JP6740311B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
<第1の態様>
排泄物の遮断位置に沿って、表面から起き上がる起き上がりギャザーを備えた、吸収性物品において、
前記起き上がりギャザーは、前記吸収性物品における遮断位置の外側に取り付けられた付根部と、前記付根部から突出する本体部と、前記本体部における遮断位置延在方向の両端部が物品表面において倒伏状態で固定されて形成された倒伏部と、前記本体部における倒伏部間の部分が非固定とされて形成された起き上がり部を有するギャザー不織布と、前記起き上がり部の少なくとも先端部に取り付けられたギャザー弾性部材とを有するものであり、
前記ギャザー不織布の起き上がり部に、微小繊維状セルロースの遮水層が設けられている、
ことを特徴とする吸収性物品。
微小繊維状セルロースの遮水層は、遮水性を有する微小繊維状セルロースの集合体が層状(膜状)をなしているものであり、微小繊維状セルロースの分散液をギャザー不織布に塗布した後、乾燥させることにより得ることができる。したがって、ギャザー不織布において特に遮水性を向上させたい部位等、任意の部位に、微小繊維状セルロースの遮水層を設けることにより、ギャザー不織布の遮水性を効果的に向上させることができる。しかも微小繊維状セルロースは、天然由来のものであるため、化学合成による素材や物質に頼らずに、起き上がりギャザーの耐水圧を向上させることができる。
また、微小繊維状セルロースの集合体は、臭気吸着性及び吸湿性を有しているため、起き上がりギャザーに消臭効果及び吸湿効果をもたせることができる。
遮水層は、起き上がり部のうち少なくとも股間部に位置する部分に、前後方向に連続する帯状に設けられるとともに、前記遮水層の前記付根部側の縁が付根部内に位置している、
第1の態様の吸収性物品。
ギャザー不織布における遮水層の配置は適宜定めることができるが、起き上がり部の付根部側は特に排泄液が滲み出やすい部位であるため、本態様のようにこの範囲に連続するように遮水層を設けることが好ましい。
前記起き上がり部における最も付根部側のギャザー弾性部材よりも付根部側にのみ、前記遮水層が設けられている、
第1又は2の態様の吸収性物品。
微小繊維状セルロースの集合体は不織布と比較して硬質である。このため、ギャザー弾性部材を有する部分のように、起き上がり部の中でも特に肌に接触する部分に、微小繊維状セルロースの遮水層を設けると肌触りを悪化させるおそれがある。よって、ギャザー不織布に、微小繊維状セルロースの遮水層を設ける場合、ギャザー弾性部材を有する部分には遮水層を設けずに、それよりも付根部側にのみ設けることが好ましい。これにより、微小繊維状セルロースの遮水層が装着者の肌に接触しにくいものとなる。
前記起き上がり部は、遮断位置の外側に位置する外面と、遮断位置の内側に位置する内面とを有し、
前記遮水層は、前記起き上がり部の外面上に形成されており、かつ前記起き上がり部の内面上に露出していない、
第1〜3のいずれか1つの態様の吸収性物品。
この起き上がりギャザーは、ギャザー不織布の遮水性を基本とし、これを遮水層で補う構造となるため、遮水層を薄くすることができ、遮水層による起き上がりギャザーの硬質化を抑制することができる。また、起き上がり部の内面が肌に接触しやすい構造の起き上がりギャザーの場合、遮水層が肌に接触しにくくなる。なお、「遮水層が起き上がり部の外面上に形成」されているとは、ギャザー不織布の表面上にのみ遮水層が形成されている構造のほか、遮水層がギャザー不織布の表面上だけでなくギャザー不織布の内部まで及んでいる構造も含むものである。
前記起き上がり部は、遮断位置の外側に位置する外面と、遮断位置の内側に位置する内面とを有し、
前記ギャザー不織布は少なくとも前記起き上がり部に複数層設けられるとともに、これらギャザー不織布の層間に前記遮水層が形成されており、
前記遮水層は、前記起き上がり部の外面及び内面に露出していない、
第1〜4のいずれか1つの態様の吸収性物品。
微小繊維状セルロースの集合体は不織布と比較して硬質である。このため、微小繊維状セルロースの遮水層を設ける場合、その位置によっては肌触りを悪化させるおそれがある。これに対して、本態様のように、ギャザー不織布の層間に微小繊維状セルロースの遮水層を設けると、肌に直接接することがなく、肌触りの悪化を抑制することができる。
前記ギャザー不織布は、スパンボンド層間にメルトブローン層を有する積層不織布であり、
前記スパンボンド層は、繊度1.5〜10dtex、目付け5〜80g/m2、厚み0.03〜0.5mmであり、
前記メルトブローン層は、繊度0.1〜1.0dtex、目付け1.5〜20g/m2、厚み0.02〜0.3mmである、
第1〜5のいずれか1つの態様の吸収性物品。
ギャザー不織布は特に限定されるものではなく、また遮水層における微小繊維状セルロースの目付けも特に限定されるものではないが、例えば本態様の範囲内であると好ましいこの場合、微小繊維状セルロースの分散液をギャザー不織布の一方の面に塗布したとき、分散液はスパンボンド層にはある程度浸透するがメルトブローン層で遮断される。そのため、ギャザー不織布の一方の面上に遮水層が形成されるとともに、その遮水層の連続性が高くなる(ピンホールが少なくなる)。また、この遮水層はスパンボンド層内まで入り込んでいる(食いついている)ため、ギャザー不織布から剥がれにくいものとなる。
前記遮水層における前記微小繊維状セルロースの目付けが5〜10g/m2である、
第1〜6のいずれか1つの態様の吸収性物品。
遮水層における微小繊維状セルロースの目付けは適宜定めることができるが、遮水性及び柔軟性を考慮すると、遮水層における微小繊維状セルロースの目付けは、この範囲内であることが好ましい。
(吸収体)
吸収体56は、排泄液を吸収し、保持する部分であり、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、2.54cm当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いることができる。
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子としては、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用できる。高吸収性ポリマー粒子の粒径は特に限定されないが、例えば500μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)、及びこのふるい分けでふるい下に落下する粒子について180μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)を行ったときに、500μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が30重量%以下で、180μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が60重量%以上のものが望ましい。
高吸収性ポリマー粒子の抜け出しを防止するため、あるいは吸収体56の形状維持性を高めるために、吸収体56は包装シート58で包んでなる吸収要素50として内蔵させることができる。包装シート58としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。繊維目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
トップシート30は液透過性を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを用いることができる。
トップシート30を透過した液の逆戻りを防止するために、トップシート30の裏側に中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。中間シート40は省略することもできる。
液不透過性シート11は、特に限定されるものではないが、透湿性を有するもが好ましい。液不透過性シート11としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを好適に用いることができる。また、液不透過性シート11としては、不織布を基材として防水性を高めたものも用いることができる。
外装不織布12は液不透過性シート11の裏側全体を覆い、製品外面を布のような外観とするものである。不織布は一枚で使用する他、複数枚重ねて使用することもできる。後者の場合、不織布相互をホットメルト接着剤等により接着するのが好ましい。不織布を用いる場合、その構成繊維の繊度が1.0〜6.0dtex、目付けが15〜45g/m2、かつ厚みが0.5〜3.0mmの不織布であると好ましい。
図示例の連結式使い捨て着用物品は、吸収体56の前側及び後側にそれぞれ延出する、吸収体56を有しない一対のエンドフラップ部EFと、吸収体56の両方の側縁よりも側方にそれぞれ延出する、吸収体56を有しない一対のサイドフラップ部SFとを有している。サイドフラップ部SFは、図示例のように、吸収体56を有する部分から連続する素材(外装不織布12等)からなるものであっても、他の素材を取り付けて形成してもよい。
各サイドフラップ部SFには、糸ゴム等の細長状弾性部材からなるサイド弾性部材64が前後方向LDに沿って伸長された状態で固定されており、これにより各サイドフラップ部SFの脚周り部分が平面ギャザーとして構成されている。サイド弾性部材64は、図示例のように、ギャザー不織布62の接合部分のうち接合始端近傍の幅方向外側において、ギャザー不織布62と液不透過性シート11との間に設けるほか、サイドフラップ部SFにおける液不透過性シート11と外装不織布12との間に設けることもできる。サイド弾性部材64は、図示例のように各側で複数本設ける他、各側に1本のみ設けることもできる。
トップシート30上を伝わって横方向に移動する排泄物を阻止し、いわゆる横漏れを防止するために、表面の幅方向WDの両側には、装着者の肌側に立ち上がる起き上がりギャザー60が設けられている。
本連結式使い捨て着用物品では、背側部分Bは股間部Mよりも幅方向WD外側に延び出たウイング部分WPを有している。同様に、腹側部分Fも股間部Mよりも幅方向WD外側に延び出たウイング部分WPを有している。これらウイング部分WPは、それ以外の部分と別の部材により形成することもできる。しかし、図示例のようにサイドフラップ部SFを有する構造において、サイドフラップ部SFの側部における前後方向LD中間を切断することにより、股間部Mの側縁からウイング部分の下縁71までの凹状縁70が形成され、その結果としてウイング部分WPが形成されていると、製造が容易であるため好ましい。
図1、図2及び図6に示すように、背側部分Bにおけるウイング部分WPには、腹側部分Fの外面に対して着脱可能に連結される連結テープ13がそれぞれ設けられている。おむつ10の装着に際しては、連結テープ13を腰の両側から腹側部分Fの外面に回して、連結テープ13の連結部13Aを腹側部分F外面の適所に連結する。
腹側部分Fにおける連結テープ13の連結箇所には、ターゲット部12Tが設けられている。ターゲット部12Tは、図示例のように、連結を容易にするためのシート材を腹側部分Fの外面に貼り付けることにより設けることができる。
特徴的には、図1、図3及び図8(a)に示すように、ギャザー不織布62の起き上がり部68に、微小繊維状セルロースの遮水層80が設けられている。微小繊維状セルロースとは、パルプ等の植物から取り出される微細なセルロース繊維又はその束をいい、一般的に平均繊維幅がナノサイズ(1〜1000nm以下)の微小繊維状セルロースいい、平均繊維幅(メジアン径)が100nm以下のもの(一般にセルロースナノフィブリル(CNF)と呼ばれる)が好ましく、特に10〜60nmのものが好ましい。なお、微小繊維状セルロースの平均繊維幅は以下の方法で測定することができる。すなわち、まず、固形分濃度0.01〜0.1質量%の微小繊維状セルロースの水分散液100mlをテフロン(登録商標)製メンブレンフィルターでろ過し、エタノール100mlで1回、t−ブタノール20mlで3回溶媒置換する。次に、凍結乾燥し、オスミウムコーティングして試料とする。この試料について、構成する繊維の幅に応じて5000倍、10000倍又は30000倍のいずれかの倍率(本実施例では、30000倍の倍率)で電子顕微鏡SEM画像による観察を行う。具体的には、観察画像に二本の対角線を引き、対角線の交点を通過する直線を任意に三本引く。さらに、この三本の直線と交錯する合計100本の繊維の棒を目視で計測する。そして、計測値の中位径(メジアン径)を平均繊維幅とする。
表1に示すように、各種の不織布に微小繊維状セルロースの分散液を塗布し遮水層を形成した後、JIS L 1092:2009「繊維製品の防水性試験方法」に規定された「耐水度試験(静水圧法)」の「A法(低水圧法)」を行い、それぞれ耐水度を測定した。使用した各不織布は同規格に規定された前処理(洗濯処理等)は行わなかった。各不織布の片面の全面に微小繊維状セルロースの遮水層を形成し、試験片(150mm×150mm)とした。また、遮水層を形成していないブランクサンプルについても同様に耐水度を測定した。この結果から、ギャザー不織布に微小繊維状セルロースの遮水層を形成することにより遮水性を向上できることが判明した。
上記例は、吸収性物品の側部に設けられる起き上がりギャザー60に遮水層80を設けたものであるが、起き上がりギャザーである限り、他の部位に設けられるもの、例えば、特許文献4,5に記載されるような、背側や腹側に、ウエストからの漏れを防止するために幅方向に沿って設けられ、排泄物の遮断位置(幅方向に沿って延在する)に沿って表面から起き上がる起き上がりギャザーにも適用可能である。
Claims (7)
- 排泄物の遮断位置に沿って、表面から起き上がる起き上がりギャザーを備えた、吸収性物品において、
前記起き上がりギャザーは、前記吸収性物品における遮断位置の外側に取り付けられた付根部と、前記付根部から突出する本体部と、前記本体部における遮断位置延在方向の両端部が物品表面において倒伏状態で固定されて形成された倒伏部と、前記本体部における倒伏部間の部分が非固定とされて形成された起き上がり部を有するギャザー不織布と、前記起き上がり部の少なくとも先端部に取り付けられたギャザー弾性部材とを有するものであり、
前記ギャザー不織布の起き上がり部に、微小繊維状セルロースの遮水層が設けられている、
ことを特徴とする吸収性物品。 - 遮水層は、起き上がり部のうち少なくとも股間部に位置する部分に、前後方向に連続する帯状に設けられるとともに、前記遮水層の前記付根部側の縁が付根部内に位置している、
請求項1記載の吸収性物品。 - 前記起き上がり部における最も付根部側のギャザー弾性部材よりも付根部側にのみ、前記遮水層が設けられている、
請求項1又は2記載の吸収性物品。 - 前記起き上がり部は、遮断位置の外側に位置する外面と、遮断位置の内側に位置する内面とを有し、
前記遮水層は、前記起き上がり部の外面上に形成されており、かつ前記起き上がり部の内面上に露出していない、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。 - 前記起き上がり部は、遮断位置の外側に位置する外面と、遮断位置の内側に位置する内面とを有し、
前記ギャザー不織布は少なくとも前記起き上がり部に複数層設けられるとともに、これらギャザー不織布の層間に前記遮水層が形成されており、
前記遮水層は、前記起き上がり部の外面及び内面に露出していない、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。 - 前記ギャザー不織布は、スパンボンド層間にメルトブローン層を有する積層不織布であり、
前記スパンボンド層は、繊度1.5〜10dtex、目付け5〜80g/m2、厚み0.03〜0.5mmであり、
前記メルトブローン層は、繊度0.1〜1.0dtex、目付け1.5〜20g/m2、厚み0.02〜0.3mmである、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品。 - 前記遮水層における前記微小繊維状セルロースの目付けが5〜10g/m2である、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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