JP6736140B2 - 動物用衣服 - Google Patents
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Description
上記特許文献1は、ペット等動物用衣服に関するものであり、つぎの記載がある。
[要約][解決手段]
一枚仕立てであり、首の曲面に合わせた円弧状に幅のある帯を備えた首元から、弧状に広がる形態で胸部及び腹部から背中を覆い、首後部及び背中側部分での結着具を備えたペット等動物用衣服の型紙であって、前記型紙を使用して柔軟性がある繊維織物、生地を裁断し加工することで作成することができるペット等動物用衣服である。この型紙の形状は一枚の布のみで展開しているため、頭や足をくぐらせることなく首後部と背中側部で固定することができる。
上記特許文献2は、環境汚染防止用四足歩行動物用衣服に関するものであり、つぎの記載がある。
[0033]
背開口部6を持つ首掛け式オーバーオール衣服2は、図1及び図2に示すように、首固定用面ファスナー9を有する首固定バンド部8と、胸当てダーツ11により弛みを無くした胸当て部10から繋がる右側面前身ごろ15A左側面前身ごろ15B、小型吸水体7を装着するための分割した前身ごろ16と腰固定用面ファスナー13を有する右側面後ろ身ごろ14A左側面後ろ身ごろ14Bの各身ごろの縫合により形成される腰被覆部12及びズボン部17で構成され、臀部開口部19の近接に形成される便回収袋21を装着するためのスリット部20による便回収構造により、排尿・排便による環境汚染を防止している。
動物の肩から背中にかけての部分をフィットさせることで、着用させたときに動物に与える違和感を低減できる。
首から上を通して露出させるネック部と、前足を通す左右の前開口と後ろ足を通す左右の後開口が形成されて胴を覆う胴巻部とを備え、
上記胴巻部は、左後ろ身頃と右後ろ身頃とが、上記ネック部の後部と左右の後開口寄りの部分とにおいて、重なる状態で胴の背面部を覆う。
上記左後ろ身頃と右後ろ身頃は、左右の後開口寄りの部分に配置された面ファスナーで着脱可能に接合される。
上記左後ろ身頃は、ネック部の後部から面ファスナーにかけての右端縁が、左側に湾曲する弧状に形成され、
上記右後ろ身頃は、ネック部の後部から面ファスナーにかけての左端縁が、右側に湾曲する弧状に形成されている。
上記左後ろ身頃と右後ろ身頃を、上記面ファスナーで着脱可能に接合して重ねた状態で、排泄物を通過させる排泄開口が形成される。
このように、上記ネック部の後部において左後ろ身頃と右後ろ身頃とが重なるため、動物の肩から背中にかけての部分がフィットし、着用させたときに動物に与える違和感を低減できる。このため、着用を気持ち悪がって脱いでしまうことが少なくなる。また、動物の肩から背中にかけた部分でネック部とパンツの部分がつながっているため、パンツの部分だけが脱げてしまうことがなくなる。したがって、確実に傷を保護できる。また、着用させる動物の体格に多少の大きい小さいがあったときに、ある程度のサイズを許容しながら、できるだけ身体の露出部を少なくすることができる。犬種による体格差があっても、着用時のフィット感がよい。
このため、左後ろ身頃と右後ろ身頃は、左右の後開口寄りの部分で確実に胴に巻きついて安定する。しかも、上記面ファスナーとネック部の間は、左後ろ身頃と右後ろ身頃が重なるだけで自由度を確保できる。このため、着用させる動物に対してサイズに多少の大きい小さいがあったとしても、上記自由度のある部分がそれを吸収する。つまり、多少のサイズ違いがあってもストレスなく着用させることができる。
このため、着用させる動物の体格に多少の大きい小さいがあり、上記面ファスナーでサイズを調節したときに、左後ろ身頃の右端縁と右後ろ身頃の左端縁が浮き上がらず、フィットする。つまり、多少のサイズ違いがあってもストレスなく着用させることができる。
このため、この動物用衣服を着用させたままで動物に排泄させることができる。特に、左後ろ身頃と右後ろ身頃が、排泄開口に近い部分で確実に胴に巻きついて安定するため、排泄の際に排泄開口の近くが汚染しにくい。
図1〜図8は、本発明の動物用衣服の第1実施形態を示す。
図1は正面図、図2は左身頃から見た側面図、図3は右身頃から見た側面図、図4は背面図、図5は上から見た図、図6は下から見た図である。図7は使用状態を示し、図8は面ファスナーを開いた状態である。
上記胴巻部2には、前足を通す左右の前開口6a,6bと,後ろ足を通す左右の後開口7a,7bが形成されている。左の前開口6aと左の後開口7aは、左後ろ身頃4と前身頃3の境界部分に形成されている。右の前開口6bと右の後開口7bは、右後ろ身頃5と前身頃3の境界部分に形成されている。上記前開口6a,6bと後開口7a,7bにはそれぞれ、開口周縁に縁取りが設けられている。
つまり、上記左後ろ身頃4と右後ろ身頃5は、動物の背中で背骨に沿う領域において重なっている。重なった領域Lは、上記ネック部1の直後から動物の臀部近傍に至るように設けられている。上記左後ろ身頃4と右後ろ身頃5の重なりは、この例では左後ろ身頃4が下、右後ろ身頃5が上である。
上記第1実施形態の動物用衣服は、上記胴巻部2は、左後ろ身頃4と右後ろ身頃5とが、上記ネック部1の後部と左右の後開口7a,7b寄りの部分とにおいて、重なる状態で胴の背面部を覆う。
この上記ネック部1の後部において左後ろ身頃4と右後ろ身頃5とが重なるため、動物の肩から背中にかけての部分がフィットし、着用させたときに動物に与える違和感を低減できる。このため、着用を気持ち悪がって脱いでしまうことが少なくなる。また、動物の肩から背中にかけた部分でネック部とパンツの部分がつながっているため、パンツの部分だけが脱げてしまうことがなくなる。したがって、確実に傷を保護できる。また、着用させる動物の体格に多少の大きい小さいがあったときに、ある程度のサイズを許容しながら、できるだけ身体の露出部を少なくすることができる。犬種による体格差があっても、着用時のフィット感がよい。
このため、左後ろ身頃4と右後ろ身頃5は、左右の後開口7a,7b寄りの部分で確実に胴に巻きついて安定する。しかも、上記面ファスナー8とネック部1の間は、左後ろ身頃4と右後ろ身頃5が重なるだけで自由度を確保できる。このため、着用させる動物に対してサイズに多少の大きい小さいがあったとしても、上記自由度のある部分がそれを吸収する。つまり、多少のサイズ違いがあってもストレスなく着用させることができる。
このため、着用させる動物の体格に多少の大きい小さいがあり、上記面ファスナー8でサイズを調節したときに、左後ろ身頃の右端縁と右後ろ身頃の左端縁が浮き上がらず、フィットする。つまり、多少のサイズ違いがあってもストレスなく着用させることができる。
このため、この動物用衣服を着用させたままで動物に排泄させることができる。特に、左後ろ身頃4と右後ろ身頃5が、排泄開口9に近い部分で確実に胴に巻きついて安定するため、排泄の際に排泄開口9の近くが汚染しにくい。
以上は本発明の特に好ましい実施形態について説明したが、本発明は図示した実施形態に限定する趣旨ではなく、各種の態様に変形して実施することができ、本発明は各種の変形例を包含する趣旨である。
2:胴巻部
3:前身頃
4:左後ろ身頃
5:右後ろ身頃
6a:前開口(左)
6b:前開口(右)
7a:後開口(左)
7b:後開口(右)
8:面ファスナー
8a:ループ面
8b:フック面
9:排泄開口
Claims (2)
- 首に装着される環状のネック部と、前足を通す左右の前開口と後ろ足を通す左右の後開口が形成されて胴を覆う胴巻部とを備え、
上記胴巻部は、胴の背面部で着脱可能に互いに接合された左後ろ身頃と右後ろ身頃とを有し、
前記左後ろ身頃と右後ろ身頃は、それぞれ前記ネック部に接合されると共に、前記左右の後開口寄りの部分に配置された面ファスナーで着脱可能に互いに接合され、且つ、前記面ファスナーと前記ネック部との間の領域では互いに接合されていない動物用衣服。 - 前記ネック部は、伸縮性を有し、全周で連続した丸首状に形成された請求項1記載の動物用衣服。
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