JP6727570B2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁 Download PDF

Info

Publication number
JP6727570B2
JP6727570B2 JP2016082671A JP2016082671A JP6727570B2 JP 6727570 B2 JP6727570 B2 JP 6727570B2 JP 2016082671 A JP2016082671 A JP 2016082671A JP 2016082671 A JP2016082671 A JP 2016082671A JP 6727570 B2 JP6727570 B2 JP 6727570B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
needle
ball valve
plunger
valve housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016082671A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017194069A (ja
Inventor
木内 英雄
英雄 木内
順二郎 吉村
順二郎 吉村
修 寺倉
修 寺倉
Original Assignee
株式会社ワールドテック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ワールドテック filed Critical 株式会社ワールドテック
Priority to JP2016082671A priority Critical patent/JP6727570B2/ja
Publication of JP2017194069A publication Critical patent/JP2017194069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6727570B2 publication Critical patent/JP6727570B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は電磁弁に関し、特に、スムーズかつ確実な作動を可能にした電磁弁に関するものである。
特許文献1には、チェック弁としての球状のボール弁を備えた電磁弁が示されており、当該ボール弁の閉鎖作動は、圧力保持弁の棒状のプッシャでボール弁を押すことによって行なわれる。プッシャは圧力保持弁を介して、ソレノイドに吸引作動させられるロッドと一体になっている。
特開2015−28358
ところで、上記ボール弁の周面は球状であるのに対して、従来の電磁弁では、ボール弁の球状周面に当接するプッシャの先端面は平面となっている。このため、押圧作動時に上記先端面とボール弁がずれて確実な位置決めがなされず、スムーズかつ確実な作動が保証されないことが有った。
そこで、本発明はこのような問題点を解決するもので、常にスムーズかつ確実な作動が保証される電磁弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本第1発明では、球状のボール弁(7)を内設した電磁弁において、前記球状のボール弁(7)を挟んで対向位置し前記球状のボール弁の一方の周面が当接する弁座面(2a)および他方の周面が当接するニードル端面(6a)のいずれも、前記球状のボール弁(7)の前記周面に向けて開いた円錐面に成形され、かつ筒状に成形された単一の弁ハウジング(1)の一端開口(14)内に前記弁座面(2a)を形成したバルブシート(2)が固定されるとともに、前記弁ハウジング(1)内に前記ニードル端面(6a)を形成したニードル(6)が設けられ、当該ニードル(6)の基端を保持するプランジャ(4)が前記弁ハウジング(1)内に摺動移動可能に設けられて、前記バルブシート(2)、前記球状のボール弁(7)、前記ニードル(6)および前記プランジャ(4)が前記弁ハウジング(1)の中心軸(L)上に位置させられ、かつ前記弁ハウジング(1)の外周に電磁コイル(84)が巻回設置されている。
本第1発明においては、ニードル端面がボール弁を弁座面に押しやってボール弁を挟持しこれを閉止状態にする際に、ニードル端面および弁座面はいずれもボール弁の球状周面に向けて開いた円錐面に形成されているから、挟持される際にボール弁は両者の円錐面の傾斜に沿って移動させられて、円錐面の軸、すなわちニードル端面と弁座面の共通の軸上に案内され位置決めされる。これにより、ニードル端面、ボール弁および弁座面の間にずれを生じないから電磁弁のスムーズかつ確実な作動が実現される。また、バルブシートに対してニードルを常に一定の相対位置関係で案内することができるから、さらに電磁弁のスムーズかつ確実な作動が可能となる。さらに、ニードルを直接ガイドする別体のガイド部材が不要になるから、電磁弁全体の長さを同一にしても弁ハウジングの長さを十分確保することができる。これにより、弁ハウジングの外周に巻回設置される電磁コイルをその巻き数を同一にして厚みを薄くすることができ、電磁弁の外形を小さくすることが可能になる。
本第2発明では、前記弁ハウジング(1)の他端開口内にステータコア(3)が固定され、当該ステータコア(3)の筒内に圧入されたブッシュ(5)と前記プランジャ(4)との間に前記ボール弁(7)を閉鎖方向へ付勢するバネ部材(42)が配設されている。
上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を参考的に示すものである。
以上のように、本発明の電磁弁によれば、常にスムーズかつ確実な作動が保証される。
本発明の一実施形態を示す油圧電磁弁の全体縦断面図である。 ニードルの拡大断面図である。 バルブシートの拡大断面図である。
なお、以下に説明する実施形態はあくまで一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が行う種々の設計的改良も本発明の範囲に含まれる。
図1に電磁弁の一例として油圧電磁弁の断面図を示す。油圧電磁弁は両端が開放する円筒状の弁ハウジング1を備えている。弁ハウジング1の一端部11内には、中心を貫通する油流路21を形成したバルブシート2がかしめ固定されている。また、弁ハウジングの一端部外周には一部に矩形の切り欠きが形成されて、弁ハウジング1内に通じる油流通口13となっている。
一方、弁ハウジング1の他端側の半部12は薄肉のスリーブ部となっている。スリーブ部12内には、厚肉円筒状のステータコア3が圧入してある。なお、ステータコア3の外側開口31は図略の油圧室の壁体に近接して閉鎖されている。ステータコア3の内端面3aから所定の間隙をおいてスリーブ部12内に、一端閉鎖の厚肉筒状に成形されたプランジャ4が配設されており、プランジャ4はスリーブ部12にガイドされて弁ハウジング1の中心軸Lに沿って摺動移動可能である。このようなプランジャ4とスリーブ部12によって、後述するニードル6のガイド部が構成されている。
ステータコア3の筒内には筒状のブッシュ5が、外側開口31を経て外方から挿入されて所定の位置へ圧入されている。そして、ブッシュ5の内端面5aとプランジャ4の閉鎖端面4aとの間にバネ部材42が圧縮状態で挿置され、プランジャ4はバネ部材42の伸張バネ力によって弁ハウジング1の一端開口14方向へ付勢されている。
プランジャ4の閉鎖端中心には、十字状に油流路61を内部に形成したニードル6が突設してあり、ニードル6の先端面6aとバルブシート2の弁座面2aとの間に球状のボール弁7が挟持されている。そして本実施形態では、上記ニードル6の先端面6aと弁座面2aはそれぞれ、ボール弁7の球状周面に向けて開いた円錐面に成形されている。その詳細をそれぞれ図2、図3に示す。
すなわち、図2に示すように、ニードル6の先端面は油流路61の先端開口周縁に形成されて、先端方向へ角度θ1で開く円錐面となっている。また、図3に示すように、弁座面2aはバルブシート2の油流路21の内端開口周縁に形成されて、内方に向けて角度θ2で開く円錐面となっている。
図1において、弁ハウジング1の他端側の半部外周には大径の筒状ヨーク8が装着されている。ヨーク8の一端開口にはリング状のエンドプレート81が覆着されて、その外側面81aが図略の機器への取付面となっている。なお、外側面81aはプランジャ4の端面とほぼ同じ位置になっている。ヨーク8の他端は開口縁82が径方向内方へ屈曲させられて弁ハウジング1の外周に嵌着されている。また、ヨーク8の一部は切り欠かれてここに樹脂製のコネクタ部83が設けられている。
弁ハウジング1のスリーブ部12の外周と、エンドプレート81およびヨーク8で囲まれた空間内に電磁コイル84が巻回設置されている。電磁コイル84はスリーブ部12に沿って延びている。
このような構造の油圧電磁弁において、電磁コイル84に通電すると、エンドプレート81、ヨーク8、開口縁82、スリーブ12、ステータコア3およびプランジャ4を通る磁路が形成されて、ステータコア3とプランジャ4の対向面3a,4bに磁極が現れ、プランジャ4がバネ部材42のバネ力に抗してステータコア3に吸引される。これにより、ニードル6とバルブシート2によるボール弁7への挟持状態が解消されてボール弁7が開放状態となり、油流路21と油流通口13との間に作動油が流れる。
電磁コイル84への通電を停止すると、プランジャ4はバネ部材42の付勢力でステータコア3から離れる方向へ移動させられ、ニードル6の先端面6aがボール弁7を押しやってバルブシート2の弁座面2aとの間でボール弁7を挟持する。これによりボール弁7が閉止状態となり、作動油の流通が阻止される。
そしてこの際、ニードル6の先端面6aおよび弁座面2aはボール弁7の球状周面に向けて開いた円錐面に形成されているから、上記先端6aと弁座2aで挟持される際にボール弁7は両者の円錐面の傾斜に沿って移動させられて、円錐面の軸、すなわちニードル6と弁座2の共通の軸である弁ハウジング1の中心軸L上に案内位置させられる。このようにしてスムーズかつ確実な作動が実現される。
本実施形態では、筒状弁ハウジング1の一端部11内にバルブシート2を設け、弁ハウジング1の他端半部のスリーブ部12内にステータコア3とプランジャ4を設けて、スリーブ部12内でプランジャ4を移動させる構造としたから、プランジャ4すなわちニードル6は、バルブシート2に対して正確に同軸上に位置決めされた状態で案内移動させられる。これによってもスムーズかつ確実な作動が保証される。加えて、ニードルの移動を案内するための別体のガイド部材を設ける必要が無いから、スリーブ部の長さを十分確保することができ、その分、コイル巻き数を変えることなく巻き線厚を十分薄くして、油圧電磁弁全体の外径を従来よりも小さくすることができる。
また、本実施形態では、バネ部材42の圧縮量をステータコア3内へのブッシュ5の圧入量を変更することによって変化させることができるから、プランジャ4を付勢するバネ部材42の付勢力を最適に調整することができる。
本実施形態では、弁ハウジング1内にプランジャ4、ボール弁7、バルブシート2およびステータコア3を配設しているから構造が簡易であり、組み付けも容易である。また、部品点数も削減される。加えて、弁ハウジング1の外周に筒状ヨーク8を装着することによってコイル部を構成しているから、弁ハウジング1内の作動部と、コイル部とをそれぞれアッシー化して、組み付けをさらに容易にすることができる。なお、本発明の適用対象は油圧電磁弁には限られない。
1…弁ハウジング、12…スリーブ(ガイド部)、2…バルブシート、2a…弁座面、3…ステータコア、4…プランジャ、5…ブッシュ、6…ニードル、6a…ニードル端面、7…ボール弁。

Claims (2)

  1. 球状のボール弁を内設した電磁弁において、前記球状のボール弁を挟んで対向位置し前記球状のボール弁の一方の周面が当接する弁座面および他方の周面が当接するニードル端面のいずれも、前記球状のボール弁の前記周面に向けて開いた円錐面に成形され、かつ筒状に成形された単一の弁ハウジングの一端開口内に前記弁座面を形成したバルブシートが固定されるとともに、前記弁ハウジング内に前記ニードル端面を形成したニードルが設けられ、当該ニードルの基端を保持するプランジャが前記弁ハウジング内に摺動移動可能に設けられて、前記バルブシート、前記球状のボール弁、前記ニードルおよび前記プランジャが前記弁ハウジングの中心軸上に位置させられ、かつ前記弁ハウジングの外周に電磁コイルが巻回設置されている電磁弁。
  2. 前記弁ハウジングの他端開口内にステータコアが固定され、当該ステータコアの筒内に圧入されたブッシュと前記プランジャとの間に前記ボール弁を閉鎖方向へ付勢するバネ部材が配設されている請求項1に記載の電磁弁。
JP2016082671A 2016-04-18 2016-04-18 電磁弁 Active JP6727570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016082671A JP6727570B2 (ja) 2016-04-18 2016-04-18 電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016082671A JP6727570B2 (ja) 2016-04-18 2016-04-18 電磁弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017194069A JP2017194069A (ja) 2017-10-26
JP6727570B2 true JP6727570B2 (ja) 2020-07-22

Family

ID=60156311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016082671A Active JP6727570B2 (ja) 2016-04-18 2016-04-18 電磁弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6727570B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017194069A (ja) 2017-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6701823B2 (ja) 電磁弁装置
KR101900587B1 (ko) 폴 피스와 플럭스 슬리브의 정렬불량에 강한 솔레노이드
US11069467B2 (en) Solenoid device
JP7463104B2 (ja) ソレノイドバルブ
WO2016129261A1 (ja) リニアソレノイド
US20210278007A1 (en) Solenoid
JP2018162867A5 (ja)
KR20180109711A (ko) 전자기 밸브 및 전자기 밸브의 제조 방법
JP6372995B2 (ja) 電磁弁
JP2013144999A (ja) 電磁弁
US11289257B2 (en) Solenoid device
JP6727570B2 (ja) 電磁弁
JP5891733B2 (ja) 電磁弁
JP2015094413A (ja) 電磁弁
JP4237114B2 (ja) 電磁弁
JP6020194B2 (ja) 燃料噴射弁
JP6167993B2 (ja) 燃料噴射弁
JP5412330B2 (ja) 油圧ユニット
JP2007009764A (ja) 燃料噴射弁
JP6736330B2 (ja) 電磁弁用カートリッジアッシ、電磁弁用ソレノイドおよび電磁弁
JP4458282B2 (ja) 電磁弁
JP7338528B2 (ja) ソレノイドバルブ
JP6311540B2 (ja) 電磁弁
JP2018179120A (ja) 電磁弁
JP6484377B2 (ja) 電磁装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160426

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6727570

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250