面101cと弾性部材19が接触していることで、レンズの回転時に芯がぶれた場合でも、レンズ全周において遮光塗料をかきとる量をすることができる。光学面への遮光塗料の移動量をレンズ全周において均一化することができる。また、レンズの面取り面17は、平面であることが好ましい。図4に示すように、面取り面の遮光塗料の膜厚t(μm)と、弾性部材の高さd(μm)と、面取り面の幅l(μm)と、面取り面と弾性部材とのなす角α(°)が下記式(1)を満たすことが必要である。
d > t > 0.5×l×tanα (1)
式(1)を満たす場合は、弾性部材19によってかきとられた遮光塗料18が弾性部材19を介して光学面101aに移動させることができる。−式(1)を満たさない場合は、弾性部材19によってかきとる遮光塗料の量が少なく、かきとられた遮光塗料が光学面101aまで到達せずに、遮光塗料18を光学面101aに移動させることができない。
なお面取り面と弾性部材とのなす角αは、面取り面が平面の場合には、面取り面と光軸から離れる方向に延びる弾性部材との角度である。また、面取り面が曲面の場合には、面取り面と弾性部材とのなす角αは、面取り面と弾性部材の接触部のうち光軸からの距離が最も長い点における面取り面の接平面と、光学面から離れる方向にのびる弾性部材の面との角度である。
図4に光学面101aに遮光塗料18が塗布されたレンズ101の光学面15の観察像の模式図を示す。
図4で、光学有効面20は、遮光塗料18を塗布してはならない領域である。光学面101aに塗布された遮光塗料18の光学面外周からの塗布幅wは、レンズの面取り面に塗布する遮光塗料の膜厚tと、面取り面と弾性部材とのなす角αにより制御することができる。そのため塗布を行うレンズ101の光学面101aに対する光学有効面20の大きさを考慮して、光学有効面20に侵入しない幅で、光学面101aに遮光塗料18が移動しないように調整すればよい。
また光学面101aに塗布された遮光塗料18の光軸側の外形形状である塗布輪郭は、図4に示されるように凹凸を有している。凹凸が大きくなると光学有効面20の際まで塗布することが困難になると共に、外観品位が損なわれるので、凹凸は小さい方が好ましい。この塗布輪郭の凹凸は、光学面101aに塗布された遮光塗料18の光学面外周からの幅の最大値と最小値の幅(以下PVと記す)で100μm以下であることが好ましく、50μm以下であることがより好ましい。
塗布輪郭の凹凸はレンズ101に対する弾性部材19の押圧ppにより制御することができる。押圧ppが大きくなると、レンズと弾性部材19の摩擦によって弾性部材19の先端が接触時にレンズ2の回転によってぶれてしまため、塗布輪郭の凹凸が顕著になってしまう。光学面101aに塗布された遮光塗料18の塗布輪郭を制御するにはレンズに対する弾性部材の押圧ppを所望の範囲になる様に設定する必要があり、0mN以上100mN以下であることが好ましい。
接触させる弾性部材19としては、線状の弾性体でもよいし、弾性ブレードでもよい。弾性部材19のヤング率Eは、0.1GPa以上350GPa以下であることが好ましい。
線状の弾性体を用いる場合は、線状の弾性体は張力を付与させるために少なくとも2点の支持体で支持される必要があり、その2点の支持体の間でレンズに作用させればよい。
また好ましくは一方のリールから繰り出され他方のリールに巻き取られるように、巻き取り機構を有するリールに巻いて保持するとよい。
弾性ブレードを用いる場合には、弾性ブレード単独で用いても良いし、バネや移動ステージを弾性ブレードに接続して用いても良い。また好ましくはレンズとの接触時の押圧ppを確認できるように圧力センサを接続すると良い。
弾性部材の材質としては、レンズに対する弾性部材の押圧ppが所望の範囲になるように構成されればよく、特に限定されるものではない。たとえばテフロン(登録商標)やナイロンのような樹脂でもよし、アルミニウム、銅、鋼、タングステンの様な金属でも良い。
線状の弾性体を用いる場合は、2点の支持体間で張力を付与して設置すればよく、簡便な装置形態で実現することができる。
また上述の様にリールで巻き取る機構を持たせることで、遮光塗料やレンズの面取り面との接触による、遮光塗料の付着や弾性体の摩耗により影響をリールから巻き取ることで回避することができ、より安定的に塗布することができる。
弾性ブレードを用いる場合は、上述の様に弾性ブレード自体に押圧ppを確認する圧力センサを接続することができるため、レンズの光学面への塗布の際に塗布輪郭の凹凸が悪化しないように容易に管理することができる。
上記のように、弾性部材を接触させて光学面に遮光塗料を移動させる塗布方法を行うことで、レンズ回転による心ぶれやレンズ外形形状ばらつき等に対しても、弾性部材が弾性変形することで、安定して光学面に塗布が行える。またレンズ101の面取り面101cへの遮光塗料19の塗布においては、弾性部材19の接触によってレンズの面取り面に塗布された遮光塗料は延ばされるため、必ずしもレンズの光学面と面取り面の境界まで塗布する必要はない。そのため、塗布レシピの調整や塗布具の交換を行うことなくレンズと塗布具の相対位置関係に誤差が生じる場合においても、生産性良く光学面101の縁部に遮光膜102を設けることができる。
以下、実施例について説明する。
実施例および比較例では、下記の測定方法を用いた。
(面取り面上の遮光塗料の膜厚tの測定)
2次元レーザ変位計(LJ−V7020 キーエンス社製)を用いて、遮光塗料の塗布前と塗布後の断面プロファイルの差から面取り面に塗布された遮光塗料の体積を計測した。
計測した遮光塗料の体積を面取り面の面積で除することで面取り面上の遮光塗料の膜厚t[μm]を算出した。
(面取り面と弾性部材とのなす角の測定)
面取り面と弾性部材とのなす角度α(°)は、弾性部材を接触させて光学面に遮光塗料を移動させる際にデジタルマイクロスコープ(VHX−5000 キーエンス社製)で観察を行い、その観察画像から角度を計測した。
(光学面の外周からの塗布幅、塗布輪郭の凹凸量の測定)
光学面に遮光塗料を塗布したレンズを光学面の上方からデジタルマイクロスコープ(VHX−5000 キーエンス社製)を用いて観察を行った。その観察像から光学面に塗布された遮光膜の光軸側の外形形状に対する内接円の半径Aと外接円の半径B、光学面の半径Cを算出する。そこから光学面の外周からの塗布幅と塗布輪郭はそれぞれ以下の式より算出した。
塗布幅w:C−A
塗布輪郭の凹凸量PV:B−A
(実施例1)
実施例1では、弾性部材19に線状の弾性体を用いた。使用した線状の弾性体は材質がナイロンであり、ヤング率Eが3GPaである直径が330μmの樹脂製のワイヤーを使用した。
実施例1では、レンズ101はΦ50mmのレンズであり、光学面の光学有効面20に侵入しない光学面外周からの距離は300μmである。レンズ面とコバ面の間は面取り加工された面取り面が形成されており、面取り面の幅lは350μmであった。また、レンズ101は両面が鏡面加工されており、端面101bと面取り面101cはスリ面加工されているものを用いた。
レンズと吸着回転シャフト1の回転軸との芯出し精度は、固定されたレーザ変位計を用いて計測し、心出し精度が±5μm以下になるようにレンズ位置を調整した。
弾性部材19のレンズに対する押圧ppは、吸着回転シャフトに6軸力覚センサを固定し、6軸力覚センサに押圧測定用のレンズ101を固定する。その後、押圧測定用のレンズに対して各条件で弾性部材を接触させ、その時の押圧ppを6軸力覚センサから測定した。押圧測定用のレンズは塗布対象レンズに対して、両面の光学面に貫通する貫通穴加工を施してあるため、6軸力覚センサに固定することができる。
レンズ101を吸着回転シャフト1に対して真空吸着させ保持した。レンズの面取り面101cへの遮光塗料19の定量塗布は、非接触塗布が可能なディスペンサを用い、ディスペンサは吐出口が鉛直下向きになる様に塗布ユニットに固定して使用した。ディスペンサに遮光塗料を充填し、ディスペンサから吐出される遮光塗料が面取り面に着弾するように、ディペンンサとレンズの位置関係を調整し、レンズを回転させながら一周塗布を行った。実施例1では、面取り面に塗布した遮光塗料の膜厚は50μmであった。
図6に、光学面101に遮光塗料18を塗布する際のワイヤー21とレンズ2の位置関係を説明する。まずワイヤー21は2つにリール22に巻き取られるように巻かれており、リール間は複数のガイドプーリー23を介して張力を付与された状態で支持されている。2つのリール22と複数のガイドプーリー23はL字型の平板である弾性部材保持治具12に固定されている。レンズ2と接触させるガイドプーリー間のワイヤー21は、B軸角度βが0°のときレンズ2の面取り面とワイヤー21のなす角が0°になるように配置している。レンズ101とワイヤー21の接触時の押圧ppはワイヤー21の張力と、レンズ2と接触させるガイドプーリー間の距離を調整することで制御することができる。実施例1ではレンズ101と接触させるガイドプーリー間の距離は100mmであった。またワイヤー21に付与されている張力はテンションメータで計測し、本実施例では1.5Nであった。
面取り面にワイヤー21を接触させる際の面取り面とワイヤー21のなす角はレンズB軸回転モータによりレンズ2の保持角度を変更することで調整した。本実施例1は、面取り面101cとワイヤー21のなす角は0°に設定した。
ワイヤー21とレンズ2との接触は、弾性部材保持治具12が接続されているXステージ11とZステージ9を用いてX方向とZ方向に移動させることで行った。接触時のレンズ2とワイヤー21の相対的な位置関係はワイヤーのレンズへの押し込み量pqにて評価を行った。押し込み量pqとは、Zステージを移動させた後Xステージを移動させレンズ2とワイヤー21が接触した位置のX座標を0として、そこからワイヤーがレンズ中心軸に近づく方向にXステージを移動させた移動量である。
実施例1は、押し込み量pqが0mmで塗布をした。
次に、ワイヤー21とレンズ2を接触させた後、B軸回転モータによりB軸角度βが90°に設定し、ディスペンサがレンズのコバ面の上方に来るように移動させ、ディスペンサから遮光塗料を吐出させコバ面全面の塗布を行った。コバ面全面の塗布は、レンズを回転させながらディスペンサを連続吐的に吐出して一周塗布した後、ディスペンサの位置をX軸方向に500μmステップ移動させ再度一周塗布する工程を繰り返す輪帯ステップ塗布により行った。結果を表1に示す。
(実施例2)
実施例2は、押し込み量pqを1mmにする以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
(実施例3)
実施例3は、押し込み量pqを2mmにする以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
(実施例4)
実施例4は、押し込み量pqを3mmにする以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
(実施例5)
実施例5は、面取り面101cに塗布する遮光塗料19の膜厚が30μmになるように設定した以外は実施例2と同様にして塗布を行った。結果を表1に示す。
(実施例6)
実施例6は、レンズの面取り面101cとワイヤーのなす角を15°になるように設定した以外は、実施例2と同様にして塗布を行った。結果を表2に示す。
(実施例7)
実施例7は、弾性部材に材質がヤング率Eが70GPaである直径380μmのアルミ製のワイヤーを用いて、線状の弾性体の張力は0.2Nに設定した以外は実施例2と同様にして、塗布を行った。結果を表2に示す。
(実施例8)
実施例8は、弾性部材に材質がヤング率Eが345GPaである直径350μmのタングステン製のワイヤーを用いて、線状の弾性体の張力は0.2Nに設定した以外は実施例2と同様にして塗布を行った。結果を表2に示す。
(実施例9)
実施例9は、弾性部材に弾性ブレードを使用した。弾性ブレードは、ヤング率Eが1GPaであり、材質がシリコーンの樹脂ブレードを使用した。樹脂ブレードの外形は、幅:20mm、厚み:20mm、高さ:50mmであった。弾性ブレード24は、図7の様にレンズと接触させる側とは反対側を弾性バネ25と圧力センサ26に接続された状態で膜厚調整ユニット15に固定した。また弾性ブレードは、バネの弾性変形の方向以外に移動が制限されるようにガイド26で囲われている。レンズの面取り面との接触は弾性ブレードの1辺が面取り面と線接触するように接触させており、レンズの面取り面と弾性ブレードとのなす角は0°になるように設置した。レンズの面取り面に対する押圧ppは弾性ブレードに接続されている圧力センサの値において、レンズと接触前の値とレンズとの接触時の値との差分から計測した。これ以外は実施例2と同様にして塗布を行った。結果を表2に示す。
(実施例10)
実施例10は、押し込み量pqを2mmとした以外は実施例9と同様にして塗布を行った。結果を表2に示す。
(比較例1)
比較例1は光学面へ遮光塗料の塗布を直接遮光塗料を含侵させた筆状のウレタンスポンジを用いて塗布した際の塗布結果を示す。遮光塗料を含侵させたウレタンスポンジを塗布ユニット10に固定し、B軸回転モータによりB軸角度βを90°に設定する。ウレタンスポンジが接続されているXステージ11とZステージ9によりレンズとウレタンスポンジがレンズ外形形状に沿って接触するように移動させる。光学面の外周領域への塗布は光学面の外周から50μm光学有効面側に近づいた点にウレタンスポンジの先端が接触するようにウレタンスポンジとレンズの位置関係を調整すし塗布を行った。結果を表3に示す。
(比較例2)
比較例2は光学面へ遮光塗料の塗布を直接ディスペンサを用いて塗布した際の塗布結果を示す。遮光塗料が充填されたディスペンサを塗布ユニット10に固定し、B軸回転モータによりB軸角度βを0°に設定し、光学面の外周領域への塗布を行う。光学面の外周領域への塗布は、吐出した遮光塗料の着弾位置が光学面の外周から50μm光学有効面側に近づいた点になるようにディスペンサの位置を調整して一周塗布を行った。コバ面への遮光塗料の塗布は実施例1と同様に、B軸回転モータによりB軸角度βを90°に設定して輪帯ステップ塗布により塗布を行った。結果を表3に示す。
(比較例3)
比較例3は、レンズの面取り面とワイヤーのなす角が30°になるように設定し、それ以外は実施例2と同様にして塗布を行った。結果を表3に示す。
(評価)
本実施例における光学面に塗布される遮光塗料としては、光学面の縁からの塗布幅wは300μm以下であることが好ましい。また塗布輪郭PVは100μm以下であることが好ましく、50μm以下であるとより好ましい。
比較例1、2より、筆やディスペンサにより直接レンズの光学面に遮光塗料の塗布を行った。その結果光学面の縁からの塗布幅wと塗布輪輪郭PVを両立して塗布することができなかった。
本実施例1〜3より、押し込み量pqが0〜2mmの範囲においては、光学面に塗布された遮光塗料は光学面の縁からの幅wおよび塗布輪郭PVはどちらも良好な塗布結果が得られた。上記実施例1〜3より、本発明の塗布方法においては、レンズ回転による心ぶれやレンズ外形形状ばらつき等により弾性部材のレンズへの押し込み量pqが変動しても、光学面に良好な塗布が可能である。実施例4より、レンズに対する弾性部材の押圧ppが大きくなると、レンズの光学面に塗布される遮光塗料の塗布輪郭PVが大きくなってしまうことが解った。
実施例5〜6より、面取り面に塗布する遮光塗料の膜厚tと弾性部材と面取り面のなす角をα調整することで、レンズの光学面に塗布される遮光塗料の光学面の縁からの幅は制御することができる。そのために塗布対象レンズの光学有効面の大きさに合わせて光学有効面に侵入しない最大の幅で塗布するように調整することができる。
比較例3より、弾性部材と面取り面のなす角αが大きいと、弾性部材を接触させても面取り面に塗布された遮光塗料が光学面に移動しないことが解った。
実施例6〜7より、線状の弾性部材としてヤング率Eの高い部材を使用した場合でも、レンズに対する遮光塗料の押圧ppを所望の範囲に制御することで、同様の塗布結果が得られることが解った。
実施例8〜9より、弾性部材は弾性プレードでも実現可能であることが解った。
1 吸着回転シャフト
14 塗布ユニット
15 膜厚調整ユニット
18 遮光塗料
19 弾性部材
20 光学有効面
21 線状の弾性体
22 リール
23 ガイドプーリー
24 弾性ブレード
25 弾性バネ
26 圧力センサ
27 ガイド
100 光学素子(光学レンズ)
101a 光学面
101b 端面
101c 面取り面

Claims (11)

  1. 光学面と端部との間に面取り面を有する光学素子の前記面取り面に遮光塗料を設ける光学素子の製造方法であって、
    前記遮光塗料を前記光学素子の前記面取り面に塗布する塗布工程と、
    前記光学素子を回転させながら前記塗布工程で前記面取り面に塗布された遮光塗料に線状の弾性体を接触させて、前記面取り面に塗布された前記遮光塗料を光学面に移動させる調整工程と、を有し、前記調整工程では、前記面取り面の幅lと、前記塗布工程で塗布された前記遮光塗料の膜厚t(μm)と、前記線状の弾性体の直径d(μm)と、前記面取り面と前記面取り面と対面する前記線状の弾性体の長手方向と平行な仮想線とのなす角α(°)が下記式(1)を満たして前記線状の弾性体と前記遮光塗料を接触させることを特徴とする光学素子の製造方法。
    d>t>0.5×l×tanα (1)
  2. 前記調整工程では、前記線状の弾性体を前記面取り面に接触させることを特徴とする請求項1に記載の光学素子の製造方法。
  3. 前記調整工程では、前記線状の弾性体を前記面取り面の少なくとも一部に0mN以上100mN以下で押圧することを特徴とする請求項2に記載の光学素子の製造方法。
  4. 前記線状の弾性体は、張力を付与する少なくとも2点の支持体で支持されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光学素子の製造方法。
  5. 前記線状の弾性体は、一方のリールから繰り出され他方のリールに巻き取られるように、巻き取り機構を有するリールに巻かれていることを特徴とする請求項4に記載の光学素子の製造方法。
  6. 前記線状の弾性体のヤング率Eは、0.1GPa以上、350GPa以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光学素子の製造方法。
  7. 光学面と端部との間に面取り面を有する光学素子の前記面取り面に遮光塗料を設ける光学素子の製造方法であって、
    前記遮光塗料を前記光学素子の前記面取り面に塗布する塗布工程と、
    前記光学素子を回転させながら前記塗布工程で前記面取り面に塗布された遮光塗料に、弾性ブレードの底面を接触させて、前記面取り面に塗布された前記遮光塗料を光学面に移動させる調整工程と、を有し、前記調整工程では、前記面取り面の幅lと、前記塗布工程で塗布された前記遮光塗料の膜厚t(μm)と、前記弾性ブレードの前記底面と垂直方向の長さである高さd´(μm)と、前記面取り面と前記面取り面と対面する前記弾性ブレードの底面とのなす角α(°)が下記式(2)を満たして前記弾性ブレードと前記遮光塗料を接触させることを特徴とする光学素子の製造方法。
    d´>t>0.5×l×tanα (2)
  8. 前記弾性ブレードのヤング率Eは、0.1GPa以上、350GPa以下であることを特徴とする請求項7に記載の光学素子の製造方法。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の光学素子の製造方法を用いて製造された光学素子を用いて製造されることを特徴とする光学機器の製造方法。
  10. 前記光学機器は、カメラであることを特徴とする請求項9に記載の光学機器の製造方法。
  11. 前記光学機器は、双眼鏡であることを特徴とする請求項10に記載の光学機器の製造方法。
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