JP6728741B2 - ビード部検査装置及びビード部検査方法 - Google Patents
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タイヤ幅方向が第1の方向に向くように配置したリム未装着のタイヤのビードベース領域を、前記タイヤがタイヤ周方向に回転中に測定するように構成されたビードセンサを含む検査部と、
前記ビードベース領域を前記ビードセンサにより測定する前に、前記タイヤの前記ビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分をタイヤ幅方向内側から外側に押圧して、タイヤ幅方向の両側の一対のビード部の離間距離を拡げてタイヤ周上で一定距離にするように、前記第1の方向に移動可能に構成された一対のビード拡張部材と、を有し、
前記ビード拡張部材は、前記ビード部の離間距離を一定距離にした前記タイヤが前記ビード拡張部材と当接した状態で前記タイヤ周方向に回転するように設けられたローラを備える。
本発明の他一態様も、タイヤのビード部を検査するビード部検査装置である。当該ビード部検査装置は、
タイヤ幅方向が第1の方向に向くように配置したリム未装着のタイヤのビードベース領域を測定するように構成されたビードセンサを含む検査部と、
前記ビードベース領域を前記ビードセンサにより測定する前に、前記タイヤの前記ビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分をタイヤ幅方向内側から外側に押圧して、タイヤ幅方向の両側の一対のビード部の離間距離を拡げてタイヤ周上で一定距離にするように、前記第1の方向に移動可能に構成された一対のビード拡張部材と、を有し、
前記一対のビード拡張部材による前記部分の押圧は、前記一対のビード拡張部材の一方が、前記部分の一方に当接して前記タイヤを持ち上げた状態で行われ、前記検査部は、タイヤを前記持ち上げた状態で前記ビードベース領域の測定を行なうように構成されている。
前記検査部は、タイヤ表面に設けられた情報記録媒体から記録情報を読み取るように構成された読取センサを含み、
前記ビード検査装置は、さらに、データ処理を行う処理部を有し、
前記読取センサは、前記タイヤの回転中、前記読取センサで前記記録情報を読み取るように構成され、
前記処理部は、読み取った前記記録情報を用いて、測定した前記ビードベース領域の評価を行なうように構成されている、ことが好ましい。
前記移動機構は、前記ビードベース領域に当接するまでタイヤ径方向内側から外側に向かって移動するように、前記第2の方向に移動可能に構成された移動体を含み、
前記ビード拡張部材は前記移動体に設けられている、ことが好ましい。
前記回転ローラは、前記移動体が前記ビードベース領域と当接するとき、前記回転ローラのローラ表面と前記ビードベース領域とが当接するように構成され、
前記ビード拡張部材は、タイヤを持ち上げるように構成され、前記ビード拡張部材による持ち上げ後、前記回転ローラは前記回転ローラの駆動によりタイヤを回転させるように構成され、
前記検査部は、タイヤの回転中、前記ビードベース領域の一周の測定を行なうように構成されている、ことが好ましい。
前記ビード拡張部材が、押圧しようとする前記部分のタイヤ径方向の位置に移動する前に、前記移動機構は、前記タイヤ最大幅の情報に基づいて、前記ビード拡張部材をタイヤ幅方向のタイヤ中心位置に位置決めするように構成されている、ことが好ましい。
タイヤ幅方向が第1の方向に向くように配置したリム未装着のタイヤのビードベース領域を測定するように構成されたビードセンサを含む検査部と、
前記ビードベース領域を前記ビードセンサにより測定する前に、前記タイヤの前記ビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分をタイヤ幅方向内側から外側に押圧して、タイヤ幅方向の両側の一対のビード部の離間距離を拡げてタイヤ周上で一定距離にするように、前記第1の方向に移動可能に構成された一対のビード拡張部材と、を有し、
前記検査部は、前記ビードセンサとともに、前記第1の方向に移動するように構成され、前記ビード部を検査するときの前記ビードセンサのタイヤ幅方向における検査位置を定めるための位置決めセンサを含み、
前記位置決めセンサは、前記ビードベース領域の測定のために、前記ビードセンサが前記第1の方向に移動するとき、前記ビード部のトウ先端の検知の有無の情報を出力するように構成され、前記検知の有無の情報は、前記ビードセンサの前記検査位置を定めるために用いられる。
リム未装着のタイヤのタイヤ幅方向の両側に位置する一対のビード部の離間距離を拡げてタイヤ周上で一定距離にするために、ビード拡張部材がタイヤ幅方向内側から外側に向かって移動して前記ビード拡張部材が前記タイヤの一対のビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分をタイヤ幅方向内側から押圧する工程と、
前記ビード拡張部材により前記部分を押圧後、前記タイヤをタイヤ周方向に回転させながら、前記ビードベース領域を、ビードセンサで測定する工程と、を有し、
前記ビード拡張部材は、前記タイヤが前記ビード拡張部材と当接した状態で前記タイヤが前記タイヤ周方向に回転するように設けられたローラを備える。
本発明の他の一態様も、タイヤのビード部を検査するビード部検査方法である。当該ビード部検査方法は、
リム未装着のタイヤのタイヤ幅方向の両側に位置する一対のビード部の離間距離を拡げてタイヤ周上で一定距離にするために、ビード拡張部材がタイヤ幅方向内側から外側に向かって移動して前記ビード拡張部材が前記タイヤの一対のビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分をタイヤ幅方向内側から押圧する工程と、
前記ビード拡張部材により前記部分を押圧後、前記ビードベース領域を、ビードセンサで測定する工程と、を有し、
前記部分を前記タイヤ幅方向内側から押圧する工程は、前記一対のビード拡張部材の一方が、前記部分の一方に当接して前記タイヤを持ち上げた状態で行われ、
前記ビードベース領域を測定する工程は、前記タイヤを前記持ち上げた状態で行われる。
前記タイヤの回転中、タイヤ表面に設けられた情報記録媒体から読取センサで記録情報を読み取り、読み取った前記記録情報を用いて、前記ビード部の評価を行なう、ことが好ましい。
前記ビード拡張部材が前記タイヤを持ち上げた後、前記回転ローラが駆動して前記タイヤを回転させることにより、前記ビードベース領域の一周の測定を行なう、ことが好ましい。
リム未装着のタイヤのタイヤ幅方向の両側に位置する一対のビード部の離間距離を拡げてタイヤ周上で一定距離にするために、ビード拡張部材がタイヤ幅方向内側から外側に向かって移動して前記ビード拡張部材が前記タイヤの一対のビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分をタイヤ幅方向内側から押圧する工程と、
前記ビード拡張部材により前記部分を押圧後、前記ビードベース領域を、ビードセンサで測定する工程と、を有し、
前記ビードセンサは、タイヤ幅方向に移動するように構成されたセンサ固定台に固定され、
前記センサ固定台には、前記ビード部を検査するときの前記ビードセンサのタイヤ幅方向における検査位置を定めるための位置決めセンサが設けられ、
前記位置決めセンサは、前記ビードベース領域の測定のために、前記センサ固定台がタイヤ幅方向に移動するとき、前記位置決めセンサによる前記ビード部のトウ先端の検知の有無の情報を用いて、前記ビードセンサの前記検査位置を定める。
装置10は、主に、基台11と、コンベア部12と、タイヤセンタリング部14と、タイヤ把持部16と、検査部18、を有する。
ビード拡張部材16aは、横置きされたタイヤTのタイヤ径方向に対応する水平方向(第2の方向)へ移動することができる。ビード拡張部材16aのこの移動は、移動機構によって行なわれる。移動機構は、タイヤTのビードベース領域に当接するまでタイヤ径方向内側から外側に向かって移動するように、水平方向(第2の方向)に移動可能に構成された上述した移動体16bを含む。水平方向は、搬送経路の搬送面の面内方向である。ビード拡張部材16a及び移動体16bは、モータ等の駆動源により駆動する。
各対のビード拡張部材16aのうち下側のビード拡張部材16aは、図3(b)中の矢印で示すように、下降する。各対のビード拡張部材16aのそれぞれは、昇降台16dの上昇と、各対のビード拡張部材16aの昇降を組み合わせることにより、各対のビード拡張部材16aは、上下方向に自在に移動することができる。
各対のビード拡張部材16aは、ビードベース領域をビードセンサにより測定する前に、横置きのタイヤTのビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分をタイヤ幅方向内側から外側に押圧して、タイヤ幅方方向の両側の一対のビード部の離間距離を拡げてタイヤ周上で一定距離にするように、上下方向(第1の方向)に移動可能に構成されている。ビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分は、ビード部のトウ先端からタイヤ内側表面に延びた部分で、スチールコードを巻き回した環状のビードコアと同じタイヤ径方向の位置にあるタイヤ内側表面の部分を含む。ビード拡張部材16aは、後述するように、タイヤを滑らかに回転するために、ローラで構成され、タイヤ内側表面と接触する部分は、ローラ表面であることが好ましい。
ビードセンサ18cは、タイヤ幅方向が上下方向(第1の方向)に向くように横置きに配置したタイヤTを搬送経路からタイヤ把持部16によって持ち上げた状態にある、リム未装着のタイヤTの上方のビードベース領域を測定するように構成されている。ビードセンサ18cは、例えば、光源とカメラを有し、光切断法にしたがってスリット光を撮影する。撮影したスリット光の照射された部分の形状は、制御・処理装置40でデータ処理されて、ビードプロファイルの形状データが算出される。
まず、タイヤTは、コンベア部12によって搬送され、タイヤTの移動が停止すると、図2に示すようにタイヤセンタリング部14が駆動し、タイヤTの位置調整をする。これにより、タイヤTの回転軸が、搬送経路上に設定された目標位置に一致するようにタイヤTの位置が調整される。
すなわち、移動機構は、ビード拡張部材16aを、押圧しようとする部分のタイヤ径方向の位置に移動する前に、タイヤ最大幅の情報に基づいて、ビード拡張部材16aをタイヤ幅方向のタイヤ中心位置であるセンターラインCL上に位置決めするように構成されている。これにより、装置10は、タイヤサイズの情報が得られなくても、後述するように、ビード拡張部材16aを両側のビード部のタイヤ内側表面に接触させることができる。
こうして、横置きにセットされたタイヤTのビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分を、ビード拡張部材16aの移動によってタイヤ幅方向内側から外側に押圧して、タイヤ幅方方向の両側の一対のビード部の離間距離を拡げてタイヤ周上で一定距離にする。このような状態のタイヤTが、ビードベース領域の測定に供される。
下方ビード検査部18eは、ビードセンサ18gとしての光源・カメラ(以降、光源・カメラを符号“18”を用いて光源・カメラ18gともいう)を備える。光源・カメラ18gは、上下方向(第1の方向)に自在に移動する移動棒18fに固定されている。光源・カメラ18gは、光源を出射し、その投影されたビードベース領域の面を撮像する。光源・カメラ18gには、測定精度が保証されている測定範囲18iが定められている。この測定範囲18iにビードベース領域が入るように、下方ビード検査部18eは、上方に移動する(図7(b)参照)。
すなわち、位置決めセンサ18hは、ビードセンサである光源・カメラ18gとともに、図7(a)〜(c)の紙面の上下方向(第1の方向)に移動するように構成され、位置決めセンサ18hは、ビード部を検査するときの光源・カメラ18gのタイヤ幅方向における検査位置を定めるために用いられる。位置決めセンサ18hは、ビードベース領域の測定のために、光源・カメラ18gが図7(a)〜(c)の紙面の上下方向(第1の方向)に移動したとき、位置決めセンサ18hによるビード部のトウ先端の検知の有無の情報を用いて、制御・処理装置40は、光源・カメラ18gの検査位置を定めるように構成されている、ことが好ましい。
このとき、制御・処理装置40は、算出した測定結果が、予め設定される許容範囲にあるか否かの評価を行なう。この許容範囲を定める数値等に関する情報は、タイヤTを回転してビードベース領域の測定をしている際中に、タイヤ表面に設けられた情報記録媒体、例えばQRコード(登録商標)からQR読取センサ18dが読み取った記録情報に基づいて設定される。
また、QR読取センサ18dは、タイヤTの回転中、QRコード(登録商標)等の記録情報を読み取り、この読み取った記録情報を用いて、制御・処理装置40は、ビードベース領域の評価を行なうので、短時間に、ビード部の検査結果を得ることができる。
タイヤTのタイヤサイズの情報を得ることなく、ビード拡張部材16aを、押圧しようとする部分のタイヤ径方向の位置に移動させるので、確実にビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分をタイヤ幅方向内側から押圧することができる。
さらに、ビード拡張部材16aが設けられている移動体16bは、ビードベース領域に当接するまでタイヤ径方向内側から外側に向かって移動するので、ビード拡張部材16aを、ビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分のタイヤ径方向の位置に確実に移動させることができる。
移動体16bは、一対のビードベース領域に当接するまでタイヤ径方向内側から外側に向かって移動するように構成された、タイヤ幅方向に沿って回転軸を有する回転ローラを備え、ビード拡張部材16aがビード部を拡張しかつタイヤTを持ち上げた後、回転ローラが駆動してタイヤTを回転させることにより、ビードベース領域の一周の測定を行なうので、効率よく正確なビード部の検査を行うことができる。
移動体16bには、移動体16bがタイヤ幅方向に昇降することにより、タイヤ最大幅を測定するように構成されたタイヤ最大幅測定センサ16cが設けられ、タイヤ最大幅測定センサ16cにより測定されたタイヤ最大幅の情報に基づいて、ビード部の拡張のためにタイヤ幅方向に移動する前のビード拡張部材16aはタイヤ幅方向のタイヤ中心位置に位置決めされるので、タイヤサイズの情報がなくても、ビード拡張部材16aのビード部の拡張を確実に行うことができる。
また、位置決めセンサ18hは、ビードベース領域の測定のために、ビードセンサ18c、18gがタイヤ幅方向に移動するとき、ビード部のトウ先端の検知の有無の情報を出力するように構成され、この検知の有無の情報を、ビードセンサ18c,18gの検査位置を定めるために用いるので、タイヤTのタイヤサイズの情報を得ることなく、ビードベース領域の測定を確実に行なうことができる。
12 コンベア部
14 タイヤセンタリング部
14a バー
16 タイヤ把持部
16a ビード拡張部材
16b 移動体
16c タイヤ最大幅測定センサ
16d 昇降台
16e 駆動機構
17 反射板
18 検査部
18a 上方ビード検査部
18b,18f 移動棒
18c,18g ビードセンサ
18d QR読取センサ
18e 下方ビード検査部
18h 位置決めセンサ
18i 測定範囲
40 制御・処理装置
Claims (16)
- タイヤのビード部を検査するビード部検査装置であって、
タイヤ幅方向が第1の方向に向くように配置したリム未装着のタイヤのビードベース領域を、前記タイヤがタイヤ周方向に回転中に測定するように構成されたビードセンサを含む検査部と、
前記ビードベース領域を前記ビードセンサにより測定する前に、前記タイヤの前記ビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分をタイヤ幅方向内側から外側に押圧して、タイヤ幅方向の両側の一対のビード部の離間距離を拡げてタイヤ周上で一定距離にするように、前記第1の方向に移動可能に構成された一対のビード拡張部材と、を有し、
前記ビード拡張部材は、前記ビード部の離間距離を一定距離にした前記タイヤが前記ビード拡張部材と当接した状態で前記タイヤ周方向に回転するように設けられたローラを備える、ことを特徴とするビード部検査装置。 - タイヤのビード部を検査するビード部検査装置であって、
タイヤ幅方向が第1の方向に向くように配置したリム未装着のタイヤのビードベース領域を測定するように構成されたビードセンサを含む検査部と、
前記ビードベース領域を前記ビードセンサにより測定する前に、前記タイヤの前記ビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分をタイヤ幅方向内側から外側に押圧して、タイヤ幅方向の両側の一対のビード部の離間距離を拡げてタイヤ周上で一定距離にするように、前記第1の方向に移動可能に構成された一対のビード拡張部材と、を有し、
前記一対のビード拡張部材による前記部分の押圧は、前記一対のビード拡張部材の一方が、前記部分の一方に当接して前記タイヤを持ち上げた状態で行われ、前記検査部は、タイヤを前記持ち上げた状態で前記ビードベース領域の測定を行なうように構成されている、ことを特徴とするビード部検査装置。 - 前記ビードベース領域の測定は、前記タイヤをタイヤ回転軸周りに回転させながら行なわれ、
前記検査部は、タイヤ表面に設けられた情報記録媒体から記録情報を読み取るように構成された読取センサを含み、
前記ビード検査装置は、さらに、データ処理を行う処理部を有し、
前記読取センサは、前記タイヤの回転中、前記読取センサで前記記録情報を読み取るように構成され、
前記処理部は、読み取った前記記録情報を用いて、測定した前記ビードベース領域の評価を行なうように構成されている、請求項1または2に記載のビード部検査装置。 - 前記タイヤのタイヤサイズの情報を得ることなく、前記ビード拡張部材を、押圧しようとする前記部分のタイヤ径方向の位置に移動させるように、前記ビード拡張部材は、前記第1の方向と直交する、前記タイヤ径方向に対応する第2の方向に移動可能に構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のビード部検査装置。
- 前記ビード拡張部材の前記第2の方向への移動は、移動機構によって行なわれ、
前記移動機構は、前記ビードベース領域に当接するまでタイヤ径方向内側から外側に向かって移動するように、前記第2の方向に移動可能に構成された移動体を含み、
前記ビード拡張部材は前記移動体に設けられている、請求項4に記載のビード部検査装置。 - 前記移動体は、前記第1の方向に沿って延びる回転軸を有する回転ローラを備え、
前記回転ローラは、前記移動体が前記ビードベース領域と当接するとき、前記回転ローラのローラ表面と前記ビードベース領域とが当接するように構成され、
前記ビード拡張部材は、前記タイヤを持ち上げるように構成され、前記ビード拡張部材による持ち上げ後、前記回転ローラは前記回転ローラの駆動により前記タイヤを回転させるように構成され、
前記検査部は、前記タイヤの回転中、前記ビードベース領域の一周の測定を行なうように構成されている、請求項5に記載のビード部検査装置。 - 前記移動体には、前記移動体が前記第1の方向に昇降することにより、タイヤ最大幅を測定するように構成されたセンサが設けられ、
前記ビード拡張部材が、押圧しようとする前記部分の前記タイヤ径方向の位置に移動する前に、前記移動機構は、前記タイヤ最大幅の情報に基づいて、前記ビード拡張部材をタイヤ幅方向のタイヤ中心位置に位置決めするように構成されている、請求項5または6に記載のビード部検査装置。 - タイヤのビード部を検査するビード部検査装置であって、
タイヤ幅方向が第1の方向に向くように配置したリム未装着のタイヤのビードベース領域を測定するように構成されたビードセンサを含む検査部と、
前記ビードベース領域を前記ビードセンサにより測定する前に、前記タイヤの前記ビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分をタイヤ幅方向内側から外側に押圧して、タイヤ幅方向の両側の一対のビード部の離間距離を拡げてタイヤ周上で一定距離にするように、前記第1の方向に移動可能に構成された一対のビード拡張部材と、を有し、
前記検査部は、前記ビードセンサとともに、前記第1の方向に移動するように構成され、前記ビード部を検査するときの前記ビードセンサのタイヤ幅方向における検査位置を定めるための位置決めセンサを含み、
前記位置決めセンサは、前記ビードベース領域の測定のために、前記ビードセンサが前記第1の方向に移動するとき、前記ビード部のトウ先端の検知の有無の情報を出力するように構成され、前記検知の有無の情報は、前記ビードセンサの前記検査位置を定めるために用いられる、ことを特徴とするビード部検査装置。 - タイヤのビード部を検査するビード部検査方法であって、
リム未装着のタイヤのタイヤ幅方向の両側に位置する一対のビード部の離間距離を拡げてタイヤ周上で一定距離にするために、ビード拡張部材がタイヤ幅方向内側から外側に向かって移動して前記ビード拡張部材が前記タイヤの一対のビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分をタイヤ幅方向内側から押圧する工程と、
前記ビード拡張部材により前記部分を押圧後、前記タイヤをタイヤ周方向に回転させながら、前記ビードベース領域を、ビードセンサで測定する工程と、を有し、
前記ビード拡張部材は、前記タイヤが前記ビード拡張部材と当接した状態で前記タイヤが前記タイヤ周方向に回転するように設けられたローラを備える、ことを特徴とするビード部検査方法。 - タイヤのビード部を検査するビード部検査方法であって、
リム未装着のタイヤのタイヤ幅方向の両側に位置する一対のビード部の離間距離を拡げてタイヤ周上で一定距離にするために、ビード拡張部材がタイヤ幅方向内側から外側に向かって移動して前記ビード拡張部材が前記タイヤの一対のビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分をタイヤ幅方向内側から押圧する工程と、
前記ビード拡張部材により前記部分を押圧後、前記ビードベース領域を、ビードセンサで測定する工程と、を有し、
前記部分を前記タイヤ幅方向内側から押圧する工程は、前記一対のビード拡張部材の一方が、前記部分の一方に当接して前記タイヤを持ち上げた状態で行われ、
前記ビードベース領域を測定する工程は、前記タイヤを前記持ち上げた状態で行われる、ことを特徴とするビード部検査方法。 - 前記ビードベース領域の測定は、前記タイヤをタイヤ回転軸周りに回転させながら行なわれ、
前記タイヤの回転中、タイヤ表面に設けられた情報記録媒体から読取センサで記録情報を読み取り、読み取った前記記録情報を用いて、前記ビード部の評価を行なう、請求項9または10に記載のビード部検査方法。 - 前記部分をタイヤ幅方向内側から押圧する工程では、前記タイヤのタイヤサイズ情報を得ることなく、前記ビード拡張部材を、押圧しようとする前記部分のタイヤ径方向の位置に移動させた後、前記ビード拡張部材をタイヤ幅方向外側に移動させることにより、前記部分を押圧する、請求項9〜11のいずれか1項に記載のビード部の検査方法。
- 前記ビード拡張部材が設けられる移動体を、前記一対の前記ビードベース領域に当接するまでタイヤ径方向内側から外側に向かって移動させることにより、前記ビード拡張部材を、押圧しようとする前記部分のタイヤ径方向の位置に移動させる、請求項9〜12のいずれか1項に記載のビード部検査方法。
- 前記移動体は、前記一対の前記ビードベース領域に当接するまでタイヤ径方向内側から外側に向かって移動するように構成された、タイヤ幅方向に沿って回転軸を有する回転ローラを備え、
前記ビード拡張部材が前記タイヤを持ち上げた後、前記回転ローラが駆動して前記タイヤを回転させることにより、前記ビードベース領域の一周の測定を行なう、請求項13に記載のビード部検査方法。 - 前記ビード拡張部材を、押圧しようとする前記部分のタイヤ径方向の位置に移動させる前に、タイヤ最大幅を測定し、前記タイヤ最大幅の情報に基づいて、前記ビード拡張部材をタイヤ幅方向のタイヤ中心位置に位置決めする、請求項13または14に記載のビード部検査方法。
- タイヤのビード部を検査するビード部検査方法であって、
リム未装着のタイヤのタイヤ幅方向の両側に位置する一対のビード部の離間距離を拡げてタイヤ周上で一定距離にするために、ビード拡張部材がタイヤ幅方向内側から外側に向かって移動して前記ビード拡張部材が前記タイヤの一対のビードベース領域近傍のタイヤ内側表面の部分をタイヤ幅方向内側から押圧する工程と、
前記ビード拡張部材により前記部分を押圧後、前記ビードベース領域を、ビードセンサで測定する工程と、を有し、
前記ビードセンサは、タイヤ幅方向に移動するように構成されたセンサ固定台に固定され、
前記センサ固定台には、前記ビード部を検査するときの前記ビードセンサのタイヤ幅方向における検査位置を定めるための位置決めセンサが設けられ、
前記位置決めセンサは、前記ビードベース領域の測定のために、前記センサ固定台がタイヤ幅方向に移動するとき、前記位置決めセンサによる前記ビード部のトウ先端の検知の有無の情報を用いて、前記ビードセンサの前記検査位置を定める、ことを特徴とするビード部検査方法。
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