JP4512586B2 - 3次元データセットにおけるボリューム測定 - Google Patents

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Description

本発明は、3次元データセットに適用されるボリューム測定に関する。このデータセットは、CT(Computed Tomography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)あるいはX線スキャニングを介し取得されるかもしれない。特に、本発明は、3次元ボリュームデータからオブジェクトのボリュームを決定する方法、ボリューム測定のための画像処理装置、及びコンピュータ画像処理装置上での実行時に、ボリューム測定を行うコンピュータコード手段を有するコンピュータプログラムに関する。
個人が癌などの病気にかかっていることが検出されると、病気の程度及び進行と、提案された処置が病変組織にどのように影響を与えるかを判断するため、一般に、冒された組織が定期的に観察されるかもしれない。このため、腫瘍などのオブジェクトのボリュームの3次元画像データセットにおける測定は、重要な頻繁に行われる作業である。さらに、必要とされる適切なタイプの処置を判断するため観察される内部器官において、各人はあるタイプの異常を有するかもしれない。
現在、癌腫瘍部や異常器官の観察に利用されるシステムは多数存在する。例えば、X線、磁気共鳴画像診断、コンピュータトモグラフィ、あるいは他の類似タイプのシステムは、3次元画像データセットに対して非侵襲的に必要な観察を行い、観察対象となる領域の画像を生成する。
冒された組織や異常器官を観察するため、患者の断面の2次元画像系列が、3次元画像セットを生成するため合成されるかもしれない。このため、これらの2次元画像は、解剖学的ユニット間の最大限正確な対応関係が維持されるように揃えられる必要がある。CTやMRIスキャナから直接取得されるデジタル画像は、通常は自動的にレジスタに収められ、3次元ボリュームデータを生成するのに直接利用されてもよい。
コンピュータトモグラフィ画像スキャンの場合には、3次元ボリュームデータは複数の2次元画像スライスを有し、各画像スライスは、X線ビームを適用した各人体物質の減衰係数に対応するHounsfieldユニットアレイを構成する。
腫瘍ボリューム測定は、例えば、腫瘍学の分野では追跡検査間の拡大または縮小を監視する典型的な作業である。このようなモニタリングは、癌の診断及びステージ判断と共に、治療中にも実行される。ボリューム測定はしばしば、1人の患者の数十の腫瘍に対して複数回の追跡検査で行われる必要がある。通常これは、画像中の腫瘍のサイズを測定し、そのボリュームを推定することにより手動により実行される。
大変面倒なオペレータに依存したものであるということとは別に、この作業は信頼できる結果を生成するため、オペレータ側の高い経験を必要とする。
米国特許第5,859,191号は、3次元放射線治療処置と共に利用される外側セグメント化/外側輪郭形成システムを開示しており、そこでは、オブジェクトの境界内にポリゴンが展開され、展開されたポリゴンの形状に基づき当該オブジェクトの境界が計算される。
米国特許第6,112,112号は、腫瘍や周囲の組織を含む画像データが一時的に取得された画像に対応して取得される一時的に取得された医療画像における腫瘍の程度を評価し、時系列的に一時取得された医療画像におけるボクセル(voxel)の変化を示す差異画像を規定する差異画像データを導出するため、取得された画像データに対して時間に関する変化処理を実行する方法を開示している。
既知の測定システムによる問題点は、ボリュームを測定するため3次元データセットからオブジェクト、すなわち、腫瘍をセグメント化することである。この問題は、腫瘍がしばしば血管や他の組織に接続されているという事実により複雑化される。
本発明の課題は、3次元ボリュームデータからのオブジェクトの改良されたボリューム測定を提供することである。
請求項1記載の本発明の一実施例によると、上記課題は、グラフィック情報ユニットを有する3次元ボリュームデータからオブジェクトのボリュームを決定する方法により解決され、当該オブジェクトのボリュームが決定される。対象ボリュームでは、グラフィック情報ユニットの閾値が決定される。この閾値に基づき、ボクセルから構成される距離マップを決定するため、距離変換が行われる。距離マップにおいては、コアボクセルの個数とフロントボクセルの個数を決定するのに用いられるオブジェクト上のシードポイントが与えられる。対象ボリュームにおけるオブジェクトのボリュームが、コアボクセルの個数とフロントボクセルの個数に基づき決定される。
効果的には、本発明の当該実施例は、視覚的に良好な信頼できるセグメント結果をもたらす極めて高速なリアルタイム対応の方法である。これにより、医師のワークフローをスピードアップすることが可能となり、腫瘍などのボリュームを手作業により測定する骨の折れる頻繁に必要とされる作業を解消することができ、極めて正確かつ再生可能な結果を生成することができる。手作業による決定と対照的に、コンピュータ上で実行可能な本発明の一実施例によるこのような方法は、オペレータ側での単一の操作のみしか、すなわち、腫瘍のボリュームの信頼できる自動的な決定のための腫瘍のほぼ中心における1回のマウスクリックしか必要としない。このシードポイントの手動による決定の代わりに、粗いセグメント化方法を用いて腫瘍のほぼ中心を決定するようにしてもよい。
請求項2は、可変拡大速度によるボクセルの拡張を保証する本発明による方法の他の実施例を提供する。本発明の一実施例によると、拡大が距離マップにおいて下方に進行し、新たなボクセルが参照ボクセルよりそれに対して急峻に下降する他の近隣がない限り、ボクセルは瞬時(高速)に拡張される。このような「downHill」拡張は、腫瘍がスピキュリ(spiculi)や腫瘤に外側に拡大されるのを効果的に保証する。さらに、downHill拡張は、距離マップの勾配係数に平行で、距離マップの骨格または稜線に垂直な拡大を効果的に保証する。
請求項3記載の本発明の他の実施例によると、「低速の」拡大のため、優先度基準が導入及び利用される。距離マップの最大方向2次微分Lmax(x)は、フロントボクセルが腫瘍の中心にどの程度近接しているを示し、これにより、優先度基準は拡大が腫瘍のほぼ中心に可能な限り近接して常時継続していることを保証する。効果的には、これはシードポイントの変化に対してロウバスト性を実現する。効果的には、この優先度基準、すなわち、Lmax(x)基準はまた、腫瘍が距離マップにおいて複数の局所ピークから構成される場合、距離マップの最も高いピークに向かって拡大を保証し、さらに推進するかもしれない。
請求項4記載の本発明の他の実施例によると、拡大をカットオフするのにカットオフ基準が利用される。本発明の当該実施例によると、拡大がカットオフされるポイントに関する最終的な決定は、距離マップのフロントボクセルのボクセル距離の和の曲線の最小ポイントの決定後、遡及的に行われる。効果的には、このことは、接続血管やボールト(vault)がそれらの最も細いポイントにおいてカットオフされることを保証する。
請求項5記載の本発明の他の実施例によると、マルチスライスコーンビームCTスキャナなどからの高解像度CTデータセットにおける肺腫瘤に関するボリューム測定に特に適した方法が提供される。効果的には、本方法は大変信頼できる肺腫瘤自動測定を可能にする。
請求項6記載の本発明の他の実施例では、3次元ボリュームデータを格納するためのメモリと、グラフィック情報ユニットを有する3次元ボリュームデータからオブジェクトのボリュームを決定する画像プロセッサとを有する画像処理装置が提供される。本実施例では、オブジェクトのボリュームは、オブジェクトのコアボクセルの個数とフロントボクセルの個数に基づき決定される。効果的には、当該実施例による画像処理装置は、高速なリアルタイムの測定を可能にする。さらにそれは、再生可能な結果による信頼できるボリューム測定を可能にする視覚的に満足いくセグメント結果を提供する。医療用途では、それは放射線技師の負担を軽減し、ワークフローのスピードアップを可能にする。さらに、ボリューム測定が自動化されているため、オペレータの負担は確実に大きく軽減される。さらに、本発明による画像処理装置は、当該分野において最小限の経験しか有しないオペレータによっても操作可能である。
請求項7記載の本発明の他の実施例は、可変的にボクセルの拡張の拡大速度を制御し、スピキュリ及び腫瘤を拡大に含めると共に、距離マップの稜線に垂直な拡張拡大を保証する。
請求項8記載の本発明の他の実施例では、可変的なシードポイントに対するロウバスト性と最も細いポイントにおける接続血管またはボールトのカットオフを保証する低速な拡大の優先度基準及びカットオフ基準が提供される。
請求項9記載の本発明の他の実施例によると、画像処理装置は、腫瘍の自動的なボリューム測定を効果的に可能にするコンピュータトモグラフィ画像走査に基づくコンピュータ支援測定のためのコンピュータ支援腫瘍ボリューム測定装置である。
請求項10記載の本発明の他の実施例では、CTスキャナからのデータセットなどの3次元データセットからの腫瘍などのオブジェクトの信頼できる自動的なボリューム測定を可能にするコンピュータコード手段を有するコンピュータ可読媒体格納可能なコンピュータプログラムが提供される。本発明によるコンピュータプログラムは、画像処理装置の画像プロセッサなどのデータプロセッサのワーキングメモリに好ましくはロードされる。従って、データプロセッサは、本発明の実施例による方法を実行するため備えられる。コンピュータプログラムは、CD−ROMなどのコンピュータ可読媒体上に格納されてもよい。コンピュータプログラムはまた、ワールドワイドウェブなどのネットワークを介し提供されてもよいし、そのようなネットワークからデータプロセッサのワーキングメモリにダウンロードすることも可能である。
本発明の一実施例の趣旨は、3次元距離変換と領域拡大手法を利用することにより、対象となる単一のオブジェクトの周囲の対象ボリュームを解析する自動化されたボリューム測定が提供される。この領域拡大手法は、downHill拡張、低速の拡大のための優先度基準を利用し、フロントボクセル距離の和の曲線の最小ポイントに基づく拡大のカットオフを再帰的に決定することによる拡大方向の制御を含む。
「コアボクセル」とは、拡大プロセスにより既に処理され(包含され)、拡大プロセスに既に包含された他のボクセルによってすべてのサイドで包囲されているすべてのボクセルである。
「フロントボクセル」は、拡大プロセスによりすでに包含されているが、拡大プロセスによってまだ包含されていない1以上の近隣ボクセルに隣接するすべてのボクセルである。
本発明の上記及び他の特徴は、以下で説明される実施例と図面を参照することにより明らかにされる。
図1は、本発明による方法の一実施例を実行するための本発明による画像処理装置の一実施例を示す。図1に示される画像処理装置は、3次元ボリュームデータを格納するためのメモリ2に接続されたCPU(Central Processing Unit)または画像プロセッサ1を有する。画像プロセッサ1は、MR装置、CT装置、X線装置などの複数の入出力ネットワークあるいは診断装置に接続されてもよい。画像プロセッサ1はさらに、画像プロセッサ1において計算または構成される情報または画像を表示するための表示装置4(コンピュータモニタなど)に接続される。オペレータは、キーボード5及び/または図1に示されていないマウスなどの他の入出力装置とやりとりするようにしてもよい。
以下において、胸壁の腫瘤がセグメント化され、そのボリュームが測定される3次元データセットに合成されたコンピュータトモグラフィ(CT)画像走査に基づくボリューム測定に関して本発明は説明される。これに関して本方法は、サブボクセルオーダの正確なボリューム推定を取得することに関するものでなく、腫瘍に属するボクセルを特定し、セグメント化された腫瘍コアに属するボクセル数に基づきボリュームを推定することに関するものであるということが指摘されるべきである。また、CTスキャナを用いて3次元ボリュームデータを取得する代わりに、X線スキャナやMRIスキャナが利用されてもよいということが留意されるべきである。
図2a〜2cは、図1に示される画像処理装置上で処理可能な、グラフィック情報ユニットを含む3次元ボリュームデータからオブジェクトのボリュームを決定するための方法の一実施例のフローチャートを示す。ステップS1のスタート後、本方法は、オブジェクト、すなわち腫瘍を含む対象ボリューム(VOI)が3次元ボリュームデータにおいて決定されるステップS2に続く。
ほぼ中心に腫瘤を有するVOI画像キューブが決定された後、VOIには腫瘤が1つか、あるいは複数あるかに関して判断される。VOIが複数の腫瘤を有すると判断されると、各VOIが1つのみの腫瘤を含むようにVOIは分割される。このとき、VOI画像キューブはあるHounsfieldレベルでの閾値処理がなされ、一定のHounsfield閾値を超えるHounsfieldユニットが決定される。これにより、グラフィック情報ユニットとしてHounsfieldユニットを含むVOI画像キューブが、「イン」または「アウト」の何れかであるボクセルを有する3次元2値画像に変換される。図4に示されるようなボリューム対HU閾値曲線を生成するため、閾値処理が例えば、−600、−500、−400、−300、−200、−100HUの固定されたHounsfield閾値系列に対して繰り返される。
図4は、2値画像を生成するのに用いられるHounsfield閾値の関数としてボリューム曲線を示す。さらに、図4は、図示された例では約510HUである最適な面勾配積分をもたらすHounsfield閾値を示す。
ステップS2の後、本方法はステップS3に続き、距離マップを生成するため距離変換が行われる。このため、ステップS2で決定された3次元2値画像に対して距離変換が行われる。このような距離変換は、例えば、距離変換について参照することによりここに含まれる、G.Borgeforsによる「Distance Transformations in Digital Images」(Computer Vision,Graphics and Image Processing 34,344−371,1986)に説明されている。このような距離変換は、3次元2値画像の各「アウト」画素に「0」を割当てる。さらに、この距離変換は、3次元2値画像の当該画素の距離を各「イン」画素に最も近接した「アウト」画素に割当てる。ステップS3において用いられる距離変換は3次元により実現され、1、√2、√3のステップ幅に対応するx、x−y及びx−y−zの方向のステップに対して、10、14、17の整数距離プリミティブにより、G.Borgeforsによって説明されるような2パスアルゴリズムを利用するようにしてもよい。
ステップS3の後、本方法はステップS4に続き、拡張展開のためのシードポイント(seed point)が決定される。シードポイントは、腫瘍のほぼ中心を決定するのにスキャンデータの1つのスライスのみに適用される既知の大まかな2次元セグメント化方法により決定されてもよい。あるいは、シードポイントと距離マップは、マウスポインタを介しオペレータに表示される腫瘍を示す画像をクリックすることによって、オペレータにより手動により決定されるようにしてもよい。あるいは、VOIの中心をシードポイントとして選択することも可能である。その後、本方法はステップS5に続く。
ステップS5において、優先度付きキューが生成される。このため、シードポイントの座標とその距離が、バイナリヒープ構造などの優先度付きキューに入力される。優先度付きキューは、参照することによりここに含まれる、R.Sedgewickによる「Algorithms in C」(Addison−Wesley,Reading 1990)に説明されるように、大変効率的なバイナリヒープ構造として実現されてもよい。このバイナリヒープ構造では、最も低い優先度を有する要素が、ヒープの最下位のポジション0に置かれる。ステップS20を参照して、優先度の決定が説明される。新しい要素が追加されると、ヒープ全体が再構成される必要はない。すなわち、完全な再構成の代わりに、いわゆる「upHeap」及び「downHeap」手順で十分である。upHeap手順はヒープのエンドに新しい要素を追加するために行われ、downHeap手順はヒープの最小の要素を抽出するのに実行される。
その後、本方法はステップS6に続き、優先度付きチューブの要素がフロントボクセルとラベル付けされる。以下のステップS7〜S23では、繰り返しの領域拡大プロセスが実行される。この繰り返し領域拡大プロセスの結果は図3に示される。図3aは、領域拡大が開始される前の胸壁の腫瘤を示し、図3fは、完全に拡張した領域を示す。図5a〜5cの説明の後に、図3はより詳細に説明される。
ステップS7において、最も高い優先度を有する要素が、優先度付きキューから抽出される。最初の第1の繰り返しでは、シードボクセルはもちろん優先度付きキューの最も高い要素のみである。その後、本方法はステップS8に続き、優先度付きキューが空であるか否か判断される。ステップS8において優先度付きキューが空であると判定された場合、本方法は図2aの下部と図2bの上部の丸印Eと、図2bの下部と図2cの上部の丸印Fにより示されるように、ステップS24に続く。
ステップS8において優先度付きキューが空でないと判定された場合、本方法はステップS9に続き、抽出された要素がコアボクセルとラベル付けされているか否かについて判断される。ステップS9において抽出された要素がコアボクセルではないと判定されると、図2aの下部及び図2bの上部の丸印Aにより示されるように、本方法はステップS11に続く。
ステップS9において抽出された要素がコアボクセルであると判定されると、本方法はステップS10に続き、当該抽出された要素はスキップされ、次に高い優先度が優先度付きキューから抽出される。その後、図2aの下部と図2bの上部の丸印Aにより示されるように、本方法はステップS11に続く。
ステップS11において、優先度付きキューにおいて最小の優先度を有する要素xが、優先度付けキューから抽出される。その後ステップS12〜S18において、キューの最小要素として抽出された現在ボクセルの「downHill」拡張が実行される。
次のステップS12において、抽出された要素xがコアボクセルとしてラベル付けされる。その後、本方法はステップS13に続き、要素xを含むdownHill用拡大リストと全体的な拡大リストが生成される。詳細には、ポジションxと距離Dを有する現在ボクセル、すなわち、要素xが、downHill用拡大リストとコアボクセルとラベル付けされた全体拡大リストに入力される。
その後、本方法はステップS14とS15に続き、最も近いx、y、z近傍の要素xの26のすべての近隣がチェックされる。詳細には、ステップS14において、要素xの26すべての近隣がチェックされ、
0<d’(x’)<D(x)
の距離を有する抽出された要素の近隣要素x’が特定される。
言い換えると、距離D’(x’)>0と、参照ボクセル要素xの距離D(x)より小さな値を有する近隣要素x’が決定される。その後、本方法はステップS15に続き、参照要素xを含む要素x’の26すべての近隣要素x’’がチェックされる。詳細にはステップS15において、要素x’の近傍のすべての要素x’の近隣要素x’’が特定される。その後、本方法はステップS16に続き、ボクセルx’’がdownHill用拡大リストと全体拡大リストに追加され、ステップS15により決定された最大距離D’’maxが、参照ボクセル要素xの距離D(x)以下であるとき、コアボクセルとラベル付けされる。その後、本方法はステップS17に続き、downHill用拡大リストが空であるか否かについて判断される。downHill用拡大リストが空でないと判定されると、本方法はステップS18に続く。
ステップS18において、次の要素が要素xとしてdownHill用拡大リストから抽出される。その後、本方法はステップS14に戻る。
効果的には、ステップS11〜S18を参照して説明された拡張ルールは、downHill拡張が図3c〜図3fに示されるような距離マップの分岐ラインで止まる。ステップS17の判断は、downHill用拡大リストが空になるまで、downHill拡張が繰り返されるということを保証する。ステップS17においてdownHill用拡大リストが空であると判断されると、図2bの下部と図2cの上部の丸印Bにより示されるように、本方法はステップS19に続く。
ステップS19において、少なくとも1つのボクセルに隣接し、フロントボクセルまたはコアボクセルとしてまだラベル付けされていない、D>0を有する現在フロントボクセルが特定される。特に、現在全体拡大リストにあるすべてのボクセル要素は、現在コアボクセルであると述べることが可能である。ここで、すべての現在フロントボクセルが特定される。これらフロントボクセルは、距離D>0を有し、3次元2値画像の「イン」ボクセルであるということを意味し、少なくとも1つのコアボクセルに隣接するボクセルである。これら新たなフロントボクセルはフロントボクセルまたはコアボクセルとしてラベル付けされなかったことを必要とする。
その後、次のステップS20において、新しいフロントボクセルのすべての優先度が計算される。これはステップS21において、当該新たなフロントボクセルを優先度付けキューに挿入するために行われる。
新しいフロントボクセルの各々の優先度として、距離マップのボクセル要素Xの負の最大方向2次微分Lmax(x)を採用できる。ボクセルポジションXの方向2次微分は、
L(x)=D(x−r)−2D(x)+D(x+r)
として近似可能である。ここで、rは中心ポジションxにおける距離D(x)により与えられる長さ|r|=D(x)を有する3次元変位ベクトルである。変位係数rは、要素xに関するすべての可能な向きに回転され、これにより、最大値Lmax(x)が決定される。最大方向2次微分Lmax(x)が大きくなるに従い、ボクセル要素xは主要の中心に近接する確率が低くなる。例えば完全な球の中心では、消滅していくD(x±r)=0のため、最も高い優先度に対して最小のLmax(x)がとられるように、
max(x)=−2D(x)
となることが予想される。
計算量を減少させるための本発明の一実施例によると、変位ベクトルrによる軸は、ボクセルxの周囲の球面上で回転されなくてもよい。代わりに、最大方向2次微分を検出するため、x、y、zボクセル格子により整列されたボクセルxの周囲の直交立体面がサンプリングされるようにしてもよい。
ステップS21の各自の優先度に従って、新しいフロントボクセルを優先度付きキューに挿入した後、本方法はステップS22に続き、すべてのフロントボクセルの距離の現在の和(DistFrontSum)が計算される。これは単に、新しいフロントボクセルのすべての距離をDistFrontSumに加え、上記downHill拡張中にコアボクセルとラベル付けされたすべてのボクセルの距離をDistFrontSumから差し引くことにより行われる。
その後、本方法はステップS23に続く。ステップS23では、次のフロントボクセルとシードボクセルとの間の距離が所定の閾値を超えているか判断される。ステップS23において、次のフロントボクセルとシードポイントとの間の距離が所定の閾値を超えていると判定されると、本方法はステップS24に続き、拡大プロセスを終了させる。言い換えると、空の優先度付きキューに加えて(ステップS8)、次のフロントボクセルが所定の最大距離よりも、もとのシードボクセルから大きな距離を有する場合には、拡大プロセスは終了される。この所定の最大距離は、シードボクセルの距離に係数を乗ずることにより計算されてもよい。
ステップS23において、次のフロントボクセルとシードボクセルとの距離が所定の閾値より小さいと判定されると、本方法は、図2cの上部と図2cの下部の丸印Cと図2bの上部と図2aの下部の丸印Dにより示されるように、ステップS7に戻る。
ステップS8とS23における拡大を停止する条件が満たされると、本方法はステップS29に続き、DistFrontSumが最小となる繰り返しiが決定される。言い換えると、この繰り返し数は、DistFrontSum(現在のすべてのフロントボクセルの距離の和)の曲線がその最小値に達する繰り返し数が決定される。
次のステップS27において、ステップS24において決定された繰り返しiまでの全体拡大リストに含まれるすべてのボクセルが、腫瘍ボクセルとしてマーク付けすることができる。その後、腫瘍ボクセルに基づき、ボリュームが腫瘍ボクセルの個数、すなわち、x,y,zサンプリング解像度により乗ぜられる、カットオフポイント前の全体拡大リストのコアボクセルの個数として計算される。「有効な直径(ボリュームに等価な直径)」は、
eff=2・[V・3/(4π)]1/3
として与えられる。
腫瘍のボリュームに対応する腫瘍ボクセルの個数またはボリュームの何れかが、オペレータに出力されるようにしてもよい。その後、本方法はステップS26に続き、処理が終了される。
図2a〜2cに示される方法の一変形では、さらなる補助的カットオフ基準を導入することにより、最小DistFrontSum基準(ステップS22及びS24)を精緻化することができる。この補助的カットオフ基準は、各繰り返しステップのコアボクセルのコンパクト性に基づくものである。図9及び10において、コンパクト性曲線が示される。ボクセル(コア)のボディのコンパクト性は、例えば参照することによりここに含まれる、D.Wormannsらによる「Clinical Evaluation of the Reproducibility of Volume Measurements of Plumonary Nodules」(Proc.SPIE Medical Imaging 2002,SPIE vol.4684,pp.316−322)により示されるような面とボリュームとの間の関係に基づき測定することができる。
しかしながら、比較的少数のボクセルしか有しない小さな腫瘍では、面の面積は推定困難である。フロントボクセルとコアボクセルの測定は、少数ボクセルの腫瘍に対しては大変粗いものとなり、さらに、x,y,xボクセル格子に関する腫瘍の向きに対して不変ではない。本発明によると、よりロウバストなコンパクト性の測定が、完全な球に対しては最小となるボクセルの空間標準偏差から導出される。この空間標準偏差は、すべてのボクセルxとそれらの中心との間の二乗平均平方根の差、すなわち、
S=[Σ|x−m|1/2
として推定されてもよい。
これは、実際には空間共分散行列のトレースの平方根として決定することができる。半径Rの完全な球は、S=3/5Rの空間標準偏差とV=4π/3Rのボリュームを有する。
従って、腫瘍のボリューム等価半径Rは、
=[V・3/(4π)]1/3
として推定することができる。ただし、ボリュームVはボクセルの個数(ボクセルサイズにより乗ぜられた)であり、同様にして、空間偏差等価半径Rは、
=[S・5/3]1/2
として推定することができる。
さらに、腫瘍のコンパクト性は、完全な球に対しては1となり、そうでない場合にはそれより小さなものとなる
C=R/R
として推定することができる。好ましくは、ここでは数量的な効果は無視されるべきである。効果的には、このコンパクト性の測定は、フロントボクセルとコアボクセルとの間の比の比較より数量的にロウバストなものとなるように、すべてのボクセルがRとRの両方に寄与することを可能にする。
コンパクト性曲線が、最大コンパクト性により繰り返しを決定するのに解析可能である。このコンパクト性のピークにおいて、すでに含まれているコアボクセルが最小DistFrontSumカットオフ基準により与えられるボクセル数の80%より多きいい場合、カットオフポイントは、DistFrontSumの最小値の代わりに、最大コンパクト性のポイントまでシフトされる。効果的にこれは、腫瘤から生ずるが、腫瘤からの一定の距離後にのみシンネス直径(thinness diameter)に達するという効果を有する。これは、図8と図10との比較から、双方の図の間の矢印により示されるようにとることができる。
以下において、本発明による図2a〜2cを参照して説明される方法が、図3a〜3fを参照してまず説明される。これらの図面は、本発明による方法が適用される2つの接続する血管と小葉(lobule)を有する胸壁に付着した腫瘍の一例となる2値画像を図示したものである。
図3aは、胸壁22に付着した腫瘍20の2値画像を示す。この腫瘍は複数の小葉24と、2つの接続血管26を有する。図3a〜3fにおいて、同一の参照番号は同一または対応する要素を示すのに用いられている。
図3bでは、腫瘍の距離マップの局所最大28と稜線30が示されている。図3cでは、ステップS4において決定されるようなシードポイント32が、downHill拡張の最初の3回の繰り返しと共に示される。図3dは、4回の繰り返し後の状況を示す。図3eでは、6回の繰り返し後の状況が示される。図3eからわかるように、小葉24を含む腫瘍20が完全に抽出される。4回目の繰り返しの拡大は、胸壁20において停止された。
図3fは、複数回の繰り返し後の状況を示す。図3fからわかるように、セグメント化されたボリュームの拡張拡大は、接続する血管26には拡大しない。また、接続された血管26に拡大しないにもかかわらず、腫瘍20の表面上の塊、小葉及びスピキュリ(spiculi)はカットオフされない。さらに効果的には、セグメント化されたボリュームは胸壁や横隔膜には拡大しない。さらに、胸壁に拡大しないにもかかわらず、小さな腫瘤がセグメント化されたとしても、ピーナッツ状の腫瘤などの小さな腫瘤は、「ウェストライン(waist line)」においてカットオフされない。図3a〜3fから理解されるような本発明によると、効果的に接続構造のカットオフが最も細い接続位置において実行され、カットオフ面は骨格に平行、すなわち、カットオフ面が図3fの胸壁22に平行なものとなる。さらに、数学的には不変でないにもかかわらず、本発明はシードポイントのシフトに対してロウバストであり、このため、開始シードポイントに対する影響は受けない。
図4は、2値画像を生成するのに用いられるHounsfield閾値の関数としてのボリューム曲線を示す。この図の垂直線は、最適な面勾配インターバルをもたらすHounsfield閾値を示す。
図5は、血管と胸壁に付着した腫瘤の面レンダリングを示し、図6は、胸壁と腫瘤との間のカットオフ面を示すため、肺の外部から観察されるものと同一の腫瘤のレンダリングを示す。当業者には明らかなように、効果的には、カットオフ面は肺の面に平行なカットオフ面が実現されるように、骨格に実質的に垂直である。また、図5及び6から、接続構造のカットオフは最も細い接続位置において行われることがわかる。
図7は、コアボクセルの個数の関数としてフロントボクセルの距離の和(DistFrontSum)の曲線を示す。図7からわかるように、7425個のボクセルの後にカットオフが行われる。この拡大速度はスタート時には大変速く、以降においてスローダウンしていくことが明確に見ることができる。このことは、拡大率がスタート時には大きなものであるが、以降においてはスローダウンしていくことを意味する。このことは、腫瘍がスピキュリや小葉に外側に向かって拡大されることを保証する。
図8は、downHill拡張または繰り返しの関数としてフロントボクセルの距離の和(DistFrontSum)の曲線を示す。図8からわかるように、45回の繰り返し後、カットオフが行われる。
図9は、現在のコアボクセルのコンパクト性の曲線を示す。ここで適用される上述のMaxCompactness基準によると、7396個のボクセル後、カットオフが行われる。
図10は、downHill拡張または繰り返しの関数としてコンパクト性を示す。図10からわかるように、13回の繰り返し後、カットオフが行われる。
上述のように、本発明は3次元ボリュームにおける対象領域またはオブジェクトの任意のタイプのボリューム測定に適用可能である。好ましくは、本発明は、3次元データセットがX線スキャナ、MRスキャナ、CTスキャナ、あるいは同様のタイプのシステムにより取得される医療用途に適用される。
図1は、本発明によるオブジェクトのボリュームを決定する方法の一実施例を実行するよう構成される本発明による画像処理装置の実施例を示す。 図2aは、本発明によるオブジェクトのボリュームを決定する方法の一実施例による図1の画像処理装置の動作のフローチャートである。 図2bは、本発明によるオブジェクトのボリュームを決定する方法の一実施例による図1の画像処理装置の動作のフローチャートである。 図2cは、本発明によるオブジェクトのボリュームを決定する方法の一実施例による図1の画像処理装置の動作のフローチャートである。 図3は、本発明によるプロセスが行われる繰り返し領域の一実施例を示す簡単化された図である。 図4は、本発明の一実施例による2値画像を生成するのに用いられるHounsfield閾値の関数としての一例となるボリューム曲線を示す。 図5は、本発明の一実施例による方法により測定される血管と胸壁に付着された腫瘤の面レンダリングを示す。 図6は、本発明の一実施例による方法により実現されるような肺と腫瘤との間のカットオフ面を示す肺の外部から観察されるものと同一の腫瘤のレンダリングを示す。 図7は、コアボクセルの個数の関数としてのフロントボクセルの距離の和の曲線を示す。 図8は、繰り返しの関数としてのフロントボクセルの距離の和の関数を示す。 図9は、現在のコアボクセルのコンパクト性の曲線を示す。 図10は、繰り返しの関数としてのコンパクト性を示す。

Claims (10)

  1. グラフィック情報単位を有する3次元ボリュームデータからオブジェクトのボリュームを決定する方法であって、
    前記オブジェクトを有する対象ボリュームを決定するステップと、
    前記対象ボリュームにおける前記グラフィック情報単位の閾値を決定するステップと、
    ボクセルから構成される距離マップを生成するため、前記閾値に基づき距離変換を実行するステップと、
    前記距離マップにおける前記オブジェクトのシードポイントを提供するステップと、
    前記シードポイントから始まる領域拡大を用いることにより、前記オブジェクトのコアボクセルの個数とフロントボクセルの個数を決定するステップと、
    前記コアボクセルの個数と前記フロントボクセルの個数に基づき、前記オブジェクトのボリュームを決定するステップと、
    を有し、
    前記距離マップの各ボクセルは、位置及び距離の値を有し、
    前記領域拡大の方法は、downHill拡張を含むことを特徴とする方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、
    前記ボクセルは、拡大速度が可変となるように前記距離マップを用いて拡大が下方に向かう限り、即座に拡張される、
    ことを特徴とする方法。
  3. 請求項2記載の方法であって、さらに、
    前記拡大が、前記距離マップの最大方向2次微分に基づく、前記拡大を方向付けるための優先度基準を用いることにより、前記オブジェクトのほぼ中心に近接して続くことを保証するステップを有することを特徴とする方法。
  4. 請求項2記載の方法であって、さらに、
    前記フロントボクセルの個数に基づき前記距離マップにおける前記フロントボクセルのボクセル距離の和の曲線(DistFrontSum)を決定するステップと、
    前記曲線の最小値を決定するステップと、
    前記最小値を用いて前記拡大をカットオフするためのポイントを決定するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  5. 請求項1記載の方法であって、
    前記オブジェクトは、周囲の脈管構造の血管、横隔膜及び胸壁の1つに付着した少なくとも1つの腫瘤から構成され、
    前記グラフィック情報単位は、Hounsfieldユニットに対応する、
    ことを特徴とする方法。
  6. 3次元ボリュームデータを格納するためのメモリと、
    グラフィック情報単位を有する前記3次元ボリュームデータからオブジェクトのボリュームを決定するための画像プロセッサと、
    を有する画像処理装置であって、
    前記画像プロセッサは、
    前記オブジェクトを有する対象ボリュームを決定するステップと、
    前記対象ボリュームにおける前記グラフィック情報単位の閾値を決定するステップと、
    ボクセルから構成される距離マップを生成するため、前記閾値に基づき距離変換を実行するステップと、
    前記距離マップにおける前記オブジェクトのシードポイントを提供するステップと、
    前記シードポイントから始まる領域拡大を用いることにより、前記オブジェクトのコアボクセルの個数とフロントボクセルの個数を決定するステップと、
    前記コアボクセルの個数と前記フロントボクセルの個数に基づき、前記オブジェクトのボリュームを決定するステップと、
    を実行するよう構成され
    前記距離マップの各ボクセルは、位置及び距離の値を有し、
    前記領域拡大の方法は、downHill拡張を含むことを特徴とする装置。
  7. 請求項6記載の画像処理装置であって、
    前記ボクセルは、拡大速度が可変となるように前記距離マップを用いて拡大が下方に向かう限り、即座に拡張される、
    ことを特徴とする装置。
  8. 請求項7記載の画像処理装置であって、
    前記画像プロセッサはさらに、
    前記拡大が、前記距離マップの最大方向2次微分に基づく、前記拡大を方向付けるための優先度基準を用いることにより、前記オブジェクトのほぼ中心に近接して続くことを保証するステップと、
    前記距離マップにおける前記フロントボクセルのボクセル距離の和の曲線を決定するステップと、
    前記曲線の最小値を決定するステップと、
    前記最小値を用いて前記拡大をカットオフするためのポイントを決定するステップと、
    を実行するよう構成されることを特徴とする装置。
  9. 請求項6記載の画像処理装置であって、
    当該画像処理装置は、コンピュータトモグラフィ(CT)画像走査に基づくコンピュータ支援ボリューム測定のためのコンピュータ支援腫瘍ボリューム測定装置であることを特徴とする装置。
  10. コンピュータコード手段がコンピュータ画像処理装置上で実行されると、
    前記オブジェクトを有する対象ボリュームを決定するステップと、
    前記対象ボリュームにおける前記グラフィック情報単位の閾値を決定するステップと、
    ボクセルから構成される距離マップを生成するため、前記閾値に基づき距離変換を実行するステップと、
    前記距離マップにおける前記オブジェクトのシードポイントを提供するステップと、
    前記シードポイントから始まる領域拡大を用いることにより、前記オブジェクトのコアボクセルの個数とフロントボクセルの個数を決定するステップと、
    前記コアボクセルの個数と前記フロントボクセルの個数に基づき、前記オブジェクトのボリュームを決定するステップと、
    を実行するための前記コンピュータコード手段を有するコンピュータプログラムであって、
    前記距離マップの各ボクセルは、位置及び距離の値を有し、
    前記領域拡大の方法は、downHill拡張を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
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