JP2008011780A - 環境汚染防止用四足歩行動物用衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、四足歩行動物の各種個体体形に適合する汎用サイズでありながら、日常生活においても行動を妨げない装着性で、排尿対策用吸水体及び排便対策用回収袋の装着を可能とした四足歩行動物用衣服を提供する。
【解決手段】 四足歩行動物の体形曲線に沿った胸当て部10、腰被覆部12、ズボン部17で構成される排尿排便対策用衣服で、雄雌陰部に尿吸水体用小型吸水体7を、調節機能を有する腰被覆部12で固定し、調節機能を有する首固定バンド部8で胸当て部10及び腰被覆部8を首方向に引き上げて位置ズレの防止と臀部18に便回収用袋21を装着する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、環境汚染を防止するため、四足歩行動物の排尿吸収・排便回収目的の吸水体又はシートを装着固定する機能を備えた四足歩行動物用の衣服に関するものである。
四足歩行動物の排尿・排便に関して、室内における躾はなされていても、屋外での雄のマーキング(ニオイ付け)を含む、排尿・排便の躾は、訓練の難しさから、時間場所を選ぶことなく四足歩行動物の生理現象のまま行われている。
排便は、地表を汚染するも、飼育者は排出した便をビニール袋で回収することがマナーとして一般化しているが、排尿に関しては一部の飼育者は水や消臭剤で衛生処理するも、ほとんどの場合はそのまま放置されて環境を汚染し、臭いが残ることで更に同じ位置でマーキングや排尿が行われる悪循環を繰り返している。
飼育者は、四足歩行動物を子供・パートナーとして扱う風潮がある中で、非飼育者から見ると場所を選ばす排尿・排便をする四足歩行動物は不快感を与えることから、屋外での排尿・排便対策が望まれている。
小型吸水体を四足歩行動物に装着する場合は、小型吸水体を固定するための被覆体となる衣服との併用が装着条件となるが、ほとんどの四足歩行動物用衣服は下腹部が尿の汚染を防止するために開口構造となっており、小型吸水体を装着することはできない。下腹部が開口されている衣服を改良して開口下腹部を被覆する生地を縫合しても、雌の股間を被覆するには身体形状が複雑かつ小面積被覆なので縫合技術が必要なことから対応はできない。
またこれまで四足歩行動物用衣服には、次のようなものがあった。
特許文献1は、治療用補助具としての首に巻くコルセット状カラーの代替として、全身を被覆する犬猫用の衣服を提供することを目的とし、前身ごろ1背部5後足部2で全身を覆い、ダーツ6を持って下腹部の弛みを除去し、前紐肩吊り3で前部を固定し、陰部周辺は開口状態となっている衣服が公開されている。(符号は、特許文献1のもの)
特許文献2は雄ペットのマーキングや粗相防止用のパンツを提供することを目的とし、雄犬の放尿口に対面する領域に窪み部KBを形成しギャザーGを有するシート状本体部10で下腹部船体を被覆している対面する位置に吸水体装着を装着し胴輪ベルトVで前固定しているものが公開されている。(符号は、特許文献1のもの)
特許文献3は、動物の排泄物を回収するための回収具に関する特許が開示されている。
特開2004−57072号公報 特開2006−55011号公報 特許第3357327号公報
排尿・排便の意思を事前に飼育者に伝えることが出来ない四足歩行動物で、躾や訓練が難しい屋外でのマーキングを含む排尿・排便を防止するには、飼育者が事前に吸水体又は回収シートを四足歩行動物の身体に装着する必要がある。
四足歩行動物の下半身全体を被覆する大型吸水体は、尿の吸水機能と排便保持機能から環境汚染防止効果は優れているものの、排出した便が身体に付着するので、老齢化した四足歩行動物には適しているが、健常な四足歩行動物には不向きである。
又、小型の四足歩行動物においては、飼育者の嗜好でデザイン性を重視した衣服を着用することが一般となっているものの、排尿・排便による環境汚染を配慮することなく該動物の外形とファッションを損なうことから、排尿だけの大型吸水体でも使用は敬遠されている。
健常な四足歩行動物は、屋外で走る・寝転ぶ・後ろ足で身体を痒くなど身体運動をするので、小型吸水体をズレなくするため被覆体となる衣服も、脱げにくく・ズレにくい身体にフィットした構造にしなければならない。
又大きな課題として、飼育者の衛生都合で大型又は小型の吸水体を装着しても、四足歩行動物が持つ本能で、陰部・肛門を舌で舐めて清潔にしようとする習性により、口先を吸水体の隙間から陰部・肛門に差し込む行動を取り、ときには吸水体を噛み破ってしまうことから、小型吸水体を固定する被覆体となる衣服は、水平方向の胴体と股関節を支点に動く後脚の動きを妨げずに立体的に被覆するだけでなく、四足歩行動物の噛む・引き裂くなどの行動でも脱げにくい衣服であり、身体と該衣服との間の隙間を無くした小型吸水体を固定できる排尿・排便対策衣服でなければならない。
四足歩行動物と飼育者が同じ寝具内で就寝する場合、四足歩行動物の毛やフケが多量に寝具に付着するので、小型吸水体が長時間ズレない全身を被覆する室内就寝着とした利用も望まれている。
排便においては、大型吸水体又は小型吸水体を装着した状態の場合、四足歩行動物の身体を自身の排出した便で汚してしまうので、身体を汚さないで便を回収する新たな方法が望まれる。
上記目的を達成するために、
第1の発明は、四足歩行動物用の一体式繋ぎ衣服又は首あるいは肩掛け式オーバーオール衣服、更には首あるいは肩方向に引き上げ機能を有するズボン衣服の、陰部・臀部を含む下半身及び足の太股・ひざ関節の各部を被覆するズボン部を形成する衣服で、雄・雌を問わずの陰部・臀部を被覆し、後脚の余分な隙間を無くすための手段として、後脚太股に沿った楕円かつ扁平なズボン筒状とすることで、生地に撓み・弛みの無いズボン部構造を形成した、小型吸水体を被覆する衣服及び縫製方法を提供する。
首に面ファスナーの張り合わせによる太さ調整機能を有する固定手段を取ることで、ズボン部を含む下半身を被覆する該衣服を首方向に対し引き上げで、小型吸水体及びこれを被覆固定するための該衣服の身長方向に対する撓み・弛み・ズレを防止している。
又腰部を面ファスナーの張り合わせによる固定手段を取ることで、個体ごとに異なる腰の太さに適合させつつ、股間の円周方向に対する撓み・弛み・ズレを無くし、更に陰部に装着する小型吸水体及びこれを被覆固定するための該衣服を背方向に引き上げながら固定して、この首と腰の両機能の併用により該衣服全体がズレにくく各種体形に適合できる汎用衣服としている。
第2の発明は、四足歩行動物の水平方向の胴体と股関節を支点に前後に動く胴体に対し直角に形成された後脚部を被覆しつつ、身体形状に沿った縫製形状とするために、陰部・臀部を含む下半身及び足の太股・ひざ関節の各部を被覆するための生地を左右に分割された前身ごろ及び後ろ身ごろで構成し、その各身ごろを縫合するための縫製辺あるいは一つ以上に分割した前身ごろの縫製辺の一部又は全てを、ゆるみと張りを形成するための一つ以上の異なる波曲線で縫合することで、伸縮性生地・非伸縮生地を問わず四足歩行動物の身体にフィットする縫製衣服及び縫製方法を提供する。
又左右に分割された前身ごろ及び後ろ身ごろ、あるいは一つ以上に分割した前身ごろの縫合する二辺の縫製辺の長さは同じ長さであることを基本とするが、その縫合する片方の縫製辺の長さを基本とし、もう一方の縫製辺の長さを異なった長さで縫合することで、該衣服の立体又は曲線形状を更に際立たせて形成することができる。
第3の発明は、雄又は雌の排尿を吸水するための吸水体及び生理血液を吸水するための吸水体を、ズレルこと無く四足歩行動物の身体に装着させるための手段として、後脚太股に沿った楕円かつ扁平なズボン筒状とすることで股間の余分な生地弛みを無くしたズボン部構造を形成しつつ、その左右の太股を被覆する楕円かつ扁平なズボン部の付け根の間(両股関節の間)に、下腹部から延びる一つ以上に分割した前身ごろを縫合することで、小型吸水体を面で装着できる構造としている。
又、雌の排尿を吸水するための小型吸水体から二次的な尿漏れを防ぐ縫製構造として、両後脚の付け根に構成される楕円かつ扁平なズボン部内側に接する分割した前身ごろ縫合部を高くしその分割した前身ごろの中間部を低くした凹状の面となるように、生地を弛ませる構造とすることを特徴としている。
第4の発明は、四脚歩行動物が排便で地表を汚さないために、該四足歩行動物用衣服の開口された肛門周囲の両側上部の左右に一つ以上のスリットを設け、首より引っ張ることによる臀部の張りを利用して排便回収用の紙・不織布・フィルムのシート又は袋を折りたたむ又は袋の深さを縮めたものを、肛門に近接しながら左右のスリットに挟み込み、排便時の便を包み込みながら回収する構造としている。
上記発明によれば、次のような効果を有する。
排尿対策用に小型吸水体、排便対策用に回収用シート又は袋を装着できる四足歩行動物用の一体式繋ぎ衣服又は首あるいは肩掛け式オーバーオール衣服、更には首あるいは肩方向に引き上げ機能を有するズボン衣服とすることで、排尿・排便による環境汚染を防止することができる。
該衣服は、表裏兼用のリバーシブル構造や胴体被覆・後脚被覆をスリム化した縫製構造とすることで、該衣服の単独使用はもちろん他の公知の上着を該衣服の上に重ねて着用することができ外出衣服との組み合わせを楽しめる衣服としている。
小型吸水体は、四足歩行動物用の吸水体を装着することを基本とするが、量産による低コスト化が実現している人間用のパット式尿吸水体も装着できる構造で、経済的にも利用率の向上を考慮し環境汚染を防止する。
ズレ防止機能のとして首又は肩に、面ファスナーの張り合わせによる太さ調整機能を利用し固定手段としている。首又は肩の固定は、単に胸当ての脱落を防止するだけで無く、胸当てを介してズボン部を含む該衣服の下半身被覆体を引き上げることで、四足歩行動物の水平な身長方向に対する小型吸水体及びこれを被覆固定するための衣服の撓み・弛み・ズレを防止する。又この太さ調整機能は、個体ごとに異なる胴体の長さに対応するための調整できる機能も持ち、胴体の短い四足歩行動物においては首の上部に装着し、胴体の長い四足歩行動物においては首の下部または肩部に装着することで身体の長さに対応し、該衣服の汎用を可能としている。
腰部部分を面ファスナーの張り合わせによる太さ調整機能を二つ目の固定手段としている。後ろ身ごろの中心(背中心)に、面ファスナーの張り合わせによる太さ調整機能により該衣服の腰の弛み及びズボン部の落下を防止しながら、該衣服及び該衣服に装着した吸水体を円周方向に対し撓み・弛み・ズレを防止する。
また、この首と腰の面ファスナーの張り合わせによる腰の太さ調整機能は、個体ごとに異なる腰の太さに対応でき該衣服の汎用を可能とし、面ファスナー以外にファスナー・スナップ・ホック・ボタンによる調節機能も可能で、伸縮性生地を使うと背中心・脇線・ズボン後部を着脱開口部とすることもできる。
首と腰に太さ調整機能を持った一体式繋ぎ衣服又は首あるいは肩掛け式オーバーオール衣服、更には首あるいは肩方向に引き上げ機能を有するズボン衣服は、屋外以外はもちろん屋内で小型吸水体を装着しての利用も可能で、換毛期の抜け毛飛散・付着防止用衣服として利用できる。又飼育者の布団の中で該動物が共に就寝する場合においても布団への抜け毛・切れ毛の付着を防止する就寝着としても利用できる。
胸当て部の腰被覆部接合縫製辺と、腰被覆部及びズボン部を形成するための、左前身ごろ及び右前身ごろの各縫製辺、左後ろ身ごろ及び右後ろ身ごろの各縫製辺、一つ以上に分割した前身ごろの各縫製辺は、弛みと張りを形成するための一つ以上の異なる連続する波曲線とし、対面する該波曲線どうしを縫合することで、太さと細さの立体形状を持つ縫合辺を形成することができる。具体的には、同じ凹曲線を持つ縫製辺どうしを縫合することで、窪んだ縫合辺とすることができ、又同じ凸曲線を持つ縫製辺どうしを縫合することで、膨らんだ縫合辺とすることもでき、更に同一方向の曲線で強い曲線と緩やかな曲線を持つ縫製辺どうしを縫合することで引き締めと脹らみを持たせたることができただ生地を縫合被覆するだけでは無い、太股や股間にフィットする四足歩行動物の腰から一体化するズボン部の形成を可能としている。
又胸及び下腹部の生地に、ダーツを形成することで更に余分な弛みを解消し、腰の巻き締め効果、胸当てと下腹部のダーツ形成による密着効果で長頭型・中頭型骨格の細長い口を持つ四足歩行動物でも、該衣服内への口の挿入を防止し脱衣対策としている。
ズボン部の付け根の間(股間の間)に一つ以上に分割した前身ごろを縫合することで、小型吸水体を装着するための面状部を該衣服に構成し、同時に小型吸水体と該衣服との密着を確実にしている。又ズボン部のみで形成した場合の縫合面から裾の間に生ずる縫合撓みを、一つ以上に分割した前身ごろを縫合することで解消する。更に雌の股間に装着した場合に生ずる小型吸水体の逆反りが原因となって尿が吸水される前に表面を伝わり生ずる該衣服汚染、吸水体に吸水された尿がズボン生地に接触して該衣服を汚染する二次汚染も防止することができる。
ズボン部の付け根の間(股間の間)に縫合する小型吸水体を装着するための一つ以上に分割した前身ごろは、縫製辺の全てを縫合する以外に一部または全てを面ファスナー・ファスナー・ホック・ボタンによる小型吸水体取り外しを目的とした、開口構造とすることもできる。
四足歩行動物用衣服の肛門開口部両側上部に近接する左右に長手のスリットを設け、排便回収用の紙・不織布・フィルムのシート又は袋を、折りたたむ又は収縮させて、肛門に近接しながら左右のスリットに挟み込み、排便を包み込みながら回収する構造とすることで、四足歩行動物用の胴体が直線である際は、首からの引き上げ効果で臀部と生地スリットが密着し、その間に挟みこむ排便回収用の紙・不織布・フィルムのシート又は袋がズレ難い構造を保っている。
四足歩行動物の排便は両後ろ足を前にして、肛門が地面に直角になる独特の体勢をすると、胴体は湾曲することで首から引き上げられている臀部の張りが弛み、肛門から排出され排便回収用の紙・不織布・フィルムのシート又は袋に落下した便は、更にその重量で両側のスリットから外れて地表に落下しても、地表の汚染を防止できる。
四足歩行動物の尾に、尾の上下運動による排便回収用の紙・不織布・フィルムのシート又は袋のズレの防止するための挟み込み治具を補助具として装着することもできる。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態に係る四足歩行動物用に装着した場合の四足歩行動物用衣服の中で、首掛け式オーバーオール衣服2の側面斜視図であり、2図は1図の後部斜視図である。
背開口部6を持つ首掛け式オーバーオール衣服2は、図1及び図2に示すように、首固定用面ファスナー9を有する首固定バンド部8と、胸当てダーツ11により弛みを無くした胸当て部10から繋がる右側面前身ごろ15A左側面前身ごろ15B、小型吸水体7を装着するための分割した前身ごろ16と腰固定用面ファスナー13を有する右側面後ろ身ごろ14A左側面後ろ身ごろ14Bの各身ごろの縫合により形成される腰被覆部12及びズボン部17で構成され、臀部開口部19の近接に形成される便回収袋21を装着するためのスリット部20による便回収構造により、排尿・排便による環境汚染を防止している。
首又は肩に装着する首固定用面ファスナー9の最良位置は、首掛け式オーバーオール衣服2において、首3と反対に位置する臀部先端4との間に張りのある状態を維持した引き上げ位置とし、首掛け式オーバーオール衣服2の撓み・弛み・ズレを防止すると同時に、首掛け式オーバーオール衣服2に装着した排尿用について、小型吸水体7の胴体での前後方向の撓み・弛み・ズレを防止している。
首又は肩に巻く太さ調節機能は、バンド形状を基本とするが、衣服形状によっては、詰襟・ワイシャツ襟・開襟あるいは、丸首・V襟でデザイン性を考慮した形状とすることもできる。
四足歩行動物1に首掛け式オーバーオール衣服2を装着するには、右側面後ろ身ごろ14Aと左側面後ろ身ごろ14Bで構成される腰被覆部12の背側にある腰固定用面ファスナー13を開いた状態とし、分割した前身ごろ16に接着剤が塗布してある小型吸水体7を貼り付けて、排尿対策の準備を終了する。
四足歩行動物1への具体的な装着は、後脚をズボン部17に挿入しながら小型吸水体7が雄・雌の陰部を覆うことを確認して、腰被覆部12の背側にある腰固定面ファスナー13で腰に弛みが無い状態で結束する。更に臀部開口部19に近接するスリット部20が臀部先端4に密着している状態になるよう腰被覆部12を首方向に引き上げ、胸当て部10に弛みが無い状態で首固定バンド部6の首固定面ファスナー9を結束することで小型吸水体7のズレを防止する。
図3は、図2に便回収袋21を装着した便回収袋装着図である。
横に長い開口を持つ便回収袋21は、臀部開口部19に位置する尾5の下の肛門に開口部が接するように位置決めし、左右に分けて臀部開口部17の皮膚側からスリット部20に挟み込み、排便時に便が袋に入るようにする。微調整はスリット部20から出た便回収袋21の先端を引っ張って調整する。
便回収袋19に入った便は、自重で地面に落下するか、または飼育者が臀部開口部17から手で引き抜いてもよい。
雌に関しては、生理血液を吸水するための小型吸水体7を、臀部開口部19近くに装着することで、血液吸水用衣服としても利用できる。
図4は1図の平面図で、ズボン部17は楕円かつ扁平な構造を有する縫製で、そのズボン部17の中間部には小型吸水体7を装着するための前中心縫合線の無い分割した前身ごろ16に接着剤が塗布してある小型吸水体7を貼り付けて雄・雌の排尿を吸水する。
図5は縫製辺を示す説明図で、波曲線を持つ右側面後ろ身ごろ14Aと右側面前身ごろ15Aの縫製及び左側面後ろ身ごろ14Bと左側面前身ごろ15Bの対面する縫製辺は、ア〜エの4つに区分する連続する波曲線を持つ縫製辺により構成され、この縫製辺を縫合することで四足歩行動物の胴体及び楕円かつ扁平な構造を有する後脚に沿う脇線を形成し、これ以外の腰被覆部12を形成する右側面後ろ身ごろ14A、左側面後ろ身ごろ14B、右側面前身ごろ15A、左側面前身ごろ15B、及び腰被覆部12と縫合する胸当て部10においても、縫製辺は全て異なる波曲線を有し、それぞれの縫製辺を縫合することで弛みが無い衣服としている。
縫製生地は、天然繊維・化学繊維の伸縮性または非伸縮性の生地を、単独又は両方を組み合わせて縫製することができ、暑さ対策用にメッシュ生地で小型吸水体を装着できる放熱対策衣服としても利用できる。
波曲線について図5記載に表記する脇線縫製辺31を例として説明する。
右側面前身ごろ15Aと右後ろ身ごろ14Aを縫合する脇線縫製辺31は、4つの異なる曲線を有する凸辺区間ア、凹辺区間イ、凸辺区間ウ、凹辺区間エに区分され、それぞれの対面する曲線は、異なる曲線により四足歩行動物身体の脇ラインを形成し身体の側面を被覆している。
この波曲線は、首固定バンド部8と胸当て部10を接合するための縫合以外は、全ての縫合において一つ以上の異なる波曲線で縫合し、その中でも分割した前身ごろ16とその左右に分かれる右側面前身ごろ15A左側面前身ごろ15Bは、立体かつ股関節を支点に前後に動く後脚を被服する部位となるので一つ以上の異なる波曲線で縫合する凹区間を大きく取り、更に雌陰部に接触する小型吸水体を股の間に装着するための面形状を維持するための面形状を維持する縫合としている。
後脚を貫通させるためのズボン部及び裾辺35は、右足を右側面後ろ身ごろ14A右側面前身ごろ15A及び左足を左側面後ろ身ごろ14B左側面前身ごろ15Bで構成し、歩行中及び寝転び時の後脚の引っかかりによる脱衣を防止するために、裾前部分となる右側面前身ごろ15A及び左側面前身ごろ15Bは裾長け及び円周を短くしている。
四足歩行動物は、雄・雌で陰部の位置は異なるため、分割した身ごろ16に装着する小型吸水体7は、雄は前方向・雌は後ろ方向にそれぞれ装着することで、雄・雌両方に対応できる首掛け式オーバーオール衣服2となっており、雄の場合は陰部が前方なので分割した前身ごろ16を省略することもできる。
図6は、該衣服(本願発明品)と各種比較サンプル4点を屋外及び室内の行動ごとに区分して排尿・排便時の漏れの有無を比較した一覧である。一覧内の符号△は時々及び符号×においては全てにおいて排尿・排便において漏れが発生している。またこの排尿・排便漏れの要因は、排尿吸水体または排便回収機能がズレにより、漏れを発生したことを示し該衣服がズレルこと無く排尿・排便に有効であることを確認した図である。
形 状:1、全身被服型繋ぎ着(外出着・就寝着)
構成部品:首固定バンド・右前身ごろ・左前身ごろ・分割前身ごろ
・右後ろ身ごろ・左後ろ身ごろ
2、首または肩掛け式ズボン(外出着・夏着)
ア、胸当てパターン式
構成部品:首固定バンド・胸当て・右前身ごろ・左前身ごろ
・分割前身ごろ・右後ろ身ごろ・左後ろ身ごろ
イ、ショルダーベルト式(外出着)
構成部品:肩固定バンド・吊りバンド・右前身ごろ・左前身ごろ
・分割前身ごろ・右後ろ身ごろ・左後ろ身ごろ
生 地:外 出 着=表地:デニム織り綿生地
裏地:綿ブロード生地(リバーシブル仕様)
夏 着=ポリエステルメッシュ生地
就 寝 着=ニット生地
尿吸水体:犬用または人間用(大人・子供)の市販小型吸水体
便回収袋:ポリエチレン系150mm〜300mm×100mm口袋
サ イ ズ:犬用の大型用・中型用・小型用・極小用・胴長用大・胴長用中・胴長用中
・胴長用極小
評 価:屋内外の日常生活で尿漏れが無いこと。
歩行散歩時に便回収が出来ること。
本願構造による各種サイズの試作を行い、本発明が有効であることを確認した。
本発明は、四足歩行動物の雄・雌を問わずに吸水体の装着機能を有する衣服で、身体の動きに対して吸水体の密着性を可能とし、屋内外の排尿・排便の汚染を防止する。
本発明の実施形態に係る首掛け式オーバーオール衣服側面斜視図。 2図は1図の後部斜視図。 3図は便回収袋装着図 4図は1図の平面図。 縫製辺を示す説明図。 排尿・排便漏れ比較グラフ
符号の説明
1 四足歩行動物
2 首掛け式オーバーオール衣服
3 首
4 臀部先端
5 尾
6 背開口部
7 小型吸水体
8 首固定バンド部
9 首固定用面ファスナー
10 胸当て部
11 胸当てダーツ
12 腰被覆部
13 腰固定用面ファスナー
14A 右側面後ろ身ごろ
14B 左側面後ろ身ごろ
15A 右側面前身ごろ
15B 左側面前身ごろ
16 分割した前身ごろ
17 ズボン部
18 裾部
19 臀部開口部
20 スリット部
21 便回収袋
30 胸当て縫製辺
31 脇線縫製辺
32 前身ごろ縫製辺
33 臀部縫製辺
34 ズボン縫製辺
35 裾辺
36 臀部開口辺
ア 凸辺区間
イ 凹辺区間
ウ 凸辺区間
エ 凹辺区間

Claims (4)

  1. 四足歩行動物用の一体式繋ぎ衣服又は首あるいは肩掛け式オーバーオール衣服、更には首あるいは肩方向に引き上げ機能を有するズボン衣服において、陰部・臀部を含む下半身及び足の太股・ひざ関節の各部を被覆し、首と腰の太さ調整機能でサイズの汎用を可能とした四足歩行動物用衣服。
  2. 陰部・臀部を含む下半身及び足の太股・ひざ関節の各部を被覆するための前身ごろと後ろ身ごろを縫合する縫製辺及び左右の前身ごろ又は後ろ身ごろを縫合する縫製辺、あるいは一つ以上に分割した前身ごろの縫製辺を、ゆるみと張りを形成するための一つ以上の異なる波曲線により縫合したことを特徴とする請求項1記載の四足歩行動物用衣服。
  3. 後脚ズボン部を、前身ごろ及び後ろ身ごろ生地で構成し、一つ以上に分割した前身ごろによる吸水体装着面を形成したことを特徴とする請求項1叉は2記載の四足歩行動物用衣服。
  4. 四足歩行動物用衣服の肛門開口部上部の左右にスリットを設け、排便回収するための紙又は不織布あるいは化成品フィルムをスリットと四足歩行動物身体の間に挟み込み固定し、排便回収機能を有することを特徴とする四足歩行動物用衣服。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011217649A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Yumiko Yoshii 超小型犬用衣服

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