下記は、本発明の実施形態において添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態における技術的解決策を明確に、かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の全部ではなく、いくつかにすぎない。当業者によって創造的な努力なしに本発明の実施形態に基づいて取得される他のあらゆる実施形態は、本発明の保護範囲以内に収まるべきものである。
本発明の実施形態において言及されるコアネットワークユーザプレーンデバイスおよびコアネットワーク制御プレーンデバイスは、同じコアネットワークデバイスにおいて一体化されてもよく、または2つの独立したコアネットワークデバイスに分散されてもよく、またはデータセンタもしくはサーバにおける2つの異なるネットワーク機能エンティティであってもよいことが留意されるべきである。コアネットワークユーザプレーンデバイスは、図1に示されるCNのデータルーティング機能を実装するように構成される。コアネットワーク制御プレーンデバイスは、図1に示されるCNのモバイルネットワーク管理機能、例えば、モバイルネットワークの加入データを維持すること、およびモバイルネットワークのネットワーク要素を管理することを実装し、セッション管理、モビリティ管理、ポリシー管理、およびセキュリティ認証などの機能をUEに提供するように構成される。
また、本発明の実施形態は、UEのハンドオーバシナリオに対して適用されるので、ソースANは、UEがハンドオーバされる前にUEにサービスを提供するANであり、ターゲットANは、UEがハンドオーバされた後にUEにサービスを提供するANである。対応して、ソースDRBは、ソースANとUEとの間のエアインターフェース送信経路であり、ターゲットDRBは、ターゲットANとUEとの間のエアインターフェース送信経路であり、ソースNG3経路は、ソースANとコアネットワークユーザプレーンデバイスとの間でUEのダウンリンクデータを送信するために使用されるNG3経路であり、ターゲットNG3経路は、ターゲットANとコアネットワークユーザプレーンデバイスとの間でUEのダウンリンクデータを送信するために使用されるNG3経路である。
本発明の実施形態において言及されるソースNG3経路またはターゲットNG3経路は、AN、UE、セッション(session)、フローなどに基づくことができることに留意されるべきである。例えば、ソースNG3経路がUEに基づく場合、1つのUEは、1つのソースNG3経路に対応し、またはソースNG3経路がセッションに基づく場合、1つのセッションは、1つのソースNG3経路に対応し、またはソースNG3経路がANに基づく場合、1つのANは、1つのソースNG3経路に対応する。また、本発明の実施形態はすべて、1つのソースNG3経路のみが存在する例を使用することによって説明される。複数のソースNG3経路が存在する場合、実装方法は、類似しており、本発明の保護範囲以内に収まる。
図2に示されるように、本発明の一実施形態は、エンドマーカを送信するための方法を提供する。詳細は下記に説明される。
201.ソースANは、ソースANとコアネットワークユーザプレーンデバイスとの間のソースNG3経路を通じて、コアネットワークユーザプレーンデバイスによって送信された第1のエンドマーカを受信する。
第1のエンドマーカは、ソースNG3経路上でのUEのダウンリンクデータの送信が完了したことを示すために使用される。第1のエンドマーカは、メッセージであってもよく、ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送し得る。
ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDは、ソースAN上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルID、および/またはコアネットワークユーザプレーンデバイス上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含み得る。
具体的には、第1のエンドマーカは、コアネットワーク(例えば、コアネットワークユーザプレーンデバイス、またはコアネットワーク制御プレーンデバイス)によって生成され得る。例えば、コアネットワークは、ソースNG3経路のIDに基づいて第1のエンドマーカを生成する。つまり、1つのエンドマーカは、1つのNG3経路のIDに基づいて、対応して生成される。この場合、第1のエンドマーカは、ソースNG3経路に基づいたエンドマーカである。しかしながら、DRBがコアネットワークに知られていないので、コアネットワークは、DRBに基づいたエンドマーカを生成することができない。第1のエンドマーカの生成に関する詳細については、図4または図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、ここでは説明されない。
UEのIDは、UEを識別するために使用され、特に、国際モバイル加入者識別(International Mobile Subscriber Identity、IMSI)、モビリティ管理エンティティ一時的モバイル加入者識別(M-temporary mobile subscriber identity、M−TMSI)、グローバル一意一時的識別(globally unique temporary identity、GUTI)、またはSAE一時的モバイル加入者識別(SAE-temporary mobile subscriber identity、S−TMSI)であってよい。
202.ソースANは、第1のエンドマーカに基づいて、N個の第2のエンドマーカを生成する。
Nは、ソースNG3経路に対応するソースDRBの数である。複数のソースDRBが存在する場合、Nは2以上の整数であってよい。
第2のエンドマーカは、転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送し得る。転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDは、ソースAN上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルID、および/またはターゲットAN上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含んでよい。
ソースNG3経路とソースDRBとの間に予め設定された対応が存在し得ること、および、この対応がソースANに記憶され得ることが留意されるべきである。例えば、切り替えが発生しない場合、ソースNG3経路上で送信され、ソースANによって受信されたダウンリンクデータは、ソースNG3経路に対応するソースDRBを使用することによってUEへ送信され、ソースDRBを使用することによってソースANによって受信されたアップリンクデータは、ソースDRBに対応するソースNG3経路を通じてコアネットワークへ送信される。具体的には、ソースNG3経路に対応するソースDRBは、1つまたは複数のソースDRBを含んでよい。
203.ソースANは、ソースNG3経路に対応する転送経路を通じて、N個の第2のエンドマーカをターゲットANへ送信する。
ソースNG3経路に対応する転送経路は、ソースNG3経路上のUEのダウンリンクデータを送信するために使用される転送経路である。例えば、1つのソースNG3経路は、1つまたは複数の転送経路に対応し得る。1つまたは複数の転送経路は、下記に説明されるように、ソースNG3経路上で送信されるUEのダウンリンクデータを送信するために使用され、
ソースNG3経路が、1つの転送経路に対応する場合、これは、ソースNG3経路上で送信されるUEのダウンリンクデータが転送経路を通じてターゲットANへ送信され得ることを示し、または、
ソースNG3経路が、複数の転送経路に対応する場合、これは、ソースNG3経路上で送信されるUEのダウンリンクデータが複数の転送経路を通じてターゲットANへ送信され得ることを示す。
転送経路は、ソースNG3経路を通じて受信されたUEのデータをターゲットANへ転送するためにソースANによって使用される。明らかに、転送経路は、ソースANとターゲットANとの間の送信チャネルであり、直接送信チャネルであってもよく、または間接送信チャネルであってもよい。具体的には、直接通信チャネルは、ソースANとターゲットANとが第三者デバイスによる転送の必要なしに互いに直接通信が可能であることを意味し、間接送信チャネルは、ソースANとターゲットANとが第三者デバイスによる転送を必要とし、互いに直接通信することができないことを意味する。第三者デバイスは、コアネットワークユーザプレーンデバイスであってよい。
任意選択で、転送経路の数はNであり、つまり、転送経路の数は、ソースDRBの数と等しい。言い換えれば、転送経路は、ソースDRBに基づく。さらに、ステップ202は、下記の2つの手法において特に実装され得る。
手法1:ソースANは、第1のエンドマーカ、および転送経路とソースNG3経路との間の対応に基づいて、N個の第2のエンドマーカを生成する。
転送経路とソースNG3経路との間の対応は、転送経路のIDとソースNG3経路のIDとの間の対応であってよく、ソースAN上にリストの形で特に予め設定されてよい。
転送経路のIDは、転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDであり得る。ソースNG3経路のIDは、ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDであり得る。
さらに、転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDについては、ステップ202における関連する説明を参照されたく、ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDについては、ステップ201における関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
具体的には、第1のエンドマーカを受信する場合、ソースANは、第1のエンドマーカが送信されるソースNG3経路のIDを取得してよく、ソースNG3経路の取得されたIDを使用することによって、転送経路のIDとソースNG3経路のIDとの間の対応をチェックすることによって、ソースNG3経路に対応する転送経路のIDを取得し、転送経路の取得されたIDに基づいて、転送経路に対応する第2のエンドマーカを生成し、第2のエンドマーカを転送経路を通じてターゲットANへ送信し得る。
手法1は、第1のエンドマーカがソースNG3経路に基づいたエンドマーカであるシナリオに適用され得る。このシナリオにおいて、ソースANは、ソースNG3経路に基づいた第1のエンドマーカに基づいて、ソースDRBベースの第2のエンドマーカまたはターゲットDRBベースの第2のエンドマーカを生成し、第2のエンドマーカをターゲットANへ送信して、ターゲットANがターゲットDRB上のダウンリンクデータをソートすることを支援する。これは、DRBがコアネットワークに知られていない場合において、コアネットワークがDRBベースのエンドマーカを生成し、ターゲットANへ送信することができなければ引き起こされるであろう、ターゲットDRB上のダウンリンクデータ障害を回避する。
手法2:ソースANは、第1のエンドマーカ、ならびに転送経路、UEのID、およびソースNG3経路間の対応に基づいて、N個の第2のエンドマーカを生成し、第1のエンドマーカは、UEのIDを搬送する。
転送経路、UEのID、およびソースNG3経路間の対応は、転送経路のID、ソースNG3経路のID、およびUEのIDの間の対応であり得る。具体的には、転送経路のIDおよびソースNG3経路のIDについては、手法1における関係する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
具体的には、第1のエンドマーカを受信する場合、ソースANは、UEのID、および第1のエンドマーカが送信されるソースNG3経路のIDを取得してよく、ソースNG3経路の取得されたIDおよびUEの取得されたIDに基づいて対応をチェックすることによって、UEのソースNG3経路に対応する転送経路のIDを取得してよく、転送経路の取得されたIDに基づいて、転送経路に対応する第2のエンドマーカを生成し、第2のエンドマーカを転送経路を通じてターゲットANへ送信する。
ソースNG3経路がANベースの経路であるシナリオに手法2が適用され得ることが指摘されるべきである。このシナリオにおいては、複数のUEが、1つのソースNG3経路を共有し得る。ソースNG3経路上で送信されたエンドマーカが属するUEを識別するために、第1のエンドマーカは、UEのIDおよびソースNG3経路に関する情報に基づいて生成され得る。手法2において、ソースANは、第1のエンドマーカに基づいて、UEのソースDRBまたはターゲットDRBベースの第2のエンドマーカを生成する。これは、DRBがコアネットワークに知られていない場合において、コアネットワークがDRBベースのエンドマーカを生成し、ターゲットANへ送信することができなければ引き起こされるであろう、ターゲットDRB上のダウンリンクデータ障害を回避する。
前述の2つの実装から、第2のエンドマーカはソースDRBに基づくということが習得可能である。ソースDRBは、ターゲットDRBと1対1対応するので、生成されるN個の第2のエンドマーカも、ターゲットDRBに基づく。
任意選択で、転送経路の数は1であり、つまり、転送経路は、ソースNG3経路に基づき、1つのソースNG3経路は、1つの転送経路に対応する。さらに、ステップ202において生成されたN個の第2のエンドマーカにおけるi番目の第2のエンドマーカは、ソースNG3経路に対応するソースDRBにおいてx番目のソースDRBのデータカテゴリインジケータを搬送し、ただし、1≦i≦Nかつ1≦x≦Nであり、N個の第2のエンドマーカにおけるj番目の第2のエンドマーカは、ソースNG3経路に対応するソースDRBにおけるy番目のソースDRBのデータカテゴリインジケータを搬送し、ただし、1≦j≦Nであり、1≦y≦Nであり、i、j、x、およびyはすべて整数であり、iはjと等しくなく、xはyと等しくない。具体的には、第2のエンドマーカは、ソースDRBと1対1対応し、第2のエンドマーカは、第2のエンドマーカに対応するソースDRBのデータカテゴリインジケータを搬送する。
例えば、N=3と仮定すると、1番目の第2のエンドマーカは、1番目の第1のソースDRBのデータカテゴリインジケータを搬送してもよく、2番目の第2のエンドマーカは、2番目のソースDRBのデータカテゴリインジケータを搬送してもよく、3番目の第2のエンドマーカは、3番目のソースDRBのデータカテゴリインジケータを搬送してもよい。
この場合において、ステップ203は、ソースANによって、生成されたN個の第2のエンドマーカを転送経路を通じて送信することを特に含む。
N個の第2のエンドマーカは、異なるソースDRBのデータカテゴリインジケータを搬送する。言い換えれば、N個の第2のエンドマーカはソースDRBに基づく。また、ソースDRBは、ターゲットDRBと1対1対応する。したがって、生成されたN個の第2のエンドマーカも、ターゲットDRBに基づく。
UEの複数のソースNG3経路が、1つのソースDRBを共有する場合、図2に示された方法が依然として適用可能であることが指摘されるべきである。
前述の実施形態において提供された、エンドマーカを送信するための方法によれば、ソースANは、コアネットワークユーザプレーンデバイスによって送信された第1のエンドマーカを、ソースNG3経路を通じて受信し、ソースANは、第1のエンドマーカに基づいて、DRBベースの第2のエンドマーカを生成し、第2のエンドマーカをDRBに対応する転送経路を通じてターゲットANへ送信する。これは、DRBがコアネットワークに知られていない場合、コアネットワークがDRBベースのエンドマーカをターゲットANへ正確に送信することができないという問題を解決し、それによって、UEのハンドオーバに起因するダウンリンクデータ障害を回避する。
任意選択で、前述の実施形態の第1の実装シナリオにおいて、例えば、ソースANとターゲットANとが互いに直接通信することができるシナリオにおいて、ステップ201の前に、本方法は、下記のステップをさらに含む。
200a.ソースANは、第1の切り替え要求メッセージをターゲットANへ送信し、第1の切り替え要求メッセージは、UEのソースDRBに関する情報およびソースNG3経路に関する情報を搬送する。
UEのソースDRBに関する情報は、ソースDRBのサービス品質(quality of service、QoS)情報、ソースDRBのID、およびソースDRBのデータカテゴリインジケータ(data category indicator)を含み得る。ソースNG3経路に関する情報は、ソースAN上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルID、ならびにコアネットワークユーザプレーンデバイス上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含み得る。
データカテゴリインジケータは、ソースDRB上で送信されることを許可されたデータカテゴリ(data category)を示すために使用され、ソースDRBのQoS情報を決定するために使用され得ることが、留意されるべきである。具体的には、データカテゴリは、ユーザ加入データ、事業者ポリシー、課金ポリシー、サービス属性などに基づいた分割を通じて取得されてよい。例えば、データカテゴリインジケータは、フロー識別インジケータ(flow identification indicator、FII)、QoSクラス識別子(QoS class identifier、QCI)、または差異化サービスコードポイント(differentiated services code point、DSCP)であってよい。
前述の実装シナリオにおいて、ソースANは、第1の切り替え要求メッセージをターゲットANへ送信し、その結果、ターゲットANは、第1の切り替え要求メッセージに基づいて、転送経路、ターゲットDRB、およびターゲットNG3経路を確立する。
任意選択で、前述の実施形態の第2の実装シナリオにおいて、例えば、ソースANとターゲットANとが互いに直接通信することができないシナリオにおいて、ステップ201の前に、本方法は、下記のステップをさらに含んでもよい。
200b.ソースANは、第2の切り替え要求メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信し、第2の切り替え要求メッセージは、転送経路の数および第1のコンテナを搬送し、第1のコンテナは、UEのソースDRBに関する情報およびソースNG3経路に関する情報を含む。
ソースDRBに関する情報は、ソースDRBのQoS情報、ソースDRBの識別子(identifier、ID)、およびソースDRBのデータカテゴリインジケータを含み得る。ソースNG3経路に関する情報は、ソースAN上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルID、ならびにコアネットワークユーザプレーンデバイス上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含み得る。
具体的には、データカテゴリインジケータについては、ステップ200aにおける関係する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
さらに、第1の実装シナリオまたは第2の実装シナリオに関して、本方法は、下記のステップをさらに含み得る。
200c.ソースANは、コアネットワーク制御プレーンデバイスによって送信された切り替えコマンドを受信し、切り替えコマンドは、コアネットワークユーザプレーンデバイス上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送する。
前述の実装シナリオにおいて、ソースANは、第1のコンテナを搬送する第2の切り替え要求メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信し、その結果、コアネットワーク制御プレーンデバイスは、第1のコンテナをターゲットANへ転送し、ターゲットANは、第1のコンテナに基づいて、転送経路、ターゲットDRB、およびターゲットNG3経路を確立することが可能である。明らかに、コアネットワーク制御プレーンデバイスは、コアネットワークユーザプレーンデバイス上で、第2の切り替え要求メッセージに基づいて転送経路にリソースをさらに割り当て得る。
図3に示されているように、本発明の一実施形態は、エンドマーカを送信するための別の方法を提供する。詳細は下記に説明される。
301.ターゲットANは、転送経路を通じて、ソースANによって送られた第2のエンドマーカを受信する。
転送経路は、ソースANによって、ソースNG3経路を通じて受信されるUEのデータをターゲットANへ転送するために使用される。転送経路は、ソースNG3経路と1対1対応している。
具体的には、転送経路は、ソースNG3経路と1対1対応している。言い換えれば、転送経路はソースNG3経路に基づき、すなわち、1つのソースNG3経路は1つの転送経路に対応する。転送経路は、転送経路に対応するソースNG3経路上で受信されたUEのダウンリンクデータを送信するために使用される。
具体的には、第2のエンドマーカは、ソースANによって、第1のエンドマーカにおける経路関係の情報のみを変更すること、例えば、第1のエンドマーカにあるソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを、転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDと交換することによって生成され得る。したがって、1つの第2のエンドマーカは、対応して、1つの第1のエンドマーカに基づいて生成される。
第1のエンドマーカ、ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルID、ならびに転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDについては、ステップ201および202における関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
302.ターゲットANは、第2のエンドマーカに基づいてM個の第3のエンドマーカを生成する。
Mは、転送経路に対応するターゲットDRBの数である。第3のエンドマーカは、第3のエンドマーカに対応するターゲットDRB上のUEのダウンリンクデータをソートするために使用される。
具体的には、1つのターゲットDRBは、ターゲットDRBに対応する第3のエンドマーカを有する。ターゲットANが第3のエンドマーカを処理するとき、第3のエンドマーカは、第3のエンドマーカに対応するターゲットDRB上のUEのダウンリンクデータをソートするのを助けるために使用される。第3のエンドマーカは、ターゲットDRBベースのエンドマーカであることを習得可能である。
Mは1であることがあり、すなわち、転送経路に対応するターゲットDRBの数は1である。この場合、1つの転送経路は1つのターゲットDRBに対応する。代替として、Mは2以上の整数であることがあり、すなわち、転送経路に対応するターゲットDRBの数は2以上である。この場合、1つの転送経路はM個のターゲットDRBに対応する。
任意選択で、ステップ302は、下記の2つの手法において特に実装され得る。
手法1:ターゲットANは、第2のエンドマーカ、および転送経路とターゲットDRBとの間の対応に基づいて、M個の第3のエンドマーカを生成する。
転送経路とターゲットDRBとの間の対応は、転送経路のIDとターゲットDRBのIDとの間の対応であってもよく、ターゲットAN上にリストの形態で特に予め設定されてもよい。
転送経路のIDは、転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDであり得る。ターゲットDRBのIDは、ターゲットDRBを識別するために使用される。
さらに、転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDについては、ステップ202における関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
具体的には、第2のエンドマーカを受信する場合、ターゲットANは、第2のエンドマーカが送信される転送経路のIDを取得してよく、転送経路の取得されたIDを使用することによって、転送経路のIDとターゲットDRBのIDとの間の対応をチェックすることによって、転送経路に対応するターゲットDRBのIDを取得し、ターゲットDRBの取得されたIDに基づいて、ターゲットDRBに対応する第3のエンドマーカを生成するか、またはターゲットDRBの取得されたIDに対応する第3のエンドマーカを生成し得る。
手法1は、第2のエンドマーカが、ソースNG3経路に基づいたエンドマーカであるシナリオに適用され得る。ターゲットANは、ソースNG3経路ベースの第2のエンドマーカに基づいて、ターゲットDRBベースの第3のエンドマーカを生成する。これは、DRBがコアネットワークに知られていない場合において、コアネットワークがDRBベースのエンドマーカを生成し、ターゲットANへ送信することができなければ引き起こされるであろう、ターゲットDRB上のダウンリンクデータ障害を回避する。
手法2:ターゲットANは、第2のエンドマーカ、ならびに転送経路、UEのID、およびターゲットDRB間の対応に基づいて、M個の第3のエンドマーカを生成し、第2のエンドマーカは、UEのIDを搬送する。
転送経路、UEのID、およびターゲットDRB間の対応は、転送経路のID、ターゲットDRBのID、およびUEのID間の対応であり得る。転送経路のIDおよびターゲットDRBのIDについては、手法1における関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
具体的には、第2のエンドマーカを受信する場合、ターゲットANは、UEのID、および第2のエンドマーカが送信される転送経路のIDを取得してもよく、転送経路の取得されたIDおよびUEの取得されたIDに基づいて対応をチェックすることによって、UEの転送経路に対応するターゲットDRBのIDを取得してもよく、ターゲットDRBの取得されたIDに基づいて、ターゲットDRBに対応する第3のエンドマーカを生成するか、またはターゲットDRBの取得されたIDに対応する第3のエンドマーカを生成し得る。
ソースNG3経路がANベースの経路であるシナリオに手法2が適用されることが指摘されるべきである。このシナリオにおいては、複数のUEが、1つのソースNG3経路を共有し得る。ソースNG3経路上で送信されたエンドマーカが属するUEを識別するために、第1のエンドマーカは、UEのIDおよびソースNG3経路に関する情報に基づいて生成され得る。手法2において、ターゲットANは、第2のエンドマーカに基づいて、ターゲットDRBベースの第3のエンドマーカを生成する。これは、DRBがコアネットワークに知られていない場合において、コアネットワークがDRBベースのエンドマーカを生成しターゲットANへ送信することができなければ引き起こされるであろう、ターゲットDRB上のダウンリンクデータ障害を回避する。
上記の実施形態において提供されるエンドマーカを送信するための方法によれば、ターゲットANは、転送経路を通じて、ソースANによって送信された第2のエンドマーカを受信し、ターゲットANは、第2のエンドマーカに基づいてターゲットDRBベースの第3のエンドマーカを生成する。これは、DRBがコアネットワークに知られていない場合において、コアネットワークがDRBベースのエンドマーカをターゲットANへ正確に送信することができないという問題を解決し、それによって、UEのハンドオーバに起因するダウンリンクデータ障害を回避する。
任意選択で、上記の実施形態の第1の実装シナリオでは、例えば、ソースANとターゲットANが互いに直接通信することが可能なシナリオでは、ステップ301の前に、本方法は、以下で説明されるように、ステップ300aから300dをさらに含む。
300a.ターゲットANが、ソースANによって送信された第1の切り替え要求メッセージを受信し、第1の切り替え要求メッセージが、UEのソースDRBに関する情報およびソースNG3経路に関する情報を搬送する。
UEのソースDRBに関する情報は、ソースDRBのQoS情報、ソースDRBのID、およびソースDRBのデータカテゴリインジケータを含み得る。ソースNG3経路に関する情報は、ソースAN上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルID、ならびにコアネットワークユーザプレーンデバイス上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含み得る。
データカテゴリインジケータについては、ステップ200aにおける関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
300b.ターゲットANが、ソースDRBに関する情報に基づいてターゲットDRBを確立する。
具体的には、ターゲットDRBは、ソースDRBのQoS情報、例えば、レート、パケット損失レート、および優先度に基づいて確立される。ステップ300bは従来技術に属する。詳細について説明されない。
ソースDRBは、ターゲットDRBと1対1対応し得る。
300c.ターゲットANが、ソースNG3経路に関する情報に基づいてターゲットNG3経路を確立する。
具体的には、ターゲットANは、ターゲットAN上で、IPアドレスおよびトンネルIDをターゲットNG3経路に割り当てる。コアネットワークユーザプレーンデバイスは、割り当てられたIPアドレスおよびトンネルIDに基づいてデータをターゲットANへ送信することができ、ターゲットANは、コアネットワークユーザプレーンデバイス上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDに基づいて、データをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送って、ターゲットNG3経路を確立し得る。明らかに、ターゲットNG3経路の確立は従来技術に属する。詳細について説明されない。
300d.ターゲットANがリソースを転送経路に割り当てる。
具体的には、割り当てられたリソースは、ターゲットAN上の転送経路のトンネルIDおよびIPアドレスを含むことがあり、ソースANは、割り当てられたリソースを使用することによってデータをターゲットANへ送信し得る。転送経路はソースNG3経路と1対1対応しているので、ターゲットANは、ソースNG3経路に関していて第1の切り替え要求メッセージにおいて搬送される情報に基づいて、リソースを、ソースNG3経路に対応する転送経路に割り当て得る。
ステップ300bから300dを実施するためのシーケンスは調整され得ることが指摘されるべきである。これは、本発明では限定されない。
さらに、本方法は以下のステップをさらに含み得る。
300e.ターゲットANが、第1の切り替え肯定応答メッセージをソースANへ送信し、第1の切り替え肯定応答メッセージが、ターゲットAN上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送する。
さらに、本方法は以下のステップをさらに含み得る。
300f.ターゲットANが、第1の経路切り替え要求メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信し、第1の経路切り替え要求メッセージが、NG3経路を切り替えることを要求するために使用され、第1の経路切り替え要求メッセージが、ソースNG3経路のIDおよびターゲットNG3経路に関する情報を搬送する。
具体的には、ターゲットNG3経路に関する情報は、ターゲットAN上のターゲットNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含むことがあり、ソースNG3経路のIDは、特にソースAN上のソースNG3経路のトンネルIDであり得るか、またはコアネットワークユーザプレーンデバイス上のソースNG3経路のトンネルIDであり得る。これは限定されない。
第1の経路切り替え要求メッセージは、ターゲットNG3経路のデータカテゴリインジケータリストをさらに搬送し得る。データカテゴリインジケータリストは、少なくとも1つのデータカテゴリインジケータを含む。少なくとも1つのデータカテゴリインジケータは、ターゲットNG3経路上で送信されることを可能にされるデータカテゴリを示すために使用される。
任意選択で、上記の実施形態の第2の実装シナリオでは、例えば、ソースANとターゲットANが互いに直接通信することができないシナリオでは、ステップ301の前に、本方法は、以下で説明されるように、ステップ300’aから300’eをさらに含む。
300’a.ターゲットANが、コアネットワーク制御プレーンデバイスによって送信された第3の切り替え要求メッセージを受信し、第3の切り替え要求メッセージが、第1のコンテナを搬送し、第1のコンテナが、UEのソースDRBに関する情報およびソースNG3経路に関する情報を含む。
UEのソースDRBに関する情報は、ソースDRBのQoS情報、ソースDRBのID、およびソースDRBのデータカテゴリインジケータを含む。ソースNG3経路に関する情報は、ソースAN上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルID、ならびにコアネットワークユーザプレーンデバイス上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含む。データカテゴリインジケータについては、ステップ200aにおける関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
300’b.ターゲットANが、ソースDRBに関する情報に基づいてターゲットDRBを確立する。
300’c.ターゲットANが、ソースNG3経路に関する情報に基づいてターゲットNG3経路を確立する。
300’d.ターゲットANが、第3の切り替え要求メッセージに基づいてリソースを転送経路に割り当てる。
具体的には、割り当てられたリソースは、ターゲットAN上の転送経路のトンネルIDおよびIPアドレスを含むことがあり、コアネットワークユーザプレーンデバイスは、割り当てられたリソースを使用することによって、ソースANによって送信されたデータをターゲットANへ転送し得る。
300’e.ターゲットANが、第2の切り替え肯定応答メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信し、第2の切り替え肯定応答メッセージが、ターゲットAN上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送する。
さらに、本方法は以下のステップをさらに含み得る。
300’f.ターゲットANが、第2の経路切り替え要求メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信し、第2の経路切り替え要求メッセージが、NG3経路を切り替えることを要求するために使用される。
第2の経路切り替え要求メッセージは、ソースNG3経路のID、ターゲットNG3経路に関する情報、およびNG2接続識別子を搬送し得る。具体的には、ソースNG3経路のIDについては、ステップ300fにおける関連する説明を参照されたい。ターゲットNG3経路に関する情報は、ターゲットAN上のターゲットNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含み得る。NG2接続識別子は、UEのハンドオーバが完了したことを示すために使用される。
図4に示されているように、本発明の一実施形態は、エンドマーカを送信するためのさらに別の方法を提供する。詳細は下記に説明される。
401.コアネットワークユーザプレーンデバイスが、コアネットワーク制御プレーンデバイスによって送信されたトンネル変更要求メッセージを受信する。
トンネル変更要求メッセージは、ソースNG3経路のIDおよびターゲットNG3経路に関する情報を搬送する。ソースNG3経路は、ソースANとコアネットワークユーザプレーンデバイスとの間の伝送経路である。ターゲットNG3経路は、ターゲットANとコアネットワークユーザプレーンデバイスとの間の伝送経路である。ターゲットNG3経路に関する情報は、ターゲットAN上のターゲットNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含む。
具体的には、ソースNG3経路のIDについては、ステップ300fにおける関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
402.コアネットワークユーザプレーンデバイスが、トンネル変更要求メッセージに基づいてNG3経路を切り替える。
具体的には、コアネットワークユーザプレーンデバイスは、ソースNG3経路のソースANの記憶されたIPアドレスおよびトンネルIDを、ターゲットANのIPアドレスおよびトンネルIDに変更する。
403.コアネットワークユーザプレーンデバイスが、第1のエンドマーカを生成し、ソースNG3経路を通じて、第1のエンドマーカをソースANへ送信する。
第1のエンドマーカは、ソースNG3経路上でのUEのダウンリンクデータの送信が完了したことを示すために使用される。
具体的には、ステップ403においてコアネットワークユーザプレーンデバイスが第1のエンドマーカを生成することは、下記の手法において実装され得る。
手法1:コアネットワークユーザプレーンデバイスは、ソースNG3経路のIDに基づいて第1のエンドマーカを生成し、第1のエンドマーカの数がソースNG3経路の数と等しい。
例えば、ソースNG3経路の数が、経路切り替え要求メッセージにおけるソースNG3経路のIDに基づいて判定され、次いで、第1のエンドマーカの対応する数が、ソースNG3経路の判定された数に基づいて生成される。代替として、1つの対応する第1のエンドマーカが、経路切り替え要求メッセージにおける各NG3経路のIDに基づいて生成される。
第1のエンドマーカは、ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送し得る。
手法2:コアネットワークユーザプレーンデバイスは、ターゲットNG3経路のデータカテゴリインジケータリストに基づいて第1のエンドマーカを生成し、第1のエンドマーカの数が、データカテゴリインジケータリスト中に含まれるデータカテゴリインジケータの数と等しい。
データカテゴリインジケータについては、ステップ200aにおける関連する説明を参照されたい。データカテゴリインジケータリストについては、ステップ300fにおける関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
第1のエンドマーカは、ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送し得る。
具体的には、コアネットワークユーザプレーンデバイスは、ターゲットNG3経路のデータカテゴリインジケータリストおよびソースNG3経路のIDに基づいて、第1のエンドマーカを生成する。
手法2では、エンドマーカは、データカテゴリインジケータに基づいて生成され、その結果、ソースANまたはターゲットANは、受信されたエンドマーカにおいて搬送されるデータカテゴリインジケータ、およびエンドマーカが送信される経路のIDに基づいて、DRBベースの経路、例えば、転送経路またはターゲットDRBを発見して、DRBベースのエンドマーカを生成することが可能である。
手法3:コアネットワークユーザプレーンデバイスは、UEのIDおよびソースNG3経路のIDに基づいて第1のエンドマーカを生成し、第1のエンドマーカがUEのIDを搬送し、第1のエンドマーカの数がソースNG3経路の数と等しい。
例えば、ソースNG3経路の数が、経路切り替え要求メッセージにおけるソースNG3経路のIDに基づいて判定され、次いで、第1のエンドマーカの対応する数が、ソースNG3経路の判定された数に基づいて生成される。
第1のエンドマーカは、ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDをさらに搬送し得る。
ソースNG3経路のIDおよびUEのIDについては、ステップ201における関係する説明への参照が行われ得ることが指摘されるべきである。ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDは、ソースAN上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルID、および/またはコアネットワークユーザプレーンデバイス上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含み得る。
手法3では、エンドマーカは、UEのIDおよびソースNG3経路のIDに基づいて生成され、その結果、ソースANまたはターゲットANは、受信されたエンドマーカにおいて搬送されるUEのID、およびエンドマーカが送信される経路のIDに基づいて、DRBベースの経路、例えば、転送経路またはターゲットDRBを発見して、DRBベースのエンドマーカを生成することが可能である。
任意選択で、ステップ403の3つの実装に関して、トンネル変更要求メッセージは、ターゲットNG3経路のデータカテゴリインジケータリストまたはUEのIDをさらに搬送し得る。
上記の実施形態において提供されるエンドマーカを送信するための方法によれば、コアネットワークユーザプレーンデバイスは、複数の手法で第1のエンドマーカを生成し、第1のエンドマーカをソースANへ送信し、その結果、ソースANまたはターゲットANは、DRBベースのエンドマーカをよりフレキシブルに生成することができる。これは、DRBがコアネットワークに知られていない場合、コアネットワークがDRBベースのエンドマーカをターゲットANへ正確に送信することができないという問題を解決し、それによって、UEのハンドオーバに起因するダウンリンクデータ障害を回避する。
図5に示されているように、本発明の一実施形態は、エンドマーカを送信するためのまた別の方法を提供する。詳細は下記に説明される。
501.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、ターゲットANによって送信された経路切り替え要求メッセージを受信する。
経路切り替え要求メッセージは、NG3経路を切り替えることを要求するために使用される。経路切り替え要求メッセージは、ソースNG3経路のIDおよびターゲットNG3経路に関する情報を搬送する。
具体的には、ターゲットNG3経路に関する情報は、ターゲットAN上のターゲットNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含み得る。ソースNG3経路のIDについては、ステップ300fにおける関係する関連を参照されたい。詳細は再度説明されない。
任意選択で、経路切り替え要求メッセージは、NG2接続識別子をさらに搬送し、NG2接続識別子は、UEのハンドオーバが完了したことを示すために使用されるか、または経路切り替え要求メッセージは、ターゲットNG3経路のデータカテゴリインジケータリストをさらに搬送し、トンネル変更要求メッセージは、ターゲットNG3経路のデータカテゴリインジケータリストをさらに搬送する。
データカテゴリインジケータについては、ステップ200aにおける関連する説明を参照されたい。データカテゴリインジケータリストについては、ステップ300fにおける関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
502.コアネットワーク制御プレーンデバイスが第1のエンドマーカを生成する。
第1のエンドマーカは、ソースNG3経路上でのUEのダウンリンクデータの送信が完了したことを示すために使用される。
具体的には、ステップ502は以下の手法で実装され得る。
手法1:コアネットワーク制御プレーンデバイスは、ソースNG3経路のIDに基づいて第1のエンドマーカを生成し、第1のエンドマーカの数がソースNG3経路の数と等しい。
手法2:コアネットワーク制御プレーンデバイスは、ターゲットNG3経路のデータカテゴリインジケータリストに基づいて第1のエンドマーカを生成し、第1のエンドマーカの数が、データカテゴリインジケータリスト中に含まれるデータカテゴリインジケータの数と等しい。
手法3:コアネットワーク制御プレーンデバイスは、UEのIDおよびソースNG3経路のIDに基づいて第1のエンドマーカを生成し、第1のエンドマーカがUEのIDを搬送し、第1のエンドマーカの数がソースNG3経路の数と等しい。
ステップ502の手法1、手法2、および手法3については、それぞれ、図4に示されている実施形態における手法1、手法2、および手法3への参照が行われ得ることが指摘されるべきである。詳細は再度説明されない。
503.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、トンネル変更要求メッセージをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信する。
トンネル変更要求メッセージは、ソースNG3経路のID、ターゲットNG3経路に関する情報、および第1のエンドマーカを搬送する。ソースNG3経路のIDおよびターゲットNG3経路に関する情報については、図2に示されている実施形態における関連する説明を参照されたい。
上記の実施形態において提供されるエンドマーカを送信するための方法によれば、コアネットワーク制御プレーンデバイスは、複数の手法で第1のエンドマーカを生成し、コアネットワークユーザプレーンデバイスを使用することによって第1のエンドマーカをソースANへ送信し、その結果、ソースANまたはターゲットANは、DRBベースのエンドマーカをよりフレキシブルに生成することが可能である。これは、DRBがコアネットワークに知られていない場合、コアネットワークがDRBベースのエンドマーカをターゲットANへ正確に送信することができないという問題を解決し、それによって、UEのハンドオーバに起因するダウンリンクデータ障害を回避する。
任意選択で、上記の実施形態の第1の実装シナリオでは、ステップ501の前に、本方法はステップ500aから500dをさらに含む。詳細は下記に説明される。
500a.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、ソースANによって送信された第2の切り替え要求メッセージを受信し、第2の切り替え要求メッセージが、転送経路の数および第1のコンテナを搬送し、第1のコンテナが、UEのソースDRBに関する情報およびソースNG3経路に関する情報を含む。
ソースDRBに関する情報およびソースNG3経路に関する情報については、ステップ300’aにおける関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
500b.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、転送経路の数に基づいてリソースを転送経路に割り当てる。
具体的には、コアネットワーク制御プレーンデバイスは、リソースを転送経路に割り当てる。割り当てられたリソースは、コアネットワークユーザプレーンデバイス上の転送経路のトンネルIDおよびIPアドレスを含むことがあり、ソースANは、割り当てられたリソースを使用することによってデータをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信し得る。
転送経路の数は1であり得るか、またはNであり得、NはソースDRBの数である。
500c.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、第3の切り替え要求メッセージをターゲットANへ送信し、第3の切り替え要求メッセージが第1のコンテナを搬送する。
500d.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、ターゲットANによって送信された第2の切り替え肯定応答メッセージを受信し、第2の切り替え肯定応答メッセージが、ターゲットAN上の転送経路のトンネルIDおよびIPアドレスを搬送する。
さらに、本方法は、
コアネットワーク制御プレーンデバイスによって、切り替えコマンドをソースANへ送信するステップであって、切り替えコマンドが、コアネットワークユーザプレーンデバイス上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送する、ステップ
をさらに含み得る。
さらに、本方法は、
コアネットワーク制御プレーンデバイスによって、第1の通知メッセージをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信するステップであって、第1の通知メッセージは、転送経路へのリソースの割り当てが完了したことをコアネットワークユーザプレーンデバイスに通知するために使用される、ステップ
をさらに含み得る。
図6−1および図6−2に示されているように、本発明の一実施形態は、エンドマーカを送信するためのさらにまた別の方法を提供する。本方法は、ソースANとターゲットANが互いに直接通信することが可能なシナリオに適用される。詳細は下記に説明される。
601.ソースANが、切り替え要求メッセージをターゲットANへ送信し、切り替え要求メッセージが、ソースDRBに関する情報およびソースNG3経路に関する情報を搬送する。
ソースDRBに関する情報およびソースNG3経路に関する情報については、図2に示されている実施形態における関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
602.ターゲットANが、切り替え要求メッセージを受信し、受信された切り替え要求メッセージに基づいてターゲットDRBおよびターゲットNG3経路を確立し、リソースを転送経路に割り当てる。
ターゲットDRBおよびターゲットNG3経路の確立については、ステップ300bおよび300cにおける説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
転送経路はソースNG3経路に基づくことがあり、すなわち、1つのソースNG3経路は1つの転送経路に対応するか、または転送経路はソースDRBもしくはターゲットDRBに基づくことがあり、例えば、1つのソースNG3経路はN個の転送経路に対応し、1つの転送経路は1つのソースDRBもしくはターゲットDRBに対応することに留意されたい。具体的には、これは、コアネットワーク制御プレーンデバイスによってソースANおよび/またはターゲットANのために事前構成され得る。これは、ここでは限定されない。転送経路の数に基づいて以下の2つの場合がある。
場合1:転送経路の数は1であり、すなわち、転送経路はソースNG3経路に基づく。ステップ602における転送経路へのリソースの割り当てについては、ステップ300dを参照されたい。詳細は再度説明されない。
場合2:転送経路の数はNであり、NはソースDRBの数であり、すなわち、転送経路はソースDRBまたはターゲットDRBに基づく。ステップ602における転送経路へのリソースの割り当ては、
ソースDRBに関する情報に基づいてリソースを転送経路に割り当てるステップ、例えば、ソースDRBに関する情報が2つのソースDRBのIDを含む場合、対応して、リソースを2つの転送経路に割り当てるステップ、または
ターゲットDRBに基づいてリソースを転送経路に割り当てるステップ、例えば、ターゲットDRBの数が3である場合、対応して、リソースを3つの転送経路に割り当てるステップ
を含み得る。
603.ターゲットANが、切り替え肯定応答メッセージをソースANへ送信する。
切り替え肯定応答メッセージは、ターゲットAN上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送し得る。
604.ソースANがリソースを転送経路に割り当てる。
具体的には、ソースANは、ソースAN上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを割り当てる。
任意選択で、本方法は、ソースANによって、以下の対応のうちの少なくとも1つを記憶するステップであって、
転送経路とソースNG3経路との間の対応、および
転送経路、UEのID、およびソースNG3経路間の対応、
をさらに含む。
これらの対応については、図2に示されている実施形態における関連する説明を参照されたい。
605.ソースANが切り替えコマンドをUEへ送信する。
切り替えコマンドは、ハンドオーバを実施することをUEに命令するために使用される。
606.UEがターゲットANに正常にアクセスした場合、ターゲットANが、経路切り替え要求メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信する。
例えば、ターゲットANが、UEによって送信されたRRC再構成完了(RRC reconfiguration complete)メッセージを受信した場合、UEがターゲットANに正常にアクセスしたと判定される。
経路切り替え要求メッセージは、NG3経路を切り替えることを要求するために使用される。経路切り替え要求メッセージは、ソースNG3経路のIDおよびターゲットNG3経路に関する情報を搬送し得る。
具体的には、ターゲットNG3経路に関する情報は、ターゲットAN上のターゲットNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含むことがあり、ソースNG3経路のIDは、特にソースAN上のソースNG3経路のトンネルIDであり得るか、またはコアネットワークユーザプレーンデバイス上のソースNG3経路のトンネルIDであり得る。
607.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、経路切り替え要求メッセージを受信し、トンネル変更要求メッセージをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信する。
経路切り替え要求メッセージは、ソースNG3経路のIDおよびターゲットNG3経路に関する情報を搬送する。
トンネル変更要求メッセージは、ソースNG3経路のIDおよびターゲットNG3経路に関する情報を搬送する。具体的には、ソースNG3経路のIDおよびターゲットNG3経路に関する情報については、図2に示されている実施形態における関連する説明を参照されたい。
608.コアネットワークユーザプレーンデバイスが、トンネル変更要求メッセージに基づいてNG3経路を切り替える。
ステップ608については、ステップ402における関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
609. コアネットワークユーザプレーンデバイスが、ソースNG3経路を通じて、第1のエンドマーカをソースANへ送信する。
第1のエンドマーカは、ソースNG3経路上でのUEのダウンリンクデータの送信が完了したことを示すために使用され、ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送し得る。
任意選択で、第1のエンドマーカは、データカテゴリインジケータまたはUEのIDをさらに搬送し得る。例えば、ソースNG3経路がANに基づくとき、第1のエンドマーカはUEのIDを搬送し得る。
具体的には、第1のエンドマーカは、例えば、ステップ403における実装に基づいて、コアネットワークユーザプレーンデバイスによって生成され得るか、または第1のエンドマーカは、例えば、ステップ502における実装に基づいて、コアネットワーク制御プレーンデバイスによって生成され得る。詳細は再度説明されない。
第1のエンドマーカがコアネットワーク制御プレーンデバイスによって生成されるとき、本方法は、コアネットワーク制御プレーンデバイスによって、生成された第1のエンドマーカをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信するステップ、例えば、ステップ607においてトンネル変更要求メッセージを使用することによって第1のエンドマーカをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信するステップをさらに含むことに留意されたい。
610.ソースANが、第1のエンドマーカを受信し、第1のエンドマーカに基づいてN個の第2のエンドマーカを生成する。
ステップ602における場合1では、ステップ610において生成されるN個の第2のエンドマーカにおけるi番目の第2のエンドマーカは、ソースNG3経路に対応するソースDRBにおけるx番目のソースDRBのデータカテゴリインジケータを搬送し、1≦i≦Nであり、1≦x≦Nであり、N個の第2のエンドマーカにおけるj番目の第2のエンドマーカは、ソースNG3経路に対応するソースDRBにおけるy番目のソースDRBのデータカテゴリインジケータを搬送し、1≦j≦Nであり、1≦y≦Nであり、i、j、x、およびyはすべて整数であり、iはjと等しくなく、xはyと等しくない。
ステップ602における場合2では、ステップ610は、特に、第1のエンドマーカ、およびステップ604においてソースANによって記憶された対応に基づいて、N個の第2のエンドマーカを生成するステップであり得る。詳細については、図2に示されている実施形態におけるステップ202の実装を参照されたい。詳細は再度説明されない。
611.ソースANが、転送経路を通じて、N個の第2のエンドマーカをターゲットANへ送信する。
ステップ602における場合1では、ソースANは、ソースNG3経路と1対1対応している転送経路を通じて、N個の第2のエンドマーカをターゲットANへ送信する。ターゲットANは、N個の第2のエンドマーカにおいて搬送されるデータカテゴリインジケータを、N個のターゲットDRBのデータカテゴリインジケータと一致させて、ターゲットDRBに対応する第2のエンドマーカを取得して、ターゲットDRB上のダウンリンクデータをソートするのを助け得る。
ステップ602における場合2では、ソースANは、N個の転送経路を通じて、N個の第2のエンドマーカをターゲットANへ送信する。1つの転送経路は1つのターゲットDRBに対応する。したがって、1つのターゲットDRBは1つの第2のエンドマーカに対応する。例えば、第2のエンドマーカが1からNの番号を付けられ、1の番号を付けられた転送経路が、1の番号を付けられたターゲットDRBに対応すると仮定すると、1の番号を付けられた第2のエンドマーカが、1の番号を付けられた転送経路を通じてターゲットANへ送信されるとき、1の番号を付けられた第2のエンドマーカは、1の番号を付けられたターゲットDRBに対応し、1の番号を付けられた第2のエンドマーカは、1の番号を付けられたターゲットDRB上のUEのダウンリンクデータをソートするために使用される。
612.ターゲットANが、コアネットワーク制御プレーンデバイスによって送信された経路切り替え要求肯定応答メッセージを受信する。
613.ターゲットANが、UEのリソースを解放することをソースANに命令する。
リソースはソースDRBを含み得る。
上記の実施形態において提供されるエンドマーカを送信するための方法は、ソースANとターゲットANが互いに直接通信するシナリオに適用される。ソースANは、受信された第1のエンドマーカに基づいて、N個のターゲットDRBベースの第2のエンドマーカを生成し、N個の第2のエンドマーカをターゲットANへ送って、ターゲットDRB上のUEのダウンリンクデータをソートするのを助ける。これは、DRBがコアネットワークに知られていない場合、コアネットワークがターゲットDRBベースのエンドマーカをターゲットANへ正確に送信することができないという問題を解決し、それによって、UEのハンドオーバに起因するダウンリンクデータ障害を回避する。加えて、エンドマーカは、コアネットワーク制御プレーンデバイスまたはコアネットワークユーザプレーンデバイスによって複数の手法で生成されてよく、その結果、ソースANは、DRBベースのエンドマーカをよりフレキシブルに生成することができる。
図6a−1および図6a−2に示されているように、本発明の一実施形態は、エンドマーカを送信するための別の方法を提供する。本方法は、ソースANとターゲットANが互いに直接通信することが可能なシナリオに適用される。詳細は下記に説明される。
601a.ソースANが、切り替え要求メッセージをターゲットANへ送信し、切り替え要求メッセージが、ソースDRBに関する情報およびソースNG3経路に関する情報を搬送する。
ソースDRBに関する情報およびソースNG3経路に関する情報については、図2に示されている実施形態における関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
602a.ターゲットANが、切り替え要求メッセージを受信し、受信された切り替え要求メッセージに基づいてターゲットDRBおよびターゲットNG3経路を確立し、リソースを転送経路に割り当てる。
ターゲットDRBおよびターゲットNG3経路の確立については、ステップ300bおよび300cにおける説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
転送経路はソースNG3経路に基づき、すなわち、1つのソースNG3経路は1つの転送経路に対応することに留意されたい。ターゲットAN側では、転送経路はM個のターゲットDRBに対応する。
ステップ602aにおける転送経路へのリソースの割り当てについては、ステップ300dを参照されたい。詳細は再度説明されない。
任意選択で、ステップ602aは、ターゲットANによって、以下の対応のうちの少なくとも1つを記憶するステップであって、
転送経路とターゲットDRBとの間の対応、および
転送経路、UEのID、およびターゲットDRB間の対応、
をさらに含む。
これらの対応およびデータカテゴリインジケータについては、図3に示されている実施形態における関連する説明を参照されたい。
603a.ターゲットANが、切り替え肯定応答メッセージをソースANへ送信する。
切り替え肯定応答メッセージは、ターゲットAN上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送し得る。
604a.ソースANがリソースを転送経路に割り当てる。
具体的には、ソースANは、ソースAN上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを割り当てる。
605a.ソースANが切り替えコマンドをUEへ送信する。
切り替えコマンドは、ハンドオーバを実施することをUEに命令するために使用される。
606a.UEがターゲットANに正常にアクセスした場合、ターゲットANが、経路切り替え要求メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信する。
例えば、ターゲットANが、UEによって送信されたRRC再構成完了(RRC reconfiguration complete)メッセージを受信した場合、UEがターゲットANに正常にアクセスしたと判定される。
経路切り替え要求メッセージは、NG3経路を切り替えることを要求するために使用される。経路切り替え要求メッセージは、ソースNG3経路のIDおよびターゲットNG3経路に関する情報を搬送し得る。
具体的には、ターゲットNG3経路に関する情報は、ターゲットAN上のターゲットNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含むことがあり、ソースNG3経路のIDは、特にソースAN上のソースNG3経路のトンネルIDであり得るか、またはコアネットワークユーザプレーンデバイス上のソースNG3経路のトンネルIDであり得る。
607a.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、経路切り替え要求メッセージを受信し、トンネル変更要求メッセージをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信する。
経路切り替え要求メッセージは、ソースNG3経路のIDおよびターゲットNG3経路に関する情報を搬送する。
トンネル変更要求メッセージは、ソースNG3経路のIDおよびターゲットNG3経路に関する情報を搬送する。具体的には、ソースNG3経路のIDおよびターゲットNG3経路に関する情報については、図2に示されている実施形態における関連する説明を参照されたい。
608a.コアネットワークユーザプレーンデバイスが、トンネル変更要求メッセージに基づいてNG3経路を切り替える。
ステップ608aについては、ステップ402における関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
609a. コアネットワークユーザプレーンデバイスが、ソースNG3経路を通じて、第1のエンドマーカをソースANへ送信する。
第1のエンドマーカは、ソースNG3経路上でのUEのダウンリンクデータの送信が完了したことを示すために使用され、ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送し得る。
任意選択で、第1のエンドマーカは、データカテゴリインジケータまたはUEのIDをさらに搬送し得る。例えば、ソースNG3経路がANに基づくとき、第1のエンドマーカはUEのIDを搬送し得る。
具体的には、第1のエンドマーカは、例えば、ステップ403における実装に基づいて、コアネットワークユーザプレーンデバイスによって生成され得るか、または第1のエンドマーカは、例えば、ステップ502における実装に基づいて、コアネットワーク制御プレーンデバイスによって生成され得る。詳細は再度説明されない。
第1のエンドマーカがコアネットワーク制御プレーンデバイスによって生成されるとき、本方法は、コアネットワーク制御プレーンデバイスによって、生成された第1のエンドマーカをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信するステップ、例えば、ステップ607aにおいてトンネル変更要求メッセージを使用することによって第1のエンドマーカをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信するステップをさらに含むことに留意されたい。
610a.ソースANが、第1のエンドマーカを受信し、第1のエンドマーカに基づいて第2のエンドマーカを生成する。
具体的には、第2のエンドマーカは、ソースANによって、第1のエンドマーカにおける経路関係の情報のみを変更すること、例えば、第1のエンドマーカにあるソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを、転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDと交換することによって生成され得る。したがって、1つの第2のエンドマーカは、対応して、1つの第1のエンドマーカに基づいて生成される。
611a.ソースANが、転送経路を通じて、第2のエンドマーカをターゲットANへ送信する。
612a.ターゲットANが、第2のエンドマーカを受信し、第2のエンドマーカに基づいてM個の第3のエンドマーカを生成する。
Mは、転送経路に対応するターゲットDRBの数であることが指摘されるべきである。
具体的には、M個の第3のエンドマーカは、第2のエンドマーカ、およびステップ602aにおいてソースANによって記憶された対応に基づいて生成され得る。ステップ302における関連する説明を参照されたい。
613a.ターゲットANが、コアネットワーク制御プレーンデバイスによって送信された経路切り替え要求肯定応答メッセージを受信する。
614a.ターゲットANが、UEのリソースを解放することをソースANに命令する。
リソースはソースDRBを含み得る。
上記の実施形態において提供されるエンドマーカを送信するための方法は、ソースANとターゲットANが互いに直接通信するシナリオに適用される。ターゲットANは、受信された第1のエンドマーカに基づいて、ターゲットDRBベースのエンドマーカを生成して、ターゲットDRB上のダウンリンクデータをソートするのを助ける。これは、DRBがコアネットワークに知られていない場合、コアネットワークがターゲットDRBベースのエンドマーカをターゲットANへ正確に送信することができないという問題を解決し、それによって、UEのハンドオーバに起因するダウンリンクデータ障害を回避する。加えて、エンドマーカは、コアネットワーク制御プレーンデバイスまたはコアネットワークユーザプレーンデバイスによって複数の手法で生成されてよく、その結果、ターゲットANは、DRBベースのエンドマーカをよりフレキシブルに生成することができる。
図7−1および図7−2に示されているように、本発明の一実施形態は、エンドマーカを送信するためのさらに別の方法を提供する。本方法は、ソースANとターゲットANが、コアネットワークユーザプレーンデバイスを使用することによって互いに間接的に通信することが可能なシナリオに適用される。詳細は下記に説明される。
701.ソースANが、第1の切り替え要求メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信する。
第1の切り替え要求メッセージは、転送経路の数および第1のコンテナを搬送する。
第1のコンテナについては、ステップ300’aにおける関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
702.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、第1の切り替え要求メッセージにおける転送経路の数に基づいてリソースを転送経路に割り当てる。
詳細については、ステップ500bにおける関連する説明を参照されたい。
703.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、第2の切り替え要求メッセージをターゲットANへ送信し、第2の切り替え要求メッセージが第1のコンテナを搬送する。
704.ターゲットANが、第2の切り替え要求メッセージに基づいてターゲットDRBおよびターゲットNG3経路を確立し、リソースを転送経路に割り当てる。
具体的には、ターゲットANは、第1のコンテナに基づいてターゲットDRBおよびターゲットNG3経路を確立する。例えば、ターゲットANは、第1のコンテナにおける、ソースDRBに関する情報に基づいて、ターゲットDRBを確立する。ターゲットDRBの数はソースDRBの数と等しい。ステップ300bにおける関連する説明を参照されたい。ターゲットANは、第1のコンテナにおける、ソースNG3経路に関する情報に基づいて、ターゲットNG3経路を確立する。ステップ300cにおける関連する説明を参照されたい。
転送経路は、ソースNG3経路に基づき得るか、またはソースDRBもしくはターゲットDRBに基づき得ることに留意されたい。これは、コアネットワーク制御プレーンデバイスによってソースANおよび/またはターゲットANのために特に事前構成され得る。ステップ602における関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
場合1:転送経路の数は1であり、すなわち、転送経路はソースNG3経路に基づく。ステップ704における転送経路へのリソースの割り当てについては、ステップ300dを参照されたい。詳細は再度説明されない。
場合2:転送経路の数はNであり、NはソースDRBの数であり、すなわち、転送経路はソースDRBまたはターゲットDRBに基づく。ステップ704における転送経路へのリソースの割り当ては、
ソースDRBに関する情報に基づいてリソースを転送経路に割り当てるステップ、例えば、ソースDRBに関する情報における1つのソースDRBのIDに基づいて、対応して、リソースを1つの転送経路に割り当てるステップ、または
ターゲットDRBに基づいてリソースを転送経路に割り当てるステップ、例えば、1つのターゲットDRBに基づいて、対応して、リソースを1つの転送経路に割り当てるステップ
を含み得る。
705.ターゲットANが、切り替え肯定応答メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信する。
切り替え肯定応答メッセージは、ターゲットAN上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送する。
706.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、ターゲットANによって送信された切り替え肯定応答メッセージを受信し、通知メッセージをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信する。
通知メッセージは、ターゲットAN上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送する。
707.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、第1の切り替えコマンドをソースANへ送信する。
第1の切り替えコマンドは、コアネットワークユーザプレーンデバイス上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送する。
708.ソースANが、第1の切り替えコマンドを受信し、ソースAN上で、リソースを転送経路に割り当てる。
任意選択で、本方法は、ソースANによって、以下の対応のうちの少なくとも1つを記憶するステップであって、
転送経路とソースNG3経路との間の対応、および
転送経路、UEのID、およびソースNG3経路間の対応
をさらに含む。
これらの対応については、図2に示されている実施形態における関連する説明を参照されたい。
709.ソースANが第2の切り替えコマンドをUEへ送信する。
第2の切り替えコマンドは、ハンドオーバを実施することをUEに命令するために使用される。
710.UEがターゲットANに正常にアクセスした場合、ターゲットANが、経路切り替え要求メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信する。
例えば、ターゲットANが、UEによって送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した場合、UEがターゲットANに正常にアクセスしたと判定される。
経路切り替え要求メッセージは、NG2接続識別子、ソースNG3経路のID、およびターゲットNG3経路に関する情報を搬送する。ソースNG3経路のIDは、ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDであり得る。ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDについては、ステップ201における関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
711.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、トンネル変更要求メッセージをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信する。
トンネル変更要求メッセージは、ターゲットNG3経路に関する情報およびソースNG3経路のIDを搬送する。
712.コアネットワークユーザプレーンデバイスが、トンネル変更要求メッセージに基づいてNG3経路を切り替える。
ステップ712については、ステップ402における関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
713.コアネットワークユーザプレーンデバイスが、トンネル変更応答メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信する。
714. コアネットワークユーザプレーンデバイスが、ソースNG3経路を通じて、第1のエンドマーカをソースANへ送信する。
第1のエンドマーカは、ソースNG3経路上でのUEのダウンリンクデータの送信が完了したことを示すために使用され、ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送し得る。
任意選択で、第1のエンドマーカは、データカテゴリインジケータまたはUEのIDをさらに搬送し得る。例えば、ソースNG3経路がANに基づくとき、第1のエンドマーカはUEのIDを搬送し得る。
具体的には、第1のエンドマーカは、例えば、ステップ403における実装に基づいて、コアネットワークユーザプレーンデバイスによって生成され得るか、または第1のエンドマーカは、例えば、ステップ502における実装に基づいて、コアネットワーク制御プレーンデバイスによって生成され得る。詳細は再度説明されない。
第1のエンドマーカがコアネットワーク制御プレーンデバイスによって生成されるとき、本方法は、コアネットワーク制御プレーンデバイスによって、生成された第1のエンドマーカをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信するステップ、例えば、ステップ711においてトンネル変更要求メッセージを使用することによって第1のエンドマーカをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信するステップをさらに含むことに留意されたい。
715.ソースANが、第1のエンドマーカに基づいてN個の第2のエンドマーカを生成する。
ステップ704における場合1では、ステップ715において生成されるN個の第2のエンドマーカにおけるi番目の第2のエンドマーカは、UEのソースDRBにおけるx番目のソースDRBのデータカテゴリインジケータを搬送し、1≦i≦Nであり、1≦x≦Nであり、N個の第2のエンドマーカにおけるj番目の第2のエンドマーカは、UEのソースDRBにおけるy番目のソースDRBのデータカテゴリインジケータを搬送し、1≦j≦Nであり、1≦y≦Nであり、i、j、x、およびyはすべて整数であり、iはjと等しくなく、xはyと等しくない。
ステップ704における場合2では、ステップ715は、特に、第1のエンドマーカ、およびステップ708においてソースANによって記憶された対応に基づいて、N個の第2のエンドマーカを生成するステップであり得る。詳細については、図2に示されている実施形態におけるステップ202の実装を参照されたい。詳細は再度説明されない。
716.ソースANが、転送経路を通じて、N個の第2のエンドマーカをターゲットANへ送信する。
ステップ704における場合1では、ソースANは、ソースNG3経路と1対1対応している転送経路を通じて、N個の第2のエンドマーカをターゲットANへ送信する。ターゲットANは、N個の第2のエンドマーカにおいて搬送されるデータカテゴリインジケータを、N個のターゲットDRBのデータカテゴリインジケータと一致させて、ターゲットDRBに対応する第2のエンドマーカを取得して、ターゲットDRB上のダウンリンクデータをソートするのを助け得る。
ステップ704における場合2では、ソースANは、N個の転送経路を通じて、N個の第2のエンドマーカをターゲットANへ送信する。転送経路はソースDRBまたはターゲットDRBに基づき、1つの転送経路は1つのターゲットDRBに対応する。したがって、1つのターゲットDRBは1つの第2のエンドマーカに対応する。例えば、第2のエンドマーカが1からNの番号を付けられ、1の番号を付けられた転送経路が、1の番号を付けられたターゲットDRBに対応すると仮定すると、1の番号を付けられた第2のエンドマーカが、1の番号を付けられた転送経路を通じてターゲットANへ送信されるとき、1の番号を付けられた第2のエンドマーカは、1の番号を付けられたターゲットDRBに対応し、1の番号を付けられた第2のエンドマーカは、1の番号を付けられたターゲットDRB上のUEのダウンリンクデータをソートするために使用される。
717.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、UEのリソースを解放することをソースANに命令する。
リソースはソースDRBを含み得る。
上記の実施形態において提供されるエンドマーカを送信するための方法は、ソースANとターゲットANが互いに間接的に通信するシナリオに適用される。ソースANは、受信された第1のエンドマーカに基づいて、N個のターゲットDRBベースの第2のエンドマーカを生成し、N個の第2のエンドマーカをターゲットANへ送って、ターゲットDRB上のダウンリンクデータをソートするのを助ける。これは、DRBがコアネットワークに知られていない場合、コアネットワークがターゲットDRBベースのエンドマーカをターゲットANへ正確に送信することができないという問題を解決し、それによって、UEのハンドオーバに起因するダウンリンクデータ障害を回避する。加えて、エンドマーカは、コアネットワーク制御プレーンデバイスまたはコアネットワークユーザプレーンデバイスによって複数の手法で生成されてよく、その結果、ソースANまたはターゲットANは、DRBベースのエンドマーカをよりフレキシブルに生成することができる。
図7a−1および図7a−2に示されているように、本発明の一実施形態は、エンドマーカを送信するためのまた別の方法を提供する。本方法は、ソースANとターゲットANが、コアネットワークユーザプレーンデバイスを使用することによって互いに間接的に通信することが可能なシナリオに適用される。詳細は下記に説明される。
701a.ソースANが、第1の切り替え要求メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信する。
第1の切り替え要求メッセージは、転送経路の数および第1のコンテナを搬送する。
第1のコンテナについては、ステップ300’aにおける関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
702a.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、第1の切り替え要求メッセージにおける転送経路の数に基づいてリソースを転送経路に割り当てる。
転送経路の数は1であり、すなわち、1つの転送経路は1つのソースNG3経路に対応する。
詳細については、ステップ500bにおける関連する説明を参照されたい。
703a.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、第2の切り替え要求メッセージをターゲットANへ送信し、第2の切り替え要求メッセージが第1のコンテナを搬送する。
704a.ターゲットANが、第2の切り替え要求メッセージに基づいてターゲットDRBおよびターゲットNG3経路を確立し、リソースを転送経路に割り当てる。
具体的には、ターゲットANは、第1のコンテナに基づいてターゲットDRBおよびターゲットNG3経路を確立する。例えば、ターゲットANは、第1のコンテナにおける、ソースDRBに関する情報に基づいて、ターゲットDRBを確立する。ターゲットDRBの数はソースDRBの数と等しい。ステップ300bにおける関連する説明を参照されたい。ターゲットANは、第1のコンテナにおける、ソースNG3経路に関する情報に基づいて、ターゲットNG3経路を確立する。ステップ300cにおける関連する説明を参照されたい。
ステップ704aにおける転送経路へのリソースの割り当てについては、ステップ300dを参照されたい。詳細は再度説明されない。
任意選択で、ステップ704aは、ターゲットANによって、以下の対応のうちの少なくとも1つを記憶するステップであって、
転送経路とターゲットDRBとの間の対応、および
転送経路、UEのID、およびターゲットDRB間の対応、
をさらに含む。
これらの対応およびデータカテゴリインジケータについては、図3に示されている実施形態における関連する説明を参照されたい。
705a.ターゲットANが、切り替え肯定応答メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信する。
切り替え肯定応答メッセージは、ターゲットAN上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送する。
706a.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、ターゲットANによって送信された切り替え肯定応答メッセージを受信し、通知メッセージをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信する。
通知メッセージは、ターゲットAN上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送する。
707a.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、第1の切り替えコマンドをソースANへ送信する。
第1の切り替えコマンドは、コアネットワークユーザプレーンデバイス上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送する。
708a.ソースANが、第1の切り替えコマンドを受信し、ソースAN上で、リソースを転送経路に割り当てる。
709a.ソースANが第2の切り替えコマンドをUEへ送信する。
第2の切り替えコマンドは、ハンドオーバを実施することをUEに命令するために使用される。
710a.UEがターゲットANに正常にアクセスした場合、ターゲットANが、経路切り替え要求メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信する。
例えば、ターゲットANが、UEによって送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した場合、UEがターゲットANに正常にアクセスしたと判定される。
経路切り替え要求メッセージは、NG2接続識別子、ソースNG3経路のID、およびターゲットNG3経路に関する情報を搬送する。ソースNG3経路のIDは、ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDであり得る。ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDについては、ステップ201における関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
711a.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、トンネル変更要求メッセージをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信する。
トンネル変更要求メッセージは、ターゲットNG3経路に関する情報およびソースNG3経路のIDを搬送する。
712a.コアネットワークユーザプレーンデバイスが、トンネル変更要求メッセージに基づいてNG3経路を切り替える。
ステップ712aについては、ステップ402における関連する説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
713a.コアネットワークユーザプレーンデバイスが、トンネル変更応答メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信する。
714a. コアネットワークユーザプレーンデバイスが、ソースNG3経路を通じて、第1のエンドマーカをソースANへ送信する。
第1のエンドマーカは、ソースNG3経路上でのUEのダウンリンクデータの送信が完了したことを示すために使用され、ソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送し得る。
任意選択で、第1のエンドマーカは、データカテゴリインジケータまたはUEのIDをさらに搬送し得る。例えば、ソースNG3経路がANに基づくとき、第1のエンドマーカはUEのIDを搬送し得る。
具体的には、第1のエンドマーカは、例えば、ステップ403における実装に基づいて、コアネットワークユーザプレーンデバイスによって生成され得るか、または第1のエンドマーカは、例えば、ステップ502における実装に基づいて、コアネットワーク制御プレーンデバイスによって生成され得る。詳細は再度説明されない。
第1のエンドマーカがコアネットワーク制御プレーンデバイスによって生成されるとき、本方法は、コアネットワーク制御プレーンデバイスによって、生成された第1のエンドマーカをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信するステップ、例えば、ステップ711aにおいてトンネル変更要求メッセージを使用することによって第1のエンドマーカをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信するステップをさらに含むことに留意されたい。
715a.ソースANが、第1のエンドマーカに基づいて第2のエンドマーカを生成する。
具体的には、第2のエンドマーカは、ソースANによって、第1のエンドマーカにおける経路関係の情報のみを変更すること、例えば、第1のエンドマーカにあるソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを、転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDと交換することによって生成され得る。1つの第2のエンドマーカは、対応して、1つの第1のエンドマーカに基づいて生成される。
716a.ソースANが、転送経路を通じて、第2のエンドマーカをターゲットANへ送信する。
具体的には、ソースANは、ソースNG3経路と1対1対応している転送経路を通じて、第2のエンドマーカをターゲットANへ送信する。
717a.ターゲットANが、第2のエンドマーカを受信し、第2のエンドマーカに基づいてM個の第3のエンドマーカを生成する。
Mは、転送経路に対応するターゲットDRBの数であることが指摘されるべきである。
具体的には、ステップ717aにおいて、M個の第3のエンドマーカは、第2のエンドマーカ、およびステップ704aにおいてターゲットANによって記憶された対応に基づいて生成され得る。詳細については、ステップ302における関連する説明を参照されたい。
718a.コアネットワーク制御プレーンデバイスが、UEのリソースを解放することをソースANに命令する。
リソースはソースDRBを含み得る。
上記の実施形態において提供されるエンドマーカを送信するための方法は、ソースANとターゲットANが互いに間接的に通信するシナリオに適用される。ターゲットANは、受信された第1のエンドマーカに基づいて、ターゲットDRBベースのエンドマーカを生成して、ターゲットDRB上のダウンリンクデータをソートするのを助ける。これは、DRBがコアネットワークに知られていない場合、コアネットワークがターゲットDRBベースのエンドマーカをターゲットANへ正確に送信することができないという問題を解決し、それによって、UEのハンドオーバに起因するダウンリンクデータ障害を回避する。加えて、エンドマーカは、コアネットワーク制御プレーンデバイスまたはコアネットワークユーザプレーンデバイスによって複数の手法で生成されてよく、その結果、ソースANまたはターゲットANは、DRBベースのエンドマーカをよりフレキシブルに生成することができる。
図8に示されているように、本発明の一実施形態はソースANを提供する。ソースANは、図2、図6−1および図6−2、または図7−1および図7−2に示されている実施形態におけるソースANのアクションを実施するように構成され得る。ソースANは、受信ユニット801、生成ユニット802、および送信ユニット803を特に含み得る。詳細は下記に説明される。
受信ユニット801は、ソースANとコアネットワークユーザプレーンデバイスとの間のソースNG3経路を通じて、コアネットワークユーザプレーンデバイスによって送信された第1のエンドマーカを受信するように構成され、第1のエンドマーカは、ソースNG3経路上でのUEのダウンリンクデータの送信が完了したことを示すために使用される。
生成ユニット802は、受信ユニット801によって受信された第1のエンドマーカに基づいてN個の第2のエンドマーカを生成するように構成され、Nは、ソースNG3経路に対応するソースDRBの数である。
送信ユニット803は、生成ユニット802によって生成されたN個の第2のエンドマーカを、ソースNG3経路に対応する転送経路を通じてターゲットANへ送信するように構成され、転送経路は、ソースANによって、ソースNG3経路を通じて受信されるUEのデータをターゲットANへ転送するために使用される。
任意選択で、実装シナリオでは、送信ユニット803は、
ソースANとコアネットワークユーザプレーンデバイスとの間のソースNG3経路を通じて、コアネットワークユーザプレーンデバイスによって送信された第1のエンドマーカを受信する前に、第1の切り替え要求メッセージをターゲットANへ送信するようにさらに構成され、第1の切り替え要求メッセージは、UEのソースデータ無線ベアラDRBに関する情報およびソースNG3経路に関する情報を搬送する。
UEのソースDRBに関する情報は、ソースDRBのサービス品質QoS情報、ソースDRBの識別子ID、およびソースDRBのデータカテゴリインジケータを含む。
ソースNG3経路に関する情報は、ソースAN上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルID、ならびにコアネットワークユーザプレーンデバイス上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含む。
さらに、受信ユニット801は、
ターゲットANから第1の切り替え肯定応答メッセージを受信するようにさらに構成されることがあり、第1の切り替え肯定応答メッセージは、ターゲットAN上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送する。
任意選択で、別の実装シナリオでは、送信ユニット803は、
ソースANとコアネットワークユーザプレーンデバイスとの間のソースNG3経路を通じて、コアネットワークユーザプレーンデバイスによって送信された第1のエンドマーカを受信する前に、第2の切り替え要求メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信するようにさらに構成され、第2の切り替え要求メッセージは、転送経路の数および第1のコンテナを搬送し、第1のコンテナは、UEのソースDRBに関する情報およびソースNG3経路に関する情報を含む。
UEのソースDRBに関する情報は、ソースDRBのQoS情報、ソースDRBのID、およびソースDRBのデータカテゴリインジケータを含む。ソースNG3経路に関する情報は、ソースAN上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルID、ならびにコアネットワークユーザプレーンデバイス上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含む。
さらに、受信ユニット801は、
コアネットワーク制御プレーンデバイスによって送信された切り替えコマンドを受信するようにさらに構成されることがあり、切り替えコマンドは、コアネットワークユーザプレーンデバイス上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送する。
任意選択で、転送経路の数は1であり、N個の第2のエンドマーカにおけるi番目の第2のエンドマーカは、ソースNG3経路に対応するソースDRBにおけるx番目のソースDRBのデータカテゴリインジケータを搬送し、1≦i≦Nであり、1≦x≦Nであり、N個の第2のエンドマーカにおけるj番目の第2のエンドマーカは、ソースNG3経路に対応するソースDRBにおけるy番目のソースDRBのデータカテゴリインジケータを搬送し、1≦j≦Nであり、1≦y≦Nであり、i、j、x、およびyはすべて整数であり、iはjと等しくなく、xはyと等しくない。
任意選択で、転送経路の数はNであり、生成ユニット802は、
第1のエンドマーカ、および転送経路とソースNG3経路との間の対応に基づいて、N個の第2のエンドマーカを生成すること、または
第1のエンドマーカ、ならびに転送経路、UEのID、およびソースNG3経路間の対応に基づいて、N個の第2のエンドマーカを生成することであって、第1のエンドマーカはUEのIDを搬送すること、または
第1のエンドマーカ、ならびに転送経路のID、データカテゴリインジケータ、およびソースNG3経路のID間の対応に基づいて、N個の第2のエンドマーカを生成することであって、第1のエンドマーカはデータカテゴリインジケータを搬送すること
を行うように特に構成され得る。
第1のエンドマーカ、ならびに転送経路のID、データカテゴリインジケータ、およびソースNG3経路のID間の対応に基づいて、N個の第2のエンドマーカを生成することは、
第1のエンドマーカにおいて搬送されるデータカテゴリインジケータおよびソースNG3経路のIDに基づいて、転送経路のID、データカテゴリインジケータ、およびソースNG3経路のID間の対応をチェックして、データカテゴリインジケータおよびソースNG3経路のIDに対応する転送経路のIDを取得することと、
転送経路の取得されたIDに基づいて、N個の第2のエンドマーカを生成することと
を含み得る。
上記のアクションに関する詳細、ならびに第1のエンドマーカ、第2のエンドマーカ、およびデータカテゴリインジケータなど、上記の名詞の意味については、図2、図6−1および図6−2、または図7−1および図7−2に示されている実施形態における関係する説明への参照が行われ得ることが指摘されるべきである。詳細は再度説明されない。
上記の実施形態において提供されるソースANは、コアネットワークユーザプレーンデバイスによって送信されソースNG3経路を通じて受信される第1のエンドマーカに基づいて、DRBベースの第2のエンドマーカを生成し、DRBに対応する転送経路を通じて、第2のエンドマーカをターゲットANへ送って、ターゲットDRB上のダウンリンクデータをソートするのを助ける。これは、DRBがコアネットワークに知られていない場合、コアネットワークがDRBベースのエンドマーカをターゲットANへ正確に送信することができないという問題を解決し、それによって、UEのハンドオーバに起因するダウンリンクデータ障害を回避する。
図9に示されているように、本発明の一実施形態はターゲットANを提供する。ターゲットANは、図3、図6a−1および図6a−2、または図7a−1および図7a−2に示されている実施形態におけるターゲットANのアクションを実施するように構成され得る。ターゲットANは、以下で説明されるように、受信ユニット901および生成ユニット902を特に含み得る。
受信ユニット901は、ソースANによって送信された第2のエンドマーカを受信するように構成され、転送経路は、ソースANによって、ソースNG3経路を通じて受信されるUEのデータをターゲットANへ転送するために使用される。転送経路は、ソースNG3経路と1対1対応している。
生成ユニット902は、受信ユニット901によって受信された第2のエンドマーカに基づいてM個の第3のエンドマーカを生成するように構成され、Mは、転送経路に対応するターゲットDRBの数であり、第3のエンドマーカは、第3のエンドマーカに対応するターゲットDRB上のUEのダウンリンクデータをソートするために使用される。
任意選択で、生成ユニット902は、
第2のエンドマーカ、および転送経路とターゲットDRBとの間の対応に基づいて、M個の第3のエンドマーカを生成すること、または
第2のエンドマーカ、ならびに転送経路、ユーザ機器UEの識別子ID、およびターゲットDRB間の対応に基づいて、M個の第3のエンドマーカを生成することであって、第2のエンドマーカはUEのIDを搬送すること
を行うように特に構成され得る。
任意選択で、実装シナリオでは、ターゲットANは、第1の処理ユニット903をさらに含み、
受信ユニット901は、転送経路を通じて、ソースANによって送信された第2のエンドマーカを受信する前に、ソースANによって送信された第1の切り替え要求メッセージを受信するようにさらに構成され、第1の切り替え要求メッセージは、UEのソースDRBに関する情報およびソースNG3経路に関する情報を搬送し、
第1の処理ユニット903は、ソースDRBに関する情報に基づいてターゲットDRBを確立し、ソースNG3経路に関する情報に基づいてターゲットNG3経路を確立し、リソースを転送経路に割り当てるように構成され、
UEのソースDRBに関する情報は、ソースDRBのサービス品質QoS情報、ソースDRBのID、およびソースDRBのデータカテゴリインジケータを含み、ソースNG3経路に関する情報は、ソースAN上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルID、ならびにコアネットワークユーザプレーンデバイス上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含む。
任意選択で、ターゲットANは、
第1の切り替え肯定応答メッセージをソースANへ送信するように構成された第1の送信ユニット904をさらに含み、第1の切り替え肯定応答メッセージは、ターゲットAN上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送する。
任意選択で、ターゲットANは、
第1の経路切り替え要求メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信するように構成された第2の送信ユニット905をさらに含み、第1の経路切り替え要求メッセージは、NG3経路を切り替えることを要求するために使用される。
第1の経路切り替え要求メッセージは、ソースNG3経路のIDおよびターゲットNG3経路に関する情報を搬送する。ターゲットNG3経路に関する情報は、ターゲットAN上のターゲットNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含む。
第1の経路切り替え要求メッセージは、ターゲットNG3経路のデータカテゴリインジケータリストをさらに搬送し得る。
任意選択で、第2の実装シナリオでは、ターゲットANは、第2の処理ユニット906および第3の送信ユニット907をさらに含み、
受信ユニット901は、転送経路を通じて、ソースANによって送信された第2のエンドマーカを受信する前に、コアネットワーク制御プレーンデバイスによって送信された第3の切り替え要求メッセージを受信するようにさらに構成され、第3の切り替え要求メッセージは第1のコンテナを搬送し、第1のコンテナは、UEのソースDRBに関する情報およびソースNG3経路に関する情報を含み、
第2の処理ユニット906は、ソースDRBに関する情報に基づいてターゲットDRBを確立し、ソースNG3経路に関する情報に基づいてターゲットNG3経路を確立し、第3の切り替え要求メッセージに基づいてリソースを転送経路に割り当てるように構成され、
第3の送信ユニット907は、第2の切り替え肯定応答メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信するように構成され、第2の切り替え肯定応答メッセージは、ターゲットANの転送経路に関する情報を搬送する。
UEのソースDRBに関する情報は、ソースDRBのQoS情報、ソースDRBのID、およびソースDRBのデータカテゴリインジケータを含む。ソースNG3経路に関する情報は、ソースAN上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルID、ならびにコアネットワークユーザプレーンデバイス上のソースNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含む。
第3の送信ユニット907は、
第2の経路切り替え要求メッセージをコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信するようにさらに構成されることがあり、第2の経路切り替え要求メッセージは、NG3経路を切り替えることを要求するために使用される。
第2の経路切り替え要求メッセージは、ソースNG3経路のID、ターゲットNG3経路に関する情報、およびNG2接続識別子を搬送する。ターゲットNG3経路に関する情報は、ターゲットAN上のターゲットNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含む。NG2接続識別子は、UEのハンドオーバが完了したことを示すために使用される。
上記のアクションに関する詳細、ならびに第3のエンドマーカ、NG2接続識別子、およびデータカテゴリインジケータなど、上記の名詞の意味については、図3、図6a−1および図6a−2、または図7a−1および図7a−2に示されている実施形態における関係する説明への参照が行われ得ることが指摘されるべきである。詳細は再度説明されない。
上記の実施形態において提供されるターゲットANは、ソースANによって送信され転送経路を通じて受信される第2のエンドマーカに基づいて、ターゲットDRBベースの第3のエンドマーカを生成して、ターゲットDRB上のUEのダウンリンクデータをソートするのを助ける。これは、DRBがコアネットワークに知られていない場合、コアネットワークがDRBベースのエンドマーカをターゲットANへ正確に送信することができないという問題を解決し、それによって、UEのハンドオーバに起因するダウンリンクデータ障害を回避する。
図10に示されているように、本発明の一実施形態は、コアネットワークユーザプレーンデバイスを提供する。コアネットワークユーザプレーンデバイスは、図4、または図6−1および図6−2から図7a−1および図7a−2に示されている実施形態のいずれか1つにおけるコアネットワークユーザプレーンデバイスのアクションを実施するように構成され得る。本デバイスは、
コアネットワーク制御プレーンデバイスによって送信されたトンネル変更要求メッセージを受信するように構成された受信ユニット1001であって、トンネル変更要求メッセージは、ソースNG3経路のIDおよびターゲットNG3経路に関する情報を搬送し、ソースNG3経路は、ソースアクセスノードANとコアネットワークユーザプレーンデバイスとの間の伝送経路であり、ターゲットNG3経路は、ターゲットANとコアネットワークユーザプレーンデバイスとの間の伝送経路であり、ターゲットNG3経路に関する情報は、ターゲットAN上のターゲットNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含む、受信ユニット1001と、
トンネル変更要求メッセージに基づいてNG3経路を切り替えるように構成された切り替えユニット1002と、
第1のエンドマーカを生成し、ソースNG3経路を通じて、第1のエンドマーカをソースANへ送信するように構成された生成ユニット1003であって、第1のエンドマーカは、ソースNG3経路上でのユーザ機器UEのダウンリンクデータの送信が完了したことを示すために使用される、生成ユニット1003と
を特に含み得る。
任意選択で、生成ユニット1003は、
ソースNG3経路のIDに基づいて第1のエンドマーカを生成することであって、第1のエンドマーカの数はソースNG3経路の数と等しいこと、または
ターゲットNG3経路のデータカテゴリインジケータリストに基づいて第1のエンドマーカを生成することであって、第1のエンドマーカの数は、データカテゴリインジケータリスト中に含まれるデータカテゴリインジケータの数と等しいこと、または
UEのIDおよびソースNG3経路のIDに基づいて第1のエンドマーカを生成することであって、第1のエンドマーカはUEのIDを搬送し、第1のエンドマーカの数はソースNG3経路の数と等しいこと
を行うように特に構成される。
トンネル変更要求メッセージは、ターゲットNG3経路のデータカテゴリインジケータリストまたはUEのIDをさらに搬送し得る。
上記のアクションに関する詳細、ならびに第1のエンドマーカおよびデータカテゴリインジケータなど、上記の名詞の意味については、図4、または図6−1および図6−2から図7a−1および図7a−2に示されている実施形態における関係する説明への参照が行われ得ることが指摘されるべきである。詳細は再度説明されない。
上記の実施形態において提供されるコアネットワークユーザプレーンデバイスは、複数の手法で第1のエンドマーカを生成し、第1のエンドマーカをソースANへ送信し、その結果、ソースANまたはターゲットANは、DRBベースのエンドマーカをよりフレキシブルに生成することが可能である。これは、DRBがコアネットワークに知られていない場合、コアネットワークがDRBベースのエンドマーカをターゲットANへ正確に送信することができないという問題を解決し、それによって、UEのハンドオーバに起因するダウンリンクデータ障害を回避する。
図11に示されているように、本発明の一実施形態は、コアネットワーク制御プレーンデバイスを提供する。コアネットワーク制御プレーンデバイスは、図5から図7a−1および図7a−2に示されている実施形態のいずれか1つにおけるコアネットワーク制御プレーンデバイスのアクションを実施するように構成され得る。本デバイスは、受信ユニット1101、生成ユニット1102、および送信ユニット1103を含み得る。詳細は下記に説明される。
受信ユニット1101は、ターゲットアクセスノードANによって送信された経路切り替え要求メッセージを受信するように構成され、経路切り替え要求メッセージは、NG3経路を切り替えることを要求するために使用され、経路切り替え要求メッセージは、ソースNG3経路のIDおよびターゲットNG3経路に関する情報を搬送し、ターゲットNG3経路に関する情報は、ターゲットAN上のターゲットNG3経路のIPアドレスおよびトンネルIDを含む。
生成ユニット1102は、第1のエンドマーカを生成するように構成され、第1のエンドマーカは、ソースNG3経路上でのユーザ機器UEのダウンリンクデータの送信が完了したことを示すために使用される。
送信ユニット1103は、トンネル変更要求メッセージをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信するように構成され、トンネル変更要求メッセージは、ソースNG3経路のID、ターゲットNG3経路に関する情報、および第1のエンドマーカを搬送する。
任意選択で、生成ユニット1102は、
ソースNG3経路のIDに基づいて第1のエンドマーカを生成することであって、第1のエンドマーカの数はソースNG3経路の数と等しいこと、または
ターゲットNG3経路のデータカテゴリインジケータリストに基づいて第1のエンドマーカを生成することであって、第1のエンドマーカの数は、データカテゴリインジケータリスト中に含まれるデータカテゴリインジケータの数と等しいこと、または
UEのIDおよびソースNG3経路のIDに基づいて第1のエンドマーカを生成することであって、第1のエンドマーカはUEのIDを搬送し、第1のエンドマーカの数はソースNG3経路の数と等しいこと
を行うように特に構成される。
任意選択で、経路切り替え要求メッセージはNG2接続識別子をさらに搬送し、NG2接続識別子は、UEのハンドオーバが完了したことを示すために使用されるか、または
経路切り替え要求メッセージは、ターゲットNG3経路のデータカテゴリインジケータリストをさらに搬送し、トンネル変更要求メッセージは、ターゲットNG3経路のデータカテゴリインジケータリストをさらに搬送する。
任意選択で、コアネットワーク制御プレーンデバイスは処理ユニット1104をさらに含み、
受信ユニット1101は、ターゲットANによって送信された経路切り替え要求メッセージを受信する前に、ソースANによって送信された第2の切り替え要求メッセージを受信するようにさらに構成され、第2の切り替え要求メッセージは、転送経路の数および第1のコンテナを搬送し、第1のコンテナは、UEのソースDRBに関する情報およびソースNG3経路に関する情報を含み、
処理ユニット1104は、転送経路の数に基づいてリソースを転送経路に割り当てるように構成され、
送信ユニット1103は、第3の切り替え要求メッセージをターゲットANへ送信するようにさらに構成され、第3の切り替え要求メッセージは第1のコンテナを搬送し、
受信ユニット1101は、ターゲットANによって送信された第2の切り替え肯定応答メッセージを受信するようにさらに構成され、第2の切り替え肯定応答メッセージは、ターゲットAN上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送する。
任意選択で、送信ユニット1103は、
切り替えコマンドをソースANへ送信するようにさらに構成され、切り替えコマンドは、コアネットワークユーザプレーンデバイス上の転送経路のIPアドレスおよびトンネルIDを搬送する。
任意選択で、送信ユニット1103は、
第1の通知メッセージをコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信するようにさらに構成され、第1の通知メッセージは、転送経路へのリソースの割り当てが完了したことをコアネットワークユーザプレーンデバイスに通知するために使用される。
上記のアクションに関する詳細、ならびに第1のエンドマーカおよびデータカテゴリインジケータなど、上記の名詞の意味については、図5から図7a−1および図7a−2に示されている実施形態における関係する説明への参照が行われ得ることが指摘されるべきである。詳細は再度説明されない。
上記の実施形態において提供されるコアネットワーク制御プレーンデバイスは、複数の手法で第1のエンドマーカを生成し、コアネットワークユーザプレーンデバイスを使用することによって第1のエンドマーカをソースANへ送信し、その結果、ソースANまたはターゲットANは、DRBベースのエンドマーカをよりフレキシブルに生成することが可能である。これは、DRBがコアネットワークに知られていない場合、コアネットワークがDRBベースのエンドマーカをターゲットANへ正確に送信することができないという問題を解決し、それによって、UEのハンドオーバに起因するダウンリンクデータ障害を回避する。
図12に示されているように、本発明の一実施形態はソースANを提供する。ソースANは、以下で説明されるように、プロセッサ1201、メモリ1202、通信インターフェース1203、およびトランシーバ1204を含み得る。
メモリ1202は、プログラムを記憶するように構成される。
プロセッサ1201は、メモリ1202に記憶されたプログラムを実行して、図2、図6−1および図6−2、または図7−1および図7−2に示されている実施形態におけるソースANのアクションを実装するように構成される。詳細は再度説明されない。
図2、図6−1および図6−2、または図7−1および図7−2に示されている実施形態では、ソースANによって、ターゲットAN、コアネットワーク制御プレーンデバイス、またはコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信されるメッセージは、通信インターフェース1203を通じて送信されることがあり、ソースANはまた、通信インターフェース1203を通じて、ターゲットAN、コアネットワーク制御プレーンデバイス、またはコアネットワークユーザプレーンデバイスによってソースANへ送信されたメッセージを受信することがあることに留意されたい。加えて、ソースANによってUEへ送信されるメッセージは、トランシーバ1204を使用することによって送信されることがあり、ソースANはまた、トランシーバ1204を使用することによって、UEによってソースANへ送信されたメッセージを受信することがある。
図13に示されているように、本発明の一実施形態はターゲットANを提供する。ターゲットANは、以下で説明されるように、プロセッサ1301、メモリ1302、通信インターフェース1303、およびトランシーバ1304を特に含み得る。
メモリ1302は、プログラムを記憶するように構成される。
プロセッサ1301は、メモリ1302に記憶されたプログラムを実行して、図2、図6a−1および図6a−2、または図7a−1および図7a−2に示されている実施形態におけるターゲットANのアクションを実装するように構成される。詳細は再度説明されない。
図2、図6a−1および図6a−2、または図7a−1および図7a−2に示されている実施形態では、ターゲットANによって、ソースAN、コアネットワーク制御プレーンデバイス、またはコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信されるメッセージは、通信インターフェース1303を通じて送信されることがあり、ターゲットANはまた、通信インターフェース1303を通じて、ソースAN、コアネットワーク制御プレーンデバイス、またはコアネットワークユーザプレーンデバイスによってターゲットANへ送信されたメッセージを受信することがあることに留意されたい。加えて、ターゲットANによってUEへ送信されるメッセージは、トランシーバ1304を使用することによって送信されることがあり、ターゲットANはまた、トランシーバ1304を使用することによって、UEによってターゲットANへ送信されたメッセージを受信することがある。
図14に示されているように、本発明の一実施形態は、コアネットワークユーザプレーンデバイスを提供する。コアネットワークユーザプレーンデバイスは、以下で説明されるように、プロセッサ1401、メモリ1402、および通信インターフェース1403を含み得る。
メモリ1402は、プログラムを記憶するように構成される。
プロセッサ1401は、メモリ1402に記憶されたプログラムを実行して、図4、または図6−1および図6−2から図7a−1および図7a−2に示されている実施形態のいずれか1つにおけるコアネットワークユーザプレーンデバイスのアクションを実装するように構成される。詳細は再度説明されない。
コアネットワークユーザプレーンデバイスによってソースANまたはコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信されるメッセージは、通信インターフェース1403を通じて送信されることがあり、コアネットワークユーザプレーンデバイスはまた、通信インターフェース1403を通じて、ソースANまたはコアネットワーク制御プレーンデバイスによってコアネットワークユーザプレーンデバイスへ送信されたメッセージを受信することがあることに留意されたい。
図15に示されているように、本発明の一実施形態は、以下で説明されるように、プロセッサ1501、メモリ1502、および通信インターフェース1503を含む、コアネットワーク制御プレーンデバイスを提供する。
メモリ1502は、プログラムを記憶するように構成される。
プロセッサ1501は、メモリ1502に記憶されたプログラムを実行して、図5から図7a−1および図7a−2に示されている実施形態のいずれか1つにおけるコアネットワーク制御プレーンデバイスのアクションを実装するように構成される。詳細は再度説明されない。
コアネットワーク制御プレーンデバイスによってソースAN、コアネットワークユーザプレーンデバイス、またはターゲットANへ送信されるメッセージは、通信インターフェース1503を通じて送信されることがあり、コアネットワーク制御プレーンデバイスはまた、通信インターフェース1503を通じて、ソースAN、コアネットワークユーザプレーンデバイス、またはターゲットANによってコアネットワーク制御プレーンデバイスへ送信されたメッセージを受信することがあることに留意されたい。
本発明は、通信システムをさらに提供する。本システムは、図8に示されているソースAN、図10に示されているコアネットワークユーザプレーンデバイス、および図11に示されているコアネットワーク制御プレーンデバイスを含み得る。加えて、本システムは、ソースANによって送信されたN個の第2のエンドマーカを受信するように構成されたターゲットANをさらに含み得る。ターゲットANは、N個の第2のエンドマーカを使用することによってターゲットDRB上のUEのダウンリンクデータをソートするようにさらに構成され得る。
システム中の各ネットワーク要素によって実施されるアクションについては、図6−1および図6−2または図7−1および図7−2に示されている実施形態への参照が行われ得ることに留意されたい。
本発明は、別の通信システムをさらに提供する。本システムは、転送経路がソースNG3経路と1対1対応しているシナリオに適用されてよく、図9に示されているターゲットAN、図10に示されているコアネットワークユーザプレーンデバイス、および図11に示されているコアネットワーク制御プレーンデバイスを特に含み得る。加えて、本システムは、コアネットワークユーザプレーンデバイスによって送信された第1のエンドマーカを受信し、第1のエンドマーカに基づいて第2のエンドマーカを生成し、ソースNG3経路に対応する転送経路を通じて、第2のエンドマーカをターゲットANへ送信するように構成された、ソースANをさらに含み得る。
システム中の各ネットワーク要素によって実施されるアクションについては、図6a−1および図6a−2または図7a−1および図7a−2に示されている実施形態への参照が行われ得ることに留意されたい。
方法実施形態のすべてまたはいくつかのステップは、関係するハードウェアに命令するプログラムによって実装され得ることを当業者は理解されよう。プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。プログラムが実行されたとき、方法実施形態のステップが実施される。記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
最後に、上記の実施形態は、本発明の技術的解決策を説明するために意図されているにすぎず、本発明を限定するために意図されていないことに留意されたい。本発明について上記の実施形態に関して詳細に説明されたが、当業者は、依然として、本発明の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱することなく、上記の実施形態において説明された技術的解決策に変更を加えるか、またはそれらのいくつかの技術的特徴に均等の交換を行い得ることを理解されたい。