JP6729117B2 - 円すいころ軸受 - Google Patents

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Description

本発明は、円すいころ軸受に関し、特に、円すいころが転動する空間に潤滑油を供給する円すいころ軸受に関する。
円すいころ軸受は、外輪、内輪、複数の円すいころ、及び保持器を備える。円すいころは、その中心軸線が円すいころ軸受の中心軸線に対して傾斜するように配置されている。円すいころの大径の端面(以下、大端面と称する。)の少なくとも一部は、小径の端面(以下、小端面と称する。)よりも、軸受の径方向外方に位置している。
円すいころ軸受の特性としては、例えば、(1)円すいころの大端面と、内輪のうち円すいころの大端面と接触する面(以下、大つば面と称する。)との焼き付きに対する耐性を向上させること、及び、(2)円すいころと、保持器のポケット面(保持器に形成され、円すいころを収容するポケットの内面)との摩耗を抑制することが求められる。このような円すいころ軸受として、外輪に潤滑油保持部材を取り付けて、潤滑油保持部材と外輪の間の空間に潤滑油を保持する円すいころ軸受が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2008−057791号公報
ところで、潤滑油には、外部からの埃塵や、円すいころの摩耗粉等の異物が混入することがある。これらの異物を含んだ潤滑油が円すいころと軌道面との間に浸入すると、円すいころ軸受の内輪及び外輪の一方が他方に対して回転するときに異物によって異音が発生したり、軸受の寿命が低下したりするおそれがある。
上記の問題点を鑑み、本発明は、潤滑油に含まれる異物に起因して、軸受の内輪及び外輪の一方が他方に対して回転するときに異音が発生することや、軸受の寿命が低下することを抑制することを目的とする。
本発明の実施の形態による円すいころ軸受は、外輪と、内輪と、複数の円すいころと、潤滑油保持部材とを備える。外輪の内周面には、第1の軌道面が形成されている。内輪は、外輪と同軸上に配置されている。内輪の外周面には、第2の軌道面が形成されている。複数の円すいころは、第1の軌道面と第2の軌道面との間に形成された空間に配置されている。複数の円すいころは、外輪の周方向に並んでいる。潤滑油保持部材は、外輪と一体的に設けられている。潤滑油保持部材は、筒状部と、環状部とを含む。筒状部は、外輪の軸方向に延びている。筒状部は、外輪の軸方向での一端部に位置している。環状部は、筒状部の軸方向での一端から外輪の径方向で内側に向かって延びている。筒状部の内周面には、複数の凹部が周方向に並んで形成されている。
本発明の実施の形態による円すいころ軸受によれば、潤滑油に含まれる異物に起因して、軸受の内輪及び外輪の一方が他方に対して回転するときに異音が発生することや、軸受の寿命が低下することを抑制することができる。
図1は、実施形態1の円すいころ軸受の全体を示す断面図である。 図2は、実施形態1の円すいころ軸受の断面図である。 図3は、保持器の斜視図である。 図4は、実施形態1の円すいころ軸受の断面図である。 図5は、リングの斜視図である。 図6は、実施形態1の円すいころ軸受の断面図である。 図7は、円すいころ軸受の一部を軸方向正面から示した、潤滑油が溜まる部分の説明図である。 図8は、実施の形態1の変形例におけるリングの斜視図である。 図9は、実施形態2の円すいころ軸受の一部を拡大して示す断面図である。 図10は、実施形態3の円すいころ軸受の一部を拡大して示す断面図である。 図11は、実施形態3の変形例1としての円すいころ軸受の一部を拡大して示す断面図である。 図12は、実施形態3の変形例2としての円すいころ軸受の一部を拡大して示す断面図である。 図13は、実施形態4の円すいころ軸受の一部を拡大して示す断面図である。
本発明の実施の形態による円すいころ軸受は、外輪と、内輪と、複数の円すいころと、潤滑油保持部材とを備える。外輪の内周面には、第1の軌道面が形成されている。内輪は、外輪と同軸上に配置されている。内輪の外周面には、第2の軌道面が形成されている。複数の円すいころは、第1の軌道面と第2の軌道面との間に形成された空間に配置されている。複数の円すいころは、外輪の周方向に並んでいる。潤滑油保持部材は、外輪と一体的に設けられている。潤滑油保持部材は、筒状部と、環状部とを含む。筒状部は、外輪の軸方向に延びている。筒状部は、外輪の軸方向での一端部に位置している。環状部は、筒状部の軸方向での一端から外輪の径方向で内側に向かって延びている。筒状部の内周面には、複数の凹部が周方向に並んで形成されている。
上記円すいころ軸受では、外輪と潤滑油保持部材との間に形成された空間に潤滑油が保持される。上記円すいころ軸受によれば、潤滑油保持部材の筒状部の内周面には、複数の凹部が形成されている。そのため、外部からの埃塵や、円すいころの摩耗粉等の異物が潤滑油に混入している場合には、内輪及び外輪の一方が他方に対して回転するときに発生する潤滑油の流動によって移動した異物が凹部に入り込む。その結果、異物が円すいころと外輪との間、又は、円すいころと内輪との間に巻き込まれることが抑制される。したがって、内輪及び外輪の一方が他方に対して回転するときの異音の発生や軸受の寿命の低下を抑制することができる。
なお、筒状部が外輪の軸方向での一端部に位置する態様には、(1)外輪の軸方向での一端部そのものによって、筒状部が実現される態様だけでなく、(2)外輪の軸方向での一端部に配置され、外輪とは別に設けられた部材を含んで、筒状部が実現される態様や、(3)外輪の軸方向での一端部に固定され、外輪とは別に設けられた部材そのものによって、筒状部が実現される態様も含まれる。
筒状部は、外輪と別体に形成されていてもよい。この場合、筒状部に凹部を形成しやすくなる。
外輪は、薄肉筒部を含んでいてもよい。薄肉筒部は、外輪の内周面に設けられた環状の段差によって外輪の軸方向での一端部に形成されている。薄肉筒部は、軸方向に延びている。筒状部は、薄肉筒部と、内側筒部とを含む。内側筒部は、軸方向での一端が環状部の外周縁に接続されている。内側筒部の外周面は、薄肉筒部の内周面に対して、径方向で接触する。内側筒部には、周方向に並ぶ複数の切欠又は孔が形成されている。この場合、複数の切欠又は孔を含んで、複数の凹部が実現される。
好ましくは、複数の凹部は、それぞれ、外輪の径方向から見て、略矩形形状を有している。複数の凹部の各々において、軸方向での長さは、周方向での長さよりも大きい。この場合、筒状部が金属及び合成樹脂の何れで形成されていても、凹部の形成が容易になる。
また、上記の構成によれば、潤滑油の流れが周方向であるのに対し、凹部の形状が軸方向を長辺方向とする略矩形であるので、凹部に入り込んだ異物が、潤滑油によって凹部の外側に流し出されるのを抑制することができる。そのため、軸受の内輪及び外輪の一方が他方に対して回転するときの異音の発生や軸受の寿命の低下を、より効果的に抑制することができる。
複数の凹部は、好ましくは、周方向に等間隔に形成されている。この場合、複数の凹部の数は、好ましくは、下記の式(1)を満足するn以上である。
Figure 0006729117

式(1)において、nは、整数であり、θは、cosθ=r/Rを満たす角度である。ただし、rは、筒状部の内周面の半径であり、Rは、環状部の内周縁の半径である。
上記の構成によれば、筒状部のうち潤滑油が溜まっている部分に、少なくとも1つの凹部が存在することとなるので、潤滑油に含まれる異物を、効率よく、凹部に収容することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。以下の説明において参照する各図は、説明の便宜上、本発明の実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。従って、本発明は以下の各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、以下の各図中の部材の寸法は、実際の寸法および各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
<実施形態1>
図1は、実施形態1の円すいころ軸受1の断面図である。図1は、円すいころ軸受1の中心軸線L1を通る断面図である。円すいころ軸受1は、例えば、自動車等の車両の駆動輪の軸受装置に用いられる。なお、本明細書において、単に「軸方向」というときは、中心軸線L1の軸方向を意味することとする。
図1に示すように、円すいころ軸受1は、外輪10,内輪20,複数の円すいころ30、保持器40,及び保持部材50を備える。外輪10,内輪20、保持器40及び潤滑油保持部材50は、円すいころ軸受1の中心軸線L1と同軸上に設けられた環状の部材である。
外輪10と内輪20とは、図1に示すように、外輪10の径方向内側に内輪20が嵌まるように配置されている。径方向において外輪10と内輪20とで挟まれた空間には、保持器40が配置されている。複数の円すいころ30は、保持器40に保持されている。保持部材50は、外輪10の軸方向の一方の端部に取り付けられている。
円すいころ30は、円すい台の形状を有する。円すいころ30の中心軸線L2は、中心軸線L1に対して傾斜している。中心軸線L2は、円すいころ30の小径側の端面31(以下、小端面31と称する。)から大径側の端面32(以下、大端面32と称する。)に向かうにつれて、中心軸線L1から離れている。
なお、本明細書の以下の記載において、軸方向のうち、円すいころ30の小端面31側の方向を「小径側」、大端面32側の方向を「大径側」とする。
図2は、円すいころ軸受1の一部を拡大した断面図である。
外輪10は、内周面に第1の軌道面11を有する。第1の軌道面11は、小径側から大径側に向かうにつれて中心軸線L1との距離が大きくなった、テーパー形状となっている。
外輪10の内周面には、環状の段差15が周方向に沿って形成されている。段差15は、外輪10の軸方向の中央部分よりも大径側に形成されている。外輪10の段差15よりも軸方向外方は、軸方向内方よりも径方向の厚さが小さい薄肉筒部16となっている。段差15及び薄肉筒部16は、保持部材50を外輪に嵌め合わせるために形成されている。
内輪20は、図2に示すように、外周面に第2の軌道面22を有する。第2の軌道面22は、小径側から大径側に向かうにつれて中心軸線L1との距離が大きくなった、テーパー形状となっている。なお、第2の軌道面22のテーパー角は、第1の軌道面11のテーパー角よりも小さい。
内輪20の第2の軌道面22よりも小径側は、径方向の大きさが第2の軌道面22よりも大きく形成されており、円すいころ30の小端面31と対向する小つば部25となっている。また、内輪20の第2の軌道面22よりも大径側は、径方向の大きさが第2の軌道面22よりも大きく形成されており、円すいころ30の大端面32と対向する大つば部26となっている。
図2に示すように、円すいころ30は、第1の軌道面11と第2の軌道面22との間に形成される空間に配置されている。上述のように、複数の円すいころ30のそれぞれは円すい台の形状であり、中心軸線L2は、中心軸線L1に対して傾斜している。
図3は、保持器40の斜視図である。保持器40は、図3に示すように、小径側から大径側に向かうにつれて中心軸線L1との距離が大きくなるテーパー面を有する円環形状となっている。保持器40のテーパー面には、複数のポケット41が形成されている。テーパー面における複数のポケット41のそれぞれの形状は、円すいころ30の形状に対応する略台形である。保持器40は、金属または樹脂で形成されている。
図4は、保持部材50及び外輪10の一部を示す円すいころ軸受1の断面図である。図4に示すように、保持部材50は、リング60と、弾性体リップ70とで構成されている。
リング60は、円筒状のリング本体61と、リング本体61の内周面から径方向内方に突出した環状の爪62と、を含む。リング本体61と爪62とは、一体に形成されている。リング本体61の外径の大きさは、外輪10の薄肉筒部16の内周面の内側に圧入可能な大きさとなっている。爪62は、リング本体61の軸方向外側に形成されている。リング60は、例えば、ステンレス等の金属で形成されている。リング60の詳細な構成については後述する。
弾性体リップ70の形状は、全体として、円環形状である。弾性体リップ70のうち径方向外方を構成する部分は、軸方向の厚さがリング60の爪62の厚さよりも大きい、厚肉部71となっている。また、弾性体リップ70のうち径方向内方を構成する部分は、厚肉部71よりも軸方向の厚さが小さい薄肉部72となっている。弾性体リップ70は、例えば、ニトリルゴム、アクリルゴム等のゴムで形成されている。
弾性体リップ70においては、厚肉部71と薄肉部72とが連続して一体に形成されている。つまり、弾性体リップ70の軸方向内側の表面においては、厚肉部71の表面71bが薄肉部72の表面72bよりも軸方向内側に位置づけられている。
厚肉部71には、径方向において外方から内方に向かう溝73が形成されている。溝73は、厚肉部71の全周に亘って形成されている。溝73の大きさは、リング60の爪62をはめ込み可能な大きさに設定されている。溝73に爪62をはめ込むことにより、リング60と弾性体リップ70とが一体に組み合わされ、保持部材50を構成している。
なお、リング60と弾性体リップ70とが一体に組み合わされることにより、保持部材50の形状は、全体として、円環状の環状部51と、筒状部52とが一体となった形状になっている。環状部51は、リング60の爪62及び弾性体リップ70に相当する。また、筒状部52は、リング本体61に相当する。
図4に示すように、リング60は、その外周面が外輪10の薄肉筒部16の内周面に径方向に接触するように、外輪10の大径側の端部に嵌め込まれる。これにより、外輪10と保持部材50とが一体となるように固定されている。
保持部材50と外輪10の間に形成される空間には、図4に示すように、潤滑油が収容される。潤滑油は、円すいころ軸受1の下部に溜まることとなる(図1を参照。)。潤滑油の液面S1の高さは、円すいころ軸受1の最下部における弾性体リップ70と略同じ高さとなっている。
円すいころ軸受1の静止状態においては、潤滑油は、外輪10の一部、円すいころ30の一部及び保持器40の一部と接触している。円すいころ軸受1が回転することにより、円すいころ軸受1の下部に溜まった潤滑油が回転と共に巻き上げられ、第1の軌道面11及び第2の軌道面22等に供給される。そして、供給された潤滑油により、円すいころ30と第1の軌道面11の間や、円すいころ30と第2の軌道面22の間などに発生する摩擦が低減される。
以下、リング60について詳細に説明する。図5は、リング60の斜視図である。リング60には、図5に示すように、複数の切り欠き65が形成されている。切り欠き65は、リング本体61の軸方向内側の端面から、軸方向外方に向かって延びるように形成されている。
図6は、リング60に形成された切り欠き65を通る面で切断した円すいころ軸受1の断面図である。図6に示すように、切り欠き65にも潤滑油が充填されている。
切り欠き65の形状は、図5に示すように、軸方向に長辺及び周方向に短辺を有する略矩形であることが好ましい。切り欠き65の軸方向の長さW1は、例えば、2〜10mmであることが好ましい。切り欠き65の軸方向の長さW1が10mmを超えると、保持部材50の潤滑油の密封性が低下する虞がある。また、切り欠き65の周方向の長さW2は、例えば、1〜15mmであることが好ましい。切り欠き65の周方向の長さW2が15mmを超えると、切り欠き65に収容された異物が、潤滑油の流れに伴って、再び切り欠き65の外に流れ出てしまう虞がある。
複数の切り欠き65は、図5に示すように、周方向に等間隔で形成されていることが好ましい。リング60に形成される切り欠き65の個数は、例えば、10〜35個である。
図7は、リング60に形成される切り欠き65の最適な個数について説明するための図である。図7の左図は、保持部材50の断面図であり、右図は、保持部材50を軸方向からみたときの模式図である。図7における符号Aは、潤滑油が溜められる空間を示している。切り欠き65は、潤滑油が溜まっている空間Aに少なくとも1個存在するように形成されていることが好ましい。
図7において、中心軸線L1とリング本体61の内周面の距離をRとしている。中心軸線L1と弾性体リップ70の内周側の先端部分との距離をrとしている。cosθ=r/Rで定義される角度の大きさをθとしている。これらのr、R,θを用いて、下記式(2)で、整数nを定義する。
Figure 0006729117

切り欠き65が、潤滑油が溜まっている空間Aに少なくとも1個存在するように形成されるためには、複数の切り欠き65が周方向に等間隔で形成されている場合、切り欠き65の個数はn個以上であればよい。
円すいころ軸受1の内輪20が外輪10に対して回転したとき、潤滑油が攪拌される。このとき、潤滑油に含まれる異物が移動する。リング60に切り欠き65が形成されていることにより、図6に示すように、異物Dは切り欠き65に入り込む。異物Dが切り欠き65に収容された状態で内輪20が外輪10に対して回転するので、異物Dが円すいころ30と外輪10との間や円すいころ30と内輪20との間に巻き込まれることが抑制される。その結果、内輪20が外輪10に対して回転するときの異音の発生を抑制することができる。また、異物Dによって円すいころ軸受1の寿命が低下するのを抑制することができる。
上述の説明から明らかなように、本実施の形態では、薄肉筒部16と、保持部材50とによって、潤滑油保持部材が実現されている。潤滑油保持部材の筒状部は、薄肉筒部16と、筒状部52(リング本体61)とによって、実現されている。潤滑油保持部材の環状部は、環状部51(リング60の爪62及び弾性体リップ70)によって、実現されている。
本実施形態によれば、切り欠き65の形状は、図5に示すように、軸方向に長辺及び周方向に短辺を有する略矩形となっている。切り欠き65の周方向の長さが軸方向の長さよりも短いので、切り欠き65の内部に収容された異物D(図6を参照。)が、潤滑油の流れに伴って、再び切り欠き65の外部に流れ出てしまうことが抑制される。
本実施形態によれば、異物Dを収容する部分が、径方向の内側から外側にまで貫通する切り欠き65として形成されているので、リング60を金属で形成する場合であっても、容易にリング60を成型することができる。
<実施の形態1の変形例>
以下、実施形態1の変形例について説明する。変形例のリング60Aは、複数の切り欠き65の代わりに複数の穴66が形成されている点で、実施形態1と異なる。図8は、変形例のリング60Aの斜視図である。
穴66は、リング60Aの軸方向中間部に形成されている。穴66は、リング60の径方向の内側から外側まで貫通している。穴66のそれぞれの形状は、例えば、略矩形である。
変形例のリング60Aでは、円すいころ軸受の内輪20が外輪10に対して回転するときに、潤滑油が攪拌されて、潤滑油に含まれる異物が移動し、穴66に収容される。このとき、穴66は、四方をリング本体61で囲まれているので、実施形態1の場合よりも、穴66に収容された異物が再び穴の外に出にくくなる。
実施形態1では、切り欠き65の形状が矩形であるとしたが、切り欠き65の形状は矩形に限らない。例えば、切り欠きがL字型の形状であってもよい。また、実施形態1では、矩形の切り欠き65が軸方向に延びる長辺を有するように形成されるとしたが、切り欠きの配置はこれに限定されない。例えば、切り欠きが軸方向に対して傾斜して形成されていてもよい。
ただし、リング60に切り欠き65を形成する加工容易性の観点からは、切り欠き65の形状は、略矩形であることが好ましい。
上記の実施形態1では、保持部材50が金属製のリング60及び弾性体リップ70で構成されているとしたが、特にこれに限定されない。例えば、保持部材50全体がゴム等の弾性体で構成されていてもよい。
<実施形態2>
図9を参照しながら、本発明の実施形態2に係る円すいころ軸受1Aについて説明する。円すいころ軸受1Aでは、外輪10の軸方向での一端部101によって、潤滑油保持部材が実現されている。具体的には、以下のとおりである。
外輪10の軸方向での一端部101は、筒状部1011と、環状部1012とを含む。以下、これらについて説明する。
筒状部1011は、軸方向に延びる筒形状を有している。筒状部1011は、内周面1013を有する。内周面1013の左端(軸方向の小径側の端)は、段差15の外周縁に接続されている。
環状部1012は、円環形状を有する。環状部1012は、筒状部1011の軸方向の一端から径方向で内側に向かって延びている。
筒状部1011の内周面1013には、複数の凹部としての複数の溝1014が形成されている。複数の溝1014は、周方向に等間隔に形成されている。複数の溝1014は、それぞれ、軸方向に延びている。複数の溝1014は、それぞれ、径方向から見たときに、矩形形状を有している。複数の溝1014の各々において、軸方向の長さは、周方向の長さよりも大きくなっている。
円すいころ軸受1Aにおいても、円すいころ軸受1と同様に、溝1014内に異物を収容することができる。その結果、異物の噛み込みに起因する異音の発生や軸受の寿命の低下を抑制することができる。
<実施形態3>
図10を参照しながら、本発明の実施形態3に係る円すいころ軸受1Bについて説明する。円すいころ軸受1Bでは、外輪10Bの軸方向での一端部に対して、潤滑油保持部材103が固定されている。具体的には、以下のとおりである。
外輪10Bの軸方向での一端部の外周面には、環状の段差104が周方向に沿って形成されている。段差104は、外輪10Bの軸方向の中央部分よりも大径側に形成されている。段差104の内周縁には、軸方向に延びる筒状の外周面105が形成されている。
潤滑油保持部材103は、リング103Aと、弾性体リップ103Bとで構成されている。以下、これらについて説明する。
リング103Aは、ステンレス鋼等の金属によって形成されている。リング103Aは、円筒状のリング本体103A1と、環状の爪103A2とを含む。爪103A2は、リング本体103A1の軸方向の一端(大径側の端)から径方向で内側に向かって突出している。
リング本体103A1の軸方向の他端部(小径側の端)には、外輪10Bの軸方向での一端部が圧入されている。つまり、リング本体103A1の内周面の一部(小径側の一部)は、外輪10Bに形成された外周面105に接している。また、外輪10Bの軸方向での一端部がリング本体103A1に圧入された状態で、リング本体103A1は、軸方向で段差104に接している。
弾性体リップ103Bは、例えば、ニトリルゴムや、アクリルゴムによって形成されている。弾性体リップ103Bは、爪103A2の略全体を覆っている。弾性体リップ103Bは、被覆層103B1を含む。被覆層103B1は、リング本体103A1の内周面を覆っている。
被覆層103B1の内周面103B3には、複数の凹部としての複数の溝103B2が形成されている。複数の溝103B2は、周方向に等間隔に形成されている。複数の溝103B2は、それぞれ、軸方向に延びている。複数の溝103B2は、それぞれ、径方向から見たときに、矩形形状を有している。複数の溝103B2の各々において、軸方向の長さは、周方向の長さよりも大きくなっている。
上記の説明から明らかなように、実施の形態では、リング本体103A1と、被覆層103B1とにより、筒状部が実現されている。爪103A2と、弾性体リップ103Bのうち、被覆層103B1を除いた部分とにより、環状部が実現されている。
円すいころ軸受1Bにおいても、円すいころ軸受1と同様に、溝103B2内に異物を収容することができる。その結果、異物の噛み込みに起因する異音の発生や軸受の寿命の低下を抑制することができる。
円すいころ軸受1Bにおいては、複数の溝103B2が被覆層103B1に形成されている。そのため、複数の溝103B2を形成し易くなる。
円すいころ軸受1Bにおいては、潤滑油保持部材103が外輪10Bとは別に設けられている。そのため、潤滑油保持部材103を形成し易くなる。
円すいころ軸受1Bにおいては、外輪10Bに薄肉部を設けなくてもよい。そのため、例えば、焼入れや搬送時において、外輪が割れてしまう等の問題が発生しない。
<実施形態3の変形例1>
図11は、実施形態3の変形例1に係る円すいころ軸受1B1の一部を拡大して示している。円すいころ軸受1B1では、弾性体リップ103Bが被覆層103B1を備えていない。この場合、リング本体103A1の内周面103A4に対して、複数の凹部としての複数の溝103A3が形成されている。
複数の溝103A3は、周方向に等間隔に形成されている。複数の溝103A3は、それぞれ、軸方向に延びている。複数の溝103A3は、それぞれ、径方向から見たときに、矩形形状を有している。複数の溝103A3の各々において、軸方向の長さは、周方向の長さよりも大きくなっている。
上記の説明から明らかなように、実施の形態では、リング本体103A1により、筒状部が実現されている。爪103A2と、弾性体リップ103Bとにより、環状部が実現されている。
円すいころ軸受1B1においても、円すいころ軸受1と同様に、溝103A3内に異物を収容することができる。その結果、異物の噛み込みに起因する異音の発生や軸受の寿命の低下を抑制することができる。
円すいころ軸受1B1においては、リング本体103A1の内周面103A4に対して、複数の溝103A3が形成されている。そのため、図10に示す態様(実施形態3)と比べて、潤滑油を保持するための容積が大きくなる。その結果、より多くの潤滑油を保持することができる。
円すいころ軸受1B1においては、潤滑油保持部材103が外輪10Bとは別に設けられている。そのため、潤滑油保持部材103を形成し易くなる。
円すいころ軸受1B1においては、潤滑油保持部材103が外輪10Bとは別に設けられている。そのため、外輪10Bに薄肉部を設けなくてもよい。その結果、例えば、焼入れや搬送時において、外輪が割れてしまう等の問題が発生しない。
<実施形態3の変形例2>
図12は、実施形態3の変形例2に係る円すいころ軸受1B2の一部を拡大して示している。円すいころ軸受1B2は、円すいころ軸受1B1と比べて、リング103が合成樹脂材料で形成されている点で異なる。合成樹脂材料は、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、ナイロン46(PA46)、ナイロン66(PA66)等である。
円すいころ軸受1B2においても、円すいころ軸受1と同様に、溝103A3内に異物を収容することができる。その結果、異物の噛み込みに起因する異音の発生や軸受の寿命の低下を抑制することができる。
円すいころ軸受1B2においては、リング本体103A1の内周面103A4に対して、複数の溝103A3が形成されている。そのため、図10に示す態様(実施形態3)と比べて、潤滑油を保持するための容積が大きくなる。その結果、より多くの潤滑油を保持することができる。
円すいころ軸受1B2においては、複数の溝103A3がリング本体103A1に形成されている。そのため、複数の溝103A3を形成し易くなる。
円すいころ軸受1B2においては、潤滑油保持部材103が外輪10Bとは別に設けられている。そのため、潤滑油保持部材103を形成し易くなる。
円すいころ軸受1B2においては、潤滑油保持部材103が外輪10Bとは別に設けられている。そのため、外輪10Bに薄肉部を設けなくてもよい。その結果、例えば、焼入れや搬送時において、外輪が割れてしまう等の問題が発生しない。
<実施形態4>
図13を参照しながら、本発明の実施形態4に係る円すいころ軸受1Cについて説明する。円すいころ軸受1Cでは、円すいころ軸受1Bと比べて、潤滑油保持部材103の代わりに、潤滑油保持部材106が外輪10Bの軸方向での一端部に固定されている。具体的には、以下のとおりである。
潤滑油保持部材106は、合成樹脂材料によって形成されている。合成樹脂材料は、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、ナイロン46(PA46)、ナイロン66(PA66)等である。
潤滑油保持部材106は、筒状部1061と、環状部1062とを含む。以下、これらについて説明する。
筒状部1061は、軸方向に延びる筒形状を有している。筒状部1061は、内周面1063を有する。内周面1063の左端部(軸方向の小径側の端)には、外輪10Bの軸方向での一端部が圧入されている。つまり、筒状部1061の内周面1063の一部(小径側の一部)は、外輪10Bに形成された外周面105に接している。また、筒状部1061に外輪10Bの軸方向での一端部が圧入された状態で、筒状部1061は、軸方向で段差104に接している。
環状部1062は、円環形状を有する。環状部1062は、筒状部1061の軸方向の一端から径方向で内側に向かって延びている。
筒状部1061の内周面1063には、複数の凹部としての複数の溝1064が形成されている。複数の溝1064は、周方向に等間隔に形成されている。複数の溝1064は、それぞれ、軸方向に延びている。複数の溝1064は、それぞれ、径方向から見たときに、矩形形状を有している。複数の溝1064の各々において、軸方向の長さは、周方向の長さよりも大きくなっている。
円すいころ軸受1Cにおいても、円すいころ軸受1と同様に、溝1064内に異物を収容することができる。その結果、異物の噛み込みに起因する異音の発生や軸受の寿命の低下を抑制することができる。
円すいころ軸受1Cにおいては、複数の溝1064が筒状部1061に形成されている。そのため、複数の溝1064を形成し易くなる。
円すいころ軸受1Cにおいては、潤滑油保持部材106が外輪10Bとは別に設けられている。そのため、潤滑油保持部材106を形成し易くなる。
円すいころ軸受1Cにおいては、潤滑油保持部材106が外輪10Bとは別に設けられている。そのため、外輪10Bに薄肉部を設けなくてもよい。その結果、例えば、焼入れや搬送時において、外輪が割れてしまう等の問題が発生しない。
以上、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
1 円すいころ軸受
10 外輪
11 第1の軌道面
15 段差
16 薄肉筒部
20 内輪
22 第2の軌道面
30 円すいころ
40 保持器
50 保持部材
51 環状部
52 筒状部
65 切り欠き
66 穴

Claims (5)

  1. 内周面に第1の軌道面を有する外輪と、
    外周面に第2の軌道面を有し、前記外輪と同軸上に配置された内輪と、
    前記第1の軌道面と前記第2の軌道面との間に形成された空間に配置され、前記外輪の周方向に並ぶ複数の円すいころと、
    前記外輪と一体的に設けられた潤滑油保持部材とを備え、
    前記潤滑油保持部材は、
    前記外輪の軸方向に延びて、前記外輪の前記軸方向での一端部に位置する筒状部と、
    前記筒状部の前記軸方向での一端から前記外輪の径方向で内側に向かって延びる環状部とを含み、
    前記筒状部の内周面には、複数の凹部が周方向に並んで形成されている、円すいころ軸受。
  2. 請求項1に記載の円すいころ軸受であって、
    前記筒状部は、前記外輪と別体に形成されている、円すいころ軸受。
  3. 請求項1に記載の円すいころ軸受であって、
    前記外輪は、
    前記内周面に設けられた環状の段差によって前記軸方向での一端部に形成され、前記軸方向に延びる薄肉筒部を含み、
    前記筒状部は、
    前記薄肉筒部と、
    前記軸方向での一端が前記環状部の外周縁に接続され、外周面が前記薄肉筒部の内周面に対して前記径方向で接触する内側筒部とを含み、
    前記内側筒部には、前記周方向に並ぶ複数の切欠又は孔が形成されており、
    前記複数の切欠又は孔を含んで、前記複数の凹部が実現されている、円すいころ軸受。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の円すいころ軸受であって、
    前記複数の凹部は、それぞれ、前記径方向から見て、略矩形形状を有しており、前記軸方向での長さが前記周方向での長さよりも大きい、円すいころ軸受。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の円すいころ軸受であって、
    前記複数の凹部は、前記周方向に等間隔に形成されており、
    前記複数の凹部の数は、下記の式(1)を満足するn以上である、円すいころ軸受。
    Figure 0006729117
    式(1)において、nは、整数であり、θは、cosθ=r/Rを満たす角度である。ただし、rは、前記筒状部の内周面の半径であり、Rは、前記環状部の内周縁の半径である。
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