JP6734600B1 - 音響クッション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 身体が当接する部分に対するスピーカユニットの振動の伝達効率を向上させ、スピーカユニットから出力される音の振動が可能な限り正規の振動になって身体に伝達されるようにする。【解決手段】 身体の全部若しくは一部を支承するとともに柔軟性部材で形成され両端に開口11を有した筒状体10を備え、筒状体10の一端部及び他端部に、夫々、筒状体10の対応する端部を保持する筒状体保持部22を裏側に設けた一対の保持体20を設け、一対の保持体20の少なくとも何れか一方に、筒状体10に連通する貫通孔24を形成し、その表側にスピーカユニット1をその前面が外向きになり後面が貫通孔24に臨むように保持するスピーカ保持部26を設け、スピーカ保持部26にスピーカユニット1を保持し、筒状体10内にクッション部材30を収納した。【選択図】 図2

Description

本願発明は、身体の全部若しくは一部をその重さを受けて弾性的に支承するとともにスピーカユニットを備え音及びその振動を身体に伝達することのできる音響クッション装置に関する。
一般に、身体の全部若しくは部分をもたれさせその重さを受けて支承するクッション性のあるものとしては、例えば、腰掛けやソファ等の各種椅子の座部,背もたれ,肘掛,ヘッドレスト等をはじめ、これらに付帯させて用いるクッション類,ベッド,床に敷くマットレス,枕,座布団等、種々のものが知られている。また、これらのクッション性のあるものに、スピーカユニットを備え音及びその振動を身体に伝達することのできる音響クッション装置も知られている。
従来、この種の音響クッション装置として、例えば、特開2006−20163号公報(特許文献1)に記載された技術が知られている。図15に示すように、この音響クッション装置Saは、自動車のシートの背もたれで構成されており、座部100の後部側に設けられる硬質の支持板101と、支持板101の前側に付設されるクッション部材102と、クッション部材102の前側に付設される吸音部材103と、支持板101,クッション部材102及び吸音部材103を覆う表皮104と、支持板101の裏面に設けられクッション部材102内に臨むコーン型のスピーカユニット105とを備えて構成されている。スピーカユニット105は、その表側が後向きに、裏側が着座する乗員側の前向きに支持板101に取付けられている。
そして、スピーカユニット105から音を出力すると、着座した乗員には、室内の空気を通して音が伝達されるとともに、背もたれ内部の空気を振動させ、その振動がクッション部材102,吸音部材103及び表皮104を通して伝達され、音を多角的に感じ取ることができる。
特開2006−20163号公報
ところで、上記従来の音響クッション装置Saにあっては、背もたれ内部の空気振動が、クッション部材102,吸音部材103及び表皮104を介して減衰されながら身体に伝達されては行くものの、スピーカユニット105の直接振動は、クッション部材102,吸音部材103及び表皮104が柔らかいので伝わりにくいことから、身体が当接する部分への伝達効率が悪く、その分、スピーカユニット105から出力される音の振動が正規の音の振動として体感することができにくいことがあるという問題があった。そのため、例えば、楽器の音の場合、音がぼやけてしまい、楽器の種類を体感で判別しにくくなる等の事象が生じる。
本発明はこのような問題点に鑑みて為されたもので、身体が当接する部分に対するスピーカユニットの振動の伝達効率を向上させ、スピーカユニットから出力される音の振動が可能な限り正規の振動になって身体に伝達されるようにした音響クッション装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の音響クッション装置は、身体の全部若しくは一部をその重さを受けて弾性的に支承するとともにスピーカユニットを備え該スピーカユニットからの音波及びその振動を身体に伝達する音響クッション装置において、
身体の全部若しくは一部を支承するとともに柔軟性部材で形成され両端に開口を有した筒状体を備え、該筒状体の一端部及び他端部に、夫々、該筒状体の対応する端部を保持する筒状体保持部を裏側に設けた一対の保持体を設け、該一対の保持体の少なくとも何れか一方に、上記筒状体に連通する貫通孔を形成し、その表側に上記スピーカユニットをその前面が外向きになり後面が上記貫通孔に臨むように保持するスピーカ保持部を設け、該スピーカ保持部に上記スピーカユニットを保持し、上記筒状体内にクッション部材を収納した構成としている。
本発明においては、筒状体とは、軸方向を垂直にして置いた場合、筒状の形態を保持できるとともに、軸方向を水平にして置いた場合でも、ある程度は撓むものの、筒状の形態を保持できるある程度の剛性を有しているものを言う。また、筒状体を構成する柔軟性部材は、音波及び振動を減衰する機能を有し、樹脂材料,布材料,皮革材料,ゴム材料,紙材料及びこれらの複合材料群から1以上選択することができる。更に、クッション部材は、それ自体吸音性を有するものでも良く、コイルスプリングのようにそれ自体は吸音性を有しないものであっても良く、適宜のものを用いることができる。スピーカユニットからは、アンプ等の音響駆動機器により、人の声のみならず、音楽,電子音など人間の聴覚で認識可能な様々な音を出力することができる。
これにより、本装置を使用するときは、筒状体に身体の全部若しくは一部を支承する。筒状体は柔軟性部材で形成され、筒状体内にはクッション部材が収納されているので、身体の全部若しくは一部はその重さが受けられて弾性的に支承され、心地よさが得られる。そして、この状態で、スピーカユニットから音を出力すると、スピーカユニットからの音が外方の外気に伝播され、空気を通して身体に伝達されるとともに、スピーカユニットの振動が、保持体,筒状体,クッション部材を通して身体に伝達され、音を多角的に感じ取ることができる。この場合、柔軟性部材で形成された筒状体が、吸音性を有するクッション部材の場合はクッション部材とともに、音波及び振動を減衰するので、硬質の部材に比較して、共振音等の不要音の発生が極めて少なくなり、目的音以外の発生が抑えられる。このため、スピーカユニットから出力される音の振動を可能な限り正規の振動にして身体に伝達することができる。
特に、保持体が筒状体の端部を保持しているので、スピーカユニットの振動が、筒状体の壁部の全周に亘り筒状体の開口から筒状体の軸方向へ沿って均一に伝達されていくことから、従来に比較して、身体が当接する部分に対するスピーカユニットの振動の伝達効率を向上させることができ、それだけ、スピーカユニットから出力される音の振動を、正規の振動にして確実に身体に伝達することができる。この結果、例えば、楽器の音の場合、音がシャープになり、楽器の種類を体感で判別し易くなる等の効果を奏する。また、本発明においては、スピーカユニットが筒状体の端部に位置するので、スピーカユニットを使用者の耳元に配置し易くすることができる。耳元に配置した場合には、振動のみならず、スピーカユニットからの高音質を体感し易くすることができる。
そして、必要に応じ、上記筒状体を、撓ませて断面円形にした際、その直径Dを、30mm≦D≦200mmに設定した構成としている。望ましくは、90mm≦D≦150mmである。これにより、振動の伝達がより一層均一で確実に行われ、振動の伝達性能を向上させることができる。筒状体を細くすると、それだけ剛性が高くなるので、筒状体の厚さを薄くすることができる。しかし、D<30mmであると、柔軟性を確保しにくくなり、音波及び振動の減衰が不十分になり易いとともにクッション性が悪くなる。200mm<Dであると、幅広になって振動の伝達の均一性に劣る。
また、必要に応じ、上記筒状体を複数本列設し、上記筒状体保持部を、上記保持体の裏側に各筒状体に対応させて複数列設し、上記スピーカ保持部を、上記一対の保持体の少なくとも何れか一方に、各筒状体に対応させて設けた構成としている。振動の伝達性能を低下させることなく、身体を受ける面積を広くすることができる。即ち、例えばシートの背もたれの場合、背もたれ全体を大きな筒状体で構成した場合には、振動が分散して好ましくないが、これに比較して、小さな筒状体を複数列設して背もたれを構成できるので、振動を分散させることなく、振動の伝達を確実に行うことができる。
また、必要に応じ、上記筒状体,これを保持する一対の保持体及びクッション部材を備えて構成されるグループ体を設け、該グループ体を複数連結して構成したことが有効である。この場合にも、振動の伝達性能を低下させることなく、身体を受ける面積を広くすることができる。即ち、例えば人体が横臥するマットレスの場合、全体を大きな筒状体で構成した場合には、振動が分散して好ましくないが、これに比較して、小さな筒状体を複数列設して背もたれを構成できるので、振動を分散させることなく、振動の伝達を確実に行うことができる。
更に、必要に応じ、上記筒状体を、樹脂製で非通気性のシート状部材を筒状にして形成した構成としている。音波や振動の減衰性能を保持しつつ、スピーカユニットの振動を保持体を通して筒状体の軸方向に沿って確実に均等に伝達することができるようになり、より一層正規の振動にして身体に伝達することができる。
更にまた、必要に応じ、上記保持体を板状の本体を備えて構成し、上記筒状体保持部を、上記本体の裏面に突設され上記筒状体の開口が嵌合するリング状の突条で形成している。筒状体を突条に嵌合して保持するので、保持が確実になり、振動の伝達をより一層均等に行うことができる。
この場合、上記突条を、扁平のリング状にしたことが有効である。全体を扁平にすることができ、身体の支承面を確保し易くすることができる。
また、必要に応じ、上記スピーカ保持部を、上記貫通孔に連通し貫通した空間を有したケース体を備え、該ケース体の一方端を上記本体の表面に付設し、該ケース体の他方端に、上記スピーカユニットの裏面側が上記空間内に臨むように該スピーカユニットの外周縁部を取付けた構成としている。
これにより、筒状体の厚さ方向の寸法よりもスピーカユニットの厚さ方向の寸法が大きい場合に、保持体の厚さ方向の寸法を大きくすることなくスピーカユニットを保持することができ、筒状体による身体の支承機能を確保することができる。
更に、上記筒状体及び保持体の少なくともいずれか一方に、上記筒状体に連通する通気孔を形成した構成としている。身体の重さが筒状体にかかったとき、内部の空気を通気孔から外へ出して、クッション部材を縮小させて筒状体を凹ますことができるので、クッション性を確保することができる。この通気孔はスピーカユニットからできるだけ離間した位置に設けることが望ましい。
更にまた、必要に応じ、上記クッション部材として、吸音性を有する多孔質の樹脂性弾性部材を備えて構成している。多孔質の樹脂性弾性部材としては、所謂スポンジといわれるものが挙げられ、これを収納することになるので、吸音性を向上させることができるとともに、クッション性を良好に付与することができる。
また、必要に応じ、上記クッション部材として、上記筒状体の軸線方向に直交する方向に伸縮可能なコイルスプリングを備えて構成している。コイルスプリング自体は吸音性を有しないが、クッション性を良好に付与することができる。
この場合、上記筒状体内に、吸音部材を収納したことが有効である。吸音部材としては、例えば、綿,グラスウール等、適宜のものを用いることができる。筒状体による吸音作用を補填することができ、音波や振動の減衰性能を確実に確保することができる。
本発明によれば、スピーカユニットから音を出力すると、スピーカユニットからの音が外方の外気に伝播され、空気を通して身体に伝達されるとともに、スピーカユニットの振動が、保持体,筒状体,クッション部材を通して身体に伝達され、音を多角的に感じ取ることができる。この場合、柔軟性部材で形成された筒状体が、吸音性を有するクッション部材の場合はクッション部材とともに、音波及び振動を減衰するので、硬質の部材に比較して、共振音等の不要音の発生が極めて少なくなり、目的音以外の発生が抑えられる。このため、スピーカユニットから出力される音の振動を可能な限り正規の振動にして身体に伝達することができる。特に、保持体が筒状体の端部を保持しているので、スピーカユニットの振動が、筒状体の壁部の全周に亘り筒状体の開口から筒状体の軸方向へ沿って均一に伝達されていくことから、従来に比較して、身体が当接する部分に対するスピーカユニットの振動の伝達効率を向上させることができ、それだけ、スピーカユニットから出力される音の振動を、正規の振動にして確実に身体に伝達することができる。この結果、例えば、楽器の音の場合、音がシャープになり、楽器の種類を体感で判別し易くなる等の効果を奏する。
本発明の第1の実施の形態に係る音響クッション装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る音響クッション装置を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る音響クッション装置を示す正面断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る音響クッション装置において筒状体を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る音響クッション装置の使用状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る音響クッション装置を示す正面断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る音響クッション装置を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る音響クッション装置を示す正面断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る音響クッション装置を示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る音響クッション装置を示す正面断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る音響クッション装置の使用状態を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係る音響クッション装置を示す斜視図である。 本発明の第6の実施の形態に係る音響クッション装置を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る音響クッション装置において、クッション部材の別の例を示す側面部分断面図である。 従来の音響クッション装置の一例を示す横断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る音響クッション装置を詳細に説明する。
図1乃至図5には、本発明の第1の実施の形態に係る音響クッション装置Sを示している。この音響クッション装置Sは、図5に示すように、主に、劇場の座席,自動車のシート,ソファなどの各種椅子Cの背もたれCaに立て掛けて使用するものである。
この音響クッション装置Sは、身体の全部若しくは一部をその重さを受けて弾性的に支承するとともにスピーカユニット1を備えこのスピーカユニット1からの音及びその振動を身体に伝達するものである。スピーカユニット1は、図示外のアンプ等の音響駆動機器により、人の声のみならず、音楽,電子音など人間の聴覚で認識可能な様々な音を出力することができる。実施の形態では、スピーカユニット1は、周知のコーン型のもので、コーン状の振動板2と、振動板2の開口縁部が取り付けられるフレーム3と、フレーム3の基端部に設けられたヨーク4とを備えて構成されている。
また、本装置Sは、身体の全部若しくは一部を支承するとともに柔軟性部材で形成され両端に開口11を有した筒状体10を備えている。筒状体10は、軸方向を垂直にして置いた場合、筒状の形態を保持できるとともに、軸方向を水平にして置いた場合でも、ある程度は撓むものの、筒状の形態を保持できるある程度の剛性を有している。筒状体10を構成する柔軟性部材は、音波及び振動を減衰する機能を有し、PVC,PER,TPE,EVA等の樹脂材料,布材料,皮革材料,NBRや天然ゴム等のゴム材料,紙材料及びこれらの複合材料群から1以上選択することができる。実施の形態では、筒状体10は、樹脂製で非通気性のシート状部材を筒状にして形成したものであり、例えば、透明なPVC(ポリ塩化ビニル)を用いている。図2及び図4に示すように、その厚さtを、1mm≦t≦6mm,撓ませて断面円形にした際の直径Dを、30mm≦D≦200mm、望ましくは、90mm≦D≦150mm、長さLを、400mm≦L≦800mmに設定している。具体的には、例えば、t=2mm,D=100mm,L=500mmにしている。
更に、筒状体10は、軸方向に直交する方向に複数本列設されている。実施の形態では、筒状体10は、僅かな間隔を隔てて2本列設されている。
また、筒状体10の一端部及び他端部には、夫々、筒状体10の対応する端部を保持する筒状体保持部22を裏側に設けた一対の保持体20が設けられている。保持体20は、2種類あり、筒状体10の一端部を保持する一方保持体20Aと、筒状体10の他端部を保持する他方保持体20Bとを備えている。
保持体20(一方保持体20A及び他方保持体20B)は、細長板状の硬質樹脂製の本体21を備えている。筒状体保持部22は、本体21の裏側にその長手方向に沿って各筒状体10に対応させて複数(実施の形態では2つ)列設されている。筒状体保持部22は、本体21の裏面に突設され筒状体10の開口11が嵌合する扁平のリング状の突条23で形成されている。突条23は、本体21と同じ材質の硬質樹脂製であり、本体21と一体成形されている。筒状体10の開口11が形成された端面は本体21の裏面に接する。
また、一方保持体20Aの本体21には、筒状体保持部22に保持された筒状体10に連通する貫通孔24が形成されている。貫通孔24は、各筒状体10に対応させて、本体21の長手方向左右端側に、一対設けられている。他方保持体20Bの本体21には、各筒状体10に連通する通気孔25が形成されている。これにより、各筒状体10は、一方保持体20Aと他方保持体20Bに保持され、筒状体保持部22に嵌合された状態では、扁平状になり、身体の背中を支承することができるようになる。全体を扁平にすることができ、身体の支承面を確保することができる。
更に、一方保持体20Aの本体21の表側には、スピーカユニット1をその前面が外向きになり後面が貫通孔24に臨むように保持するスピーカ保持部26が設けられている。スピーカ保持部26は、各筒状体10に対応させて、一対設けられている。スピーカ保持部26は、上記本体21と同じ材質の硬質樹脂製であり、貫通孔24に連通し貫通した空間を有したケース体27を備えている。このケース体27の一方端は、本体21の表面に接着剤などにより付設されている。ケース体27の他方端には、スピーカユニット1の裏面側が空間内に臨むように、スピーカユニット1のフレーム3の外周縁部が取付けられている。符号28はスピーカユニット1の表面側を覆う通音性のカバーである。これにより、本装置Sには、2つのスピーカユニット1が備えられることになる。そのため、音をステレオで出力できる。
スピーカ保持部26をケース体27を備えて構成したので、図2に示すように、筒状体10の厚さ方向の寸法Eaよりもスピーカユニット1の厚さ方向の寸法Ebが大きい場合に、保持体20の厚さ方向の寸法Ecを大きくすることなくスピーカユニット1を保持することができ、筒状体10による身体の支承機能を確保することができる。
また、各筒状体10内には、クッション部材30が収納されている。クッション部材30は、弾性を付与する部材であればどのようなものでもよい。実施の形態では、クッション部材30は、吸音性を有する多孔質の樹脂性弾性部材からなる。多孔質の樹脂性弾性部材としては、所謂スポンジといわれる周知のものが挙げられる。また、筒状体10内に、綿で形成された吸音部材31が、クッション部材30に付設させられて収納されている。更に、筒状体10,一方保持体20A,他方保持体20B,スピーカユニット1及びカバー28は、布などの袋状の覆い(図示せず)で覆われる。
従って、この音響クッション装置Sによれば、図5に示すように、主に、劇場の座席,自動車のシート,ソファなどの各種椅子Cの背もたれCaに立て掛けて使用する。椅子Cに着座すると、身体の背中は、筒状体10に支承され、筒状体10は柔軟性部材で形成され、筒状体10内にはクッション部材30が収納されているので、身体の背中はその重さが受けられて弾性的に支承され、心地よさが得られる。この場合、他方保持体20Bには、筒状体10に連通する通気孔25が形成されているので、身体の重さが筒状体10にかかったとき、内部の空気を通気孔25から外へ出して、クッション部材30を縮小させて筒状体10を凹ますことができるので、クッション性を確保することができる。クッション部材30は、多孔質の樹脂性弾性部材なので、クッション性を良好に付与することができる。
そして、この状態で、スピーカユニット1から音を出力すると、スピーカユニット1からの音が外方の外気に伝播され、空気を通して身体に伝達されるとともに、スピーカユニット1の振動が、保持体20,筒状体10,クッション部材30を通して身体に伝達され、音を多角的に感じ取ることができる。この場合、柔軟性部材で形成された筒状体10及びクッション部材30が音波及び振動を減衰するので、硬質の部材に比較して、共振音等の不要音の発生が極めて少なくなり、目的音以外の発生が抑えられる。このため、スピーカユニット1から出力される音の振動を可能な限り正規の振動にして身体に伝達することができる。
特に、保持体20が筒状体10の端部を保持しているので、スピーカユニット1の振動が、筒状体10の壁部の全周に亘り筒状体10の開口11から筒状体10の軸方向へ沿って均一に伝達されていくことから、従来に比較して、身体が当接する部分に対するスピーカユニット1の振動の伝達効率を向上させることができ、それだけ、スピーカユニット1から出力される音の振動を、正規の振動にして確実に身体に伝達することができる。この結果、例えば、楽器の音の場合、音がシャープになり、楽器の種類を体感で判別し易くなる等の効果を奏する。また、実施の形態では、スピーカユニット1が筒状体10の端部に位置するので、スピーカユニット1を使用者の耳元に配置し易くすることができる。耳元に配置した場合には、振動のみならず、スピーカユニット1からの高音質を体感し易くすることができる。
また、筒状体10を、撓ませて断面円形にした際、その直径Dが、30mm≦D≦200mm、望ましくは、90mm≦D≦150mmにしたので、振動の伝達がより一層均一で確実に行われ、振動の伝達性能を向上させることができる。また、この筒状体10を2つ列設したので、振動の伝達性能を低下させることなく、身体を受ける面積を広くすることができる。即ち、全体を大きな筒状体で構成した場合には、振動が分散して好ましくないが、これに比較して、小さな筒状体10を複数列設したので、振動を分散させることなく、振動の伝達を確実に行うことができる。
更に、筒状体10は、樹脂製で非通気性のシート状部材を筒状にして形成されているので、音波や振動の減衰性能を保持しつつ、スピーカユニット1の振動を保持体20を通して筒状体10の軸方向に沿って確実に均等に伝達することができるようになり、より一層正規の振動にして身体に伝達することができる。更にまた、筒状体10は、筒状体保持部22の突条23に嵌合して保持されているので、振動の伝達をより一層均等に行うことができる。また、筒状体10内には、綿で形成された吸音部材31が収納されているので、筒状体10及びクッション部材30による吸音作用を補填することができ、音波や振動の減衰性能を確実に確保することができる。
図6には、本発明の第2の実施の形態に係る音響クッション装置Sを示している。この音響クッション装置Sは、上記第1の実施の形態に係る音響クッション装置Sとほぼ同等の構成を有しているが、上記と異なって、他方保持体20Bが、一方保持体20Aと同様に形成され、スピーカ保持部26を備えている。筒状体10の中央には、筒状体10に連通する通気孔25が形成されている。そして、1つの筒状体10に2つのスピーカユニット1が付設され、全体で4つのスピーカユニット1が付設されている。各スピーカユニット1から同種のあるいは異種の音を出力することにより、臨場感や迫力などを増したりすることができる。他の作用,効果は上記と同様である。
図7及び図8には、本発明の第3の実施の形態に係る音響クッション装置Sを示している。この音響クッション装置Sは、上記第1の実施の形態に係る音響クッション装置Sと同様に、各種椅子Cの背もたれCaに立て掛けて使用するものである。本発明の第3の実施の形態に係る音響クッション装置Sは、上記と異なって、筒状体10が、僅かな間隔を隔てて4本列設されている。これに合わせて、一方保持体20A及び他方保持体20Bに、夫々、筒状体保持部22が4つ形成されている。一方保持体20Aには、スピーカ保持部26が4つ形成されている。これによっても、各スピーカユニット1から同種のあるいは異種の音を出力することにより、臨場感や迫力などを増したりすることができる。他の作用,効果は上記と同様である。
図9乃至図11には、本発明の第4の実施の形態に係る音響クッション装置Sを示している。この音響クッション装置Sは、主に、人体が横臥するマットレスとして使用するものである。これは、筒状体10,これを保持する一対の保持体20及びクッション部材30を備えて構成されるグループ体G1,G2,G3を複数(実施の形態では3つ)連結して構成されている。
詳しくは、各グループ体G1,G2,G3は、上記と同様の、スピーカユニット1を備えている。また、上記と同様の筒状体10を備えている。筒状体10の長さLは、人体が横臥し得るように、例えば、800mm≦L≦1200mmに設定している。更に、筒状体10は、複数本列設されている。実施の形態では、筒状体10は、僅かな間隔を隔てて4本列設されている。
また、上記と同様に、各筒状体10を保持する一方保持体20Aと他方保持体20Bとを備えている。一方保持体20A及び他方保持体20Bは、夫々、細長板状の硬質樹脂製の本体21を備えて、この本体21の裏面には、筒状体保持部22が4つ列設されている。筒状体保持部22は、略円形の突条23で形成され、本体21と一体成形されている。また、一方保持体20A及び他方保持体20Bの本体21には、夫々、筒状体保持部22に保持された筒状体10に連通する貫通孔24が4つ形成されている。更に、本体21の表側には、スピーカユニット1をその前面が外向きになり後面が貫通孔24に臨むように保持するスピーカ保持部26が設けられている。スピーカ保持部26は、各筒状体10に対応させて、4つ設けられている。スピーカ保持部26は、上記と同様に、貫通孔24に連通し貫通した空間を有したケース体27を備えている。このケース体27の一方端は、本体21の表面に接着剤などにより付設されている。ケース体27の他方端には、スピーカユニット1の裏面側が空間内に臨むように、スピーカユニット1のフレーム3の外周縁部が取付けられている。スピーカユニット1の表面側は図示外のカバーで覆われる。これにより、1つのグループ体G1(G2,G3)には、8つのスピーカユニット1が備えられることになる。また、筒状体10の中央には、各筒状体10に連通する通気孔25が形成されている。
これにより、グループ体G1,G2,G3においては、各筒状体10は、一方保持体20Aと他方保持体20Bに保持される。また、各筒状体10内には、上記と同様のクッション部材30及び吸音部材31が収納されている。更に、筒状体10,一方保持体20A,他方保持体20B,スピーカユニット1及びカバーは、布などの袋状の覆いで覆うことができる。そして、上記の構成の3つのグループ体G1,G2,G3は、順次、連結手段としての連結テープ40(図11)で連結される。連結テープ40の場合には、この部位で、グループ体G1,G2,G3を折り畳むことができるようになり、使用しないときはコンパクトにすることができる。使用するときは、人体が横臥できる長さに展開することができる。
従って、この音響クッション装置Sによれば、使用するときは、各グループ体G1,G2,G3を展開し、これに人体を横臥して用いる。そして、この状態で、スピーカユニット1から音を出力すると、スピーカユニット1からの音が外方の外気に伝播され、空気を通して身体に伝達されるとともに、スピーカユニット1の振動が、保持体20,筒状体10,クッション部材30を通して身体に伝達され、音を多角的に感じ取ることができる。この場合、柔軟性部材で形成された筒状体10及びクッション部材30が音波及び振動を減衰するので、硬質の部材に比較して、共振音等の不要音の発生が極めて少なくなり、目的音以外の発生が抑えられる。このため、スピーカユニット1から出力される音の振動を可能な限り正規の振動にして身体に伝達することができる。
特に、保持体20が筒状体10の端部を保持しているので、スピーカユニット1の振動が、筒状体10の壁部の全周に亘り筒状体10の開口11から筒状体10の軸方向へ沿って均一に伝達されていくので、従来に比較して、身体が当接する部分に対するスピーカユニット1の振動の伝達効率を向上させることができ、それだけ、スピーカユニット1から出力される音の振動を、正規の振動にして確実に身体に伝達することができる。この結果、例えば、楽器の音の場合、音がシャープになり、楽器の種類を体感で判別し易くなる等の効果を奏する。また、小さな筒状体10を複数列設したので、全体を大きな筒状体で構成した場合には、振動が分散して好ましくないが、これに比較して、振動を分散させることなく、振動の伝達を確実に行うことができる。他の作用,効果は上記と同様である。
図12には、第5の実施の形態に係る音響クッション装置Sを示している。これは、第4の実施の形態に係る音響クッション装置Sと略同様に構成されるが、上記と異なって、スピーカユニット1及びスピーカ保持部26を、各筒状体10に対して、1つ設けたものである。一方保持体20Aと他方保持体20Bにおいて、スピーカユニット1及びスピーカ保持部26を、位相をずらせて、交互に設けている。スピーカユニット1及びスピーカ保持部26が取付けられない貫通孔24が通気孔の役目をする。これによっても、上記と同様の作用,効果を奏する。
図13には、第6の実施の形態に係る音響クッション装置Sを示している。これは、腰掛けやソファ等の各種椅子Cの背もたれCaそのものとして構成されている。第1または第3の実施の形態に係る音響クッション装置Sと略同様の構成を有する。背もたれCaとしての機能を保持するために、補強部材で補強することができる。これによっても、上記と同様の作用,効果を奏する。特に、スピーカユニット1を使用者の耳元に配置したので、振動のみならず、スピーカユニット1からの高音質を体感し易くすることができる。
図14には、クッション部材30の別の例を示す。このクッション部材30は、筒状体10の軸線方向に直交する方向に伸縮可能な複数のコイルスプリングで構成されている。尚、図14中、符号41は、筒状体10を覆う布や皮革等の柔軟性部材で形成された覆いである。
尚、上記実施の形態では、スピーカ保持部26をケース体27を備えて構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、ケース体27を用いずに、本体21の表面にスピーカユニット1を取り付けるようにし、即ち、本体21の表面自体をスピーカ保持部26として構成しても良く、適宜変更して差支えない。また、筒状体10の材質や数も上述したものに限定されず、適宜変更して差支えない。更に、クッション部材30の材質も上述したものに限定されない。更にまた、上記実施の形態においては、スピーカユニット1としてコーン型のものを用いたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、ホーン型、静電型、リボン型等、種々のタイプのものを用いて良く、適宜変更して差支えない。
尚また、上記実施の形態においては、本発明を、椅子Cの背もたれCaに立て掛けて用いる装置,マットレスとして用いる装置に適用したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、その他、腰掛けやソファ等の各種椅子の座部,肘掛,ヘッドレスト等をはじめ、ベッド,枕,座布団等、種々のものに適用できることは勿論である。要するに、本発明は、上述した本発明の実施の形態に限定されず、当業者は、本発明の新規な教示及び効果から実質的に離れることなく、これら例示である実施の形態に多くの変更を加えることが容易であり、これらの多くの変更は本発明の範囲に含まれる。
S 音響クッション装置
C 椅子
Ca 背もたれ
1 スピーカユニット
10 筒状体
11 開口
20 保持体
20A 一方保持体
20B 他方保持体
21 本体
22 筒状体保持部
23 突条
24 貫通孔
25 通気孔
26 スピーカ保持部
27 ケース体
28 カバー
30 クッション部材
31 吸音部材
G1,G2,G3 グループ体
40 連結テープ(連結手段)
41 覆い

Claims (8)

  1. 身体の全部若しくは一部をその重さを受けて弾性的に支承するとともにスピーカユニットを備え該スピーカユニットからの音及びその振動を身体に伝達する音響クッション装置において、
    身体の全部若しくは一部を支承するとともに柔軟性部材で形成され両端に開口を有した筒状体を備え、該筒状体の一端部及び他端部に、夫々、該筒状体の対応する端部を保持する筒状体保持部を裏側に設けた一対の保持体を設け、該一対の保持体の少なくとも何れか一方に、上記筒状体に連通する貫通孔を形成し、その表側に上記スピーカユニットをその前面が外向きになり後面が上記貫通孔に臨むように保持するスピーカ保持部を設け、該スピーカ保持部に上記スピーカユニットを保持し、上記筒状体内にクッション部材を収納し、
    上記筒状体を、撓ませて断面円形にした際、その直径Dを、30mm≦D≦200mmに設定し、
    上記筒状体を複数本列設し、上記筒状体保持部を、上記保持体の裏側に各筒状体に対応させて複数列設し、上記スピーカ保持部を、上記一対の保持体の少なくとも何れか一方に、各筒状体に対応させて設けたことを特徴とする音響クッション装置。
  2. 上記筒状体,これを保持する一対の保持体及びクッション部材を備えて構成されるグループ体を設け、該グループ体を複数連結して構成したことを特徴とする請求項1記載の音響クッション装置。
  3. 身体の全部若しくは一部をその重さを受けて弾性的に支承するとともにスピーカユニットを備え該スピーカユニットからの音及びその振動を身体に伝達する音響クッション装置において、
    身体の全部若しくは一部を支承するとともに柔軟性部材で形成され両端に開口を有した筒状体を備え、該筒状体の一端部及び他端部に、夫々、該筒状体の対応する端部を保持する筒状体保持部を裏側に設けた一対の保持体を設け、該一対の保持体の少なくとも何れか一方に、上記筒状体に連通する貫通孔を形成し、その表側に上記スピーカユニットをその前面が外向きになり後面が上記貫通孔に臨むように保持するスピーカ保持部を設け、該スピーカ保持部に上記スピーカユニットを保持し、上記筒状体内にクッション部材を収納し、
    上記筒状体を、撓ませて断面円形にした際、その直径Dを、30mm≦D≦200mmに設定し、
    上記筒状体,これを保持する一対の保持体及びクッション部材を備えて構成されるグループ体を設け、該グループ体を複数連結して構成したことを特徴とする音響クッション装置。
  4. 上記筒状体を、樹脂製で非通気性のシート状部材を筒状にして形成したことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の音響クッション装置。
  5. 上記保持体を板状の本体を備えて構成し、上記筒状体保持部を、上記本体の裏面に突設され上記筒状体の開口が嵌合するリング状の突条で形成したことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の音響クッション装置。
  6. 上記突条を、扁平のリング状にしたことを特徴とする請求項5記載の音響クッション装置。
  7. 上記スピーカ保持部を、上記貫通孔に連通し貫通した空間を有したケース体を備え、該ケース体の一方端を上記本体の表面に付設し、該ケース体の他方端に、上記スピーカユニットの裏面側が上記空間内に臨むように該スピーカユニットの外周縁部を取付けたことを特徴とする請求項5または6記載の音響クッション装置。
  8. 上記筒状体及び保持体の少なくともいずれか一方に、上記筒状体に連通する通気孔を形成したことを特徴とする請求項1乃至7何れかに記載の音響クッション装置。
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