JP6731750B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、可変表示部を変動表示した後、可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンに関する。
スロットマシンは、外周部に識別情報としての複数種類の図柄が描かれたリールを有する可変表示部を備え、規定の賭数が設定された状態でスタートスイッチが操作されることによりリールが回転開始し、ストップスイッチが操作されてリールの回転が停止したときに入賞ライン上に予め定められた図柄組合せ(たとえば、7−7−7、以下、図柄組合せを表示結果の組合せ、もしくは役とも称する)が導出されることにより入賞が発生する。
役の種類としては、小役、特別役、再遊技役がある。ここで、小役に対応する表示結果が入賞ライン上に導出された場合には、小役の種類ごとに定められた数のメダルが払い出される。特別役に対応する表示結果が入賞ライン上に導出された場合には、レギュラーボーナス(RB)やビッグボーナス(BB)といった遊技者にとって有利な特別遊技状態に遊技状態が移行可能となる。再遊技役に対応する表示結果が入賞ライン上に導出された場合には、賭数の設定に新たなメダルを消費することなく次のゲームを行うことができる。
従来から、当選しているボーナスの種類を示唆するテンパイ音を出力するスロットマシンがあった(たとえば、特許文献1参照)。このスロットマシンでは、ボーナスが当選しているゲームにおいて、当選しているボーナスの種類を示唆するテンパイ音が出力可能である一方で、ボーナスよりも優先的に入賞可能なリプレイが当選したときには当選しているボーナスの種類が示唆されない通常のテンパイ音が出力されるようになっていた。
特許第5642921号公報
特許文献1に記載のスロットマシンによれば、ボーナスよりも優先的に入賞可能な役に当選したときには当選しているボーナスの種類を遊技者に示唆することができなかったため、せっかくボーナスのような特別役に当選していても、特別役よりも優先的に入賞可能な役に当選したときには遊技者の注目を集めることができず、遊技の興趣が低下してしまう虞があった。
この発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、特別役の種類を示唆する演出について遊技の興趣を向上させることができるスロットマシンを提供することである。
(1) 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、
前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段(ストップスイッチ)と、
導出を許容する表示結果を決定する事前決定手段(内部抽選処理)と、
前記事前決定手段によって導出が許容された表示結果および前記導出操作手段の操作に応じて表示結果を導出する制御を行う導出制御手段(リール回転処理)と、
前記事前決定手段によって導出が許容された表示結果に関する情報を示唆する示唆手段(ボーナス確定演出やBB確定演出を実行する処理)とを備え、
前記事前決定手段によって導出が許容される表示結果には、遊技者にとって有利な有利状態(ボーナス)への制御を伴う複数種類の特別表示結果(BB,RB)、前記特別表示結果とともに導出が許容され得る特定表示結果(リプレイ,ベル,レア役)とが含まれ、
前記導出制御手段は、前記事前決定手段によって前記特別表示結果とともに前記特定表示結果の導出が許容されたときに、前記特別表示結果よりも前記特定表示結果を優先的に導出する制御を行い(ボーナスよりも再遊技役や小役が優先的に入賞)、
前記示唆手段は、一の遊技において前記事前決定手段によって複数種類の前記特別表示結果のうちのいずれかの導出が許容され、当該一の遊技の次の遊技以降(ボーナス当選を持ち越しているゲーム)において前記特定表示結果の導出が許容されたときに、導出が許容されている前記特別表示結果の種類を示唆する(BB確定演出を実行する)。
このような構成によれば、特定表示結果の導出が許容されたときに遊技者の注目を集め、遊技の興趣を向上させることができる。
(2) 上記(1)のスロットマシンにおいて、
前記示唆手段は、
前記事前決定手段によって複数種類の前記特別表示結果のうちのいずれかの導出が許容された遊技以降において複数種類の前記特別表示結果のうちのいずれかの導出が許容されたことを示唆する許容示唆手段(ボーナス確定演出を実行する処理)と、
前記許容示唆手段による示唆の後に、導出が許容されている前記特別表示結果の種類を示唆する種類示唆手段(BB確定演出を実行する処理)とを含む。
このような構成によれば、まず、複数種類の特別表示結果のうちのいずれかの導出が許容されたことが示唆され、その後、導出が許容されている特別表示結果の種類が示唆されるため、段階的に遊技の興趣を向上させることができる。
(3) 上記(2)のスロットマシンにおいて、
複数種類の前記特別表示結果のうちのいずれかの導出が許容されたことが前記許容示唆手段によって示唆される示唆領域(示唆領域51a)と、導出が許容されている前記特別表示結果の種類が前記種類示唆手段によって示唆される示唆領域(示唆領域51b)とは異なる。
このような構成によれば、複数種類の特別表示結果のうちのいずれかの導出が許容されたことが示唆される示唆領域と、導出が許容されている特別表示結果の種類が示唆される示唆領域とが異なるため、いずれの示唆が行われているのかを遊技者に認識させやすい。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれかのスロットマシンにおいて、
前記事前決定手段は、複数種類の前記特定表示結果のうちからいずれかの表示結果の導出を許容し、
前記示唆手段は、前記事前決定手段によって導出が許容された前記特定表示結果の種類に応じて異なる割合で、導出が許容されている前記特別表示結果の種類を示唆する(図19に示すBB確定演出抽選においてBB確定演出の実行有無が決定される)。
このような構成によれば、導出が許容された特定表示結果の種類に対して遊技者に注目させることができる。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれかのスロットマシンにおいて、
前記示唆手段は、複数種類の前記特別表示結果のうちのいずれかの導出が許容されたことを示唆しつつ、導出が許容されている前記特別表示結果の種類を示唆する(図20(c)に示す演出内容)。
このような構成によれば、複数種類の特別表示結果のうちのいずれかの導出が許容されたことが示唆されつつ、導出が許容されている特別表示結果の種類が示唆されるため、遊技の興趣を向上させることができる。
本発明が適用された実施形態のスロットマシンの正面図である。 リールの図柄配列を示す図である。 スロットマシンの内部構造を示す斜視図である。 スロットマシンの構成を示すブロック図である。 小役の種類、小役の図柄組合せ、および小役に関連する技術事項について説明するための図である。 再遊技役の種類、再遊技役の図柄組合せ、および再遊技役に関連する技術事項について説明するための図である。 移行出目の図柄組合せ、および移行出目に関連する技術事項について説明するための図である。 遊技状態の遷移を説明するための図である。 遊技状態の概要を示す図である。 遊技状態ごとに抽選対象役として読み出される抽選対象役の組合せについて説明するための図である。 遊技状態ごとに抽選対象役として読み出される抽選対象役の組合せについて説明するための図である。 遊技状態ごとに抽選対象役として読み出される抽選対象役の組合せについて説明するための図である。 抽選対象役により入賞が許容される役の組合せについて説明するための図である。 抽選対象役により入賞が許容される役の組合せについて説明するための図である。 押し順リプ当選時のリール制御を説明するための図である。 押し順ベル当選時のリール制御を説明するための図である。 ゲーム処理を説明するためのフローチャートである。 ボーナス確定演出抽選を説明するための図である。 BB確定演出抽選を説明するための図である。 各種演出を説明するための図である。
本発明に係るスロットマシンを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。図1および図3に示すように、スロットマシン1は、前面扉1bに液晶表示器51が設けられ、透視窓3を介して筐体1a内部に並設されているリール2L,2C,2Rが視認可能となる。図2に示すように、各リールには、各々が識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で配列されている。図1および図4に示すように、前面扉1bには、操作手段の一例として、遊技者所有の遊技用価値(メダル数)として記憶されているクレジットの範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数の賭数を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ6、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リールの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L,8C,8Rなどが設けられている。
図4に示すように、スロットマシン1の内部には、遊技の進行を制御するとともに遊技の進行に応じて各種コマンドを出力する遊技制御基板40、およびコマンドに応じて所定の演出を制御する演出制御基板91などが設けられている。遊技制御基板40は、遊技の進行に関する処理を行うとともに、遊技制御基板40に搭載あるいは接続された構成を制御するメイン制御部41を備える。演出制御基板91は、遊技制御基板40から送信されるコマンドを受けて演出を行う処理を行うとともに、演出制御基板90に搭載あるいは接続された構成を制御するサブ制御部91を備える。
図5および図6に示すように、スロットマシン1においては、複数種類の入賞役が設けられており、それぞれの入賞役には導出されることで入賞が発生する図柄組合せが定められている。たとえば、特別役(ボーナス)としてはBBおよびRBが設けられている。ボーナス中においては、非ボーナス中よりも小役の当選確率が高まる。たとえば、ボーナス中においては、中段ベルが極めて高い確率で当選するように定められているため、操作タイミングおよび操作手順にかかわらず極めて高い確率で中段ベルが入賞する。よって、ボーナスは、純増枚数を効率的に増加させることができるため、遊技者にとって有利な状態となる。RBは、ボーナス中にいずれかの役に8回入賞したとき、または12ゲーム消化したときに終了するため、最大でも64枚のメダルが払い出される。これに対して、BBは、ボーナス中に払い出されたメダル枚数が351枚以上となったときに終了する。よって、BB中は、RB中よりも純増枚数が増えるため、遊技者にとっての有利度合いが高い。なお、図7に示す移行出目は、図16に示す押し順ベルに当選したゲームで入賞を取りこぼしたときに導出される出目である。
図8に示すように、RT0〜RT4、およびボーナスといった複数種類の遊技状態が設けられており、当選結果や入賞結果に応じて移行先の遊技状態が異なる。たとえば、RT0〜RT3のいずれかでボーナス(BB,RB)に当選したときには遊技状態がRT4に遷移する。RT4では、ボーナスの当選が持ち越され、当該ボーナスに入賞したときに遊技状態がボーナスに遷移する。図9に示すように、RT4中は、ほとんどの遊技が行われるRT1中よりも再遊技役の当選確率が高くなる。
図10〜図12に示すように、遊技状態ごとに読み出される抽選対象役(以下、当選役ともいう)が定められており、それぞれの役に対して当選確率に関わる判定値数が定められている。たとえば、RT4においては、レア役(スイカやチェリーの総称)よりもベル(ベルや押し順ベルの総称)の方が当選確率が高く、ベルよりもリプレイ(この場合、ベルリプレイ)の方が当選確率が高い。
図13および図14に示すように、各抽選対象役には、複数の入賞役が含まれており、それらが同時に当選し得る。たとえば、BBおよびRBのそれぞれは、リプレイ、ベル、およびレア役のいずれとも同時当選し得る。リプレイ、ベル、およびレア役のように、単独当選する一方で、BBやRBと同時当選可能な役を同時当選役ともいう。図11および図14に示すように、リプレイよりもベルの方がボーナスと同時当選する確率が高く、ベルよりもレア役の方がボーナスと同時当選する確率が高い。すなわち、レア役に当選したときには最もボーナス当選に対する期待度が高く、リプレイに当選したときには最もボーナス当選に対する期待度が低い。なお、BBおよびRBは、それぞれ単独当選してもよい。
図15および図16に示すように、押し順ベル(左ベル、中ベル、右ベル)や押し順リプ(リプレイGR)に当選したときには、ストップスイッチの操作手順に応じて異なる役が入賞するようにリール制御が行われる。また、同時当選役がボーナスと同時当選しているときには、ボーナスに対応する図柄よりも同時当選役に対応する図柄を優先的に入賞ラインLN上に引き込むリール制御が行われる。すなわち、同時当選役がボーナスと同時当選しているときには、ボーナスよりも同時当選役が優先的に入賞する。
図17を参照しながら、メイン制御部41が実行するゲーム処理について説明する。まず、メイン制御部41は、賭数設定やクレジット精算・賭数精算するためのBET処理を行う(S1)。メイン制御部41は、賭数設定後、スタートスイッチ7が操作されると、乱数回路によって更新された所定の数値範囲(0〜65535)から一の乱数値を抽出し、抽出した乱数値に基づいて入賞の発生を許容するか否かを決定(内部抽選)するための内部抽選処理(図10〜図12参照)を行う(S2)。内部抽選において抽選対象役に当選したときには、抽選対象役に含まれる入賞役の当選フラグがRAMに設定される。なお、BBやRBの当選フラグは、当選したBBやRBに入賞するまで持ち越される。
メイン制御部41は、内部抽選処理の後、リール回転処理を行う(S3)。リール回転処理では、前回ゲームのリール回転開始から所定時間(たとえば、4.1秒)経過していることを条件にリールの回転が開始され、その後、ストップスイッチの操作に応じてリールが停止される(図15、図16参照)。メイン制御部41は、リールが停止してリール回転処理が終了すると、入賞ラインLN上の図柄組合せに基づいて入賞などが発生したか否かを判定する入賞判定処理(図5〜図7参照)を行う(S4)。さらに、メイン制御部41は、入賞ライン上の図柄組合せに応じて、遊技状態を遷移させる(図8参照)。
メイン制御部41は、入賞判定処理の後、払出処理を行う(S5)。払出処理では、入賞の発生に応じてメダルの払い出しまたはクレジット加算や、入賞に関わらない各種の処理(たとえば、ボーナスの終了制御に関する処理や、持ち越しのない当選フラグ(小役・再遊技役などの当選フラグ)の消去など)が行われる。また、BBおよびRBのいずれかに入賞したと判定されたときには、入賞したボーナスの当選フラグが消去される。その後、メイン制御部41は、ゲーム終了時処理を実行し、次のゲームに備えて遊技状態を設定する処理を行う(S6)。これにより、1ゲーム分のゲーム処理が終了し、次の1ゲーム分のゲーム処理が開始する(図8、図9参照)。
[ボーナス確定演出抽選]
本実施の形態においては、BBおよびRBのいずれかに当選したことを示唆するボーナス確定演出が実行される。たとえば、図20(a)に示すように、ボーナス確定演出が実行されたときには、液晶表示器51の表示領域51aに「確定!!」の文字画像が表示される。なお、ボーナス確定演出は、ボーナス当選を確定的に示唆(報知)するものに限らず、ボーナス当選を遊技者に思わせるように示唆するものであってもよい。
ボーナス確定演出は、メイン制御部41によって実行されるボーナス確定演出抽選で当選したときに、メイン制御部41からのコマンドに基づいてサブ制御部91によって実行される。具体的には、図18に示すように、ボーナス確定演出抽選はRT0〜RT4のいずれかで同時当選役に当選したときに実行される。
ボーナス確定演出抽選においては、当選した同時当選役の種類に応じて異なる当選確率が割り当てられている。たとえば、RT0〜RT4のいずれにおいても、リプレイ当選時よりもベル当選時の方がボーナス確定演出の実行確率が高く、ベル当選時よりもレア役当選時の方がボーナス確定演出の実行確率が高い。このように、同時当選役のうち、ボーナス当選に対する期待度が高い役(たとえば、レア役)に当選したときにはボーナス確定演出が実行され易くなっている。また、ボーナス確定演出抽選においては、RT4における同時当選役の当選回数に応じて異なる当選確率が割り当てられている。たとえば、RT4においては、リプレイ、ベル、レア役のいずれに当選したときでも、当選回数が多いほどボーナス確定演出の実行確率が高い。このように、いずれの同時当選役であっても、RT4中の当選回数が多いほどボーナス確定演出が実行され易くなっている。
[BB確定演出抽選]
本実施の形態においては、BBに当選したことを示唆するBB確定演出が実行される。たとえば、図20(b)に示すように、BB確定演出が実行されたときには、液晶表示器51の表示領域51bに「BB!!」の文字画像が表示される。なお、BB確定演出は、BB当選を確定的に示唆(報知)するものに限らず、BB当選を遊技者に思わせるように示唆するものであってもよい。
BB確定演出は、メイン制御部41によって実行されるBB確定演出抽選で当選したときに、メイン制御部41からのコマンドに基づいてサブ制御部91によって実行される。具体的には、図19に示すように、BB確定演出抽選はRT0〜RT4のいずれかで同時当選役に当選したときに実行される。
BB確定演出抽選においては、当選した同時当選役の種類に応じて異なる当選確率が割り当てられている。たとえば、RT0〜RT4のいずれにおいても、リプレイ当選時よりもベル当選時の方がBB確定演出の実行確率が高く、ベル当選時よりもレア役当選時の方がBB確定演出の実行確率が高い。このように、同時当選役のうち、BB当選に対する期待度が高い役(たとえば、レア役)に当選したときにはBB確定演出が実行され易くなっている。また、BB確定演出抽選においては、RT4における同時当選役の当選回数に応じて異なる当選確率が割り当てられている。たとえば、RT4においては、リプレイ、ベル、レア役のいずれに当選したときでも、当選回数が多いほどBB確定演出の実行確率が高い。このように、いずれの同時当選役であっても、RT4中の当選回数が多いほどBB確定演出が実行され易くなっている。
なお、BB確定演出が実行されることによってBB当選が遊技者に示唆されるため、BB確定演出の実行後においてはボーナス確定演出は実行されない。一方、ボーナス確定演出が実行されても、未だRBよりも有利度合いの高いBBに当選している可能性が残っているため、ボーナス確定演出の実行後においてはBB確定演出が実行され得る。
以上のように、RT0〜RT3のいずれかで同時当選役とともにボーナスに当選したときには、当選したゲーム内、あるいはそれ以降のRT4中にボーナス確定演出が実行され得る。ボーナス確定演出が実行されることによって、BBおよびRBのいずれかに当選したことを遊技者に示唆することができる。また、RT0〜RT3のいずれかで同時当選役とともにBBに当選したときには、当選したゲーム内、あるいはそれ以降のRT4中にBB確定演出が実行され得る。BB確定演出が実行されることによって、BBに当選したことを遊技者に示唆することができる。さらに、ボーナス確定演出が実行された後にBB確定演出が実行されることもある。この場合、まず、ボーナス確定演出が実行されることによってボーナス当選に対する喜びを遊技者に享受させるとともに、さらにBB当選に対する期待感を遊技者に享受させることができる。そして、その後、BB確定演出が実行されることによって、BB当選に対する喜びを遊技者に享受させることができる。
このように、BBおよびRBのいずれかに当選したゲーム以降において同時当選役に当選したときには、BB確定演出が実行されることによって当選しているボーナスの種類が示唆されるため、ボーナスよりも優先的に入賞する同時当選役が入賞したときに遊技者の注目を集め、遊技の興趣を向上させることができる。
また、まず、BBおよびRBのいずれかに当選したゲーム以降において、ボーナス確定演出が実行されることによってBBおよびRBのいずれかに当選したことが示唆され、その後、BB確定演出が実行されることによって当選しているボーナスの種類が示唆されるため、段階的に遊技の興趣を向上させることができる。
また、図20(a)および図20(b)に示すように、ボーナス確定演出が実行される表示領域51aと、BB確定演出が実行される表示領域51bとは、異なる位置に設けられているため、単にボーナス当選が示唆されているのか、あるいはBB当選が示唆されているのかを遊技者に認識させやすい。
また、当選した同時当選役の種類に応じて異なる割合で、ボーナス確定演出やBB確定演出が実行されるため、当選した同時当選役(ボーナスに優先して入賞した同時当選役とも言える)の種類に対して遊技者に注目させることができる。
さらに、レア役は、ベルやリプレイよりも内部抽選でボーナスと同時当選する確率が高く、レア役当選時は、ベル当選時やリプレイ当選時よりもBB確定演出が実行され易い。このため、BB当選を持ち越しているRT4で未だボーナス確定演出が実行されていない場合にレア役に当選したときには、BB確定演出が高い確率で実行されることによってあたかも当該レア役当選によってBB当選したかのように遊技者に思わせることができ、遊技の興趣を向上させることができる。一方、BB当選を持ち越しているRT4ですでにボーナス確定演出が実行されている場合にレア役に当選したときには、すでにボーナス当選が確定しているにも関わらずボーナスと同時当選する確率が高いレア役に当選したことに対して残念に感じる遊技者がいるかもしれない。しかし、レア役当選時にBB確定演出が高い確率で実行されることによって、当選報知されているボーナスがRBではなくBBであることを遊技者に示唆することができ、遊技者が抱いた残念感を少しでも払拭することができる。
[変形例]
以上、本発明における主な実施の形態を説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。
[ボーナス確定演出およびBB確定演出について]
本実施の形態においては、メイン制御部41がボーナス確定演出抽選やBB確定演出抽選を実行していたが、サブ制御部91がボーナス確定演出抽選やBB確定演出抽選を実行してもよい。また、サブ制御部91がボーナス確定演出やBB確定演出を実行するものに限らず、メイン制御部41がボーナス確定演出やBB確定演出を実行してもよい。たとえば、遊技補助表示器12を用いてボーナス確定やBB確定演出が実行されてもよい。
また、ボーナス確定演出やBB確定演出は、RT0〜RT3においてボーナス当選したゲーム内でのみ実行可能であってもよいし、ボーナス当選を持ち越しているRT4においてのみ実行可能であってもよい。また、ボーナス確定演出やBB確定演出は、ボーナス当選を持ち越しているRT4において、リプレイなどの同時当選役が連続(2連続や3連続など)して当選したときにのみ実行可能であってもよい。また、ボーナス確定演出やBB確定演出は、ボーナス当選を持ち越しているRT4において、ベルやレア役に当選したときには実行不可能であるのに対して、リプレイに当選したときには実行可能であってもよい。さらに、BB確定演出は、ボーナス確定演出が実行されたゲーム以降のゲーム内でのみ実行可能であってもよい。
また、BB確定演出に限らず、RBに当選したことを示唆するRB確定演出が実行されてもよい。この場合、RBに当選しているときに特典が付与されているようにすれば、RB確定演出が実行されることによって、BB当選を逃した代わりに特典が付与されていることに対して遊技者に期待させることができる。なお、特典としては、たとえば、AT(押し順ベルや押し順リプに当選したときに遊技者にとって有利となる操作手順が報知される期間(アシストタイム))に制御される権利となるナビストックやATゲーム数、あるいはナビストックやATゲーム数の付与確率が高まるCZ(チャンスゾーン)に制御される権利となるCZゲーム数、あるいはプレミア演出の実行権利などが挙げられる。
また、BBやRBに限らず、全ての小役が常に当選するCB(チャレンジボーナス)状態への移行を伴うCBに当選したことを示唆するCB確定演出が実行されるものであってもよい。
[ボーナス確定演出およびBB確定演出の演出内容について]
本実施の形態においては、ボーナス確定演出が液晶表示器51における表示領域51aで実行され、BB確定演出が液晶表示器51における表示領域51bで実行されるといったように、ボーナス確定演出とBB確定演出とで同じ手段(液晶表示器51)を用いるが、演出が行われる領域は異なるものであった。しかし、これに限らず、ボーナス確定演出とBB確定演出とで同じ手段を用い、かつ演出が行われる領域も同じであってもよい。また、ボーナス確定演出とBB確定演出とで少なくとも一部で異なる手段を用いてもよい。たとえば、ボーナス確定演出はスピーカ53,54を用いて演出が行わるのに対して、BB確定演出は液晶表示器51を用いて演出が行われてもよい。あるいは、ボーナス確定演出はスピーカ53,54を用いて演出が行わるのに対して、BB確定演出はスピーカ53,54とともに液晶表示器51を用いて演出が行われてもよい。
また、ボーナス確定演出とBB確定演出とで演出内容が異なっていたが、演出内容が同じであってもよい。たとえば、ボーナス確定演出においては、表示領域51aに「確定!!」の文字画像が表示されるのに対して、BB確定演出においては、表示領域51bに同じく「確定!!」の文字画像が表示されてもよい。たとえば、ボーナス確定演出においては、スロットマシン1の中央に設けられたLEDが点灯するのに対して、BB確定演出においては、スロットマシン1の左右に設けられたLEDが点灯してもよい。
また、ボーナス確定演出と、BB確定演出とが、同時並行で進行するようにしてもよい。たとえば、図20(c)に示すように、液晶表示器51の表示領域51cに、RBおよびBBのうちの当選しているボーナスの種類を示唆するゲージ画像が表示されるとともに、液晶表示器51にボーナス当選を期待させる画像が表示されてもよい。具体的に、図20(c−1)に示すように、BB当選時には、ボーナス当選を期待させる画像として「チャンス?」の文字画像が表示される。このとき、ゲージ画像においては変化がない。その後、図20(c−2)に示すように、RT4において1回目のリプレイに当選したときには、ボーナス当選をより期待させる画像として「チャンス!」の文字画像が表示され、ゲージ画像においてはRBからBBに向けてゲージが貯まる旨の画像が表示される。そして、図20(c−3)に示すように、RT4において3回目のリプレイに当選したときには、ボーナス当選をさらに期待させる画像として「熱!!」の文字画像が表示され、ゲージ画像においてはRBからBBに向けてさらにゲージが貯まる旨の画像が表示される。そして、図20(c−4)に示すように、RT4において5回目のリプレイに当選したときには、BB当選を確定的に報知する画像として「BB!!」の文字画像が表示され、ゲージ画像においてはゲージがBBに到達する旨の画像が表示される。
以上のように、RT4中にボーナス当選を持ち越している状態において、リプレイに当選するにつれて段階的にボーナス当選に対して遊技者に期待させつつ、さらに、BB当選に対しても段階的に遊技者に期待させてもよい。このようにすれば、BBおよびRBのいずれかに当選したことが示唆されつつ、表示領域51cのゲージ画像によって当選しているボーナスの種類が示唆されるため、遊技の興趣を向上させることができる。
[有利な状態について]
本実施の形態においては、有利な状態として、小役の当選確率が所定状態であるときよりも高確率となるBBやRBを例示したが、遊技者にとって有利な状態であればこれに限るものではない。
有利な状態としては、たとえば、リプレイの当選確率が高確率となるリプレイタイム(RT)、前述したATやCBなどであってもよい。また、これらの有利な状態に制御される確率が高確率となる状態(前述のCZなど)であってもよい。また、通信回線網上で特典を得るための条件や、プレミアム感のある演出を実行する条件の成立確率が高確率となる状態など、遊技者にとって間接的に有利な特典や、遊技の興趣を向上させる状態などであってもよい。また、有利な状態への移行を許容するか否かを決定する許容決定手段は、内部抽選処理に限らず、入賞役とは無関係に決定する手段であってもよい。
また、有利な状態とは、たとえば、特典を付与するか否かを決定する特典付与抽選において、「特典が付与される確率」、および「特典が付与されることが決定されたときに付与される特典の価値(または特典量の期待値)」のうちの少なくとも一方が、通常の状態(有利な状態とは異なる状態)よりも高い状態としてもよい。また、有利な状態とは、特典付与抽選の実行契機の数が、当該通常の状態よりも多いものとしてもよい。また、有利な状態とは、特典を付与させるために消化することが必要な消化必要ゲーム数が、通常の状態よりも少なくなる状態としてもよい。
[設定変更状態および設定確認状態について]
また、設定値に応じてメダルの払出率が変わるものであってもよい。たとえば、設定値は1〜6の6段階からなり、6が最も払出率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど払出率が低くなるようにしてもよい。設定値を変更するためには、スロットマシン1の内部に設けられた操作部(図示せず)を管理者が操作し、設定値を変更可能な設定変更状態に移行させればよい。設定値を確認するためには、管理者が所定の操作をして、設定値を確認可能な設定確認状態に移行させればよい。設定変更状態に関して、「電源ON」+「設定キースイッチON」+「前面扉開放検出」を条件として、設定変更状態に移行させるようにしてもよい。これにより、前面扉が開放されていない状態での不正な設定変更を防ぐことができる。また、一旦設定変更状態に移行された後は、設定変更状態を終了させる終了条件(設定値確定後に設定キースイッチがOFF操作)が成立するまで前面扉の開閉状態に関わらず設定変更状態を維持するようにしてもよい。これにより、設定変更状態中に前面扉が閉まっても設定変更状態を終了させないため、再度設定変更状態へ移行させる手間を生じさせてしまうことを防ぐことができる。
また、設定確認状態に関して、「設定キースイッチON」+「前面扉開放検出」を条件として、設定確認状態に移行させるようにしてもよい。これにより、前面扉が開放されていない状態での不正な設定確認を防ぐことができる。また、一旦設定確認状態に移行された後は、設定確認状態を終了させる終了条件(設定キースイッチがOFF操作)が成立するまで前面扉の開閉状態に関わらず設定確認状態を維持するようにしてもよい。これにより、設定確認状態中に前面扉が閉まっても設定確認状態を終了させないため、再度設定確認状態へ移行させる手間を生じさせてしまうことを防ぐことができる。
[スロットマシンの変形例について]
上記実施形態として、入賞の発生に応じて遊技媒体を遊技者の手元に払い出すスロットマシンを説明したが、遊技媒体が封入され、入賞の発生に応じて遊技媒体を遊技者の手元に払い出すことなく遊技点(得点)を加算する封入式のスロットマシンを採用してもよい。基盤とドラムとが流通可能で、筺体が共通なもので基盤のみあるいは基盤とドラムとを遊技機と称する。また、遊技玉を発射して遊技を行うことが可能な遊技領域を備え、遊技領域に設けられた所定領域を遊技玉が通過することに応じて賭数の設定が可能となるスロットマシンであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 スロットマシン、2L,2C,2R リール、8L,8C,8R ストップスイッチ、40 遊技制御基板、41 メイン制御部、51 液晶表示器、90 演出制御基板、91 サブ制御部。

Claims (1)

  1. 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、
    前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
    遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段と、
    導出を許容する表示結果を決定する事前決定手段と、
    前記事前決定手段によって導出が許容された表示結果および前記導出操作手段の操作に応じて表示結果を導出する制御を行う導出制御手段と、
    前記事前決定手段によって導出が許容された表示結果に関する情報を示唆する示唆手段とを備え、
    前記事前決定手段によって導出が許容される表示結果には、遊技者にとって有利な有利状態への制御を伴う複数種類の特別表示結果と、前記特別表示結果とともに導出が許容され得る特定表示結果とが含まれ、
    前記導出制御手段は、前記事前決定手段によって前記特別表示結果とともに前記特定表示結果の導出が許容されたときに、前記特別表示結果よりも前記特定表示結果を優先的に導出する制御を行い、
    前記示唆手段は、一の遊技において前記事前決定手段によって複数種類の前記特別表示結果のうちのいずれかの導出が許容され、当該一の遊技の次の遊技以降において前記特定表示結果の導出が許容されたときに、導出が許容されている前記特別表示結果の種類を示唆する、スロットマシン。
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