JP6735316B2 - 表面処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、噴射物を構造物の表面に噴射することによってその表面を処理する表面処理装置に関する。
特許文献1には、噴射ノズルを備える多関節ロボットを用いて、噴射ノズルから高圧水をコンクリート構造物の下面に噴射することによってコンクリート構造物の下面を自動的に研掃する技術が開示されている。
特開2013−154430公報
ところで、研掃作業の後に研掃の良否を検査することが必要である。ところが、人手による検査作業では、作業効率が悪い上、検査精度が安定せず検査結果にばらつきがある。
また、人手によって研掃作業を行うと、作業員が研掃により生じた粉塵や有害物質を浴びてしまう。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、研掃等の表面処理と表面処理後の検査とを自動的に行えるようにして、作業効率、安全性及び検査精度を向上させることを目的とする。
以上の課題を解決すべく、構造物の表面処理を実施する表面処理装置は、ベースと、前記ベースから直列に関節を介して連結された複数のアームと、前記関節のそれぞれの角度を検出する角度検出部とを有するマニピュレーターと、前記複数のアームのうち先端のアームに取り付けられ、前記構造物の表面に向けて噴射材を噴射するノズルと、前記複数のアームのうち先端のアームに取り付けられ、前記構造物の表面の状態を計測する検査プローブと、前記角度検出部によって検出された角度に基づいて前記マニピュレーターをフィードバック制御する制御装置と、コンピューターと、を備え、前記制御装置が前記角度検出部によって検出された角度に基づいて前記マニピュレーターフィードバック制御することにより前記マニピュレーターが前記ノズル前記構造物の表面に沿って移動させながら、前記ノズルが前記噴射材を噴射することによって前記構造物の表面処理を実施した後、前記制御装置が前記角度検出部によって検出された角度に基づいて前記マニピュレーターフィードバック制御することにより前記マニピュレーターが前記検査プローブ前記構造物の表面に沿って移動させながら、且つ、前記制御装置が前記角度検出部によって検出された角度に基づいて前記検査プローブの位置を計算して、その位置の計算値を前記コンピューターに転送しながら、前記検査プローブが前記構造物の表面の状態を計測してその計測結果を前記コンピューターに転送し、前記コンピューターが、前記検査プローブによる計測結果を前記制御装置による前記検査プローブの位置の計算値ごとに対応付けて、前記検査プローブによる計測結果に基づいて前記構造物の表面の状態の良否を位置ごとに評価し、その評価の結果不良となる位置を表す不良位置信号を前記制御装置に送信し、前記制御装置が前記コンピューターから受信した前記不良位置信号に基づいて前記マニピュレーターを制御することにより前記マニピュレーターが前記ノズルを不良となる位置に移動させて、前記ノズルが前記噴射材を噴射することによって前記構造物の表面処理を再度実施する
以上によれば、制御装置がマニピュレーターを制御することによって、構造物の表面処理とそれに引き続く検査処理が自動的に実施される。そのため、作業員の安全を確保できる上、作業効率、生産性及び検査精度が向上する。
また、表面処理が不良であった箇所に表面処理を再度自動的に実施するため、作業効率が向上する。
好ましくは、前記表面処理装置が、前記マニピュレーターの前記ベースが搭載された走行体と、前記走行体の位置を計測する位置計測器と、を更に備え、前記構造物の表面処理の実施の際に前記制御装置が前記マニピュレーターに加えて前記走行体制御することによって前記ノズルが前記構造物の表面に沿って移動しながら前記噴射材を噴射した後、前記制御装置が前記マニピュレーターに加えて前記走行体制御することによって前記検査プローブが前記構造物の表面に沿って移動しながら前記構造物の表面の状態を計測し、その計測の際に前記位置計測器が前記走行体の位置の計測結果を前記コンピューターに転送し、前記コンピューターが、前記検査プローブによる計測結果を、前記制御装置による前記検査プローブの位置の計算値に加えて前記走行体の位置の計測結果にも対応付けて、前記検査プローブによる計測結果に基づいて前記構造物の表面の状態の良否を位置ごとに評価し、その評価の結果不良となる位置を表す不良位置信号を前記制御装置に送信し、前記制御装置が前記コンピューターから受信した前記不良位置信号に基づいて前記マニピュレーターに加えて前記走行体も制御することにより前記マニピュレーターが前記ノズルを不良となる位置に移動させて、前記ノズルが前記噴射材を噴射することによって前記構造物の表面処理を再度実施する。
以上によれば、マニピュレーターのベースが走行体に搭載されているので、マニピュレーターのみによるノズル及び検査プローブの移動可能範囲よりも広い範囲の表面処理及び検査処理を実施できる。
好ましくは、閉鎖された空間内で前記構造物の表面が露出し、前記空間内において前記マニピュレーターが前記ノズル及び前記検査プローブを移動させる。
以上によれば、閉鎖された空間の外にいる作業員が噴射材や塵埃を浴びずに済む。よって、作業員の安全を確保できる。
好ましくは、前記表面処理装置が、前記走行体又は前記マニピュレーターに設けられた塵埃センサを更に備え、前記構造物の表面処理の実施後に前記塵埃センサにより塵埃が検出されなくなったら、前記制御装置が前記マニピュレーターをフィードバック制御するとともに、前記検査プローブが前記構造物の表面の状態を計測する。
好ましくは、前記噴射材が投射材、水、塗料、モルタル、コンクリート又は化学薬品である。
本発明によれば、構造物の表面処理とそれに引き続く検査処理が自動的に実施される。そのため、作業員の安全を確保できる上、作業効率、生産性及び検査精度が向上する。
表面処理方法を説明するための側面図である。 表面処理ロボットの側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
1. 表面処理方法の概要
図1は本実施形態の表面処理方法を説明するための側面図である。
本実施形態の表面処理方法では、表面処理装置20を用いて構造物1の表面処理を実施する。表面処理とは、構造物1の表面1aに噴射材9を吹き付けることによって構造物1の表面1aを変化させることをいい、例えばショットブラスト、ウォータージェット、スプレーのことをいう。構造物1の表面1aの変化とは、例えば構造物1の表面1aを研掃すること、構造物1の表面1aに噴射材9を付着させること、構造物1の表面1aに塗膜を形成すること、構造物1の表面1aを噴射材9で化学反応させること等をいう。本実施形態では、構造物1が高架橋であるが、他の構造物、例えばトンネル、地下構造物、橋梁、建物、格納庫、シェルターであってもよい。本実施形態では、噴射材9に研磨材(サンド)を用いるため、サンドブラスト法により構造物1の表面1aを研掃することになる。なお、サンド以外の投射材や、水、塗料、モルタル、コンクリート又は化学薬品を噴射材9として用いてもよい。
構造物1から吊り足場2が懸下されるように設置されており、吊り足場2上に作業空間が形成されている。吊り足場2上には仕切りパネル3〜6が立設されており、吊り足場2上の作業空間が仕切りパネル3〜6によって室11〜15に区切られている。室11〜15はこれらの順に構造物1の長手方向、つまり橋軸方向に配列されている。
室11〜15は閉鎖された空間であり、構造物1の表面1aは各室11〜15内で露出している。各室11〜15内では、室11,室12、室13、室14、室15の順に構造物1の表面処理を実施し、表面処理に引き続いて表面処理済みの構造物1の表面1aを検査し、検査処理に引き続いて表面処理済みの構造物1の表面1aを後処理する。後処理とは、例えば構造物1の表面1aを塗装する処理をいうが、他の表面処理であってもよい。ここで、室14内において構造物1の表面処理を実施するのと並行して、室13内において表面処理済みの構造物1の表面1aの検査を実施するとともに、室12において検査済みの構造物1の表面1aの後処理を実施する。室14内で構造物1の表面処理が完了すると、その隣の室15では表面処理を実施し、今まで表面処理を行っていた室14では検査を実施し、今まで検査を行っていた室13では後処理を実施する。
構造物1の表面処理には、表面処理装置20を使用する。以下、表面処理装置20について詳細に説明する。
2. 表面処理装置
表面処理装置20は発電機21、遠隔操作装置22、供給装置23、制御装置31、ガイドレール32及び表面処理ロボット40を備える。
発電機21、遠隔操作装置22及び供給装置23は、構造物1の下の作業場に、特に地面に設置されている。発電機21によって生成された電力が遠隔操作装置22、供給装置23、制御装置31及び表面処理ロボット40に供給されることによって、これらが動作する。
遠隔操作装置22は、入力デバイス(キーボード、ポインティングデバイス、ティーチングペンダント、プッシュスイッチ等)、表示デバイス、無線機及びコンピューター等を有するコンピューターシステムである。遠隔操作装置22のコンピューターと制御装置31は相互に通信可能である。
作業員が遠隔操作装置22を利用して、無線又は有線により供給装置23、制御装置31及び表面処理ロボット40の稼働状態を把握できるとともに、これらを遠隔操作することができる。また、作業員が遠隔操作装置22を利用してティーチングを行うと、ティーチングの内容に従ったプログラムが遠隔操作装置22のコンピューターによって作成され、その動作プログラムが遠隔操作装置22のコンピューターから制御装置31に転送され、制御装置31が動作プログラムに従って表面処理ロボット40を駆動する。
遠隔操作装置22の横には、制御装置31が設置されている。制御装置31は、遠隔操作装置22と無線通信を行うための無線機と、表面処理ロボット40を動作させるための指令信号を出力するプログラマブルロジックコントローラーと、プログラマブルロジックコントローラーの指令信号に従って表面処理ロボット40を駆動するサーボ機構等とを備える。
供給装置23はホース24を通じて噴射材9を表面処理ロボット40に供給する。供給装置23はコンプレッサー23a、エアドライヤー23b、ブラスト機23c及び貯留タンク23dを有する。コンプレッサー23aはエアドライヤー23bを介して高圧エアをブラスト機23cに供給し、エアドライヤー23bは高圧エアの湿気を除去する。コンプレッサー23aには圧力検出器が設けられ、圧力検出器の検出値に基づいてコンプレッサー23aがフィードバック制御されることによって、コンプレッサー23aの圧力が所定値に自動制御される。
貯留タンク23dには、噴射材9が貯留されている。貯留タンク23dとブラスト機23cは電磁弁等を介して接続されており、電磁弁が開くと、貯留タンク23d内の噴射材9はブラスト機23cに供給される。
ブラスト機23cには、噴射材9が一時的に貯留される。ブラスト機23cは残量検出器を有し、ブラスト機23cに貯留された噴射材9の残量が残量検出器によって検出される。残量検出器によって検出された残量が所定しきい値未満になると、前記電磁弁が開き、貯留タンク23d内の噴射材9はブラスト機23cに供給される。高圧エアがコンプレッサー23aからブラスト機23cに供給された状態で制御装置31がブラスト機23cを作動させると、ブラスト機23cがブラスト機23c内の噴射材を高圧エアとともにホース24を通じて表面処理ロボット40に供給する。これにより、表面処理ロボット40のノズル43から噴射材9が噴射される。制御装置31がブラスト機23cを停止させると、噴射材9の噴射が止まる。
構造物1の下にはガイドレール32が設置されている。ガイドレール32は室11内から室15内にかけて構造物1の長手方向、つまり橋軸方向に延設されている。ガイドレール32は構造物1に取り付けられていてもよいし、吊り足場2の上に取り付けられていてもよい。このガイドレール32は表面処理ロボット40を構造物1の長手方向に案内するものであり、表面処理ロボット40がガイドレール32に沿って自走する。
ガイドレール32は仕切りパネル3〜6を貫通して延在しているが、これらが貫通する箇所には扉等の開閉部材が設けられている。開閉部材は通常時に閉じているが、表面処理ロボット40が仕切りパネル3〜6を通過する際には、開閉部材が開く。
続いて、表面処理ロボット40について説明する。図2は表面処理ロボット40の側面図である。表面処理ロボット40は走行体41、マニピュレーター42、ノズル43、検査プローブ44及び位置計測器45を備える。
走行体41はガイドレール32に沿って走行可能となってガイドレール32に支持されている。走行体41はガイドレール32上を転動する車輪41aとそれらを駆動するモーターとを有し、車輪41aがモーターによって回転駆動されることによって走行体41がガイドレール32に沿って走行する。走行体41にはロータリーエンコーダー等の速度検出器が設けられ、制御装置31が速度検出器の検出値に基づいて走行体41をフィードバック制御することによって、走行体41の速度が所定の目標値に自動制御される。
走行体41には、位置計測器45が設けられている。この位置計測器45は走行体41の位置を計測して、その計測結果を表す信号(以下、走行体位置信号という。)を制御装置31に出力する。走行体位置信号は制御装置31によって遠隔操作装置22のコンピューターにも転送される。
位置計測器45は例えば衛星航法受信機、三角測量器、3Dスキャナー、ロータリーエンコーダー式計測器である。衛星航法受信機は、複数の航法衛星から電波を受信することによって測位する機器である。三角測量器は、走行体41の周囲に設置されたターゲットに向けて投光して、反射光を受光することによってターゲットまでの距離と投光角度を計測し、それら距離と投光角度から位置を演算する機器である。3Dスキャナーとは、レーザービームを照射しながらその照射方向を偏向させるとともに、走行体41の周囲に設置されたターゲット等から反射光を受光することによって、走行体41からターゲットまでの距離及び方角を計測して、その距離及び方角から走行体41の位置を演算する機器である。ロータリーエンコーダー式計測器は、走行体41の回転軸(例えば、車輪41aの軸)の回転変位により生じるパルスの数を計数して、その計数値から位置を演算する機器である。位置計測器45が屋外等の電波の届く場所にある場合には、衛星航法受信機を位置計測器45として利用可能であるが、位置計測器45が屋内等の電波の届かない場所にある場合には、三角測量器、ロータリーエンコーダー式計測器又は3Dスキャナーを位置計測器45として利用する。
なお、位置計測器45が走行体41の周囲に設置されていてもよく、この場合には3Dスキャナー又は三角測量器を位置計測器45として利用可能である。
走行体41上には、移動機構としてのマニピュレーター42が搭載されている。マニピュレーター42は、5軸の自由度でノズル43及び検査プローブ44の移動及び姿勢変更を行う多関節ロボット本体である。このマニピュレーター42はベースユニット42a、アーム部42b〜42f及びホルダ42g等を有する。
ベースユニット42aは走行体41上に搭載されている。ベースユニット42aには、関節部を介して第1アーム部42bが連結され、その関節部によって第1アーム部42bがベースユニット42aに対して回転軸A1回りに回転駆動される。第1アーム部42bには、関節部を介して第2アーム部42cが連結され、その関節部によって第2アーム部42cが第1アーム部42bに対して回転軸A2回りに回転駆動される。第2アーム部42cには、関節部を介して第3アーム部42dが連結され、その関節部によって第3アーム部42dが第2アーム部42cに対して回転軸A3回りに回転駆動される。第3アーム部42dには、関節部を介して第4アーム部42eが連結され、その関節部によって第4アーム部42eが第3アーム部42dに対して回転軸A4回りに回転駆動される。第4アーム部42eには、関節部を介して第5アーム部42fが連結され、その関節部によって第5アーム部42fが第4アーム部42eに対して回転軸A5回りに回転駆動される。第5アーム部42fには、ノズル43及び検査プローブ44を支持するホルダ42gが取り付けられている。マニピュレーター42の各関節部にはロータリーエンコーダー等の角度検出器が設けられ、制御装置31が角度検出器の検出値をフィードバックしてその検出値に基づいてマニピュレーター42をサーボ制御することによって、ノズル43及び検査プローブ44の位置及び姿勢が自動制御される。サーボ制御の際に制御装置31が角度検出器の検出値に基づいてノズル43及び検査プローブ44の位置及び姿勢をリアルタイムに演算する。演算されたノズル43及び検査プローブ44の位置及び姿勢を表す信号(以下、位置姿勢信号という。)は、制御装置31によって遠隔操作装置22のコンピューターにも転送される。
ノズル43にはホース24が接続されており、噴射材9が高圧エアとともにノズル43に供給される。ノズル43はその先端から噴射材9を噴射する。
検査プローブ44は、構造物1の表面1aを検査すべく構造物1の表面1aの状態を計測して、表面の状態を表す信号(以下、検査結果信号という。)を制御装置31に出力する。検査結果信号は、走行体位置信号及び位置姿勢信号とともに制御装置31によって遠隔操作装置22のコンピューターにも転送される。遠隔操作装置22のコンピューターは、構造物1の表面1aの状態の検査結果を表面1a上の各位置ごとに記憶する。つまり、遠隔操作装置22のコンピューターは、検査結果信号の値を走行体位置信号の値及び位置姿勢信号の値に対応付けて、これらの値を記憶する。
検査プローブ44は、構造物1の表面1aに直接接触することによって構造物1の表面1aの状態を計測するものでもよいし、構造物1の表面1aに接触せずに光、電気又は磁気等により構造物1の表面1aの状態を計測するものでもよい。構造物1の表面1aの状態とは、例えば色彩、濃淡、表面粗さ、導電率、絶縁率、表層の膜厚等である。例えば、検査プローブ44は、構造物1の表面1aの色彩或いは濃淡を計測する光学センサ(例えば、反射型光学センサ、イメージセンサ)、構造物1の表面1aの粗さ(微細な凹凸高さ)を光学的又は接触的に計測する表面粗さ計測器、光学的若しくは電磁的に表層の膜(例えば塗膜)の厚さを計測する膜厚計測器、構造物1の表面1aの絶縁率を計測する計測器、構造物1の表面1aの導電率を計測する計測器である。
検査プローブ44には、キャップ44aが設けられている。キャップ44aは、制御装置31の制御信号に応じて、検査プローブ44を覆った状態と検査プローブ44を開放した状態とに動作可能である。ノズル43による噴射材9の噴射中は検査プローブ44がキャップ44aによって覆われ、検査プローブ44の検査中は検査プローブ44が開放される。
表面処理ロボット40には、具体的には走行体41又はマニピュレーター42には、塵埃を検出する塵埃センサが設けられている。塵埃センサは例えば透過型又は反射型の光学センサである。塵埃センサは、検出結果を表す信号を制御装置31に出力する。
3. 表面処理の各工程
(1)残量確認
まず、作業員が貯留タンク23d内の噴射材9の残量を確認する。噴射材の残量が少ない場合には、作業員が噴射材9を貯留タンク23dに補充する。
(2)コンプレッサーの動作確認
次に、作業員がコンプレッサー23aの状態を確認する。コンプレッサー23aが正常に動作しない場合には、作業員がコンプレッサー23aの点検及び調整を行う。
(3)走行体の動作確認
次に、作業員が走行体41の状態を確認する。走行体41が正常に走行しない場合には、作業員が走行体41の点検及び調整を行う。
(4)ティーチング
次に、作業員が遠隔操作装置22の入力デバイスによって走行体41及びマニピュレーター42の動作手順の入力、つまりティーチングを行う。そうすると、遠隔操作装置22のコンピューターが入力内容に従って動作プログラムを生成して、その動作プログラムを制御装置31に転送する。制御装置31はその動作プログラムを記憶する。
(5)自動運転開始
次に、作業員が遠隔操作装置22の入力デバイスによって始動の旨の入力を行う。そうすると、表面処理装置20の自動運転が開始する。
(6)残量検出
まず、ブラスト機23c内の噴射材9の残量が残量検出器によって検出される。その検出値が所定しきい値未満であると、貯留タンク23d内の噴射材9はブラスト機23cに供給される。以後、このような処理が自動運転の終了時まで継続して行い、噴射材9の噴出を継続させる。
(7)コンプレッサーの圧力調整
次に、コンプレッサー23aの圧力が圧力検出器によって検出されつつ、圧力検出器の検出値に基づいてコンプレッサー23aが制御装置31によってフィードバック制御される。これにより、コンプレッサー23aの圧力が所定値に自動制御される。以後、このような処理が自動運転の終了時まで継続して行われる。
(8)表面処理動作
次に、制御装置31が動作プログラムに従って表面処理ロボット40を制御することによって、表面処理ロボット40が表面処理の動作をする。具体的には、以下の通りである。
まず、制御装置31がキャップ44aを制御すると、キャップ44aが検査プローブ44を覆った状態に動作する。その後、制御装置31が走行体41を駆動することによって、走行体41が走行する。走行体41の走行中、制御装置31が速度検出器の検出値に基づいて走行体41の速度を所定の目標値にフィードバック制御する。更に、走行体41の走行中、走行体41の位置が位置計測器45によって計測され、その計測結果を表す信号が位置計測器45から制御装置31に転送されるので、制御装置31が走行体41の位置を認識する。そして、走行体41が室14内の所定の位置まで移動すると、制御装置31が走行体41を停止させる。
次に、制御装置31が動作プログラムに従ってマニピュレーター42を駆動することによって、マニピュレーター42がノズル43を連続的、断続的又は間欠的に移動させながら、ノズル43の姿勢を連続的、断続的又は間欠的に変更する。これにより、ノズル43の先端が構造物1の表面1aから離れた状態でその構造物1の表面1aに沿って移動する。その際、制御装置31がブラスト機23cを作動させるので、ブラスト機23cが高圧エアを利用して噴射材9をノズル43に供給する。そのため、噴射材9がノズル43の先端から構造物1の表面1aに吹き付けられる。これにより、構造物1の表面1aが噴射材9によって研掃される。
構造物1の表面1aの所定範囲の研掃が完了すると、再び制御装置31が走行体41を駆動した後にマニピュレーター42を駆動する。これにより、別の範囲が研掃される。以後、走行体41の移動、マニピュレーター42の動作が交互に行われることによって、室14内の構造物1の表面1aの全体が研掃される。室14内の構造物1の表面1aの全体の研掃が完了したら、制御装置31がブラスト機23cを停止して、噴射材9の噴射が停止する。
なお、室14内における表面処理ロボット40の表面処理動作と並行して、室12内にて構造物1の表面1aの後処理を実施してもよい。また、室14内における表面処理ロボット40の表面処理動作と並行して、作業員が室13内にて構造物1の表面1aを検査してもよい。
(9)検査動作
室14内の構造物1の表面1aの全体の研掃の完了後、暫くの時間は、噴射材9や塵埃が室14内で宙に浮遊している。浮遊した噴射材9や塵埃は塵埃センサによって検出され、その旨の信号が塵埃センサから制御装置31に出力される。噴射材9及び塵埃の浮遊が収まったら、塵埃センサによって噴射材9や塵埃が検出されず、その旨の信号が塵埃センサから制御装置31に出力される。或いは、噴射材9や塵埃の浮遊が収まったことを作業員が確認したら、作業員が遠隔操作装置22の入力デバイスによって始動の旨の入力を行うと、遠隔操作装置22のコンピューターが始動の旨の信号を制御装置31に出力する。制御装置31が塵埃センサ又は遠隔操作装置22のコンピューターから信号を入力したら、制御装置31が動作プログラムに従って表面処理ロボット40を制御することによって、表面処理ロボット40が検査処理の動作をする。なお、噴射材9や塵埃が室14内で宙に浮遊する間中、表面処理ロボット40が室15に移動して室15内にて表面処理動作を行い、室14内の噴射材9及び塵埃の浮遊が収まったら、表面処理ロボット40が表面処理を一時中断して、表面処理ロボット40が室13に移動して室13内にて検査動作を行ってもよい。
検査動作は以下の通りである。
まず、制御装置31がキャップ44aを制御すると、キャップ44aが検査プローブ44を開放した状態に動作する。
次に、制御装置31が走行体41を駆動することによって、走行体41が走行する。そして、走行体41が室14内の所定の位置まで移動すると、その位置が位置計測器45によって検出されるので、制御装置31が走行体41を停止させる。
次に、制御装置31が動作プログラムに従ってマニピュレーター42を駆動することによって、マニピュレーター42が検査プローブ44を連続的、断続的又は間欠的に移動させるとともに、検査プローブ44の姿勢を連続的、断続的又は間欠的に変更する。これにより、検査プローブ44が構造物1の表面1aに沿って移動する。その際、遠隔操作装置22のコンピューターが制御装置31を介して検査プローブ44を制御して、構造物1の表面1aの状態が検査プローブ44によって計測される。そうすると、検査プローブ44が、表面の状態を表す検査結果信号(例えば、画像データ、表面粗さデータ、導電率データ、絶縁率データ、膜圧データ)を制御装置31を介して遠隔操作装置22のコンピューターに転送する。この際、制御装置31が検査プローブ44の位置及び姿勢をリアルタイムに演算し、その演算結果を表す位置姿勢信号を検査結果信号とともに遠隔操作装置22のコンピューターにも転送する。更に、位置計測器45によって計測された走行体41の位置を表す走行体位置信号も検査結果信号とともに制御装置31から遠隔操作装置22のコンピューターにも転送される。
遠隔操作装置22のコンピューターは、検査結果信号の値を走行体位置信号の値及び位置姿勢信号の値に対応付けて、これらの値を記憶する。つまり、遠隔操作装置22のコンピューターは、構造物1の表面1aの状態の検査結果を表面1a上の各位置ごとに記憶する。そして、遠隔操作装置22のコンピューターは、表面1a上の各位置ごとに、つまり、記憶した走行体位置信号及び位置姿勢信号の各値ごとに、記憶した検査結果信号の値に基づいて構造物1の表面1aの状態の良性・不良性を評価する。そのような評価処理には、ディープラーニングによって構築されたニューラルネットワークを利用してもよい。ここで、過去の評価処理によって多数の入力データ(検査プローブ44の信号)及び多数の出力データ(構造物1の表面1aの状態の良好度)をコンピューターに読み込ませると、コンピューターによって畳み込み型又は再帰型のニューラルネットワークを構築して、コンピューターにディープラーニング型の機械学習をさせる。今回の評価処理に際しては、コンピューターは検査プローブ44の信号をニューラルネットワークに入力して、そのニューラルネットワークの出力として良好度を取得する。この際、コンピューターは、検査プローブ44の信号から良好度を求めた結果を用いて、ニューラルネットワークの中間層を深層化する。これにより、評価処理とディープラーニングが並列して行われる。
なお、遠隔操作装置22のコンピューターが検査プローブ44から入力した信号を良好データと対比することによって、構造物1の表面1aの状態の良性・不良性を判定してもよい。
(10)再度の表面処理
検査動作の終了後、遠隔操作装置22のコンピューターは、不良と評価した位置を表す信号、つまり、記憶した検査結果信号の不良な値に対応付けられた走行体位置信号及び位置姿勢信号の値を表す信号(以下、不良位置信号という。)を制御装置31に転送する。そして、制御装置31が不良位置信号に基づいて走行体41及びマニピュレーター42を制御すると、走行体41及びマニピュレーター42によってノズル43が不良箇所まで移動する。そして、制御装置31がブラスト機23cを稼働させると、噴射材9がノズル43の先端から不良箇所に向けて噴射されて、不良箇所が再度表面処理される。
4. 有利な効果
以上の実施形態によれば、以下のような有利な効果が生じる。
(1) 表面処理装置20によって構造物1の表面処理及び検査処理が自動的に実施されるため、作業員の負担が軽減される上、作業効率及び生産性が向上するとともに、人員削減を図れる。
(2) 閉鎖された各室11〜15内で構造物1の表面処理を実施するため、室11〜室15の外にいる作業員が噴射材9や塵埃を浴びずに済む。よって、作業員の安全を確保することができる。
(3) 構造物1の表面処理及び検査処理が表面処理装置20によって自動的に実施されるため、一定の質の表面処理及び検査処理を提供できる。
(4) ディープラーニングによって構築されたニューラルネットワークを利用して、検査結果の良否を判定するため、検査精度が向上する。
(5) 遠隔操作装置22のコンピューターが検査結果信号の値を走行体位置信号の値及び位置姿勢信号の値に対応付けて、これらの値を記憶し、再度の表面処理の際にはそれらの値に基づいて走行体41及びマニピュレーター42が動作することによってノズル43が直接不良箇所まで直接に移動するため、作業効率が向上する。
(6) 表面処理ロボット40がティーチングによって生成された動作プログラムに従って動作する。そのため、作業員が構造物1の大きさ、形状、状態等の様々の要因を考慮してティーチングすることによって、表面処理ロボット40を最適に動作させることができる。よって、高質な表面処理及び検査処理を提供できる。
(7) 構造物1の下の空間を複数の室11〜15に区切ったため、各室11〜15のうち何れかで表面処理を実施するのと並行して、それ以外で別の作業を実施できる。それゆえ、生産性が向上する。
(8) マニピュレーター42及び走行体41を用いたので、ノズル43を作業員が持つことが出来ない程大きなものとすることができる。ノズル43の大型化によりノズル43の口径も大きく、噴射材9の噴出範囲が広い。短時間で広い範囲を表面処理することができ、生産性が向上する。
(9) マニピュレーター42が走行体41に搭載されているので、マニピュレーター42のみによるノズル43及び検査プローブ44の移動可能範囲よりも広い範囲の表面処理及び検査処理を実施できる。各室11〜15が広くても、各室11〜15内の構造物1の表面1aの全体を処理して、検査することができる。
5. 変形例
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。以上の実施形態からの変更点について以下に説明する。以下に説明する各変更点を組み合わせて適用してもよい。
(1) 上記実施形態では、走行体41がガイドレール32に沿って走行するものである。それに対して、走行体41を、吊り足場2上で自律走行する走行体に変更してもよい。自律走行体はクローラー型の走行体であってもよいし、車輪型の走行体であってもよい。
(2) マニピュレーター42及び走行体41がバックホウ等の作業用建機であってもよい。作業用建機は下部走行体、上部旋回体、ブーム、アーム及びアタッチメントを有する。上部旋回体が下部旋回体上に旋回可能に搭載され、ブームが上部旋回体の前部に起伏可能に取り付けられ、アームがブームの先端に上下に揺動可能に取り付けられ、アタッチメントがアームの先端に上下に揺動可能に取り付けられ、ノズル43及び検査プローブ44がアタッチメントに取り付けられている。下部走行体が走行体41に相当し、上部旋回体、ブーム、アーム及びアタッチメントがマニピュレーター42に相当する。
(3) 上記実施形態では、走行体41が構造物1の長手方向、つまり橋軸方向に移動するものとしたが、橋幅方向及び橋軸方向によって規定される面に沿って二次元的に移動するものとしてもよい。
(4) 上記実施形態では、1台の表面処理ロボット40を用いたが、2台以上の表面処理ロボット40を用いてもよい。例えば、或る表面処理ロボット40によって室14内で構造物1の表面処理を実施するのと並行して、他の表面処理ロボット40によって室13内で表面処理済みの構造物1の表面を検査してもよい。
(5) 構造物1がトンネルであれば、走行体41がトンネル内の床面上でトンネルの軸方向に一次元的に移動するものとしてもよいし、幅方向に一次元的に移動するものとしてもよいし、軸方向及び幅方向に二次元的に移動するものとしてもよい。また、走行体41がトンネルの内面に沿って周方向に移動するものとしてもよい。なお、トンネルの場合、表面処理する対象物はトンネルの内面である。
1…構造物
11〜15…室(閉鎖された空間)
20…表面処理装置
31…制御装置
40…表面処理ロボット
42…マニピュレーター(移動機構)
43…ノズル
44…検査プローブ
41…走行体

Claims (6)

  1. 構造物の表面処理を実施する表面処理装置において、
    ベースと、前記ベースから直列に関節を介して連結された複数のアームと、前記関節のそれぞれの角度を検出する角度検出部とを有するマニピュレーターと、
    前記複数のアームのうち先端のアームに取り付けられ、前記構造物の表面に向けて噴射材を噴射するノズルと、
    前記複数のアームのうち先端のアームに取り付けられ、前記構造物の表面の状態を計測する検査プローブと、
    前記角度検出部によって検出された角度に基づいて前記マニピュレーターをフィードバック制御する制御装置と、
    コンピューターと、を備え、
    前記制御装置が前記角度検出部によって検出された角度に基づいて前記マニピュレーターをフィードバック制御することにより前記マニピュレーターが前記ノズルを前記構造物の表面に沿って移動させながら、前記ノズルが前記噴射材を噴射することによって前記構造物の表面処理を実施した後、
    前記制御装置が前記角度検出部によって検出された角度に基づいて前記マニピュレーターをフィードバック制御することにより前記マニピュレーターが前記検査プローブを前記構造物の表面に沿って移動させながら、且つ、前記制御装置が前記角度検出部によって検出された角度に基づいて前記検査プローブの位置を計算して、その位置の計算値を前記コンピューターに転送しながら、前記検査プローブが前記構造物の表面の状態を計測してその計測結果を前記コンピューターに転送し、
    前記コンピューターが、前記検査プローブによる計測結果を前記制御装置による前記検査プローブの位置の計算値ごとに対応付けて、前記検査プローブによる計測結果に基づいて前記構造物の表面の状態の良否を位置ごとに評価し、その評価の結果不良となる位置を表す不良位置信号を前記制御装置に送信し、
    前記制御装置が前記コンピューターから受信した前記不良位置信号に基づいて前記マニピュレーターを制御することにより前記マニピュレーターが前記ノズルを不良となる位置に移動させて、前記ノズルが前記噴射材を噴射することによって前記構造物の表面処理を再度実施する表面処理装置。
  2. 前記マニピュレーターの前記ベースが搭載された走行体と、
    前記走行体の位置を計測する位置計測器と、を更に備え、
    前記構造物の表面処理の実施の際に前記制御装置が前記マニピュレーターに加えて前記走行体も制御することによって前記ノズルが前記構造物の表面に沿って移動しながら前記噴射材を噴射した後、前記制御装置が前記マニピュレーターに加えて前記走行体も制御することによって前記検査プローブが前記構造物の表面に沿って移動しながら前記構造物の表面の状態を計測し、
    その計測の際に前記位置計測器が前記走行体の位置の計測結果を前記コンピューターに転送し、前記コンピューターが、前記検査プローブによる計測結果を、前記制御装置による前記検査プローブの位置の計算値に加えて前記走行体の位置の計測結果にも対応付けて、前記検査プローブによる計測結果に基づいて前記構造物の表面の状態の良否を位置ごとに評価し、その評価の結果不良となる位置を表す不良位置信号を前記制御装置に送信し、
    前記制御装置が前記コンピューターから受信した前記不良位置信号に基づいて前記マニピュレーターに加えて前記走行体も制御することにより前記マニピュレーターが前記ノズルを不良となる位置に移動させて、前記ノズルが前記噴射材を噴射することによって前記構造物の表面処理を再度実施する請求項1に記載の表面処理装置。
  3. 閉鎖された空間内で前記構造物の表面が露出し、前記空間内において前記マニピュレーターが前記ノズル及び前記検査プローブを移動させる請求項1又は2に記載の表面処理装置。
  4. 記マニピュレーターに設けられた塵埃センサを更に備え、
    前記構造物の表面処理の実施後に前記塵埃センサにより塵埃が検出されなくなったら、前記制御装置が前記マニピュレーターをフィードバック制御するとともに、前記検査プローブが前記構造物の表面の状態を計測する請求項1から3の何れか一項に記載の表面処理装置。
  5. 前記走行体に設けられた塵埃センサを更に備え、
    前記構造物の表面処理の実施後に前記塵埃センサにより塵埃が検出されなくなったら、前記制御装置が前記マニピュレーターをフィードバック制御するとともに、前記検査プローブが前記構造物の表面の状態を計測する請求項に記載の表面処理装置。
  6. 前記噴射材が投射材、水、塗料、モルタル、コンクリート又は化学薬品である請求項1からの何れか一項に記載の表面処理装置。
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