JP6736382B2 - 制御装置、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
このようなネットワークカメラシステムでは、カメラの画質や画角といった制御項目に対して、特定のユーザのみに制御できる権利を与える制御機能がある。
特許文献1には、機器を利用するユーザそれぞれが、その機器を利用する権限の優先順位を予め登録し、ユーザ同士の機器共用に競合が発生した際に、登録された優先順位に従って利用するユーザを決定する映像表示装置が開示されている。
本発明は、制御権限の付与を適切に制御することを目的とする。
以下に、図1を参照して本実施形態に係るネットワーク構成等について説明する。
図1(a)は、ネットワークカメラ100の一例を示す図である。
パン駆動機構1011は、ネットワークカメラ100の撮像領域をパン方向に変更でき、360°エンドレスに回転することができる。
チルト駆動機構1012は、ネットワークカメラ100の撮像領域をチルト方向に変更でき、水平方向0度から上方向+180度まで回転することができる。
ズーム機構1013は、ネットワークカメラ100の画角を変更させる。
図1(b)は、ネットワークカメラ100を含むシステムのシステム構成の一例を示す図である。クライアント装置110、120は、外部機器を示すクライアント装置である。ネットワークカメラ100とクライアント装置110とは、ネットワーク130を介して相互に通信可能な状態に接続されている。クライアント装置120は、ネットワークカメラ100とネットワークを介さず、直接、通信可能に接続されている。クライアント装置110、120は、ネットワークカメラ100に対して、各種コマンドを送信する。ネットワークカメラ100は、各種コマンドに対するレスポンスをクライアント装置110、120に送信する。ネットワークカメラ100は、制御装置の一例である。クライアント装置110は、第1の操作部の一例である。クライアント装置120は、第2の操作部の一例である。
ネットワークカメラ100は、ハードウェア構成として、CPU10、メモリ11、入力I/F12、撮像部13、レンズ駆動部14、パン駆動部15、チルト駆動部16、ネットワークI/F17を有する。CPU10は、ネットワークカメラ100の全体の制御を司る。メモリ11は、ネットワークカメラで撮像された画像や、CPU10が処理に利用するデータ、テーブル、プログラム等を記憶する。例えば、メモリ11は、後述する図4〜6の情報を記憶する。CPU10は、ネットワークカメラ100の操作部等を介したユーザ操作に応じて、メモリ11に記憶された後述する図4〜6の情報を設定、又は変更することができる。入力I/F12は、クライアント装置120からのコマンドを入力するインターフェース(I/F)である。撮像部13は、レンズ及び撮像素子から構成され、被写体の撮像及び電気信号への変換を行う。レンズ駆動部14は、フォーカスレンズ及びズームレンズの駆動系及びその駆動源のモータにより構成される。レンズ駆動部14の動作は後述するレンズ制御部102により制御される。パン駆動部15は、パン動作を行うメカ駆動系及び駆動源のモータにより構成される。パン駆動部15の動作は後述するパンチルト制御部103により制御される。チルト駆動部16は、チルト動作を行うメカ駆動系及び駆動源のモータにより構成される。チルト駆動部16の動作は後述するパンチルト制御部103により制御される。ネットワークI/F17は、ネットワーク130を介した他の装置との通信のI/Fである。CPU10がメモリ11に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することによって、後述する図3に示すネットワークカメラ100の機能構成及び図8〜図16のフローチャートの処理等が実現される。
画像処理部101は、撮像部13において撮像、光電変換された信号の所定の画像処理、圧縮符号化処理を行い、画像データを生成する。システム制御部104は、伝達されたコマンドを解析し、コマンドに応じた処理を行う。主には、システム制御部104は、レンズ制御部102に対してズームやフォーカス制御の指示、パンチルト制御部103へのパンチルト動作の指示を行う。レンズ制御部102は、伝達された指示に基づいて、レンズ駆動部14の制御を行う。パンチルト制御部103は、システム制御部104からの指示に従い、パン駆動部15及びチルト駆動部16を制御する。通信部105は、ネットワークI/F17を制御し、ネットワーク130を介して生成された画像データをクライアント装置110に配信する。また通信部105は、ネットワークI/F17を制御し、クライアント装置110から送信されるコマンドを受信し、システム制御部104へ伝達する。また通信部105は、ネットワークI/F17を制御し、コマンドに対するレスポンスをクライアント装置110へ送信する。記録部106は、ユーザごとの制御項目や、現在の制御権の利用状況、制御権の付与待ちを行っているユーザの一覧等の情報をメモリ11等に保持する。外部入力部107は、ネットワークI/F17を介さずに、入力I/F12を介して接続されたクライアント装置120から、送信されるコマンドを受信し、システム制御部104へ伝達する。また外部入力部107は、入力I/F12を介してコマンドに対するレスポンスをクライアント装置110へ送信する。
このようにクライアント装置110は、ネットワーク130を介して、ネットワークカメラ100の撮影画像の取得や各種のカメラ制御を行うことができる。
入力処理部121は、入力部23を介して入力された操作信号に係る情報等を外部出力部122に入力する。外部出力部122は、入力処理部121から入力された情報等をネットワークカメラ100の外部入力部107に出力する。
図7AのGUI6000はGUIである。撮影映像6001はネットワークカメラ100の撮影映像である。ボタン6002は制御権の取得を行うボタンである。ボタン6002は複数の機能の取得をネットワークカメラ100に要求するためのオブジェクトの一例である。領域6003は制御権の情報を表示する領域である。領域6004はネットワーク設定を設定・表示する領域である。領域6005はセキュリティ設定の設定・表示を行う領域である。領域6006は映像記録設定の設定・表示を行う領域である。ユーザがボタン6002を選択すると、ネットワークカメラ100に対してクライアント装置110から制御可能なすべての制御項目に対して制御権の取得要求が送信される。ボタン6007は制御権情報の領域6003を非表示にするボタンである。ボタン6008は制御権情報の領域6003を非表示の状態から、表示状態に戻すボタンである。領域6004、6005、6006もそれぞれの領域についたボタン6007、ボタン6008によって領域の表示、非表示を切り替えられる。ランプ6009は制御権情報の取得状態を示すランプである。ランプ6009は制御権の取得状態によって取得中、取得待機中、未取得の状態ごとにランプの色を変えることで、ユーザに制御権の取得状態を提示する。制御項目の情報6010は制御権の取得状態を表示する制御項目の情報を示す。有効時間6011は各制御項目に設定された有効時間を示す。有効時間6011は制御権が取得されている項目に表示される。
GUI6000、6100、6200、6300はクライアント装置110の表示部34に表示され、入力部35を介して操作される。
S701で、システム制御部104は、ユーザから送信された制御権の取得要求を受信し、S702に進む。
S702で、システム制御部104は、記録部106に保持された制御権情報400を基に、各制御項目の制御権の付与状況を確認し、S703に進む。
S703で、システム制御部104は、ユーザから送られた制御権の取得要求が取得する制御項目を指定しているか判定する。制御項目を指定している場合は、システム制御部104は、S704へ進む。制御項目を指定していなかった場合は、システム制御部104は、S707に進む。
S705で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザに指定された制御項目の制御権が使用中である旨を通知し、図8に示すフローチャートの処理を終了する。
S706で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザに指定された制御項目の制御権を付与する。制御権の付与が行われた際、クライアント装置110の表示処理部111は、取得できた制御項目について、GUI6000、6100、6200、6300の制御権の取得状態を更新する。例えば、表示処理部111は、GUI6000ではランプ609を点灯させることで制御権の取得状態をユーザに示す。例えば、表示処理部111は、GUI6100ではボタン6109の色を変更することでユーザに制御権の取得状態を示す。例えば、表示処理部111は、GUI6200では制御権の取得状態6211の欄を更新することで、ユーザに制御権の取得状態を示す。例えば、表示処理部111は、GUI6300では制御権を未取得の制御項目を示す表示欄6309と、制御権を取得中の制御項目を示す表示欄6311と、を更新することで、ユーザに制御権の取得状態を示す。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400にユーザ、制御項目、有効時間等の情報を保持し、図8に示すフローチャートの処理を終了する。
S708で、システム制御部104は、制御権の取得要求を送信したユーザが制御可能な項目を識別し、S709に進む。
S709で、システム制御部104は、ユーザが制御可能な項目の制御権が使用中かどうかを判別する。制御可能な項目が使用中である場合は、システム制御部104は、S710へ進む。制御可能な項目が使用中でなかった場合は、システム制御部104は、S711に進む。
S710で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザ制御可能な項目の制御権が使用中である旨を通知し、図8に示すフローチャートの処理を終了する。
S711で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザが制御可能な項目の制御権を付与する。制御権の付与が行われた際、表示処理部111は、取得できた制御項目について、制御権の取得状態を更新する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400にユーザ、制御項目、有効時間等の情報を保持し、図8に示すフローチャートの処理を終了する。
SQ10において、リモコンAは、入力部23等を介したユーザ操作に応じて、ネットワークカメラ100に対して制御権の取得要求を送信する。ネットワークカメラ100のシステム制御部104は、リモコンAから送信された制御権の取得要求を受信する。
制御権の取得要求内で制御項目が指定されていない場合、システム制御部104は、取得要求に基づき、取得要求を送信した送信元であるユーザを識別する。図9の例では、システム制御部104は、ユーザをリモコンAと識別する。
SQ11において、システム制御部104は、取得要求を送信してきたリモコンAの制御項目を図4に示した制御項目情報から参照し、リモコンAの制御項目に対応する制御権を取得する。例えば、システム制御部104は、リモコンAの制御項目に対応する制御権として、電源管理の制御権と、画質設定の制御権と、を取得する。
SQ12において、システム制御部104は、取得した制御権を、制御権の取得要求を送信してきた送信元に送信することで制御権を付与する。
SQ20において、リモコンAは、入力部23等を介したユーザ操作に応じて、ネットワークカメラ100に対して制御権の取得要求を送信する。ネットワークカメラ100のシステム制御部104は、リモコンAから送信された制御権の取得要求を受信する。
制御権の取得要求内で制御項目が指定されていない場合、システム制御部104は、取得要求に基づき、取得要求を送信した送信元であるユーザを識別する。図9の例では、システム制御部104は、ユーザをリモコンAと識別する。
SQ21において、システム制御部104は、取得要求を送信してきたリモコンAの制御項目を図4に示した制御項目情報から参照し、リモコンAの制御項目に対応する制御権を取得する。例えば、システム制御部104は、リモコンAの制御項目に対応する制御権として、電源管理の制御権と、画質設定の制御権と、を取得する。
SQ22において、システム制御部104は、取得した制御権を、制御権の取得要求を送信してきた送信元であるリモコンAに送信することで制御権を付与する。
SQ23において、リモコンBは、入力部23等を介したユーザ操作に応じて、ネットワークカメラ100に対して制御権の取得要求を送信する。ネットワークカメラ100のシステム制御部104は、リモコンBから送信された制御権の取得要求を受信する。
制御権の取得要求内で制御項目が指定されていない場合、システム制御部104は、取得要求に基づき、取得要求を送信した送信元であるユーザを識別する。図9の例では、システム制御部104は、ユーザをリモコンBと識別する。
SQ24において、システム制御部104は、取得要求を送信してきたリモコンBの制御項目を図4に示した制御項目情報から参照し、リモコンBの制御項目に対応する制御権を取得する。例えば、システム制御部104は、リモコンBの制御項目に対応する制御権として、画角設定の制御権を取得する。
SQ25において、システム制御部104は、取得した制御権を、制御権の取得要求を送信してきた送信元であるリモコンBに送信することで制御権を付与する。
実施形態1では、システム制御部104は、ユーザを識別する方法として制御権の取得要求を基に判別する例を説明したが、ユーザを識別する方法はこれに限らない。例えば、システム制御部104は、ユーザ(装置)とネットワークカメラとの接続情報からユーザを識別するようにしてもよい。また、ネットワークカメラ100は、IPアドレスの情報とユーザ自身の情報とを保持し、制御権の取得要求を受けた際にIPアドレスを識別し、識別したIPアドレスに基づき保持している情報を参照してユーザを識別するようにしてもよい。
また、実施形態1では、システム制御部104が、ユーザが制御できる制御項目を各ユーザが制御できる制御項目情報300を基に判別する例を示したが、制御項目の判別方法はこれに限らない。例えば、システム制御部104は、前回そのユーザに付与した制御権情報を保持しておき、再度同じユーザから制御権の取得要求が来たときに保持していた制御権情報から制御項目を判別するような方法でもよい。
また、実施形態1では、各ユーザが制御できる制御項目情報300に管理番号301、ユーザの種類302、各ユーザが制御できる制御項目の情報303、各制御項目の優先度の情報304、各制御項目の有効時間の情報305等の情報を保持する例を示した。しかし、制御項目情報300が保持する情報はこれに限らない。例えば、ユーザが単独でネットワークカメラ100の制御権を取得しているときと、複数ユーザでネットワークカメラ100を制御しているときとで、各ユーザが制御できる制御項目の情報303の情報を別に持たせるようにしてもよい。これにより、システム制御部104は、複数ユーザがネットワークカメラ100を制御する際に、"どのユーザにも電源系や装置の主機能に影響を与える操作へ制御権を付与しない"といった制御が可能となる。これにより、ネットワークカメラ100が勝手に再起動されたり、管理者名が勝手に変更されたりすることを防ぐことができる。電源系(例えば、電源管理)や装置の主機能に影響を与える操作の制御権は、ネットワークカメラ100が提供する複数の機能のうち、設定された機能の制御権の一例である。
図11は、ユーザがネットワークカメラ100に対して制御権の取得要求を送信した際に、ネットワークカメラ100が制御権の競合をユーザの優先度に基づいて解決し、ユーザに制御権を付与する情報処理の一例を示すフローチャートである。
S801で、システム制御部104は、ユーザから送信された制御権の取得要求を受信する。
S802で、システム制御部104は、記録部106に保持された制御権情報400を基に、各制御項目の制御権の付与状況を確認する。
S803で、システム制御部104は、ユーザから送られた制御権の取得要求が取得する制御項目を指定しているか判定する。制御項目を指定している場合、システム制御部104は、S804へ進む。制御項目を指定していなかった場合、システム制御部104は、S810に進む。
S804で、システム制御部104は、指定された制御項目の制御権が使用中かどうかを判断する。使用中である場合、システム制御部104は、S805に進む。使用中でなかった場合、システム制御部104は、S8011に進む。
S806で、システム制御部104は、指定された制御項目について、通信部105を介して現在制御権を取得しているユーザに制御権の解放を通知する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400から制御権を取得していたユーザの情報を削除して、S807に進む。
S807で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザに指定された制御項目の制御権を付与する。制御権の付与が行われた際、クライアント装置110の表示処理部111は、取得できた制御項目について、GUI6000、6100、6200、6300の制御権の取得状態を更新する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400にユーザ、制御項目、有効時間等の情報を保持し、図11に示すフローチャートの処理を終了する。
S808で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザに指定された制御項目の制御権が使用中である旨を通知し、図11に示すフローチャートの処理を終了する。
S809で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザに指定された制御項目の制御権を付与する。制御権の付与が行われた際、クライアント装置110の表示処理部111は、取得できた制御項目について、GUI6000、6100、6200、6300の制御権の取得状態を更新する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400にユーザ、制御項目、有効時間等の情報を保持し、図11に示すフローチャートの処理を終了する。
S811で、システム制御部104は、制御権の取得要求を送信したユーザが制御可能な項目を識別し、S812に進む。
S812で、システム制御部104は、ユーザが制御可能な項目の制御権が使用中かどうかを判別する。制御可能な項目が使用中である場合、システム制御部104は、S813へ進む。制御可能な項目が使用中でなかった場合、システム制御部104は、S817に進む。
S813で、システム制御部104は、制御可能な項目について、制御権の取得要求を送信したユーザと、現在制御権を取得しているユーザと、の優先度を比較する。制御権の取得要求を送信したユーザの優先度の方が高ければ、システム制御部104は、S814に進む。現在制御権を取得しているユーザの優先度の方が高ければ、システム制御部104は、S816に進む。
S814で、システム制御部104は、制御権の取得要求を送信してきたユーザが制御可能な項目について、通信部105を介して現在制御権を取得しているユーザに制御権の解放を通知する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400から制御権を取得していたユーザの情報を削除して、S815に進む。
S815で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザが制御可能な項目の制御権を付与する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400にユーザ、制御項目、有効時間等の情報を保持し、図11に示すフローチャートの処理を終了する。
S816で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザが制御可能な項目の制御権が使用中である旨を通知し、図11に示すフローチャートの処理を終了する。
S817で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザが制御可能な項目の制御権を付与する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400にユーザ、制御項目、有効時間等の情報を保持し、図11に示すフローチャートの処理を終了する。
SQ30において、PCは、入力部35を介して表示部34に表示されたGUIを操作するユーザ操作に応じて、ネットワークカメラ100に対して制御権の取得要求を送信する。ネットワークカメラ100のシステム制御部104は、PCから送信された制御権の取得要求を受信する。
制御権の取得要求内で制御項目が指定されていない場合、システム制御部104は、取得要求に基づき、取得要求を送信した送信元であるユーザを識別する。図12の例では、システム制御部104は、ユーザをPCと識別する。
SQ31において、システム制御部104は、取得要求を送信してきたPCの制御項目を図4に示した制御項目情報から参照し、PCの制御項目に対応する制御権を取得する。例えば、システム制御部104は、PCの制御項目に対応する制御権として、電源管理の制御権と、画質設定の制御権と、画角設定の制御権と、ネットワーク設定の制御権と、セキュリティ設定の制御権と、映像記録設定の制御権と、を取得する。
SQ32において、システム制御部104は、取得した制御権を、制御権の取得要求を送信してきた送信元であるPCに送信することで制御権を付与する。
制御権の取得要求内で制御項目が指定されていない場合、システム制御部104は、取得要求に基づき、取得要求を送信した送信元であるユーザを識別する。図12の例では、システム制御部104は、ユーザをリモコンと識別する。
SQ34において、システム制御部104は、取得要求を送信してきたリモコンの制御項目を図4に示した制御項目情報から参照し、リモコンの制御項目に対応する制御権を参照する。例えば、システム制御部104は、リモコンの制御項目に対応する制御権として、電源管理の制御権と、画質設定の制御権と、を参照する。
SQ35において、システム制御部104は、競合する制御項目の優先度をユーザ同士で比較する。図12の例では、システム制御部104は、競合する制御項目である電源管理及び画質設定に関して、PCとリモコンとで優先度を比較する。
電源管理及び画質設定に関して、リモコンの方がPCよりも優先度が高かった場合、SQ36において、システム制御部104は、PCに対して電源管理及び画質設定に関する制御権の解放を通知する。
SQ37において、システム制御部104は、解放した制御権を、制御権の取得要求を送信してきた送信元であるリモコンに送信することで制御権を付与する。
実施形態2では、システム制御部104は、制御権の取得要求すべてに対して、項目ごとに制御権の付与が可能かどうかを判定しているが、制御権を付与する項目の決定方法はこれに限らない。例えば、システム制御部104は、制御権がすべて使用されていない状態では項目ごとに判定を行わず、すべての制御項目に対して制御権を付与するといった決定方法を行うようにしてもよい。
図13は、ユーザがネットワークカメラ100に対して制御権の取得要求を送信した際に、ネットワークカメラ100が制御権の競合をユーザの優先度に基づいて解決し、ユーザに制御権を付与する情報処理の一例を示すフローチャートである。
S901で、システム制御部104は、ユーザから送信された制御権の取得要求を受信する。
S902で、システム制御部104は、記録部106に保持された制御権情報400を基に、各制御項目の制御権の付与状況を確認する。
S903で、システム制御部104は、ユーザから送られた制御権の取得要求が取得する制御項目を指定しているか判定する。制御項目を指定している場合、システム制御部104は、S904へ進む。制御項目を指定していなかった場合、システム制御部104は、S910に進む。
S904で、システム制御部104は、指定された制御項目の制御権が使用中かどうかを判断する。使用中である場合、システム制御部104は、S905に進む。使用中でなかった場合、システム制御部104は、S909に進む。
S906で、システム制御部104は、指定された制御項目について、通信部105を介して現在制御権を取得しているユーザに制御権の解放を通知する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400から制御権を取得していたユーザの情報を削除して、S907に進む。
S907で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザに指定された制御項目の制御権を付与する。制御権の付与が行われた際、クライアント装置110の表示処理部111は、取得できた制御項目について、GUI6000、6100、6200、6300の制御権の取得状態を更新する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400にユーザ、制御項目、有効時間等の情報を保持し、図13に示すフローチャートの処理を終了する。
S908で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザに指定された制御項目の制御権が使用中である旨を通知し、図13に示すフローチャートの処理を終了する。
S909で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザに指定された制御項目の制御権を付与する。制御権の付与が行われた際、クライアント装置110の表示処理部111は、取得できた制御項目について、GUI6000、6100、6200、6300の制御権の取得状態を更新する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400にユーザ、制御項目、有効時間等の情報を保持し、図13に示すフローチャートの処理を終了する。
S911で、システム制御部104は制御権の取得要求を送信したユーザが制御可能な項目を識別し、S912に進む。
S912で、システム制御部104はユーザが制御可能な項目の制御権が使用中かどうかを判別する。制御可能な項目が使用中である場合はS913へ進む。制御可能な項目が使用中でなかった場合はS917に進む。
S913で、システム制御部104は指定された制御項目について現在制御権を使用しているユーザの使用時間を確認し、使用時間が有効時間を過ぎていた場合S914に進む。使用時間が有効時間を過ぎていない場合はS916に進む。
S914で、システム制御部104は指定された制御項目について、通信部105を介して現在制御権を取得しているユーザに制御権の解放を通知する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400から制御権を取得していたユーザの情報を削除して、S915に進む。
S915で、システム制御部104は通信部105を介して、ユーザに指定された制御項目の制御権を付与する。システム制御部104はユーザに付与している制御権情報400にユーザ、制御項目、有効時間等の情報を保持し、図13に示すフローチャートの処理を終了する。
S916で、システム制御部104は通信部105を介して、ユーザに指定された制御項目の制御権が使用中である旨を通知し、図13に示すフローチャートの処理を終了する。
S917で、システム制御部104は通信部105を介して、ユーザに指定された制御項目の制御権を付与する。システム制御部104はユーザに付与している制御権情報400にユーザ、制御項目、有効時間等の情報を保持し、図13に示すフローチャートの処理を終了する。
SQ40において、PCは、入力部35を介して表示部34に表示されたGUIを操作するユーザ操作に応じて、ネットワークカメラ100に対して制御権の取得要求を送信する。ネットワークカメラ100のシステム制御部104は、PCから送信された制御権の取得要求を受信する。
制御権の取得要求内で制御項目が指定されていない場合、システム制御部104は、取得要求に基づき、取得要求を送信した送信元であるユーザを識別する。図14の例では、システム制御部104は、ユーザをPCと識別する。
SQ41において、システム制御部104は、取得要求を送信してきたPCの制御項目を図4に示した制御項目情報から参照し、PCの制御項目に対応する制御権を取得する。例えば、システム制御部104は、PCの制御項目に対応する制御権として、電源管理の制御権と、画質設定の制御権と、画角設定の制御権と、ネットワーク設定の制御権と、セキュリティ設定の制御権と、映像記録設定の制御権と、を取得する。
SQ42において、システム制御部104は、取得した制御権を、制御権の取得要求を送信してきた送信元であるPCに送信することで制御権を付与する。ここで、例えば、システム制御部104は、制御権を付与してからの時間をカウントし、該当する制御項目の使用時間の情報405に時間の情報を記憶する。
制御権の取得要求内で制御項目が指定されていない場合、システム制御部104は、取得要求に基づき、取得要求を送信した送信元であるユーザを識別する。図14の例では、システム制御部104は、ユーザをリモコンと識別する。
SQ44において、システム制御部104は、取得要求を送信してきたリモコンの制御項目を図4に示した制御項目情報から参照し、リモコンの制御項目に対応する制御権を参照する。例えば、システム制御部104は、リモコンの制御項目に対応する制御権として、電源管理の制御権と、画質設定の制御権と、を参照する。
SQ45において、システム制御部104は、競合する制御項目の、既にユーザに付与されている制御項目の有効時間と使用時間とに基づいて、使用時間が有効時間を超えていないか判定する。図14の例では、システム制御部104は、競合する電源管理及び画質設定のPCの有効時間と使用時間とに基づいて、使用時間が有効時間を超えていないか判定する。
使用時間が有効時間を超えている場合、SQ46において、システム制御部104は、使用時間が有効時間を超えている競合する制御項目の制御権を解放し、有効時間を超えて使用していたPCに解放を通知する。
SQ47において、システム制御部104は、解放した制御権を、制御権の取得要求を送信してきた送信元であるリモコンに送信することで制御権を付与する。
図15は、ユーザがネットワークカメラ100に対して制御権の取得要求を送信した際に、ネットワークカメラ100が制御権の競合をユーザの優先度に基づいて解決し、ユーザに制御権を付与するか、又はユーザを制御権の付与待ちに追加する情報処理の一例を示すフローチャートである。
S1001で、システム制御部104は、ユーザから送信された制御権の取得要求を受信する。
S1002で、システム制御部104は、記録部106に保持された制御権情報400を基に、各制御項目の制御権の付与状況を確認する。
S1003で、システム制御部104は、ユーザから送られた制御権の取得要求が取得する制御項目を指定しているか判定する。制御項目を指定している場合、システム制御部104は、S1004へ進む。制御項目を指定していなかった場合、システム制御部104は、S1011に進む。
S1004で、システム制御部104は、指定された制御項目の制御権が使用中かどうかを判断する。使用中である場合、システム制御部104は、S1005に進む。使用中でなかった場合、システム制御部104は、S1010に進む。
S1006で、システム制御部104は、指定された制御項目について、通信部105を介して現在制御権を取得しているユーザに制御権の解放を通知する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400から制御権を取得していたユーザの情報を削除して、S1007に進む。
S1007で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザに指定された制御項目の制御権を付与する。制御権の付与が行われた際、クライアント装置110の表示処理部111は、取得できた制御項目について、GUI6000、6100、6200、6300の制御権の取得状態を更新する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400にユーザ、制御項目、有効時間等の情報を保持し、図15のフローチャートの処理を終了する。
S1009で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザに指定された制御項目について制御権の付与待ちを行う旨を通知し、図15のフローチャートの処理を終了する。制御権の付与待ちが通知された際、クライアント装置110の表示処理部111は、制御権の取得待ちを行う制御項目について、GUI6000、6100、6200、6300の制御権の取得状態を更新する。例えば、表示処理部111は、GUI6000ではランプ609を取得中の状態とは違う色で点灯させることで制御権の取得状態をユーザに示す。例えば、表示処理部111は、GUI6100ではボタン6109の色を取得中の状態とは違う色に変更することでユーザに制御権の取得状態を示す。例えば、表示処理部111は、GUI6200では制御権の取得状態6211の欄を更新することで、ユーザに制御権の取得状態を示す。例えば、表示処理部111は、GUI6300では制御権を未取得の制御項目を示す表示欄6309と、制御権の取得待機中である制御項目を示す表示欄6310と、を更新することで、ユーザに制御権の取得状態を示す。
S1010で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザに指定された制御項目の制御権を付与する。制御権の付与が行われた際、クライアント装置110の表示処理部111は、取得できた制御項目について、GUI6000、6100、6200、6300の制御権の取得状態を更新する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400にユーザ、制御項目、有効時間等の情報を保持し、図15のフローチャートの処理を終了する。
S1012で、システム制御部104は、制御権の取得要求を送信したユーザが制御可能な項目を識別し、S1013に進む。
S1013で、システム制御部104は、ユーザが制御可能な項目の制御権が使用中かどうかを判別する。制御可能な項目が使用中である場合、システム制御部104は、S1014へ進む。制御可能な項目が使用中でなかった場合、システム制御部104は、S1019に進む。
S1014で、システム制御部104は、制御可能な項目について、制御権の取得要求を送信したユーザと、現在制御権を取得しているユーザとの優先度を比較する。制御権の取得要求を送信したユーザの優先度の方が高ければ、システム制御部104は、S1015に進む。現在制御権を取得しているユーザの優先度の方が高ければ、システム制御部104は、S1017に進む。
S1015で、システム制御部104は、制御権の取得要求を送信してきたユーザが制御可能な項目について、通信部105を介して現在制御権を取得しているユーザに制御権の解放を通知する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400から制御権を取得していたユーザの情報を削除して、S1016に進む。
S1016で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザが制御可能な項目の制御権を付与する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400にユーザ、制御項目、有効時間等の情報を保持し、図15のフローチャートの処理を終了する。
S1018で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザが制御可能な項目について制御権の付与待ちを行う旨を通知し、図15のフローチャートの処理を終了する。
S1019で、システム制御部104は、通信部105を介して、ユーザが制御可能な項目の制御権を付与する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400にユーザ、制御項目、有効時間等の情報を保持し、図15のフローチャートの処理を終了する。
S1101で、システム制御部104は、通信部105を介して制御権の解放通知を受信し、S1102に進む。
S1102で、システム制御部104は、受信した解放要求に基づき、制御権の解放処理を行い、S1103に進む。
S1103で、システム制御部104は、制御権の付与待ちをしているユーザ情報500を参照して、制御権の付与待ちをしているユーザがいるか確認する。付与待ちをしているユーザが存在する場合、システム制御部104は、S1104へ進む。付与待ちをしているユーザが存在しなかった場合、システム制御部104は、図16に示すフローチャートの処理を終了する。
S1104で、システム制御部104は、通信部105を介して、付与待ちをしていたユーザに対して指定された制御項目の制御権を付与する。システム制御部104は、ユーザに付与している制御権情報400にユーザ、制御項目、有効時間等の情報を保持し、図16に示すフローチャートの処理を終了する。
SQ50において、PCは、入力部35を介して表示部34に表示されたGUIを操作するユーザ操作に応じて、ネットワークカメラ100に対して制御権の取得要求を送信する。ネットワークカメラ100のシステム制御部104は、PCから送信された制御権の取得要求を受信する。
制御権の取得要求内で制御項目が指定されていない場合、システム制御部104は、取得要求に基づき、取得要求を送信した送信元であるユーザを識別する。図17の例では、システム制御部104は、ユーザをPCと識別する。
SQ51において、システム制御部104は、取得要求を送信してきたPCの制御項目を図4に示した制御項目情報から参照し、PCの制御項目に対応する制御権を取得する。例えば、システム制御部104は、PCの制御項目に対応する制御権として、画角設定の制御権と、ネットワーク設定の制御権と、セキュリティ設定の制御権と、映像記録設定の制御権と、を取得する。
SQ52において、システム制御部104は、取得した制御権を、制御権の取得要求を送信してきた送信元であるPCに送信することで制御権を付与する。
制御権の取得要求内で制御項目が指定されていない場合、システム制御部104は、取得要求に基づき、取得要求を送信した送信元であるユーザを識別する。図17の例では、システム制御部104は、ユーザをリモコンと識別する。
SQ54において、システム制御部104は、取得要求を送信してきたリモコンの制御項目を図4に示した制御項目情報から参照し、リモコンの制御項目に対応する制御権を参照する。例えば、システム制御部104は、リモコンの制御項目に対応する制御権として、画角設定の制御権を参照する。
SQ55において、システム制御部104は、競合する制御項目の優先度をユーザ同士で比較する。図17の例では、システム制御部104は、競合する制御項目である画角設定に関して、PCとリモコンとで優先度を比較する。図17の例では、システム制御部104は、競合する制御項目である画角設定に関して、PCの方が優先度が高いと判定したとする。
すると、SQ56において、システム制御部104は、制御付与待ちリストにリモコンによる画角設定を追加する。
SQ57において、PCは、ネットワークカメラ100に対して制御権の解放を通知する。ネットワークカメラ100のシステム制御部104は、PCから送信された制御権の解放通知を受信する。
解放通知を受信すると、SQ58において、システム制御部104は、制御付与待ちリストの中に解放された制御権が存在するか確認する。図17の例では、PCによって解放された制御権のうちに、制御付与待ちリストに追加された画角設定が存在するため、システム制御部104は、制御付与待ちリストの中に解放された制御権が存在すると判定する。
SQ59において、システム制御部104は、リモコンによって要求された制御権をリモコンに付与することで、要求された制御権の解放を通知する。
実施形態4では、システム制御部104は、S1103で制御権の付与待ちをしているユーザがいるか確認をしているが、確認する内容はこれに限らない。例えば、システム制御部104は、制御権の付与待ちをしているユーザが複数存在した場合は、存在の有無に加えてユーザの優先度を比較することで制御権を付与するユーザを決定するようにしてもよい。
また、実施形態4では、システム制御部104は、S1101で制御権の解放要求を契機に制御権の付与待ちをしているユーザがいるか確認をしているが、確認を行う契機はこれに限らない。例えば、システム制御部104は、付与していた制御権の使用時間が一定時間を超えた時間を契機として、付与待ちをしているユーザの確認を行うようにしてもよい。
また、実施形態4では、システム制御部104は、S1008とS1017とで制御権の付与待ちをしているユーザ情報500に、取得要求を送信してきたユーザ、付与待ちを行う制御項目の情報等を追加しているが、追加する情報はこれに限らない。例えば、システム制御部104は、付与待ちを行う時間の情報を追加し、付与待ちを行う時間以上の時間が経過しても制御権の付与が行われなかった場合、制御権の付与待ちを中止する等の処理を行ってもよい。
また、システム制御部104は、SQ55の競合する制御項目の優先度の比較において、複数の制御項目が競合し、その一部においてはリモコンの優先度が高い場合、その一部の制御項目の制御権は先にリモコンに渡すようにしてもよい。そして、システム制御部104は、競合する他の制御項目に関しては、制御付与待ちリストに追加するようにしてもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
11 メモリ
100 ネットワークカメラ
104 システム制御部
Claims (14)
- 複数の機能に関する操作を行うことができる第1の装置と、前記複数の機能のうちの一部の機能に関する操作を行うことができる第2の装置と、に対して制御権を与える制御手段と、
前記第2の装置が操作することができる機能を示す情報を取得する取得手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記第1の装置に対して前記複数の機能の制御権を与えているときに、前記第2の装置に対して前記一部の機能の制御権を与える場合、前記取得手段によって取得された前記第2の装置が操作することができる機能を示す情報に基づいて、前記複数の機能の制御権のうちの前記一部の機能の制御権を前記第2の装置に与え、残りの機能の制御権を前記第1の装置に残すよう制御する制御装置。 - 前記制御手段は、前記第1の装置に対して前記複数の機能の制御権を与えているときに、前記第2の装置に対して前記一部の機能の制御権を与える場合、前記複数の機能の制御権のうちの前記一部の機能の制御権を解放する旨を前記第1の装置に通知する請求項1記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記第1の装置に対して前記複数の機能の制御権を与えているときに、前記第2の装置による前記一部の機能の制御権の取得要求を受け取ると、前記一部の機能に関する前記第1の装置の優先度と前記第2の装置の優先度とに基づいて、前記第2の装置に対して前記一部の機能の制御権を与えるか否かを判定し、前記第2の装置に対して前記一部の機能の制御権を与えると判定した場合、前記複数の機能の制御権のうちの前記一部の機能の制御権を前記第2の装置に与え、残りの機能の制御権を前記第1の装置に残すよう制御する請求項1又は2記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記一部の機能に関する前記第2の装置の優先度が前記第1の装置の優先度よりも高い場合、前記第2の装置に対して前記一部の機能の制御権を与えると判定する請求項3記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記一部の機能に関する前記第2の装置の優先度が前記第1の装置の優先度よりも高くない場合、前記第2の装置に対して前記一部の機能が使用中である旨を通知する請求項3又は4記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記第1の装置に対して前記複数の機能の制御権を与えているときに、前記第2の装置による前記一部の機能の制御権の取得要求を受け取ると、前記一部の機能に関する前記第1の装置の有効時間と使用時間とに基づいて、前記第2の装置に対して前記一部の機能の制御権を与えるか否かを判定し、前記第2の装置に対して前記一部の機能の制御権を与えると判定した場合、前記複数の機能の制御権のうちの前記一部の機能の制御権を前記第2の装置に与え、残りの機能の制御権を前記第1の装置に残すよう制御する請求項1又は2記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記一部の機能に関する前記第1の装置の前記使用時間が前記有効時間を超えている場合、前記第2の装置に対して前記一部の機能の制御権を与えると判定する請求項6記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記一部の機能に関する前記第1の装置の前記使用時間が前記有効時間を超えていない場合、前記第2の装置に対して前記一部の機能が使用中である旨を通知する請求項6又は7記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記制御装置が提供する複数の機能のうち第1の機能の制御権を前記第1の装置に与え、前記複数の機能のうち第2の機能の制御権を前記第2の装置に与えている間は、設定された機能の制御権は何れの装置にも与えないよう制御する請求項1乃至8何れか1項記載の制御装置。
- 前記設定された機能は、前記制御装置の電源系の機能である請求項9記載の制御装置。
- 前記第1の装置は、前記制御装置と通信可能に接続された情報処理装置であり、
前記第2の装置は、前記制御装置と通信可能に接続されたリモートコントローラである請求項1乃至10何れか1項記載の制御装置。 - 前記制御装置は、ネットワークカメラである請求項1乃至11何れか1項記載の制御装置。
- 制御装置が実行する制御方法であって、
複数の機能に関する操作を行うことができる第1の装置と、前記複数の機能のうちの一部の機能に関する操作を行うことができる第2の装置と、に対して制御権を与える制御ステップと、
前記第2の装置が操作することができる機能を示す情報を取得する取得ステップと、
を含み、
前記制御ステップでは、前記第1の装置に対して前記複数の機能の制御権を与えているときに、前記第2の装置に対して前記一部の機能の制御権を与える場合、前記取得ステップによって取得された前記第2の装置が操作することができる機能を示す情報に基づいて、前記複数の機能の制御権のうちの前記一部の機能の制御権を前記第2の装置に与え、残りの機能の制御権を前記第1の装置に残すよう制御する制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至12何れか1項記載の制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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