JP6731753B2 - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラムに関する。
画像処理技術の中で重要な技術の一つとして、画像のセグメンテーションがある。画像のセグメンテーションとは、画像中に存在する注目領域とそれ以外の領域とを区別する処理のことである。これまでに多くのセグメンテーションの手法が提案されているが、近年、グラフカット法と呼ばれる新しいセグメンテーション手法が注目されている(特許文献1)。特許文献1に記載のグラフカット法では、データ項と平滑化項と呼ばれる2つのエネルギ項を定数で重み付けした線形和でエネルギ関数を定義する。このエネルギ関数の定義にしたがってグラフを作成し、minimum−cut/maximum−flowアルゴリズムを用いて作成したグラフを切断する。そして切断されたグラフに基づいて、画像中の関心領域を取得する。
ここで、複数の注目領域を抽出する場合を考える。一般に、異なる注目領域は異なる形状や大きさを持つ。例えば、X線CT装置で撮影された胸部CT画像から肺結節の領域を抽出する場合、被験者ごとに、および肺野内での発生部位ごとに、肺結節の形状や大きさがそれぞれ異なる。つまり、たとえ注目領域の種類(肺結節など)が同じであっても、注目領域が異なれば、その形状や大きさは当然異なる。
米国特許第6973212号公報 特開2013−156094号公報
画像中に存在する注目領域の形状や大きさが異なると、画像に占める注目領域の割合や、注目領域とその周囲の領域との境界の範囲(2次元画像では注目領域の周囲長、3次元画像では表面積)が異なる。グラフカット法におけるエネルギ関数においてデータ項の値は、概ね注目領域の大きさに比例して変化する。一方、平滑化項の値は、概ね注目領域の大きさの二乗に比例して変化する。また注目領域の大きさが同じであっても、注目領域の形状が変わることで、平滑化項の値が変化する。そのため、形状や大きさが異なる注目領域では、データ項の値と平滑化項の値との比率が変わる。
特許文献1のようにデータ項、または平滑化項にかける係数として事前に決めた一つの定数を用いることとすると、注目領域ごとにデータ項からの影響と平滑化項からの影響との割合が大きく異なってしまう。そのため、定数を決定したときとは異なる形状や大きさを持つ注目領域を、適切に(定数を決定したときの想定通りに)抽出することができない虞がある。
特許文献2には、操作者が注目領域の大きさの期待値を指定することで、グラフカット法により所望の大きさの領域を抽出する技術が開示されている。しかしながら、開示されている技術では、操作者は注目領域ごとにその大きさの期待値を指定しなければならず、操作者の負担が大きくなってしまう。
本発明のある態様は画像処理装置に関する。この画像処理装置は、注目領域の大きさに関する情報と、該注目領域の大きさに対応するグラフカット係数とを含む基準情報に基づいて、第一の画像のサイズを変更することによって得られる第二の画像中の注目領域の大きさ前記基準情報対して所定の基準を満たすように前記第二の画像を生成する生成手段と、前記基準に対応するグラフカット係数を用いたグラフカット法を前記生成手段によって生成された前記第二の画像に適用することで、前記第二の画像中の注目領域を抽出する抽出手段と、を備える。
これにより、注目領域の形状や大きさによらず、かつ操作者への負担を軽減しつつ、高精度な領域抽出結果を得ることができる。
第1の実施形態に係る画像処理装置の機能構成を示す図。 第1の実施形態に係る画像処理装置のハードウエア構成の一例を示す図。 第1の実施形態に係る画像処理装置の処理手順を示すフローチャート。 図4(a)〜(d)は、第1の実施形態に係る画像処理装置の処理を説明する模式図。 図5(a)、(b)は、グラフカット法におけるグラフを説明する模式図。 第2の実施形態に係る画像処理装置の処理手順を示すフローチャート。 図7(a)〜(d)は、第2の実施形態に係る画像処理装置の処理を説明する模式図。 第1の実施形態に係る画像処理装置において、第一の画像から第二の画像を生成する処理を説明する模式図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明の実施形態は以下の実施形態に限定されるものではない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面において説明上重要ではない部材の一部は省略して表示する。
以下の実施形態では、X線コンピュータ断層撮影装置(X線CT)、核磁気共鳴映像装置(MRI)、超音波画像診断装置(US)など、画像診断に利用される様々な装置で撮影された医用画像を処理する例を説明する。しかしながら、本発明の適用範囲は医用画像に限定されるものではなく、カメラやビデオカメラで撮影された画像に対しても本発明を適用可能である。また、2次元画像、3次元画像、時系列画像であっても等しく本発明を適用可能である。
<第1の実施形態>
第1の実施形態に係る画像処理装置は、操作者が指定した画像(以下、元画像)を本装置が読みだし、その元画像中に存在する注目領域をグラフカット法とは異なるセグメンテーション法で大まかに抽出し、さらに抽出した領域の大きさに関する情報(以下、大きさ情報)を取得する。ここで大きさ情報には、注目領域自体の大きさ(2次元画像では面積、3次元画像では体積)に関連する情報と、注目領域とその周辺の領域との境界の範囲(2次元画像では周長、3次元画像では表面積)に関連する情報と、が含まれる。これらの関連情報は、注目領域のおおよその大きさを表す。この大きさ情報に基づいて、元画像の画像サイズを変更する。そして画像サイズを変更した後の画像(以下、サイズ変更画像)に対してグラフカット法を適用し、サイズ変更画像中に存在する注目領域を取得する。
以下、図1を参照して第1の実施形態に係る画像処理装置100の機能構成について説明する。画像処理装置100は、画像処理部101と、画像取得部102と、パラメータ取得部103と、記憶部104と、を備える。画像処理部101は、推定部105と、生成部106と、抽出部107と、を含む。画像処理装置100はデータサーバ110と、インターネットやLANなどのネットワークを介して接続される。データサーバ110は、画像処理装置100への入力となるデータ、および画像処理装置100が出力するデータを格納する。
画像取得部102は、データサーバ110から元画像を取得し、取得した元画像を記憶部104に格納する。
パラメータ取得部103は、データサーバ110から複数のパラメータを取得し、取得したパラメータを記憶部104に格納する。パラメータ取得部103が取得するパラメータには、グラフの連結近傍数と基準の大きさ情報(基準情報)とが含まれる。グラフの連結近傍数とは、グラフカット法で作成されるグラフにおいて、エッジで連結するノードの組を定義づけるパラメータである。一方、基準の大きさ情報とは、生成部106で元画像の画像サイズを変更する際に、サイズ変更の目標とする大きさを示している情報である。基準の大きさ情報は、注目領域の大きさ情報と同様の情報を含む。すなわち、基準の大きさ情報は、基準とする注目領域(基準注目領域)として事前に設定された領域の大きさと、当該領域とその周辺の領域との境界の範囲と、で定義される量を含む。基準の大きさ情報は、さらに、グラフカット係数の情報も含む。グラフカット係数は、次式で定義されるグラフカット法のエネルギ関数Eにおいて、平滑化項E(p,q)にかける係数αのことである。
なお上記の式において、p、qは画像中の画素を表すインデックスであり、E(p)はデータ項である。本実施形態で想定するエネルギ関数では係数αを平滑化項にかけているが、係数αをデータ項にかけるようなエネルギ関数でも本発明を適用可能である。
推定部105は、記憶部104から元画像とグラフの連結近傍数とを取得する。次に、推定部105は、元画像中に存在する注目領域の大きさ情報を推定する。注目領域の大きさ情報を推定した後、推定部105は推定された大きさ情報を記憶部104に格納する。
生成部106は、元画像(第一の画像)のサイズを変更することによって得られるサイズ変更画像(第二の画像)中の注目領域の大きさの推定結果が所定の基準を満たすようにサイズ変更画像を生成する。生成部106は、元画像と、基準の大きさ情報と、注目領域の大きさ情報と、を記憶部104から取得する。その後、生成部106は、取得した基準の大きさ情報と注目領域の大きさ情報とに基づいて、スケーリング係数を計算する。スケーリング係数は、2つの画像が与えられた時、それぞれの画像の一辺の画素数の比で定義される数値である。スケーリング係数は2つの画像の一方を他方に変更する際の変更規則である。このスケーリング係数に基づいて、生成部106は、記憶部104から取得した元画像の画像サイズを変更し、サイズ変更画像を生成する。最後に生成部106は、サイズ変更画像を記憶部104に格納する。
また生成部106は、後述の抽出部107が生成する画像(サイズ変更画像に対応する抽出画像)の画像サイズを変更し、元画像と同じ画像サイズの画像(元画像に対応する抽出画像)を生成する。生成された画像は、記憶部104を経由してデータサーバ110に格納される。
抽出部107は、基準に対応するグラフカット係数を用いたグラフカット法を生成部106によって生成されたサイズ変更画像に適用することで、サイズ変更画像中の注目領域を抽出する。抽出部107は、記憶部104からサイズ変更画像を取得する。そして、グラフカット法を用いて、サイズ変更画像中に撮像されている注目領域を抽出する。グラフカット法により得られる画像(サイズ変更画像に対応する抽出画像)は記憶部104に格納される。
データサーバ110は、元画像と、グラフの連結近傍数と、予め決められた基準の大きさ情報と、を格納している。画像処理装置100からのリクエストに応じて、データサーバ110は当該データサーバ110内に格納しているデータを画像処理装置100に送信する。また、データサーバ110は、画像処理装置100から送られてくるデータを受信し、そのデータを当該データサーバ110内に格納する。
なお、図1に示した画像処理装置100の各機能部の少なくとも一部は独立した装置として実現されてもよい。また、それぞれの機能を実現するソフトウエアとして実現されてもよい。本実施形態では各部はそれぞれソフトウエアにより実現されているものとする。以下、ソフトウエアにより上述した画像処理装置100の各機能部を実現するためのハードウエアの一例について説明する。
図2は、第1の実施形態に係る画像処理装置100のハードウエア構成の一例を示す図である。CPU201は、主として各構成要素の動作を制御する。主メモリ202は、CPU201が実行する制御プログラムを格納したり、CPU201によるプログラム実行時の作業領域を提供したりする。磁気ディスク203は、オペレーティングシステム(OS)、周辺機器のデバイスドライバ、後述する処理等を行うためのプログラムを含む各種アプリケーションソフトを実現するためのプログラムを格納する外部記憶装置の一例である。記憶部104は、磁気ディスク203により実現される。CPU201が主メモリ202、磁気ディスク203に格納されているプログラムを実行することにより、図1に示した画像処理装置100の機能(ソフトウエア)及び後述するフローチャートにおける処理が実現される。なお、磁気ディスク203に記憶されたプログラムは必要に応じて主メモリ202に展開され、CPU201により実行される。
表示メモリ204は、表示用データを一時記憶する。モニタ205は、たとえばCRTモニタや液晶モニタ等であり、表示メモリ204からのデータに基づいて画像やテキスト等の表示を行う。マウス206及びキーボード207は、ユーザによるポインティング入力及び文字等の入力をそれぞれ行う。上記各構成要素は、共通バス208により互いに通信可能に接続されている。
図2に示す例では、ハードウェアとしてCPU201は1つのみ図示されているが、複数のCPUを有していてもよい。あるいはGPUを有していてもよい。何れにしてもハードウェア資源としてCPUやGPU等の演算処理装置(プロセッサ)を複数単位有していてよい。また、プログラムを記憶する磁気ディスク203は、複数設けられていてもよい。
あるいは別の実施形態では、推定部105、生成部106、抽出部107の少なくとも一部または全部の機能を、1または複数の専用ハードウェア回路として実装されていてもよい。
次に図3を参照して、本実施形態の画像処理装置100の処理手順を説明する。
ステップS301において、画像取得部102はデータサーバ110から元画像を取得し、取得した元画像を記憶部104に格納する。
ステップS302において、パラメータ取得部103はデータサーバ110から基準の大きさ情報とグラフの連結近傍数Ncとを取得し、取得した情報を記憶部104に格納する。
ステップS303において、推定部105は元画像を記憶部104から取得する。そして、推定部105は元画像中に存在する注目領域の大きさ情報を推定する。推定された注目領域の大きさ情報は、記憶部104に格納される。またステップS303では、後述のステップS304で生成された粗抽出画像中に存在する注目領域の大きさ情報を推定する。本ステップの処理の詳細は後述する。
ステップS304において、生成部106は元画像と注目領域の大きさ情報とを記憶部104から取得する。そして、生成部106は注目領域の大きさ情報に基づいて、元画像の画像サイズを変更し、サイズ変更画像を生成する。最後に生成部106は、生成したサイズ変更画像を記憶部104に格納する。本ステップの処理の詳細は後述する。
ステップS305において、抽出部107は、グラフの連結近傍数と、グラフカット係数と、サイズ変更画像と、を記憶部104から取得する。その後、抽出部107は、グラフの連結近傍数とグラフカット係数とを用いて、サイズ変更画像に対して例えば特許文献1に記載のグラフカット法を適用する。グラフカット法により生成される画像(サイズ変更画像に対応する抽出画像)は、記憶部104に格納される。
ステップS306において、生成部106はサイズ変更画像に対応する抽出画像を記憶部104から取得する。そして、生成部106は取得した画像の画像サイズを変更し、元画像と同じ画像サイズの画像(元画像に対応する抽出画像)を生成する。本処理の結果、元画像中に存在する注目領域を取得することが可能となる。元画像に対応する抽出画像は、記憶部104を介して、データサーバ110に格納される。
次に図3と図4(a)〜(d)とを参照して、本実施形態のステップS303の処理について説明する。図4(a)〜(d)では、一辺が7画素の2次元濃淡画像を元画像として、ステップS303の処理を説明している。
ステップS307において、推定部105は元画像中に撮影されている注目領域を大まかに抽出する。図4(a)において、元画像400が一辺7画素の濃淡画像で示されている。元画像400では、注目領域401が淡い色で、その他の領域402が濃い色で描画されている。元画像400は濃淡画像であるため、注目領域401とその他の領域402との間に存在する画素では、画像の濃度値が滑らかに変化している。図4(a)では、画素403が、注目領域401とその他の領域402との間で濃度値が滑らかに変化している画素である。
本ステップS307では、グラフカット法とは異なる、公知のセグメンテーション手法を利用して、注目領域を大まかに抽出する。公知のセグメンテーション手法のうち、もっとも簡単な手法は画像濃淡値に対するしきい値処理である。この方法は、注目領域に含まれる画像の濃度値が既知で、この既知の濃度値と同程度の濃度値を持つ領域が注目領域以外に存在しないときに有効である。しきい値処理以外の方法として、領域拡張法やLevelSet法が使用されてもよい。これらの手法を用いる際は、画像処理装置100は、操作者に元画像を提示したうえで、注目領域に含まれる点または小領域を操作者に指定させる。これらの手法の他に、注目領域の空間的な存在確率アトラスを利用した最大事後確率法(Maximum a Posterior Probability,MAP)が行われてもよい。
以下、本ステップS307で得られる画像を粗抽出画像410と記述する。また粗抽出画像410内の画素のうち、公知のセグメンテーション手法により注目領域として抽出された領域を粗抽出領域411と記述する。そして注目領域として抽出されなかった領域を背景領域412と記述する。図4(b)では、粗抽出画像410上に粗抽出領域411が淡い色で示されている。注目領域401と粗抽出領域411とを比較すると分かる通り、一部の画素を注目領域として誤って抽出している場合もあれば、注目領域を背景領域と誤って判断している場合もある。しかしながら一般に、粗抽出領域411は注目領域401と大まかに一致することが知られている。
ステップS308において、推定部105はステップS307または後述のステップS313で得られた粗抽出画像から下記のグラフ(以下、一時グラフ)を作成する。一時グラフは、グラフカット法で生成するグラフと同様の性質を持つ。そのため、図5(a)、(b)を参照して、グラフカット法のグラフについて、本発明を理解するために必要な事項に限定して説明する。図5(a)、(b)では図面の見やすさを考慮して、一辺が5画素の2次元画像500と、それに対応するグラフ510とを用いて、グラフを説明する。
グラフカット法で生成されるグラフ510は、画像500の各画素に1対1で、もしくは画像中で隣接する複数個の画素に対して1つの、対応する画像ノードを有する。グラフ510はさらに、領域の前景ラベルと背景ラベルとに対応するターミナル・ノード512、513を有する。隣接する複数の画像ノード間は、エッジで互いに連結される。例えば、画像500中のある1つの画素501に対応する画像ノード514と、その画素501の周辺の4近傍にある画素502に対応する画像ノード515とは、エッジ516で互いに連結されている。連結近傍数Nc(グラフの連結近傍数)は、領域抽出の精度と計算リソースとのバランスを考慮して決定されるが、一般的には2次元画像の場合は4または8、3次元画像の場合は6または26が利用される。画像ノード間を連結するエッジに加えて、グラフ内のすべての画像ノードはそれぞれ、2つのターミナル・ノード512、513とエッジで連結される。例えば図5(b)の画像ノード517は、ターミナル・ノード512、513とエッジ518、519でそれぞれ連結されている。なお図5(b)では、図面が煩雑にならないように一部のエッジが描画されていない。以下、画像ノード間に張られるエッジをn−link、画像ノードとターミナル・ノードとの間に張られるエッジをt−linkと記述する。
図3と図4(a)〜(d)とに戻り、本実施形態のステップS308の処理について説明する。本ステップS308では、推定部105は、記憶部104に格納されているグラフの連結近傍数Ncを取得する。その後、推定部105は、粗抽出画像410に対応する一時グラフ420を作成する(図4(c))。一時グラフ420はグラフカット法におけるグラフと同様、粗抽出画像410の各画素に対応する画像ノード421と、隣接する画像ノード間を連結するn−link422と、不図示のt−linkと、を含む。n−link422は、画像ノード421とその画像ノード421のNc近傍に存在する画像ノードとの間で張られる。また図4(c)で図示されている一時グラフ420では見やすさを考慮してt−linkは描画されていないが、すべての画像ノード421はそれぞれ2本のt−linkを持つ。
ステップS309において、推定部105は、一時グラフ420に存在するt−linkのうち、粗抽出領域411の画素に対応する画像ノードに張られたt−linkの数Nを数える。図4(d)の一時グラフ430を用いて、本ステップS309での処理を説明する。一時グラフ430では、粗抽出画像410の粗抽出領域411の画素に対応する画像ノードが、黒塗りの画像ノード431で示されている。また背景領域412の画素に対応する画像ノードが、白抜きの画像ノード432で示されている。一時グラフ430では説明の便宜上、画像ノードが色分けされて表示されている。しかしながら、図4(d)の一時グラフ430は、実際は図4(c)の一時グラフ420と同等である。一時グラフ430の画像ノードと粗抽出画像410の画素との間で対応関係が決められているため、粗抽出領域411の画素に対応する画像ノードと背景領域412の画素に対応する画像ノードとを容易に決定することができる。
本ステップS309では、推定部105は最初に粗抽出領域411に対応する画像ノード431の数(画像ノード数)を数える。1つの画像ノードに対してt−linkは2本存在するため、粗抽出領域411の画素に対応する画像ノードに連結されたt−linkの数Nは、粗抽出領域411の画素数を2倍すれば得られる。またNの値を粗抽出領域411の画素数の2倍とせずに、単純に粗抽出領域411の画素数としても同様の結果が得られる。このような計算は、粗抽出領域411の大きさ(2次元画像では面積、3次元画像では体積)を求めることと同義である。なお上述の通り、1つの画像ノードが有するt−linkの数は本実施形態では2本である。しかしながら、より多くのt−linkを持つグラフを利用する場合、つまりターミナル・ノードが2つ以上存在するグラフを利用する場合もある。このような場合であっても、粗抽出領域の画素に対応する画像ノードに連結されたt−linkの数を数えれば、本ステップS309の処理を達成することができる。
ステップS310において、推定部105は、粗抽出領域411の画素に対応する画像ノード431と背景領域412の画素に対応する画像ノード432とを連結するn−link433の数N(連結数)を数える。図4(d)では、数えるべきn−link433が太い実線で示されている。推定部105は、以下の処理でNを求める。はじめに、推定部105は、粗抽出領域411の画素のうち、Nc近傍に背景領域412の画素が存在する画素を特定する。粗抽出画像410の画素と一時グラフ430の画像ノードとの間には対応関係が決められているため、この特定処理は簡単に実施できる。次に推定部105は特定された画素のそれぞれについて、Nc近傍に存在している背景領域412の画素の数を数える。推定部105は、特定されたすべての画素について、この数え上げ処理を行うことにより、Nを得る。
上述の処理では、粗抽出領域411の画素のうち、Nc近傍に背景領域412の画素が存在する画素の数をNとしてもよい。これは、粗抽出領域の画素に対応する画像ノード431が持つn−link433の数は、概ね連結近傍数Ncの一定数倍であることが経験的に知られているためである。図4(d)を見ると、粗抽出領域411の画素に対応する画像ノード431が持つn−link433の数は、画像ノード431ひとつあたり2本程度であることが分かる。この知見を利用して、一時グラフ430におけるn−link433の数を数える代わりに、背景領域412に接している粗抽出領域411の画素の数をNの値としてもよい。なおこのような計算は、粗抽出領域とその粗抽出領域以外の周辺の領域との境界の範囲(2次元画像では周長、3次元画像では表面積)の計算に対応する。
最後に、推定部105は、ステップS309で得られた数値NとステップS310で得られた数値Nとを注目領域の大きさ情報として記憶部104に格納し、ステップS303の処理を終える。
ここで、データサーバ110に格納されている基準の大きさ情報について説明する。本実施形態において基準の大きさ情報とは、次の3つの値(N[Ref] ,N[Ref] ,α)を1組とする値の集合のことである。N[Ref] 、N[Ref] はそれぞれ、ステップS316で実施する画像サイズの変更の際に基準とする注目領域のt−linkの数、n−linkの数である。このt−link、n−linkの定義は、ステップS309とステップS310の説明で述べたものと同じである。αはグラフカット法のエネルギ関数(上記の数1)の中で、平滑化項にかけられている係数(グラフカット係数)のことである。
[Ref] とN[Ref] とを算出する際に基準とする注目領域は、本実施形態を適用する画像や注目領域の種類に応じて選択される。画像や注目領域の種類がいったん決まると、基準とする注目領域はさまざまな方法で選択可能である。もっとも単純な方法は、代表的な画像をいくつか収集し、収集した画像に存在する注目領域の中で、もっとも典型的な形状や大きさを持つ注目領域を含む画像を一つ選択することである。もし注目領域の形状や大きさに関する先験的な知識を有している場合は、その先験的な知識に基づき、注目領域を一つ選択してもよい。また先験的な知識を有していない場合は、グラフカット法を含む、公知のセグメンテーション法で実際に注目領域を抽出し、抽出した領域を平均化することで平均的な注目領域を作成し、作成された領域を基準としてもよい。
グラフカット係数αは、上述の方法で選択した基準の注目領域をグラフカット法でもっとも精度よく抽出できるような係数とされる。このような係数を得るために、基準とする注目領域を含む画像に対して実際にグラフカット法を適用する。この時、グラフカット係数を変更しながらグラフカット法を複数回実行し、注目領域をもっとも精度よく抽出できるグラフカット係数を選択する。また、代表的な画像のそれぞれについてグラフカット法を適用して、それぞれの画像についてグラフカット係数を決定し、得られた複数個のグラフカット係数の平均値を最終的なグラフカット係数としてもよい。
以上の処理により、基準の大きさ情報(N[Ref] ,N[Ref] ,α)が得られる。
以上で基準の大きさ情報についての説明を終える。
次に図3に戻り、本実施形態のステップS304の処理について説明する。ステップS311において、生成部106は、ステップS309で得られたt−linkの数NとステップS310で得られたn−linkの数Nとの比を算出する。生成部106は算出された比(N/N)をスケーリング係数S=1に対応付けて記憶部104に格納する。スケーリング係数Sが1であることは、元画像を変更しないことまたは元画像のサイズを維持することに対応する。
ステップS312、S313、S314、S315において、生成部106は適用すべきスケーリング係数SResize(以下、適用スケーリング係数)を計算する。本ステップS312、S313、S314、S315において、適用スケーリング係数SResizeは次の基準を満たすように決定される。すなわち、生成部106は、スケーリング係数にしたがって粗抽出画像の画像サイズを拡大または縮小した画像を生成し、生成した画像に描画されている粗抽出領域について大きさ情報を取得する。生成部106は、このようにして取得した大きさ情報と記憶部104から取得した基準の大きさ情報とを後述の方法で比較し、両方の値が一致するようなスケーリング係数を適用スケーリング係数SResizeとする。
本処理をはじめる前に、スケーリング係数の集合{S,S,...,S}を決めておく。ここでmは0を除く自然数である。また集合内の数値は、0<S<S<...<S<Smaxを満たす実数値とする。さらにSmaxは1より大きな実数値とする。スケーリング係数の集合の決定は、画像処理装置100を構成する際に一度だけ実施すればよく、本画像処理装置100に元画像が入力されるたびに実施する必要はないことに注意されたい。
事前に決められたスケーリング係数の集合に基づき、ステップS312、S313、S314、S315における適用スケーリング係数SResizeを決定する処理は、以下のように実行される。ステップS312において、生成部106は、スケーリング係数の集合のなかに未使用のスケーリング係数があるか否かを判定する。あると判定された場合、ステップS313において生成部106は、未使用のスケーリング係数をひとつ選択し、選択されたスケーリング係数で元画像の粗抽出画像の画像サイズを変更する。画像サイズの変更処理には、公知の方法が用いられる。もっとも単純な方法は最近傍補間法である。
推定部105は、ステップS313で画像サイズを変更した後の粗抽出画像に対してステップS308、S309、S310における処理を実施する。推定部105は、画像サイズを変更した後の粗抽出画像に描画されている粗抽出領域についての大きさ情報を取得する。ここで、スケーリング係数S(ただしk=1,2,...,m)で得られた粗抽出画像に対応する一時グラフのt−link数、n−link数をそれぞれN[k] 、N[k] で表す。ステップS311において、生成部106は、N[k] とN[k] との比(N[k] /N[k] )を算出し、算出された比をスケーリング係数Skに対応付けて記憶部104に格納する。
スケーリング係数の集合{S,S,...,S}に含まれる全てのスケーリング係数についてステップS311において比が算出されると、ステップS312において生成部106は未使用のものはないと判定する。ステップS314において、生成部106は、スケーリング係数Sに対応する比と、基準の大きさ情報から得られる比と、を比較する。生成部106は、記憶部104から基準の大きさ情報を取得し、取得した大きさ情報に含まれるN[Ref] とN[Ref] との比(N[Ref] /N[Ref] )を算出する。生成部106は、スケーリング係数の集合{S,S,...,S}に含まれる各スケーリング係数について、該スケーリング係数に対応する比と基準の比(N[Ref] /N[Ref] )との差を算出する。
ステップS315において、生成部106は、適用スケーリング係数SResizeを決定する。生成部106は、ステップS314で得られた差が最も小さくなるスケーリング係数を適用スケーリング係数SResizeとして決定する。
なお、Smaxの決定のためにさまざまな方法を用いることが可能である。もっとも単純な方法は、本実施形態に係る画像処理装置100を構成する者、もしくは使用する者が、ある一つの固定値を設定することである。また他の方法は、基準の大きさ情報を決定する際に収集した、複数の代表的な画像から決定する方法である。具体的には、複数の代表的な画像のうち基準とする注目領域を含まない画像のそれぞれについて、上述のスケーリング係数を決定する方法を適用する。この時、仮に決めたスケーリング係数の集合を用いる。そして、すべての画像でスケーリング係数を良好に決定できるように、仮に決めたスケーリング係数の集合の値を手動で調整すればよい。
ステップS316において、生成部106はステップS315で取得した適用スケーリング係数SResizeに基づいて、元画像の画像サイズを変更し、サイズ変更画像を生成する。画像サイズの変更には、公知の方法が用いられる。具体的には、最近傍補間法、線形補間法、三次補間法など公知の補間法が利用されてもよい。最後に生成部106は、本ステップS316で生成したサイズ変更画像を記憶部104し、ステップS304における処理を終える。
以上で説明した通り、第1の実施形態にかかる画像処理装置100ではステップS303とS304が互いに反復的に実行される。ここでステップS303とS304の反復処理をより理解するために、図8を参照して当該処理を俯瞰的に説明する。図8はステップS303とS304、すなわちステップS307、S308、S309、S310、S311、S312、S313、S314、S315、S316で生成される画像、一時グラフ、大きさ情報等のデータを示している。ステップS307において、元画像(第一の画像)1000に対してグラフカット法とは異なるセグメンテーション法を適用することで、第一の粗抽出画像1010が生成される。次にステップS312とS313の反復実行において、複数の異なる係数S(1021)、S(1022)、S(1023)、S(1024)、S(1025)(第1の実施形態ではスケーリング係数)をそれぞれ用いて第一の粗抽出画像1010のサイズを変更することで、複数の第二の粗抽出画像1031、1032、1033、1034、1035が生成される。図8では5つの異なる係数で第二の粗抽出画像を生成しているが、係数の数はこれに限らない。なお、ある係数を用いて第一の粗抽出画像から第二の粗抽出画像を生成すること、もしくはその係数を変更規則と呼ぶ。ステップS308の反復実行において、複数の第二の粗抽出画像1031、1032、1033、1034、1035のそれぞれから、対応する一時グラフ1(1041)、一時グラフ2(1042)、一時グラフ3(1043)、一時グラフ4(1044)、一時グラフ5(1045)が生成される。さらにステップS309とS310の反復実行において、大きさ情報1(1051)、大きさ情報2(1052)、大きさ情報3(1053)、大きさ情報4(1054)、大きさ情報5(1055)(図8ではいずれも大きさに関する情報と表記)が取得される。そしてステップS311、S314、S315において、それぞれの大きさ情報と不図示の基準情報とを比較することで、第二の粗抽出画像が選択される。図8では、破線1060で第二の粗抽出画像1034が選択されたことを示している。第二の粗抽出画像1034が選択された後、ステップS316において、第二の粗抽出画像1034を生成する際に使用した変更規則(図8ではS(1024))を元画像(第一の画像)1000に適用することで、サイズ変更画像(第二の画像)1080が生成される。ここで図8中の変更規則S(1070)はS(1024)と同じ変更規則である。以上の通り、ステップS303とS304では、選択された第二の粗抽出画像1034の大きさ情報4(1054)(図8では大きさに関する情報4と表記)が、サイズ変更画像(第二の画像)1080中の注目領域の大きさ情報として利用(推定)される。そして推定された情報に基づいて、サイズ変更画像(第二の画像)1080が実際に生成される。
本実施形態における画像処理装置100では、注目領域の大きさ、および注目領域とその周辺の領域との境界の範囲に関する情報をそれぞれ、t−link数、n−link数という形式で画像から自動的に取得する。そして画像処理装置100は取得した情報に基づき画像サイズを変更し、サイズ変更画像についてグラフカット法を適用する。グラフカット法の実行時に使用するグラフカット係数αは、サイズ変更画像に描画されている注目領域と同等な大きさを持つ基準の注目領域の抽出に適する。そのため、このグラフカット係数αはサイズ変更画像に描画されている注目領域にも適している。これにより、画像により注目領域の形状や大きさが変わるような場合でも、注目領域の形状や大きさを自動的に考慮して、操作者に何らの負担を与えることなく、グラフカット法を実行することが可能となる。
<変形例1−1>
第1の実施形態に係る画像処理装置100の要諦は、注目領域の大きさ、および注目領域とその周辺領域との境界の範囲に関する情報に基づいてスケーリング係数を決定し、元画像の画像サイズを変更することである。ここで注目領域の形状や大きさについて先験的な知識が存在する場合には、より単純な処理で第1の実施形態における画像処理装置100と同様の効果を得ることができる。このような例の一つが、注目領域が円形(2次元画像の場合)や球形(3次元画像の場合)、またはそれらに近い形状(楕円や楕円体など)の場合である。
以下、第1の実施形態に係る画像処理装置100の処理と異なる点に限定して説明する。第1の実施形態のステップS307において元画像の注目領域を大まかに抽出する代わりに、本変形例では、推定部105は、Laplacian of Gaussian(LoG)フィルタを用いて、注目領域の大まかな大きさ(円または球の半径)を取得する。本変形例では注目領域として円形や球形に近い形状のものを想定しているため、LoGフィルタを利用した塊状構造物の大きさ(半径)の推定処理が適用可能となる。LoGフィルタを利用した推定処理は公知の技術であるため、詳細な説明は省略する。本推定処理により得られる注目領域のおおよその半径をRで表す。推定部105は、ステップS308、ステップS309、およびステップS310では何も処理を行わないか、それらのステップをスキップする。上記の推定処理で取得された値Rは、記憶部104に格納される。
ステップS304に入る前に、生成部106は記憶部104を経由して、データサーバ110から基準の大きさ情報として、基準とする注目領域の半径R[Ref]を取得する。ステップS304では、生成部106は適用スケーリング係数SResizeをSResize=R/R[Ref]で計算する。以降、ステップS316とステップS305では、画像処理装置100と同様の処理が行われる。
上述の説明では、注目領域が円形(2次元画像の場合)や球形(3次元画像の場合)、またはそれらに近い形状(楕円や楕円体など)の場合が想定されたが、本変形例の適用範囲はこれらの形状に限定されるものではない。本変形例では、元画像中に存在する注目領域と基準とする注目領域とが概ね相似の関係(注目領域を拡大または縮小して基準とする注目領域に重ね合わせると、2つの領域が概ね重なること)にあることを利用している。そのため、相似の関係にある注目領域であれば、本変形例を適用することが可能である。例えば、注目領域が三角形や四角形などの多角形(いずれも2次元画像の場合)や、三角錐や三角柱などの錐体や柱体(いずれも3次元画像の場合)にも、本変形例を適用可能である。さらには、注目領域が相似の形状をもつような同種の物体であればよいため、本変形例は例えばX線CT像中に描出されている肝臓などの臓器の画像にも適用可能である。これらのものを注目領域とする場合は注目領域の半径を定義しづらいが、そのかわり注目領域を囲む最小矩形(いわゆるバウンディングボックス、MBR)の大きさなどが、大きさ情報として利用可能である。
以上の方法によれば、画像により注目領域の大きさが変わるような場合でも、注目領域の大きさを自動的に考慮して、画像処理装置の操作者に何らの負担を与えることなく、グラフカット法を実行することが可能となる。
<変形例1−2>
第1の実施形態に係る画像処理装置100では、1組の基準の大きさ情報を利用している。しかしながら、複数の組の基準の大きさ情報を利用することも可能である。この場合、データサーバ110には、以下に示すような複数の組の基準の大きさ情報が格納されることになる。Nは2以上の自然数である。
(N[Ref1] ,N[Ref1] ,α
(N[Ref2] ,N[Ref2] ,α
...
(N[RefN] ,N[RefN] ,α
本変形例に係る画像処理装置は、ステップS304において、スケーリング係数を変えながら粗抽出画像の画像サイズを変更する。そして、画像処理装置は、画像サイズを変更した後の粗抽出画像についてN[k] とN[k] とを計算する。画像処理装置は、N[k] とN[k] とが計算されるたびに、N[k] /N[k] を、N[Ref1] /N[Ref1] ,N[Ref2] /N[Ref2] ,...,N[RefN] /N[RefN] のそれぞれと、順次、比較する。画像処理装置は、このような比較をすべてのスケーリング係数で実行することにより、両方の値がもっとも近い値となるようなスケーリング係数を適用スケーリング係数SResizeとして取得する。画像処理装置はまた、比較対象であった1組の基準の大きさ情報を取得する。この比較で取得された適用スケーリング係数SResizeがステップS316で使用されることは、第1の実施形態と同じである。一方、比較対象であった1組の基準の大きさ情報(選択された基準の大きさ情報)は、データサーバ110から取得した複数の組の基準の大きさ情報とは異なるものとして、記憶部104に格納される。この選択された基準の大きさ情報に含まれるグラフカット係数α(ただし1<=i<=N)は、本変形例におけるステップS305でグラフカット法を実施する際に使用される。
データサーバ110にあらかじめ格納しておく複数の組の基準の大きさ情報は、複数の基準とする注目領域から取得される。複数の基準とする注目領域は、さまざまな方法で選択可能である。もっとも単純な方法は、代表的な画像をいくつか収集し、収集した画像に存在する注目領域の中で、典型的な形状や大きさを持つ注目領域を含む画像を、複数個、選択することである。画像選択を行う際、注目領域のt−linkの数N[Ref] 、n−linkの数N[Ref] を選択の基準として利用可能である。具体的には、収集したそれぞれの画像について、N[Ref] /N[Ref] を計算する。そして、この比の値が互いにできる限り大きく異なるような画像の組み合わせを選択する。この組み合わせの選択処理は、すべての可能な組み合わせについてN[Ref] /N[Ref] の和を計算し、その和が最大になるような組み合わせを選択することで実現できる。
以上の方法によれば、画像により注目領域の形状や大きさが大きく異なるような場合でも、注目領域の抽出に適したグラフカット係数を自動で設定することが可能となる。その結果、画像処理装置の操作者に何らの負担を与えることなく、グラフカット法を実行することが可能となる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態に係る画像処理装置100では、注目領域の大きさ情報として、注目領域の大きさ、および注目領域とその周囲領域との境界の範囲に関する情報を利用する。一方、第2の実施形態に係る画像処理装置では、大きさ情報として、注目領域の大きさと、注目領域以外の領域の大きさに関する情報を利用する。
以下、第2の実施形態に係る画像処理装置について説明する。本実施形態に係る画像処理装置の機能構成は、第1の実施形態に係る画像処理装置100に準じる。次に図6を参照して、本実施形態に係る画像処理装置の処理の手順を説明する。本実施形態に係る画像処理装置は、第1の実施形態に係る画像処理装置100で実行されるステップS301、S302、S305、S306のそれぞれと同等のステップを実行する。本実施形態に係る画像処理装置は、第1の実施形態に係る画像処理装置100で実行されるステップS303、S304にそれぞれ対応するが異なるステップS601、602を実行する。
ステップS601で実施する処理について説明する。ステップS601において、第1の実施形態のステップS307、S308のそれぞれと同等のステップに係る処理が実施される。
図7(a)〜(d)は、本実施形態に係る画像処理装置がステップS601で実施する処理の概略を表している。図7(a)の元画像900は、推定部105が記憶部104を経由してデータサーバ110から取得した画像である。元画像900は濃淡画像である。元画像900には、注目領域901とその他の領域902、さらにそれらの間の中間領域903が描画されている。図7(b)の粗抽出画像910は、元画像900をステップS307で処理して得られる画像である。粗抽出画像910は、粗抽出領域911と背景領域912とを含む。図7(c)の一時グラフ920は、粗抽出画像910をステップS308で処理して得られるグラフである。画像ノード921は、粗抽出画像910の画素に対応する画像ノードである。図7(d)の一時グラフ930は、一時グラフ920と同じグラフである。しかしながら、以下の処理ステップの説明を考慮して、粗抽出領域911の画素に対応する画像ノード931が濃い色で、背景領域912の画素に対応する画像ノード932が白塗りで示されている。図面の見やすさを考慮して、一時グラフ920と一時グラフ930とにはt−linkが描かれていないが、グラフ中のすべての画像ノードはそれぞれ2本のt−linkを持っている。
図6に戻り、ステップS603において推定部105は、粗抽出領域911の画素に対応する画像ノード931に連結されたt−linkの数NFGを数える。粗抽出画像910の画素と一時グラフ930の画像ノードとの間には対応関係が存在するため、粗抽出領域911の画素に対応する画像ノード931は簡単に特定することが可能である。1つの画像ノードに対してt−linkは2本存在するため、粗抽出領域の画素に対応する画像ノードに連結されたt−linkの数NFGは、粗抽出領域の画素数の2倍になる。なお上述の通り、1つの画像ノードが有するt−linkの数は本質的には2本である。しかしながら、より多くのt−linkを持つグラフを利用する場合、つまりターミナル・ノードが2つ以上あるグラフを利用する場合もある。このような場合であっても、粗抽出領域の画素に対応する画像ノードに連結されたt−linkの数を数えれば、本ステップS603の処理を達成することができる。
ステップS604において推定部105は、背景領域912の画素に対応する画像ノード932に連結されたt−linkの数NBGを数える。本ステップS604の処理はステップS603と同様の手順で行われうるので、説明は省略する。最後に推定部105は、ステップS603とステップS604で取得した2つの値、NFG,NBGを注目領域の大きさ情報として記憶部104に格納し、ステップS601の処理を終える。
ここで、データサーバ110に格納されている基準の大きさ情報について説明する。本実施形態において基準の大きさ情報は、次の3つの値(N[Ref] FG,N[Ref] BG,α)を1組とする値の集合のことである。N[Ref] FG、N[Ref] BGはそれぞれ、基準とする注目領域のt−linkの数、基準とする注目領域以外の領域(背景領域)のt−linkの数である。基準とする注目領域に係るt−linkの数の定義は、ステップS603およびステップS604の説明で述べたものと同じである。これらの値は、ステップS610で実施される画像サイズの変更において使用される。αはグラフカット法のエネルギ関数(上記の数1)の中で、平滑化項にかけられるグラフカット係数である。基準の注目領域およびグラフカット係数の決定方法については、第1の実施形態の説明で述べたとおりである。
ステップS602で実施する処理について説明する。ステップS602において、生成部106は画像の切り出し範囲を設定し、設定された範囲の画像を元画像から切り出す。切り出し範囲はさまざまな形式で表現が可能であるが、本実施形態では切り出し範囲TRは座標(C,C,C)を中心とし一辺の長さが(L,L,L)の矩形領域で表現する。
ステップS605において、生成部106は、ステップS603で得られた注目領域のt−linkの数NFGとステップS604で得られた背景領域のt−linkの数NBGとの比を算出する。生成部106は算出された比(NBG/NFG)を、画像を切り出さない場合(切り出し範囲=元画像全体)に対応付けて記憶部104に格納する。
ステップS606、S607、S608、S609において、生成部106は適用すべき切り出し範囲TRResize(以下、適用切り出し範囲)を計算する。本ステップS606、S607、S608、S609において、切り出し範囲TR(矩形領域)の中心座標(C,C,C)と矩形領域の一辺の長さ(L,L,L)とは、次の基準を満たすように決定される。すなわち、生成部106は、粗抽出画像から設定された矩形領域を切り出して得られる画像中の粗抽出領域と背景領域との間のt−link数の比を算出する。生成部106は、算出された比と、基準とする注目領域と背景領域との間のt−link数の比と、を比較し、両方の値が一致するような切り出し範囲を適用切り出し範囲とする。
本処理を実施する前に、3つの値、Lmin,Lmax,Mが決定される。ここで0<Lmin<Lmaxであり、Mは0を除く自然数である。これら3つの数値に基づいて切り出し範囲の集合{TR,TR,...,TR}が以下のように決定される。l番目(ただしl=0,1,...,M)の切り出し範囲TRの辺の長さ(Lxl,Lyl,Lzl)は、
xl=Lyl=Lzl=Lmin+l×(Lmax−Lmin)/M
により算出される。中心座標(C,C,C)は集合中の全ての切り出し範囲について共通とされる。
このようにして決定された切り出し範囲の集合を参照して、ステップS606、S607、S608、S609は、以下の手順に従って実行される。ステップS606において、生成部106は、切り出し範囲の集合のなかに未使用の切り出し範囲があるか否かを判定する。あると判定された場合、ステップS607において生成部106は、未使用の切り出し範囲をひとつ選択し、元画像の粗抽出画像から選択された切り出し範囲の画像を切り出す。
推定部105は、ステップS607で切り出された粗抽出画像に対してステップS603、604における処理を実施する。ここで、切り出し範囲TRにより切り出された粗抽出画像に対応する注目領域のt−link数、背景領域のt−link数をそれぞれN[l] FG、N[l] BGで表す。ステップS605において、生成部106は、N[l] FGとN[l] BGとの比(N[l] BG/N[l] FG)を算出し、算出された比を切り出し範囲TRに対応付けて記憶部104に格納する。
切り出し範囲の集合{TR,TR,...,TR}に含まれる全ての切り出し範囲についてステップS605において比が算出されると、ステップS606において生成部106は未使用のものはないと判定する。ステップS608において、生成部106は、切り出し範囲に対応する比と、基準の大きさ情報から得られる比と、を比較する。生成部106は、記憶部104から基準の大きさ情報を取得し、取得した大きさ情報に含まれるN[Ref] FGとN[Ref] BGとの比(N[Ref] BG/N[Ref] FG)を算出する。生成部106は、切り出し範囲の集合{TR,TR,...,TR}に含まれる各切り出し範囲について、該切り出し範囲に対応する比と基準の比(N[Ref] BG/N[Ref] FG)との差を算出する。
ステップS609において、生成部106は、適用切り出し範囲TRResizeを決定する。生成部106は、ステップS608で得られた差が最も小さくなる切り出し範囲を適用切り出し範囲TRResizeとして決定する。
3つの値、Lmin、Lmax、Mの決定のためにさまざまな方法を用いることが可能である。もっとも単純な方法は、本実施形態に係る画像処理装置を構成する者、もしくは使用する者が、ある一つの固定値を設定することである。また他の方法は、基準の大きさ情報を決定する際に収集した、複数の代表的な画像から決定する方法である。具体的には、複数の代表的な画像のうち基準とする注目領域を含まない画像のそれぞれについて、上述の矩形領域を決定する方法を適用する。この時、仮に決めたLmin、Lmax、Mを用いる。そして、すべての画像で矩形領域が良好に決定できるように、仮に決めたLmin、Lmax、Mの値を手動で調整すればよい。
なお上述の方法で決定される矩形領域が、粗抽出画像の外にはみ出る場合も起こりうる。具体的には、粗抽出画像のX軸方向の画素数をBとしたとき、C+Lxl<1もしくはB<C+Lxlの場合である。なお、Y軸方向とZ軸方向についても同様である。このような状況について、いくつかの対処法が考えられる。一つの方法は、はみ出した領域を無効と見なすことである。この場合、切り出し処理で生成される画像は粗抽出画像の画像サイズに制限される。また他の方法は、粗抽出画像の外側にも背景領域に属する画素が存在すると考えて、切り出し処理を行うことである。
ステップS610において、生成部106はステップS609で決定された適用切り出し範囲TRResizeに基づいて、画像の切り出しを行う。具体的には、生成部106は、元画像のなかで適用切り出し範囲TRResizeに対応する矩形領域を新たな画像(サイズ変更画像)として生成する。最後に生成部106は、生成したサイズ変更画像を記憶部104に格納し、ステップS602の処理を終える。
なお、適用切り出し範囲TRResizeで定義される矩形領域が、元画像の外にはみ出る場合も起こりうる。具体的には、元画像のX軸方向の画素数をIとしたとき、C+LxResize<1もしくはI<C+LxResizeの場合である。なお、Y軸方向とZ軸方向についても同様である。このような状況について、いくつかの対処法が考えられる。一つの方法は、はみ出した領域を無効と見なすことである。この場合、切り出し処理で生成される画像は元画像の画像サイズに制限される。また他の方法は、元画像の外側にも仮想的な画素が存在すると考えて、切り出し処理を行うことである。このとき、仮想的な画素の画素値は、元画像の画素の中で仮想的な画素ともっとも距離が近い画素の画素値とする。
以上で説明した通り、第2の実施形態にかかる画像処理装置ではステップS601とS602(すなわちステップS307、S308、S603、S604、S605、S606、S607、S608、S609、S610)が互いに反復的に実行される。最初にステップS307において、元画像(第一の画像)に対してグラフカット法とは異なるセグメンテーション法を適用することで、第一の粗抽出画像が生成される。次にステップS606とS607の反復実行において、複数の異なる係数(切り出し範囲TR)をそれぞれ用いて第一の粗抽出画像のサイズを変更することで、複数の第二の粗抽出画像が生成される。第2の実施形態における画像処理装置では、係数(切り出し範囲TR)を用いて粗抽出画像(第一の粗抽出画像)の一部分を切り出し(サイズを変更し)、新たな粗抽出画像(第二の粗抽出画像)を生成すること、もしくはその係数が変更規則である。ステップS308の反復実行において、複数の第二の粗抽出画像のそれぞれから、対応する一時グラフが生成される。さらにステップS603とS604の反復実行において、複数の大きさ情報が取得される。そしてステップS605、S608、S609において、それぞれの大きさ情報と基準情報とを比較することで、第二の粗抽出画像が選択される。第二の粗抽出画像が選択された後、ステップS610において、選択した第二の粗抽出画像を生成する際に使用した変更規則を元画像(第一の画像)に適用することで、サイズ変更画像(第二の画像)が生成される。以上の通り、ステップS601とS602では、選択された第二の粗抽出画像の大きさ情報が、サイズ変更画像(第二の画像)中の注目領域の大きさ情報として利用(推定)される。そして推定された情報に基づいて、サイズ変更画像(第二の画像)が実際に生成される。
本実施形態に係る画像処理装置では、注目領域の大きさ、および注目領域以外の領域の大きさに関する情報を、t−link数という形式で画像から自動的に取得する。そして画像処理装置100は取得した情報に基づき画像サイズを変更し、サイズ変更画像についてグラフカット法を適用する。グラフカット法の実行時に使用するグラフカット係数αは、サイズ変更画像に描画されている注目領域と同等な大きさを持つ基準の注目領域の抽出に適する。そのため、このグラフカット係数αはサイズ変更画像に描画されている注目領域にも適している。これにより、画像により注目領域の形状や大きさが変わるような場合でも、注目領域の形状や大きさを自動的に考慮して、操作者に何らの負担を与えることなく、グラフカット法を実行することが可能となる。
以上、実施形態に係る画像処理装置の構成と動作について説明した。これらの実施形態は例示であり、その各構成要素や各処理の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の画像処理装置で得られるセグメンテーション結果は、画像処理装置100から当該画像処理装置に接続される(あるいは含まれる)モニタ205に出力され、表示される。例えば画像処理装置100は、画像取得部101により取得された元画像に、当該元画像のうちセグメンテーション処理の結果として得られた注目領域に対応する領域を囲む線を重畳させた表示画像を生成し、当該表示画像をモニタ205に表示させる。
(その他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウエア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
画像処理装置100は、ネットワークで接続された複数の情報処理装置(例えば、図2のハードウェア構成を有する情報処理装置)を含む画像処理システムにより同様の機能を実現することもできる。この場合の画像処理システムでは、例えば画像処理に関わる推定部105、生成部106、抽出部107と、その他の構成(画像取得部102、パラメータ取得部103、記憶部104)とを別の情報処理装置に含めるようにしてもよい。
各情報処理装置の構成の例としては、例えば画像処理部101の機能を実行する情報処理装置(ここでは、第一の情報処理装置とする)であれば、図2に示すハードウェアと、NIC(ネットワークインタフェースカード)等の通信回路(図2に不図示)と、その磁気ディスク203に記憶されたプログラムにより構成される。ここでプログラムはCPU201により主メモリ202に展開され、CPU201によりプログラムに含まれる命令が実行されることで、S303乃至S306の処理を実行する。S301及びS302の処理は、例えば第一の情報処理装置とは異なる第二の情報処理装置で行われる。第二の情報処理装置も、図2に示すハードウェアと、NIC(ネットワークインタフェースカード)等の通信回路(図2に不図示)と、その磁気ディスク203に記憶されたプログラムにより構成される。そしてプログラムがCPU201により主メモリ202に展開され、CPU201によりプログラムに含まれる命令が実行されることで、S301及びS302の処理が行われる。当該処理で得られる画像及びパラメータはCPU201が通信回路に第一の情報処理装置へと送信させる。
ここでさらに、上述した第二の情報処理装置を端末としてユーザ毎あるいは病院ごとに複数設けておき、画像処理部101(推定部105、生成部106、抽出部107)の機能を実行する第一の情報処理装置は、複数の端末に対して共通に設けられていてもよい。また別の例では、画像処理部101(推定部105、生成部106、抽出部107)の各部を別体の情報処理装置としておいてもよい。また、画像処理システムに含まれる複数の情報処理装置は、同一の施設あるいは国に存在することを要しない。
100 画像処理装置、 101 画像処理部、 102 画像取得部、 103 パラメータ取得部、 104 記憶部、 105 推定部、 106 生成部、 107 抽出部。

Claims (21)

  1. 注目領域の大きさに関する情報と、該注目領域の大きさに対応するグラフカット係数とを含む基準情報に基づいて、第一の画像のサイズを変更することによって得られる第二の画像中の注目領域の大きさ前記基準情報対して所定の基準を満たすように前記第二の画像を生成する生成手段と、
    前記基準に対応するグラフカット係数を用いたグラフカット法を前記生成手段によって生成された前記第二の画像に適用することで、前記第二の画像中の注目領域を抽出する抽出手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第二の画像中の注目領域の大きさに関する情報を推定する推定手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記基準として、前記推定手段によって推定された情報が予め決められた基準情報と一致するという基準を用いて前記第二の画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記基準情報と、前記基準情報に対応するグラフカット係数と、を取得する取得手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記推定手段は、前記グラフカット法とは異なるセグメンテーション手法を第一の画像に適用することで第一の粗抽出画像を生成し、生成された前記第一の粗抽出画像のサイズを変更することによって得られる第二の粗抽出画像から前記第二の画像中の注目領域の大きさに関する情報を推定することを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記生成手段は、前記推定手段によって推定された情報と前記基準情報とが一致するよう決定された、前記第一の粗抽出画像から前記第二の粗抽出画像への変更規則を、前記第一の画像に適用することで前記第二の画像を生成することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記生成手段は、前記第一の粗抽出画像について異なる複数の係数でサイズを変更した複数の第二の粗抽出画像を生成し、前記複数の第二の粗抽出画像から前記基準を満たす第二の粗抽出画像を選択し、前記選択された第二の粗抽出画像に適用された係数を前記変更規則とすることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記第二の画像中の注目領域の大きさに関する情報は、該注目領域の大きさと、該注目領域とその周辺領域との境界の長さ又は面積と、で定義される量を含み、
    前記基準情報は、予め決められた基準注目領域の大きさと、前記基準注目領域とその周辺領域との境界の長さ又は面積と、で定義される量を含むことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記推定手段は、前記第二の粗抽出画像から前記グラフカット法におけるグラフを作成し、
    前記第二の画像中の注目領域の大きさに関する情報は、前記第一の粗抽出画像から注目領域として抽出された第一の粗抽出領域に対応する前記第二の粗抽出画像の中の第二の粗抽出領域の画素に対応する前記グラフ中の画像ノード数と、前記第二の粗抽出領域の画素と前記第二の粗抽出領域に接する画素との連結数と、を含み、
    前記基準情報は、予め決められた画像ノード数と、予め決められた連結数と、を含むことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記第一の画像のサイズを変更することは、前記第一の画像を拡大または縮小することであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記第二の画像中の注目領域の大きさに関する情報は、該注目領域の大きさと、該注目領域以外の領域の大きさと、で定義される量を含み、
    前記基準情報は、予め決められた基準の注目領域の大きさと、前記基準の注目領域以外の領域の大きさと、で定義される量を含むことを特徴とする請求項乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記推定手段は、前記第二の粗抽出画像から前記グラフカット法におけるグラフを作成し、
    前記第二の画像中の注目領域の大きさに関する情報は、前記第一の粗抽出画像から注目領域として抽出された第一の粗抽出領域に対応する、前記第二の粗抽出画像の中の第二の粗抽出領域の画素に対応する前記グラフ中の画像ノード数と、前記第二の粗抽出画像の中の第二の粗抽出領域以外の領域の画素に対応する前記グラフ中の画像ノード数と、を含み、
    前記基準情報は、前記第二の粗抽出領域に対応する、予め決められた第一のノード数と、前記第二の粗抽出領域以外の領域に対応する、予め決められた第二のノード数と、を含むことを特徴とする請求項4乃至6、並びに10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記第一の画像のサイズを変更することは、前記第一の画像から前記第二の画像を切り出すことであることを特徴とする請求項1乃至6、10、並びに11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記グラフカット係数は、前記グラフカット法のエネルギ関数における重み付けを表す係数であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 少なくとも1つのプロセッサと、
    少なくとも1つのメモリであって、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行され所定の処理を実現するプログラムを記憶したメモリと、を有する画像処理装置であって、
    前記所定の処理は、
    注目領域の大きさに関する情報と、該注目領域の大きさに対応するグラフカット係数とを含む基準情報に基づいて、第一の画像のサイズを変更することによって得られる第二の画像中の注目領域の大きさ前記基準情報対して所定の基準を満たすように前記第二の画像を生成する処理と、
    前記基準に対応するグラフカット係数を用いたグラフカット法を前記生成された前記第二の画像に適用することで、前記第二の画像中の注目領域を抽出する処理と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  15. 注目領域の大きさに関する情報と、該注目領域の大きさに対応するグラフカット係数とを含む基準情報に基づいて、第一の画像のサイズを変更することによって得られる第二の画像中の注目領域の大きさが前記基準情報に対して所定の基準を満たすように前記第二の画像を生成する生成手段と、
    前記基準に対応するグラフカット係数を用いたグラフカット法を前記生成手段によって生成された前記第二の画像に適用することで、前記第二の画像中の注目領域を抽出する抽出手段と、
    前記第二の画像中の注目領域の大きさに関する情報を推定する推定手段と、を備え、
    前記推定手段は、前記グラフカット法とは異なるセグメンテーション手法を第一の画像に適用することで第一の粗抽出画像を生成し、生成された前記第一の粗抽出画像のサイズを変更することによって得られる第二の粗抽出画像から前記第二の画像中の注目領域の大きさに関する情報を推定し、
    前記生成手段は、前記推定手段によって推定された情報が前記基準情報に対して所定の基準を満たすように決定された、前記第一の粗抽出画像から前記第二の粗抽出画像への変更規則を、前記第一の画像に適用することで前記第二の画像を生成することを特徴とする画像処理装置。
  16. 注目領域の大きさに関する情報と、該注目領域の大きさに対応するグラフカット係数とを含む基準情報に基づいて、第一の画像のサイズを変更することによって得られる第二の画像中の注目領域の大きさが前記基準情報に対して所定の基準を満たすように前記第二の画像を生成する生成手段と、
    前記基準に対応するグラフカット係数を用いたグラフカット法を前記生成手段によって生成された前記第二の画像に適用することで、前記第二の画像中の注目領域を抽出する抽出手段と、
    前記第二の画像中の注目領域の大きさに関する情報を推定する推定手段と、を備え、
    前記基準情報は、注目領域の大きさに関する情報として注目領域の半径の情報を含み、
    前記推定手段は、Laplacian of Gaussian フィルタにより前記第一の画像中の注目領域の大きさを推定し、
    前記生成手段は、前記注目領域の半径の情報と前記第一の画像中の注目領域の大きさに関する情報の比でスケーリング係数を計算し、前記スケーリング係数を前記第一の画像に適用することで前記第二の画像を生成することを特徴とする画像処理装置。
  17. 注目領域の大きさに関する情報と、該注目領域の大きさに対応するグラフカット係数とを含む基準情報に基づいて、第一の画像のサイズを変更することによって得られる第二の画像中の注目領域の大きさ前記基準情報対して所定の基準を満たすように前記第二の画像を生成する生成手段と、
    前記基準に対応するグラフカット係数を用いたグラフカット法を前記生成手段によって生成された前記第二の画像に適用することで、前記第二の画像中の注目領域を抽出する抽出手段と、を備えることを特徴とする画像処理システム。
  18. 注目領域の大きさに関する情報と、該注目領域の大きさに対応するグラフカット係数とを含む基準情報に基づいて、第一の画像のサイズを変更することによって得られる第二の画像中の注目領域の大きさ前記基準情報対して所定の基準を満たすように前記第二の画像を生成することと、
    前記基準に対応するグラフカット係数を用いたグラフカット法を生成された前記第二の画像に適用することで、前記第二の画像中の注目領域を抽出することと、を含むことを特徴とする画像処理方法。
  19. 注目領域の大きさに関する情報と、該注目領域の大きさに対応するグラフカット係数とを含む基準情報に基づいて、第一の画像のサイズを変更することによって得られる第二の画像中の注目領域の大きさが前記基準情報に対して所定の基準を満たすように前記第二の画像を生成することと、
    前記基準に対応するグラフカット係数を用いたグラフカット法を前記生成された前記第二の画像に適用することで、前記第二の画像中の注目領域を抽出することと、
    前記第二の画像中の注目領域の大きさに関する情報を推定することと、を含み、
    前記推定する処理では、前記グラフカット法とは異なるセグメンテーション手法を第一の画像に適用することで第一の粗抽出画像を生成し、生成された前記第一の粗抽出画像のサイズを変更することによって得られる第二の粗抽出画像から前記第二の画像中の注目領域の大きさに関する情報を推定し、
    前記生成する処理では、前記推定する処理によって推定された情報が前記基準情報に対して所定の基準を満たすように決定された、前記第一の粗抽出画像から前記第二の粗抽出画像への変更規則を、前記第一の画像に適用することで前記第二の画像を生成することを特徴とする画像処理方法。
  20. 注目領域の大きさに関する情報と、該注目領域の大きさに対応するグラフカット係数とを含む基準情報に基づいて、第一の画像のサイズを変更することによって得られる第二の画像中の注目領域の大きさが前記基準情報に対して所定の基準を満たすように前記第二の画像を生成することと、
    前記基準に対応するグラフカット係数を用いたグラフカット法を前記生成された前記第二の画像に適用することで、前記第二の画像中の注目領域を抽出することと、
    前記第二の画像中の注目領域の大きさに関する情報を推定することと、を含み、
    前記基準情報は、注目領域の大きさに関する情報として注目領域の半径の情報を含み、
    前記推定する処理では、Laplacian of Gaussian フィルタにより前記第一の画像中の注目領域の大きさを推定し、
    前記生成する処理では、前記注目領域の半径の情報と前記第一の画像中の注目領域の大きさに関する情報の比でスケーリング係数を計算し、前記スケーリング係数を前記第一の画像に適用することで前記第二の画像を生成することを特徴とする画像処理方法。
  21. コンピュータを請求項1乃至1のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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