JP6732669B2 - セメントの水和熱の予測方法 - Google Patents
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Description
(I)セメントを接水した直後からTm時間(Tmは96以上168以下の整数を示す)経過時点までのセメントの水和発熱速度を連続的に測定して、セメントの水和発熱速度曲線を求める工程、
(II)得られた水和発熱速度曲線から、下記式(1)及び下記式(2)で示されるフィッティング関数のa1〜anの初期値、及びc1〜cnの初期値を読み取る工程、
水和時間t≦c1のとき:
水和時間t>c1のとき:
(III)得られたa1〜anの初期値、及びc1〜cnの初期値と、b1〜bn及びb1’の初期値としての1とを式(1)及び式(2)に代入し、これを工程(I)で得られた水和発熱速度曲線にフィッティングして、偏差二乗和が最小になるようにa1〜an、c1〜cn、b1〜bn及びb1’を最適化し、式(1)及び式(2)を予測式として完成させる工程、及び
(IV)得られた予測式としての式(1)及び式(2)において、式(1)の0≦t≦c1までの水和発熱速度の積分値と、所定の材齢T(時間)まで式(2)の水和発熱速度曲線を延長して得られるc1<t≦Tまでの水和発熱速度の積分値を合算し、予測値としての水和熱Qを求める工程
を備える、セメントの水和熱の予測方法を提供するものである。
(I)セメントを接水した直後からTm時間(Tmは96以上168以下の整数を示す)経過時点までのセメントの水和発熱速度を連続的に測定して、セメントの水和発熱速度曲線を求める工程、
(II)得られた水和発熱速度曲線から、下記式(1)及び下記式(2)で示されるフィッティング関数のa1〜anの初期値、及びc1〜cnの初期値を読み取る工程、
水和時間t≦c1のとき:
水和時間t>c1のとき:
(III)得られたa1〜anの初期値、及びc1〜cnの初期値と、b1〜bn及びb1’の初期値としての1とを式(1)及び式(2)に代入し、これを工程(I)で得られた水和発熱速度曲線にフィッティングして、偏差二乗和が最小になるようにa1〜an、c1〜cn、b1〜bn及びb1’を最適化し、式(1)及び式(2)を予測式として完成させる工程、及び
(IV’)得られた予測式としての式(2)において、所定の材齢T(時間)まで式(2)の水和発熱速度曲線を延長して得られる、測定時間Tm<t≦Tまでの水和発熱速度の積分値と、0≦t≦Tmの実測した水和発熱速度の積分値を合算し、予測値としての水和熱Q’を求める工程
を備える、セメントの水和熱の予測方法を提供するものである。
本発明のセメントの水和熱の予測方法は、次の工程(I)、(II)、(III)及び(IV):
(I)セメントを接水した直後からTm時間(Tmは96以上168以下の整数を示す)経過時点までのセメントの水和発熱速度を連続的に測定して、セメントの水和発熱速度曲線を求める工程、
(II)得られた水和発熱速度曲線から、下記式(1)及び下記式(2)で示されるフィッティング関数のa1〜anの初期値、及びc1〜cnの初期値を読み取る工程、
水和時間t≦c1のとき:
水和時間t>c1のとき:
(III)得られたa1〜anの初期値、及びc1〜cnの初期値と、b1〜bn及びb1’の初期値としての1とを式(1)及び式(2)に代入し、これを工程(I)で得られた水和発熱速度曲線にフィッティングして、偏差二乗和が最小になるようにa1〜an、c1〜cn、b1〜bn及びb1’を最適化し、式(1)及び式(2)を予測式として完成させる工程、及び
(IV)得られた予測式としての式(1)及び式(2)において、式(1)の0≦t≦c1までの水和発熱速度の積分値と、所定の材齢T(時間)まで式(2)の水和発熱速度曲線を延長して得られるc1<t≦Tまでの水和発熱速度の積分値を合算し、予測値としての水和熱Qを求める工程
を備える。
(I)セメントを接水した直後からTm時間(Tmは96以上168以下の整数を示す)経過時点までのセメントの水和発熱速度を連続的に測定して、セメントの水和発熱速度曲線を求める工程、
(II)得られた水和発熱速度曲線から、下記式(1)及び下記式(2)で示されるフィッティング関数のa1〜anの初期値、及びc1〜cnの初期値を読み取る工程、
水和時間t≦c1のとき:
水和時間t>c1のとき:
(III)得られたa1〜anの初期値、及びc1〜cnの初期値と、b1〜bn及びb1’の初期値としての1とを式(1)及び式(2)に代入し、これを工程(I)で得られた水和発熱速度曲線にフィッティングして、偏差二乗和が最小になるようにa1〜an、c1〜cn、b1〜bn及びb1’を最適化し、式(1)及び式(2)を予測式として完成させる工程、及び
(IV’)得られた予測式としての式(2)において、所定の材齢T(時間)まで式(2)の水和発熱速度曲線を延長して得られる、測定時間Tm<t≦Tまでの水和発熱速度の積分値と、0≦t≦Tmの実測した水和発熱速度の積分値を合算し、予測値としての水和熱Q’を求める工程
を備える。すなわち、工程(I)、(II)、及び(III)は、上記セメントの水和熱Qの予測方法における工程(I)、(II)、及び(III)と共通し、上記工程(IV)の代わりに工程(IV’)を備えるものである。
ここで、例えば、セメントがポルトランドセメントである場合、第一ピークの発生からそのピークの収束に至るまでの時間は、通常セメントを接水した直後から1時間経過時点までの間に相当し、第二ピークから第五ピークの発生からそのピークの収束に至るまでの時間は、通常セメントを接水した後、1時間経過時点から4日経過時点までの間に相当する。
mが5であるとき、すなわちセメントがポルトランドセメントであるときの、a2〜a5、c2〜c5とは、具体的には、図1の一部拡大図に示すとおりである。
(IV’)得られた予測式としての式(2)において、所定の材齢T(時間)まで式(2)の水和発熱速度曲線を延長して得られる、測定時間Tm<t≦Tまでの水和発熱速度の積分値と、0≦t≦Tmの実測した水和発熱速度の積分値を合算し、予測値としての水和熱Q’を求める。
であってもよい。
具体的には、例えば、セメントがポルトランドセメントである場合、得られる予測値の精度を有効に高める観点から、式(2)において、Tを168(7日)又は672(28日)とするのが好ましく、168(7日)とするのがより好ましい。
表1に示す2個の普通ポルトランドセメント(太平洋セメント(株)製)、及び1個の中庸熱ポルトランドセメントについて、コンダクションカロリメータ(東京理工製MMC−511C6(6試料の同時測定が可能))を用い、水セメント比(質量)50%、反応容器内の撹拌翼による自動混練時間90秒、環境温度20℃の測定条件とし、接水した直後から4日間(Tm=96時間)経過時点まで、水和発熱速度を連続的に測定した。かかる測定は、ポルトランドセメント毎に2個ずつ行った。
この水和発熱速度の測定点と測定点の時間間隔は、接水から24時間経過時点までを測定2点/1秒間とし、それ以降は1点/1秒間とした。また、この時間間隔の切り替えと同時に、カロリメータの熱センサーのアンプレベル(フルスケール)を50mVから5mVに変更した。
次に、各ポルトランドセメントに得られた2回分の水和発熱速度の値を平均して、各々の水和発熱速度の値とし、工程(I)における水和発熱速度曲線を求めた。
結果を表1に示す。
上記のポルトランドセメント毎に得られた水和発熱速度曲線を用い、非特許文献1及び非特許文献2に記載の方法に従って、各ポルトランドセメントの材齢7日における水和熱の予測値を得た。
結果を表1に示す。
水和熱を予測した3個のポルトランドセメントについて、JIS R 5203「セメントの水和熱測定方法(溶解熱方法)」により、材齢7日における水和熱を測定した。
結果を表1に示す。
a2:水和発熱速度曲線の第二ピークにおける最大発熱速度(J/(g・時間))
a3:水和発熱速度曲線の第三ピークにおける最大発熱速度(J/(g・時間))
a4:水和発熱速度曲線の第四ピークにおける最大発熱速度(J/(g・時間))
a5:水和発熱速度曲線の第五ピークにおける最大発熱速度(J/(g・時間))
c1:水和発熱速度曲線の第一ピークに到達する時間(時間)
c2:水和発熱速度曲線の第二ピークに到達する時間(時間)
c3:水和発熱速度曲線の第三ピークに到達する時間(時間)
c4:水和発熱速度曲線の第四ピークに到達する時間(時間)
c5:水和発熱速度曲線の第五ピークに到達する時間(時間)
Claims (6)
- 次の工程(I)、(II)、(III)及び(IV):
(I)セメントを接水した直後からTm時間(Tmは96以上168以下の整数を示す)経過時点までのセメントの水和発熱速度を連続的に測定して、セメントの水和発熱速度曲線を求める工程、
(II)得られた水和発熱速度曲線から、下記式(1)及び下記式(2)で示されるフィッティング関数のa1〜anの初期値、及びc1〜cnの初期値を読み取る工程、
水和時間t≦c1のとき:
(式(1)中、Qは水和熱(J/g)、tは水和時間(時間)、a1は水和発熱速度曲線の第一ピークにおける最大発熱速度(J/(g・時間))、a2は水和発熱速度曲線の第二ピークにおける最大発熱速度(J/(g・時間))、a3は水和発熱速度曲線の第三ピークにおける最大発熱速度(J/(g・時間))、anは水和発熱速度曲線の第nピークにおける最大発熱速度(J/(g・時間))、b1は水和発熱速度曲線の第一ピークの上昇率に関係する値、b2は水和発熱速度曲線の第二ピークの上昇率に関係する値、b3は水和発熱速度曲線の第三ピークの上昇率に関係する値、bnは水和発熱速度曲線の第nピークの上昇率に関係する値、c1は水和発熱速度曲線の第一ピークに到達する時間(時間)、c2は水和発熱速度曲線の第二ピークに到達する時間(時間)、c3は水和発熱速度曲線の第三ピークに到達する時間(時間)、cnは水和発熱速度曲線の第nピークに到達する時間(時間)を示し、mは5以上の整数で、セメントの種類に依存する、所定の水和時間tまでに発生した水和発熱速度曲線のピークの数を示す。)
水和時間t>c1のとき:
(式(2)中、Qは水和熱(J/g)、tは水和時間(時間)、a1は式(1)中のa1と同じ、a2は式(1)中のa2と同じ、a3は式(1)中のa3と同じ、anは式(1)中のanと同じ、b1’は水和発熱速度曲線の第一ピークの下降率に関係する値、b2は式(1)中のb2と同じ、b3は式(1)中のb3と同じ、bnは式(1)中のbnと同じ、c1は式(1)中のc1と同じ、c2は式(1)中のc2と同じ、c3は式(1)中のc3と同じ、cnは式(1)中のcnと同じであり、mは5以上の整数で、セメントの種類に依存する、所定の水和時間tまでに発生した水和発熱速度曲線のピークの数を示す。)
(III)得られたa1〜anの初期値、及びc1〜cnの初期値と、b1〜bn及びb1’の初期値としての1とを式(1)及び式(2)に代入し、これを工程(I)で得られた水和発熱速度曲線にフィッティングして、偏差二乗和が最小になるようにa1〜an、c1〜cn、b1〜bn及びb1’を最適化し、式(1)及び式(2)を予測式として完成させる工程、及び
(IV)得られた予測式としての式(1)及び式(2)において、式(1)の0≦t≦c1までの水和発熱速度の積分値と、所定の材齢T(時間)まで式(2)の水和発熱速度曲線を延長して得られるc1<t≦Tまでの水和発熱速度の積分値を合算し、予測値としての水和熱Qを求める工程
を備える、セメントの水和熱の予測方法。 - 次の工程(I)、(II)、(III)及び(IV’):
(I)セメントを接水した直後からTm時間(Tmは96以上168以下の整数を示す)経過時点までのセメントの水和発熱速度を連続的に測定して、セメントの水和発熱速度曲線を求める工程、
(II)得られた水和発熱速度曲線から、下記式(1)及び下記式(2)で示されるフィッティング関数のa1〜anの初期値、及びc1〜cnの初期値を読み取る工程、
水和時間t≦c1のとき:
(式(1)中、Qは水和熱(J/g)、tは水和時間(時間)、a1は水和発熱速度曲線の第一ピークにおける最大発熱速度(J/(g・時間))、a2は水和発熱速度曲線の第二ピークにおける最大発熱速度(J/(g・時間))、a3は水和発熱速度曲線の第三ピークにおける最大発熱速度(J/(g・時間))、anは水和発熱速度曲線の第nピークにおける最大発熱速度(J/(g・時間))、b1は水和発熱速度曲線の第一ピークの上昇率に関係する値、b2は水和発熱速度曲線の第二ピークの上昇率に関係する値、b3は水和発熱速度曲線の第三ピークの上昇率に関係する値、bnは水和発熱速度曲線の第nピークの上昇率に関係する値、c1は水和発熱速度曲線の第一ピークに到達する時間(時間)、c2は水和発熱速度曲線の第二ピークに到達する時間(時間)、c3は水和発熱速度曲線の第三ピークに到達する時間(時間)、cnは水和発熱速度曲線の第nピークに到達する時間(時間)を示し、mは5以上の整数で、セメントの種類に依存する、所定の水和時間tまでに発生した水和発熱速度曲線のピークの数を示す。)
水和時間t>c1のとき:
(式(2)中、Qは水和熱(J/g)、tは水和時間(時間)、a1は式(1)中のa1と同じ、a2は式(1)中のa2と同じ、a3は式(1)中のa3と同じ、anは式(1)中のanと同じ、b1’は水和発熱速度曲線の第一ピークの下降率に関係する値、b2は式(1)中のb2と同じ、b3は式(1)中のb3と同じ、bnは式(1)中のbnと同じ、c1は式(1)中のc1と同じ、c2は式(1)中のc2と同じ、c3は式(1)中のc3と同じ、cnは式(1)中のcnと同じであり、mは5以上の整数で、セメントの種類に依存する、所定の水和時間tまでに発生した水和発熱速度曲線のピークの数を示す。)
(III)得られたa1〜anの初期値、及びc1〜cnの初期値と、b1〜bn及びb1’の初期値としての1とを式(1)及び式(2)に代入し、これを工程(I)で得られた水和発熱速度曲線にフィッティングして、偏差二乗和が最小になるようにa1〜an、c1〜cn、b1〜bn及びb1’を最適化し、式(1)及び式(2)を予測式として完成させる工程、及び
(IV’)得られた予測式としての式(2)において、所定の材齢T(時間)まで式(2)の水和発熱速度曲線を延長して得られる、測定時間Tm<t≦Tまでの水和発熱速度の積分値と、0≦t≦Tmの実測した水和発熱速度の積分値を合算し、予測値としての水和熱Q’を求める工程
を備える、セメントの水和熱の予測方法。 - 工程(I)における水和発熱速度の測定をコンダクションカロリメータにより行う請求項1又は請求項2に記載のセメントの水和熱の予測方法。
- セメントがポルトランドセメントであり、工程(I)においてTmを96とし、かつ工程(II)において式(2)中のmを5とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のセメントの水和熱の予測方法。
- 工程(IV)又は工程(IV’)において、Tが168である請求項1〜4のいずれか1項に記載のセメントの水和熱の予測方法。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のセメントの水和熱の予測方法により得られる予測値としての水和熱Q又は水和熱Q’の値を用い、セメントの品質を判別する、セメントの製造管理方法。
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