JP6740249B2 - Pde1阻害剤としてのイミダゾトリアジノン - Google Patents

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Description

本発明は、PDE1酵素阻害剤である化合物、ならびに特に神経変性疾患および精神疾患の治療のための薬剤としてのそれらの使用を提供する。本発明は、本発明の化合物を含む医薬組成物および本発明の化合物を用いて疾患を治療する方法も提供する。
本出願全体を通して、様々な刊行物の全体が参照される。これらの刊行物の開示内容は、本発明が関係する従来技術をより詳細に説明するために、参照により本出願に援用される。
二次メッセンジャー環状ヌクレオチド(cN)、環状アデノシン一リン酸(cAMP)および環状グアノシン一リン酸(cGMP)は、cN依存性プロテインキナーゼ(PKAおよびPKG)、EPAC(cAMPによって活性化される交換タンパク質)、リンタンパク質ホスファターゼ、および/またはcN感受性カチオンチャネルを調節することにより、細胞内シグナル伝達カスケードにおいて重要な役割を果たす。ニューロン中で、これは、cAMP依存性キナーゼおよびcGMP依存性キナーゼの活性化、ならびにそれに続く、シナプス伝達の急性調節ならびにニューロンの分化および生存に関与するタンパク質のリン酸化を含む。cAMPおよびcGMPの細胞内濃度は、シクラーゼによる生合成の速度およびホスホジエステラーゼによる分解の速度によって厳密に調節される(PDE、EC 3.1.4.17)。PDEは、3−エステル結合の触媒的加水分解により、不活性5−一リン酸を形成することによってcAMP/cGMPを不活性化する二金属ヒドロラーゼである。PDEは、細胞内の環状ヌクレオチドcAMPおよびcGMPを分解する唯一の手段となるため、PDEは、環状ヌクレオチドシグナル伝達において重要な役割を果たす。PDEの触媒活性は、全ての細胞内の様々なcN濃度にわたるcNの分解をもたらし、それらの様々な調節機構は、多くのシグナル伝達経路との統合およびクロストークをもたらす。特定のPDEは、細胞内の個別の区画を標的にし、ここで、それらは、cNレベルを制御し、様々なcNシグナロソームのための微小環境を作る(Sharron H.Francis,Mitsi A.Blount,and Jackie D.Corbin.Physiol Rev 2011,91:651−690)。
基質特異性に基づいて、PDEファミリーは、3つの群に分類され得る:1)PDE4、PDE7、およびPDE8を含むcAMP特異的PDE、2)cGMP選択的酵素PDE5およびPDE9、および3)二重基質PDE、PDE1、PDE2、PDE3、ならびにPDE10およびPDE11。
以前はカルモジュリン刺激性PDE(CaM−PDE)と命名されていたPDE1は、それが4つのCa2+と複合体化されたカルモジュリン(CaM、16kDaのCa2+結合タンパク質)を介してCa2+依存的に調節される点で独特である(概説については、Sharron H.Francis,Mitsi A.Blount,and Jackie D.Corbin. Physiol Rev 2011,91:651−690)。したがって、PDE1は、環状ヌクレオチドと細胞内Ca2+との間の興味深い調節的関連性を表す。PDE1ファミリーは、3つの遺伝子:PDE1A(ヒト染色体2q32上にマップされる)、PDE1B(ヒト染色体位置、hcl:12q13)およびPDE1C(hcl:7p14.3)によってコードされる。それらは、選択的プロモーターを有し、調節的特性、基質親和性、比活性度、CaMについての活性化定数、組織分布および分子量が異なる多くのタンパク質を選択的スプライシングによって生じさせる。11以上のヒトアイソフォームが同定されている。それらの分子量は、1つのモノマー当たり58〜86kDaで変化する。2つのCa2+/CaM結合ドメインを含むN末端調節ドメインおよび2つのリン酸化部位は、それらの対応するタンパク質を区別し、それらの生化学的機能を調節する。PDE1は、二重基質PDEであり、PDE1Cサブタイプは、cAMPおよびcGMPに対して同等の活性を有する(Km 1〜3μM)が、サブタイプPDE1AおよびPDE1Bは、cGMPに対する選択性(preference)を有する(cGMPに対するKm 1〜3μMおよびcAMPに対するKm 10〜30μM)。
PDE1サブタイプは、脳内に非常に多く、特に、線条体(PDE1B)、海馬(PDE1A)および皮質(PDE1A)内に局在し、この局在は、種間で保存される(Amy Bernard et al.Neuron 2012,73,1083−1099)。皮質中で、PDE1Aは、主に皮質深層部5および6(出力層)に存在し、皮質深層部の特異性マーカーとして使用される。PDE1阻害剤は、二次メッセンジャーcNのレベルを高め、それにより、神経の興奮性が高められる。
したがって、PDE1は、好ましくは神経系内の、細胞内シグナル伝達経路の調節のための治療標的であり、PDE1阻害剤は、二次メッセンジャーcAMP/cGMPのレベルを高めることができ、それにより、神経過程が調節され、神経可塑性関連遺伝子、神経栄養因子、および神経保護分子が発現される。これらの神経可塑性増強特性と、シナプス伝達の調節とにより、PDE1阻害剤は、多くの神経病態および精神病態の治療剤としての優れた候補となる。動物モデルにおけるPDE1阻害剤の評価(概説については、例えばBlokland et al.Expert Opinion on Therapeutic Patents(2012),22(4),349−354;およびMedina,A.E.Frontiers in Neuropharmacology(2011),5(Feb.),21を参照)は、例えばアルツハイマー病、パーキンソン病およびハンチントン病のような神経疾患、ならびに例えば注意欠陥多動性障害(ADHD)、むずむず脚症候群、うつ病、不安神経症、ナルコレプシー、認知障害および統合失調症に関連する認知障害(CIAS)のような精神疾患におけるPDE1阻害剤の治療的使用の可能性を示唆した。PDE1阻害剤が、女性性機能障害などのプロゲステロンシグナル伝達の増強によって軽減され得る疾病に有用であると主張する特許出願もあった(例えば国際公開第2008/070095号パンフレット)。
国際公開第2012/040230号パンフレット(Envivo Pharmaceuticals,Inc.)には、PDE9阻害剤としてのイミダゾトリアジノンが開示されている。
本発明の化合物は、全ての患者に有効であるわけではない、神経変性疾患および/または精神疾患の現在販売されている治療薬の代替品を提供し得る。したがって、このような疾病の代替的な治療方法が依然として必要とされている。
PDE1酵素は、中枢神経系(CNS)で発現されるため、この遺伝子ファミリーは、精神疾患および神経変性疾患の治療のための魅力的な新規な標的源となる。
本発明の目的は、PDE1阻害剤であり、したがって、神経変性疾患および精神疾患を治療するのに有用な化合物を提供することである。好ましくは、前記化合物は、例えばPDE9阻害に関連する潜在的に望ましくない影響を防ぐことができるように、PDE9阻害剤としてよりPDE1阻害剤として少なくとも10倍強力である。
したがって、本発明は、式(I)

(式中、
nが、0または1であり;
qが、0または1であり;
R1が、直鎖状または分枝鎖状C〜Cアルキル、飽和単環式C〜Cシクロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;それらの全てが、フッ素で1回または複数回置換され得;
R2が、水素、直鎖状または分枝鎖状C〜Cアルキル、飽和単環式C〜Cシクロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;または
R2が、フェニルまたは5員もしくは6員ヘテロアリールであり、それらの全てが、ハロゲン、C〜Cアルキルおよびメトキシからなる群から選択される1つまたは複数の置換基で置換され得;または
R2が、メチルで1回または2回置換される飽和単環式C〜Cシクロアルキルであり;
R3が、水素、C〜Cアルキル、およびフェニルからなる群から選択され;または
R3が、フッ素で1回または複数回置換されるC〜Cアルキルからなる群から選択され;または
R3が、C〜Cアルキルで1回または複数回置換されるフェニル;フッ素で1回、2回または3回置換されるメチル;フッ素で1回、2回または3回置換されるエチルからなる群から選択され;
ただし、R2およびR3が、同時に水素であることはできない)
の化合物、ならびにその互変異性体および薬学的に許容できる付加塩に関する。
化合物Iへの言及は、化合物Iの遊離塩基、化合物Iの薬学的に許容できる塩(化合物Iの酸付加塩など)、化合物Iのラセミ混合物、または化合物Iの対応する鏡像異性体および/または光学異性体、および化合物Iの多形および無定形態ならびに化合物Iの互変異性体を含む。さらに、本発明の化合物は、非溶媒和形態ならびに水、エタノールなどの薬学的に許容できる溶媒による溶媒和形態で存在してもよい。一般に、溶媒和形態は、本発明の趣旨では非溶媒和形態と均等であるとみなされる。
一実施形態において、本発明は、治療に使用するための式(I)で表される化合物に関する。
一実施形態において、本発明は、アルツハイマー病、パーキンソン病およびハンチントン病からなる群から選択される神経変性疾患の治療、または注意欠陥多動性障害(ADHD)、うつ病、不安神経症、ナルコレプシー、認知障害および統合失調症に関連する認知障害(CIAS)などの精神疾患、またはむずむず脚症候群のような別の脳疾患の治療に使用するための、式(I)で表される化合物に関する。
一実施形態において、本発明は、式(I)で表される化合物と、1つまたは複数の薬学的に許容できる担体または賦形剤とを含む医薬組成物に関する。
一実施形態において、本発明は、アルツハイマー病、パーキンソン病およびハンチントン病からなる群から選択される神経変性疾患の治療、または注意欠陥多動性障害(ADHD)、うつ病、不安神経症、ナルコレプシー、認知障害および統合失調症に関連する認知障害(CIAS)などの精神疾患、またはむずむず脚症候群のような別の脳疾患の治療のための方法であって、治療的に有効な量の式(I)で表される化合物の、それを必要とする患者への投与を含む方法に関する。
本発明の実施形態
以下の表記が適用される:本発明の実施形態が、Eiとして識別され、ここで、iが、実施形態の番号を示す整数である。前に挙げた実施形態Eiの特定の実施形態を規定する実施形態Eiが、Ei(Ei)として識別され、例えばE2(E1)は、実施形態E1の実施形態E2におけるものを意味する。
実施形態が、2つの実施形態の組合せである場合、表記は、単にEi(EiおよびEi)であり、例えばE3(E2およびE1)は、実施形態E2およびE1のいずれかの実施形態E3におけるものを意味する。
実施形態が、3つ以上の実施形態の組合せである場合、表記は、単にEi(Ei、EiおよびEi)であり、例えばE4(E1、E2およびE3)は、実施形態E1、E2およびE3のいずれかの実施形態E4におけるものを意味する。
第1の実施形態E1において、本発明は、式(I)の化合物(化合物I)

(式中、
nが、0または1であり;
qが、0または1であり;
R1が、直鎖状または分枝鎖状C〜Cアルキル、飽和単環式C〜Cシクロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;それらの全てが、フッ素で1回または複数回置換され得;
R2が、水素、直鎖状または分枝鎖状C〜Cアルキル、飽和単環式C〜Cシクロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;または
R2が、フェニルまたは5員もしくは6員ヘテロアリールであり、それらの全てが、ハロゲン、C〜Cアルキルおよびメトキシからなる群から選択される1つまたは複数の置換基で置換され得;または
R2が、メチルで1回または2回置換される飽和単環式C〜Cシクロアルキルであり;
R3が、水素、C〜Cアルキル、およびフェニルからなる群から選択され;または
R3が、フッ素で1回または複数回置換されるC〜Cアルキルからなる群から選択され;または
R3が、C〜Cアルキルで1回または複数回置換されるフェニル;フッ素で1回、2回または3回置換されるメチル;フッ素で1回、2回または3回置換されるエチルからなる群から選択され;
ただし、R2およびR3が、同時に水素であることはできない)
ならびにその互変異性体および薬学的に許容できる付加塩に関する。
E2(E1)nが0であり、かつqが0であり;
が、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルから選択され;
が、直鎖状または分枝鎖状C〜Cアルキル、フェニル、飽和単環式C〜Cシクロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;または
が、ハロゲン、C〜Cアルキルおよびメトキシからなる群から選択される置換基で置換されるフェニルからなる群から選択され;
が、水素、C〜Cアルキルおよびベンジルからなる群から選択され;または
が、フッ素で1回、2回または3回置換されたメチルまたはエチルであり;または
Qが0であり、かつR3が、C〜Cアルキルで置換されるベンジルである。
E3(E1またはE2)nが0であり、かつRがテトラヒドロピラニルである。
E4(E1またはE2)Rがフェニルである。
E5(E1またはE2)Rが、置換フェニルであり、ここで、置換基が、フッ素、塩素、メチルおよびメトキシからなる群から選択される。
E6(E1またはE2)Rが、飽和単環式C〜Cシクロアルキルである。
E7(E1またはE2)Rが、メチルで置換される飽和単環式C〜Cシクロアルキルである。
E8(E1またはE2)RがC〜Cアルキルである。
E9(E1またはE2)Rが、メチル、エチルまたはイソプロピルである。
E10(E1またはE2)Rがテトラヒドロフラニルである。
E11(E1またはE2)Rがテトラヒドロピラニルである。
E12(E1またはE2)nが0である。
E13(E1またはE2)nが1である。
E14(E1またはE2)qが0である。
E15(E1またはE2)qが1である。
E16(E1またはE2)qが0であり、かつRがベンジルである。
E17(E1またはE2)qが0であり、かつRが、好ましくはパラ位がメチルで置換されるベンジルである。
E18(E1またはE2)Rが水素である。
E19(E1またはE2)RがC〜Cアルキルである。
E20(E19)Rが、メチルまたはエチルである。
E21(E1)R3が、水素、メチルまたはエチルであり;
R2が、直鎖状または分枝鎖状C〜Cアルキル、飽和単環式C〜Cシクロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;または
R2が、フェニルまたは5員もしくは6員ヘテロアリールであり、それらの全てが、ハロゲン、C〜Cアルキルおよびメトキシからなる群から選択される1つまたは複数の置換基で置換され得;または
R2が、メチルで1回または2回置換される飽和単環式C〜Cシクロアルキルである。
E22(E1)Qが0であり、かつR3が、メチルで置換されるベンジルであり;
R2が、直鎖状または分枝鎖状C〜Cアルキル、飽和単環式C〜Cシクロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;または
R2が、フェニルまたは5員もしくは6員ヘテロアリールであり、それらの全てが、ハロゲン、C〜Cアルキルおよびメトキシからなる群から選択される1つまたは複数の置換基で置換され得;または
R2が、メチルで1回または2回置換される飽和単環式C〜Cシクロアルキルである。
E23(E1)、式(I)の化合物は、遊離塩基、その1つまたは複数の互変異性体またはその薬学的に許容できる塩の形態で、表1に列挙される化合物の中から選択される。
E24(E1〜E26)化合物は、PDE1阻害アッセイの項に記載されているように測定される、10マイクロモル以下、例えば5マイクロモル以下、例えば4マイクロモル以下、例えば3マイクロモル以下、例えば2マイクロモル以下、例えば1マイクロモル以下、例えば500nM以下、例えば400nM以下、例えば300nM以下、例えば200nM以下、例えば100nM以下のPDE1A、PDE1BまたはPDE1C IC50値を有する。
E25(E1)化合物は、表1に列挙される化合物およびその薬学的に許容できる塩から選択される。
E26(E1〜E25)化合物は、薬剤として使用するためのものである。
E27(E1〜E25)治療的に有効な量の実施形態(E1)〜(E26)のいずれかの化合物と、1つまたは複数の薬学的に許容できる担体、希釈剤および賦形剤とを含む医薬組成物。
E28(E1〜E25)アルツハイマー病、パーキンソン病およびハンチントン病からなる群から選択される神経変性疾患の治療、または注意欠陥多動性障害(ADHD)、うつ病、不安神経症、ナルコレプシー、認知障害および統合失調症に関連する認知障害(CIAS)などの精神疾患、またはむずむず脚症候群などの別の脳疾患の治療に使用するための、実施形態(E1)〜(E25)のいずれかの化合物。
E29(E27)医薬組成物は、アルツハイマー病、パーキンソン病およびハンチントン病からなる群から選択される神経変性疾患の治療、または注意欠陥多動性障害(ADHD)、うつ病、不安神経症、ナルコレプシー、認知障害および統合失調症に関連する認知障害(CIAS)などの精神疾患、またはむずむず脚症候群などの別の脳疾患の治療のためのものである。
E30(E1〜E25)アルツハイマー病、パーキンソン病およびハンチントン病からなる群から選択される神経変性疾患に罹患している被験体の治療、または注意欠陥多動性障害(ADHD)、うつ病、不安神経症、ナルコレプシー、認知障害および統合失調症に関連する認知障害(CIAS)などの精神疾患、またはむずむず脚症候群のような別の脳疾患の治療のための方法であって、ある量の実施形態(E1)〜(E25)のいずれかの化合物を前記被験体に投与する工程を含む方法。
E31(E1〜E25)アルツハイマー病、パーキンソン病およびハンチントン病からなる群から選択される神経変性疾患の治療、または注意欠陥多動性障害(ADHD)、うつ病、不安神経症、ナルコレプシー、認知障害および統合失調症に関連する認知障害(CIAS)などの精神疾患、またはむずむず脚症候群のような別の脳疾患の治療のための薬剤の製造における実施形態(E1)〜(E25)のいずれかの化合物の使用。
定義
PDE1酵素
PDE1アイソザイムファミリーは、多くのスプライスバリアントPDE1アイソフォームを含む。それは、3つのサブタイプ、PDE1A、PDE1BおよびPDE1Cを有し、これらは、さらに様々なアイソフォームに分類される。本発明に関して、PDE1およびPDE1酵素は同義であり、特に規定されない限り、PDE1A、PDE1BおよびPDE1C酵素ならびにそれらのアイソフォームを指す。
置換基
本発明に関して使用される際、ハロおよびハロゲンという用語は、同義的に使用され、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を指す。
所定の範囲が、−(ダッシュ)または〜を用いて同義的に示され得、例えばC〜Cアルキル(C−C alkyl)という用語は、C〜Cアルキルと均等である。
〜Cアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルキル、C〜CアルキルおよびC〜Cアルキルという用語は、1〜8個の炭素原子(端値を含む)を有する直鎖状(すなわち非分枝鎖状)または分枝鎖状飽和炭化水素を指す。このような基の例としては、限定はされないが、メチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−ブチル、2−ブチル、2−メチル−2−プロピル、2−メチル−1−ブチル、n−ヘキシル、n−ヘプチルおよびn−オクチルが挙げられる。
飽和単環式C〜Cシクロアルキルという用語は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルを指す。
ヘテロアリールという用語は、1〜5個の炭素原子と、酸素、窒素および硫黄から選択される1個または複数のヘテロ原子とを含有する5員または6員芳香族単環式環を示すことが意図される。好ましい実施形態において、6員ヘテリアリールはピリジニルである。好ましい実施形態において、5員ヘテロアリールはチオフェニルである。
異性体
本発明の化合物が、1つまたは複数のキラル中心を含有する場合、化合物のいずれかへの言及は、特に規定されない限り、鏡像異性的にまたはジアステレオマー的に純粋な化合物ならびに任意の比率の鏡像異性体またはジアステレオマーの混合物を包含する。
上記は、本発明の化合物が、3つ以上のキラル中心を含有する場合にも当てはまる。
PDE1阻害剤およびPDE9阻害剤
本発明に関して、化合物は、3つのPDE1アイソフォームのいずれかのIC50レベルに達するのに必要な量が、10マイクロモル以下、好ましくは9マイクロモル未満、例えば8マイクロモル以下、例えば7マイクロモル以下、例えば6マイクロモル以下、例えば5マイクロモル以下、例えば4マイクロモル以下、例えば3マイクロモル以下、より好ましくは2マイクロモル以下、例えば1マイクロモル以下、特に500nM以下である場合、PDE1阻害剤であるとみなされる。好ましい実施形態において、PDE1BのIC50レベルに達するのに必要なPDE1阻害剤の所要量は、400nM以下、例えば300nM以下、200nM以下、100nM以下、あるいは80nM以下、例えば50nM以下、例えば25nM以下である。
好ましい実施形態において、本発明の化合物は、PDE9阻害剤より少なくとも10倍強力なPDE1阻害剤であり、すなわち、3つのPDE1アイソフォームの1つまたは複数のIC50レベルに達するのに必要な化合物の量は、PDE9酵素のIC50レベルに達するのに必要な同じ化合物の量より少なくとも10倍少ない。
薬学的に許容できる塩
本発明は、化合物の塩、典型的に、薬学的に許容できる塩も含む。このような塩は、薬学的に許容できる酸付加塩を含む。酸付加塩は、無機酸ならびに有機酸の塩を含む。
好適な無機酸の代表例としては、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、リン酸、硫酸、スルファミン酸、硝酸などが挙げられる。好適な有機酸の代表例としては、ギ酸、酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、安息香酸、ケイ皮酸、クエン酸、フマル酸、グリコール酸、イタコン酸、乳酸、メタンスルホン酸、マレイン酸、リンゴ酸、マロン酸、マンデル酸、シュウ酸、ピクリン酸、ピルビン酸、サリチル酸、コハク酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、酒石酸、アスコルビン酸、パモ酸、ビスメチレンサリチル酸、エタンジスルホン酸、グルコン酸、シトラコン酸、アスパラギン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、EDTA、グリコール酸、p−アミノ安息香酸、グルタミン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、テオフィリン酢酸、ならびに8−ハロテオフィリン、例えば8−ブロモテオフィリンなどが挙げられる。薬学的に許容できる無機または有機酸付加塩のさらなる例としては、内容が参照により本明細書に援用される、Berge,S.M.et al.,J.Pharm.Sci.1977,66,2に列挙される薬学的に許容できる塩が挙げられる。
さらに、本発明の化合物は、非溶媒和形態ならびに水、エタノールなどの薬学的に許容できる溶媒による溶媒和形態で存在してもよい。一般に、溶媒和形態は、本発明の趣旨では非溶媒和形態と均等であるとみなされる。
治療的に有効な量
本発明に関して、化合物の「治療的に有効な量」という用語は、前記化合物の投与を含む治療的介入において所定の疾病およびその合併症の臨床症状を治癒し、軽減し、または部分的に抑制するのに十分な量を意味する。これを達成するのに十分な量が、「治療的に有効な量」として定義される。各目的のための有効量は、疾病または傷害の重症度ならびに被験体の体重および全身状態に応じて決まる。適切な投与量の決定は、値のマトリックスを作成し、マトリックス中の様々な点を試験することにより、通常の実験を用いて行われてもよく、これらは全て、熟練した医師の通常の技術の範囲内であることが理解されるであろう。
本発明に関して、「治療」および「治療する」という用語は、疾病または疾患などの病態に対処するための患者の管理およびケアを意味する。この用語は、症状または合併症を軽減するための、疾病、疾患または病態の進行を遅らせるための、症状および合併症を軽減または緩和するための、および/または疾病、疾患または病態を治癒するかまたはなくすための、ならびに病態を予防するための活性化合物の投与など、患者が罹患している所定の病態のあらゆる治療を含むことが意図され、予防は、疾病、病態、または疾患に対処するための患者の管理およびケアであるものと理解されるべきであり、症状または合併症の発症を予防するための活性化合物の投与を含む。それにもかかわらず、予防的(prophylactic)(予防的(preventive))および治療的(治癒的)治療は、本発明の2つの別個の態様である。治療される患者は、好ましくは哺乳動物、特にヒトである。
医薬組成物
本発明は、治療的に有効な量の式(I)の化合物と、薬学的に許容できる担体または希釈剤とを含む医薬組成物をさらに提供する。本発明は、治療的に有効な量の、本明細書の実験項に開示される特定の化合物のうちの1つと、薬学的に許容できる担体または希釈剤とを含む医薬組成物も提供する。
本発明の化合物は、単独でまたは薬学的に許容できる担体、希釈剤または賦形剤と組み合わせて、単回投与または複数回投与のいずれかで投与され得る。本発明に係る医薬組成物は、Remington:The Science and Practice of Pharmacy,21st Edition,Gennaro,Ed.,Mack Publishing Co.,Easton,PA,2005に開示されるものなどの従来の技術に従って、薬学的に許容できる担体または希釈剤ならびに任意の他の公知の補助剤および賦形剤とともに製剤化され得る。
医薬組成物は、経口、経直腸、経鼻、経肺、局所(口腔および舌下を含む)、経皮および非経口(皮下、筋肉内および静脈内を含む)経路などの任意の好適な経路による投与のために特に製剤化され得る。経路は、治療される被験体の全身状態および年齢、治療される病態の性質および活性成分に応じて決まることが理解されるであろう。
経口投与用の医薬組成物としては、カプセル剤、錠剤、糖衣錠、丸剤、ロゼンジ剤、散剤および顆粒剤などの固体剤形が挙げられる。必要に応じて、組成物は、腸溶コーティングなどのコーティング付きで調製されてもよく、または組成物は、当該技術分野において周知の方法に従って、徐放または持続放出などの活性成分の制御放出を提供するように製剤化され得る。経口投与用の液体剤形としては、液剤、乳剤、懸濁剤、シロップ剤およびエリキシル剤が挙げられる。
非経口投与用の医薬組成物としては、水性および非水性の滅菌注射用溶液、分散体、懸濁剤または乳剤ならびに使用前に滅菌注射用溶液または分散体中で再構成される滅菌散剤が挙げられる。他の好適な投与形態としては、限定はされないが、坐剤、スプレー、軟膏、クリーム、ゲル、吸入剤、皮膚貼付剤および埋め込み剤が挙げられる。
典型的な経口投与量は、一日当たり約0.001〜約100mg/kg体重の範囲である。典型的な経口投与量はまた、一日当たり約0.01〜約50mg/kg体重の範囲である。典型的な経口投与量はさらに、一日当たり約0.05〜約10mg/kg体重の範囲である。経口投与量は、通常、1回または複数回の投与で、典型的に、一日当たり1〜3回投与される。正確な投与量は、投与頻度および投与方法、治療される被験体の性別、年齢、体重および全身状態、治療される病態の性質および重症度および治療される任意の合併症および当業者に明らかな他の要因に応じて決まる。
製剤はまた、当業者に公知の方法によって単位剤形で提供されてもよい。例示のために、経口投与用の典型的な単位剤形は、約0.01〜約1000mg、約0.05〜約500mg、または約0.5mg〜約200mgを含有し得る。
本発明はまた、医薬組成物を作製するための方法であって、治療的に有効な量の式(I)の化合物および少なくとも1つの薬学的に許容できる担体または希釈剤を混合する工程を含む方法を提供する。本発明の一実施形態において、上記の方法に用いられる化合物は、本明細書の実験項に開示される特定の化合物のうちの1つである。
本発明の化合物は、一般に、遊離物質として、またはその薬学的に許容できる塩として用いられる。一例は、遊離塩基と同じ有用性を有する化合物の酸付加塩である。式(I)の化合物が遊離塩基を含有する場合、このような塩は、式(I)の遊離塩基の溶液または懸濁液を薬学的に許容できる酸で処理することにより、従来の方法で調製される。好適な有機および無機酸の代表例は、上述されている。
非経口投与では、滅菌水溶液、水性プロピレングリコールまたはゴマ油またはピーナッツ油中の式(I)の化合物の溶液が用いられ得る。このような水溶液は、必要に応じて好適に緩衝化されるべきであり、液体希釈剤が、まず、十分な生理食塩水またはグルコースで等張にされるべきである。水溶液は、静脈内、筋肉内および皮下投与に特に好適である。式(I)の化合物は、当業者に公知の標準的な技術を用いて、公知の滅菌水性媒体中に容易に組み込まれ得る。
好適な医薬担体としては、不活性固体希釈剤または充填剤、滅菌水溶液および様々な有機溶媒が挙げられる。固体担体の例としては、ラクトース、白土、スクロース、シクロデキストリン、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、アラビアゴム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸およびセルロースの低級アルキルエーテルが挙げられる。液体担体の例としては、限定はされないが、シロップ、ピーナッツ油、オリーブ油、リン脂質、脂肪酸、脂肪酸アミン、ポリオキシエチレンおよび水が挙げられる。同様に、担体または希釈剤は、単独でまたはワックスと混合されて、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルなどの当該技術分野において公知の任意の徐放性材料を含み得る。次に、式(I)の化合物および薬学的に許容できる担体を組み合わせることによって形成される医薬組成物は、開示される投与経路に好適な様々な剤形で容易に投与される。製剤は、薬学の当該技術分野において公知の方法により、単位剤形で好都合に提供され得る。
経口投与に好適な本発明の製剤は、所定の量の活性成分と、任意選択的に好適な賦形剤とをそれぞれが含有するカプセル剤または錠剤などの個別の単位として提供され得る。さらに、経口で使用できる製剤は、散剤もしくは顆粒剤、水性もしくは非水性液体中の液剤もしくは懸濁剤、または水中油型もしくは油中水型液体乳剤の形態であり得る。
固体担体が経口投与に使用される場合、製剤は、錠剤化されるか、粉末もしくはペレット形態で硬ゼラチンカプセルに入れられてもよく、またはそれはトローチ剤もしくはロゼンジ剤の形態であり得る。固体担体の量は、広く変化するが、投与単位当たり約25mg〜約1gの範囲である。液体担体が使用される場合、製剤は、シロップ剤、乳剤、軟ゼラチンカプセル剤または水性もしくは非水性液体懸濁剤もしくは液剤などの滅菌注射用液剤の形態であり得る。
本発明の医薬組成物は、当該技術分野における従来の方法によって調製され得る。例えば、錠剤は、活性成分を、通常の補助剤および/または希釈剤と混合し、その後、従来の打錠機中で混合物を圧縮して錠剤を調製することによって調製され得る。補助剤または希釈剤の例は、トウモロコシデンプン、ジャガイモデンプン、タルカム、ステアリン酸マグネシウム、ゼラチン、ラクトース、ゴムなどを含む。活性成分と適合する限り、着色剤、香味剤、保存剤などのこのような目的で通常使用される任意の他の補助剤または添加剤が使用され得る。
疾患の治療
上に挙げられるように、式(I)の化合物は、PDE1酵素阻害剤であり、したがって、関連する神経疾患および精神疾患を治療するのに有用である。
したがって、本発明は、神経変性疾患または精神疾患であり得る脳疾患の治療に使用するための、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる酸付加塩、ならびにこのような化合物を含有する医薬組成物を提供する。好ましい実施形態において、神経変性疾患は、アルツハイマー病、パーキンソン病およびハンチントン病からなる群から選択される。別の好ましい実施形態において、精神疾患は、注意欠陥多動性障害(ADHD)、うつ病、不安神経症、ナルコレプシー、認知障害および統合失調症に関連する認知障害(CIAS)からなる群から選択される。他の脳疾患は、例えばむずむず脚症候群であり得る。
本発明は、アルツハイマー病、パーキンソン病およびハンチントン病からなる群から選択される神経変性疾患に罹患している、ヒトを含む哺乳動物を治療する方法であって、治療的に有効な量の式(I)の化合物を被験体に投与する工程を含む方法を提供する。
本発明は、ヒトを含む哺乳動物における神経変性疾患を治療する方法であって、PDE1を阻害するのに有効な量の式(I)の化合物を前記哺乳動物に投与する工程を含む方法をさらに提供する。
本発明は、精神疾患に罹患している被験体を治療する方法であって、治療的に有効な量の式(I)の化合物を被験体に投与する工程を含む方法も提供する。本発明に従って治療され得る精神疾患の例としては、注意欠陥多動性障害(ADHD)、うつ病、不安神経症、ナルコレプシー、認知障害および統合失調症に関連する認知障害(CIAS)が挙げられる。
本発明は、むずむず脚症候群などの脳疾患に罹患している被験体を治療する方法も提供する。
さらに、本発明は、アルツハイマー病、パーキンソン病およびハンチントン病などの神経変性疾患の治療、または注意欠陥多動性障害(ADHD)、うつ病、ナルコレプシー、認知障害および統合失調症に関連する認知障害(CIAS)などの精神疾患の治療のための薬剤の製造における式(I)の化合物の使用に関する。
さらに、本発明は、むずむず脚症候群などの脳疾患の治療のための薬剤の製造における式(I)の化合物の使用に関する。
本発明は、薬剤として使用するための式(I)の化合物にも関する。特定の実施形態において、アルツハイマー病、パーキンソン病およびハンチントン病などの神経変性疾患の治療、または注意欠陥多動性障害(ADHD)、うつ病、不安神経症、ナルコレプシー、認知障害および統合失調症に関連する認知障害(CIAS)などの精神疾患の治療、またはむずむず脚症候群のような別の脳疾患の治療に使用するための式(I)の化合物である。
本明細書に引用される刊行物、特許出願および特許を含む全ての参考文献は、各参考文献が参照により援用されることが個々にかつ詳細に示され、その全体が記載されているのと同程度まで(法律で認められる最大限まで)、その全体が参照により本明細書に援用される。
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本明細書におけるあらゆる例、または例示的な文言(例えば(for instance)、例えば(for example)、例えば(e.g.)、およびなど(such as)を含む)の使用は、本発明をより明らかにすることが意図されるに過ぎず、特に示されない限り、本発明の範囲を限定するものではない。
本明細書における特許文献の引用および援用は、便宜上行われるに過ぎず、このような特許文献の有効性、特許性および/または法的強制力に対する見解を反映するものではない。
本発明は、適用法によって認められるように、添付の特許請求の範囲に記載される主題の全ての変更形態および均等物を含む。
本発明の化合物
表1は、本発明の化合物によるPDE1の阻害についてのIC50値を列挙する。IC50値は、所定の基質濃度でPDE1酵素の50%の阻害に達するのに必要な化合物の濃度(nM)を指す。
比較のために、表は、10 MにおけるPDE9の阻害%も列挙する。
PDE1およびPDE9アッセイは、実験項に記載されている。
実験項
本発明の化合物の調製

式(I)の化合物は、有機化学の技術分野において公知の合成方法、または当業者に周知の修正とともに、後述される方法によって調製され得る。本明細書に使用される出発材料は、市販されているか、または Compendium of Organic Synthetic Methods,Vol.I−XII (Wiley−Interscienceによって公表されている)などの標準的な参考文献に記載されている方法など、当該技術分野において公知の通常の方法によって調製され得る。好ましい方法としては、限定はされないが、後述されるものが挙げられる。
スキームは、本発明の化合物を合成するのに有用な方法の代表例である。スキームは、決して本発明の範囲を限定するものではない。特に示されない限り、以下に続く反応スキームおよび説明において、R1〜R3は、請求項1に定義されるとおりである。
一般的な方法:
方法1:

簡潔には、本発明の化合物Iは、市販のメチル1−アミノ−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(CAS 865444−80−0)から調製され得る。ジクロロメタンなどの溶媒中でN,N−ジメチルピリジン−4−アミンなどの触媒、限定はされないがトリエチルアミンによって例示される塩基を用いて、メチル1−アミノ−1H−イミダゾール−5−カルボキシレートを二炭酸ジ−tert−ブチルと反応させると、VIが得られる。メタノールなどの溶媒中で、限定はされないが炭酸カリウムによって例示される好適な塩基を用いて、中間体VIをアミンと反応させると、Vが得られる。中間体Vは、THFなどの溶媒中で、限定はされないがトリフルオロ酢酸によって例示される酸による処理によって脱保護されて、中間体IVが得られる。中間体IVは、限定はされないが炭酸セシウムによって例示される塩基を用いて、カルボン酸オルトエステルとさらに反応されて、イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オンIIIが得られる。イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オンIIは、テトラヒドロフランなどの無水溶媒中で、限定はされないが2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルマグネシウムクロリド・塩化リチウムによって例示される強塩基によるIIIの処理、続いて、限定はされないがヨウ素によって例示される求電子ハロゲン源による処理によって調製される。イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オンIは、限定はされないが鈴木・宮浦クロスカップリング反応によって例示されるクロスカップリング反応により、中間体IIから調製される。クロスカップリング反応のためのこのような条件は、限定はされないが、カップリングパートナーとしてのボロン酸エステル、塩基としてのリン酸カリウム、溶媒としてのジメチルホルムアミドと水との混合物および触媒としての[1,1 −ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(Pd(dppf)Cl)とキサントホスとの混合物を使用することによって例示される。いくつかの実施例において、R1が、当業者に公知の条件下での水素化によって還元され得る不飽和炭素−炭素結合を含有する。
方法2:

簡潔には、本発明の化合物Iは、市販のメチル1−アミノ−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(CAS 865444−80−0)から調製され得る。エタノールなどの溶媒中でのメチル1−アミノ−1H−イミダゾール−5−カルボキシレートと、ホルムアミジン酢酸塩との反応により、イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オンVが得られる。ジメチルホルムアミドなどの溶媒中での臭素によるイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オンVの処理により、5,7−ジブロモイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オンIVが得られる。中間体IIIは、限定はされないが鈴木・宮浦クロスカップリング反応によって例示されるクロスカップリング反応により、中間体IVから調製される。クロスカップリング反応のためのこのような条件は、限定はされないが、カップリングパートナーとしてのボロン酸エステル、塩基としての炭酸カリウム、溶媒としてのテトラヒドロフランと水との混合物および触媒としてのPd(dppf)Clを使用することによって例示される。中間体IIは、限定はされないが1MのHCl(水溶液)とメタノールとの混合物によって例示される溶媒中で、限定はされないがパラジウム炭素によって例示される触媒および水素の雰囲気を用いた接触水素化により、IIIから調製され得る。R1が不飽和炭素−炭素結合を含有する場合、これも還元される。化合物Iは、限定はされないが炭酸カリウムによって例示される塩基を用いて、限定はされないがジメチルホルムアミドによって例示される好適な溶媒中で、限定はされないが臭化アルキルによって例示される好適なアルキル化試薬を用いた中間体IIのアルキル化によって調製される。
方法3:

簡潔には、本発明の化合物Iは、市販の1−アミノ−1H−イミダゾール−5−カルボキサミド(CAS 1314910−72−9)から調製され得る。限定はされないがナトリウムエトキシドによって例示される塩基を用いて、エタノールなどの溶媒中で1−アミノ−1H−イミダゾール−5−カルボキサミドを、限定はされないがカルボン酸エステルによって例示される好適な酸誘導体と反応させると、中間体IVが得られる。イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オンIIIは、テトラヒドロフランなどの無水溶媒中での、限定はされないが2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルマグネシウムクロリド・塩化リチウムによって例示される強塩基によるIVの処理、続いて、限定はされないがヨウ素によって例示される求電子ハロゲン源による処理によって調製される。イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オンIIは、限定はされないが鈴木・宮浦クロスカップリング反応によって例示されるクロスカップリング反応により、中間体IIIから調製される。クロスカップリング反応のためのこのような条件は、限定はされないが、カップリングパートナーとしてのボロン酸エステル、塩基としてのリン酸カリウム、溶媒としてのジメチルホルムアミドと水との混合物および触媒としてのPd(dppf)Clとキサントホスとの混合物を使用することによって例示される。いくつかの実施例において、R1が、当業者に公知の条件下での水素化によって還元され得る不飽和炭素−炭素結合を含有する。化合物Iは、限定はされないが炭酸カリウムによって例示される塩基を用いて、限定はされないがジメチルホルムアミドによって例示される好適な溶媒中で、限定はされないがヨウ化アルキルによって例示される好適なアルキル化試薬を用いた中間体IIのアルキル化によって調製される。
一般的な方法
以下に特定される方法を用いて、分析LC−MSデータを得た。
方法1:大気圧光イオン化イオン源を備えたShimadzu 20 MS機器およびShimadzu LC−20ABシステムを使用した。カラム:MERCK、RP−18e 25−2mm;カラム温度:50℃;溶媒系:A=水/トリフルオロ酢酸(99.9625.0375)およびB=アセトニトリル/トリフルオロ酢酸(99.981:0.019);方法:直線勾配溶出0.7分でA:B=95:5からA:B=5:95、次に、0.4分にわたってA:B=5:95、次に、1.5mL/分の一定流量で0.4分にわたってA:B 95:5への直線勾配溶出。
方法2:大気圧光イオン化イオン源を備えたShimadzu 20 MS機器およびShimadzu LC−20ABシステムを使用した。カラム:Xtimate C18 2.1×30mm、3um;カラム温度:50℃;溶媒系:A=水/トリフルオロ酢酸(99.9625.0375)およびB=アセトニトリル/トリフルオロ酢酸99.981:0.019);方法:直線勾配溶出0.9分でA:B=100:0からA:B=70:30、次に、0.6分にわたってA:B=70:30、次に、1.2mL/分の一定流量で0.5分にわたってA:B 0:100への直線勾配。
方法3:ELS検出器を備えたAgilent 1200 LCMSシステムを使用した。カラム:Agilent TC−C18 5μm;2.1×50mm;カラム温度:50℃;溶媒系:A=水/トリフルオロ酢酸(99.9:0.1)およびB=アセトニトリル/トリフルオロ酢酸(99.95:0.05);方法:4.0分でおよび0.8mL/分の流量でA:B=99:1から0:100の直線勾配溶出。
方法4:ELS検出器を備えたAgilent 1200 LCMSシステムを使用した。カラム:XBridge ShieldRP18、5 m、50×2.1mm;カラム温度:40℃;溶媒系:A=水/NH O(99.95:0.05)およびB=アセトニトリル;方法:3.4分でおよび0.8mL/分の流量でA:B=95:5から0:100の直線勾配溶出。
方法5:ELS検出器を備えたAgilent 1200 LCMSシステムを使用した。カラム:Agilent TC−C18 5μm;2.1×50mm;カラム温度:50℃;溶媒系:A=水/トリフルオロ酢酸(99.9:0.1)およびB=アセトニトリル/トリフルオロ酢酸(99.95:0.05);方法:4.0分でおよび0.8mL/分の流量でA:B=90:10から0:100の直線勾配溶出。
分取LC−MS−精製を、大気圧化学イオン化を備えたPE Sciex API 150EX機器において行った。カラム:5μmの粒径を有する50×20mmのYMC ODS−A;溶媒系:A=水/トリフルオロ酢酸(99.965:0.035)およびB=アセトニトリル/水/トリフルオロ酢酸(94.965:5:0.035);方法:7分でおよび22.7mL/分の流量でA:B=80:20から0:100の直線勾配溶出。分別捕集を分流MS検出によって行った。
分取SFCをThar 80機器において行った。例示条件は、限定はされないが、20μmの粒径を有するカラムAD 250×30mm;カラム温度:38℃、移動相:超臨界CO/EtOH(0.2%のNHO)=45/55であり得る。
中間体
メチル1−(ジ−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート:

無水ジクロロメタン(200mL)中のメチル1−アミノ−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(CAS 865444−80−0)(11.4g、80.8mmol)の溶液にN,N−ジメチルピリジン−4−アミン(4.93g、40.4mmol)およびトリエチルアミン(12.3g、121mmol)、続いて、二炭酸ジ−tert−ブチル(37g、0.17mol)を加えた。反応物を室温で2時間撹拌した。混合物をろ過し、ろ液を10%のクエン酸(水溶液)で2回、次に飽和NaHCO(水溶液)で2回、最後に塩水で洗浄した。有機層をNaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮したところ、メチル1−(ジ−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート19g(67%)が得られた。
tert−ブチル(5−((シクロヘキシルメチル)カルバモイル)−1H−イミダゾール−1−イル)カルバメート:

乾燥メタノール(200mL)中のメチル1−(ジ−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(19g、56mmol)およびシクロヘキシルメタンアミン(12.6g、111mmol)の溶液にKCO(23.1g、167mmol)を加えた。混合物を70℃で16時間撹拌した。次に、混合物を減圧下で濃縮し、ジクロロメタン(300mL)で希釈した。溶液を水(150mL)、次に塩水(150mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮したところ、tert−ブチル(5−((シクロヘキシルメチル)カルバモイル)−1H−イミダゾール−1−イル)カルバメート18g(97%)が得られ、それを次の工程に直接使用した。
LC−MS:(m/z)323.1(MH)t(分、方法1)=0.665分。
1−アミノ−N−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾール−5−カルボキサミド:

THF(200mL)中のtert−ブチル(5−((シクロヘキシルメチル)カルバモイル)−1H−イミダゾール−1−イル)カルバメート(18g、55.8mmol)の溶液にトリフルオロ酢酸(20mL)を加えた。溶液を60℃で2時間撹拌し、次に、氷浴上で冷却し、飽和NaHCO水溶液でpHをpH8〜9にした。粗混合物を酢酸エチル(3×200mL)で抽出した。組み合わされた有機相を塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮したところ、1−アミノ−N−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾール−5−カルボキサミド12g(97%)が得られ、それを次の工程に直接使用した。
LC−MS:(m/z)222.9(MH)t(分、方法1)=0.561分。
3−(シクロヘキシルメチル)−2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

1,1,1−トリエトキシエタン(10mL)中の1−アミノ−N−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾール−5−カルボキサミド(4.0g、18mmol)の懸濁液を100℃で16時間撹拌した。次に、CsCO(11.7g、36mmol)を加え、混合物を130℃で3時間撹拌した。反応物を水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。組み合わされた有機相を塩水で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、石油エーテルおよび酢酸エチルの勾配を用いたフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、3−(シクロヘキシルメチル)−2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン1.3g(29%)が得られた。
LC−MS:(m/z)246.9(MH)t(分、方法1)=0.672分。
3−(シクロヘキシルメチル)−7−ヨード−2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

無水THF(10mL)中の3−(シクロヘキシルメチル)−2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(400mg、1.62mmol)の溶液を−40℃に冷却した。テトラヒドロフラン/トルエン(1M、3.25mL)中の2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルマグネシウムクロリド・塩化リチウムの1Mの溶液を滴下して加え、溶液を−40℃で1時間撹拌した。次に、無水THF(5mL)中のヨウ素(1.24g、4.87mmol)の溶液を滴下して加え、混合物を−40℃で2時間撹拌した。反応物をNa(水溶液)でクエンチし、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。組み合わされた有機相を塩水で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、石油エーテルおよび酢酸エチルの勾配を用いたフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、3−(シクロヘキシルメチル)−7−ヨード−2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン500mg(83%)が得られた。
LC−MS:(m/z)372.9(MH)t(分、方法1)=0.878分。
3−(シクロヘキシルメチル)−7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

DMF(10mL)およびHO(3mL)中の3−(シクロヘキシルメチル)−7−ヨード−2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(450mg、1.21mmol)および2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(762mg、3.63mmol)の懸濁液にKPO(770mg、3.63mmol)、Pd(dppf)Cl(133mg、0.181mmol)およびキサントホス(210mg、0.363mmol)を加えた。懸濁液を1時間にわたって150℃においてマイクロ波照射下で加熱した。混合物をろ過し、ろ液を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。組み合わされた有機相を塩水で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、石油エーテルおよび酢酸エチルの勾配を用いたフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、3−(シクロヘキシルメチル)−7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン300mg(75%)が得られた。
LC−MS:(m/z)328.9(MH)t(分、方法1)=0.724分。
2−(4−メチルベンジル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

無水エタノール(15mL)中の1−アミノ−1H−イミダゾール−5−カルボキサミド(CAS:1314910−72−9)(1.0g、7.9mmol)の懸濁液にナトリウムエトキシド(1.6g、24mmol)およびエチル2−(p−トリル)アセテート(4.2g、24mmol)を加えた。混合物を1.5時間にわたって140℃においてマイクロ波照射下で加熱した。反応物を減圧下で濃縮し、氷水(20mL)を加えてから、1MのHCl(水溶液)を用いてpHを7に調整した。懸濁液をろ過し、単離された固体を乾燥させたところ、2−(4−メチルベンジル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン1.4g(73%)が得られた。
7−ヨード−2−(4−メチルベンジル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

無水THF(55mL)中の2−(4−メチルベンジル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(5.9g、25mmol)の懸濁液に、N雰囲気下で−40℃においてTHF/トルエン(73.7mL)中の2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルマグネシウムクロリド・塩化リチウムの1Mの溶液を滴下して加えた。混合物を−40℃で1時間撹拌し、次に、無水THF(5mL)中のヨウ素(6.2g、25mmol)の溶液を−40℃でゆっくりと加えた。次に、反応物を−40℃で1時間撹拌した。反応物をNaSO水溶液(100mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。組み合わされた有機相を塩水(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗生成物を、石油エーテルおよび酢酸エチルの勾配を用いたフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、7−ヨード−2−(4−メチルベンジル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン3g(33%)が得られた。
LC−MS:(m/z)366.7(MH)t(分、方法1)=0.687分。
7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−(4−メチルベンジル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

DMF(10mL)およびHO(2mL)中の7−ヨード−2−(4−メチルベンジル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(2.5g、6.8mmol)の混合物に2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.9g、14mmol)、KPO(4.4g、20.5mmol)、キサントホス(1.2g、2.1mmol)およびPd(dppf)Cl(749mg、1.0mmol)を加えた。混合物を1時間にわたって140℃においてマイクロ波照射下で加熱した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、ろ過し、ろ液を水(2×50mL)、塩水(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗生成物を、石油エーテルおよび酢酸エチルの勾配を用いたフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−(4−メチルベンジル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン1.5g(68%)が得られた。
LC−MS:(m/z)322.9(MH)t(分、方法1)=0.787分。
2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

メタノール(50mL)と酢酸エチル(50mL)との混合物中の7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−(4−メチルベンジル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(1.8g、5.6mmol)の溶液にPd/C(500mg、湿潤、50%の水とともに10%のPd)を加えた。反応物を5時間にわたってHのバルーン下において40℃で撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を減圧下で濃縮したところ、2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン1.5g(83%)が得られた。
LC−MS:(m/z)324.9(MH)t(分、方法1)=0.787分。
2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

1,1,1−トリエトキシエタン(100mL)中の1−アミノ−1H−イミダゾール−5−カルボキサミド(4.0g、32mmol)の溶液を100℃で16時間加熱した。次に、CsCO(20.7g、63.4mmol)を加え、反応物を130℃で3時間加熱した。混合物を濃縮し、ジクロロメタンおよびメタノールの勾配を用いてシリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン2.0g(42%)が得られた。
7−ヨード−2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

テトラヒドロフラン(20mL)中の2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(2.0g、13mmol)の溶液に−40℃でテトラヒドロフラン/トルエン(40mL)中の2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルマグネシウムクロリド・塩化リチウムの1Mの溶液を滴下して加えた。混合物を−40℃で1時間撹拌した。次に、テトラヒドロフラン(20mL)中のヨウ素(10g、40mmol)の溶液を−40℃で滴下して加えた。混合物を−40℃で1時間撹拌し、次に、NaSO水溶液(50mL)でクエンチした。粗混合物を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。組み合わされた有機相をHO(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮し、酢酸エチルおよびメタノールの勾配を用いたフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、7−ヨード−2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン1.7g(46%)が得られた。
LC−MS:(m/z)276.7(MH)t(分、方法2)=0.961分。
7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

ジオキサン(15mL)およびHO(5mL)中の7−ヨード−2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(1.60g、5.80mmol)および2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.83g、8.70mmol)の懸濁液にPd(dppf)Cl(848mg、1.16mmol)および炭酸カリウム(1.60g、11.6mmol)を加えた。反応混合物をNで脱気し、100℃で16時間加熱した。粗反応混合物を濃縮し、ジクロロメタンおよびメタノールの勾配を用いたフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン1.1g(82%)が得られた。
2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

メタノール(50mL)中の7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(1.0g、4.3mmol)の溶液にPd/C(500mg、乾燥、10%のPd)を加えた。混合物を5時間にわたってH(15psi)下で50℃において撹拌した。混合物をろ過し、ろ液を濃縮したところ、2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン800mg(79%)が得られた。
2−エチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

1−アミノ−1H−イミダゾール−5−カルボキサミド(150mg、1.19mmol)、プロピオン酸エチル(486mg、4.76mmol、4.0当量)およびナトリウムエトキシド(324mg、4.76mmol)をエタノール(5mL)中で懸濁させ、140℃で1時間にわたってマイクロ波照射下で加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、ジクロロメタンおよびメタノールの勾配を用いたフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、2−エチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン82mg(42%)が得られた。
2−エチル−7−ヨードイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

乾燥テトラヒドロフラン(10mL)中の2−エチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(250mg、1.52mmol)の溶液に、テトラヒドロフラン/トルエン(4.56mL)中の2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルマグネシウムクロリド・塩化リチウムの1Mの溶液を−40℃で滴下して加えた。反応物を−40℃で1時間撹拌してから、−40℃で乾燥テトラヒドロフラン(10mL)中のヨウ素(1.16g、4.56mmol、3.0当量)を加えた。−40℃でさらに1時間撹拌した後、反応を飽和NHCl(水溶液)(30mL)の添加によってクエンチした。粗反応物を酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。組み合わされた有機相を飽和亜硫酸ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタンおよびメタノールの勾配を用いたフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、2−エチル−7−ヨードイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン410mg(93%)が得られた。
7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−エチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

ジオキサン(10mL)およびHO(0.100mL)中の2−エチル−7−ヨードイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(400mg、1.38mmol)と、2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(435mg、2.07mmol)との混合物に、N下で20℃においてPd(dppf)Cl.CHCl(113mg、0.138mmol)およびNaCO(293mg、2.76mmol)を加えた。混合物を100℃で16時間撹拌した。反応溶液を減圧下で濃縮し、飽和NaHCO(20mL)を用いてpH8〜9に調整した。粗反応物を酢酸エチル(3×20mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタンおよびメタノールを用いたフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−エチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン270mg(79%)が得られた。
2−エチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

メタノール(30mL)中の7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−エチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(270mg、1.1mmol)の溶液にN下でPd/C(100mg、10%のPd)を加えた。懸濁液を減圧下で脱気し、Hで数回パージした。混合物を5時間にわたって25℃においてH(15psi)下で撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタンおよびメタノールの勾配を用いたフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、2−エチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン110mg(40%)が得られた。
イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

無水エタノール(50mL)中のメチル1−アミノ−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(5.00g、35.4mmol)の懸濁液にホルムアミジン酢酸塩(11.1g、106mmol)を加えた。温度を16時間にわたって80〜90℃に保ちながら混合物を撹拌した。反応物を冷却し、固体をろ過によって収集し、エタノール(2×30mL)および石油エーテル(2×30mL)で洗浄した。次に、生成物を減圧下で乾燥させたところ、イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン4.8g(99%)が得られた。
5,7−ジブロモイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

ジメチルホルムアミド(40mL)中のイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(4.8g、35.3mmol)の溶液に0℃で臭素(16.9g、106mmol)を加えた。反応物を0℃で4時間撹拌した。反応混合物をNaSO水溶液(150mL)でクエンチし、懸濁液をろ過し、ろ過ケーキを乾燥させたところ、5,7−ジブロモイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン9g(87%)が得られた。
5−ブロモ−7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

テトラヒドロフラン(10mL)およびHO(3mL)中の5,7−ジブロモイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(1.0g、3.4mmol)の懸濁液に2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(857mg、4.07mmol)、Pd(dppf)Cl(498mg、0.68mmol)、炭酸カリウム(564mg、4.1mmol)を加えた。混合物を2時間にわたって110℃においてマイクロ波照射下で加熱した。HCl(50mL)の1Mの水溶液を加え、混合物を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。組み合わされた有機相を塩水(20mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させた。粗生成物を、ジクロロメタンおよびメタノールの勾配を用いたフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、5−ブロモ−7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン250mg(20%)が得られた。
7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:

メタノール(20mL)および1MのHCl水溶液(10mL)中の5−ブロモ−7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(400mg、1.4mmol)の溶液にPd/C(200mg、湿潤、50%の水とともに10%のPd)を加えた。混合物をHのバルーン下で5時間にわたって室温で撹拌した。混合物をろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLCによって精製したところ、7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン35mg(12%)が得られた。
H NMR(DMSO−d6、400MHz):7.91(s,1H)、7.70(s,1H)、3.95−3.92(m,2H)、3.51−3.45(m,2H)、3.39−3.34(m,1H)、1.87−1.81(m,4H)。
LC−MS:(m/z)221.1(MH)t(分、方法3)=1.60分。
本発明の化合物:
実施例1:

3−(シクロヘキシルメチル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
メタノール(5mL)中の3−(シクロヘキシルメチル)−7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(250mg、0.761mmol)の溶液にPd/C(湿潤、100mg、50%の水とともに10%のPd)を加えた。混合物を1時間にわたってHのバルーン下で室温において撹拌した。粗混合物をろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLCによって精製したところ、3−(シクロヘキシルメチル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン120mg(48%)が得られた。
H NMR(DMSO−d6、400MHz): 7.67(s,1H)、3.95−3.91(m,2H)、3.78(d,J=7.6Hz、2H)、3.49−3.35(m,3H)、2.47(s,3H)、1.84−1.57(m,10H)、1.15−0.99(m,5H)。
LC−MS:(m/z)331.2(MH)t(分、方法3)=2.76分。
実施例2:

3−メチル−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
無水DMF(3mL)中の2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(70mg、0.22mmol)の溶液にKCO(89mg、0.65mmol)およびヨードメタン(370mg、2.60mmol)を加えた。混合物を40℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷まし、ろ過した。ろ液を分取HPLCによって精製したところ、3−メチル−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン30mg(41%)が得られた。
H NMR(CDCl3、400): 7.83(s,1H)、7.20−7.14(m,4H)、4.14−4.08(m,4H)、3.65−3.59(m,2H)、3.49−3.46(m,1H)、3.36(s,3H)、2.37(s,3H)、2.19−2.09(m,2H)、2.00−1.97(m,2H)。
LC−MS:(m/z)339.2(MH)t(分、方法4)=2.24分。
実施例3:

3−エチル−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
無水DMF(3mL)中の2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(70mg、0.22mmol)の溶液にKCO(89mg、0.65mmol)およびヨードエタン(67mg、0.43mmol)を加えた。混合物を50℃で1.5時間撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を分取HPLCによって精製したところ、3−エチル−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン40mg(52%)が得られた。
H NMR(CDCl3、400MHz): 7.82(s,1H)、7.21−7.15(m,4H)、4.13−4.11(m,2H)、4.06(s,2H)、3.91(q,J=7.2Hz、2H)、3.64−3.58(m,2H)、3.48−3.46(m,1H)、2.37(s,3H)、2.19−2.10(m,2H)、2.08−1.96(m,2H)、1.16(t,J=7.2Hz、3H)。
LC−MS:(m/z)353.2(MH)t(分、方法3)=2.82分。
実施例4:

2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
無水DMF(3mL)中の2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(70mg、0.22mmol)の溶液にKCO(90mg、0.65mmol)および1−ブロモプロパン(53mg、0.43mmol)を加えた。混合物を50℃で1.5時間撹拌した。混合物を室温に冷まし、ろ過し、ろ液を分取HPLCによって精製したところ、2−(4−メチルベンジル)−3−プロピル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン15mg(18%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.78(s,1H)、7.17−7.10(m,4H)、4.09−4.07(m,2H)、4.01(s,2H)、3.75(t,J=7.6Hz、2H)、3.60−3.55(m,2H)、3.46−3.42(m,1H)、2.54(s,3H)、2.15−2.05(m,2H)、1.95−1.92(m,2H)、1.55−1.49(m,2H)、0.88(t,J=7.2Hz、3H)。
LC−MS:(m/z)367.2(MH)t(分、方法3)=2.98分。
実施例5:

3−イソブチル−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
無水DMF(3mL)中の2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(70mg、0.22mmol)の溶液にKCO(90mg、0.65mmol)および1−ブロモ−2−メチルプロパン(59mg、0.43mmol)を加えた。混合物を65℃で16時間撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を分取HPLCによって精製したところ、3−イソブチル−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン20mg(23%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.78(s,1H)、7.17−7.08(m,4H)、4.10−4.07(m,2H)、4.03(s,2H)、3.68(d,J=7.2Hz、2H)、3.60−3.55(m,2H)、3.46−3.39(m,1H)、2.39(s,3H)、2.14−2.05(m,3H)、1.96−1.93(m,2H)、0.94(d,J=6.8Hz、6H)。
LC−MS:(m/z)381.2(MH)t(分、方法3)=3.10分。
実施例6:

3−(シクロペンチルメチル)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
DMF(4mL)中の2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(100mg、0.308mmol)、ブロモメチルシクロペンタン(75mg、0.46mmol)およびKCO(85mg、0.62mmol)の溶液を65℃で16時間撹拌した。混合物をろ過し、ろ液を分取HPLCによって精製したところ、3−(シクロペンチルメチル)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン20mg(16%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.77(s,1H)、7.15(d,J=8.0Hz、2H)、7.08(d,J=8.0Hz、2H)、4.09−4.05(m,4H)、3.81(d,J=7.2Hz、2H)、3.60−3.54(m,2H)、3.42−3.39(m,1H)、2.33(s,3H)、2.18−2.07(m,3H)、1.95−1.92(m,2H)、1.69−1.68(m,4H)、1.55−1.53(m,2H)、1.28−1.25(m,2H)。
LC−MS:(m/z)407.5(MH)t(分、方法3)=3.28分。
実施例7:

3−(シクロヘキシルメチル)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
DMF(4mL)中の2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(100mg、0.308mmol)、ブロモメチルシクロヘキサン(109mg、0.617mmol)およびKCO(128mg、0.925mmol)の溶液を50℃で2時間撹拌した。次に、混合物を65℃に加熱し、16時間撹拌した。混合物をろ過し、ろ液を分取HPLCによって精製したところ、3−(シクロヘキシルメチル)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン12mg(9%)が得られた。
H NMR(CDOD、400MHz): 7.69(s,1H)、7.17(s,4H)、4.13(s,2H)、4.03−3.99(m,2H)、3.75−3.73(m,2H)、3.57−3.51(m,3H)、2.31(s,3H)、1.99−1.56(m,5H)、1.85−1.60(m,5H)、1.15(brs,3H)、1.01−0.99(m,2H)。
LC−MS:(m/z)421.6(MH)t(分、方法5)=2.88分。
実施例8:

3−(シクロプロピルメチル)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
DMF(4mL)中の2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(100mg、0.310mmol)、ブロモメチルシクロプロパン(62mg、0.46mmol)およびKCO(85mg、0.62mmol)の溶液を65℃で16時間撹拌した。混合物をろ過し、ろ液を分取HPLCによって精製したところ、3−(シクロプロピルメチル)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン23mg(20%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.81(s,1H)、7.19−7.12(m,4H)、4.11(s,4H)、3.79(d,J=6.4Hz、2H)、3.62−3.56(m,2H)、3.47−3.42(m,1H)、2.36(s,3H)、2.17−2.08(m,2H)、2.07−1.95(m,2H)、1.03−0.97(m,1H)、0.57−0.53(m,2H)、0.44−0.42(m,2H)。
LC−MS:(m/z)379.5(MH)t(分、方法4)=2.58分。
実施例9:

2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
DMF(4mL)中の2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(100mg、0.308mmol)と、4−(ブロモメチル)テトラヒドロピラン(83mg、0.46mmol)と、KCO(85mg、0.62mmol)との混合物を65℃で16時間撹拌した。混合物をろ過し、ろ液を分取HPLCによって精製したところ、2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン12mg(9%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.78(s,1H)、7.16(d,J=8.0Hz、2H)、7.08(d,J=8.0Hz、2H)、4.10−4.04(m,4H)、3.95−3.93(m,2H)、3.73(d,J=6.8Hz、2H)、3.60−3.54(m,2H)、3.45−3.35(m,1H)、3.30−3.24(m,2H)、2.34(s,3H)、2.12−2.06(m,2H)、1.95−1.92(m,3H)、1.56−1.53(m,2H)、1.44−1.38(m,2H)。
LC−MS:(m/z)423.5(MH)t(分、方法3)=2.85分。
実施例10

3−(シクロブチルメチル)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
DMF(4mL)中の2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(100mg、0.308mmol)、ブロモメチルシクロブタン(69mg、0.46mmol.)およびKCO(85mg、0.62mmol)の溶液を65℃で16時間撹拌した。混合物をろ過し、ろ液を分取HPLCによって精製したところ、3−(シクロブチルメチル)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン10mg(8%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.71(s,1H)、7.10(d,J=8.0Hz、2H)、7.03(d,J=7.6Hz、2H)、4.03(d,J=12.0Hz、2H)、3.96(s,2H)、3.83(d,J=6.8Hz、2H)、3.54−3.48(m,2H)、3.37−3.35(m,1H)、2.52−2.49(m,1H)、2.28(s,3H)、2.05−1.86(m,6H)、1.76(brs,4H)。
LC−MS:(m/z)393.5(MH)t(分、方法3)=3.15分。
実施例11

2−(4−メチルベンジル)−3−((4−メチルシクロヘキシル)メチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
DMF(10mL)中の2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(280mg、0.902mmol)、(4−メチルシクロヘキシル)メチルメタンスルホネート(CAS 272780−72−0)(560mg)およびKCO(312mg、2.30mmol)の溶液を90℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を分取HPLCによって精製したところ、2−(4−メチルベンジル)−3−((4−メチルシクロヘキシル)メチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン37mg(9%)が得られた。
2−(4−メチルベンジル)−3−((4−メチルシクロヘキシル)メチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(50mg)のシス−およびトランス−異性体の混合物をSFC分離(カラム:AD(250mm30mm、5μm)によって精製し、溶出順に従って番号を付けた。
立体異性体1:シス−2−(4−メチルベンジル)−3−((4−メチルシクロヘキシル)メチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン
10mg(20%)
H NMR(CDOD、400MHz): 7.75(brs,1H)、7.20−7.18(m,4H)、4.16(s,2H)、4.06−4.03(m,2H)、3.78(d,J=7.2Hz、2H)、3.61−3.48(m,3H)、2.35(s,3H)、2.06−1.91(m,4H)、1.71−1.51(m,5H)、1.34−1.32(m,1H)、1.12−1.02(m,2H)、0.88−0.82(m,5H)。
LC−MS:(m/z)435.2(MH)t(分、方法5)=2.97分。
立体異性体2:トランス−2−(4−メチルベンジル)−3−((4−メチルシクロヘキシル)メチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン
10mg(20%)。
H NMR(CDOD、400MHz): 7.60(s,1H)、7.14−7.03(m,4H)、4.04(s,2H)、3.94−3.91(m,2H)、3.76(d,J=6.8Hz、2H)、3.49−3.34(m,3H)、2.23(s,3H)、1.94−1.79(m,4H)、1.70−1.55(m,2H)、1.38−1.21(m,8H)、0.84(d,J=6.4Hz、3H)。
LC−MS:(m/z)435.2(MH)t(分、方法5)=2.95分。
実施例12

2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
DMF(5mL)中の2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(200mg、0.617mmol)と、(テトラヒドロフラン−3−イル)メチルメタンスルホネート(CAS 184849−49−8)(222mg、1.23mmol)と、KCO(213mg、1.54mmol)との混合物を90℃で16時間撹拌した。混合物をろ過し、ろ液を分取HPLCによって精製したところ、2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン65mg(26%)が得られた。
2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(65mg)のラセミ混合物をSFC分離(カラム:AS(250mm30mm、50μm))によって精製し、異性体を溶出順に従って番号を付けた。
立体異性体2:(+)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン
10mg(15%)。
H NMR(CDOD、400MHz): 7.73(s,1H)、7.24−7.19(m,4H)、4.19(s,2H)、4.06−3.86(m,5H)、3.75−3.67(m,2H)、3.60−3.45(m,4H)、2.61−2.52(m,1H)、2.36(m,3H)、2.05−1.90(m,5H)、1.72−1.63(m,1H)。
LC−MS:(m/z)409.2(MH)t(分、方法4)=2.28分。
[ ] 20+64(c=0.10、MeOH)
立体異性体1:(−)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン
10mg(15%)
H NMR(CDOD、400MHz): 7.71(s,1H)、7.21−7.19(m,4H)、4.17(s,2H)、4.04−4.00(m,2H)、3.99−3.84(m,3H)、3.74−3.65(m,2H)、3.59−3.44(m,4H)、2.60−2.48(m,1H)、2.32(m,3H)、2.03−1.88(m,5H)、1.70−1.61(m,1H)。
LC−MS:(m/z)409.2(MH)t(分、方法4)=2.28分。
[ ] 20−71(c=0.10、MeOH)
実施例13

3−(3−フルオロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
乾燥DMF(2mL)中の2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(60mg、0.26mmol)の溶液に1−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゼン(73mg、0.38mmol)およびKCO(71mg、0.51mmol)を加えた。混合物を60℃で16時間加熱した。次に、それを減圧下で濃縮し、分取HPLCによって精製したところ、3−(3−フルオロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン27mg(31%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.86(s,1H)、7.34−7.30(m,1H)、7.01−6.99(m,2H)、6.93−6.91(m,1H)、5.22(s,2H)、4.11−4.08(m,2H)、3.62−3.56(m,2H)、3.47−3.44(m,1H)、2.39(s,3H)、2.17−2.07(m,2H)、1.94−1.91(m,2H)。
LC−MS:(m/z)343.1(MH)t(分、方法3)=2.56分。
実施例14:

3−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
乾燥DMF(2mL)中の2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(40mg、0.17mmol)の溶液に1−(ブロモメチル)−4−フルオロベンゼン(48mg、0.26mmol)およびKCO(47mg、0.34mmol)を加えた。混合物を60℃で16時間加熱し、次に、減圧下で濃縮し、ジクロロメタンおよびメタノールの勾配を用いたフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、3−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン28mg(48%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.85(s,1H)、7.25−7.21(m,2H)、7.06−7.02(m,2H)、5.19(s,2H)、4.10−4.07(m,2H)、3.61−3.55(m,2H)、3.45−3.40(m,1H)、2.39(s,3H)、2.16−2.05(m,2H)、1.92−1.89(m,2H)。
LC−MS:(m/z)343.1(MH)t(分、方法3)=2.55分。
実施例15:

3−ベンジル−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
乾燥DMF(2mL)中の2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(60mg、0.26mmol)の溶液に(ブロモメチル)ベンゼン(66mg、0.38mmol)およびKCO(71mg、0.51mmol)を加えた。混合物を60℃で16時間加熱し、次に、減圧下で濃縮し、分取HPLCによって精製したところ、3−ベンジル−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン35mg(42%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.86(s,1H)、7.38−7.31(m,3H)、7.23−7.21(m,2H)、5.24(s,2H)、4.11−4.09(m,2H)、3.62−3.57(m,2H)、3.46−3.41(m,1H)、2.39(s,3H)、2.16−2.05(m,2H)、1.94−1.91(m,2H)。
LC−MS:(m/z)325.2(MH)t(分、方法4)=2.08分。
実施例16:

3−(2−クロロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
乾燥DMF(2mL)中の2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(60mg、0.26mmol)の溶液に1−(ブロモメチル)−2−クロロベンゼン(79mg、0.38mmol)およびKCO(71mg、0.51mmol)を加えた。混合物を60℃で16時間加熱し、次に、減圧下で濃縮し、分取HPLCによって精製したところ、3−(2−クロロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン45mg(49%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.88(s,1H)、7.45−7.43(m,1H)、7.26−7.22(m,2H)、6.96−6.94(m,1H)、5.34(s,2H)、4.12−4.10(m,2H)、3.63−3.58(m,2H)、3.48−3.43(m,1H)、2.34(s,3H)、2.17−2.08(m,2H)、1.96−1.93(m,2H)。
LC−MS:(m/z)359.1(MH)t(分、方法3)=2.70分。
実施例17:

3−(3−クロロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
乾燥DMF(2mL)中の2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(60mg、0.26mmol)の溶液に1−(ブロモメチル)−3−クロロベンゼン(79mg、0.38mmol)およびKCO(71mg、0.51mmol)を加えた。混合物を60℃で16時間加熱し、次に、減圧下で濃縮した。粗生成物を分取HPLCによって精製したところ、3−(3−クロロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン36mg(39%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.86(s,1H)、7.32−7.28(m,2H)、7.20(m,1H)、7.11−7.10(m,1H)、5.20(s,2H)、4.11−4.08(m,2H)、3.62−3.56(m,2H)、3.47−3.43(m,1H)、2.39(s,3H)、2.15−2.06(m,2H)、1.94−1.91(m,2H)。
LC−MS:(m/z)359.1(MH)t(分、方法3)=2.70分。
実施例18:

2−メチル−3−(3−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
乾燥DMF(2mL)中の2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(60mg、0.26mmol)の溶液に1−(ブロモメチル)−3−メチルベンゼン(71mg、0.38mmol)およびKCO(71mg、0.51mmol)を加えた。混合物を60℃で16時間加熱し、次に、減圧下で濃縮した。粗生成物を分取HPLCによって精製したところ、2−メチル−3−(3−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン45mg(52%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.86(s,1H)、7.25−7.22(m,1H)、7.11(d,J=7.2Hz、1H)、7.01−6.99(m,2H)、5.20(s,2H)、4.11−4.08(m,2H)、3.63−3.56(m,2H)、3.47−3.44(m,1H)、2.40(s,3H)、2.33(s,3H)、2.13−2.06(m,2H)、1.95−1.91(m,2H)。
LC−MS:(m/z)339.2(MH)t(分、方法4)=2.24分。
実施例19

3−(3−メトキシベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
乾燥DMF(2mL)中の2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(60mg、0.26mmol)の溶液に1−(ブロモメチル)−3−メトキシベンゼン(77mg、0.38mmol)およびKCO(71mg、0.51mmol)を加えた。混合物を60℃で16時間加熱し、次に、減圧下で濃縮した。粗生成物を濃縮し、分取HPLCによって精製したところ、3−(3−メトキシベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン40mg(44%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.85(s,1H)、7.29−7.25(m,1H)、6.83(d,J=8.0Hz、1H)、6.78(d,J=8.0Hz、1H)、6.74(s,1H)、5.21(s,2H)、4.11−4.09(m,2H)、3.79(s,3H)、3.62−3.57(m,2H)、3.45−3.41(m,1H)、2.39(s,3H)、2.15−2.06(m,2H)、1.94−1.91(m,2H)。
LC−MS:(m/z)355.2(MH)t(分、方法4)=2.11分。
実施例20

3−(2−フルオロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
乾燥DMF(2mL)中の2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(60mg、0.26mmol)の溶液に1−(ブロモメチル)−2−フルオロベンゼン(73mg、0.38mmol)およびKCO(71mg、0.51mmol)を加えた。混合物を60℃で16時間加熱し、次に、減圧下で濃縮した。粗生成物を分取HPLCによって精製したところ、3−(2−フルオロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン35mg(40%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.84(s,1H)、7.31−7.28(m,1H)、7.14−7.07(m,3H)、5.27(s,2H)、4.10−4.07(m,2H)、3.61−3.55(m,2H)、3.46−3.42(m,1H)、2.39(s,3H)、2.13−2.04(m,2H)、1.93−1.89(m,2H)。
LC−MS:(m/z)343.1(MH)t(分、方法3)=2.53分。
実施例21

2−メチル−3−(2−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
乾燥DMF(2mL)中の2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(60mg、0.26mmol)の溶液に1−(ブロモメチル)−2−メチルベンゼン(71mg、0.38mmol)およびKCO(71mg、0.51mmol)を加えた。混合物を60℃で16時間加熱し、次に、減圧下で濃縮した。粗生成物を分取HPLCによって精製したところ、2−メチル−3−(2−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン33mg(38%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.86(s,1H)、7.23−7.15(m,3H)、6.78(d,J=7.6Hz、1H)、5.19(s,2H)、4.13−4.10(m,2H)、3.64−3.58(m,2H)、3.48−3.46(m,1H)、2.40(s,3H)、2.33(s,3H)、2.19−2.10(m,2H)、1.97−1.94(m,2H)。
LC−MS:(m/z)339.1(MH)t(分、方法3)=2.61分。
実施例22

2−メチル−3−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
乾燥DMF(2mL)中の2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(60mg、0.26mmol)の溶液に1−(ブロモメチル)−4−メチルベンゼン(71mg、0.38mmol)およびKCO(71mg、0.51mmol)を加えた。混合物を60℃で16時間加熱し、次に、減圧下で濃縮した。粗生成物を分取HPLCによって精製したところ、2−メチル−3−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン35mg、(40%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.83(s,1H)、7.15−7.08(m,4H)、5.18(s,2H)、4.09−4.07(m,2H)、3.60−3.54(m,2H)、3.44−3.39(m,1H)、2.38(s,3H)、2.32(s,3H)、2.14−2.05(m,2H)、1.92−1.89(m,2H)。
LC−MS:(m/z)339.2(MH)t(分、方法3)=2.65分。
実施例23

3−(4−メトキシベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
乾燥DMF(2mL)中の2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(60mg、0.26mmol)の溶液に1−(ブロモメチル)−4−メトキシベンゼン(77mg、0.38mmol)およびKCO(71mg、0.51mmol)を加えた。混合物を60℃で16時間加熱し、次に、減圧下で濃縮した。粗生成物を分取HPLCによって精製したところ、3−(4−メトキシベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン35mg(38%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.85(s,1H)、7.17(d,J=8.8Hz、2H)、6.89−6.86(m,2H)、5.17(s,2H)、4.11−4.08(m,2H)、3.79(s,3H)、3.62−3.56(m,2H)、3.45−3.41(m,1H)、2.41(s,3H)、2.16−2.08(m,2H)、1.93−1.89(m,2H)。
LC−MS:(m/z)355.1(MH)t(分、方法3)=2.49分。
実施例24

3−(4−クロロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
乾燥DMF(2mL)中の2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(60mg、0.26mmol)の溶液に1−(ブロモメチル)−4−クロロベンゼン(79mg、0.38mmol)およびKCO(71mg、0.51mmol)を加えた。混合物を60℃で16時間加熱した。混合物を濃縮し、分取HPLCによって精製したところ、3−(4−クロロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン35mg(38%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.84(s,1H)、7.32(d,J=8.4Hz、2H)、7.15(d,J=8.4Hz、2H)、5.18(s,2H)、4.10−4.07(m,2H)、3.60−3.55(m,2H)、3.46−3.41(m,1H)、2.37(s,3H)、2.13−2.04(m,2H)、1.92−1.89(m,2H)。
LC−MS:(m/z)359.1(MH)t(分、方法3)=2.70分。
実施例25

2−エチル−3−(3−フルオロベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
乾燥DMF(5mL)中の2−エチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(70mg、0.28mmol、1.0当量)と、1−(ブロモメチル)−3−フルオロ−ベンゼン(80mg、0.42mmol)と、KCO(78mg、0.56mmol)との混合物を2時間にわたり60℃に加熱した。反応物を冷却し、HO(5mL)に注ぎ、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。組み合わされた有機相を塩水(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLCによって精製したところ、2−エチル−3−(3−フルオロベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン52mg、(51%)が得られた。
H NMR(CDCl、400MHz): 7.86(s,1H)、7.35−7.30(m,1H)、7.02−6.97(m,2H)、6.90(d,J=9.6Hz、1H)、5.24(s,2H)、4.10(d,J=10.4Hz、2H)、3.63−3.60(m,2H)、3.57−3.46(m,1H)、2.69−2.64(q,J=7.2Hz,2H)、2.55−2.51(m,2H)、1.98−1.75(m,2H)、1.31−1.27(t,J=7.2Hz,3H)。
LC−MS:(m/z)357.2(MH)t(分、方法3)=2.714分。
実施例26

3−(シクロヘキシルメチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
無水ジメチルホルムアミド(5mL)中の7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(150mg、0.68mmol)の溶液にKCO(141mg、1.0mmol)およびブロモメチルシクロヘキサン(145mg、0.82mmol)を加えた。混合物を65℃で16時間撹拌した。反応物を冷却し、水(10mL)で希釈した。混合物を酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。組み合わされた有機相を塩水で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、溶離剤としてジクロロメタン/メタノール=20/1を用いた分取TLCによって精製したところ、3−(シクロヘキシルメチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン15mg(7%)が得られた。
H NMR(CDOD、400MHz): 7.96(s,1H)、7.76(s,1H)、4.09−4.05(m,2H)、3.78(d,J=6.8Hz、2H)、3.64−3.33(m,3H)、2.05−1.91(m,4H)、1.79−1.70(m,6H)、1.31−1.25(m,3H)、1.08−1.05(m,2H)。
LC−MS:(m/z)317.2(MH)t(分、方法4)=2.26分。
実施例27:

3−(3−フルオロベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
無水ジメチルホルムアミド(5mL)中の7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(150mg、0.68mmol)の溶液にKCO(94mg、0.68mmol)および1−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゼン(154mg、0.82mmol)を加えた。反応混合物を65℃で16時間撹拌した。混合物を室温に冷まし、水(10mL)で希釈した。粗混合物を酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。組み合わされた有機相を塩水で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離剤としてジクロロメタン/メタノール20:1を用いた分取TLCによって精製したところ、3−(3−フルオロベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン15mg(7%)が得られた。
H NMR(CDOD、400MHz): 8.11(s,1H)、7.79(s,1H)、7.43−7.38(m,1H)、7.24−7.17(m,2H)、7.10−7.08(m,1H)、5.14(s,2H)、4.08−4.04(m,2H)、3.64−3.55(m,3H)、2.05−1.91(m,4H)。
LC−MS:(m/z)329.1(MH)t(分、方法4)=2.04分。
実施例28:

3−(シクロペンチルメチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
DMF(5mL)中の7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(200mg、0.908mmol)と、(ブロモメチル)シクロペンタン(178mg、1.1mmol)と、KCO(188mg、1.4mmol)との混合物を70℃で16時間撹拌した。反応混合物をろ過した。残渣を分取HPLCによって精製したところ、3−(シクロペンチルメチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン35mg(13%)が得られた。
H NMR(CDOD、400MHz): 8.02(s,1H)、7.76(s,1H)、4.08−4.05(m,2H)、3.89(d,J=7.6Hz、2H)、3.65−3.55(m,3H)、2.41−2.33(m,1H)、2.09−1.91(m,4H)、1.82−1.70(m,6H)、1.34−1.33(m,2H)。
LC−MS:(m/z)303.1(MH)t(分、方法4)=2.39分。
実施例29

3−(シクロヘプチルメチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン:
無水ジメチルホルムアミド(5mL)中の7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(300mg、1.36mmol)、シクロヘプチルメチルメタンスルホネート(450mg、2.2mmol)の溶液にKCO(376mg、2.72mmol)を加えた。反応物を100℃で16時間撹拌した。反応混合物を冷却し、ろ過した。ろ液を分取HPLCによって精製したところ、3−(シクロヘプチルメチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン50mg(11%)が得られた。
H NMR(CDOD、400MHz): 7.99(s,1H)、7.76(s,1H)、4.09−4.05(m,2H)、3.78(d,J=8.0Hz、2H)、3.65−3.37(m,3H)、2.06−1.95(m,5H)、1.74−1.52(m,10H)、1.30−1.27(m,2H)。
LC−MS:(m/z)331.2(MH)t(分、方法3)=2.80分。
インビトロ試験
PDE1阻害アッセイ
PDE1A、PDE1BおよびPDE1Cアッセイを、以下のように行った:アッセイを、一定量のPDE1酵素1(環状ヌクレオチド基質の20〜25%を転化するのに十分な)、緩衝液(50mMのHEPES pH 7.6;10mMのMgCl;0.02%のTween20)、0.1mg/mLのBSA、15nMのトリチウム標識cAMPおよび様々な量の阻害剤を含有する60 Lの試料中で行った。環状ヌクレオチド基質の添加によって反応を開始させ、反応を室温で1時間進行させてから、20 L(0.2mg)のケイ酸イットリウムSPAビーズ(PerkinElmer)と混合することによって終了させた。ビーズを暗所で1時間沈降させてから、プレートをWallac 1450 Microbeta計数器で計数した。測定したシグナルを非阻害対照(100%)に対する活性に換算し、XlFit(モデル205、IDBS)を用いてIC50値を計算した。
PDE9阻害アッセイ
PDE9アッセイは、例えば、以下のように行われ得る:アッセイを、一定量の関連するPDE酵素(環状ヌクレオチド基質の20〜25%を転化するのに十分な)、緩衝液(50mMのHEPES7.6;10mMのMgCl;0.02%のTween20)、0.1mg/mLのBSA、225pCiのH標識環状ヌクレオチド基質、5nMの最終濃度になるまでのトリチウム標識cAMPおよび様々な量の阻害剤を含有する60μLの試料中で行う。環状ヌクレオチド基質の添加によって反応を開始させ、反応を室温で1時間進行させてから、15μLの8mg/mLのケイ酸イットリウムSPAビーズ(Amersham)と混合することによって終了させる。ビーズを暗所で1時間沈降させてから、プレートをWallac 1450 Microbeta計数器で計数する。測定したシグナルを、非阻害対照(100%)に対する活性に換算することができ、EXCELの拡張機能であるXlfitを用いてIC50値を計算することができる。
本発明に関して、アッセイを、10nMの3H−cAMPの20〜25%を転化するのに十分なPDE9および様々な量の阻害剤を含有する60uLのアッセイ緩衝液(50mMのHEPES pH 7.6;10mMのMgCl2;0.02%のTween20)中で行った。1時間のインキュベーション後、反応を15uLの8mg/mLのケイ酸イットリウムSPAビーズ(Amersham)の添加によって終了させた。ビーズを暗所で1時間沈降させてから、プレートをWallac 1450 Microbeta計数器で計数した。
また、本願は、特許請求の範囲に記載の発明に関するものであるが、他の態様として以下も包含し得る。
(1)式(I)
(式中、
nが、0または1であり;
qが、0または1であり;
R1が、直鎖状または分枝鎖状C1〜C8アルキル、飽和単環式C3〜C8シクロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;それらの全てが、フッ素で1回または複数回置換され得;
R2が、水素、直鎖状または分枝鎖状C1〜C8アルキル、飽和単環式C3〜C8シクロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;または
R2が、フェニルまたは5員もしくは6員ヘテロアリールであり、それらの全てが、ハロゲン、C1〜C3アルキルおよびメトキシからなる群から選択される1つまたは複数の置換基で置換され得;または
R2が、メチルで1回または2回置換される飽和単環式C3〜C8シクロアルキルであり;
R3が、水素、C1〜C5アルキル、およびフェニルからなる群から選択され;または
R3が、フッ素で1回または複数回置換されるC1〜C5アルキルからなる群から選択され;または
R3が、C1〜C3アルキルで1回または複数回置換されるフェニル;フッ素で1回、2回または3回置換されるメチル;フッ素で1回、2回または3回置換されるエチルからなる群から選択され;
ただし、R2およびR3が、同じ分子中で水素であることはできない)
の化合物、ならびにその互変異性体および薬学的に許容できる付加塩。
(2)nが0であり、かつqが0であり;
R1が、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルから選択され;
R2が、直鎖状または分枝鎖状C1〜C8アルキル、フェニル、飽和単環式C3〜C8シクロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;または
R2が、ハロゲン、C1〜C3アルキルおよびメトキシからなる群から選択される置換基で置換されるフェニル;およびメチルで1回または2回置換される飽和単環式C3〜C8シクロアルキルからなる群から選択され;
R3が、水素、C1〜C5アルキルおよびベンジルからなる群から選択され;または
R3が、フッ素で1回、2回または3回置換されるメチル;およびフッ素で1回、2回または3回置換されるエチルから選択され;または
R3が、C1〜C3アルキルで置換されるベンジルである、上記(1)に記載の化合物。
(3)nが0であり、かつR1がテトラヒドロピラニルである、上記(1)に記載の化合物。
(4)R2がフェニルである、上記(1)に記載の化合物。
(5)R2が、フッ素、塩素およびメチルからなる群から選択される置換基で置換されるフェニルである、上記(1)に記載の化合物。
(6)qが0であり、かつR3が、ベンジルまたはC1〜C3アルキルで置換されるベンジルである、上記(1)に記載の化合物。
(7)qが0であり、かつR3が、メチルで置換されるベンジルである、上記(1)または(6)に記載の化合物。
(8)R3が、任意選択的に、フッ素で1回、2回または3回置換されるメチルまたはエチルである、上記(1)に記載の化合物。
(9)R3が、水素、メチルまたはエチルであり;および
R2が、直鎖状または分枝鎖状C1〜C8アルキル、飽和単環式C3〜C8シクロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;または
R2が、フェニルまたは5員もしくは6員ヘテロアリールであり、それらの全てが、ハロゲン、C1〜C3アルキルおよびメトキシからなる群から選択される1つまたは複数の置換基で置換され得;または
R2が、メチルで1回または2回置換される飽和単環式C3〜C8シクロアルキルである、上記(1)に記載の化合物。
(10)qが0であり、かつR3が、メチルで置換されるベンジルであり;
R2が、直鎖状または分枝鎖状C1〜C8アルキル、飽和単環式C3〜C8シクロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;または
R2が、フェニルまたは5員もしくは6員ヘテロアリールであり、それらの全てが、ハロゲン、C1〜C3アルキルおよびメトキシからなる群から選択される1つまたは複数の置換基で置換され得;または
R2が、メチルで1回または2回置換される飽和単環式C3〜C8シクロアルキルである、上記(1)に記載の化合物。
(11)3−(シクロヘキシルメチル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−メチル−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−エチル−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
2−(4−メチルベンジル)−3−プロピル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−イソブチル−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−(シクロペンチルメチル)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−(シクロヘキシルメチル)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−(シクロプロピルメチル)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン
2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−(シクロブチルメチル)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
シス−2−(4−メチルベンジル)−3−((4−メチルシクロヘキシル)メチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
トランス−2−(4−メチルベンジル)−3−((4−メチルシクロヘキシル)メチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
(−)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
(+)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−(3−フルオロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−ベンジル−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−(2−クロロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−(3−クロロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
2−メチル−3−(3−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−(3−メトキシベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−(2−フルオロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
2−メチル−3−(2−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
2−メチル−3−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−
イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−(4−メトキシベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−(4−クロロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
2−エチル−3−(3−フルオロベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−(シクロヘキシルメチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−(3−フルオロベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
3−(シクロペンチルメチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;および
3−(シクロヘプチルメチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン
からなる群から選択される、上記(1)に記載の化合物、および前記化合物のいずれかの薬学的に許容できる塩。
(12)薬剤として使用するための、上記(1)〜(11)のいずれか一項に記載の化合物。
(13)治療的に有効な量の上記(1)〜(11)のいずれか一項に記載の化合物と、1つまたは複数の薬学的に許容できる担体、希釈剤および賦形剤とを含む医薬組成物。
(14)アルツハイマー病、パーキンソン病およびハンチントン病からなる群から選択される神経変性疾患の治療、または注意欠陥多動性障害(ADHD)、うつ病、不安神経症、ナルコレプシー、認知障害および統合失調症に関連する認知障害(CIAS)などの精神疾患、またはむずむず脚症候群のような別の脳疾患の治療に使用するための、上記(1)〜(11)のいずれか一項に記載の化合物。

Claims (14)

  1. 式(I)
    (式中、
    nが、0または1であり;
    qが、0または1であり;
    R1が、直鎖状または分枝鎖状C〜Cアルキル、飽和単環式C〜Cシクロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;それらの全てが、フッ素で1回または複数回置換され得;
    R2が、水素、直鎖状または分枝鎖状C〜Cアルキル、飽和単環式C〜Cシク
    ロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;または
    R2が、フェニルまたは5員もしくは6員ヘテロアリールであり、それらの全てが、ハロゲン、C〜Cアルキルおよびメトキシからなる群から選択される1つまたは複数の置換基で置換され得;または
    R2が、メチルで1回または2回置換される飽和単環式C〜Cシクロアルキルであり;
    R3が、水素、C〜Cアルキル、ベンジルおよびフェニルからなる群から選択され;または
    R3が、フッ素で1回または複数回置換されるC〜Cアルキルからなる群から選択され;または
    qが0であり、かつR3が、C1〜C3アルキルで置換されるベンジルであり;または
    R3が、C〜Cアルキルで1回または複数回置換されるフェニル;フッ素で1回、2回または3回置換されるメチル;フッ素で1回、2回または3回置換されるエチルからなる群から選択され;
    ただし、R2およびR3が、同じ分子中で水素であることはできず、
    以下の化合物を除く
    合物、ならびにその互変異性体および薬学的に許容できる付加塩。
  2. nが0であり、かつqが0であり;
    R1が、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルから選択され;
    R2が、直鎖状または分枝鎖状C〜Cアルキル、フェニル、飽和単環式C〜C
    シクロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;または
    R2が、ハロゲン、C〜Cアルキルおよびメトキシからなる群から選択される置換基で置換されるフェニル;およびメチルで1回または2回置換される飽和単環式C〜Cシクロアルキルからなる群から選択され;
    R3が、水素、C〜Cアルキルおよびベンジルからなる群から選択され;または R3が、フッ素で1回、2回または3回置換されるメチル;およびフッ素で1回、2回または3回置換されるエチルから選択され;または
    R3が、C〜Cアルキルで置換されるベンジルである、請求項1に記載の化合物。
  3. nが0であり、かつRがテトラヒドロピラニルである、請求項1に記載の化合物。
  4. R2がフェニルである、請求項1に記載の化合物。
  5. R2が、フッ素、塩素およびメチルからなる群から選択される置換基で置換されるフェニルである、請求項1に記載の化合物。
  6. qが0であり、かつR3が、ベンジルまたはC〜Cアルキルで置換されるベンジルである、請求項1に記載の化合物。
  7. qが0であり、かつR3が、メチルで置換されるベンジルである、請求項1または6に記載の化合物。
  8. R3が、任意選択的に、フッ素で1回、2回または3回置換されるメチルまたはエチルである、請求項1に記載の化合物。
  9. R3が、水素、メチルまたはエチルであり;および
    R2が、直鎖状または分枝鎖状C〜Cアルキル、飽和単環式C〜Cシクロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;または
    R2が、フェニルまたは5員もしくは6員ヘテロアリールであり、それらの全てが、ハロゲン、C〜Cアルキルおよびメトキシからなる群から選択される1つまたは複数の置換基で置換され得;または
    R2が、メチルで1回または2回置換される飽和単環式C〜Cシクロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
  10. qが0であり、かつR3が、メチルで置換されるベンジルであり;
    R2が、直鎖状または分枝鎖状C〜Cアルキル、飽和単環式C〜Cシクロアルキル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルからなる群から選択され;または
    R2が、フェニルまたは5員もしくは6員ヘテロアリールであり、それらの全てが、ハロゲン、C〜Cアルキルおよびメトキシからなる群から選択される1つまたは複数の置換基で置換され得;または
    R2が、メチルで1回または2回置換される飽和単環式C〜Cシクロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
  11. 3−(シクロヘキシルメチル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−メチル−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−エチル−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    2−(4−メチルベンジル)−3−プロピル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−イソブチル−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−(シクロペンチルメチル)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−(シクロヘキシルメチル)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−(シクロプロピルメチル)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン
    2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−(シクロブチルメチル)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    シス−2−(4−メチルベンジル)−3−((4−メチルシクロヘキシル)メチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    トランス−2−(4−メチルベンジル)−3−((4−メチルシクロヘキシル)メチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    (−)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    (+)−2−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−(3−フルオロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−ベンジル−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−(2−クロロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−(3−クロロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    2−メチル−3−(3−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−(3−メトキシベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−(2−フルオロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    2−メチル−3−(2−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    2−メチル−3−(4−メチルベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−(4−メトキシベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−(4−クロロベンジル)−2−メチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    2−エチル−3−(3−フルオロベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−(シクロヘキシルメチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−(3−フルオロベンジル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;
    3−(シクロペンチルメチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン;および
    3−(シクロヘプチルメチル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン
    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物、および前記化合物のいずれかの薬学的に許容できる塩。
  12. 薬剤として使用するための、請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物。
  13. 治療的に有効な量の請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物と、1つまたは複数の薬学的に許容できる担体、希釈剤および賦形剤とを含む医薬組成物。
  14. アルツハイマー病、パーキンソン病およびハンチントン病からなる群から選択される神経変性疾患の治療、または注意欠陥多動性障害(ADHD)、うつ病、不安神経症、ナルコレプシー、認知障害および統合失調症に関連する認知障害(CIAS)などの精神疾患、またはむずむず脚症候群のような別の脳疾患の治療のための、請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物を含む医薬組成物
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