JP6736911B2 - 光束径拡大素子及び画像表示装置 - Google Patents

光束径拡大素子及び画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6736911B2
JP6736911B2 JP2016036787A JP2016036787A JP6736911B2 JP 6736911 B2 JP6736911 B2 JP 6736911B2 JP 2016036787 A JP2016036787 A JP 2016036787A JP 2016036787 A JP2016036787 A JP 2016036787A JP 6736911 B2 JP6736911 B2 JP 6736911B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
incident
image
diffraction grating
grating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016036787A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017156388A (ja
Inventor
横山 修
修 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2016036787A priority Critical patent/JP6736911B2/ja
Priority to US15/433,618 priority patent/US10281725B2/en
Publication of JP2017156388A publication Critical patent/JP2017156388A/ja
Priority to US16/367,985 priority patent/US10989925B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6736911B2 publication Critical patent/JP6736911B2/ja
Priority to US17/197,249 priority patent/US11619818B2/en
Priority to US18/110,181 priority patent/US20230194877A1/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B27/0172Head mounted characterised by optical features
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/18Diffraction gratings
    • G02B5/1842Gratings for image generation
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/18Diffraction gratings
    • G02B5/1866Transmission gratings characterised by their structure, e.g. step profile, contours of substrate or grooves, pitch variations, materials
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/122Basic optical elements, e.g. light-guiding paths
    • G02B6/124Geodesic lenses or integrated gratings
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/18Diffraction gratings
    • G02B2005/1804Transmission gratings
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/011Head-up displays characterised by optical features comprising device for correcting geometrical aberrations, distortion
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/0112Head-up displays characterised by optical features comprising device for genereting colour display
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/0118Head-up displays characterised by optical features comprising devices for improving the contrast of the display / brillance control visibility
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/013Head-up displays characterised by optical features comprising a combiner of particular shape, e.g. curvature
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B2027/0178Eyeglass type
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/105Scanning systems with one or more pivoting mirrors or galvano-mirrors

Description

本発明は、光束径拡大素子及び画像表示装置に関するものである。
近年、ヘッドマウントディスプレイ等の装着型の画像表示装置が注目されている。このようなヘッドマウントディスプレイとして、レーザービームをスキャンして目の網膜上に画像を描画するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このヘッドマウントディスプレイでは、回折格子によってレーザービームを複数のビームに分割することで画像光を拡大し、鑑賞者の眼が多少動いても瞳に入るレーザービームを確保し、画像を視認させているようにしている。
特開2007−264555号公報
しかしながら、レーザービームを用いる方式では画像光が瞳径に比べて小さくなるため、上記従来技術では画像光を十分に拡大させることが難しかった。そこで、レーザービームを用いる方式のように画像光が瞳径よりも十分小さい場合であっても、画像光を瞳に入射させることができる新たな技術の提供が望まれている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、光を拡大して瞳に良好に入射させることが可能な光束径拡大素子及び画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に従えば、光入射面及び光出射面を有し、厚さが0.2mm〜0.8mmの導光板と、前記光入射面に設けられた入射側回折格子と、前記光出射面に設けられ、前記入射側回折格子と同じ格子周期となるように設けられた出射側回折格子と、を備え、前記入射側回折格子は、前記出射側回折格子よりも小さく、前記入射側回折格子の格子周期は、前記入射側回折格子で回折した+1次回折光及び−1次回折光の前記導光板内における回折角のうち小さい方の回折角が、前記導光板の臨界角よりも大きくなる周期である光束径拡大素子が提供される。
第1態様に係る光束径拡大素子によれば、入射面に入射する1本の光線を該入射面に対する入射角度を保った状態で複数の光線に増やすことができる。導光板の厚さが0.2mm〜0.8mmとされるため、複数の光線の間隔を目の瞳孔直径よりも小さい間隔(2mm以下)に良好に調整することができる。
よって、鑑賞者の眼が動く場合でも、眼の瞳孔に光線の少なくとも1本を入射させることができる。
上記第1態様において、前記光入射面に入射する入射光の波長帯域のうち最も短い波長をλminとし、前記光入射面に対する前記入射光の入射角度の最大角度の絶対値を|θmax|とし、前記光入射面の格子周期をPとしたとき、前記光入射面の格子周期が、P ≦ λmin/(sin|θmax|+1)を満たすのが好ましい。
この構成によれば、入射側回折格子に入射した光を導光板内において全反射により伝播させることができる。これにより、光射出面から射出される光束径を良好に拡大させることができる。
上記第1態様において、前記出射側回折格子の格子高さは、前記入射側回折格子の格子高さよりも低いのが好ましい。
この構成によれば、出射側回折格子の回折効率が入射側回折格子の回折効率よりも低く設定される。よって、導光板内を伝搬する光を出射側回折格子により出射面から複数個所で出射させることができる。これにより、光束径拡大機能を良好に得ることができる。
本発明の第2態様に従えば、画像光を射出する画像光生成部と、上記第1態様の光束径拡大素子から構成される、画像光拡大素子と、を備える画像表示装置が提供される。
第2態様に係る画像表示装置によれば、上記光束拡大素子を備えるので、鑑賞者の瞳が動く場合でも、画像光を良好に視認させることができる。
上記第2態様において、前記画像光は異なる波長帯の光を含み、前記画像光拡大素子を複数備えており、前記複数の画像光拡大素子の各々の前記入射側回折格子の格子周期が互いに異なる周期であるのが好ましい。
この構成によれば、異なる波長帯の光のそれぞれの導光板での回折角を同一にすることができる。
さらに、前記複数の画像光拡大素子の各々の導光板は、互いに厚さが同じ厚さとなるように設けられているのが望ましい。
このようにすれば、光の波長帯によらず同一の位置から出射させることができる。
上記第2態様において、前記複数の画像光拡大素子の各々の前記入射側回折格子の格子周期は、前記画像光生成部側から離間するにつれて大きくなるのが好ましい。
この構成によれば、不要な回折光の発生を抑制することができる。
上記第2態様において、前記複数の画像光拡大素子は、第1画像光拡大素子、第2画像光拡大素子及び第3画像光拡大素子を含み、前記第1画像光拡大素子、前記第2画像光拡大素子及び前記第3画像光拡大素子の各々の前記入射側回折格子の格子周期は、各々の前記入射側回折格子で回折した回折光の回折角が同じ角度となるような周期であり、前記画像光は、前記第1画像光拡大素子に対応する第1波長帯の光、前記第2画像光拡大素子に対応する第2波長帯の光及び前記第3画像光拡大素子に対応する第3波長帯の光を含むのが好ましい。
この構成によれば、カラー画像を表示することができる。
上記第2態様において、前記複数の画像光拡大素子から射出された光が入射する接眼光学系をさらに備え、前記接眼光学系は、光透過性を有するのが好ましい。
この構成によれば、画像光とともに外光(シースルー光)を視認することができる。
第1実施形態に係るHMDの使用態様を示す図。 第1実施形態に係るHMDの斜視図。 画像表示部の構成を示す図。 画像光拡大部の構成を示す斜視図。 厚さ0.8mmの導光板を有する画像光拡大素子に入射角0度の光が入射した場合の説明図。 厚さ0.2mmの導光板を有する画像光拡大素子に入射角0度の光が入射した場合の説明図。 画像光拡大素子に入射角+10度の光が入射した場合の説明図。 画像光拡大素子に入射角−10度の光が入射した場合の説明図。 第2実施形態に係る画像光拡大部の断面構成を示す図。 第2実施形態に係る画像光拡大部の断面構成を示す図。 第2実施形態に係る画像光拡大部の断面構成を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
(第1実施形態)
本実施形態の画像表示装置は、使用者が頭に装着して使用するヘッドマウントディスプレイの一例である。
以下の説明では、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display)を、HMDと略記する。
図1は、使用者が本実施形態のHMDを装着した状態を示す図である。
図2は、本実施形態のHMDの斜視図である。
図1に示すように、本実施形態のHMD300は、使用者が眼鏡を掛ける感覚で頭部に装着して使用するものである。本実施形態のHMD300は、シースルー型(透過型)のHMDである。本実施形態のHMD300によれば、使用者は画像表示部により生成された画像を視認でき、かつ、HMD300の外部の景色等の外界の像も視認できる。
図2に示すように、HMD300は、眼鏡に類似した形状を有する表示装置100と、使用者が手で持つことが可能な程度の大きさを有する制御装置(コントローラー)200と、を備えている。表示装置100と制御装置200とは、有線または無線で通信可能に接続される。本実施形態では、表示装置100を構成する左眼用画像表示部110Aおよび右眼用画像表示部110Bの各々と制御装置200とは、ケーブル150を介して有線で通信可能に接続され、画像信号や制御信号を通信する。
表示装置100は、メインフレーム(装置本体)120と、左眼用画像表示部110Aと、右眼用画像表示部110Bと、を備えている。制御装置200は、表示部210と、操作ボタン部250と、を備えている。表示部210は、例えば使用者に与える各種の情報や指示等を表示する。メインフレーム120は、使用者が耳に掛けるための一対のテンプル部122A,122Bを備えている。メインフレーム120は、左眼用画像表示部110Aと、右眼用画像表示部110Bと、を支持する部材である。
右眼用画像表示部110Bと左眼用画像表示部110Aとは、同様の構成を有しており、双方の画像表示部内の各構成要素は左右対称に配置されている。そのため、以下では、右眼用画像表示部110Bを単に画像表示部110として詳細に説明し、左眼用画像表示部110Aの説明を省略する。
図3は、画像表示部110の構成を示す図である。
図3に示すように、画像表示部110は、画像光生成部19と、画像光拡大部20と、集光光学系13と、接眼光学系14と、を備えている。画像光生成部19は、画像情報を含む光を射出する。画像光拡大部20は、後述する光走査デバイス17から射出された光のビーム径を拡大する。
画像光生成部19は、光源部15と、コリメーターレンズ28と、光走査デバイス17と、を備えている。光源部15は、内部の半導体レーザーで生成された光を射出する。光源部25は、例えば赤色光を射出する半導体レーザー、緑色光を射出する半導体レーザー、および青色光を射出する半導体レーザーの少なくとも1つを含む固体光源を備えている。
なお、光源部15が、赤色光を射出する半導体レーザー、緑色光を射出する半導体レーザー、および青色光を射出する半導体レーザーを含む複数の固体光源(図示略)を備える場合、各半導体レーザーから射出される各色光は、画像信号に応じて変調され、変調された各色光が合成され、画像光として光源部15から射出される。
コリメーターレンズ28は、光源部15から入射した光を平行化する。
光走査デバイス17は、ミラー16で反射した光を走査する。光走査デバイス17は、例えばMEMSミラー(図示略)を備えている。光走査デバイス17は、光源部15の変調動作に合わせてMEMSミラーの姿勢を変化させ、光を2次元的に走査する。このようにして、光走査デバイス17は、画像情報を含む画像光を射出する。
本実施形態のHMD300では、MEMSミラーを備えた光走査デバイス17を用いて画像光を生成することで広画角化を実現している。本実施形態の光走査デバイス17は、例えば、直径1mm、振り角が半画角で10度のMEMSミラーを採用している。
画像光拡大部20は、観察者の眼が上下左右に移動しても、画像を見るための光線が必ず眼(瞳孔)に入るように、画角(入射光線の角度)を保った光線を広範囲に亘って複製するためものである。
図4は本実施形態に係る画像光拡大部20の構成を示す斜視図である。本説明においては、画像光生成部19の光源部15より単色の光(画像光)が射出されるものとする。
図4に示すように、画像光拡大部20は、1つの画像光拡大素子12Aから構成される。画像光拡大素子12Aは、導光板1と、入射側回折格子11と、出射側回折格子12とを有する。
導光板1は、ガラスあるいは光学樹脂等の平行平板から構成されている。本実施形態において、導光板1は、屈折率1.52のガラス基板から構成されている。
導光板1は、その一方面に光入射面1aを有し、該光入射面1aに入射側回折格子11が設けられている。また、導光板1は、その他方面に光出射面1bを有し、該光出射面1bに出射側回折格子12が設けられている。
以降の説明においては、適宜、XYZ座標系を用いて説明する。この場合において、X方向は導光板1の光入射面1a及び光出射面1bに平行な面の一方向に対応し、Y方向は光入射面1a及び光出射面1bに平行な面内においてX方向と直交する方向に対応し、Z方向はX方向およびY方向に直交する方向であって導光板1の厚さ方向に対応する。
入射側回折格子11及び出射側回折格子12は表面レリーフ型回折格子であり、入射側回折格子11と出射側回折格子12とにおいて、格子方向および格子周期が同一となっている。入射側回折格子11は、X方向に延在する格子11aがY方向に複数、等間隔に形成されている。出射側回折格子12は、X方向に延在する格子12aがY方向に複数、等間隔に形成されている。
本実施形態において、入射側回折格子11及び出射側回折格子12のX方向における格子周期Pxは同一であり、Y方向における格子周期Pyも同一である。なお、PとPとは同一であっても良いし、異なっていても良い。具体的に本実施形態において、入射側回折格子11及び出射側回折格子12における格子周期Px及び格子周期Pyは、それぞれ0.447μmに設定される。以下、格子周期Px及び格子周期Pyを総称して格子周期Pと呼ぶこともある。
画像光拡大素子12Aに入射した光は入射側回折格子11によって回折されて導光板1内に導入される。本実施形態において、入射側回折格子11は、導光板1内を全反射によって光を伝搬させるように、その回折角が設定される。入射側回折格子11における回折角は、回折格子の格子周期に応じて決まる。
本実施形態において、入射側回折格子11及び出射側回折格子12は、凸形状体がXY平面と平行な面内に2次元的に配置された格子パターンを構成している。図4において、d1は入射側回折格子11の凸形状体のZ方向における高さ(以下、格子高さと称する。)を示し、d2は出射側回折格子12の格子高さを示す。
続いて、画像光拡大素子12Aにおける瞳拡大機能について説明する。本実施形態において、画像光拡大素子12Aの光入射面1aには、光走査デバイス17により所定の入射角度分布(−10度から+10度の範囲)の光が入射する。
図5、6は、画像光拡大素子12Aに入射角0度の光が入射した場合の説明図である。なお、図5は導光板1の厚さが0.8mmの場合の説明図であり、図6は導光板1の厚さが0.2mmの場合の説明図である。
図7は、画像光拡大素子12Aに入射角+10度の光が入射した場合の説明図であり、図8は、画像光拡大素子12Aに入射角−10度の光が入射した場合の説明図である。なお、図5乃至8においては、画像光拡大素子12Aに波長0.525μmのレーザー光からなる光Lが入射するものとする。
なお、図5乃至8はYZ平面と平行な断面を示し、Y方向における光の伝播について説明するが、X方向においても同様に光の伝播が生じているものとする。すなわち、画像光拡大素子12Aにより拡大された光は、X方向及びY方向に2次元的に拡大されたものとなる。
本実施形態においては、回折光のうち、回折効率を高くできる+1次回折光および−1次回折光に注目する。なお、0次回折光も生じるが、光束径の拡大に寄与しないので、0次回折効率は低くすることが好ましい。
図5に示すように、光Lは入射側回折格子11によって回折されることで、導光板1の内部に複数の回折光(0次回折光L、+1次回折光LP1、−1次回折光LM1)を形成する。具体的に、0次回折光Lは、回折角が0度で導光板1内に導入される。+1次回折光LP1及び−1次回折光LM1は、互いの回折角θ、θが等しく、50.6度となる。
導光板1内を伝播して出射側回折格子12に到達した光は出射側回折格子12で回折され、その一部(透過回折光)が導光板1から外部に取り出される。
本実施形態においては、入射側回折格子11及び出射側回折格子12の格子周期Pを同一としている。そのため、入射側回折格子11及び出射側回折格子12は回折力が同じため、出射側回折格子12から射出される際の出射角度も入射角と同じ0度となる。
出射側回折格子12で反射される+1次回折光LP1及び−1次回折光LM1は、出射側回折格子12に入射した角度と同じ角度、すなわち、回折角と同じ50.6度で反射され、導光板1内を伝播して光入射面1aに到達する。
ここで、出射側回折格子12による反射回折光が到達する位置に入射側回折格子11が配置されていると、回折光が生じて導光板1から光が外に射出されてしまい、導光板1内を伝播する光量が低下してしまう。
本実施形態において、入射側回折格子11は導光板1の光入射面1aの一部(中央部)に設けられ、出射側回折格子12は導光板1の光出射面1bの全面に設けられている。つまり、入射側回折格子11と出射側回折格子12とは導光板1の厚さ方向(Z方向)で重なる領域に形成され、出射側回折格子12の形成領域の大きさは、入射側回折格子11の形成領域の大きさより大きい。
本実施形態では、上述のように、出射側回折格子12による反射回折光が到達する光入射面1aの位置に入射側回折格子11が位置しないため、出射側回折格子12による反射回折光を光入射面1aで全反射させることで導光板1内を良好に伝播させることができる。
本実施形態では、+1次回折光LP1及び−1次回折光LM1の回折角(50.6度)が導光板1の屈折率(1.52)で決まる臨界角(41.4度)より大きくなるため、+1次回折光LP1及び−1次回折光LM1を導光板1内で全反射によりY方向に伝播させる。
画像光拡大素子12Aは、導光板1内を全反射により伝播する+1次回折光LP1及び−1次回折光LM1を出射側回折格子12によって複数回出射させることで光Lを複製し、複数の出射光L2からなる拡大光線束Kを得る。
ここで、出射側回折格子12の透過1次回折効率が高いと、出射側回折格子12に対する+1次回折光LP1及び−1次回折光LM1の1回目の入射時に多くの光量が導光板1の外部に射出されてしまい、導光板1内に残る光量が減ってしまう。これにより、導光板1内を伝播する+1次回折光LP1及び−1次回折光LM1における出射側回折格子12に対する2回目以降の入射時に導光板1の外部に射出される光量が大幅に減少してしまう。
そのため、出射側回折格子12の回折効率は、入射側回折格子11の回折効率よりも低く設定されている。すなわち、出射側回折格子12の格子高さd2は、入射側回折格子11の格子高さd1よりも低く設定される。なお、出射側回折格子12の回折効率は、出射側回折格子12より導光板1の外部に光を取り出す回数(出射光L2の数)に応じて設定される。
入射側回折格子11の格子高さd1は、垂直に入射する光L(波長0.525μm)に対して1次回折効率が高くなる高さに設定される。例えば、入射側回折格子11の屈折率が1.65である場合、格子高さd1は約0.25μmとなり、格子高さd2は0.25μmより低く設定される。
上述のように本実施形態では、入射側回折格子11を光入射面1aの中央に設けることで、+1次回折光LP1及び−1次回折光LM1を導光板1内に伝播させることで光線の複製を行っている。これに対し、入射側回折格子11を光入射面1aの端部に設けた場合、+1次回折光LP1或いは−1次回折光LM1を導光板1の端部から出射させるためには、全反射の回数が多くなることで光の減衰が多くなり、導光板1の端部での出射光線の強度が大きく低下してしまう。
本実施形態によれば、光Lの入射位置から導光板1の端までの距離が導光板1全体の半分で済むため、導光板1の端部での出射光の強度低下を抑制できる。
ところで、一般に、観察者の眼の瞳孔直径は最小で2mm程度と言われている。
そのため、観察者の眼が上下左右に移動した際に、観察者が画像を視認できるようにするためには、拡大光線束Kを構成する複数の出射光L2の間隔が瞳孔直径(2mm)程度に設定する必要がある。すなわち、本実施形態の画像光拡大素子12Aは、複数の出射光L2の間隔を2mm程度にするように設計されている。
画像光拡大素子12Aから外部に取り出される出射光L2の間隔を小さくする手段としては、以下の手法が考えられる。
第1の手法としては、入射側回折格子11における格子周期Pを大きくする、つまり、回折角を小さくすることが考えられる。しかしながら、この場合、回折角が臨界角より小さくなることで全反射による導光板1内の光の伝播が出来なくなってしまい、瞳拡大機能(出射光線の複製機能)が十分に得られなくなるおそれがある。
また、第2の手法としては、導光板1として屈折率が高い材料を用いることが考えられる。しかしながら、この場合、本実施形態で用いた一般的な光学ガラス(屈折率1.52)よりも屈折率が高いガラスは高価なため、製造コストが上昇してしまう。
本発明者は、出射光L2の間隔が格子周期P及び導光板1の厚さで規定されることに着目し、導光板1内において全反射条件を満たす回折角を得る格子周期Pに設定した場合において、出射光L2の間隔Dを2mm以下にすることが可能な導光板1の厚さの範囲を見出した。
具体的に、本発明者は、導光板1の厚さAを0.2mm〜0.8mmの範囲に設定することを見出した。
格子周期Pを0.447μm、導光板1の厚さAを0.8mmとした画像光拡大素子12Aにおいて+1次方向及び−1次方向とでそれぞれ3回ずつ出射光L2を取り出すことで、図5に示すように、2mm間隔で複数の出射光L2が配置された、光束径10mmの拡大光線束Kを生成することができる。
この場合、拡大光線束Kが存在する10mmの範囲内で観察者の眼が移動しても、出射光L2の少なくとも1本が瞳孔に入射するので、画像を観察者に良好に視認させることができる。
また、格子周期Pを0.447μm、導光板1の厚さAを0.2mmとした画像光拡大素子12Aにおいて+1次方向及び−1次方向とでそれぞれ11回ずつ出射光L2を取り出すことで、図6に示すように、0.5mmの間隔Dで複数の出射光L2が配置された、光束径10mmの拡大光線束Kを生成することができる。
ここで、光L及び各出射光L2は直径1mm程度のガウス分布Gを有している。そのため、隣り合う出射光L2の間隔Dが0.5mmとなると、図6に示すように、各出射光L2は空間的に重なり合った状態となる。
この場合、拡大光線束Kが存在する10mmの範囲内で観察者の眼が移動したとしても、出射光L2の少なくとも4本が瞳孔に入射するので、観察者に画像を良好に視認させることができる。
また、図6に示すように、各出射光L2が空間的に重なり合うため、拡大光線束Kの範囲内で観察者の眼が移動したとしても、眼に均一な照度分布の光を入射させることができる。よって、観察者は、明るさムラの小さい良質な画像を視認することができる。
続いて、導光板1の厚さAが0.2mm〜0.8mmの範囲から外れた場合について説明する。例えば、導光板1の厚さAが0.8mmよりも大きくなった場合、出射光L2の間隔が2mmよりも大きくなってしまい、瞳拡大機能が不十分となってしまう。
導光板1の厚さAが0.2mmよりも小さくなった場合、導光板1の端部から出射されるまでの出射光L2における反射回数が多くなってしまい、導光板1の端部における出射光L2の出射強度が大幅に低下してしまう。よって、導光板1の中央部と端部とにおいて、出射光L2の強度にムラが生じてしまい、観察者の眼が移動した際に、視認画像に明るさムラが生じるおそれがある。厚さが0.2mmよりも小さくなると、導光板1が破損し易くなってしまい、取り扱いが難しくなる。
本実施形態の画像光拡大素子12Aによれば、厚さ0.2mm〜0.8mmの導光板1を用いることで、観察者の眼が移動しても画像を良好に視認させることができる。
続いて、画像光拡大素子12Aに光Lが傾いて入射する場合(入射角が±10度の場合)について図7,8を参照しつつ説明する。なお、図7,8においては、光入射面1a或いは光出射面1bに対する反時計回りの角度の符号を正(+)とし、時計回りの角度を負(−)とした。
図7に示すように、光Lの入射角が10度の場合、入射側回折格子11による+1次回折光LP1及び−1次回折光LM1の回折角は異なる。具体的に、+1次回折角θは+62.4度、−1次回折角θは−41.4度となる。また、導光板1からの+1次回折角θ及び−1次回折角θの出射角度は、入射角と同じ+10度、つまり同一方向に射出される。
+10度の入射角で入射する光Lにおいて回折角が小さくなるのは、−1次回折光LM1の方である。従って、−1次回折光LM1の回折角θの絶対値が臨界角41.4度より大きければ、+1次回折光LP1の回折角θは臨界角より必ず大きくなる。
本実施形態において、回折角θの絶対値が臨界角と等しいため、+1次回折光LP1及び−1次回折光LM1は導光板1内を全反射で伝播することができる。なお、本実施形態では、入射角が10度よりも大きくなると、−1次回折光LM1の回折角θは臨界角より小さくなり、−1次回折光LM1は導光板1内を全反射により伝播できなくなってしまう。
また、図8に示すように、光Lの入射角が−10度の場合、図7の入射角10度の関係を上下反転させた状態となる。つまり、+1次回折角θは+41.4度、−1次回折角θは−62.4度となる。また、導光板1からの+1次回折角θ及び−1次回折角θの出射角度は、入射角と同じ−10度、つまり同一方向に射出される。
−10度の入射角で入射する光Lにおいて回折角が小さい+1次回折光LP1の回折角θは臨界角と等しいため、+1次回折光LP1及び−1次回折光LM1は導光板1内を全反射で伝播することができる。
ここで、1次回折光が導光板1内を全反射により伝播できる条件を式で説明する。まず、光Lの波長をλとし、入射角の最大角度の絶対値を|θmax|とし、導光板1の屈折率をnとし、導光板1内での1次回折光の回折角が臨界角と一致する格子周期Pは、以下の式で表される。
P=λ/[sin|θmax|+1]・・式(1)
なお、格子周期Pを一定とした場合、回折角は入射する光Lの波長に依存し、波長が短い程、回折角が小さくなる。従って、入射する光Lが波長分布を持っている場合、光Lの波長帯域の一番短い波長λminに対する1次回折光の回折角の絶対値が臨界角より大きければ、全ての波長帯の光Lについて1次回折光を導光板1内で全反射により伝播させることができる。この条件を満たす、格子周期Pは、以下の式で表される。なお、下式の格子周期Pとは、格子周期Px及びPのうち周期が異なる場合、周期が大きいものが対象となる。
P=λmin/[sin|θmax|+1]・・式(2)
本実施形態の画像光拡大素子12Aによれば、画像光拡大素子12Aに光Lが傾いて入射する場合においても、厚さ0.2mm〜0.8mmの導光板1を用いることで、観察者の眼が移動しても画像を良好に視認させることが可能である。
図3に戻って、集光光学系13は複数のレンズ(不図示)から構成され、全体として正のパワーを有する。画像光拡大素子12Aから射出される拡大光線束Kは一本の細いビームではなく空間的に拡がっている。そのため、直接的に接眼光学系14に入射させると、該接眼光学系14によって収差や像の歪みが生じてしまう。これに対し、本実施形態では、全体として正のパワーを有する集光光学系13によって画像光拡大素子12Aから射出された光を集光させ、接眼光学系14の手前に中間像GMを形成している。これにより、上記収差や像の歪みの発生を低減することができる。
接眼光学系14は、少なくともメインフレーム120(図2参照)と観察者Mの眼MEを含む面内において、正のパワーを有するハーフミラー(凹面鏡)或いはホログラフィック光学素子から構成される。接眼光学系14は、中間像GMを形成した光を平行化して観察者Mの眼MEの瞳孔近傍に射出瞳を形成するとともに外光の一部を透過させる。そのため、観察者Mは外光とともに遠方に虚像G1を視認することができる。
以上述べたように、本実施形態の画像光拡大素子12Aによれば、観察者Mの眼MEに、画像光として、複数の出射光L2が瞳孔のサイズよりも小さい2mm程度で配置された拡大光線束Kを入射させることができる。よって、観察者Mが眼MEを移動させた場合でも、眼MEに画像光を良好に視認させることができる。また、1次回折光が導光板1内を全反射の状態で伝播して出射側回折格子12から出射させるため、光の利用効率が高いものとなる。
したがって、該画像光拡大素子12Aを備えたHMD300によれば、画像視認性に優れた信頼性の高いものとなる。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態と上記実施形態との違いは、画像光拡大素子の構成である。具体的に、上記実施形態では、画像光生成部19の光源部15より単色の光が入射する場合について説明したが、本実施形態では画像光生成部19の光源部15より3色の光が入射する場合について説明する。
図9乃至11は本実施形態に係る画像光拡大部の構成を示す断面図である。なお、図9乃至11はYZ平面と平行な断面を示し、Y方向における光の伝播について説明するが、X方向においても同様に光の伝播が生じているものとする。すなわち、画像光拡大部により拡大された光は、X方向及びY方向に2次元的に拡大されたものとなる。
図9は、青色用画像光拡大素子112Bにおける回折機能の説明図であり、図10は、緑色用画像光拡大素子112Gにおける回折機能の説明図であり、図11は、赤色用画像光拡大素子112Rにおける回折機能の説明図である。
図9乃至11に示すように、本実施形態の画像光拡大部112は、青色用画像光拡大素子(第1画像光拡大素子)112B、緑色用画像光拡大素子(第2画像光拡大素子)112G、及び赤色用画像光拡大素子(第3画像光拡大素子)112Rを含む。
青色用画像光拡大素子112B、緑色用画像光拡大素子112G及び赤色用画像光拡大素子112Rの基本構成は、上記実施形態の画像光拡大素子12Aと同一であることから、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
本実施形態において、画像光拡大部112は、画像光の入射側から出射側に向かって、青色用画像光拡大素子112B、緑色用画像光拡大素子112G、赤色用画像光拡大素子112R(以下、これらを総称して単に拡大素子112B,112G,112Rと称する。)が光Lの進行方向に沿って順に配置されている。すなわち、各拡大素子112B,112G,112Rは、対応する光の波長が短いものから長いものの順に配置されている。また、拡大素子112B,112G,112Rは、同一の厚さの導光板1から構成されている。
本実施形態において、画像光生成部19の光源部15より射出される画像光(光L)は、青色光(第1の波長帯の光)LB、緑色光(第2の波長帯の光)LG及び赤色光(第3の波長帯の光)LRを含む。これら青色光LB、緑色光LG、および赤色光LRは、同じ入射角(±10度の範囲)で画像光拡大部112に入射する。
本実施形態において、青色用画像光拡大素子112Bは、導光板1Bと、入射側回折格子11Bと、出射側回折格子12Bとを有し、波長0.460μmの青色光LBに対応する。
緑色用画像光拡大素子112Gは、導光板1Gと入射側回折格子11Gと出射側回折格子12Gとを有し、波長0.525μmの緑色光LGに対応する。
赤色用画像光拡大素子112Rは、導光板1Rと入射側回折格子11Rと出射側回折格子12Rとを有し、波長0.610μmの赤色光LRに対応する。
本実施形態において、青色用画像光拡大素子112B、緑色用画像光拡大素子112G及び赤色用画像光拡大素子112Rの格子周期PB,PG,PRは、以下の関係を満たしている。つまり、画像光生成部19から離間するにつれて、格子周期PB,PG,PRが大きくなっている。
PB<PG<PR
また、入射側回折格子11Bの格子高さH11、出射側回折格子12Bの格子高さH12、入射側回折格子11Gの格子高さH21、出射側回折格子12Gの格子高さH22、入射側回折格子11Rの格子高さH31、出射側回折格子12Rの格子高さH32は、以下の関係を満たしている。
H11<H21<H31
H12<H11
H22<H21
H32<H31
H12<H11<H22<H21<H32<H31
まず、青色用画像光拡大素子112Bについて説明する。
図9に示したように、青色用画像光拡大素子112Bは、青色光LBに対する+1次回折光及び−1次回折光のいずれも導光板1B(屈折率1.52)の臨界角より大きな角度で回折させ、導光板1B内において回折光が伝播するように回折格子の格子周期Pが決められている。具体的に、本実施形態において、入射側回折格子11B及び出射側回折格子12Bにおける格子周期PB(格子周期Px及び格子周期Py)は、0.392μmに設定されている。
ここで、比較例として、画像光の入射側から出射側に向かって、拡大素子112R,112G,112Bの順(格子周期が小さくなる順)に配置されていた場合について説明する。この場合、拡大素子112Rの格子周期が最も大きくなるため、例えば、青色光LBが入射すると、その回折角が小さくなってしまい、後段に配置される拡大素子112G,112Bに入射することで不要な回折光の成分が多数発生し、入射角と異なる角度で出射される成分の光が増加してしまう。
これに対し、本実施形態では、上述のように画像光の入射側から出射側に向かって、拡大素子112B,112G,112Rの順(格子周期が大きくなる順)に配置されている。青色用画像光拡大素子112Bには緑色光LG及び赤色光LRも入射するが、緑色光LG及び赤色光LRは青色光LBよりも波長が長いため、青色光LBよりも大きな角度で回折される。よって、青色用画像光拡大素子112Bの後段に配置される緑色用画像光拡大素子112G或いは赤色用画像光拡大素子112Rに所定の入射角と異なる角度の光が入射することが抑制されるので、不要な回折光の発生を抑制することができる。
また、入射側回折格子11Bの高さH11は、波長0.460μmの青色光LBに対して1次回折効率が高く、緑色光LG及び赤色光LRに対する回折効率が低くなる高さに設定される。
具体的に入射側回折格子11Bの高さH11は、該入射側回折格子11Bの屈折率が1.65の場合、0.57μmとなる。一方、出射側回折格子12Bの高さH12は、0.57μmよりも低くなる。これにより、出射側回折格子12Bから出射される光量分布を適正化することができる。
青色用画像光拡大素子112Bにおいて、入射側回折格子11B及び出射側回折格子12Bは格子周期が等しいので、導光板1内を全反射により伝播して出射側回折格子12Bに到達した光線は、入射角と同じ角度で出射される。したがって、上記第1実施形態の画像光拡大素子12Aと同様、青色用画像光拡大素子112Bは、入射角と同じ角度で出射される複数の青色光LB2を生成する。すなわち、入射角と同一角度で出射される光を複製した拡大光線束を生成する。
複数の青色光LB2は、緑色用画像光拡大素子112G及び赤色用画像光拡大素子112Rに入射した際に回折され、不要な回折光を生じる。この不要な回折光の回折角が10度より十分大きければ後段で遮蔽或いは吸収可能である。
緑色用画像光拡大素子112G或いは赤色用画像光拡大素子112Rは、緑色光LG或いは赤色光LRに対する回折効率が高くなるように格子高さが設定されるため、青色光LB2に対する回折効率は低く、上記不要な回折光の発生は実質的に抑制される。
次に、緑色用画像光拡大素子112Gについて説明する。
図10に示したように、緑色用画像光拡大素子112Gは、緑色光LGに対する+1次回折光及び−1次回折光のいずれも導光板1G(屈折率1.52)の臨界角より大きな角度で回折させ、導光板1G内において回折光が伝播するように回折格子の格子周期が決められている。
具体的に、本実施形態において、入射側回折格子11G及び出射側回折格子12Gにおける格子周期PG(格子周期Px及び格子周期Py)は0.447μmに設定されている。
緑色用画像光拡大素子112Gに入射した赤色光LRは、緑色光LGよりも波長が長いため、緑色光LGよりも大きな角度で回折される。そのため、緑色用画像光拡大素子112Gの後段に配置される赤色用画像光拡大素子112Rにおいて不要な回折光を発生させることが抑制される。
また、入射側回折格子11Gの高さH21は、波長0.525μmの緑色光LGに対して1次回折効率が高く、青色光LB及び赤色光LRに対する回折効率が低くなる高さに設定される。
具体的に入射側回折格子11Gの高さH21は、該入射側回折格子11Gの屈折率が1.65の場合、0.60μmとなる。一方、出射側回折格子12Gの高さd2は、0.60μmよりも低くなる。これにより、出射側回折格子12Gから出射される光量分布を適正化することができる。
緑色用画像光拡大素子112Gにおいて、入射側回折格子11G及び出射側回折格子12Gの格子周期Pが等しい。そのため、導光板1G内を全反射により伝播して出射側回折格子12Gに到達した光線は、入射角と同じ角度で出射される。
したがって、緑色用画像光拡大素子112Gは、入射角と同じ角度で出射される複数の緑色光LG2を複製する。すなわち、入射角と同一角度で出射される光を複製した拡大光線束を生成する。
複数の緑色光LG2は、赤色用画像光拡大素子112Rに入射した際に回折され、不要な回折光を生じる。この不要な回折光の回折角が10度より十分大きければ後段で遮蔽或いは吸収可能である。
赤色用画像光拡大素子112Rは、赤色光LRに対する回折効率が高くなるように格子高さが設定されるため、緑色光LG2に対する回折効率は低く、上記不要な回折光の発生は実質的に抑制される。
次に、赤色用画像光拡大素子112Rについて説明する。
図11に示したように、赤色用画像光拡大素子112Rは、赤色光LRに対する+1次回折光及び−1次回折光のいずれも導光板1R(屈折率1.52)の臨界角より大きな角度で回折させ、導光板1R内において回折光がY方向及びY方向に伝播するように回折格子の格子周期が決められている。
具体的に、本実施形態において、入射側回折格子11R及び出射側回折格子12Rにおける格子周期PR(格子周期Px及び格子周期Py)は0.520μmに設定されている。
入射側回折格子11Rの高さH31は、波長0.610μmの赤色光LRに対して1次回折効率が高く、青色光LB及び緑色光LGに対する回折効率が低くなる高さに設定される。具体的に入射側回折格子11Rの高さH31は、該入射側回折格子11Rの屈折率が1.65の場合、0.70μmとなる。一方、出射側回折格子12Rの高さH32は、0.70μmよりも低くなる。これにより、出射側回折格子12Rから出射される光量分布を適正化することができる。
赤色用画像光拡大素子112Rにおいて、入射側回折格子11R及び出射側回折格子12Rの格子周期が等しいので、導光板1R内を全反射により伝播して出射側回折格子12Rに到達した光線は、入射角と同じ角度で出射される。
したがって、赤色用画像光拡大素子112Rは、入射角と同じ角度で出射される複数の赤色光LR2を複製する。
本実施形態によれば、拡大素子112B,112G,112Rの格子周期を上述のように色毎に異ならせることにより、各拡大素子112B,112G,112Rでの回折角を同じにすることができる。
また、本実施形態において、拡大素子112B,112G,112R(導光板1B,1G,1R)の厚さが同一であるため、各色の出射光(青色光LB2、緑色光LG2及び赤色光LR2)の出射位置が同一となる。
具体的に、拡大素子112B,112G,112Rを構成する導光板1B,1G,1Rの厚さを0.8mmとした場合、拡大素子112B,112G,112Rを透過することで光束径10mmの拡大光線束K1が生成される。拡大光線束K1は、各色の出射光(青色光LB2、緑色光LG2及び赤色光LR2)の間隔が上記第1実施形態と同様に約2mmとなる。
ここで、本実施形態の構成の比較例として、拡大素子112B,112G,112Rの格子周期を同一とし、導光板1B,1G,1Rの厚さを異ならせることで各色光の出射位置を同一にすることも考えられる。具体的に、回折角が小さい導光板1B,1G,1Rの厚さを厚くする。
しかしながら、この場合、格子周期が各色光で同一となるため、各色光において回折角が異なることで回折効率も異なってしまう。特に回折角が大きくなる赤色光LRの回折効率が低下し、各色光の色バランスを調整することが難しくなってしまう。
これに対し、本実施形態の構成によれば、各色光において回折角が同じになるように格子周期を決めるので、各色光の回折効率もそれぞれ同程度になり、色バランスを取り易くなるといった効果が得られる。
また、導光板1B,1G,1Rの厚さが同一となるため、回折格子を同一のプロセスで作成可能となるので、各拡大素子112R,112G,112Bの製造コストを抑えることができるといった効果が得られる。
以上述べたように、本実施形態の画像光拡大部112によれば、観察者Mの眼MEに対して、各色の出射光(青色光LB2、緑色光LG2及び赤色光LR2)の間隔が瞳孔のサイズよりも小さい2mm程度で配置された画像光(拡大光線束K1)を入射させることができる。よって、観察者Mが眼MEを移動させた場合でも、眼MEに3色の画像光を視認させることができる。また、各色光の出射位置が同一のため、観察者Mが眼MEを移動させた場合でも、観察者Mに視認される画像光の色バランスの乱れが抑制される。
したがって、この画像光拡大部112を備えた本実施形態のHMDによれば、観察者の眼の移動によらず、カラー画像の視認性に優れた信頼性の高い画像表示装置を提供することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上記実施形態では、光Lの入射角を±10度とする場合を例に挙げたが、光Lの入射角の範囲は±10度に限定されることはない。
例えば、±10度以上の入射角で光Lを入射させるようにしてもよい。この場合、導光板1内において全反射条件を満たすように格子周期P、導光板1の厚さを0.2mm〜0.8mmの範囲で適宜設定すればよい。
1,1R,1G,1B…導光板、1a…光入射面、1b…光出射面、11,11R,11G,11B…入射側回折格子、12,12R,12G,12B…出射側回折格子、12A,112…画像光拡大素子、14…接眼光学系、19…画像光生成部、112R…赤色用画像光拡大素子、112G…緑色用画像光拡大素子、112B…青色用画像光拡大素子、d1,d2,H11,H12,H21,H22,H31,H32…格子高さ、P,PB,PG,PR…格子周期、LM1…−1次回折光、LP1…+1次回折光。

Claims (9)

  1. 光入射面及び光出射面を有し、厚さが0.2mm〜0.8mmの導光板と、
    前記光入射面に設けられた入射側回折格子と、
    前記光出射面に設けられた出射側回折格子と、を備え、
    前記入射側回折格子の格子周期は、前記出射側回折格子の格子周期と同じ周期であり、
    前記光入射面と平行な方向から見た断面視において、前記入射側回折格子の形成領域の幅は、前記出射側回折格子の形成領域の幅よりもく、前記入射側回折格子は前記出射側回折格子と重なり、
    前記入射側回折格子の格子周期は、前記入射側回折格子で回折した+1次回折光及び−1次回折光の前記導光板内における回折角のうち小さい方の回折角が、前記導光板の臨界角よりも大きくなる周期であることを特徴とする光束径拡大素子。
  2. 前記光入射面に入射する入射光の波長帯域のうち最も短い波長をλminとし、前記光入射面に対する前記入射光の入射角度の最大角度の絶対値を|θmax|とし、前記光入射面の格子周期をPとしたとき、
    前記光入射面の格子周期が、
    P ≦ λmin/(sin|θmax|+1)
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光束径拡大素子。
  3. 前記出射側回折格子の格子高さは、前記入射側回折格子の格子高さよりも低いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光束径拡大素子。
  4. 画像光を射出する画像光生成部と、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光束径拡大素子から構成される、画像光拡大素子と、を備えることを特徴とする画像表示装置。
  5. 前記画像光は異なる波長帯の光を含み、
    前記画像光拡大素子を複数備えており、
    複数の前記画像光拡大素子の各々の前記入射側回折格子の格子周期が互いに異なる周期であることを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 複数の前記画像光拡大素子の各々の前記導光板は、互いに厚さが同じ厚さとなるように設けられていることを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 複数の前記画像光拡大素子の各々の前記入射側回折格子の格子周期は、前記画像光生成部側から離間するにつれて大きくなることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像表示装置。
  8. 複数の前記画像光拡大素子は、第1画像光拡大素子、第2画像光拡大素子及び第3画像光拡大素子を含み、
    前記第1画像光拡大素子、前記第2画像光拡大素子及び前記第3画像光拡大素子の各々の前記入射側回折格子の格子周期は、各々の前記入射側回折格子で回折した回折光の回折角が同じ角度となるような周期であり、
    前記画像光は、前記第1画像光拡大素子に対応する第1波長帯の光、前記第2画像光拡大素子に対応する第2波長帯の光及び前記第3画像光拡大素子に対応する第3波長帯の光を含むことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  9. 複数の前記画像光拡大素子から射出された光が入射する接眼光学系をさらに備え、
    前記接眼光学系は、光透過性を有することを特徴とする請求項4乃至のいずれか一項に記載の画像表示装置。
JP2016036787A 2016-02-29 2016-02-29 光束径拡大素子及び画像表示装置 Active JP6736911B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016036787A JP6736911B2 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 光束径拡大素子及び画像表示装置
US15/433,618 US10281725B2 (en) 2016-02-29 2017-02-15 Light flux diameter expanding element and image display device
US16/367,985 US10989925B2 (en) 2016-02-29 2019-03-28 Light flux diameter expanding element and image display device
US17/197,249 US11619818B2 (en) 2016-02-29 2021-03-10 Light flux diameter expanding element and image display device
US18/110,181 US20230194877A1 (en) 2016-02-29 2023-02-15 Light flux diameter expanding element and image display device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016036787A JP6736911B2 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 光束径拡大素子及び画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017156388A JP2017156388A (ja) 2017-09-07
JP6736911B2 true JP6736911B2 (ja) 2020-08-05

Family

ID=59679818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016036787A Active JP6736911B2 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 光束径拡大素子及び画像表示装置

Country Status (2)

Country Link
US (4) US10281725B2 (ja)
JP (1) JP6736911B2 (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11726332B2 (en) 2009-04-27 2023-08-15 Digilens Inc. Diffractive projection apparatus
WO2016020630A2 (en) 2014-08-08 2016-02-11 Milan Momcilo Popovich Waveguide laser illuminator incorporating a despeckler
US9933684B2 (en) * 2012-11-16 2018-04-03 Rockwell Collins, Inc. Transparent waveguide display providing upper and lower fields of view having a specific light output aperture configuration
US10241330B2 (en) 2014-09-19 2019-03-26 Digilens, Inc. Method and apparatus for generating input images for holographic waveguide displays
CN111323867A (zh) 2015-01-12 2020-06-23 迪吉伦斯公司 环境隔离的波导显示器
US9632226B2 (en) 2015-02-12 2017-04-25 Digilens Inc. Waveguide grating device
JP6598269B2 (ja) 2015-10-05 2019-10-30 ディジレンズ インコーポレイテッド 導波管ディスプレイ
JP6736911B2 (ja) * 2016-02-29 2020-08-05 セイコーエプソン株式会社 光束径拡大素子及び画像表示装置
US10545346B2 (en) 2017-01-05 2020-01-28 Digilens Inc. Wearable heads up displays
KR102375975B1 (ko) * 2017-04-28 2022-03-17 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치, 유기 발광 표시 장치 및 헤드 마운트 표시 장치
US11086059B2 (en) * 2017-06-13 2021-08-10 Vuzix Corporation Image light guide with expanded light distribution overlapping gratings
US20210063619A1 (en) * 2017-09-12 2021-03-04 Lg Chem, Ltd. Diffraction Light Guide Plate and Method of Manufacturing Diffraction Light Guide Plate
US11892662B2 (en) 2017-10-24 2024-02-06 Lg Chem Ltd. Diffraction light guide plate and method of manufacturing diffraction light guide plate
FI129167B (en) * 2017-12-22 2021-08-31 Dispelix Oy Interference-free waveguide display
JP7312765B2 (ja) * 2018-04-20 2023-07-21 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ヘッドセット及びヘッドマウントディスプレイ
US11888002B2 (en) 2018-12-17 2024-01-30 Meta Platforms Technologies, Llc Dynamically programmable image sensor
US11962928B2 (en) 2018-12-17 2024-04-16 Meta Platforms Technologies, Llc Programmable pixel array
JP2020106636A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 セイコーエプソン株式会社 頭部搭載型表示装置
WO2020168348A1 (en) 2019-02-15 2020-08-20 Digilens Inc. Methods and apparatuses for providing a holographic waveguide display using integrated gratings
JP7378872B2 (ja) * 2019-03-13 2023-11-14 エルジー・ケム・リミテッド 回折導光板
JP7259462B2 (ja) * 2019-03-25 2023-04-18 セイコーエプソン株式会社 表示装置
KR102375853B1 (ko) * 2019-04-25 2022-03-17 주식회사 엘지화학 회절 도광판 및 회절 도광판의 제조 방법
US20200386947A1 (en) 2019-06-07 2020-12-10 Digilens Inc. Waveguides Incorporating Transmissive and Reflective Gratings and Related Methods of Manufacturing
CN112083569A (zh) * 2019-06-13 2020-12-15 苏州苏大维格科技集团股份有限公司 纳米波导镜片和三维显示装置及眼镜
JP7297548B2 (ja) * 2019-06-21 2023-06-26 株式会社日立エルジーデータストレージ 導光板の製造方法、導光板モジュールの製造方法、および画像表示装置の製造方法
JP2022546413A (ja) 2019-08-29 2022-11-04 ディジレンズ インコーポレイテッド 真空回折格子および製造方法
US11935291B2 (en) 2019-10-30 2024-03-19 Meta Platforms Technologies, Llc Distributed sensor system
US11948089B2 (en) 2019-11-07 2024-04-02 Meta Platforms Technologies, Llc Sparse image sensing and processing
US20210141130A1 (en) * 2019-11-12 2021-05-13 Facebook Technologies, Llc High-index waveguide for conveying images
JP7341906B2 (ja) 2020-01-10 2023-09-11 株式会社日立エルジーデータストレージ 画像表示素子、画像表示装置および画像表示方法
JP7341907B2 (ja) 2020-01-10 2023-09-11 株式会社日立エルジーデータストレージ 画像表示素子および装置
US11825228B2 (en) 2020-05-20 2023-11-21 Meta Platforms Technologies, Llc Programmable pixel array having multiple power domains
EP4202536A1 (en) * 2020-08-20 2023-06-28 Toppan Inc. Diffraction sheet, method for manufacturing same, three-dimensional display device, light-beam reproduction device, three-dimensional space display system, light-beam reproduction method, and program

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6992718B1 (en) 1998-08-31 2006-01-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Illuminating apparatus, display panel, view finder, video display apparatus, and video camera mounting the elements
JP2000078444A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd ビューファインダ、表示パネル、表示パネルの製造方法、ビデオカメラ、映像表示装置、マイクロレンズ基板の製造方法、表示パネルの駆動方法、映像表示装置の駆動方法および投射型表示装置
JP4604696B2 (ja) * 2004-12-10 2011-01-05 凸版印刷株式会社 フィルム導光板とその製造方法
US7573640B2 (en) * 2005-04-04 2009-08-11 Mirage Innovations Ltd. Multi-plane optical apparatus
US20080043334A1 (en) * 2006-08-18 2008-02-21 Mirage Innovations Ltd. Diffractive optical relay and method for manufacturing the same
JP2007219106A (ja) 2006-02-16 2007-08-30 Konica Minolta Holdings Inc 光束径拡大光学素子、映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
JP2007264555A (ja) 2006-03-30 2007-10-11 Brother Ind Ltd 透過型回折素子及びこれを用いた眼球投影型表示装置
US20100277803A1 (en) * 2006-12-14 2010-11-04 Nokia Corporation Display Device Having Two Operating Modes
WO2012062681A1 (de) * 2010-11-08 2012-05-18 Seereal Technologies S.A. Anzeigegerät, insbesondere ein head-mounted display, basierend auf zeitlichen und räumlichen multiplexing von hologrammkacheln
JP2013003276A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Dainippon Printing Co Ltd 液晶表示装置
JP2013159099A (ja) * 2012-02-08 2013-08-19 Kuraray Co Ltd 光学部材の製造方法
JP2014081481A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Olympus Corp 観察光学系、及びそれを用いた観察装置
JP6417589B2 (ja) * 2014-10-29 2018-11-07 セイコーエプソン株式会社 光学素子、電気光学装置、装着型表示装置および光学素子の製造方法
JP6597197B2 (ja) * 2015-11-05 2019-10-30 セイコーエプソン株式会社 光束径拡大素子および表示装置
US9989763B2 (en) * 2015-12-04 2018-06-05 Microsoft Technology Licensing, Llc Imaging using multiple different narrow bands of light having respective different emission peaks
JP6736911B2 (ja) * 2016-02-29 2020-08-05 セイコーエプソン株式会社 光束径拡大素子及び画像表示装置
CN106773057A (zh) * 2017-01-13 2017-05-31 苏州苏大维格光电科技股份有限公司 一种单片全息衍射波导三维显示装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20210191131A1 (en) 2021-06-24
US10281725B2 (en) 2019-05-07
US11619818B2 (en) 2023-04-04
US20190219828A1 (en) 2019-07-18
US10989925B2 (en) 2021-04-27
US20170248789A1 (en) 2017-08-31
US20230194877A1 (en) 2023-06-22
JP2017156388A (ja) 2017-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6736911B2 (ja) 光束径拡大素子及び画像表示装置
US10955676B2 (en) Head mounted imaging apparatus with optical coupling
JP6867999B2 (ja) 反射型転換アレイを有する結像光ガイド
KR102594052B1 (ko) 넓은 시야를 갖는 도파관 투사기를 위한 방법 및 시스템
JP6171740B2 (ja) 光学デバイス及び画像表示装置
JP6453861B2 (ja) ユーザの頭部に装着可能な、画像を生成する表示装置用の眼鏡レンズ、及び該眼鏡レンズを備えた表示装置
JP6597197B2 (ja) 光束径拡大素子および表示装置
JP6417589B2 (ja) 光学素子、電気光学装置、装着型表示装置および光学素子の製造方法
WO2016143246A1 (ja) 画像表示装置
IL261104B2 (en) Polarizing beam splitter with low light leakage
US20140204438A1 (en) Optical device and image display apparatus
CN210243962U (zh) 用于增强现实显示器的光学结构及增强现实显示器
US11194158B2 (en) Light guide with beam separator for dual images
KR20210007818A (ko) 근안 디스플레이 장치, 이를 포함한 증강 현실 안경 및 그 작동 방법
US20220107501A1 (en) Near-eye display device, augented reality glasses including same, and operating method therefor
JP2015194654A (ja) 光学デバイス、画像投影装置及び電子機器
JP2017049290A (ja) 導光装置及び虚像表示装置
CN112180594A (zh) 一种全息波导显示装置
JP2024503684A (ja) 複合インカップリング回折光学素子を有する画像光ガイド
JP7293993B2 (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20180906

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191120

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20191211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200616

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6736911

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150