JP6740310B2 - 連結式使い捨て着用物品 - Google Patents
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Description
<第1の態様>
前後方向中央を含む股間部と、前後方向中央より前側に延びる腹側部分と、前後方向中央より後側に延びる背側部分とを有し、
前記背側部分の両側部に、前記腹側部分の外面に着脱可能に連結される連結部を有し、
前記腹側部分の外面に、前記連結部が連結されるターゲット部を有し、
前記連結部はフック材であり、
前記ターゲット部は不織布により形成されている、
連結式使い捨て着用物品において、
前記ターゲット部の不織布には、微小繊維状セルロース集合体の付着部が、前後方向、幅方向、又はこれらに対して傾斜した斜め方向に間隔を空けて繰り返し配置されており、
前記微小繊維状セルロース集合体の付着部では、前記不織布の構成繊維同士が微小繊維状セルロース集合体を介して結合されている、
ことを特徴とする連結式使い捨て着用物品。
微小繊維状セルロース集合体は、微小繊維状セルロースの分散液を不織布に塗布した後、乾燥させることにより得ることができる。この場合、微小繊維状セルロースの分散液は不織布の繊維間に浸透し、乾燥後には微小繊維状セルロース集合体が強固に付着し、不織布の構成繊維同士が微小繊維状セルロース集合体を介して強固に結合される。したがって、このような微小繊維状セルロース集合体の付着部が、ターゲット部の不織布に間隔を空けて繰り返し配置されていると、フック材を何度も付けたり剥がしたりしても繊維が抜き出されにくくなり、毛羽立ちにくくなる。また、微小繊維状セルロース集合体の付着部は、分散液の塗布・乾燥により形成することができるため、ターゲット部の不織布の表面に凹部を形成せずに済む。このため、エンボス加工により凹部を形成した場合に発生する、凹部に起因するフック材の連結力の低下を防止することができる。
また、微小繊維状セルロース集合体は、臭気吸着性及び吸湿性を有しているため、消臭効果及び吸湿効果も発揮される。
前記微小繊維状セルロース集合体の付着部は、前記ターゲット部の不織布の繊維の配向方向と交差する方向に連続する部分が、前記ターゲット部の不織布の繊維の配向方向に前記ターゲット部の不織布の繊維長よりも短くかつ5mm以上の間隔を空けて配列された、縞状パターンで設けられている、
第1の態様の連結式使い捨て着用物品。
微小繊維状セルロース集合体の付着部は、どのようなパターンで配列されていてもよいが、本態様のような縞状パターンで設けられていると、不織布の構成繊維をしっかりと結合することができるため好ましい。
股間部を含む範囲に内蔵された吸収体と、
前記吸収体の表側を覆う液透過性のトップシートと、
前記吸収体の裏側を覆う液不透過性シートと、
前記液不透過性シートの裏側を覆い、製品外面を構成する外装不織布とを有し、
前記ターゲット部の不織布は、前記外装不織布であり、
前記外装不織布は、繊維長1〜51mm、繊度1.6〜2.3dtex、目付け20〜25g/m2のエアスルー不織布であり、
前記外装不織布の繊維の配向方向における、前記微小繊維状セルロース集合体の付着部の間隔が5〜20mmである、
第2の態様の連結式使い捨て着用物品。
外装不織布は、柔軟な触感を重視する場合、短繊維エアスルー不織布が好ましい。しかし、この場合、外装不織布自体をターゲット部として利用すると、フック剤の付け剥がしを繰り返したときに毛羽立ちが発生しやすく、連結力が低下しやすい。これに対して、本態様の間隔で微小繊維状セルロース集合体の付着部を設けると、フック材の付け剥がしにより繊維が抜き出されにくくなり、毛羽立ちにくくなるため好ましい。
前記ターゲット部の不織布における前記微小繊維状セルロース集合体の付着部では、前記微小繊維状セルロース集合体の付着量が裏側から表側に向かうにつれて減少している、
第1〜3のいずれか1つの態様の連結式使い捨て着用物品。
微小繊維状セルロース集合体の付着部では、フック材は多少なりとも連結しにくくなる(とはいえ、同じ面積で総合的に比較するとエンボス加工による凹部よりは連結力の低下は少ないものとなる)。また、微小繊維状セルロース集合体は硬質であるため、肌触りに影響する。よって、微小繊維状セルロース集合体の付着量が裏側から表側に向かうにつれて減少しているのは好ましい。これにより、微小繊維状セルロース集合体の付着部に対するフック材の連結力の低下、並びに表面の肌触りの硬質化を抑制することができる。
前記微小繊維状セルロース集合体の付着部では、前記ターゲット部の不織布の表面に露出する前記微小繊維状セルロース集合体を有しない、
第1〜4のいずれか1つの態様の連結式使い捨て着用物品。
微小繊維状セルロース集合体の付着部では、フック材は多少なりとも連結しにくくなる(とはいえ、同じ面積で総合的に比較するとエンボス加工による凹部よりは連結力の低下は少ないものとなる)。また、微小繊維状セルロース集合体は硬質であるため、肌触りに影響する。よって、本態様のようにターゲット部の不織布の表面に露出する前記微小繊維状セルロース集合体を有しないのは好ましい。これにより、微小繊維状セルロース集合体の付着部に対するフック材の連結力の低下、並びに表面の肌触りの硬質化を抑制することができる。
(吸収体)
吸収体56は、排泄液を吸収し、保持する部分であり、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、2.54cm当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いることができる。
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子としては、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用できる。高吸収性ポリマー粒子の粒径は特に限定されないが、例えば500μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)、及びこのふるい分けでふるい下に落下する粒子について180μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)を行ったときに、500μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が30重量%以下で、180μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が60重量%以上のものが望ましい。
高吸収性ポリマー粒子の抜け出しを防止するため、あるいは吸収体56の形状維持性を高めるために、吸収体56は包装シート58で包んでなる吸収要素50として内蔵させることができる。包装シート58としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。繊維目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
トップシート30は液透過性を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを用いることができる。
トップシート30を透過した液の逆戻りを防止するために、トップシート30の裏側に中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。中間シート40は省略することもできる。
液不透過性シート11は、特に限定されるものではないが、透湿性を有するもが好ましい。液不透過性シート11としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを好適に用いることができる。また、液不透過性シート11としては、不織布を基材として防水性を高めたものも用いることができる。
外装不織布12は液不透過性シート11の裏側全体を覆い、製品外面を布のような外観とするものである。不織布は一枚で使用する他、複数枚重ねて使用することもできる。後者の場合、不織布相互をホットメルト接着剤等により接着するのが好ましい。不織布を用いる場合、その構成繊維の繊度が1.6〜2.3dtex、目付けが15〜25g/m2、かつ厚みが0.3〜0.8mmの不織布であると好ましい。
トップシート30上を伝わって横方向に移動する排泄物を阻止し、いわゆる横漏れを防止するために、表面の幅方向WDの両側には、装着者の肌側に立ち上がる起き上がりギャザー60が設けられていると好ましい。もちろん、起き上がりギャザー60は省略することもできる。
図示例のテープタイプ使い捨ておむつは、吸収体56の前側及び後側にそれぞれ延出する、吸収体56を有しない一対のエンドフラップ部EFと、吸収体56の両方の側縁よりも側方にそれぞれ延出する、吸収体56を有しない一対のサイドフラップ部SFとを有している。サイドフラップ部SFは、図示例のように、吸収体56を有する部分から連続する素材(外装不織布12等)からなるものであっても、他の素材を取り付けて形成してもよい。
各サイドフラップ部SFには、糸ゴム等の細長状弾性部材からなるサイド弾性部材64が前後方向LDに沿って伸長された状態で固定されており、これにより各サイドフラップ部SFの脚周り部分が平面ギャザーとして構成されている。脚周り弾性部材64は、図示例のように、ギャザーシート62の接合部分のうち接合始端近傍の幅方向外側において、ギャザーシート62と液不透過性シート11との間に設けるほか、サイドフラップ部SFにおける液不透過性シート11と外装不織布12との間に設けることもできる。脚周り弾性部材64は、図示例のように各側で複数本設ける他、各側に1本のみ設けることもできる。
本テープタイプ使い捨ておむつでは、背側部分Bは股間部Mよりも幅方向WD外側に延び出たウイング部分WPを有している。同様に、腹側部分Fも股間部Mよりも幅方向WD外側に延び出たウイング部分WPを有している。これらウイング部分WPは、それ以外の部分と別の部材により形成することもできる。しかし、図示例のようにサイドフラップ部SFを有する構造において、サイドフラップ部SFの側部における前後方向LD中間を切断することにより、股間部Mの側縁からウイング部分の下縁71までの凹状縁70が形成され、その結果としてウイング部分WPが形成されていると、製造が容易であるため好ましい。
図1、図2及び図6に示すように、背側部分Bにおけるウイング部分WPには、腹側部分Fの外面に対して着脱可能に連結される連結テープ80がそれぞれ設けられている。おむつ10の装着に際しては、連結テープ80を腰の両側から腹側部分Fの外面に回して、連結テープ80の連結部83を腹側部分F外面の適所に連結する。
腹側部分Fにおける連結テープ80の連結箇所には、連結テープ80の連結部83が連結されるターゲット部20が設けられている。
特徴的には、図7及び図9に示すように、ターゲット部20の不織布21には、微小繊維状セルロース集合体22の付着部23が、前後方向LDに間隔を空けて繰り返し配置されており、微小繊維状セルロース集合体22の付着部23では、不織布21の構成繊維同士が微小繊維状セルロース集合体22を介して結合されている。
次に、凍結乾燥し、オスミウムコーティングして試料とする。この試料について、構成する繊維の幅に応じて5000倍、10000倍又は30000倍のいずれかの倍率(本実施例では、30000倍の倍率)で電子顕微鏡SEM画像による観察を行う。具体的には、観察画像に二本の対角線を引き、対角線の交点を通過する直線を任意に三本引く。さらに、この三本の直線と交錯する合計100本の繊維の棒を目視で計測する。そして、計測値の中位径(メジアン径)を平均繊維幅とする。
上記説明における不織布としては、部位や目的に応じて公知の不織布を適宜使用することができる。不織布の構成繊維としては、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維(単成分繊維の他、芯鞘等の複合繊維も含む)の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維等、特に限定なく選択することができ、これらを混合して用いることもできる。不織布の柔軟性を高めるために、構成繊維を捲縮繊維とするのは好ましい。また、不織布の構成繊維は、親水性繊維(親水化剤により親水性となった疎水性繊維を含む)であっても、疎水性繊維若しくは撥水性繊維(撥水剤により撥水性となった撥水性繊維を含む)であってもよい。また、不織布は一般に繊維の長さや、シート形成方法、繊維結合方法、積層構造により、短繊維不織布、長繊維不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布、サーマルボンド(エアスルー)不織布、ニードルパンチ不織布、ポイントボンド不織布、積層不織布(スパンボンド層間にメルトブローン層を挟んだSMS不織布、SMMS不織布等)等に分類されるが、これらのどの不織布も用いることができる。
特にターゲット部20の不織布21が親水性繊維の不織布21であると、微小繊維状セルロース集合体22が不織布21の繊維に対してより途切れ少なく、より薄く均一に付着するため好ましい。
以下のブランクサンプル、サンプル1〜3について、以下の剥離強度及びせん断強度を測定した。
図1〜図6及び図7(d)に示すように、外装不織布12に微小繊維状セルロース集合体22の付着部23を横縞状に形成したテープタイプ使い捨ておむつを作製した。より詳細には、まず、微小繊維状セルロース集合体22の付着部23を有しないブランクサンプルを作製した。外装不織布12は、繊維長30〜45mm、繊度1.5dtex、目付け20g/m2のエアスルー不織布とした。連結テープ80における連結部83(市販のフック材)の寸法は、前後方向LDの寸法の最大値26mm、前後方向LDの寸法の最小値24mm、幅方向WDの寸法の最大値21mm、幅方向WDの寸法の最小値19mmとし、ターゲット部20(微小繊維状セルロース集合体22の付着部23群の外接矩形)は長方形とし、その寸法は前後方向35mm×幅方向180mmとした。
隣接する付着部23の前後方向LDの間隔を10mmとした以外は、サンプル1と同様にして、サンプル2を作製した。
幅方向WDの寸法(線幅23w)が5mmで、隣接する付着部23の幅方向WDの間隔x2が5mmの縦縞状の微小繊維状セルロース集合体22の付着部23(図8(a)参照)を形成した以外は、サンプル1と同様にして、サンプル3を作製した。
図13(a)に示すように、サンプルから連結テープ80を取り外し、摘み部85を二つ折りしたガムテープの端部で挟み、掴み代90を形成することにより剥離強度試験用の連結テープ91を作製した。 次に、図14(a)に示すように、サンプルDPのサイドフラップ部SFをトップシート側に折り畳んで図示しないガムテープで固定した後、ターゲット部20の表面に、剥離強度試験用の連結テープ91の連結部83の全面を連結した。このとき、外装不織布12に対する連結テープ80の向き及び連結位置が製品使用時と同様となるように、サンプルの幅方向WDと連結テープ80の幅方向WDとを一致させて、ターゲット部20の幅方向WDの一方側に連結テープ80の連結部83を連結した。その後、幅方向WDに質量2kg(±0.1kg)のローラーを1往復させ、連結部83をターゲット部20にしっかりと連結させた。
次に、サンプルDPの幅方向WDが引張方向となるように、引張試験機の上側のチャックC1に連結テープ91の掴み代90を挟むとともに、下側のチャックC2にターゲット部20の幅方向WDの他方側を挟み、引張速度300mm/minで測定を行った。この状態を図14(a)に示した。この測定により得られたチャートから最大値と最小値を除き、残りのピークから最大ピーク、最小ピーク各3点(計6点)を読み取り、平均値を求め、これを1回目の測定における剥離強度とした。
次に、ターゲット部20における1回目の測定時に連結した位置に、連結テープ91の連結部83を1回目の測定時と同様に連結し、1回目の剥離方向と同じ方向に手で剥離する操作を3回繰り返した。
次に、1回目の測定と同様の要領で、2回目の測定を行い剥離強度を測定した。
そして、同一のサンプルのターゲット部20について、連結テープ91の連結位置を変えて、同様に1回目の測定及び2回目の測定を行い、連結位置が異なる1回目の測定値の平均値と、連結位置が異なる2回目の測定値の平均値を求めた。
図13(b)に示すように、サンプルDPから連結テープ80を取り外し、基端部81を二つ折りしたガムテープの端部で挟み、掴み代90を形成することによりせん断強度試験用の連結テープ92を作製した。 次に、図14(b)に示すように、サンプルDPのサイドフラップ部SFをトップシート側に折り畳んで図示しないガムテープで固定した後、ターゲット部20の表面に、せん断強度試験用の連結テープ92の連結部83の全面を連結した。このとき、外装不織布12に対する連結テープ80の向き及び連結位置が製品使用時と同様となるように、サンプルの幅方向WDと連結テープ80の幅方向WDとを一致させて、ターゲット部20の幅方向WDの一方側に連結テープ80の連結部83を連結した。その後、幅方向WDに質量2kg(±0.1kg)のローラーを1往復させ、連結部83をターゲット部20にしっかりと連結させた。
次に、サンプルDPの幅方向WDが引張方向となるように、引張試験機の上側のチャックC1に連結テープ92の掴み代90を挟むとともに、下側のチャックC2にターゲット部20の幅方向WDの他方側を挟み、引張速度500mm/minで測定を行った。この状態を図14(b)に示した。この測定により得られたチャートから最初のピークを読み取り、これをせん断強度とした。
次に、同一のサンプルDPのターゲット部20について、連結テープ92の連結位置を変えて、同様にせん断強度の測定を行い、連結位置が異なる測定値の平均値を求めた。
剥離強度試験後に、1回目及び2回目の測定値におけるターゲット部20の連結位置を目視観察し、表1の欄外に示す三段階基準で毛羽立ちを評価した。
表1の欄外に示す三段階基準で総合評価を行った。
明細書中の以下の用語は、明細書中に特に記載が無い限り、以下の意味を有するものである。
・「前後方向」とは図中に符号LDで示す方向(縦方向)を意味し、「幅方向」とは図中にWDで示す方向(左右方向)を意味し、前後方向と幅方向とは直交するものである。
Claims (5)
- 前後方向中央を含む股間部と、前後方向中央より前側に延びる腹側部分と、前後方向中央より後側に延びる背側部分とを有し、
前記背側部分の両側部に、前記腹側部分の外面に着脱可能に連結される連結部を有し、
前記腹側部分の外面に、前記連結部が連結されるターゲット部を有し、
前記連結部はフック材であり、
前記ターゲット部は不織布により形成されている、
連結式使い捨て着用物品において、
前記ターゲット部の不織布には、微小繊維状セルロース集合体の付着部が、前後方向、幅方向、又はこれらに対して傾斜した斜め方向に間隔を空けて繰り返し配置されており、
前記微小繊維状セルロース集合体の付着部では、前記不織布の構成繊維同士が微小繊維状セルロース集合体を介して結合されている、
ことを特徴とする連結式使い捨て着用物品。 - 前記微小繊維状セルロース集合体の付着部は、前記ターゲット部の不織布の繊維の配向方向と交差する方向に連続する部分が、前記ターゲット部の不織布の繊維の配向方向に前記ターゲット部の不織布の繊維長よりも短くかつ5mm以上の間隔を空けて配列された、縞状パターンで設けられている、
請求項1記載の連結式使い捨て着用物品。 - 股間部を含む範囲に内蔵された吸収体と、
前記吸収体の表側を覆う液透過性のトップシートと、
前記吸収体の裏側を覆う液不透過性シートと、
前記液不透過性シートの裏側を覆い、製品外面を構成する外装不織布とを有し、
前記ターゲット部の不織布は、前記外装不織布であり、
前記外装不織布は、繊維長1〜51mm、繊度1.6〜2.3dtex、目付け20〜25g/m2のエアスルー不織布であり、
前記外装不織布の繊維の配向方向における、前記微小繊維状セルロース集合体の付着部の間隔が5〜20mmである、
請求項2記載の連結式使い捨て着用物品。 - 前記ターゲット部の不織布における前記微小繊維状セルロース集合体の付着部では、前記微小繊維状セルロース集合体の付着量が裏側から表側に向かうにつれて減少している、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の連結式使い捨て着用物品。 - 前記微小繊維状セルロース集合体の付着部では、前記ターゲット部の不織布の表面に露出する前記微小繊維状セルロース集合体を有しない、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の連結式使い捨て着用物品。
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