JP6738628B2 - 軽金属溶接物の溶接方法、製造方法及び溶接装置 - Google Patents

軽金属溶接物の溶接方法、製造方法及び溶接装置 Download PDF

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Description

本発明は、軽金属溶接物の溶接方法、製造方法及び溶接装置に関する。
Al、Ti、Mgのような軽金属は軽量、耐食性にも優れる等の理由で車両、化学容器、建築などの様々な分野で使用されている。これら軽金属の溶接には純ArをシールドガスとしたTIG溶接やMIG溶接があるが、いずれの場合においても、溶接欠陥の一種であるブローホールの課題が生じる。これは、Al、Ti、Mgのような軽金属は酸素との親和性が高く、溶融池の表面に酸化膜を形成するため、溶融池内で発生した気泡の大気放出が妨げられるためである。特に、Alは液体と固体で水素溶解度が異なるため、ブローホールの発生は顕著である。
従来、TIG溶接において、Al、またはAl合金の表面のブローホールを低減する方法として、特許文献1では、溶接トーチの周囲に磁場発生コイルを設け、溶融池に磁場をかけて溶接金属を磁気攪拌する方法が知られている。また、MIG溶接において、特許文献2のように、低周波の切換周波数でアーク長を周期的に揺動させて、アーク力の変化によって溶融池表面を揺動させ、ブローホールの発生を低減する方法が知られている。
特開平05−148666号公報 特開2010−142823号公報
ところで、消耗式電極を送給しながら溶接を行うMIG溶接法は、高能率である一方、TIG溶接法よりもブローホールが発生しやすい。また、特許文献1では、磁気攪拌を行ってブローホールを低減しているが、具体的な磁気攪拌について記載されておらず、例えば、磁気制御によって、一方向のみに回転力を与える磁気攪拌では、攪拌効果が小さい。また、一方向に回転すると、遠心力で陰極点がビードの際に移動し、過度なアーク偏向が発生する。MIG溶接の場合、このアーク偏向によって、溶滴移行が不安定となり、ビード形状不良が発生する可能性がある。
さらに、特許文献2に記載のアーク長を周期的に変動させて溶接する方法は、主に亜鉛メッキ鋼板を対象とし、溶融池表面を揺動させるものである。一方、軽金属のように凝固寸前に溶融池中に気泡が発生する場合には、溶融池中全体を攪拌する必要があり、特許文献2のような溶融池表面を搖動するだけでは気泡の排出効果は小さい。また、特許文献2では、MIG溶接の溶滴移行に関しては記載されておらず、ビード形状については問題としていない。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、軽金属のMIG溶接において、ブローホールの抑制と良好なビード形状を達成する軽金属溶接物の溶接方法、製造方法および溶接装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、溶接トーチを介して密度5.0g/cm以下の軽金属の消耗式電極を送給し、シールドガスを流しながら被溶接物との間にアークを発生させて溶接する軽金属溶接物の溶接方法であって、
前記溶接トーチの近傍に配置された中空形状、またはU字形のコイルを備え、
前記コイルに、周波数が0.5Hz〜30Hzの交流電流を印加して、前記被溶接物の溶融池に対して、磁束密度が1mT〜10mT、且つ前記周波数及び前記磁束密度が、1≦磁束密度/(1/周波数)≦250の関係を満足する磁場を形成することを特徴とする。
また、本発明の軽金属溶接物の溶接方法では、好ましくは、前記消耗式電極と前記被溶接物との間に印加する電流は、
前記消耗式電極を正極とする直流電流、または、
前記消耗式電極の電流波形の正極性成分をEP、逆極性成分をENとしたとき、前記消耗式電極が正極性成分である時間の極性比率、EP時間/(EP時間+EN時間)が0.5以上、且つ、周波数が、50Hz〜30000Hzの交流電流である。
また、本発明の軽金属溶接物の溶接方法では、好ましくは、前記消耗式電極と前記被溶接物との間に印加する前記直流電流又は前記交流電流の波形は、パルス波形であり、
ピーク電流を300〜450Aとし、
前記パルス波形の1周期に対するピーク期間であるピーク期間の比率は、0.15〜0.85であり、
前記ピーク電流と前記ピーク期間の比率との積は、70〜350である。
また、本発明の軽金属溶接物の溶接方法では、好ましくは、前記パルス波形の周波数は、50〜1000Hzであり、
前記パルス波形の周波数と、前記コイルに印加する前記交流電流の周波数との関係は、
5<(前記パルス波形の周波数/前記コイルに印加する前記交流電流の周波数)
である。
また、本発明の軽金属溶接物の溶接方法では、好ましくは、前記軽金属の消耗式電極は、
90重量%以上のAlと、
合計で0.001〜10.000重量%含有する、Ti、Zr、Ca、Mgの内の少なくとも1種または2種以上の元素と、
を含み、
残部が不可避不純物及びMn、Cr、Si、Cu、Feの内の少なくとも1種または2種以上の元素で、合計の含有量が2.0重量%以下からなる。
また、本発明は、溶接トーチを介して密度5.0g/cm以下の軽金属の消耗式電極を送給し、シールドガスを流しながら被溶接物との間にアークを発生させて溶接する軽金属溶接物の製造方法であって、
前記溶接トーチの近傍に配置された中空形状、またはU字形のコイルを備え、
前記コイルに、周波数が0.5Hz〜30Hzの交流電流を印加して、前記被溶接物の溶融池に対して、磁束密度が1mT〜10mT、且つ前記周波数及び前記磁束密度が、1≦磁束密度/(1/周波数)≦250の関係を満足する磁場を形成することを特徴とする。
また、本発明の軽金属溶接物の溶接装置は、
溶接トーチを介して密度5.0g/cm以下の軽金属の消耗式電極を送給する消耗式電極送給手段と、
前記消耗式電極の周囲に、シールドガスを供給するシールドガス供給手段と、
前記消耗式電極から前記シールドガスによるアークを介して、被溶接物に溶接電流を供給する溶接電流供給手段と、
前記溶接電流の供給に伴って形成された溶融池に周波数が0.5Hz〜30Hz、磁束密度が1mT〜10mTの交番磁界を印加する交番磁界印加手段と、
前記周波数及び前記磁束密度が、1≦磁束密度/(1/周波数)≦250の関係を満足するように、前記交番磁界印加手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の軽金属溶接物の溶接方法、製造方法及び溶接装置によれば、磁気攪拌を行うためのコイルに適正な周波数および磁束密度の交流電流を印加することにより、溶融池中の溶接金属の攪拌効果を高めると共に、溶滴移行を安定化させることで、軽金属のMIG溶接におけるブローホールの抑制及び良好なビード形状が可能となる。
本発明に係る軽金属溶接物の溶接装置の概略構成図である。 図1の溶接トーチの構成を示す断面図である。 制御装置の構成を示すブロック図である。 溶接トーチ及び消耗式電極と、溶融池との関係を示す模式図である
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の軽金属溶接物の溶接装置1は、消耗式電極100を用いたガスシールドアーク溶接法によって、軽金属の被溶接物200の溶接を行うものである。なお、本明細書で述べる軽金属の被溶接物200とは、例えば、Al、Al系合金、Mg、Mg系合金、Ti、Ti系合金のような、密度5.0g/cm以下の金属のことを言う。
溶接装置1は、消耗式電極100を用いて被溶接物200を溶接する溶接トーチ10と、溶接トーチ10に溶接電流を供給する溶接電源20と、消耗式電極100を溶接トーチ10に順次送給するワイヤ送給装置30と、溶接トーチ10にシールドガスを供給するシールドガス供給装置40と、溶接トーチ10に交流磁界を発生させるためのコイル電流を供給する磁界印加電源50と、を備えている。
ここで、本実施形態では、ワイヤ送給装置30が消耗式電極送給手段として、シールドガス供給装置40及び溶接トーチ10がシールドガス供給手段として、溶接電源20および溶接トーチ10が溶接電流供給手段として、磁界印加電源50及び溶接トーチ10が交番磁界印加手段として、それぞれ機能している。
図2に示すように、溶接トーチ10は、トーチ本体11と、ノズル12と、チップ基部13と、コンタクトチップ14と、支持部15と、コイル17と、コイル保持部18とを備えている。
ノズル12は、シールドガス供給装置40から供給される純Arなどのシールドガスを、被溶接物200に噴射するためのものであり、略筒状に形成されて、トーチ本体11の下側となる開口側にはめ込まれることで、トーチ本体11に固定されている。
チップ基部13は、導電体で構成され、筒状の形状を有している。チップ基部13は、トーチ本体11及びノズル12の内側に配置されると共に、トーチ本体11の内周面に接触することで、トーチ本体11に固定されている。また、チップ基部13の側面のうちノズル12の内周面に臨む部位には、複数のガス供給口13aが貫通して設けられている。
コンタクトチップ14は、導電体で構成され、筒状の形状を有している。コンタクトチップ14は、チップ基部13のうち下側となる開口側にはめ込まれることで、ノズル12の内側において、チップ基部13を介してトーチ本体11に固定されている。このコンタクトチップ14は、チップ基部13に対して着脱可能となっており、長期間の使用に伴ってコンタクトチップ14が消耗した場合には、コンタクトチップ14を交換することが可能となっている。
支持部15は、筒状の形状を有し、トーチ本体11から上方に突出するチップ基部13にはめ込まれることで、トーチ本体11に固定されている。支持部15は、その上方に配置された不図示の基材に支持されている。
コイル17は、例えば、銅などの金属製のワイヤが、中空形状、又はU字形に巻回されて形成されており、ノズル12の外周面を囲んで配置されている。コイル17は、導線により磁界印加電源50と電気的に接続されて、磁界印加電源50から交流電流が給電されることで、交番磁界を形成する。なお、コイル17の磁力を溶融池中の溶接金属に均一に作用させるためには、中空形状のコイルが好ましく、コイル17がノズル12の外周面を囲んで配置されていることがより好ましい。
コイル保持部18は、絶縁体あるいは絶縁体で被覆された素材で構成されている。コイル保持部18は、ノズル12の外周面の外側において、ノズル12を介してトーチ本体11に固定されており、その内部にコイル17を収容している。
溶接トーチ10には、支持部15、チップ基部13およびコンタクトチップ14を貫通して、消耗式電極100を被溶接物200に向けて(図中上方から下方)供給するための電極供給路が形成されている。コンタクトチップ14の内側に形成される電極供給路の内径は、消耗式電極100の直径よりわずかに大きくなっており、コンタクトチップ14の電極供給路を貫通する消耗式電極100は、コンタクトチップ14と電気的に接続されている。一方、支持部15及びチップ基部13の内側に形成される電極供給路の内径は、コンタクトチップ14の内側に形成される電極供給路の内径よりも大きくなっており、図中上方より、この部位と消耗式電極100との間に形成される隙間およびチップ基部13に形成されたガス供給路13aを介して、ノズル12の内側にシールドガスが供給されるようになっている。
また、チップ基部13には、溶接電源20が接続されており、溶接電源20から供給される溶接電流は、チップ基部13及びコンタクトチップ14を介して消耗式電極100に供給される。
図3に示すように、制御手段の一例としての制御部70は、図示しない設定装置(コンピュータ装置など)から入力される各種設定を受け付ける設定受付部71と、設定受付部71で受け付けた設定に基づき、溶接電源20から溶接トーチ10を介して消耗式電極100に供給する溶接電流の大きさを設定する溶接電流設定部72と、溶接電流設定部72によって設定された溶接電流の大きさに基づき、磁界印加電源50からコイル17に供給するコイル電流の大きさを設定するコイル電流設定部73と、を備える。また、制御部70は、設定受付部71で受け付けた設定に基づき、ワイヤ送給装置30から溶接トーチ10に送給する消耗式電極100の送給速度を設定する送給速度設定部74をさらに備える。
ここで、本実施形態で使用される消耗式電極100は、密度5.0g/cm以下の軽金属であり、被溶接物200と同じ軽金属が使用される。例えば、軽金属の被溶接物200がAl又はAl合金である場合には、消耗式電極100は、90重量%以上のAlと、Ti、Zr、Ca、Mgの内の少なくとも1種または2種以上の元素が合計で0.001〜10.000重量%含有し、残部が不可避不純物及びMn、Cr、Si、Cu、Feの内の少なくとも1種または2種以上の元素で、合計の含有量が2.0重量%以下からなる。Ti、Zr、Ca、Mgの内の少なくとも1種または2種以上の元素が合計で0.001〜10.000重量%の範囲内であると、溶融池上の陰極点数が適正でアークが安定する。
Ti、Zr、Ca、Mgの元素は親和性が高く酸化物となり易い。これらの元素が酸化物として溶融池表面に浮上すると、プラズマ気流によって溶融池の際へ流れる。消耗式電極100が直流陽極(DCEP)の場合、酸化物が陰極点となって、アークがビードの際へ偏向して溶滴移行が乱れてしまうため、Ti、Zr、Ca、Mgなどを含む消耗式電極100は使用が困難であった。しかし、本実施形態では、溶融池の溶接金属の回転方向を周期的に変えて、溶融池表面を攪拌するため、溶融池の際に陰極点が集中することがなく、アーク偏向が防止される。
次に、溶接装置1を用いた被溶接物200の製造方法について説明する。
まず、ワイヤ送給装置30から溶接トーチ10に対し消耗式電極100の送給を開始するとともに、シールドガス供給装置40から溶接トーチ10に対しシールドガスを供給する。また、溶接電源20から、溶接トーチ10に対し電圧(溶接電圧)の供給を開始するとともに、磁界印加電源50から、溶接トーチ10(コイル17)に対しコイル電流を供給する。
これにより、消耗式電極100と被溶接物200との間にアークが発生し、消耗式電極100の先端が溶融して被溶接物200側へと移行すると共に、被溶接物200が溶融して溶融池が形成されて溶接が開始される。このとき、溶融池内では、主に水素を原因とした気泡が発生すると共に、Alなどの軽金属は、酸素との親和性が高く、溶融池の表面に酸化膜(スケール)が形成される。溶融池内で発生した気泡は、酸化膜により溶接金属の内部に閉じ込められ易く、溶融池が冷却されて凝固した後の溶融金属には、ブローホールと呼ばれる気孔欠陥を生じやすくなる。
このため、本実施形態では、溶接トーチ10に設けられたコイル17に、交流のコイル電流を供給して、溶融池内の溶接金属を攪拌し、溶融池の表面に形成される酸化膜(スケール)を破壊して溶融池内で発生する気泡を放出する。
図4は、溶接トーチ及び消耗式電極と、被溶接物に形成される溶融池との関係を示す模式図であり、消耗式電極100の先端側では、消耗式電極100と被溶接物200とが溶融して溶融池400が形成される。このとき、溶接トーチ10に取り付けられた消耗式電極100から溶融池400に流れる溶接電流は、直流かつ消耗式電極プラス(DCEP)の場合、溶融池400内を面方向に沿って放射状に流れる(図中破線で示す)。
また、溶接トーチ10に設けられたコイル17には、交流のコイル電流が供給されているので、コイル17は、溶融池400の表面に対し、ほぼ垂直となる方向に交番磁界を発生する(図中一点鎖線矢印で示す)。この交番磁界により、溶融池400内を放射状に広がる溶接電流に対しローレンツ力が作用して、溶融池400内の溶接金属には、コイル電流の周波数に応じた周期で正逆回転を繰り返す回転力が働く(図中白抜き矢印で示す)。交番磁界による溶融池400内の溶接金属の攪拌は、溶融池400内で発生する気泡の放出に有効に作用する。
ここで、本実施形態では、磁界印加電源50からコイル17に印加するコイル電流は、周波数が0.5〜30Hzの交流電流とし、コイル電流によって発生する磁束密度の大きさを1〜10mTとし、さらに、1≦磁束密度/(1/周波数)≦250の関係を満足するように、設定される。コイル電流にかける交流電流の周波数が0.5Hzを下回る、または30Hzを上回ると、攪拌効果が弱く、ブローホールが溶融池から抜けきらない。また、コイル電流によって発生する磁束密度の大きさが1mTを下回ると攪拌効果が弱く、ブローホールが溶融池から抜けきらない。一方、10mTを上回ると、溶融池にかかる力が過大になり、溶融池を吹き飛ばすため、スパッタが多量に発生する。なお、磁束密度は、溶接トーチ10から突出する消耗式電極の先端の位置において、ガウスメータ(テスラメータ)を用いて計測した値(実効値)で定義される。
上記した、磁束密度/(1/周波数)は、1周期当たりに必要な磁束密度を規定している。溶接金属を回転させる回転力は、磁束密度の大きさに略比例し、溶接金属の回転方向切換え周期は、コイル17に印加するコイル電流の周波数によって決まる。回転方向が切り換わる瞬間が最も攪拌され、溶融池表面の酸化膜が破壊し、気泡が出やすくなると考えられる。したがって、回転方向切換え周期が短い方が、回転方向の切換えが早く行われるため、低い磁束密度でも攪拌力が確保できる。一方、回転方向切換え周期が長いと、磁束密度を大きくしないと攪拌力が確保できない。
即ち、磁束密度が大きく、回転方向切換え周期が短いほど、攪拌効果は大きくなり、気泡の放出効果は高くなる。しかし、磁束密度/(1/周波数)の値が250を上回る場合、例えば、磁束密度が高くなりすぎると溶融池が乱れ、適正なビード形成を阻害する可能性がある。逆に、磁束密度/(1/周波数)の値が1を下回る場合、例えば、磁束密度が低く、回転方向切換え周期が長いと効果的に気泡を放出することができない。このため、周波数及び磁束密度が、1≦磁束密度/(1/周波数)≦250の関係を満足するように、制御部70で磁界印加電源50を制御することで、溶接金属からの高い気泡放出効果が得られると共に、美しいビードが形状される。
なお、磁束密度は、気泡放出効果をより高めるためには、2〜6mTとすることが好ましい。
また、溶接電源20から消耗式電極100に印加する溶接電流は、直流電流の場合、溶融池表面の酸化膜除去を目的とした陰極点のクリーニング効果を促すため、消耗式電極100を正極とする直流電流(DCEP)であることが好ましい。また、交流電流の場合には、消耗式電極100が正極性成分EPである極性比率(EP時間/(EP時間+EN時間))を0.5以上、好ましくは0.8以上とすることでよりクリーニング効果を促すことができる。また、周波数を、50Hz〜30000Hzの範囲内に設定することが好ましく、より溶融池を揺動させることができるため、溶融池中の気泡排出が促進される。
このように、消耗式電極100の極性を規定することで、アーク電流が、陰極点である酸化物に向かって流れることで生じるクリーニング効果によって、酸化膜が効果的に破壊され、気泡の放出が促進される。また、消耗式電極100の極性を高周波数で切換えることで、磁気攪拌との相乗効果により気泡の放出が容易になる。
また、本実施形態では、溶滴移行を安定化させるため、消耗式電極100と被溶接物200との間に印加する直流電流又は交流電流は、パルス波形とすることが好ましい。また、パルス波形は、溶滴移行がより安定となる条件範囲として、ピーク電流を300〜450Aとし、パルス波形の1周期に対するピーク期間であるピーク期間の比率を、0.15〜0.85とすることが好ましく、且つ、ピーク電流とピーク期間の比率との積が、70〜350となるように制御される。
ピーク電流とピーク期間の比率との積が70以上であると、酸化膜の破壊効果がより大きく、また、この積が350以下であると、溶滴移行が安定し、ビードの蛇行をより抑制できる。このため、ピーク電流とピーク期間の比率との積が、70〜350となるように制御することで、溶滴移行が安定化して酸化膜の破壊効果が向上する。
更に、パルス波形は、溶滴移行がより安定となる条件範囲として周波数が50〜1000Hzであることが好ましく、パルス波形の周波数と、コイル17に印加する交流電流の周波数との関係は、5<(パルス波形の周波数/コイルに印加する交流電流の周波数)となるように制御される。パルス波形の周波数/コイルに印加する交流電流の周波数の値が、5倍以上であると、顕著な酸化膜の破壊効果が得られ、溶接金属からの高い気泡放出効果が得られる。なお、スパッタの発生をより抑制できる範囲として、パルス波形の周波数/コイルに印加する交流電流の周波数の値は、400以下とするのが好ましい。
以上説明したように、本発明の軽金属溶接物の溶接方法、及び製造方法によれば、溶接トーチ10を介して密度5.0g/cm以下の軽金属の消耗式電極100を送給し、シールドガスを流しながら被溶接物200との間にアークを発生させて溶接する際、溶接トーチ10の近傍に備えたコイル17に、周波数が0.5Hz〜30Hzの交流電流を印加して、被溶接物200の溶融池400に対して磁束密度が1mT〜10mT、且つ1≦磁束密度/(1/周波数)≦250の関係を満足する磁場を形成して、溶融池400中の溶接金属の攪拌効果を高めると共に、溶滴移行を安定化させることで、軽金属溶接におけるブローホールの抑制及び良好なビード形状のビード形成が可能となる。
また、本発明の軽金属溶接物の溶接装置によれば、ワイヤ送給装置30が密度5.0g/cm以下の軽金属の消耗式電極100を送給し、シールドガス供給装置40が溶接トーチ10にシールドガスを供給し、溶接電源20が消耗式電極100からシールドガスによるアークを介して被溶接物200に溶接電流を供給すると共に、磁界印加電源50がコイル17に交流電流を印加する。これにより、被溶接物200の溶融池400に対して、磁束密度が1mT〜10mT、且つ1≦磁束密度/(1/周波数)≦250の関係を満足する磁場を発生させて、溶融池400中の溶接金属を攪拌すると共に溶滴移行を安定化させて、ブローホールの発生を抑制すると共に、良好なビードを形成できる。
以下、本発明の効果を確認するため、以下の条件にて溶接を行い、実施例及び比較例について評価を行った。まず、実施例及び比較例共に、基本溶接条件を以下に示す通りとした。
・母材:
実施例1〜31,34〜42、比較例1〜9; JIS A5083P−O(Al系合金)、実施例32; JIS TP270(Ti系合金)、
実施例33; JIS AZ31(Mg系合金)
・消耗式電極の直径:1.6mmφ
・溶接方法:下向きビードオンプレート
・溶接平均電流:200〜250A
・アーク電圧:24〜25V
・溶接トーチからの消耗式電極突き出し長さ:20mm
・シールドガス:100%Ar
実施例及び比較例の溶接で使用した消耗式電極の化学組成(重量%)を表1に示す。
Figure 0006738628
W1〜W5の消耗式電極は、90重量%以上のAlと、合計で0.001〜10.000重量%含有する、Ti、Zr、Ca、Mgの内の少なくとも1種または2種以上の元素と、を含み、残部が合計で2.0重量%以下の不可避不純物及びMn、Cr、Si、Cu、Feの内の少なくとも1種または2種以上の元素とからなる、消耗式電極の化学組成を満足する。一方、W6の消耗式電極は、Alが90重量%以下であり、W7の消耗式電極は、Ti、Zr、Ca、Mgの合計が、0.001〜10.000重量%の範囲外である。さらに、W8,W9の消耗式電極は、母材がTi合金、Mg合金の場合にそれぞれ使用される。
実施例1〜実施例42、及び比較例1〜比較例9の各溶接結果について、ビード形状、耐ブローホール性、及びスパッタを評価項目とし、以下の基準に従って評価した。
ビード形状は、溶接後のビードを目視により評価した。
評価A:アンダーカット、ラップ、ハンピングなし。蛇行なし。
評価B:アンダーカット、ラップ、ハンピングなし。1mm以内の蛇行。
評価C:アンダーカット、ラップ、ハンピングあり。1mmを超える蛇行。
耐ブローホール性は、溶接部のX線検査により、長さ100mmの溶接部中に発生するブローホールの個数で判断した。従来の溶接法で発生するブローホールは60個のため、60個を基準として評価した。但し、±10%程度のバラツキがあるため、発生率90%未満から、ブローホールの低減効果ありとした。なお、本試験においては、油を塗布した加速試験で行った。
AA:従来個数の50%未満。(30個未満)
A :従来個数の50%以上、70%未満(30〜41個)
B :従来個数の70%以上、90%未満(42〜53個)
C :従来個数の90%以上(54個以上)
スパッタは、ビードを中心とした100mm×100mmの範囲内に付着する1mm以上のスパッタの数で評価した。
A :1mm以上のスパッタなし。
B :1mm以上のスパッタ数、1〜20個。
C :1mm以上のスパッタ数、21個以上。
各実施例1〜42及び各比較例1〜9の評価結果を溶接条件と共に表2、表3にそれぞれ示す。
Figure 0006738628
Figure 0006738628
表2に示すように、実施例1〜42の結果では、中空又はU字形状の磁気コイルに、周波数が0.5Hz〜30Hzの交流電流を印加し、磁束密度を1mT〜10mTとし、さらに、1≦磁束密度/(1/周波数)≦250の関係を満足する磁場を形成することで、ビード形状、耐ブローホール性、及びスパッタの評価において、いずれもB以上の結果が得られているのがわかる。
特に、実施例1〜5の結果を比較すると、磁束密度を2mT〜6mTの範囲内とすることで、耐ブローホール性が向上することがわかる。
一方、表3に示すように、比較例1〜9では、印加電流が直流である比較例1及び比較例2、磁気コイルを備えていない比較例3、磁気コイルに印加した周波数が0.5Hz〜30Hzの範囲外である比較例4及び比較例5、磁束密度が1mT〜10mTの範囲外である比較例6及び比較例7、1≦磁束密度/(1/周波数)≦250の範囲外である比較例8及び比較例9のいずれの比較例においても、ビート形状、耐ブローホール性、スパッタの評価で良好な結果が得られなかった。これは、主に、溶融池400内の溶接金属の磁気攪拌が不十分であったためと推定される。
また、実施例10〜12の結果を比較すると、溶接電流が交流電流である場合、極性比率、EP時間/(EP時間+EN時間)を0.5以上とすることで、耐ブローホール性をより向上できることがわかる。
さらに、実施例10及び実施例37の結果を比較すると、溶接電流が交流電流である場合に、パルス波形とすることで、ビード形状及びスパッタの評価が向上していることがわかる。
また、実施例13〜16の結果を比較すると、溶接電流が直流電流である場合、ピーク電流を300〜450Aとするパルス波形とすることで、耐ブローホール性をより向上できることがわかる。
さらに、実施例21〜24の結果を比較すると、ピーク期間の比率が0.15〜0.85、且つ、ピーク電流とピーク期間の比率との積が70〜350を満足することで、耐ブローホール性をより向上することができる。
また、実施例2及び実施例25の結果を比較すると、溶接電流が直流電流である場合にも、パルス波形とすることで、ビート形状、耐ブローホール性、スパッタの評価がいずれも向上していることがわかる。
また、実施例17〜20の結果を比較すると、パルス波形の周波数が50〜1000Hzを満足することで、スパッタの評価 をより向上することができる。なお、実施例20においては、5<(前記パルス波形の周波数/前記コイルに印加する前記交流電流の周波数)の関係も満足していない。
また、実施例2、実施例26〜31の結果を比較すると、90重量%以上のAlと、合計で0.001〜10.000重量%含有する、Ti、Zr、Ca、Mgの内の少なくとも1種または2種以上の元素と、を含み、残部が合計で2.0重量%以下の不可避不純物及びMn、Cr、Si、Cu、Feの内の少なくとも1種または2種以上の元素とからなる、消耗式電極を用いることで、ビード形状、耐ブローホール性、及びスパッタの評価において、良好な結果が得られることがわかる。
尚、本発明は、前述した実施形態及び実施例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
1 溶接装置
10 溶接トーチ
17 コイル
20 溶接電源(溶接電流供給手段)
30 ワイヤ送給装置(消耗式電極送給手段)
40 シールドガス供給装置(シールドガス供給手段)
50 磁界印加電源(交番磁界印加手段)
70 制御部(制御手段)
100 消耗式電極
200 被溶接物(軽金属溶接物)
400 溶融池

Claims (6)

  1. 溶接トーチを介して密度5.0g/cm以下の軽金属の消耗式電極を送給し、シールドガスを流しながら被溶接物との間にアークを発生させて溶接する軽金属溶接物の溶接方法であって、
    前記溶接トーチの近傍に配置された中空形状、またはU字形のコイルを備え、
    前記コイルに、周波数が0.5Hz〜30Hzの交流電流を印加して、前記被溶接物の溶融池に対して、磁束密度が1mT〜10mT、且つ前記周波数及び前記磁束密度が、1≦磁束密度/(1/周波数)≦250の関係を満足する磁場を形成し、
    前記消耗式電極と前記被溶接物との間に印加する電流を、波形がパルス波形である直流電流又は交流電流とし、
    前記パルス波形は、ピーク電流を300〜450Aとし、前記パルス波形の1周期に対するピーク期間であるピーク期間の比率を、0.15〜0.85とし、前記ピーク電流と前記ピーク期間の比率との積が、70〜350となるように制御されることを特徴とする軽金属溶接物の溶接方法。
  2. 前記消耗式電極と前記被溶接物との間に印加する前記電流は、
    前記消耗式電極を正極とする前記直流電流、または、
    前記消耗式電極の電流波形の正極性成分をEP、逆極性成分をENとしたとき、前記消耗式電極が正極性成分である時間の極性比率、EP時間/(EP時間+EN時間)が0.5以上、且つ、周波数が、50Hz〜30000Hzの前記交流電流であることを特徴とする請求項1に記載の軽金属溶接物の溶接方法。
  3. 前記パルス波形の周波数は、50〜1000Hzであり、
    前記パルス波形の周波数と、前記コイルに印加する前記交流電流の周波数との関係は、5<(前記パルス波形の周波数/前記コイルに印加する前記交流電流の周波数)
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の軽金属溶接物の溶接方法。
  4. 前記軽金属の消耗式電極は、
    90重量%以上のAlと、
    合計で0.001〜10.000重量%含有する、Ti、Zr、Ca、Mgの内の少なくとも1種または2種以上の元素と、
    を含み、
    残部が不可避不純物及びMn、Cr、Si、Cu、Feの内の少なくとも1種または2種以上の元素で、合計の含有量が2.0重量%以下からなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の軽金属溶接物の溶接方法。
  5. 溶接トーチを介して密度5.0g/cm以下の軽金属の消耗式電極を送給し、シールドガスを流しながら被溶接物との間にアークを発生させて溶接する軽金属溶接物の製造方法であって、
    前記溶接トーチの近傍に配置された中空形状、またはU字形のコイルを備え、
    前記コイルに、周波数が0.5Hz〜30Hzの交流電流を印加して、前記被溶接物の溶融池に対して、磁束密度が1mT〜10mT、且つ前記周波数及び前記磁束密度が、1≦磁束密度/(1/周波数)≦250の関係を満足する磁場を形成し、
    前記消耗式電極と前記被溶接物との間に印加する電流を、波形がパルス波形である直流電流又は交流電流とし、
    前記パルス波形は、ピーク電流を300〜450Aとし、前記パルス波形の1周期に対するピーク期間であるピーク期間の比率を、0.15〜0.85とし、前記ピーク電流と前記ピーク期間の比率との積が、70〜350となるように制御されることを特徴とする軽金属溶接物の製造方法。
  6. 溶接トーチを介して密度5.0g/cm以下の軽金属の消耗式電極を送給する消耗式電極送給手段と、
    前記消耗式電極の周囲に、シールドガスを供給するシールドガス供給手段と、
    前記消耗式電極から前記シールドガスによるアークを介して、被溶接物に溶接電流を供給する溶接電流供給手段と、
    前記溶接トーチの近傍に配置された中空形状、またはU字形のコイルと、
    前記コイルに、周波数が0.5Hz〜30Hzの交流電流を印加して、前記溶接電流の供給に伴って形成された溶融池に周波数が0.5Hz〜30Hz、磁束密度が1mT〜10mTの交番磁界を印加する交番磁界印加手段と、
    前記周波数及び前記磁束密度が、1≦磁束密度/(1/周波数)≦250の関係を満足するように、前記交番磁界印加手段を制御する制御手段と、
    を備え
    前記溶接電流供給手段は、前記消耗式電極と前記被溶接物との間に印加する電流を、波形がパルス波形である直流電流又は交流電流とし、
    前記パルス波形は、ピーク電流を300〜450Aとし、前記パルス波形の1周期に対するピーク期間であるピーク期間の比率を、0.15〜0.85とし、前記ピーク電流と前記ピーク期間の比率との積が、70〜350となるように制御されることを特徴とする軽金属溶接物の溶接装置。
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