JP6737507B2 - ドラムのペダル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バスドラム等のドラムの演奏に用いられるドラムのペダル装置に関する。
特許文献1に開示のペダル装置は、バスドラムに連結されるベースと、ベースの前端部に設けられた一対の支柱と、ベースの後端部に回動可能に連結されたペダルと、ペダルの自由端にチェーンベルトを介して連結されたホイールとを備えている。また、ペダル装置は、ホイールに取り付けられたビータと、ホイールから水平方向に延びると共に一対の支柱により回動可能に支持されたシャフトと、シャフトの端部に固定されたカム部材と、コイルスプリングとを備えている。
コイルスプリングの上端部は、ばね掛け部材を介してカム部材の先端に接続されている。コイルスプリングの下端部は、支柱の外側に設けられた下側ブラケットに引っ掛けられている。ペダル装置は、コイルスプリングの上下両端部が引っ張られて生じる張力によってペダル及びビータが所定の角度位置にそれぞれ保持された状態で使用される。一方、ペダル装置の非使用時には、コイルスプリングの上端部をカム部材から外す。これにより、コイルスプリングによるペダル及びビータの保持力を無くしてから、ビータをペダルと同位置まで回動させる。こうして、ビータがペダルに対して折り畳まれることで、ペダル装置の収納や持ち運びが容易となる。
しかしながら、ペダル装置を使用する度にコイルスプリングを装着したり外したりすることは、ユーザにとって面倒であり、煩わしい作業である。また、コイルスプリングをカム部材から外した後は、コイルスプリングの上端部が固定されていない状態となる。このため、ペダル装置の収納時や持ち運び時には、コイルスプリングが動いて支柱やペダルと接触し、支柱やペダルの表面に傷を付ける虞がある。また、コイルスプリングがカム部材から外れた後、紛失する虞もある。そこで、コイルスプリングを外さなくてもビータをペダルに対して折り畳み可能なペダル装置が、特許文献2に開示されている。
特許文献2に開示のペダル装置は、ベース、ペダル、ペダルの自由端にストラップベルトを介して連結されたカムを備えている。また、ペダル装置は、カムに取り付けられたビータと、カムから水平方向に延びるシャフトと、シャフトを回動可能に保持する筒状のハウジングと、カムと反対側のシャフトの端部に固定されたロッカアームとを備えている。また、ペダル装置は、ロッカアームの先端に接続されるコイルスプリングと、ロッカアームと反対側のコイルスプリングの端部が接続されるスプリングアームとを備えている。スプリングアームは、固定ボルトによって、ロッカアームと隣接するハウジングの側端部に取り付けられている。
特開平11−212547号公報 米国特許第3030847号明細書
特許文献2に開示のペダル装置では、固定ボルトを緩めることで、スプリングアームが基端部を中心に回動可能となる。また、スプリングアームの回動に連動して、ペダル及びビータもそれぞれ回動し、ビータをペダルと同位置まで回動させることができる。しかしながら、上記のようにしてスプリングアームとビータとがペダルに対して折り畳まれても、コイルスプリングの張力は変化せず、ペダル装置の使用時におけるコイルスプリングの張力が維持されている。このため、ペダル装置の非使用時においても、ビータがペダルに対して折り畳まれた状態でコイルスプリングの疲労が進むことから、コイルスプリングの耐用寿命は短くなり易い。
本発明の目的は、スプリングを外さなくてもビータをペダルに対して折り畳み可能であると共に、ビータが折り畳まれた状態でのスプリングの疲労を抑制することができるドラムのペダル装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ドラムのペダル装置であって、ベース及びその前端から上方に延びる支柱を有する装置本体と、ベースの後端に対して回動可能に連結されたペダルと、前記ペダルの自由端に連結部材を介して連結されると共に前記支柱の上端に回動可能に支持される回転部材と、前記回転部材に取り付けられたビータと、前記回転部材に接続される第1端部、前記第1端部と反対側の第2端部、及び軸線を有するスプリングと、前記スプリングの位置を、前記ペダル装置の使用時に配置される使用位置と、前記ペダル装置の非使用時に配置される非使用位置とに選択的に切り換え可能な切換装置と、前記支柱に対して回動可能に取り付けられる基端部と、前記スプリングの第2端部が接続される先端部とを有するスプリングアームとを備え、前記切換装置は、前記スプリングを前記非使用位置に配置したときの前記スプリングの第1端部及び第2端部間の長さを、前記スプリングを前記使用位置に配置したときの前記スプリングの第1端部及び第2端部間の長さよりも短くするように構成され、前記切換装置は、前記スプリングの第2端部を公転中心周りに公転可能に構成され、前記スプリングの第2端部の公転中心は、前記回転部材の回動中心と、前記スプリングの第2端部との間に設定され、前記スプリングアームの基端部が、前記スプリングの第2端部の公転中心であることを要旨とする。
この構成によれば、切換装置によりスプリングの位置を使用位置から非使用位置に切り換えることで、スプリングの第1端部及び第2端部間の長さを短くすることができる。つまり、スプリングの位置を使用位置から非使用位置に切り換えることで、スプリングの引張長さを短くして、スプリングの張力を小さくすることができる。このため、ユーザは、スプリングをペダル装置から外さなくても、切換装置を操作すれば、スプリングの張力によるペダル及びビータの保持力を小さくして、ビータをペダルに対して折り畳むことができる。また、この場合、スプリングの張力を小さくした状態でビータがペダルに対して折り畳まれるため、ビータが折り畳まれた状態でのスプリングの疲労を抑制することもできる。
また、この構成によれば、ユーザは、切換装置によって、スプリングの第2端部を公転中心周りに公転させることで、スプリングの位置を使用位置と非使用位置とに選択的に切り換えることができる。
また、この構成によれば、ユーザは、スプリングアームを手で掴んで回動させるだけで、スプリングの位置を使用位置と非使用位置とに選択的に切り換えることができる。つまり、ユーザは、スプリングアームの簡単な操作によって、ペダル装置を使用時の形態と非使用時の形態とに選択的に切り換えることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、切換装置は、スプリングを非使用位置に配置してビータがペダルに対して折り畳まれたときのスプリングの長さが自然長となるように構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、切換装置により、スプリングを非使用位置に配置してビータがペダルに対して折り畳まれることで、スプリングの長さが自然長となり、スプリングの張力が0になる。これにより、ユーザは、スプリングの張力を無くしてからビータをペダルに対して折り畳むことができる。よって、ビータが折り畳まれた状態でのスプリングの疲労を更に抑制することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、使用位置は、回転部材よりも上方に設定され、スプリングの第2端部の公転中心は、スプリングを使用位置に配置したときのスプリングの軸線よりも下方に設定されていることを要旨とする。
この構成によれば、スプリングの第2端部の公転中心を、スプリングを使用位置に配置したときのスプリングの軸線よりも上方に設定した場合と比較して、装置全体が上方に突出しない。このため、ペダル装置をコンパクトに構成することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は3に記載の発明において、回転部材に装着され、スプリングの第1端部が接続されるカムと、カムを回転部材に固定する固定部材とを備え、ペダル装置は、固定部材によるカムと回転部材との固定を解除してから回転部材を回動させることでビータ及びペダルの各角度位置を調整可能に構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、カムと、カムを回転部材に固定する固定部材とが、ペダル及びビータの各角度位置を調整する手段として用いられる。この場合、固定部材によるカムと回転部材との固定を解除しない限り、ペダル及びビータの各角度位置は維持される。つまり、ペダル及びビータの各角度位置は、スプリングアームの回動位置によらず、変化しない。このため、ユーザは、ペダル及びビータの各角度位置を維持したまま、スプリングの位置を使用位置と非使用位置とに選択的に切り換えることができる。これにより、ペダル装置のセッティング作業が容易となる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、支柱及びスプリングアームの少なくともいずれか一方には、スプリングアームの回動位置を決める位置決め手段が設けられていることを要旨とする。
この構成によれば、位置決め手段によってスプリングアームの回動が規制されることで、スプリングアームの回動位置が決められる。このため、ユーザは、スプリングの位置を使用位置と非使用位置とに選択的にかつ容易に切り換えることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は5に記載の発明において、非使用位置は、使用位置よりも下方に位置する下側非使用位置と、使用位置よりも上方に位置する上側非使用位置とを含み、スプリングアームは、スプリングを下側非使用位置に配置して折り畳まれる第1の折り畳み位置と、スプリングを上側非使用位置に配置して折り畳まれる第2の折り畳み位置とを取り得ることを要旨とする。
この構成によれば、スプリングアームが第1の折り畳み位置と第2の折り畳み位置とを取り得るため、ペダル装置の非使用時における形態のバリエーションを増やすことができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、スプリングアームは、支柱と平行に配置された状態で折り畳み可能であり、ベースは、支柱の基端に対して着脱可能であり、ベースは、支柱から外された状態で、ペダルと共に支柱と平行に配置可能であることを要旨とする。
この構成によれば、スプリングアームが支柱と平行に配置されて折り畳まれることに加え、ベースがペダルと共に支柱と平行に配置されることで、ペダル装置の非使用時における形態を更にコンパクトにすることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のうちいずれか一項に記載の発明において、支柱の高さ方向の寸法を調整可能に構成されていることを要旨とする。
小口径のバスドラムの場合、通常のペダルを使用すると、ドラムヘッドの中心を叩打することができず、良質な音が得られない。この場合、ドラムヘッドの中心を叩打するように、ビータの長さを調整することが考えられる。しかしながら、ビータを極端に短くする必要があるため、演奏時に違和感があり、好みの音を得ることもできない。別の方法として、リフターを用いてバスドラムを床面から持ち上げて設置することも考えられる。しかしながら、リフターを用いてバスドラムを設置する作業は、面倒である。また、バスドラムの設置にリフター等の部品が追加されるため、リフター付近のドラム構造がかさばる。この点、本発明によれば、支柱の高さ方向の寸法を調整することで、ドラムヘッドの中心を叩打するようにビータの位置を調整することができる。つまり、ビータの長さ調整も、リフター等の部品の追加も行わずに、ペダル装置を小口径のバスドラムに適用することができる。この場合、ペダルの操作感は変わらないため、演奏時に違和感はない。また、ドラムヘッドの中心を叩打することができるため、良質な音を得ることもできる。
本発明によれば、スプリングを外さなくてもビータをペダルに対して折り畳み可能であると共に、ビータが折り畳まれた状態でのスプリングの疲労を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るペダル装置の斜視図。 別の方向から見たペダル装置の斜視図。 (a)切換装置付近を分解して示すペダル装置の斜視図、(b)切換装置付近を拡大して示すペダル装置の部分側面図。 ペダル装置の動作を説明する側面図。 (a)上部支柱の斜視図、(b)スプリングアームの斜視図。 (a)スプリングアームがスプリングを使用位置に配置して外側アームに固定されている状態でのペダル装置の側面図、(b)スプリングアームがスプリングを使用位置に配置して外側アームに固定されている状態での切換装置の側面図。 (a)スプリングアームがスプリングを下側非使用位置に配置して外側アームに固定されている状態でのペダル装置の側面図、(b)スプリングアームがスプリングを下側非使用位置に配置して外側アームに固定されている状態での切換装置の側面図。 (a)スプリングアームがスプリングを上側非使用位置に配置して外側アームに固定されている状態でのペダル装置の側面図、(b)スプリングアームがスプリングを上側非使用位置に配置して外側アームに固定されている状態での切換装置の側面図。 (a)別例の切換装置の斜視図、(b)切換装置の分解斜視図。
以下、本発明のドラムのペダル装置を具体化した一実施形態について図1〜図8(b)を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、ペダル装置10は、装置本体12、ペダル13、連結部材としてのチェーンベルト14、回転部材としてのシャフト15、ビータ16、引張コイルからなるスプリング17、及びスプリングアーム18を備えている。また、ペダル装置10は、スプリング17の位置を、使用時に配置される使用位置と、非使用時に配置される非使用位置とに選択的に切り換え可能な切換装置19を備えている。
装置本体12は、ベース板20と、ベース板20の後端に連結された略U字状のロッド部材21と、ロッド部材21の後端に連結されたヒール部22と、ベース板20の側部から上方に延びる支柱23とから構成されている。ヒール部22には、ペダル13の後端が、支持軸24を介して回動可能に取り付けられている。本実施形態において、ベース板20とロッド部材21とヒール部22とから、ベースが構成されている。
ロッド部材21の前端は、固定プレート25とT型ボルト26とによって、ベース板20の後端に取り付けられている。T型ボルト26を緩めると固定プレート25がバネ28により持ち上げられるため、ロッド部材21の前端は、ベース板20の後端から取り外すことができる。装置本体12は、ロッド部材21の前端とベース板20とを着脱可能とすることで、ベースの一部を支柱23の基端に対して着脱可能に構成されている。
図2〜図3(b)に示すように、支柱23は、ベース板20から上方に延びる筒状の下部支柱29と、下部支柱29の内側に摺動可能に配置された上部支柱30とから構成されている。上部支柱30は、嵌め込み板31と一対のボルト32とによって、下部支柱29に対して所定の高さ位置に固定される。また、両ボルト32を緩めることで、上部支柱30は、下部支柱29に対して上下方向に摺動可能となる。装置本体12は、上部支柱30を下部支柱29に対して摺動可能とすることで、支柱23の高さ方向の寸法を調整可能に構成されている。
上部支柱30の上端からは、一対のアーム33a,33bが突出している。両アーム33a,33bは、図示しない軸受けを介して、シャフト15を回転可能に支持している。両アーム33a,33bのうち、ペダル装置10の中央付近に配置される内側アーム33aからは、シャフト15の一部が側方に突出している。内側アーム33aから突出したシャフト15の一部には、ビータ16及びホイール35が固定されている。ホイール35の周面には、チェーンベルト14の一端が、巻回された状態で固定されている。チェーンベルト14の他端は、ペダル13の前端である自由端に固定されている。このため、チェーンベルト14は、ペダル13の自重によって下方に引っ張られている。
例えば、図3(b)の二点鎖線に示すように、支柱23の高さを調整してペダル13の位置を低くする場合には、まず、上部支柱30を、下部支柱29に対し摺動させて所定の高さ位置に配置してから、一対のボルト32を締め付けることによって下部支柱29に固定する。支柱23の高さ調整によりペダル13の位置が低くなりすぎた場合には、ホイール35の周面からチェーンベルト14を取り外す。そして、ペダル13を所望の位置に持ち上げた状態で、チェーンベルト14をホイール35の周面に巻き直してから、固定する。
両アーム33a,33b間に配置されるシャフト15の部分には、カム36が、固定部材としてのネジ37によって固定されている。ネジ37は、シャフト15の軸線と直交する方向から、カム36をシャフト15に固定している。カム36の先端には、引っ掛け部材38を介して、スプリング17の第1端部17aが接続されている。スプリング17の第2端部17bは、ボルト40と調整ナット45とロックナット42とを介して、スプリングアーム18のL字状をなす先端部18aに接続されている。スプリング17には、第1端部17aと第2端部17bとがスプリング17の軸線方向に引っ張られることによって、張力が生じている。このスプリング17の張力によって、ペダル13及びビータ16が、所定の角度位置にそれぞれ保持されている。
この状態で、ネジ37を緩めてカム36とシャフト15との固定を解除すれば、シャフト15がカム36に対して軸線周りに回動可能となり、ビータ16及びペダル13の各角度位置が調整可能となる。また、スプリング17の第2端部17bは、ボルト40の一方の端部に接続され、ボルト40の他方の端部は、調整ナット45のネジ孔に螺合されている。このため、調整ナット45を手で回してボルト40の軸線方向の位置を調整することで、スプリング17の張力が調整される。
図4に示すように、ペダル装置10は、ビータ16の打撃面16aをバスドラムBDに向けて配置しかつベース板20をバスドラムBDに連結した状態で使用される。この状態で、演奏者が足を使ってペダル13を踏み込むことで、その踏み込み力がチェーンベルト14を通じてホイール35に伝達される。すると、ビータ16が、ホイール35及びシャフト15と共に、バスドラムBDのドラムヘッドに向けて回転する。また、演奏者によるペダル13の踏み込みが解除されることで、スプリング17が引っ張られて生じる張力によって、ビータ16が、ホイール35及びシャフト15と共に、ドラムヘッドから離れる方向に回転する。こうして、足を使ってペダル13を上下動させることで、ビータ16がシャフト15と共に往復動する。
図3(a)に示すように、スプリングアーム18は、両アーム33a,33bのうち、ペダル装置10の中央から離れて配置される外側アーム33bに取り付けられている。このため、外側アーム33bは、スプリングアーム18が取り付けられるよう後方に突出した突出部33cを有している。また、突出部33cには、ボルト41が、ボルト41の軸線を側方に向けて固定されている。ボルト41には、ばね46を介してスプリングアーム18の基端部18bが挿通され、更に、ボルト41の先端から、ワッシャを介して蝶ナット44が装着されている。スプリングアーム18は、蝶ナット44を締め付けることで外側アーム33bに固定され、蝶ナット44を緩めることで外側アーム33bに対して回動可能となる。
スプリングアーム18は、スプリング17を使用位置に配置する一つの回動位置と、スプリング17を非使用位置に配置する二つの異なる回動位置とを取り得るように構成されている。二つの異なる回動位置のうち、スプリング17を下側非使用位置に配置して折り畳まれる位置が第1の折り畳み位置であり、スプリング17を上側非使用位置に配置して折り畳まれる位置が第2の折り畳み位置である。このため、上部支柱30の外側アーム33b及びスプリングアーム18の基端部18bには、スプリング17の使用位置に対応する回動位置とスプリング17の非使用位置に対応する回動位置とのいずれかにスプリングアーム18を配置するための位置決め手段が、それぞれ設けられている。
図5(a)及び図5(b)に示すように、外側アーム33bの突出部33cには、スプリング17の使用位置に対応する位置決め手段として、上下一対の凸部33dが形成されている。各凸部33dは、スプリングアーム18の使用位置のための回動位置と対応するように、180度の角度間隔を空けてそれぞれ配置されている。また、スプリングアーム18の基端部18bには、上記使用位置に対応する位置決め手段として、上下一対の凹部18cが形成されている。各凹部18cは、二つの凸部18dの間に形成されると共に、外側アーム33bの各凸部33dと嵌合可能な形状を有している。
また、外側アーム33bには、スプリング17の非使用位置に対応する位置決め手段として、上下一対の段差部33fが形成されている。各段差部33fは、突出部33cの基端部付近に形成されている。スプリング17を下側非使用位置に配置するためにスプリングアーム18を第1の折り畳み位置に配置する場合、外側アーム33bの下側の段差部33fにスプリングアーム18の下面18eが当接されることによって、スプリングアーム18の更なる回動が規制される。一方、スプリング17を上側非使用位置に配置するためにスプリングアーム18を第2の折り畳み位置に配置する場合、外側アーム33bの上側の段差部33fにスプリングアーム18の上面18fが当接されることによって、スプリングアーム18の更なる回動が規制される。
図6(a)〜図8(b)に示すように、切換装置19は、スプリングアーム18と上部支柱30の外側アーム33bと蝶ナット44とにより構成されている。切換装置19は、スプリング17を非使用位置に配置したときのスプリング17の第1端部17a及び第2端部17b間の長さD2,D3(以下、スプリング長さと称す)を、スプリング17を使用位置に配置したときのスプリング長さD1よりも短くするように構成されている。また、切換装置19は、スプリング17を非使用位置に配置してビータ16がペダル13に対して折り畳まれたときのスプリング長さが自然長となるように構成されている。
切換装置19は、スプリング17の第2端部17bを公転中心O1周りに公転可能に構成されている。公転中心O1は、スプリングアーム18の基端部18bの中央に設定される点であり、スプリングアーム18の回動中心と一致する点である。公転中心O1の位置は、スプリング17を非使用位置に配置したときのスプリング長さが自然長となる位置に設定されている。例えば、図6(a)及び図6(b)に示すように、スプリングアーム18の使用位置をシャフト15よりも上方に設定した場合、公転中心O1の位置は、シャフト15の回動中心O2と、スプリング17の第2端部17bとの間に設定されている。また、公転中心O1の位置は、スプリング17の軸線A1よりも下方でかつシャフト15の回動中心O2付近に設定されている。
次に、図6(a)〜図8(b)を参照して、ペダル装置10の作用を説明する。
図6(a)及び図6(b)は、スプリングアーム18が、スプリング17を使用位置に配置して外側アーム33bに固定されている状態を示している。図6(a)及び図6(b)に示すように、ペダル装置10の使用時において、ペダル13が踏み込まれていない状態では、チェーンベルト14が、ペダル13の自重によって下方に引っ張られている。これにより、スプリング17もその軸線A1を、第2端部17bとカム36の先端とを結ぶ直線(以下、端部間直線と称す)A2に一致させた状態で、スプリング17の軸線方向に引っ張られている。このため、スプリング長さD1は、スプリング17の自然長よりも長くなっている。
次に、ペダル装置10の非使用時において、スプリングアーム18が第1の折り畳み位置又は第2の折り畳み位置に折り畳まれるときの切換装置19の動作について、図7(a)〜図8(b)を参照して説明する。
図7(a)及び図7(b)は、スプリングアーム18が第1の折り畳み位置に折り畳まれた形態を示している。この形態では、スプリングアーム18が、スプリング17を、図6(a)に示す使用位置よりも下方の下側非使用位置に配置して折り畳まれている。スプリング17を使用位置から下側非使用位置に配置するため、ユーザは、まず、蝶ナット44を緩めることで、スプリングアーム18を外側アーム33bに対して回動可能な状態にする。そして、スプリングアーム18を、図7(a)に示す時計回りに回動させて、支柱23と略平行に配置されるまで折り畳む。このとき、スプリング17の第2端部17bは、基端部18bの公転中心O1周りを公転する。
スプリングアーム18が支柱23と略平行に配置されるまで折り畳まれると、カム36の先端とスプリング17の第2端部17bとの間の距離(以下、端部間距離と称す)C2は、ペダル装置10の使用時における端部間距離C1よりも小さくなる。また、スプリング17の軸線A1が端部間直線A2と一致しなくなり、スプリング17が軸線方向に引っ張られなくなる。このため、スプリング長さD2は、ペダル装置10の使用時におけるスプリング長さD1よりも小さくなり、最終的には、スプリング17の自然長と同じ長さになる。これにより、スプリング17の張力が完全に無くなり、スプリング17によるペダル13及びビータ16の保持力も無くなる。
図8(a)及び図8(b)は、スプリングアーム18が第2の折り畳み位置に折り畳まれた形態を示している。この形態では、スプリングアーム18が、スプリング17を、図6(a)に示す使用位置よりも上方の上側非使用位置に配置して折り畳まれている。スプリング17を使用位置から上側非使用位置に配置するため、ユーザは、まず、蝶ナット44を緩めることで、スプリングアーム18を外側アーム33bに対して回動可能な状態にする。そして、スプリングアーム18を、第1の形態のときと逆方向に回動させて、支柱23と略平行に配置されるまで折り畳む。このときも、スプリング17の第2端部17bは、基端部18bの公転中心O1周りを公転する。
スプリングアーム18が支柱23と略平行に配置されるまで折り畳まれると、端部間距離C3は、ペダル装置10の使用時における端部間距離C1よりも小さくなる。また、スプリングアーム18を下側非使用位置に配置したときと同様に、スプリング17の軸線A1が端部間直線A2と一致しなくなり、スプリング17が軸線方向に引っ張られなくなる。このため、スプリング長さD3は、ペダル装置10の使用時におけるスプリング長さD1よりも小さくなり、最終的には、スプリング17の自然長と同じ長さになる。
スプリングアーム18の折り畳み動作に引き続いて、ユーザは、T型ボルト26を緩めて、固定プレート25がバネ28により持ち上げられた状態にしてから、ロッド部材21の前端をベース板20の後端から取り外す。この状態で、ロッド部材21及びヒール部22を、ペダル13と共に、支柱23及びビータ16と平行に配置されるまで折り畳む。こうすることで、ロッド部材21、ヒール部22、ペダル13、支柱23及びビータ16を全て同一方向に向けて折り畳むことができ、ペダル装置10全体をよりコンパクトな形態にすることができる。
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ペダル装置10は、スプリング17の位置を、使用時に配置される使用位置と、非使用時に配置される非使用位置とに選択的に切り換え可能な切換装置19を備えている。この構成によれば、切換装置19によりスプリング17の位置を使用位置から非使用位置に切り換えることで、スプリング長さを短くすることができる。つまり、スプリング17の位置を使用位置から非使用位置に切り換えることで、スプリング17の引張長さを短くして、スプリング17の張力を小さくすることができる。このため、ユーザは、スプリング17をペダル装置10から外さなくても、切換装置19を操作すれば、スプリング17の張力によるペダル13及びビータ16の保持力を小さくして、ビータ16をペダル13に対して折り畳むことができる。また、この場合、スプリング17の張力を小さくした状態でビータ16がペダル13に対して折り畳まれるため、ビータ16が折り畳まれた状態でのスプリング17の疲労を抑制することもできる。
(2)切換装置19は、スプリング17を非使用位置に配置してビータ16がペダル13に対して折り畳まれたときのスプリング長さが自然長となるように構成されている。この構成によれば、切換装置19により、スプリング17を非使用位置に配置してビータ16がペダル13に対して折り畳まれることで、スプリング17の長さが自然長となり、スプリング17の張力が0になる。これにより、ユーザは、スプリング17の張力を無くしてからビータ16をペダル13に対して折り畳むことができる。よって、ビータ16が折り畳まれた状態でのスプリング17の疲労を更に抑制することができる。
(3)切換装置19は、スプリング17の第2端部17bを公転中心O1周りに公転可能に構成されている。また、公転中心O1は、シャフト15の回動中心O2と、スプリング17の第2端部17bとの間に設定されている。この構成によれば、ユーザは、切換装置19によって、スプリング17の第2端部17bを公転中心周りに公転させることで、スプリング17の位置を使用位置と非使用位置とに選択的に切り換えることができる。
(4)スプリングアーム18の使用位置をシャフト15よりも上方に設定した場合、公転中心O1の位置は、スプリング17の軸線A1よりも下方でかつシャフト15の回動中心O2付近に設定されている。このため、スプリング17の第2端部17bの公転中心O1を、スプリング17を使用位置に配置したときのスプリング17の軸線A1よりも上方に設定した場合と比較して、ペダル装置10の全体が上方に突出しない。このため、ペダル装置10をコンパクトに構成することができる。
(5)カム36と、カム36をシャフト15に固定するネジ37とが、ペダル13及びビータ16の各角度位置を調整する手段として用いられる。この場合、ネジ37を緩めない限り、ペダル13及びビータ16の各角度位置は維持される。つまり、ペダル13及びビータ16の各角度位置は、スプリングアーム18の回動位置によらず変化しない。このため、ユーザは、ペダル13及びビータ16の各角度位置を維持したまま、スプリング17の位置を使用位置と非使用位置とに選択的に切り換えることができる。これにより、ペダル装置10のセッティング作業が容易となる。
(6)切換装置19は、スプリングアーム18と上部支柱30の外側アーム33bと蝶ナット44とにより構成されている。また、スプリングアーム18の基端部18bが、スプリング17の第2端部17bの公転中心O1である。この構成によれば、ユーザは、スプリングアーム18を手で掴んで回動させるだけで、スプリング17の位置を使用位置と非使用位置とに選択的に切り換えることができる。つまり、ユーザは、スプリングアーム18の簡単な回動操作によって、ペダル装置10を使用時の形態と非使用時の形態とに選択的に切り換えることができる。
(7)上部支柱30の外側アーム33b及びスプリングアーム18の基端部18bには、スプリングアーム18の回動位置、即ち、スプリングアーム18を一つの使用位置又は二つの異なる非使用位置のいずれかに配置するための位置決め手段がそれぞれ設けられている。この構成によれば、位置決め手段によってスプリングアーム18の回動が規制されることで、スプリングアーム18の回動位置が決められる。このため、ユーザは、スプリング17の位置を使用位置と非使用位置とに選択的にかつ容易に切り換えることができる。
(8)スプリングアーム18は、スプリング17を下側非使用位置に配置して折り畳まれる第1の折り畳み位置と、スプリング17を上側非使用位置に配置して折り畳まれる第2の折り畳み位置とを取り得るように構成されている。このため、ペダル装置10の非使用時における形態のバリエーションを増やすことができる。
(9)ロッド部材21の前端をベース板20の後端から取り外した状態で、ロッド部材21及びヒール部22が、ペダル13と共に、支柱23と平行に配置されるまで折り畳まれる。この構成によれば、スプリングアーム18が支柱と平行に配置されて折り畳まれることに加え、ベースがペダル13と共に支柱23と平行に配置されるため、ペダル装置10の非使用時における形態を更にコンパクトにすることができる。
(10)小口径のバスドラムの場合、通常のペダルを使用すると、ドラムヘッドの中心を叩打することができず、良質な音が得られない。この場合、ドラムヘッドの中心を叩打するように、ビータ16の長さを調整することが考えられる。しかしながら、ビータ16を極端に短くする必要があるため、演奏時に違和感があり、好みの音を得ることもできない。別の方法として、リフターを用いてバスドラムを床面から持ち上げて設置することも考えられる。しかしながら、リフターを用いてバスドラムを設置する作業は、面倒である。また、バスドラムの設置にリフター等の部品が追加されるため、リフター付近のドラム構造がかさばる。この点、ペダル装置10は、支柱23の高さ方向の寸法を調整可能に構成されている。この構成によれば、支柱23の高さ方向の寸法を調整することで、ドラムヘッドの中心を叩打するようにビータ16の位置を調整することができる。つまり、ビータ16の長さ調整も、リフター等の部品の追加も行わずに、ペダル装置10を小口径のバスドラムに適用することができる。この場合、ペダルの操作感は変わらないため、演奏時に違和感はない。また、ドラムヘッドの中心を叩打することができるため、良質な音を得ることもできる。
なお、本実施形態は、以下のように変更してもよい。
・例えば、切換装置の構成を、図9(a)及び図9(b)に示すように変更してもよい。この場合、切換装置60は、縦長孔63aを有する支柱63と、支柱63の外側面に取り付けられるブラケット64と、支柱63の裏側から縦長孔63aに挿入されるボルト65とにより構成されている。この構成によれば、ペダル装置の非使用時には、まず、ボルト65を緩めることで、ブラケット64を支柱63に対してスライド可能な状態にする。そして、ブラケット64を、下側の使用位置から上側の非使用位置へとスライドさせる。こうすることで、ユーザは、スプリング17の位置を、使用位置と非使用位置とに選択的に切り換えることができる。また、このとき、スプリング17を非使用位置に配置したときのスプリング長さは、スプリング17を使用位置に配置したときのスプリング長さよりも短くなる。よって、スプリング17の引張長さを短くして、スプリング17の張力を小さくすることができる。従って、スプリング17を外さなくてもビータをペダルに対して折り畳み可能であると共に、ビータが折り畳まれた状態でのスプリング17の疲労を抑制することができる。
・スプリング17を非使用位置に配置したとき、スプリング長さは自然長でなくてもよく、スプリング17の張力は0でなくてもよい。この場合、ビータ16をペダル13に対して折り畳むことができる程度にまで、スプリング17の張力を小さくできればよい。
・本実施形態において、公転中心O1の位置を、シャフト15の回動中心O2とスプリング17の第2端部17bとの間に設定し、より詳しくは、スプリングアーム18の使用位置をシャフト15よりも上方に設定した場合のスプリング17の軸線A1よりも下方でかつシャフト15の回動中心O2付近に設定した。しかしながら、公転中心O1の具体的な位置は、スプリング17やスプリングアーム18の全長等、ペダル装置10の設計に基づいて決定すればよい。
・スプリングアーム18は、スプリング17を使用位置に配置する二つ以上の形態を取り得るように構成してもよい。この場合、ペダル装置10の使用時における形態のバリエーションを増やすことができる。
・また、スプリングアーム18は、スプリング17を非使用位置に配置する一つ又は三つ以上の形態を取り得るように構成してもよい。
・本実施形態において、ベース板20とロッド部材21とヒール部22とからベースを構成したが、ロッド部材21を省略して、ヒール部22とベース板20とからベースを構成してもよい。即ち、ペダル装置10から、ベースを支柱23の基端に対して着脱可能とする構成を省略してもよい。
・本実施形態において、ペダル装置10から、支柱23の高さ方向の寸法を調整可能とする構成を省略してもよい。
・本実施形態において、カム36をシャフト15に固定するため、ネジ37以外に、例えば、ピンやクランプ等、任意の固定部材を用いてもよい。
BD…バスドラム、10…ペダル装置、12…装置本体、13…ペダル、14…チェーンベルト(連結部材)、15…シャフト(回転部材)、16…ビータ、17…スプリング、17a…第1端部、17b…第2端部、18…スプリングアーム、18a…先端部、18b…基端部、18c…凹部(位置決め手段)、20…ベース板(ベース)、21…ロッド部材(ベース)、22…ヒール部(ベース)、23…支柱、33b…外側アーム(切換装置)、33d…凸部(位置決め手段)、33f‥段差部(位置決め手段)、36…カム、37…ネジ(固定部材)、44…蝶ナット(切換装置)。

Claims (8)

  1. ドラムのペダル装置であって、
    ベース及びその前端から上方に延びる支柱を有する装置本体と、
    ベースの後端に対して回動可能に連結されたペダルと、
    前記ペダルの自由端に連結部材を介して連結されると共に前記支柱の上端に回動可能に支持される回転部材と、
    前記回転部材に取り付けられたビータと、
    前記回転部材に接続される第1端部、前記第1端部と反対側の第2端部、及び軸線を有するスプリングと、
    前記スプリングの位置を、前記ペダル装置の使用時に配置される使用位置と、前記ペダル装置の非使用時に配置される非使用位置とに選択的に切り換え可能な切換装置と、
    前記支柱に対して回動可能に取り付けられる基端部と、前記スプリングの第2端部が接続される先端部とを有するスプリングアームとを備え、
    前記切換装置は、前記スプリングを前記非使用位置に配置したときの前記スプリングの第1端部及び第2端部間の長さを、前記スプリングを前記使用位置に配置したときの前記スプリングの第1端部及び第2端部間の長さよりも短くするように構成され、
    前記切換装置は、前記スプリングの第2端部を公転中心周りに公転可能に構成され、
    前記スプリングの第2端部の公転中心は、前記回転部材の回動中心と、前記スプリングの第2端部との間に設定され、
    前記スプリングアームの基端部が、前記スプリングの第2端部の公転中心である、ドラムのペダル装置。
  2. 請求項1に記載のドラムのペダル装置において、
    前記切換装置は、前記スプリングを前記非使用位置に配置して前記ビータが前記ペダルに対して折り畳まれたときの前記スプリングの長さが自然長となるように構成されている、ドラムのペダル装置。
  3. 請求項に記載のドラムのペダル装置において、
    前記使用位置は、前記回転部材よりも上方に設定され、
    前記スプリングの第2端部の公転中心は、前記スプリングを前記使用位置に配置したときの前記スプリングの軸線よりも下方に設定されている、ドラムのペダル装置。
  4. 請求項1又は3に記載のドラムのペダル装置において、
    前記回転部材に装着され、前記スプリングの第1端部が接続されるカムと、
    前記カムを前記回転部材に固定する固定部材とを備え、
    前記ペダル装置は、前記固定部材による前記カムと前記回転部材との固定を解除してから前記回転部材を回動させることで前記ビータ及び前記ペダルの各角度位置を調整可能に構成されている、ドラムのペダル装置。
  5. 請求項に記載のドラムのペダル装置において、
    前記支柱及び前記スプリングアームの少なくともいずれか一方には、前記スプリングアームの回動位置を決める位置決め手段が設けられている、ドラムのペダル装置。
  6. 請求項1又は5に記載のドラムのペダル装置において、
    前記非使用位置は、前記使用位置よりも下方に位置する下側非使用位置と、前記使用位置よりも上方に位置する上側非使用位置とを含み、
    前記スプリングアームは、前記スプリングを前記下側非使用位置に配置して折り畳まれる第1の折り畳み位置と、前記スプリングを前記上側非使用位置に配置して折り畳まれる第2の折り畳み位置とを取り得る、ドラムのペダル装置。
  7. 請求項に記載のドラムのペダル装置において、
    前記スプリングアームは、前記支柱と平行に配置された状態で折り畳み可能であり、
    前記ベースは、前記支柱の基端に対して着脱可能であり、
    前記ベースは、前記支柱から外された状態で、前記ペダルと共に前記支柱と平行に配置可能である、ドラムのペダル装置。
  8. 請求項1〜のうちいずれか一項に記載のドラムのペダル装置において、
    前記支柱の高さ方向の寸法を調整可能に構成されている、ドラムのペダル装置。
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