JP6732148B1 - ヘアエクステンション - Google Patents

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Abstract

【課題】きわめて容易に頭髪(地毛)に装着することができる上、頭髪に装着していることを他の人に悟られにくい実用的なヘアエクステンションを提供する。【解決手段】ヘアエクステンション1は、毛髪の束2、両面粘着テープ3、剥離紙4によって構成されている。そして、毛髪の束2の基端が、複数の毛髪h1,h1・・を、基端縁が直線状になるように横並びに揃えて、それらの毛髪h1,h1・・の基端際を、接着幅が一定の幅になるように接着剤によって接着させてなる第一毛髪層L1と、複数の毛髪h2,h2・・を、第一毛髪層L1の上側に、基端縁が直線状になるように横並びに揃えて積層し、それらの毛髪h2,h2・・の基端際を、接着剤によって接着幅が第一毛髪層L1の接着幅より狭くなるように接着させてなる第二毛髪層L2とを有している。さらに、第一毛髪層L1に両面粘着テープ3が貼着されている。【選択図】図1

Description

本発明は、頭髪にボリューム感を与える等の目的で地毛に装着するヘアエクステンション(付け毛)に関するものである。
従来のヘアエクステンションとしては、付け足す毛髪の束の基端に金属製のチューブが付設されており、その金属製のチューブの内部に地毛を挿通させた状態でチューブを圧壊することによって地毛に装着するものが知られている。また、接着剤を含浸させた毛髪の束からなる筒状体の外側に熱収縮チューブが被覆されており、筒状体の内部に地毛を挿通させた状態で熱収縮チューブをアイロン等で加熱することにより、収縮したチューブと溶融させた接着剤とによって地毛に装着するものも開発されている(特許文献1)。
さらに、近年では、より短時間で簡便に頭髪に装着できるように、両面粘着テープを利用して地毛に粘着させるタイプのもの(すなわち、両面粘着テープの片面に毛髪を粘着させて両面粘着テープの他面を地毛に粘着させるもの)も開発されている(特許文献2)。
特開2008−202199号公報 実用新案登録第3198852号公報
しかしながら、特許文献2の如き、両面粘着テープを利用して地毛に粘着させるタイプのヘアエクステンションは、非常に容易に頭髪(地毛)に装着することができるものの、粘着された毛髪の隙間から両面粘着テープが見えてしまうため、頭髪に装着されていることを他の人に瞬時に悟られてしまう、という不具合がある。また、粘着された毛髪の隙間から地毛が両面粘着テープに張り付いてしまう、という不具合もある。
本発明の目的は、上記従来のヘアエクステンションが有する問題点を解消し、きわめて容易に頭髪(地毛)に装着することができる上、頭髪に装着していることを他の人に悟られにくい実用的なヘアエクステンションを提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、毛髪の束の基端に、その毛髪の束を地毛に装着するための両面粘着テープが貼着されたヘアエクステンションであって、前記毛髪の束の基端が、複数の毛髪を、基端縁が直線状になるように横並びに揃えて、それらの毛髪の基端際を、接着剤によって接着幅が一定の幅になるように接着させてなる第一毛髪層と、複数の毛髪を、前記第一毛髪層の上側に、基端縁が直線状になるように横並びに揃えて積層し、それらの毛髪の基端際を、接着剤によって接着幅が前記第一毛髪層の接着幅より狭くなるように接着させてなる第二毛髪層とを有するものであり、前記第一毛髪層に前記両面粘着テープが貼着されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記第一毛髪層および前記第二毛髪層が、一定の厚み(あるいは略一定の厚み)になるように形成されたものであることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または2に記載された発明において、前記第一毛髪層および前記第二毛髪層の厚みが、それぞれ、0.05mm以上0.4mm以下になるように調整されているとともに、第二毛髪層の厚みが前記第一毛髪層の厚み以下になっていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1〜3のいずれかに記載された発明において、前記両面粘着テープの外端縁に、所定の間隔でスリットが平行に設けられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載のヘアエクステンションは、両面粘着テープ(粘着手段)を利用して非常に短時間の内にきわめて容易に頭髪に装着することができる。その上、両面粘着テープを貼着した毛髪の束の基端が、複数の毛髪を広い幅(毛髪の長手方向に沿って広い幅)で接着してなる第一毛髪層の上に、複数の毛髪を狭い幅(毛髪の長手方向に沿って狭い幅)で接着してなる第二毛髪層を積層したものであるため(すなわち、接着部分が目立ちにくい第二毛髪層によって第一毛髪層を覆ったものであるため)、毛髪の束の基端の外側から両面粘着テープが見えにくいので、装着していることを他の人に悟られにくい。また、従来のヘアエクステンションのように、粘着された毛髪の隙間から地毛が両面粘着テープに張り付いてしまう、という事態が生じにくい。
請求項2に記載のヘアエクステンションは、第一毛髪層および第二毛髪層が、一定の厚み(±0.1mm程度である略一定の厚みを含む)になるように形成されたものであるため、毛髪の束の基端の外側から両面粘着テープが非常に見えにくい。また、第一毛髪層と第二毛髪層との接着強度が高いので、束ねられた毛髪が脱離する、という事態が起こりにくい。
請求項3に記載のヘアエクステンションは、第一毛髪層および第二毛髪層の厚みが、それぞれ、所定の厚みに調整されているとともに、第二毛髪層の厚みが第一毛髪層の厚み以下になっているため、毛髪の束の基端の外側から両面粘着テープがきわめて見えにくい上、長期間使用した場合でも第二毛髪層を構成する毛髪が脱離する、という事態が生じにくい。
請求項4に記載のヘアエクステンションは、両面粘着テープの外端縁に、所定の間隔でスリットが平行に設けられているため、スリットの部分で両面粘着テープを折り曲げて、頭髪(地毛)を両面粘着テープによって挟み込んだ状態で強固に接着(粘着)することができる。
ヘアエクステンションを示す説明図である(aは正面図であり、bは背面図であり、cは右側面図である、dは分解した状態の右側面図である)。 ヘアエクステンションを示す説明図である(aは平面図であり、bは分解した状態の平面図であり、cはbにおけるA部分を拡大して示した概念図である)。 ヘアエクステンションの製造方法を示す説明図である(a−1〜c−1は正面図であり、a−2〜c−2は右側面図である)。 ヘアエクステンションの製造方法を示す説明図である(d−1〜g−1は正面図であり、d−2〜g−2は右側面図である)。 ヘアエクステンションを頭髪(地毛)に装着する様子を示す説明図(側面図)である(aは装着前の状態であり、bは剥離紙を剥がした状態を示したものであり、cは地毛に粘着させた状態を示したものである)。 ヘアエクステンションを頭髪(地毛)に装着する様子を示す説明図(剥離紙を剥がした状態の平面図)である。 ヘアエクステンションを頭髪(地毛)に装着した状態を示す説明図(頭髪を上方から見た図)である。
本発明に係るヘアエクステンションは、毛髪の束の基端が、横並びに揃えた複数の毛髪(第一の毛髪)の基端際を接着剤によって一定の幅(毛髪の長手方向に沿った幅)で接着させてなる第一毛髪層と、横並びに揃えた複数の毛髪(第二の毛髪)の基端際を接着剤によって第一毛髪層の接着幅より狭い(短い)幅で接着させてなる第二毛髪層とを積層したものであって、第一毛髪層の裏面(内面)に両面粘着テープ(粘着手段)が貼着(粘着)されていることを特徴とするものである。すなわち、本発明に係るヘアエクステンションは、第一毛髪層の上側に、第一毛髪層よりも接着幅の狭い(短い)第二毛髪層を積層することによって(すなわち、接着部分が目立たない第二毛髪層を積層することによって)、第一毛髪層を外部から見えにくくすることによって、装着していることをきわめて悟られにくくしたものである。
第一毛髪層の接着幅は、特に限定されないが、5.0mm以上11.0mm以下であると好ましい。第一毛髪層の接着幅が5.0mm未満であると、両面粘着テープとの粘着強度が不十分となるので好ましくなく、反対に、第一毛髪層の接着幅が11.0mmを上回ると、第一毛髪層を構成する毛髪の動きが不自然になり、エクステンションを装着していることを他の人に悟られ易くなってしまうので好ましくない。
また、第二毛髪層の接着幅も、特に限定されないが、1.5mm以上6.0mm以下であると好ましい。第二毛髪層の接着幅が1.5mm未満であると、使用中に第二毛髪層を構成する毛髪が脱離し易くなってしまうので好ましくなく、反対に、第二毛髪層の接着幅が6.0mmを上回ると、第二毛髪層の接着部分が目立って、エクステンションを装着していることを他の人に悟られ易くなってしまうので好ましくない。
また、本発明に係るヘアエクステンションは、第一毛髪層および第二毛髪層が、略一定の厚みになるように形成されたものであると好ましく、第一毛髪層および第二毛髪層の厚みが、それぞれ、0.05mm以上0.4mm以下になるように調整されていると、より好ましい。第一毛髪層の厚みが0.05mm未満であると、外側から両面粘着テープが見え易くなってしまうので好ましくなく、反対に、第一毛髪層の厚みが0.4mmを上回ると、ヘアエクステンションの折り曲げ柔軟性が損なわれてしまうので好ましくない。また、第二毛髪層の厚みが0.05mm未満であると、第一毛髪層が外部から見え易くなり、エクステンションを装着していることを他の人に悟られ易くなってしまうので好ましくなく、反対に、第二毛髪層の厚みが0.4mmを上回ると、第二毛髪層を構成する毛髪(第二の毛髪)が脱離し易くなってしまうので好ましくない。加えて、第二毛髪層の厚みが第一毛髪層の厚み以下であると、第一毛髪層に対する第二毛髪層の接着強度が高くなるので一層好ましい。
加えて、毛髪の束の基端を接着するための接着剤(すなわち、第一毛髪層および第二毛髪層を形成するための接着剤)は、特に限定されず、アクリル樹脂系、エポキシ樹脂系、ポリウレタン系、ポリオレフィン系、エチレン-酢酸ビニル樹脂エマルジョン系、シリコーン系等の各種の樹脂系の接着剤(溶剤に溶かしたものや水に分散させたもの等)を好適に用いることができる。それらの中でも、ポリウレタン系の接着剤を用いると、製造時のハンドリング性が良好になる上、第一毛髪層、第二毛髪層のそれぞれの接着強度、および、第一毛髪層と第二毛髪層との界面の接着強度が良好なものとなるので好ましい。なお、本発明に係るエクステンションの製造においては、第一毛髪層を形成する接着剤と第二毛髪層を形成する接着剤とを異ならせることも可能であるが、第一毛髪層を形成する接着剤と第二毛髪層を形成する接着剤とを同じにすると、第一毛髪層と第二毛髪層との接着強度が良好なものとなり易いのでより好ましい。
以下、本発明に係るヘアエクステンションについて、実施例によって詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例の態様に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することが可能である。
<ヘアエクステンションの構造>
図1は、本発明に係るヘアエクステンションを示したものであり、ヘアエクステンション1は、毛髪の束(集合体)2、両面粘着テープ3、剥離紙(離型紙)4によって構成されている。
毛髪の束(集合体)2は、毛髪(第一の毛髪(人毛)h,h・・および第二の毛髪(人毛)h,h・・)の基端部分(毛先側と反対側の部分)を平行に揃えて束ねることによって形成されている。そして、基端の部分においては、第一毛髪層Lの上側に、第二毛髪層Lを積層した二層構造になっている。
第一毛髪層Lは、束ねた毛髪h,h・・の基端を、接着剤(ポリウレタン系樹脂を主成分とするもの)Bによって接着することによって形成されており、左右(図1における左右)の幅×上下(図1における上下)の長さ×厚み=22.0mm×8.0mm×0.2mmの大きさを有している。
また、第二毛髪層Lも、第一毛髪層Lと同様に、束ねた毛髪h,h・・の基端を、第一毛髪層Lの接着剤Bと同じ接着剤Bによって接着することによって形成されているが、上下(図1における上下)の長さが、第一毛髪層Lよりも短くなっている。すなわち、第二毛髪層Lは、左右(図1における左右)の幅×上下(図1における上下)の長さ×厚み=22.0mm×3.5mm×0.2mmの大きさを有している。そして、それらの第一毛髪層Lと第二毛髪層Lとが、基端縁を直線状に揃えた状態で、第二毛髪層Lを構成している接着剤によって接着し合った状態になっている。
さらに、上記の如く、第一毛髪層Lの上側に第二毛髪層Lを積層してなる毛髪の束2の裏側に、両面粘着テープ3が貼着されている。かかる両面粘着テープ3は、厚さ約50μmの合成樹脂(ポリエステル)製のフィルム(黒色に着色したもの)の両面に、粘性を有する合成樹脂(アクリル系樹脂)製の粘着剤を積層させたものであり、両面の粘着層は、約25μmの厚みを有している。また、両面粘着テープ3は、左右(図1における左右)の幅×上下(図1における上下)の長さが、毛髪の束2の第一毛髪層Lと略同じになっている。そして、両面粘着テープ3の片面(表面)の粘着剤層に、毛髪の束2の第一毛髪層Lの裏側(第二毛髪層Lの積層側と反対側)の面が粘着した状態になっており、両面粘着テープ3の他面(裏面)の粘着剤層には、両面粘着テープ3と同じ大きさの剥離紙(離型紙)4が粘着した状態になっている。なお、剥離紙4は、約0.1mmの厚みを有している。
加えて、両面粘着テープ3の外端縁(毛髪の長手方向における外側の端縁、図1における上側の端縁)には、3つの逆三角形状の切り欠き(ノッチ)5,5・・が形成されており、それらの切り欠き5,5・・によって、両面粘着テープ3の上端縁際の部分が、4等分にされた状態になっている。また、それらの切り欠き5,5・・とともに、毛髪の束2の第一毛髪層Lおよび第二毛髪層Lも逆三角形状に裁断された状態になっている。なお、各切り欠き5,5・・は、幅×深さ(上下の高さ)=2.0mm×1.0mmの大きさを有している。さらに、各切り欠き5,5・・から下方に(鉛直に)、約2.0mmの長さのスリット6,6・・が形成されている。
<ヘアエクステンションの製造方法>
図3、図4は、上記の如く構成されるヘアエクステンション1の製造方法の一例を示したものである。ヘアエクステンション1を製造する際には、まず、図3(a−1),(a−2)の如く、第一の毛髪h,h・・の束(毛先の向きを合わせたもの)を、平行になるように並べて、基端際の部分を、工具として用いるガラス板Gの上に載置する。
次に、図3(b−1),(b−2)の如く、ガラス板Gに載置された第一の毛髪h,h・・の束の基端部分に、一定の幅(毛髪の長手方向に沿った一定の幅)で、液状の接着剤(ポリウレタン系樹脂を主成分とするもの)を染み込ませる。さらに、そのように接着剤を染み込ませた部分を、板状の工具を用いて十分に扱いて(しごいて)、不必要な接着剤を取り除くとともに、接着剤を染み込ませた第一の毛髪h,h・・の束の基端部分の厚みが一定になるように調整する。しかる後、そのように基端に接着剤を染み込ませた第一の毛髪h,h・・の束を、ガラス板Gとともに加熱装置(図示せず)によって所定の温度(約60℃)で加熱して、接着剤を乾燥固化させることによって、第一の毛髪h,h・・の束の基端に第一毛髪層Lを形成する。さらに、第一の毛髪h,h・・の基端側をガラス板Gの端縁に沿って直線状に切り揃える。
さらに、図3(c−1),(c−2)の如く、ガラス板Gに載置された第一の毛髪h,h・・の束の基端部分(第一毛髪層L)に、第二の毛髪h,h・・の束(毛先の向きを合わせたもの)を、平行になるように並べて、基端際の部分をガラス板Gの上に載置する(すなわち、第一毛髪層L の上に第二の毛髪h,h・・の束を積層する)。
次に、図4(d−1),(d−2)の如く、ガラス板Gに載置された第二の毛髪h,h・・の束の基端部分に、一定の幅(毛髪の長手方向に沿った一定の幅)で、液状の接着剤(ポリウレタン系樹脂を主成分とするもの)を染み込ませる。そのように、第二の毛髪h,h・・の束の基端部分に液状の接着剤を染み込ませる際には、接着剤を染み込ませる幅(毛髪の長手方向に沿った幅)が、第一毛髪層Lの接着幅より短くなるように調整する。
さらに、上記の如く接着剤を染み込ませた部分を、板状の工具を用いて十分に扱いて、不必要な接着剤を取り除くとともに、接着剤を染み込ませた第二の毛髪h,h・・の束の基端部分の厚みが一定になるように調整する。しかる後、第一の毛髪h,h・・および第二の毛髪h,h・・の束を、ガラス板Gとともに加熱装置(図示せず)によって所定の温度(約60℃)で加熱し、接着剤を乾燥固化させることによって、第一毛髪層Lの上に、第二の毛髪h,h・・の束からなる第二毛髪層Lを形成する(積層する)。さらに、第二の毛髪h,h・・の基端側を、ガラス板Gの端縁に沿って直線状に切り揃える(すなわち、第一毛髪層Lの基端縁と第二毛髪層Lの基端縁とを合致させる)。
しかる後、図4(e−1),(e−2)の如く、第一毛髪層Lの裏面に貼り付いた状態になっているガラス板Gを取り外す。さらに、図4(f−1),(f−2)の如く、ガラス板Gを取り外した第一毛髪層Lの裏面に両面粘着テープ3の粘着面を粘着させる。なお、そのように第一毛髪層Lの裏面に両面粘着テープ3の粘着面を粘着させる際には、第一毛髪層Lの内側の端縁と、両面粘着テープの内側の端縁とが合致するように調整する。さらに、図4(g−1),(g−2)の如く、第一毛髪層Lの裏面に両面粘着テープ3を粘着させた第一の毛髪h,h・・および第二の毛髪h,h・・からなる毛髪の束2の基端に、逆三角形状の切り欠き5,5・・およびスリット6,6・・を形成する(形刃を毛髪の束2に押し付けて裁断する)ことによって、エクステンション1の製造を完了する。
<ヘアエクステンションの使用方法>
図5〜図7は、ヘアエクステンション1を頭髪(地毛)に装着する方法を示したものであり、ヘアエクステンション1を頭髪に装着する場合には、地毛の内の表層にあるもの(頭頂付近から生えているもの)を上方に持ち上げる等することによって、地毛の内の内部にあるもの(頭部の中間の高さ位置から生えているもの)を露呈させる。そして、図5(b)の如く、ヘアエクステンション1の剥離紙4を剥がして両面粘着テープ3の粘着面(粘着層)を露出させる。しかる後、図5(c)の如く、その両面粘着テープ3の粘着面を、地毛の束(内部にある地毛の束)Gに粘着させることによって、ヘアエクステンション1を装着する。なお、エクステンション1は、両面粘着テープ3の上端縁に切り欠き5,5・・が形成されているとともに、各切り欠き5,5・・の下側にスリット6,6・・が設けられているため、図6の如く、切り欠き5,5・・およびスリット6,6・・を設けた位置で両面粘着テープ3の外側の粘着面が対峙するように二つ折りに折り畳んで、地毛の束Gを両面粘着テープ3で挟み込むように装着することもできる。
そして、所望する個数のヘアエクステンション1,1・・を、頭髪の略同一の高さ位置において横方向(幅方向)に沿って等間隔に、上記した方法で地毛の束Gに粘着させる(図7参照)。しかる後。持ち上げた状態になっている地毛の内の表層にあるものを元通りに垂下させる。
上記の如く地毛に装着されたヘアエクステンション1においては、両面粘着テープ3の外側(表面側)に位置した第一毛髪層Lの上側に、第一毛髪層Lよりも接着幅の狭い第二毛髪層Lが積層されているため(すなわち、接着部分が目立ちにくい第二毛髪層Lによって第一毛髪層Lが覆われているため)、外部からは両面粘着テープ3がほとんど見えない状態となっている。したがって、他の人は、ヘアエクステンション1,1・・が頭髪に装着されていることをまったく認識することができない。
<ヘアエクステンションの効果>
ヘアエクステンション1は、上記の如く、毛髪の束2の基端が、複数の毛髪h,h・・を、基端縁が直線状になるように横並びに揃えて、それらの毛髪h,h・・の基端際を、接着幅が一定の幅になるように接着剤によって接着させてなる第一毛髪層Lと、複数の毛髪h,h・・を、第一毛髪層Lの上側に、基端縁が直線状になるように横並びに揃えて積層し、それらの毛髪h,h・・の基端際を、接着剤によって接着幅が第一毛髪層Lの接着幅より狭くなるように接着させてなる第二毛髪層Lとを有するものであり、第一毛髪層Lに両面粘着テープ(粘着手段)3を貼着したものである。
したがって、ヘアエクステンション1は、両面粘着テープ3を利用して非常に短時間の内にきわめて容易に頭髪に装着することができる上、毛髪の束2の基端の外側から両面粘着テープ3が見えにくいので、装着していることを他の人に悟られにくい。また、従来のヘアエクステンションのように、粘着された毛髪の隙間から地毛が両面粘着テープ3に張り付いてしまう、という事態がまったく生じない。また、ヘアエクステンション1は、両面粘着テープ3が第一の毛髪h,h・・および第二の毛髪h,h・・と同一色(黒色)を有しており、両面粘着テープ3が外部からきわめて認識しにくくなっているため、装着していることを、より他の人に悟られにくい。
さらに、ヘアエクステンション1は、第一毛髪層Lおよび第二毛髪層Lが一定の厚みになるように形成されたものであるため、毛髪の束2の基端の外側から両面粘着テープ3が非常に見えにくい上、第一毛髪層Lと第二毛髪層Lとの接着強度が高いので、束ねられた毛髪(主として第二の毛髪h,h・・)が脱離する、という事態が起こりにくい。
また、ヘアエクステンション1は、第一毛髪層Lおよび第二毛髪層Lの厚みが、それぞれ、0.2mmに調整されており、第二毛髪層Lの厚みが第一毛髪層Lの厚みと同じになっているため、毛髪の束2の基端の外側から両面粘着テープ3がきわめて見えにくい上、長期間使用した場合でも第二毛髪層Lが脱離する、という事態が生じにくい。
加えて、ヘアエクステンション1は、両面粘着テープ3の外端縁に、所定の間隔でスリット6,6・・が平行に設けられているため、スリット6,6・・の部分で両面粘着テープ3を折り曲げて、頭髪(地毛)を両面粘着テープ3によって挟み込んだ状態で強固に接着(粘着)することができる。
<ヘアエクステンションの変更例>
本発明に係るヘアエクステンションは、上記した実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、毛髪の束、両面粘着テープ、剥離紙の材質、形状、構造、大きさ等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、本発明に係るヘアエクステンションは、上記実施形態の如く、毛髪として人毛のみを使用したものに限定されず、少なくとも一部の毛髪を人工毛としたもの等に変更することも可能である。
また、本発明に係るヘアエクステンションは、上記実施形態の如く、両面粘着テープの基材が合成樹脂フィルムであるものに限定されず、両面粘着テープの基材が紙であるもの等に変更することも可能である。なお、上記実施形態の如く、両面粘着テープの基材が合成樹脂フィルムであるものとした場合には、装着した状態で洗髪した場合に両面粘着テープが破れにくい、というメリットがある。
さらに、本発明に係るヘアエクステンションは、上記実施形態の如く、両面粘着テープが黒色であるものに限定されず、両面粘着テープが黒以外の色に着色されたものや着色されていないものでも良い。たとえば、本発明に係るヘアエクステンションを、茶色や金色の地毛に装着するものとする場合には、それらの地毛の色に合わせて、第一の毛髪、第二の毛髪および両面粘着テープが茶色や金色であるものにすることも可能である。
さらに、本発明に係るヘアエクステンションは、上記実施形態の如く、両面粘着テープの粘着剤がアクリル系樹脂からなる粘着剤であるものに限定されず、ゴム系の粘着剤、シリコーン系樹脂からなる粘着剤等のアクリル系樹脂以外の樹脂からなる粘着剤であるものに変更することも可能である。なお、上記実施形態の如く、両面粘着テープの粘着剤をアクリル系樹脂からなる粘着剤とした場合には、装着した状態で界面活性剤(シャンプー等)を用いて洗髪しても粘着力が落ちにくい(すなわち、第一の毛髪の束、第二の毛髪の束が取れにくく、地毛から剥がれにくい)、というメリットがある。
さらに、本発明に係るヘアエクステンションは、上記実施形態の如く、毛髪の束の基端が第一毛髪層および第二毛髪層のみからなるものに限定されず、第二毛髪層の上側に、第二毛髪層の接着幅(毛髪の長手方向に沿った接着幅)よりもさらに狭い(短い)接着幅を有する第三毛髪層を積層したもの等でも良い。
加えて、複数のヘアエクステンションの装着態様も、上記実施形態の如く、頭髪の略同一の高さ位置に置いて横方向(幅方向)に沿って等間隔に装着する態様に限定されず、地毛のボリュームや所望するヘアスタイルに合わせて適宜変更することができる。
一方、本発明に係るヘアエクステンションの製造方法は、上記実施形態の如く、所定の横幅(1個分の横幅)を有する毛髪の束の基端に第一毛髪層および第二毛髪層を形成して両面粘着テープを装着するものに限定されず、幅広な(2個分以上の横幅を有する)毛髪の束の基端に第一毛髪層および第二毛髪層を形成して両面粘着テープを装着した後に所定の横幅(1個分の横幅)になるように裁断するもの等に変更することも可能である。
本発明のヘアエクステンションは、上記の如く優れた効果を奏するものであるから、地毛のボリュームをアップするための部材として好適に用いることができる。
1・・ヘアエクステンション
2・・毛髪の束(集合体)
3・・両面粘着テープ(粘着手段)
4・・剥離紙(離型紙)
5・・切り欠き
6・・スリット
・・第一の毛髪
・・第二の毛髪
・・第一毛髪層
・・第二毛髪層
G・・地毛の束
B・・接着剤

Claims (4)

  1. 毛髪の束の基端に、その毛髪の束を地毛に装着するための両面粘着テープが貼着されたヘアエクステンションであって、
    前記毛髪の束の基端が、
    複数の毛髪を、基端縁が直線状になるように横並びに揃えて、それらの毛髪の基端際を、接着剤によって接着幅が一定の幅になるように接着させてなる第一毛髪層と、
    複数の毛髪を、前記第一毛髪層の上側に、基端縁が直線状になるように横並びに揃えて積層し、それらの毛髪の基端際を、接着剤によって接着幅が前記第一毛髪層の接着幅より狭くなるように接着させてなる第二毛髪層とを有するものであり、
    前記第一毛髪層に前記両面粘着テープが貼着されていることを特徴とするヘアエクステンション。
  2. 前記第一毛髪層および前記第二毛髪層が、一定の厚みになるように形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載のヘアエクステンション。
  3. 前記第一毛髪層および前記第二毛髪層の厚みが、それぞれ、0.05mm以上0.4mm以下になるように調整されているとともに、前記第二毛髪層の厚みが前記第一毛髪層の厚み以下になっていることを特徴とする請求項1、または2に記載のヘアエクステンション。
  4. 前記両面粘着テープの外端縁に、所定の間隔でスリットが平行に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヘアエクステンション。
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