JP6727722B2 - 気流型分析システムの標準試料作成方法 - Google Patents

気流型分析システムの標準試料作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、検査対象に付着した付着物を分析する気流型分析システムの評価を行うための、気流型分析システムの標準試料作成方法に関するものである。
空港や、アミューズメントパーク等の入口で爆発物等の物質を検出することが重要となってきている。このような爆発物等の危険物を取り扱うと、危険物に由来する微粒子が周囲に飛散することが知られている。従って、検査対象物(例えば、手、服、カバン等)に爆発物等の危険物の微粒子が付着していれば、その検査対象物にかかわる人物が危険物を取り扱った可能性が高い。このため、検査対象物に付着する微粒子を迅速に分析する分析システムが重要性を増してきている。
特許文献1には、「対象に付着した試料を剥離させる送気部と、前記対象から剥離した試料を吸引する吸気部と、円錐状の微粒子濃縮部を有し前記吸引した試料を濃縮して捕集する微粒子捕集部と、前記微粒子濃縮部の上部に設けられた大容量の吸引部と、前記微粒子濃縮部の小半径部に設けられた微粒子捕集フィルタと、前記微粒子濃縮部の小半径部に設けられた前記微粒子捕集フィルタを加熱する加熱部と、前記微粒子捕集フィルタに捕集され前記加熱によって気化された試料を前記微粒子捕集フィルタの裏面から連続的に吸引する小容量の吸引部と、前記吸引された試料を導入してイオン化するイオン源部と、前記イオン源部で生成されたイオンを質量分析する質量分析部と、前記イオン源部と前記質量分析部を制御する制御部と、検出対象物質に由来する質量スペクトルデータを保持するデータベース部と、前記質量分析部による試料の質量分析結果と前記データベース部に保持された質量スペクトルデータとを照合して前記検出対象物質の有無を判定する判定部と、を備えることを特徴とする」分析装置及び分析方法が開示されている(請求項1参照)。
このような分析システム(分析装置)で付着物の性能を正しく評価するためには、分析システムのテストに使用する標準試料の作成方法や、分析システムの評価手順を定めておく必要がある。特許文献2には、テフロン(登録商標)シート上に試料溶液を滴下して乾燥させ、析出した試料を検査対象物に擦りつけることで検査対象物に所望の試料を付着させる分析システムの評価に用いる標準試料の作成方法が開示されている。
また、非特許文献1では分析システムの評価に用いる標準試料の作成方法及び評価手順についての規格が定められている。具体的には、バックグラウンドの懸濁液を市販の紙製ウェスに滴下し、乾燥させた後、同じ紙製ウェスに試料溶液を滴下して乾燥させ、所望の量のバックグラウンドと試料とを含む紙製ウェスを分析システムで試験するという手順が記載されている。
特許第5690840号公報 米国特許第6470730号明細書
ASTM規格 E2520−15(ASTMインターナショナル)
特許文献2や非特許文献1には、基本的に、検査対象物の表面を市販の紙製ウェスで拭き取った後、その紙製ウェスに付着した微粒子を分析する、いわゆる拭き取り検査型の分析システムで使用される標準試料の作成方法や評価手順が記載されている。このため、特許文献1に記載したような、拭き取りを行わずに検査対象物の表面に付着した付着物を気流によって回収し、分析する気流型分析システムに好適な標準試料の作成方法や評価手順はない。
また、検査対象物に微粒子を付着させる工程において、検査対象物に直接試料溶液を滴下し乾燥させると、検査対象物の材質や試料溶液の溶媒の種類によっては検査対象物が溶ける恐れがある。さらに、検査対象物が手の場合、試料溶液が人間の皮膚にとって好ましくない場合がある。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、気流型分析システムの評価に用いる標準試料の均一性を向上させることを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、検査対象物に付着した付着物を分析する気流型分析システムによる検査時に前記検査対象物に付着している可能性のある微粒子であるバックグラウンドを容器に秤量する工程と、前記バックグラウンドに、試料の溶液を添加する工程と、前記試料の溶液を乾燥させる工程と、アセトンの液面が前記容器の壁面に析出している前記試料の高さより高くなるよう、前記アセトンを前記容器に添加する工程と、前記容器内に添加された前記アセトンを乾燥させる工程と、を含むことを特徴とする。
その他の解決手段については、実施形態中に記載する。
本発明によれば、気流型分析システムの評価に用いる標準試料の均一性を向上させることができる。
第1実施形態で用いられる標準試料の作成方法を示す図(その1)である。 第1実施形態で用いられる標準試料の作成方法を示す図(その2)である。 第1実施形態で用いられる標準試料の作成方法を示す図(その3)である。 第1実施形態で用いられる標準試料の作成方法を示す図(その4)である。 第1実施形態で用いられる標準試料の作成方法を示す図(その5)である。 第1実施形態で用いられる標準試料の作成方法を示す図(その6)である。 第1実施形態で用いられる標準試料の作成方法を示す図(その7)である。 第1実施形態で用いられる標準試料の作成方法を示す図(その8)である。 標準試料による評価対象となる気流型分析システムの例を示す図である。 付着物収集装置の概略断面図を示す図である。 付着物収集装置を上から見た際における噴出口、検査対象物、支持部、回収口の位置関係を示す図である。 付着物収集装置を検査対象物の挿入口側から見た図である。 第1実施形態に示す手法で作成した標準試料の効果を示す図である。 比較例の結果を示す図である。 第2実施形態で用いられる標準試料の作成方法を示す図(その1)である。 第2実施形態で用いられる標準試料の作成方法を示す図(その2)である。 第2実施形態で用いられる標準試料の作成方法を示す図(その3)である。 第2実施形態で用いられる標準試料の作成方法を示す図(その4)である。 第3実施形態で用いられる標準試料の作成方法を示す図(その1)である。 第3実施形態で用いられる標準試料の作成方法を示す図(その2)である。 第3実施形態で用いられる標準試料の作成方法を示す図(その3)である。 第4実施形態で用いられる評価用検査対象物の例を示す図である。 第4実施形態で用いられる検査対象物の断面図である。 第5実施形態で用いられる手袋を示す図である。 第5実施形態で用いられる指サックを示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、まず、プラスチック製のカードを検査対象物とし、カード表面に付着した微粒子を気流により採取し分析する気流型分析システムの評価法について説明する。
また、各図面において、同一の構成を示すものには、同一の符号を付して、説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、図1〜図8を参照して、第1実施形態で用いられる標準試料の作成方法について説明する。
まず、図1に示すように、容器J1にバックグラウンド1を秤量する。バックグラウンド1とは、分析システムによる検査時に検査対象物に付着している可能性の高い(可能性のある)微粒子で、具体的には塵埃のようなものである。バックグラウンド1には、粒径や組成が明らかな粉体が望ましい。例えば、バックグラウンド1として、JIS(Japanese Indusrial Standards)規格で規定されたJIS Z8901試験用粉体第7種関東ローム粉(細粒)等が用いられることが望ましい。また、容器J1として、中が見やすいようにガラス容器が望ましいが、樹脂性容器が用いられてもよい。
次に、図2に示すように、容器J1内のバックグラウンド1に対し、試料(ここでは爆発物)が所望の濃度(重量%)になるよう容器J1に試料溶液(試料の溶液)2を添加する。この試料溶液2は、分析対象となる物質であり、気流型分析システムw(図9参照)のテストに用いられるものであれば、爆発物が試料となる。このとき、容器J1の底には、バックグラウンド1に試料溶液2がしみ込んだものが溜まっている。
そして、図3及び図4に示すように、バックグラウンド1に試料溶液2が添加された容器J1をドラフト等に設置し溶媒4を乾燥させる。このようにして、試料(ここでは爆発物)を含む標準試料3(図4参照)が作成される。これまでの手法では、図4の段階で標準試料3の作成を終了していた。
しかしながら、発明者らの検討によれば、図4の状態の標準試料3で気流型分析システムw(図9参照)の評価を行うと、標準試料3が検査対象物から十分に剥離しているにもかかわらず、再現性に乏しいことが分かった。
これは、容器J1に試料溶液2を添加して溶媒4を乾燥させる際、図3及び図4に示すように、析出した試料2aの一部が容器J1内壁面等に残り、バックグラウンド1と均一に混ざっていないことが原因として考えられる。
そこで、第1実施形態では、容器J1内で一度乾燥した試料を含む標準試料3に対し、図5に示すように適量の溶媒4が加えられる。加えられる溶媒4は、試料(爆発物)に対して強い親和性を有するものである。また、「適量」とは、溶媒4の液面が容器J1の壁面に残っている試料2aの高さより高くなることが望ましい。この溶媒4により、容器J1の壁面に残っている試料2aや、バックグラウンド1の表面の試料2aが溶媒4によって再溶解する。これにより、容器J1の壁面に残っている試料2aがリンス(洗浄)される。ここで、試料2aの再溶解に用いる溶媒4は、有機溶媒、特にアセトンが望ましい。アセトンは爆発物等の化学物質をよく溶かす上、蒸気圧が高く乾燥しやすいためである。
その後、図6及び図7に示すように溶媒4を乾燥させる。前記したように、溶媒4は試料に対して強い親和性を有しているため、溶媒4が乾燥して容器J1中の溶媒4の量が減っても、試料は溶媒4中に溶解したままである。すなわち、試料は壁面に残るよりも、溶媒4中に溶解するため、溶媒4が乾燥していっても、試料が壁面に残ることはない。
なお、溶媒4を乾燥させる際には、図6及び図7に示すように振動攪拌器等で攪拌しつつ溶媒4を乾燥させるとよい。なお、容器J1が振動攪拌機等で攪拌されると、溶媒4、標準試料3、試料2aは混合した状態となるが、図6及び図7では、分かりやすくするため、溶媒4、標準試料3、試料2aが分離した状態として示している。
図8に示すように、溶媒4が完全に乾燥すると、バックグラウンド1と試料とが均一に混ざった評価用の標準試料3が容器J1の底に残る。
ここで、溶媒4の乾燥後、容器J1内の標準試料3は固まった状態となっているので、針等で崩して粒子状にして使用する。
(気流型分析システム)
図9は、標準試料による評価対象となる気流型分析システムの例を示す図である。第1実施形態及び後記する第2実施形態、第3実施形態で作成される標準試料は、図9〜図12に示すような気流型分析システムwの評価に用いられる。
気流型分析システムwは検査対象物Cの表面に付着した付着物の分析と検査対象物Cの認証を行うことが可能なセキュリティゲートシステムを想定している。特に、爆発物等の危険物の検知を目的としている。気流型分析システムwは、付着物収集装置z、認証装置7、赤外線センサ5、パルスバルブ13、圧力コントローラ15、コンプレッサ17、人感センサ18、付着物濃縮装置19を有している。さらに、気流型分析システムwは、分析装置40、吸気装置21、制御/データ処理装置25、結果表示装置26、ゲート27を有している。人感センサ18は、赤外線センサ、超音波センサ等が考えられる。
そして、付着物濃縮装置19は、サイクロン捕集部20、ヒータ22、1次フィルタ23、2次フィルタ24を有している。なお、気流型分析システムwは、必ずしも図9に示される構成に限定されるわけではなく、図9では代表的な一例が示されているにすぎない。
付着物濃縮装置19は剥離された付着物の濃度を高くする。
サイクロン捕集部20は遠心力を利用して、ある一定以上の粒径及び密度の試料をサイクロン捕集部20の下部へと捕集することが可能である。
サイクロン捕集部20の下部で捕集された付着物はそのままヒータ22へと沈降する。ヒータ22には1次フィルタ23が備えられている。沈降してきた付着物は、1次フィルタ23に捕集され、ヒータ22によって加熱されることで気化する。気化した付着物は2次フィルタ24を通過して分析装置40へ導入される。付着物濃縮装置19では、剥離した付着物を濃縮できればよく、サイクロン捕集部20を備えていなくてもよい。
ヒータ22は、例えば200℃で付着物を加熱する。ヒータ22の温度は捕集する付着物が気化できる温度であればよく、付着物の成分によって変化されてもよい。
1次フィルタ23及び2次フィルタ24は、粒径1μm以上の微粒子を捕捉できる濾過精度であればよい。ヒータ22と分析装置40を繋ぐ配管52も加熱されている。これはヒータ22によって気化した分子が配管52の内壁へと吸着するのを防ぐためである。2次フィルタ24は1次フィルタ23にかからなかった付着物が分析装置40に入ることを防ぐ目的で設置されている。ヒータ22と分析装置40の間の配管52は必ずしも必要ではなく、ヒータ22と分析装置40とが直結していてもよい。この場合、2次フィルタ24は省略される。
分析装置40は、質量分析計が用いられる。
質量分析装置を分析装置40として利用した場合、制御/データ処理装置25は、分析装置40で計測された質量スペクトルを解析し、質量スペクトルから付着物の成分の同定や濃度を特定する。制御/データ処理装置25は事前にデータベースが格納されている。このデータベースには、付着物の成分の同定や、濃度判定のための閾値が設定されている。検出された成分の濃度が規定閾値を上回っていた場合、制御/データ処理装置25は陽性判定を行う。そして、結果表示装置26が、検出された成分の有無の表示等をする。
ちなみに、図9における破線は、情報の送受信を示す。図9に示すように、制御/データ処理装置25は赤外線センサ5、認証装置7、人感センサ18、分析装置40から情報を取得する。また、制御/データ処理装置25は、取得した情報に基づいて圧力コントローラ15、ヒータ22、ゲート27、吸気装置21等を制御する。また、制御/データ処理装置25は、分析装置40における分析結果等を結果表示装置26に表示させる。
制御/データ処理装置25は、爆発物が検出されるとゲート22を閉じる。
(付着物収集装置)
図10は、付着物収集装置の概略断面図を示す図である。図11は、図10に示す付着物収集装置を上から見た際における噴出口、検査対象物、支持部、回収口の位置関係を示す図である。図12は、図10に示す付着物収集装置を検査対象物の挿入口側から見た図である。
なお、図10は図11及び図12におけるA1−A1断面を示し、図11は図10及び図12におけるD1−D1断面を示している。また、図10において、本来はノズルnは筺体Bに隠れている状態であるが、概念的に分かりやすくするため断面として示している。さらに、図10において、本来はノズルnは5つ表示されるはずであるが、図面が煩雑になるのを避けるため3つのみを示している。以下の図でも、同様のものとする。
また、図10及び図11は、検査対象物(対象物)Cが挿入途中の状態を示している。以下の図面においても、同様の図では検査対象物Cが挿入途中の状態を示している。
図10、図12に示すように、付着物収集装置zには、噴出口nが配置された内部空間の上下面に支持部(スペーサ)Hが1対ずつ設けられている。この支持部Hは、凸構造、すなわちリブ形状を有している。
また、第1実施形態における気流型分析システムw(図9参照)は、検査対象物Cに付着した付着物を回収するため、例えば、IC(Integrated Circuit)カードや、磁気カードといった検査対象物Cの両面に対して気流(気体)を噴出する。また、気流型分析システムwは、検査対象物Cを付着物収集装置zに挿入された時に認証を行い、この認証データを取得する。なお、認証データは、検査対象物Cに埋め込まれたり、表面に付されたり、印刷されたりしたICチップ、磁気媒体、バーコード、二次元コードに書き込まれている。
そして、気流型分析システムwは、この認証データを基に検査対象物Cの認証を行う。
この際、付着物収集装置zに配置された支持部Hによって気流を噴射する噴射口である噴出口nと検査対象物Cとの位置関係が検査ごとに一定となる。これにより、検査対象物Cに付着している付着物を安定的に回収することができる。支持部Hの高さは2〜3mm程度が望ましい。
図11に示すように、本実施形態に係る付着物収集装置zにおいて、噴出口nが筺体Bの内部空間の下面に10個配置されている。そして、噴出口nは、筺体Bの内部空間の上下面にそれぞれ配置されるため、本実施形態では計20本の噴出口nが使用されている。
本実施形態では、検査対象物CとしてICカード、磁気カード、ネームカード、これらのカードを保持可能なカードホルダ等を対象としているが、それらに限られるわけではない。例えば、携帯電話、携帯端末、チケット、パスポート等にも対応可能である。
本実施形態では、図10に示されるように、筺体Bによって形成される内部空間に検査対象物Cが挿入されると、噴出口nによる気流の噴射が開始されることで、検査が開始される。噴出口nから噴射される気流によって、検査対象物Cの上下両面から付着物を剥離回収することが可能である。
ここで、図10に示す破線矢印、及び図11に示される破線は気流の流れを示す。また、図10に示す実線太矢印は検査対象物Cの挿入方向を示す。
図10及び図11に示すように、噴出口nから噴射された気流は検査対象物Cに衝突後、回収口101へと向かって流れる。
ここで、検査対象物Cを挿入する挿入口106と剥離した付着物を回収する回収口101以外の検査対象物Cの周囲を筺体Bで覆うことで剥離した付着物が外部へ飛散せずに効率的に回収口101から回収される。
図10に示すように噴出口nは鉛直方向に対して、傾いている。角度は、鉛直方向に対して15〜90°程度が一般的範囲であるが(90°とは検査対象物Cに対して垂直である)、30〜45°が望ましい。
図10及び図12に示すように、本実施形態では付着物収集装置zの筺体Bの下部に認証装置107が設置されている。検査対象物Cが例えばICカードであった場合、認証装置107によって、ICカードの内容が認証される。
また、図10に示すように、付着物収集装置zには、赤外線センサ105が設けられている。赤外線センサ105は、赤外線センサ発光部105a及び赤外線センサ受光部105bから構成される。破線Lは赤外線センサ発光部105aから照射された赤外線を示す。検査対象物Cが付着物収集装置zに挿入され赤外線Lが遮られると、赤外線センサ受光部105bが赤外線Lの遮断を検知する。これにより、検査対象物Cの挿入が検知される。
また、図10、図11に示すように、回収口101の手前には粗メッシュフィルタ102が設けられている。粗メッシュフィルタ102は、大きな埃が回収口101に入ることを防ぐためのものである。粗メッシュフィルタ102として、例えば、ステンレス金網メッシュ(開き目0.5mm、開孔率50%)が用いられる。この粗メッシュフィルタ102は交換可能であり、埃が詰まった場合には清掃して再利用するか、新品と交換することができる。
そして、図10に示されるように、噴出口nは、噴出口nに気流を供給する噴出口n用の配管104に接続されている。配管104は筺体B外部の気流供給源(後記)へと接続されている。なお、図10では、配管104は紙面手前方向に伸びている。
なお、標準試料3(図8参照)による評価対象は、気流によって検査対象物Cの付着物を回収し、分析するものであれば、図9〜図12に示す構成を有しているものに限らない。
(効果)
図13は、第1実施形態に示す手法で作成した標準試料の効果を示す図である。
図13では、ある種類の爆発物を試料とし、検査対象物に付着させた標準試料に含まれる試料の量と、この検査対象物を、図9〜図12に示す気流型分析システムwで検査した場合における信号強度との関係を示している。
図14は、図13と同じものを原材料とし、アセトンで洗浄する工程(図5〜図7参照)を行わなかった標準試料を用いて、図13と同様の試験を行った比較例の結果を示す図である。
図13と、図14とを比較すると明らかなように、第1実施形態に記載の手法で作成した図13の方が、試料の量と信号強度との間に明確な相関が見られる。このように、第1実施形態に示す手法により作成した標準試料が用いられることで、微粒子を気流により採取するタイプの気流型分析システムw(図9参照)の性能の定量的な評価の精度を向上させることができる。
第1実施形態に示す手法で作成された標準試料3は、これまでの手法で作成された標準試料3より、均一性が大幅に増しており、精度の高い気流型分析システムw(図9参照)の評価を行うことができる。
また、前記したように、溶媒4を加えない、これまでの方法では、図4に示すように容器J1の壁面に試料2aが残ってしまうため、図2の時点でバックグラウンド1に添加された試料のうち、どれくらいの試料がバックグラウンド1に含まれているか不明である。
これに対して、第1実施形態に示す方法によれば、添加した試料のほぼすべてがバックグラウンド1に含まれているので、バックグラウンド1中の試料の量を正確に把握することが可能となる。
このように、第1実施形態の手法で作成された標準試料3は、検査対象物から微粒子を気流により採取するタイプの気流型分析システムw(図9参照)において、気流型分析システムwの性能を再現性良く評価することができる。これにより、評価結果が気流型分析システムwの性能向上のための指針となることから、技術開発が促進される。また、異なる機種間の性能を正確に比較することが可能になり、ユーザは気流型分析システムwの導入時に評価結果を参考にして機種を選定することができる。
さらに、第1実施形態では、図5で添加される溶媒4を有機溶媒とすることで、容器J1の壁面に残っている試料2aを再溶解させ、さらに溶媒4が乾燥する際に容器J2の壁面に試料2aが残らないようにすることができる。これにより、均一性の高い標準試料3を作成することができる。さらに、溶媒4を、試料との親和性が特に強いアセトンとすることで、溶媒4が乾燥する際に容器J2の壁面に試料2aが残らないようにすることができる。
[第2実施形態]
次に、図15〜図18を参照して、本発明の第2実施形態で用いられる標準試料3の作成方法について説明する。
まず、図15に示すように、テフロン(登録商標)シート(シート状物体)J2上に、非特許文献1と同様の方法で作成したバックグラウンド1の懸濁液を所望の量滴下し乾燥させる。懸濁液は、イソプロパノール懸濁液が望ましい。
次に、図16に示すように、乾燥の結果、析出したバックグラウンド1にマイクロシリンジ等により所望の量の試料溶液2を滴下する。この結果、バックグラウンド1と試料溶液2との混合物ができる。
そして、図17に示すように、バックグラウンド1と、試料溶液2との混合物を乾燥させる。
その結果、図18に示すように、バックグラウンド1と、試料とが混合した標準試料3が作成される。
このようにして作成した標準試料3は、固まっている状態なので針等で崩した上で検査対象物に振りかけられる、又はテフロン(登録商標)シートJ2が直接検査対象物に擦り付けられることによって、検査対象物に標準試料3が転写される。
第2実施形態で用いられる手法によれば、第1実施形態よりも、はるかに簡易な手法で均一性に優れた標準試料3を作成することができる。
また、最初に所望の量のバックグラウンド1を計量し、そのバックグラウンド1に試料溶液2を滴下することで、必要な量の標準試料を無駄なく作成することができる。
[第3実施形態]
次に、図19〜図21を参照して、本発明の第3実施形態で用いられる標準試料3の作成方法について説明する。
まず、作成者は、バックグラウンド1の懸濁液に、所望の量の試料溶液2を加え攪拌する。
その後、図19に示すように、テフロン(登録商標)シートJ2上に、バックグラウンド1と試料溶液2との混合液を所望の量を滴下する。
そして、図20に示すように、滴下したバックグラウンド1と試料溶液2との混合液を乾燥させる。
混合液が完全に乾燥すると、図21に示すように、バックグラウンド1と、試料とが混合した標準試料3がテフロン(登録商標)シートJ2上に作成される。
このようにして作成された標準試料3は、固まっている状態であるので、針等で崩した上で検査対象物に標準試料3が振りかけられるか、又はテフロン(登録商標)シートJ2が直接検査対象物に擦り付けられることによって、検査対象物に標準試料3が転写される。
第3実施形態によれば、第2実施形態に示す手法より、さらに簡易な方法で均一性に優れた標準試料3を作成することができる。
[第4実施形態]
次に、図22及び図23を参照して、第4実施形態に係る検査方法について説明する。なお、第1〜第3実施形態までは標準試料3の作成方法であるが、第4実施形態及び第5実施形態では検査手法について説明する。
これまで、図9〜図12に示すような、検査対象物Cの表面に付着した微粒子を気流により採取し分析するタイプの気流型分析システムwについて、どのように検査対象物Cに標準試料をのせるかについての手法は提案されていない。
図22は、第4実施形態で用いられる評価用検査対象物の例を示す図である。
なお、第4実施形態では、評価用の検査対象物C1としてカードが用いられる場合について説明する。
図22に示すように、検査対象物C1には、所望の量のバックグラウンド1が充填される凹部201(窪み)が設けられている。
図23は、第4実施形態で用いられる検査対象物の断面図である。図23は、図22におけるE1−E1断面図を示している。
図23に示すように、凹部201に、第1〜第3実施形態のいずれかの手法で作成した標準試料3を軽く充填し、すりきりベラ等で標準試料3をすりきる。その後、凹部201に標準試料3が充填されている検査対象物C1が気流型分析システムw(図9参照)にセットされることで、気流型分析システムwの評価が行われる。
凹部201の大きさは、例えば、直径1mm、深さ0.2mmの半円形である。この大きさの凹部201にJIS Z8901試験用粉体第7種関東ローム粉(細粒)を軽く充填した場合のバックグラウンド1の量は、約60μgである。
第4実施形態によれば、第1〜第3実施形態のいずれかの手法で作成された標準試料3の量を正確に計量した上で、気流型分析システムw(図9参照)の評価を行うことができるので、精度の高い気流型分析システムwの評価を行うことができる。
なお、図22及び図23に示す検査対象物C1では、凹部201が1つ設けられているのみであるが、2つ以上の凹部201が設けられていてもよい。
[第5実施形態]
第4実施形態では、検査対象物C1がカードであることを想定して記載してきたが、カード以外でもカードホルダ、携帯電話、手帳、定期入れ等、様々な工業製品を気流型分析システムw(図9参照)の検査対象物とすることができる。これらの検査対象物でも第4実施形態と同様の構成(凹部201(図22、図23参照))を設けることで、図9〜図12に示すような気流型分析システムwの性能を正確に評価することが可能である。しかしながら、検査対象物が手の場合には、第4実施形態とは異なる評価手順が必要になる。
発明者らの検討によれば、例えば、第2実施形態と同じ手順で評価用サンプルを作成した後、この評価用サンプルを手に付着させて、図9〜図12に示すような、付着物を気流により採取するタイプの気流型分析システムwで測定を行うと、被検者によって測定結果に大きな差が生じることがわかった。この差が生じる原因は明らかではないが、個人差に起因する発汗状態の差が影響を及ぼしているものと考えられる。
そこで、第5実施形態では、個人差を生じさせずに再現性よく分析システムw(図9参照)の性能を評価するため、図24に示すような手袋301、あるいは、図25に示すような指サック302等を用い、標準試料3を付着させる部分が覆われるようにする。
一例を挙げると、具体的には以下の手順になる。
まず、第1〜第3実施形態に示す手法のうち、いずれかの手法で標準試料3を作成する。
このようにして作成した標準試料3を、図24に示すように手袋301をつけた指や、図25に示すように指サック302をつけた指で擦る等して、手袋301や、指サック302の表面に標準試料3を付着させる。その後、手袋301又は指サック302に標準試料3を付着させた手袋301又は指サック302を装着した手を気流型分析システムw(図9参照)にセットする。このようにすることで、手をセットするタイプの気流型分析システムwの評価において、誰が被験者になったとしても再現性のよい評価が可能になる。
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を有するものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 バックグラウンド
2 試料溶液(試料の溶液)
2a 壁に残っている試料
3 標準試料
4 溶媒
201 凹部
301 手袋
302 指サック
C,C1 検査対象物
J1 容器
J2 テフロン(登録商標)シート(シート状物体)
w 気流型分析システム
z 付着物収集装置

Claims (2)

  1. 検査対象物に付着した付着物を分析する気流型分析システムによる検査時に前記検査対象物に付着している可能性のある微粒子であるバックグラウンドを容器に秤量する工程と、
    前記バックグラウンドに、試料の溶液を添加する工程と、
    前記試料の溶液を乾燥させる工程と、
    アセトンの液面が前記容器の壁面に析出している前記試料の高さより高くなるよう、前記アセトンを前記容器に添加する工程と、
    前記容器内に添加された前記アセトンを乾燥させる工程と、
    を含むことを特徴とする気流型分析システムの標準試料作成方法。
  2. 検査対象物に付着した付着物を分析する気流型分析システムで用いる標準試料の作成方法であって、
    所望の濃度のバックグラウンドを含む懸濁液を生成する工程と、
    前記懸濁液をシート状物体上に滴下する工程と、
    前記シート状物体上に滴下された前記懸濁液を乾燥する工程と、
    乾燥した前記懸濁液に試料の溶液を滴下する工程と、
    前記懸濁液及び前記試料の溶液を乾燥させる工程と、
    を含むことを特徴とする気流型分析システムの標準試料作成方法。
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