JP6731231B2 - 自動充填方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液体や粉粒体等の充填物を容器に自動充填するための充填方法であって、特に、重量計測器に容器が置かれたことを自動検出して充填を開始する自動充填方法に関する。
従来、瓶、ペットボトル、袋等の各種容器に、たれ、ソース等の液体や塩、胡椒等の粉粒体を充填する場合、液体等が充填される容器を所定の位置に自動供給し、所定量の液体が充填されたら当該容器を自動で送り出す自動充填装置が知られており、飲料や調味料等の製造現場において広く導入されている。このような自動充填装置によると、所定量の液体等が充填された商品が人手を要することなく大量に生産可能であるが、装置自体が非常に高価であるため、小ロット生産を行う現場への導入は困難である。
そこで、液体等を充填した商品の小ロット生産を行う現場では、重量計測器上の所定の位置に人手によって容器を置き、液体等の充填手段の開始操作によって充填作業を開始、所定重量になった時点で充填手段が停止して充填作業が終了するという方法が最も低コストで一般的である。しかし、手間が掛かる上に充填サイクルが長く、生産性が非常に低い。従って、当該方法に係る充填開始操作を自動化するため、重量計測器上の所定の位置に容器が置かれたことをセンサで検出することによって液体等の充填手段を自動で作動させる方法が一部で採用されている。
また、各種容器に液状物を自動で定量充填するための他の充填方法も開示されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示された容器への液充填方法は、重量計測用秤量器、及び当該秤量器上の定位置に載置された容器に対する液充填手段を備えた充填装置に於いて、重量計測用秤量器上の定位置に空容器を載置した状態で前記重量計測用秤量器の重量計測値をゼロリセットし、この後、充填開始操作により前記液充填手段を作動させて、前記容器内に液状物を充填し、前記重量計測用秤量器の重量計測値が目標充填重量値になったとき充填を終了し、この後の同一容器に対する充填作業に際しては、重量計測用秤量器上の定位置に空容器を載置した状態で前記重量計測用秤量器の重量計測値がゼロ又はゼロを基準として設定された許容範囲内にあるときに充填を自動開始することを特徴とする。当該方法によって、作業者の手間が少なくなると共に、容器セットから充填開始までの時間短縮が図られ、充填のサイクルタイムを短くして充填コストの低減が図られている。
特開2002−37389号
上記の通り、液体等を充填した商品の小ロット生産を行う現場では、高額な自動充填装置を導入することは困難なため、容器をセットした状態で充填開始操作を人手で行う方法が低コストで一般的ではあるが、手間が掛かる上に充填サイクルが長く、生産性が非常に低い。また、センサで容器を検出することによって充填作業を自動開始する方法も一部で採用されているが、センサ自体が高価であると共に、センサの調整作業が煩雑である。更に、センサによる誤検出によって、容器が所定位置にセットされていない状態で充填が開始されてしまうといったトラブルも発生する。
また、特許文献1に開示された容器への充填方法によると、作業者の手間が少なくなり、充填のサイクルタイムの短縮化が図られるものと思料するが、初回の充填作業開始時には手動による充填開始操作が必須となる。
更に、ゼロリセット(=風袋引き)をした上で「重量計測値がゼロ又はゼロを基準として設定された許容範囲内にあるときに充填を自動開始する」ため、充填量の設定(充填作業終了設定値)は液状物の実質重量のみでの設定しかできず、容器重量に液状物の充填量を足した製品総重量での設定ができない。
また更に、特許文献1の充填方法では「継ぎ足し充填」も不可能となる。すなわち、容器に所定量の充填物が入れられた状態で、別の充填物を継ぎ足し充填して最終製品とする場合、初回の継ぎ足し時にゼロリセットを行って継ぎ足し充填作業を開始すると、最初に容器に充填されている充填物の充填量にバラツキがあるときには、許容範囲を超えて自動充填が開始しない、或いは許容範囲を広く設定することによって充填作業は開始しても、継ぎ足される充填物の充填量は一定のため、最終製品の総重量にバラツキが生じることとなる。
そこで本願発明者らは、上記の問題点に鑑み、作業者の負担を軽減し、低コストで充填サイクルの短縮化が図られた各種充填物の自動充填方法を提供するべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に至ったのである。
即ち、本発明は、重量計測器上に容器が置かれたことを自動で検出して充填手段により該容器に充填物を充填する自動充填方法であって、所定時間毎に前記重量計測器による重量測定値を取得し、該重量測定値の変化が一定時間、所定重量以下のとき、該重量測定値を安定値として記憶する安定値記憶ステップと、最新の前記安定値と直前の前記安定値とを比較する安定値比較ステップと、前記最新の安定値が前記直前の安定値より所定重量以上増加しているときに前記重量計測器上に容器が置かれたと判断する容器検出ステップと、前記容器が検出されたとき、前記充填手段を作動させて前記容器に前記充填物を充填開始する充填開始ステップと、前記容器への前記充填物の充填量が目標充填量に達したとき、前記充填手段を停止して充填を終了する充填終了ステップと、を備えることを特徴とする。
また、本発明の自動充填方法において、更に、充填終了後、最新の前記安定値と、直前の充填開始時の前記安定値とを比較するステップと、前記直前の充填開始時の安定値と前記最新の安定値との差が設定重量の範囲内のとき、前記重量計測器上に新たな容器が置かれたと判断する容器再検出ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の自動充填方法において、更に、前記重量計測器上に容器が置かれたと判断したとき、重量測定値をゼロリセットする風袋引きステップを含むことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の自動充填方法によると、重量計測器上に容器が置かれたことを検出すれば直ちに充填物の充填作業が開始されるため、作業者は重量計測器上に容器を載置するのみでよく、作業者の負担が大幅に軽減され、充填サイクルの短縮化も図られる。
また、最新の安定値と直前の安定値との比較によって重量計測器上に容器が置かれたか否かを判断しているため、重量計測器に手が触れたり、重量計測器上を清掃したりして重量測定値が変動しているときは容器が置かれたと判断することはなく、充填手段の誤作動を防止することができる。
また、センサを用いずとも容器検出が可能であるため、高価なセンサが不要になると共に、センサの設置作業および調整作業も不要となり、低コストで簡便な自動充填方法を提供することができる。
また、本発明の請求項2に記載の自動充填方法によると、重量計測器上の容器を素早く置き換えた際、新しい容器が置かれたことを直ちに検出して充填物の充填作業を自動で開始することができ、請求項1に記載の自動充填方法によって容器が検出できなかった場合でも確実に容器への充填作業を行うことができると共に、充填サイクルの短縮化も図られる。
また、本発明の請求項3に記載の自動充填方法によると、重量計測器上に容器が置かれたことを検出した段階でゼロリセット(風袋引き)されるため、より正確な充填物の充填が可能となる。
本発明の自動充填方法を実現し得る自動充填装置のシステム構成の一例を示す概略ブロック図である。 重量計測器に容器を置いた際の重量測定値の時間的変化を示した説明図である。 本発明の自動充填方法の第1実施形態を示す概略フロー図である。 本発明の自動充填方法の第2実施形態を示す概略フロー図である。 本発明の自動充填方法による重量測定値の時間的変化を示した説明図である。 本発明の自動充填方法による重量測定値の時間的変化を示した説明図である。
以下、本発明の自動充填方法の一実施形態について詳述する。本発明は、たれ、ソース等の液体や塩、胡椒等の粉粒体といった各種充填物を、瓶、ペットボトル、袋等の各種容器に自動で充填する方法であって、特に、重量計測器上に各種容器が置かれたことを自動検出することによって、充填手段による各種充填物の充填を自動で行うことを特徴とする。
まず、本発明の自動充填方法を実施し得る自動充填装置のシステム構成の一例を図1に示す。同図に示すように、本発明に係る自動充填装置1は、重量計測器2、充填制御装置3および充填手段4から主に構成されている。
重量計測器2は、電子天秤等の一般的な計測器であって、本発明の自動充填方法においては、この重量計測器2上に各種容器が置かれたことを自動で検出することによって充填物の自動充填を行う。なお、容器の検出方法については後述する。
充填制御装置3は、主に入力部5、演算部6、記憶部7、出力部8、設定入力部9および表示部10から構成されている。入力部5には重量計測器2によって計測される重量測定値が入力され、演算部6へ送られる。演算部6では、入力された重量測定値から「安定値」であるか否かの演算を行い、この安定値が変化したか否かによって重量計測器2上に容器が置かれたか否かの判断を行う。そして、判断結果を基に充填手段4の作動信号を出力部8へ送出する。
ここで、本発明に係る「安定値」とは、所定時間毎に重量計測器2による重量測定値を取得し、当該重量測定値の変化が一定時間、所定重量以下のときの当該重量測定値を意味する。詳細については、後述する本発明の自動充填方法の実施形態および当該実施形態に係る容器検出方法において説明する。
また、充填作業開始後は、充填物の充填量を重量計測器2および入力部5を介して取得し、設定入力部9で設定された目標充填量に達した時点で充填手段4の停止信号を出力部8へ送出する。記憶部7には、演算部6によって安定値と判断された重量測定値が一時的に記憶されており、新たな安定値が取得された際に、演算部6によって新たな安定値と記憶部7に記憶されていた直前の安定値とが比較されると共に、記憶部7に新たな安定値が記憶される。出力部8は、演算部6からの演算結果に基づいて充填手段4の作動・停止信号を充填手段4へ出力する。なお、表示部10には各種設定値や重量計測器2から取得された重量測定値等が表示される。
充填手段4は、充填物を重量計測器2上に置かれた容器に充填するための各種機器で構成され、例えば充填物が液体の場合、液体を容器へ送出するチューブポンプや当該ポンプの作動を制御するモータドライバ等で構成される。また、充填物が粉粒体の場合にはスクリューフィーダや振動フィーダ等が選択される。すなわち、充填手段4は充填物の種類によって適宜選択され、特に限定されるものではない。
次に、本発明の自動充填方法の第1実施形態について、図1に示したシステム構成例を参照しつつ説明する。本実施形態の自動充填方法は、安定値記憶ステップと、安定値比較ステップと、容器検出ステップと、充填開始ステップと、充填終了ステップとを含んで構成されていることを特徴とする。
まず、安定値記憶ステップでは、所定時間(PT)毎に重量計測器2による重量測定値(WP)を取得し、当該重量測定値WPの変化が一定時間(CT)、所定重量(Δw)以下のときに当該重量測定値WPを安定値(WCn)として記憶する。ここで、図2は、重量計測器2上に重量210gの容器(瓶)を計10回置いた際の重量測定値WPの時間的変化を示した説明図である。重量計測器2上に容器が置かれていない場合の重量測定値WPは原則0.0gであるが、例えば、重量計測器2による重量測定値WP=0.0gを所定時間PT=0.1秒毎に取得し、重量測定値WP=0.0gの変化が一定時間CT=0.2秒間、所定重量Δw=±0.1g以下のとき、この重量測定値WP=0.0gを安定値WCn=0.0gとして記憶する。この安定値WCnの記憶作業は繰り返し行われており、安定値WCnを記憶後、更に重量測定値WPが一定時間、所定重量以下のときは当該重量測定値WPを新たな安定値WCnとして記憶し、直前に記憶されていた安定値WCnは直前の安定値WCn-1として容器が置かれたか否かの判断に利用される。なお、所定時間PT、一定時間CT、所定重量Δwは何れも上記の数値(設定値)に限定されるものではなく、作業者によって適宜設定可能である。
重量計測器2上に重量210gの容器が置かれると、図2に示すように重量測定値WPは所定時間PT=0.1秒毎に変動し、容器の置き方によって若干の違いはあるが、概ね1秒程度で重量測定値WP=210gとなる。そして、重量測定値WP=210gの変化が一定時間CT=0.2秒間、所定重量Δw=±0.1g以下のとき、この重量測定値WP=210gを新たな安定値WCn=210gとして記憶する。
以上の安定値記憶ステップにおいて安定値WCnが記憶されると、続く安定値比較ステップにおいて、最新の安定値WCnと直前の安定値WCn-1とを比較する。つまり、安定値WCnが一旦記憶され、その後新たな安定値WCnが取得されることによって先に記憶された安定値WCnが直前の安定値WCn-1となり、最新の安定値WCnと直前の安定値WCn-1との比較が可能となる。
そして、上記安定値比較ステップにおいて、最新の安定値WCnが直前の安定値WCn-1より所定重量(wp)以上増加していた場合、すなわち[最新の安定値WCn]−[直前の安定値WCn-1]≧所定重量wpのとき、容器検出ステップにおいて重量計測器2上に容器が置かれたと判断される。
例えば、所定重量wp=5gに設定した場合、図2において、重量計測器2上に容器が置かれる直前までは重量測定値WP=0.0gであり、重量測定値WPが増加する直前の安定値WCnと、その直前の安定値WCn-1は何れも0.0gである。従って、[最新の安定値WCn]−[直前の安定値WCn-1]<5gであり、容器が置かれたとは判断されない。一方、重量計測器2上に容器が置かれると重量測定値WPが増加し、重量測定値WP=210gの状態で一定時間CT=0.2秒間、所定重量Δw=0.1g以下のときに重量測定値WP=210gが新たな安定値WCnとして記憶される。そして、直前の安定値WCn-1=0.0gと比較され、[最新の安定値WCn]−[直前の安定値WCn-1]≧5gとなるので重量計測器2上に容器が置かれたと判断される。なお、所定重量wpの設定値には、充填手段4から重量計測器2上への少量の液だれがあっても反応せず、実際に容器が置かれたときに反応するような適当な値が適宜選択され、特に限定されるものではない。
以上の安定値記憶ステップ、安定値比較ステップおよび容器検出ステップを含む容器検出方法によって重量計測器2上に容器が置かれたことを検出すると、充填開始ステップにおいて充填手段4を作動させて容器に充填物の充填を開始する。
最後に、容器への充填物の充填量が目標充填量Lに達したとき、充填手段4を停止して充填を終了する(=充填終了ステップ)。
以上のステップを繰り返し実施することによって、重量計測器2上へ容器が置かれたことを自動で検出し、充填物の充填作業を自動制御することが可能となる。従って、作業者は重量計測器2上に容器を載置するのみで別途、充填開始操作を行う必要がなく、作業者の負担が大幅に軽減され、充填サイクルの短縮化も図られる。
次に、本実施形態(第1実施形態)の自動充填方法について、図3および図5に基づいて詳述する。図3は本実施形態の概略フロー図であり、図5は本実施形態の自動充填方法による重量測定値の時間的変化を示した説明図である。
図3に示すように、まずステップS11において、容器へ充填される充填物の目標充填量Lを設定する。この目標充填量Lの設定は、例えば図1に示すシステム構成例において、充填制御装置3に係る設定入力部9から行われる。なお、ステップS11における主な設定値は目標充填量Lであるが、その他、本実施形態に係る容器検出方法において使用する安定値WCn取得のための所定時間PT、一定時間CT、所定重量Δwの各値や、容器検出判断に使用される所定重量wp、充填手段4による充填速度等の値が設定される。また、重量測定値WPが目標充填量L以上の場合には安定値WCnを取得しない、という設定も行われる。ここで、本実施形態に係る以下の工程を説明する上で、各設定値を以下の通りとするが、本発明に係る各設定値は以下の設定値に限定されない。
・目標充填量L=100g
・所定時間PT=0.1秒
・一定時間CT=0.2秒
・安定値WCn取得のための所定重量Δw=±0.1g
・容器検出のための所定重量wp=5g
・使用する容器重量=50g
ステップS11において目標充填量Lを設定すると、ステップS12において所定時間PT=0.1秒毎に重量測定値WPが取得される。例えば、図5に示すように、充填作業に使用する容器の重量が50gの場合、予め重量計測器2の重量測定値WPを風袋引きしておくと、取得される重量測定値WP=−50gとなる。なお、予め風袋引きをしない場合は重量測定値WP=0gとなるが、このときの目標充填量Lの設定値は、容器重量に充填量を足した150g(製品総重量)となる。
そして、ステップS13において一定時間CT=0.2秒間、重量測定値WP=−50gの値が所定重量Δw=±0.1gの範囲内であるとき、ステップS14において重量測定値WP=−50gの値を安定値WCnとして記憶する。なお、重量測定値WPが一定時間CTの間に所定重量Δwの範囲を超えた場合には安定値WCnの記憶はせず、ステップS12へ戻って重量測定値WPが取得される。
ステップS14において安定値WCn=−50gが記憶されると、続くステップS15において、既に安定値WCn-1(=直前の安定値)が記憶されているかの検索がなされる。既に安定値WCn-1が記憶されている場合には次のステップS16において、安定値WCnと安定値WCn-1との比較が行われるが、充填作業の初回は安定値WCn-1が記憶されていないため、一旦ステップS12に戻る。
ステップS12からステップS14を経て新たに安定値WCnが取得されると、先に記憶されていた安定値WCnは、最新の安定値WCnが取得されることによって直前の安定値WCn-1となり、ステップS16において最新の安定値WCnと直前の安定値WCn-1との比較がなされる。そして、最新の安定値WCnが直前の安定値WCn-1から所定重量wp以上増加しているとき、すなわち[最新の安定値WCn]−[直前の安定値WCn-1]≧5gのとき、ステップS17において重量計測器2上に容器が置かれたと判断する。一方、[最新の安定値WCn]−[直前の安定値WCn-1]<5gのときは、重量計測器2上に容器は置かれていないものと判断し、ステップS12へ戻って新たな安定値WCnの取得までのステップを繰り返すこととなる。
具体的には、図5を参照すると、重量計測器2上に容器が置かれる直前(P30)までは安定値WCn=−50gであり、一定時間CT=0.2秒間、重量測定値WP=−50gの値が所定重量Δw=±0.1gの範囲内であれば安定値WCnとして記憶し、更に一定時間CT=0.2秒間、所定重量Δw=±0.1gの範囲内であれば最新の安定値WCnとして既に記憶されていた安定値WCn(=直前の安定値WCn-1)が更新される。その際、最新の安定値WCnと直前の安定値WCn-1とを比較して所定重量wp=5g以上の変化がないので、重量計測器2上に容器が置かれたとは判断しない。
重量計測器2上に容器が置かれると(P31)、重量測定値WPは増加し、本実施形態では予め風袋引きを行っているため、重量測定値WP=0gとなる。そして、重量測定値WP=0gの状態で一定時間CT=0.2秒間、重量測定値WP=0gの値が所定重量Δw=±0.1gの範囲内であれば最新の安定値WCn=0gとして記憶する。このとき、直前の安定値WCn-1、すなわち重量計測器2上に容器を置く直前の安定値WCn-1=−50gと最新の安定値WCn=0gとを比較して、[最新の安定値WCn]−[直前の安定値WCn-1]≧5gとなっているので、重量計測器2上に容器が置かれたと判断する。
以上のようにしてステップS17において容器が検出されると、続くステップS18において充填手段4を作動させて容器への充填物の充填作業を開始する(図5、P32)。充填開始後はステップS19において重量計測器2から取得される重量測定値WPを監視し、重量測定値WPが目標充填量L以上となったとき、すなわち重量測定値WP≧100gとなったときにステップS20において充填手段4を停止させ、充填作業を終了する(図5、P33)。なお、充填作業終了後(P33)、次のステップS21において充填物が充填された容器を取り除く(図5、P34)までの間に一定時間CT=0.2秒間、重量測定値WP=100gの値が所定重量Δw=±0.1gの範囲内であれば、重量測定値WP=100gを最新の安定値WCnとして記憶してしまい、後の容器検出や充填作業等において誤作動を生じるおそれがある。そこで、初期設定の段階で、重量測定値WPが目標充填量L以上の場合には安定値WCnを取得しない、という設定をしておくことが好ましい。
充填作業が終了したらステップS21において充填物が充填された容器を重量計測器2上から取り除くと、重量測定値WP=−50gとなり、重量計測器2上に容器が置かれていない充填開始前の状態になると共に、重量測定値WP<目標充填量Lとなるので安定値WCnを取得する状態となる(図5、P35)。そして、ステップS22において充填作業を継続する場合には再びステップS12に戻って重量測定値WPの取得が継続される。
以上の通り、本実施形態(第1実施形態)の自動充填方法によると、重量測定値WPの相対的な重量差によって重量計測器2上に容器が置かれたことを検出し、容器を検出すれば直ちに充填物の充填作業が開始されるため、作業者は重量計測器2上に容器を載置するのみでよく、作業者の負担が大幅に軽減され、充填サイクルの短縮化も図られる。
また、最新の安定値WCnと直前の安定値WCn-1との比較によって重量計測器2上に容器が置かれたか否かを判断しているため、重量計測器2に手が触れたり、重量計測器2上を清掃したりして重量測定値WPが変動しているときは容器を検出することがなく、誤って充填手段4を作動させることもない。
更に、センサを用いずとも容器検出が可能であるため、高価なセンサが不要になると共に、センサの設置作業および調整作業も不要となり、低コストで簡便な自動充填方法を提供することができる。
なお、第1実施形態の自動充填方法は、重量計測器2上に容器が置かれていないときの安定値が取得できる場合に実施可能である。すなわち、重量計測器2上に容器が置かれていないときの安定値WCn-1(直前の安定値)と容器が置かれたときの安定値WCn(最新の安定値)とを比較して、[最新の安定値WCn]−[直前の安定値WCn-1]≧所定重量wpのときに容器が置かれたと判断して充填作業を開始している。図5中、符号Aで示すように、容器が置かれていないときの安定値と容器が置かれたときの安定値がそれぞれ取得できた場合に第1実施形態の自動充填方法が実施できる。
しかし、充填作業を継続していく中で、充填作業終了後、充填物が充填された容器を重量計測器2上から取り除いた後、素早く次の新しい容器を重量計測器2上に置いた際、重量計測器2上に容器が置かれていないときの安定値が取得できていない場合がある。すなわち、図5に示すように、前の容器への充填作業終了後(P36)、充填済みの容器を重量計測器2上から取り除き(P37)、直ちに新しい容器を重量計測器2上に置いた場合(P39)、容器が置かれていないときの安定値が取得できず(P38)、重量計測器2上に容器が置かれていないときの安定値WCn-1(直前の安定値)と容器が置かれたときの安定値WCn(最新の安定値)とを比較することができない場合がある。
そこで、本発明の第2実施形態に係る自動充填方法では、重量計測器2上に容器が置かれていないときの安定値が取得できなかった場合でも、重量計測器2上に新たな容器が置かれたことを検出して充填作業を自動で開始することを可能としている。なお、第2実施形態の自動充填方法は、上記第1実施形態の自動充填方法を補完するものであって、基本的には第1実施形態の自動充填方法とほぼ同様のステップを経るため、同様のステップについては説明を省略する。
図4に示すように、本発明の第2実施形態に係る自動充填方法も、基本的には第1実施形態の自動充填方法と同じステップを経て充填作業が行われる。特に、初回の充填作業は第1実施形態と全く同じ充填方法となる。
2回目以降の充填作業を行う場合、すなわちステップS22において充填作業を継続するとした場合は、再びステップS12に戻って重量測定値WPの取得が継続される。そして、図5に示すように、2回目の充填作業終了後(P36)、重量計測器2上から容器を取り除いて直ぐに新しい容器を重量計測器2上に置いた場合(P37→P39)、ステップS13およびステップS14を経て容器を置いた後の最新の安定値WCnは取得できるが、新しい容器を置く前の安定値が取得できていない(P38)。つまり、直前の安定値WCn-1は、2回目の充填開始時の安定値(P40)となり、最新の安定値WCn=直前の安定値WCn-1=0g(風袋引きあり)となる。従って、ステップS16において、[最新の安定値WCn]−[直前の安定値WCn-1]≧所定重量wpとはならないため、実際には重量計測器2上に新しい容器が置かれているが、新しい容器が検出されないこととなる。
そこで、第2実施形態の自動充填方法に係るステップS16において、[最新の安定値WCn]−[直前の安定値WCn-1]<所定重量wpの場合には、ステップS23において、最新の安定値WCn(P39の直後)と、直前(図5では2回目)の充填開始時の安定値WCn-1(P40)とを比較し、最新の安定値WCnと直前の充填開始時の安定値WCn-1との差が設定重量(±Δwc)の範囲内のとき、例えばΔwc=±2gのとき、ステップS17において重量計測器2上に新たな容器が置かれたと判断する(B)。なお、ステップS16からステップS23を介してステップS17において容器を検出するステップを容器再検出ステップと称する。
以上の通り、本発明の第2実施形態に係る自動充填方法によると、重量計測器2上の容器を素早く置き換えた際、新しい容器が置かれたことを直ちに検出して充填物の充填作業を自動で開始することができ、第1実施形態の自動充填方法によって容器が検出できなかった場合でも確実に容器を検出し、新たな容器への充填作業を行うことができる。
以上、本発明の第1実施形態および第2実施形態に係る自動充填方法について詳述したが、本発明の自動充填方法によると、「継ぎ足し充填」も自動で行うことが可能である。ここで、「継ぎ足し充填」とは、所定容器に事前に本発明の自動充填方法やその他の充填方法によって所定量の充填物を入れた状態で、後から別の充填物を継ぎ足して充填することによって最終製品とする場合の充填方法である。
以下に、本発明の自動充填方法(第1実施形態および第2実施形態を含む)による継ぎ足し充填方法について、容器に調理済み肉約65gを入れた後、タレ約65gを継ぎ足して130gの肉加工品(最終製品)を製造する場合を例に、図6を参照しつつ説明する。なお、本実施例で示す各値は一例であり、本発明の自動充填方法を実質的に限定するものではない。
まず、重量20gの空容器に調理済み肉約65gを入れた一次充填済み容器を準備する。なお、調理済み肉を充填する方法は限定されず、手作業による充填であってもよく、本発明の自動充填方法が利用可能であれば当該方法を利用してもよい。
一次充填済み容器が準備できた状態で本発明の自動充填方法に係るステップS11において、目標充填量L=130gを設定する。なお、図6に示すように、容器重量の20gは予め風袋引きしているため、重量計測器2上に容器が置かれていない状態(P50)の安定値WCnは、ステップS12からステップS15を経ることによって安定値WCn=−20gが記憶される。
最初の一次充填済み容器が重量計測器2上に置かれると(P51)、再びステップS12からステップS15を経て最新の安定値WCn=65.1gが記憶されると共に、先の安定値WCn=−20gは直前の安定値WCn-1として記憶される。そして、ステップS16において最新の安定値WCn=65.1gと直前の安定値WCn-1=−20gとを比較し、[最新の安定値WCn]−[直前の安定値WCn-1]≧所定重量wp(wp=5gの場合)となるので、ステップS17において一次充填済み容器が検出される。
ステップS17において一次充填済み容器が検出されると、ステップS18においてタレの充填作業が開始され(P52)、重量測定値WP≧目標充填量L(L=130g)となった時点、すなわちタレが64.9g以上充填された時点でタレの充填作業は終了し(P53)、タレが充填された容器が重量計測器2上から取り除かれる(P54)。
2回目以降は、一次充填済み容器が置かれていない状態の安定値WCnが取得できた場合は第1実施形態に係る自動充填方法によって(A)、一次充填済み容器が置かれていない状態の安定値WCnが取得できなかった場合は第2実施形態に係る自動充填方法によって(B)、重量計測器2上に一次充填済み容器が置かれたことを検出して充填作業を継続して実行することができる。
以上のように、本発明の自動充填方法によると、継ぎ足し充填を行う際、タレを充填開始する直前の安定値、すなわち一次充填済み容器の重量測定値WPに多少のバラツキがあっても、目標充填量Lを130gと設定することによって、最終製品の総重量に影響を及ぼすことがなく、調理済み肉の充填量のバラツキを吸収することができる。
また、特許文献1に記載の液充填方法によって継ぎ足し充填を行う場合、初回の継ぎ足し充填開始時に一次充填済み容器を重量計測器2上に置いた状態でゼロリセットを行い、タレの目標充填量Lを設定して継ぎ足し充填作業を開始すると、最初に容器に充填されている調理済み肉の充填量にバラツキがあると、設定重量の範囲を狭くすると自動充填が開始しない、設定重量の範囲を広くすると充填作業は開始しても、継ぎ足されるタレの充填量が一定のため、最終製品の総重量にバラツキが生じることとなる。しかし、本発明の自動充填方法によると、上記の通り、最終製品の総重量に影響を及ぼすことがなく、調理済み肉の充填量のバラツキを吸収することができる。
以上、本発明の自動充填方法の実施形態について詳述したが、本発明の技術的思想を実質的に限定するものと解してはならない。例えば、本発明の第1実施形態および第2実施形態に係る自動充填方法において、ステップS17により重量計測器2上に容器が置かれたと判断したとき、重量測定値WPをゼロリセットする風袋引きステップが含まれてもよい。この風袋引きステップを介在させることによって、より正確な充填物の充填量の把握が可能となる。
また、上述した本発明の第1実施形態および第2実施形態に係る自動充填方法においては、予め容器重量を風袋引きした上で自動充填方法を実施しているが、本発明によれば、容器重量を予め風袋引きすることなく自動充填方法を実施することも可能である。つまり、容器重量も含む製品総重量を目標充填量Lとして設定することによって、重量計測器2上に容器が置かれたことを検出すると自動充填が開始され、容器重量も含む目標充填量Lに達した段階で充填作業は終了し、容器重量に若干のバラツキがあっても、この容器重量のバラツキを吸収することができる。本発明はその要旨を逸脱しない範囲で、当業者の創意と工夫により、適宜に改良、変更又は追加をしながら実施できる。
1:自動充填装置
2:重量計測器
3:充填制御装置
4:充填手段
5:入力部
6:演算部
7:記憶部
8:出力部
9:設定入力部
10:表示部
WP:重量測定値
WCn:最新の安定値
WCn-1:直前の安定値
PT:所定時間
CT:一定時間
Δw:安定値WCn取得のための所定重量
wp:容器検出のための所定重量
Δwc:容器検出のための設定重量
L:目標充填量

Claims (3)

  1. 重量計測器上に容器が置かれたことを自動で検出して充填手段により該容器に充填物を充填する自動充填方法であって、
    所定時間毎に前記重量計測器による重量測定値を取得し、該重量測定値の変化が一定時間、所定重量(Δw)以下のとき、該重量測定値を安定値として記憶する安定値記憶ステップと、
    最新の前記安定値と直前の前記安定値とを比較する安定値比較ステップと、
    前記最新の安定値が前記直前の安定値より所定重量(wp)以上増加しているときに前記重量計測器上に容器が置かれたと判断する容器検出ステップと、
    前記容器が検出されたとき、前記充填手段を作動させて前記容器に前記充填物を充填開始する充填開始ステップと、
    前記容器への前記充填物の充填量が目標充填量に達したとき、前記充填手段を停止して充填を終了する充填終了ステップと、
    を備えることを特徴とする自動充填方法。
  2. 更に、充填終了後、最新の前記安定値と、直前の充填開始時の前記安定値とを比較するステップと、
    前記直前の充填開始時の安定値と前記最新の安定値との差が設定重量の範囲内のとき、前記重量計測器上に新たな容器が置かれたと判断する容器再検出ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の自動充填方法。
  3. 更に、前記重量計測器上に容器が置かれたと判断したとき、重量測定値をゼロリセットする風袋引きステップを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動充填方法。
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