JP6731823B2 - トラニオン型ボールバルブ - Google Patents

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Description

本発明はトラニオン型ボールバルブに関し、特に、大口径の場合に好適であって、高圧流体が流れるときにも高シール性を発揮できるボールシートとシートリテーナとの装着構造に関する。
従来、大口径の流路で高圧流体が流れる流路には、トラニオン型ボールバルブが多く用いられる。この種のボールバルブでは、一般に、弁座となるボールシートが、シートリテーナに保持された状態でボデーに装着され、コイルスプリング等のばねの弾発力によって弁体方向に弾発された構造になっていることが多い。この場合、ボールシートが弁体に押し付けられて一次側(上流側)ボールシートで流体が封止されるようになっている。
このように、ボールシートとシートリテーナとが別体に設けられる場合、通常、シートリテーナからボールシートの脱落が防がれた構造に設けられる。例えば、特許文献1のボールバルブでは、パッキンライナーに鋸歯状凹凸部が形成され、この鋸歯状凹凸部にシートパッキンが入り込むことにより、シートパッキンがパッキンライナーに結合される。シートパッキンは、パッキンライナーに圧入状態で一体化され、これにより、シートパッキンからの裏漏れが防止されている。また、シートパッキンの背面が、パッキンライナーに圧入された状態で固定されていることで、流体圧の背圧作用によるシートパッキンの飛び出しを防ごうとしている。
一方、本出願人は、特願2014−219455において、トラニオン型ボールバルブを出願している。このボールバルブ1においては、図9に示すように、ボールシート2のおねじ3が装着方向の略半分程度の長さに設けられ、ボールシート2は、おねじ3がシートリテーナ4のめねじ5に螺子込まれて装着溝6に位置に到達した状態で装着される。この場合、ボールシート2のシートリテーナ4からの飛び出しが防止され、ボールシート2がフリーな状態、すなわち、装着溝6に対して流路7方向に移動可能になっている。このように、ボールシート2が装着溝6に対してフリーな状態で装着されていることで、キャビティ8内の異常昇圧をリリーフし、しかも、ボールシート2の摩耗を防止して高シール性を維持するようになっている。
図9のバルブ1における高圧シール時には、ボールシート2のボール9側が内圧(流体圧)により拡径し、ボールシート2のおねじ3よりも後端部2aがシートリテーナ4のめねじ5の先端5aに接触することで、ボールシート2の必要以上の拡径が抑制される。このとき、これらの当接により摩擦力が働き、弁開時のボールシート2の飛び出しも防がれている。
実開平2−124377号公報
前述した一般的な構造のボールシートがコイルスプリングで弾発されるトラニオン型ボールバルブでは、キャビティ内に異常昇圧が生じたときに、ボールシートがシートリテーナと共に一次側に移動してシートと弁体との間から圧力をリリーフするため、シートの弁体との接触面の摩耗が激しくなる。その結果、シールポイントが不安定になってリリーフ圧にばらつきが生じ、さらに、リリーフの際にはシートの接触部をこじ開けるように圧力が抜けるため、接触面にダメージが加わりやすい。
特許文献1のボールバルブでは、キャビティ内の異常昇圧をリリーフすることでシートパッキンが消耗しやすくなり、これに加えて、シートパッキンがパッキンライナーに圧入されて一体化されていることで、シートパッキンが高温になったときに膨張してパッキンライナーから飛び出す可能性がある。
一方、図9のボールシート装着構造のボールバルブ1では、異常昇圧を解消することは可能であるが、大口径や高圧のボールバルブの場合には、更なる配慮が必要となる。すなわち、このバルブ1では、高圧シール時にボールシート2が内圧により拡径するようになっており、その際、シートリテーナ4のめねじ5から螺旋状に負荷が掛かるため、不均一な応力が発生してボールシート2が局所的に変形する可能性が生じる。
ここで、小口径のバルブ、例えば呼び径8B以下のバルブであれば、ボールシートのボリュームは小さいことから、内圧により拡径した際に当接するシートリテーナのめねじ5のネジ山や、異常昇圧を解消する際に当接する前記めねじ5のネジ斜面との押圧により発生する応力は、ボールシート全体に及び、局所的な変形が生じにくい。
しかし、大口径のバルブ、例えば呼び径10B以上のバルブになると、ボールシートのボリュームが大きくなることから、上記の押圧によりボールシートに発生する応力は局所的で不均一なものとなり、これに伴う変形により、ボールとの弁座シール性が低下するおそれがある。
特に、大口径のバルブの場合には、めねじ5のピッチ(ネジ山同士の間隔)が、例えば呼び径12Bのバルブでは3mmと広くなるので、上記の押圧部分の間隔が開き、ボールシートに発生する応力は、より局所的なものとなる。
そして、大口径で高圧のバルブ、例えばクラス600以上のバルブでは、内圧も大きくなり、異常昇圧を解消する際にボールシートがボール側に押し出される力も大きくなることから、上記の押圧に伴ってボールシートに発生する局所的な応力は高くなり、不均一な応力が顕著となって弁座シール性が低下するおそれが高まることから、特に配慮が必要となる。
さらに、このような高圧大口径のバルブ1の場合、内圧によりボールシート2が拡径する際に、このボールシート2にめねじ5が必要以上に食い込んで拡がりやすくなる。これにより、シートリテーナ4をボール9方向に押圧しているコイルばね10のばね荷重で、シートリテーナ4がよりボール9側に押し出されやすくなる。これによって、コイルばね10が過大に伸びるため、低圧封止性能を満足するためのばね荷重を維持することが難しくなる。
図9のシートリテーナ4においては、めねじ5のねじ山数が2山〜2.5山になっている。このように、完全ねじ部のねじ山数が多い場合、ボールシート2をシートリテーナ4に螺子込む際の接触抵抗が大きくなり、組立て難さに繋がるという問題もある。
本発明は、従来の課題を解決するために開発したものであり、その目的とするところは、大口径で高圧流体が流れる場合にもボールシートの脱落を確実に防止した状態でキャビティ内の異常昇圧をリリーフし、ボールシートの局所的及び過大な変形を防いで高シール性を維持でき、しかも、組立性にも優れたトラニオン型ボールバルブを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ボデー内に設けられた貫通孔を有するボールの一方又は双方にボールシートが装着されたシートリテーナが配設され、ボールがステムを介して回動可能に設けられたボールバルブにおいて、ボールシートは、シートリテーナに形成された装着溝内に飛び出しが防止され、かつフリーな状態で装着され、ボールシート外周のボール側には、ボールシートが内圧で拡径したときに装着溝の開口側内周面に当接する鍔部が備えられているトラニオン型ボールバルブである。
請求項2に係る発明は、装着溝の内周に形成しためねじ部と、ボールシートの外周装着側にめねじ部に螺合可能なおねじ部とを有し、めねじ部の後端側とおねじ部の後端側とが係止可能に対向されて装着溝からのボールシートの飛び出し防止され、かつ、ボールシートが装着溝にフリーな状態で装着され、鍔部とおねじ部との間の外周領域面の外周径は、めねじ部の山径より小径に形成されているトラニオン型ボールバルブである。
請求項3に係る発明は、めねじ部は、少なくとも完全ねじ部が1ピッチ分であるトラニオン型ボールバルブである。
請求項1に係る発明によると、ボールシートが、シートリテーナに対して飛び出しが防止された状態で、フリーな状態で装着されていることにより、ボールシートの脱落を確実に防止した状態で、フリーな状態により生じる連通部位を介してキャビティ内の異常昇圧をリリーフ可能となる。ボールシートが内圧で拡径することにより、鍔部が装着溝の開口側内周面に当接し、ボールシートの拡径を抑制して過大な変形を防止する。このとき、鍔部が開口側内周面に均圧状態で当接可能になっていることで、ボールシートの局所的な変形も防いで円周方向に均等なシール面圧を発揮できる。これらにより、大口径で高圧流体が流れる場合にも、弁開から弁閉状態までボールシートによる高シール性を維持して弁座漏れを防止できる。シートリテーナの装着溝にボールシートを容易に装着できることから、組立性にも優れる。
さらには、鍔部をボールシート外周に環状或は等間隔に突設形成し、この鍔部を装着溝の開口側内周面に均等に当接するようにすれば、鍔部からボールシートに片寄った力が加わることを防止できる。このため、ボールシートのシール面圧を均一化し、大口径で高圧流体が加わる場合にも弁座漏れを確実に防止し、ボールシートの消耗も抑える。
請求項2に係る発明によると、めねじ部とおねじ部との螺合により容易にボールシートをシートリテーナに装着でき、ボールシートの装着後には、対向したおねじ部の後端側とめねじ部の後端側との係止により、ボールシートの飛び出しを確実に防ぐことができる。ボールシートを装着溝にフリーな状態で装着し、鍔部とおねじ部との間の外周領域面の外周径をめねじ部の山径より小径に形成したことにより、めねじ部の先端側の外周領域面への接触を防止し、螺旋状のめねじ部による不均一な応力の発生を回避してボールシートのシール性を確保できる。
請求項3に係る発明によると、ボールシートの1回転以上の少ない回転でおねじ部をめねじ部に容易に螺入して容易に装着溝の奥側まで装着できるため、ボールシートとシートリテーナとの組立性が向上する。しかも、組立て容易でありながら、ボールシートの装着後には、めねじ部の1ピッチ分以上の完全ねじ部におねじ部が係止することで、めねじ部に対しておねじ部が周方向に略均等に当接し、ボールシートの脱落を確実に防止することができる。
本発明のトラニオン型ボールバルブの実施形態を示す縦断面図である。 図1におけるA−A断面略図である。 図1におけるB−B拡大断面図である。 ボールシートの組立て工程を示した縦断面図である。 異常昇圧発生時の状態を示す一部拡大断面図である。 図5のボールシートが移動した状態を示す一部拡大断面図である。 図3の領域Eにおけるボールの微開状態を示した一部拡大断面図である。 (a)は図1の要部拡大断面図である。(b)は図1の要部拡大模式図である。 従来のトラニオン型ボールバルブを示す要部拡大断面図である。
以下に、本発明におけるトラニオン型ボールバルブの実施形態を図面に基づいて説明する。図1においては、本発明のトラニオン型ボールバルブの実施形態を弁開の状態で示し、図3においては、図1におけるB−B拡大断面図、すなわち本発明のトラニオン型ボールバルブの中央横断面図を示している。
図1のトラニオン型ボールバルブ(以下、バルブ本体20という)は、ボデー21、ボール22、ステム23、シートリテーナ24、ボールシート25を有し、特に、クラス(呼び圧力)150〜2500の高圧流体用で、サイズ10B以上の大口径のバルブとする場合に適している。
ボデー21は、環状ボデー30と両側の環状のキャップ31、31とを有し、これらは炭素鋼やステンレス材料などにより設けられ、ボルトナット32により一体化される。
ボデー21内には、上ステム23a、下ステム23bからなるステム23を介してボール22が回動可能に設けられ、このボール22の双方、すなわち上下流側にボールシート25が装着されたシートリテーナ24が配設される。ボール22は、ステンレス鋼を材料として形成され、バルブ本体20内の流路35と連通可能な貫通孔22aが設けられる。本実施形態では、ボール22の双方にボールシート25、シートリテーナ24が取付けられているが、これらがボール22の一方に設けられた構成であってもよい。
図4〜図8において、ボールシート25は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やナイロン、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などの樹脂材料により環状に形成され、ボール22の当接側にはシール面36が設けられ、このシール面36に続けて円環状の内周面37が端部側まで設けられる。
ボールシート25外周のシートリテーナ24装着側には、このシートリテーナ24の後述するめねじ部40に螺合可能なおねじ部41が設けられ、このおねじ部41は、ボールシート25の装着方向の厚さの略半分程度の長さまで設けられる。
ボールシート25の内周面には、少なくとも一つのリリーフ溝42が形成される。リリーフ溝42は、所定の深さで内周面37のシール面36との境界付近から端部側に渡って設けられ、シートリテーナ24への装着後のボールシート25の内周面37側と外周面側(おねじ部41側)との間に設けられる連通部45と連通可能に設けられる。リリーフ溝42は、ボールシート内周面37の複数箇所に均等間隔で設けられていることが望ましく、また、ボールシート25の内周面37に対向する、シートリテーナ24の後述する装着溝46に設けられていてもよい。
図示しないが、サイズ10B以上の大口径バルブでは、ボールシート25の外周に締付治具により締付け或は取外し可能となる溝や穴が設けられているとよく、この場合、ボールシート25の組付けが容易になる。
図8(a)、図8(b)に示すように、ボールシート25外周のボール22側には、このボール22とのシールポイントRから極力離された状態で、鍔部50が突設形成により備えられている。ボールシート25の鍔部50とおねじ部40との間には、これらよりも縮径したフラット面状の外周領域面59が形成され、この外周領域面59の外周径φDgは、めねじ部40の山径φdnよりも小径に形成されている。
鍔部50は、ボールシート25外周に環状或は等間隔に形成される。本実施形態における鍔部50は、外径φJにより環状に設けられ、この外径φJが、装着溝46の縮径内周面60の内径φKよりも大径であり、開口側内周面52の内周よりもやや小径に設けられる。鍔部50の外周側にはフラット面51が形成され、このフラット面51が、ボールシート25が内圧で拡径したときに、開口側内周面52に当接可能になっている。
上記のように、外径φJを内径φKよりも大径に設けていることで、シートリテーナ24のめねじ部40を加工する際に、図示しないねじ加工用のねじ切りバイトが開口側内周面52に接触することがない。このため、開口側内周面52が切削されることなくそのフラット形状が確保され、この開口側内周面52に対して鍔部50のフラット面51が当接する際に、均一な面圧力が発揮されながら相互に当接可能になる。
しかも、外径φJを大きく形成することで、シールポイントRから鍔部50外径側までの距離が離れ、鍔部50による後述する効果が高められる。この場合、ボールシート25における鍔部50とシール面36との間の領域F付近の応力を、ボールシート25を構成する材料の許容応力を超えない大きさに設定することが望ましい。
鍔部50のおねじ部41側には、テーパ面53が形成される。テーパ面53は、ねじ切りバイトが干渉しない状態で、ボールシート25のボリュームを最大限確保できる角度に設定されることが望ましい。テーパ面53の角度は、例えば、一般的なねじ切りバイトと同角度の60°に設けられているとよい。
図4に示すように、シートリテーナ24は、炭素鋼或はステンレス材料などの金属材料により略円筒状に設けられ、ボールシート25の装着側がやや拡径するように形成され、その内部にはボールシート25を装入可能な環状の装着溝46が設けられる。装着溝46の内周には、ボールシート25のおねじ部41と螺合可能なめねじ部40が形成され、このめねじ部40よりも開口側にフラット面状の開口側内周面52、めねじ部40の奥部側に開口側内周面52よりも縮径した、フラット面状の縮径内周面60が設けられる。
図8(a)、図8(b)において、めねじ部40は、完全ねじ部43と不完全ねじ部44とを有している。完全ねじ部43は、少なくとも1ピッチ分によって設けられ、この完全ねじ部43の両側に不完全ねじ部44が形成される。不完全ねじ部とは、ねじ切りバイトなどのねじの加工工具の面取り部又は食い付き部などにより、ねじが浅く形成された部分をいう。開口側内周面52の内径は、鍔部50、おねじ部41の外径よりも大きく形成され、通常時、すなわち内圧等が加わらない場合には、この開口側内周面52へのおねじ部41や鍔部50の接触が回避されている。
めねじ部40のねじ山40aは、ボールシート25のおねじ部41のねじ山41aと同じ仕様で設けられる。装着溝46のめねじ部40よりも奥側には有底部54が設けられ、めねじ部40の奥側の不完全ねじ部44の端部から有底部54までの長さは、ボールシート25のおねじ部41を含む先端側の長さよりも大きくなるように形成される。
シートリテーナ24のめねじ部40にはおねじ部41が螺合され、おねじ部41が有底部54側に収容された状態で、上記ボールシート25が装着溝46に装入される。おねじ部41とめねじ部40との螺合後には、おねじ部41の後端側とめねじ部40の後端側とがおねじ部41の装入方向に係止可能に対向することで、ボールシート25の装着溝46からの飛び出しが防止され、かつ、ボールシート25がフリーな状態、すなわち装着溝46に対して、少なくとも流路中心軸Lの方向に可動する状態で装着される。なお、ボールシート25の鍔部50の流路中心軸Lの方向の長さは、後述する異常昇圧をリリーフする際に、ボールシート25が前記流路中心軸Lの方向でボール22側に移動しても、鍔部50の外周のフラット面51がシートリテーナ24の開口側内周面52に当接可能な状態を維持できる長さに設定している。
シートリテーナ24の内周側には、ボールシート25の先端保持用の保持部47が突出形成され、この保持部47の深さTは、ボールシート25の全長Uに対して、0.3〜0.6倍の大きさに設けられる。換言すれば、前記鍔部50の位置は、保持部47の深さTに対して、1.7T〜3.3Tの範囲に設けられる。これにより、装着後のボールシート25が、保持部47と開口側内周面52、縮径内周面60との間に確実に保持され、同心状態が維持されつつシートリテーナ24に装着される。
有底部54と背面25aとの接触面からボールシート25の後端面までの長さ(ボールシート長さ)Uを100%とした場合、前記接触面から鍔部50における開口側内周面52との力点までの長さVが85%〜95%、前記接触面からシールポイントRまでの長さWが75%〜80%、前記接触面から完全ねじ部43のねじ山40aの後端部付近までの長さZが50%〜70%となるように、予めボールシート25やシートリテーナ24を形成することが望ましい。これらの寸法設定は、前述の領域F付近の応力を、ボールシート25を構成する材料の許容応力を超えない大きさに設定するために、長さWと長さVとの関係を定める際に用いるとよい。また、この長さWと長さVとの関係に加え、長さZと長さVとの関係を定める際に用いるとよい。
シートリテーナ24は、ボールシート25が装着された状態で、ボデー21内に凹状に形成された装着部21aに装着され、ボデー21に取り付けられたコイルばね56の弾発力によりボール22方向に付勢されている。
バルブ本体20において、全閉時または全開時には、キャビティ55内の異常昇圧による余剰の圧力がシートリテーナ24の自緊力でボール22とは反対方向に移動され、かつ、装着溝46内のボールシート25の裏面側に流入した流体圧でボールシート25がボール22側に押し出され、このとき連通部45を介してキャビティ55内の異常昇圧が流路35内にリリーフ可能に設けられる。ここで、キャビティ55内の異常昇圧とは、流体の温度が上昇したり、バルブ本体20が設置されている環境が高温となることにより、弁閉状態のバルブ本体20において、ボデー21やボール22、ボールシート25、シートリテーナ24等により囲まれた、閉じられた空間(キャビティ55)内の圧力が上昇する現象をいう。
図7に示した図3の領域Eにおいて、ボールシート25の背面25a側に圧力が加わったときには、このボールシート25に発生する押出し荷重がねじ山40a、41aに作用するため、この背面圧力に対してボールシート25の飛び出しを防ぐような材料強度(ねじ山のせん断強度)を確保できるようなねじ山高さに設定するように、ボールシート25、シートリテーナ24を設ける必要がある。この場合、ねじ山40a、41aにかかる力がボールシート25の材料の降伏点を越えることを防ぎ、バルブ本体20の最低使用温度を考慮して低温時にボールシート25が収縮した場合でも、ねじ山40a、41a同士が引っ掛かるような寸法設定とする。
ねじ山40a、41aは、細目ねじであることが望ましく、この場合、ねじ長さを極力短かくしてねじ山数を確保しつつねじ山の高さを調整できる。また、細目ねじはピッチが短いことから、円周方向において不完全なねじとなる部分が少なくなる点でも、本発明のトラニオン型ボールバルブにおいては好ましい。
図4(a)において、シートリテーナ24にボールシート25を装着する場合、装着溝46におねじ部41を位置させながら、ボールシート25を螺入方向に回転させ、矢印方向に螺じ込むようにする。図4(b)に示すように、ねじ山41aがねじ山40aから外れるまでボールシート25を螺入させたときにこれらのねじ結合が外れ、ボールシート25がシートリテーナ24に対して抜け止めされた状態でフリーとなる。
このとき、前述したように、図8(a)、図8(b)において、めねじ部40の奥側の不完全ねじ部44の端部から有底部54までの長さが、ボールシート25のおねじ部41を含む先端側の長さよりも大きいことで、ねじ山41aがねじ山40領域を確実に超え、おねじ部41が有底部54側に収容されるまで装入可能となり、これらのねじ山40a、41a同士の間に、装入方向(図1の流路中心軸Lの方向)のクリアランスCが設けられる。図5、図6において、開口側内周面52の内径がおねじ部41の外径よりもやや大きくなっていることで、これらの間には径方向の隙間Gも設けられ、この隙間Gによってボールシート25がシートリテーナ24のクリアランスCの範囲において、摺動抵抗の少ない状態で進退可能となる。これらクリアランスC、隙間Gの大きさなどの寸法設定は、組立て時の環境温度や、組立場所の違いによる寒暖差を考慮した上で設定される。本実施形態の場合、夏季で最高40℃、冬季で最低10℃の組立て温度に対応できるように設けられている。
図4(b)におけるボールシート25のシートリテーナ24への組付け後には、ボールシート25をシートリテーナ24に対して螺入方向とは反対方向に回転させ、ボールシート25が再螺合したり、脱落しないことを確認する。この場合、シートリテーナ24のねじ山40aとボールシート25のねじ山41aとの最も高い部分(完全ねじ部43)同士が係止する状態までボールシート25を回転させ、図8(a)のねじ先の開始部分同士(不完全ねじ部44の先端側同士)の位置を合わせないようにする。これにより、ボールシート25のシートリテーナ24装着後の再螺合を防ぎ、ボールシート25が確実に可動するようになる。
ここで、ねじ先の開始部分は、図2において、おねじ部41aを時計に例えた場合、3時の位置Sを避けて配置するのが好ましい。これは、図3に示す弁閉状態のバルブ本体20を、ステム23を反時計回りに回転して弁開状態にする際、ボール22により閉じられていた流路35は図2の3時の位置Sから開き始めるため、この弁の開き始めにおける流速が速い場合、ボールシート25が飛び出しやすいからである。具体的には、シートリテーナ24のねじ山40aとボールシート25のねじ山41aとの最も高い部分同士を、上記3時の位置に配置するのが好ましい。
なお、上記実施形態では、鍔部50の外径φJ>縮径内周面60の内径φKの関係となっているが、外径φJ=内径φKの関係に設けることもできる。
鍔部50の外周にはフラット面51が形成されているが、鍔部50が開口側内周面52に均圧状態で当接可能であれば、必ずしもフラット面51が形成されている必要はない。このため、鍔部50の外周側に、例えば、図示しないアール面や傾斜面が形成されていてもよい。
また、ボールシート25の外周側におねじ部41、シートリテーナ24にめねじ部40を設けているが、ボールシート25の内周側にめねじ部、シートリテーナ24におねじ部を設け(ともに図示せず)、前記と同様にこれらを螺合しながらボールシート25をシートリテーナ24の装着溝46にフリーな状態で装着してもよい。
ボールシート25のシートリテーナ24からの飛び出しを防止し、かつ、ボールシート25を装着溝46にフリーな状態で互いを係止して異常昇圧をリリーフ可能な構造であれば、おねじ部やめねじ部の態様にこだわることはなく、これらを各種形状に設けることもできる。
本実施形態においては、ボールシート25側に鍔部50を設けているが、シートリテーナ24側に別部材で鍔部相当部材を配置し、ボールシート25の拡径を抑制するようにしてもよい。
次いで、本発明のトラニオン型ボールバルブの上記実施形態における作用を説明する。
先ず、バルブ本体20の開閉状態における動作を述べる。バルブ本体20が全閉状態の場合、図3に示すように、ボールシート25は、コイルばね56によりシートリテーナ24を介してボール22に押圧され、これにより、ボールシート25のシール面36が全周に渡ってボール22に密着シールすることで漏れを防止する。この場合、シートリテーナ24とボデー21との間は、Oリング57やパッキン58によりシールされている。
ボールシート25の背面25aは、図5における最内径位置Pでシートリテーナ24と密着し、この部位から流体がキャビティ55に通過するのを防止している。
バルブ本体20を開作動して微開状態となった場合、ボール22に押圧されていたボールシート25は、ボール22の回転移動により押圧対象がなくなるため、連通部45を介して流れ込んだ流体圧がボールシート25の背面25aに加わり、このボールシート25がボール22側に瞬間的に押し出される。
このとき、おねじ部41のねじ山41aとめねじ部40のねじ山40aとの後端側同士が当接(係止)することで、ボールシート25の飛び出しが防止される。ボールシート25の背面25aに加わる圧力とキャビティ55内の圧力とが同圧になったときに、ボールシート25がボール22側に押し出される力は無くなる。
バルブ本体20が全開状態になると、図1に示すように、ボールシート25のシール面36は、再び全周に渡ってボール22に密着シールする。
次いで、異常昇圧によりキャビティ55内の圧力が高くなったときの動作を説明する。 この場合、図5において、ボールシート25が、圧力に押されて図中の矢印に示すように内径側に傾倒する。この変形により、ボールシート25とボール22とは、異常昇圧発生前のシールポイントとはやや小径のシールポイントRにおいてシール径φdRによりシールし、ボールシート6とシートリテーナ5とは、シールポイントPにおいて背面シール径φdPによりシールしている。
このボールシート25には、キャビティ55内の圧力(キャビティ圧)がシール面36側と背面25a側の双方に加わる。ここでシール面36側と背面25a側とでは、各シールポイントが、シール径φdR>背面シール径φdP
の関係となるよう、シール径に差を設けている。この径の差を利用して、キャビティ圧によりボールシート25の背面側に加わる力がボール22側に加わる力よりも大きくなるようにし、ボールシート25がボール22側に押し出されるように設定している。
この押し出し力は、
[キャビティ圧Pc]×[ボールシート25の背面におけるキャビティ圧の受圧面積X]
で表すことができる。
また、受圧面積Xは、
(φdR−φdP)×π×4
で表すことができる。
一方、シートリテーナ24には、キャビティ圧がキャップ31側とボールシート25の装着溝46側との双方に加わる。シートリテーナ24は、キャップ31側において、Oリング57によりキャップ31の内周とシールしている。本実施形態では、このシールポイントをDと表し、このシール径をリテーナシール径φDと示している。
ここで、キャップ31側とボールシート25の装着溝46側とでは、各シールポイントがφdD>φdR
の関係となるよう、シール径に差を設けている。この径の差を利用して、キャビティ圧によりシートリテーナ24がコイルばね56の弾発力に抗して、ボール22とは反対側に引き戻されるように設定している。
この引き戻し力は、自緊力ともいい、
[キャビティ圧Pc]×[ボールシート25の装着溝46におけるキャビティ圧の受圧面積Y]
で表すことができる。また、受圧面積Yは、
(φdP−φdR)×π×4で表すことができる。
ボールシート25がキャビティ圧Pcによりボール22側に押し出された状態を、図6に示す。このように、装着溝46内のボールシート25の裏面側のおねじ部41と、めねじ部40との空隙Gに流入したキャビティ55からの流体圧がボールシート25をボール22側に押し出し、ボールシート25の内周面37と装着溝46との間の連通部45からリリーフ溝42を通って、キャビティ55内の流体圧をリリーフする。
そして、シートリテーナ24も、前述のようにキャビティ圧Pcによりボール22とは反対側に引き戻されるので、押し出されるボールシート25と相まって、速やかにボールシート25の背面25aとシートリテーナ24の装着溝46との間に隙間Gを形成することができ、キャビティ55内の流体を、ボールシート25の背面25aから連通部45を介して一次側の流路35にリリーフすることができる。
このように、シートリテーナ24の装着溝46をボールシート25がフリーな状態で移動し、何らかの要因でキャビティ55内が異常昇圧した場合にも、この圧力を流路側に逃がすことが可能な機構に設けていることで、いわゆるセルフリリーフ機能を発揮し、背面側のシールポイントPの位置が常に一定になることでこのセルフリリーフ機能を安定させて確実に異常昇圧を解消し、さらに、セルフリリーフの方向性も容易に制御可能になる。
高温流体によりボールシート25が膨張して体積が増加する場合にも、この体積増加分をクリアランスC内で緩和して、ボールシート25の抜け出しやボール22側へ膨出によるシール面36の摩耗を回避できる。
この場合、流体圧の背圧作用によるボールシート25の飛び出しは、ねじ山のせん断強度とボールシート背圧との関係で制御可能であり、すなわち、材料強度と背面側の圧力作用面積との関係を調整しながらボールシート25を形成すれば、確実に飛び出しを防止できる。
さらに、本発明のバルブ本体20は、上記のキャビティ55内の異常昇圧のリリーフ機能に加えて、図8(a)、図8(b)において、ボールシート25外周のボール22側に鍔部50を設け、この鍔部50のフラット面51が、ボールシート25の変形で装着溝46の開口側内周面52に当接可能になっている。このことから、バルブ本体20による高圧シール時に、ボールシート25が内圧の変化で矢印に示す拡径方向に変形するときに、ボールシート25外周に環状に形成されたフラット面51が、開口側内周面52に周方向に均等に圧接した状態で負荷が加わり、ボールシート25には均一な応力が生じる。
このため、例えば、10B以上の大型サイズのバルブ本体20が、CL600以上の高圧になったとしても、ボールシート25が局所的に変形したり過大に変形したりするおそれがなく、ボールシート25の変形や損傷等による弁座漏れを確実に防止できる。この場合、フラット面51が開口側内周面52に面接触により当接することで、単位面積当たりの力が小さくなり、鍔部50全体に応力を分散する。その結果、ボールシート25とボール22との接触面に生じる変形の均一化も図ってシール性を向上でき、しかも、鍔部50を、ボール22とのシールポイントRから外径側に極力離していることで、ボールシート25とボール22との接触面に発生する応力の軽減も可能になる。
外周領域面59の外周径φDgを、めねじ部40の山径φdnよりも小径に形成していることで、この鍔部50のフラット面51が開口側内周面52に当接する際に、めねじ部40の先端側がボールシート25外周に食い込むことがなく、この螺旋状のめねじ部40による不均一な応力の発生を防止し、ボールシート25への負荷を軽減できる。このとき、おねじ部41が縮径内周面60に接触することで、このおねじ部41付近の拡径が抑制される。この場合、おねじ部41と縮径内周面60との接触部位がシール面36から離れていることで、これらの接触により不均一な応力が発生したとしても、シール面36のシール性に悪影響を及ぼすことはない。
鍔部50の開口側内周面52への当接により、ボールシート25の過度な拡径を抑制できるため、このボールシート25のボール22側への必要以上の押し出しを防止できる。このため、コイルばね56の過大な伸びを防いでばね荷重を維持し、低圧の場合であってもその封止性能を維持できる。
めねじ部40の完全ねじ部43は、少なくとも1ピッチ分であればよいため、この完全ねじ部43を最小限の1ピッチに設けるようにすれば、シートリテーナ24にボールシート25を螺子込む際の摩擦抵抗を軽減し、容易に組立てできる。この摩擦抵抗の軽減に加えて、上述したようにめねじ部40がボールシート25外周に食い込むことがないことから、1ピッチの完全ねじ部43により、ボールシート25をリートリテーナ24から容易に分解して交換等をおこなうことができる。
また、上述したバルブ本体20は、シートリテーナ24の装着溝46内で飛び出しを防止し、フリーな状態で装着したボールシート25により高圧流体を封止できるため、部品点数を最小限に抑えつつ構造も単純化でき、かつ、前述のとおり、ボールシート25をシートリテーナ24に螺子込むだけで装着できる。そのため、圧入構造やかしめ構造による装着とは異なり、ボールシート25の材質の違い(例えば、PEEKを用いた場合)による加工並びに組立上の管理を必要することがなく、材質の違いにこだわらず同じように加工組立できる。
組立て時には、おねじ部41とめねじ部40との螺合でボールシート25を装着溝46に装着でき、無理な力を加えることなく、少ない組立て工数で正確かつ容易に組立てできる。その際、特別な治工具等を必要とすることなく、シートリテーナ24とボールシート25との間に十分なクリアランスC及び隙間Gを設けつつ装着でき、組立ての初期状態から、余分な応力の発生を防いで作動時の耐久性も向上できる。しかも、環境温度の影響を受けにくい状態で組立て可能となる。
また、ボールシート25を螺子込むことで、圧入による装着を回避しているため、シート材料の選択肢が多くなり、低温用の材料や高温用の材料、あるいは低強度や高強度の各種の材料を用いることもできる。この場合、高強度材料でボールシート25を形成したときにも、装着が容易になる。ボールシート25の螺入後には、このボールシート25が装着溝46内で空転可能な状態にしつつ、緩み防止用の部材を別途設けることなく、ボールシート25の自然な緩みや脱落を防止できる。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は、前記実施の形態記載に限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲に記載されている発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の変更ができるものである。
20 バルブ本体
21 ボデー
22 ボール
22a 貫通孔
23 ステム
24 シートリテーナ
25 ボールシート
35 流路
40 めねじ部
41 おねじ部
43 完全ねじ部
44 不完全ねじ部
46 装着溝
50 鍔部
52 開口側内周面
55 キャビティ
59 外周領域面
φDg 外周領域面の外周径
φdn めねじ部の山径

Claims (3)

  1. ボデー内に設けられた貫通孔を有するボールの一方又は双方にボールシートが装着されたシートリテーナが配設され、前記ボールがステムを介して回動可能に設けられたボールバルブにおいて、前記ボールシートは、前記シートリテーナに形成された装着溝内に飛び出しが防止され、かつフリーな状態で装着され、前記ボールシート外周の前記ボール側には、前記ボールシートが内圧で拡径したときに前記装着溝の開口側内周面に当接する鍔部が備えられていることを特徴とするトラニオン型ボールバルブ。
  2. 前記装着溝の内周に形成しためねじ部と、前記ボールシートの外周装着側に前記めねじ部に螺合可能なおねじ部とを有し、前記めねじ部の後端側と前記おねじ部の後端側とが係止可能に対向されて前記装着溝からの前記ボールシートの飛び出し防止され、かつ、前記ボールシートが前記装着溝にフリーな状態で装着され、前記鍔部と前記おねじ部との間の外周領域面の外周径は、前記めねじ部の山径より小径に形成されている請求項1に記載のトラニオン型ボールバルブ。
  3. 前記めねじ部は、少なくとも完全ねじ部が1ピッチ分である請求項2記載のトラニオン型ボールバルブ。
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