以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る送信機管理装置および送信機管理装置用プログラムについて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る送信機管理装置を含む医療用システムの構成を示すブロック図である。
医療用システム100は、送信機120、受信機130、および送信機管理装置110を有する。送信機120の数および受信機130の数は限定されない。
送信機120は、テレメータ機器により構成されることができ、患者から計測された生体情報を、互いに異なるチャネルを使用して無線信号により送信する(以下、送信機120により送信される無線信号を「送信信号」と称する)。チャネルとは、生体情報を無線送信するために割り当てられた周波数である。チャネルは、送信機120に割り当てられた周波数帯域であるバンドの範囲内で設定され得る。送信機120は、通常、1人の患者に対して1つが取り付けられる。
受信機130は、例えば、セントラルモニタであり、各送信機120により送信された送信信号を受信し、送信信号を解析および処理することにより、生体情報を波形や数値等により表示する。生体情報には、例えば、心電図波形、心拍数、呼吸数、および酸素飽和度が含まれる。
受信機130には、各送信機120により使用されるチャネルが、各送信機120の情報と対応付けて設定され得る。これにより、受信機130は、送信信号の周波数に基づいてチャネルを認識することで送信信号を送信した送信機120を特定でき、計測した送信機120の情報とともに生体情報を表示できる。
送信機管理装置110は、例えば、PC(Personal Computer)により構成されることができ、送信機120に使用されるチャネルを管理する。
送信機120により使用されるチャネルは、病院等の施設内で設定されたゾーンにしたがって配分されることが望ましい。ゾーンとは、混信を起こさないチャネルの組合せである。混信とは、無線信号の電波が混じり正常な受信が困難になることであり、チャネルの重複、チャネルの周波数の近接、および相互変調により発生し得る。
図2は、バンドとチャネルとゾーンとの関係を示す説明図である。
例えば、送信機120にバンド1が割り当てられている場合は、チャネルは、420.0500MHz〜421.0375MHzの周波数範囲で、12.5kHz間隔で設定され得る。バンド1の範囲で設定されたチャネルは、ゾーン1〜ゾーン9の9つのゾーンに区分され得る。ゾーンは、同じゾーンに含まれるチャネル相互の混信が起こらないチャネルの組合せとして規定されている。そのため、送信機120が互いに比較的近接して設置され得る範囲を一つのサイトとして他のサイトと区分して設定し、同じサイトでは、同じゾーンに含まれるチャネルを使用することが望ましい。例えば、病院においては、病棟ごとの各階がサイトとして設定され得る。以下、1つのサイト内で、同じゾーンに含まれるチャネルのみが使用されるように管理することをゾーン管理と称する。
本明細書においては、ゾーン番号が同じでも、異なるバンド内で区分されたゾーンは異なるゾーンとして説明する。例えば、バンド1のゾーン1と、バンド2のゾーン1は異なるゾーンである。
図3は、送信機120の構成を示すブロック図である。
送信機120は、制御部121、センサー122、記憶部123、送信部124、および制御信号入力部125を有する。
センサー122は、患者の生体情報を計測する。センサー122は、例えば、心電図電極等により構成され得る。
記憶部123は、各種プログラムおよび各種データを記憶する。記憶部123は、例えば、RAM(Random Access Memory)、およびフラッシュメモリにより構成され得る。RAMは、例えば、制御部121によりプログラムが実行される際の作業領域として使用される。フラッシュメモリには、制御部121が送信機120の各構成要素を制御するともに、各種データを処理するためのプログラムが記憶される。また、フラッシュメモリには、送信機120に設定されたチャネルの情報や、センサー122により計測された生体情報を含む各種データが記憶される。フラッシュメモリには、送信機120に設定されたチャネルの情報として、例えば、1001〜6080のいずれかのチャネルの番号が記憶され得る。
送信部124は、センサー122により計測された生体情報を、記憶部123に記憶されているチャネルの情報に含まれるチャネルの周波数で生体情報を無線送信する。
制御信号入力部125は、送信機管理装置110の制御信号出力部116から出力された制御信号を受信あるいはチャネルライタを接続するためのインターフェースである。制御信号入力部125は、例えば、USB(Universal Serial Bus)、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)、IrDA(Infrared Data Association)、D−sub(D−subminiature)等により構成され得る。または、制御信号入力部125は、例えば、センサー122を構成するインターフェースと同じインターフェースにより構成され得る。
制御部121は、CPU(Central Processing Unit)により構成されることができ、プログラムにしたがい送信機120の各構成要素を制御するとともに、各種データを処理する。
図4は、受信機の構成を示すブロック図である。
受信機130は、制御部131、操作部132、記憶部133、受信部134、および表示部135を有する。
受信部134は、各送信機120から送信信号を受信するとともに、送信信号の周波数に基づいてチャネルの番号を認識する。受信部134は、受信するチャネルを適宜切り替えて、ユーザーにより指定されたチャネルの送信信号のみを受信し得る。
操作部132は、ユーザーによる各種入力を受け付ける。操作部132は、キーボード等のハードウェア、表示部135に表示されるスクロールバー、ダイアログボックス、およびチェックボックス等により構成され得る。例えば、表示部135に表示されるチャネルの設定画面(図示せず)において、送信機120ごとに設定されたチャネルの番号がユーザーにより入力されることで、チャネルの番号が各送信機120と対応付けされて記憶部314において記憶され得る。これにより、各送信機120に設定されたチャネルの番号が受信機130において設定され得る。ユーザーは、各送信機120の情報と関連付けられて送信機管理装置110に登録されたチャネルの番号の情報に基づいて、送信機120ごとにチャネルの番号を設定できる。
記憶部133は、各種プログラムおよび各種データを記憶する。記憶部133は、例えば、RAM、およびHDD(Hard Disk Drive)により構成され得る。RAMは、例えば、制御部131によりプログラムが実行される際の作業領域として使用される。HDDには、制御部131が受信機130の各構成要素を制御するとともに、各種データを処理するためのプログラムが記憶される。また、HDDには、送信機120ごとに設定されたチャネルの番号が各送信機120と対応付けされて記憶される。また、HDDには、受信部134により受信された生体情報が記憶される。
表示部135は、例えば、液晶表示装置により構成されることができ、受信部134により受信された送信信号に含まれる生体情報を表示する。表示部135は、生体情報を、送信信号の周波数に基づき受信部134により認識されたチャネルの番号が設定された送信機120により測定された生体情報として表示し得る。また、表示部135は、スクロールバー、ダイアログボックス、およびチェックボックス等のユーザーインターフェースを表示する。
制御部131は、CPUにより構成されることができ、プログラムにしたがい受信機130の各構成要素を制御するとともに、各種演算処理を行う。
図5は、送信機管理装置の構成を示すブロック図である。
送信機管理装置110は、制御部111、操作部112、記憶部113、表示部114、登録情報出力部115、および制御信号出力部116を有する。制御部111および操作部112はサイト受付部およびチャネル受付部を構成する。制御部111は特定部を構成する。制御部111および記憶部113は登録部を構成する。
操作部112は、ユーザーによる各種入力を受け付ける。操作部112は、キーボード等のハードウェア、表示部114に表示されるスクロールバー、ダイアログボックス、およびチェックボックス等により構成され得る。
表示部114は、例えば、液晶表示装置により構成されることができ、後述する施設構造図、ゾーン管理表、およびチャネル一覧等を表示する。また、表示部114は、スクロールバー、ダイアログボックス、およびチェックボックス等のユーザーインターフェースを表示する。
記憶部113は、各種プログラムおよび各種データを記憶する。記憶部113は、例えば、RAMおよびHDDにより構成され得る。RAMは、例えば、制御部111によりプログラムが実行される際の作業領域として使用される。HDDには、制御部111が送信機管理装置110の各構成要素を制御するとともに、各種データを処理するためのプログラムが記憶される。また、HDDには、送信機120により使用されている使用チャネルが、当該使用チャネルを使用する送信機120の情報と関連付けられて記憶されることで登録される。また、HDDには、施設構造図、ゾーン管理表、およびチャネル一覧が記憶される。
登録情報出力部115は、施設構造図、ゾーン管理表、およびチャネル一覧を用紙に印刷して出力する。また、登録情報出力部115は、施設構造図、ゾーン管理表、およびチャネル一覧を、PDFまたはCSV等のファイル形式でデータとして出力する。また、登録情報出力部115は、登録された送信機120の情報を使用チャネルと関連付けて出力する。登録情報出力部115は、プリンタードライバーおよびプリンタ等により構成され得る。
制御信号出力部116は、送信機120へのチャネルの設定または送信機120に設定されたチャネルの変更を行うための制御信号を送信機120またはチャネルライタ(図示せず)に出力するためのインターフェースである。チャネルの設定または変更が行われる送信機120が制御信号出力部116に接続された状態または送信機120がチャネルライタに接続され、チャネルライタが制御信号出力部116に接続された状態で、制御信号出力部116から送信機120またはチャネルライタに制御信号が出力される。これにより、制御信号にしたがい、送信機120へのチャネルの設定または送信機120に設定されたチャネルの変更が行われる。
制御部111は、CPUにより構成されることができ、プログラムにしたがい送信機管理装置110の各構成要素を制御するとともに、各種演算処理を行う。
図6は、表示部114に表示された施設構造図を示す図である。施設構造図は、登録された使用チャネルを使用する送信機120の設置場所およびチャネルの使用状況を、送信機120が設置された施設の構造とともに示す図である。
施設構造図は、送信機管理装置110において送信機管理装置用プログラムを起動させたときに表示部114に表示されるメイン画面において「送信機配置」タブを選択することで表示される。
施設構造図には、(1)施設内に設定されたサイト、(2)各サイトにおいて設定されたゾーン、(3)ゾーンに含まれる全チャネル、(4)使用チャネルと空きチャネルの区別、および、(5)全チャネル数に対する使用チャネル数の比等、が表示される。
(1)に関しては、2つの病棟(A棟、B棟)を有する病院に8つのサイト(A棟西病棟の2階、3階、5階、A棟東病棟の2階、3階、5階、B棟の2階の透析室、循環器内科病棟)が設定されていることが表示されている。(2)に関しては、例えば、A棟東病棟5階のサイトには「ゾーン1 バンド4」と表示されることで、A棟東病棟5階のサイトには「ゾーン1 バンド4」というゾーンが設定されていることが表示されている。(3)に関しては、例えば、A棟東病棟3階のサイトでは、3003、3007、3012、3019、3025、3035、3051が「ゾーン3 バンド3」というゾーンに含まれる全チャネルであることが表示されている。(4)に関しては、例えば、A棟西病棟5階のサイトでは、使用チャネルである6001が濃い色で、空きチャネルである6004が薄い色で表示されることで使用チャネルと空きチャネルの区別が表示されている。(5)に関しては、例えば、A棟東病棟5階のサイトには、「0/10」という表示により全チャネル数である10に対する使用チャネル数である0の比が表示されている。
表示部114に表示された施設構造図の画面において使用チャネルとして表示されているチャネルは、使用されているサイト以外の他のサイトにドラッグおよびドロップされることで他のサイトが指定されることにより、当該他のサイトへ移動され得る。同様に、施設構造図の画面において使用チャネルとして表示されているチャネルは、管理部門にドラッグおよびドロップされることで管理部門が指定されることにより、管理部門へ返却され得る。これにより、当該チャネルを使用する送信機120の移動や返却を送信機管理装置110に登録し得る。
施設構造図の画面において使用チャネルとして表示されているチャネル(例えば、チャネル6030)を右クリックすると、プルダウンメニューが表示される。当該プルダウンメニューにおいて、同じサイト内でのチャネルの変更、管理部への送信機120の返却、および故障による管理部への送信機120の返却のいずれかが選択されることで、選択された処理内容が送信機管理装置110に登録される。
施設構造図の右画面においては、送信機一覧が表示される。送信機一覧には、管理部に保管中、サイトで使用中、および修理中の状態の送信機120の情報の一覧が表示される。送信機120の情報には、送信機120の状態、型式、使用チャネルとして登録されたチャネル、場所、ゾーン、バンド、およびシリアル番号が含まれる。なお、使用チャネルが変更された送信機120は、変更されたチャネルを他のチャネルと区別できるような色で強調表示され得る。
なお、ゾーン管理をしない場合は、施設構造図には、(1)施設内に設定されたサイト、および(2)各サイトにおいて使用されている使用チャネルが表示される。また、送信機120の情報には、送信機120の状態、型式、使用チャネルとして登録されたチャネル、場所、およびシリアル番号が含まれる。
図7は、表示部114に表示された施設構造図において管理部門が選択された場合に表示される画面を示す図である。
送信機一覧には、選択されたサイトまたは管理部門に存在する送信機120の情報が表示される。
送信機一覧において、送信機配置先のプルダウンメニューにおいていずれかのサイトを選択すると、選択されたサイトに送信機120を移動する場合に、送信機120に設定された使用チャネルの設定変更が必要な送信機120と、設定変更が不要な送信機120とが区別できるように表示される。図7においては、使用チャネルの設定変更が不要な送信機120の情報が太字で、設定変更が必要な送信機120の情報が細字で示されている。
送信機一覧におけるいずれかの送信機120の表示を施設構造図の左画面に表示されたいずれかのサイトにドラッグおよびドロップすることで当該サイトを指定することにより、送信機120の当該サイトへの移動を登録し得る。
送信機一覧において送信機120の情報のいずれかの項目をクリックすることで、その項目で送信機一覧をソートし得る。
図8は、送信機120の移動が指定された際に表示される確認画面を示す図である。
図8のAは、送信機120の移動が指定された際に表示部114に表示される確認画面を示す図である。
確認画面において「OK」ボタンが選択されると、ユーザーによる送信機120の移動の指定が維持され、「キャンセル」ボタンが選択されると、ユーザーによる送信機120の移動の指定が解除される。
図8のBは、移動しようとする送信機120のチャネルが移動先として指定されたサイトに設定されたゾーンに含まれていない場合に表示される警告画面を示す図である。
移動しようとする送信機120のチャネルが移動先として指定されたサイトに設定されたゾーンに含まれていない場合は、登録されている使用チャネルと混信を起こす可能性がある。警告画面を表示することにより、混信の可能性を承知した上でのユーザーの意思を確認できる。
警告画面において「チャネル書換」ボタンが選択されると、図8のCの画面が表示され、移動先として指定されたサイトに設定されたゾーンに含まれる空きチャネルが表示されるとともに、チャネル書き換えにより設定しようとするチャネルの指定が促される。使用チャネルとして登録されていないチャネルが空きチャネルとして特定され得る。
図8のCは、チャネル書き換えが選択された際に表示されるチャネルの指定画面を示す図である。
チャネルの指定画面においては、移動先として指定されたサイトに設定されたゾーンに含まれる空きチャネルが濃い文字で表示される。なお、当該ゾーンに含まれる使用チャネルは、薄い文字で表示され得る。
チャネルを指定するためのダイアログボックスに、表示されたチャネルのいずれかを入力して、「設定」ボタンを選択すると、図8のDの確認画面における確認終了後に、入力されたチャネルへの送信機120のチャネルの書き換え(変更)が登録される。なお、表示されたチャネル以外のチャネルへの変更もし得る。この場合は、使用チャネルと混信を起こす可能性がある旨の警告画面をさらに表示し、混信の可能性を承知した上でのユーザーの意思を再度確認し得る。
チャネルの指定画面において「キャンセル」ボタンが選択されると、ユーザーによる送信機120の移動の指定が解除される。
図8のDは、チャネルの書き換えの際に表示される書き換え後チャネルの確認画面を示す図である。
書き換え後チャネルの確認画面においては、図8のCにおいてユーザーが指定したチャネルが表示される。
書き換え後チャネルの確認画面において「OK」ボタンが選択されると、書き換え後のチャネルとして表示されたチャネルへの送信機120の書き換えが登録される。「キャンセル」ボタンが選択されると、ユーザーによる送信機120の移動の指定が解除される。また、送信機管理装置110の制御信号出力部116から、書き換え後のチャネルとして表示されたチャネルに送信機120のチャネルを書き換えるための制御信号が出力され得る。これにより、ユーザーに移動が指定された送信機120が、制御信号出力部116に接続されたチャネルライタに接続されている場合は、書き換え後のチャネルとして表示されたチャネルへの送信機120の書き換えが併せて実施され得る。
なお、ゾーン管理をしない場合は、図8のBおよびCの画面の代わりに、次のような画面が表示され、処理され得る。
指定したサイトへ移動しようとする送信機120のチャネルが、使用チャネルと重複し、または使用チャネルの周波数と隣接する周波数のチャネルである場合は、図8のBと同様に警告画面を表示して、送信機120のチャネルの書き換えを促す。この際、移動しようとする送信機120のチャネルが、使用チャネルと重複する場合は、送信機120の移動が禁止される。移動しようとする送信機120のチャネルが、使用チャネルの周波数と隣接する周波数のチャネルである場合は、混信の可能性を表示し、ユーザーの意思を確認した上で、送信機120の移動が可能とされる。
チャネルの書き換えをする場合は、後述するチャネル使用状況一覧の画面を表示するとともに、図8のCと同様に、チャネルを指定するためのダイアログボックスを表示する。使用チャネルと重複するチャネルの指定は禁止され、使用チャネルの周波数と隣接する周波数のチャネルが指定された場合は、再度、図8のBと同様の警告画面が表示され得る。
図9は、表示部114に表示されたゾーン管理表を示す図である。ゾーン管理表は、登録された使用チャネルを使用する送信機120の設置場所および登録されたチャネルの使用状況をゾーンごとに示す図である。
ゾーン管理表は、送信機管理装置110において送信機管理装置用プログラムを起動させたときに表示部114に表示されるメイン画面において「ゾーン管理表」タブを選択することで表示される。
ゾーン管理表は、施設構造図の情報とリンクしており、各バンドにおける各ゾーンのチャネルを使用する送信機120の配置場所を表示する。なお、図9においては、配置の欄における送信機120の配置場所の表示が省略されている。
ゾーン管理表は、施設構造図の情報とリンクしているため、ゾーン管理表における送信機120の配置場所の編集は禁止され得る。
なお、ゾーン管理をしない場合は、ゾーン管理表は表示されない。
図10は、表示部114に表示されたチャネル一覧を示す図である。チャネル一覧は、登録された使用チャネルを使用する送信機120の設置場所およびチャネルの使用状況をチャネルごとに示す図である。
チャネル一覧は、送信機管理装置110において送信機管理装置用プログラムを起動させたときに表示部114に表示されるメイン画面において「チャネル管理表」タブを選択することで表示される。
チャネル一覧は、施設構造図の情報とリンクしており、バンドごとに各チャネルを使用する送信機120の配置場所を表示する。ゾーンの表示は、チャネルの表示欄をゾーンごとに色分けすることで行い得る。なお、図10においては、配置の欄における送信機120の配置場所の表示が省略されている。
チャネル一覧は、施設構造図の情報とリンクしているため、チャネル一覧における送信機120の配置場所の編集は禁止され得る。
なお、ゾーン管理をしない場合は、チャネルの表示欄のゾーンごとの色分けはされない。
図11は、表示部114に表示された送信機管理画面を示す図である。図12は、送信機管理画面において送信機120を新たに登録する際に表示される送信機新規登録画面を示す図である。
送信機管理画面は、送信機管理装置110において管理者用プログラムを起動させたときに表示部114に表示される初期画面において「送信機管理」タブを選択することで表示される。送信機管理画面および送信機新規登録画面の表示や、送信機管理画面に入力されたデータの処理等は、管理者用プログラムにしたがい、制御部111により実行される。
送信機管理画面は、送信機管理装置110の管理者が、登録されている送信機120の検索、および送信機120の新規登録等を行うための画面である。
送信機管理画面には、登録されている送信機120の状態、型式、チャネル、シリアル番号、メーカー、納入年月日、および、配置場所が表示される。さらに、送信機120のチャネルのゾーンおよびバンド、ならびに測定可能パラメータ(例えば、心電図波形、呼吸数、および酸素飽和度)等が表示される。各項目名がクリックされることで、その項目でソートされ得る。
機器検索のダイアログボックスに、上記各項目の情報が入力されて、「検索」ボタンが選択されることで、入力された情報に該当する送信機120のみが表示される。送信機120が選択された状態で、「除却」ボタンが選択されることで、選択された送信機120が送信機管理画面から消去される。送信機管理画面から消去された送信機120は登録が抹消され得る。
「新規登録」ボタンが選択されると、図12に示す送信機新規登録画面が表示される。送信機新規登録画面において、送信機120の型式、メーカー、シリアル番号、チャネル、納入年月日、および測定可能パラメータ等の送信機情報が入力されて、「登録」ボタンが選択されることで、送信機120が新たに登録される。
なお、送信機新規登録画面において入力される送信機情報は、既存のME機器管理システムにおいて管理される送信機情報と整合させることが望ましい。これにより、ME機器管理システムから入力された送信機情報のデータを送信機管理装置110で利用できる。送信機情報をME機器管理システムと同期させることで、より簡便かつ正確に送信機120の登録ができる。また、送信機管理装置110において登録された送信機情報をME機器管理システムへ出力してME機器管理システムで利用できる。ME機器管理システムの例としては、CEIA(Clinical Engineering Information Administration)がある。
図13は、表示部114に表示された施設マップ編集画面を示す図である。
施設マップ編集画面は、送信機管理装置110において管理者用プログラムを起動させたときに表示部114に表示される初期画面において「施設マップ編集」タブを選択することで表示される。施設マップ編集画面の表示や、施設マップ編集画面に入力されたデータの処理等は、管理者用プログラムにしたがい、制御部111により実行される。
施設マップ編集画面は、施設構造図を作成するために施設の基本的構造を登録するための画面である。図13のAは、施設の構造を入力する画面であり、図13のBは、施設のフロア(階)ごとに、サイト数を入力する画面である。
図13のAの画面において、ダイアログボックスに、それぞれ施設の棟名と棟の階数が入力され、「棟情報入力」ボタンが選択されると、図13のBの画面が表示される。
図13のBの画面において、フロア名とサイト数が入力され、「OK」ボタンが選択されると、施設の棟名、棟の階数、フロアごとのサイトの数が登録される。
なお、棟が複数ある場合は、図13のAの画面において、「棟追加」ボタンが選択されることで登録する棟を増加させ得る。また、棟のアイコン上で右クリックすることで当該棟が削除され得る。
図14は、表示部114に表示された施設属性編集画面を示す図である。図15は、サイト名を変更するための画面を示す図である。
施設属性編集画面は、送信機管理装置110において管理者用プログラムを起動させたときに表示部114に表示される初期画面において「ゾーン配置」タブを選択することで表示される。施設属性編集画面の表示や、施設属性編集画面に入力されたデータの処理等は、管理者用プログラムにしたがい、制御部111により実行される。
施設属性編集画面は、施設構造図を作成するために、施設マップ編集画面において登録された各サイトの属性を登録するための画面である。
施設属性編集画面には、登録された施設の棟、棟の階数、および各階のサイト数の情報に基づいて作成されたサイトのフレームが表示される。
サイトのフレームにおいて、サイト名がダブルクリックされると、図15の画面が表示される。図15の画面のダイアログボックスにおいてサイト名を書き換えることでサイト名が編集され得る。
施設属性編集画面において、「ゾーン管理をする」のチェックボックスをチェックすることで、ゾーン管理することを指定できる。さらに、送信機120を使用するサイトについては、「送信機使用」のチェックボックスをチェックすることで、ゾーン番号およびバンド番号を入力するためのダイアログボックスが表示される。ゾーンおよびバンドのダイアログボックスにそれぞれゾーン番号およびバンド番号が入力されることにより、サイトごとにゾーンが設定される。
送信機120を管理する部門がある場合、「管理部」のラジオボタンを選択する。
送信機120を使用するサイトにおいては、「送信機数」のダイアログボックスに当該サイトで使用する送信機120の数を入力することで使用予定の送信機120の数を登録できる。入力された送信機120の数に応じて、ゾーンおよびバンドのダイアログボックスが増加され得る。これは、一つのゾーンで設定可能なチャネルの数が限定されているからである。
送信機120の数を入力した後、「自動配置」ボタンを選択すると、チャネルの混信が起こらないようにゾーンの自動配置がなされ、ゾーンおよびバンドのダイアログボックスにそれぞれゾーン番号およびバンド番号が入力される。この際、チェックボックスにチェックすることで使用するバンドを指定できる。
なお、ゾーンおよびバンドはダイアログボックスに手動で入力することで任意に指定し得る。その際、他のサイトで使用されているゾーンおよびバンドが入力されると、当該サイトを表示する部分が強調表示され、警告メッセージが表示されることにより、ゾーンおよびバンドの再設定が促され得る。再設定がされない限り、ゾーンおよびバンドの設定は完了されない。
他のサイトで使用されているゾーンに隣接するゾーンが指定されると、当該サイトを表示する部分が強調表示され、隣接ゾーンの使用になる旨の警告を表示する。この場合、ゾーンおよびバンドの再設定がされなくても、隣接ゾーンの使用になることを承知した上でのユーザーの意思が確認されることにより、ゾーンおよびバンドの設定が完了され得る。
なお、ゾーン管理をしない場合は、ゾーンおよびバンドのダイアログボックスは表示されず、ゾーンの自動配置もなされない。
図16は、表示部114に表示されたチャネル変更リストの画面を示す図である。
チャネル変更リストは、施設構造図が表示された画面において、「チャネル変更リスト」ボタンが選択された際に表示される。チャネル変更リストの表示や、チャネル変更リストの画面に入力されたデータの処理等は、送信機管理プログラムにしたがい、制御部111により実行される。
チャネル変更リストは、確認画面を構成する。
チャネル変更リストには、施設構造図が表示された画面において、チャネルの変更が行われた送信機120の情報が追加される。
チャネル変更リストには、チャネルの変更が行われた送信機120の情報として、送信機120の型式、シリアル番号、変更前チャネル、変更後チャネル、配置場所、および変更日時が表示される。
ユーザーにより送信機120のチャネルが実際に変更された後、チェックボックスがチェックされ、「チャネル変更済 消去」ボタンが選択されることにより当該送信機120の情報がチャネル変更リストから消去される。これにより、施設構造図が表示された画面において、チャネル変更(チャネルの書き換え)の指定がされることで強調表示されていたチャネルの当該強調表示が解除される。
チャネル変更リストに送信機120の情報の表示が残っている場合は、送信機管理プログラムが終了する際に、チャネル変更リストが表示される。チャネル変更リストから送信機120の情報の表示が消去されない限り、チャネル変更リストの表示が継続され、送信機管理プログラムの終了が妨げられる。これにより、ユーザーの忘却により、送信機120のチャネルが変更されず、登録された使用場所へ移動されない状態で放置されることを防止できる。
チャネル変更リストは、例えば、施設構造図が表示された画面において、所定のコマンドを入力することで表示され得る。
図17は、表示部114に表示された管理表出力画面を示す図である。
管理表出力画面において、施設構造図、ゾーン管理表、およびチャネル一覧のうち出力したい図表を選択し、「印刷」、「PDF出力」、および「CSV出力」のいずれかのボタンを選択することにより、選択した形式で上記図表を出力できる。すなわち、「印刷」ボタンを選択した場合は、登録情報出力部115により用紙に図表が印刷され出力される。「PDF出力」および「CSV出力」を選択すると、登録情報出力部115により、それぞれ、PDFおよびCSVのファイル形式で図表のデータが出力される。
送信機管理装置110の動作について説明する。
図18は、送信機管理装置の動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、送信機管理装置用プログラムにしたがい送信機管理装置110の制御部111により実行されることができる。
制御部111は、施設構造図の画面において使用チャネルとして表示されているチャネルが、使用しているサイト以外の他のサイトまたは管理部にドラッグおよびドロップされたかどうか判断する(S101)。
制御部111は、使用チャネルとして表示されているチャネルが、使用しているサイト以外の他のサイトまたは管理部にドラッグおよびドロップされたと判断した場合は(S101:YES)、他のサイトにドラッグおよびドロップされたかどうか判断する(S102)。
制御部111は、他のサイトにドラッグおよびドロップされず、管理部にドラッグおよびドロップされたと判断した場合は(S102:NO)、送信機120の管理部への返却を登録する(S115)。その後、送信機120の管理部への返却の確認画面を表示し(S107)、ユーザーによる確認の応答があった場合は(S108:YES)、プログラムを終了する。この際、送信機120を実際に管理部に返却した後に確認の応答を行うことをユーザーに義務付けることにより、送信機120の管理部への返却を担保できる。ユーザーによる確認の応答がない場合は(S108:NO)、プログラムは終了しない。これによって、ユーザーの忘却により、送信機120が管理部へ返却されない状態で放置されることを防止できる。
制御部111は、他のサイトにドラッグおよびドロップされたと判断した場合は(S102:YES)、送信機120のチャネルが、当該他のサイトに設定されたゾーン内のチャネル(すなわち、同じバンドの同じゾーンに含まれるチャネル)かどうか判断する(S103)。
制御部111は、送信機120のチャネルが他のサイトに設定されたゾーン内のチャネルであると判断した場合は(S103:YES)、送信機120のチャネルが使用チャネルと重複するかどうか判断する(S113)。
制御部111は、重複がないと判断した場合は(S113:NO)、送信機120のチャネルを変更せずに、送信機120のチャネルの使用場所の変更を登録する(S114)
。その後、送信機120のチャネルの使用場所の確認画面が表示され(S107)、ユーザーによる確認の応答があった場合は(S108:YES)、プログラムを終了する。この際、送信機120を実際に変更後のチャネルの使用場所に設置した後に確認の応答を行うことをユーザーに義務付けることにより、送信機120の登録された使用場所への移動を担保できる。ユーザーによる確認の応答がない場合は(S108:NO)、プログラムは終了しない。これによって、ユーザーの忘却により、送信機120が登録された使用場所へ移動されない状態で放置されることを防止できる。
制御部111は、重複があると判断した場合は(S113:YES)、ステップS104に移行して処理を継続する。
制御部111は、ステップS103で、送信機120のチャネルが他のサイトに設定されたゾーン内のチャネルではないと判断した場合は(S103:NO)、使用可能なチャネルとして、他のサイトに設定されたゾーンに含まれるチャネルを表示する(S104)。これにより、ユーザーは、使用可能なチャネルとして表示されたチャネルから、送信機120のチャネルとして設定すべきチャネルを選択することが促される。
制御部111は、ユーザーにより指定されたチャネルが、使用可能なチャネルとして表示したチャネルかどうか判断する(S105)。
制御部111は、ユーザーにより指定されたチャネルが、使用可能なチャネルとして表示したチャネルであると判断した場合は(S105:YES)、送信機120のチャネルの指定されたチャネルへの変更を登録する(S106)。その後、送信機120の使用場所の確認画面を表示し(S107)、ユーザーによる確認の応答があった場合は(S108:YES)、プログラムを終了する。この際、送信機120のチャネルを実際に変更後のチャネルに設定し、かつ、使用場所に設置した後に確認の応答を行うことをユーザーに義務付けることにより、送信機120のチャネルの変更および登録された使用場所への移動を担保できる。ユーザーによる確認の応答がない場合は(S108:NO)、プログラムは終了しない。これによって、ユーザーの忘却により、送信機120のチャネルが変更されず、登録された使用場所へ移動されない状態で放置されることを防止できる。
なお、ユーザーは、ステップS104において表示されたチャネルのうちのいずれかを常時指定することにより、ゾーン管理を行うことができる。一方、ステップS104において表示されたチャネル以外のチャネルがユーザーにより指定されると、ゾーン管理がなされていないことになる。
制御部111は、ユーザーにより指定されたチャネルが、使用可能なチャネルとして表示したチャネルではないと判断した場合は(S105:NO)、指定されたチャネルが使用チャネルと重複するかどうか判断する(S109)。
制御部111は、指定されたチャネルが使用チャネルと重複すると判断した場合は(S109:YES)、ステップS104に再度移行し、使用可能なチャネルとして、他のサイトに設定されたゾーンに含まれるチャネルを表示する。
制御部111は、指定されたチャネルが使用チャネルと重複しないと判断した場合は(S109:NO)、指定されたチャネルが他のサイトで使用されることで使用チャネルとの混信が起こるかどうか判断する(S110)。例えば、他のサイトで使用チャネルの登録が無い場合は、混信が起こらないと判断する。一方、例えば、指定されたチャネルが他のサイトで使用されている使用チャネルと隣接するチャネルである場合は、混信が起こると判断し得る。
制御部111は、指定されたチャネルが他のサイトで使用されることで使用チャネルとの混信が起こらないと判断した場合は(S110:NO)、送信機120のチャネルの指定されたチャネルへの変更を登録する(S106)。その後、送信機120の使用場所の確認画面が表示され(S107)、ユーザーによる確認の応答があった場合は(S108:YES)、プログラムが終了され得る。この際、送信機120のチャネルを実際に変更後のチャネルに設定し、かつ、使用場所に設置した後に確認の応答を行うことをユーザーに義務付けることにより、送信機120のチャネルの変更および登録された使用場所への移動を担保できる。ユーザーによる確認の応答がない場合は(S108:NO)、プログラムは終了しない。これによって、ユーザーの忘却により、送信機120のチャネルが変更されず、登録された使用場所へ移動されない状態で放置されることを防止できる。
制御部111は、指定されたチャネルが他のサイトで使用されることで使用チャネルとの混信が起こり得ると判断した場合は(S110:YES)、登録されている使用チャネルと混信を起こす可能性があることの確認を促す警告画面を表示する(S111)。
制御部111は、警告画面においてユーザーによりチャネル変更をしない旨の応答があったことによりチャネル変更の意思がないことを確認した場合は(S112:NO)、送信機120のチャネルの指定されたチャネルへの変更を登録する(S106)。使用チャネルとの混信を起こす可能性があっても指定されたチャネルへの変更を登録するのは、緊急の場合等に、1つのサイトで比較的多くの送信機120を使用しなければならない場合があるからである。その後、送信機120の使用場所の確認画面が表示され(S107)、ユーザーによる確認の応答があった場合は(S108:YES)、プログラムを終了する。この際、送信機120のチャネルを実際に変更後のチャネルに設定し、かつ、使用場所に設置した後に確認の応答を行うことをユーザーに義務付けることにより、送信機120のチャネルの変更および登録された使用場所への移動を担保できる。ユーザーによる確認の応答がない場合は(S108:NO)、プログラムは終了しない。これによって、ユーザーの忘却により、送信機120のチャネルが変更されず、登録された使用場所へ移動されない状態で放置されることを防止できる。
制御部111は、警告画面においてユーザーによりチャネル変更をする旨の応答があったことによりチャネル変更の意思があることを確認した場合は(S112:YES)、再度ステップS104に移行する。
本実施形態は以下の効果を奏する。
ユーザーが送信機を設置しようとするサイトに応じて、すでに使用されているチャネルと混信を起こさない空きチャネルを特定して表示することにより、混信を起こさないチャネルの送信機への設定を確実かつ容易に実現できる。
さらに、サイトごとに設定された、混信を起こさないチャネルの組合せからなるゾーンのうち、送信機を設置しようとするサイトに設定されたゾーンにおいて使用されていないチャネルを特定して表示する。これにより、ゾーン管理に基づいて、送信機へのチャネルの設定をより適切に実現できる。
さらに、ユーザーが送信機を設置しようとするサイトで送信機に使用するチャネルとして指定されたチャネルを使用チャネルとして登録し、登録されていないチャネルを空きチャネルとして特定する。これにより、短時間で、かつより確実に混信を起こさないチャネルの設定ができる。
さらに、登録されている使用チャネルと同一のチャネルがユーザーにより指定された場合、指定されたチャネルの登録を拒否する。これにより、短時間で、かつより確実にチャネルの重複使用を防止できる。
さらに、登録されている使用チャネルと混信を起こすチャネルがユーザーにより指定された場合、警告を発する。これにより、警告することで、混信の可能性を承知した上でのユーザーの意思を確認できる。
さらに、ユーザーが送信機を設置しようとするサイトに設定されたゾーンに含まれていないチャネルがユーザーにより指定された場合、警告を発する。これにより、警告することで、ゾーン管理がされないことによる混信の可能性を承知した上でのユーザーの意思を確認できる。
さらに、登録された使用チャネルを使用する送信機の設置場所およびチャネルの使用状況の少なくとも一つを、施設構造図、ゾーン管理表、およびチャネル一覧の少なくとも一つによりさらに表示する。これにより、送信機の設置場所およびチャネルの使用状況のいずれかを把握しようとするユーザーに対し、より適切な表示方法で情報を提示できる。
さらに、使用チャネルを使用する送信機の情報を、使用チャネルと関連付けて登録し、登録された送信機の情報を、使用チャネルと関連付けて出力する。これにより、使用チャネルを使用する送信機の情報をより簡潔にユーザーに提示できる。
さらに、ユーザーにより指定されたチャネルを受け付けた際に、当該チャネルへの送信機のチャネルの設定または変更を行うための制御信号を出力させる。これにより、指定されたチャネルを受け付ける際に、併せて送信機へのチャネルの設定または変更を行うことができるため、ユーザーの忘却により、送信機のチャネルが設定または変更されない状態で放置されることをより確実に防止できる。
さらに、登録された使用チャネルに送信機のチャネルが設定されたことの確認を求める確認画面を表示し、確認画面において確認したことを示す応答がユーザーにより入力されない限り確認画面の表示を継続する。これにより、ユーザーにより送信機へのチャネルの設定が確認されない限りプログラムを終了させないことで、ユーザーの忘却により、送信機のチャネルが設定または変更されない状態で放置されることを防止できる。
以上、本発明の実施形態に係る送信機管理装置および送信機管理装置用プログラムについて詳細に説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態においては、ユーザーに指定されたサイトで使用された場合に使用チャネルと混信を起こさないチャネルとして、当該サイトに設定されたゾーンに含まれる空きチャネルを表示している。しかし、混信を起こさないチャネルであれば、当該ゾーンに含まれない空きチャネルを表示してもよい。
また、混信を起こさないチャネルを表示せずに、当該混信を起こさないチャネルのうちのいずれかを、送信機が使用するチャネルとして送信機管理装置が自動的に決定してもよい。
また、上述した実施形態においては、ユーザーに指定されたチャネルが使用チャネルと混信を起こす可能性がある場合に警告として警告画面を表示するが、警告は音声等によってなされてもよい。
また、送信機管理装置が有する機能を受信機が有するようにすることで、送信機管理装置が受信機に組み込まれてもよい。
また、上述した実施形態においてプログラムにより実現される機能の一部または全部を回路等のハードウェアにより実現してもよい。