JP6729234B2 - 画像処理装置、印刷システム、および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、印刷システム、および画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、印刷システム、および画像処理方法に関し、特には印刷用データの生成を実施する画像処理装置、この画像処理装置を備えた印刷システム、および画像処理方法に関する。
近年、企業や法人等における経費削減および環境を配慮した活動の一環として、印刷物の枚数を極力少なくする対応が求められている。例えば、大量の頁数がある資料を必要部数だけ印刷した後、資料の一部を修正する必要が生じた場合に、先に印刷した資料を有効に活用することを目的として、修正前の資料のPDL(Page Description Language)と、修正後の資料のPDLとを比較し、差があった頁のみを新たに印刷する印刷装置が開示されている(下記特許文献1参照)。また、第1の画像データと修正後の第2の画像データとを自動で比較し、差分が検出された修正領域を、第1の画像データに基づいて既に印刷出力された印刷済用紙の余白領域や裏面に印刷する印刷システムが開示されている(下記特許文献2参照)。
特開2003−330658号公報 特開2013−92870号公報
しかしながら、上述した特許文献1の構成では、修正箇所を含むその後の頁において、頁範囲にズレが生じた場合、資料内容に修正が無くても、修正箇所を含むその後の範囲がズレた頁を全て再印刷することになり、大量に紙の無駄が発生する。また上記特許文献2の構成は、余白や裏面を利用できる程度の少量の修正内容の場合には対応可能であるものの、修正内容がある程度まとまった分量となった場合の対応は困難であった。
そこで本発明は、既に印刷した印刷物の一部を後から修正することで、修正箇所を含むその後の頁において頁範囲にズレが生じた場合であっても、修正のための印刷枚数を最小限に抑えることが可能な画像処理装置、印刷システム、および画像処理方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明は、印刷する文書の印刷用データを生成するデータ生成部と、前記データ生成部で生成された印刷用データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された印刷用データを比較する比較部と、前記データ生成部、前記記憶部、および前記比較部に接続された入出力制御部とを備えた画像処理装置において、前記入出力制御部は、前記比較部に対し、前記記憶部に記憶された第1文書の印刷用データを、前記データ生成部において新たに生成された第2文書の印刷用データと比較させ、前記第2文書の印刷用データの中から前記第1文書の印刷用データとは異なる変更部を特定し、前記第2文書の印刷用データにおいて前記変更部を含む頁よりも後の頁の印刷用データが、前記第1文書の印刷用データにおいて対応する頁の印刷データと異なっているか否かを判断し、異なっていると判断した場合には、前記データ生成部に対し、前記第2文書の印刷用データにおける前記変更部を含む頁とその次の頁の範囲の印刷用データから、これに対応する範囲の前記第1文書の印刷用データと差し替える差分印刷用データを生成させる。
また本発明は、以上の画像処理装置を備えた印刷システム、および以上の画像処理を実施する画像処理方法でもある。
以上説明したように本発明によれば、既に印刷した印刷物の一部を後から修正することで、修正箇所を含むその後の頁において頁範囲にズレが生じた場合であっても、修正のための印刷枚数を最小限に抑えることが可能である。
実施形態に係る印刷システムの全体構成の一例を示す概略図である。 実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。 実施形態に係る画像処理方法において実施する差分PDLデータの生成手順を示すフローチャートである。 差分PDLデータの生成手順の詳細を示すフローチャートである。 新規頁の増加処理のための差分PDLデータの生成手順を説明する図(その1)である。 新規頁の増加処理のための差分PDLデータの生成手順を説明する図(その2)である。 頁の差し替え処理のための差分PDLデータの生成手順を説明する図である。
≪印刷システム≫
図1は、実施形態に係る印刷システムの全体構成の一例を示す概略図である。この図に示すように、印刷システム1は、例えば、パーソナルコンピュータやスマートフォンなどの端末装置2、サーバー3、およびプリンタ4によって構成される。端末装置2は、キーボードやタッチパネルなどの操作部2aおよび表示部2bを備えており、プリンタ4による印刷を操作する。ただし操作部2aおよび表示部2bは、プリンタ4に設けられていてもよい。またプリンタ4には、プリンタ駆動部4aが設けられている。
このような印刷システム1は、端末装置2、サーバー3、およびプリンタ4の何れかに、プリンタ4で印刷するための画像データを処理するための画像処理装置を有する。本実施形態は、次に説明するように、この画像処理装置における印刷用データの生成処理に特徴がある。
≪画像処理装置≫
図2は、実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。この図に示す画像処理装置100は、先の印刷システムによって既に印刷した印刷物の一部を、後から修正して印刷するための差分印刷用データを生成するものである。ここで印刷用データは、PDL(Page Description Language)データであり、ここで生成するPDLデータは既に印刷した印刷物の一部を修正して印刷するための差分のPDLデータ(以下差分PDLデータと記す)である。
図2に示すように、この画像処理装置100は、入出力制御部101、PDLデータ生成部102、記憶部103、および比較部104を備えたものであり、計算機によって構成されている。計算機は、いわゆるコンピュータとして用いられるハードウェアである。計算機は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備える。さらに、計算機は、不揮発性ストレージおよびネットワークインタフェースとを備える。以下、画像処理装置100を構成する各構成要素の詳細を説明する。
<入出力制御部101>
入出力制御部101は、印刷システムが有する操作部2a、表示部2b、およびプリンタ駆動部4aに接続されている。また入出力制御部101は、PDLデータ生成部102、記憶部103、および比較部104に接続されている。入出力制御部101と各部との接続は、ネットワークインタフェースを介しての接続であってもよい。この入出力制御部101は、操作部2aからの入力に基づいて、PDLデータ生成部102に対してPDLデータの生成を指示し、さらに記憶部103に対してデータの記憶を指示し、また比較部104に対して記憶部に記憶されたPDLデータの比較を指示する。このような入出力制御部101による各部の制御は、以降の画像処理方法において詳細に説明する。
<PDLデータ生成部102>
PDLデータ生成部102は、入出力制御部101からの指示により、操作部2aからの操作によって入力された文書を、プリンタ4において1頁毎に印刷するための印刷用データを生成する。またPDLデータ生成部102は、入出力制御部101の指示により、記憶部103に記憶されているPDLデータと、比較部104で抽出されたデータとに基づいて、新たに差分PDLデータを生成する。PDLデータ生成部102においての差分PDLデータの生成手順の詳細は、以降の各実施形態において詳細に説明する。
<記憶部103>
記憶部103は、入出力制御部101からの指示により、PDLデータ生成部102で生成したPDLデータを、データのIDと関連付けて記憶する。IDは、例えばPDLデータに対応する文書に付けられたファイル名であってよい。
<比較部104>
比較部104は、入出力制御部101からの指示により、PDLデータ生成部102で生成したPDLデータ同士を比較し、その差異を抽出する。
このようなに構成された画像処理装置100において、入出力制御部101は、ROMに記録されたプログラムとして構成されている。またPDLデータ生成部102および比較部104は、画像処理装置100内のCPUがROMに記憶されているプログラムを読出して実行することにより、各機能が実現される。これらのプログラムは、印刷システム1を構成する端末装置2、サーバー3、およびプリンタ4の何れかに、外部からインストールされてもよい。
≪画像処理方法≫
図3は、実施形態に係る画像処理方法において実施する差分PDLデータの生成手順を示すフローチャートである。また図4は、差分PDLデータの生成手順の詳細を示すフローチャートである。さらに、図5〜図7は、差分PDLデータの生成手順を説明するための図である。
これらの図を用いて説明する差分PDLデータの生成手順は、先の印刷システムによって既に印刷された印刷物に対し、後から部分的に修正が加わった場合に、修正部分のみを印刷するために実施される画像処理の手順である。この画像処理の手順は、先に図2を用いて説明した画像処理装置100を構成するプログラムによって実行される。この手順によって生成される差分PDLデータは、修正部分のみを印刷するための画像データである。以下、図3および図4のフローチャートの手順に従い、図2および図5〜図7を参照して実施形態の画像形成方法を説明する。
<ステップS1>
先ず図3に示す、ステップS1において、入出力制御部101は、文書の内容に変更が有るか否かを判断する。

ここで入出力制御部101は、過去にこの印刷システムで印刷され記憶部103に記憶されている第1文書(以下、印刷済み文書[A]と記す)のPDLデータと同様のIDを有する第2文書[B]が操作部2aから入力された場合に、比較部104に対して両方の文書のIDLデータの比較を指示する。そして、印刷済み文書[A]の内容に対して、第2文書[B]の内容に変更があるかの確認を行う。ここで印刷済み文書[A]の内容および第2文書[B]の内容とは、PDLデータを画像化、印刷したときに表面上差異が現れるものである。例えばPDLデータの生成日時が異なる、などは差として扱わない。
そして、文書の内容に変更が有る(YES)と判断した場合には、第2文書[B]のPDLデータを更新文書[B]として記憶部103に記憶させてステップS2に進む。一方、文書の内容に変更は無い(NO)と判断した場合には、この処理を終了させる。
なお、ここでは、印刷システムのユーザーが、操作部2aにおいて文書の内容に変更有りの選択操作を実施することにより、入出力制御部101が文書の内容に変更が有る(YES)と判断する構成であってもよい。
<ステップS2>
ステップS2において、入出力制御部101は、更新文書[B]のPDLデータにおいて変更部を特定する。この際、図5および図6に示すように、入出力制御部101は、比較部104に対して、記憶部103に記憶された印刷済み文書[A]のPDLデータと更新文書[B]のPDLデータとの比較を実施させる。これにより、更新文書[B]のPDLデータにおいて、印刷済み文書[A]に対する更新文書[B]の変更部201を特定する。
ここで、図5に示す例は、変更部201の分量が変更前よりも増加していて、変更部201が複数頁に及んでいる例である。また図6に示す例は、変更部201の分量が変更前よりも増加しているが、変更部201が1頁の範囲内の例である。
<ステップS3>
次にステップS3において、入出力制御部101は、更新文書[B]の変更部201は、頁範囲に影響有りか否かを判断する。この際、入出力制御部101は、比較部104においてのPDLデータの比較により、図5および図6に示すように、更新文書[B]において変更部201を含む最終頁の次の頁を特定し、印刷済み文書[A]の対応する頁と比較する。
例えば図5に示した例では、更新文書[B]において変更部201を含む最終頁[x+1]の次の頁[x+2]を特定し、印刷済み文書[A]の対応する頁[x+2]と比較する。また図6に示した例では、更新文書[B]において変更部201を含む最終頁[x]の次の頁[x+1]を特定し、印刷済み文書[A]の対応する頁[x+1]と比較する。
入出力制御部101は、以上の比較により、頁範囲がずれたことによって比較した頁の内容が変更されている場合には、頁範囲に影響有り(YES)と判断してステップS4に進む。一方、比較の結果、頁内容が変更されていない場合には、頁範囲に影響無し(NO)と判断して処理を終了させる。
なお、ステップS3で頁範囲に影響無し(NO)と判断して処理を終了させた場合には、ユーザーは、更新文書[B]において特定された変更部201を含む頁のみを指定して再印刷し、再印刷した頁を既に印刷されている頁と差し替えればよい。
<ステップS4>
ステップS4において、入出力制御部101は、図4に示すフローチャートの手順により、以下のように差分PDLデータの生成を実施する。
<ステップS101>
先ず図4に示す、ステップS101において、入出力制御部101は、(1)新規頁の作成処理を実施するか、(2)頁の差し替え処理を実施するかを判断する。ここで、(1)新規頁の作成処理とは、変更部201を含む頁を新規頁として追加することでトータルの頁数が増加する差分PDLデータの作成処理である。一方、(2)頁の差し替え処理とは、印刷済み文書[A]の頁数を維持する差分PDLの作成処理である。
ここでは、印刷システムのユーザーが、操作部2aでの操作により、(1)新規頁の作成処理を実施するか、(2)頁の差し替え処理を実施するかの選択を実施する。そして、操作部2aにおいて、(1)新規頁の作成処理が選択された場合、ステップS102に進む。一方、(2)頁の差し替え処理が選択された場合、ステップS201に進む。
<ステップS102>
ステップS102において、入出力制御部101は、ステップS3で特定した更新文書[B]における変更部201を含む最終頁の次の頁から、特定した頁のみに存在する内容を追加部203として抽出する。ここでは、更新文書[B]において特定した変更部201を含む最終頁の次の頁と、印刷済み文書[A]において対応する頁とを比較し、更新文書[B]において特定した頁のみに存在し、印刷済み文書[A]の対応する頁には存在しない部分を追加部203として抽出する。
例えば図5に示した例では、更新文書[B]において特定した頁[x+2]と、印刷済み文書[A]の対応する頁[x+2]とを比較し、更新文書[B]の頁[x+2]のみに存在する内容を追加部203として抽出する。また、図6に示した例では、更新文書[B]において特定した頁[x+1]と、印刷済み文書[A]の対応する頁[x+1]とを比較し、更新文書[B]の頁[x+1]のみに存在する内容を追加部203として抽出する。この際、追加部203の内容と共に、付随する装飾、すなわち、文字サイズ、フォント等も同時に抽出する。
<ステップS103>
ステップS103において、入出力制御部101は、PDLデータ生成部102に対して、ステップS102で抽出した追加部203のみの頁を、独立した新規頁とした修正文書[C]のPDLデータの生成を指示する。PDLデータ生成部102では、更新文書[B]において変更部201を含む最終頁の次に、追加部203のみの新規頁を新たに追加した修正文書[C]のPDLデータを生成する。
例えば図5に示した例では、更新文書[B]において変更部201を含む最終頁[x+1]の次に、追加部203のみの新規頁[x+1’]を追加した新たな修正文書[C]のPDLデータを生成する。また、図6に示した例では、更新文書[B]において変更部201を含む最終頁[x]の次に、追加部203のみの新規頁[x’]を追加した新たな修正文書[C]のPDLデータを生成する。
入出力制御部101は、ここで生成した修正文書[C]のPDLデータを、記憶部103に記憶させる。
<ステップS104>
ステップS104において、入出力制御部101は、印刷済み文書[A]と修正文書[C]とを比較して差分PDLデータを生成する。この際、入出力制御部101は、比較部104に対して、印刷済み文書[A]のPDLデータと修正文書[C]のPDLデータとの比較を実施させ、修正文書[C]のPDLデータのみが有する差分文書[D]を抽出し、抽出した差分文書[D]のPDLデータ、すなわち差分PDLデータを生成する。
例えば図5に示した例では、印刷済み文書[A]のPDLデータと修正文書[C]のPDLデータとを比較し、印刷済み文書[A]とは異なる修正文書[C]の頁[x]、頁[x+1]、および頁[x+1’]を差分文書[D]として抽出し、そのPDLデータを差分PDLデータとして生成する。この場合、頁[x+1’]が、新たに追加で作成された新規頁となる。また頁[x]および頁[x+1]は差し替えの頁となる。
また図6に示した例では、印刷済み文書[A]のPDLデータと修正文書[C]のPDLデータとを比較し、印刷済み文書[A]とは異なる修正文書[C]の頁[x]および頁[x’]を差分文書[D]として抽出し、そのPDLデータを差分PDLデータとして生成する。この場合、頁[x’]が、新たに追加で作成された新規頁とある。また頁[x]は差し替えの頁となる。
生成した差分PDLデータは記憶部103に記憶させる。
<ステップS105>
ステップS105において、入出力制御部101は、画像処理装置100の外部の表示部2bに対して、差分PDLデータに基づく印刷画像を表示させる。
<ステップS106>
ステップS106において、入出力制御部101は、(1)新規頁の作成処理を実施するか否かを判断する。(1)新規頁の作成処理を実施する(YES)と判断した場合には、処理を終了させる。一方、(1)新規頁の作成処理を実施しない(NO)と判断した場合には、ステップS201に進む。これにより、印刷システムのユーザーは、ステップS105で表示された印刷画像を確認して、ステップS104で生成した差分PDLデータに基づく印刷を実施するか否かを判断することが可能である。
そして、(1)新規頁の作成処理を実施する(YES)と判断した場合、ユーザーが、操作部2aにおいて差分PDLデータに基づく文書の印刷の実施を入力すると、入出力制御部101は、プリンタ駆動部4aに対して、ステップS104で生成した差分PDLデータに基づく画像印刷を実施させる。
またユーザーは、印刷された差分文書[D]を、印刷済み文書[A]の対応する頁に新規頁を差し込み、また対応する頁の差し替えを行なうことで、印刷済み文書[A]のその他の頁をそのまま流量した修正文書を完成させることができる。
<ステップS201>
一方、ステップS101またはステップS106から進んだステップS201において、入出力制御部101は、更新文書[B]内で変更部201が含まれる頁を特定する。例えば図7に示した例では、更新文書[B]内の変更部201が含まれる頁[x]および頁[x+1]を取得する。
<ステップS202>
次にステップ202において、入出力制御部101は、ステップS201で特定した頁に対応する印刷済み文書[A]の頁[x]および頁[x+1]の範囲内に変更部201が納まり、印刷済み文書[A]の頁数を維持するように、変更部201を差し替えて結合した修正文書[C]のPDLデータを生成する。ここでは、図7に示すように、印刷済み文書[A]の頁[x+2]以降のPDLデータを変更することなく、図面や文字サイズの縮小および頁内における印刷範囲の拡大の少なくとも何れか行なう。ここで、印刷範囲の拡大には、既に印刷された頁の裏面も含む。これにより、印刷済み文書[A]の頁[x]および頁[x+1]に対応する範囲内に変更部201を納めた修正文書[C]のPDLデータを生成する。
<ステップS203>
次にステップS203において、入出力制御部101は、修正文書[C]の可読性が低下しているか否かを判断する。ここで入出力制御部101は、例えば、修正文書[C]において変更された頁[x]および頁[x+1]の文字サイズによって可読性を判断する。この場合、予め文字サイズに閾値を設定しておき、比較部104におけるPDLデータの比較により、修正文書[C]において変更された頁[x]および頁[x+1]の文字サイズが、閾値を下回っている場合には、可読性が低下している(YES)と判断し、閾値以上であれば可読性は低下していない(NO)と判断する。
またこの他にも、修正文書[C]において変更のない頁の文字サイズに対する変更された頁の文字サイズの相対値に対して閾値を設定し、比較部104におけるPDLデータの比較により、相対値が閾値を下回るか否かによって可読性を判断してもよい。例えば、閾値を0.75に設定した場合、修正文書[C]において変更のない頁の文字サイズが10.5ポイントであり、変更された頁[x]および頁[x+1]の文字サイズが8ポイントだった場合、相対値8/10.5≒0.76>閾値0.75となり、修正文書[C]の可読性が低下していない(NO)と判断する。これに対して、相対値が閾値を下回った場合には、可読性が低下している(YES)と判断する。
そして、修正文書[C]の可読性が低下している(YES)と判断した場合には、ステップS204に進む。一方、修正文書[C]の可読性が低下していない(NO)と判断した場合には、ステップS205に進む。
<ステップS204>
ステップS204において、入出力制御部101は、表示部2bに対して可読性が低下する旨の警告を表示させる。
<ステップS205>
ステップS205において、入出力制御部101は、(2)頁の差し替え処理を実施するか否かを判断する。(2)頁の差し替え処理を実施する(YES)と判断した場合には、処理を終了させる。一方、(2)頁の差し替え処理を実施しない(NO)と判断した場合には、ステップS102に進み(1)新規頁の作成処理を実施する。これにより、印刷システムのユーザーは、ステップS204で表示された警告を参照し、(2)頁の差し替えのための処理を続けるか否かを判断することが可能である。また、ステップS203において、可読性低下はない(NO)と判断された場合であっても、(2)頁の差し替え処理を続けるか否かを、改めて判断することが可能である。
<ステップS206>
ステップS206において、入出力制御部101は、印刷済み文書[A]と修正文書[C]とを比較して差分PDLデータを生成する。この際、入出力制御部101は、比較部104に対して、印刷済み文書[A]のPDLデータと修正文書[C]のPDLデータとの比較を実施させ、修正文書[C]のPDLデータのみが有する差分文書[D]を抽出し、抽出した差分文書[D]のPDLデータ、すなわち差分PDLデータを生成する。
例えば図7に示した例では、印刷済み文書[A]のPDLデータと修正文書[C]のPDLデータとを比較し、印刷済み文書[A]とは異なる修正文書[C]の頁[x]および頁[x+1]を差分文書[D]として抽出し、そのPDLデータを差分PDLデータとして生成する。この場合、頁[x]および頁[x+1]が差し替えの頁となり、追加で作成された新規頁はない。
生成した差分PDLデータは記憶部103に記憶させ、処理を終了させる。
その後は、ユーザーが、操作部2aにおいて差分PDLデータに基づく文書の印刷の実施を入力すると、入出力制御部101は、プリンタ駆動部4aに対してステップS206で生成した差分PDLデータに基づく画像印刷を実施させる。
またユーザーは、印刷された差分文書[D]を、印刷済み文書[A]の対応する頁と差し替えることで、印刷済み文書[A]のその他の頁をそのまま流量した修正文書を完成させることができる。この場合、新規頁の追加はないため、トータルとしての頁数を印刷済み文書[A]と同じ枚数に揃えることができる。
<効果>
以上説明した実施形態によれば、印刷した印刷物の一部を後から修正することで、修正箇所を含むその後の頁において頁範囲にズレが生じた場合であっても、修正による文書の変更箇所よりも後ろの頁を最大限に流用することができる。これにより、修正のための印刷枚数を最小限に抑えることが可能である。そして、頁数が大きい文書であるほどその効果を発揮することができる。
1…印刷システム
2a…操作部(印刷システム)
2b…表示部(印刷システム)
4a…プリンタ制御部(印刷システム)
100…画像処理装置
102…PDLデータ生成部(データ生成部)
103…記憶部
104…比較部
101…入出力制御部

Claims (7)

  1. 印刷する文書の印刷用データを生成するデータ生成部と、
    前記データ生成部で生成された印刷用データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された印刷用データを比較する比較部と、
    前記データ生成部、前記記憶部、および前記比較部に接続された入出力制御部とを備えた画像処理装置において、
    前記入出力制御部は、
    前記比較部に対し、前記記憶部に記憶された第1文書の印刷用データを、前記データ生成部において新たに生成された第2文書の印刷用データと比較させ、前記第2文書の印刷用データの中から前記第1文書の印刷用データとは異なる変更部を特定し、
    前記第2文書の印刷用データにおいて前記変更部を含む頁よりも後の頁の印刷用データが、前記第1文書の印刷用データにおいて対応する頁の印刷データと異なっているか否かを判断し、
    異なっていると判断した場合には、前記第2文書の印刷用データにおいて前記変更部を含む頁を特定し、前記データ生成部に対し、前記第2文書の印刷用データにおいて特定した頁に対応する前記第1文書の印刷用データの頁の範囲内に前記変更部を納めて頁数を維持するように、前記第1文書の印刷用データと差し替える差分印刷用データを生成させる
    画像処理装置。
  2. 前記データ生成部は、文字サイズおよび頁内における印刷範囲の少なくとも一方の変更により、前記差分印刷用データを生成させる
    請求項記載の画像処理装置。
  3. 前記入出力制御部は、前記データ生成部において生成した前記差分印刷用データに基づく印刷画像の可読性を判断する
    請求項記載の画像処理装置。
  4. 前記入出力制御部は、前記可読性が低下したと判断した場合、外部の表示部に対して可読性が低下する警告を表示させる
    請求項記載の画像処理装置。
  5. 前記入出力制御部は、外部からの操作によって前記頁数を維持する差分印刷用データの生成が選択された場合に、前記変更部を含む頁の特定を実施する
    請求項記載の画像処理装置。
  6. 請求項1〜の何れか1項に記載の画像処理装置を備えた
    印刷システム。
  7. 印刷する文書の印刷用データを生成するデータ生成部と、
    前記データ生成部で生成された印刷用データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された印刷用データを比較する比較部と、
    前記データ生成部、前記記憶部、および前記比較部に接続された入出力制御部とによる画像処理方法であって、
    前記入出力制御部は、
    前記比較部に対し、前記記憶部に記憶された第1文書の印刷用データを、前記データ生成部において新たに生成された第2文書の印刷用データと比較させ、前記第2文書の印刷用データの中から前記第1文書の印刷用データとは異なる変更部を特定し、
    前記第2文書の印刷用データにおいて前記変更部を含む頁よりも後の頁の印刷用データが、前記第1文書の印刷用データにおいて対応する頁の印刷データと異なっているか否かを判断し、
    異なっていると判断した場合には、前記第2文書の印刷用データにおいて前記変更部を含む頁を特定し、前記データ生成部に対し、前記第2文書の印刷用データにおいて特定した頁に対応する前記第1文書の印刷用データの頁の範囲内に前記変更部を納めて頁数を維持するように、前記第1文書の印刷用データと差し替える差分印刷用データを生成させる
    画像処理方法。
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