JP6736625B2 - コンドーム及びコンドームの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンドーム及びコンドームの製造方法に係り、特に円筒状袋体の袋口外周部に円環状リング体が形成されたコンドームとその製造方法に関する。
従来のコンドームは断面を円形状にして伸展装着を容易にし、使用までのパッケージ形状を確保する目的で、円筒状袋体の袋口の外周部に断面の直径が1mm前後の円環状リング体を形成している。この円環状リング体は、コンドーム本体である円筒状袋体の材料である天然ゴム又は合成ゴムと同一材料で、円筒状袋体と一体的に形成されている。
また、勃起させた陰茎(ペニス)の根元部分を締め付けて静脈血流の流動を制限して、勃起状態を維持させるためにコンドームの使用とは別にペニスに円環状リング体を装着することも行なわれている。
しかし、コンドームに勃起状態を維持させるための円環状リングの機能を合体させて作製されたものは特に知られていない。
従来のコンドームとしては、特許文献1〜5に記載されたものが知られている。
実開平6−3317 特開平6−47069 実開平6−55617 登録実用新案公報第3055221号 特開平11−290366
特許文献1に記載されているコンドームは、伸展装置状態に於いて、陰茎の根元に位置する開口(袋口)部分に中空の円環状リング2aを構成し、その円環状リング2aは外周に排気孔3aを形成したものである(図3参照)。
中空円環状リング2aの外周に形成された排気孔3aが内圧により拡大すると、チューブ内の空気を排気孔3aから排出して、断面の形状を扁平化し、受圧面積を広げることによって、大きく強めに加わる力を分散し、根元には適度な充血状態を維持させることができる。
しかし、中空円環状リング2aの断面最外径の大きさdを円筒部1a先端の最大径Dに対して所定の寸法割合に保つ必要があり、構造が複雑で必ずしも作製が容易でないという問題がある。
特許文献2に記載されているコンドームは、円筒状袋本体1bの袋口に玉縁状袋縁2bを構成し、玉縁状袋縁2b内に、予め設定した温度雰囲気で、初期円環径から形状記憶した作用時円環径に僅かに小径になるように温度付勢してある環状の形状記憶狭径環4bをインサート成形した構造としている(図4参照)。
しかし、このコンドームは陰茎の根元を締め付けるためにNi−Tiなどの記憶形状合金を使用しているため、使用中に袋縁2bが破れると狭径環4bが飛び出して、陰茎に突き刺さる恐れがあり、使用時の気温が高いと狭径環4bが使用前に記憶形状に変形してしまい陰茎の挿入が不可能になるという問題を有している。
特許文献3に記載されているコンドームは、コンドーム本体1cにゴム、発泡材、その他の柔らかい材質のリング状のもの(リング体2c)を添付している(図5参照)。
しかし、このリング体2cはコンドームを巻き上げるために用いるものであって、陰茎の根元を締め付けるものではなく、コンドーム装着後には取り外される。
特許文献4に記載されているコンドームは、コンドーム本体1dの基端部分に、幅(H)4mm〜6mm、内径(L)25mm〜28mmに形成したリング2dを同一体に形成している(図6参照)。
しかし、このコンドームは、リング2dの材質がコンドーム本体1dの材質と同一体で、コンドームの作製と同時に所定形状のリング2dを袋口に形成しなければならないため、どのようにしてそのようなリングを形成するのかが不明である。
特許文献5に記載されているコンドームは、コンドームの開口端(基端)にあるベースリング3eと閉塞端(先端)との間に少なくとも1つ以上のリング5e,7e,9eを付加することで、装着中のコンドームの脱離や体液が漏出するのを防止したものである(図7参照)。
しかし、このコンドームは、開口端にあるベースリング3eについて特別に陰茎の根元を締め付けるための工夫を凝らしたものではなく、また陰茎を締め付けるためにベースリング3eの外に少なくとも1つ以上のリング5e,7e,9eを付加する必要があるので、構成が複雑化するという問題がある。
本発明は、上述した従来の問題点のいくつかを解決するためになされたもので、コンドームの袋口にコンドーム本体の材質とは異なる材質を用いて作製されたリング体を取付け、装着時に陰茎への締め付け効果が高く、かつ作製が容易なコンドームとその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための、請求項1に記載の発明では、天然ゴム又は合成ゴムを極薄状の円筒状袋体に成形加工し、前記袋体の袋口外周部に、熱可塑性エラストマの射出成形により作製された円環状リング体を接着したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、円環状リング体の硬度が7〜13デュロEであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、液状の天然ゴム又は合成ゴムに、円筒状袋体形状の型を浸して引き揚げ、付着した液を乾燥させて型の外周部に極薄状の円筒状袋体を形成する第1ステップと、熱可塑性エラストマを射出成形して作製された円環状リング体を型に付着した状態の円筒状袋体の袋口に接着する第2ステップと、円環状リング体が接着された円筒状袋体を型から取り外す第3のステップとを含むことを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、円環状リング体の硬度が7〜13デュロEであることを特徴とする。
本発明のコンドームは、円筒状袋体の袋口外周部に、天然ゴムや合成ゴムを使用せず熱可塑性エラストマの射出成形により作製された円環状リング体を別途作製して接着して構成されている。従って、装着時に陰茎への締め付け効果が高く、かつ作製が容易である。
本発明のコンドームの構造を示す斜視図。 本発明のコンドームの製造方法の工程図。 従来のコンドーム(その1)の構造を示す伸展装着状態の長手軸方向一部断面図。 従来のコンドーム(その2)の構造を示す一部切欠斜視図。 従来のコンドーム(その3)の巻き上げ前の斜視図(A)及び断面図(B)。 従来のコンドーム(その4)の一例を示す斜視図。 従来のコンドーム(その5)の一例を示す斜視図。
以下、本発明のコンドームの具体的な実施の形態を図1及び図2に基いて説明する。
図1は、本発明のコンドームとそれに使用されるリング体の実施例を示す図で、(A)は一実施例に係るコンドームの構造を示す斜視図、(B),(C)はそれぞれリング体の構造を示す斜視図、及び上面図である。
本発明のコンドーム10は天然ゴム又は合成ゴムを極薄状の円筒状袋体に成形加工して作製され、袋体本体12の先端には精液溜14が設けられ、袋口16の外周部には、円環状リング体20が接着されている。
円環状リング体20は、熱可塑性エラストマの射出成形により作製される。即ち、所定の温度に加熱して軟化させたエラストマを成形用型の注入口から型内に射出注入し、冷却後に型から取出して使用する。
熱可塑性エラストマには、大別してスチレン系(TPS)、オレフィン系(TPO)、ウレタン系(TPU)、ポリエステル系(TPEE)があり、いずれの系のものも使用することが出来るが、スチレン系(TPS)のものが好適である。
エラストマ硬度は、JISK6253準拠のタイプEデュロメータである、ムラテックKDS株式会社製のEタイプ置針型DM−107Eを用いて測定した。
その結果、硬度E7〜13(7〜13デュロEと表記する)の範囲で好適な円環状リング体が得られた。
また、円環状リング体20の内径Di、外径Do、幅Wはそれぞれ25mm〜28mm、好ましくは27mm、33mm〜40mm、好ましくは37mm、4mm〜6mm、好ましくは5mmにするのが良い。
このようにして、それぞれ異なる材料、即ち天然ゴム又は合成ゴムと、熱可塑性エラストマとで作製された袋体本体12と円環状リング体20とは、袋体本体12の袋口16の外周部で接着され、コンドーム10が完成する。なお接着には接着材を使用しても良いが、糸で縫い合わせてもよい。また接着材と糸の縫い合わせを併用しても良い。
図2は本発明のコンドームの一実施例に係る製造方法を説明するための工程図を示したものである。
まず、(A)に示すように、コンドームの形をしたガラス型100を用意する。
そして、(B)に示すように、液状の天然ゴム又は合成ゴム200の入ったプール250に、ガラス型100を浸す。すると、液200がガラス型100に付着する。この状態で(C)に示すようにガラス型100を引き上げると液200が付着した状態で引き上がるので、所定の条件で乾燥させると、ガラス型100の表面に極薄状の円筒状袋体202が形成される。
次に、(D)に示すように、別途作製しておいた円環状リング体300をガラス型100に付着した状態の円筒状袋体200の袋口に接着する。
その後、円環状リング体300が接着された円筒状袋体202をガラス型100から取り外すと、本発明のコンドームが完成する。
10:コンドーム
12:袋体本体
16:袋口
20:円環状リング体
100:ガラス型
202:円筒状袋体
300:円環状リング体

Claims (2)

  1. 天然ゴム又は合成ゴムを極薄状の円筒状袋体に成形加工し、前記袋体の袋口外周部に、前記円筒状袋体の材質とは異なる材質である熱可塑性エラストマの射出成形により作製された硬度が7〜13デュロEの、円環の周方向に垂直な断面形状が円形の円環状リング体を接着してなるコンドーム。
  2. 液状の天然ゴム又は合成ゴムに、円筒状袋体形状の型を浸して引き揚げ、付着した液を乾燥させて前記型の外周部に極薄状の円筒状袋体を形成する第1ステップと、
    前記円筒状袋体の材質とは異なる材質である熱可塑性エラストマの射出成形により作製された硬度が7〜13デュロEの、円環の周方向に垂直な断面形状が円形の円環状リング体を、前記型に付着した状態の前記円筒状袋体の袋口に接着する第2ステップと、
    前記円環状リング体が接着された前記円筒状袋体を前記型から取り外す第3のステップとを含むコンドームの製造方法。
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