JP6727054B2 - マルチディスプレイ装置 - Google Patents
マルチディスプレイ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6727054B2 JP6727054B2 JP2016145109A JP2016145109A JP6727054B2 JP 6727054 B2 JP6727054 B2 JP 6727054B2 JP 2016145109 A JP2016145109 A JP 2016145109A JP 2016145109 A JP2016145109 A JP 2016145109A JP 6727054 B2 JP6727054 B2 JP 6727054B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display device
- display
- liquid crystal
- scattering structure
- optical element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Description
(マルチディスプレイ装置の全体構成の概略)
図1は本実施の形態1におけるマルチディスプレイ装置100の外観を示す平面図であり、図2は図1に示すA−A’におけるマルチディスプレイ装置100の断面を示す図である。マルチディスプレイ装置100は、複数の液晶パネル20が整列配置された液晶パネルアレイ10を備える。本実施の形態1において、その液晶パネルアレイ10は、縦1行、横3列で配置された3枚の液晶パネル20によって構成される。また、液晶パネルアレイ10は、隣り合う各液晶パネル20との間に継目部11を含む。
液晶パネルアレイ10は、図1に示すように、複数の液晶パネル20が整列配置された構成を備える。本実施の形態1において、それら液晶パネル20は、縦1行、横3列で配列されるが、それらの配列に制約はなく、縦に4行、横4列など、マルチディスプレイ装置100の用途や液晶パネル20のサイズなどを考慮して構成される。また、マルチディスプレイ装置100の外形は四角形に限定されるものではなく、その他の形状であっても良い。また、四角形以外のマルチディスプレイ装置を実現するための各液晶パネルの配置は、格子状の配列に限定されるものではない。
前面保護板30は、図2に示すように、表面30aと裏面30bとを有する。裏面30bは、各液晶パネル20の平面状の各表示面23に対向して配置される平面である。表面30aには、前述したように、溝状の形状を有する屈折光学素子31aと、平坦な形状を有する平坦部32とが設けられている。観察者がマルチディスプレイ装置100を観察する際、観察者は表面30a側からアクティブエリア24に表示される画像や映像を視認する。
図2に示すように、前面保護板30の表面30aには、溝状の形状を有する屈折光学素子31aと、裏面30bに対して平行な平面を有する平坦部32とが設けられている。本実施の形態1における屈折光学素子31aはV字型の溝形状を有する。また、図1および図2に示すように、屈折光学素子31aは隣り合う各液晶パネル20間の各継目部11に沿って配置される。また、図5に示すように、平坦部32は各アクティブエリア24を覆うように配置される。また、本実施の形態1における屈折光学素子31aは非表示領域12を跨るように設置されている。また図6に示すように、屈折光学素子31aの幅W1は非表示領域12の幅W2より大きい。また屈折光学素子31aは、溝形状の最も深い部分を中心として対称に配置された互いに非平行な面を有する。また、屈折光学素子31aを構成する面は、断面視において、裏面30bまたは平坦部32に対して非平行な直線または円弧を含み、それらは液晶パネル20の寸法や画素サイズ、継目部11の寸法などによって適宜設計される。前面保護板30の平坦部32の厚さは、機械的強度を確保する観点から屈折光学素子31aの深さの2倍以上であることが望ましい。
図11(a)は、継目部11における屈折光学素子31aの断面図である。前面保護板30は、屈折光学素子31aのV字溝を構成する平面311aと平坦部32とを接続する境界部分33を含む。境界部分33は、屈折光学素子31aのV字溝を中心として両側に配置される。図11(b)は、図11に示した境界部分33を含む領域Cを拡大した図である。
図12は、液晶パネル20の継目部11における斜視図であり、第1基板21aと第2基板21bに挟持された液晶層(図示せず)に設けられた画素27の配置と、画素27を構成するサブ画素28の配置とを示す。なお図12は前面保護板30および各偏光板の図示を省略している。また、図13は、マルチディスプレイ装置100の継目部11における断面図である。液晶パネル20は、アクティブエリア24内に配列された複数の画素27を有する。1組の画素27は、3色のサブ画素28、つまり赤(R)、緑(G)および青(B)のサブ画素28からなる。1組の画素27内における各サブ画素28は、液晶パネル20の長手方向(図12および図13においてx方向)に、順に、赤(R)、緑(G)、青(B)の各サブ画素28が配列される。さらに、それらサブ画素28を含む画素27は、液晶パネル20の長手方向(x方向)および短手方向(y方向)に周期的に配置される。また、本実施の形態1において、サブ画素28の平面視の形状は長方形であり、同色の光を出射するサブ画素28は、図12に示すように、その長方形の長手が継目部11の延伸方向(y方向)に平行に配列される。つまり、サブ画素28は、その長方形の長手が境界部分33と平行な方向(y方向)に配置されている。
図14(a)、図14(b)および図14(c)は、散乱構造が設けられた境界部分33の断面と、その散乱構造から出射する光線を示す図である。図示は省略しているが、それぞれの図において、下方に液晶パネルが位置する。例えば、図14(a)の光線束36aを構成する3本の光線は、その液晶パネルが含む各サブ画素から出射している。図14(b)の光線束36bおよび図14(c)の光線束36cも同様である。図14(a)において、光線束36aの3本の光線は、いずれも同じ角度で前面保護板30の中を伝播し、境界部分33に達する。各光線は、境界部分33に形成された細かい凹凸からなる散乱構造34aによって出射方向が散乱され、各前面保護板30から異なる角度で出射する。観察者からは、光線の出射の状況によって、単色が強調されて見えたり、2色あるいは3色が混色されて見えたりするが、散乱構造34aの形状が空間的に細かく変化しているため、部分的に特定の色だけが観察される頻度は、散乱構造34aを設けない場合と比較して低減できる。
以上をまとめると、本実施の形態1のマルチディスプレイ装置100は、複数の液晶パネル20が整列配置され、隣り合う液晶パネル20との間に継目部11を含む液晶パネルアレイ10を備え、各液晶パネル20は、画像または映像を表示するアクティブエリア24が規定された表示面23を含み、裏面30bが各液晶パネル20の各表示面23に対向して配置され、表面30aには、平面視において液晶パネル20のアクティブエリア24に対応して配置される平坦部32と、継目部11に沿って配置され断面視において溝状の形状を有しアクティブエリア24から出射される光を屈折させる屈折光学素子31aとを含む前面保護板30をさらに備え、前面保護板30は、平坦部32と屈折光学素子31aとの境界部分33に複数の凹凸を有し、アクティブエリア24から出射される光を散乱させる散乱構造34を含む。以上のような構成により、マルチディスプレイ装置100は、混色表示の際、前面保護板30の屈折光学素子31aの境界部分33に現れる輝線の視認性を低減できる。その結果、複数の表示パネルを並べて配置したマルチディスプレイ装置であっても、それら表示パネルの継目がユーザーから見えないようにすることができる。本実施の形態1のマルチディスプレイ装置100は、従来よりも表示品位の高いディスプレイを提供できる。
実施の形態2におけるマルチディスプレイ装置について説明する。本実施の形態2のマルチディスプレイ装置は、実施の形態1のマルチディスプレイ装置100と比較して円弧を有する境界部分33に付与する散乱機能をより厳密に管理および規定する。その結果、マルチディスプレイ装置は、表示品位に影響することのない範囲で、確度高く単色輝線を従来よりも低減できることが特徴である。マルチディスプレイ装置のその他の構成などは、実施の形態1に示したマルチディスプレイ装置100と同様であるため説明は省略する。
以上をまとめると、本実施の形態2のマルチディスプレイ装置の湾曲部35に設けられた散乱構造34が有する凹凸の平均周期W5は、湾曲部35の幅W3よりも小さい。従って、本実施の形態2のマルチディスプレイ装置の散乱構造34は、各画素からの出射光を効率的に散乱させることができ、屈折光学素子31aの境界部分33に現れる単色輝線の視認性をさらに低減できる。その結果、マルチディスプレイ装置は、従来よりも表示品位のさらに高いディスプレイを提供できる。また、マルチディスプレイ装置は、散乱構造34を安価かつ簡単に確度高く実現でき、製造コストの低コスト化を実現することができる。
Claims (4)
- 複数の表示パネルが整列配置され、隣り合う前記表示パネルとの間に継目部を含む表示パネルアレイを備え、
各前記表示パネルは、画像または映像を表示するアクティブエリアが規定された表示面を含み、
裏面が各前記表示パネルの各前記表示面に対向して配置され、表面には、平面視において前記表示パネルの前記アクティブエリアに対応して配置される平坦部と、前記継目部に沿って配置され断面視において溝状の形状を有し前記アクティブエリアから出射される光を屈折させる屈折光学素子とを含む前面保護板をさらに備え、
前記前面保護板は、
前記平坦部と前記溝状の形状を有する前記屈折光学素子との間に、複数の凹凸を有する散乱構造を含み、
前記屈折光学素子の表面の形状は、前記散乱構造が有する前記凹凸を有さない面を含み、
前記散乱構造は、前記散乱構造が有する前記凹凸を有さない面と前記平坦部との間に設けられ、
前記散乱構造は、
前記アクティブエリアから出射された光を散乱させることを特徴とするマルチディスプレイ装置。 - 前記溝状の形状は、前記溝状の形状を構成する平面または曲面を含み、
前記散乱構造は、前記平面と前記平坦部との間、または、前記曲面と前記平坦部との間に設けられる、請求項1に記載のマルチディスプレイ装置。 - 前記散乱構造が有する前記凹凸の平均周期は、前記散乱構造の幅よりも小さい請求項1または請求項2に記載のマルチディスプレイ装置。
- 前記表示パネルは、前記アクティブエリア内に配列された複数の画素を含み、
前記散乱構造が有する前記凹凸の平均周期は、前記画素の幅よりも小さい請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のマルチディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016145109A JP6727054B2 (ja) | 2016-07-25 | 2016-07-25 | マルチディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016145109A JP6727054B2 (ja) | 2016-07-25 | 2016-07-25 | マルチディスプレイ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018017747A JP2018017747A (ja) | 2018-02-01 |
JP6727054B2 true JP6727054B2 (ja) | 2020-07-22 |
Family
ID=61076080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016145109A Active JP6727054B2 (ja) | 2016-07-25 | 2016-07-25 | マルチディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6727054B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102257615B1 (ko) | 2019-02-27 | 2021-05-27 | 서울대학교 산학협력단 | 패널 경계에서의 이미지 불연속 현상을 개선한 멀티 플렉서블 디스플레이 장치 및 이의 양면 반사체 제조방법 |
CN113160701B (zh) * | 2020-01-22 | 2023-03-07 | 群创光电股份有限公司 | 拼接显示装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0028890D0 (en) * | 2000-11-27 | 2001-01-10 | Isis Innovation | Visual display screen arrangement |
EP2306437A4 (en) * | 2008-06-26 | 2011-12-21 | Sharp Kk | DISPLAY DEVICE AND ELECTRONIC DEVICE |
WO2010140537A1 (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-09 | シャープ株式会社 | 表示装置 |
CN103339666B (zh) * | 2011-01-27 | 2016-06-15 | 夏普株式会社 | 多显示系统及其所用的透光性罩 |
JP2013072980A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 配列型表示装置 |
JP6138721B2 (ja) * | 2014-04-08 | 2017-05-31 | シャープ株式会社 | 表示装置およびそれを備える携帯端末機器 |
-
2016
- 2016-07-25 JP JP2016145109A patent/JP6727054B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018017747A (ja) | 2018-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8692737B2 (en) | Display device including light-transmitting cover with a lens portion | |
KR102433505B1 (ko) | 표시 장치 | |
KR102477818B1 (ko) | 표시 장치 | |
JP5269983B2 (ja) | 表示装置 | |
US8531623B2 (en) | Display device | |
US8572893B2 (en) | Display device | |
US8797234B2 (en) | Display device including light-transmitting cover with lens portion and electronic device including same | |
CN110178171B (zh) | 多显示器 | |
US8472114B2 (en) | Display device | |
US10649131B2 (en) | Display device and head-mounted display | |
JP6689745B2 (ja) | 表示装置 | |
JP2003506757A (ja) | タイル状フラットパネルディスプレイに最適化した設計特徴 | |
US20120293744A1 (en) | Light guide sheet and display device | |
US20210294018A1 (en) | Display device and head-mounted display | |
TWI683432B (zh) | 顯示裝置 | |
JP6138721B2 (ja) | 表示装置およびそれを備える携帯端末機器 | |
JP6727054B2 (ja) | マルチディスプレイ装置 | |
JP2007163627A (ja) | 照明装置、電気光学装置及び電子機器 | |
JP2007294465A (ja) | 照明装置、電気光学装置及び電子機器 | |
WO2022198679A1 (zh) | 拼接显示单元和显示屏 | |
JP6289782B1 (ja) | マルチディスプレイ | |
JP7148903B2 (ja) | 光学フィルム及び表示装置 | |
JP2013200495A (ja) | 配列型表示装置 | |
JP2008180800A (ja) | 表示素子および表示装置 | |
TWM645516U (zh) | 改良型裸視立體顯示裝置及其透鏡結構層 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181022 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190704 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190730 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190830 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200121 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20200131 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200511 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200602 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200630 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6727054 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |